苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:Rゆらぎ

L-211202207月シークレットレクチャー -09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 

 

コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を疑う(過信しない)私たちが心がけるのは、狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それが「可能世界w1からw2へジャンプ」する秘訣。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

その狭く高いCZへ向かうエネルギーこそが、本物(Authentic)のエフィカシーです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 もうひとつ心がけることを挙げれば、「『CZは空である』と意識に上げ続ける」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

  すべて空

 

 バラバラな情報が合成され“記憶”となるのは“今、この一瞬”です。

 (詳しくはこちら↓)

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 

 ラスト3回は、「CZは空である」と意識に上げ続けながら、「(CZは)狭く! 高く!」を実践し、「可能世界w1からw2へジャンプ」する意識状態を作り上げる ためのワークを紹介します。まずはこちらから

 

<ワーク1> 逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール → モニタリング =Rゆらぎ

基本は逆腹式呼吸です。その理由は?

 

そう、呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、(ある程度は)意識でコントロールできるから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

「可能世界w1からw2へのジャンプ」とは、昔ながらの表現でいうと、「内部表現の書き換え」のことです。

Q-199:状況は意味により変わる? 意味は状況の中にある?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26292382.html

 

内部表現の書き換え(w1w2)とは、負の現状を維持するように働くホメオスタシスに介入して、自分が思い通り行動できるように新たな情報を記述すること。

そのホメオスタシスへの介入に、呼吸がとても役立ちます。

(「ホメオスタシスへの介入」はこちら↓)

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p151)より引用します。

 

 

「脳の免疫力を上げる」トレーニング②

情報空間のリアリティを上げる

 

物理空間のリアリティから離れる

 1章で、「現実(リアリティ)とは脳が臨場感を持っている情報空間のことである」と説明しました。

 例えば、あなたがいま椅子に座っていて、椅子が固くてお尻が痛いということが気になっていれば、その椅子の固さという物理的現実世界がいまのあなたの現実世界です。

 一方、あなたが小説を夢中で読んでいて、椅子の固さなど忘れているときは、小説の中の世界がいまのあなたの現実世界です。人間は小説を読んで涙を流すこともありますが、それは脳が小説の情報空間に臨場感を感じ、小説の情報空間を「現実」と認識しているからです。

 情報空間のイメージに臨場感があるなら、脳はそのイメージを現実だと認識します。すなわち、臨場感を持って「健康で元気な自分」をイメージすれば、脳が「健康で元気な自分」を現実ととらえ、「健康で元気な自分」を維持するように脳の免疫力を働かせるようになります。

 

 では、どうすれば臨場感を持って「健康で元気な自分」をイメージできるのでしょうか。そのためにはまず体を徹底的にリラックスさせる必要があります。その理由は単純です。例えば肩がこっているとか、首が緊張しているなどの自覚があると、その神経の緊張に対して脳の免疫力が働き、物理空間(=肩や首の緊張)のリアリティが、これからつくろうとするイメージの情報空間のリアリティより勝ってしまうからです。

 固い椅子に座って小説を読んでいると、読書に集中できませんね。お尻が痛くなってきて、その痛みが気になって、小説の世界に入り込めません。それは、お尻が痛いという物理空間のリアリティが、小説の情報空間のリアリティより勝ってしまっているからです。

 ですから、情報空間のリアリティを高めるには、まず体を徹底的にリラックスさせる必要があります。体を徹底的にゆるめてリラックスしたときに初めて、物理空間の臨場感を離れて、情報空間の臨場感を高めることができます。そのための方法として洋の東西を問わず昔から行われてきたのが、呼吸法です。

 

逆腹式呼吸で体をゆるめる

 リラックスのために私がお勧めしているのは「逆腹式呼吸」です。女性には「腹式呼吸が苦手」という人もいますが、逆腹式呼吸は何もむずかしいことはありません。

 ゆっくり息を吐き出しながら、体から力を抜いてゆるめていきます。息を吸い込むときは何も意識せず、吐き出しながら体をゆるめる、それだけです。

 何が「逆」なのかというと、ゆっくり息を吐きながら、お腹をふくらませ、息を吸い込みながら、お腹をへこませるという点です。一般的な腹式呼吸では、吐くときにお腹がへこみ、吸うときにお腹がふくらむのですが、逆腹式呼吸はその逆。ゆっくり吐きながらお腹をふくらませ、吸いながらお腹をへこませます。

 といっても、お腹の動きについては特に意識しなくてけっこうです。また姿勢や横隔膜がどうかなども意識しなくてけっこうです。そんなことをいちいち意識していたらリラックスできませんからね。

 「ゆっくり吐きながらゆるめる」ということが大切な点です。上手に体をゆるめるには、ゆっくり息を吐きながら、頭から順に、首、肩、背中、腰、腿、膝、ふくらはぎ、足首、つま先というぐあいに、上から下へ向かって全身を徐々にゆるめていくイメージで行うとよいでしょう。

 ばい菌を吸い込んだり喉の粘膜を乾燥させたりしないように、吸うときは鼻から吸います。吐くときは口と鼻のどちらでも、あるいは両方でもかまいません。

 ちなみに、なぜリラックスのためにこの呼吸法がよいのかというと、人間は息を吸うときに自然と筋肉が弛緩し、吐くときに緊張しやすいからです。そのため、吐くときに意識して体をゆるめることによって、リラックス状態をつくることができるのです。

 この逆腹式呼吸を数分も続けると、かなりリラックスできるはずです。リラックスできているかどうかを確認するために、片方の手でもう一方の手首をつかみ、水平になるくらいまで持ち上げて、パッと離してみます。手がストンと落ちるようなら、十分にリラックスできています。もし手がストンと落ちなかったり、こわばった感じで落ちるようなら、まだ筋肉が十分にゆるんでいないということですので、もうしばらく逆腹式呼吸を続けます。

 最初のうちは十分にリラックスできるまでに時間がかかるかもしれませんが、続けていけばすぐにリラックスできるようになります。慣れると2呼吸ほどでリラックス状態に入ることができます。

 

POINT

逆腹式呼吸で健康になる

 引用終わり

 

 

 「ゆっくり吐きながらゆるめる」ということが大切な点です

 

 逆腹式呼吸は「ゆっくり吐きながらゆるめる」のが基本。

 慣れてきたら、下記チェックポイントを意識に上げながら逆腹式呼吸を続け、リラックスをさらに深めていきましょう。

 

□背筋を伸ばす。視線は中空を漂わせる(鼻先を軽く見ている状態)

□お腹をへこませつつ、鼻からゆっくり息を吸い込んでいく(胸を張って上に引っ張られる感覚)

□意識は眉間(目と目の間)に集中

□完全に息を吸いきったら、一瞬だけ息を止めて、ゆっくり鼻から息を吐き出していく

□同時に、全身の力をゆっくり抜きながら、へこませたお腹を戻していく

□首、肩、肘、手、腰、膝、つま先 …と、上から順に意識して力を抜いていく

 

…5分ほど継続したら、意識を下丹田(へそよりやや下)に集中し、徐々にあたたかくなっていくようにイメージします。「呼吸による全身のリラックス」「眉間に意識を持っていく」「腹部にあたたかみを感じる」を同時並列的に続けます

 

 

 

 リラックスしていますか?

 

重要なのは、呼吸を「意識する」のであって、「意図する」のではないということ。あくまでも「お腹をへこませるような感覚」で、自然な逆腹式呼吸をつづけてください。

  

ふだんは意識しない「呼吸をしている自分」の感覚に鋭敏になると、自然と変性意識が生成されます。それは「周囲の状態から意識が切り離されていく」という状態。

Q-361:“自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

 そして、それは「Rゆらぎ」を体現している大切な感覚です。しっかり記憶しておいてください。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 「Rゆらぎ」の「R」とは、「Reality」のこと。

R」に意識を向けると、その瞬間に「R」ではなくなります。自分の意識という認識が介入するから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

R」→「Rゆらぎ」になると、「物理空間の臨場感を離れて、情報空間の臨場感を高める」ことがしやすくなります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それは「より抽象度の高い次元(情報場)に臨場感を感じることができる」という状態。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その状態が、「『CZは空である』と意識に上げ続けながら、『(CZは)狭く! 高く!』を実践し、『可能世界w1からw2へジャンプ』する意識状態」の基盤。

そして、「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の礎です。

 

L-212につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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F-228~:ゼロトラスト

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F-398:赤いGと白いG ~よくわかんないけど、なんかわかった!~

 

前回(F-396~)お伝えしたとおり、コーチとしての私が意識しているのは「ちょっと混乱」を引き起こすこと。その理由は「『Rゆらぎ』のきっかけになる」からです。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

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 ゆらぐ(&リラックスする)ほど、より高次の情報空間にアクセスしやすくなります。

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 変性意識(ASCAltered State of Consciousness)が深まるから。

 F-391:童謡か? 軍歌か?

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コーチングでは関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w1”から別の“w2”に移行することを促す」でいうと、「別の“w2”に移行」することは「Rゆらぎ」なしではできません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 反対にいうと、他人に「Rゆらぎ」を仕掛けられると、相手にとって都合のよい「別の“w2」に連れ去られてしまうかもしれません。そうとは知らぬ間に。

 S-02-17:洗脳ではなく教育であり続けるための大切な問い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19572431.html

 

 だからモニタリングが重要!

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

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最近、私の無意識は強いゆらぎを感知しました。そのひとつである「ヘンザイ」について考察したのが前回までのこちらの記事↓

F-396~:ヘンザイ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431106.html

 

 今回は別のケースを分析します。私が感知したゆらぎとは「ガンダム」です。

 (今、どんなイメージが浮かんでいますか?)

 F-215:これりすくん

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

 

 

 今年(2025年)のはじめに、息子のひとりから「今、上映中の『ガンダム』がおもしろいよ。観に行かないの?」というメッセージが届きました。

 私はアニメ好きとはいえませんが、ファーストガンダム“(1979年~)に熱狂した世代。大人になってDVD(映画版三作)を再視聴し、子どもの頃には理解できなかった物語の奥深さ(=抽象度の高さ)に驚き感動したひとりです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 とは言っても、そこから「ガンダム」ワールドに回帰したわけではなく、2016年にTV放送された「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」を息子たちと“つまみ観”した程度。だから「観に行かないの?」と促されても、「ふ~ん」という感じでした。

 重要度が低かったのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 ところが、117日(2025年)から公開されていた映画「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」(「ジークアクス」と読みます)の“緑のおじさん”が「シャリア・ブル」だとわかった途端に重要度が爆上がりし、さらにあの“赤い彗星”の姿を見て臨場感が沸騰しました。

 情報と記憶が激しく結びついたから。

 L-10220218月シークレットレクチャー -04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 

 でも、残念ながら、時すでに遅し。

 スケジュールの都合で映画を観に行けなかった私は、配信が始まるのを静かに待ちました。

 

 そして、心待ちにしていた第1話「赤いガンダム」で

(聞いていた話と違う! でも、予告にシャアの後ろ姿?)

 

さらに、第2話「白いガンダム」で

(え~っ? シャアが“中”から「見せてもらおうか」って言ってる!) ←私の内省言語

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

 

 …先ほど「そこから『ガンダム』ワールドに回帰したわけではなく」と書いてしまいましたが、家の中はけっこう“ガンダム”があふれていて(SWほどではないです)、劇中の効果音や楽曲を集めた音源集も所有しています(しかもTV版と劇場版の両方とも)。

 だから、とくに音や音楽には敏感なのですが、第2話は完全に昭和の「ガンダム」でした。ただし、ストーリーはまったく別物(シャアが乗っちゃってるし)。

 F-344:止められないんだ! これを聴いて、脚本を書くときのインスピレーションに

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34150617.html

 

  すごく似ているけど、別物(なんか違う)

 

 これは「まずフレームを中断し、アンカー&トリガーを利用して、フレームの組み換えを行う」という超やばいやつ。“洗脳”の方法論そのものです。

 (詳しくはこちらでどうぞ↓)

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 すっかりGQuuuuuuXの世界にコミットしてしまっている自分を観察しながら、あらためてTVや映画(&ネット空間)の怖さを感じました。

 F-112~3:情報が書き換わると… vol.3~4;戦争をせずに他国を支配するマニュアル

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276927.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20377720.html

 

 以下、苫米地博士の著書「テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方」(PHP研究所、p25)より引用します。

 

 

洗脳とは「内部表現」の書き換え

 テレビは映像を中心に、人間の視覚情報に訴えかけることが可能なメディアです。しかも同時に何千万人もの人に対して、同じ情報を与えることができる。だからこそ「洗脳装置」として、非常に優秀な存在になったといえます。

 どうしてテレビによって洗脳が可能になるのか、簡単に解説します。

 人間の体は、暑さを感じれば意識しなくても汗をかきます。汗が蒸発したときの気化熱によって、体を冷やそうとするためです。反対に寒くなれば、勝手に体がガタガタ震えて熱を生み出し、体を温めようとします。呼吸や瞬き、心臓の鼓動なども、私たちが意識せずとも周りの環境変化に合わせてスピードや深さを調整しながら、勝手に動いています。

 このように温度や湿度といった外部の環境変化が起こっても、生命を同一の状態に維持するために自動的に体が反応することを「ホメオスタシス」(恒常性維持機能)と呼びます。

 重要なのは、このホメオスタシスが脳の進化により、外部の環境変化に対応するだけではなく、意識の内部変化にも対応するようになっていることです。

 人間は、カレーを食べれば「辛い!」と思ったり、恋人と楽しい時間を過ごしているときは「幸せだなあ」と感じるといったように、つねに意識の中で「表現」しています。これを心の内部の表現という意味で「内部表現」と呼びます。

 怖い映画を見て主人公に感情移入しているときは、「怖い」という内部表現が自分の意識に書き込まれている。すると体はその内部表現に反応して、ホメオスタシスのフィードバックが起こり、脈拍が速まったり、手のひらに汗をかいたりします。

 小説を読んで感動し、涙を流したりするのも同じことです。

 人間は脳の進化の結果、物理的な空間の変化だけでなく、自分の心の中の変化においてもホメオスタシスが働くようになっているのです。

 洗脳という行為をひと言で説明するなら、人間の内部表現を書き換えることによって、「ホメオスタシスの状態を変える」こと。

 ほとんどの人は「死ぬのはイヤ」「痛いのは嫌い」というホメオスタシスをもっていますが、自爆テロの実行犯は、洗脳によって「死後の世界はすばらしい」というように内部表現が書き換えられてしまっているので、死を恐れることなくテロに向かうのです。

 洗脳者は、洗脳対象の内部表現をすべて書き換えて、自分に都合のよい行動を進んで起こるように仕向けます。つまり、ほんとうにうまくいった洗脳は、洗脳された側も幸せなのです。

 テレビは私たちの心の中に、臨場感を感じる空間をつくりだします。そしてその空間に、映像と音声を介して絶え間なく情報を書き込んでいく。その情報が私たちの内部表現に変化をもたらし、自分が感じている空間の認識を変えさせて、結果的に自分自身をも変化させてしまう。

 だからこそいまの世の中では、テレビが最高の洗脳装置なのです。

 引用終わり

 

 

テレビは私たちの心の中に、臨場感を感じる空間をつくりだします。そしてその空間に、映像と音声を介して絶え間なく情報を書き込んでいく。その情報が私たちの内部表現に変化をもたらし、自分が感じている空間の認識を変えさせて、結果的に自分自身をも変化させてしまう

 

 情報が私たちの内部表現に変化をもたらす」のは、「ホメオスタシスが脳の進化により、外部の環境変化に対応するだけではなく、意識の内部変化にも対応するようになっている」から。

 

その事実を理論化したものが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 このホメオスタシスの働きを自らコントロールし、「可能世界w1から別のw2に移行する」ことがコーチングです。

 L-171202203… -04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 

 そんなコーチングのコアは「ゴール」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域に設定(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る の4つ。

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

1)現状の外とは、これまでの記憶でつくられたコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)の外側ということ。現状の外側を認識することはできないため、現状の外にあるゴールは「よくわからない」という感じです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ところが、フレームを中断し、そこに新たな情報を投げ込むと、新たな情報を取り込んでフレームの組み換えが行われるので、現状の外のゴールを見つけやすくなります。その状態が「Rゆらぎ」です。

 Q-423~:現状の外側に100%want toのゴール設定を行うためにはどうすれば

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431018.html

 

ゴールに近づく新たなフレーム(I)が再構築され、そこにホメオスタシスが働くようになると、「可能世界w2」の臨場感が高まり(V)、やがて現実化していきます(R)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

その可能世界w2=ゴール側のCZは、ホメオスタシスで維持されるゴールの世界。苫米地理論の第2世代「超情報場理論」でいうと「ゴールが(を)包摂する情報場」。古い心理学用語で言うと「ゲシュタルト」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 ゴール側に新たな情報場(ゲシュタルト)ができあがると、きっとこのような内省言語が生まれます

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

  よくわかんないけど、なんかわかった!  by マチュ

 

 

 このような内省言語(感覚)は、コーチングがうまく機能している証です。

  (...とガンダムが言っている) 

 

 以上、「ゆらぎ」のモニタリング(&息子)を縁にひろがった思考を、気楽に言語化してみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-396:ヘンザイ <前編;ちょっと混乱

 

 前回(F-395)までのテーマは、「ナイセイカンショウ」。

 

今、どんなイメージが浮かんでいますか?

 

 もしも「内政干渉」と記したなら、各人のイメージのずれはきっと少ないでしょう。これまでの教育等により、なんとなくではあっても「内政干渉」という概念(ゲシュタルト)を共有しているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 もしも白衣を着た私が「ナイセイカンショウ」を「無精管症」や「内性感症」と表現したなら、多くの人はまじめな話だと判断するでしょう。無粋な冗談だとは思わずに。

「医学」や「医療」というフレームで情報処理を行うからです。

 Q-407:ブリーフシステムをゼロベースで観察することがvol.1;フレーム問題>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35931899.html

 

 もしも少しだけ違和感を感じる場合(例えば「ナイカンショウ」「ナイセイショウ」「ナイセイカン」など)は、ちょっと混乱するはず(or すっかり興味を失う)↓

F-392~:ナイセイカンショウ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431017.html

 

 

とくにコーチとしての私が意識しているのは、「ちょっと混乱」を引き起こすこと。その理由は「『Rゆらぎ』のきっかけになるから」です。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 ゆらぐ(&リラックスする)ほど、より高次の情報空間にアクセスしやすくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

コーチングでは関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w1”から別の“w2”に移行することを促す」でいうと、「別の“w2”に移行」することは「Rゆらぎ」なしではできません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 反対にいうと、他人に「Rゆらぎ」を仕掛けられると、相手にとって都合のよい「別の“w2」に連れ去られてしまうかもしれません。そうとは知らぬ間に。

 S-02-17:洗脳ではなく教育であり続けるための大切な問い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19572431.html

 

 だからモニタリングが重要!

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

最近、私の無意識は強いゆらぎを感知しました。「ヘンザイ」という言葉をきっかけに。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 御承知のとおり、このブログは「苫米地博士の教えをしっかり届ける」ことを目的としています。そのために「博士の大量の著書の中から最もマッチする文章をピンポイントで引用する」ことを心がけています。

 最近引用させていただいたのが「百年後の日本人」(角川春樹事務所、p82)中の「意識の遍在化」(引用文はこちら↓)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36662809.html

 

 その引用文を読みながら、私は「ちょっと混乱」しました。フレームが中断した、あるいは切り離されたような感覚に襲われながら

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳力」(アスコム、p249)より引用します。

 

 

空間支配のためのフレーム中断とオーバーロード

 空間をコントロールする手法には「フレーム中断」というものもあります。これも内部表現の書き換えの一種です。

 催眠術で起こすような「カタレプシー」もこれで起こすことができます。「カタレプシー」というのは受動的にとられた姿勢を、それが不自然な姿勢であっても保ち続けて、自分の意志で元に戻そうとしない状態のことを言います。

 たとえばこうです。

 「どうもどうも」などと言いながら相手に右手を差し出すと、相手も間違いなく右手を差し出してきます。このとき、相手の目を見ながら、何気なく、すうっと右手を引っ込めます。すると、相手は右手を出したまま、しばらくはその姿勢を保ち続けるのです。握手をするものだと思って出した手が、肩透かしを食らった感じで宙ぶらりんになっているにもかかわらず、その手を引っ込めることをしません。「握手」という一連の動作は一つのフレームとして記憶されており、これが中断されると内部表現切り離し状態が起きるのです。この状態が「カタレプシー」で、一種の催眠状態と言えます。

 思いっきり肩透かしを食らわせてしまうと、相手も気付きますが、握手をしない程度にこちらも宙ぶらりんな位置に手を置いておくと、ほぼ間違いなく相手も手を出したままの姿勢を保ちます。これも空間のコントロールの一つの手法です。このコントロール下で相手に働きかければ、相手は同調するしかありません。

 また、こんな方法もあります。

 ビジネスで名刺交換のときにわざと自分と違う人の名刺を出すのです。挨拶をして、お互い名刺を出した瞬間に自分の名刺が違うことに気付いたふりをして、「あ、ごめんなさい、間違えました」なんて言いながら、正しい自分の名刺と交換して出すのです。

 間違えた名刺を正しい名刺と交換するのに少し時間がかかるわけですが、相手はそのあいだ、ずっと名刺を出した状態のままで待っているはずです。これも「カタレプシー」です。これによって相手は暗示がかかりやすい状態になり、コントロールが容易になります。

 あるいは、誰かとお酒を飲んでいたとします。たいてい、最初に「乾杯」と言ってグラスを合わせますが、このとき、自分はふっとグラスを引っ込めてしまうのです。このままでは不自然ですから、「あれ、このグラス、なんか手触りが変わってるよね」とか「なんか、音楽、うるさいよね」とか、別の情報を与えて相手を混乱させてしまうのです。

 うまくやらないと「なんで乾杯なのにグラスを引っ込めてるのよ」とか「そんな話は乾杯してからにしてよ」なんて言われて失敗してしまいますから、さりげなく、ごく自然にやる必要があります。

 うまくできれば、相手はグラスをもったまま「カタレプシー」の状態になりますから、このときに暗示をかけるととてもかかりやすいのです。

 どんどん相手より先に話題を与え続けるというのは、「カタレプシー」状態をつくるうえで有効なテクニックです。人間の脳はある程度以上の過多な情報を与えられると、情報処理能力を超えてしまって、臨場感が現実世界と切り離されてしまうのです。オーバーロードというテクニックです。電話などで一方的にしゃべり続けるというのもオーバーロードにより「カタレプシー」を引き起こすための有効な手段です。

 相手を暗示にかかりやすい状態にしたら、あとはイメージでも、場合によっては言葉でも、こうなりたい、こうしてほしいという表現をするだけでいいのです。

 引用終わり

 

 

 フレーム中断、オーバーロード このコントロール下で相手に働きかければ、相手は同調するしかありません

 

 私が「百年後の日本人」中の「意識の遍在化」のところで「ちょっと混乱」したのには理由があります。もう修正されているかもしれませんが、引用文を選ぶ際に読んでいたKindle版の「百年後の日本人」には「意識の在化」と書いてありました。

 

 「偏在」というフレームのまま博士の文章を読んでいる間、クリアな感じは得られませんでした。それは「ゲシュタルトの統合ができず、理解できない状態」。体感でいうと「霧が晴れない感覚」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 「何かおかしい」という内省言語を経てたどり着いた仮説が「『在』の誤植であろう」。

その仮説を検証するため、すぐに書籍を引っ張り出して確認しました。すると、やはり書籍版には「在」と書かれていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

この時点で明らかなのは、「Kindle版と書籍版で『ヘンザイ』の表記が違う」という事実。どちらが正しいかまではわかりません。

しかし私は、「遍在」が正しいと確信しました。「偏在」だとゲシュタルト化せず、「遍在」だとクリアなゲシュタルトができるから(connect the dots)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

  遍在と偏在

 

 この2つの言葉を眺めながら、「ヘンザイ」の使い分けと統合がコーチングの実践にとても重要であることに気がつきました。

 F-289:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.2;超人脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31299309.html

 

F-397につづく)

 

 

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-関連記事-

F-378:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~ <vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35894360.html

L-149202111月医療系研修会 -04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

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L-163202201月シークレットレクチャー -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

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Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

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F-382:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.2;知識「無限の『there』」>

 

 最近、精神科医として働く後輩から、「ロバート・メーガーの『3つの質問』」を教えてもらいました。時空を超えた情報空間で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 ロバート・メーガー(Robert F. Mager)は米国の教育工学研究者。授業設計(授業計画)のシステム的なアプローチが盛んに議論された頃、「3つの質問」を提唱したそうです。

その質問とは

 

 Where am I going

私はどこに行くのか

 How do I know when I get there

私はそこにたどり着いたことをどうやって知るのか

 How do I get there

  私はどうやってそこへ行くのか

 

 後輩からのありがたい教えを縁に、コーチとして考えたことをまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1induction「すべてが情報である」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36045078.html

 vol.2;知識「無限の『there』」

 

 

 「思考のために絶対に欠かせないものは?」という問いに対する私の答えは、「知識」。「ある可能世界(w1)から新たな可能世界(w2)への到達可能性関数」としての知識です。

 L-174202203… -07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 

 そんな知識の代表が「中観思想」。

「メーガーの『3つの質問』」を空仮中の理で考えると、それは「仮観」だといえるはず。「仮」という言葉に込められているのは、「すべてが情報」という「空観」。それが前回(F-381)のポイントでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

とくに医療現場で強く感じるのですが、私たちはいまだにニュートン/カント的な決定論的世界観の中にいます。それは「脳(体)がある」「心がある」「脳(体)と心はけっこう相関している」という世界観です。

Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

そんな世界観は、各自のブリーフシステム(Belief SystemBS)に書き込まれています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

例えば、「過去が現在の原因となり、現在やったことが未来の結果につながる」といったイメージやそのイメージに沿った行動も、BSに書き込まれた世界観のあらわれ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「ニュートン/カント的な決定論的世界(観)」とは、簡単にいうと、抽象度を軸にとった場合の情報空間の底面のこと。そこは多くの人々が「世界(のすべて)」だと思っている物理空間です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 自身の無意識が抽象度の低い次元にフォーカスしがちであることを知り、目の前の宇宙や生命現象を全抽象度次元で捉えようとし続ければ、「私はこういう人間である」「私はこういう世界に生きている」といった脳内の自我/世界モデルをゆらがし、崩すことができます。

 L-136202111… -05;イマジネーションによって作った限界を破壊し、新しい世界を獲得していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33084025.html

 

 脳内の自我/世界モデル、すなわちBSがゆらぎ崩れると、今までは絶対に認識できなかったことがチラチラと見えてきます。それはスコトーマを外すチャンス。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 現状の外に新たなゴールを設定するビッグチャンスです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社、p19)より引用します。

 

 

洗脳原論

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洗脳の段階

 次に、脳内で起こる具体的な洗脳のメカニズムについて、私が提唱するホメオスタシス仮説をベースに、四つのステップにわけて論を展開してみたい。

 ホメオスタシス(homeostasis)とは先にも述べたが、生体を維持する恒常性機能のことである。もともとホメオスタシスは、生命体としては物理的な環境と物理的な生体とのあいだのフィードバック関係により、生体をより永らえさせるために、自律的に調整を行い、恒常性を維持するメカニズムである。ただ、人間は抽象空間に臨場感を持てるまでに進化するに至ったので、このホメオスタシス・フィードバック関係の相手先の環境を、仮想的なイメージや空想の世界にまでひろげることができるに至ったというのが、私のホメオスタシス仮説である。

 人間は長い歴史のなかで進化するにつれ、脳内に抽象的イメージが映写されたとき、体もそれに反応するようになってきた。たとえば、暑い日に、部屋に南極の氷山の写真を貼っておくと、見ているだけで涼しくなる。これは脳内イメージに、ホメオスタシスの働きで体の感覚が近づいたからである。だから、「人間は、ホメオスタシス機能を内蔵している以上、生得的に洗脳の魔の手からは逃れられない」のである。よく、洗脳されやすい人、されにくい人がいると主張する学者がいるが、それは施されたテクニックの向き不向きの問題であって、洗脳されない人などこの世にはいない。映画やテレビの番組の好き嫌いはあるが、臨場感を感じるテレビの番組が、誰にでも必ずあるのと同様である。われわれは生きている以上、常に想像している。たとえば、歩きながら考えごとをしたり、電車に乗っているとき車窓の風景を目で追いながら、実は今日の夕食を思い浮かべていたりする。そういった空想の世界を、可能性世界(possible world)と呼ぶことにする。

 アメリカの哲学者 S.クリプキが、著書『名指しと必然性』(Naming and Necessity)のなかでpossible worldという用語を使っており、日本の有識者はこのクリプキの定義を可能性世界という言葉の定義に主に利用しているようであるが、様相論理(modal logic)で代表される現代分析哲学において、可能性世界という言葉は、ヒンティカ以来さらに広い意味合いで、さまざまな可能性世界論分析で多様に利用されている用語であるので、本書では特にクリプキ的な意味合いでこの言葉を使用しているわけではないことを、誤解を避けるためにここで明言しておく。用語を厳密にするために、本書における定義は、「物理的現実世界をそのひとつとする、あらゆる時間的空間的に存在しうる物理的現実世界の潜在的可能性としての可能世界(クリプキ的な意味での可能性世界)と、物理的現実世界におけるその存在可能性を問うことができない仮想世界(SF的な意味での可能性世界)の両方を可能性世界とする」とする。脳内情報処理の観点からいえば、「人間の脳が想定することができる潜在的な存在としてのあらゆる可能世界」ということになる。

 要するに、リチャード・ニクソンが1970年に米国大統領でなかったという可能性世界(クリプキのいう可能性世界)も、惣流・アスカ・ラングレーのいる「新世紀エヴァンゲリオン」の世界も(さらには彼女がいない可能性としての「新世紀エヴァンゲリオン」の世界も)すべて脳が想定することができる可能性世界であり、これらをすべて可能性世界と呼ぶものである。余談ではあるが、可能性として想定できる世界における知識の真偽の問題は、フッサール、ウィトゲンシュタイン、フレーゲ、ヒンティカ、クリプキ、ムーアらから現代までつづく分析哲学の主流的な問題のひとつである。

 引用終わり

 

 

 前回(F-381)、メーガーの「there」をコーチングの枠組みでいうなら、「ゴール」ではなく、「コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)」であると書きました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 最近の苫米地博士が多用されている表現でいうと、CZには、現状の可能世界w1とゴール側の可能世界w2があります。大切なのは、もちろん、ゴールで生みだす新たな可能世界w2。そのw2は、w1よりも高い抽象度次元にあります。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 抽象度が上がるほど、具体的な情報量は減少していきますが、潜在的な情報量は増加していきます。その「潜在的な情報量」が、「可能性世界(possible world)」であり、コーチングにおける「there」。

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

よって、抽象度が上がり「空(くう)」に近づくほど、無限に存在する「there」を感じることができるようになります。その知識があり、スコトーマを外す理由、すなわちゴールさえあれば。

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

F-383につづく)

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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Q-394:利己的な思いと利他的な思いが両方ある場合は

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35299303.html

 

 


Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか? 

 

下記リンクのブログ記事をお読みの方より御質問をいただきました。ありがとうございます。

F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:「Rをゆらがすとブリーフシステムが変わっていく」「Rゆらぎによりゴールがふっと見えてくる」という感覚がわかりません。”ゆらがしながら”とは、何をゆらがすのでしょうか? どうゆらがしていくのでしょうか?

具体例なども含めてお教えいただけると幸いです

 

A:まずは「何をゆらがすのか?」から確認しましょう。

 

Rをゆらがす(ゆるがす)」の「R」とは、「現実(Reality)」のこと。

デジタル大辞泉で「現実」を調べると、「いま目の前に事実として現れている事柄や状態」と書かれています。ちなみに、「事実」は「実際に起こった事柄」「現実に存在する事柄」、「事柄」は「物事の内容・ようす。また、物事そのもの」、「状態」は「人や物事の、ある時点でのありさま」です。

 

 「いま」「目の前」「現れている」という言葉に象徴されるように、一般的な「現実」は、抽象度を軸とした場合の情報空間の底面である物理空間にロックオンしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

  

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

つまり、現実とは「五感にもとづいた物理空間の情報」。これが認知科学以前の「現実(Reality)」の定義です。

 L-182202206月医療研修会 -05;しあわせは いつも じぶんの こころがきめる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35545220.html

 

 認知科学以降の「現実(Reality)」は、物理空間の情報のみが生みだすものではありません。情報空間の情報によって生みだされた世界も、同じように現実であると考えます。

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

 その定義はとてもシンプル。認知科学以降の「現実」とは、「いま本人にとって臨場感のある世界」のこと。それをプリンシプル化したものが「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 よって、Rがゆらいだ状態とは、「目の前の現実世界(R)を、臨場感の高いイメージ(I×V)であると感じられる状態」のこと。シンプルに表記すると「I×VR」。

物理次元の束縛から解き放たれた意識状態」というとわかりやすいでしょうか。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 それは「深い変性意識状態」ともいえます。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 一言でいうと「自由」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 完全に自由な意識状態だからこそ、「ゴールがふっと見えてくる」し、その結果として「ブリーフシステムが変わって」いきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 反対にいうと、Rがゆらぐことがなければ、ゴールを見つけることはできません。当然、ゴールを達成する(=まったく新しいw2に移行する。その結果として関数pが書き換わる)こともありません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 Rゆらぎは「内部表現書き換え」や「情報空間(情報場)の移動」のための重要な縁起であるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 次は「どうゆらがしていくのか?」を確認しましょう。

 

 基本は「呼吸をモニタリングする」ことです。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールすることができます。つまり、「意識をホメオスタシスに介入させる窓口」として呼吸を利用するということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

コーチング中におこる「内部表現の書き換え」「情報空間(情報場)の移動」(w1w2)とは、「現状(w1)を維持するように働いているホメオスタシスを、ゴール側のコンフォートゾーン(w2)に働くように書き換える」ことで実現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

そのファーストステップが「呼吸のモニタリング」。

呼吸を意識に上げると、次第に自分の呼吸のパターンがわかるようになります。「どこで息が浅く速くなるのか?」「どこで息が止まるのか?」などがわかると、自分の心もうまくコントロールできるようになります。

 F-320:観自在 <理論編-3;自在に観る>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32922467.html

 

そのように呼吸(身体機能)の観察からはじめ、心の状態(精神機能)までコントロールしていくことが「Rゆらぎ」です。

 Q-350:「情報的身体」というのがよくわかりません? <前編;ケースサイド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32943460.html

 

 ゆらぎを得たら、セカンドステップとして、呼吸自体を能動的にコントロールしていきます。具体的には「逆腹式呼吸」。逆腹式呼吸を続け、同時にモニタリングを重ねることで、リラックスを深め、さらなるゆらぎを得ていきます。

 詳しくはこちらをどうぞ↓

 L-166202201月シークレット… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 最後にもう一つ、「Rゆらぎ」の秘訣をお伝えします。その秘訣とは「非言語」。

 L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 以下、苫米地博士の著書「一瞬で相手をオトす洗脳術」(マキノ出版、p51)より引用します。呼吸を用いて十分にゆらぎながら、言語を超えた次元にある“非言語メッセージ”を受け取ってください。Feel

 F-364:シコウサクゴ <後編:コーチング中は「from思考錯誤×3 to試行錯誤」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35211211.html

 

 

言葉を使用せずに行う

 一目ぼれは言葉を遣わずに行います。

 なぜ言葉を遣わないかといえば、相手にバレるからです。言語を遣えば、相手の意識に上がります(意識することが可能となります)。意識に上がったものはコントロールが可能になります。

 呼吸は意識に上がるため、肺の速度はコントロール可能です。しかし、心臓の鼓動は意識に上げづらいために、ヨガの行者などを除けば、一般にはコントロールできません。

 相手の臨場感世界を書き換えようとしているときに、相手の意識に上がったら、相手にコントロールされてしまう可能性すらあります。一目ぼれ現象を起こしたいのならば、相手の臨場感世界の支配者にならなくてはいけません

 言葉は想起性を持っています。そのため、言葉にすることによって相手の意識に上がってしまうのは避けなくてはなりません。

 昔の洗脳は、必ず言葉がついていました。「だんだん右手が重くなる……」「光の点がゆらゆらして……」といった言葉を、テレビなどで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 こうした言葉による誘導は、あまりに直接的で、意識に上がりやすい。その欠点を補うために、催眠療法家として著明なミルトン・エリクソンなどが考え出したのが間接的な暗示です。また、メタファーを使いました。

 間接的なことをいうことによって、メタファーを作り上げていく。もしくは、メタファーでも暗示でもなく、まず臨場感空間を作るために言語による働きかけをするという方法もあります。

 有名なのは、エリクソン派といわれる人たちの言語による催眠療法です。

 「みなさんはいすに座っています。座り心地がよくふわふわのいすの感触をおしりで感じています」とか、「私の顔が見えています」とか、それが直接誘導とわからないように言葉を遣って誘導していく技術です。

 自分の物理的に体感している世界そのもの、たとえばおしりの感触など、皮膚感覚を言語化されることで、通常のモーダルチャンネル(人が認識するための情報の入り口。五感プラス言語)ではないところから誘導が入ってきます。特に抽象化された相手が介入してくる世界に入っていく。それはもう通常の世界ではない「Rのゆらぎ」です。

 Rのゆらぎとは、R(リアリティ)がゆらぐ世界を指します。つまり、身体で感じている臨場感から、言語の世界の臨場感に相手を誘っているのです。

 しかし、そうしたRのゆらぎも言葉を遣うので、相手に洗脳の知識があったら気づかれてしまいます。

 たとえば、漫画『空手バカ一代』のモデルとなった大山倍達さんの時代には、アメリカの身体の大きなレスラー相手に、日本の空手家や柔道家は連戦連勝していました。なぜそんなことができたかといえば、だれも空手の技を知らなかったからです。どんなテクニックなのかわからなかったために、アメリカのレスラーは投げ飛ばされていました。

 しかし、今はなかなか勝てません。世界的に空手や柔道の技が知れ渡っているためです。技をかけようとすれば、相手にそれがどんなテクニックなのかを瞬時に知られてしまう。これでは、勝つことはできません。

 洗脳のテクニックもこれと同じです。今では、洗脳のテクニックが出回っています。私自身、一般の人の安全性を保つために、本を書くことで洗脳のテクニックの開示を始めたという経緯もあります。

 言葉による介入に対しては、技術も含めて浸透してきました。具体的なテクニックがわかる人もいるだろうし、一般の人もなんとなく仕掛けられているとわかるようになってきました。

 言葉が意識に上げられれば、自分を守れるようになります。そうした背景もあり、私は『洗脳原論』(春秋社)や『洗脳護身術』(三才ブックス)、そして本書を書いているのです。

 自分を守るためには、攻撃があったという事実を知ることは重要です。

 そのため、本書はハッカー側の本ともいえるでしょう。あくまで相手の内部表現を書き換える側になるのです。

 引用終わり

 

 

 引用した部分の次の見出しは「すべては空である」。

 そこで苫米地博士は、言語を遣わないもっと重要な理由として、「内部表現を書き換えようとしていることが、言語では表現できないから」と書かれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 その後ツォンカパについて言及され、このように書かれています。

 

 ツォンカパの思想の中核には、言葉の全否定があるのです。その根底にあるのは、空は無でもなく、有でもないということです

 

 Rゆらぎ」という部分情報と「空」、そして「中」という部分情報が一つのゲシュタルトとなったとき、きっとコーチとしてのさらなる“覚醒”を体現するはずです。お楽しみに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

Q-284:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

Q-285:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

Q-286:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.6;モニタリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

Q-287:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 

 

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Q-376:バランスホイールはクライアントが書き込んでコーチに見せるものなのですか。バランスホイールの内容について、コーチはどこまで口を出していいものなのでしょうか?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:バランスホイールはクライアントが書き込んでコーチに見せるものなのですか? バランスホイールの内容について、コーチはどこまで口を出していいものでしょうか?

 

 A:コーチには守り抜くべき心得があります。それは「クライアントのコンテンツには関わらない」「クライアントに強制しない」「クライアントの利益100%」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34511531.html

 

変化はクライアントさんの心の中で自然に起こるもの(=want to)。決して他から強制されるもの(=have to)ではありません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 なので、当然、「バランスホイールの内容」には一切関わりません。「いいか? 悪いか?」「望ましいか? 望ましくないか?」等の価値判断は一切なしです。

 (その本質的な理由は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

とくにコーチによる「言語化しての直接的働きかけ」は絶対にNG。非言語での働きかけはありえると思いますが、その本質はより抽象度の高い次元へ気を向けさせることです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 もっとコーチングっぽくいうと、俯瞰してスコトーマを外す(ようにサポートする)ことといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ちょっと私から質問させてください。

「言語化しての直接的働きかけ」がNGなのはなぜでしょうか?

 

 

 御質問中の「書き込む」「口を出す」は、言語化という意味では同じ。

抽象度を少し下げて考えると、「書き込む」はクライアント自身の行為でありOKですが、「口を出す」はNGです。コーチがコンテンツに関わるから。

 

 私自身は、バランスホイールにしっかり書き込んでおり、かつ定期的な見直しを行っています。しかし、クライアントさんには必ずしも「書き込み」を勧めていません。バランスホイールの重要性を理解していただき、常に意識に上げるように促すだけです。

 (その理由は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 私から「(バランスホイールを)見せる」ように求めることはありませんが、クライアントさんが望んでいる場合は喜んで確認させていただきます。クライアントさんの自由意思を尊重しながら臨機応変に関わる感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 その場合も、もちろん、内容については一切言及しません。では、コーチは何をするのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「隠れた能力をどこまでも引き出す 苫米地式コーチング」(インデックス・コミュニケーションズ、p157)より引用します。コーチらしいブリーフを体感してください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

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9 教えるだけでは逆効果が出る

 コーチというと、一般の人がまず思い浮かべるのは、スポーツにおけるコーチでしょう。スポーツ選手には必ずといっていいほど、コーチがいます。選手に常に寄り添い、時には厳しく、時には優しく励ましながら、手取り足取りで正しい技術を教え込む。これが一般的な「コーチ」のイメージではなかったでしょうか?

 

 これがコーチングとなると、ビジネスマンやマネジメントの世界が中心になり、部下や社員と密接に関わりながら、モチベーションを引き出し、目標に向かって自ら答えを出させる姿を思い浮かべるかもしれません。

 しかし、コーチングが注目され、ビジネスなどにも活用されるようになったのは、こういった正しい技術・やり方を指導する、従来の「教える」コーチに対する見直しから始まっているのです。

 「もっと腰を回転させて!」

 「右足にタメがないとダメだよ」

 「肩の力を抜いて」

 コーチから選手に向かって投げられるさまざまな指示。確かに一つひとつはもっともですが、それらを意識してやろうと思えば思うほど、よけいに身体が自由に動かなくなってしまい、その結果、できるものもできなくなっていく。みなさんはそんな経験はありませんか?

 コーチとインストラクターは違うのです。

 仕事でも上司から注意を受ければ受けるほど、考えること=課題が多くなり、仕事が難しく感じられるようになって行動がますます鈍っていく。

 たとえば、聞くこと一つをとっても、いい聞き方を意識するあまりに、よけいに人の話が聞けなくなってしまう場合もあります。

 相手によかれと思って教えることが、逆に相手を縛り、動けなくしている可能性があるのです。

 

 だからこそ、あえて「教えない」ということでプラスに働くこともあります。

 教えることの弊害と、教えないことの可能性に気づいて、教えないコーチを始めたあるプロ野球のコーチは、選手に対する言葉を減らしたときに、自然に正しいやり方を選手らが習得したのを驚いたと言います。

 そこから、彼は教えないコーチング手法を開発していきました。

 その一つが「ボールの縫い目を見る」ということだけを、選手に意識させることでした。これは難しいことではありません。とはいえ、ボールを見ることは簡単ですが、「ボールの縫い目を見る」ためにはかなりの注意が必要となります。これによって、これまでよりも早いポイントでボールを見始めるようになり、打つ直前まで見続けることができるようになるのです。

 その結果、「ボールがずっと大きく見えるようになった」というのが、多くの選手が持つ感想でした。こうなれば当然、ボールを打つことも楽になり、今までよりも打てるようになったことはいうまでもありません。

 

 さらに重要なのは、ボールに対する集中力が強くなるので、「ああしよう、こうしなきゃ」という余計な考えや力みがなくなり、リラックスした状態を保てることです。肉体の自然な動きがそのまま出ることで、うまく打てるようになったそうです。

 その結果、「教えるコーチング」が作り出す状態とは対極の状態を作り出していきました。もちろん、ボールに集中するだけで何もかもうまくいくわけではありません。

 野球のバッティングで例えていうと、もう一つの大事な要素はボールを打つバットです。従来の教えたがるコーチであれば、

 「バットの始動をもう少し早めにして」

 「もっとボールを自分よりも近い位置でとらえて」

 といったような指示を出すかもしれません。しかし、このコーチの場合は違います。

 「バットの位置がどこにあるかを感じてみて」

 どこが正しい位置なのかを教えるのでもありません。コーチは正しいとか、間違っているかを判断するのではなく、ただ観察することを促していくのです。

 そして、スコトーマを外していきます。

 その結果、観察を続けていくと、選手のバットを引くタイミングなどが自然と変わっていきます。意図的にある部分を直そうとしなくても、自然と直っていくものだということに気がついたのです。

 引用終わり

 

 

 コーチは正しいとか、間違っているかを判断するのではなく、ただ観察することを促していく

 

 観察すること自体が「Rゆらぎ」になります。

 L-11420219月シークレット… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 

 さらに、呼吸も意識に上げるように促すと、リラックスとゆらぎを深めていくことができるでしょう。

 L-166202201月シークレット… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 その上で、私の場合、「バランスホイール全体を見続ける感覚(concentration)」と「一つひとつのカテゴリに集中する感覚(focus of attention)」を同時に維持できるようにサポートします。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 もちろん、コーチである私自身が「concentration」と「focus of attention」を維持しながら。

 Q-344:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始? <vol.1;「走りながら考える」 理論編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32496942.html

 

 大切なのはひとつのゴールに何時間費やしたかという時間割の感覚ではなく、1ヶ月、あるいは3ヶ月ぐらいのスパンでトータルで考えること。あるゴールにいま集中したいというのであれば(focus of attention)、他のゴールにかける時間を削って、その集中したいゴールに時間を費やしてOKです。

ただし、その場合も、すべてのゴールを常に考え続けます(concentration)。

 

 すべてのゴールに対して、無意識下で気を向け続ける

 

 この無意識の部分が、バランスホイールではとくに重要になります。だから、常に「無意識を意識に上げ、意識を無意識化する」ことを心がけてください。まずはコーチ自身から。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

観察すること自体が「Rゆらぎ」になります

 

 Rゆらぎ」について、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2024年度版」(サイゾー、5Monthly Dr.Tomabechi’s Column))より引用します。しっかりゲシュタルト化してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

5月:内部表現を書き換えるシンプルなツール -Rゆらぎ

 呼吸を意識できるようになると、次第に自分の呼吸のパターンのようなものが見えてきます。どこで息が浅く速くなるのか、どこで息が止まるのかがわかるようになると、自分の心も上手に制御できるようになります。そうやって意識に上げることを苫米地理論では「Rゆらぎ」といいます。「Rゆらぎ」のRとはReality(臨場感)のことです。すなわち、Rゆらぎとはリアリティーをゆるがすことです。Rゆらぎを言い換えると、無意識を意識に上げることです。無意識でやっていることを意識に上げることが「Rゆらぎ」です。

 例えば、あなたはいまこの文章を読みながら、息をしています。この息を意識に上げれば、それは呼吸のRゆらぎとなります。Rゆらぎは苫米地理論における基本のワークです。息を意識に上げることで、息をコントロールできます。速くすることも遅くすることも可能です。そして吐きながら身体をゆるめることも可能です。

 先月のコラムでも書きましたが、呼吸は自律神経にも影響を与えることができます。呼吸をコントロールすることで、リラックスして副交感神経優位に切り替えることができます。Rゆらぎは「内部表現書き換え」や「情報空間の移動」のための重要なワークです。しかし難しく考えすぎず、シンプルに簡単にできることから始めましょう。

 例えば、いまこの文章を読みながら、視界には鼻の頭が入っているはずです。意識してみると鼻が見えるでしょう。それはいつも視界に入っていたのですが、無意識だったのです。それが意識に上ることでRがゆらぎます。同じようにして、椅子に座っているときのお尻の感触を意識に上げたり、足の裏が地面に触れる感触を意識に上げてもよいでしょう。

 そうすることで「Rゆらぎ」が起こり、そして内部表現を自分の望む方向に書き換えられます。まずは逆腹式呼吸で息を意識に上げることから、「Rゆらぎ」を始めてみましょう。

 引用終わり

 

 

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2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。

開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-341:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.6;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編2-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33989164.html

L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

L-149202111月医療系研修会 -04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

Q-227~:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416707.html

 

 

新・夢がかってにかなう手帳 2024年度版



L-166202201月シークレットレクチャー -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 06;ゴールを見つける近道

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

 07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 08;コーチングによる〇〇〇〇〇〇〇の結果として起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34355540.html

 09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

 

 ここまで“コーチがコーチング中に行っていること”を言語化しました。シンプルにまとめると、

 

 これまでの「フレーム=BS)」を解体し、新たな「フレーム=BS)」を生みだす

 

 理論と実践でいえば、これまでは理論編。コーチングにおける「マインドの使い方を伝授」のパートに相当します。

 L-03420204月シークレットレクチャー -03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 

ラスト2回は実践編です。「可能世界 w から別の w1 へ移行」するため基礎的ワークを紹介します。ぜひ“初心”に立ち返って取り組んでください。

F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 

 まずは「呼吸」!

呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識に上げてコントロールすることができます↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

そのため「意識をホメオスタシスに介入させる窓口」として呼吸を利用することが有効です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 可能世界 w から別の w1 へ移行するためには、現状()を維持するホメオスタシスに介入して、ゴールが生みだす新たな世界()を維持するように書き換える必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その介入のための大切なワークです。

 

 

 <呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

① 息を吸うときにお腹を引っ込め、吐くときに緩める

- 背筋を伸ばす。視線は中空を漂わせる(鼻先を軽く見ている状態)

- お腹をへこませつつ、鼻からゆっくり息を吸い込んでいく(胸を張って上に引っ張られる感覚)

- 意識は眉間(目と目の間)に集中

- 完全に息を吸いきったら、一瞬だけ息を止めて、ゆっくり鼻から息を吐き出していく

- 同時に、全身の力をゆっくり抜きながら、へこませたお腹を戻していく

- 首、肩、肘、手、腰、膝、つま先 …と、上から順に意識して力を抜いていく

 

5分ほど継続したら、意識を下丹田(へそよりやや下)に集中し、徐々にあたたかくなっていくようにイメージする

 

③ 「呼吸による全身のリラックス」「眉間に意識を持っていく」「腹部にあたたかみを感じる」を同時に行い続ける

 

 

基本は逆腹式呼吸。そして、その呼吸を意識に上げることです。

呼吸を意識できるようになると、次第に自分の呼吸のパターンのようなものが見えてきます。どこで息が浅く速くなるのか、どこで息が止まるのかがわかるようになると、呼吸だけでなく自分の心もうまくコントロールできるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

そうやって無意識を意識に上げることが「Rゆらぎ」です。

R」は現実世界(Reality)のこと。その「R」に意識を向けると、その瞬間に「R」ではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するからです。

それが「フレーム=BS)」を解体するときの感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「フレーム=BS)」がうまく解体できると、きっとフワフワした感じがするはず。そのタイミングを逃さずに、しっかりゴール設定を行います。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ゴールを設定したら、ゴール側の「フレーム=BS)」を再構築していきます。鍵は“臨場感”。臨場感を高める基本は「アファメーション」「ビジュアライゼーション」「セルフトークのコントロール」です。

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

 

 今回は“臨場感を高める重要な技術”をもう一つ紹介します。それは「スタニスラフスキー・システム」。

 L-150202111月医療系研修会 -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書 禁断の自己改造プログラム」(講談社、開拓社より再版、p155)より引用します。博士が書かれている「未来をリアルに感じる工夫」のコアは実践です。「実践とは何か?」と問いながらお読みください。Feel

 

 

「なりたい自分」の未来をリアルに感じる工夫をする

 未来の自分のイメージをリアルに感じるためには、それに関する知識と経験を増やす努力・工夫が必要です。

 ただ「成功したい」と言うだけで、社長の椅子に座ったこともなければ、社長と呼ばれる人に会ったこともない、成功者がどんな仕事をしているのかもまったく知らない、というのでは、臨場感を持ちようがないでしょう?

 だから、できるだけ未来の夢に関連性のある人や場所、出来事などに触れて、それらをリアルに感じるようにする努力が必要なのです。それが、未来に対して縁起をつくってあげることにもつながります。

 たとえば、大臣になって日本を平和で幸せな国にしたい人は、総理大臣や外務大臣、財務大臣たちの動向にいつも関心を持ち、国会の傍聴に行くくらいでないといけません。

 貧富の差のない真に平等な社会を築くために、ノーベル賞モノのスキームを発明する経済学者になりたい人は、ノーベル賞の授賞式を見学したり、すでにノーベル賞を受賞した人に会いに行ったりする必要があります。

 私自身が経験した学者の世界では、何か新しい学問分野を研究しようと思ったら、論文を読むよりもまず、その分野の最高峰の学会に顔を出すのが通例です。重要な研究成果をあげた研究者たちの顔を見て、実際に会話することで、その分野のリアリティが生まれるのです。それが、自分自身の研究成果をあげることにもつながります。

 学問の世界だけではなく、どんな仕事でも、その現場をリアルに体験することは大切です。その臨場感をしっかり感じたうえで、抽象化の作業をしていくのです。

 いまの自分と未来の自分の間の距離が遠ければ遠いほど、体験的に臨場感を得るのは難しくなりますが、もっと近いところで「こういうことを経験し、こういう知識を身につければ、臨場感を維持できる」というポイントはどこかにあるはずです。

 それに、未来の自分そのものズバリのシミュレーションができなくとも、「夢を実現した気分になれる」体験なら、工夫しだいでどうにでもなるでしょう。

 その意味で使えるのは、「メソッド演技」方式です。これは一言で言うと、リアルな複数の記憶を組み合わせて、体験を合成する演技術です。

 ちょっと簡単に触れておくと、ルーツはスタニスラフスキーという人がつくった演技理論です。その理論を20世紀になって、リー・ストラスバーグが体系化し、有名になりました。

 そのスタニスラフスキーに関して、おもしろいエピソードがあります。あるとき、モスクワ芸術劇場で主役を張っていたチェーホフ(『桜の園』や『かもめ』で有名な劇作家であり、短編小説家である、あのチェーホフの甥に当たります)が、記憶を基本とするスタニスラフスキーの理論に挑戦したのです。

 それは、「父が死に、墓場に埋葬される。そのときの息子の演技」です。チェーホフは完璧に演じ切り、スタニスラフスキーからも絶賛されました。それで、チェーホフは誇らしげに言ったのです。「私の父は健在だ。だから、父の死に関わる記憶はない。でも、完璧な演技ができた。演技には記憶の再現が重要だというあなたの理論は間違っている。私の勝ちだ」と。

 しかし、それはチェーホフの間違い。スタニスラフスキーの勝ちです。なぜなら、実際に体験していないことでも、体験したことのある複数の記憶を合成すれば、あたかも体験したように演じられるからです。

 スタニスラフスキーの理論の骨子はまさにそこにあったわけで、チェーホフは彼の理論を証明したに過ぎなかったのです。

 話を元に戻しましょう。記憶を合成することにより、役者が実にリアルな、迫真の演技をするように、私たちも記憶を利用すれば、未来体験の臨場感を維持することが可能です。

 もし、あなたが「起業して上場を果たし、マザーズの壇上に上がりたい」のなら、実際に壇上に行かなくとも大丈夫。何かの祝賀パーティの出席したときの記憶-会場の雰囲気や拍手の音、乾杯のシーンなどを思い出したり、何かを申請するときに書類をつくった記憶を上場審査になぞらえたりすれば、あたかも上場体験をしたようなリアルな臨場感が出せるでしょう。

 そうして、未来に対して縁起をつくることができるわけです。もちろん、合成に使う記憶の素材は、どれもリアルであることが最低条件ですが。

 とにかく、未来の自分をリアルに感じるためには、「なりたい自分」が将来どこで何をしているかを想像して、その場所に行ってみる、関連する何かをやってみる、試してみる、関係者に会ってみることが重要です。

 引用終わり

 

 

 ゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む(100%want to)、3)人生のあらゆる領域に設定(バランスホイール)、そして4)自分中心を捨て去る。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 「自分中心を捨て去る」たびに、抽象度が上がっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ふつうは抽象度が上がるほど、臨場感が下がっていきます。具体的情報量が減っていくから。ところが、Rをゆるがせると、抽象度を上げながら同時に臨場感を上げていくことができるようになります。それがゴール達成の秘訣!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

だから、①逆腹式呼吸でリラックスを深め、②その呼吸を意識に上げて、③ゆらぐこと(Rゆらぎ)が基本呼吸を用いてリラックスとゆらぎを得るのです。

 

 大事なのは実践し続けること。

 実践とは、高次元のゴール側のビジョンを、情報空間の底面である物理空間に落とし込むホメオスタシス活動のこと。その直接的実行が“実践”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そして、そのための基本中の基本が「呼吸」!

ぜひとも今回のワークを無意識下で実践し続けてください。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

L-167につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

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2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。

開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

Q-352:人に変に見られていないかがひどく気になります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33133160.html

Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 

新・福音書

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F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 

「観自在」には2つの意味がかけられています。

 1つは「自在観る」、もう1つは「自在観る」。前者は「自分という存在を観る」、後者は「自由自在に観る」という意味です。

 よって、「観自在」は「自分という存在を自由自在に観る」

 

今回は理論編(計3回)と実践編(計5回)に分けて、「観自在」を探究していきます。最後(応用編)は、これからますます重要となる「“正しい情報”の見極め方」の考察です。

 F-281~:「社会が変わってしまう」 ~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 理論編-1観自在菩薩行深般若波羅蜜多時

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32825990.html

 理論編-2;自在を観る

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32875213.html

 理論編-3;自在に観る

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32922467.html

 実践編-1;モニタリング

 

 

 観自在 =自分という存在を自由自在に観る =思いどおりの現実世界で思いどおりに生きる!

 

 今回から「観自在」の実践編。最初は「観」=モニタリングからはじめましょう。

 

モニタリングとは「徹底的に観察する」こと。そのとき意識に上げるべきポイントが2つあります。それが「正しく観る」と「自由自在に観る」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 「正しく観る」ためには、「自我を離れる」ことが必要。それはこれまでのブリーフシステム(Belief SystemBS)を一度止めるということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 抽象度を上げながら“自分”という部分関数を拡大していくと、「正しく観る」と「自由自在に観る」を同時に行うことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところで、「この世もあの世も不完全である」ことが不確定性原理(この世)や不完全性定理(あの世)で証明されています。つまり、「『絶対に正しい』はない」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 ならば、「正しく観る」の「正しく」は何が決めるのでしょう?

 

 そう、答えはゴール。一人ひとりが設定するゴールが、その人の「正しい」を決めます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

もちろん、ゴールは人生のあらゆる領域に設定するもの。だから一人の人の中にも、ゴールの数だけ「正しい」が存在することになります。

L-123202111月医療・介護研修… -04;ゴールが見つからないときは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32698474.html

 

 たくさんの「正しい」が矛盾せずに同時に存在し続けることができるのは、抽象度を上げてすべてを包摂できるから。それが“空(くう)”に向かう「観自在=正しく観る」です。そして、ゴール実現のために抽象度を下げながら行うのが“仮(け)”の実践としての「観自在=自由自在に観る」。

 その2つが同時にできて“中観”!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

コーチングに寄せると、より高次元にある“現状の外”をしっかりみることが「正しく観る」。その上で、ゴールとしてこれまでとは違う情報因果(=現状の外)を選ぶことで世界(w1)や自分(関数p)のあり方を変えていくのが「自由自在に観る」です(ハズ)。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 今回のテーマは「観」=モニタリング。それは「徹底的に観察する」こと。そのときに意識に上げるポイントが「正しく観る」と「自由自在に観る」。

モニタリングを続けていると、やがて「無意識を意識化する」ことができるようになります。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 それはとても重要なこと。なぜでしょう?

 

 答えは「Rがゆらぐ」から。

目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態を「変性意識(ASCAltered State of Consciousness)」と呼びます。苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」。

 カテゴリ(フリーテーマ):自分のリミッターをはずす!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「呼吸」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング」(CYZOp101)より引用します。呼吸を意識に上げてリラックスを深めながら読み進め、「観自在」の“意味”を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

◎無意識をコントロールする

 RASは自分のリアルタイムの重要性で意識に何を上げるのかを選択します。大切なのは、それを自分でコントロールできるものにするか、しないかなのですが、基本的に私たちは無意識の世界をコントロールできません。

 では、「無意識」は絶対にコントロールできないのか、といえばそんなこともありません。例えば、呼吸です。普段、私たちは無意識に呼吸を行っていますが、意識に上げてコントロールすることもできます。早く息をしたり、息を止めることは誰でもできます。

 歩行に関しても、普段は無意識にバランスを取っていますが、足場の悪いところを歩く時には意識してバランスを取ることができます。

 さらに言えば、心臓の鼓動も訓練次第でコントロールできます。私の友人のヨーガの行者 成瀬雅春氏は心臓の鼓動をほとんど止めることができますし、スイスなどにいる時計職人たちも同様に心臓をほぼ止めて機械式時計を組み上げています。

 つまり、無意識を意識することは可能なのです。

 とはいえ、いまからヨーガを始めてください、時計職人になりましょう、という話ではありません。もちろん、やりたいのであれば止めはしませんが、ポイントは「無意識を意識することは可能である」と知っておくことです。

 無意識はコントロールできるんだ、とわかっていれば、コントロールはだいぶ楽になります。呼吸をコントロールする訓練から始めていけば、無意識のコントロールは誰でも可能となります。

 呼吸のコントロールができるようになったら無意識と意識の境界で一部だけは意識して、一部だけは無意識にするようにしてください。要はテニスの素振り、バットの素振りと同じです。徹底的に意識的なコントロールを繰り返して無意識化することで無意識の操作を可能にしていくのです。大切なのは「無意識の存在」を意識することです。

 この辺の感覚がわかってくるとヨーガの達人のように背骨の骨の一つひとつを動かせるようにもなります。初めは当然できませんが、背骨に意識を集中して身体の曲げ伸ばしをしていくことで背骨の骨の一つひとつを動かせるようになるのです。

 そうやって身体を精密にコントロールすることによって、無意識のコントロールは可能になっていきます。

 引用終わり

 

 

「観」=モニタリングの本質は「意識と無意識のコントロール」。「観自在」とは、意識と無意識が自由自在にコントロールできることです(ハズ)

 

「意識と無意識のコントロール」のために、まず取り組むのが逆腹式呼吸。呼吸でRをゆらがせながら、ゆっくりと体に意識をもどしていきます。

そして身体のモニタリング。

その次は自分のいる時間と場所(「いま、ここ」)を確認していきます。それは「物理空間上の4次元座標の意識化」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

苫米地博士は「洗脳原論」(春秋社、p75)の中で、「時計を持たせて頻繁に時間を確認させ、現実の世界のなかで時間の流れに乗っている実感を湧かせることなどが重要である」と書かれています。

L-11420219… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 

その4次元座標から、より高次の情報空間中にひろがる可能性(可能世界)に目を向けることができるようになると、今はまだスコトーマに隠れているさらなるゴールを見つけられるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

それが「観自在」であり、超情報場体得の秘訣!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

それこそがコーチングの意識状態です。

 

F-322につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催はR6.1/28(日)の予定、テーマは「コーチングのコア×how?」です。4週前に御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-284~:気楽 ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

Q-342~:瞑想をすると思慮深い方向に向かってしまい、エネルギーがなくなってしまう感じがします

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426480.html

 

 

オーセンティック・コーチング



L-10820218月シークレットレクチャー -10R =w w1(コントロ-ルされたP1=P2

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 08;「私」とは何? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html

 09;「I×V」とは〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 10R =w w1(コントロ-ルされたP1=P2

 

 

 IQとは「情報空間における操作能力」

IQとは「抽象度の高い空間で、五感をともなう身体的な操作ができる能力」

 

 抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。だから私たちは抽象度が高い世界にも臨場感を感じることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

ただし、高い抽象度次元に強い臨場感を感じるにはスキルが必要。まずマスターするべきなのは「Rゆらぎ」です。下記ブログ記事内で「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社より再販)より「Rゆらぎ」に関する部分を引用しています。参考にどうぞ↓

 Q-156~157191019/20 鹿児島セミナーレポート -13~14QA vol.4~5

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23721710.html

 

前回(L-107)、「抽象度が高い世界にも強い臨場感を感じることができる」ことと「それがIQIntelligence Quotient)である」ことをお伝えしました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 

IQをしっかり発揮し、抽象度を上げながら同時に臨場感を上げていく」ために欠かせないのが「Rゆらぎ」。例えば逆腹式呼吸を意識に上げながら行うことも「Rゆらぎ」。物理次元(空間)でリラックスを得ながら、情報次元へとゆらいでいくことができます。

 F-163antiからwith、そしてwellvol.1「生」;好きなことだけやる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 なぜ呼吸なのかというと、「呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスの中で最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールできる」から。つまり、意識をホメオスタシス(恒常性維持機能)に介入させる窓口として呼吸を利用します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

Rゆらぎ」の「R」はReality(現実世界)の「R」。そのRに意識を向けると、その瞬間にRではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するからです。

 

 すべて自分のマインドがダイナミックに生みだしている

 

 その理を体感している状態が「Rゆらぎ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 *「理」について、詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

「意識を向ける」を別の言葉で表現すると「モニタリング」。

Q-286:ドーパミンの分泌をコントロールvol.6;モニタリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 

モニタリングの瞬間に、「R」は「Rゆらぎ」に、すなわち物理空間から情報空間に移行していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

もともと物理空間は情報空間の一部です。抽象度という軸で考えたときの情報空間の底面を特別に物理空間と呼びます。なぜ特別なのかというと、物理空間には物理因果という強力な約束事(法則)が働いているから。私たちが「時間」と称するものもそのひとつです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

だから「Rゆらぎ」は、意識を4次元時空の束縛から解放することだともいえます。つまり、自由への第一歩!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 ところで、皆さんは考え事をしていて目の前の世界が急に認識できなくなった経験はありませんか? 緊張やショックで世界がフワフワしているように感じたことは?

 

例えば「信号が変わったことに気がつかなかった」「目の前が真っ暗になった」「頭の中が真っ白になった」など。その時、目の前の物理空間(現実世界:R)よりも、実体を持たない情報空間(現実ではない世界:P1)により強い臨場感を感じているはずです。

「より強い臨場感(V)を感じている世界(I)」がその瞬間のリアル(R)です。

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 その状態(RP1)を「モニタリング」しながら、自分でコントロールする新たな情報空間(P2)に移動することが、「情報場の操作」であり、「場の移動」。

 (「情報場」についてはこちらでどうぞ↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

苫米地博士のバラダンでの講義と重ねると、目の前の物理空間(現実世界:R)を仮想世界wと正しく見て、新たな仮想世界w1(コントロールされたP1=P2)へと自由自在に移行すること(正確には「移行を促すこと」)がコーチングであるといえます。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

211213バラだん04

銀河系ゼミナール∞(20211213日放送回)より引用

「コーチングの基本概念を習熟して、新年に向けてエフィカシーをブーストしよう」

https://www.youtube.com/watch?v=45-1UEYkl7Q

 

 

L-109につづく)

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

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Q-284~5:ドーパミンの分泌をvol.4~5;ドーパミンをモニタリングする>

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

Q-286:ドーパミンの分泌をvol.6;モニタリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

Q-287:ドーパミンの分泌をvol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 

 


L-08720213月シークレットレクチャー -10;言葉を使わずに臨場感を高める“秘技”

 

20213月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。3回を通しての全体テーマは「Don’t think, feel!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 *初回講義(202011月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420420.html

 *2回目講義(20211月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421742.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;「ゲシュタルトを統合する」という感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29997523.html

 02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 03;言語を用いたゲシュタルト構築 <基礎編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30049883.html

 04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 06;心の本質を捉える基本中の基本

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30130987.html

 07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 09;部分を統合し、全体を書き換え、部分に落とし込むワーク ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30210986.html

 10;言葉を使わずに臨場感を高める“秘技”

 

 

 「何となく」

 それが超言語・超論理の右脳空間に構築された巨大で抽象的な構造を感じているときの感覚。「Don’t think, feel!」の「feel」の体感です。

 

 

前回(L-086)は、「feel」を体感しながら、“何となく”をキーワードにワークに取り組んでいただきました。「部分を統合し、全体を書き換え、部分に落とし込むワーク」のversion 2です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29515037.html

 

 言語を使わずに「イメージする」「統合する」「書き換える」のは簡単ではないはず。とくに「落とし込む」のは難しかったのではないでしょうか?

 

 今回は「言葉を使わずに臨場感を高める“秘技”」がテーマ。その“秘技”とは「共感覚」!

 

 共感覚とは「本来の感覚とは別の感覚が伴う現象」のこと。具体的には文字や音が色として感じられたり、匂いに感触が付随したりする現象です。例えば「ざらざら」という感触を音で感じたり、味や色や形で感じる「感覚の相乗り状態」のこと。

通常は先天的な感覚の性向のことをいいますが、練習すればある程度の共感覚を必ず持てるようになります と博士が書かれています。詳しくは下記ブログ記事で確認してください。苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、開拓社より再販)より引用しています↓

 Q-233:「財布を娘に盗られた」といったvol.4:ユマニチュードの5つのステップ 前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27926812.html

 

 共感覚は内部表現を書き換えるのにとても役にたちます。「イメージする」「統合する」「書き換える」「落とし込む」は、まさに「内部表現の書き換え」です。

 

 では、なぜ共感覚をマスターすると内部表現を書き換えやすくなるのでしょうか?

 

 答えは「強烈な臨場感を生みだせる」から。

 前回(L-086)の追記中の博士の言葉どおり、リアリティ(R)は臨場感(V)とイメージ(I)によってつくられます。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式:I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 共感覚によって生みだす強烈な臨場感がリアリティを書き換える秘訣です。

 F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

強烈な臨場感を生みだすと、まずは自分が深い変性意識に入ります。すると、次第にまわりも深い変性意識に引き込まれます。ホメオスタシスが同調するからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 共感覚を使って自分で作りだした強烈な臨場感空間(I×V)ですから、その世界(R)の支配者は自分自身です。

 それを言語化したアファメーションがこちら↓

 

 

 覚醒パワーで人々を啓蒙する言葉

 私は、私の臨場感の世界の支配者である。したがって、すべての人の選択はいつも私の思うようになっていることに気づいている。その責任感と充実感がいつもとても心地よい。

新・夢が勝手にかなう手帳 2022年度版・特別付録より

 

 

 では、具体的に説明します。

基本は、自分が普段考えている世界や感じている世界を、色だったら「音に変える」「味に変える」というように“違う感覚”に変えること。その訓練を毎日20分間、まずは3カ月間続けます。

 

 早速、今、目の前にあるものを1つ選び、視覚以外の感覚に置き換えてください。「音で例えると」「味にすると」「匂いなら」「感触は」といった感じで自由に変えていきます。その違う感覚へのマッピングが「共感覚」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 オタクな映画話で恐縮ですが、日本では20221月に公開されたMCUMarvel Cinematic Universe27作目の映画「Spider-ManNo Way Home」には、噂どおりのビッグサプライズが仕込まれていました。その他にもたくさんのサプライズがあり、例えば“ある人物”がMCUに初登場しています。盲目の弁護士/クライムファイター マシュー・“マット”・マードック/デアデビル(Matthew Matt Murdock / Daredevil)です。

 デアデビルの「レーダーセンス」と呼ばれる特殊能力は、まさに「共感覚」。視覚を失った代わりに手に入れた、四感(聴・嗅・触・味)による視覚化(マッピング)能力です。その能力を使って「目が見えないのに見える」「目で見る以上に見える」ことができます。

 (日本の漫画「るおうに剣心」にも同じような能力を持ったキャラがいますよねw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんな能力を意図的に覚醒させるのが共感覚訓練です。「感覚の相乗り状態」を身につけると、高い抽象度のイメージであっても(I)、むしろ臨場感が増していき(V)、思いどおりに現実化できるようになります(R)。内省的吟味を加えやすくなるからです。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

もちろん、共感覚を入れたということで、自ら支配する変性意識下にいることになります。コントロールされた“Rゆらぎ”です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

 最後に、前回のワークについての補足をまとめます。「共感覚」を意識に上げながら、ワークをもう一度行ってください。気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

<補足>

1:苦痛をカテゴライズし、ゲシュタルトとして認識する

-「4つの苦痛」について、それぞれ共感覚的に感じる ex. 色・形・音・匂い・味・素材感・重さ

2:ゲシュタルトの統合(connect the dots

-「4つの苦痛」を感じながら、同時に全体を共感覚的に感じる ex. 色・形・音・匂い・味・素材感・重さ

→「全人的苦痛(トータルペイン)」(全体)と「4つの苦痛」(部分)を同時に感じられるようにイメージを繰り返す

 3:統合した「全人的苦痛(トータルペイン)」を「全人的幸福(トータルウェルビーイング)」に書き換える

  -ゴールをイメージしながら、色、形、素材感、重さなどを変えて、強化する

 *参考にこちらをどうぞ↓

 Q-289:ドーパミンの分泌をvol.9;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」理由>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29916746.html

 4:幸福を4つのカテゴリーに落とし込む。「身体的幸福」「心理・精神的幸福」「社会的幸福」「スピリチュアルウェルビーイング」

  -少しずつ鮮明(ex. 色、形、素材感、重さ)にする感覚。この時も「全人的幸福」を同時に感じ続ける

 

*「部分を統合し、全体を書き換え、部分に落とし込むワークver.2」はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30210986.html

 

L-088につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

ワークの参考にどうぞ。苫米地博士の著書「超一流脳のつくり方」(枻出版社、p71)からの引用です。

 

 

 五感をフルに働かせ、体感と未来の記憶を結びつける

 ゴールにリアリティを持つようにするには、ゴールを達成したときの感情にリアリティを持つことが重要です。実現させるには、こんな方法もあります。

 まず、人生を振り返って、楽しかった、すがすがしかった、嬉しかった、誇らしかった、気持ちよかったという5つの体験を書き出します。判断基準は、体感の強さです。5つ書き出せたなら、12回、4週間、繰り返し読み上げます。読むたびに五感をフルに働かせて追体験します。思い出すときは、「嬉しかった」と声を出して言うと効果的です。声にしてもう一度聞くことで、体感が強化されます。

 次に、やりたいことややりそうにないことに分け、自分のゴールを書きます。そして、そのゴールを達成している自分を思い浮かべます。そのゴールに先ほど思い出した体験に貼り付けてください。たとえば、仕事をバリバリこなす自分のイメージに誇らしい体感をミックスさせ、体感を伴う未来の記憶を合成します。最初は過去の記憶を思い出しながらじゃないとできませんが、慣れてくれば簡単に結びつけることができます。すると、デスクワークをしながら気持ちいいという状態をつくり出すこともできるのです。

 現在以外の過去、未来は想像でしかありません。言い換えれば、過去も未来も創造できるということになります。現在での願望は、もう未来そのものなのです。

 

 過去のポジティブな出来事と未来のイメージをミックスさせる

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第9回目(R4.12/25開催)のテーマは「超瞑想」。こちらで御確認ください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30204067.html

 

 

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-関連記事-

F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

F-227:ジョコビッチのwp

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L-02620203… -04;老いの実感 ~乗り物酔いリターンズ~

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Q-196:未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/search_tags?qt=682669&p=2

Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2022年度版



Q-287:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめました。前回からは「モニタリングの意義」。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

 

 

A7:前々回までは「ドーパミンをモニタリングする」ことがテーマ。

物理次元でドーパミンを正確にモニタリングすることは簡単ではありませんが、情報次元での「喜び」「楽しみ」をモニタリングすることは可能です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その「モニタリング」について、苫米地式で考察します。前回は「新・夢が勝手にかなう手帳 2022年度版」(サイゾー)から引用しました。今回は苫米地博士の最初の著書「洗脳原論」(春秋社、p141)からの引用です。

 

 

 アンカーの性質はトラウマと似ている。トラウマも場合によっては、意識に上げるだけで効果が大きく減少することがある。また意識上で解決させる方法もある。その技術のひとつには、第2章でも説明したとおり、リフレーミングとエリクソン派の学者が呼ぶものがある。

 たとえば、子供のときにアルコール中毒の親に虐待された子供がいるとしよう。子供のときは親は絶対的な存在で、虐待を自分に何か落ち度があるからだと感じて、トラウマが形成されてしまったとする。その子が大人になってお酒を知り、酔っ払いの醜態を知ったのちに、退行催眠などで子供のときの記憶を思いださせると、そのトラウマがとれることがある。要するに、私の親はただの酔っ払いオヤジだったのだと理解するわけである。

 これもリフレーミングのひとつの例である。いってみれば、まず無意識下の情報を意識化し、新しい認識のフレームをそれに適用して再解釈するのである。

 引用終わり

 

 

 「無意識下の情報を意識化し」というのがモニタリング。

前回確認したとおり、モニタリングを行うと「Rゆらぎ」の状態になります。「Rゆらぎ」とは、「無意識に感じていることを意識に上げることで、リアリティ(R)をゆらがすこと」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

 「Rゆらぎ」を利用すれば、より抽象度の高い世界に強い臨場感を感じることができるようになります。それは「より抽象度の高い世界」が現実化しやすくなるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「より抽象度の高い世界」とは、ゴール(未来)側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 苫米地博士が書かれている「新しい認識のフレームをそれに適用して再解釈する」とは、「ゴール側のCZ=ゴール側のブリーフシステム(Belief SystemBS)」で現状を評価しなおすということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 つまり、ラベリング。

 私たちは重要なことのみを認識しており(RASを通過)、重要性の低いことは認識していません(スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その認識を決める重要度を「ゴールから考えたとき、どのくらい重要か」という尺度に統一することがラベリングの目的です。具体的には、目の前の世界すべてに対して、イメージで「T」「Nil」「D」と貼り付けていきます。

 

 

 <ラベリング>

 認識したものすべてに「T(ティー)」「Nil(ニル)」「D(ディー)」のどれかを貼り付ける

 

 T:ゴールに関係すること(ゴール達成の妨げになることも含む)

 Nil:ゴールと関係ないこと

 D:「T」でも「Nil」でもない情動(怒り、後悔、悲しみ、不安など)

 

 

 ラベリングは時間をかけず、情報を認識した瞬間に行います。

 

 まずは「D」を減らしましょう。「D」は完全にマインド次第です。情動をモニタリングし(無意識の意識化)、ラベリングすること(ゴール側から再評価)自体がエモーションコントロールになります。

 Q-236:アウトプット自体が苦手。恐怖心に近いです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 次に「Nil」が減るように行動を見直していきましょう。「Nil」には「have to(~ねばならない)」が入り込んでいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「Nil」が続くときは、「なぜhave toなのか?」「want toは何か?」「そもそもゴールは何だったか?」について考えてみましょう。ゴールはどんどん更新(再設定)するもの。気楽に新しいゴールを思い描いてください。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 「無意識の意識化」であるモニタリングと「ゴール側からの再評価」であるラベリングを“無意識”に行えるようになると、目の前のすべてがゴール達成のための縁(T)に感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そうなると、絶望的な状況であっても必ず希望を見つけることができ、苦境の最中でも「喜び」「楽しさ」を感じられるようになります。もちろん、脳内では大量のドーパミンが分泌(放出)されています。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 それは“無我夢中”に生きている状態。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる状態です。

 

Q-288につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細はこちら↓

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-関連記事-

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

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Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

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Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

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洗脳原論

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Q-286:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.6;モニタリングの意義>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめました。今回からは「モニタリングの意義」。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 

 

A6:前回までは「ドーパミンをモニタリングする」ことがテーマ。

物理次元でドーパミンを正確にモニタリングすることは簡単ではありませんが、情報次元での「喜び」「楽しみ」をモニタリングすることは可能です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その「モニタリング」について、苫米地式で考察します。まずは理論的な話から。

おなじみの「新・夢が勝手にかなう手帳 2022年度版」(サイゾー)のコラム(9月:バイオパワーの撃退法)から引用し(青字)、解説を加えます。

 

 

 あなたが本当のゴールに気づくことを阻むのはドリームキラーだけではありません。バイオパワー(生権力)という相互監視的な社会の枠組みがあります。バイオパワーとはイギリスの哲学者のジェレミ・ベンサムが刑務所の設計に用いた「パノプティコン(一望監視施設)」に由来するものです。建物の真ん中に監視所があり、囚人たちを一望できます。囚人としてはいつ見られているかわからないので、「いつも見られている」という意識を持たされます。

 

 相互監視的な社会の枠組み」であるバイオパワーとは、「人々の生活の中で、その営みを行うための日常的な関係の中から自然に生みだされる権力」のことです。

すでに社会の隅々にまで浸透し、無意識のレベルで日常的な服従が強制されているといえます。AIおよびIT技術が発達する未来においては、ますます強大な力になっているはずです。

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 

 ジェレミ・ベンサムはこのシステムをよいこととして考えたのですが、ミシェル・フーコーはこれを転用して、現代の社会の枠組みがパノプティコンになっていると考えました。すなわち、社会のシステムは相互監視によって、パノプティコンになっているというのです。互いが互いを監視し牽制し合うことで、囚人のように行動を管理・統制されています。私たちは大きな牢獄の中に閉じ込められているような状態です。

 

 監視」「牽制」「管理」「統制」というのは自由がない状態。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 バイオパワーによってwant toが奪われ、have toが強制されていくと、本来はすべての人が持っているエネルギーと創造性がどんどん失われていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 *「エネルギーと創造性」について、詳しくはこちら↓

 Q-178:家族ががんで… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 

 現代社会という牢獄では、認められた夢しか持ってはいけません。資本主義という洗脳に合致するような奴隷の夢を持つことが奨励されます。それ以外の夢を持とうとすると、パノプティコンによって発見され、バイオパワーによって排除されそうになるのです。例えば、「よい学校・よい会社に入る」というレールから外れようとするだけで、親兄弟や友人、教師までが反発します。「そんなことでは社会では生きていけないよ」と善意から脅してきたりします。

 

 ドリームキラーの誕生です。コーチングに興味を持っている皆さんには、きっと辛い思い出があるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 とくに若い方々は、ドリームキリングに決して屈しない強靭な(狂人なw)マインドセットをつくりあげて欲しいと願っています。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 そのための最初の一歩は、じつは、驚くほどシンプル!

 

 

 では、私たちはどうすればよいのでしょうか。答えは単純です。このバイオパワーに気づけばよいのです。無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げることで、バイオパワーの影響を下げることができます。気づきさえすれば、奴隷状態から解放され、自分自身の真のゴールを認識することができるのです。

 

 最初の一歩とは「バイオパワーの存在を意識に上げること」。

 F-163:アンチからウィズ、そしてウェルへ vol.1「生」;好きなことだけやる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 つまり、モニタリングです。モニタリングを続けることで、無意識を意識化することができるようになります。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 ところで、なぜ「無意識の意識化」が重要なのでしょう?

 

 

 バイオパワーに無意識に影響を受けるのではなく、バイオパワーの存在を意識に上げることができれば、それが「Rゆらぎ」(相手が無意識に感じていることを意識に上げさせることで、相手のリアリティ「R」をゆらがすこと)として機能します。そうやってバイオパワーを無効化することができるのです。

 

 答えは「Rがゆらぐ」から。

目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態を「変性意識(ASCAltered State of Consciousness)」と呼びます。苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」。

 カテゴリ(フリーテーマ):自分のリミッターをはずす!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「〇〇」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

Q-287につづく)

 

 

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 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細はこちら↓

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S-01-19:コーチング的視点で考えるバイオパワーの問題

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