苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:自我

F-341:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.6;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編2-

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんと関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 その様子を拝見しながら、感じ、考えたことをまとめます。

 

 vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33775039.html

 vol.3;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -総論-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33827695.html

 vol.4;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・理論編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33880880.html

 vol.5;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編1-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33933655.html

 vol.6;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編2-

 

 

今回も苫米地博士と本橋信宏さんの共著「『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!」(宝島社、p108)より引用し、重要な部分(青字で再引用)を解説します。キーワードは「ホメオスタシス同調」。引用文中の「犯人」を「クライアント」に、「刑事」を「コーチ」に置き換えて読み進めてください。

 

 

現場におけるホメオスタシス同調効果プロファイリングのやり方(前回引用のつづき)

 「現場に立って一瞬、悟りの世界に行くわけです。そうすると全部見えてくる。捜査側の視点が何かもわかるし、犯人の視点もわかる。犯人の行動がわかるということは見えるものが決まったということ。世田谷一家4人殺人事件では、私が現場に立ったとき、風呂場の鍵が外れているのが見えました。そこから現場の情報が入ってきたときに、犯人が見たものが全部見えてきます。窓をよじのぼった可能性。そこに立っていたであろう若者の心理。そこに立った男、若い男、むしゃくしゃするときがあってそこに立つときがあった。そういったものを再現していくのです。どういうルートで室内に入ったか。全部再現していく。北側の窓を見たときに、彼の情動が再現できました。それまでは絞り込みだから、犯人像は不特定多数しかわからない。男かもしれないし、女かもしれない。そしてだんだん人格が特定されてくると、そのときに見えるものが特定されてくるのです。プロファイリングで犯人が絞り込まれてくると、犯人だけしか見えてこないものが見えてくるわけです。犯人だけが気にしているものが見えてくるわけです。そこから次はどういう行動をするか。そうするとその行動が実際の犯人の行動と合致するとプロファイリングになる。つまり、ホメオスタシス同調効果によるプロファイリングは、その人の認識を作り上げること。その人の自我を作ることなのです。犯人が見たものが決まってくると、その瞬間に犯人の自我が形成されてくる。犯人がその自我で見ているであろうことが私に見えてくる。それまではファクトです。犯人が行った場所、おこなったこと、触ったものが、ファクトでわかる。犯人の自我が形成されてくると、犯人の目だったら見えるけど、通常の人なら見えないものが見えてくる。そこからがプロファイリングになります。この現場を見ることができた人間はどういう人物か。犯罪の結果は、見えているものの集合体です。それは従来のプロファイリングのような統計にもとづいたものではない。ただし抽象度が低い状態でプロファイリングすると、自分の自我で見てしまうのでうまくいきません。多くの刑事は抽象度が高くない。足で稼ぐなんて言ってる刑事は抽象度が低い、ダメな刑事です。過去と同じプロファイリングをやっているので、いまのように色々な心理的要因の異常犯罪が起きると機能しなくなります。刑事は自我をますます強めてしまって経験則に頼りすぎて現場に立ってしまう。刑事の想像もつかないような人格、価値判断をもっている犯罪者が続々と登場しているから、未解決事件が増えるのです」

 現場におけるホメオスタシス同調効果によるプロファイリングにおいて、被害者のプロファイリングは一切関係が無くなる。

 苫米地博士によれば、被害者は犯罪プロファイリングにおいて、データとして認識されるが、事件においては点景に置かれるという。

 「たとえば、いま、ある女子校に通う女子高生が授業を抜け出して、この店にいた中年男性客を殺害したとしましょう。中年男性が被害者になっても、中年男性の心理状態はプロファイリングにおいて何の関係も無い。おじさんの心理は女子高生の行動に全然関係がない。そのおじさんを突然殺しそうになったときに、おじさんがどういう反応をするかがプロファイリングするときに重要になってくるので、おじさんの反応を見なければならない。そのとき初めて被害者のプロファイリングが重要になってくるわけです。プロファイリングにおいて、最初は被害者は背景の点景に過ぎないのです。被害者の心理が犯人と被害者の行動に影響を与えるときに、初めて被害者のプロファイリングが重要になってくるのです。それまでは被害者が外側から見てどのように見えるかのほうが重要なのです」

 では、読者が苫米地博士のように殺人現場でホメオスタシス同調効果によるプロファイリングを敢行できるのだろうか。

 すると苫米地博士は冷厳な言葉を下した。

 「読者がホメオスタシス同調をやろうとしても無理です。釈迦のようにならないといけないのですから。ホメオスタシス同調効果のプロファイリングをやりたいと思っているうちは抽象度が低いので、いい結果はもたらしません。抽象度を上げる訓練をしている段階で、ホメオスタシス同調のプロファイリングなんかしたら、非常に危ない。完全に自分の自我を無くすことができる人間でなければ、実行はやめるべきです」

 クンダリーニヨーガをまねて心身のバランスを崩し死亡してしまったり、心の奥底を覗こうと催眠術を会得して他人にかけたのはいいが催眠状態から戻ってこられなくなったり、催眠セミナーで精神世界の真底であるダークネス・バウンダリ(闇の領域)まで分け入って、正常な精神状態に戻ってこられなくなったり、みずから心を操ることは危険と隣り合わせであることを銘記すべきだろう。

 引用終わり

 

 

犯人の行動がわかるということは見えるものが決まったということ

 

 認知科学ができる前から、心理学には「スキーマ」という考え方があったそうです。様々な記憶や知識が統合された“まとまり”のようなもののことで、苫米地博士が好んで使われる表現でいうと「ゲシュタルト」に相当します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「スキーマ」があることによって、私たちは物事をうまく認知できるようになります。逆に、「スキーマ」があることで心理的盲点(スコトーマ)も生じます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 つまり、「行動がわかる=見えるものが決まる」というのは、相手(クライアント)の「スキーマ」や「ゲシュタルト」を把握するということ。もっとコーチング的にいうと、「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」を知るということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

苫米地博士とも御縁があったマーヴィン・ミンスキー(1927~2016年)の「フレーム」や、博士がコンピュータ・サイエンスに進むきっかけとなったロジャー・シャンク(1946~2023年)の「スクリプト」と合わせて理解すると、認知科学の全体像がつかめるはず。こちらでどうぞ↓

F-260:不満と傲慢のはざまでvol.4;「Connecting the dots~ゲシュタルト、フレーム、スクリプト~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29738652.html

 

 

つまり、ホメオスタシス同調効果によるプロファイリングは、その人の認識を作り上げること。その人の自我を作ることなのです

 

 そのために、まずは自分の自我を消します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「自我を消す」の本質は、「抽象度を上げる」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

犯人の自我が形成されてくると、犯人の目だったら見えるけど、通常の人なら見えないものが見えてくる。そこからがプロファイリングになります

 

 これは「RAS&スコトーマ」を共有したということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 一方で、「通常の人」の視点は失います。コーチの立場でいうと「クライアントと同じスコトーマができる」。

コーチがその状態のままであれば、相手(クライアント)をよく理解することはできますが、現状の外に導くことができなくなります。

Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 だから、ホメオスタシス同調によるプロファイリングをしっかり行いつつ、一方でその同調から抜け出さなければなりません。その感覚が“共感”です。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 そのときのポイントが

 

 

この現場を見ることができた人間はどういう人物か。犯罪の結果は、見えているものの集合体です。それは従来のプロファイリングのような統計にもとづいたものではない

 

 そのときのポイントが「抽象度のコントロール」。

その肝がゴール設定です。Goal comes 1st.

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 具体的な話をすると、私は「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴールを設定しています↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33671632.html

 

 

刑事は自我をますます強めてしまって経験則に頼りすぎて現場に立ってしまう。刑事の想像もつかないような人格、価値判断をもっている犯罪者が続々と登場しているから、未解決事件が増えるのです

 

 「最近スムーズに事が運ばない」「以前ほど上手くできない」と感じたなら、「経験則に頼りすぎていないか?「思い込みや決めつけはないか?」と自問してください。

 きっとゴールの感覚を失っているはずです。あるいは、かつてのゴールが、いつの間にか現状になっているのかもしれません(=コンフォートゾーン化)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その対策として、私が強くお勧めしているのが「ラベリング」。

 先ほど触れた「RASReticular Activating System、網様体賦活系)」とは、簡単にいうと重要度のことです。その重要度を「ゴールから考えたときに、どれくらい重要か」という尺度に統一することがラベリングの目的です。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 そのラベリングの際に、私はいつも“集中”を意識に上げています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

プロファイリングにおいて、最初は被害者は背景の点景に過ぎないのです。被害者の心理が犯人と被害者の行動に影響を与えるときに、初めて被害者のプロファイリングが重要になってくる

 

 その“集中”には2つの意味があります。「concentration」と「focus of attention」です。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

ゴールは人生のあらゆる領域にたくさん設定するもの(バランスホイール)。

F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

ラベリングの際には、たくさんのゴールを同時に感じながら(無意識下でconcentration)、その時の“状況”で選択する(意識に上げfocus of attention)ことが重要です。

その“状況”の感覚を、「被害者の心理が犯人と被害者の行動に影響を与えるときに、初めて」という表現が言い表していると感じました。

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

読者がホメオスタシス同調をやろうとしても無理です。釈迦のようにならないといけないのですから。ホメオスタシス同調効果のプロファイリングをやりたいと思っているうちは抽象度が低いので、いい結果はもたらしません

 

 ホメオスタシス同調効果のプロファイリングをやりたいと思っているうちは抽象度が低い」というのはOKですか?

 

多くの「やりたいwant to)」は煩悩にまみれています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

マズローの「自己実現理論(欲求段階説)」を用いるとわかりやすいと思いますが、「自分の『やりたい』はどの階層か?」とつねにモニタリングしていることが大事。それが“観自在”の1st. stepです。

F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 

自己実現理論(Wikiより引用)

自己実現理論(欲求段階説)

Wikipediaより引用

自己実現理論 - Wikipedia

 

 

抽象度を上げる訓練をしている段階で、ホメオスタシス同調のプロファイリングなんかしたら、非常に危ない。完全に自分の自我を無くすことができる人間でなければ、実行はやめるべきです

 

 抽象度を上げる」とは、先ほどのマズローの階層を上がっていくこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 ですが、下から数えて5層目の「自己実現(Self-actualization)」の段階でも、まだまだ足りません。「自己実現」だから。

 L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 

 では、私たちは「完全に自分の自我を無くす」まで、プロファイリングやプロファイリングから始まるコーチングを行うこと控えるべきなのでしょうか?

 

F-342につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

私たちは「完全に自分の自我を無くす」まで、プロファイリングやプロファイリングから始まるコーチングを控えるべきなのでしょうか?

 

 皆さんはどう思いますか?

 

 私の思いはこちら↓

 Q-344~:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426561.html

 

 

-告知1

2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)(←再変更しました)。詳細はこちらで御確認ください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33835792.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

L-06320209月シークレットレクチャー -03;全面肯定しつつ、“現状の外”を志向する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28501205.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

Q-271~:現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

 

 

『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!(文庫版)



F-340:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.5;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編1-

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんと関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 その様子を拝見しながら、感じ、考えたことをまとめます。

 

 vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33775039.html

 vol.3;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -総論-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33827695.html

 vol.4;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・理論編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33880880.html

 vol.5;苫米地博士の“プロファイリング”とは? -各論・実践編1-

 

 

 コーチングの前にしっかり“プロファイリング”を行うことは、とても重要です。

なぜなら、「誰もが『過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”』の中で生きている」から。繰り返しますが、その“殻(w0)”はコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)と言い換えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 つまり、CZが生みだす「現状維持の壁」を突き破り、まったく新しい可能世界(w1)を生みだすことがコーチング!

 PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 その結果として、これまでのCZ=ブリーフシステム=関数P(←自我の一側面である「評価関数」のこと)が書き換わることになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

では、今回も苫米地博士と本橋信宏さんの共著「『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!」(宝島社、p107)より引用し、重要な部分(青字で再引用)を解説します。キーワードは「ホメオスタシス同調」です。

 

 

現場におけるホメオスタシス同調効果プロファイリングのやり方

 苫米地博士によれば、過去の犯罪を統計的に網羅したデータから分析する手法は旧世代のプロファイリングだという。

 認知科学による次世代プロファイリングは、苫米地博士によってさらなる進化を遂げつつある。

 現場百遍ではなく、たった1回殺人現場に立つだけで、犯人像はプロファイリングできるのだ。

 「いま私たちがいるこの喫茶店に、18歳の女子高生が来て、どんな行動をするのか、想像してみましょう。ここに人が座っている場合、座っていない場合、彼女はどの席に座って、どんなオーダーをするのか、素人でもだいたい想像できるはずです。それをもっと高度にプロファイリングしたのが現代の認知科学によるプロファイリングであって、それは統計ではないのです。統計の場合は過去に何人の女子高生がどの席に座ったかでしょう。そうではなくて、その女子高生が脳内でどういう情報処理がされるかを徹底的に考えれば、この店に平日の何時何分に入った女子高生はお客さんがそこにひとりいた場合、おじさんの場合、若い女の子の場合、どの席に座って何をオーダーするか、だいたいわかるのです。それをもっと高度にしたものがホメオスタシス同調効果によるプロファイリングなのです。同調の仕方は、脳内で女子高生になることです。人間は映画を見ているとき、どんな状態になりますか。まるで主人公のように同調しているでしょう。全感覚、何を見ているか、何を思ったか、何を感じたか、同調するのです。私が女子高生の時に感じられることと、証券会社部長になって感じられることは、この席に座っていても違うでしょう」

 では、女子高生の自我に同調するにはどうしたらいいのか。

 「現場に立ったとき、まずやらなければならないことは、自我を無くすこと。つまり釈迦のようになることです。何が見えるのか、何が見えないのかは自我が決めるものです。宇宙と自我は同じもの。自分が見えているものは自分が決めているわけです。

 たとえば、私が原始人ならテーブルに置かれているこのテープレコーダーは目に入っていない。現代人には見えるけど。あるいは、取材を受けている人間にとって、目の前のこのグラスは目に入っていない。このペーパーナプキンも目に入っていないでしょう。テーブルに水をこぼしたら紙を探すでしょうから、そのとき初めてペーパーナプキンが見える。その存在に気づく。つまり、そのとき何が見えているか何が見えていないかは、全部その人の自我が決めるのです。自我が全部無くなってしまったのが釈迦です。

 見えているのに見えていないのは、スコトーマ(Scotoma・ギリシャ語で盲点の意味)があるからです。実際の盲点のように本当に見えていないのではなく、見えているはずなのに見えていないもの、です。その人にとって、その時に重要であると思ったものだけが見えて、他は省略されてしまっていること。これがスコトーマなのです。

 自我を無くすことは、スコトーマを無くすことです。殺人事件の現場では、一度がんばって釈迦のようになること。つまり自我を無くすことです。すると全情報が見えてくる。ほとんどの刑事が検挙率が悪いのは、刑事の自我を持ったまま現場に行ってしまうからです。刑事の経験で、うまくいったことにもとづいて現場を見てしまう。そうすると、見えるものが見えなくなってくる。初動捜査の誤りはみんなそう。誤った予見が入って、見えるものが見えていない。最初のプロファイリングを間違えたらアウト、事件の解決は遠ざかってしまいます。だからまずは最初は釈迦になる。できるだけ無我になる。いま、私が話していると、テープレコーダーの存在が消えているでしょ。目には映っているんだけど。私の話に引き込まれているから、テープレコーダーはどうでもよくなっている。私の話を聞きながら、テープレコーダーを見て、音楽を聴いて、眼鏡のツルの感触を感じてって、できないでしょう。それを無理矢理やる。自我を無くす。変性意識とは逆です。変性意識は特定の自我を作ることだから。一切の変性意識を無くすことですから」

 釈迦になる、という苫米地博士独特の言い回しは、俗語的に言い換えれば、余分な情報を一切シャットアウトして頭の中を空っぽにするということであろう。

 では、自我を捨てる具体的な方法はというと、苫米地博士の著書にもよく出てくる「抽象度を上げる」ということに行き着く。

 「無我になるためには一気に抽象度を上げることです。抽象度が高くなるほど情報量が減ってきて、無我に近くなる」

 抽象度が高くなるほど情報量が減る、とはどういうことか。

 苫米地博士の事務所がある六本木という地点を例にとってみよう。

 六本木よりも抽象度のたかいもの、つまり広範囲に渡るものは、港区であろう。港区よりさらに抽象度を上げると東京都になる。さらに上げると日本。さらに上げるとアジア。さらに上げると地球……

 苫米地博士はわかりやすく、六本木をウインドウズ式に記述して説明する。

 「六本木」は「日本国¥東京都¥港区¥六本木」

 「港区」は「日本国¥東京都¥港区」

 「東京都」は「日本国¥東京都」

 抽象度が高くなるほど情報量が少なくなっていく。

 つまり、余分な情報が削ぎ落とされる。

 抽象度を上げると、自我が消え、広範囲にレーダーが張られる。

 引用終わり(このつづきは次回引用します)

 

 

もっと高度にプロファイリングしたのが現代の認知科学によるプロファイリングであって、それは統計ではない

 

 統計(statistic)とは「社会の状態を数値によって精確に知りたいという要求に応えるため、実測したデータを元に計算した数値、あるいはそれを多数ひとまとめにしたもの」(Wikipediaより)。それは過去も含む「現状(w0)」の評価のこと。

 

 その「現状(w0)」は、一人ひとり違います。「一人一宇宙」だから。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 さらにいうと、一人の中にもたくさんの宇宙(可能世界)があり、その中から「一宇宙」がダイナミックに選びだされています。博士が座右の銘とされている「一念三千」の世界観です。

 F-319:観自在 <理論編-2;自在を観る>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32875213.html

 

コーチングに寄せていうと、「前頭前野に収められたいくつものブリーフシステム(BS)ごとに宇宙(可能世界)があり、そのひとつが実際に現実化している」という感じ。

 L-09420217月シークレットレクチャー -06BSと人格や未来との関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30598161.html

 

一人ひとり違っていて、かつ一人の中にもたくさんある「一宇宙=現状(w0)」を、まったく新しい宇宙(w1)に書き換えていくのがコーチングです。その新しい宇宙(w1)は、現状の外へのゴール設定により創造するもの。統計処理では絶対に見いだせません。

繰り返しますが、「過去は一切関係ない!」です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

全感覚、何を見ているか、何を思ったか、何を感じたか、同調する

 

 人間の脳にはミラーニューロンというものがあります。それは「相手の動作を見たときに、見た人の脳の中に、あたかもその人自身が同じ動きをしているかのように活性化する神経群」のこと。私たちはミラーニューロンにより「相手の行動を“鏡”にして自分の反応を生みだす」ことができます。

 「全感覚、何を見ているか、何を思ったか、何を感じたか、同調する」とは、このミラーニューロンを使って「一時的に相手になりかわっている状態」です。

 F-046:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから後編:ミラーニューロン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11383670.html

 

 ミラーリングは、動作や行動といった物理次元にとどまらず、より高次の情報次元の認識や思考にまで拡張しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それを理論化しているのが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス仮説」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

現場に立ったとき、まずやらなければならないことは、自我を無くすこと。つまり釈迦のようになることです。何が見えるのか、何が見えないのかは自我が決めるものです。宇宙と自我は同じもの。自分が見えているものは自分が決めているわけです

 

 コーチングにおいて、コーチがまずやらなければならないことも「自我を無くす」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 そのために苫米地博士が勧めているのが、「スタニスラフスキー・システム」です。詳しくはこちらでどうぞ↓

 L-150202111月医療系研修会 -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 

 

テーブルに水をこぼしたら紙を探すでしょうから、そのとき初めてペーパーナプキンが見える。その存在に気づく。つまり、そのとき何が見えているか何が見えていないかは、全部その人の自我が決めるのです

 

 これはスコトーマ(scotoma)の話。スコトーマは心理的盲点のことで、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つがそろったときに外れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

この例でいうと、「ペーパーナプキン」のことを知らないとそもそも認識できず、知っていても重要性がないと認識できず、重要性があっても役割がないと認識できない という感じ。

テーブルに水をこぼす」という縁により、重要性&役割が変わり、RAS(網様体賦活系)が変化しスコトーマが外れ、「ペーパーナプキン」が突如認識されます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 その時、重要性関数(評価関数)が書き換わっているので自我が変化しているといえ、同時に認識する世界(自我の逆関数としての宇宙)も変化しています。

 このように自我と宇宙は表裏一体です。

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 

自我を無くすことは、スコトーマを無くすことです。殺人事件の現場では、一度がんばって釈迦のようになること。つまり自我を無くすことです。すると全情報が見えてくる

 

 …RAS&スコトーマについて、一般向けの説明とコーチング実践者向けの説明は異なります。クリアでない場合はこちらをどうぞ↓

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

自我を無くす。変性意識とは逆です。変性意識は特定の自我を作ることだから。一切の変性意識を無くすことですから

 

変性意識は特定の自我を作ること」。

変性意識(Altered State of ConsciousnessASC)とは、「目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態」のこと。苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」です。

 L-11420219月シークレット… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

具体的な情報量が減っていくからです。抽象度が上がるほど、文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば、「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「呼吸」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 

無我になるためには一気に抽象度を上げることです。抽象度が高くなるほど情報量が減ってきて、無我に近くなる

 

 抽象度を上げることによる「無我」とは、自と他の違いが無くなること。それはゴールの重要なポイント「自分中心を捨て去る」と同義です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

無我のさらに先には「空我」があります。それは「すべての違いがなくなる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 それは悟りの境地。詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

F-341につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

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2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は2024428日(日)(←再変更しました)。詳細はこちらで御確認ください↓

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-関連記事-

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

F-284~:気楽 ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

L-133202111月シークレットレクチャー -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423870.html

 

 

『洗脳』プロファイリング 重大未解決事件の犯人を追え!



L-152202111月医療系研修会 -07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33811307.html

 07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

 

 

 自分にとっての幸福が定義できたなら、次はその幸福が人生の何割を占めるか考えていきます。これは「幸福のバランス」を考えていくということ。

それぞれ円グラフの何割を占めるかを図示しながらバランスホイールを完成させていくと、ゴール設定(再設定)の目安とすることができます。

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 

「幸福」の条件とそのバランスを考える(「言葉」があなたの人生を決める【実践ワークブック】」)

「『言葉』があなたの人生を決める 【実践ワークブック】」より引用

Kindle版はこちら↓

「言葉」があなたの人生を決める【実践ワークブック】 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

 じつは「幸福のバランス」を考えるだけでは、まだまだ足りません。欠けているもの/ことは何でしょうか?

 

 答えは「抽象度」。「幸福のバランス」全体を俯瞰する高次の視点です。

具体的には、「人生全体の幸福」の視点を保ちながら(引き上げながら)、「各カテゴリの幸福」をバランスホイール化していきます。抽象度の上げ下げを並行して行う感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私たちはつい「『幸福』や『幸せ』がある」と考えてしまいがちですが、その「幸福」や「幸せ」は“自分”の認識という縁により生じています。そう、縁起のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

縁起を現代風に言い換えると「関係」。「関係」が生じることで「存在」が生じ、「存在」するということは「関係」があるということです。ここでの「関係」と「存在」は、因果関係ではなく、双方向の関係性です。

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 そんな「関係」と「存在」の本質とは「情報(状態)」。「すべてが情報である」というのが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 「超情報場理論」をシンプルに記すと、「情報空間が存在し、そのうち最も抽象度の低い世界が物理空間である」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 物理空間を包摂するような超次元空間が存在しており、“情報”がすべてを包摂しています。その“情報”のことを、釈迦哲学(大乗仏教)では「空(くう)」と表現します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 以下、苫米地博士の著書「お釈迦様の脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?」(小学館、p177)より引用します。博士は衝撃的なことを書かれています。もしも混乱したなら、その混乱を楽しんでください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 

お釈迦さまの脳科学

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悟りとは縁起でも空でもない

 仏教の本質は、方便ではなく釈迦が悟りによって得た教えにあります。では、釈迦の「悟り」とはいったい何でしょうか。

 上座部仏教は、それを「縁起」であると言い、大乗仏教は「空」だと説きました。

 しかし、釈迦の悟りとは縁起でも空でもありません。「今まで縁起や空の話をしてきたのに、何を言い出すんだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 釈迦が悟りを開いた後、最初に十二支縁起を語ったのはおそらく事実でしょう。その縁起の思想を大乗では空と言い換えました。

 しかし、悟りの内容とその後語ったことをイコールと決めつけてよいのでしょうか。例えば、私が悟った後、最初に発した言葉が「腹減った」だったとしても、誰も「悟り=腹減った」とは考えないでしょう。十二支縁起は悟りについての説明原理にすぎないのです。

 悟りとは言語を超えた体感です。

 縁起も空も言語に過ぎません。自動車学校で教わる運転のしかたと、実際に自動車を運転する「感覚」がまったく別の次元にあるように、悟りとは説明を超えた体感なのです。

 釈迦は瞑想によって悟りに至りました。中国禅の「無」の思想により誤解を招いていると思いますが、瞑想とは何も考えないことではなく、脳をフル回転させておこないます。徹底的にIQを高めて抽象思考をするのです。そこでは概念や言語を超えた抽象度になるのです。言語化が不可能な高い抽象度は、脳で感じるしかありません。悟りとは究極的に抽象度が高まった体感なのです。

 引用終わり

 

 

 悟りとは究極的に抽象度が高まった体感

 

 その「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるものがゴール!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

すべての事象は空であるけれども、縁起(関係性)によって機能(役割)を与えられています。そして、その機能(役割)によって存在となります。

 

すべてが縁起により機能を与えられ、何らかの存在としてある

 

その機能を自ら生みだす行為がゴール設定。つまり、「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるゴールとは、“自分”そのもの。

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その“自分”とは、宇宙のすべてから、たった一人の「私」を選び出す部分関数です。偶数が定義されると奇数が定義されるように、“自分”が定義されると(“自分”以外の)「“宇宙”のすべて」も同時に定義されます。

 つまり、「“自分”を正確に認識できれば、“宇宙”も完全に認識することができる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

そのような「スコトーマが完全に外れた状態」を体感できれば、シンの「幸福」や「幸せ」を感じることができるでしょう。そこまでいかなくても、抽象度を上げ続けることで、偽りではない「幸福」や「幸せ」を見つけることができるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのような意識状態は、きっと“根源的な痛み”を克服します。

 

L-153につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

抽象度を上げ続けることで、偽りではない「幸福」や「幸せ」を見つけることができるはずです

 

 「自分にとっての幸福」をしっかり定義することは、とても大切です。その取り組みが思考のフレームワーク=ゲシュタルト(gestalt)を作り、そのゲシュタルトにより理解が深まるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 だから、偽りではない「幸福」や「幸せ」を見つけることができる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 以下、苫米地式認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社、p254)より引用します。「人生に何を求めているのか?」と自問しながら、ゆっくり読み進めてください。

 

 

◇人はみな幸福を求めている

 ここまででマインドの仕組みと使い方についての知識がだいぶ増えてきたことと思います。

 その知識を使うことであなたは、なりたい自分になることもできますし、いままでは考えもしなかったゴールを実現することもできるでしょう。

 しかし、だからこそ、いまここで改めて考えてみて欲しいことがあります。それは「あなたは人生に何を求めているのですか?」ということです。

 

 あなたにとって人生で大切なものはなんですか?

 あなたは人生を誰とどう過ごしたいですか?

 あなたの人生においてどんな喜びや情熱や感動が欲しいですか?

 あんたの人生で何を手に入れたいですか?

 あなたはどこに行ってみたいですか?

 あなたはなぜ仕事をするのですか?

 あなたはなぜ家に帰るのでしょうか?

 あなたはなぜ休暇をとるのでしょうか?

 あなたはなぜそれを買うのでしょうか?

 何があなたをそうさせているのでしょうか?

 

 こうやって立ち止まって考えてみると、あらゆる人間は、生まれや育ちに関係なく、同じ基本的なことを求めていることが分かります。それは、無意識のうちに「幸福(Happiness)」を求めているのです。

 ですから、このレッスンを始める前に、少し時間を取って、自分に次の質問をしてみてください。

 「何が私に幸福をもたらしてくれるのだろうか?」と。

 引用終わり

 

 

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-関連記事-

F-266:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.10(最終話);「傲慢」を克服し「心の力(The Power of Mind)」を引きだす縁起>

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F-325:観自在 <実践編-5;“縁起力”をブーストする>

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L-11420219月シークレットレクチャー -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

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Q-329:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています <vol.4;自己イメージと臨場感世界は双方向性を持った縁起>

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Q-346:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始? <vol.3;「走りながら考える」 コーチング実践編・縁起>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32548402.html

 

 

マインドの教科書



L-151202111月医療系研修会 -06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 

 

 相手を自然に笑顔にする「和顔施」や「眼施」は、自分自身が心から笑顔でいられるからできます。心から笑顔でいられるのは、もちろん、happyだから。

 F-044:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと 前編:布施

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11142143.html

 

 そして、いつもhappyなのは、「本当にやりたいことを、完全な自由意思でゴールに設定し、その実現に向けて全力で(かつ自然に)生きている」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 ゴールは、1)現状の外で、2)心から望み、3)人生のあらゆる領域に設定するもの。さらには 4)自分中心を捨て去ったもの です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

3)人生のあらゆる領域とは、バランスホイールのこと。「職業」「趣味」「家族」「生涯学習」「地域への貢献」「社会(未来)への貢献」「健康」「ファイナンス」といった各カテゴリに、それぞれ独立したゴールを設定していきます。

 Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 

バランスホイール

 

 

 コーチングを学びはじめたばかりの方には意外でしょうが、本物のコーチ(authentic coach)は、とくに「趣味」のカテゴリを重要視します。「趣味」と「職業」は共通点が多く、マインドの使い方が似ているからです。

 もしも「職業」のゴールで悩んだなら、「趣味」を糸口にすることをお勧めします。「ワクワクできること」がゴール設定の基本です。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『言葉』があなたの人生を決める 【実践ワークブック】」(フォレスト出版、p62)より引用します。「自分にとっては何が幸せなのか?」と問いながら読み進めてください。Feel

 

 

RULE_014 複数のゴールを設定するとき「バランス・ホイール」をイメージする

[趣味のゴールが決まれば仕事のゴールも決まる]

 人生の目標について訊ねると、一番多い答えが「仕事」です。確かに生活の中で仕事に関わる時間は大きなウェイトを占めますが、人生という枠組みの中では、仕事はたくさんあるゴールのうちの一つに過ぎません。同じくらいに、健康や趣味、家族や地域社会への貢献といったことも重要です。

 私たちが考える幸福とは、これらの幸福がバランスのよい状態のことです。仕事やお金以外の幸福を手に入れようとすることは、ゴールを設定する上で大事なことだと思います。これを「バランス・ホイール(もともとはタイヤの内側にある複数の棒状の金属)」と呼んでいますが、要は仕事だけでなく、家族や人生、精神的なことについてのゴールも取り入れなくてはいけないということです。

 私が常々感じているのは、自分の「趣味」は仕事と同じくらい悩んで決める必要がある、ということです。趣味は直接的に自分の役に立つわけではないですが、徹底的に好きでないとできません。考えただけで嬉しくて仕方がなくなり、他の時間を削ってでもやりたいほどのことでないと、趣味とは言えません。実は、趣味のゴールを見つけられたら、職業のゴールを見つけるのも容易なのです。なぜならば、職業のゴールも、趣味のゴールと同じくらいわくわくできて楽しいものでなくてはならないからです。趣味に対する熱意と同じベクトル量を仕事でも持てれば、仕事のゴールは簡単に見つかるでしょう。

 このように人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つのは大切なことです。

 たとえば将来の夢で「サッカーの世界最高峰リーグのFCバルセロナで活躍したい」と考えたとします。これは仕事のゴールと言えます。

 これに「世界中の子どもたちにサッカーの楽しさを教えたい」という社会貢献に対するゴールを加えます。あるいは「結婚したら、家族と過ごす時間を大切にしたい」という家庭に対するゴールを加えていきます。

 このように人間のゴールは一つだけではありません。要は複数のバランスのとれたゴールを設定することが大切なのです。

 引用終わり

 

 

 私たちが考える幸福とは、これらの幸福がバランスのよい状態のこと

仕事やお金以外の幸福を手に入れようとすることは、ゴールを設定する上で大事なこと

 

 バランスホイールを本気で考えることは、自分にとっての幸福を定義する大切なきっかけになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以前(L-147/02)確認したとおり、「自分の意思で選んだ」「自分の意思で行った」と思っている選択や行為のほとんどは、誰かに選ばされていたり、やらされたりしていることです。

私たちは、そうとは知らないだけで、さまざまな幻想に支配されています。

 Q-345:自身の人生をvol.2;「走りながら考える」 コーチング実践編・自由>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32510309.html

 

 自分にとっての幸福を定義するためには、まずは“自分”を定義しなければなりません。それは部分関数としての自我を一つひとつ確認していくということ。“自分”を構成する関係性の認識(=モニタリング)です。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 関係性を認識することができたなら、次は重要な順に関係性を並べ替えていきます。そのプロセスは、評価関数(重要度関数)としての自我の再定義になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 自分にとっての幸福が定義できたなら、次はその幸福が人生の何割を占めるか考えていきます。これは「幸福のバランス」を考えていくということ。

それぞれ円グラフの何割を占めるかを図示しながらバランスホイールを完成させていくと、ゴール設定(再設定)の目安とすることができます。

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 

「幸福」の条件とそのバランスを考える(「言葉」があなたの人生を決める【実践ワークブック】」)

「『言葉』があなたの人生を決める 【実践ワークブック】」より引用

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 じつは「幸福のバランス」を考えるだけでは、まだまだ足りません。欠けているもの/ことは何でしょうか?

 (ヒントはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33566734.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33619443.html

 

L-152につづく)

 

 

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2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

F-330~:分断緩和のための処方箋

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427910.html

Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424263.html

Q-362~:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428110.html

 

 

『言葉』があなたの人生を決める 【実践ワークブック】

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F-337:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる>

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、コーチとしてクライアントさんに関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 その様子を拝見しながら、感じ、考えたことをまとめます。

 

 vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる

 

 

 前回(F-336)は、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p66)から、「温故知新」に対する博士の鋭い分析を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 その分析自体が「新しい視点」で行われています。その結果、露わになったのは「孔子が巧妙に仕組んだスコトーマ洗脳」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 大切なのは「新しい視点で見る」こと。

 ところが、それは簡単ではありません。なぜでしょうか(case-side)?

 「新しい視点で見る」ために、どうすればいいのでしょう(plan-side)?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 新しい視点で見る」ことが簡単ではない理由は、「誰もが『過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”』の中で生きている」から。その“殻(w0)”はコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)と言い換えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 つまり、「新しい視点で見る」ためには、CZが生みだす「現状維持の壁」を突き破らなければならない ということ。

 PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 だから、簡単ではありません。それは強力なホメオスタシス・フィードバックに打ち克つということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 このことはコーチングの難しさとも重なります。

 コーチングのコアは「ゴール」と「ゴールの設定」ですが、ゴールを見つけるためには、まずは自分という“殻(w0)”を抜け出さなければなりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 コーチングでは、自分を縛っているものをブリーフシステム(Belief SystemBS)と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

つまり、「過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”」とは、ホメオスタシスで維持されるCZであり、これまでの記憶で生み出したBS=自分そのもの。

だから、“殻(w0)”を抜け出すのは簡単ではない

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 そのように思い込むほど、じつは、“殻(w0)”を抜け出すことはますます難しくなります。すべては自分のマインド(脳と心)が生み出しているからです。

マインドの中で最も臨場感の高いイメージが現実となります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

BSは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でできているとされています。じつは、それらはすべて自分が受け入れたもの。突きつめて考えると、本当は「自分のBS」に自分が縛られているだけです。

つまり、過去に囚われたままの自分(w0)が、本当の自分(w1)を縛っている。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

そもそも人は完全に“自由”な存在です。だから、まずは“自由”をしっかり意識に上げることが重要!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 外部から入ってくる情報は、最初は自分自身のものではありませんが、受け入れた時点で自分のものになります。その情報によって、自我がつくられていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 結局、今の自我をつくったのは、自分。だから、自分(w0)を構成する記憶を吟味し、受け入れるかどうか判断し、まったく新しい自分(w1)をゴール設定しながらつくりあげていく

 

その積み重ねこそが、「“殻(w0)”から抜け出す」ということに他なりません

F-331:分断緩和のための処方箋 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33464142.html

 

 そのような再構築(withゴール設定)のための吟味および判断に相当するのが“プロファイリング”です(ハズ)。

 

 最後に苫米地博士の著書「洗脳力 あなたを変え、人を動かす『脳』と『心』の科学」(アスコム、p92)より引用します。「自分という殻」「我欲」をイメージしながら読み進めてください。気楽にどうぞw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

洗脳力

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夢は自分という殻を抜け出して初めて見えてくる

 では、人に影響されていない、自分本来の夢とはどういうものをいうのでしょうか。また、それを見つけるためにはどうすればいいのでしょうか。

 それをこれから本書で述べていくわけですが、ひと言で述べるとすれば、「自分という殻から抜け出して、そこから自分を見つめて見えるもの」と言うことができます。自分という殻のなかで自分のことばかりを見ていたのでは必ず見誤ることでしょう。殻のなかにいたのでは、外からの影響なのか、内からの欲求なのかの区別がつかないからです。

 米国超有名大学院出身の彼はこんなことも言っていました。

 「先生、私はどうしても英語がうまくなりません。もっと英語がうまくなりたい。どんなに英語を勉強しても、ネイティブの人に『あなた、英語が上手ですね』と言われてしまうんです。それって、ネイティブのようには英語を使えていないってことですよね。日本人が日本人に「日本語うまいですね」なんて言わないでしょう。つまり、ネイティブからしたら、下手なんですよね。それが悔しいんです」

 頑張って必死に英語を勉強している人が聞いたら、ぶっ飛ばされそうな台詞です。アメリカの大学院を出ているということは、少なくとも、クラスで英語を駆使して、英語で修士論文か博士論文を書いて認められたということでしょう。つまり、彼は少なくとも不自由しないだけの英語力をもっているわけです。それでも満足できずに、ネイティブに「英語がうまい」と言われてコンプレックスを感じてしまっているのです。

 日本人は日本人に「日本語うまいですね」とは言わないでしょうが、たとえば地方出身者がふつうに標準語をしゃべっていたら「方言、出ませんね」くらいのことは言うでしょう。彼の英語だってそのくらいのレベルのはずです。必要十分でしょう。

 彼は自分という殻が硬く、我欲が強過ぎて、自分を正しく見ることができなくなっています。この状態で「英語がうまくなりたい」と言っていますが、もっと英語がうまくなっても(今でもすでに十分うまいのですが)、彼はきっと満足することはないでしょう。それは、彼自身が本当にしたいことではないからです。

 本書は、自分という殻から抜け出して、本当の自分、本当にやりたいことを見つけ出す方法、そしてそれを実現する方法を述べていきます。難しい方法ではありませんが、目新しいことが多いでしょうから、ゆっくりでもいいので、一つひとつ確実に実践してほしいと思います。

 引用終わり(このつづきは書籍でどうぞ↓)

 洗脳力 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

F-338につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 夢は自分という殻を抜け出して初めて見えてくる

 

 今回のサブタイトルは「ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる」。「夢」ではなく「ゴール」という言葉を使うことは、科学的知見を踏まえてさらに先に進むための1st.ステップです。

 

 以下、おなじみの「新・夢が勝手にかなう手帳」の2023年度版(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

1st.ステップ:現代科学のパラダイムで考え、論理的・数学的に推論する。「夢」ではなく「ゴール」という言葉を使う

 新しい自分に生まれ変わるための第一歩は「夢」という言葉を使うのはやめ、「ゴール」という言葉を意識的に使うことです。この手帳は「夢を叶える手帳」ですが、この手帳では、ゴールと夢をほぼ同じ意味で使っています。

 ただゴールと違って、「夢」は正式に定義された言葉ではありません。現状の外のゴールを、もし別な言い方で表すならば「夢」は1つの方法だということです。

 でも「夢」という言葉は、例えばPX2(青少年向けの次世代教育プログラム)などで子供に伝えるにはよいですが、これから転生していくあなたは、「ゴール」と言いましょう。どうしてもやりたいことだけど、現状の外でこのままの状態では絶対に叶わないこと。それを、正確に定義された言葉である「ゴール」と呼ぶこと。これが第一のステップです。

 引用終わり

 

 

-告知1

2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-326:観自在 <応用編;か・ち・も・な・い(価値もない)>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33212902.html

F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33361361.html

L-140202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-03;子どもたちに一番伝えたかったこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

Q-353:傷つくような他人の言動に出くわした場合、どのような態度で接することが正解なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33148921.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版



Q-364各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか? -A3<観;抽象度を上げた世界から眺める>

 

バランスホイールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態(=考えている状態)というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

バランスホイールの円にメモしている程度で、頭の中で想いを馳せていたり、思い描いている感じなのでしょうか?

アファメーションにする際、ペンやタイピングで詳細に描写していく(言語空間に降ろしていく)というイメージであっておりますでしょうか?

頭の中にゴールがあって、アファメーションにする際に、初めて物理世界でゴールが表現される感じでしょうか?

 

 A1<ノートとメモの違い>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33589654.html

 A2<止;煩悩を意識する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 A3<観;抽象度を上げた世界から眺める>

 

 

 前回(Q-363)は「バランスホイール」の重要性を確認しました。

 

気がついていないだけで、さまざまな人やさまざまなもの、さまざまな事象や出来事との関係性が“自分”を形作っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その関係性に対して、煩悩を制御しながら、どう観る(認識する)か?

 

 それが“自分”を決めていきます。だからこそ、バランスホイールが重要!

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 しかしながら、煩悩を制御しながら“自分”を決めていくことは、決して簡単ではありません。なぜでしょう?

 

 そう、「気がついていない」から。それは自分とまわりとの関係性や自分のいる世界や宇宙全体のあり方などを正しく認識できていないことを意味します。

コーチングに寄せて言うと、「スコトーマに隠れている」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを生みだすものは、「自分は〇〇だ」「世界は△△だ」という先入観や思い込みです。それらは情動を伴った体験の記憶や受け入れた情報の記憶により作られたブリーフシステム(Belief SystemBS)が生みだしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 私たち人間は「自分が重要だと思うもの」「認識したいと思うもの」しか認識していません。重要度が低くRASを通過しない情報は、まったく認識できません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 それがA1Q-362)で引用した中で苫米地博士が仰っていた「煩悩は自我によって表面化する」「自我は何が重要かを決める基準値」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 認識することができなければ、本当は眼前に限りなくひろがっている可能世界(possible world)を感じることができないばかりか、自分の中に眠る無限の能力を解放することもできません。

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 そんな状態を、仏教では「無明」と表現します。無明は「人間が根本的に持っている無知」のこと。現代的にいうと、「自我が生みだすスコトーマが外れない状態」です。

 L-133202111… -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

 

 では、無明から抜け出し、能力を解放するために、どうすればいいでしょうか?

 

以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方 『なりたい自分』になれるプライミングの技術」(フォレスト出版、p180)より引用します。

 

 

抽象度を上げた世界から眺める!

 ここでこの本で一番最初に話したところに戻ってきます。これが抽象度を上げるということです。

 

 「抽象度の上がった世界から眺める」

 

 これが我々の脳の進化です。ゲシュタルト能力といいます。前頭前野の発達の結果です。脳の進化の素晴らしいところは、抽象度を上げることができ、さらにそれをコントロールすることができることです。

 物理的な空間認識のみでは時間的推論はできませんが、それを抽象度を上げることによってできるようになります。その存在がたとえば遺伝子情報の欲求であったとしても、その欲求を抽象度を上げたところから眺めることによって、自然にコントロールできます。これは人類が最初から持っている能力です。

 ですから、どうやってコントロールするかを考える必要はありません。抽象度を上げることができて、そこから内省的に吟味ができれば、勝手に自己の制約の中におけます。

 選んで犯罪者になる人は、どうしようもありません。知らずに自分の煩悩に突き動かされる人、英語では「crime of passion」(衝動的犯罪)を起こしてしまう人というのは、その瞬間に抽象度の高い世界から自分の欲求行動を見ることができないのです。だから抑えることができないのです。

 これは簡単です。意識に上げるだけでいいのです。

 抽象度を上げるということがすべてです。IQが上がるというのも抽象度が上がるということです。煩悩をコントロールすること、プライミングをかけるということも抽象度を上げるということです。

 すべての基本は抽象度を上げるということです。これにより自らコントロールする仮想現実が生成され、またプライミングが働き、煩悩がコントロールされます。瞑想などで知られる「サトリ」の訓練も、エッセンスは抽象度を上げること。これに尽きます。

 弘法大師空海の言葉で言えば、「地」、「火」、「水」、「風」、「空」という物理空間の上に抽象度を上げた「識」を認識しようということです。逆説的のようですが、これにより煩悩の火を消して、あるがままの本当のRが観られるようになるのです。

 引用終わり

 

 

 抽象度を上げるということがすべて。IQが上がるというのも抽象度が上がるということ。煩悩をコントロールすること、プライミングをかけるということも抽象度を上げるということ

 

 自我によるスコトーマを外す鍵は「抽象度を上げる」こと。抽象度を上げた視点から正しく見ることができるから、無明から抜け出して本来の力を発揮することができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度とは、情報空間における視点の高さのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 私たちがリアルだと思っている現実世界(R)は、じつは一番臨場感が高い(V)イメージ(I)に過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「一番臨場感が高いイメージ(I×V)」を一言で言えば“情報”。

 一人ひとりのマインド(脳と心)に存在する様々な情報によって、目の前の世界はダイナミックに作られています。つまり、一人一宇宙。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 だから、「頭の中にゴールがあって、アファメーションにする際に、初めて物理世界でゴールが表現される感じでしょうか?」という感覚は正解です。

 

 物理世界を認識しているのではなく、認識が物理世界を生みだしている

 

 その理を理論化したものが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 さて、最初(A1/Q362)に回答した「4つの御質問に一言で答えると『コンセプチュアル・フロー』」を体感できたでしょうか?

 

 私の感覚を言語化すると、

 

バランスホイールの各カテゴリのゴールに向かうコンセプチュアル・フローを同時に行うことが「各エリアのゴールについて想いを馳せている状態(=考えている状態)

L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

そこからもう一段引き上げた視点でバランスホイール全体を俯瞰することが「抽象度を上げた世界から眺める!

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 そして、その意識状態からあえて抽象度を下げて物理空間を生みだすために行う作業が「ビジュアライゼーション」「アファメーション」「セルフトークのコントロール」

 

 そんな感じです。

 重要なので繰り返しますが、物理世界を認識しているのではなく、認識が物理世界を生みだしています。私たちは、じつは、臨場感でリアリティをダイナミックに合成しています。

 L-111~220218… -13~4;臨場感を高めてリアリティを合成する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31473967.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31509419.html

 

Q-365につづく)

 

 

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F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

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F-288:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.1;アファメーションの秘訣

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Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

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Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

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Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 

脳と心の洗い方

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Q-363各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか? -A2<止;煩悩を意識する>

 

バランスホイールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態(=考えている状態)というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

バランスホイールの円にメモしている程度で、頭の中で想いを馳せていたり、思い描いている感じなのでしょうか?

アファメーションにする際、ペンやタイピングで詳細に描写していく(言語空間に降ろしていく)というイメージであっておりますでしょうか?

頭の中にゴールがあって、アファメーションにする際に、初めて物理世界でゴールが表現される感じでしょうか?

 

 A1<ノートとメモの違い>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33589654.html

 A2<止;煩悩を意識する>

 

 

いただいた4つの御質問に対してシンプルに回答すると、「コンセプチュアル・フロー」。

 

 「コンセプチュアル・フロー」とは、ノートの基になっている思考方法のことで、苫米地博士が無意識に行っている思考方法をモデル化されたもの。

 博士は「ノートは『コンセプチュアル・フロー』を目に見えるようにしたもの」と定義されています。詳細はこちら↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 人には様々な煩悩があります。

 前回引用した文章の中で、苫米地博士は「煩悩は自我によって表面化する」と書かれていました。自我とは「この世の中で自分にとって何が重要かを決める基準値」のこと。それを評価(重要性)関数と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その煩悩=評価関数が認識できる/できない世界を決めています。つまり、目の前の世界は自我の投影です。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 一方で、御承知のとおり、自我は部分関数でもあります。その本質は「あらゆる関係の結び目」。当然、関係が変われば、自我は変わっていきます。“自分”は縁により起こるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 つまり、「自分という存在はあるけれど(評価関数)、永遠不変ではない」「自分は変化し流転するものとしてある(部分関数)」。それが無常。

 コーチング的に言い換えると、「自分の中にはあらゆる可能性があり、何を選ぶかによって“自分”という存在が決まる」。“自分”は完全に“自”に由ります。本当は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

その“自分”を自由意思で選ぶ行為がゴール設定です。そして、そのゴールの大切なポイントが「人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)」。

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

 人には様々な煩悩があります。

 その煩悩を認識し意識に上げ制御するために、じつは「バランスホイール」がとても役立ちます。なぜでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方 『なりたい自分』になれるプライミングの技術」(フォレスト出版、p177)より引用します。

 

 

まずは自分で自分の煩悩を意識する!

 要はバランスの問題です。煩悩、つまり、プライミングを強化する訓練をあえてしているわけですから、自分の抑制力も上げなければなりません。そのためには自分の遺伝子情報とルールや社会的規範といった抽象的な情報との間のバランスを取ること、つまり自己統制のバランスをとることです。

 その為には、自分の欲求と社会的規範のそれぞれを客観的に吟味する必要があります。具体的には、自分の中に何らかの衝動が起きてきた時、衝動の元は何かを、内省的に細かく吟味しなければなりません。こういう作業を止観といいます。煩悩を止めて観るのです。

 たとえばおなかがすいたとき、おなかがすいてご飯を食べたいのはなぜかということを認識してください。認識するだけでいいのです。認識しないことが無意識の暴走を引き起こすのです。

 認識をすれば、コントロールできるからです。認識できてもコントロールできない、もしくは認識する能力を失ってしまったとしたら、それは精神的な病です。

 認識することで、意識に上げることができます。正常な人間であれば、意識に上げればコントロールすることができます。だから、意識に上げるだけでいいのです。

 相手をコントロールする技術の本を読むと、たいてい相手に気づかれないようにやれと書いてあります。相手に気づかれれば意識に上げられ、内省的な吟味に変わって、相手をコントロールできなくなるからです。自分自身の場合も同じです。

 引用終わり

 

 

 自分の遺伝子情報とルールや社会的規範といった抽象的な情報との間のバランスを取る

=自己統制のバランスをとる

 

 その「自己統制のバランス」のためにバランスホイール!

 通常、「趣味」というカテゴリは「自分が楽しければいいという世界」(←それでいいのですよ)。それが「家族」のカテゴリになると「家族が楽しい」とひろがり、さらには「地域の人が」→「世界が」→「未来が」とゴールにより“自分”が拡張していきます。

 その感覚が「自己統制のバランス」を可能にします。その本質は「抽象度が上がる」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ふつうは「趣味」「お金(ファイナンス)」「健康」といった煩悩に囚われがちですが、バランスホイールを常に意識に上げていると“自分”の抽象度を選択することができるようになります。自らの意思で。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 「“自分”を選択する」ことは、残念ながら、この時代を生き抜くためにますます重要になっています。なぜなら、社会(とくに政治の世界)は「人の命より自分の金」といった煩悩にまみれているから。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 お金にまつわる様々な欲望に駆られる“自分”も、お金に束縛されず自由に生きる“自分”も、お金に関係なく他人のことを思いやることができる“自分”も、全部“自分”のマインド次第

 

 気がついていないだけで、さまざまな人やさまざまなもの、さまざまな事象や出来事との関係性が“自分”を形作っています。その関係性に対して、煩悩を制御しながら、どう観る(認識する)か?

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 それが“自分”を決めていきます。だからこそ、「バランスホイール」!

まずは煩悩を意識に上げる「止」に取り組んでください。バランスホイール全体に「想いを馳せ」ながら。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

Q-364につづく)

 

 

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32797793.html

Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

Q-317:今、逃げましたよね? <中編;怒っていい時の条件>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31628205.html

 

 

脳と心の洗い方

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Q-361 “自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:ゴールが見つからないと長い間思っておりましたが、自分以外を幸せにするという抽象的で絶対正しい?もので設定すればいいのだと思いました。このことに、先日ある苫米地式認定コーチとのセッションで気付きました。
 ですが、それに紐付くやりたいことは無数にあり、人それぞれでございます。それが何かは分かりません。モヤモヤしています。
 最近、我慢ならないくらいの不満を感じる日が多く、夜にドライブなどして落ち着かせています。生きている実感や充足がなさすぎて、希望が感じられない狭い世界に囚われている気持ちです。
 それに紐付くやりたいこと(コンフォートゾーン)がないがゆえ、このような状況にあるのでしょうか。また、現状、自己中心的になっているのでしょうか。

 

A:基本は「リラックスして前頭前野優位を維持する」こと。そのために逆腹式呼吸を続けてください。

モヤモヤ」「不満」「希望が感じられない」ときは呼吸を忘れているはず。どうですか?

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

つねに呼吸を意識に上げながら、その呼吸を含めモニタリングを。

モヤモヤ」「不満」「希望が感じられない」はモニタリングによる気づきだと思います。Yes, you’re good

 

 モニタリングしながら意識に上げるのが「バランス」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 以下、苫米地博士の著書「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ、p58)より引用します。


快感と不安のバランス

 ただ、だいたいの場合は、快感よりも不安や疑問などのほうが上回ります。それでバランスがとれるはずです。つまり、自分が、なるべく自分の利益から遠い慈悲的な行為をするとき「これって果たしてやったほうがいいことなんだろうか」「今、しようとしている判断でいいのかな」という迷いや悩みは当然、出てきます。

 たとえば、被災地にボランティアに行こうというとき。自分なんかが行くよりは虎の子の貯金を送ったほうがいいんじゃないかとか、ボランティアするよりもまずは自分の本分の仕事をするべきじゃないかとか、悩むでしょう? 数ある選択肢の中で、実際の行為はたった一つしか選べません。だから「本当にこれでよかったのか」という問いには終わりがありません。つねにある中でベストな選択をしていくことの連続です。

 引用終わり

 

 

繰り返しますが、「モヤモヤ」「不満」「希望が感じられない」はモニタリングによる気づきです。「私らしい」とセルフトークして、リラックスを深めながら次のステップに進みましょう。

 (セルフトークはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

次のステップとは「ラベリング」。ラベリングは「ゴール側からの自己評価」のことです↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

そのゴールは、人生のあらゆる領域に設定します(バランスホイール)。趣味のカテゴリは「自己中心的」でもかまいません。

Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

まずは趣味のゴールを再確認し、そこから社会性を考えたらどうでしょう?

 

 再び「近未来のブッダ」(p59)より引用します。苫米地式の「判断基準」を参考にされてください。

 

 

慈悲の判断基準

 我々は神ではありませんから、つねに部分情報で生きています。ですからつねに間違いを犯している可能性があります。でも、その部分情報の中で自分がベストな選択をするよう心がけるのです。

 そのときのベストとはなんでしょう? 判断基準をここで整理します。

 

 ◎それは自分以外の人にどれだけ役に立っているか。

 ◎利害関係がよりないほうがいい。

 ◎自分からできるだけ遠い人であればあるほどいい。

 

 究極までIQを高めて、自分は自分以外のものでできているという縁起の見方を手に入れれば、こういった基準は自然に入ってきます。

 引用終わり

 

 

 「縁起の見方を手に入れる」ために欠かせないことがあります。それは「社会性を考える」ためにも必須。何でしょう?

 

 そう、抽象度の高い思考です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そのための基本が「リラックスして前頭前野優位を維持する」こと。逆腹式呼吸を続けることで、リラックスとゆらぎを得ながら前頭前野優位を維持ことができます。

その上で「変性意識生成」!

 Q-071:認知的不協和の… Vol.8;「リラックスできる呼吸の無意識化」のコツとその先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14830941.html

 

目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態を「変性意識(ASCAltered State of Consciousness)」と呼びます。苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」。

 カテゴリ(フリーテーマ):自分のリミッターをはずす!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「呼吸」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 「抽象度の高い思考」とは、情報空間での運動のこと。じつは、それだけでは足りません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 忘れてはならないのは、物理次元でもしっかり「行動する」こと。その際の指針について、苫米地博士はこのように教えてくださいます。「近未来のブッダ」(p60)からの引用です。

 

 

行動の指針

 行動するときに、「努力」という概念はいりません。やりたいことをやっているのを努力とは言わないからです。やりたくないことをやっているのを努力というのです。

 そういうふうに考える上で大事なのは、やはりゴール設定です。抽象度の高いゴール設定によって、やりたいこととやりたくないことが決まってきます。私で言えば「世界から戦争と差別をなくす」というゴールがあって、やりたいこと・やりたくないことが決まります。その時々のベストな選択は、抽象度の高い思考があってゴールがあるからできるのです。ゴールがない人は生きていないのと同じ。ゴールがなければベストな選択はできないのですから。

 のちほどゴール設定については解説しますが、ぜひとも自分が「これだ」と思えるゴール設定をしていってみましょう。

 引用終わり

 

 

 まだ「努力しないといけない」「頑張らないといけない」と思っていませんか?

 

 意識には上がらない無意識のどこかに、have toが潜んでいるかもしれませんよ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 あるいはピュアなwant toが、何らかの理由によりhave toに変わっているのかも。私自身は「不安・恐怖(F)」「義務感(O)」「罪悪感(G)」に気をつけています。

 PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 

 以上をまとめて一言でアドバイスするとw、気楽!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 *詳しくはこちら↓

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

いずれにせよ、コーチの存在はとても重要です。とてもいいコーチと巡り会えたようですね。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

コーチとともに楽しみながらゴール設定(&達成)に取り組んでください。「意図」もお忘れなく。

L-142202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

 

 

 以上、私の回答です。

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

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近未来のブッダ




Q-360:こんな当たり前のことを訊いてもよいのでしょうか? <後編;「当たり前」を突き破る力>

  

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 今回は質問内容そのものではなく、質問と一緒に書かれていた言葉に潜んでいる課題(case-side)とその解決(plan-side)についての考察です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 前編;「当たり前」の正体

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33500920.html

 後編;「当たり前」を突き破る力


  

Q:何年も前から「これで合っているのか?」疑問だったのですが、なかなか言語化できなかったのと、「こんな当たり前のことを聞いて良いものか?」という気持ちがあったのですが、今回ぜひ伺ってみたいと思いました。

 

A2私たちはつい抽象度が低い次元に囚われてしまいます。煩悩があるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 だからこそ、逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得て、より高次の抽象度次元に向かい続けることが重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

では、そのために何を行えばいいでしょうか? コーチは何を心がけるべきでしょうか?

 

 

 前回(Q-359)は、コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が両刃であることを確認しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 あるCZ=当たり前」のエリア)を他人と共有するほど、ますます「当たり前」から抜け出すことは難しくなります。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 では、なぜ質問者は「当たり前」を突き破り、質問することができたのでしょう?

 

 鍵となるワードは「好奇心」。

 以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p114)より、「好奇心」の部分を7つに分けて引用(青字)します。

ワクワク(←好奇心)を感じながら、ゆっくり読み進めてください。Feel

 

 

「好奇心」とは

新しいものを好み、自分にとって珍しいことや未知のことに対し、強い関心や興味を持つ心。物事を探求しようとする心。人それぞれ、ドーパミンの分泌量によってその度合いは異なる。

 

 「好奇心」の度合いは「ドーパミンの分泌量」によって左右されます。よって、ドーパミンのコントロールが重要です。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 

好奇心はホメオスタシス活動の一部

 一般的に、「好奇心がある人」は、「行動力がある人」「知性が高い人」と評価されがちです。

 しかし生物学的にみると、好奇心、すなわち「知りたい」という感情は、あくまでも、ホメオスタシス活動の一部にすぎません。

 「恥」の項でも述べたように、生物は常に、自分と環境との間で情報のやりとりをし、環境に何らかの変化が起これば、すぐに対応して、生体としての恒常性を維持しようとします。これがホメオスタシスであり、生き残るためには不可欠な活動です。

 そして、環境との間でやりとりされるのは、温度や湿度、地形など、物質的な情報だけではありません。特に人間の場合は、周囲の人との関係や、本から得た知識など、より抽象度の高い情報をも取り入れて、自我や世界観、認識パターン(ブリーフシステム)を構築し、日々更新し続けています。

  

 人間の場合はより抽象度の高い情報をも取り入れて、自我や世界観、認識パターン(ブリーフシステム)を構築し、日々更新し続けている」というのは、情報空間にまで拡張したホメオスタシスのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

それを苫米地博士が理論化されたものが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 苫米地博士はさらっと書かれていますが、目の前の世界は自我の投影です。それが本気でわかることが“悟り”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

  目の前の世界は自我の投影

 

だから、一人一宇宙です。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 そして、その自我=一宇宙は、記憶で作られた様々な認識のパターン(ブリーフシステム)で構築されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

生物はみな、生き残るために、環境を知ろうとする

 「好奇心に基づいた行動」に見えるものは、実はこの、ホメオスタシスのための、ブリーフシステムの更新活動です。引っ越したときに、犬や猫などのペットは新しい家を隅々まで見て回ります。これは、自分の生命を守るため、「ここに餌を隠せるか」「ここに敵はいないか」など、新しい環境を偵察し、情報を自分の中に取り入れ、ブリーフシステムを更新しているのです。

 人間の場合も同様です。知識や分別のない小さな子どもにフタの閉まった箱を渡すと、十中八九、こじ開けようとするでしょう。大人でも、「好奇心が強い」と言われる人たちは、見えないものを見ようとしたり、貪欲に知識を仕入れたり、やったことのないことに積極的に取り組んだりします。それらの根底にあるのは、「生き残るために、自分の周りにあるもの(環境)をできるだけ知っておきたい」という本能的な欲求であり、それを人は「好奇心」と呼んでいるのです。

 

 子どもから大人に成長するにつれ、本能的(生理的)欲求 →安全の欲求 →所属と愛の欲求(社会的欲求) →承認欲求 →自己実現欲求 と変化していきます(自己実現理論)。

 PM-05-13~5:そもそも教育とは?-6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 それは「抽象度が上がる」ということ。

 PM-04-21~2:「抽象度を上げる」ときにマインド(脳と心)で起きる変化

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8749123.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900535.html

 

 その各段階において、「新しい環境を偵察し、情報を自分の中に取り入れ、ブリーフシステムを更新する」という作業が行われます。それが「学習」です。

 PM-05-06~8:そもそも教育とは?-3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 シンプルにまとめると、ホメオスタシス活動=学習により抽象度が上がります

 (↑この表現は半分〇で半分×。その理由は?)

 

 

好奇心の強さは、ドーパミンの量に左右される

 好奇心は生存本能に基づいた、本来は誰にでもある感情であり、なくなることもありません。

 ただ、ブリーフシステムの更新活動は物理的・精神的な活動を伴い、非常にエネルギーを消費します。大量のドーパミンも必要とします。そのため、体力やドーパミンの分泌量によって、好奇心の度合いは大きく変わります。

 たとえば、好奇心が旺盛な人は、エネルギッシュでドーパミンの分泌が多く、やや多動な傾向があります。

 もちろん好奇心があることは、本人にとっては何の問題もありません。得た知識を適切に活かすことができれば、社会を生き抜くうえでメリットが大きいはずです。

 しかし、何でも知りたがったり、思い立ったらすぐに行動に移してしまったりするため、周りがふりまわされ、迷惑をこうむってしまうことが、少なくありません。

 逆に、ドーパミンの分泌が少ない人は、「新しいことをしたい」「何かを知りたい」といった意欲も少なくなりがちです。

 

 ドーパミンは食事で摂取したフェニルアラニンやチロシンを元に作られ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

かつてはアドレナリンやノルアドレナリンの単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものに、運動調節、ホルモン調節、快の感情や意欲・学習に関わる重要な働きがあることがわかってきました。

 

ドーパミンが減ると運動や思考が緩慢になってしまいます。

一般でも10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年をとるごとに物理空間での身体の運動や情報空間での思考のスピードが遅くなる原因とされています。

病的にニューロン死が起きた結果ドーパミンが不足してしまう病気がパーキンソン病です。反対に、ドーパミンが増えすぎると幻覚や妄想などの問題を生じます。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 このようにドーパミンは運動系の脳内物質です。

したがって、「抽象度を上げる」とは、マインド(情報的な心、物理的な脳)の高度な運動だといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 

好奇心を上手に使って活き活きと生きる

 ここでは、好奇心を上手に使って活き活きと生きる方法を紹介しましょう。

 

 「ホメオスタシス活動=学習により抽象度が上がる」が「半分〇で半分×」なのはクリアでしょうか?

 

CZと関係する大切な知識です。クリアでない場合はこちらをどうぞ↓

Q-306~8:私のまわりではそうでもないですvol.1~3:コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30925409.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30976461.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30996032.html

 

 

好奇心を失うことは、生きるのをやめること

 歳をとると好奇心が衰えるのは、「自分という個体が生き残ることをやめよう」という本能が働くからです。

 次の世代を育て、種を存続させるため、歳をとった生物は必ず死にます。普通は、子ども世代が成体になるころに、親世代が死ぬようにプログラミングされていますが、人間の場合は成長が遅いため、孫世代が成人するころに、祖父母の世代が死ぬようになっています。

 そのための準備の一つが、好奇心を失うこと。つまり、ブリーフシステムの更新をやめ、生き残るための活動をやめることなのです。

 好奇心を失うことは、ゆるやかな自殺の始まりであるといってもよいでしょう。実際、好奇心を失うと、人は1年半で死んでしまうともいわれています。

 また好奇心を失った人、つまり未来志向でない人、新しいことへのチャレンジ精神が欠けている人は、社会においても居場所を失っていきます。

 

 「ホメオスタシス活動=学習により抽象度が上がる」が「半分×」なのは、「ホメオスタシスは“安定的”な状態を保とうとする活動」のことだから。通常は現状維持のために働くため、必ずしも抽象度は上がりません。

 

 ホメオスタシスが現状維持のために働き続けると、やがて好奇心が衰え、モチベーションが下がっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 私は、そのような状態が「うつ(depression)」だと思っています。苫米地博士がおっしゃるとおり、好奇心を失い「うつ」になることは「ゆるやかな自殺の始まり」です。

実際、「うつ」と「自殺」は強く相関しています。

 S-04-11~3:本当の幸せを感じられない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23107579.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23170992.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23234058.html

 

では、「ブリーフシステムの更新」を続け、「生き残るための活動」を加速させるためにはどうすればいいのでしょう?

 

 その答えは、冒頭の「より高次の抽象度次元に向かい続けるために何を行えばいいか?」と同じです。何でしょう?

 

 

好奇心を保ち続けるには

 いくつになっても好奇心を持ち続けたいか、それとも、ある程度の年齢になったら、新しいことを知ろうとしたりやろうとしたりせず、静かに暮らしたいか。そのあたりの価値観は、人によって異なるでしょうが、まだ元気に動き回れる年齢であれば、あるいは少しでも「長生きしたい」という思いがあるならば、好奇心を失ってはいけません。

 好奇心を持ち続けるために必要なのは、本書で何度も紹介していますが、現状の外にゴールを設定することです。

 たとえば、会社員が「社内で出世したい」と考え、そのゴールを達成するために行動しても、日々の生活はほとんど変わらないでしょう。しかし会社員が「俳優になりたい」と考え、行動を起こせば、新しい世界が目の前に開け、好奇心を持たずにはいられないはずです。

 世界観がガラリと変わり、ブリーフシステムが大幅に更新されれば、脳は新しい世界を「自分の居場所(コンフォートゾーン)」として認識するようになりますが、ブリーフシステムがほとんど更新されなければ、ホメオスタシスの強い力により、いつまでもいまの状態を維持しようとします。そして、現状の中にゴールを設定するのは、「ブリーフシステムをほとんど更新しない」のと同じことであり、「新しいものはいらない」「昨日も今日も明日も同じでいい」「未来はいらない」と考えているのと同じことなのです。

 

 そう、答えは「現状の外へのゴール設定」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして、冒頭の質問の「コーチが心がけるべきこと」とは、エフィカシーを上げることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「自分のゴール達成能力の自己評価」であるエフィカシーは、ゴール側のCZのレベルのことです。より正確にいうと、ゴール側のCZに働くホメオスタシス・フィードバックの強度のこと。

 Q-351:「情報的身体」というのがよくわかりません? <後編;プランサイド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32956635.html

 

 そのホメオスタシス・フィードバックのあらわれが「好奇心」。

 「当たり前」を突き破り「ぜひ伺ってみたい」と思った心の中には、新たな現状の外に向かう“ゴールの種”のようなものがあるはず。その“種”を大切に育ててください。Yes, you’re good

 

 

 以上が私が感じたcaseplan。御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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F-246:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.3;高揚(興奮)>

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「感情」の解剖図鑑




F-328:お大事に <後編;最も大切にしなければいけないこと>

 

 ちょっと前のことですが、別れ際の「お大事に」で相手がフリーズしてしまいました。相手の立場でいうと「フレームの中断」です。

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

  私:……。では、また。お大事に。

  相手:えっ(フリーズ)、私が“ワクチン”を3回も打ったからですか? どうしたらいいですか?

  こんな感じ。

 

 そんなやり取りの間に、買い物中の妻からメールが届きました。写真付きで。

 

  妻:今〇〇にいます。△△買っとこうか?(商品棚の写真)

 

 その時、心に浮かんだのが「お大事に」という言葉。

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 そんな内省言語体験を縁に、「お大事に」について考えてみました。

 

 前編;人と人のコミュニケーションの原点

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33262415.html

 後編;最も大切にしなければいけないこと

 

 

非言語コミュニケーションは人と人のコミュニケーションの原点

 

 コーチングの奥義ともいえるこの重要なポイントを噛みしめていたら、「お大事に」を用いた双方向の言語&非言語コミュニケーションにより、エフィカシーを評価し高めること(=観自在)ができることに気づきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

全部自分のことなので、本来なら自由に高めることができるはずです。ところが多くの方が感じているとおり、エフィカシーを高めることは簡単ではありません。

 F-322:観自在 <実践編-2;スマートトーク>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33017128.html

 

だから「お大事に」。「お大事に」をハイブリッド(言語&非言語)の働きかけとして戦略的に用います。

 

 <ここからは完全に私個人の自由な解釈です。気楽にお読みください>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 ところで、皆さんは「お大事に」という言葉を聞いて(トリガー)、どんなイメージが浮かびますか(アンカー)?

 F-158:無我夢中 <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 もしも「身体」のイメージが浮かんだなら、それは「お大事に」の第1段階。体を大事に思うことはもちろん重要ですが、その段階では心が物理的制約に縛られたまま。情報空間の底面に閉じ込められているような状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「お金」「時間」「命」といったイメージが浮かんだなら第2段階。「身体」よりは少し抽象度が上がっていますが、まだ“大切なこと”がスコトーマに隠れています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その“大切なこと”とは、「潜在能力」や「無限の可能性」!

 「お大事に」という言葉がゴール(未来)と結びついたとき、その言葉はエフィカシーを高める魔法の言葉に変わります。それが「お大事に」の第3段階です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「お大事に」と発する側が、100%相手のことを思い、100%相手のゴール(未来)実現を確信していれば、その思いはしっかり伝わるでしょう。

 (伝わる理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む(止められてもやりたい)、3)人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)+ 4)自分中心を捨て去る。

 L-10020218-02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 4)自分中心を捨て去るとは、「“自分”の定義を拡張していく」ことです。それは抽象度が上がることと同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「お大事に」と言われる側のゴールの抽象度が上がるほど、そのゴールは「お大事に」と言う側を包摂していきます。

 さらには、「お大事に」と言う側の確信が強くなるほど、言われる側も確信 =ゴールの世界の臨場感 =エフィカシーが強くなっていきます。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html


 “自”が拡張し続け、“他”との区別がなくなったとき

さらに“自”が拡張し続け、ゴール(未来)と一体に感じられるようになったとき

 

関係の結び目である“自”は、その関係=宇宙と同じになります。それが「お大事に」の第4段階です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ここまでをシンプルに表現すると、

  第1段階:モニタリング

  第2段階:ラベリング

  第3段階:さらなるゴール設定

  第4段階:コレクティブエフィカシー

 

 さらに一言にまとめると

 

 以下、苫米地博士の著書「超悟り入門 いつまで悟りにこだわっているのですか?」(徳間書店、p143)より引用します。「お大事に」という言葉が浮かび上がらせる「〇〇〇(漢字3文字)」を思いながらお読みください。Feel

 

 

金、強欲、そして見栄

 金、強欲、そして見栄。21世紀の人々はこんな古典的な苦で悩んでいるのです。それは物理社会が過ごしやすくなったからです。病気に苦しむことがだいぶ減り、老いて野垂れ死にすることもほとんどない現代社会の中で、人々は安心して生きることができるようになりました。すると興味は快楽へと向かうようになり、苦しみは持つ者と持たない者の差、つまり、他人との差が気になるようになってきます。

 また、社会もそうなるように仕向けています。4Kテレビを見れば、「あれはもう古い」「時代後れ」といって8Kテレビを買わせようと必死です。携帯電話なんか毎年新製品が出て、買い換えるのが普通のような流れを懸命に作ろうとしています。

 欲が刺激される社会、欲をむき出しにした人が成功者と言われる世界が到来しつつあるのです。だから、持たない者は苦しいのです。

 一方、持つ者も実は苦しいのです。なぜなら、欲望に限界はないからです。自分がいくら成功者でお金持ちであっても上には上がいます。自分よりも高価なもの、豪華なもの、きれいなもの、価値のあるものを誰かが持っています。

 仮に、世界で一番のお金持ちであったとしてもやはり悩みは尽きません。デービッド・ロックフェラーは間違いなく世界有数のお金持ちの一人だったでしょう。そんな彼も死の間際は苦しかったと思います。もちろん、病気の苦しみもあったでしょうが、彼を最も悩ませたのは自分の権力を誰が引き継ぐのか、といったところでしょう。誰が裏切り、誰が味方なのか、そういったことに頭を悩ませていたはずです。お金を刷る権利を持っている一族にとって、遺産などはいつでも創造できるもので、もはや悩みでもなかったでしょう。

 デービッドが悩んでいたのは人間関係だったと思います。信頼できるのは誰か? つまり、世界有数の金持ちであっても、悩みは関係性だったのです。

 持つ者も持たざる者も押しなべて悩みは情報空間のものであり、もっと具体的に言えば、他人の目であり、人間関係でした。

 ということは、21世紀の私たちが最も大切にしなければいけないものがこれでわかってくるはずです。

 そうです。現代の私たちが最も大切にしなければいけないのは他人なのです。

 21世紀の悩みは、すべて自分の幸せを一番にと、そればかりを考えているから尽きないのです。

 大切なのは自分ではなく、他人です。それも自分の家族は含めない、まったくの他人。それを、自分を愛するかのように愛することができれば、悩みは消えてなくなるのです。

 引用終わり

 

 

 「『お大事に』という言葉が浮かび上がらせる〇〇〇」の「〇〇〇」とは、「関係性」。

その「関係性」にフォーカスしながら、「お大事に」の4段階をシンプルに表現しなおすと、

  第1段階:関係性をモニタリング

  第2段階:関係性をラベリング

  第3段階:さらなるゴール設定 =関係性再構築

  第4段階:コレクティブエフィカシー =関係性強化

 

 それを一言でまとめると「中観」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 「お大事に」にまつわる内省言語体験を縁に、私はそのようなことを考えました。

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「『お大事に』の4段階」はコーチングにおける重要な知識をベースにしています。何でしょうかw

 (答えはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

F-275:冗長性と多様性 <vol.7DevSecOps

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F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

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F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 

超悟り入門



Q-353:傷つくような他人の言動に出くわした場合、どのような態度で接することが正解なのでしょうか?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

  

Q:私は疲れがある時、特に傷ついた経験を思い出して、関係していた人物を攻撃しにいきたい衝動に駆られます。また、そこから人間に失望し社会で生きるのがイヤになったりもします。
 傷つく他人の言動に出くわした場合、どのような態度で接するのが正解なのでしょうか?

 

Aおっしゃっていることはよくわかります。

私は“人間関係”に関する御質問や御相談をよくいただきます。例えば↓

 Q-217:家族や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27388111.html

 

共感していることを理解していただいた上で、私が必ずお伝えするのは「すべてマインド次第」だということ。すべて自分自身の選択です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

すべてマインド次第


では、そのマインドをうまくコントロールするために何を心がければいいでしょうか?

  

 以下、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、p34)より引用しながら解説を加えていきます。「攻撃しにいきたい衝動」や「失望」「生きるのがイヤ」からピュアなエネルギーを取り出す秘訣を学んでください。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 

自己チューな人ほど深く傷つく

 先ほどの「すべての感情を娯楽にする」という話については、もう少し説明する必要があるでしょう。大人になると心はたくさんの傷でいっぱいです。心の傷から生じる感情に振り回されている大人が多いのはそのためです。

 私たちは生きている限り心に傷を負います。

 他人から心無いことを言われ、ショックな出来事に遭遇し、年を重ねるほど心の傷は増えていくでしょう。

 PTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こすような衝撃的な心の傷は、トラウマ(心的外傷)と呼ばれます。

 人間は誰でも心に傷を負っていますが、それがトラウマとなって心の病を引き起こすこともあれば、病とならずに癒えていくこともあります。

 では、その違いはどこにあるのでしょうか?

 引用終わり

 

 

 「すべてマインド次第」を言い換えると、「目の前の世界は各自のブリーフシステム(Belief SystemBS)が生みだしている」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

ブリーフシステムとは、人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステムのこと。BSは「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられています。つまり、過去。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 脳の記憶特性は失敗駆動型であり、“失敗”であるほど強く記憶されます。“失敗”とは「予想と違う」「予期とは異なる」ということであり、必ずしもネガティブを意味するわけではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

  

 しかしながら、人が実際に思い出すのは痛みを伴うネガティブな記憶ばかり。その記憶には「辛い」「悲しい」「悔しい」「許せない」「情けない」といったwetな情動がべったりと張り付いています。

その反動が「攻撃しにいきたい」なのでしょう。ラベリングでいうと「D」です。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 では、引用の続きを。

 

 

 これは意外と理解されていないことなのですが、心の傷がトラウマになるか否か、うつなどの病気を引き起こすか否かは、出来事そのものの大きさとは関係がありません。ものすごく衝撃的な出来事でも、トラウマになる人もいれば、ならない人もいます。

 では両者で何が違うのかというと、本人にとっての理不尽度が違うのです。

 同じ衝撃的な出来事を、ある人は「とてつもなく理不尽だ!」と感じ、またある人は「ちょっと理不尽だな……」と感じる。出来事の受け取り方によって、理不尽度は異なります。

 

 では、何が理不尽度の差を生むのかというと、それは自己責任感の大小です。

 ショックな出来事に対して「自分にも責任がある」と感じる人にとって、その出来事の理不尽度は小さく、反対に、その出来事に対して「自分には責任がない」と感じる人にとっては、理不尽度は大きくなります。

 つまり、ショックな出来事に対して「自分にも責任がある」と考える人は、心の傷が深くならない。反対に、嫌な出来事が起きたときに「自分には責任がない」と考える傾向の人は、心の傷が深くなります。

 引用終わり

 

 

 私個人は理不尽度と自由度は反比例の関係であると理解しています。ここでいう自由とは、束縛を前提とした自由ではなく、文字どおりの「自らに由る」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 BSと時間との関連でいうと、過去の記憶でつくられたBSではなく、未来の記憶により自らつくりだす新たなBS。つまり、ゴール設定により「自らに由る」という自由度が高まるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そのように考えると、「理不尽度の差を生みだすのは自己責任感の大小」という言葉の意味が、もう一段深く(そして重たく)感じられるのではないでしょうか?

 PM-06-09:仮説04)自由と責任の関係の理解不足

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

 ぜひ“ゴールのポイント”をイメージしながら思い巡らせてください。気楽にw

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 引用を続けます。

 

 

 例えば、キレやすい職場の先輩が「この仕事、急ぎで頼むよ!」とこちらの都合を考えずに仕事を丸投げしてきたとします。あなたは自分の仕事で手いっぱいで、先輩の頼みを引き受けると土日をつぶさなくてはいけなくなる。しかし、その先輩はキレやすくて、これまであなたは何度も先輩の怒りを買った恐怖体験がある。なので、あなたはこんなふうに丁重に断ります。

 「今、僕も忙しくて……。すみませんが、ほかの人に頼んでもらえませんか」

 すると、先輩は急に怒りだし、

 「オレだっていつもお前の仕事を手伝ってやってるじゃないか! オレに向かって何様のつもりだ?!

 とキレてしまう。そのキレ方があまりにも激しいので、あなたはトラウマになりそうなほどのショックを受ける……

 このような場合、あなたには二つの反応の仕方があります。

 「こっちの状況を考えずに無茶ぶりしてくるあんたが悪いんだろ!」

 と心に傷を受けつつ、「自分には責任がない」ことを前提に相手を責めるパターン。

 もう一つは、相手を責めたい気持ちをぐっとこらえ、

 「先輩も忙しくてイライラしてるんだな。確かに、オレの方も先輩に手伝ってもらってることもあるし、お互い様だよな」

 と、客観的に状況を見ようと努め、自分の責任も認めるパターン。

 

 前者のように「自分には責任がない」と考える場合、先輩との関係がギクシャクするのは必至です。

 一方、後者のように「自分にも責任がある」と考える場合、先輩にキレられたショックを引きずる可能性はかなり低くなります。

 理不尽な出来事に遭遇したときに、「なんの責任もないのに自分だけひどい目に遭った」と相手を責めるだけの人は「自分中心な人」、いわゆる「自己チューな人」です。自分中心な人は、同じ出来事を前にしても、自分中心ではない人よりも心の傷が深くなります。そして、その心の傷に長くとらわれてしまうことになります。

 ここでいう「自分にも責任がある」とは、例えば夜道を一人で歩いていて暴漢に襲われた女性に対し、不用心な彼女にも責任がある、などと責めることとは違います。そうではなく、私たちは生きていく以上、さまざまな理不尽を引き受けていかねばなりません。それが生きていくということだからです。さまざまな理不尽を引き受け、この世界の理を踏まえて生きていく心構えのことを「責任」と言っているのです。

 引用終わり

 

  

 理不尽な出来事に遭遇したときに、「なんの責任もないのに自分だけひどい目に遭った」と相手を責めるだけの人は「自分中心な人」、いわゆる「自己チューな人」です。

 

 その「自分中心」を克服していくのがコーチングです。ゴールの抽象度を上げていくことで、自分中心を捨て去ることができます。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 自分中心を捨て去る

それはつまり、「自我を拡張していく」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

  

 自我が拡張すればするほど、「関係していた人物」も、「人間」も、そして「社会」までも、“自分”と感じられるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

そして、その“自分”に対しての確信が高いほど、トラウマ化しにくくなります。理不尽度が下がるから。私は、その確信=責任(=覚悟)がエフィカシーだと思っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 まずはゴールを見直してみましょう。人生のあらゆる領域のゴール(バランスホイール)を再確認してみてください。気楽にw

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 

バランスホイール

 

 

正解」は、つねにゴールにより決まります。自分自身の心の中で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

態度」は、そのときの状況で変わるもの。ゴールを達成している自分にふさわしい、その時点でベストと思える「態度」を選択してください。

L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

いずれにせよ重要なのは、「“自分”の自由意志でこの世界を生き抜く」という決意。それが「自責」です↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

以上が私の回答です。

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 最近、こんな御意見をいただきました。ありがとうございます。

 

 『覚悟』と言う言葉の持つ語感は、『覚悟を持たなければならない(have to)』に感じてしまい、自分にとっては『本気』の方がしっくりきます

 

 まったく同感です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 それでもあえて、私は「覚悟」という言葉を使います。

 F-100:芸術は爆発だ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催はR6.2/4(日)<←1/28から変更しました>の予定。テーマは「コーチングのコア×how?」です。4週前に御案内いたします。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-031:「人間関係が嫌になった」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

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F-245:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.2;双極性障害>

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Q-334~:何かいい仕事はありませんか?

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S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

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L-133202111月シークレットレクチャー -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

 

202111月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。3回を通してのメインテーマは「」ですw

 

 」とは何か? 「」がコーチングとどう関係するのか?

 

 当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 01;メインテーマ「□」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32989957.html

 02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

 

 

 私たち人間は「ある枠組みを作って、その中だけで思考する」ことができます。その「枠組み」が、今回のメインテーマである」=フレーム。

 フレームの外は認識することができません。それがスコトーマ(scotoma)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマについて簡潔にまとめると

     もともとは「盲点」を意味する医学用語

     コーチングの祖 ルー・タイスさんにより「心理的盲点」として拡張

     目の前のものはすべて見えていると思いがち。しかし実際には、ザルで水をすくように情報は抜け落ちている

     例えば、1秒間に五感から入力される情報量は数百万ビットなのに対して、認識している情報量は40ビット …40/000000ビット=1/100000しか認識していない

     スコトーマを生みだす/外すポイントは3…1)知識、2)重要性、3)役割(責任)

 

 スコトーマを生みだす/外すポイントは、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つ。さらに抽象度を上げて考えると、スコトーマを生みだす/外すものは「自我」だといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 自我はマインド(脳と心)の中にだけ存在しています。

 (脳と心の関係がはっきりしない場合はこちら↓)

 Q-269:薬をやめることができますか? <中編:case-side(ワーク付き)>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29213970.html

 

 その実体は名前や肩書き、好みなどすべて他との関係からなる情報のこと。数学の点と同じで、概念(または機能)上は存在しますが、実在はしていません。自我とは「部分関数」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その一方で、自我は自分にとって重要な記憶によって作られた「評価関数(重要性関数)」ともいえます。例えば、自己紹介時に話すのは、「職業は」「出身は」「趣味は」といった自分が大事だと思うことのはず。「昨夜は〇〇を食べました」みたいな情報が優先されることはまずありません。その重要度による並べ替えが「評価関数(重要性関数)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 まとめると、脳は重要なもの=自我に合致したもの のみを認識するようになっています。RASReticular Activating System)が自分にとって価値が低いと思う情報を遮断するのです(=スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 では、このRAS&スコトーマとコーチングの関係は?

 

 以下、苫米地博士の著書「お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう説くか?」(小学館、p178)より引用します。“コーチングの本質”をイメージしながら読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

悟りとはすべてのスコトーマが外れる体験

 この本の第3章で、自我とは自分にとって重要な順番で記述した評価関数であることをお話ししました。そして、自我によって生まれるのがスコトーマです。

 脳の認識機能は、自分にとって重要なものは見えるが、重要でないものは見えないようになっています。例えば目の前の恋人は自分にとって重要なので見えていますが、テーブルに置かれたペンは重要ではないので目に入りません。目の前の物質だけでなく、概念についてもスコトーマは起こります。書くということを知らない原始人が目の前にあるペンを見ても、その存在そのものを認識できないでしょう。

 釈迦は瞑想によって自我はない(または空である)と知りました。それが悟りの状態です。自我がなくなった状態ですから、すべてのスコトーマが外れており、すべてを認識することが可能になっています。目の前の恋人や机の上のペンだけでなく、「自分」も「宇宙」もすべて同時に認識できるのです。

 自我という評価関数がなくなりますから、重要度に順番はつきません。宇宙のすべてのものを、同じように重要だと感じます。洗脳されたものを含めてあらゆる価値観から解放された状態、その境地が釈迦の悟りなのです。

 悟りとは「自分」と「宇宙」の両方を完全に認識すること、ともいうことができます。「自我」やあらゆる「概念」は数学の部分関数として考えることができます。部分関数とは何でしょう。たとえば「偶数」という部分関数では、自然数nを入力すると「2468……」と偶数を出力します。偶数を定義すれば、奇数も自動的に定義されます。自然数で偶数でないものが奇数だからです。

 すべての「概念」は、宇宙のすべてからものを選び出す部分関数ということができます。「犬」という概念は、宇宙のすべての犬を選び出す部分関数です。「人間」という概念は、宇宙のすべての人間を選び出す部分関数であり、現在だけでなく、過去に生きていた人間、未来に生まれてくる人間すべてを含んでいます。

 同じように、「自我」の概念とは、宇宙のすべてから、たったひとりの「自分自身」を選び出すという部分関数と言うことができるでしょう。

 そして、偶数が定義されると奇数が定義されるように、「自我」が定義されると、それ以外の「宇宙のすべて」も同時に定義されるのです。ということは、自分を正確に認識できれば、宇宙も完全に見ることができる。すべてが認識できるということです。

 釈迦には、自分、そして宇宙のゲシュタルトが見えました。ゲシュタルトとは、今までランダムに見えていたものを高い抽象度で見ることで整合的なパターンとして認識できることを言います。動物もゲシュタルト能力を持っています。犬でも肉やドッグフードを同じ食べ物として認識しているからです。人間の場合は、さらに抽象度の高いゲシュタルト能力を持っています。

 多くの人間が集まっている様子を見て、ただ「たくさん人がいる」ではなく、「朝なので通勤の人が多い」「コンサートに来た客が行列をなしている」と理解することができるのです。

 釈迦には自分と宇宙のゲシュタルトがわかったのです。それは宇宙を大まかに定義することではなく、分子、素粒子といった部分のひとつひとつが等しく重要でありながら、宇宙という全体と統合された理解です。当然、自分と宇宙のゲシュタルトは言語を超えた体感に他なりません。

 そして釈迦が、この境地を人に伝えるにはどうすべきかと考えて生み出された説明原理が十二支縁起なのです。悟っていない、すなわちすべてを認識できていない「無明」から、誤った認識の「行」が生じ、最終的に苦が生まれると説明したのです。逆に、悟ってしまえば、誤った認識はないのですから、苦もありません。すなわち煩悩から解き放たれた状態なのです。

 引用終わり

 

 

 洗脳されたものを含めてあらゆる価値観から解放された状態、その境地が釈迦の悟り

 

 …RAS&スコトーマとコーチングの関係はクリアでしょうか?

 

 コーチングとは、RASをコントロールしスコトーマを消すことで、これまでの価値観から自らを解放し、新たな認識を得る技術です。

 Q-280:今までRASとスコトーマは<後編;RAS=意識と無意識の間に介入し、選択的に見せるシステム>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29681889.html

 

新たな認識を得て“現状の外”にゴールを設定すると、ゴールの世界にふさわしい評価関数をつくりあげることができます。それがコーチング!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *こちらもどうぞ↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 コーチングを実践すると、心はどんどん自由になります。なぜでしょうか?

 心が自由になると、ますます“いい状態(well-being)”になっていきます。なぜでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

L-134につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 自我について補足します。

 

 自我の正体はマインド(脳と心)の中にある情報です。よって、死んでから自我のみが取り出されて別の生命に宿ることはありえません というのが輪廻を完全否定した釈迦の無我説。釈迦の時代はストレートに「自我はない」と説いていました。

 

 後の大乗ムーブメントにより、「自我は空である」と表現されるようになりました。「部分関数」は無としての自我、「評価関数(重要性関数)」は有としての自我といえます。その無と有を包摂する概念が空です。

 「私はない」といえますが(無)、同時に「私はものすごくある」ともいえます(有)。

 PM-02-16:空観、仮観、中観

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「自我は空」が体感的に理解できると、“現状の外”へのゴール設定はますますうまくできるようになります。なぜ?

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その答えは、「コーチングを実践すると心がどんどん自由になるのはなぜ?」「心が自由になるとますます“いい状態(well-being)”になるのはなぜ?」の答えと同じ。

参考にこちらをどうぞ↓

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催はR6.1/28(日)の予定、テーマは「コーチングのコア×how?」です。4週前に御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-311~:デジタル自傷行為

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426481.html

Q-222:チュータリング・コースでも自身のゴール設定についてアドバイスは頂けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27505564.html

Q-268~:薬をやめることができますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421168.html

Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 

お釈迦さまの脳科学

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