苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:臨場感

F-251:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.8;選択>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は米国俳優 トム・クルーズ(Thomas Cruise Mapother Ⅳ、1962~)のもの。「Top GunMaverick」公開時の来日会見での発言です(20225月下旬)。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29025709.html

 vol.5;「ゴール」と「現状の自我」の間

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29092768.html

 vol.6;臨場感という橋を架ける-前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29139372.html

 vol.7;臨場感という橋を架ける-後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29197133.html

 vol.8;選択

 

 

 前回述べたとおり、私は「リーダーの資質」そのものが、「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」ための最大のポイントだろうと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「リーダーの資質」とは、1)情報収集能力(=高い抽象度)、2)同調能力、3)責任能力の3つ。

 F-104:「映写機の故障により上映できるか分りません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 1)情報収集に欠かせないのが「高い抽象度の視点」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

ゴールと関連していうと「さらなる“現状の外”」。より高い抽象度次元であり、より“現状の外”であるほど、社会(未来)に与えるインパクトは大きくなります。「まったく新しい“w1”」を生みだすことになるから。

 

 昨年末(2021年)、認知科学者 苫米地英人博士は、一般向けにコーチングの奥義を明かされました。その奥義とは

 

コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w”から別の“w1”に移行することを促す

 

 *詳しくはこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 通常は「より高い抽象度次元」「さらなる“現状の外”」「まったく新しい“w1”」になるほど認識しにくくなります。スコトーマに隠れるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 リーダーの 2)同調能力とは、そんな感じにくい世界に対して高い臨場感を感じてもらうことです。しっかり同調するから導くこと(lead)ができるのですが、一方で高い臨場感ゆえにドリームキリングを生みだすことになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 もしもドリームキラーがあらわれたときは、まずはその状況を肯定しましょう。「私らしい!」「Yes, I’m good!」と。コーチング実践者であり、すでに立派なリーダーである証だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

余談ですが、そのようなセルフトークは「ネガティブループ」のマネジメントにもなります。

 Q198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

その後、自分自身が“現状の外”にゴールを設定した結果であることをしっかり認識した上で、ゴール実現のための大切な縁起であることを理解し、見つけた課題(ケース)を解決(プラン)していってください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

その積み重ねが 3)責任能力を育て(自責)、ますますリーダーらしくなっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

 あなた自身が「可能世界“w”から別の“w1”に移行する」ことがうまくできるほど、あなたと縁がある人たち、関わるコミュニティ、共有する未来にも「ww1」がひろがりやすくなっていきます。「強い臨場感を感じている意識状態はまわりに伝わる(ひろがる)」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1F-244)で確認したとおり、私たちは誰もがマインド(脳と心)の中にスクリーンを持っています。ホメオスタシスで維持されるスクリーンを。

 vol.6F-249)で確認したとおり、記憶や現在の思考、概念などの抽象的情報を含む心的な自我の表現(=内部表現)が、脳内の劇場で与えられた架空の情報をあたかも本物のように上映すると、観客である認識機能はそれを真の情報だと思いこみ、実際に現実化してしまいますrealized virtuality)。それが「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w”から別の“w1”に移行することを促す

 

 つまり、マインド内のスクリーンへの新たな投影(新作上映)が「移行」。これまでのこのシリーズの内容をシンプルにまとめると、「移行」とは以下の3 stepからなります。

 

 <1st. step>まずはゴールを設定し、新たな“w1”を思い描く(I

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

2nd. step>「ゴールを達成できる」という確信(=エフィカシー)と「必ず成し遂げる」という責任(=覚悟)を胸に「やるべきこと(=エンドステート)」に挑む

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

  

 <3rd. step>臨場感(V)が高まるとともに「Invent on the way」しながら現実化していく(R

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html


 

 しかしながら、多くの方が経験されているとおり、その実践は決して簡単ではありません。ゴールは「3)現状の外」に設定するものだから。そもそもスコトーマに隠れて認識できないゴールをどうやって見つければいいのでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

 解決する能力は、じつは、すでに誰もが持っています。「ゲシュタルト能力」です。あとはそのすばらしい力を覚醒させるだけ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられます(=connect the dots)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 双方向性が働いてひとつのゲシュタルトができるということは、その橋が架けられた状態がコンフォートゾーン(comfort zoneCZ)になるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 CZには強力なホメオスタシス(恒常性維持機能)が働きます。そのCZを安定的に保つように。臨場感が高まれば高まるほど、ホメオスタシス・フィードバックはますます強くなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その結果起こる現象が<3rd. step>の「Invent on the way」。まるで引き寄せられるかのように様々な“縁”が結びつき、今まではまったく思いつかなかった解決法を“発見”し、まわりにも伝わっていきます(ひろがっていく)。

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 “個”のwant to(「自分が強烈につくりたい」)が「2)自分中心を捨てる」ものであるほど、つまり抽象度が高く自己を超越したものであるほど、まわりの縁起空間に大きなインパクトを与えます(「人に影響を与える」)。“個”という部分と“みんな”という全体の双方向性の関係が生まれるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「Top GunMaverick」では、トム・クルーズや監督 ジョセフ・コシンスキーを中心とした制作陣の「人を感動させるストーリーテリング」に多くの観客が同調しました。強烈なドーパミン・セロトニン体験をしながら。

 

 その“感動”はしっかり伝わり、今もひろがっています。米国では「タイタニック」初公開時の記録を抜き去り、米パラマウント・ピクチャーズ最大のヒット作となりました(7/13時点で6192万ドル、約782億円)。ここ日本でも100億円に迫っており、2022年最大のヒットとなっています。

 

新旧の「Top Gun」が生みだした社会現象は、じつは、人間のマインドに内包されている危険性を教えてくれています。その危険性とは「バイオパワー」のこと。ドーパミン分泌を引き起こす報酬系と結びついた脳のレベルでのバイオパワーです。

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 自由意思でゴールを設定し、自身の人生のリーダーとして高い抽象度と臨場感と責任をもって、「マインド内のスクリーンへの新たな投影(新作上映)」を楽しむ

  

 それがバイオパワーに打ち克つ生き方であると感じました。「Top GunMaverick」鑑賞後の高揚(興奮)を味わいながら。

 

 

 最後に苫米地博士の著書「脳の呪縛を解く方法」(KADOKAWA)から引用します。

人間は、究極的に「奴隷として幸せに死ぬか」「その世界を離れてひとりぼっちの神官として死ぬか」のどちらかをとるしかありません。

皆さんはどちらを選びますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 バイオパワーから逃れる方法③ -自分で調べ、考える

 本章を締めくくるに当たり、ひとつみなさんにアドバイスしておきましょう。それは、ソーシャルメディアでやり取りされる意見についてです。

 ソーシャルメディアを通じて意見をどんどんいう人がいますが、私は次々と意見が出てくること自体が不思議でなりません。

 

 ほんらい意見とは、自分で調べ、自分で考えた内容を指すのです。

 ところが、次から次にいろいろなことをいう人の意見は、自分で調べたわけではないし、自分で考えたことでもありません。要するに、どこかから持ってきた借り物なのです。元になった意見も、やはり誰かからの借り物であったり、権力側のバイオパワーによるバイアスがかかったものであったりします。

 それを頭に入れて、さも自分の意見であるかのように感じているとすれば、それはテレビを見てテレビが伝える情報を鵜呑みにしているのと変わりません。意図的につくりだされた他人の考えを、ただ頭に刻み込んでいるだけの話です。

 

 他人の意見を受け入れることは、つまるところ他人のバイオパワーに従うことであり、それが自由を失う奴隷の道であることは、すでに指摘したとおりです。

 私は、他人がいうことではなく、もっと大きな世界での、言語化されていない具体的な現象を見ることのほうが、よほど重要だと考えています。

 言語化された情報を読むときも、意見は聞かずに現象だけを読むのです。ソーシャルメディアへの接し方でも、この原則は変わりません。

 私たちに重要なことは、現象を見て、それを自分の胸に落とし、内側から発せられる自分の声に耳を傾けることなのです。

 すると、自分が望み、何をやりたいかということが、よりよく見えるようになります。それを知ることが、自由への貴重な第一歩になります。

 

 人間は、究極的に「奴隷として幸せに死ぬか」「その世界を離れて一人ぼっちの神官として死ぬか」この2つのどちらかをとるしかありません。私は、後者を選びました。もちろん、どちらを選ぶとしても、それはみなさんの自由です。

 ただ、この選択を主体的に行うことができれば、生きづらさの半分は解消することができる。

 私は、そう考えています。

 引用終わり

 

 

 さぁ選択を!

もしも苫米地博士と同じように後者を選ぶのなら、その決断(決意)が「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」ための第一歩。とても重要で貴重な第一歩です。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 第5回目(R4.8/21開催)のテーマは「スコトーマ」。詳細は今後投稿するセミナー案内で御確認ください。

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F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

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F-250:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.7;臨場感という橋を架ける-後編->

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29025709.html

 vol.5;「ゴール」と「現状の自我」の間

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29092768.html

 vol.6;臨場感という橋を架ける-前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29139372.html

 vol.7;臨場感という橋を架ける-後編-

 

 

 ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる

 

 まずはシンのゴール設定を!

ゴールとは1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その上で、作り上げたイメージ(ゴール側のコンフォートゾーン、CZ)に対して、自分でホメオスタシスのフィードバックを変えていかなければなりません。自分のマインド(脳と心)に対して意識的かつ意図的に介入していくのです。その鍵が「臨場感」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 これはとっておきの秘密なのですがw、「臨場感→ホメオスタシスが変化」の際に意識に上げておくべき重要なポイントがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

それは「強い臨場感を感じている意識状態はまわりに伝わる(ひろがる)」という事実。ヒーラーっぽく表現すると、「臨場感は感染する」のです。

 F-122:免疫力をあげる!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 その「臨場感の感染」のことを「ホメオスタシス同調」と呼びます。

 顔色などを読んで反応しているのかもしれませんし、声色が関係するのかもしれませんが、私たち人間は視覚・聴覚情報以外にも様々な情報を用いて通信しています。たとえば“気”とか。

 いずれにせよ、「臨場感→ホメオスタシスが変化」は物理空間の身体に強い影響を与えます。人と人との関係でいえば、お互いの身体状態(心拍・呼吸・月経周期など)が次第に同調していきます。“同じ空間”にいるだけで。

 

 そもそも「恒常性維持機能」と訳されるホメオスタシスは、「生体が環境とフィードバック関係を持つことにより、生体の機能をより安定的にしようとする働き」のこと。

走ると心拍がはやくなり、止まるとゆっくりもとに戻るのはホメオスタシスの働きです。まばたきや呼吸といった秒単位のもの、生理周期など月単位のもの、体毛の状態など年周期のものまで、様々なサイクルで環境と自我がフィードバックをしながら、自分の状態を生きながらえさせるように常に調整しています。このような「生体の安定的な状態を維持しようとする機能」がホメオスタシスです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 

 さらに、環境対生体のフィードバック関係は情報空間にまで拡張しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

つまり、「環境」とは、物理的現実世界だけでなく、心が思い描く世界も含まれるということ。だから仮想世界であるはずの映画を観ながら、あるいは小説を読みながら、涙が流れるというホメオスタシス現象が起きるのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

環境は情報空間にひろがっている

生体も情報空間にひろがっている

 

 人間の身体のホメオスタシス状態は、単に一緒にいるだけで同調します。それと同じく、考えていることも相手と同調していきます。「絶対にできる」「必ずよくなる」と確信している人がいると、いつの間にか不安(不満)が希望に変わっていくように。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

ホメオスタシス同調はとくに好感を抱いている相手に対して強く起こることが知られています。同調は双方向ですが、基本的には強い臨場感を持つ方に寄っていきます。

ゴール側のイメージ(CZ)の臨場感が強い者が、自然にリーダーになっていくということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 私は「リーダーの資質」そのものが、「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」ための最大のポイントだろうと思っています。その詳細については次回に。

 

  

 強い臨場感を感じている意識状態はまわりに伝わる(ひろがる)

 

 それは「気功」の秘密でもあります。

気功は言葉を使わない内部表現書き換えのこと。同時に言葉を使うなら、五感と言葉を統合した感覚で内部表現を書き換えるから、より強い臨場感を伝える(ひろげる)ことができます。

 

 気功でもっとも重要なことは確信です。「気はある」と、そして「自分は気が操れる」と確信すること。

 

 では、その確信のためにはどうすればいいのでしょう?

 

 答えは「成果をあげていく」こと。確信(最初は思い込みでOK)と成果の両輪が回り続けることで、どんどん腕が上がっていきます。

 

 気は確信。確信とは「臨場感」

  

 以下、苫米地博士の著書「夢が勝手にかなう『気功』洗脳術」(マキノ出版)から引用します。1回目はそのままストレートに読み、2回目は引用文中の「自分」を「ゴール側の自我」に、「他人」「相手」を「現状の自我」に置き換えて読み進めてください。「臨場感という橋を架ける」というイメージが体感できるはず。

(わかりやすいように、「自分」を、「他人」「相手」を、で一部表記します)


  

 「秘伝功」で他者といっしょに夢を実現する

 他人の病気を治したり、他人と夢を共有して実現したりするための気功法を簡単に述べたいと思います。自分の夢を実現するためには、どうしても他人の協力を得ないといけない場面があるのです。

 前述したとおり、他人に気を送ることで、病気を治したりすることを秘伝功といいます。実は秘伝功は、自分に気を送る養生功よりも簡単です。

 ただ、自分の気のエネルギーがへるので、注意が必要なだけ。気がへると死んでしまうのは、第1章でのべたとおりです。それを防ぐためには、他人から気をもらうか、後に紹介する「大周天」で無限の気を得るようにしてください。

 

 なぜ秘伝功が養生功よりも簡単かというと、他人のことは客観的に観ることができるからです。

 方法は、養生功と同じで、相手のゴールと自分のゴールのLUBを作り、そこに気を送るようにします。

 なので、まず相手のゴールを見極める必要があります。病気を治す場合は、簡単です。「病気を治す」というのが相手のゴールだからです。その場合は、自分のゴール(自分の体の健康状態)はあまり関係ありません。

 それに対して、仕事で気功を使う場合は少し工夫が必要です。

 たとえば、自分と上司の場合-。

 自分のゴールが「出世する」で、上司のゴールも「出世する」ならば、「課の売上を上げる」というLUBを作ります。二人同時に出世するためには、課の売上を上げないといけないからです。二人のゴールを「会社の売上を上げる」にしてしまうと、抽象度が上がりすぎるので、臨場感が下がってしまいます。なので、LUBという概念が重要になってきます。

 また、自分のゴールが「お金持ちになる」ことで、妻のゴールが「一戸建ての家を買う」ことだったら、「お金持ちになって一戸建ての家を買う」ことをLUBにすればいいということです。

 LUBを作ったら、そのLUBを気の玉に練り込み、妻に気を送ります。妻が不在の場合には、その存在を感じながら、妻が今いると思われる方向に気を送るといいでしょう。

 その後、自分の頭にも気を練り込みます。こうすることで、臨場感が高まります。

 そうすることで、共通のゴールにお互いが臨場感を持てるので、お互いの内部表現が書き換わります。内部表現が書き換われば、あとはホメオスタシス・フィードバックで自動的に夢は実現します。

 引用終わり

 

 

 この連載は次回が最終回です。最後のサブテーマは「選択」。

人間は、究極的に「奴隷として幸せに死ぬか」「その世界を離れてひとりぼっちの神官として死ぬか」この2つのどちらかをとるしかありません。

皆さんはどちらを選びますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

F-251につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

  

-追記-

 気は確信。確信とは「臨場感」

 

 自分は気を操ることができると思い込めれば思い込めるほど、気功は上達していきます。しかし、それと同時に、落とし穴がどんどん大きくかつ深くなっていきます。「自分には特別な力がある」「自分は神だ」などと勘違いしやすくなっていくのです。

それはvol.2vol.3で取り上げた「高揚(興奮)」の状態。その対策としてvol.4の「木鶏」が語り継がれてきたのだと思いますが、「木鶏」は根本的に間違っています。

 

 では、どうすればいいのでしょうか?

 

 答えは「選択」です。次回をお楽しみに。

 

 

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。詳しくはこちら↓

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-関連記事-

PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

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Q-210:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか? <回答1:ゴール&リーダーの観点で>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26886756.html

 

 

夢が勝手にかなう「気功」洗脳術

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F-249:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.6;臨場感という橋を架ける-前編->

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29025709.html

 vol.5;「ゴール」と「現状の自我」の間

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29092768.html

 vol.6;臨場感という橋を架ける-前編-

 

 

 今回の連載は「臨場感」がテーマ。

 vol.1F-244)では、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社)から「ホメオスタシス仮説」に言及されている部分を引用しました。

 

 ホメオスタシス(Homeostasis)とは、体温や血圧・心拍などを安定的な状態に保とうとする恒常性維持機能のこと。その働きが情報空間にまで拡張しているというのが「(サイバー)ホメオスタシス仮説」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それは仮想世界に臨場感を感じることができる人間の脳機能の作用を一般的に仮説化したもの。臨場感とは「ホメオスタシス・フィードバックの強度」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

映画や小説で涙を流してしまう(架空の出来事で、実際に生体が反応する)のもホメオスタシスの働きによります。臨場感が高いほど、より強く反応します。

この事実から導きだされたプリンシプルが「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

認知科学以降の世界においては、「リアル(現実、R)」とは、「その時一番臨場感が高い(V)イメージ(I)」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 認知科学以前の世界では、例えば「映画館は物理的現実世界であり、映画の世界は仮想現実(バーチャルリアリティ)である」と考えられていました。だから、光や音や映像(3D)を工夫し、さらには座席までも動かして臨場感を上げようと試みました(4DX)。

 

 ところが、臨場感を上げるのに、本当は光や音や映像は必要ありませんでした。その事実にあらためて気づいたときの衝撃を、苫米地博士は「小説で涙を流す問題」と表現されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 映画を観ているときは、映画で描かれる世界がリアル(現実)で、映画館(物理的現実世界)の方がバーチャルです。それが情報空間にホメオスタシスが働く人間にとっての真実。

「リアル」とは「今、自分が臨場感を感じている世界」のことです。

 

 コーチング理論に当てはめると、ゴールの世界(=ゴール側のコンフォートゾーン)を臨場感を持ってイメージするなら、脳はそのイメージの世界を現実だと判断します。そして新たなコンフォートゾーン(CZ)のイメージに対してホメオスタシスが働き、自然に達成していきます。「Invent on the way」しながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 シンプルに表現すると、

 ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 鍵は「臨場感」。ここで大切な注意点が2つあります。

 1つはエモーションコントロール。vol.3F-246)で確認したとおり、臨場感が高まるほど高揚(興奮)しますが、高揚(興奮)しすぎると臨場感を失います。

 (詳しくはこちらをどうぞ↓)

 S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 それを防ぐために「木鶏」が理想とされてきたのですが、vol.5F-248)で考察したとおり、「木鶏」には根本的な問題があります。それが2つ目の注意点。

では、それらの注意点=課題(case)に対する解決策(plan)は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

以下、苫米地博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう 人を動かす3つの条件」(三才ブックス)から引用します。問題と解決をイメージしながらお読みください。

 

 

 重要なのはリアライズドバーチャリティ

 リーダーになるということは、他人を引き寄せるということ-。

 そのためには、同調能力がカギを握っています。同調能力とは、リーダーの考えや決断を、従わせる者に対してさも自分の考えと同じだと思わせる力です。

 例えば、オバマに熱狂した人々は、彼が主張する政策をさも自分の意見と同じだと思って支持しています。イラク戦争の反対、ウォール街の批判、グリーンニューディール……。彼をリーダーへと祭り上げた環境の力が、国民を同調させたのです。

 自ら進んで政治家の政策を支持したり、社長の訓示に頷いたり、キャプテンの指示を仰いだりするのも、リーダーに同調すればこそ。

 では、どのようにして、自分の考えを他人に同調させられるのでしょうか。

 他人を同調させるためには、その人の心(=脳)の中にある「臨場感空間」をコントロールしなければなりません。

 

 臨場感空間?

 何だか物々しい……と思われた方もいるかもしれません。しかし、物理的現実世界とは一線を画したこの世界・空間は、皆さんの脳の中に必ずあります。この世界(臨場感空間)があるから、皆さんは生きているのです。

 臨場感とは、さもその場に身を置いているような感じのことです。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚……。ある空間に対して、あたかも五感で感じているような感覚を、臨場感を持つといいます。

 

 臨場感は、もともと人間が持っている感覚能力です。この能力のおかげで、人間はさまざまな情報をリアルに感じることができます。映画を観ているとき、自分が映画の世界の中で振る舞っているような感覚に陥ったことがあるでしょう。アクションシーンでは、自分も格闘しているように感じ、ラブシーンでは、相手役と恋愛しているように感じ、雄大な景色のシーンでは、自分もその中にいるように感じる……。これは映画という仮想空間(ヴァーチャルリアリティ)に臨場感を持っていることを意味します。

 

 人間はある世界に強い臨場感を持つと、その世界が仮想空間であってもリアルだと認識し、実際にリアルになってしまいます。

 例えば、キリスト教徒が何もしていないのに、キリストが磔にされたときと同じように手から血を流す、いわゆる聖痕現象がそうです。普通に考えればありえないでしょう。刃物などで刺さないかぎり、自分の手から血など流れません。これは信者がキリスト世界に強い臨場感を持つことで、キリスト世界がリアルだと感じたために起こった現象です。仮想空間をリアルだと認識したために、身体がそちらの世界に反応して血を流してしまったのです。他にも、イメージ療法で重い病気が治ったりすることがありますが、同じ現象といえます。

 

 これらは物理的現実世界において、すべての重要な変化は心の中のイメージから始まっていることを意味しています。

 人にはそれぞれ自分の心の中でわき上がったイメージの世界があり、それが物理的現実世界に投影されます。「会社を起こす」「お金を稼ぐ」「好きな女性ができる」「戦争が起こる」「地球が滅亡する」……。自分のイメージの世界に臨場感を持つと、それがリアルになっていきます。これを臨場感世界の現実化(リアライズドバーチャリティ)といいます。

 臨場感を持った世界(臨場感空間)が、リアルとなる。ということは、その人が持つ臨場感空間をコントロールできれば、その人のリアルをコントロールできることになります。もっといえば、その人に「自分がコントロールされている」とは気づかせずに、その人の行動や考えが、コントロールする人の意のままに動くことになるのです。

 引用終わり

 

 

 ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる

 

 それが私たちのマインド(脳と心)で起こっている変化ですが、多くの場合、その変化は映画や小説、テレビやSNS、そして他人との会話など、外から与えられた臨場感に対する変化です。それはいわば「“シンのゴール”がないまま他によって作られた『マトリックス/Matrix』で生かされている状態」。そうとは知らずに。

 F-206~:マトリックス/Matrix

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 まずはシンのゴール設定を!

ゴールとは1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その上で、作り上げたイメージ(CZ)に対して、自分でホメオスタシスのフィードバックを変えていかなければなりません。自分のマインド(脳と心)に対して意識的かつ意図的に介入していくのです。その鍵が「臨場感」。

 

 それが「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架けるということです。

 

F-250につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる

 それが私たちのマインド(脳と心)で起こっている変化ですが、多くの場合、その変化は映画や小説、テレビやSNS、そして他人との会話など、外から与えられた臨場感に対する変化です

 

 またまた「Top Gun」に関する話題です。

 最初の映画は1986年の全米興行成績1位を記録。日本でも社会現象化しました(あのレイバンのサングラス、私も持ってますw)。

 映画公開後、海軍への入隊志願者が急増しました。なんと劇場には入隊勧誘のためのブースまで設けられていたそうです。志願者のじつに90%が「Top Gun」を観ていたといいます。これはまさに「外から与えられた臨場感に対する変化」。

  

 Wikipediaによると、米国海軍戦闘機兵器学校では映画のセリフを口にすることは「プロ意識に欠ける」とされ、ペナルティとして5ドルの罰金をその場で支払うルールがあったそうです。

 S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html

 

「プロ意識」とは「木鶏」のこと、「罰金」は「高揚(興奮)を抑える工夫」と考えることができそうです。

 

 

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F-11630年後の自分は何歳なのか?

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Q-196:未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

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Q-267:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか? <補足;compassion

 

 前回(Q-265266)まで、苫米地博士の「地球の裏側の人と自分の差がまったくないということを認識する」という言葉に関連した御質問に回答しました。

 

Q:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 

 前編;視点

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29084873.html

 後編;視点を上げる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29135063.html

 

 

 先の博士の言葉は「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ)からの引用です。その著書では「慈悲」が定義されています。その中にこんな記載があります(p89)。

 

 

 施しや憐れみは慈悲ではありません。慈悲かどうかを見分けるポイントは、ズバリ「上から目線かどうか」です。慈悲は上から目線ではありません。

 日本語の「慈悲」は、どうしても上から目線のニュアンスが入ります。英語のコンパッションは、「パッションを共にする」ということで相手と同列ですから、サンスクリット語からの翻訳は、その意味では正しいのです。だけど日本語の「慈悲」は施しのニュアンスが強すぎます。

 

 

 この部分を読むと、「パッションを共にする=compassion」は、確かに「臨場感世界をまったく同じように感じる」ことを意味しているように感じられます。

 

そこで今回は、補足として、あらためて「compassion」を確認していきます。「近未来のブッダ」の第4章「慈悲を知る 『縁起』という大発見をしたブッダ、人の役に立ってなんぼの大乗仏教」(P76~)を読み解きながら。

 働きかけは言語ですが、ぜひ言語を超えた次元で感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 縁起という人類の大発見

 縁起を発見したのは釈迦です。それは「すべては他の何かとの関係で成り立っている」という真理。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 真理とは、一般的には、「ほんとうのこと」「いつどんなときにも変わることのない、正しい物事の道筋」といった意味。

しかしながら、釈迦の縁起が導くのは、「普遍的な実体などはなく、物事は常に変わりゆき、永遠に変わらないものなどない」という無常であり、「この世に絶対はない」「この世は心がつくっている」という教えです。つまり、絶対的真理の否定。

 それを現代哲学では「不完全性」と表現します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 縁起による存在は「ネットワークの網目の交点」。もちろん、「私」という存在(自我)も交点です。固定的なものではなく、実態もありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 交わりがないと存在が成り立たないので、“点”は確実にあるといえます。しかし、固定的ではなく面積を持たない(部分ではない)交点ですので、“点”はないともいえます。

「ある(有)」とも「ない(無)」ともいえる(「ある」とも「ない」ともいえない)

つまり、“点”は「空(くう)」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 慈悲の大乗は役に立ってなんぼ

 ブッダの発見(縁起)と、その思想を継承しているのが仏教です。中でも大乗仏教は「人の役に立ってなんぼ」と考えます。「小さな煩悩はほどほどに」「大きな煩悩は徹底的に」という立場です。大きな煩悩を肯定するためにとても重要なのが、

 

自分の一生は自分以外の人たちのためにある」というルール

 

 これはゴールのポイント「2)自分中心を捨て去る」のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

*ルールについてはこちらをどうぞ↓

 S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html

 

 

 広がりゆく存在の意識

 前回(Q-266)のテーマだった「視点を上げる=抽象度を上げる」を実践すると、自分という存在が宇宙全体にひろがっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その感覚、マズローでいうなら「自己超越」の意識状態で行う行為が慈悲です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 慈悲に関して、苫米地博士はこのように書かれています。

そうした自分が存在するこの世の中でなんだかんだと役に立つことが大乗の世界、慈悲の世界です。大きな煩悩を認める。その瞬間に前頭前野を使って「私は何をできるか」を考える。その行為を慈悲というのです。

 

そして、こうも

大事なのは、慈悲は必ず行為を伴うということです。行為のない慈悲はあり得ません。自分以外の人に役立つ行為が慈悲なのです。

 

 シンプルにまとめると

 

◇慈悲の定義

 慈悲は情動ではない

 慈悲は行動するもの

 きわめてIQの高い前頭前野を使った行動

 苦行や瞑想からほど遠いもの

 徹底的に自分以外のこと

 慈悲は上から目線ではない

 他者の苦しみを最小化する

 他者の幸せを最大化する

 

 ◇ポイント

 人間は、自分以外の人の喜びしか自分の幸せにならない、だから慈悲は幸せの道だということ

 

 ◇慈悲の体感

 めちゃくちゃハッピー

 

 

 慈悲を英語で表現した「compassion­=パッションを共にする)」が、「臨場感世界をまったく同じように感じる」とは違うことを感じていただけたでしょうか?

 

 もしも「?」なら、こちらもぜひ確認してください↓

 F-009:本物の“向上心”、本当の“上から目線”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721215.html

 

 

 最後にもうひとつ「近未来のブッダ」から引用します(p171~)。

 

 

 慈悲を乗り越える

 もし、私が「百年後の日本人」に書いたように、いずれみんながつながって個がなくなる時代に来たら、他人の痛みは自分のものになります。じゃあ、そうなったら慈悲は不要になるかといったら、とんでもありません。というか、より飛躍のチャンスです。

 人類が一つになったら、違う星の生命体に対する人類の慈悲が発揮できるようになります。あるいは人類が一つの意識をほぼ共有しても、それぞれの個はあるから完全共有ではありません。そのとき、ますます慈悲が重要になります。たくさんの個が集まれば力を持ちますから、それが間違った方向に行けば、人類じゃなくてもイルカやクジラを殺しまくってしまうかもしれません。あるいは、隣の星に行くことができるようになっていれば、隣の星を滅ぼすかもしれません。その危険性は今の世の中と同じです。それをしない慈悲はつねに必要なのです。つながっていたら、なおさら必要になります。

 端的に言えば、他者がある限り慈悲が必要です。他者がない概念をいつか覚えないといけません。それはつまり、慈悲を乗り越えるということです。

 そう、実は、慈悲はいつか乗り越えるべきものなのです。抽象度が極限まで上がれば、すべてが自であり他になり、同情や憐れみなどを持ち得なくなるのですから。私たちは慈悲を乗り越えるものとして設定して、いつか乗り越えることができるということを確信し、そこに向かって実際に役立つ行動を起こさなくてはなりません。

 行為はものすごくたくさんあります。相手の状況によって行為がぜんぶ違ってきますから、何が慈悲の行為かを先に定義することはできませんが、他者は自分の延長ですから、やりたいこと、やるべきことだと思えることはすぐに決まるでしょう。

 引用終わり

 

 

 以上、補足として「compassion」についてまとめました。

 「compassion」を“共にする”のが「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」です。御参加をお持ちしております。気楽にどうぞw

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近未来のブッダ




Q-266:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか? <後編;視点を上げる>

 

 私は、今、気楽なクラブ活動を楽しんでいます。

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 その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」。

 I-060:クラブ活動 はじめます -第1報-

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 *最新の案内はこちら↓ 御参加お待ちしておりますw

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 先日のクラブ活動時、苫米地博士の「地球の裏側の人と自分の差がまったくないということを認識する」という言葉について、このような御質問をいただきました。

 

Q:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 

 クラブ参加者との楽しいディスカッションを思い出しながら、あらためて考えてみました。新たに感じたものを言語化します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 (注:もちろん守秘義務内の回答です。コンパッションクラブは苫米地博士との間の守秘義務を厳しく守った上で活動を行っています。御了承ください)

 

 前編;視点

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29084873.html

 後編;視点を上げる

 

 

前回(Q-265)は、「視点が上がるほど、具体的情報量は減るが、潜在的情報量は増える」ことについて書きました。言い換えると、「視点が上がるほど、しがらみや束縛が減り、自由になる」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 「視点」とは抽象度のことで、「視点を上げる」とは抽象度を上げること。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 じつは、視点を上げる=抽象度を上げることは、人が生まれながらに持つ能力です。その能力のことを「ゲシュタルト能力」と呼びます。

 

 ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまりのことです。

 PM-02-12:ゲシュタルト

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

部分を積み重ねたから全体がわかるのではなく、全体がわかったから部分の意味が決まることともいえます。例えば、「ハシをつくる工〇」という言葉を目にしたとき、その「ハシ」が「箸」なのか「橋」なのかは判断ができません。ところが、「〇」に入る文字が「場」なら「ハシ」は「箸」だと分かり、「事」なら「ハシ」が「橋」だと分かります。

「ハシをつくる工場」という全体が分かってはじめて、「ハシ」が「箸」だとわかる

つまり、「全体がわかることで部分がわかる」。これが人が持つゲシュタルト能力です。

F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 ゲシュタルトができると、それまで意味をなさなかった部分が、全体の中で意味を持ってあらわれてきます。もちろん、全体は部分がなければ成立しません。

 この全体と部分が双方向的に関係していることがゲシュタルトです。

 

 このブログは言語を用いて書いているわけですが、その言語もゲシュタルトの関係で成り立っています。以前は、個々の単語に意味があって、その単語が組み合わさって全体の意味ができあがると考えられてきました。

 しかし、全体の意味がわかっていなければ、個々の単語の意味は決まりません。文脈によって単語の意味が決まってくるということであり、文脈が変われば意味が変わるということです。

 F-110:情報が書き換わると現実が変わる vol.1;言語編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20086131.html

 

 

 これは実体験なのですが、11年間院長を務めた病院の経営陣から、打ち合わせ中に「どうせ先生はその頃はいないから」と言われたことがあります。その時、私は意味が理解できませんでした。とくに「どうせ」という言葉の意味が。

 その後、「だまし討ち」という文脈を理解したことではじめて言葉の意味がわかりました。「どうせ」の意味も。滲みだす悪意とともに。

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 概念を使って考えたり、言葉にしているとき、人はこのゲシュタルト能力を使っています。

 ある現象があったとき、その現象を部分部分の個々の集まりとして認識するのではなく、全体に意味を持たせて認識することができるのもゲシュタルト能力のおかげです。

それが「視点を上げる」ということ。

「犬」と「猫」というまったく違う概念を、視点を上げて「動物」(全体)と等しく認識したとき、「犬」「猫」(部分)は同じ「動物」(全体)と理解できます。それが苫米地博士の「地球の裏側の人と自分の差がまったくないということを認識する」という言葉中の「差がまったくない」の意味です。

Q-061~:犬好きではいけないのですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_284899.html

 

 

 私は、視点を上げて(=抽象度を上げて)より大きなゲシュタルトをつくり理解することが「共感」、視点を上げずに(=同じ抽象度のままで)そのまま感じることが「同調」だと理解しています。

 Q-169~:自身の信念を失いそうです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

 

 「共感」がなければゴール設定のサポートはできず、「同調」したならスコトーマが外せない理由を感じていただけたでしょうか。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

  

 やはり、大切なのはゴール設定。

そして、1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定する本物のゴールを目指し、悟りや慈悲に興味をもち続けながら、全力で(かつ気楽に)生き続けることです。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

 最後に、苫米地博士の著書「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ)より、前回と同じ部分を再度引用します(p210)。博士が語られる言葉の“意味”を感じてください。

 もしも前回と違った体感が得られたなら、それは視点が上がり新たなゲシュタルトができた証なのかもしれません。リラックスしながら、ゆっくりお読みください。

 

 

変わり者を目指す

 瞑想=修行がうまくいくコツは、それにいかに興味を持つかに尽きます。

 はっきり言うと悟りや慈悲に興味がない人には無理です。普通はほかにやることがたくさんあります。ネットフリックスは見たいし、オリンピックが始まったらボランティアにも行きたいし。みんな、日々やりたいことがあって睡眠不足です。そのすべてのやりたいことの中で悟りや慈悲のために時間をかけるって、考えてみたら「バカじゃん」という感じかもしれません。

 でも、そういうバカな人がいないと、慈悲はこの世にないのです。放っておいても慈悲は生まれないのですから。

 放っておいてもある「慈悲のようなもの」は個の拡大にすぎません。お母さんが自分の子が好きみたいな、東京都が好きな東京都民、大阪が好きな大阪人みたいなところで、ちょっとした抽象化です。しかし、慈悲はそのレベルではありません。

 地球の裏側の人と自分の差がまったくないということを認識する。それが慈悲です。放っておいたらけっして起きないレベルのものです。動物の本能と逆だし、日常の物理空間に見ることと逆ですから。ですから、慈悲を育てるにはよほど強力な瞑想が必要です。ということは、よほど興味がないと無理なのです。

 引用終わり

 

 

 いかがですか?

 

以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

私は、視点を上げて(=抽象度を上げて)より大きなゲシュタルトをつくり理解することが「共感」、視点を上げずに(=同じ抽象度のままで)そのまま感じることが「同調」だと理解しています

 

 その「共感」の先には“無敵”がひろがっているはずです。

 PM-01-18~20:“無敵”の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

Q-182~185:家族ががんで… -06~09;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する>実践編vol.1~4(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25217507.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25259581.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

 

近未来のブッダ


 

Q-265:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか? <前編;視点>

 

 私は、今、気楽なクラブ活動を楽しんでいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」。

 I-060:クラブ活動 はじめます -第1報-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

 

 *最新の案内はこちら↓ 御参加お待ちしておりますw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 先日のクラブ活動時、苫米地博士の「地球の裏側の人と自分の差がまったくないということを認識する」という言葉について、このような御質問をいただきました。

 

Q:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 

 クラブ参加者との楽しいディスカッションを思い出しながら、あらためて考えてみました。新たに感じたものを言語化します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 (注:もちろん守秘義務内の回答です。コンパッションクラブは苫米地博士との間の守秘義務を厳しく守った上で活動を行っています。御理解ください)

 

 前編;視点

 

 

A:あらためて考えてみて、博士の「地球の裏側の人と自分の差がまったくない」の「まったく」と「臨場感世界をまったく同じように感じる」の「まったく」は同じではないと感じました(ややこしいですねw)。

 

 今の私の回答は、「地球の裏側の人と自分の差がまったくないということを認識する」は可能ですが、「臨場感世界をまったく同じように感じる」は△。△とは「そもそもその必要(needs)がない」という意味です。

 ディベートでいうと「ハーム(問題点)」の「シグニフィカンス(重要性)」が低いということ。こちらをどうぞ↓

 S-01-14:ディベートを制する4つのポイント-1 <ハーム>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808495.html

 

 苫米地博士が語られている「差がまったくない」とは「共感」のことです。御質問の「まったく同じように感じる」は「同調」のように感じられます。いかがですか?

 

 「共感」と「同調」は違う概念です。

 ちなみに、コーチングにおいて重要なのは「共感」の方。「同調」はNGです。「共感」がなければゴール設定のサポートはできず、「同調」したならスコトーマが外せません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 再度ディベートでいうなら、「同調」は「ディスアドバンテージ」が大きいということ。

 S-01-16:ディベートを制する4つのポイント-3 <ディスアドバンテージ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935916.html

 

コーチングに必要なのは「共感」。「同調」は不要です。

共感はするが、同調はしない

それがコーチングマインドです。詳しくは下記ブログ記事でどうぞ↓

 Q-169~:自身の信念を失いそうです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

 

 

では、「共感」と「同調」の違いは何でしょうか?

 

 答えは「視点」。

今回(前編)は「視点」について。次回(後編)は「視点を上げる」ことについてまとめます。「視点を上げる」ことは“すべて”において大切なポイントです。その理由や「『共感』と『同調』の違い」を意識に上げながら、ゆっくり読み進めてください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

 今年はサッカーのワールドカップが開催されます。優秀な選手ほど、空間的にも、時間的にも、ひろい範囲を見ることができます。まるでフィールド全体を真上から見ているかのように把握し、敵味方含めた全選手の動きを予測して行動することができます。

それは空間と時間を包摂する視点。ただし、4次元の物理空間での話です。

 

 大脳(とくに前頭葉)が発達した人間の場合、世界は情報空間にまで拡張しています。情報量の大小を軸にした場合、先程の物理空間は階層をもってひろがる広大な情報空間の底面に過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 情報量の大小という軸とは「抽象度」のこと。よって、視点とは「抽象度の高さ(次元)」といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 物理空間で視点が上がるほどひろい世界を見ることができるのと同じように、(物理空間を底面とする)情報空間でも視点が上がるほど、つまり抽象度が上がるほど、より多くの情報にアクセスすることができるようになります。「選択肢がひろがる」「チャンスが増える」と理解してください。

  

 もしも今、「情報空間での視点が上がるほど、より多くの情報を持つ」と思われているのなら、それは誤りです。じつは視点が高くなるほど、情報量は減ります。

 Q-172:自身の信念を失いそうです vol.4;コーチ向け

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24495212.html

 

だからこそ、可能性やチャンスが生まれます。正解は「視点が上がるほど、具体的情報量は減るが、潜在的情報量は増える」。言い換えると、「視点が上がるほど、しがらみや束縛が減り、自由になる」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 詳しくは次回(Q-266)まとめますが、真の問題(課題)やその解決はより高い次元に存在します。だから、視点が低いままでは解決することができず、多くの場合問題に気づくことさえできません。

「何もかもがスコトーマに隠れたまま」ということに気づいていない

それが苦の出発点「無明」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 その感覚を理論物理学者 アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein1879~1955年)はこのように表現しました。

 PM-06-18~20:仮説13-1~3)宗教の限界

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526199.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14687391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14687476.html

 

 

我々の直面する重要な問題は、その問題が生じたのと同じ考えのレベルでは解決することができない

We cant solve problems by using the same kind of thinking we used when we created them.

 

 

 では、視点を知り、その視点を上げていくためにはどうすればよいのでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ)より引用します(p210)。

 

 

変わり者を目指す

 瞑想=修行がうまくいくコツは、それにいかに興味を持つかに尽きます。

 はっきり言うと悟りや慈悲に興味がない人には無理です。普通はほかにやることがたくさんあります。ネットフリックスは見たいし、オリンピックが始まったらボランティアにも行きたいし。みんな、日々やりたいことがあって睡眠不足です。そのすべてのやりたいことの中で悟りや慈悲のために時間をかけるって、考えてみたら「バカじゃん」という感じかもしれません。

 でも、そういうバカな人がいないと、慈悲はこの世にないのです。放っておいても慈悲は生まれないのですから。

 放っておいてもある「慈悲のようなもの」は個の拡大にすぎません。お母さんが自分の子が好きみたいな、東京都が好きな東京都民、大阪が好きな大阪人みたいなところで、ちょっとした抽象化です。しかし、慈悲はそのレベルではありません。

 地球の裏側の人と自分の差がまったくないということを認識する。それが慈悲です。放っておいたらけっして起きないレベルのものです。動物の本能と逆だし、日常の物理空間に見ることと逆ですから。ですから、慈悲を育てるにはよほど強力な瞑想が必要です。ということは、よほど興味がないと無理なのです。

 引用終わり

 

 

 視点を知り、その視点を上げていくためにするべきことは?

 

 苫米地博士なら「いかに興味を持つかに尽きる」と語られるでしょう。

 

 では、興味を持つためには?

 

 そう、ゴール設定。1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定する本物のゴールを見つけること。そのゴールが「興味」を生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 あとは全力で(かつ気楽に)取り組むだけ。“無我夢中”に生きるだけです。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

Q-266につづく)

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29009685.html

 

 

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-関連記事-

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

Q-217:家庭や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27388111.html

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

近未来のブッダ




F-246:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.3;高揚(興奮)>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 

 

人生のあらゆる領域にゴールを設定し、エフィカシーが十分に高いと、目の前が「ゴールの世界の一部」に感じられます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

すると、気分が高揚したまま次々とアイデアが浮かぶような創造的な状態になります。寝ないで活動し続けても疲れを感じないほどエネルギッシュで、いつも気分爽快。世界はますます明るく輝いて感じられます。モチベーションでいえば100%want toしかない状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

前回取り上げた躁(軽躁)状態とコーチングマインドは、似ているようでいてまったく異なるものです。両者の間には決定的な違いがあります。鍵は「抽象度」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「抽象度が上がる」「抽象度を上げる」とは、「頭の中で理解が深まる」こと

 

この場合の“頭”とは、情報空間での情報処理を行う心のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その時、抽象度を軸とした場合の情報空間の底面である物理空間上の頭の中、すなわち脳内でも変化が生じています。中枢神経系の神経伝達物質であるドーパミンが分泌されているのです。

PM-04-22:「抽象度を上げる」ときにマインド(脳と心)で起きる変化 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900535.html

 

 ドーパミンは食事で摂取したフェニルアラニンやチロシンを元に作られ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

かつてはアドレナリンやノルアドレナリンの単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものに、運動調節、ホルモン調節、快の感情や意欲・学習に関わる重要な働きがあることがわかってきました。

 

ドーパミンが減ると運動や思考が緩慢になってしまいます。

一般でも10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年をとるごとに物理空間での身体の運動や情報空間での思考のスピードが遅くなる原因とされています。

病的にニューロン死が起きた結果ドーパミンが不足してしまう病気がパーキンソン病です。反対に、ドーパミンが増えすぎると幻覚や妄想などの問題を生じます。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 このようにドーパミンは運動系の脳内物質です。

したがって「抽象度を上げる」とは、マインド(情報的な心、物理的な脳)の高度な運動といえます。

 

ドーパミンは気持ちよさや喜びを感じさせる神経伝達物質でもあり、その経路は報酬系と呼ばれています。前回取り上げた「気分が高揚したまま一方的に話し続ける」「次々とアイデアが浮かんできて止まらない状態になる」「寝ないで活動し続けても疲れを感じない」「気分爽快」「世界が明るく感じられる」といった状態は、まさにドーパミンが満ちあふれている状態です。

 さらにドーパミン分泌により交感神経が刺激されると、「血圧が上がる」「脈が速くなる(動悸)」「呼吸がはやくなる」といった身体症状があらわれるようになります。

 それは副交感神経が優位となる「リラックス」とは真逆の興奮状態です。

 F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <1st.Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 勘違いされることが多いのですが、決して興奮自体が悪いわけではありません。ただし、コントロールを失うと危険。

一度興奮状態が起こると、扁桃体によって感情(情動)が増幅され、どんどんエスカレートしていきます。同時に前頭前野の働きは抑制され、IQが下がっていきます。

その結果、抽象度が高い社会的情動(感性)レベルどころか、あたりまえの論理的思考すら怪しくなっていきます。

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

詳しくは下記リンクのシリーズ編第3弾(S-03~)で取り上げていますが、2011年にカナダのバンクーバーで暴動が発生しました。立ち並ぶ店のショーウインドを割ったり、車をひっくり返し放火したりする騒ぎは、駆けつけた警官を襲撃しパトカーを炎上させるまでにヒートアップ。

バンクーバーの町全体が炎上したかのようなこの大騒ぎのきっかけは、なんと、アイスホッケーの試合でした。地元のチーム カナックスが敗れたことに怒ったファンが暴徒化したのです。

 S-03~:心のエネルギーと何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 アイスホッケーなどスポーツ観戦に限らず、誰かに自分を重ね合わせて高揚(興奮)しているときは、前頭前野が活発に働いています。想像力や思考力を働かせているからです。

 ところが、感情(情動)が増幅されていくにつれて、扁桃体を含む大脳辺縁系の働きが活性化していきます。さらに高揚(興奮)が強まると、IQが下がり、論理的な思考や理性的な判断ができなくなっていきます。その状態が「ファイト・オア・フライト」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ここで認知科学者 苫米地英人博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します(p139)。

 

 

 〇他人の行動に興奮できるのも、人間だけ

 また、ミラーニューロンの働きや、「共感できる能力」により、人間は、自分以外の人の行動を見て興奮することもできます。「他人のスポーツの試合を見て、自分がプレーしているかのように興奮する」「映画を観て、登場人物に感情移入し、興奮する」といったことは、ほかの動物にはできないはずです。

 そして、人が試合結果や映画のあらすじを知るだけでは満足できず、わざわざ会場に行ってスポーツの試合を観たり、映画館に行って映画を観たりするのは、興奮するためです。興奮すればドーパミンが分泌され、快感や幸福感を得ることができます。

 なお、興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなります。スポーツ中継なら、映像で観るよりも競技場で観た方が、そして遠くの席よりも近くの席で観た方が、興奮度はより高くなります。

 引用終わり

 

 

 興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなる

 

…vol.1F-244)で解説したとおり、すべてが「臨場感のあるフィードバック関係」次第。臨場感が「一人一宇宙」を生みだしています。その理をプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 臨場感が高ければ高いほど現実化しやすくなる一方で、「興奮の度合い」が大きくなりコントロールを失うと現実化が困難になっていきます。

 

 その問題(case)を解決する(plan)のがコーチング(Authentic Coaching)。鍵は、やはり、「抽象度」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

F-247につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなる

 

 最近、臨場感maxの映像体験をしました。映画「Top GunMaverick」!

なんと主演のトム・クルーズはじめ俳優陣は、数カ月にわたる訓練を受けた後、実際に音速で飛行する戦闘機内で演技を行ったそうです。自ら撮影機器を操作して。

そんな事前情報と圧倒的体感(言語+五感)が、臨場感を高め、興奮を大きくしたのでしょう。公開2週目にして2005年公開の「宇宙戦争(原題:War of the Worlds)」の最終興収を抜き去り、トム・クルーズ主演作史上最大の大ヒット作となっています(米国)。

 

CG全盛のデジタル時代におけるこの実映像体験後、私はあらためて「リアルとは何か?」を考えました。

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

  

 *こちらもどうぞ↓

 F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。後日、告知を行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-169~:自身の信念を失いそうです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 

「感情」の解剖図鑑




F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 

 

 認知科学者 苫米地英人博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の中に、ゴールのカテゴリとしての「職業」と「趣味」の関係について書かれている部分があります。以下、同書からの引用です(p59)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 よって、職業のゴールを探す大前提としては、まずは好きなことをしているのかを確認し、していなければ、「趣味」の観点から「職業」を見ていくことになります。

 いま「なぜ、突然『趣味』なのか?」と思った人もいるでしょう。しかし、意外に思うかもしれませんが、「職業」と「趣味」はよく似たゴールなのです。

 引用終わり

 

 

 書籍ではこの後「◎職業のゴールがわからなければ、趣味のゴールから探していく」に続きます。コーチングに興味がある方にとって必読の書です。ぜひお読みください。

 

 「職業」と「趣味」はよく似たゴール

 

 苫米地博士が鹿児島で講演してくださったときも、職業のゴールを見つけるために趣味のゴール設定がとても重要であることを話してくださいました。早いもので、もう6年が経ちます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 当時の私はコーチとしてデビューしたばかり。頭の中はまだまだ病院長としての仕事でいっぱいでした。博士の講演を舞台袖で拝聴しながら、「職業」や「社会への貢献」「生涯学習」ばかりで、「趣味」をないがしろにしていることに気が付きました。スコトーマが外れたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 心から欲する趣味は何だろう?

 

 すぐに思い浮かんだのは映画。そう、子どもの頃から私は映画が大好き。

幼少期の思い出は辛いものばかりですが、映画との縁に関してはラッキーでした。

鹿児島で上映される映画の多くをフリーで観れる境遇だったため、毎週のように映画館に通っていました。とくに大学浪人中は、本当に毎週映画を観にいきました。確か60本以上観たはずです。「人生においてこんなに映画を観れる年はない」とセルフトークしながらw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905509.html

 

「映画好き」というブリーフを生みだしたのは、間違いなく「情動を伴った体験の記憶」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その意味では映画にこだわるほど過去に囚われるともいえますが、博士と出会う前の私はそんな映画鑑賞さえ楽しめなくなっていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4406033.html

 

 いわゆるストレスにより、つねに大脳辺縁系優位の状態だったから。エヴァ風にいうと「裏コード ザ・ビースト」な感じですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 抽象度が低い“煩悩渦巻く現実”に縛り付けられ、映画で描かれる仮想世界に自由にアクセスできなくなっていたのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「映画で描かれる仮想世界に自由にアクセスできない」を言い換えると、「臨場感が感じられない」であり、「ホメオスタシスが働かない」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社)より引用します(p15~)。

 

 

 ♰ホメオスタシス仮説

 ここで、なぜ変性意識下において、仮想世界がリアリティをもって眼前にひろがるのか、そのメカニズムを解く仮説を論じていこう。それは、人間の内外の環境変化に関わらず、生理的性質を一定に保とうとする恒常性機能、ホメオスタシス(homeostasis)と関係があるものと考える。もともとホメオスタシスは、生体と物理的環境の関係におけるフィードバック関係において、気温が上がれば発汗するなどの作用で生体の恒常性を維持し、それにより生体の正常性を保つための、生物の自律的なメカニズムを指す言葉である。しかし、どうやら人間は、脳機能の進化により、本物の外的物理環境ではない、触ることのできない想像上の環境、すなわち仮想的な世界(仮想現実世界)に臨場感を感じ、生体レベルで恒常性維持のフィードバック関係を築くことができるようになったらしい。

 映画を見ていると手に汗を握るのは、まさにこれである。認知科学の用語では内部表現というのだが、記憶や現在の思考、概念などの抽象的情報を含む心的な自我の表現と、これに対応する外部的に自分を取り巻く環境(物理的現実世界もしくは仮想現実世界)とのあいだで、ホメオスタシス・レベルのフィードバック関係を成り立たせる能力が人間にはあるのだ。

 外部からの刺激を、頭のなかのスクリーンに映しだす内部表現は、外的な環境が変化するのに合わせて、みずからの情報内容を刻一刻と更新するわけであるが、たとえ外的な環境が本物の物理環境ではなく、映画や小説などの仮想的な環境であったとしても、一度臨場感のあるフィードバック関係が成立していれば(要するに映画に熱中していれば)、外的な環境における状態変化が生体レベルにまで、フィードバックして影響を与えてしまうのである。たとえそれが現実の物理世界と異なる情報であったとしても、このホメオスタシス・フィードバックの関係において、内部表現が脳内の劇場で与えられた架空の情報を、あたかも本物のように上映すると、観客である認識機能は、それを真の情報だと思いこみ、実際に視覚化してしまう。

 たとえば、何も見えていない状態で、「ここに蓮の花が生えている」という情報をインプットする(外的環境に暗示の言葉などで描写する)と、本当に蓮の花が現われてくる。映画や小説で涙を流してしまう(架空の出来事で、実際に生体が反応する)のも、このためであると説明できる。同様に、催眠状態における幻視、幻覚、幻聴、運動支配、退行といった現象も、情報空間にまでひろがったホメオスタシス機能として説明できるとするのが、ホメオスタシス仮説である。これは、仮想世界に臨場感を感じることができる人間の脳機能の作用を一般的に仮説化したものであるが、同時に「聖痕現象」と呼ばれるような精神側から肉体側への極端な影響が与えられる現象も説明することができる。

 たとえば、術者が「焼けるように熱い」と言いながら、箸を変性意識下にある人の腕にあてると、焼け火箸のように感じて、実際にその箇所が火傷したような状態になる場合がある。あるいは受難の日、イエスが十字架につけられたとき打ちこまれた釘の傷を連想させる瘢痕が手のひらにでき、ときにはそこから血が噴き出す現象が、「聖痕現象」であるが、これも仮想の情報によって、脳が稼働し、肉体に変化をもたらしたものである。

 引用終わり

 

 

 人間は、脳機能の進化により、本物の外的物理環境ではない、触ることのできない想像上の環境、すなわち仮想的な世界(仮想現実世界)に臨場感を感じ、生体レベルで恒常性維持のフィードバック関係を築くことができる

 

冒頭で紹介した言葉でいうと、「強烈につくりたい」「人に影響を与える」「感動させるストーリーテリング」を現実化するのが臨場感。

突き詰めると、「アート」とは高次元の情報場(あの世)へのアクセスであり、「才能」とはそれを高い臨場感のまま物理空間(この世)で表現する能力といえるはず。岡本太郎さん風にいうと、「爆発」がアート、「爆発させる力(覚悟)」が才能です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 ポイントは臨場感。

その臨場感は、たとえば映画でいうと、観る人の心に由ります。映画そのもののおもしろさももちろん関係しますが、あくまでも観る人(観察者)の心次第。“おもしろさ”を決めるのは、各人の心であり、臨場感だということです。

F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

すべてが「臨場感のあるフィードバック関係」次第であり、臨場感が「一人一宇宙」を生みだしている

 

 その理をプリンシプル化したものが、「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式:I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

F-245につづく)

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 抽象度が上がると、臨場感が下がります。

 しかし、それは「臨場感についての認識の誤解(by苫米地博士)」w

 詳しくは下記ブログ記事をどうぞ。後半は「STAR WARS」を用いたワークを紹介しています↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第3回目(R4.6/19開催)のテーマは「ゴール」。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28683163.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

洗脳原論

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L-05620208月シークレットレクチャー -02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

 

20208月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通しての全体テーマは「現世利益」、キーワードは「トータルペイン(とくにスピリチュアルペイン)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 *初回講義(20207月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416281.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;たいていの「現世利益」は理想的な現状

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28011261.html

 02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

 

私は院長を務めていた病院へのコーチング導入に“失敗”し、だまし討ちにあいました。

なぜでしょうか?

PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 苫米地式コーチング認定コーチとして7年目に入りました。

 頭の中にはいつもコーチングがあり、「職業」や「社会への貢献」はもちろん、「生涯学習」や「家族」「健康」といったゴールの世界(ビジョン)を思い描いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27711225.html

 

 コーチングやその根底にある苫米地理論を学べば学ぶほど、ゾクッとするような臨場感(V)を伴って実感すること(I)があります。それは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 中途半端なコーチ(コーチング)は危ない

 

 「中途半端」。それが私の“失敗”の原因です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 

 ちょっと脱線しますが、「ゾクッ」や「ドキッ」を感じる時には臨場感が上がっています。その時の臨場感は現状とは異なるイメージに対するもの。

目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態が「変性意識(ASCAltered State of Consciousness)」です。認知科学者 苫米地英人博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その鍵が「呼吸」。

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書-禁断の自己改造プログラム-」(講談社、開拓社より再販)より引用します。

 

 

 心身を思い切りリラックスさせて、物理空間の縛りから自らを解き放つ

 いよいよトレーニングに入りますが、最初に習得すべきは、準備運動として必要な呼吸方法です。これは基本中の基本。心身をリラックスさせ、物理空間の体感を切り離すことが目的です。

 なぜ呼吸かというと、呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールできるからです。

 とくに訓練をしなくても誰もが簡単に、呼吸を少しの間止めたり、速度を変えたりすることができますよね? だからこそ、意識をホメオスタシスに介入させる窓口として、呼吸は非常に利用しやすいのです。

 すでに述べた通り、内部表現の書き換えとは、負の現状を維持するように働くホメオスタシスに介入して、自分が思い通り行動できるように新たな情報を記述することです。呼吸を使うことで、心身を思い切りリラックスさせて抽象度を上げつつ、そこで意識を働かせることが容易になるのです。

 たとえば、何か緊張する出来事を前にしたとき、ちょっと深呼吸するだけで気持ちが落ち着いた、というような経験をしたことがありませんか? そうして気持ちが落ち着けば、緊張によりパニックに陥っていた脳が活動し始めます。「頭の中が真っ白」という状態から抜け出して、自然と自分がどう行動するべきかを冷静に考えられるようになるのです。

 ようするに、物理空間でさまざまな縛りを受けている心身を緊張から解き放ち、さらに頭を思考力がフル稼働する状態に持っていく。そのために呼吸が有効だということです。

 このことをちょっと専門的に言うと、呼吸は「Rをゆらがせる」うえで重要なカギを握るものだということです。

 と言っても、何も難しくはありません。自分の体に意識を向けることを「Rゆらぎ」といいます。Rは現実世界。そのRに意識を向けると、その瞬間にRではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するから、Rではなく、Rゆらぎになるのです。

 たとえば、目の前にとてもきれいな女性がいたとします。彼女について何も考えず、何も感じなければ、それはRです。でも、「きれいだな」とか、「誰だろう?」とか、少しでも何かを考えたら、Rゆらぎになります。

 通常、私たちは何かを見たり、聞いたりして、何も考えないことはあり得ません。禅の高僧なら、無我の境地を維持できるかもしれませんが、ふつうの人はすぐに雑念が入ります。だから、たいていはRゆらぎの意識状態にあるといっていいでしょう。

 そのRゆらぎの状態が、呼吸を意識にあげることによってより明確につくりだせるわけです。

 抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていくためには、Rをゆるがせなければなりません。そのために、呼吸を使って、リラックスとゆらぎの2つを得る必要があるのです。

 引用終わり(続きは次回に)

 

 

 コーチングにおいて「ゾクッ」や「ドキッ」を感じる現状とは異なるイメージとは、「ゴールの世界」のこと。それはゴール側のコンフォートゾーン(CZ)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ゴール設定を行うのはクライアントさん本人ですが、そのゴールの世界(CZ)に誘うのはコーチの大切な役割です。

 

L-057につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

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 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを計画しました。1年間を通してのテーマは「Well-being」。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 最終回は2022220日(日)開催。テーマは「Total Well-being ~『total』に秘められた生命力を知る~」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27953269.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

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 クラブ活動をはじめます。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

 初回は202225日(土) 午前1115分からの予定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

 

 

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F-207:マトリックス/Matrix -02Reloaded;現実を生みだすもの>

 

 先日、「なぜか相手が自分の意図をわかってくれない」という言葉を耳にしました。compassionしながら思いめぐらしていると、かつての“痛い記憶”がよみがえりました。昔の職場で経験した「だまし討ち」です。

明らかに違法でしかも病的な「だまし討ち」に加担した多くの職員の心理がわからないままだったのですが、「なぜか相手が自分の意図をわかってくれない」を縁にある概念が思い浮かびました。

 

ストックホルム症候群

 それは「空間の圧倒的支配者になれば相手はその人にきわめて強い親近感を抱く」という人の認知特性のこと

 

ゲシュタルトを統合することで感じた現代社会が抱える問題とその解決法についてまとめます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

01<ストックホルム症候群>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html

 02Reloaded;現実を生みだすもの>

 

 「空間の圧倒的支配者」というときの空間とは、もちろん、情報空間のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

私たちが現実だと感じる物理空間(3次元空間+時間の4次元時空)は、じつは、情報空間の中で最も抽象度が低い1つの次元にすぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 鍵は臨場感。自分がいま一番vividに感じている世界が現実です(I×V=R)。

 例えば映画を観ているとき、その映画に強い臨場感を感じていれば、その人にとっての現実は映画で描かれている世界です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 つまり、「一人一宇宙」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 しかもダイナミックに生みだされる「一人一宇宙」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ならば、なぜ「空間の圧倒的支配者」が生まれるのでしょうか?

 

 答えの1つは「支配者が権力に対する強力な臨場感を持っているから」。

私の「だまし討ち」体験でいうと、権力の世襲者はまるで生まれながらに特別な力を持っているかのように振る舞っていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

その結果、組織がガタついても問題の本質を理解することができず(スコトーマが外れない)、良心の呵責なしにひどい行為を行うことができました(ミラーニューロンが働かない)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11383670.html

 

 その言動に迷いはありませんでした。「〇〇のためなら、私は△△をしてもいい」という身勝手なブリーフ(=特権意識)が、強い臨場感とともに心に刻まれていたのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 人が強烈な臨場感により夢中になりながら何かを生みだすとき(Matrix)、そこにはとてつもないパワーが生まれる

 

おかげで、そのようなイメージを体感することができました。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 「だまし討ち」の抽象度はあまり高くはありません。しかし、それでもかなりのエネルギーが生じます。ならば、少しでも抽象度を上げることができたなら、どれほどのエネルギー(&創造性)を手に入れることができるでしょう。

 S-03-04:心のエネルギーは概念(情報空間)の階層の高低差から生まれる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 

 私が経験したケースでは、「臨場感空間の圧倒的支配」から逃げ出す人が少なくありませんでした。中には数日で辞めた人もいます。しかしながら、多くの職員は隷属し続けることを選びました。そして「だまし討ち」への加担

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25645972.html

 

 それがストックホルム症候群です。

ストックホルム症候群は恐怖によって引き起こされる心理現象であり、情報空間にホメオスタシスが働く人間にとっては誰にでも起こりうる現象です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 しかし、だからといって黙認することはできません。

  

臨場感空間の支配者への従属は新たな差別を生みだすから

生じた認知的不協和がますます怒りや憎悪を生みだし、争いを引き起こすから

コンフォートゾーンを崩す情報の隠蔽・改竄・排除を繰り返し、結局は破滅に至るから

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *「認知的不協和が生みだす怒りや憎悪のコントロール」についてはこちら↓

 S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

私には根底に「奴隷マインド」が存在しているように思えます。例えば21世紀の日本で「御恩と奉公」と平然と言ってのけるようなブリーフ...

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576769.html

 

 「奴隷マインド」の原因は「エフィカシーの低さ」にあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 そして、エフィカシーが低い本質的な理由は「ゴールがないから」。心から望み、自分中心を捨て、“現状の外”に設定したゴールが見いだせないからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 反対に言うと、ゴールを設定し、エフィカシーを高めれば、新たな現実を生きることができます。現実、そして人生のreloadです。そのためにコーチングがあり、コーチが存在しています。

 

今すぐゴールを設定してください。その先にはevolutionがあり、さらにはrevolutionがあります。

 

F-208につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 今思えば、私が経験した「だまし討ち」は「魔女狩り」だったのかもしれません。以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「現代版 魔女の鉄槌」より引用します。10年前に博士が示された未来は、残念ながら、現実化してしまっています。

 

魔女狩りから逃れる方法

 現代の魔女狩りに遭わない方法は、お金を儲けたい、お金が欲しい、という意識を消して、発信された情報に接することです。

 お金が欲しいという意識のまま情報に接すると、必ず、彼らのつぶやき戦略に取り込まれます。スコトーマの原理が働いてそれ以外のものが見えなくなり、それを繰り返すことによって、スコトーマがどんどん強化されていくからです。

 詐欺に最も騙されやすい人は、咽喉から手が出るほどお金を欲しがっている人だという話を紹介しましたが、このことは権力者もよく心得ています。彼らが仕掛けてくる罠の入り口で、最大のものはお金、そして地位、異性とつづくでしょう。人間に対する仕掛けは単純で、いつの時代もこの3つと決まっています。

 先に、「朝まで生テレビ」に出演した文化人たちが、トンデモ発言の大合唱をした話を紹介しましたが、お金が欲しいと思っていると、テレビで醜態を晒した彼らのように簡単に洗脳されるということです。もっとも、洗脳された人間は、それが醜態だとも、自分たちがB層だとも、思ってはいないことでしょうが。

 したがって、情報を受けとるときは、まずはお金に対する意識を消すことが重要です。それが魔女狩りに遭わないための鉄則であり、自分で考え、自分で判断するための力を蓄える道でもあるのです。

 なにせ、詐欺にお金を騙し取られるというのならまだマシな話で、彼らが騙し取ろうとしているのは、人間の人生そのものです。太古の昔から、奴隷とは、人生を騙し取られた人間のことを指すのです。

 本当の人生のゴールを達成したいなら、彼らが私たちを閉じ込めようとしている、限定された偽りの自由から、一歩でも踏み出すことが必要です。そして、自由の枠を広げ、その本当の手応えを掴んでいくことで、私たちは21世紀という暗黒時代を、堂々と闊歩していくことができるのだと思います。

 

 

-追記2

映画マトリックスシリーズの2作目「The Matrix Reloaded」は2003年に公開されました(日本は6月)。「自由の枠を広げ、その本当の手応えを掴んでいく」ことで覚醒した主人公ネオの挑戦と試練が描かれています。

 

 Hope, it is the quintessential human delusion.

 Simultaneously the source of your greatest strength, and your greatest weakness.

  希望は典型的な人間の妄想

  最大の強さの源であり、弱さの源でもある

ArchitectMatrixの設計者)

 

 

-関連記事-

PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

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PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

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F-061~:バイオパワー

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F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

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F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

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Q-192~:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410371.html

Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html


現代版 魔女の鉄槌

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Q-213:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味 <前編:臨場感という架け橋>

 

 今年(2021年)、新たな取り組みとしてオンラインセミナーをはじめました。

 I-0492021年度コーチング活動についてのお知らせ <第3報:オンラインセミナー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 前々回のセミナー(210808)のテーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 セミナー中、関連するワーク「ラベリング」を紹介しました。

 (ラベリングはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

そのラベリングについて、御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q他では、「ラベリング」の話も、早速実践しています。他の本にもあったかと思うのですが、認識に上がってきませんでした。夢の中でもラベリングするようになるというお話も興味深かったです。夢の中で見るくらい自分にとって普通であるという意図だったのか、コーチは見る夢さえもコントロールしているという意図だったかはわかりませんが、ワークを疎かにせず、コツコツ取り組んでいこうと思いました。

 

<前編:臨場感という架け橋>

 

A:「早速実践していますいいですね!

 Want to(~したい)だと創造性が発揮されます。Have to(~ねばならない)と比べると、なんと、生産性の差は10年間で756倍です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 Want toでいられるのは、ゴールがあり、エフィカシーが高いから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ラベリングをし続けることで、これからますます「I」が「R」化していきますよ。楽しみですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 

 セミナーの中で、私は「夢の中でもラベリングをしている」ことを話しました。

御指摘のとおり、それは「夢の中で見るくらい自分にとって普通である」という意味です。少し深掘りしてみましょう。

 

 「自分にとって普通」とは、コンフォートゾーン(CZ)の内側ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 もちろん、ゴール側のCZです。それは未来側のブリーフシステム(BS)ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 最初はゴール(未来)側のBSを強化するための取り組みとしてラベリングを行います。しっかり意識に上げながら。

 (「意識に上げる」はとても重要なキーワードです↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

そのたびにゴール側の重要度で目の前の世界を評価することになります。それは「未来の結果として“今”を生きる」ことです。未来から現在へと流れる時間の波に乗る感じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 ラベリングという行為が無意識下で行うhabitattitudeになる頃には、目の前の世界がゴールの一部に感じられるはず。ゲシュタルトができあがるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 苫米地博士の表現を引用すると、「『ゴール』と『現状の自我』という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられる」ということ。

 

 *自我はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 以下、博士の著書「『脳のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社より再販)から引用します。

 

現状の外のゴールは、ゲシュタルト能力によって叶う!

 そして、ここからが大切なのですが、ステップ7で私がゴールは現状の延長線上ではなく「現状の外に設定せよ」と述べたのも、実はまさにこのゲシュタルト能力を人間が備えているからです。

 「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられます。

 双方向性が働いて1個のゲシュタルトができるということは、その橋が架けられた状態がコンフォート・ゾーンになる。つまりそのゲシュタルトにホメオスタシスが働くということです。

 そうなればしめたもの、体の各部位や体全体が連動して展開することで歩行が実現するように、今の自分(部分)となりたい自分(全体)が双方向的に関わり合い一つの大きなフレームを瞬時につくり上げることができます。ゴールが見えなくても関係ありません。むしろ、ゴールが見えない方が、このプロセスの中でスコトーマがはずれ、ゴールに有用なものがどんどん現れ、ゲシュタルトがより強固になる。結果いつのまにか現状の外にある抽象度の高いゴールが叶うのです。

 これが、現状の外のゴールが叶うメカニズムです。

 私たちは本書で見てきたようにこの世に生まれ落ちたときから、さまざまな他者からの洗脳を浴び続けています。「現状の環境」と「自我」の間にゲシュタルトを築き、無意識にそこをコンフォート・ゾーンにして生きてきたといっていいでしょう。いわば、社会的洗脳状態というゲシュタルトを日々強化しながら生きているのです。

 しかし、それでは私たちが本来持つ無限のポテンシャルは発現できません。現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができるのです。

 引用終わり

 

 

 ラベリングを続けることでゴール側からすべてを認識していると、博士がおっしゃる「『ゴール』と『現状の自我』を一つのゲシュタルトにする」ことができます。それは「connect the dots」。理解が深まり、ひらめきが生まれ、さらに大きなゲシュタルトを生みだすチャンスを手に入れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そうなると、ますます目の前の世界はゴールの一部。

RASがゴールと関係するもの(T)だけを選択し、ゴールと無関係なもの(Nil)や情動(D)のトリガーとなるもの(ドリームキラーの言動など)をどんどんスコトーマに隠していくから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 目の前の世界はゴールの一部

いまだスコトーマに隠れている“未知のゴール”までも含めたゴールの一部

 

 それが“現実”です。ぜひ「ワークを疎かにせず、コツコツ取り組みw、そのような素晴らしい“現実”を手に入れてください。

 

Q-213につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

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Q-212:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか? <回答3KからSへ>

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか? いつも邪魔ばかりされています。どう対処するべきでしょうか?

 

<回答1:ゴール&リーダーの観点で>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26886756.html

<回答2:認知的不協和が生じると(ワーク付き)>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26933840.html

<回答3KからSへ>

 

A今は現状維持さえも厳しい状況です。社会がどんどんnervousになっていく中では、あなたがゴールやCZをうまく隠したとしても、ドリームキリングが生じかねません。ましてや、ゴールを公言しエフィカシーが満ち溢れるリーダーであれば、きっと今まで以上にひどい攻撃の対象となってしまうことでしょう。

 では、どうすればいいのでしょうか?

 私は、やはり、答えはコーチングの原点にある気がします。

コーチングの祖 ルー・タイスさんの言葉を紹介します。

 

 All meaningful and lasting change starts first on the inside in your imagination and works its way out into reality.  

 

すべての意味のある、永続的な変化は心の中のイマジネーションから始まり、やがて外側の現実を変えていく

 

 すべては自身のマインドから。

 

<回答1>で「“現状の外”にゴールがあるからドリームキラーが生まれる」ことを説明しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

その最初の一人であり、かつ最大のドリームキラーとなるのは、じつは、自分自身です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 なぜなら、ゴール側のコンフォートゾーン(CZ)をいち早く感じられる一方で、誰よりも強い臨場感で現状を認識しているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 目の前の世界は自身のブリーフが生みだしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 それは記憶が紡ぎだす世界。

他人や社会の価値観がたっぷり刷り込まれ、「うれしい」「悲しい」等の情動がしっかり紐づいた記憶のかたまりです。それは1つのゲシュタルトと考えることができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ホメオスタシスで強力に維持されるゲシュタルトです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 なので、ドリームキラーを敵対視する次元のままでは、決してうまくいきません。繰り返しますが、最大のドリームキラーは自分自身なのです。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 ぜひ、「ドリームキラー」をゴールに向かう上での大切な縁起と捉えてください。対立する存在(anti)ではなく、ゴールが生みだす重要な縁(with)だと理解してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 すると、ドリームキラー(K)がドリームサポーター(S)に変わっていきます。いつの間にか“ドリーム”に同調し、内部表現が書き換わり、共有するゴールを見つけだすから。

 Q-012:ドリームキラーを気にせずに前進するために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

 

 その共有するゴールの抽象度が上がっていくほど、“幸福”がどんどんひろがっていきます(withwell)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 それは“無敵”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 心が「競争」にロックオンしたままだと、いつまでも「世の中はドリームキラーばかり」ですよ。本当は「共想」であり、「協奏」であり、「共創」です。

 シンの「対処」は、まずは自身の心からはじまります。

 

 

 All meaningful and lasting change starts first on the inside in your imagination and works its way out into reality.  

 

すべての意味のある、永続的な変化は心の中のイマジネーションから始まり、やがて外側の現実を変えていく

ルー・タイス(Lou Tice 

 

 

 以上が私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

すると、ドリームキラー(D)がドリームサポーター(S)に変わっていきます。いつの間にか“ドリーム”に同調し、内部表現が書き換わり、共有するゴールを見つけだすから

 

 以下、認知科学者苫米地英人博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社より復刊)より引用します。

 

ドリーム・サポーターを増やす方法

 加えて、新しいコンフォート・ゾーンのイメージの臨場感が高まれば、自分が変わるだけではありません。周囲の人たちもあなたの臨場感に対してホメオスタシスが働き、あなたを応援する「ドリーム・サポーター」へと変わっていきます。

 「会社を辞めて起業したいのだが、妻が理解してくれない。その話をするたびに猛反対されてケンカになる」

 そういう人は、新しいコンフォート・ゾーンのイメージに対して臨場感が高まっていないのです。もし自分の中で十分に臨場感が高まっていれば、妻も、周囲のほかの人たちも臨場感に同調して、新しいコンフォート・ゾーンに向かってホメオスタシスが働き、応援してくれるようになるはずです。

 夢への挑戦を周囲から猛反対されているという人は、その人の中で新しいコンフォート・ゾーンのイメージへの臨場感がまだ低いということですから、そのまま挑戦しても成功する見込みは薄いでしょう。

 もし本人の中で本当に臨場感が高まっていれば、周囲からのドリーム・キラー的な雑音は減り、それどころか人々が支援してくれるようになるはずです。

 あなたに対する周囲の人たちの反応は、臨場感が十分に高まっているかを計る一つの指標となります。新しいコンフォート・ゾーンのイメージに対して臨場感が高まるほど、ドリーム・サポーターが確実に増えていくからです。

 

 

-追記2

 その共有するゴールの抽象度が上がっていくほど、どんどん“幸福”がひろがっていきます(withwell

 

 ひろがっていく“幸福(well-being)”について、こちらをどうぞ↓

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 

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S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

Q-078:お変わりありませんか? こちらは変わりなく過ごしております

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15835817.html

 

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