苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:縁起

F-268:「Classic」 後編;縁起+RAS&スコトーマ

 

 子どもの頃、私は「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて書いたのがこのブログ記事↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 そして、第2弾が前々回までのこちら↓

 F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

 “あの頃”とは80年代から90年代にかけて。

 そんな私の青春時代によく聞いていたのがカナダ出身のミュージシャン ブライアン・アダムス(Bryan Guy Adams1959~)です。

苫米地博士と同じ63歳にして現役バリバリのロッカーであり続けるブライアンは、今年(2022年)3年ぶりのアルバム「So Happy It Hurts」を発表し、最近ベスト盤「Classic」をカップリングした2枚組CDとして再リリースしました。

 その「Classic」を縁に湧き上がったインスピレーションを言語化します。

 

 前編;トリガー&アンカー+ゲシュタルトwith時間の流れ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30112410.html

 後編;縁起+RAS&スコトーマ

 

 

 前回御紹介したとおり、「Classic」では、昔の曲をオリジナルと同じように(アレンジなしで)演奏し、“あの頃”と同じように歌っています。60代となったブライアンの“今”の声で。

 

 そんな「Classic」誕生には、2つのきっかけ(縁)があったそうです。1つはレコード会社にマスターテープ返却を断られたこと。もう一つはテイラー・スウィフト(Taylor Alison Swift1989~)の存在です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 マスターテープ返却を断ったレコード会社とはユニバーサル(Universal)。20086月に米国のUniversal Studiosで火災が発生し、膨大な数のマスターテープが焼失したと噂されています。ブライアンのマスター音源も含まれていて、そもそも返却できない状況だったのかもしれません。そのような状況(case)に対してのブライアンの解決(plan)は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

じゃあ、新たに録りなおそう!

 

過去に囚われない未来志向で、この「Classic」の企画は動きはじめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 その時参考にしたのがテイラー・スウィフトだとブライアン自身が語っています。

 親子ほど年が離れた二人のつながりは意外ですが、20188月に行われたテイラーのライブにブライアンが飛び入り参加しています。二人で「Summer of ‘69」を歌っている映像がこちら↓

 Taylor Swift, Bryan Adams - Summer of ‘69 (Live from reputation Stadium Tour) - Bing video

  

 その翌年(2019年)、テイラーは過去に所属していたビッグマシン・レコードとスクーター・ブラウン(Scott Samuel ScooterBraun1981~)から過去の楽曲の使用を阻まれていることを公表しました。

 ことのはじまりはテイラーの“天敵”スクーターがビッグマシン・レコードを買収したこと。アルバムの原盤権を所有したスクーターから過去の楽曲を歌うことを禁じられたというテイラーは、過去作品を全て再録音することで楽曲の権利を取り戻すと宣言。そして、2008年発表の「Fearless」と2012年発表の「Red」の再録盤を2021年にリリースしました。

 きっとその一連の行動を生みだした“エネルギーと創造性”がブライアンに“感染”したのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 *“感染”のメカニズムはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 テイラーの話はなんとなく聞いていましたが、ブライアンの行動に大きく影響していたとは知りませんでした。「Classic」を縁にスコトーマが外れました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

スコトーマといえば、じつは、「So Happy It Hurts」は日本未発売。

 それなのに予約ができたのは、私のブライアンに対する重要度が高く、RASがオープンだったから。リリース情報をしっかりキャッチすることができました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 ところが、キャッチできていない重要な情報があったことを、このブログを書きながら知りました。「So Happy It Hurts」発売の1週間前に、ブロードウェイで上演されたミュージカル「Pretty WomanThe Musical」に提供した楽曲のセルフカバーがリリースされていたのです。さらに「Classic」の第1弾もその頃リリースされていました。

わずか1ヶ月の間に3つのアルバムが連続リリースされていたとは

 

 私にとってブライアンの重要度は高いはずなのに、なぜアルバム発売の情報を見逃したのだろう?

 

 止観して気付いたのは「重要度の違い」。もっと正確に表現すると、「一段低い抽象度での重要度の違い」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

じつは「So Happy It Hurts」以外の2つはデジタルリリース。

 私のRASCDという物理的実体である「So Happy It Hurts」はキャッチしましたが、情報的存在であるデジタル版の「Pretty WomanThe Musical」と「Classic」は逃しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 過去の情動記憶によって作られたブリーフが強固だからでしょう。CDという情報記録媒体へのこだわりの強さが、デジタル版の存在をスコトーマに隠してしまったに違いありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 じつは私が初めて購入したCDはブライアン・アダムスのアルバム。ずっと欲しかったCDプレーヤーをやっと手に入れた時、最初の1枚に選んだのが「Reckless」でした。

ドキドキしながら封を開け、キラキラ光るCDを慎重にトレイに載せ、再生ボタンをプッシュ。すぐに聞こえてきた「One Night Love Affair」のイントロ

 

 “あの日”の感動は、今もはっきり覚えています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 あれから40年ほどの時が流れ

若者とも楽しげに交流し、デジタル化にも余裕で適応しながら、今もエネルギッシュに活動し続ける“18 Til I Die”のブライアン・アダムスは、今も私の中で輝き続ける“Star”です。

 F-038~:「若いうちはやりやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 ブライアン・アダムスに関する小ネタを4つ。

 

 今年(2022年)、日本でも大ヒットした「Top GunMaverick」。その1作目は1986年に公開され大ヒット。ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)が歌う主題歌「Danger Zone」も大ヒットしました。じつは、最初に主題歌のオファーを受けていたのはブライアン。作品のコンセプトを知った直後に断ったそうです。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 「Top Gun」は断ったブライアンですが、その後手掛けた映画の主題歌が大ヒットします。「(Everything I doI do it for you」(ロビン・フッド/Robin HoodPrince of Thieves1991年)、「Have You Ever Really Loved a Woman?」(ドンファン/Don Juan Demarco1995年)、「I Finally Found Someone」(マンハッタン・ラプソディー/The Mirror Has Two Faces1996年)等々。
 私にとっての特別な1曲は「All For Love」(三銃士/The Three Musketeers1993年)。スティング(Sting)、そしてロッド・スチュワート(Sir Roderick David Rod Stewart)との夢のようなコラボ曲です↓

 (174) Bryan Adams, Rod Stewart, Sting - All For Love (Official Music Video) - YouTube

 

 「サントラ職人」とまで評されたブライアンですが、映画関連楽曲を集めたベスト盤の発売は拒み続けているそう。その理由は「バラードばかり」だから。

Rock」がセルフイメージであり続けるブライアンにとって、人々から「Ballad」というイメージで見られることは受け入れられないのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 最後の小ネタも映画関連。私の大のお気に入り ハンス・ジマー(Hans Florian Zimmer)と映画「SpiritStallion of the Cimarron」でコラボしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

もう1つ追加します。ブライアンの“夢のコラボ”といえば、やっぱりこちら↓ It’s not funnyw

(174) Bryan Adams and Tina Turner - It's Only Love - YouTube

 

その15年後が↓

 (174) Tina Turner & Bryan Adams - Live London (1999) - Full Performance I HD 1080p - YouTube

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

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 R4.11/27に開催する予定だった第8回(「現状の外」)は、急なスケジュール変更のため中止とさせていただきます。御了承ください。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-064:「第九」に込められたベートーベンの思い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14248557.html

F-076Ya Ya(あの時代を忘れない)

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F-128Fading Like a Flower

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21580684.html

F-225Don’t look back in anger

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28015120.html

F-252It’s my life~No goals, No life~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html

 

classic




F-266:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.10(最終話);「傲慢」を克服し「心の力(The Power of Mind)」を引きだす縁起>

 

 子どもの頃、私は「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて書いたのがこのブログ記事↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 私の経験でいうと、「不安と不満のはざま」を抜け出した後には、さらに大きな試練が待ち構えています。その試練とは「不満と傲慢のはざま」。それは「自由と隷属のはざま」であり、「希望と絶望のはざま」「幸福と不幸のはざま」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 では、ゴールが生みだす不満をエネルギーと創造力に変え、自由を貫き、希望を抱きながら幸福に生ききるためにはどうすればいいでしょうか?

 傲慢を改め、隷属から抜けだし、絶望や不幸を克服するために何を心がけるべきでしょうか?

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です。

 

 vol.1;「不安と不満のはざま」を抜けだした後に待つ試練

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29576555.html

 vol.2;スコトーマを生みだす/外すポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29646619.html

 vol.3;知らないことは認識できないのに新しい知識を得ることができる秘密

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29695715.html

 vol.4;「Connecting the dots~ゲシュタルト、フレーム、スクリプト~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29738652.html

 vol.5;ゲシュタルトの再構築とフレームワーク -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29803282.html

 vol.6;ゲシュタルトの再構築とフレームワーク -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29847568.html

 vol.7;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29906587.html

 vol.8;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29951903.html

 vol.9;“初心”とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 vol.10(最終話);「傲慢」を克服し「心の力(The Power of Mind)」を引きだす縁起

 

 

 “初心”=ゴール側を保ち続けることが「素直さ」であり、「傲慢」を克服する秘訣である

 

 前回は「インテンショナリティ(intentionality)」について、苫米地博士の言葉を引用しながら説明しました。

 

 行動でも思考でも「次に何をするか」という将来に対する自分の意図がインテンショナリティです。そして、そのインテンショナリティが「オリジナル」を決め、さらには「存在の意義」を決めます。

 

 インテンショナリティが「オリジナル」を決め、さらには「存在の意義」を決める

 

 この部分はとても重要です。

 なぜなら、ほとんどすべての人が「オリジナル」ではないから。

 

思考を生みだすブリーフシステムは、他者の判断や社会の価値観によりつくられています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 よって、今思う自分の「存在の意義」も、元は誰かの判断や価値観です。それは誰も自身の人生を生きてはいないということ。厳しくいうと「無人運転」、よくて「自動運転」です。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 インテンショナリティが「オリジナル」を決め、さらには「存在の意義」を決める

 

 この部分はとても重要です。

 なぜなら、「存在の意義」は人の心の根源にある死の恐怖と大いに関係するから。

 

死の恐怖の正体は「自己喪失感」。自己喪失感には、「自分という存在そのものが消えてなくなること」と「自分という存在の価値がこの世から消えてしまうこと」の2つがあります。

 PM-04-14~15:抽象度を上げて死を克服するワーク(Total Happiness

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8431066.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8431170.html

 

 じつは、宇宙と自我は同じもの。宇宙が消えない限り、死んでも自我は消えません。したがって、「自分が消えてしまうという自己喪失感」はまったくの杞憂です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 もう一つの「存在の価値が消えるという自己喪失感」に悩むのなら、今すぐに価値ある機能を見つけ、しっかり役に立つことを考えましょう。「存在の意義」を考え抜き、実践することそのものが救済になります。

その途中で、きっと新たなゴールを見つけるでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 苫米地博士は「生と死の取扱説明書」(ベストセラーズ)の中でこのように語られています。

 Q-270:薬をやめることはできますか? <後編;plan-side(ワーク付)>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29241226.html

 

 

 もしあなたが、宇宙にとって普遍的な機能を果たすことができたなら、あなたが無価値になることはありません

 

 

「生」と「死」の取り扱い説明書

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 行動でも思考でも「次に何をするか」という将来に対する自分の意図がインテンショナリティです。そして、そのインテンショナリティが「オリジナル」を決め、さらには「存在の意義」を決めます。

 

そのインテンショナリティは、「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(サイゾー)内で苫米地博士が新たに提案された「スピリチュアリティ」のゴールとも重なります。

私が重要視しているのは、「スピリチュアリティ」というカテゴリ、あるいは「抽象度」というカテゴリのゴールを追究し続けるという覚悟。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

「『抽象度』というカテゴリのゴール」とは、例えば「抽象度を上げる思考をし続ける」というものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その覚悟が「傲慢」を自ら克服し、さらなる「心の力(The Power of Mind)」を引きだす縁起となります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

このシリーズで私が伝えたかったのは「心の力(The Power of Mind)」のすばらしさ。

 

 誰もが、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。その臨場感が「心の力(The Power of Mind)」。その正体は誰もが持つホメオスタシス(Homeostasis)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 

 それは縁起の力でもあります。ヒーリングやコーチングのパワーの源泉となる「縁起力」です。

 

 最後に、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ。」(TAC出版)から引用します。

 

 

ゴールが生みだす不満をエネルギーと創造力に変え、自由を貫き、希望を抱きながら幸福に生ききるためにどうするか?

 傲慢を改め、隷属から抜けだし、絶望や不幸を克服するために何を心がけるか?

 

 

 その答えをしっかり感じながらお読みください。Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 たくさんの知識を得て深い世界観を持つようになって初めて遠くにあるゴールが見えてくる

 私の場合をお話ししましょうか。

 私は機能脳科学の学者であり、脱洗脳の専門家であり、天台宗で出家した仏弟子であり、さらに今、故ルー・タイスと共同で作り上げたコーチング理論である「TPIE」を普及させる活動を行っています。

 そして、すでに本書やいろいろなところで公言している通り、私の人生のゴールは「差別と戦争のない世界を作ること」です。

 10代や20代の頃を振り返りますと、私は自分が今のような生き方をするとは思ってもいませんでした。

 少年の頃はミュージシャンになろうと思っていたこともあったし、20代で三菱地所に勤め、アメリカに留学していたときには、「映画監督になろう」と考え、映画専門学校に通ったこともありました。

 そんななか、アメリカで認知科学を学ぶうちに「仮想現実の臨場感」というテーマに関わるようになり、帰国してオウム真理教信者の脱洗脳を行うことになったのがきっかけで深く仏教を勉強することになりました。そうやって釈迦の哲学を勉強するうちに出家することになり、たくさんの知識のゲシュタルトを身につけるようになったのです。

 その後、社会人と子どもたちの自己実現を助け、人生の高いゴールを達成する科学的な方法の普及という現在の活動へと私を導き、私自身も40代になってからさきに述べた人生のゴールを見出すようになりました。

 私がそうした人生のゴールを見出したのも、私がたくさんの知識のゲシュタルトを作ってきたからです。

 自分の経験を踏まえて読者のみなさんにいいたいことがあります。

 

 みなさんの中には「私はすでにしっかりした世界観を持っている」と思っている人も多いかと思います。しかし、その世界観はまだまったく不十分で、完成されていないパズルのようなものです。

 

 まだはめていないパズルのピースは、自分に無関係と思い込んで、そのまま放置されている部分です。確かにその部分の知識を持っていなくても仕事に支障はないし、逆に、その部分の知識を持ったところで、仕事や出世に直接役立たないかもしれません。だからこそ、まだ、ピースがはまっていないのでしょう。

 ところが、はめていないピースをそのままにしていると、そのパズルはいつまでたっても完成しません。パズルが完成しないということは、確固とした世界観を持てないということだけではなく、本当に心から実現したい自分の望みは何かということについても、理解が届かないことなのです。

 遠くにありながら本心から実現したいゴールは、はまっていないパズルのピースが目立つ世界観によって見出すことはできません。たくさんの知識のゲシュタルトが身につき、十分に深い世界観を持つようになって、初めて遠くにあるゴールが見えてくるわけです。

 そしてそのパズルは、縁起を理解し、抽象度を上げていくことで、新たにどんどん見つかっていくことと思います。

 これは人間関係を考えるうえでも同様です。ゲシュタルトを構築し、ゴール設定をし、抽象度を上げていくと、これまでの自分とは異なる世界が見えてきます。

 これまで居心地がよかった場所から、突き抜けることになります。そうなったあなたは、今悩んでいる個々の人間関係の悩みも様変わりしているはずです。

 引用終わり(続きは博士の著書でどうぞ)

 

 

 最後にもう一度。

 

ゴールが生みだす不満をエネルギーと創造力に変え、自由を貫き、希望を抱きながら幸福に生ききるために、何を行いますか?

 傲慢を改め、隷属から抜けだし、絶望や不幸を克服するために、何を心がけますか?

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 第8回目(R4.11/27開催)のテーマは「現状の外」。こちらで御確認ください↓

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一緒に楽しみましょう!

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PM-00~The Power of MindⅠ(序章)

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F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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Q-291:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.11;縁起的コミュニケーションのために>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、ドーパミン分泌のモニタリングについて、モニタリングの意義について確認し、さらに抽象度を上げながら考察しました。

 今回が最終回。思いっきりシンプルにまとめたいと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29889767.html

 vol.9;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29916746.html

 vol.10;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29942186.html

 vol.11;縁起的コミュニケーションのために

 

 

A11認知科学者 苫米地英人博士は、「感情が起こるメカニズム自体はそれほど重要ではない」と語られています。博士が大切だとされているのは「文脈」。

 

 感情の「文脈」を理解し、娯楽として楽しむこと

 そして、ゴール達成のために感情をコントロールすること

 

 その「文脈」について、苫米地博士はこのように語られています。

 以下、博士の著書「ビジネスで圧勝できる脳科学」(サイゾー)より引用します。

 

 

ビジネスで圧勝できる脳科学

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知らないことを見えるようにする

ところで本を読む目的として「新たな知識の習得」を挙げる人がいます。しかし、そんなことはできません。人間は原則として「知らないことは認識できない」からです。普通の本の読み方では読んだつもりになるだけで、「新しい知識」はほぼできないのです。

もちろん、どんな本からでも「情報」は得られます。しかし「情報」と「知識」は違います。情報は「一定の文脈で意味をもつもの」を指す概念。あらゆるものがそうなりえます。

 ゲシュタルトを思いだしてください。ゲシュタルトができると、知識がないものも認識できると書きました。つまり、知識とゲシュタルトを組み合わせた「文脈」の中で認識が生まれるのです。図式化するとこうなります。

 

 情報(入力) → 文脈(知識+ゲシュタルト) → 認識

 

 つまり、100冊読書は「知らないことを見える化する」トレーニングなのです。

 ちなみに、「毎月100冊も本を買うのは出費がかさんで大変」という人は同じ本を何度も読み返しても構いません。何度か読んでゲシュタルトができると、次に読み直したときに細部の意味までわかってきます。いい本だと思った本は何度も読み返しましょう。

 引用終わり

 

 

 苫米地博士が語られる「文脈」とは、「知識とゲシュタルトを組み合わせたもの」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 では、「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったプラスの五大感情を認識として生みだす文脈(知識+ゲシュタルト)とは何でしょうか?

「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」ために、どうやって文脈(知識+ゲシュタルト)を生みだせばよいのでしょうか?

 

 

 その答えはすでにコーチングの祖 ルー・タイスさんが教えてくださっています。

 

 All meaningful and lasting change starts first on the inside in your imagination and works its way out into reality.

 

 Goal comes first. Reality is second.

 

 そう、ゴール。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 すこし詳しくいうと、文脈とは「ゴール側の縁起」。新たな文脈=新たな縁起を生みだす行為が「ゴール設定」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ゴールのポイントは、1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定する。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 縁起の観点でいうと、ゴールのポイントの中でもとくに意識に上げるべきなのが「2)自分中心を捨て去る」。復習ですが、「意識に上げる」とは「無意識の意識化」であり、Rゆらぎを引き起こすモニタリングのことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 苫米地博士はモニタリングがいわゆる「無の境地」であると喝破されています。さらに抽象度を上げていうと、無と有を包摂した空を志向する「空の境地」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

 「空の境地」でRをゆらがせながら臨場感豊かに作り上げるものが「ゴール側の縁起」。自分中心を捨てながら新たに構築する縁起とは、未来の社会であり、夢のような世界(w1)のこと。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 そんな「ゴール側の縁起」を「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったプラスの五大感情でいっぱいにするために何らかのゴールを設定すると、目の前の現実世界でやるべきこと(エンドステート)は「自分以外の人を喜ばせる」になり、そのための具体的な行動(コース・オブ・アクション、COA)が自然に決まります。

COAとは「想定される状況を吟味した上での、そのいくつかの状況下で行うべき行動パターン」のことです。

 Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 シンプルにいうと「目の前の人を笑顔にする」

 

「笑顔」には、じつは、とんでもない秘密が隠されています。

 F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

 

 今シリーズ通じてのテーマである「ドーパミン」との関連でいうと、なんと笑顔になるだけで中脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや、VTAVentral Tegmental Area)というドーパミン神経系の拠点が刺激されます。

腹側被蓋野が刺激されると、ドーパミン分泌(放出)がおこります。

 すると、腹側被蓋野の先にある腹側線条体の側坐核(そくざかく、NAccNucleus accumbens)が刺激されます。側坐核は快楽や幸福感を司る部位です。

そこが刺激されることで、幸せな気持ちになるとともに、イライラがおさまっていきます。

 

 *こちらもどうぞ↓

 Q-076180804 医療講演会レポート vol.4:コーチングが“痛み”に有効な理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15549035.html

 

 最後に、ぜひ取り組んでいただきたいワークを再度紹介します。とても簡単なワークなので、常に意識に上げて行ってください。

 

 そのワークとは「いつも微笑んでいる crack a smile!」

 

 …smileとは内から湧き出るもの。

ルーさんの「starts first on the inside in your imagination」とマザー・テレサの「Peace begins with a smile」を合わせて考えると

 

ゴール→イマジネーション→笑顔→ドーパミン↑/イライラ↓→幸せ→平和

 

 笑顔は「戦争と差別のない世界」への、そして「戦争と差別という概念さえない平和な世界」への第一歩。さぁcrack a smile

 

 ゴールの臨場感をしっかり感じているあなたのsmileは、きっと目の前の人を笑顔に変えるでしょう。私たちのホメオスタシスは同調するから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 笑顔は心の平和となってひろがり、未来は“無敵”になっていく

 

 苫米地博士に学んでいる私たちの「ゴール側の縁起」には、そんなw1がひろがっています。

 PM-01-18~20:“無敵”の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 

 とても長くなってしまいましたが、いただいた御質問を縁に得たインスピレーションを言語化してみました。皆さまと縁ある方々のsmileのために。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

すこし詳しくいうと、文脈とは「ゴール側の縁起」。新たな文脈=新たな縁起を生みだす行為が「ゴール設定」です

 

 苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ『縁起人』として生きろ。」(TAC出版、p199)から引用します。ぜひ「ゴール」を意識に上げながら読んでください。

 

 

 縁起的コミュニケーションと協調性

 縁起人とは、「他人の幸せのために動ける人」です。

 ということは、「協調性があり空間を生みだす人」、ともいえます。協調性の意味は、一般的に「異なる環境にいる者が、互いに助け合いながら、同じ目標に向かって任務を遂行する素質」のことをいいます。

 生活するにあたって、協調性が必要とされるシーンは数多くあります。たとえば、ビジネスシーンで、プロジェクトを進めなければならない場合。子どものために、小学校では他の子の保護者とPTAとして働かなければならない場合。たとえ子どもでも、クラスで文化祭などの催し物がある場合に、その準備などでみなと協力しなければならない機会があるでしょう。そういうときに、協調性がないと、周りに迷惑をかけることになってしまいます。

 しかし、一般企業の入社試験を受ける際、「協調性がある」ことをアピールすると、「主体性がない」と思われるとして、そういう自己PRを勧めない就職活動の書籍もあったりします。一方、自己主張の強い人間をよしとする傾向のある欧米では、自己の意見を主張する人間が好まれたりもします。日本は稲作文化で、長い間村全体で助けあって作業してきた背景があるので、その伝統で協調性がある人間がよしとされている側面もあります。

 

 こういう場合の「協調性」は低い抽象度で使われているので、要注意です。

 たとえば、あなたがアーティストや研究者だったとしましょう。そういう人は、協調性よりも、卓越した技術や類まれなセンスが必要とされます。「ここをもっとこうして欲しい」という意見を、ガンとしてはねつける意志の強さを協調性のなさとされます。

 しかし、あなたが会社や組織に属して仕事をしているなら、職場の人間関係で波風を立てないことは会社員として当然のルールです。そうなると、波風を立てない人が協調性があるということになります。実際、自己主張の強い欧米型の人材は、外資系でもない限り、たいがいは会社で「波風を立てる面倒くさい存在」として敬遠されているものです。

 私がいう協調性はもっと抽象度の高い概念だと、これまでの文脈から理解されたと思います。

 「本来の意味の協調性」を高めるには、どうしたらいいでしょうか?

 それは「一緒に仕事を行うチーム全員で同じゴールを目指す」ことです。そうすることで、自然と強く協力し合えるブリーフシステムが機能します。そうすると、協調性が高い行動を自然に行えるようになるのです。

 引用終わり

 

 

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 第8回目(R4.11/27開催)のテーマは「現状の外」。「現状の外」はゴールのポイントの1つですが、なかなかわかりづらい(実感しづらい)概念でもあると思います。

そこで今回のセミナーではたっぷりと時間をかけながら、シンプルに「現状の外」を追求します。お楽しみに。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

PM-07-09~11:「平成」という元号に埋め込まれたコード

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16541640.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

F-123:「I」を「R」に実装する ~苫米地博士によるFederation of Cyber States(サイバー国連邦)設立提案~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_393431.html

F-158~:無我夢中

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 

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F-263:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.7;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し -前編-

 

 子どもの頃、私は「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて書いたのがこのブログ記事↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 私の経験でいうと、「不安と不満のはざま」を抜け出した後には、さらに大きな試練が待ち構えています。その試練とは「不満と傲慢のはざま」。それは「自由と隷属のはざま」であり、「希望と絶望のはざま」「幸福と不幸のはざま」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 では、ゴールが生みだす不満をエネルギーと創造力に変え、自由を貫き、希望を抱きながら幸福に生ききるためにはどうすればいいでしょうか?

 傲慢を改め、隷属から抜けだし、絶望や不幸を克服するために何を心がけるべきでしょうか?

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です。

 

 vol.1;「不安と不満のはざま」を抜けだした後に待つ試練

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29576555.html

 vol.2;スコトーマを生みだす/外すポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29646619.html

 vol.3;知らないことは認識できないのに新しい知識を得ることができる秘密

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29695715.html

 vol.4;「Connecting the dots~ゲシュタルト、フレーム、スクリプト~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29738652.html

 vol.5;ゲシュタルトの再構築とフレームワーク -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29803282.html

 vol.6;ゲシュタルトの再構築とフレームワーク -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29847568.html

vol.7;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し -前編-

 

 

前回は、フレームによりできるスコトーマを外すための「フレームワーク」=「ゲシュタルトの再構築」について説明しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 「ゲシュタルトの再構築」とは“超越”のこと。より大きなゲシュタルトを構築するほど、「傲慢」を克服することができます。

 F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 ただし、「傲慢」を克服したかに思えたとき、それと同時に危険な“落とし穴”が生じます。

今回はその“落とし穴”を明らかにすることがテーマ(case-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 先に答えをいうと、“落とし穴”とは「知の呪縛」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

「知の呪縛」とは、「知識が増えることで新たに生じるスコトーマ」のこと。前回紹介したワークによりスコトーマを外していくほど、新たなスコトーマが生じさらなる飛躍を妨げてしまうことがおこりえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

経験を積んだ人(ベテラン)、「うまくいった」と自信(過信)がある人、あるいは組織図で上に位置する人ほど、大切なことがスコトーマに隠れてしまい“裸の王様”になっていることが少なくありません。具体的な例がすぐに思い浮かぶはずw
 …
それが「知の呪縛」の状態です。

(「知の呪縛」の遙か手前で「無知」により“裸の王様”化しているケースもあります↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

優れた先人はこの事実に気がついていました。

 

例えばヘンリー・フォード(1863~1947年)。米フォード・モーターの創設者です。

フォード社では職員の採用方法がユニークでした。会社が採用候補者に尋ねたのは氏名、年齢、配偶者の有無、働く意欲があるかどうかだけ。英語を話さなくても、犯罪歴があっても関係ありませんでした。事実として、フォード社には盲目の人やろうあ者、片足や片腕のない人達が、健常者と同じ賃金で雇われていたそうです。

このような開かれた考え方は、現在では当たり前のことかもしれませんが、1920年代においてはかなり珍しいことでした。まさにNot Normal

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5305837.html

 

しかし、そんなオープンな採用基準であったのにもかかわらず、フォードは「専門家」は雇いませんでした。フォードの著書には「専門家は物事に対して最初からできるはずがないと決めつけてかかることが多い。それよりも、先入観なしに“問題に飛び込んでいく愚か者”の方が好きだ」と書かれています。

 (“問題に飛び込んでいく愚か者”の一例はこちら↓  江戸の時代を生きたNot Normalな先人です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533150.html

 

医療現場に限らず、社会はますます「専門家」の集まりになっています。情報量がどんどん増え続け、(情報)宇宙自体が抽象度が下がる方向に拡張し続けているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

今の時代、フォードのように「専門家」を排除するだけでは解決しないでしょう。

では、どうすればいいのでしょうか?

 

“問題に飛び込んでいく愚か者”であり続け、知識により作られてしまう限界を突破し、さらに大きく進化・向上し続けるために、何を心がけなければならないのでしょうか?

 

 

私が思う「心がけ」はとてもシンプル。

参考にPanasonic創業者 松下幸之助さん(1894~1989年)の言葉を紹介します。「経営のコツここなりと気づいた価値は百万両」(PHP研究所)からの引用です。

 

松下幸之助さん(Wiki.、1960年代)

1960年代初期頃

Wikipediaより引用

 

 

 ひとつの心がまえとして、やはり素直な心にならなければいけないと思います。自分の利害や感情、欲望といったものにとらわれない素直な心にいつもなるということです。そうすれば、人から意見を聞いたような場合でも、「そうですか。じゃあひとつやってみましょう」ということが、ごく自然に言えます。ところが、なまじ学問をして知識や技術を知っていますと、それにとらわれて、人の言うことでもなかなか素直に聞けない。そのために経営のコツを悟るのにも時間がかかる。そういった姿が少なくないのではないでしょうか。

 素直な心については、私は以前から、その大切さを人にも言い、自分自身にも言い聞かせて、その向上に努めているのですが、常住坐臥、常に素直な心になることができれば、人間というものは、物事の本当の姿、実相を見ることができるようになって、あたかも神のようにといってもよいほど、強く正しく聡明になることができると思います。

 そうなれば、商売や経営において何が大切かといったことも的確につかむことができましょうし、人を生かしていくにはどうすればよいかというようなことも、その時々に応じて正しく判断できるようになるでしょう。それは経営のコツを会得した姿にほかならないと思います。その意味では、素直な心になるところにこそ経営のコツを得るコツがあるといっても決して過言ではない気がしています。

引用終わり

 

 

そう、「知の呪縛」を打ち破るための心がけとは「素直」。「傲慢」の正反対にあるといえる心の状態です。

 

F-264につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です

 

伝えたいのは「心の力(The Power of Mind)」のすばらしさ。

 

 誰もが、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。本当は。

その臨場感が「心の力(The Power of Mind)」。その正体は誰もが持つホメオスタシス(Homeostasis)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そして、それは「縁起」の力でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ。」(TAC出版)より引用します。

 

 

 縁起を理解していない者はリーダーになってはいけない

 いうまでもないことですが、この世の中、縁起のことをわかっていない人がリーダーや指導者の立場になってはいけません。なぜかというと、他人に多大な迷惑をかけてしまうからです。

 縁起のことがわかっていない人物がリーダーになると、その行動は独善的なものになってしまいます。なぜなら、彼らは、自分の持つ価値観や物差しが絶対的に正しい、と信じて疑わないからです。

 国民のことを微塵も考えない人たちがリーダーでは困ります。彼らには、彼らが全面的に正しいと信じている経済学者や経済理論が存在し、それが絶対的に正しいと考えています。そうではなく、たとえば中小企業で働く大多数の労働者がどういう境遇であるかに興味を持つ人でないといけません。

 

 リーダーの立場にいる人が、本質を見誤ってはいけないということです。

 下にいる人間は、自分たちのリーダー的立場の人物が本物かどうかを見抜かないといけません。

 その最低限の指針が「縁起を理解しているかどうか」だと、私は思っているわけです。縁起の理解はリーダーの最低条件です。

 引用終わり

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29723230.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-078~:ヘンリー・フォードの教え

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_342433.html

F-160~:コーチの視点で考察する“青春” ~心の若さと体の関係~

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Q-086181122福祉講演会(鹿児島県)- 08

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Q-243~:続・気楽に生きたいのですが… ~「気楽に生きる」ということ~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418403.html

 

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Q-289:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.9;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」理由>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、ドーパミン分泌のモニタリングについて、そしてモニタリングの意義についてまとめました。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29889767.html

 vol.9;「ストレスフリーでマインドのコントロールがうまくなる」理由

 

 

A9:前回は「ストレスフリー」に潜む3つの“罠”についてまとめ、苫米地博士の著書「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(イースト・プレス)から引用しました。

 

 苫米地博士は「ある程度のストレスとは、抽象度の高い思考をすること」「抽象度を上げるためには煩悩に逆らう必要があるので、脳に適度なストレスを与えることができる」と書かれています。

 

 つまり、「抽象度の高い思考で自らストレスを生みだすこと」が苫米地式「ストレスフリー」!

 

 では、どうしたら「抽象度の高い思考で自らストレスを生みだすこと」ができるのでしょうか?

 

 

 答えはシンプル。

そう、ゴール設定です。ゴールのポイントは3つ。1)心から望み、2)自分中心を捨てながら、3)現状の外に設定する。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

1)心から望み」の主語は「私」ですが、その「私」とはこれまでの記憶でつくられる「私」のことではありません。このままでは絶対に達成できない(=現状の外)ゴールを達成している未来側の「私」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そんな未来側(w1)のイメージ(=コンフォートゾーン)を、アファメーションやビジュアライゼーションを用いて強化し続けていると、やがては未来側のイメージが現実化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それがこの連載で繰り返しお伝えしている「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「無意識の意識化」であるモニタリングと「ゴール側からの再評価」であるラベリングを“無意識”に行えるようになると、目の前のすべてがゴール実現のための縁(T)に感じられ、「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」ようになります。すると、「I×V=R」が自由自在。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

その秘訣を明かす前に、今回は「ますますマインドのコントロールがうまくなる」理由についてお話しします。

 キーワードは「理不尽度」「セルフコントロール」「情動のコントロール」です。

 

 

 まずは「理不尽度」から。

 前回も取り上げた「ストレス」ですが、じつは、ストレス源(stressor)そのものの程度とは必ずしも相関しません。すべて自分のマインド(脳と心)次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 むしろ「ストレス」と相関するのは「理不尽度」の方。理不尽度が大きいほどストレスは大きくなり、理不尽度が小さいほどストレスは小さくなります。

 その理不尽度は「自己責任感の大小」で決まります。何らかの出来事に対して「自分にも責任がある」と感じる人にとって、その出来事の理不尽度は小さくなり、ストレスも小さくなります。反対に、「自分には責任がない」と考える人にとっては、理不尽度は大きくなり、ストレスも大きくなってしまいます。

 S-04-06~07:心に深い傷を負う理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22746255.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 では、「自己責任感の大小」は何が決めるのでしょう?

 

 私は「縁起空間のどこまでを自分とするか?」が決めると思っています。それはつまり、自分自身による“自我”の定義づけ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 部分関数としての自我が拡大・拡張するほど、自己責任感が大きくなり、理不尽度が下がり、ストレスが軽減していきます。その過程はゴールのポイント「2)自分中心を捨てる」と重なります。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その自我、すなわち「縁起空間のどこまでを自分とするか?」のコントロールが、私がイメージする「セルフコントロール」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 最後は「情動のコントロール」。

 自我を拡大・拡張していくと、「ファイト・オア・フライト」と呼ばれるような情動優位状態の制御が上手くなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

抽象度が上がった結果、本能的な大脳辺縁系を前頭葉前頭前野でコントロールできるようになるからです。それは「動物的衝動を理性でコントロールする」ということ。

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 もちろんそれは重要なことですが、ここで私がお伝えしたい「情動のコントロール」はもっと身近な話w

以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版)より「記憶のパレット訓練」に関する部分を引用します。

 

 

 ●「気持ちいい体験」を強化する!

 次に何をやるかというと、その一つを強化してください。といっても人間の無意識というのはバカなので、いきなり二倍にすることはできませんが、一割増しずつなら強化していけます。

 物理の世界の気持ちよさには、限度があります。たとえば大好きな彼氏彼女と、気分も体調も最高のときに、超高級ホテルで最高の夜を過ごした、というようなことはそう簡単にはありません。また体感にも限度があります。しかし記憶の世界、心の世界、仮想の世界は限界効用が無限の世界です。逓減しない世界です。

 先ほどお話ししましたが、人間の無意識はバカなので、現実の体験をいきなり二倍強くしようとしてもできませんが、一割増しくらいであれば、簡単にできます。一割増しずつやっていけば、結果二倍にすることは可能です。

 二倍くらいになるまで、やってみてください。結構時間がかかるかもしれません。そして絵の具に触れたときに、いつでも二倍に強化された記憶の体感が出てくるようにしてください。

 次に、その五個の絵の具からランダムに二個を取り出します。これを合成して、理想的な気持ちいい体験を作り出します。二個組み合わせるのに成功したら、次は三個、四個、五個と組み合わせてください。

 仮想化から仮想への変換は、元がどこから来たのかわからないほど再合成されたり、細分化されたときに起こります。仮想化現実が仮想現実になります。

 それまでは現実の中に仮想世界が入り込んだ仮想化現実です。プライミング訓練は、仮想化から仮想に変える訓練を同時に行います。五つぐらいの体感を使うと、どこからどれが来たのか、わからなくなります。

 そして、プライミングをストーカーレベルにまで強化します。そのために秘密のパレットを使います。

 引用終わり

 

 

 私がお伝えしたい「情動のコントロール」とは、「体感の強化」のこと。Q-285vol.5)で紹介した主観を客観化するための「NRS」を用いながら、「今、喜び『6』だな」を「「今、喜び『6.1』だな」→「『6.2』だな」→「6.3」→→「6.9」 →「今、喜び『7』だな」と段階的に強化していくことができます。

 

 そうやって「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったプラスの五大感情を自由に操れるから、「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」ことができます。

 もちろん、「I×V=R」も自由自在。かつての夢はどんどん現実化していくでしょう。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

Q-290につづく)

 

 

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-関連記事-

F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

F-117Field of Dreams

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

F-252It’s my life~No goals, No life~ <ワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

 

 

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Q-288:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 これまでドーパミン分泌のコントロールについて、ドーパミン分泌のモニタリングについて、そしてモニタリングの意義についてまとめました。さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29732925.html

 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29757834.html

 vol.4;ドーパミンをモニタリングする -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

 vol.5;ドーパミンをモニタリングする -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

 vol.6;モニタリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 vol.7;モニタリング&ラベリングの意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 vol.8;「ストレスフリー」に潜む“罠”

 

 

A8:「無意識の意識化」であるモニタリングと「ゴール側からの再評価」であるラベリングを“無意識”に行えるようになると、目の前のすべてがゴール実現のための縁(T)に感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 そうなると、絶望的な状況であっても希望を見つけることができ、苦境の最中でも「喜び」「楽しさ」を感じられるようになります。もちろん、脳内では大量のドーパミンが分泌(放出)されています。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 それは“無我夢中”に生きている状態。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる状態です。

 

 

 今回は「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる」のうち、「ストレスフリー」について確認しましょう。

 

 ところで、「ストレスフリー」という言葉にあこがれを感じませんか?w

 

 「ストレスフリー」を理想とする考えには、じつは、危険な“罠”がいくつか潜んでいます。

 このシリーズでは「無意識の意識化」についてお伝えしています。その意識化の練習として、スコトーマに隠れている“罠”を意識に上げてみましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

はっきりとわからなくてもかまいません。まずは何かを感じてください。気楽に。Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 どうですか?

では、私が感じている“罠”についてシンプルにお伝えします。ポイントは「縁起」「自由」「モチベーション」です。

 

縁起とは「原因によって結果が起きる」という釈迦哲学の根幹にある教え。それは「すべては他の何かとの関係性で成り立っている」という理であり、「関係が存在を生みだす」という見方です。「存在が関係を生みだす」という西洋的な見方とは正反対です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 縁起を突きつめると、「この世に絶対はない(アプリオリなものはない)」「すべてマインド(脳と心)が生みだしている」というプリンシプルに行きつきます。ストレスに関連していうと、「ストレスという絶対的な存在はない」「ストレスはマインドが生みだしている」という感じ。

それをコーチング的に表現しなおすと、「ストレスというイメージ(I)の臨場感の高さ(V)がストレスをリアル(R)にしている」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 縁起の無理解が「ストレス」をリアルにしている(R化) それが1つ目の“罠”。

 

 

 「ストレスフリー」の「フリー」とは、「束縛や拘束がなく、義務を免除された状態」という意味の古英語「freo」を語源とする「free」のこと。つまり、ストレスの存在を前提とした上での「ストレスがない」「ストレスから解放されている」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そんな西洋的な「フリー」に対して、釈迦に由来する日本語本来の「自由」は「自らに由る」という意味です。コーチングにおいてブリーフシステムに該当する「自」は、ふつうは他人や社会の価値観によってつくられています。時間でいうと過去です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 つまり、「ストレスフリー」にこだわるほど、ストレスに囚われ、過去に縛られる それが2つ目の“罠”。

 

 

 仮に「ストレスフリー」を実現したならどうなるでしょうか?

 

 コーチングでよく用いられる「輪ゴムを引っ張ると」の例のように、現状とそれとは違うゴールの世界のイメージ上のギャップがストレスを生みだします。コーチング用語ではギャップ=認知的不協和です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 そのギャップ=認知的不協和は「エネルギーと創造性の源」でもあります。

 Q-178:家族ががんで治療中です… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 「ストレスフリー」とは、「ギャップ(不協和)が解消した状態」のこと。そのままではエネルギーと創造性が失われ、やる気がなくなってしまいます。モチベーション「0」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 *こちらもどうぞ↓

 Q-240:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 ストレスフリー=やる気がない=モチベーション「0それが3つ目の“罠”。

 

 

 そのような理由により「ストレスフリー」には十分気をつけなければなりませんが、実際にはコーチング実践者の心はいつも「ストレスフリー」です。

余裕で“罠”を克服した上で、「ストレスフリーで、ますますマインドのコントロールがうまくなる状態」を満喫しています。もちろん、気楽に。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 なぜでしょうか?

 

 最後に苫米地博士の著書「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(イースト・プレス)から引用します。「ストレス」と「幸せ」の関係を体感しながら、その秘訣(秘密)を受け取ってください。Feel

 

 

原始時代に戻れば「幸せ」になれるのか?

 もう少し、脳の話を続けたいと思います。

 原始時代の幸せと現在の日本のような時代の幸せは異なります。その理由は、抽象度の高さによるといいました。

 しかし、脳だけを見ると、原始時代と現代で違いはありません。ほとんど変わっていないのです。

 たとえば、原始時代を4000~5000年前のことだとします。そのくらい前なら、私たちにとって十分に原始時代といえます。100年前でも電化製品はないわけですから、4000~5000年前の生活は、原始時代といってもいいでしょう。

 そして、脳は万年単位で進化するものなのです。

 つまり、原始時代の人と現代人の脳は、ほとんど同じ脳だということです。だから、4000~5000年前の人が本当に幸せな日々を送っていないかぎり、原始時代の生活に戻ることが幸せになる保証はないのです。食糧事情のみならず、あらゆる理由で平均寿命が極端に短かった当時の人たちが幸せだったかは疑わしいところです。

 しかし、万年単位になると、脳はサルやチンパンジーに近く、前頭前野がいまのように進化していない可能性があります。そのころは、お腹いっぱいになるだけで幸せだったかもしれません。

 でも、幸せを感じるメカニズムの基本は、原始時代の人も現代人も同じです。

 それは、先述したとおり、セロトニンが出るかどうか―。

 満腹になるだけでも、セロトニンが出ます。これは、おそらく今でも同じでしょう。ところが、いまは前頭葉があるため、満腹になってもほかの悩みが存在するのです。満腹だけでは満足できないということです。

 少なくとも縄文時代、弥生時代くらいまで進化すると、満腹だけでは満足できないようになりました。

 卑弥呼が登場して倭の国を統一しようとしたのも、さらなる欲求が生まれてきたからです。権力があると幸せな人が登場してきたわけです。これは抽象度が上がったということでもあります。

 だから、縄文時代、弥生時代の人が原始時代に戻っても幸せにはなれない。権力というものがなければ幸せになれないようになってしまったのです。

 現代の日本でいえば、権力が欲しい人もいれば、物欲を満たしたい人もいる。自己顕示欲もあれば、承認欲もあります。さまざまな欲求があるので、同じ脳だからこそ、原始時代に戻っても幸せにはなれないのです。

 

 バブル世代の人が生活レベルを下げられないというのは、よく聞く話。一度上がった生活レベルを下げるのは大変です。

 本来、幸せと生活レベルはいっさい関係ありません。

 アメリカでいちばんお金持ちといわれているマイクロソフトのビル・ゲイツでも、貧乏な生活をしています。家は大きいけれど、ジーンズにセーターという普通の恰好をしているし、いつもハンバーガーを食べています。

 だから、本当の幸せは生活レベルとは関係ないのです。あくまでも脳の情報処理が、抽象度が高いレベルで行われているかどうかによるのです。

 つまり、いまのあなたの生活レベルにいっさい関係なく、誰でも幸せになれるということです。

 ストレスのない生活を幸せと思うのであれば、ストレスのない生活をすればいいだけの話です。

 しかし、実際はそうではありません。

 ストレスがあるということは、いろいろな神経伝達物質が出るということ。最終的にはセロトニンも出ます。

 つまり、ある程度ストレスがあるほうが幸せだともいえます。ただ、ストレスが多すぎると自律神経が失調します。

 ある程度のストレスとは、抽象度の高い思考をすることです。抽象度を上げるためには煩悩に逆らう必要があるので、脳に適度なストレスを与えることができます。

 STEP5で『「幸せ脳」をつくる110分トレーニング』を紹介しますが、このトレーニングは抽象度を上げるトレーニングでもあるのです。

 引用終わり

 

Q-289につづく)

 

 

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Q-283:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?>

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 まずはドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめます。その後、さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

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 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

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 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

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 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

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 vol.3;「イライラ」と「ドーパミン」、コントロールが難しいのはどっち?

 

 

A3:「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになる

 

 ところで、「イライラ」と「ドーパミン」とでは、どちらの方がコントロールが難しいと思いますか? その理由は?

 

 よりコントロールが難しいのは「ドーパミン」の方です。

 その理由は「ドーパミンは物理空間上の物質であり、物理的制約を受ける」から。物理空間は情報空間の一部。抽象度を軸にした場合の情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 物理空間上の存在である「ドーパミン」に対して、「イライラ」は情報空間での現象のこと。そもそも抽象度が違います。

 抽象度が高くなるほど、制約が少なくなっていきます。よって、より高い抽象度次元ほどコントロールはしやすくなります。理論的には。

 だから私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、「『うつなんですけど、どうしましょう』と言われたら、『うつをやめろよ』と言って終わり」と話されます。

 「うつ」は情報空間(心)での現象であり、自分が自らやっているものだからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23107579.html

 

 コーチング理論でいうと「I×V=R」。

 ImageImagination)の臨場感が高いほど(Vivid)、そのImageはやがて現実化していきます(Reality)。「うつ」というイメージ×臨場感が「うつ」をうみだすのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 □物理空間上の存在である「ドーパミン」に対して、「イライラ」は情報空間での現象のこと。そもそも抽象度が違う

 □抽象度が高くなるほど、制約が少なくなっていく。よって、より高い抽象度次元ほどコントロールはしやすくなる

 

 だから1つ(あるいは2つくらい)抽象度を上げて解決する」。それが基本です。

 L-05820208… -04;抽象度を上げる秘訣 <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 抽象度を上げて解決するために「物理空間の問題は全部情報空間からきている」「人間は情報空間に物理空間と同じように臨場感を持てる」ことを心から理解すること、つまり「空(くう)の理解と体得」が最も重要 でした。かつては。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ところが、現代人の悩みの多くは、物理空間ではなく、情報空間の苦しみです。悩み自体がどんどん情報化しています。したがって、情報空間起源の物理空間の問題(case)を解決すること(plan)が現代における救済といえます。それは「仮の実践」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 わかりやすいように、心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow1908~1970年)の「欲求階層説」で考えてみましょう。

マズローは、「人間は自己実現に向けて絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を五段階の階層で理論化しました。それが「欲求階層(段階)説」で、「自己実現理論」とも呼ばれています。

それによると、人間の欲求は五段階のピラミッドのようになっており、下位の段階の欲求が満たされるとより高次の欲求を目指すと説明されています。下位より、1)生理的欲求(Physiological needs)、2)安全の欲求(Safety needs)、3)所属と愛の欲求(Social needs/Love and belonging)、4)承認(尊重)の欲求(Esteem)、5)自己実現の欲求(Self-actualization)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 


自己実現理論(Wikiより引用)

欲求階層説(自己実現理論)

Wikipediaより引用

 

 

 これは個人レベルの人間形成の話ですが、個の集合である人類自体の進化とも重なります。つまり、現代人のリアルは物理空間での1)生理的欲求(Physiological needs)から情報空間での5) 自己実現(Self-actualization)に向かって移行しているということ。

だから、「現代人の悩みの多くは『情報空間の苦しみ』」なのです。

 

 さらに、晩年のマズローは、五段階の上にさらに「自己超越の階層(Self-transcendence)」があると付け加えました。つまり、自我が拡張していくということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 したがって、個人の悩みも拡張しながら自分以外の人や事柄の悩みになっていきます。縁起中に問題(課題)がひろがり、縁起中に解決がひろがっていくという感じ。「存在も情報空間、相手も情報空間。情報空間対情報空間の関係。銀行ローンみたいなものに悩む」と苫米地博士は語られています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そのような理由により、「『イライラ』と『ドーパミン』とでは、どちらの方がコントロールが難しいと思いますか?」という質問に対して、現代社会においては簡単に答えることができないのです。実際は。

 

 最後に、苫米地博士の著書「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ)より引用します(p187)。次回のテーマは「ドーパミンのモニタリング」ですが、その「モニタリング」の秘訣がここにあります。ぜひ感じてください。Feel

 

 

 縁起の世界認識を使う

 金利を払うべきなのは自分ですが、問題になるのは自分以外の仮想空間だということです。現代は自我が情報空間まで拡張しているのです。それは縁起の思想の中では当然の帰結として間違っていません。縁起の思想は普遍的な真理なので今でも通用します。ただ、解決法が現代にじゅうぶん適応されないので、現代人の高いIQと慈悲で解決策を出していく必要があるのです。

 大事なのは、解決策を出していくヒントを与えられることであって、直接解決できることは本来重要ではありません。ぜんぶ他人との関係になってしまう現代特有の問題を、現代の智慧で解決しようとすることが大事です。

 引用終わり

 

 

Q-284につづく)

 

 

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 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細はこちら↓

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一緒に楽しみましょう!

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近未来のブッダ



Q-282:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-

 

「イライラ」をテーマに講義を行った際に、このような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 (変更を加えています)

 

Q:イライラをコントロールできるように、ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 

結論から述べると、「イライラのコントロール」も「ドーパミン分泌のコントロール」もできるようになります。そして、「ドーパミンがどの程度分泌されているか」もはっきりわかるようになります。簡単なワークを続けることで。

 

 まずはドーパミン分泌のコントロールについて、そしてドーパミン分泌のモニタリングについてまとめます。その後、さらに抽象度を上げて考えていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 リラックスしながら(イライラせずにw)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

  

 vol.1;ドーパミン分泌の秘密技 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29687436.html

 vol.2;ドーパミン分泌の秘密技 -後編-


  

A2:前回はこんなワークを紹介しました。

いつも微笑んでいる crack a smile

 

 いかがでしたか?

 ただ微笑んでいるだけで起こる変化の大きさに驚かれているのでは?

 

 今回はもっと本質的な「ドーパミン分泌の秘密技」をお伝えします。

 

 

私たちは目の前の世界をありのままに認識しているわけではありません。知識があり(すでに知っていて)、重要度が高く、役割(責任)を感じているもののみを認識しています。

その他の情報はスコトーマに隠れ、認識にあがりません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 その重要度は過去の記憶によりつくられていきます。その多くは他人や社会からの刷り込みです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 つまり、私たちは他人や社会の呪縛によって過去に閉じ込められているということ。そのような状態のまま生きることは「無人運転」と同じ。よくて「自動運転」です。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 そんな呪縛から自らを開放する行為が「ゴール設定」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

1)心から望むゴールを、2)自分中心を捨てながら、3)“現状の外”に設定することではじめて、本当の自分の人生を生きることができるようになります。

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 自ら設定したゴールに向かって生きていると、目の前の世界がすべてゴール達成のための大切な縁(T)に感じられるようになります。どんどんスコトーマが外れ、ゴール達成のための大切な情報を見つけていくでしょう。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

そんな体験を繰り返していると、「すべてがつながっている」ことが実感できるようになります。それは縁起の理解と体得です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 さらに、これらのプリンシプルを無意識が理解すると

 

ゴール(未来)から現在に向かって時間が流れている

ゴールが先、現実が後(Goal comes 1st. Reality is 2nd.

目の前の世界はすべてゴール設定の結果

 

理不尽度が0になります。すべてが自分の選択であり、すべてが“自分自身”だから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 理不尽度0はストレスフリーの状態です↓

 S-04-07:心に深い傷を負う理由-2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

その時、人はシンの自由を実感するはず。シンの自由とは、「自らに由る」という釈迦の教えに由来する自由。思考や行動の判断基準を自らに置いた心の状態のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 ぜひ自由に生きてください。自由に生きるほど、結果としてドーパミン分泌は増えていきます。繰り返しますが、それはゴール設定からはじまります。

そして、そのゴール設定は、自分の未来に関心と責任を持つことからはじまります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 自由を感じながらゴールに向かっていると、自然にsmileがあふれでてくるでしょう。

 そのsmileは皆さん自身だけでなく、皆さんとつながる人たちにもひろがっていきます。smileは“感染”するから(そのあたりはこのシリーズの最後に)。やはり

 F-184~:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410505.html

 

Peace begins with a smile.

 

Q-283につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

  

 第7回目(R4.10/23開催)のテーマは「中観」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29723230.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

Q-271~:現状の外に飛びだす勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

 

F-258:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.2;スコトーマを生みだす/外すポイント>

 

 子どもの頃、私は「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて書いたのがこのブログ記事↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 私の経験でいうと、「不安と不満のはざま」を抜け出した後には、さらに大きな試練が待ち構えています。その試練とは「不満と傲慢のはざま」。それは「自由と隷属のはざま」であり、「希望と絶望のはざま」「幸福と不幸のはざま」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 では、ゴールが生みだす不満をエネルギーと創造力に変え、自由を貫き、希望を抱きながら幸福に生ききるためにはどうすればいいでしょうか?

 傲慢を改め、隷属から抜けだし、絶望や不幸を克服するために何を心がけるべきでしょうか?

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です。

 

 vol.1;「不安と不満のはざま」を抜けだした後に待つ試練

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29576555.html

 vol.2;スコトーマを生みだす/外すポイント

 

 

コーチングは、スコトーマを消すことで新たな認識を得る技術です。スコトーマが外れることで、これまでの思い込みは消え去り、世界が拡大します

スコトーマを外すのに必要なのは、自我を変えることです。つまり、コーチングは、自我という評価関数を変える技術なのです

「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意」(TAC出版)より

 

 

 スコトーマについて復習しましょう。

 

人間には必ず認識の盲点があります。コーチング理論では、それを「スコトーマ(scotoma)」と呼びます。スコトーマはギリシャ語に由来する言葉で、もともとは眼科で用いられる医学用語。英語では「blind spot」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

「見ているのに、見えていない」「聞いているのに、聞こえていない」そんな経験がありませんか? 

 

その時、情報が抜け落ちています。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。

“恋は盲目(love is blind)”という言葉もスコトーマに関連する言葉。恋をして相手の欠点が見えなくなってしまったという経験は?

もしもYesなら、それもスコトーマですw

 

すこし古いデータですが、イギリスではiPodなどの携帯機器のヘッドホンを装着した歩行者が巻き込まれた交通事故の件数が、2004年から2011年にかけて3倍に増加しました。スマホを見ながら移動するのも同じ。とても危険な行為です。

メリーランド大学小児病院のリチャード・リッヒェンスタイン博士は「ヘッドホンを装着していると外部の音が聞こえにくい。そのために生じる注意散漫や感覚遮断が主な事故原因として考えられる」と説明し、さらに「最近では電子機器の使用により注意散漫になり、外部刺激に対する脳の反応が弱まることを指す『非注意性盲目(inattentional blindness)』という新しい言葉が生まれている」と指摘しています。

この「非注意性盲目」という概念も、「我々の認識には必ずスコトーマが生じてしまう」という事実を捉えたものといえます。

 

私たちは、より良く生きるためにスコトーマを理解し、そして、うまくコントロールする必要があります。では、どのような時にスコトーマが生じる/外れるのでしょうか?

 

 

スコトーマを生みだす/外すポイントは3つあります。

 

1つ目は「知識」です。

私たちは、知らないことは認識できません。

 

例えば、バチ状に膨大した指を見て呼吸器疾患や肝硬変などを疑うことや、爪の下に縦走する線状の出血(splinter hemorrhage)を見て感染性心内膜炎を疑うことができるのは「知識がある」から。

(私が医師である事実がスコトーマに隠れていませんでしたかw?)

 

私たちは「知らないことは認識できない」のです。ここに学習の意味があります。

PM-05-06~08:そもそも教育とは?-3)学習を促進する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

日々の学習は認識のためです。その認識はもちろんゴール実現のため。どんどん認識し、世界をひろげ、情報宇宙を豊かにしながらゴールを実現していくホメオスタシス活動が学習です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

2つ目は「重要性」。

私たちは知っていても、重要と思わないことは認識できません。

 

昔、講義後質問に来た学生さんに、つけていた腕時計の文字盤のデザインを書いてもらったことがあります。もちろん時計を見ずに。

学生さんは少し戸惑いながらも、自分の時計の絵を書きはじめました。そこには1から12までの算用数字(アラビア数字)がすべて書きこまれていました。

書き終わった後、一緒に文字盤を確認すると なんと文字盤に数字はひとつもありませんw そこには記号があるだけでした。

学生さんが驚いたのはそれだけではありません。私が時計を手で隠し「長針はどこを指してた?」「秒針は?」と尋ねたら、まったく答えることができませんでした。

学生さんに一体何が起こったのでしょう?

 

ふつうは時間を知るために時計を見ます。そのとき重要なのは針の位置であり、文字盤はたいして認識されません。デザインがスコトーマに隠れるのです。

ところが、デザインを意識した瞬間に重要性が変化し、針が消えてしまいました。

このように重要性はリアルタイムで変わります。スコトーマは意識状態によってダイナミックに変化するということ。

 

つまり、目の前の世界は各人が重要性で生みだしている幻想。つい他人と同じ世界に生きているように感じてしまいますが、それは共同幻想にすぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 

3つ目は「役割(責任)」。

知識があり、重要であっても、役割がなければ(責任を感じていなければ)認識できなくなります。

 

ずいぶん昔の話ですが、子どもが生まれたばかりの頃、私はポケットベルを使用していました。同じ部屋で妻と子どもと寝ています。子どもが泣くと、妻はすぐに起き上がり、子どもをあやしはじめます。私にはまったく泣き声は聞こえません。

ところが、ポケベルが鳴った時は、私はすぐに目が覚めます。妻はピクリともしません。気持ちよさそうに眠ったままです。

 

なぜ妻は、子どもの声には反応するのに、ポケベルの音には反応しないのだろう?

なぜ私には、ポケベルは聞こえるのに、泣き声は聞こえないのだろう?

 

当時の私はマインド(脳と心)に関する知識が少なかったため、この事実をとても不思議に感じました。ゲシュタルトができていなかったのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 もうわかりますよね。

この現象は重要性の違いで起こりました。妻にとってポケベルの音は重要ではなかったので、その音はスコトーマに隠れました。

では、私にとって子ども(の泣き声)は重要ではないのでしょうか?

 

もちろん、そんなことはありませんw

おもしろいことに、妻の体調が悪い時には、ふだんは聞こえないはずの子どもの泣き声が聞こえました。妻より先に起き上がり、必死にあやしていたことを覚えています。

では、妻の体調が悪い時には、なぜ、ふだんは聞こえない泣き声が聞こえるのでしょうか?

 

そう、役割(責任)の違いです。

子どもはもちろん重要です。しかし、子どもが泣くのは授乳などが必要な時で私では対応できないため、私の無意識は役割(責任)を感じなかったのです。その結果、スコトーマが生じました。

妻の体調が悪い時は役割(責任)が生じ、泣き声がRAS(Reticular Activating System、網様体賦活系)を通過し、スコトーマが外れ、私の認識にあがりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 

スコトーマが外れるのは、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つがそろったとき

 

「不満と傲慢のはざま」にいるときはとくに、「スコトーマ」を意識に上げておく必要があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

  

 なぜなら、傲慢になった瞬間に“反権力”がスコトーマに隠れてしまうから。

 

傲慢=権力=過去のしがらみです。傲慢に陥ったとき、無意識は現状(=過去のしがらみ)を肯定しています。そうなると当然、現状の外に飛びだすエネルギーや創造力は失われます。

つまり、奴隷になるということです。

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

F-259につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です

 

伝えたいのは「心の力(The Power of Mind)」のすばらしさ。

 

 誰もが、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。本当は。

その臨場感が「心の力(The Power of Mind)」。その正体は誰もが持つホメオスタシス(Homeostasis)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そして、それは「縁起」の力でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ。」(TAC出版)より引用します。

 

 

 コーチは新しい縁起

 コーチングには二つの要素があります。

 一つはコーチとクライアントの関係です。二人の間の縁起が生み出すものがコーチングというわけです。

 二つめは、コーチがクライアントに、頭やマインドの使い方……つまり、「縁起にどう関わるか」というテクニックを教えることもコーチングと呼ぶのです。

 これらは、もちろん同時進行的ではありますが、二つの要素で進められることを認識していなければなりません。

 もし、「縁起にどう関わるか」というテクニックを教えるだけなら、コーチ一人対集団というクラスでもできます。コーチとクライアントが一対一である必要は、ないのです。

 つまり、コーチングで重要な意味合いを持つのは、「コーチとクライアントの関係」だというわけです。特に、一対一のパーソナルコーチングでは二人の関係が強ければ、コーチはクライアントのゴール設定や、ゴールの達成に、強い影響を及ぼすことができます。そして、それこそが、コーチングの一番重要な部分なのです。

 

 ですので、私がクライアントに30分コーチングをする場合も、具体的なテクニックの部分などは、一切やりません。その代わり、クライアントには、必ず同時に具体的なテクニックを教えるクラスに出てもらいます。

 30分のコーチングの場合、関係性を強化するほうに重点を置いているというわけです。

 当たり前といえば当たり前ですが、人間は一つの縁起の結果として存在しています。ですから、何度も繰り返しますが、まず関係があって、存在があるわけです。

 そうすると、その人の存在は、関係が変わると変わります。

 ということは、コーチという関係が加わると、クライアントの存在も変わるということになるのです。

 コーチングの一番コアな部分がここです。つまり、コーチングとは、クライアントをまったく違った人物に変えてしまうということなのです。

 

 コーチングを受けたのに、結果、違った人にならないのなら、わざわざお金を払ってコーチングを受ける意味がありません。

 違った人物になると、今まではできなかったことができるようになります。

 今までゴールが達成できなかった人、それどころかゴール設定さえできなかった人……、彼らがゴールが設定できるうえに、達成まで成し遂げてしまうように激変するわけです。

 激変する理由はたった一つ。「コーチ」という新しい縁起が関わったからです。

 ですから、コーチはクライアントに対して、彼らの親や先生など縁起上、強い影響力があった人たちよりも、さらに強い影響力を持つ存在にならなければいけないのです。

 これが実現できると、クライアントは違う人に変わることができるというわけです。

 だから、コーチングは、縁起そのものであると私は考えています。

 

 そもそも、コーチングに限ったことではなく、人間が大きな判断をしたり、新しいことをしたりする場合は、必ず本人に影響を与えている他人が存在します。

 影響を与えている側は、意図的に行っていない場合が多いですが、たとえば、人が恋をしたときに、想い人とつき合いたいがために、大きく変わったりしますが、そのことも「縁起」だといえるわけです。

 縁起以外の理由で人間は行動しませんし、たいてい、縁起の相手は人間(または動物)なのです。

 たとえば、「どうしても欲しい車がある」というケースもありますが、買いたい理由は大体誰かを乗せて走りたいとか、誰かに自慢したいということだったりしますので、そこに人間が介在している場合が普通なのです。

 

 もともと、人間は、人間との縁起関係においてのみ行動するし、変化するものです。その縁起のプリンシプルを承知のうえで、クライアントに対し、誰よりも強い影響力を与える存在がコーチなのです。コーチは、両親よりも強力な縁起の存在としてクライアントに関わるわけですから、すべてを計算し尽くして関わっていくわけです。

 ですから、「コーチング=縁起に関わる」という図式が成り立つわけです。

 

 人が変化する裏には、影響を与えている人がいる……。このことを知っておくだけでも、対人関係に生かせるのではないでしょうか。最近周囲で変わった人がいるならば、その人にとってのキーマンが近くに存在するわけです。キーマンを含め彼ら全員を幸せにするつもりで接していれば、人間関係は深まるはずです。

 そして、コーチになって、コーチングを他人に教えることができるようになれば、人生は豊かになります。なぜなら、縁起を大きく変えることができる存在となるということは、人からの信頼は確実に増すからです。

 引用終わり

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

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 第6回目(R4.9/18開催)のテーマは「洗脳」です。詳細はこちら↓

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-199:“あの人”の言葉は… Vol.3;「こんなにほったらかしにして」を生みだすスコトーマ

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F-205:花オクラ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26892359.html

Q-253:最近また頭痛がひどくなりました <vol.2;スコトーマ外しの心得>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28623749.html

 

 

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もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ。

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F-257:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.1;「不安と不満のはざま」を抜けだした後に待つ試練>

 

 子どもの頃、私は世間に対してとても反抗的でした。セルフイメージが「rebel」だったから。子どもなりに“反権力”に憧れていたのだと思います。

 F-252It’s my life~No goals, No life~ <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html

 

 それはきっと親子関係に起因しています。幼少の頃を一言で表現すると「闇(病み)」。今でも、突然、あの頃の痛みが襲ってくることがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854165.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854341.html

 

 一方的な虐待を受けるなどの理不尽な情動記憶が“反権力”というブリーフを作り、そのブリーフが思考や行動を支配しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 反抗的な態度も、そんなブリーフのあらわれ(habitattitude)だったはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 

当時は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

無理に押さえつけようとされるほど、猛烈に反抗する感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて書いたのがこのブログ記事↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

 私の経験でいうと、「不安と不満のはざま」を抜け出した後には、さらに大きな試練が待ち構えています。その試練とは「不満と傲慢のはざま」での苦しみ。

 

 「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌も苦しかったのですが、私にとっては「不満と傲慢」が混ざり合った感覚の方がずっと辛いものでした。

その理由はよくわからなかったのですが、認知科学者 苫米地英人博士の下で学ぶうちにだんだんクリアになっていきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ゲシュタルトができたからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 例えば、「権力」という視点で考えると、「不満」と「傲慢」は正反対の概念といえます。「不満」は反権力で、「傲慢」は権力というように。本当は主権者であるはずの日本国民と説明不足のまま事を推し進める政権(政治家)の関係を考えると、よく理解できるはず。

 不満=国民=反権力

 傲慢=政権(政治家)=権力

 F-056~:「不摂生が理由で病気になった人の医療費を健康のために努力している人が負担するのは『あほらしい』」ことなのだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_277070.html

 

 コーチングのコアである「ゴール」のポイント(1.心から望む、2.自分中心を捨て去る、3.現状の外)を熟慮すると、「誰もが“反権力”であるべき」ことがわかります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 なぜなら、権力(既得権益)は必ず過去ベースだから。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーン(CZ)が生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 つまり、権力とは「過去のしがらみ」であり、反権力とは「過去のしがらみの打破」であるということ

 

 そう考えると、「不満と傲慢のはざま」はとても重大で、かつ危険なことがわかります。それは「自由と隷属のはざま」であり、「希望と絶望のはざま」「幸福と不幸のはざま」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 では、ゴールが生みだす不満をエネルギーと創造力に変え、自由を貫き、希望を抱きながら幸福に生ききるためにはどうすればいいでしょうか?

 傲慢を改め、隷属から抜けだし、絶望や不幸を克服するために何を心がけるべきでしょうか?

 

 これからの連載(フリーテーマ)で考えていきます。あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です。

 

F-258につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です

 

伝えたいのは「心の力(The Power of Mind)」のすばらしさ。

 

 誰もが、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

  

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。本当は。

その臨場感が「心の力(The Power of Mind)」。その正体は誰もが持つホメオスタシス(Homeostasis)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html


 そして、それは「縁起」の力でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ。」(TAC出版)より引用します。

 

 

 コーチングは自我という評価関数を変える技術

 また、コーチングは縁起を理解するためのスキルであり、スコトーマをなくし、自分の重要性評価関数を変える訓練でもあります。

 そのことについて説明していきましょう。

 自分を定義しようとしても、使えるのは全部他者の情報です。つまり、自分とは他者の情報で構築されていることを紹介しました。

 つまり、自分とは他者との関係にまつわる情報が集積したものということになります。情報の網の目の中に自分を決める他者の点が無数にある。これが「自分」=「自我」です。

 それを縁起といい、現代の分析哲学では「自我とは評価関数」であるとなります。突き詰めると「自分」とは無数の情報の網の目の一部なのです。自分にとって重要なものを定義するのが「自我」ということもできます。もっといえば、宇宙のすべての存在を自分にとっての重要度の順に並びかえる関数が「自我」といえます。

 

 そして、悟ってない人は、誤った認識作用が生じるため「自我」があると思ってますが、それが苦しみの原因です。しかし、悟った人は、すべてを「空」として見ているのです。

 釈迦は悟りによって自我はない(または空である)と知りました。自我がなくなった状態ですから、すべてのスコトーマが外れており、すべてを認識することが可能になっています。「自分」も「宇宙」もすべてを同時に認識できるという話です。

 

 一体どういうことでしょうか?

 

 悟ると、自我という評価関数がなくなりますから、重要度に順番はつきません。宇宙のすべてのものを、同じように重要だと感じることができるようになります。他人から洗脳されたものを含めてあらゆる価値観から解放された状態、その境地が釈迦の悟りなのです。

 同じようにコーチングは、スコトーマを消すことで新たな認識を得る技術です。スコトーマが外れることで、これまでの思い込みは消え去り、世界が拡大します。

 スコトーマを外すのに必要なのは、自我を変えることです。つまり、コーチングは、自我という評価関数を変える技術なのです。

 もう少し具体的に話していきましょう。

 

 われわれが考える自我とは、脳すなわち心の中だけに存在します。自我の正体は脳の中にある情報です。自分というものを説明する際、その実体は名前や肩書、好みなど、すべて他者との関係からなる情報でしか説明できない、というのは既にお話ししました。

 そのようにして、私たちは、点の中から自分にとって重要なものだけを選び出しています。だから、自我は自分にとって重要な記憶によって作られた評価関数ということがいえるのです。そして、自我によって生まれるのがスコトーマです。

 

 人間の脳は、自分にとって重要なもののみを認識するようになっています。それをつかさどるのがRASReticular Activating System)というもので、それによって、自分にとって価値が低いと思う情報は遮断されるからです。

 RASとは脳の基底部にある網様体賦活系と呼ばれる細胞の活性化ネットワークで、これがフィルターの役目を果たし、脳が不必要と判断した情報をふるい落とすのです。そして、RASにより見えなくなってしまう認識の盲点を「スコトーマ」といいます。

 

 というように、脳の認知機能は、自分に重要なものしか見えないようになっています。たとえば、目の前の仕事相手は自分にとって重要なので見えるのに、テーブルに置かれた水は大事ではないので目に入らなかったりするということが生じるわけです。

 そういうわけで、スコトーマを外すという意味合いにおいては、コーチングと悟りは、同じことだといえるわけです。

 

 同時に、人は他者からの刷り込みによって、形作られていることがわかりました。人間関係で悩む方も、そうした刷り込まれた基準によって、情報を選別してきた結果今があるともいえるのです。

 とすると、人間関係を本当に良好にしたければ、これまでの自分は一度リセットしない限り、状況に変化はないでしょう。

 自分を本気で変えたいと思うなら、今までの自分を全て捨て去る覚悟がいります。そのために活用できるのが、コーチングというわけです。あなたは今までの自分を激変させたいですか? そう思うなら自分の書き換えができるコーチングは最適なものになるでしょう。人間関係だけでなく、さまざまなテーマに応用できるのもコーチングの素晴らしいところです。

 引用終わり

 

 

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F-156:人間関係リセット症候群

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Q-275現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~ <vol.5;苫米地式「汗の如し」-後編-

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Qコーチはクライアントのゴールを100%応援すると言いながら、成果が出ないのはクライアントのせいにされます。現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね。今は全てそういう事も見抜けなかった自分の責任というのは受け入れました。

それぞれがそれぞれの立場で固まったスコトーマを持ち、共感出来ないのではないでしょうか?

 

 今回は5部構成です。全編通じてのテーマは「綸言汗の如し」。

 以下、Wikipediaより引用します。その意味を感じながら、ゆっくり読み進めてください。

 

 綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)は、皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができないという中国歴史上の格言。

 

 「綸言」の出典は孔子の『礼記』緇衣篇である。原文では「王言如絲、其出如綸;王言如綸、其出如綍」となっており、王のちょっとした言葉(絲:細かい糸)が重い意味(綸:太い糸)を持つとの教訓である。

 

 「汗の如し(如汗)」の出典は『漢書』劉向伝であり、原文は「言号令如汗、汗出而不反者也」である。

 

皆さんならこの質問に対してどのように答えますか? もちろん共感しながら。

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 vol.1;すべて「そのとおり」

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 vol.2;苫米地式「言」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29294634.html

 vol.3;苫米地式「綸」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29323919.html

 vol.4;苫米地式「汗の如し」-前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29349738.html

 vol.5;苫米地式「汗の如し」-後編-

 

 

A5:これまで「綸言汗の如し」を、苫米地理論を念頭に考察してきました。

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 その「綸言汗の如し」は、「皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができない」という意味。

 もちろん間違いではないのですが、大切な視点が抜けたままだと、大きな過ちを犯してしまいます。

 

 前回(Q-274)は、「大切な視点」とは「抽象度」であり、「大きな過ち」とは「自由を失う」ことであると書きました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 *「抽象度」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度という軸で宇宙をみる場合、情報空間の底面が物理空間です。

よって、「汗の如し」という言葉に囚われると、視点が底面(物理次元)に限定されてしまうことになります。それが「自由を失う」という意味です

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 と書きましたが、ここで止まってしまうと、やはり「自由を失う」ことになります。「より大きな縁起がスコトーマに隠れてしまう」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「綸言汗の如し」の「汗」は「時間の一方向性」をあらわす比喩として解釈されています。その流れは、「現在→未来」ではなく、「未来→現在」であるというのがこれまでの内容でした。

 

 一方で、その「汗」は、物理的実体であると同時に現象のこと(発汗)でもあります。ホメオスタシス・フィードバックの結果としてあらわれる現象です。

 ホメオスタシス(恒常性維持機能)とは、「生体が環境とフィードバック関係を持つことにより、生体の機能を安定的に保とうとする機能」のことです。そのフィードバックは常に双方向。

例えば「運動すると汗がでる」のは、以前お伝えしたとおり(Q-272)、発汗(→気化熱→温度低下)によって適切な体温を保とうとするホメオスタシス・フィードバックです(=CZ維持)。その時、「汗」が縁になって起こる「→気化熱→温度低下」という変化は、自身の生体(体温)だけでなく、環境(気温)にも働きかけています。それが双方向という意味。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

人間の場合、ホメオスタシスは情報空間にまでひろがっています。情報空間での双方向のフィードバック関係が「縁起」。そして、その縁起空間(情報空間)には階層性が存在しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 「縁起」とは「因縁生起(いんねんしょうき)」のこと。それは「すべての事象は種々の因(原因)と縁(条件)によって生じる」という仏教の教えです。

 もっと掘り下げると「因とは直接的な因果」「縁とは間接的な因果(もしくは条件)」とされているのですが、認知科学者 苫米地英人博士はその解釈を明確に否定されています。「本当は因も縁も直接的な因果だ」と。

 

 「因」も「縁」も同じく「直接的な因果」。ただ抽象度が違うだけ。「因」の方が抽象度が低く、「縁」の方が高いというように。

「縁」は間接的に見えて、じつは、高い抽象度で直接的である

 

 

 昨年、苫米地博士は一般向けに“コーチングの“奥義”を開示されました。その奥義とは「コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w”から別の“w1”に移行することを促す」。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 「w1」とは「世界」のこと。その「世界」とは「情報空間中にひろがっていく、双方向のフィードバック関係を持った縁起(空間)」のことです。

 

 つまり、コーチングとは、因を起して自分を変えることではなく、縁を起して新たな世界を創造する機能のこと。そのコア中のコアが「ゴール」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 苫米地博士はこのようにも語られます。

 

過去、現在の結果としての最適解ではなく、未来の因果から最良の状態を選択できるのが真実のリーダーである。過去、現在の因果ではなく、未来の縁で、真に自由な選択をするのが真実のリーダーである

 

 その教えをうけ、私は、「自分中心を捨て去るからこそ、『未来の縁』をうみだすことができる」「自分中心を捨て去るからこそ、『真の自由な選択』というリーダーの責任を全うできる」と確信するようになりました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 だから私は、ゴールのポイント「2)自分中心を捨て去る」にこだわります。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その「2)自分中心を捨て去る」を意識に上げながら、再度、自身の言動を確認してください。「それぞれの立場で固まったスコトーマを持ち、共感出来ない」理由が感じられるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

 最後に、認知科学者 苫米地英人博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、「縁起人」として生きろ。」(TAC出版)より引用します。苫米地博士の“気”を受け取ってください。Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

コーチング自体が、釈迦の縁起そのもの

 私はコーチング自体が、釈迦の縁起そのものだと思っています。

 なぜかというと、コーチングはマインドの使い方がもっとも大事だからです。

 正しいコーチングの見方とは、人が抱える問題点が、構造的・物理的なものであると分析されたとしても、それもすべて人間の心、マインドの問題だと捉えることです。

 この視点はとても大事です。

 この視点がなく、すべての問題の原因はマインドにあると捉えることができないと、コーチはコーチングできているとはいえません。

 

 縁起の考え方は、「この世のすべては自分の心が生み出している」ということです。それは、コーチングの「すべてはマインド次第」という考えと一緒です。

 そもそもコーチングのもとになる教えは西洋で生まれてきた概念ですが、内容の本質は仏教です。なぜなら、ルー・タイスはキリスト教徒ですが、大乗仏教とキリスト教は、ほとんど同じ考え方だからです。その理由については、私が今までさまざまな宗教の本で説明してきたので、ここでは割愛いたします。

 そういった事情を鑑みると、コーチングが釈迦の縁起と密接な関係があるというのは、不思議なことでもありません。

 また、ルー・タイスの言葉に「すべての変化はマインドで起きて外に広がる」というものがあります。

 必ずゴールが達成できるという確信をクライアントに埋め込んであげることがコーチの役割ですが、それはマインドの使い方にかかっています。

 それがゴールが縁起に関わる、コーチが縁起に関わるということです。

 確信が高いものが実際に起きるのが、この世の縁起のカラクリです。縁起は外に広がっていくので、常に確信していることが重要なのです。

 

 つまり、確信度が高いほど、変化が生じるわけですから、人間関係で悩む方も、もう悩まないと確信し、自分が幸せになるため、よい人間関係を作ることがイメージできれば、そこからすべてが始まるのです。

 

 ちなみに、マインドとはわれわれのイマジネーションが入るもののことなので、イマジネーションの限界が我々の限界ともいえます。でも、その限界を超越したところに、本当の変革があり、幸せがもたらされるのです。

 

 このように、マインドをうまく使う方法を知ることが、レベルの高い縁起人になることとともに、良好な人間関係の構築を後押しするというわけです。

 引用終わり

 

 

 この質問と回答を縁に、さらに「レベルの高い縁起人になる」ことを切に願います。

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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Q-268:薬をやめることができますか? <前編:induction

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に対して、3回に分けて回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:心療内科に20年以上通院しています。最近調子が悪く、不安を感じています。私は薬をやめることができますか?

 

 前回(Q-265~267)、「視点」と「視点を上げる」ことについてまとめました。今回の私の回答はその知識を前提とした回答です。まずはこちらからお読みください↓

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 *こちらもぜひ↓

 Q-116:薬に頼ることに、じつは、抵抗があります

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477470.html

 

 前編:induction

 

 

 「視点」や「視点を上げる」ことは、「ゲシュタルト」と大いに関係します。

ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまりのことです。

 PM-02-12:ゲシュタルト

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

部分を積み重ねたから全体がわかるのではなく、全体がわかったから部分の意味が決まることともいえます。例えば、「ハシをつくる工〇」という言葉を目にしたとき、その「ハシ」が「箸」なのか「橋」なのかは判断ができません。ところが、「〇」に入る文字が「場」なら「ハシ」は「箸」だと分かり、「事」なら「ハシ」が「橋」だと分かります。

「ハシをつくる工場」という全体が分かってはじめて、「ハシ」が「箸」だとわかる

つまり、「全体がわかることで部分がわかる」。これが人が持つゲシュタルト能力です。

F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 ゲシュタルトができると、それまで意味をなさなかった部分が、全体の中で意味を持ってあらわれてきます。もちろん、全体は部分がなければ成立しません。

 この全体と部分が双方向的に関係しているのがゲシュタルト。そして、より大きなゲシュタルトができあがることが、「理解が深まる」であり、「視点が上がる」です。

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ひとたびゲシュタルトができると、部分情報を手に入れただけでそれが何かを認識することができます。また、他の部分情報を同時に認識することができるようになります。

 それは単純なパターンマッチングではありません。

 例えば「チワワ」「ブルドック」「ラブラドールレトリーバー」という部分を統合(connect)して「犬」という全体ができると、「ビリー」や「ラゴット・ロマーニャ」など珍しい犬種(部分)も「犬」(全体)と理解することができます。それがゲシュタルト能力です。

 F-199:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか? Vol.3:「こんなにほったらかしにして」を生みだすスコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26545746.html

 

 

 ところで、今、「私は薬をやめることができますか?」という質問に対して「なぜゲシュタルトの話をしているのか?」と疑問に思っていませんかw

 

Yesの方はゲシュタルトができていません。

 

 話の流れから「こういう結論になるな」と予測できることもゲシュタルト能力です。全体がわかっていることで、部分間のつながりを感じることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

“つながり”とは「縁起」のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 つまり、ゲシュタルト能力とは「縁起を感じ取る力」のこと。心理学ではヒューリスティック(heuristic)と表現しますが、「経験的(もしくは生得的)な知識を利用して、あいまいなマッチングを“発見的”に行う」ことができるのは、大脳が発達した人間に特徴的な特殊能力といえます。誰もが持つ特殊能力です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27606540.html

 

 厳密にはこの世に同じものは2つとありません。よって、ゲシュタルト能力なしでは認識は不可能。じつは、もうひとつ認識に欠かせないものがあります。何かわかりますか?

 

 そう、知識。知識がスコトーマを外すための最初の条件です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 認識の大前提は「知識」と「ゲシュタルト能力」。

この2つに学習が関係します。学習により知識を得、学習によりゲシュタルト能力が磨かれるというように。

 PM-05-06~08:そもそも学習とは?-3-1~3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 知識を得ながらゲシュタルト能力を磨いていくから、connect the dotsが起こり、「あっ、わかった」という気づきと理解を体現することができます。

その具体的方法がこちら↓ ぜひ実践してください。

 Q-182~185:家族ががんで… -06~09;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する>実践編vol.1~4(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25217507.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25259581.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

 

 

 では、今回(induction)の回答を。

 

Q:心療内科に20年以上通院しています。最近調子が悪く、不安を感じています。私は薬をやめることができますか?

 

A1:私は心療内科や精神科の専門医ではありません。ですから、決して現代医学・医療的な観点からではありませんが、苫米地式コーチング認定コーチ兼医師として「薬をやめることはできない」と断言します。むしろ「やめてはならない」です。

 

 でも、がっかりしないでください。「今のままでは」という意味です。

 

 知識を得ながらゲシュタルト能力を磨いていけば、今はまだスコトーマに隠れたままの問題(課題、case)に気が付くはず。その問題に対する解決(plan)を見いだし実践し続ければ、きっと「薬をやめること」ができるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 「因」がなくなるから。

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 

 次回(Q-269)は真の問題を見つけるケースサイド、その次(Q-270)は真の解決を実践するプランサイドです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 20年来の苦しみの解消はもうすぐそこ。焦らず、慌てず、ゆっくりと取り組んでください。気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

Q-269につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 3回連続で“健康(well-being)”に関連する認知科学者 苫米地英人博士の著書を紹介します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859896.html

 

 今回は「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版)。

 健康も病気もすべてマインド(脳と心)次第。この本では悩みと不安の正体を記憶と脳の関係で解き明かすとともに、どうすれば「イヤな気持ち」を克服することができるか具体的に書かれています。必読です。

 (「心のエネルギー」について、こちらもどうぞ↓)

 S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 

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F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

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F-216:激烈な腹痛の最中に得たインスピレーション -真夜中に、一人きりで-

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F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

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「イヤな気持ち」を消す技術(ポケット版)

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