苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

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Q-157191019/20 鹿児島セミナーレポート -14QA vol.5 <最終回>

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23309927.html

09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23374441.html

 

 

いただいた御意見・御質問に回答いたします。今回が最終回。<自由記載>分です。

 

 

want toでもなく、have toでもないとはどういうことになるのか気になった

 

A:例えがマンガで恐縮ですが、孫悟空(ドラゴンボール)の「身勝手の極意」のような感じですw

意識せずとも勝手に行動ができるのは「ゲシュタルトができているから」だと私は理解しています。ゲシュタルトとは「全体と部分の双方向性で成り立つまとまりのある構造」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「全体」に相当するのがゴールだとすると、「部分」はエンドステート。エンドステートは「ゴール達成のためにやるべきこと」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 

・何をやりたいのか見いだせず、ゴール設定ができない

 

A「ゴール達成のためにやるべきこと」と書くとhave toな感じがするかもしれません。しかし、それは自分が100%want toで決めた世界(未来)へ向かうための「やるべきこと」。だから、「~ねばならない/~してはならない」にはならないはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 もしもhave toを感じたならゴールを見直してみてください。「本当に自分のwant toなのか?」「誰かの願望や社会の価値観が入り込んでいないか?」など。

 やはり、なにより重要なのはゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 「何をやりたいのか見いだせない」と自覚している場合は大丈夫です。スコトーマを外し、見いだせばいいだけだから。そのためにコーチングを受けることをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

危ないのは全く自覚していないケース。それは潜在的に抱えたままのスピリチュアルペインに気付いていない状態です。(かつての私も含む)ほぼすべての人が「スピリチュアルペインがスコトーマに隠れたまま」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21142618.html

 

スピリチュアルペインに無自覚だとしても、その“痛み”は人生の要所要所で表面化してしまいます。その時感じる漠然とした不安や不満は、怒りや憎悪へと変わり、ときに破壊的な行動としてあらわれます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 

SNSでは世の中の悪い流れ(政治、事件など)が続いており、ますます苫米地式コーチングが求められていると感じます

 

A「漠然とした不安や不満は、怒りや憎悪へと変わり、ときに破壊的な行動としてあらわれる」。それも御指摘の「悪い流れ」です。

その「悪い流れ」を生みだしているのはマインドでの情報処理のミス。コントロールできない認知的不協和がその一例です。生きることが(want toではなく)have toのままだと、ますますスピリチュアルペインが増大し、不協和が強まるはずです。個人レベルでも、社会レベルでも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 誰もがファイト・オア・フライトに陥ったままだと、社会はますます荒廃してしまいます。「悪い流れ」がどんどん加速していく感じで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 その流れが向かうのはより抽象度の低い世界。その様をSW風に表現するとw「ダークサイドに堕ちる」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 もしもこの世にジェダイ(JEDI)がいるのなら、コーチングは必修になっていることでしょう。次世代のジェダイをいいコーチに育てることは、マスタージェダイの大切な役割になっているはずですww

 

 

・もう少し理解しやすい言葉でお話しいただければ幸いです

 

A私はコーチングやその根底にある苫米地理論は、「悪い流れ」を断ち切り、「フォースにバランスをもたらす(bring balance to the force)」ための縁起であると思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 なるべく「理解しやすい言葉」で伝えることができるよう、これからも努めます(want to)。マンガや映画をうまく引用するなどの工夫を凝らしながらw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

 

 ところで、理解とはゲシュタルトをつくることです。より大きなゲシュタルトができるほど、理解は深まります。そして、そのゲシュタルトを作り上げるためには、大量の知識が必要です。

 ぜひ、リンク記事も確認し、巨大なゲシュタルトを築きあげてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

・本日は貴重な時間・場の共有をありがとうございます

・長い時間ありがとうございました

 

A:こちらこそありがとうございます。

 私は“場”を共有することをとても重要視しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10542541.html

 

 今までは物理的な場を実際に共有することを重要視していましたが、今年(2020年)考えが変わりました。新型コロナ感染症(COVID-19)がきっかけです。Webでの講義やセミナーを経験するうちに、今まで物理空間にこだわり過ぎていたことに気がつきました。

これからは「超情報場」をフル活用したいと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 ところで、臨場感を下げることなく高次の「超情報場」にアクセスするためのポイントを御存知ですか?

 

 答えは「Rゆらぎ」。

 前回(Q-156)お伝えしたとおり、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能です。そして、その「Rゆらぎ」の秘訣が「呼吸」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 以下、前回に引き続き、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書-禁断の自己改造プログラム-」(講談社)より引用します。

 

 息をゆっくり吐き出す。ただそれだけ

 呼吸法はとても簡単です。まず、ふだんは無意識のうちに行っている呼吸を、意識のうえに引っ張り出してください。そして、意識して深呼吸する要領で、

 「逆腹式呼吸」

 を行います。つまり、

 「お腹をへこませながら息を吸い、息を吐き出すときにお腹を膨らませる」

 のです。これは言うまでもなく、息を吸うときにお腹を膨らませて、息を吐くときにお腹をへこませる「腹式呼吸」の逆パターンです。

 息を吐くときにとくに、意識をお腹に向けて筋肉を緩めていくのがコツです。と言うのも、筋肉は息を吸うときには自然と緩みますが、吐くときは意識してやらないとどうしても緊張してしまうからです。

 息を吸うときは、ほとんど気にしなくても大丈夫。息を吐き続けて、吸うのを忘れてしまう人はいないので、ゆっくり吐き出すことだけに集中してください。

 そうして筋肉を弛緩させれば、息を吸っても吐いても、うまく全身の筋肉がリラックスしています。やがて、物理空間からふわっと遊離していく感覚が得られるはずです。

 その際、呼吸は鼻からでも、口からでも、やりやすいほうでOKです。ただ、空気といっしょにばい菌を肺まで吸い込まないようにするためには、鼻で吸って、口から吐き出すのがベストでしょう。

 どのくらいリラックスすればいいのかの目安は、片方の手でもう一方の手首の辺りをつかんで水平になるくらいまで持ち上げてパッと離してみたときに、自然とストンと下に落ちるかどうか。すぐにだらりと手が下がるようなら、十分にリラックスできています。

 そうではなくて、すぐに下に落ちなかったり、ぎこちない動きをしたりするようなら、まだ筋肉が十分に弛緩していない状態なので、もうしばらく逆腹式呼吸を続けてください。

 慣れないうちは、リラックスするまでに少々時間がかかるかもしれませんが、回を重ねるにつれてその時間は短くなります。すぐに、2呼吸くらいでリラックス状態に入れます。

 引用終わり

 

 

 以上で、201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で開催した一般向けコーチングセミナーのQAを終わります。

 

 医療・福祉や教育に関する講演はもちろんのこと、コーチングを用いた研修(リスクマネジメント、リーダー育成、スタッフ能力開発等)に興味のある方は、気軽に御相談ください。

パーソナルコーチングもどうぞ

連絡先:coachfor.m2@gmail.com

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

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新・福音書(コレクション5)



Q-156191019/20 鹿児島セミナーレポート -13QA vol.4

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23309927.html

09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23374441.html

 

 

いただいた御意見・御質問に回答いたします。今回は<もっと知りたいこと>です。

 

・抽象度の反対は具象度or具体度?

 

A:苫米地博士の著書のどれかに「具象度」と書かれていたように記憶しています。思い当たる本を何冊か調べてみましたが、確認することはできませんでした。

 ところで、「抽象度」という言葉は博士の造語であることを御存知ですか?

 それは分析哲学の中の存在論における「Levels of Abstraction」という概念の日本語訳です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 

 ところが、「〇〇〇〇」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能です。その「〇〇〇〇」の秘訣は「△△」。

 

 知りたいですよねw

 この投稿の最後に御紹介します。

 

 

・話の流れはなんとか理解しついていけると思うが、具体例に置き換えができない ということは理解できていないことになる?

 

A:「理解する」とは「ゲシュタルトができる」ことです。そして、「理解が深まる」とは「より大きなゲシュタルトができる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 それは抽象度が上がる方向への変化であり、決して簡単なことではありません。膨大な知識を得るための学習が必要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 それとは反対に、「具体例に置き換える」は抽象度が下がる方向です。私はそのコツは“慣れ”だと思っています。もちろん、「具体的に置き換える」にすっかり慣れる頃には、しっかり理解が深まっているでしょう。この関係も双方向の縁起ですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、「具体的に置き換える」ことに慣れるためにはどうすればいいのでしょうか?

 

 

・学んでいることの自分なりのout putの方法

 

A答えは「アウトプット」。他人に話す(教える)ことです。

 私は、病院長就任時に任意参加の学習会をはじめ、退職までの間に計300回開催しました。苫米地博士に出会ってからは苫米地理論やコーチングが中心になったのですが、学習会を行うごとに私自身の理解が深まるのを実感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 アウトプットすることでゲシュタルトがクリアになり、質問や感想を縁にスコトーマが外れゲシュタルトが拡大していく感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 アウトプットにおいて最も大切なのはゴール。もちろんこのブログでも、100%want toで、自分中心を捨て去ることを意識し、さらなる“現状の外”を思い描きながら、アウトプットしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「方法」はinvent on the wayby Mr. Lou Tice)ですw

 

 

・スコトーマがあることで何かが生みだされないのではないかと思った。スコトーマに利点はないか知りたい

 

A:よく誤解されることですが、スコトーマ自体に問題があるのではありません。それはあくまでも人に備わる重要な機能。大切なのはその使い方(導き方)です。

 たとえばドリームキラーの中傷など、ゴール達成に無関係なもの(Nil)は、どんどんスコトーマに隠してしまってください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 

・日々の取り組み方

 

A:インプット(ex.学習)にしろ、アウトプット(ex.学習会主催、ブログ投稿)にしろ、ゴールに向かう自然な行動。それはホメオスタシス活動です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「日々の取り組み方」として重要なのはゴール設定(それも人生のあらゆる領域に)!

 そして、ゴール側のコンフォートゾーンをしっかり作りあげること!!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのために必要なのがリラックス(心身を緩めること)です。

 そのリラックスの鍵となるのが

 

 

・体を緩めることについて

 

A呼吸です。

 今回の最初の回答にある「〇〇〇〇」とは「Rゆらぎ」、「△△」は「呼吸」でしたw

 「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能です。その「Rゆらぎ」の秘訣は「呼吸」!

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書-禁断の自己改造プログラム-」(講談社、開拓社より再販)より引用します。

 

 心身を思い切りリラックスさせて、物理空間の縛りから自らを解き放つ

 いよいよトレーニングに入りますが、最初に習得すべきは、準備運動として必要な呼吸方法です。これは基本中の基本。心身をリラックスさせ、物理空間の体感を切り離すことが目的です。

 なぜ呼吸かというと、呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールできるからです。

 とくに訓練をしなくても誰もが簡単に、呼吸を少しの間止めたり、速度を変えたりすることができますよね? だからこそ、意識をホメオスタシスに介入させる窓口として、呼吸は非常に利用しやすいのです。

 すでに述べた通り、内部表現の書き換えとは、負の現状を維持するように働くホメオスタシスに介入して、自分が思い通り行動できるように新たな情報を記述することです。呼吸を使うことで、心身を思い切りリラックスさせて抽象度を上げつつ、そこで意識を働かせることが容易になるのです。

 たとえば、何か緊張する出来事を前にしたとき、ちょっと深呼吸するだけで気持ちが落ち着いた、というような経験をしたことがありませんか? そうして気持ちが落ち着けば、緊張によりパニックに陥っていた脳が活動し始めます。「頭の中が真っ白」という状態から抜け出して、自然と自分がどう行動するべきかを冷静に考えられるようになるのです。

 ようするに、物理空間でさまざまな縛りを受けている心身を緊張から解き放ち、さらに頭を思考力がフル稼働する状態に持っていく。そのために呼吸が有効だということです。

 このことをちょっと専門的に言うと、呼吸は「Rをゆらがせる」うえで重要なカギを握るものだということです。

 と言っても、何も難しくはありません。自分の体に意識を向けることを「Rゆらぎ」といいます。Rは現実世界。そのRに意識を向けると、その瞬間にRではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するから、Rではなく、Rゆらぎになるのです。

 たとえば、目の前にとてもきれいな女性がいたとします。彼女について何も考えず、何も感じなければ、それはRです。でも、「きれいだな」とか、「誰だろう?」とか、少しでも何かを考えたら、Rゆらぎになります。

 通常、私たちは何かを見たり、聞いたりして、何も考えないことはあり得ません。禅の高僧なら、無我の境地を維持できるかもしれませんが、ふつうの人はすぐに雑念が入ります。だから、たいていはRゆらぎの意識状態にあるといっていいでしょう。

 そのRゆらぎの状態が、呼吸を意識にあげることによってより明確につくりだせるわけです。

 抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていくためには、Rをゆるがせなければなりません。そのために、呼吸を使って、リラックスとゆらぎの2つを得る必要があるのです。

 引用終わり(続きは次回に)

 

Q-157につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

よく誤解されることですが、スコトーマ自体に問題があるのではありません。それはあくまでも人に備わる重要な機能。大切なのはその使い方(導き方)です。

 たとえばドリームキラーの中傷など、ゴール達成に無関係なもの(Nil)は、どんどんスコトーマに隠してしまってください。

 

 ドリームキラーへの対処は、「抽象度を上げてとらえなおす」もお勧めです↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

 

 

-追記2

 私は「コーチングのために、まずはヒーリングが必要」だと考えています。そして、「ヒーリングのためにコーチングが有効」ともw

 下記ブログ記事にて解説しています↓

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

  

-追記3

 苫米地博士の著書のどれかに「具象度」と書かれていたように記憶しています。思い当たる本を何冊か調べてみましたが、確認することはできませんでした

 

 見つけました!

以下、博士の著書「洗脳力」(アスコムBOOKS)より引用します。

 

「抽象度を上げる」ということの意味

 次に「抽象度を上げる」ということについて解説していきます。まずは「抽象度」という考え方から理解していきましょう。

 「抽象」の反意語は「具象」あるいは「具体」です。ですから、「抽象度を上げる」とは「具体性(具体度)を下げる」ことと同義です。上下に座標軸を設けて考えると、上に行くほど抽象度が上がり、下に行くほど「具体性が上がる」ことになります。

 抽象度が高いほど情報量は少なくなります。具体性が増せば増すほど限定するための条件が増えていくからです。

 パソコンのフォルダのような階層になっていると考えるとわかりやすいと思います。フォルダを深く掘り下げていくほど具体性が高まり、抽象度は下がります。フォルダの階層を上げていくことが抽象度を上げることに当たります。

 (中略)

 限定条件を取り外して(しがらみから自由になって)、情報量を少なくしていく作業が「抽象度を上げる」ということになるわけです。

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

F-061~:バイオパワー(生権力)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

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F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

新・福音書




Q-155191019/20 鹿児島セミナーレポート -12QA vol.3

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23309927.html

09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23374441.html

 

 

いただいた御意見・御質問に回答いたします。<疑問・難しかったこと>です。

 

have towant to →頭では理解できているつもりでも、「~ねばならない」が必要な時、こともあるのではないか?

 

A:「have to(~ねばならない)」は強制的動機を、「want to(~したい)」は建設的動機を表しています。御承知のとおり、その違いは756倍の生産性の違いを生みだします。もちろん「want to」が756倍です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 その動機(モチベーション)について、とてもとても大切なポイントがあります。

 それは「モチベーションは、原因ではなく、結果である」ということ。もちろん、ゴール設定の結果です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23534604.html

 

 ゴールとは、1)心から望むもの、2)自分中心を捨て去ったもの、3)現状の外側に設定するもの 「心から望む」ゴールの結果であるはずのモチベーションが「have to」になってしまうのはおかしいと思いませんか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その場合、どこかに解決するべき課題があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

have to」を少しでも感じた場合は、必ず止まって(止)、ゴールを見直してください(観)。それは無意識からの重要な警告です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 

・セルフイメージ⇄セルフトーク⇄リアルパフォーマンスの関係が難しかった

 

A先程「have towant toの生産性の差は756倍」という事実を御紹介しましたが、その理由の一つが御指摘のセルフイメージとセルフトークとリアルパフォーマンス(実際の言動)の関係にあります。

 セルフイメージ&セルフトークをコンフォートゾーンと考えると、理解しやすいのではないでしょうか。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 コンフォートゾーンを維持する力はホメオスタシス(恒常性維持機能)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 つまり、756倍の生産性の違いを生みだしているときの意識状態は、もはや「want to」ですらありません。心拍や呼吸と同様、意識にあがりさえしないような自然な感覚です。

 そこに少しでも「have to」が入り込むと、途端に回避しようとする言動(リアルパフォーマンス)が生じます。無意識が抵抗するのです。それを「創造的回避」「Push-Push back」と表現します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 

・説明の中に難しい用語が多く、理解が困難でした

 

A「難しい用語が多く、理解が困難」に続く言葉が、「だけど、なんとか理解したい」ならwant to、「だから、わからなくても仕方がない」ならhave toです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5347714.html

 

ところで、「難しい用語が多く、理解が困難」という言い回し(セルフトーク)は、創造的回避の言語化である可能性があります。

無意識が「理解困難」を肯定すると、RAS(ラス、網様体賦活系)が閉じられ、「理解する必要性」や「理解を助けるヒント」、「そもそもセミナーに参加した理由(動機、ゴール)」といったものをスコトーマに隠してしまいます。どうでもよくなるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 セルフイメージやセルフトークのコントロールはとても重要です。そのコントロールの基準は未来。ゴールを達成した未来のイメージ(I)が、過去の記憶でつくられたブリーフが生みだす現状のイメージより臨場感豊かになると(V)、強力なホメオスタシスがゴールの世界に導いてくれます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 きっと未来から現在、現在から過去へと流れる時間の流れに乗っていることに気がつくことでしょう。ワクワク・ドキドキを存分に楽しみながら、未来に向かってください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

・抽象度を上げて考えることには慣れてきましたが、それをreal performanceに落とし込む(ポテンシャルエネルギーの発露)=具体化の方法を知りたいです。Invent on the way

 

A…1つ上の回答に書いたスコトーマとは「認識の盲点」のこと。ポイントは2つ(より詳しくは3つ)あります。「知識」「重要性」(「役割」)です。つまり、知識がないものは認識することさえ困難であり、当然理解することはできません。「難しい用語だから理解困難」というより、「そもそも知らない用語ばかりだから話が理解できない」「理解していない用語ばかりだから話も理解困難」ということ。

 

 よって、「知識を得るための学習」はとても大切であるといえます。もちろん、学習もゴール設定の結果であり、ゴール実現のためのホメオスタシス活動です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 学習を重ね知識を蓄積していくと、突然、理解できるようになります。「あっ、わかった!」という喜びとともにスッキリした体感を得るはずです。それがゲシュタルトができた瞬間。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そんなゲシュタルトが集まり、より大きなゲシュタルトを形成するようになると、ますます理解が深まり、ひらめきが訪れます。アップル社の共同創設者 スティーブ・ジョブス(19552011年)の言葉でいうと「Connect the dots」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その「より大きなゲシュタルトを形成する」を分析哲学の言葉で表現すると、「抽象度が上がる(上げる)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

だから、「抽象度を上げて考えることには慣れてきました」はとても素晴らしいことといえます。そして、それは心理学者 アブラハム・マズロー(19081970)が説く「欲求の階層」を駆け上がり、「人間形成」を実現していくことでもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 高い抽象度で得たものを「real performanceに落とし込む(ポテンシャルエネルギーの発露)=具体化の方法」を言語化することはできません。御指摘のとおり「途中で発見(発明)するもの」だからw

ゴールに向かう日々にマニュアルは存在しません。ゴール実現を確信して、自由に生きてください。100%want toで。

それがinvent on the wayの秘訣です!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

Q-156につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 「real performanceに落とし込む(ポテンシャルエネルギーの発露)=具体化の方法」の例として、苫米地博士のとてつもない実装を御紹介します↓

 F-123~:「I」を「R」に実装する ~苫米地博士によるFederation of Cyber States(サイバー国連邦)設立提案~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_393431.html

 

 

-追記2

 ゴールとは、1)心から望むもの、2)自分中心を捨て去ったもの、3)現状の外側に設定するもの 「心から望む」ゴールの結果であるはずのモチベーションが「have to」になってしまうのはおかしいと思いませんか?

 その場合、どこかに解決するべき課題があります。

 

 課題は社会的なシステムエラーの場合もあります。

 とくに医療・介護現場で「want toだけすることが重要」といった話をすると、必ず「誰もがwant toだけやるようになったら社会は成り立たない」や「want toだけで生活できるなら苦労はしない」といった御意見をいただきます。そこには深刻な理由があります(と私は思っています)。

最近(R2.8月下旬)話題になったあるテレビ企画を例に、フリーテーマ枠で考察する予定です(F-153154)。ぜひ「have to(~ねばならない)が必要な時/こともあるのではないか?」について思いめぐらしてください(Don’t think. Feel.)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404043.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

F-061~:バイオパワー(生権力)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

Q-154191019/20 鹿児島セミナーレポート -11QA vol.2

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23309927.html

09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23374441.html

 

 

いただいた御意見・御質問に回答いたします。<印象に残ったもの>です。

 

・二部のワークや呼吸の話

・段階的なワークがやはり効果的だと感じました

 

A:セミナーではワークをたくさん行っていただきました。御指摘いただいたように「段階的」に変性意識化し、理解が深まるように設計しました。意識が物理空間から情報空間にどんどん移行していく感覚を感じていただけたなら大成功です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 意識が次元を移動する最初かつ最大の秘訣は「呼吸」にあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14830941.html

 

 

・抽象度の解析

・抽象度を上げることを阻害する克服ワーク

 

A:先程書いた「意識が物理空間から情報空間にどんどん移行していく感覚」というのは、抽象度が上がる際に感じる体感でもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 抽象度は上から下への移動は簡単ですが、下から上への移動はなかなかできません。

例えば、「動物」を大事に思うことができる人は、「クジラ」「牛」「犬」を同じように大切に想うことができます。一方、「クジラ」だけが大事な人たちは、自分は「牛」を食べるのに、「クジラ」を食する文化を攻撃し、「犬」を食する文化には無関心だったりします。

その矛盾を指摘されても、なかなか理解できないでしょう。スコトーマが生じているから。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 この例のように、低い抽象度では分別が生じ、それは容易に差別に結びつきます。差別は対立を引き起こし、やがては争いが勃発します。個人間のいざこざも、国家間の戦争も、その背景(根底)には抽象度の低さに起因する差別があります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 

 では、差別を根絶し、対立や争いをなくすためにはどうすればいいのでしょうか?

 

 答えはもちろん抽象度を上げること。そのための取り組みが「無分別」です。

 先程の例えでいえば、「クジラ」「牛」「犬」が同じ「動物」であることをしっかり理解するということ。それが抽象度の下から上への移動を可能にします。そして、その先に“無敵”があります(と私は思っています)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

 では、その「無分別」、すなわち抽象度の下から上への移動を実現するために社会レベルで重要なものは何でしょうか?

 

 

・マズローの欲求階層説

・マズローの高次の階層

 

A答えは「教育(システム)」です。

米国の心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow19081970年)は、人の欲求を分析することで幸せになる生き方を発見しました。それが「自己実現」を目指す生き方です。そして晩年に、さらに幸せになる究極の生き方に到達しました。それが「自己超越」に到る生き方です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

その本質は「抽象度を上げる」こと。それが「人間形成」の本質であり、教育が目的としていることです。さらに“抽象度を上げて”いえば、それこそが「社会形成(発展)」の本質であり、世界平和実現の鍵であるはずです。

PM-05:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ(目次)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13077001.html

 

 

・情動を強める話

 

A:情動には2種類あります。抽象度の低い(上→下)情動と抽象度の高い(下→上)情動です。ちなみに、その間に論理があります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 じつは、セミナーでどんな「情動を強める話」をしたのか忘れてしまいましたw

 私自身は抽象度の低い(上→下)情動も大切にしています。情動を伴った体験は記憶に残りやすいからです。スムーズにことが運んだ時は、意外に記憶に残りにくいものです。

 (↑すこし言い訳w

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

・苫米地理論の理解の広がり、深度の深まり-話の進め方なども

 

A3つ上で「その『無分別』、すなわち抽象度の下から上への移動を実現するために社会レベルで重要なものは何でしょうか?」と質問しました(答えは「教育(システム)」)。

 

 では、「無分別」、すなわち抽象度の下から上への移動を実現するために個人レベルで重要なものは何でしょうか?

 

 答えは「ゴール」です。ゴールが認識を生みだします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ゴール設定と達成をサポートするコーチングとそのバックボーンである苫米地理論を広げるために、ますます自身の理解を深め、スキルを磨きたいと思っています。

 

Q-155につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 コーチングとそのバックボーンである苫米地理論を広げるためにますます自身の理解を深めスキルを磨くことも、私のFight Coachingのイメージです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

F-061~:バイオパワー(生権力)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

Q-153191019/20 鹿児島セミナーレポート -10QA vol.1

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23309927.html

09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23374441.html

 

 

セミナー後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 

 アンケート冒頭の「内容はわかりやすかったですか?」という問いに対して、10段階の目盛りで評価していただきました。これは医療現場でも疼痛の評価等に使われる方法で、VAS(バス、Visual Analog Scale)と呼ばれています。

両日(191019/20)のセミナー内容理解度は平均6.845.38.9)、満足度は平均8.77.710)でした。

 

 現実社会では、誰からも同じように最高の評価を得られることはなく、極端に評価が分かれることも少なくはありません。「ものすごくよかった」と思う人がいれば、「全然よくなかった。最悪っ」と感じる人がいるように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542066.html

 

 最近の私の経験を紹介すると、セミナー後のアンケートで「いつも同じ話ばっかり」「テーマと全く関係がなかった」という感想をいただきました。その一方で、「以前も聞いたはずなのにまったく違って感じられた」「すべてマインド次第なんだと納得した」という感想もいただきました。同じセミナーの受講者の方々から。

 このように評価が大きく分かれる最大の理由が、マインドでの情報処理にあります。

 

 自分自身の認識⇄理解⇄評価⇄判断という情報処理の特徴(ブリーフシステム)を知り、それを自由意志でアップデートしていけば、その結果、認識する世界(宇宙)そのものを自在に構築することができるようになります。

 

 それが私たちが生きる宇宙の理です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

今回のセミナーのテーマは「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」。

時間の流れの源である未来をうみだすものはゴール。その流れにのった結果到達するのは「空(くう)」のはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 「“今”を生きる」というときの “今”とは、「あらゆる可能性が結実している刹那瞬」。“生きる”とは、ヴィーゼルの表現を借りると、「生と死の間(にあるもの)に関心を持つ」ことです。

 「関心」は「重要度」と同じと考えることができます。それらを生みだすのはブリーフシステム。過去に他人(または社会)に刷り込まれてできあがったブリーフは作り変えることができます。「“現状の外”にゴールを設定する」ことで。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

つまり、“今”を生きるために必要/重要なのはゴール!

そのようなことをお伝えした後に「ゴール設定が難しくなる理由と対処」を考察し、ワークを行っていただきました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 

 それではいただいた御質問に回答いたします。まずは前回記事(Q-152)の下記内容に関連して。

 

問題は自覚できていない場合、「『やりたいことがスコトーマに隠れている』という事実がスコトーマに隠れている」状態です。そのようなケースに遭遇することは決して珍しくはなく、そのたびに私は「無人運転」「自動運転」を思いだします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_369873.html

 

 以前のブログ記事(Q-078)で、元同僚から届いた「お変わりありませんか? こちらは変わりなく過ごしています」というメールに対して感じた“モヤモヤ”の正体について考察しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15835817.html

 

 その相談者は、長年、職場でのセクハラやパワハラに苦しんでいました。ずっと「我慢することが仕事」と言い聞かせてきたのですが、「『やりたいことがスコトーマに隠れている』という事実がスコトーマに隠れている」ことに気づき、ついにゴール設定を行いました。“現状の外”に。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10987351.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 ゴールが設定できると、目の前のすべてがゴール実現のための“必然”に感じられます。ラベリングでいうと「すべてが『T』」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18456250.html

 

もちろん心の状態はwant to。本人にとっては当たり前な自然な行動が、まわりにはとてもエネルギッシュかつクリエイティブに感じられます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 その途端、生まれるのがドリームキラー。

実際、先の相談者は、ゴール設定とともにパワハラが激化していくのを感じたそうです(相談者側の認識の変化もあると思います)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

「まるで『want toがあること自体が許せない!』と非難されている気がした」という相談者の話を聞きながら、私は自身の体験を思い出していました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17858263.html

 

 以前、過労死レベルの残業時間で擦り切れそうになっている労働者との面談を繰り返したことがあります。

「まるで働き蜂のように必死に働いているのに、仕事はむしろ増えていくばかり。もう無理!」「職場を変えたいのではなく、仕事自体を変えたい !!

そんな言葉とは裏腹に、その労働者は働き続けました。働き蜂のように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/16542626.html

 

 自ら「働き蜂」と表現したコンフォートゾーンを維持する力はホメオスタシスです。そのホメオスタシスをコントロールすれば、本当は「働き蜂」のコンフォートゾーンは一撃で壊すことができます。しかし、その労働者は決して行動しようとしませんでした。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 不安や恐怖があるから

情動がべったり張り付いた過去の記憶に縛られているから

他人の価値観や社会の刷り込みでつくられたブリーフシステムに盲従しているから

 

それは「自由を奪われたまま、ただ生かされている状態」であり、「生と死の間(にあるもの)に無関心な状態」です。ヴィーゼルでいえば、生の反対、すなわち「生きていない状態」。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

 ゆえに、クライアントのゴール設定をサポートするコーチングは“蘇生術”ともいえます。トータルペイン(全人的苦痛)を自ら克服し、自由に生まれ変わるための蘇生術です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_318161.html

 

Q-154につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 “蘇生術”がどんどん拡散していくことも、私のFight Coachingのイメージです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

F-061~:バイオパワー(生権力)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

Q-152191019/20 鹿児島セミナーレポート -09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23309927.html

 

 

09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 

 セミナーのテーマは「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」。

時間の流れの源である未来をうみだすものはゴール。その流れにのった結果到達するのは「空(くう)」のはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 「“今”を生きる」というときの “今”とは、「あらゆる可能性が結実している刹那瞬」。“生きる”とは、ヴィーゼルの表現を借りると、「生と死の間(にあるもの)に関心を持つ」ことです。

 「関心」は「重要度」と同じと考えることができます。それらを生みだすのはブリーフシステム。過去に他人(または社会)に刷り込まれてできあがったブリーフを作り変えることができるのは、「“現状の外”にゴールを設定する」から。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

つまり、“今”を生きるために必要/重要なのはゴール!

 しかし、「ゴール設定は難しい」というのが、多くの方の本音ではないでしょうか。

 

 では、その理由について考えていきましょう。

(仮説をたて、トゥイーキングを行います)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

 

    仮説①:「私は本当は何をやりたいのか?」がわからない

 

「わからない」とは、「やりたいことがスコトーマに隠れている」状態。

それを自覚している場合(モニタリング)、心配はいりません。「スコトーマを外す」という次のステップに進むことができるからです。

(自身の力だけでスコトーマを外すことは簡単ではありませんが)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

問題は自覚できていない場合、「『やりたいことがスコトーマに隠れている』という事実がスコトーマに隠れている」状態です。そのようなケースに遭遇することは決して珍しくはなく、そのたびに私は「無人運転」「自動運転」を思いだします。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_369873.html

 

自覚できないのは「すでに敷かれたレールの上を何の疑いもなく進んでいる」から。厳しくいえば思考停止。レールとは親や社会からの刷り込みのことですが、無意識は、本当は、敏感に感じ取っています。心の奥底では「何かがおかしい」がくすぶり続けているはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

そんな無意識下の「何かがおかしい」が、例えば「なんかイライラする」といった感じで意識化され(認知的不協和)、「とんでもない言い訳を思いつき回避行動をとる(実行しない)」といった行動として物理空間にあらわれます(創造的回避)。高次の情報(処理)の低次元(物理空間)への写像として。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 もちろん、心は「have to(~ねばならない)」がいっぱいな状態。そんな状態で豊かな才能を発揮できるはずがありません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 トゥイーキング(修正法)は「『私とは、過去の誰かからの刷り込みであり、本当の“私”ではない』としっかり自覚した上で、“私”を自由に追求する覚悟を決める」です。それは「思考し続ける生き方を選択する」ことだともいえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

 

    理由②:「自分さえよければいい」が蔓延

 

世界情勢を鑑みると、権力者(既得権益)の差別意識がますます強化されているように感じられます。ヒエラルキーのコンフォートゾーン化です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

例えば、「アメリカファースト」や「私たちはこんな人たちに負けるわけにはいかない」というリーダー達の言葉には差別意識が滲んでいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249741.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14401412.html

 

それらの言葉がたいして問題視されない現状は、家庭や学校において「抽象度を上げる」ことを学ぶ機会が奪われていることを示しているのかもしれません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13077001.html

 

新型コロナウイルスにより激変してしまった社会では、ますます「自分さえよければいい」が蔓延してしまう危険があります。不安・恐怖や怒りといった情動が「抽象度を上げる」ことを阻害するからです(ファイト・オア・フライト)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 そんな閉塞感を打破する鍵は“縁起”。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

だから、私のトゥイーキング(修正法)は「縁起を学び、抽象度を上げる」。シリーズ編第4弾「さぁ『人間関係の悩みを克服する旅』をはじめよう!」で掘り下げています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

    理由③:そもそも認識できない。一瞬認識できても、すぐにあきらめてしまう

 

「ゴールは“現状の外”」というのは、コーチングの重要なポイント。そこが抜け落ちているコーチングは偽物であり、“現状の外”を志向していないコーチは偽者だといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721479.html

 

 “現状の外”のゴールは、あたりまえですが、現状のコンフォートゾーンの外にあります。

 コンフォートゾーンの外は、RAS(ラス、網様体賦活系)にはじかれ、認識することさえできません(スコトーマに隠れる)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 何らかのきっかけにより認識できたとしても、ゲシュタルトができていないため理解できず、しっかり評価・判断することができません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 そうこうするうちにすっかり元のコンフォートゾーンに戻り、再び認識できない状態になります。ホメオスタシスフィードバックが働くから。その時、無意識は安堵しているはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 ここでのトゥイーキング(修正法)は「ネガティブフィードバックを断ち切りながら“現状の外”を開拓するためのサポートを得る」です。

 

 

 以上の3つをまとると、「ゴール設定には、本当の“私”を自由に追求する覚悟を決め、縁起を学び抽象度を上げながら、ネガティブフィードバックを断ち切り“現状の外”を開拓するためのサポートを得ることが必要」

 

 それを一言でいうと「本物のコーチのコーチングを受ける」!

 

 

 次回からいただいた御質問に回答いたします。

 

Q-153につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

COVID-19を契機に、今後のセミナーや研修、コーチングはオンライン中心で行うことにしました。(オンラインでの)新たな企画も計画中です。

 

 

-追記2

 「本物のコーチ」の探し方については、下記記事を参照してください↓

 I-015:本物の苫米地式コーチであるか否かを見破る簡単な方法

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10829042.html

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

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F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

ゴール




Q-151191019/20 鹿児島セミナーレポート -08;“今”を生きるために必要(重要)なこと

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

 

08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

 セミナーのテーマは「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」。

時間の流れの源である未来をうみだすものはゴール。その流れにのった結果到達するのは「空(くう)」のはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 「“今”を生きる」というときの “今”とは、「あらゆる可能性が結実している刹那瞬」。“生きる”とは、ヴィーゼルの表現を借りると、「生と死の間(にあるもの)に関心を持つ」ことです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_318161.html

 

 

 「関心」は「重要度」と同じと考えることができます。

関心が高い、すなわち重要度が高いものは、RAS(ラス、網様体賦活系)と呼ばれるフィルタリングを通過するので認識することができます。

反対に関心が低い、すなわち重要度が低いものは、RASによりはじかれ認識することができません。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 では何が「関心=重要度」を決めるのでしょうか?

 

 答えはブリーフシステム。人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるブリーフシステムは、「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」の2つの要因で形成されています。それは過去であり、他人(あるいは社会)の刷り込みです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 つまり、私たちの目の前の世界(宇宙)は、これまでの他人(または社会)からの刷り込みでできあがった重要な情報の集まり。すべて心がうみだすものであり、そもそも幻想です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 

 だからこそ、私たちは世界を変えることができます。宇宙を新たに創造することができます。

RASを通過する情報が変化しスコトーマが外れる体験は、まさに「生まれ変わり」!

 そんなことが可能なのは、“現状の外”にゴールを設定することで未来側から「関心=重要度」をつくりなおすからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_262962.html

 

 ゴールとは、1)「心から望むもの」であり、2)「自分中心を捨て去ったもの」であり、3)「“現状の外側”に設定するもの」です。時間軸でいえば未来であり、過去は一切関係ありません。ゴールを設定した者にとっては、時間は未来から過去に流れています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

その未来とはワクワクするもののはず。「心から望むもの」が待っているからです(すでにあり、時間の経過とともに近づいてくる)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

「“現状の外”」であるがゆえにドキドキする感じはありますが、それは恐怖や不安とは本質的に異なります。ファイト・オア・フライトではなく、“武者震い”のような感じ。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

さらに「自分中心」を克服していくと、 “自分”がひろがった分だけワクワク・ドキドキが大きく(強く)なっていきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268337.html

 

そんな心の状態でいるうちに「この先老いていくのが心配」は自然に消えていきます。ワクワク・ドキドキがますます大きくなりながら、ゴールがどんどん近づいてくるのだから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

 

 また、ゴールを人生のあらゆる領域に設定することができると(バランスホイール)、文字どおり“バランスよく生きる”ことができるようになります。例えば職業(仕事)でつまずいたとしても、趣味や家庭のゴールに取り組む間にすっかり元気になるように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

リフレッシュしたマインドで再び職業(仕事)に向き合えば、「つまずき」前よりも飛躍することができるでしょう。レジリエンスです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22878502.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22931091.html

 

 ゴールを人生のあらゆる領域に設定しバランスを重視することは、今後ますます深刻化する「ネット依存」「ゲーム依存」への有効な解決策にもなるはずです。ゲームに対する「関心=重要度」と同じように(あるいはそれ以上に)、他の趣味や生涯学習、職業(仕事)、家庭、健康、ファイナンスといった領域の「関心=重要度」を高めることができれば、「ゲームがやめられない」は克服できます。「ダメ。ゼッタイ。」を超える形で。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_352303.html

 

“今”を生きるために必要/重要なのはゴール!

 

 しかしながら、「ゴール設定は難しい」というのが、多くの方々の本音ではないでしょうか。

 

Q-152につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 「情報が書き換わると現実が変わる」をテーマに書いているシリーズ(フリーテーマ)で、薬物依存やネット・ゲーム依存対策にも応用できる「フレームの組み換え」について取り上げています(F-114)↓

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_386190.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project(FCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細はこちら↓ FCP単独の受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

Q-150191019/20 鹿児島セミナーレポート -07;「“今”を生きる」の生きるとは?

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすもの

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

 

07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 

 セミナーのテーマは「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」。

時間の流れの源である未来をうみだすものはゴール。その流れにのった結果到達するのは「空(くう)」のはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 「“今”を生きる」というときの “今”とは「あらゆる可能性が結実している刹那瞬」。

次に“生きる”の部分を考えていきましょう。

 

 ところで、皆さんは“生きる”の反対の言葉は何だと思いますか?

“生きる”と真逆の状態について、どのようなイメージが浮かびますか?

 

 私は、コーチ兼医師として、医療や介護の現場でよくお話をさせていただきます。職員向けの研修(コーチングを応用したリスクマネジメント研修やリーダー研修など)だけでなく、患者・利用者さんやその御家族向けに健康講話を行う機会もあります。

 その際によく引用しているのがノーベル平和賞受賞作家 エリ・ヴィーゼル(19282016年)の下記の言葉です。

 

 

 愛の反対は憎しみではない。無関心だ

 美の反対は醜さではない。無関心だ

 信仰の反対は異端ではない。無関心だ

 生の反対は死ではない。生と死の間(にあるもの)への無関心だ

 

The opposite of love is not hate, its indifference.

The opposite of beauty is not ugliness, its indifference.

The opposite of faith is not heresy, its indifference.

And the opposite of life is not death, but indifference between life and death.

 

 

 ヴィーゼルは生(Life)の反対を「生と死の間(にあるもの)への無関心」としました。ということは、ヴィーゼルにとっての“生きる”とは「生と死の間(にあるもの)に関心を持つ」ということ。

 

 私は、コーチとして、このヴィーゼルの言葉に大賛成です。

 ゴールを自分の自由意志で設定するからこそ、「生と死の間(にあるもの)に関心を持つ」ことができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ゴールに向かう日々の中で「本当は自我の問いが生まれる思春期にはすでに生じているのに、いつの間にかスコトーマに隠れてしまっている“スピリチュアルペイン”」を克服していきます。それこそが“生きる”ということです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

Q-151につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 ヴィーゼルの言葉とゴールやスピリチュアルペインとの関係等について、霧島市(鹿児島県)で行った「市民健康教育講座(180804)」のレポートにまとめています↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_318161.html

 

 

-追記2

ヴィーゼルの言葉を知った時、私は釈迦の「みかんの教え」を思いだしました。以下、苫米地博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44」(学研プラス)から引用します。

 

ルール8 1分間、息を止めてみる

 「一日が24時間よりも長かったらいいのに」なんて思ったことはないでしょうか。中にはいつも「どうしてこんなに時間がないのだろう」なんて思いながら、忙しいことを何もしない言い訳に使っている人もいるようです。

 本当にそんなに時間がないのでしょうか。一度、自分自身の時間がどんなふうに使われているか、細かく調べてみるといいでしょう。時間の使い方についてきっちりと精査してみると、案外、無駄な時間が多いことに気がつくはずです。

 「いや、それでもやっぱり時間が足りない」という人は、試しに時計を見ながら「1分間」だけ息を止めてみましょう。

 これをやってみると、1分間という時間がいかに長いかを実感することができます。1分間息を止めてみると、たったの1分なのになかなか過ぎていってくれません。息が苦しくなって「早く1分経ってくれ」と思っても、秒針はゆっくりゆっくり進みます。1分ってこんなに長かったのか」と再認識させられることでしょう。

 それまで1分間という時間がどれほど長いのか実感できていなかったはずです。たった1分間でも集中して何かをやれば、かなりいろいろなことができます。そのことがわかるだけでも、大きな気付きでしょう。

 

 1分間息を止める効果には、もう一つ、大きなものがあります。それは、普段はほとんど意識していない「自我」というものを意識できるということです。

 人は本来、いつでも自我というものを意識して、自分を見続けていなければならないはずなのですが、ほとんどの人は自分というものを意識して見ることをしていません。当然、自分に対する気付きもありません。自我を見つめることができなければ、自我を確認することはできません。

 息を止めている間は、息を止めることに集中しているはずです。自分の呼吸(止めている呼吸)に集中しているわけですから、この瞬間だけは少なくとも自我を見つめていることになります。自分の呼吸を意識に上げるためには、どうしても自分というものを意識せずにはできません。

 こんな話があります。釈迦は菩提樹の下で悟りを開いたあとで、子どもたちからみかんをもらい、そのみかんを他のお腹をすかせた子どもたちに配りました。そのとき、釈迦はみかんをもらった子どもたちに「みかんをよく見て、ひとつひとつよく噛んで、味わいなさい」と言います。そして、「ほら、たしかにみかんはあったでしょう」と言うのです。

 みかんの色つや、手触り、におい、味といったものを感じてこそ、みかんの存在が確かめられるのです。何も考えずにぼ~っとテレビを見ながら、何個食べたのかもわからないくらいぱくぱく食べたのでは、みかんを食べたことすらすぐに忘れてしまい、それではみかんは存在していなかったのと同じことだということを釈迦は子どもたちに言いたかったのです(この時代、テレビはありませんが)。

 人生も同じです。意識して、自分というものを見て、聞いて、触れて、嗅いで、味わってこそ、存在が確かめられるのです。テレビを見て、げらげら笑っているだけでは、存在していないのと何ら変わりません。

 

 息を止めることで、自我を意識でき、生きている自分の存在を確認できます。今、私は間違いなく生きていると確認できるのです。

 生きている自分という存在を確認するために、1分間、息を止めてみましょう。そして、1分間という長さを実感しましょう。時間がないと思っていたことが、実はただ時間を無駄にしていただけなのではないかと思えるようになっていきます。時間を有効に使うように、生活パターンも変わってくることでしょう。

 なお、苦しくなったり、気分が悪くなったときは、無理せずにすぐに呼吸をするようにしましょう。また、何度も続けてやると、酸素不足になって脳に悪い影響を及ぼす恐れもありますので、あくまでも試しに一度やってみるという程度にしてください。一度、1分間の長さを実感したらそれを忘れないようにして、普段は普通の呼吸を意識してみるようにするといいでしょう。

 引用終わり

 

 本文より引用の方が長くなってしまいましたw

 「1分間息を止めるワーク」の次は、下記記事中のワークをどうぞww

 F-140~:不要不急

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_400247.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(お申し込みはこちら↓)

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44




Q-149191019/20 鹿児島セミナーレポート -06;「“今”を生きる」の“今”とは?

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすもの

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

 

06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 

 セミナーのテーマは「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」。

時間の流れの源である未来をうみだすものはゴール。その流れにのった結果到達するのは「空(くう)」のはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 では、未来から過去に流れる時間において、“今”とは何でしょうか?

 

 理解の鍵になるのは、やはり「抽象度(ちゅうしょうど、Levels of Abstraction)」という概念。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 Q-146で御紹介したとおり、実在するものはもちろんのこと、(実在はしていない)概念だけのものもすべて、抽象度により階層化された「宇宙(の構造)」に分散的かつダイナミックに存在しています。

 例えば、我が家の「さくら」は、物理空間では11歳の具体的な存在ですが、ひとつ上の抽象度の階層では「ラブラドールレトリーバー」という抽象的な概念に変わります。更に上位の抽象度に上がるごとに →「犬」→「哺乳類」→「動物」→「生物」→となります。

このように「宇宙」は階層化された概念の集合です。

下位の階層に降りる(「抽象度が下がる」「抽象度を下げる」)ほど情報量が増え具体的になります。「犬」→「ラブラドールレトリーバー」→「さくら」というように。

反対に、上位の階層に上がる(「抽象度が上がる」「抽象度を上げる」)ほど情報量が減り抽象的になっていきます。「犬」→「哺乳類」→「動物」というように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 

 抽象度が上がるほど具体的な情報量は減っていく

 

しかし、その一方で、抽象度が上がるほど潜在的な情報量はむしろ増えていきます。「潜在的な情報量」を「可能性」に置き換えると、抽象度が上がるほど可能性は大きくなると考えることができます。

例えば、「動物」は「犬」より具体的な情報は少ないのですが、「猫」も「牛」も「豚」も潜在的に含んでいます(=包摂)。「犬」の抽象度では「猫」「牛」「豚」である可能性は閉ざされますが、「動物」の抽象度に上がると、「猫」や「牛」や「豚」である可能性が開かれているのです。もちろん、「鳥」や「魚」の可能性も。

さらに「動物」と「植物」を包摂する「生物」の抽象度まで上がると、「犬」はもちろん、「木」や「花」の可能性も生まれます。

 

以前、「『物理空間(という情報空間の一部)を底面として、抽象度という軸上に階層性をもって広がっている情報空間』が宇宙の構造なのです。抽象度が上がるほど情報量が減っていくのですから、宇宙は四角錐のような構造とイメージできます」と書きましたが、抽象度が上がるほど増える潜在的情報量(=可能性)で考えると、宇宙は逆円錐のような構造とイメージしなおすことができます。

(情報空間の階層が円だという意味ではありませんw

 

 

潜在的情報(可能世界)


 繰り返しになりますが、緑色の逆円錐で示されているものは潜在的情報量です。潜在的情報量が最も少ない(=具体的情報量が最も多い)抽象度0の次元が物理空間ですので、逆円錐の頂点は物理空間上に存在すると考えることができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 情報空間の底面である物理空間のイメージ(赤枠の平面)を重ねるとこんな感じ

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間


  その物理空間上の点が、「“今”を生きる」という時の“今”です。

 

 “今”とはあらゆる可能性が結実している刹那瞬

 

 そして、それは医療や介護現場でもよく用いられる「一期一会(いちごいちえ)」という言葉が指し示す真理でもあります(と私は思っています)。

 

Q-150につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 逆円錐の潜在的情報量と物理空間の関係は、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう超瞑想法」(PHP)中の挿絵(p55p29)に示されています。

「『情報場』にアクセスして操作するパワー」=「超瞑想力」について言及され、さらにはたくさんのワークが記されている驚愕の書です。ぜひ御確認ください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html

 

 

-追記2

 苫米地博士がサインとともに書かれる言葉に「一念三千」があります。以下、博士の著書「洗脳護身術」(開拓社より再販)より引用します。

 

 「空」は、ありのままの今だけではなく、過去、未来、そして物理空間から精神世界までのすべてが、ダイナミックに詰まった状態を指す。あらゆる仮想世界が一瞬に凝縮された状態、「一念三千」と呼ばれる状態である。ダイナミックなのは、それら無限の構成要素の関係(仏教用語で「縁」)が、新たな関係を常に生み出している(「起」)からである。そしてこの「縁起」の世界が空なのだ。もちろん、その構成要素のどれか一つを、指で指し示したところで、構成要素自体はあらゆる動的な関係で成立しているため実態はない。もの(概念)は、関係の集合で表されるという現在的な見方、現代分析哲学における【】の記号で書かれる完全自由変数が空なのである。

 どのような情報と掛け合わされても(単一化されても)、それは無矛盾である。情報がない状態であり、だからこそすべての情報を内包(包摂)している状態なのだ。故に止観は、考えを止めているだけではなく、ありったけのことを同時に考えているともいえるだろう。「一念三千」という言葉はまさにここに由来してる。そしてこの「ありったけ」は、その人の脳内情報処理の限界を意味し、人間の脳は、訓練するととてつもない情報処理を発揮するようになる。悟った脳は全仮想空間を一瞬で体験するのである。

 引用終わり

 

 本文中で触れた「一期一会」は、「ありったけ」を示す「一念三千」と対になる言葉であるはずです。それは“仮”と“空”の関係と同じ。ならば「一期一会」と「一念三千」を同時に観ることが“中観”だといえます。そして、それは「超瞑想力」の実践です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

超瞑想法&洗脳護身術



Q-148191019/20 鹿児島セミナーレポート -05;心身が万全(=健康)とは?

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

 

05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 

 セミナーのテーマは「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」。

時間の流れの源である未来をうみだすものはゴール。その流れにのった結果到達するのは「空(くう)」のはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 そして、「万全の心身」の心と身(体)は同じもの。同じものの抽象度の違いです。よって、心だけ、あるいは身体だけの健康というものはあり得ないといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

ということは、人は老いとともに健康を失うのでしょうか?

 私の答えは、半分はYes、半分はNo

 

 まずはWHOWorld Health Organization、世界保健機関)の「健康」の定義を確認してみましょう。1946年のWHO憲章を補足する形で、1998年に以下のような新しい提案がWHO執行理事会で採択されています。

(その後のWHO総会では採択が見送られました。詳細は下記記事で↓)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859675.html

 

 Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual, and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

 

 健康とは、身体的に、精神的に、スピリチュアル的に、そして社会的に、完全に良好な(満たされた)ダイナミックな状態であり、単に病気がないとか、弱っていないということではない

 

 物理空間には物理法則という厳格な因果律が働いています。それはいわば実存のためのルール。「生」とともに物理空間にあらわれた生命という情報現象は、その因果律に従って「老」い、その過程で多くは「病」み、そしていつか必ず「死」を迎えます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html

 

 例えば、病原体と戦う免疫力は20代前半が最盛期です。その頃を100%とすると、40歳前後で50%70歳で10%と低下していきます。時の経過とともに、私たちは確実に死に向かって老いていくのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21245972.html

 

 つまり、年齢とともに「完全に良好な(満たされた)ダイナミックな状態」ではなくなっていくのですから、「人は老いとともに健康を失うのか?」という質問に対する答えはYesとなります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859828.html

 

 だから私は、苫米地式のコーチおよびヒーラーとして、「健康とは“状況”にふさわしい状態」と考えるように勧めています。身体でいえば、「年齢相応の状態」であれば健康というように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859896.html

 

 ただし、年齢などの因果律を考慮するべきなのは物理空間上の身体のみです。大切なことなので繰り返しますが、心と身(体)は同じものです。同じものの抽象度の違いにすぎません。物理空間にあらわれた時の身体は物理因果律に従いますが(だから年相応で健康)、情報空間では物理因果律は関係ありません(よって質問の答えは半分No)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

心に年相応という言葉はまったく不要! いつまでも“青春”でかまいません !!

反対に“青春”のままだからこそ、いつまでも気持ちは若々しく、体も元気でいられます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7554483.html

 

 では、どうすれば“青春”でいられるのでしょうか?

 

 答えは「ゴール」。それも現状の遥か外にある「とびっきりのゴール」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 つまり、「心身が万全(=健康)」とは、止められてもやりたいような心から望むゴールがあり、その実現のためにエネルギーと創造性を爆発させている状態のこと。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19033189.html

 

 コーチングプリンシプル「夢をかなえる方程式 I×V=R」で現実化するものは、「ゴールとして想像(創造)した未来」だけではありません。挑み続ける過程でますます“元気”になる「万全の心身」も含まれているはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

Q-149につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 本文中のリンク記事で“青春”を体現されている偉大な先輩たちを紹介しています。もう一人御紹介いたします。かつて院長として働いていた病院に在籍されていた大先輩医師です。

その先生と場を共有するたびに、私はサミュエル・ウルマン(1840~1924年)の詩を思いだしていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7030948.html

 

YOUTH(青春)

青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ。

若くあるためには、創造力・強い意志・情熱・勇気が必要であり、

安易(やすき)に就こうとする心を叱咤する冒険への希求がなければならない。

人間は年齢(とし)を重ねた時老いるのではない。理想をなくした時老いるのである。

歳月は人間の皮膚に皺を刻むが情熱の消失は心に皺を作る。

悩みや疑い・不安や恐怖・失望、これらのものこそ若さを消滅させ、

雲ひとつない空のような心をだいなしにしてしまう元凶である。

六十歳になろうと十六歳であろうと人間は、驚きへの憧憬・夜空に輝く星座の

煌きにも似た事象や思想に対する敬愛・何かに挑戦する心・子供のような探究心・

人生の喜びとそれに対する興味を変わらず胸に抱くことができる。

人間は信念とともに若くあり、疑念とともに老いる。

自信とともに若くあり、恐怖とともに老いる。

希望ある限り人間は若く、失望とともに老いるのである。

自然や神仏や他者から、美しさや喜び・勇気や力などを感じ取ることができる限り、

その人は若いのだ。

感性を失い、心が皮肉に被われ、嘆きや悲しみに閉ざされる時、人間は真に老いるのである。

そのような人は神のあわれみを乞うしかない。

サミュエル・ウルマン 「80歳の年月の高見にて」より 

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

WHO 健康の定義
 

Q-147191019/20 鹿児島セミナーレポート -04;心と身の関係

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

 

04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 

 セミナーのテーマは「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」。

時間の流れの源である未来をうみだすものはゴール。その流れにのった結果到達するのは「空(くう)」のはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 次に「万全の心身」について考えましょう。まずは心と身の関係から。

 

私の母校である鹿児島大学医学部には心身医療科があります。じつは日本の心身医学の草分け的存在で、その誕生は九州大学に続いて第一内科(当時)に心身症グループが立ち上がった40年以上前までさかのぼります。

現在でも心療内科の講座と診療科の両方がある大学は、九州大学、東京大学、東邦大学、関西医科大学、そして鹿児島大学の5大学のみということですから、私はかなりラッキーな学生だったといえます(さらに当時国立では2校にしかなかったリハビリテーション科もありました)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

 

医療の現場にいると日々痛感しますが、日本の医療は西洋哲学がベースになっています。

「存在があり、関係が生まれる」というその根底にある考え方を医療に当てはめると、「病があり、それを診断し治療する」という感じです。

 

「病が“ある”」「体が“ある”」といえるのは、(あたりまえと感じるでしょうが)「物理空間が“ある”」ことが大前提になっています。

 

 ルネ・デカルト(15961650年)に代表される物心二元論(実体二元論)は、「この世界にはモノとココロという本質的に異なる独立した二つの実体が“ある”」というものです。実体とは「他の何にも依らずそれだけで独立していて存在しうるもの」のことで、アプリオリ(ア・プリオリ)と表現されます。

 

 物理空間に実在する体と、体とは別にどこかに存在する心が、「強い相関関係をもつ」というのが心身医学(心療内科)の根底にある考え方です。それを心身相関と表現します。体と心が別々のものであるという大前提のもと、体を対象にしているのが心療内科で、心を対象としているのが精神科です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958654.html

 

不完全性定理や不確定性原理が証明された現代においては、「神が創造した完全なる宇宙では始まりにすべてが決まっている。そして、その初期値と連続する因果の当然の帰結として現在の個々の思考や行動がある」という西洋哲学の因果律は完全に崩壊しました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

「病が“ある”」「体が“ある”」ことを真とする「物理空間が“ある”」という大前提が崩れたのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 では、心と身(体)の関係について、どのように考えればよいのでしょうか?

 

 そのヒントとなるのが、前回(Q-146)御紹介した「宇宙の構造」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 

情報量の大小を軸とすると、宇宙は四角錐のような階層構造をしていると考えることができます(「物理空間=四角」という意味ではありませんw)。その軸のことを「抽象度(Levels of Abstraction)」と呼びます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 

宇宙の構造



最も情報量が多い宇宙の底面が物理空間(物理宇宙)です。もちろん、身体はこの最下層(物理空間)に存在します。そして、心とは、すべての階層にまたがる情報処理(現象)のことです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html

 

つまり、「すべてが情報であり、その情報処理(心)の底面(物理空間)への写像が身体である」ということ。心と身、心と体は同じもので、抽象度の違いにすぎません。「情報空間では体のことを心と呼び、物理空間では心のことを体と呼ぶ」ということです。

それは、「心と体は強い相関関係を持つ」「心身は密接に結びついている」というデカルト的な見方とは全く異なります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html

 

心と身(体)は同じもの

よって、心だけ、あるいは身体だけの健康というものはあり得ないといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859675.html

 

Q-148につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 「心と体は同じもので抽象度の違いにすぎない」のと同様に、「わたし」と「あなた」も同じもので抽象度の違いにすぎません。その理解が「本当の幸せ」を得る鍵となります。

シリーズ編第4弾で取り上げます(目次はこちら↓)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

-追記2

 「わたし」と「あなた」が違うことを前提に、「わたし」の利益を最大化しようとする考え方が「ゲーム理論」です。それは釈迦が説く「縁起」とはまったく異なります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14401412.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 今回取り上げた心身の捉え方の違いは、ゲーム理論と縁起の違いと同様に“まったく異なるもの”です。ヒーラーとしてはもちろん、コーチとしての技量も左右する、とてもとても大切な知識といえます。

 

 

-関連記事-

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching Project」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(お申し込みはこちら↓)

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 


Q-146191019/20 鹿児島セミナーレポート -03;時間の流れの行き着くところ

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 

 

03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 

 セミナーのテーマは「未来からの時間の流れにのって、万全の心身で“今”を生きる」。

時間の流れの源である未来をうみだすものはゴールです。その流れにのった結果到達するのは

その前に、まずは「宇宙の構造」について考えてみましょう。

 

 過去のブログ記事でも取り上げているとおり、現代分析哲学(存在論)は「宇宙の構造」を解き明かしました。情報量の大小を軸とすると四角錐のようなイメージです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html

 

 

宇宙の構造


私は、コーチングの際はもちろんのこと、ヒーリングや医療・介護においても、「宇宙の構造」を体感しながら行う(受ける)ことがポイントになると思っています。

 生命(現象)とは、情報空間と(情報空間の底面である)物理空間に、同時かつ連続的に存在しているものだからです。「宇宙の構造」を意識しながら生命現象を定義すると、情報が物理空間に写像としてあらわれた瞬間が「生」であり、物理空間に存在し得なくなった瞬間が「死」であるといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 理解の鍵になるのが「抽象度(ちゅうしょうど、Levels of Abstraction)」という概念。

 実在するものはもちろんのこと、(実在はしていない)概念だけのものもすべて、抽象度により階層化された「宇宙(の構造)」に分散的かつダイナミックに存在しています。

 例えば、我が家の「さくら」は、物理空間では11歳の具体的な存在ですが、ひとつ上の抽象度の階層では「ラブラドールレトリーバー」という抽象的な概念に変わります。更に上位の抽象度に上がるごとに →「犬」→「哺乳類」→「動物」→「生物」→となります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 

このように「宇宙」は階層化された概念の集合です。

下位の階層に降りる(「抽象度が下がる」「抽象度を下げる」)ほど情報量が増え具体的になります。「犬」→「ラブラドールレトリーバー」→「さくら」というように。

反対に、上位の階層に上がる(「抽象度が上がる」「抽象度を上げる」)ほど情報量が減り抽象的になっていきます。「犬」→「哺乳類」→「動物」というように。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 

 イメージできたでしょうか?

 

 イメージができたら、今度はその構造に心理学者 アブラハム・マズロー(1908~1970年)の「欲求階層説(自己実現理論)」のイメージを重ねてみましょう。

マズローは「人間は自己実現に向けて絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化しました。

1)自己実現の欲求(Self-actualization

2)承認(尊重)の欲求(Esteem

3)所属と愛の欲求(Social needs/Love and belonging

4)安全の欲求(Safety needs

5)生理的欲求(Physiological needs

です(下図)。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 

 

自己実現理論(Wikiより引用)

欲求階層説(自己実現理論)

Wikipediaより引用

 


認知科学者 苫米地英人博士は、この「欲求階層説」について、「人間の欲求が、最も抽象度の低い物理空間(脳幹レベルの欲求)から、しだいに抽象度の高い情報空間(前頭葉レベルの欲求)へと段階的に上がっていくことを説明したものだ」とコメントされています。

つまり、これが「人間形成」の階梯であり、その本質は「抽象度を上げること」であるということ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 最後に「エントロピー」を考えましょう。

エントロピーとは、簡単にいうと、「物事の乱雑さの度合い」です。一般的には「時間の経過とともにエントロピーは増大する」と考えられています。「コーヒーにクリームを入れたら徐々に混ざっていく」「ガラスの花瓶が落下したら粉々に砕け散る」ようなイメージです。シンプルに表現をすると、「エントロピーの増大」とは「秩序→混沌(混乱)」。

 

英国の天文学者 アーサー・エディトン(1882~1944年)は、この性質を「時間の矢(Arrow of Time)」と表現しました。それは「時間は過去から未来に向けての一方向にしか進行することがない(非対称性)」という意味で、先程の例えでいえば「クリームが混ざったコーヒーからクリームを取り出すことはできない」「粉々に砕け散ったガラスから元の花瓶は復元できない」という感じです。

 

抽象度でいえば、上位から下位の階層への一方向にしか進むことができず、元(下から上)へは戻れないということ

 ところが、先程の「欲求階層説」で示されているとおり、人は時間の経過とともに抽象度の階層を上がっていく存在です。その「混沌(混乱)から秩序に向かう」体感を言葉にすれば、「時間の流れにのって進化・向上し、竟(つい)に宇宙のトップに到達する」という感じでしょう。もちろん、そのトップとは「空(くう)」のはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

Q-147につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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