苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:時間の流れ

Q-247:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -05;「時間は未来から過去に流れる」とは?

 

子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。反対に「気楽」や「気軽」が大っ嫌い!

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

ところが、認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ間に、「努力」「根性」がコンフォートゾーン(CZ)の外になり、「気楽」がCZ化していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そんな「気楽」について、いただいた御質問に回答しながら考えてみました↓

 Q-238~:気楽に生きたいのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

 Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 「100%want toで生きよう」「楽しく働こう」といった話をすると、必ずといっていいほど「やりたいことだけで生きられればそもそも苦労はしない」「みんながやりたいことだけやっていたら社会が成り立たない」といった御意見(claim)をいただきます。ときには「楽しく働かれるといい迷惑だ」といった苦言も。

 「want to」や「Not Normal」を貫く生き方は、気楽ではありますが、決して楽ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 ところで、want toを非難する人たちのことをドリームキラーと呼びますが、最大・最強のドリームキラーとなるのは誰でしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 そう、自分自身。心の中の不安や恐怖・義務感・罪悪感といったものが、want toをいつの間にかhave toに変えていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

では、そんな内なるドリームキリングに対して、どう対応すればよいのでしょうか?

 

 そのような問いを念頭に、「気楽に生きる」ということについてあらためて考えてみました。気楽に読んでくださいw

 

 01;肩書が変われば、機能・役割が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28362960.html

 02:昇進うつはなぜ起こる?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28380339.html

 03;昇進うつの解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28391533.html

 04;「一人一宇宙」はゴールに向かう夢の一部

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28416456.html

 05;「時間は未来から過去に流れる」とは?

 

 

ナチスにより強制収容所に送られた体験を「夜と霧」に記した精神科医師 ヴィクトール・E・フランクル(Viktor Emil Frankl1905~1997年)は、「意味への意志」を最も重要な人間の行動力だとしました。生きる苦しみは精神病の徴候ではなく、その人が意味を求めることによって、より人間的になりつつある証であるとし、自由意志こそ人間のもつ傑出した特徴だと信じました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

「内を外に合わせて変える」ことをフランクル風に表現すると、「起こっている出来事を通じて人生の意味を考え、人生が求めている本来の自分に変わっていくこと」といえます。

 

 さらにコーチングと合わせて考えると、「起こっている出来事を通じて考える人生の意味」が「可能世界w1」であり、「人生が求めている本来の自分に変わっていくこと」が「pの再定義」といえます。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 シンプルに表現すると、「世界をしっかり観察し、現状の外にゴールを設定して、ふさわしい“自分”を生きる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

そのときに重要なのが“時間の流れ”についての理解。

かつての私も含むほとんどの人々が「時間は過去から未来に流れている」という考えを受け入れていますが、本当は時間は未来から過去に向かって流れています。この文章を読んでいる瞬間を“今”とすると、この瞬間の1時間未来が1時間経って現在となり、“今”は1時間過去に変わります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

時間は未来からどんどん流れ、現在の自分を通り過ぎ、過去となりますます遠ざかっていく

 

 それがコーチングマインドにふさわしい時間観。

今回は、そんな時間の流れを「前後関係」と「因果関係」という概念で考えてみましょう。

 

 

「人間万事塞翁が馬」という故事を御存知でしょうか?

以下Wikipediaより引用します。

 

国境の近くにあった塞(とりで)の近くに住んでいた翁(老人)は、何よりも自分の馬をかわいがっていた。その馬は、周りからも評判が立つほどの駿馬だったが、ある日突然、蜂に刺された拍子に飛び出してしまう。一向に帰ってこない馬の様子に、周りからは翁に同情するほどだったが、翁は「これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない」とだけ言って、我慢強く待ち続けた。すると、どうだろうか。しばらくして、その馬が別の白い馬を連れ帰ってきたのだ。しかも、その白馬も負けず劣らずの優駿で、周りの者は口々に何と幸運なことかと囃し立てたが、翁は「これがきっかけで、別の悪いことが起こるかもしれない」と自分を戒め、決して喜ばなかった。

それから、かわいがっていた息子がその白馬から落ちて、片足を挫いてしまった。周りはまた同じように慰めの言葉を掛けたが、翁はまた同様に「いいことの前兆かも知れない」と告げる。それからしばらくして、隣国との戦争が勃発した。若い男は皆、戦争に借り出されて戦死した。しかし息子は怪我していたため、徴兵されず命拾いした。そして、戦争も終わり、翁は息子たちと一緒に末永く幸せに暮らしたという。

このことから、人間、良いこともあれば悪いこともあるというたとえとなり、だから、あまり不幸にくよくよするな、とか幸せに浮かれるなという教訓として生かされる言葉になり、人間万事塞翁が馬などと使われる。

引用終わり

 

この故事中で起こったfact(事実)を過去から未来に向けて並べると、A)愛馬の逃亡→B)愛馬が白馬とともに帰還→C)息子の怪我→D)戦に不参加→E)末長く幸せ、となります。この並びが「前後関係」です。

前後関係とは「Aが起きた後Bが起き、Bが起きた後Cが起き、Cが起きた後Dが起きた」というfactを順番に並べただけの概念です。

 

それに対し「Aが起きたからBが起き、Bが起きたからCが起き、Cが起きたからDが起きた」という関係を「因果関係」といいます。「あの時〇〇したから(しなかったから)、△△が起こった(起こらなかった)」という考え方です。

“原因があって結果が生じる” この関係が「因果関係」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 fact(事実)だけの「前後関係」と違って、「因果関係」には解釈が含まれます。

 

 それをディベートと絡めると、「因果関係」にはwarrant(根拠)やclaim(主張)が含まれるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 *ディベートについて、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりより“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 さらに抽象度を用いて考察すると、「前後関係」は最も抽象度が低い物理空間にあり、「因果関係」は高次の情報空間にひろがっていることがわかります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *情報空間はこちら↓

 (物理空間は情報空間の一部であり、抽象度を軸にしたときの底面です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

そのように「前後関係」と「因果関係」はまったく異なるものですが、多くの場合、無意識下では混同されています。

 

「人間万事塞翁が馬」の例えで、“C)息子の怪我”の時点ではそのfact(物理次元)は悲しいこと(情報次元)ですので、その前に起こった“B)愛馬が白馬とともに帰還”は好ましくないこととして周囲の人に解釈されました。ところが、その後“D)戦に不参加”という喜ばしいことが起こると、“C)息子の怪我”は好ましいことに解釈が変わり、その前の“B)愛馬が白馬とともに帰還”も好ましいことに、そしてその前に起こった“A)愛馬の逃亡”も好ましいことに変わります。まるでオセロで黒が白にどんどんひっくりかえっていくように。

 (ディベートでは「ターンアラウンド(T/A)」と表現します↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26568420.html

 

このことからわかるように、起こったこと(fact)の解釈はその後に生じること、つまり未来の出来事で書き換わります。未来の出来事によって過去の出来事の解釈(=意味)が変わるのですから、「因果関係」の「因」は未来(より高次の抽象度次元)にあるといえます。

未来の結果が現在、現在の結果が過去

それが「時間は未来から過去に流れる」ということです。

 

望ましい生き方は前回(Q-246)まとめたとおり、ゴールを設定することで「因」を生みだし、その「果(結果)」として現在を生きるという生き方です。

 

もしもゴールがはっきりしないなら、つまり未来を描かずに生きている場合は、現在起こっていることから「こうあってほしい(でも絶対無理!)」というイメージを思い描いてください。気楽に。

 

それが今回の冒頭で書いた「起こっている出来事を通じて人生の意味を考え、人生が求めている本来の自分に変わっていくこと」のはじまりです。「内を外に合わせて変える」という感覚がわかっていただけたでしょうか。

 

難しいと感じている方もいらっしゃると思いますが大丈夫です。

人生の意味を考え未来(w1)をイメージすることももちろん重要ですが、シンプルに考えると「今この瞬間にゴールを設定してしまえばいい」のですから。趣味や家族など設定しやすいところから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

ゴールとは夢のこと。

「夢に向かって生きる」 それが「気楽に生きる」「楽しく働く」ための秘訣であり、「昇進うつ」などと無縁な力強い生き方の秘密だと私は思っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27025230.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

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-関連記事-

F-125VW

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21491696.html

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 

 

Q-237:新型コロナウイルスが怖いのですが、どのように対処すればよいのでしょうか? <ワーク付き>

 

 前回(Q-236)、「アウトプットに恐怖を感じる」という御相談に回答しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 不安や恐怖のマネジメントは重要です。大脳の前頭前野に対して大脳辺縁系が優位となる「ファイト・オア・フライト」の状態では、絶対にゴールを達成できないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 スコトーマが外れることで「老病死(+生で四苦)」を実感しがちな医療・介護現場は、とくに情動のマネジメントが必要とされています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 そんな医療現場でいただいた御質問に回答します。

  (変更を加えています)

 

Q:新型コロナウイルスが怖いのですが、どのように対処すればよいのでしょうか?

 先日、ある討論番組で「医者はワイドショー見て、コロナ怖がりすぎ」という発言を聞きショックを受けています。現場ではよく「正しく怖がる」という言葉を使いますが、実際にコロナ患者さんに囲まれているとどうしていいかわからなくなるときがあります。

今は体と心がバラバラな感じです。

 

A:「医者はワイドショー見て、コロナ怖がりすぎ」という主張(claim)の根拠(warrant)と事実(data)は示されていたのでしょうか?

 (まさか「ワイドショー見て」が根拠?)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 裏付け(backing)は? 確率(qualifier)は? 例外(reservation)は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

 そのように論理的な思考を重ねることで、「ファイト・オア・フライト」に陥りにくく(リカバーしやすく)なります。前頭葉前頭前野(背外側部)が活性化するからです。

私は、とくに医療・介護現場には、ディベートを学び実践することをお勧めしています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124522.html?p=2

 

 *ディベートについて、詳しくはこちらをどうぞ↓

 S-01~:よりより“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 「問題・課題の分析(case side)」と「解決の提案(plan side)」はセットです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

問題を叫ぶだけで解決を意図していない意見は無視してください。その多くは責任転嫁であり、そもそも他責だから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22599317.html

 

 きっと頭の中はゲーム理論でいっぱいです。他人を蔑み引き下げることで、自分のコンフォートゾーンを優位に保とうとします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

繰り返しますが、ドリームキラーへの対策として、まずは論理! そして無視 !!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 

 ところで、あなたはショックを受けて落ち込んでいる場合ではないはず(claim)。なぜなら、ゴールがあるから(data)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 コーチングマインドはつねに未来志向です。ゴール設定により自ら生みだす未来が「因」、現在が「果」です(warrant)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 心ない他人からの誹謗中傷も、すべて自分のマインド次第。その時は辛いでしょうが、「心の力でゴールに近づくための良縁に変えることができる」と信じてください。大丈夫!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

  

 「どうしていいかわからなくなる」ときや「心と体がバラバラな感じがする」ときは

 

 

 1)まずは呼吸を意識に上げてみましょう。いつもより早く浅くなっているはずです

 

2)自分の中の不安、恐怖、悲しみ、怒りなどをありのままに観察しながら、今度はその情動を吐き出していきましょう。呼気とともに

 

3)吐きながら緩める(緩めながら吐く)ことをしばらく続けていると、心身ともにリラックスしてくるはず

その時、心は不安・恐怖から安心に、脳は大脳辺縁系から前頭前野優位に、体は交感神経から副交感神経優位に変わっています。その変化をしっかり感じましょう

 

4)すっかりリラックスしたと感じたら、書き換えのタイミング。辛い(辛かった)現状からゴールを達成している未来へ移動しましょう。時間旅行を楽しむ感じで

 

5)未来に到着したら、ゴールを達成している自分が見ているもの、聞いている音、感じている感触、味、匂いを存分に味わってください(ビジュアライゼーション)。そして、その時感じているすべてを言葉で描写していきましょう(アファメーション)

 

6)十分に味わったら、ゴールの世界で感じている「うれしい」「楽しい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」をお土産に再び時間旅行。余韻を楽しみながら、現在に向かいます

 

7)到着した現在は「出発前の辛い(辛かった)現状」ではありません。「ゴールを達成している未来の結果」です

ゴールが「うれしい」「楽しい」等の情動とともにどんどん近づいていること、すなわち未来から現在へと向かう時間の流れを感じ続けてください

 

 

 ポイントは「未来から現在に到着したときの体感」。明るくあたたかい感じとともに、すべてがゴール達成の縁に感じられるはず。

その体感はゴール側のエネルギーが生みだしています。しっかり記憶してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 このワークを繰り返している間に臨場感(V)が高まっていくイメージ(I)は、やがて本当に現実化(R)していきます。それが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 さらに、ゴール側(未来)の強い臨場感は、縁ある人たちにもひろがっていきます。

たとえゴール(&CZ)そのものが相容れなくても、お互いのゴールのLUB(最小上界)を共有できればOK

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 ドリームキラー(K)は次第にドリームサポーター(S)に変わっていくはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26967876.html

 

 

 最後にもう一点。

 「正しく怖がる」の「正しく」は絶対的なものではありません。「正しさ」はゴールが決めます。ゴールに近づけば〇、遠ざかれば×というように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「正しく怖がる」の「怖がる」はゼロトラストのこと。ゼロトラストとは「完全に守ることは不可能という認識」。レジリエンスの大原則です。

 F-142:不要不急 vol.3;レジリエンス <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 

 それはあえてCZを揺さぶってスコトーマを外し、「問題・課題(case)」を見つけ、「解決(plan)」することを可能にします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 

レジリエンスカーブ(191104バラだん)

「バラいろダンディ」(東京MX2019114日放送回)より引用

 

   Normal Operations : 継続的なモニタリング

   ShockCascading : 最低ラインの確保

   Recovery Phase : 準平常ラインの設定

   Restoration Phase : 元々の平常ラインよりさらに高いラインに回復する構造

 

 

 御相談中の「ショックを受けています」は「②ShockCascading」のphase。その時は「最低ラインの確保」が目標です。例えば、「ファイト・オア・フライト」を防ぎながら心身のダメージを最小限に抑え、ストレス状態から脱却することを目指します。

 

 回復基調(③Recovery Phase)にあるときは、みんな優しく仲良しです。それを災害医療では「ハネムーン期」と表現します。その後は、ご想像のとおりw、「幻滅期」が訪れます。

 その対策のためにも「正しく怖がる(怖がり続ける)」ことが重要。そのためにコーチングの知識とスキルがとても役立ちます。詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-187~188:「新型コロナウイルス感染症」との縁で… -04~05;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25802632.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25868437.html

 

 御承知のとおり、体と心は同じもの。「体と心」「脳と心」でひとつです。「体と心がバラバラ」と感じるたびに、今回御紹介したワークに取り組んでください。絶対大丈夫!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

御質問ありがとうございます。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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L-014~20202月リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート

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F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

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F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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F-225Don’t look back in anger

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心(気)を込めて書きました↓

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

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 その執筆が縁になったのでしょう。忘れていた記憶がよみがえりました。1つは冷たく悲しい体験の記憶、もうひとつは心温まる思い出です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 まずは悲しい方を紹介します。イギリスのロックバンド OASISの「Don’t look back in anger」を聞くたびに思い出す記憶です。

 (個人情報保護の観点で、詳細を変更しています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 

小柄な70代女性との出会いは救急車でした。

運び込まれた際にはとても状態が悪かったのですが、幸い少しずつ回復していきました。

入院中は夫と娘さんが毎日のように見舞いに来られ、一緒にリハビリを行ったりしていました。自宅退院後は夫と一緒に定期的に通院してくださいました。

 

ある日、体調不良を訴えた患者さんがまた救急車で運び込まれました。家族が席を外している間に、女性は涙ぐみながら心の内を吐露されました。

 

毎日のように娘に責められて辛い。もう耐えられない

 

 詳しく話を伺うと、娘さんの希望を断念させたことがあるらしいのです。何十年も前に。娘の身を案じて。

 何かあるたびにそのことを持ち出され、「仕事でつまずくのは〇〇をさせてもらえなかったからだ」「人間関係がうまくいかないのは〇〇をあきらめさせられたせいだ」と泣き叫ぶらしいのです。ときには暴力をふるいながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 それからしばらくして、女性の容体が悪化。再び運び込まれたときには、うなされるように繰り返していました。「もう死にたい」と。

そして、そのセルフトークのとおり、女性はお亡くなりになりました。とても残念ですが、それも「I×V=R」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 

 じつは、女性の体調悪化の理由ははっきりしないままでした。大きな病院で精査されていたのですが、たいした異常は見つからず、原因不明とされていました。つまり、“健康”だったのです。西洋医学の見地では。

 (WHO的には健康ではありません。WHO版健康の定義とその課題はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html

 

「情報空間では確かに異常があるが(機能的問題あり)、物理空間でははっきりしない(器質的異常なし)」という感じです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その状態を「全人的苦痛(Total Pain)」という視点で考えると、社会的苦痛(娘との関係不良)が心理・精神的苦痛(もう死にたい)を生みだし、物理空間上で身体的苦痛(救急搬送される際の症状)となってあらわれていたと考えることができます。

 L-00520201… 05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 

 女性の診察を行うたびに、私は、ヴィクトール・E・フランクル(Viktor Emil Frankl1905~1997年)の「夜と霧」を思い出しました。あえて死の理由を挙げるなら、きっと「希望を失ったから」なのでしょう。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 

 それは認知科学者 苫米地英人博士と出会う前のこと。ずいぶん昔の話です。

 

かつての私と同じように「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていたに違いない娘さんは、今はどのような世界を生きているのでしょう? すでに亡くなった両親のことを今でも憎んだままなのでしょうか?

F-221:不安と不満のはざまで<ちょっとブレイク;今、親を憎んでいる人たちへ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27776349.html

 

 私たちの脳は失敗を記憶するようにできています。だから過去に、しかもイヤな記憶ばかりの過去に、いつまでも囚われるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 目の前の世界には「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」が満ちあふれています。本当は。

 それなのに自らスコトーマを生みだし、感じられなくなっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 それは仏教において苦の根源とされる「無明(むみょう)」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27050392.html

 

コーチングには無明を解決するパワーがあります。いや、正確には「無明を自ら克服する力がもともとマインドにあり、コーチングでその力を覚醒させることができる」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

「心から望むゴールを、自分中心を捨てながら、現状の外にしっかり設定すること」が、マインドのリミッターを解除する最初のステップです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

 ゴールを設定したら、覚悟を決めて、正しく怒り続けることが重要。それは「ゴール達成能力の自己評価」であるエフィカシーを高めることでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その時、忘れてはならないことは「この世に“絶対”はない」という事実。それを不完全性といいます。この世に(あの世も)絶対に正しいことなど存在しません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「正しく怒る」の「正」とは“方向性”のこと。より抽象度の高い次元を目指し挑戦し続けることが「正しく怒る」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「正しく怒る」の「怒」とは“人間的怒り”“公憤”のこと。前頭前野レベルで生み出したエネルギーと創造力で世界をよりよくしていくこと(実装)が「正しく怒る」です。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 そんな「怒」の源泉は未来(社会)。自由意思によるゴール設定によって自ら生みだした未来(社会)と現在のギャップ(が生みだすエネルギー)が「怒」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

だから、怒りは常に未来を向いたものであるべき。

 決して怒りに駆られながら過去(自分)を振り返ってはいけない


 …OASISの名曲「Don’t look back in anger」を聴くたびに、そんなことを考えます。

 (PVはこちら↓)

 Oasis - Don't Look Back In Anger (Official HD Remastered Video) - Bing video

 

 

 Slip inside the eye of your mind

 Don’t you know you might find

 A better place to play

              心の目を奥に向けると

              見つかるって知っているだろう

              もっといい遊び場が

 

 You said that you’d once never been

 But all the things that you’ve seen

 Will slowly fade away

              一度だってないとおまえは言っていた

              でも見てきたものはすべて

              ゆっくり消えていくだろう

 

 So I’ll start the revolution from my bed

 Cos you said the brains I had went to my head

 Step outside the summertime’s in bloom

 Stand up beside the fireplace

 Take that look from off your face

 You ain’t ever gonna burn my heart out

              革命はベッドから始めるんだ

              おまえが俺をうぬぼれているなんて言ったから

              夏真っ盛りの外に飛び出すんだ

              暖炉の横から立ち上がって

              そんな顔しないで

              そんなんじゃ俺の心は動かない

 

 So Sally can wait, she knows its too late as we’re walking on by

 Her soul slides away, but don’t look back in anger I heard you say

              サリーは待ってくれる、並んで歩くには遅すぎるのを知っているから

              彼女の心は離れていく、でも怒りに変えちゃいけないって聞いたんだ

 

 Take me to the place where you go

 Where nobody knows if it’s night or day

              どこへだって連れて行ってくれ

              たとえ昼だろうが夜だろうが誰も知らなくても

 

 Please don’t put your life in the hands

 Of a Rock n Roll band

 Who’ll throw it all away

              ただお前の人生は任せちゃいけない

              ロックンロールバンドの奴らには

              全て投げ出すような奴らには

 

 I’m gonna start the revolution from my bed

 Cos you said the brains I had went to my head

 Step outside the summertime’s in bloom

 Stand up beside the fireplace

 Take that look from off your face

 You ain’t ever gonna burn my heart out

 

 So Sally can wait, she knows its too late as she’s walking on by

 My soul slides away, but don’t look back in anger I heard you say

 

 So Sally can wait, she knows its too late as we’re walking on by

 Her soul slides away, but don’t look back in anger I heard you say

 

 Don’t look back in anger

 Don’t look back in anger

 Don’t look back in anger

 At least not today

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 今でもOASIS好きの私ですが、じつは、アルバムを買い始めたのは3作目の「Be Here Now」(1997年)から。ベストアルバムやライブアルバム等で聴いてはいましたが、「Don’t look back in anger」が収録されている2作目「<What’s the StoryMorning Glory?」(1995年)は持っていませんでした。

 そんな私に猛プッシュしてくださったのが、苫米地式認定コーチのWさん。たしかTPIEを受講している間でした。臨場感が高まり即購入したそのアルバムは、今では私の一番のお気に入りです。Wコーチ、ありがとうございます。

 

 

-追記2

 Gallagher兄弟にも一言。Don’t look back in anger !!

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

 

-告知1

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを計画しました。1年間を通してのテーマは「Well-being」。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 最終回は2022220日(日)開催。テーマは「Total Well-being ~『total』に秘められた生命力を知る~」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27953269.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめます。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

 初回は202225日(土) 午前1115分からの予定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

 


<What’s the Story> Morning Glory?




F-219:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <3rd. Step;覚悟を決める!>

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

無理に押さえつけようとする力に猛烈に反抗する感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして贈ります。

 1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

2nd. Step;絶対大丈夫!>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27624719.html

 

 

3rd. Step;覚悟を決める!

 

 コーチングを学び実践すると、あなたはゴールを自由自在に設定することができるようになります。そして、ゴールに向かいながら「不安」をコントロールすることができるようになります。

 だから、絶対大丈夫!

 しかしながら、ゴールを設定すると、すぐに次の壁(課題)があらわれます。

 

 その壁(課題)とは「ドリームキラー」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 

 先日、突然、我が家のキッチンの電球が切れました。同じ電球が3つならんでいるうちの1つです。新しい電球を準備していたので、すぐに交換することができました。

 

 なぜ準備していたのだと思いますか?

 

 答えは「そのちょっと前に隣の同じ型の電球が切れたから」です。「きっと近いうちに残り2つも切れるだろう」と予想し、ちゃんと準備していました。残りの1つもすぐに交換することができます。

 

 過去に起こった出来事を踏まえ、仮説を立て、対策を立てる

 

このような情報の分析と次の展開の予想に使われる思考法に「エクスプラネーション・パターン法」というものがあります。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

例えば地震や火山の噴火など、自然災害への対策にはこの「エクスプラネーション・パターン法」がとくに役立ちます。災害は物理空間で起こる出来事だから。

人でいえば老病死(+生で四苦)は物理空間での現象です。だから、「エクスプラネーション・パターン法」を用いてしっかり備えることができます。

 F-215:これりすくん

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

 

物理空間とは、情報量の大小という軸で宇宙をならびなおしたときの底面のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その「情報量の大小という軸」が抽象度(ちゅうしょうど)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 論理的にシンプルにまとめると、

 過去の経験(データ) →未来予想(ワラント) →対策(クレーム)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 あるいは、

 過去の経験(データ) →課題を発見(ケースサイド) →課題を解決(プランサイド)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 いずれにせよ、その根底には「時間は過去から現在、現在から未来に流れる」という時間観があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 しかしながら、私たち人間の思考は違います。前回話したとおり、人類は時空や論理を超越した存在です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 実際のところ、私たちは「未来から現在、現在から過去へ」と向かう時間の流れを生きることができます。まるで波乗りを楽しむように。

 例えば、あなたの家庭では食事の献立を前もって決めているはずです。「〇〇を食べている」という未来が先にあり、「こんな調理をしている」「あの食材を準備している」という現在が決まってくるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20779462.html

 

未来が「因」、現在が「果」

 

 では、人はなぜ時空や論理を超越することができるのでしょうか?

 

 答えは「マインド(脳と心)があるから」。もっと正確にいうと「進化の結果、情報空間にまでホメオスタシスが働いているから」。

 

「ホメオスタシス」とは恒常性維持機能のことです。

あなたは外が暑くても、あるいは急に寒くなったとしても、体温を一定に保つことができますよね。同じように血圧や心拍、呼吸など体のありとあらゆる働きが最適な状態に保たれています。それがホメオスタシス。

 意識していなくても呼吸を続けられるのは、ホメオスタシスが働いているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 

 そのホメオスタシスは、人間の場合、物理空間から情報空間にまで拡張しています。ゲームをしながらドキドキしたり、時間を忘れるほどYouTubeに没頭できるのは、仮想的な情報の世界にもホメオスタシスのフィードバックが成立しているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 

 そのホメオスタシスフィードバックの強度を決めるものが「臨場感」です。臨場感が強いほど、ドキドキやワクワクが強くなります。

 つまり、臨場感が“現実”を決めているのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 最初に(F-2171st. Step)「わかっちゃいるけどやめられない」ことについて話しました。「やめられない」のは情報空間に強い臨場感を感じているから。

とても重要なので今回も繰り返しますが、「最も臨場感が高いイメージがそのときのリアル」です。

PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 若いあなたは、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。まるで献立を決めるように。

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。いつもの食事のように。

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。本当は。
 それが若さの特権!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

あなたの御両親が子どもだった頃に流行った歌でいうと↓

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 物理空間から情報空間に、そして過去の呪縛から未来の(本来の)自由に向かいはじめるのが思春期です。
 (念のため。物理空間も情報空間ですよ。底面です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

思春期は心躍るような気持ちでますます輝くときですが、一方で何かに押しつぶされそうな気分に苦しむときでもあります。輝きは前回取り上げた未来(ゴール)側のブリーフにより、苦しみはこれまでのブリーフへのとらわれや自分という存在への問いにより生じます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 自分という存在への問い それをスピリチュアルペインと呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 あなたのスピリチュアルペインは、やがてまわりの大人たちも苦しめることになります。

 

「すべては縁起であり、あなたの苦しみはあなただけのものではないから」 それが1つ目の理由。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 2つ目の理由は「思春期の若者たちとの縁によりスコトーマが外れてしまい、大人たち自身が自分のスピリチュアルペインと再び向き合うことになるから」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 子どものことを本気で案ずる親ほど、じつは、強烈なドリームキラーになってしまいがちです。

 Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 コンフォートゾーンが崩れてしまうことが、その大きな要因です。今まで親子で共有してきたコンフォートゾーンが「現状維持の壁」を生みだし、その「壁」が崩れることで痛みを感じるのです。“仲のいい親子”であるほど、より強力に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 コーチングを学び実践すると、あなたはゴールを自由自在に設定することができるようになります。そして、ゴールに向かいながら「不安」をコントロールすることができるようになります。その次にあなたが心がけることは「覚悟を決める」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 「覚悟を決める」とは、自分の自由意思で決めたゴールに責任を持ち、ドリームキリングに立ち向かうということ。

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 「立ち向かう」とは、決して戦うことではなく、もちろん逃げることでもありません。動物的な「ファイト・オア・フライト」に陥ることなく、ひとりの人間として理性的に振る舞うということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ゴールに向かう覚悟(&責任)が、スピリチュアルペインを克服する力の源です。そして、あなたのスピリチュアルペイン克服の過程は、まわりの大人たちをも救うことになります。

ドリームキラーは、やがて強力なドリームサポーターに変わるでしょう。

 Q-112:ドリームキラーを気にせずに前進するために

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

 

 すべては縁起です。すべてがつながっています。

あなたのエネルギーと創造性と気づきは、あなただけではなく、まわりも明るくあたたかく書き換えていきます。まわりの大人たち自身のスピリチュアルペイン克服を、あなたの情熱(passion)が手助けしていくことになるから。

 だから、自分だけでなく、縁ある大人たちのためにも覚悟を決めてください。

その覚悟が、鹿児島の大先輩 せごどん が語った「克己(こっき)」のはじまりです。

 F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

F-220につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

―関連記事-

S-04-10:自分を変えることができない理由 -3

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23031314.html

F-180:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart-5;個のwell-beingから社会全体にひろがるwell-being

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25365643.html

Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 

F-215:これりすくん

 

 今回のテーマは「これりすくん」!

 

 私たちは過去の記憶情報を使って目の前の世界を認識しています。

 そもそも知らないことは認識できず、存在すらしていません。スコトーマです。実際、このブログ記事をお読みのほとんどの方の宇宙(人生)に、「これりすくん」は存在していなかったはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 スコトーマを生みだす/外す条件は 1)知識、2)重要性、3)役割。

 たとえ「これりすくん」を知っていたとしても、重要性を感じなければ認識にはあがりません。一瞬認識にあがったとしても、すぐにスコトーマに隠れてしまいます(気にならない)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 では、「これりすくん」の正体を明かしましょう。

 それは日本動脈硬化学会が提唱する「冠動脈疾患発症予測ツール」のこと。

 

 どうですか? 急に興味が失せたのではw

 

 冠動脈とは心臓を養う血管のこと。冠動脈疾患とは冠動脈に狭窄や閉塞などが生じる病気のことで、具体的には狭心症や心筋梗塞を指します。現時点でそのような病気の心配がない方のRASは、「これりすくん」をフィルタリングしてしまいます。たいして重要ではないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 病気の懸念があったり、あるいは健康意識が高かったりして「冠動脈疾患」の重要度が高かったとしても、「予測」という役割に意味を感じない場合は、やはりスコトーマに隠れていきます。

 

繰り返しますが、スコトーマを生みだす/外す条件は 1)知識、2)重要性、3)役割 です。

その3つにゴールが大きく関係します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールが重要性と役割を生みだします。そして、ゴールに向かう過程で自然に学習を重ね、知識が身についていきます。

 PM-05-06~08:そもそも教育とは?―3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 学習は、本来は、ホメオスタシス活動です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 コーチングを学ぶ皆さんにはたくさんのゴールがあるはず。もちろん、健康のゴールも設定しているでしょう。「私は大丈夫だ」と思う方も、まずは「これりすくん」を体験してください。ゼロトラストで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 

 では、こちらからどうぞ(スマホ・タブレットではダウンロードが必要です)↓

日本動脈硬化学会HP>一般の皆さまへ>冠動脈疾患発症予測ツール(一般向け)

https://www.j-athero.org/jp/general/ge_tool/

 

 

これりすくん

これりすくん

日本動脈硬化学会HPより引用

 

 

 いかがでしたか?

 

私は医師として「これりすくん」を勧める立場ですし、コーチとしても健康のゴールに関連して「これりすくん」を紹介したりします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26037409.html

 

 しかしながら、いつもザラザラとした違和感を感じます。認知的不協和です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 脂質(コレステロールや中性脂肪)・血圧・年齢等による「冠動脈疾患発症予測」とは、「このままの状態が続く時間延長上の未来」の話です。それは「現状(SQStatus Quo)」のことであり、根底には過去→現在→未来という時間観があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

「病気という未来(←コーチングでは現状の範囲内)を避けるために習慣を改めよう」という考え方は行動主義的です。間違っているといいたいわけではありませんが危険。もしも「ダメ。ゼッタイ。」みたいになってしまったら完全にアウトです。

F-082:ダメ。ゼッタイ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html

 

 なぜなら、want tohave toに変えてしまうから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 潜在的な能力を自ら封印してしまうばかりか、多彩で豊かな可能世界をスコトーマに隠してしまうことになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 さらに不安・恐怖(Fear)、義務感(Obligation)、罪悪感(Guilty)などと紐付いてしまったなら、とても深刻な悪影響が生じるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 容易に「Fight or Flight」に陥ってしまい、やがてはその状態がコンフォートゾーン化するからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「これりすくん」など予測ツールが示す未来を可能世界のひとつとして理解するのはOKです。ただし、その未来に支配されないでください。ゴールが生み出す「置き換えの映像(Replacement Picture)」に書き換えていくのです。セルフトークをしっかりコントロールし(例;「私らしくない。次は〇〇している」)、アファメーションやビジュアライゼーションを積極的に行いながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 そうやってゴール側のイメージの(I)臨場感を意図的に高めていけば(V)、やがてゴールが現実化していきます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 予測を次々にひっくり返し、遙かに超えていく

 

 それがコーチングマインドを持つ人々の生き方「Not Normal」です。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

F-071~:「糖尿病リスク予測ツール」に思う

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_319922.html

F-197~:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_412867.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第7回は20211212日(日)開催。今回のテーマは2つ。「論理的思考を身につけ、ディベートをマスターする」「コミュニケーション能力の向上 ~スピーチとコミュニケーションの違い~」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27449797.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

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Q-220:ゴールに対するスケジュールはたてますか? <後編(コーチング実践者~コーチ向け);人類には“今”しかない>

 

ゴールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:ゴールに対するスケジュールは立てますか? 今週、今月、今年、3年など、計画は立てても良いですか?

A:前回(Q-219)は、コーチング入門者~実践者向けに、「時間は未来から過去へと流れている」という前提で回答しました。

 <前編(コーチング入門者~実践者向け);ゴールが先、スケジュールは後>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27441932.html

 

 その最後に認知科学者 苫米地英人博士が提唱されている「超情報場理論(仮説)」を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

今回は博士の著書「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(徳間書店)の第20章「人類には“今”しかない 超情報場脳 その『超情報場』理論による解釈」に沿って説明し、最後の部分を引用します。

 コーチング実践者~コーチ向けの回答です。前回との違いを楽しみながら読み進めてください。

 (未読の方は「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」をお読みください。Kindle版はこちら↓)

 Dr.苫米地の「脳力」の使い方 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

過去の情報の寄せ集めが現在を作っている

 

 博士がここで述べられているのは、「記憶」ではなく、「情報」。記憶と情報を明確に区別され、「フレーム」という言葉を使って説明されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 人間は、物事を解決するにあたって、「関連することだけをふるい分けて抽出し、それ以外の事柄に関しては無視して思考する」という能力を持っています(RAS&スコトーマ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

つまり、ある枠組みを作って、その中だけで思考することができるということ その「枠組み」がフレームです。

 

 記憶はフレームがあるもの。対して、頭の中にバラバラに保存された情報にはフレームがありません。よって、私たちは何も記憶していないともいえます。バラバラな情報が合成され“記憶”となるのは“今、この一瞬”です。

 「今の認識というフレームが今の記憶を作っていると考えると、人類の脳には、過去も未来もなく、現在しか存在しないということになる」と博士は述べられています。

 

 それが「時間は未来から過去へと流れる」という前回回答中の時間観との違い。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 この「現在の認識はリアルタイムの合成」という事実を示す言葉が、苫米地博士が座右の銘とされている「一念三千」(と私は理解しています)。詳しくは下記ブログ記事で。博士による「一念三千」の解説を引用しています↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 

仏教ではすでに説かれている「人には現在しかない」

 

 認知科学の大前提はファンクショナリズム(functionalism)です。しかしながら、人間のファンクションは、あらかじめあるものではなく、その瞬間瞬間に生成されるもの。

それゆえ、「認知科学の枠組みでは、現在しかない人間の記憶をシステム化することは不可能」と博士はおっしゃいます。

 

 この「人には現在しかない」という考え方は、じつは、仏教の教えの中にも存在しています。人どころか、宇宙まで含めて、「今作られ(刹那生)、今消える(刹那滅)」。その「生」と「滅」を生みだす力が「縁起」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

多くの人が作った宇宙が同時に存在する「超情報場」

 

 「今この瞬間に、ファンクションが生み出される」ことを教えてくださる博士は、同時に「個々人がバラバラに刹那的な宇宙を創っても意味はない」と諭されます。

 そして、「多くの人が創った宇宙は同時に存在している。その創られた宇宙が『超情報場』である」と定義されています。

 私は博士のこの言葉を「中」と理解しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 超情報場は、情報の場であり、次元を超える場である

 場の一部に人間の認知がある

 人間の認知は高い抽象度から生じ、人間の認知も含めた「超情報場」は抽象度が高いところが先にある

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして博士は、このようにコーチング(&ヒーリング)の秘密を語られます。

 

 レベルの高いコーチングは、いきなり抽象度の高い方法で、相手の潜在能力を引き出し、この「超情報場」を変化させて、問題の解決を図ることになる

 

 

情報空間が物理空間を変え、癌は情報で治る

 

 鍵は「情報空間」と「物理空間」の関係の理解。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

物理空間は情報空間の一部で、抽象度を軸にしたときの底面です。つまり、情報宇宙という全体があり、物理空間はその1つの部分であるということ。ゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 宇宙の構造を体得すると、「生命現象という情報が物理空間に顕在化したものが身体である」ことが理解でき、「高次の情報場への働きかけを通じて、現実である物理空間を変える」ことができるようになります。自由自在に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 コーチングの枠組み(フレーム)でいえば、その理をプリンシプル化したものが「I×V=R」。そのはじまりが「ゴール設定」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 御質問の「ゴールに対するスケジュール」や「計画」は高次の情報場に存在し、底面である物理空間で現実化されます。

 そのことを念頭に、リラックスして(リラックスを意識にあげて)、下記引用文をお読みください。「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」の最終章(の最後)からの引用です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

「足の裏」情報場から、すべてを超えた「超情報場」へ

 このような「情報空間」と「物理空間」の関係を見るにつけ、より抽象度の高い考え方の必要性を改めて感じます。

 とは言え、もちろんこの2つの空間は、別々にではなく連続して存在しています。その連続した情報空間の、抽象度の1番低いところにあるのが物理空間なのです。

 ということは、物理といえども情報の一部にすぎないということでもあります。

 もっと言えば、情報空間にある「特定の情報場」の写像として、物理空間に物理的実体が存在していると言っていいでしょう。

 つまり、私たちが現実世界で「ある」と思っているものは、すべて「情報場の写像」にすぎないということです。

 ここで言う「情報場」というのは、情報空間における特定の座標のことです。私たちの周りの情報空間には、人間の認識の数だけ、無数の情報場があるのです。

 人間に関する情報が集まっている場が「人間の情報場」、ロボットについての情報が集まっているのが「ロボットの情報場」、富士山についての情報が集まっているのが「富士山の情報場」です。

 言い換えれば、「人間の情報場」「ロボットの情報場」「富士山の情報場」といったそれぞれの情報場があって、その情報場が、物理空間に物理的存在としての「人間」「ロボット」「富士山」を現出させているのです。

 これらの事物は、もっと高い抽象度の情報空間に広がっている情報的存在のごく一部であり、それも、もっとも低いところにある一部、言うなれば「情報の足の裏」のようなものです。

 ですから、目の前に見える物理世界を見ているだけでは、情報世界の「足の裏」を見ているにすぎず、さらに広大な情報空間に広がる未知の世界、真実の世界を捉えることはできません。

 情報空間の「足の裏」である物理空間から脱し、もっと高い抽象次元の情報空間、「体全体」を認識してはじめて、世界のあり方を知ることができるのです。

 下から言えば「足の裏」にあたる物理空間から、「体全体」にあたる情報空間へ、そして従来の科学や現実の事象のすべてが存在するさまざまな「情報場」を超えて、もっと高い抽象次元の情報場を目指す、その情報場を私は「超情報場」と名づけているのです。

 この新たな情報場では、すでに述べたように認知科学では説明できない現象も扱えるでしょう。まして癌と心の相関関係や、瞑想を深めた超瞑想の効果なども、研究対象になって不思議ではありません。

 おそらくこれこそが、「今しかない人類」にとって、これからの新たな脳理論の可能性を拓く、「新たな脳力」の出現につながっているはずです。

引用終わり

 

 

 今、どんなイメージが浮かんでいますか?

 

読後に浮かんだそのイメージは、苫米地博士との縁により「抽象度の高い方法で、潜在能力が引き出され、『超情報場』を変化させて、問題の解決を図るもの」であるはず。

 そのイメージを、体感とともに、大切にされてください。

 臨場感が高まるたびに、そのイメージは現実化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

 以上、コーチング実践者~コーチ向けの回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

宇宙の構造を体得すると、「生命現象という情報が物理空間に顕在化したものが身体である」ことが理解でき、「高次の情報場への働きかけを通じて、現実である物理空間を変える」ことができるようになります。自由自在に

 

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Q-219:ゴールに対するスケジュールはたてますか? <前編(入門者~実践者向け);ゴールが先、スケジュールは後>

 

ゴールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:ゴールに対するスケジュールは立てますか? 今週、今月、今年、3年など、計画は立てても良いですか?

A:まずは大切なポイントから。“現状の外”ではないものをゴールとはいいません。ゴールは 1)心から望むもの、2)自分中心を捨てるもの、3)現状の外にあるもの です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

“現状の外”だけにゴールは明確にはイメージできません。つかみどころがなく、ぼんやりとした感じです。現状の外=スコトーマの中ですから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ゴールは明確にはイメージできない

 

しかし、ゴールを達成した時に自分が見ている世界(ビジョン)や体感(うれしい・楽しい・気持ちがいい・すがすがしい・誇らしい)ははっきり感じられるはずです。それが「ゴール側のコンフォートゾーン(CZ)」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

そのCZwordpictureemotionで強化していくと、やるべきこと(エンドステート←もちろんwant to!)が明らかになり、具体的な行動が決まってきます(COA)。もちろん、スケジュールも明確になるはずです。あとは状況の変化に合わせてリスケしていきます(アサンプション・アップデート)。詳しくはこちらで↓

Q-072:不言実行はなぜ大切か? 有言実行は本当に間違っているのか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

ちなみに、毎春発売されている「夢が勝手にかなう手帳」(Club Tomabechi)は、夢をスケジューリングするためのツールです。「あなたの本当の夢を見つけ出し、その夢を実現するためのスケジュールでいっぱいにするため」に、ぜひ活用してください。

 タグ:夢手帳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/search_tags?qt=634683

 

 手帳を活用することで、時間が未来から過去へと流れていることを体感するはず。ゴールが生みだす未来の結果として今日を生きることができるようになります。

コーチングの祖 ルー・タイスさん風に述べると「ゴールが先、スケジュールは後」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

ところで、先ほど「CZwordpictureemotionで強化」と書きましたが、「CZの強化」が何を意味するかおわかりでしょうか?

 

そう、「臨場感を高める」ということ。その方法としてアファメーションやビジュアライゼーションがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21491696.html

 

 一般的には、ゴールの抽象度が高くなるほど、臨場感は下がります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、それは「臨場感についての認識の誤解(by 苫米地博士)」。詳しくはこちらで↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 じつは、私たちは「臨場感」をコントロールすることができます。うまくコントロールできれば(V)、そのイメージは(I)現実化します(R)。それが「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 よって、アファメーションやビジュアライゼーションはとても重要です。そして、それはヒーリングやコーチングをうまく行うための大切なポイントでもあります。

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 では、なぜ臨場感により「夢が現実化し、ヒーリングやコーチングがうまくいく」のでしょうか?

 

答えは「すべて情報だから」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 その理解が認知科学者 苫米地英人博士が提唱されている「超情報場理論(仮説)」の入り口。その先にはピュアでクリアな世界がひろがっています。

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

Q-220につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 今回はコーチング入門者~実践者向けに書きました。

 次回、「超情報場理論(仮説)」を念頭に、コーチング実践者~コーチ向けに回答しなおします。今回の内容との相違を予想してくださいw

 鍵は「時間観」です。

 

 

-追記2

 以下、苫米地博士の著書「いい習慣が脳を変える」(KADOKAWA)より引用します。参考にされてください。

 

 自分のゴールを達成するためには何が必要か? それを考えるときに、具体的な行動が決まるのです。

 本来スケジュールとは、行動を実際に起こすことを言います。行動の順番の話ではないのです。ですから、手帳に書くようなスケジュールは、自分一人だけの行為に関する場合、厳密にはスケジュールと言いません。自分以外の人が関わるときに相手の都合を考える必要があるので、スケジュールになるのです。

 相手の都合にどれだけ合わせるか、また、どちらの相手を優先するかは、すべてアサンプション・アップデートを行った結果で優先順位が決まるのです。

 ゴールがあってアサンプションがあり、そのための行動があって、行動の調整をする。それがスケジュールというわけです。必ず常にアサンプション・アップデートを行う必要があります。アサンプション・アップデートは日々、一日中やるのです。

 

 

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Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

 

ゴールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:ゴール設定は現状の外ということですが、複数ある中で、いくつかは、わりとすぐに達成できそうなゴールを設定しても良いですか?

 

A:まず大原則として、“現状の外”ではないものをゴールとはいいません。ゴールは 1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

わりとすぐに達成できそうな」を時間の話(「短時間で」)と考えると、私の答えはYesです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

ブリーフシステム(BS)が変わるだけで、あっという間に達成してしまうことはありえます。BSが変わらない限り達成できないゴールは“現状の外”です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

わりとすぐに達成できそうな」を可能性の話(「簡単に」)と考えるならNo。「簡単に=現状のブリーフシステムのままで」のはずだから。一生かけて構築してきたBSを変えることは容易ではありません。強力なホメオスタシスが働いているから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

コーチングの要諦であるゴール設定は、とても厳しく、奥深いものです。

 

 

とはいうものの、思い悩むだけでは何もはじまりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

コーチングの要諦であるゴール設定は、とても楽しく、エキサイティングなものでもあります。新たな自分、新たな世界にワクワクしながら、まずは「趣味」「健康」のカテゴリから気楽に取り組んでみたらどうでしょう。ゲバラ主義です。

Q-064:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

本音にフタをすることなく、「止められてもやりたい」「心から望む」を追究してみてください。その過程で少し「自分中心を捨て」ながら、少し「現状の外」を見いだせたなら、それは立派なゴールです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

わりとすぐに達成できそう」という期待が「必ず達成できる」という確信に変わる間に、もっと先に新しいゴールを設定してみましょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

「もっと先」とは、さらなる未来であり、さらに高次の抽象度次元のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

それを繰り返す間に「これだっ!」というものが見つかるはずです。そのすべてを楽しんでください。気楽にw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 以上が私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

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Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

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Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

 

Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q1)現状の外からの視点、2)現状の認識、3)最悪の状態の想定 を考えた場合なんですが、3つの視点または2つ(最悪の想定が特に必要ない場合)を切り替えて考えるという考えで合っていますでしょうか?

 

A:「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」に関連して、私が常に意識に上げているのは「すべて同時に観る」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

それは「concentration」と「focus of attention」の違いに似ています。3つとも同時に意識にあげながら(concentration)、その時の“状況”で選択する(focus of attention)というイメージです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379995.html

 

もちろん、“状況”を決めるのはゴール!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26292382.html

 

2)現状の認識」というときの“現状”とは、単純な時間の流れだけを考えても「過去現在の“現状(通常の意識状態)”」と「未来現在の“現状(コーチングマインド)”」の2つがあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

後者の場合、バランスホイールを考えると×「カテゴリ」の数。それぞれに複数のゴールがあるなら、さらに×「ゴール」の数の“現状”が存在することになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

(ゴール設定後の“現状”はこれまでの現状の外。ややこしいので、ここからゴール設定後に“現状”となりえるものを「可能世界(possible world)」と表記します)

 

 

そんな無限とも思える可能世界すべてに意識を向けながら(concentration)、一瞬一瞬、自由意思で選択する(focus of attention)というのが、私がイメージしている「すべて同時に観る」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 さらに踏み込むと、あらゆる可能世界が満ち溢れる一念三千世界をしっかり体感しながら(concentration=全霊)、全力で一期一会を生ききる感じ(focus of attention=全身)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410371.html

 

...それは「切り替えて考えるという考え」とも表現できますが、あくまで全体を俯瞰した状態での選びだしです。

 

違う表現を用いれば、「より大きな全体を構築しつつ、部分に注視すること」。ゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

前回(Q-201)の答えを利用すれば、「脳の発火部位を調整すること」「リーダー・コーチ・マネジメントの機能を選択すること」ともいえます。あくまでも全体を把握しながらの。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26357342.html

 

 それが「いつも、フルに、思考している」ということだと思っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

以上、いただいた御質問への回答です。

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 それが「いつも、フルに、思考している」ということだと思っています

 

 仏教には“戒”というものがあります。以下、認知科学者 苫米地英人博士の「近未来のブッダ」(サンガ)より引用します。

 

 戒めは絶対

 仏教の十善戒は、戒と言ってもユダヤ教のモーゼの十戒とは違います。ユダヤ教は神との契約ですが、仏教は自らが自らに課す戒めです。ですので、たとえ守らなくても神やだれかに罰せられることはありません。ユダヤ教の戒は神との契約ですので、それを破れば神から罰せられます。仏教は自分で自分を戒めるので、破ってもだれからも罰せられません。だれかからの罰だったら「おれは地獄に行ってもかまわない。殺す」という発想もあり得ますが、戒めの場合は、絶対に破らないのが前提です。

 本来、戒とは内的で絶対的なものなのです。罰さえないのが戒です。その代わり、戒を破ったことを自分が一番よくわかっています。

 仏教の十善戒は、日本の場合、緩んでいる部分もあります。不飲酒戒(ふおんじゅかい)というお酒を飲まない戒律も、いつの間にか薬湯や般若湯などという言葉にすり替えられて、飲んでもいいことになったりしています。不邪淫戒も「不倫はだめだけど、お金を払えばいい」と解釈されている場合もあります。それは今の日本の煩悩だらけのお坊さんがそうしてしまっただけなのです。

 引用終わり

 

 「あらゆる可能世界が満ち溢れる一念三千世界をしっかり体感しながら(concentration=全霊)、全力で一期一会を生ききる(focus of attention=全身)」ためには、高い抽象度次元での思考と確実な物理空間への実装が必要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そのためには、もちろん、心身の機能を最大限に発揮しなければなりません。脳でいえば前頭前野(しかも内側部)の発火。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19021726.html

 

 飲酒は、残念ながら、その障壁となります。それはお酒により怒りが変質していくことからも明らか。皆さんもたくさん経験しているはずw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 だから私は、苫米地式認定コーチという機能を選択したとき(縁)、あんなに好きだったお酒を断ちました(起)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

それは自らの自由意思で設定したゴールが生みだした“戒”。その本質は“覚悟”だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

  

 第4回目は202188日(日)開催。テーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26384913.html

 

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近未来のブッダ



L-02820203月シークレットレクチャー -0675歳以上では延命治療は不要?<ケースサイド>前編

 

20203月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の2回目。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回(同1月実施)のサブテーマは「自由」でした↓

L-001~20201月シークレットレクチャー

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 

 初回講義のラスト(L-013)に、「部分関数としての『自』を拡大し続けること」が「シンのスピリチュアルペイン克服、シンの自由である」と書きました。

 L-01320201… -13<最終回>;シンのスピリチュアルペイン克服、シンの自由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24890312.html

 

 自由に続くサブテーマは「貢献」。当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;スピリチュアルペインを解決するのは自由意思でのゴール設定<前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25974037.html

 02;スピリチュアルペインを解決するのは自由意思でのゴール設定<後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26014834.html

 03;職業と趣味の違いは「貢献」の範囲(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26037409.html

 04;老いの実感 ~乗り物酔いリターンズ~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26077153.html

 0575歳以上では延命治療は不要?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26099140.html

 0675歳以上では延命治療は不要?<ケースサイド>前編

 

仕事とは「付加価値を生みだすこと」「役に立つこと」。もっとシンプルに表現すると「貢献」。決して「お金を稼ぐこと」「お金儲け」そのものではありません。

 そのようなことを話すと、時々こんな質問をいただきます。特に医療・介護現場において。

 介護が必要な老人や障がい者、あるいは寝たきり患者さんは生きる価値はないのでしょうか?

 皆さんはどう思われますか?

 

 前回(L-027)、ペンシルベニア大学 医療倫理・保健政策学部長のエゼキエル・エマニュエル博士(Ezekiel Emanuel1957年~)の「75歳以上では延命治療は不要である」という主張(claim)とその根拠(warrant)や事実(data)を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 コーチとして考察すると、エマニュエル博士の主張には少なくとも6つの解決するべき課題があります。コーチングと関連して分類すると、1)モチベーション、2)バランホイール、3)時間の流れ、4)不完全性、5)縁起、そして6)空仮中 です。

 まずは課題についてシンプルに分析し(ケースサイド)、その後6つの課題を包摂した視点での解決策を提示します(プランサイド)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 1) モチベーション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「私は75歳で死ぬつもりも、自殺するつもりもない。安楽死を求めてもいない」は「死をwant toにしない」ということ。そして、「『寿命の延長』ただそれだけのために薬物治療や医療介入を受けるという行為をやめる」は「生をhave toにしない」ということです。

 

 もちろん、それは間違いではありません。しかし、コーチとしての感覚でいうと十分ではありません。「want to」「have to」の存在、すなわちモチベーションの実在を前提とした上での判断になっているから。

 自由でいうと「freedom」であり、「自らに由る」を突き詰めたものではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 私がよく用いる表現で言い換えると、「無人運転」「自動運転」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 ゴールを設定し、エフィカシーを高め、しっかりと(ゴール側の)コンフォートゾーンが作れていると、目の前のすべてが自然に「want to」になります。もっと正確にいうと、「あたりまえ」という感覚。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ラベリングでは、すべて「T」の状態。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 さらに抽象度を上げて自分中心を捨てながら“現状の外”を志向していくと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 やがては「老」「病」「死」の意味が変わっていきます↓

 F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

 ゲシュタルト同士がつながり(connect)、より大きなゲシュタルトができるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 2) (ゴールの)バランスホイール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 ゲシュタルト同士がつながり(connect)、より大きなゲシュタルトができる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 だから、ただ「want to」というだけでなく、「人生の様々な領域にそれぞれwant toを持ち続けていること」が重要になります。「趣味だからダメ」「仕事だからイイ」ということではありません。鍵はバランス!

ただし、あくまでも“現状の外”へのゴール設定の結果としてのwant toであり、バランスです。

 

 「70歳、80歳、90歳まで元気な人々がしていることを見ていると、そのほとんどが遊びの範囲であり、意味ある仕事ではない」という部分には偏見が感じられます。偏見とは「過去の記憶でつくられたブリーフシステムに固執した見方」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 3回前の記事(L-025)に書いたとおり、「遊び」と「仕事」は似ています。ともに「止められてもやりたい」と心から望むもの(100%want to)。そのうち、社会の役に立たなければ「遊び」、役に立てば「仕事」です。

その違いは貢献の範囲だけ。その範囲とは、自と他を分ける“自分”の定義のことであり、抽象度の違いです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「ハイキングやツーリングは価値のあることではあるが、もしもそれらが人生のメインテーマなら、おそらく意味のある人生ではない」にも偏見が潜んでいます。「遊び」がメインテーマではないということには同意しますが、同様に「仕事」もメインテーマではありません。

 「遊び(趣味)」や「仕事(職業)」は、「家族」「健康」「ファイナンス」「地域への貢献」「未来への働きかけ」「生涯学習」等と同様にサブテーマであり、バランスホイールのひとつのカテゴリーです。もちろん「老後」も。

 

 

 3) 時間の流れ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 コーチングを実践していると、だんだん「老後」という言葉が気にならなくなります。「過去→未来」という時間観ではなくなるから。

コーチングマインドはつねに「未来から現在に時間が流れる」です。

 

 この時間観(未来→現在)はとても重要です。通常の時間観(過去→未来)では、知らないうちに限界を作ってしまうから。エマニュエル博士の「75歳を過ぎてから新しい書籍を執筆したり、自身が思想家としてトップを走れるような新たな分野を開拓している人は多くない」というコメントがそのいい例です。

 それが事実(data)なら、「ゴールがエネルギーと創造性を生みだす」という根拠(warrant)から、「高齢者にコーチングをひろげよう!」という主張(claim)がなされるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

そうではなく「75歳以上の延命は不要」という主張になってしまっているのは、そもそも「老後」を軽く見ているからです。それは過去→未来という時間観の弊害です。その弊害(偏見)がスコトーマを生み、「老」や「死」の大切な機能・役割を認識できなくしています(続きはプランサイドで)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

ゴールが未来から現在への時間の流れを生みだします。しかも、人生のあらゆる領域にゴールを設定するたびに、エネルギーと創造性がパワーアップしていきます。抽象度が上がっていくからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 

「このまま続く時間延長上の未来」まで含めて“現状(SQStatus Quo)”です。だから、その外側にゴールを設定するということは決して簡単ではありません。さらには「人生のあらゆる領域にまんべんなく」!

「仕事(職業)」「遊び(趣味)」「家族」「健康」「ファイナンス」「地域への貢献」「未来への働きかけ」「生涯学習」、そして「老後」

 

 コーチのサポートを受けるなどして、ゴールを“現状の外”にひとつ、またひとつと見いだしていくことで、バランスホイールが完成していきます。その各領域のゴールを1つ上の抽象度でまとめたものが「メインテーマ」。私はそれを「コーリング(calling)」と同じようなものと理解しています。

コーリングとは、キリスト教の言葉で、「神に与えられた使命」や「世界観」のこと。苫米地博士は「『自分の生きる目的』ぐらいに解釈したらいい」と書かれています。

F-118Field of Dreams <後編>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20874187.html

 

 最後にもうひとつ。「意味のある人生」とは一体何でしょうか? 「意味」は誰が、何が決めるのでしょうか?

 

 次回考察します。

 

L-029につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

Q-073~180804医療講演会レポート

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第3回目は2021627日(日)開催。テーマは「サイバーホメオスタシス仮説」「エネルギーと創造性の源」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26053730.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

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Zeke_Emanuel_Amherst(Wiki)

Ezekiel Jonathan Zeke Emanuel

Wikipediaより引用

 


Q-188:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -12;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~vol.3

 

 ちょっと前の話になりますが、認知科学者 苫米地英人博士のコーチング系セミナーに参加した際、受講者からこのような御相談をいただきました。

 

Q:母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

「家族にはコーチングしない」ことを念頭に、母を「壮年」世代、祖父を「老年」世代と抽象化すると

 コーチとして壮年にどのように接するべきか?

 コーチとして老年にどのように接するべきか?

 家族として壮年にどのように接するべきか?

 家族として老年にどのように接するべきか?

 と分類することができます。

(前提も「老病死が顕在化」「老病死に向き合いながら生活中」と抽象化)

 

 じつは、「老年(老人)」に対するコーチングについては、ヒーリングのポイントとともに過去のブログ記事で考察しています。「青年(若者)」向けのコーチング&ヒーリングのポイントも取り上げています↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 このシリーズは、上記ブログ記事の続編として、「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントを掘り下げていきます。キーワードは「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 シリーズの最後は「家族としての接し方」。そこは苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)を読み解く形でまとめていきます。ぜひお読みください(Kindle版↓)。

 がんを克服できる脳 【特製音源CD無しバージョン】 | 苫米地英人 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 03;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 前編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 05;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 理論編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25194921.html

 06;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.1(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25217507.html

 07;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25259581.html

 08;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.3(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

 09;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.4(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

10;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~ vol.1

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25346333.html

 11;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~vol.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25388178.html

 12;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~ vol.3

 

 マズローが描いた階層は、抽象度の階層と見事に重なります。よって、マズローの「人間は自己実現に向けて絶えず成長する」という言葉の中の「人間」を「人類」に置き換えると、「人類は高(抽象度)次元に向けて絶えず進化する」と理解することができます。

 つまり、青年(若者)世代が「因」で壮年(中年)世代が「果」、その壮年(中年)世代の「果」は老年(老人)世代の「因」ということ。

未来から過去への時間の流れと合わせて考えると、「因」である青年(若者)から「果」である老年(老人)へと時間が流れているといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 その中間が「壮年(中年)」。青年(若者)より記憶が豊かであり、老年(老人)と比べまだまだ時間は残されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25346333.html

 

では、「夢をかなえる方程式 I×V=R」を念頭に、因果関係(時間の流れ)や苫米地博士の言葉(下記)とともに世代間の相違を考えてみましょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

 がんを治すための思考は、受け入れるべきものを受け入れて、拒否するべきものは徹底的に拒否することが大切

 

 

壮年(中年)は、記憶が豊かになっていくため「イメージをゲシュタルト化し(I)、巨大化していくこと(V)」がますますうまくなっていきます。その「I×V」はより高次の抽象度へ向かうベクトルであり、未来を想像していくことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その未来とは、世代でいえば「青年(若者)」です。わかりやすく表現すると「未来である子ども、孫、ひ孫のことを最優先し、妥協せずに“現状の外”を志向し続ける」という感じ。

よって、現状肯定や現状維持に働くドリームキリングを「徹底的に拒否」し、「現在のコンフォートソーン(CZ」を「“今”のCZ」で塗り替えていくことを目指します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 

 がんを治すための思考は、受け入れるべきものを受け入れて、拒否するべきものは徹底的に拒否することが大切

 

 

壮年(中年)は、時間(と体力)的に余裕があるため「巨大なゲシュタルトをトライアル&エラーを重ねながら現実化(実装)していくこと(R)」がしっかりできます。その現実化とはより低次の抽象度へ向かうベクトルであり、最適な現実(Reality)を物理空間に創造していくことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

その現実とは、世代でいえば「老年(老人)」です。わかりやすく表現すると「死が迫る老人を慮りながら、目の前の世界をよりよくしていく」という感じ。

よって、物理空間に働く因果など「受け入れるべきものを受け入れて」、まずは「現在のCZ」を快適にしていきます。希望が生み出す「“今”のCZ」を忘れずに。

 コーチ兼医師として私が重要視している「全人的苦痛(トータルペイン)」でいうと、真っ先に「身体的苦痛」の軽減に取り組むということ。それと並行して、他の領域の苦痛(「心理・精神的」「社会的」「スピリチュアル」)の解消にも取り組んでいきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 最後に問題です。

「がんを克服できる脳」(主婦と生活社、Kindle版あり)の中で、苫米地博士は「がん患者のためのコーチング」を解説され、さらには誌面コーチングまでされています。

 なぜ博士はがんをテーマとした本の中でコーチングを強調されているのでしょうか?

 

Q-189につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-参考書籍-

 「がんを克服できる脳」(主婦と生活社、Kindle版あり)

 

 

-関連記事-

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」関連はこちら↓

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 ゲシュタルト関連はこちら↓

 F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ヒーリングとコーチングの関係についてはこちら↓

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2021に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

Q-186:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -10;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~vol.1

 

 ちょっと前の話になりますが、認知科学者 苫米地英人博士のコーチング系セミナーに参加した際、受講者からこのような御相談をいただきました。

 

Q:母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

「家族にはコーチングしない」ことを念頭に、母を「壮年」世代、祖父を「老年」世代と抽象化すると

 コーチとして壮年にどのように接するべきか?

 コーチとして老年にどのように接するべきか?

 家族として壮年にどのように接するべきか?

 家族として老年にどのように接するべきか?

 と分類することができます。

(前提も「老病死が顕在化」「老病死に向き合いながら生活中」と抽象化)

 

 じつは、「老年(老人)」に対するコーチングについては、ヒーリングのポイントとともに過去のブログ記事で考察しています。「青年(若者)」向けのコーチング&ヒーリングのポイントも取り上げています↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 このシリーズは、上記ブログ記事の続編として、「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントを掘り下げていきます。キーワードは「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 最後のテーマは「家族としての接し方」。苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)を読み解く形でまとめていきます。ぜひお読みください(Kindle版↓)。

 がんを克服できる脳 【特製音源CD無しバージョン】 | 苫米地英人 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 03;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 前編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 05;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 理論編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25194921.html

 06;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.1(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25217507.html

 07;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25259581.html

 08;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.3(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

 09;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.4(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

10;「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~ vol.1

 

 前回まで「夢をかなえる方程式 I×V=R」の「I」と「V」のポイントについて考察しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

そのポイントとは、「イメージのゲシュタルト化」と「ゲシュタルトの巨大化」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

今回の連載のきっかけとなった御質問は「母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?」というもの。

その問いをコンセプチュアル・フローで考察していると、見いだしたイメージ(ゲシュタルト)が「壮年(中年)に向けたコーチング&ヒーリングのポイント」と重なっているように感じました。私なりの“ひらめき”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ところで、「壮年(中年)」と「青年(若者)」や「老年(老人)」との違いはどこにあるのでしょうか?

 

 ユング(Carl Gustav Jung1875~1961年)のいう「少年期」を経て、人は自立し、自分の人生を歩みはじめます。「青年(若者)」には生きる時間がたっぷりと残されているのですから、本来、可能性は無限大。まさに「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」という状態(のはず)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 よって、青年(若者)向けのコーチングは「自由にゴールを設定し、未来(可能世界)を創造する」ように導いていきます。どんどん押し上げる(引き上げる)感じで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 そんな青年(若者)とは対照的に、「老年(老人)」に残された時間には限りがあります。しかしながら、老年(老人)は時間と引き換えに豊かな記憶を手に入れています。例えば20歳と70歳の記憶の差は50年分です。目の前の現実はすべて記憶でできているのですから、老年(老人)は遥かに豊かな“現実”に生きているといえます。本当は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22424986.html

 

 よって、老年(老人)向けのコーチングは「豊かな記憶を大切にしつつ、目標を持ち続ける」ことに注力します。この場合の目標は「希望」と言い換えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22488873.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

もちろん、希望の源はゴールであることに変わりはありません。「2)自分中心を捨てる」ことで得た抽象度の高いゴールです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「壮年(中年)」は、「青年(若者)」と「老年(老人)」の中間です。まだまだ時間は残されており、一方で記憶はどんどん豊かになっています。

 

 前回までテーマにしてきた「夢をかなえる方程式 I×V=R」に当てはめて考えると、記憶が豊かになるため「イメージをゲシュタルト化し、巨大化していくこと」がますますうまくなり、時間(と体力)的に余裕があるため「巨大なゲシュタルトをトライアル&エラーを重ねながら現実化(実装)していくこと」がしっかりできるといえます。

一言でいうと「バランスがいい」のです。

 

 「老いは治療できる病である」という主張もありますが、「生老病死」という変化自体を止めることはできません。私たちは、日々老い、多くは病を患い、そして必ず死を迎えます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24337669.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24402109.html

 

 では、その事実を踏まえた上で、「ゴールを設定し、未来側から新たなコンフォートゾーン(CZ)を作る」ということをどのように考えればいいのでしょうか?

未来にある死の結果として、“今”を生きることをどう受け入れればいいのでしょうか?

 未来にある死の結果として、すでに病気を患っている「現在のCZ」から病を克服した「“今”のCZ」に移行していくためにはどうすればいいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 ヒントは苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)の中にあります。

 

 

 がんを治すための思考は、受け入れるべきものを受け入れて、拒否するべきものは徹底的に拒否することが大切

 

 

 以下、「がんを克服できる脳」から引用します。

 

 

 ◇がん患者のためのコーチング

 私の職業のことを多くの人が脱洗脳家だと思っています。しかし、私の職業はコーチです。

 コーチというと、日本ではスポーツ・コーチを連想しますが、アメリカでは運動選手はもとより企業や個人に向けて、生産性を上げたり、目標達成のためのマインドを作る人々の事もコーチと呼ばれます。

 私のいうコーチは、当然ながら後者になります。生産性を上げたり、目標達成のためのマインドを作り、クライアントの夢の実現に寄与します。クライアントには、健常者だけでなく、病気の人も含まれます。特に病気の人は、身体はもとより、マインドが疲弊していることが多いので、コーチの支えは大きな助けになるようです。

 では、具体的に、どうやるのか説明しましょう。

 コーチングで最初に教え込むのは心のメカニズムです。心とは本当は何なのか、どうやって使うものなのかを最初にレクチャーします。

 しかし、実はその部分はもう本書に書いてあります。“心”とは本当は心ではなく、五感であり、体感です。どうやって使うかは、臨場感のあるイメージを創ることで、操作していきます。ですから、そこはもうクリアしたものと考えて、次のステップから説明しましょう。もし、わからなければ、もう一度、第1章からよく読んでください。

 引用終わり(続きは次回に)

 

 次回は「がん患者のためのコーチング」がテーマ。それは「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントとも重なるはずです。

 

Q-187につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 目の前の現実はすべて記憶でできているのですから、老年(老人)は遥かに豊かな“現実”に生きているといえます。本当は

 

 「本当は」という言葉は嫌味ではなく、「本人にとっては『あたりまえ』すぎて忘れてしまっている(スコトーマに隠れている)」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 “現状の外”にゴールを設定し、ゴール側のCZの臨場感が高まっていくと、かつての“現状の外”はどんどん「あたりまえ」に感じられるようになります。そのため青年(若者)の頃と比べて遥かに豊かな“現実”に生きていることに気づきにくいのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25194921.html

 

だから止観が重要。目の前の世界をしっかり意識に上げて、「かつては夢だった現実」をしっかり味わってください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 

-参考書籍-

 「がんを克服できる脳」(主婦と生活社、Kindle版あり)

 

 

-関連記事-

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」関連はこちら↓

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 ゲシュタルト関連はこちら↓

 F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

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 ヒーリングとコーチングの関係についてはこちら↓

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2021に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

がんを克服できる脳


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