F-001:やり場のない…
TOCANAで面白い記事を見つけました。
簡単に説明すると、脳内での連結性の良さと音楽を聞いている時の鳥肌体験が関係しているそうなのです。
(「音楽を聴いて鳥肌が立つ人は『特別な脳』の持ち主であることが判明! 学者が大絶賛する脳構造とは?」http://tocana.jp/2017/10/post_14639_entry.html)
音楽を聞いて鳥肌立ちする人は「聴覚野と感情を処理する領域の神経線維の密度が高い」ということです。感情(情動)に関わる扁桃体は海馬の近傍にあり記憶とも強く関連していることより、「より深い審美的反応」には記憶が大いに関係していると想像できます。
音や音楽には何かしらの記憶が強く紐づいています。
ベチロン(苫米地理論)的に表現すると「音楽がきっかけ(トリガー)となり、埋め込まれた記憶(アンカー)が容易に呼び起こされる」といえます。
…私は先週末、約20年ぶりにスキッド・ロウ(Skid Row)の「40 Seasons(1998年リリース)」を聞きました。息子の送り迎えをする間に聞くために無作為に取りだしたのがたまたまそのアルバムだったのですが、久しぶりに聞いて“ある情動”が湧きあがりました。
それは「やり場のない怒り」「抑えようのないフラストレーション」でした。
細かいことは忘れたままにしておきますが、「40 Seasons」を買った頃はいろいろと問題を抱えていました。理不尽なことが多く、毎日がストレスフルでした(ちょうど結婚した頃ですが妻のことではありません...笑)。
しかし、コーチとしての視点で振り返ると、問題なのはストレス源そのものではなく、「やり場がない」という感覚の方です。
コーチングにより“現状の外”にゴールを設定し、アファメーション等でその臨場感を高めることができると、「やり場」ができあがります。
そうなると「怒り」や「フラストレーション」は、現状を打破し、ゴールの世界に向けて自らをブーストするエネルギーとなります。ゴールを実現するための創造性の源へと変わります。
20年前の私が今の私に語りかけているような気がしました。
「人々を苦しみから解放するために、ベチロン(苫米地理論)という福音を届けてくれ」
「あの苦しみを忘れることなく、コーチングで次世代を救ってくれ」と。
「I remember you」を口ずさみながら、私は、思わず鳥肌が立っていました。
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)