苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

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Q-145191019/20 鹿児島セミナーレポート -02;未来をうみだすもの

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」をイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

 

02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 

セミナーのテーマは「万全の心身で“今”を生きる」

 その実現のためには、「未来からの時間の流れにのる」という感覚が必要です。その感覚は、“今”だけに集中してしまうのではなく、全体(人生)と部分(“今”)の双方向の関係の中で生きること、すなわちゲシュタルトをつくることを可能にします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 より大きなゲシュタルトをつくるほど理解は深まります。よって、人生全体から“今”を感じることができるほど、“今”に対する気づきを得られやすくなります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 全体としてとらえるのであれば、「時間の流れ」(の向き)自体はそれほど重要ではないはずです。しかしながら、私は「時間は未来から現在、現在から過去へと流れている」ことをしっかり体感すること(していること)を強くお勧めします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 なぜなら、過去に囚われたままの人があまりにも多いから。そして、過去に囚われたままでは決して真のゴールは設定できないから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

それがどんなに辛いことだったとしても、おこった出来事はどんどん遠ざかっていきます。一日が過ぎれば一日過去になり、一年経てば一年過去です。

ところが、私たちは、どんどん遠ざかっていく(薄れていく)ものをわざわざ思いだし“今”にしてしまいます。そんな場合の「“今”を生きる」の“今”とは、「辛い出来事の再体験」のこと。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654010.html

 

過去に戻ることはできない以上、「あの時○○していれば/しなければ…」などの後悔はまったく無意味です。

もしも過去の“失敗”を思いだしてしまったら、すぐに「私らしくなかった。次は○○する」とセルフトークをしてください。そして、これから迎える未来を思い描きながら、「未来で成功しているから、今、過去の“失敗”から気づきを得ている」と考えてください。

それが「前向きに生きる」ということです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

過去に囚われることなく、どんどん未来をうみだしていきましょう!

何も恐れる必要はありません。未来をうみだす力はすでに手にしています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

未来とは、情報空間(心の中)にすでに存在しています。

そして、その未来とは、ゴールとして自らwant toでうみだし、日々の行動によって楽しく“現実化”していくものです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

Q-146につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 先日(2020612日)、1985年に公開されたアメリカ映画「Back to the Future」が民放TVで放送されました。なんと平均世帯視聴率は14.5%!(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

 公開から35年経ってもぜんぜん色褪せない名作が描いているものは「未来からの時間の流れ」。主人公 マーティーやドク・ブラウンと同じように、誰もが自分自身や縁ある人々の未来のために奮闘することができます。みんなが(自分の人生の)タイムトラベラーなのだから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13626536.html

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(お申し込みはこちら↓)

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 



Q-144191019/20 鹿児島セミナーレポート -01;セミナー概要

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

 

 第一部(45分)は、マインド(脳と心)の不思議を楽しく体感していただきながら、コーチングの基礎用語を解説し、健康や人生との関連を感じていただきました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

第二部は(90分)は、ヒーリングとコーチングの関係を体感していただきながら、ワークを行っていただきました。さらに今回は各会場限定のスライドを用意しました。霧島会場は70代の参加者もいらっしゃったので、「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」について考えていただきました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14400982.html

 

 今回のレポートでは、まずはセミナー中に私から受講者の皆さまに投げかけた疑問について考察していきます(下記)。その後当日行ったワークを一部御紹介し、セミナー後いただいた御質問にお答えします。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」をイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 08;「“今”を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

Q-145につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 補足します。霧島会場では「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」について考えていただきました。その際に御紹介したのが、ある米国人科学者の衝撃的な主張です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12340209.html

 

 腫瘍学者で生命倫理学者でもあるエゼキエル・エマニュエル博士は、ザ・アトランティック誌に寄稿した文書で、「データを分析すると、寿命は延びたが、実際にはより多くの障がいを抱えた老人の数が増えている」「連邦予算が18歳未満の人に1ドル使われる時、65歳以上の人には7ドル使われている」と示した上で、「高齢のアメリカ人が身体的に衰退した状態で、あまりにも長く生き過ぎている」と主張したそうです。さらには、「私が75歳になったら医学的介入は拒否する。抗生物質や予防接種さえ断る」と宣言しました。

 エマニュエル博士はペンシルベニア大学の医療倫理や健康政策の責任者であり、オバマケア(オバマ大統領の時に成立した医療保険制度改革法)を主導した人物です。この大御所の発言は全米で大論争を巻き起こしました。

 

 エマニュエル博士の主張をシンプルにまとめると、「人間の晩年は無価値。よって、寿命延長をサポートするべきではない」というもの。

 

 皆さんはどのように考えますか?

 ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」と合わせてお考えください。

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html


 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(お申し込みはこちら↓)

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

 

190929 ブログ案内用(第二弾、告知)

セミナー告知画像
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19677677.html

I-041:【告知】Fight Coaching Project ~私の確信~

 

苫米地式コーチング認定マスターコーチ 青山龍さんと私 CoacH Tの新たな取り組みが始まります(20206月からの1年間、途中からの参加も可能)。

 

その名は「Fight Coaching Project」!

テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

 受付は始まっています。まずは下記サイトを御確認ください。

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 先日、青山コーチのYouTubeチャンネルで、告知用の無料対談動画が公開されました↓

 【竹原コーチ×青山コーチ対談】ファイトコーチングプロジェクト開始に向けた対談動画

https://www.youtube.com/watch?v=9MdrINr03Yw&feature=youtu.be

 

 その中でもお伝えしたとおり、私は医師としてもう20年以上働いています。そのうちの11年間は病院長を務め、さらには地元医師会の理事として行政とも深く関わりました。そんなキャリアの中で、個人レベルで、組織レベルで、そして地域コミュニティレベルで、ずっと「健康」というものを考えてきました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859675.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859828.html

 

 2009年秋に認知科学者 苫米地英人博士と情報的に出会い、その後幸運が重なり直接学ばせていただくようになった私は、苫米地式コーチング認定コーチとして、そして苫米地式ヒーリング認定マスターヒーラーとして、九州を中心に活動を続けています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702480.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702640.html

 

 そんな私が確信していることは「マインドの健康が、個人の、組織の、地域コミュニティの健康を実現する」ということ。もちろん、その先には世界平和(WorldPeace)が待っています。

 

その確信の根底にあるものは、「すべてがマインド(脳と心)での情報処理である」という事実。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

私は、幼少期は加持で、社会人となってからは医療(+α)で、そして今はコーチング(&ヒーリング)で、劇的な変化が起こる場面に立ち会ってきました。そんな“奇跡”のはじまりには、必ず「マインドの健康」がありました。

私がこれまで学び探求してきたものを、青山マスターコーチとともに、しっかりとお届けしたいと思います。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13825164.html

 

 ぜひ「Fight Coaching Project」に参加してください。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

 (詳細は下記サイトで御確認を↓ 受付は始まっています)

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「マインド(脳と心)の健康」に関連するブログ記事を御紹介します。

 前回(I-040)の投稿後、「糖尿病の話もよかった」というコメントをいただきましたのでリストに追加しました。コメントありがとうございますw

 

The Power of Mind Ⅰ>04:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13076878.html

 

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

 

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

 

F-071~:「糖尿病リスク予測ツール」に思う

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_319922.html

 

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html

 

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

Q-073~180804医療講演会レポート

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_318161.html

 

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 

FCP 告知動画(青山マスターコーチ ブログより引用)

青山龍苫米地式認定マスターコーチ ブログより引用

http://blog.livedoor.jp/r_aoyama/

 

 

I-040:【速報】Fight Coaching Project

 

 昨日(2020512日)、苫米地式認定マスターコーチ 青山龍さんが新たなプロジェクトを発表されました。

その名は「Fight Coaching Project」!

 青山龍マスターコーチのブログ(200511投稿)で、新プロジェクトに向けたメッセージを聞くことができます↓

 http://blog.livedoor.jp/r_aoyama/archives/54613257.html

 

 その「Fight Coaching Project」は、じつは、青山マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボプロジェクト。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

 

 詳細は下記サイトで御確認ください(受付は始まっています)。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「マインド(脳と心)の健康」に関連するブログ記事を御紹介します。こちらもどうぞw

 

The Power of Mind Ⅰ>04:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13076878.html

 

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

 

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

 

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html

 

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

Q-073~180804医療講演会レポート

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_318161.html

 

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 

Fight Coaching Project(from青山コーチブログ)

青山龍苫米地式認定マスターコーチ ブログより引用

http://blog.livedoor.jp/r_aoyama/

 





I-039:【予告】Fight Coaching Project

 

 明日5/11(月)、苫米地式認定マスターコーチ 青山龍さんから、新たなプロジェクトが発表されます。

 苫米地式コーチング 青山龍マスターコーチ ブログ

 http://blog.livedoor.jp/r_aoyama/

 

 その名は「Fight Coaching Project」!

 

 後日、このブログでもプロジェクトの詳細をお伝えします。お楽しみに。

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

Q-135190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -14 <最終回>

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。今回が最終回です。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。Q-134から「もっと知りたいこと」です。

 

 

・三日坊主や飽き性等とマインドはつながりがあるのですか?

 

A:もちろん!すべてマインドでの情報処理の結果といえます。

 私がいうマインドとは「脳と心」のこと。じつは脳と心は別々のものではなく、「脳と心」でひとつです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

 

認知科学者 苫米地博士の著書に「脳と心の洗い方」(フォレスト出版)という本があります。20067月に出版され「脳ブーム」の火付け役となった同書からの引用です。

 

 心と体は切り離せない!

 私の研究分野は機能脳科学です。

 機能脳科学や認知科学は心と体を同時に扱う学問です。認知科学は英語でいう「コグニティブサイエンス」です。これは『洗脳原論』で少し書きましたが、ファンクショナリズム、つまり心を関数としてとらえるという立場から生まれてきた学問です。

 心を関数としてとらえるということは、心と体が切っても切り離せないという大前提があります。関数があれば、関数を走らせるハードウェアであるコンピューターが存在しています。

 そのコンピューターの状態を抽象化して記述しているものが関数です。これはどの抽象度で記述しているかで、心といったり、脳といったりしているということです。つまり、どちらとも切り離せないというのがファンクショナリズムの本来あるべき姿です。

 機能脳科学は心と体を扱う学問であり、切り離せないものです。もちろん、デカルトの二元論は間違っているということになります。外部表現というものはありません。すべて内部表現です。物理的現実世界と我々が思っている世界は、我々の内部表現と連結しているのです。

引用終わり

 

 私は博士との縁ではじめて「抽象度」という言葉を知りました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

そして、その新たな視点で、学んできた医学・医療や釈迦の教えを再考する過程で、明るくクリアな光に包まれました。より大きなゲシュタルトができ、「点がつながった」のだと思います。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 そんな意識状態で医学・医療を考察したものが下記ブログ記事です↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13076878.html

 

 

・自分の振る舞いや言動、行動を振り返って、家族にどのような影響がでているか?

 

A:「自分」から「家族」への視点の変化は、先程御紹介した「抽象度が上がる」に相当します。そんな感じで気楽に「より大きな視点」を追求してください。その積み重ねが「人間形成」を実現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 そして、その“積み重ね”は「自分」とつながるあらゆる関係に広がり、まわりを明るく書き換えていきます。すべて縁起であり、「自分」とは単独で(独立して)存在するものではないからです。「自分」とは、「関係によって浮かびあがってくるネットワーク」のことです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 では、「自分の振る舞いや言動、行動」により家族によい影響を与えるためにはどうすればよいでしょうか?

 

 

・ゴール設定について

 

A答えは「ゴールの抽象度を高めること」。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 仮に“失敗”してしまったとしても大丈夫。抽象度が高いゴールを志向し続ける限り、必ず道は開けます。なぜなら、すべて縁起だから。先程引用した博士の言葉でいえば、「外部表現というものなく、すべて内部表現」だから。「物理的現実世界と我々が思っている世界は、我々の内部表現と連結している」のです。

 

 

・家族のこと。家族と仕事を天秤にかけると優先順位に悩む

 

Aとなると、「家族と仕事を天秤にかける」必要はありません。「優先順位に悩む」代わりに家族と仕事を包摂する抽象度次元で新たなゴールを見つければいいのです。「家族と仕事」を一語にしてしまうような何かを見つけることが、先程の「ゴールの抽象度を高めること」に相当します。

 

 過去のブログ記事で取り上げてきたように、私自身はゴールのバランスホイールをとても重要視しています。しかし、それは天秤にかけバランスをとるということではなく、高い抽象度ではひとつのものを、抽象度を下げた次元においてバランスよく配分するという感覚です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

 詳しくは「ライフワークバランスに潜む罠」をテーマにブログ用に書き下ろした文章で御紹介する予定です。

 

 

・今は頭の中を整理したいです

・ひらがなで漢字が出てこない

・先生が話してくださったことを理解し吸収するのに時間がかかるので(私自身の性格で)、また機会があればもう一度話を聞きたいです

 

A:整理するとは「ゲシュタルトをつくる」こと。そのためにも、まずはゴール設定です。Want to(~したい)だから、自然に知識を吸収することができます。決してHave to(~ねばならない)にならないように気を配りながら、ゲシュタルト構築を楽しんでください。
 ぜひ、またお会いしましょう!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 

 以上で、20199月に鹿児島県の医療法人で開催した「リスクマネジメント」をテーマとした研修のQAを終わります。

 

 医療・福祉や教育に関する講演はもちろんのこと、コーチングを用いた研修(リスクマネジメント、リーダー育成、スタッフ能力開発等)に興味のある方は、気軽に御相談ください。

パーソナルコーチングも受け付けています。

連絡先:coachfor.m2@gmail.com

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

脳と心の洗い方



I-037:コーチングセミナー(鹿児島、2020年上期)開催中止のお知らせ

 

 苫米地式コーチング&ヒーリングをしっかり届けたいと願いながら活動しています。

 

特に地方にお住いの方々は共感してくださると思いますが、認知科学者 苫米地英人博士に直接学ぶためには、経済的にも、物理的にも、大きなバリアがあります。かつての私のように何らかの理由で断念している方々のために、「学んだ苫米地理論を地方に届けよう」と次第に考えるようになりました。

それ以降、博士に教わっているときは、同時に教えているイメージも持ちながら学んでいます。守秘義務内容の境界を常に意識しながら。

「まずは鹿児島から」という「苫米地理論を地方に届けたい」は、「九州に届けたい」「日本中に届けたい」に拡大し、さらに「医療・福祉の現場に届けたい」「教育の現場に届けたい」にひろがっています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702480.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702640.html

 

 そんな思いから、医療・介護現場や教育現場での研修や講演と並行して、一般向けのオープンセミナーを開催してきました。年2回(春、秋)の開催を念頭に準備を進めていましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を鑑みて、20205月開催予定分のセミナーは中止とさせていただくことにしました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664055.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664503.html

 

 特に今回は不安や恐怖から引き起こされる「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」を取り上げ、克服のための実践ワークを行う予定だっただけにとても残念です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 状況が改善次第、オープンセミナーを開催します。ぜひ“場”を共有してください。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 パーソナルコーチングに関しては、“三密”に気をつけながら、現在も継続しています。新規受付は随時行っておりますので、気楽に御相談ください。

 

 新型コロナウイルスは政治をも動かし、ついに医療現場での初診患者へのオンライン診療が解禁されました(2020413日~、ただし感染収束までの期間限定の方針)。

本文中の「学んだ苫米地理論を地方に届けよう」という私の思いは、物理空間に縛られていたのかもしれません。今まで対面でのコーチングにこだわっていましたが、私自身の“現状”の殻を破り、オンラインでのコーチングにも取り組むことに決めました。

遠隔コーチングによる“情報場”共有を御希望される方は、下記アドレスに御連絡ください。

 連絡先:coachfor.m2@gmail.com

 

 

Q-134190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -13

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。今回から「もっと知りたいこと」です。

 

 

・ファイト・オア・フライトについて

・ファイト・オア・フライトの状態の相手をうまくなだめるできるだけ簡単で効果的な方法を知りたいです

 

A:四苦(とくに老病死)を実感しやすい医療・福祉の現場は、とくに「ファイト・オア・フライト」に陥りやすい場です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 よって、そこで働く人々は、患者(利用者)さんやその家族はもちろん、自分自身や仲間のためにも、「ファイト・オア・フライト」を予防する(すぐにリカバーする)方法を習得するべきです。

 

 その最も重要なものは「ゴール設定」。この記事の最後(4つ下の回答)で取り上げます。

 

ここでは「できるだけ簡単で効果的な方法」をお伝えしましょう。その簡単な方法とは「笑顔」。マザー・テレサは「平和は笑顔とともにはじまる(Peace begins with a smile)」と語りましたが、それは紛れもない科学的事実といえます。

通常、視覚情報は脳の後方(後頭葉)にある視覚野に送られ処理されます。そして、記憶との照合や前頭前野での判断を経て、「それがなんであるか」が認識されるのです。ところが、その経路とは別に、視神経から扁桃体に直結する経路が存在することが明らかになっています。

扁桃体とは「ファイト・オア・フライト」のときに活性化している場。人間の場合、その扁桃体で相手の表情を読み取ることがわかっています。笑顔だとポジティブに、怒り顔だとネガティブに。つまり、笑顔はダイレクトに扁桃体に働きかけるのです。もちろんポジティブに。

ぜひ目の前の相手に対して微笑んでください。いつも微笑むことできる心境でいてください。それは「簡単だがとても効率的」な方法です。もちろん、あなた自身のためにも。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11294790.html

 

 

・イライラしないようにすること

 

A:イライラは決して悪いことではありません。それは(ゴールが生みだす)理想があるゆえに生じる認知的不協和といえるからです。「イライラ」という心のエネルギーを上手く利用することで、理想に向かって現状を改善することができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 ただし、イライラは「ファイト・オア・フライト」のひとつの表現ともいえ、うまく大脳辺縁系から前頭前野優位に戻さないと(リカバーしないと)墓穴を掘ることになります。

 うまく前頭前野優位に戻すための「簡単だがとても効率的」な方法が「笑顔」。そして、最も重要な方法が この記事の最後(3つ下の回答)でw

 

 

PTSDについて(複数回答)

 

APTSDとはPost Traumatic Stress Disorderの略で、心的外傷後ストレス障害と訳されます。厚労省のHPには「生死にかかわるような実際の危険にあったり、死傷の現場を目撃したりするなどの体験によって強い恐怖を感じ、それが記憶に残ってこころの傷(トラウマ)となり、何度も思いだされて当時と同じような恐怖を感じ続けるという病気」と記載されています。

 厚生労働省>みんなのメンタルヘルス>専門的な情報>PTSD

 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_ptsd.html

 

私は「本当は誰もがPTSDに苦しんでいる」と考えています。みんな最初は被害者だからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

 

・心の傷を解決する方法をもっと知りたいです

・理不尽度、興味あります

 

A:「もっと知りたい」「興味がある」とは重要度が高いということ。私たちは目の前の世界をありのままに認識しているわけではなく、知識があり(すでに知っていて)、重要度が高いもののみを認識しています。その他の情報はスコトーマに隠れ、認識にあがりません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 その重要度は過去の記憶によりつくられていきます。その多くは他人や社会からの刷り込みです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 その過去や他人による呪縛から自らを開放する行為が「ゴール設定」。“現状の外”にゴールを設定することではじめて、本当の自分の人生を生きることができるようになります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 自ら設定したゴールに向かって生きていると、目の前の世界がすべてゴール達成のための大切なきっかけに感じられるようになります。スコトーマが外れ、ゴールに関係する情報をどんどん見つけていくからです。

そんな体験を繰り返すと、「すべてがつながっている」と実感するようになります。縁起の体得です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 目の前の世界はすべてゴール設定の結果 そのように無意識が納得したとき、理不尽度はなくなります。すべてが自分の選択だから、すべてが“自分自身”だからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 理不尽度ゼロはストレスフリーの状態。その時、人は真の自由を実感するはずです。真の自由とは、「自らに由る」という釈迦の教えに由来する自由。思考や行動の判断基準を自らに置いた心の状態のことです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

 ぜひ自由に生きてください。自由に生きるほど、心の傷は癒えていきます。

 繰り返しますが、それはゴール設定からはじまります。そして、そのゴール設定は、自分の未来に興味と責任を持つことからはじまります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

Q-135につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

Q-133190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -12

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。Q-130からは「疑問や難しかったこと」です。

 

 

・言葉の意味がわからない

・初めての参加で難しい単語が並び少し難しいと感じました
・用語が難しいところがあった
・内容はとてもいいと思いますが、もう少しわかりやすく話してください

 

A:今回の講演ではまず最初に「スコトーマ(Scotoma)」について説明しました。スコトーマとは「認識の盲点」のこと。その盲点に関係するのは1)知識、2)重要性 です。私はさらに3)役割 を意識しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 「初めて参加」の方々にとっては、今までスコトーマに隠れ続けていた未知の世界(知識)がいきなり現れたのです。「意味がわからない」「難しい」と困惑するのは当然のこと。その困惑は「認知的不協和」と考えることができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 

・少し専門用語が多かったので、具体的にもっとわかりやすい言葉、例を挙げてほしかった
・何となくの理解しかできませんでした。知りたいことが具体的にでてきませんでした。すいません

 

A:「具体的」「わかりやすい」というのを、「イメージしやすいように」と受け取りました。その後のセミナーや講演は今まで以上に、1)なるべくシンプルに表現する、2)図・表・写真などを活用する、3)ありそうな具体例をたくさん提示する ことを意識しています。

 

1)なるべくシンプルに表現する」というのは、「抽象度を上げる」ということ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 「2)図・表・写真などを活用する」は、「ビジュアル化することでfeelしやすくする」です。これは言語の抽象度を超えるということであり、右脳言語野に働きかけることともいえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 「3)ありそうな具体例をたくさん提示する」は、特に強い情動を伴った体験の記憶を引きだすことを意図しています。

今回の講演で「転倒による骨折事例」を取り上げたのは、医療・介護の現場で働く皆さまには必ず苦い思い出があるはずだからです。その時の体験を思い出していただきながら、「解決するべき課題は何か?」「次はどうすればよいか?」などと自問していただけるように心がけました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491494.html

 

 ちなみに、失敗や期待外れが生じた際に「なぜそうなったのか?」という理由(仮説)をたくさん立て、修正法をつくる(トゥイーキング)システムを、「エクスプラネーション・パターン法」といいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

講演時間の制約はありますが、今後もこれらのことをしっかり心がけていきます。

 

 

・ほとんど難しかったですが、「あー」と思うこともありました

 

A:「意味がわからない」「難しい」と嘆く方々を観察していて私がいつも感じるのは、「もったいない」という思い。認知的不協和は、もちろん心地よくはないですが、生じたエネルギー(ソワソワ、イライラなど落ち着かない感じ)を使って新しいもの(こと)を創造するチャンスでもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12931592.html

 

 ある程度の知識を蓄積した時、まるで「すべてがつながる」ような感じで、突然クリアになることがあります。それが「ゲシュタルト(Gestalt)」ができた瞬間です。ゲシュタルトとは、形態を意味するドイツ語で、「全体性をもったまとまりのある構造」のことを指します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 その様子を、アップル社の共同創設者 スティーブ・ジョブス(19552011年)は「connect the dots」と表現しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 では、「ゲシュタルトをつくる」ことや「connect the dots」を実現するために大切なものは何でしょうか?

 

 

・全体的に難しかったですが、先生の分野についてもっと詳しく知り、今度お話ししたいと思いました

 

A答えは「ゴール(Goal)」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ゴールがあるからこそ、「もっと詳しく知りたい」といったようなモチベーションが生じます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 もっと正確にいえば、モチベーションとは生じたり消えたり(上がったり下がったり)するものではありません。ゴールが生みだす世界(コンフォートゾーン)に自然に向かうホメオスタシス・フィードバックです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 そんなホメオスタシス・フィードバックで迎える別れや旅立ちのことを、私は「The Sweet Goodbye」と呼んでいます(ロクセットの曲名からインスパイア!)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21970436.html

 

 

・今欲しい言葉がいっぱいでてきて、驚きとうれしさを感じました

 

A:「今欲しい言葉がいっぱいでてくる」のもゴールがあるからです。そのゴール達成のために私の話が重要だと(無意識が)判断したことで「スコトーマが外れた」のです。「驚き」の正体はスコトーマが外れた体感、「うれしさ」はゴールに近づく確信です。

 

 

・人を責めないで反省をすること。ゴールに向かって考えていく

 

A:人のせいにすると現状肯定になります。なぜなら、無意識は「私は悪くないから変わらなくていい」と判断するから。

大切なのはゴールを見失わないこと。もちろん、ゴールは“現状の外”に設定します。「このままでは達成できないもの(だけど、絶対に達成したい何か)」です。

 

ゴールがあっての反省であれば、それは現状を打破するためのヒントを見つける行為になります。「スコトーマ外し」です。

そうやってスコトーマを外しながら新たな気づきを蓄積していくと、ある時、突然、目の前がクリアになった感じがします。それが「connect the dots」の瞬間!

 その時、理解はさらに深まります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 そして、その積み重ねが「人間形成」を可能にします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

Q-134につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

Q-132190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -11

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。Q-130からは「疑問や難しかったこと」です。

 

 

・人の位置、天井、床などのデザインを覚えて、それを再現すると覚えているつもりで覚えていないことが多く難しかったです

 

A:人は一度認識すると、次回からはたいして認識しません。細かい情報はスコトーマに隠れてしまうのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 試しにスマホのホーム画面を描いてみてください。アプリのデザイン、配置など正確に再現できるでしょうか?

 

 どうですか?

 縦横に何列ならんでいるかさえ思い出せない方もいるはずw

 

 前回(Q-131)御紹介したとおり、目の前の世界はアプリオリに「ある」のではありません。わずか1/100000の情報量で各人のマインド(脳と心)が生みだしている「あるともないともいえる(あるともないともいえない)」ものです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21828929.html

 

それを大乗仏教では「空(くう)」と表現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 

・自分の認識を自分でうまくコントロールするのは難しいと思いました。他人から教えてもらうと案外すんなり切りかわったりする気がします

 

A目の前の世界を生み出すものは“重要度”です。そして、その重要度は過去の記憶によりつくられています(ブリーフシステム)。そして、それは自我そのもの。よって、「認識を自分でうまくコントロールするのは難しい」のです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 「他人から教えてもらうと案外すんなり切り替わる」のは、他人との縁により一時的に重要度が変わるから。RAS(網様体賦活系)のフィルターを通過する情報が変わり、見える(感じる)世界が一変します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 しかし、その変化はたいてい“一時的”です。いつの間にか「見慣れた世界」(=コンフォートゾーン)に戻ってしまいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

ホメオスタシス(恒常性維持機能)が強力に働いているからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 

・勉強会の内容を聞いて「わかっているんだけれど」という気持ちになるが、実際の行動へ結びつけることが難しい(切迫した必要性がないから。それはゴールがないから?)

 

Aでは、「認識を自分でうまくコントロールする」ために必要なものはなんでしょうか? 気づきを「実際の行動へ結びつける」ために最も重要なことは?

 

 そのとおり! 答えはゴールです。ゴールが「切迫した必要性」を生みだします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

“現状の外”にあるゴールが必要性を生みだし、新たな重要度を、すなわち新しい自我をつくりだします。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 

RASに関して知りたいです

 

ARAS(ラス)とは「Reticular Activating System」の略で、網様体賦活系と訳されます。脳が持つ機能のひとつで、五感で受け取る膨大な情報の中から重要な情報だけを選びだすフィルターの役割を担っています。

 そのRASを、「過去の記憶」ではなく、「未来の記憶」で書き換えるものがゴールです。

ゴールを達成した未来の記憶でつくった重要度で生きていると、目の前の世界は「ゴール達成のきっかけ」に感じられます。うれしいことも悔しいこともすべて大切な「きっかけ」。

そんな境地でいると、やがては未来からの時間の流れを感じられるようになり、「未来に戻る」という感覚になります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13626536.html

 

 

・一人の人が見守りや言葉遣いをちゃんとしてても、他の人たちがしてないと難しい(悲しい)なぁと思った。チームワークをつくることが難しい

 

A:「チームワークをつくる」ための最大のポイントは、「ゴールの共有」です。ゴールを共有するということは、「同じ未来に生きる(見る、感じる)」ということ。

もちろん、「同じ未来に生きる」といっても、人により見える(感じる)細かい情報には差があります。抽象度が高いところではがっちり一致していても、抽象度が低い具体的な話になると相違が生まれます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

じつはその相違が重要!

ゴールをしっかりと共有しながら違う意見を受け入れることで、お互いに「認識を自分でうまくコントロールする」ことができるようになります。「他人から教えてもらうと案外すんなり切りかわる」から。

 私は、その先に“無敵”があると信じています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

Q-133につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 RAS(ラス)とは「Reticular Activating System」の略で、網様体賦活系と訳されます。脳が持つ機能のひとつで、五感で受け取る膨大な情報の中から重要な情報だけを選びだすフィルターの役割を担っています

 

 その先は苫米地博士の教材「マインド・プロファイリングⅡ -Everlasting Influence-」(フォレスト出版)で学ぶことができます。

 フォレスト出版HP>マインド・プロファイリングⅡ紹介ページ:

 https://www.forestpub.co.jp/mp2/

 

 

マインドプロファイリングⅡ(フォレスト出版)

マインド・プロファイリングⅡ

フォレスト出版HPより引用

 

 

Q-131190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -10

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。Q-130からは「疑問や難しかったこと」です。

 

 

30秒間でまわりの様子を記憶すること(が難しかった)

 

A:過去のブログ記事でワークを紹介しています。まだ未体験の方はぜひワークを行ってみてください↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19371125.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19572599.html

 

 ふだん見慣れているはずの風景も、いざ記憶し思い出そうとすると簡単ではないですよね。それには理由があります。

人が認識する世界は、どんどん入力される膨大な情報のうち、より重要な情報で成り立っています。ある研究によると、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)から入力される情報量は1秒間に数百万ビットで、そのうち意識にのぼるものは40ビットなのだそうです。40/000000、すなわち、わずか1/100000の情報量でつくられているものが、各々が認識している(一人一宇宙の)世界です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 

 このとき、重要な情報を選びだすフィルターの役目をしているものがRASです。そして、RASにはじかれ認識に上がらなくなることを「スコトーマに隠れる」と表現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 目の前の世界は「ある」のではありません。わずか1/100000の情報量で各人のマインド(脳と心)が生みだしている「あるともないともいえる(あるともないともいえない)」ものです。それを大乗仏教では「空(くう)」と表現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 

・ラベリング(が難しかった)

 

A:「あるともないともいえる(あるともないともいえない)」世界

 だからこそ、マインドを操作することで思いどおりに目の前の世界を再構築することができます。

 

 その訓練となるのが「ラベリング」です。過去の記事(F-095)で紹介しています。ぜひ日常的に取り組んでください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18456250.html

 

 ラベリングは医療・福祉従事者にとって特に重要なスキルとなります。「ファイト・オア・フライト」という情動優位の状態を回避できるようになるからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 

・時間は未来→過去に流れているのは理解していますが、それを自分の生活の中へ取り入れることがなかなかできていません。頭が整理できないのか つい過去を思い出し、そちらを重視してしまいます

 

A:「時間は未来→過去に流れているのは理解している」というのは素晴らしいことですよ。大丈夫です!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 さらには「つい過去を思い出し、そちらを重視してしまう」と認識できているのですから、ますます大丈夫です! 人の情報処理は失敗駆動型。だから「つい過去を思い出し、そちらを重視してしまう」のは“あたりまえ”といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

しかしながら、そのままでは過去の呪縛からなかなか逃れられないのも事実。そこで「ラベリング」です。

そもそも私たちは重要なこと(モノ)のみを認識しており、重要度の低いこと(モノ)は認識さえしていません。その重要度を、ラベリングを行うことで、「ゴールから考えたとき、どれくらい重要か」という尺度に統一すると、目の前のすべてがゴール達成のための大切な縁起(きっかけ)に感じられるようになっていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 

・ゴールを設定し未来へ向かって今を生きる(が難しかった)

 

A:目の前のすべてがゴール達成のための大切な縁起(きっかけ)に感じられるというのは、とても幸せな体験です。生きている間には腹立たしいことも悔しいこともあります。しかし、「どうしても成し遂げたいゴール」があると、そんな感情(情動)すらゴール達成のエネルギーに変えることができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

難しく感じられるかもしれませんが、その詳細をシリーズ編第3弾「心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~」にまとめています。「豊かな人生」をイメージしながら書きました。どうぞお読みください。

シリーズ編第3弾(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

 

・ブリーフシステム 自分の子どもに対する怒り方が、子どもの考えや行動を制限させてしまっていた気がして反省しています(←自責)。今日気づいたことを生活に反映できるように色々考えたいと思いました

 

A:「失敗しちゃった」「間違えたな」と感じたときは、すぐに「私らしくなかった」とセルフトークしてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19152931.html

 

 「私らしくなかった」というときの「私」とは、ゴールを達成した「未来の私」のこと。「未来の私」のイメージをセルフトークで強化していくと、臨場感が上がっていき、(RAS/スコトーマの原理により)ゴール実現のための縁起がますます紡がれていきます。そうやって“夢がかなう”のです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 親の気づきは、親だけのものではなく、子どもも優しく書き換えていきます。さらには書き換えられた子どもの成長が、逆向きに親を書き換えていきます。私たちは関係性の中で生きており、その関係性は双方向です。「私」とは関係性の総称です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 ブリーフシステムは、確かに過去の記憶でつくられていますが、固定化されたもの(永続するもの)ではありません。「気づいたことを反映する」ことで更新し続けることができます。ぜひ「家庭(子育て)」のゴールを設定し、その結果として今日を生きてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

Q-132につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

Q-130190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -09

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。今回からは「疑問や難しかったこと」です。

 

 

・「他責→心の傷が深い、自責→心の傷が深くならない」の話を聞いて、逆ではないかと思い、不思議でした

 

A:確かに逆のような気がしますよね。よくわかります。

 「責任を負う」という言葉は重たい感じがするでしょうし、反対に「無責任」には気楽さを感じると思います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19980130.html

 

しかし、そのようなイメージは過去の何らかの記憶でつくられたブリーフシステムが生みだす幻想です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 責任とは自由があるからこそ生じるものです。よって、「責任を負う」の前提には必ず自由があり、「無責任」には自由が存在しません。本来は。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958864.html

 

 大切なのは自由に生きること!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

 では、自由に生きるために欠かせないこととはなんでしょうか?

 

 答えはゴール設定です。コーチングではゴールを最も重要視します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

そのゴール設定において、ゴールを決めるのは誰でしょうか?

 

 もちろん、自分自身です。

自身の自由意志でゴールを設定するからこそ、すべてがwant toになり、生じるすべての事象に対して責任をとることができるようになります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

「すべて自分の選択の結果なのだ」と納得できることは、縁起そのものを“私”と理解することです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

それは一人一宇宙を体感することであり、空(くう)を体得することでもあります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 

空を体得すると、本当の意味で自由に、仮(け)としてのゴールを設定できるようになります。その時が「無人運転」や「自動運転」からの脱却であるといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_369873.html

 

縁起の思想からすると、各自のゴールが生みだした宇宙は多様で、かつダイナミックに変化する関係性により成り立ちます。逆にいえば、この世の一人ひとりは、お互いの関係性の中で初めて成り立つと同時に、宇宙を構成する貴重な存在であるといえます。

この「一人ひとりがお互いに宇宙を生みだす大切な存在である」という視点が中観です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 中観の境地に至ると、「他責」がいかに問題であるかがはっきりと感じられます。

 (と同時にコントロールもできます。その「問題」さえ空なのだから)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13215570.html

 

 

・心の傷(の深さ)は理不尽度で決まる

 

A:心の傷(の深さ)を決めるものは「理不尽度」です。Q-127で解説しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491494.html

 

 当日の受講者には子育て世代の方々も多くいらっしゃいました(孫育て世代も)。ここでは「心の傷は理不尽度で決まる」という言葉を、「子育て(教育)」の視点で考えてみましょう。

 

 「子どもが反抗期で困っています」と相談されることがありますが、私の答えはいつも「それはよかったですね」ですw

 

 なぜなら、“反抗”というのは、一方的な支配や押しつけの拒絶であり、自我の芽生えであるからです。それは「理不尽」との対峙であり、自由(と責任)ある大人の人生のはじまりです。当然、祝福するべきものといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 親はドリームキラーになりがちですが、「反抗期」はそんな親自身の成長を促すためにもあるのかもしれません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 

・みんなPTSDに苦しんでいる

 

A:「みんなPTSDに苦しんでいる」といえるのは、脳の情報処理に理由があります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

 そして、そのトラウマは次世代に引き継がれていきます。ブリーフシステムとしてはもちろん、脳の構造や遺伝子レベルの変化としても。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10114934.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13523096.html

 

 よって、子育て(教育)という観点でも「心の傷を解決すること」は重要です。

 

 

・「心の傷を解決することがリスクマネジメント」が難しかった

 

A:私は、クライシス(危機)の本質とは、「一時的に脳の活動が退化すること」であり、「前頭前野の活動から大脳辺縁系の活動に変わってしまうこと」であると考えています。

 よって、真の危機管理とは「前頭前野優位を維持すること(すぐに回復すること)」であると考えています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_395184.html

 

 クライシスは災害など特別な状況のみではなく、日常生活のあらゆる場面で起こりえます。ところで、建設的動機と強制的動機の違いにより、10年間で756倍の生産性の差が生じることを御存知でしょうか?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 医療・介護の現場は強制的動機に陥りやすい過酷な場です。さらに、スコトーマが外れることで四苦(特に老病死)が露わになりやすく、容易に「ファイト・オア・フライト」に陥ってしまいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045953.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 「ファイト・オア・フライト」という心理状態のままだと、さらに強制的動機が強まり、ますます生産性が低下します。その悪循環の中でどんどん疲弊していくのです。心身ともに。

 そんな閉塞状況を打破し、各自が建設的動機(want to)を取り戻すために、コーチングがとても役にたちます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166400.html

 

 

・もっと心的ストレスが軽くなるようには?

 

A:ゴールを設定することです。自身の自由意思で。

 繰り返しますが、心の傷(の深さ)を決めるものは「理不尽度」です。そして理不尽度は「自己責任感の大小」で決まります。

 

 よって、簡単に言うと、「すべてを自分の責任にする」ことで、「もっと心的ストレスが軽くなる」ことになります。

 

 「すべてを自分の責任にする」ことができるのは、「自分で決める(選択する)」から。だからゴール設定なのです。ぜひ、自分自身でゴールを決めて、自分が選択した可能世界(未来)の結果として“今”を生きてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

Q-131につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 なぜなら、“反抗”というのは、一方的な支配や押しつけの拒絶であり、自我の芽生えであるからです。それは「理不尽」との対峙であり、自由(と責任)ある大人の人生のはじまりです。当然、祝福するべきものといえます。

 

 それは同時にスピリチュアルペインのはじまりでもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 だからこそコーチング!

コーチングの知識と技術は、次世代にとっても“希望”となります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

 

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