苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:時間の流れ

Q-340「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている? <中編;時間栄養学と精神栄養学>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 3回にわけて回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q過去未来という時間の概念は一神教的な考えだと思います。

未来過去という考え方は分析哲学の結論であり、苫米地博士が採用している考え方だと理解しています。

「未来、今、過去は同時に存在している」という考えはアインシュタインであり、物理学の結論だと思っています。

そこで質問なのですが、よく「あなたは食べた物からできている」という言葉があると思います。これは過去の積み上げ方式の考え方によるものだと思います。この言葉は間違っているのでしょうか?

「添加物が入った食べた物で、病気になるから気を付けてね」という文脈で使われる言葉ですが、間違いなのでしょうか?

間違いではないような気もするのですが、物理空間の方が臨場感が高いから、結果として「身体が食べた物で作られている」と思っているだけなのでしょうか?

そう考えると気功や加持祈祷で書き換えられる理由も分かるような気がしますが、かといって暴飲暴食はダメなような気もします これも思い込みなのでしょうか?

暴飲暴食かはゴールが決めるのだと思いますが、そう考えると、もう何が何だか分からなくなってしまいました。そこでどのようにこの疑問にアプローチすればいいのか分からず、質問させて頂きました。

 

 前編;スコトーマ×時間×中観

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32365388.html

 中編;時間栄養学と精神栄養学

 

A2:前回(Q-399)は、苫米地博士の時間観が「一念三千」であることと、苫米地式は「中観」をベースにしていることをお伝えしました。

 F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 *中観はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

一念三千や中観の根底にあるのは「縁起」の思想。

「縁起の理解を深める」が、「どのようにこの疑問にアプローチすればいいのか?」という御質問に対する私の回答です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 ところで、「時間栄養学」と「精神栄養学」についてご存じですか?

 

 最近の研究では、“食事をとるタイミング”が体内時計の調整に関わり、健康に大きく影響していることがわかってきたそう。そのタイミングに着目するのが「時間栄養学」です。

 (“健康”については、こちらをどうぞ↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859896.html

 

 さらには、脳の活動はもちろんのこと、心の働きにも食生活が大きく関係していることが明らかになってきました。例えば、

 □鉄や亜鉛、ビタミンB6B12、葉酸が不足するとうつ病リスクが高まる

□緑茶やコーヒーを飲む人ほどうつ症状を呈しにくい(緑茶のテアニンには精神安定作用あり)

 □腸内細菌のバランス改善がストレス改善に有効

 □メタボリック症候群はうつ病のリスクを1.5倍高め、反対にうつ病もメタボリック症候群のリスクを1.5倍高める

 □肉由来のn-6系脂肪酸(アラキドン酸など)は炎症を惹起し、魚由来のn-3系脂肪酸(EPADHA)は神経栄養因子を増やし炎症を抑える

n-6系とn-3系の摂取割合は41が理想。肉食化してn-6系が増えるほど、脳が炎症を起こしやすくなる

このような食生活と脳や心の働きとの関連を調べるのが「精神栄養学」だとされています。

 

 この「時間栄養学」と「精神栄養学」には、決定的な違いがあります。もっと詳しくいうと、「時間と栄養の関係性」と「精神と栄養の関係性」は同じではありません。何が違うのかクリアですか?

 

 以下、苫米地博士の著書「なぜ、脳は神を創ったのか?」(フォレスト出版、p151)より引用します。“視点”を意識に上げながら読み進めてください。Feel

 F-163:アンチからウィズ、そしてウェルへ vol.1;好きなことだけやる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

毒矢のたとえ

 阿含経典には、次のような釈迦の教えを伝えています。私なりの現代語に直して、かいつまんで紹介しましょう。

 

 毒矢が飛んできて身体に刺さり、毒が回りだしました。

 そのときに、人間が考えることには、いろいろなものがあります。

 たとえば、毒矢はどこから飛んできたのだろうか。あるいは、この毒はどんな毒だろうか、さらに、誰の仕業だろうか、などです。

 毒矢が刺さったことで、いろいろ考え悩むことは増えたでしょうが、その前にやるべきことがあるはずです。それは、まず矢を抜きなさい、ということです。

 

 これが釈迦の教えです。

 つまり、あの世について語ること、その前に未来について語ること、それはすべて妄想だから、目の前にあるやるべきことをやりなさい、という意味でしょう。

 釈迦は、「あの世はない」とか「霊魂はない」といったことを直接的に言及はしていません。そういうことにいっさい答えていないのです。それを語ること自体がムダなことだ、それよりもやるべきことをやれ、ということです。

 話は変わりますが、キリスト教世界では長い間、釈迦の教えのことを「悪魔の宗教」と呼んでいました。

 神を否定する釈迦が生み出した仏教が、キリスト教徒たちの目にはよほど邪悪なものに映ったということでしょう。

 現代の宗教学者は、仏教について「釈迦という神」と表現していますが、「悪魔の宗教」と呼んだ昔の神学者は「釈迦という悪魔」の意味でそれを使っていたのかもしれません。その是非はともかく、釈迦は悪魔も否定しているわけですから、彼らの論理のモノサシで釈迦を計れるはずはないでしょう。アプリオリ性を徹底的に否定し、神がいないとする宗教は世界的に見ても仏教だけです。だからこそ、キリスト教やイスラム教に比べ、数で圧倒的に負ける、弱い宗教なのです。

 釈迦の教えそのものは、西洋的な宗教学の定義でいえば、本当の宗教とはいえません。ただし、宗教的な信仰心という意味で、それを宗教現象と捉えることはできます。それは、仏陀という超人になるという意味において宗教的思想であり、宗教的な活動であるわけです。

 引用終わり

 

 

 「時間栄養学」と「精神栄養学」との決定的な違いとは、その抽象度!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

情報空間のうち、もっとも抽象度が低い次元が物理空間です。

 時間と栄養は同じ物理空間上での関係性ですが、精神と栄養の関係性は次元を超えています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「毒矢のたとえ」で釈迦が言っているのは、まさに“タイミング”のこと。物理空間では時間などの物理法則が働くため、「やるべきことをやる」というマネジメントが重要になります。

 PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 では、釈迦は高次の抽象度次元は考えるなといいたかったのでしょうか?

 

 私の答えはNo。反対に「やるべきこと(優先するべきマネジメント)に取り組みながら、徹底的に考え続けよ」と思っていたはずです。

 Q-176:コーチはリーダーとマネージャーの役割・機能を持つと考えてよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25016029.html

 

 なぜなら、釈迦は「アプリオリ性を徹底的に否定」だから。

「アプリオリなものはない」という事実は、クルト・ゲーテルにより示され、グレゴリー・チャイティンにより完全に証明されました。それを「不完全性定理」といいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

つまり、絶対的に正しいものはない。

「唯一のモノサシ」は存在しえないのです。それは「人類はどこまでも考え続けることができる」「さらに進化・向上することができる」ことを示唆しています。

釈迦が見いだし、大乗の発展の中で完成された「空」の哲学は、私たちに思考し続ける生き方を促しています。その上での「仮」。そんな「空」と「仮」の実践が「中」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 コーチングに寄せて言い直すと、「中観」とは、抽象度の高い世界できちんと行きたい(生きたい)ゴールの世界があって(さらには更新し続けて)、物理的な抽象度(物理的現実世界)においてもゴール実現のためになんらかの具体的行動を続けている状態

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 この“抽象度という視点”はとても重要。それがないと肝心なことが認識できません。スコトーマが外れないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「あなたは食べた物からできている」を物理空間に限定して考えることは、決して間違いとはいえないでしょう。それは「時間栄養学」と同様の話です。

 しかしながら、「添加物が入った食べた物で、病気になるから気を付けてね」を物理空間に限定してしまうのは完全な誤りです。それは「精神栄養学」を物理空間だけで考えることができないのと同じ

 

 その理由を考えてください。

理由がわかったなら、「縁起の理解を深める」という言葉の真意を感じてください。気楽にどうぞw

 (鍵は「双方向性」。ヒントはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

Q-341につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

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F-140~:不要不急

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F-269~:冗長性と多様性

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Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

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Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

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Q-339「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている? <前編;スコトーマ×時間×中観>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 3回にわけて回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q過去未来という時間の概念は一神教的な考えだと思います。

未来過去という考え方は分析哲学の結論であり、苫米地博士が採用している考え方だと理解しています。

「未来、今、過去は同時に存在している」という考えはアインシュタインであり、物理学の結論だと思っています。

そこで質問なのですが、よく「あなたは食べた物からできている」という言葉があると思います。これは過去の積み上げ方式の考え方によるものだと思います。この言葉は間違っているのでしょうか?

「添加物が入った食べた物で、病気になるから気を付けてね」という文脈で使われる言葉ですが、間違いなのでしょうか?

間違いではないような気もするのですが、物理空間の方が臨場感が高いから、結果として「身体が食べた物で作られている」と思っているだけなのでしょうか?

そう考えると気功や加持祈祷で書き換えられる理由も分かるような気がしますが、かといって暴飲暴食はダメなような気もします これも思い込みなのでしょうか?

暴飲暴食かはゴールが決めるのだと思いますが、そう考えると、もう何が何だか分からなくなってしまいました。そこでどのようにこの疑問にアプローチすればいいのか分からず、質問させて頂きました。

 

 前編;スコトーマ×時間×中観

 

A1:「間違いではないような気もするのですが」というような“ゆらぐ感覚”はとても大事。それはスコトーマを外すために役立ちます。なぜでしょうか?

 (私の答えは「追記1」で)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを生みだす/外すポントは、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つ。

 知識がないとそもそも認識することができないのですが、その一方で知識が新たな認識を妨げます。きっと思い当たると思いますが、いわゆる“思い込み”が強いと、肝心なことを見失います。

 L-01020201… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

医療現場においては、機械の設定や酸素量の確認などを「指さし」「声出し」で行うことが指導されたりします。それは思い込みによる見逃しを防ぐための“重要度のコントロール”です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 スコトーマを生みだす/外すポントは、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つ。

 1)知識とは、概念の塊のこと。その概念の塊は、「ゲシュタルト」のことでもあります。ゲシュタルトは「全体性を持ったまとまり」であり、「全体と部分の双方向性」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 大量の知識(=概念の塊)を統合し、より大きなゲシュタルトを構築すると、理解が深まっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 反対にいうと、「間違いではないような気もするのですが」となんかモヤモヤするのは、「ゲシュタルトの構築段階」だから。そんなときはしっかりリラックスして、ゴールをイメージしましょう。気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴール側から考える感覚はとても大切。

 その理由は「ゴールが先、認識は後」だからですが、他にも重要な理由があります。何だと思いますか?

 (私の答えは「追記2」で)

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

それでは、まず「時間」について確認しましょう。「時間に関するスコトーマを外し、さらに理解を深め、中観を感じている」が今回のエンドステート(ミッション)↓

Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 

最初は直接的なスコトーマ外しから 苫米地博士が「未来過去」とおっしゃるのは“対機説法”ですよ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

博士の時間観は「一念三千」です。中観ですから。

F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 「中観」とは、「空(くう)」と「仮(け)」をともに包摂する上位概念。“上位”とは、「抽象度という軸をとった場合の上の次元」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 すべての存在が空(くう)であるとするのが「空観」で、縁起の中での仮の役割に注目するのが「仮観」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その2つ(空観・仮観)をバランスよく維持している状態が「中観」。

PM-02-16:空観、仮観、中観

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 以下、苫米地博士の著書「夢がかなう脳!」(PHP研究所、p100)から引用します。

「中観」を意識に上げながら読み進め、「『未来、今、過去は同時に存在している』という考えはアインシュタインであり、物理学の結論だと思っています」が生みだしている(かもしれない)スコトーマを外してください。

 

 

「一念三千」― 一瞬の心の中に現在、過去、未来のすべてが入っている

 「中観」を身につけると、世界の見え方はとてもダイナミックになります。

 一つのものを見たら、同時に宇宙に想いを広げられるということだからです。先ほどご紹介したように、一本のペットボトルから、世界へ、宇宙全体を見ることができるのです。

 天台宗の開祖 智顗(ちぎ)は、中観を「一念三千」という概念で説明しました。

 

 この世界には単独で存在しうるものはなく、すべての存在は他のものとの縁起の中に存在している。自分の前の一つの存在は、宇宙のすべてと何らかの関係性を持っている。自分がいまここに存在しているのも、決して偶然ではなく、宇宙のすべての事象との因果関係の結果である。

 

 このように、一瞬の心の中に三千の世界、わかりやすくいうと、現在、過去、未来のすべてが入っている、と智顗は説明するのです。

 こうした「中観」と通じる考え方は、大乗仏教以外にも見られます。

 ユダヤ教やキリスト教といった絶対神のある宗教は、一見すると「中観」とはまったく違う考え方をしそうです。しかし実は、実質的にかなり似た結論に至るのです。

 絶対神を信じている人は、すべてのものを神の創作物と見ます。「宇宙のすべては神の創作物」という見方で見れば、たとえば、いま目の前にある一つのものも宇宙を創り出した神とつながるものになる。つまり、結果として「一念三千」と通じる「ものの見方」となるのです。

 「中観」との違いは、神というアプリオリの存在を大前提とするか否かです。ただし、中観も別に神を否定するわけではありません。神はいてもいいけれども、それもまた縁起の一部である、というだけのことです。

 引用終わり

 

 

 「中観」との違いは、神というアプリオリの存在を大前提とするか否か。ただし、中観も別に神を否定するわけではない。神はいてもいいけれども、それもまた縁起の一部である、というだけのこと

 

 すべての存在が空(くう)であるとするのが「空観」で、縁起の中での仮の役割に注目するのが「仮観」。空と仮をともに包摂する上位概念が「中観」でした。

 その大前提は「アプリオリの否定」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

空観では、「時間」はなく、過去・現在・未来は実在しないので、過去は関係ありません。もちろん、現在も未来も関係ありません。

中観では、未来は思いっきり関係あると考えます。その未来とは、ゴール設定で自ら生みだす世界(w1)のことです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 ただし、その未来や世界(w1)はアプリオリに存在するものではない だからこそ、私たちには自由があります。「自らに由る」という自由が!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 自由とは「すべてマインド次第!」を実践すること

 すべてをマインドが生みだしていると十分理解しつつ(空観)、あえて縁起のつながりの中で仮の役割を果たす(仮観)

 

 それが中観思想であり、苫米地式。一瞬の心の動きで、現在・過去・未来を生起するのが苫米地式コーチングです。

Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

Q-340につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記1

「間違いではないような気もするのですが」というような“ゆらぐ感覚”はとても大事。それはスコトーマを外すために役立ちます。なぜでしょうか?

 

 答えは「Rゆらぎ」だから。こちらでどうぞ↓

 L-11420219月シークレット… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 

 

-追記2

 ゴール側から考える感覚はとても大切。

 その理由は「ゴールが先、認識は後」だからですが、他にも重要な理由があります。何だと思いますか?

 

 私の答えは「抽象度が上がる」から。

 ゴールは 1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 「2)自分中心を捨て去る」とは、部分関数としての“自分”の定義を拡張していくこと。よって、ゴールを設定(更新)するたびに、抽象度が上がっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 わかりやすいように言語化すると、「現状(かつてのw1)に満足できなくなる」「今の自分(関数p)では物足りなくなる」という感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-299~:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425725.html

Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 

夢がかなう脳!

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F-301:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

 

 2023515日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)にて、苫米地博士が生成AIをテーマに講義をされました。その中で「生成AIは思考方法がまったく異なり、幻覚や嘘かもしれない」と話されています↓

 今話題の生成AIと人間の理想の付き合い方 Dr.苫米地 (2023年5月15日) #ChatGPT #ジェフリーヒントン - YouTube

 

 バラダン終了後、苫米地博士は「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と投稿されています(twitter)。

芸術は高抽象度の未知なるLUB(230515バラだん未使用図)

 

 

 講義後に得たインスピレーションをまとめます。

 

vol.1;部分と全体の双方向性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31869155.html

 vol.22つの自己プロデュース力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31920992.html

 vol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

 

 

 前回(F-300)は苫米地博士の著書「自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版、p100)より引用しました。その中で博士が語られているのは、「人生においては自己プロデュース力が重要」「自己演出は自らのエフィカシーを上げる行為」だということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術

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自己プロデュース力には2種類あり、いい方法とダメな方法があります。いい方法とは「自分のバリューを高めまくり、大衆を惹きつけるピカソ方式」。

 

 その“バリュー”とは、より高次の抽象度次元上の“何か”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」ものでもある“何か”のことを、コーチングでは「ゴール」と呼びます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ところで、「高抽象度の未知なるLUB」を、なぜ認識することができ、なぜ共有できるのでしょう?

 

 最初の問いの答えは、「に自分の素晴らしい個性をわかりやすく演出することを意識する」という自己プロデュース力を超えた“最強の自己プロデュース力=火の鳥”にありそうです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 以下、苫米地博士の著書「なりたい自分になれる! 最強の自己プロデュース力」(日東書院、p169)より引用します。

 

 

「火の鳥」とは

 私は第2章で、釈迦やキリストぐらいの人ならば「火の鳥」レベルに達していただろうと書きました。そして、本書の目的、本書で紹介した訓練は、最終的に「火の鳥」を目指そうとするものでした。「火の鳥」を目指すことによって、自分を自由にプロデュースできる力が身につくからです。

 もちろん、釈迦やキリストに限りません。「火の鳥」レベルの人の見方、考え方を身につけようということです。

 ここで、再度、「火の鳥」レベルとはどういうものかについて、見てみましょう。

 本書で見てきた「ワニ」は抽象度を上げることで進化し、「サル」になることができました。「サル」には二つのタイプがいました。論理思考優位な「黒いサル」と情動優位な「白いサル」です。

 これらはそれぞれを極めたうえでバランスを取るのが大事で、「しましまのサル」になる必要がありました。この「しましまのサル」がさらに抽象度を上げて進化し、思いっきり飛び上がると「火の鳥」になります。

 つまり、論理思考も極め、情動も強く、さらにこれらのバランスを保ちながら、自分の力で両方をコントロールすることができ、自分と自分以外とを同一視できるほどの高い抽象度をもち、その視点ですべてを見て、その視点で行動ができる人、さらにはそれをどんなときにでもできる人が「火の鳥」であると言えるでしょう。

 キーワードとしては「自分と自分以外とを同一視できる」「高い視点、高い抽象度をもてる」「高い抽象度で行動ができる」「それも時間を超えてできる」といったところでしょうか。

 

 <火の鳥になるためのキーワード>

 〇論理思考と情動を兼ね備え、かつ、コントロールできる

〇自分と自分以外とを同一視できる

 〇高い視点、高い抽象度をもてる

 〇高い抽象度で行動ができる

 〇時間を超えられる

 

 そして、本物の「火の鳥」は抽象度をも自由に飛び回ることができますから、抽象度nの事象に対して、抽象度(n1)となることができます。

 これを私は、いくらでも次元を超えられるという意味でA次元と呼んでいます。A次元を獲得した人こそが本当の「火の鳥」ということになります。

 引用終わり

 

 

 では、<火の鳥になるためのキーワード>を確認していきましょう。

 

 〇論理思考と情動を兼ね備え、かつ、コントロールできる

 「論理思考」とは、前頭前野背外側部の活動のこと。論題を自らの情動と切り離し、相対化し、物事の裏表両面を見る視点を養うことができるディベートを実践することで鍛えることができます。現代ディベート論理は「トゥールミンロジック」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 ここでいう「情動」とは、「怒り」「悲しみ」といった大脳辺縁系を中心とする活動のことではなく、前頭前野内側部の発火である「社会的情動」のこと。苫米地博士は「感性」と表現されたりもされます。

 S-02-18:良心に従い、フェアネス、そして自由を追求する生き方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19678041.html

 

 情動と論理と社会的情動(感性)

 その関係性を知り、自身の心の動きをしっかりモニタリングし続けることが、「論理思考と情動を兼ね備え、かつ、コントロールできる」ための土台です。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 

 〇自分と自分以外とを同一視できる

 「同一視」とは同調のことではありません。もしも同調だけなら、真の問題解決はできないでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 その理由は「スコトーマが外れないから」。同調だけであれば、問題解決どころか、本当の問題を見つけることすらできないはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 さらにいうと、同調できたなら差別はなくなるでしょうが、同調だけであればうまく区別することができません。その結果、組織(チーム)として機能的に役割を果たすことは困難になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 *詳しくはこちらで↓

 F-269~:冗長性と多様性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422834.html

 

 博士がおっしゃる「同一視」とは、「無分別」のこと。こんな時代だからこそ、「無分別」がとても重要です。その理由はこちらで↓ Feel

 PM-01-18~20:“無敵”の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 

 〇高い視点、高い抽象度をもてる

 では、抽象度を上げて、同一視=無分別を実践していくにはどうすればいいでしょうか?

 

 私の答えは、まずゴール設定!

 ゴールはもちろん 1)心から望む、2)自分中心を捨て去る、3)現状の外 です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 そして、「コンセプチュアル・フロー」に取り組みます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 コンセプチュアル・フロー(&ゴール更新)を実践していくと、論理から超論理、すなわち前頭前野背外側部から内側部への移行ができます。と同時に、“直観”が磨かれていきます。

 S-02-11:アインシュタインの“直観”の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 

 現在の厳しい状況においては、高い抽象度や“直観”だけでは足りません。では、今一番必要とされていることは何でしょうか?

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 

 〇高い抽象度で行動ができる

 答えは「行動」。より高い抽象度での思考を伴った行動です。

 

 高い抽象度で思考しながら、同時に低い抽象度でしっかりと行動し続ける

 

 例えば「医学と医療」の関係がそう。理論を追究しながら(医学)、しっかり治療も行う(医療)。その両(双)方向性がとても重要です。

 F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

 それはコーチングとも重なる重要なポイント。苫米地博士はそのような生き様を「ゲバラ主義」と表現されています。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

 〇時間を超えられる

 時間は、過去から未来へとではなく、未来から過去へと流れています。その理解が1st.ステップ。2nd.ステップは「時間は流れていない」「すべてこの一瞬に生みだされている」の体得。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「一瞬」とは、あらゆる仮想世界が凝縮された状態。「一念三千」です。

 Q-149191019/20鹿児島… -06;「“今”を生きる」の“今”とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 時間についてはこちらの記事を参考にされてください↓

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 こちらもどうぞ。コーチとの会話中に得たインスピレーションを言語化しました↓

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

F-302につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

F-231~3錠じゃないと飲まん!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418468.html

F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

  

なりたい自分になれる! 最強の自己プロデュース力



F-267:「Classic」 前編;トリガー&アンカー+ゲシュタルトwith時間の流れ

 

 子どもの頃、私は「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて書いたのがこのブログ記事↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 そして、第2弾が前回までのこちら↓

 F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

 “あの頃”とは80年代から90年代にかけて。

 そんな私の青春時代によく聞いていたのがカナダ出身のミュージシャン ブライアン・アダムス(Bryan Guy Adams1959~)。

  

 私の師である認知科学者 苫米地英人博士と同じ63歳にして現役バリバリのロッカーであり続けるブライアンは、今年(2022年)3年ぶりのアルバム「So Happy It Hurts」を発表しています。

“あの頃”を彷彿させるストレートなアルバム!

聴くだけで力がみなぎってくるロックな12曲が収録された名盤です。

 (タイトルチューン「So Happy It Hurts」はこちら↓)

 (174) Bryan Adams - So Happy It Hurts - YouTube

 

 そして最近、既発のアルバムにベスト盤「Classic」をカップリングした2枚組の「So Happy It Hurts」として再リリースされました。

 

 その「Classic」を縁に湧き上がったインスピレーションを言語化します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 前編;トリガー&アンカー+ゲシュタルトwith時間の流れ

 

 

 私にとってブライアンのベストアルバムは7枚目。今回の「Classic」も全曲知っている(持っている)曲ですし、わざわざ買い直す必要はなかったのかもしれません。

 それでも迷わず予約したのは、曲を聴くことで(トリガー)、“あの頃”の記憶がよみがえってくるから(アンカー)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 一曲ごとにトリガー&アンカーがあり、一つのゲシュタルトを構築しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

そのゲシュタルト(曲)が十数曲集まってさらに大きな一つのゲシュタルト(アルバム)になっていく

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 そんなクリアな感覚がたまらなく心地よいのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 例えば、ほぼ同じ曲で構成されている2枚組ベストでも、年代順に収録されている「ANTHOLOGY」(2005年)とランダムな「2CD AUSTRALIAN TOUR EDITION」(2013年)ではまったく違うゲシュタルトが組み上がります。

 L-08120213… 04;言語を用いたゲシュタルト構築<応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 「ベストアルバム」という抽象度でみると、「同じような曲で構成されている似たようなもの」です。私の妻にはその違いはわからないでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 しかし、私にとっては「ベストアルバム」それぞれがトリガー&アンカー化されています。

 例えば、1993年の初ベスト「So Far So Good」と2017年の「Ultimate」では想起される世界がまったく別物。前者では当時の恋人との甘い思い出がよみがえり、後者ではその恋人と築いている家庭の楽しい思い出が呼び覚まされます。

 F-001:やり場のない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 「Classic」によって、どんなアンカー体験をして、どのようなゲシュタルトができるのだろう?

 

 そんなことを気楽に思いながら届いたばかりのCDの封を切り、子どもを送る車の中で聞きはじめました。すると

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

Summer of ‘69」の聞き慣れたギターのイントロが聞こえ

(んっ、何かが違う?)

 

 2曲目は美しいピアノソロではじまる「(Everything I DoI Do It for You

(やっぱり違う!)

 

 どうやら昔の曲をオリジナルと同じように(アレンジなしで)演奏し、“あの頃”と同じように歌っているよう。60代となったブライアンの“今”の声で。

 

 私は大きな感動に包まれました。今までとは明らかに違う感覚です。それは「次元をはるかに越えた“場”」に一気にアクセスしたような体感!

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)-1~7

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 その体感をしっかり記録したくなって、このブログ記事を書きはじめました。もちろんブライアンを聴きながら。

 (今聞いているは“あの頃”の「Reckless」!)

 

 おそらく「次元をはるかに越えた」感じがしたのは、「時間の流れ」が加わったからでしょう。一念三千世界が凝縮したような圧倒的な体感を確かに感じました。

 

 「一念三千」は天台宗(中国)の実質的な開祖 智顗(ちぎ)の言葉。苫米地博士が座右の銘とされています。詳しくは下記ブログ記事でどうぞ。博士による「一念三千」の解説を引用しています↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 *こちらもどうぞ↓

 F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 今までのベストアルバムでは、それぞれの曲と紐付く記憶が想起され(もちろん1つではありません)、それらがベスト盤発売当時の記憶と紐付きながら、現在側から統合されて一つのゲシュタルト(アルバム)を構築していたはず。

 Q-219:ゴールに対するスケジュールは<前編;ゴールが先、スケジュールは後>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27441932.html

 

 コーチング中によく説明する「時間は未来から過去に流れている」という感覚です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 ところが「Classic」では、過去の曲を“今”の演奏と歌で再現していることで(しかも、原曲に忠実に)、約40年という時間の厚みが一点に集中している感じがしました。

 Q-220:ゴールに対するスケジュールは<後編;人類には“今”しかない>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

 

それは「はるか昔の曲なのに、最新の曲でもある」という“ゆらぎ”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

そして、まるで「現在・過去・未来のすべてがこの一瞬に凝縮している」という体感!

Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6;記憶が織りなす「一人一宇宙」>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 

 じつは、「Classic」の4曲目途中で聴くのをやめたまま、この原稿を書いています。

 一生に一度の「Classic」を縁とするゲシュタルト構築体験をしっかり味わおうと思ったから。

 

 原稿を書き終えたら、すぐに聴いてみるつもりです。一念三千世界に浸りながら。

一体どんなイメージが湧きでるのでしょう?

 

きっとそれは新たな夢のはじまり。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 さらなる“w1”への第一歩となるはずです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

F-268に続く)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 じつは、「Classic」の4曲目の途中で聴くのをやめたまま、この原稿を書いています

   

 その「4曲目」とは「Heaven」。1984年にリリースされた「Reckless」の4曲目でもあります↓

 (174) Bryan Adams - Heaven - YouTube

  

 *こちらもどうぞ。1996年の“伝説のライブ”より↓

 (174) Bryan Adams - Heaven (Live At Wembley 1996) - YouTube

 

 “あの頃”の「Heaven」のイメージは、今、しっかり現実化しています。そして“今”はさらなる「Heaven」に向かう途中。もっと正確にいうと、ゴールに向かう“今”が丸ごと「Heaven」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 傍から見ると、決して「Heaven」には思えないはずです。実際、「なんでそんなに楽しそうなのですか?」「なぜ前向きでいられるのですか?」と質問されたりします。

 Q-077180804講演会レポート -5:とても心配していましたが、お元気そうでよかった

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15700744.html

 

そういえば、最近も「大変なご苦労をされてきたのですね」と同情されました。ブログをお読みの方から。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 悔しさ、悲しみ、怒り、憤り

 

確かに私は数え切れない程の苦渋を味わってきました。親友からは「波瀾万丈」とからかわれたりします。

 

 それでも「Heaven」!

 ゴールがあり続けるかぎり「So Happy It Hurts!!

 F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

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 R4.11/27に開催する予定だった第8回(「現状の外」)は、急なスケジュール変更のため中止とさせていただきます。御了承ください。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-064:「第九」に込められたベートーベンの思い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14248557.html

F-076Ya Ya(あの時代を忘れない)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15961773.html

F-128Fading Like a Flower

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21580684.html

F-225Don’t look back in anger

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28015120.html

F-252It’s my life~No goals, No life~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html

 

 

So Happy It Hurts




F-257:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.1;「不安と不満のはざま」を抜けだした後に待つ試練>

 

 子どもの頃、私は世間に対してとても反抗的でした。セルフイメージが「rebel」だったから。子どもなりに“反権力”に憧れていたのだと思います。

 F-252It’s my life~No goals, No life~ <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html

 

 それはきっと親子関係に起因しています。幼少の頃を一言で表現すると「闇(病み)」。今でも、突然、あの頃の痛みが襲ってくることがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854165.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854341.html

 

 一方的な虐待を受けるなどの理不尽な情動記憶が“反権力”というブリーフを作り、そのブリーフが思考や行動を支配しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 反抗的な態度も、そんなブリーフのあらわれ(habitattitude)だったはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 

当時は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

無理に押さえつけようとされるほど、猛烈に反抗する感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて書いたのがこのブログ記事↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

 私の経験でいうと、「不安と不満のはざま」を抜け出した後には、さらに大きな試練が待ち構えています。その試練とは「不満と傲慢のはざま」での苦しみ。

 

 「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌も苦しかったのですが、私にとっては「不満と傲慢」が混ざり合った感覚の方がずっと辛いものでした。

その理由はよくわからなかったのですが、認知科学者 苫米地英人博士の下で学ぶうちにだんだんクリアになっていきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ゲシュタルトができたからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 例えば、「権力」という視点で考えると、「不満」と「傲慢」は正反対の概念といえます。「不満」は反権力で、「傲慢」は権力というように。本当は主権者であるはずの日本国民と説明不足のまま事を推し進める政権(政治家)の関係を考えると、よく理解できるはず。

 不満=国民=反権力

 傲慢=政権(政治家)=権力

 F-056~:「不摂生が理由で病気になった人の医療費を健康のために努力している人が負担するのは『あほらしい』」ことなのだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_277070.html

 

 コーチングのコアである「ゴール」のポイント(1.心から望む、2.自分中心を捨て去る、3.現状の外)を熟慮すると、「誰もが“反権力”であるべき」ことがわかります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 なぜなら、権力(既得権益)は必ず過去ベースだから。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーン(CZ)が生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 つまり、権力とは「過去のしがらみ」であり、反権力とは「過去のしがらみの打破」であるということ

 

 そう考えると、「不満と傲慢のはざま」はとても重大で、かつ危険なことがわかります。それは「自由と隷属のはざま」であり、「希望と絶望のはざま」「幸福と不幸のはざま」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 では、ゴールが生みだす不満をエネルギーと創造力に変え、自由を貫き、希望を抱きながら幸福に生ききるためにはどうすればいいでしょうか?

 傲慢を改め、隷属から抜けだし、絶望や不幸を克服するために何を心がけるべきでしょうか?

 

 これからの連載(フリーテーマ)で考えていきます。あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です。

 

F-258につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて贈る第2弾です

 

伝えたいのは「心の力(The Power of Mind)」のすばらしさ。

 

 誰もが、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

  

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。本当は。

その臨場感が「心の力(The Power of Mind)」。その正体は誰もが持つホメオスタシス(Homeostasis)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html


 そして、それは「縁起」の力でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ。」(TAC出版)より引用します。

 

 

 コーチングは自我という評価関数を変える技術

 また、コーチングは縁起を理解するためのスキルであり、スコトーマをなくし、自分の重要性評価関数を変える訓練でもあります。

 そのことについて説明していきましょう。

 自分を定義しようとしても、使えるのは全部他者の情報です。つまり、自分とは他者の情報で構築されていることを紹介しました。

 つまり、自分とは他者との関係にまつわる情報が集積したものということになります。情報の網の目の中に自分を決める他者の点が無数にある。これが「自分」=「自我」です。

 それを縁起といい、現代の分析哲学では「自我とは評価関数」であるとなります。突き詰めると「自分」とは無数の情報の網の目の一部なのです。自分にとって重要なものを定義するのが「自我」ということもできます。もっといえば、宇宙のすべての存在を自分にとっての重要度の順に並びかえる関数が「自我」といえます。

 

 そして、悟ってない人は、誤った認識作用が生じるため「自我」があると思ってますが、それが苦しみの原因です。しかし、悟った人は、すべてを「空」として見ているのです。

 釈迦は悟りによって自我はない(または空である)と知りました。自我がなくなった状態ですから、すべてのスコトーマが外れており、すべてを認識することが可能になっています。「自分」も「宇宙」もすべてを同時に認識できるという話です。

 

 一体どういうことでしょうか?

 

 悟ると、自我という評価関数がなくなりますから、重要度に順番はつきません。宇宙のすべてのものを、同じように重要だと感じることができるようになります。他人から洗脳されたものを含めてあらゆる価値観から解放された状態、その境地が釈迦の悟りなのです。

 同じようにコーチングは、スコトーマを消すことで新たな認識を得る技術です。スコトーマが外れることで、これまでの思い込みは消え去り、世界が拡大します。

 スコトーマを外すのに必要なのは、自我を変えることです。つまり、コーチングは、自我という評価関数を変える技術なのです。

 もう少し具体的に話していきましょう。

 

 われわれが考える自我とは、脳すなわち心の中だけに存在します。自我の正体は脳の中にある情報です。自分というものを説明する際、その実体は名前や肩書、好みなど、すべて他者との関係からなる情報でしか説明できない、というのは既にお話ししました。

 そのようにして、私たちは、点の中から自分にとって重要なものだけを選び出しています。だから、自我は自分にとって重要な記憶によって作られた評価関数ということがいえるのです。そして、自我によって生まれるのがスコトーマです。

 

 人間の脳は、自分にとって重要なもののみを認識するようになっています。それをつかさどるのがRASReticular Activating System)というもので、それによって、自分にとって価値が低いと思う情報は遮断されるからです。

 RASとは脳の基底部にある網様体賦活系と呼ばれる細胞の活性化ネットワークで、これがフィルターの役目を果たし、脳が不必要と判断した情報をふるい落とすのです。そして、RASにより見えなくなってしまう認識の盲点を「スコトーマ」といいます。

 

 というように、脳の認知機能は、自分に重要なものしか見えないようになっています。たとえば、目の前の仕事相手は自分にとって重要なので見えるのに、テーブルに置かれた水は大事ではないので目に入らなかったりするということが生じるわけです。

 そういうわけで、スコトーマを外すという意味合いにおいては、コーチングと悟りは、同じことだといえるわけです。

 

 同時に、人は他者からの刷り込みによって、形作られていることがわかりました。人間関係で悩む方も、そうした刷り込まれた基準によって、情報を選別してきた結果今があるともいえるのです。

 とすると、人間関係を本当に良好にしたければ、これまでの自分は一度リセットしない限り、状況に変化はないでしょう。

 自分を本気で変えたいと思うなら、今までの自分を全て捨て去る覚悟がいります。そのために活用できるのが、コーチングというわけです。あなたは今までの自分を激変させたいですか? そう思うなら自分の書き換えができるコーチングは最適なものになるでしょう。人間関係だけでなく、さまざまなテーマに応用できるのもコーチングの素晴らしいところです。

 引用終わり

 

 

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 第6回目(R4.9/18開催)のテーマは「洗脳」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29507008.html

 

 

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-関連記事-

F-037:「もうおねがい ゆるしてください」~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

F-059:虐待で残る「分子の傷跡」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523096.html

F-093:安全行動

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18223480.html

F-156:人間関係リセット症候群

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23823944.html

 

 

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Q-274現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~ <vol.4;苫米地式「汗の如し」-前編-

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Qコーチはクライアントのゴールを100%応援すると言いながら、成果が出ないのはクライアントのせいにされます。現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね。今は全てそういう事も見抜けなかった自分の責任というのは受け入れました。

それぞれがそれぞれの立場で固まったスコトーマを持ち、共感出来ないのではないでしょうか?

 

 今回は5部構成です。全編通じてのテーマは「綸言汗の如し」。

 以下、Wikipediaより引用します。その意味を感じながら、ゆっくり読み進めてください。Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)は、皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができないという中国歴史上の格言。

 

 「綸言」の出典は孔子の『礼記』緇衣篇である。原文では「王言如絲、其出如綸;王言如綸、其出如綍」となっており、王のちょっとした言葉(絲:細かい糸)が重い意味(綸:太い糸)を持つとの教訓である。

 

 「汗の如し(如汗)」の出典は『漢書』劉向伝であり、原文は「言号令如汗、汗出而不反者也」である。

 

皆さんならこの質問に対してどのように答えますか? もちろん共感しながら。

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 vol.1;すべて「そのとおり」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29257774.html

 vol.2;苫米地式「言」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29294634.html

 vol.3;苫米地式「綸」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29323919.html

 vol.4;苫米地式「汗の如し」-前編-

 

 

A4:前回まで、「綸言汗の如し」の「言」(Q-272)と「綸」(Q-273)を、それぞれ苫米地理論を念頭に考察しました。今回は「汗の如し」です。

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 テーマとしている「綸言汗の如し」は、「皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができない」という意味。

 もちろん間違いではないのですが、大切な視点が抜けたままだと、大きな過ちを犯してしまいます。

 

「大切な視点」とは何でしょうか?

「大きな過ち」とはどういうことでしょうか?

 

 では、私の答えを。

 「大切な視点」とは「抽象度」のこと。そして、「大きな過ち」とは「自由を失う」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 *「抽象度」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「綸言」のことを、私は「リーダーが発する重要なメッセージ」と解釈しました(Q-273)。

 「リーダー」も「メッセージ」も、物理的な実体ではなく、機能のことです。つまり「綸言」とは情報のこと。一方、「汗」は物理的実体です。

 

 抽象度という軸で宇宙をみる場合、情報空間の底面が物理空間です。

よって、「汗の如し」という言葉に囚われると、視点が底面(物理次元)に限定されてしまうことになります。それが「自由を失う」という意味です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「自由を失う」を別の表現で言い直すなら、「『過去→現在→未来』という時間観に囚われる」。

 

 時間は未来から過去へと流れています。

 あなたがこのブログ記事を読んでいるというのが「今」です。1時間後、「今」は1時間過去になり、1時間未来が新しい“今”になります。

 このように現在が時間が経って過去になります。だから、現在の結果が過去です。

 同様に、未来が時間が経って現在になります。だから、未来の結果が現在です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 時間は未来から過去へと流れています。

 その未来をうみだす行為が「ゴール設定」です。ゴールにより未来がうまれ、ゴールにより現在の状況が決まり、ゴールにより過去の出来事の意味合いがどんどん変わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 さらにいうと、ゴールは人生のあらゆる領域に設定するもの(バランスホイール)。ゴールをたくさん設定するたびに、現在がますます豊かになり、過去がどんどん意味深くなっていきます。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 時間は未来から過去へと流れています。

 辛い思い出はもちろんのこと、すっかり忘れているような何気ない過去の出来事であっても、新たなゴール設定によって、人生の中でもとくに重要な出来事に変わる可能性があります。

 つまり、過去は記憶の中にあるということ。そして、その過去は、現在、未来の行為により、どんどん変わっていきます。

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 ゴール設定に関する基本中の基本が「ゴールは現状の外」。

 本当に現状の外にゴールを設定するためには、「『これまでの自分』を丸ごと捨て去る覚悟」が必要です。「過去は一切関係なし!」を貫きとおす覚悟が。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 その「覚悟」こそが「自己責任(自責)」

 

 私はそのように考えています。

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

以下、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社から復刊)より引用します。博士の“気”を受け取ってください。

 

 

 未来が過去をつくる

 では、どうすれば「これまでの自分」を丸ごと捨てることができるのか?

 まず、時間に関する考え方を反転します。

 私たちは一般的に「時間は過去から現在、未来へと流れている」と考えています。これは、「絶対神がビッグバンを引き起こして宇宙を創造し、そこから玉突きをするように次々と因果を起して現在に至っている」という古いユダヤ・キリスト教的な考え方にもとづく時間観です。私たちはその影響下にいるわけです。しかし、この時間観は本当に正しいでしょうか。この時間観も、古典的な西洋のモノサシにすぎません。

 一方、アビダルマ仏教哲学では、「時間は未来から現在、過去へと向かって流れている」とされています。現代分析哲学でもそういう見方があります。私はこの時間観に賛同するものです。

 自分が川の真ん中に、上流の方を向いて立っていることを想像してください。

 上流から赤いボールが流れてきます。手を伸ばしてそのボールを取るか否かはあなた次第。仮に、赤いボールを取らなかったとしましょう。

 しばらくすると、次に青いボールが流れてきます。しかし青いボールが流れてきたのは、あなたが赤いボールを取らなかったこととはなんの関係もありません。ただ青いボールが流れてきた。それだけです。つまり、「赤いボールを取らなかった」という過去は、「青いボールが流れてきた」という未来とはなんの関係もなく、過去は未来になんの影響も与えていないのです。

 このように、時間は川の上流という未来から、あなたが立っている現在へ、そしてあなたの後方の過去へと流れているのです。

 「そうは言っても、自分は努力しなかったから三流大学にしか入れなかったし、今も三流企業でこき使われているのだ」と言いたくなるかもしれません。

 

 では、こんなケースを考えてみてください。

 会社の帰り道にサプリメントを買うためにドラッグストアに寄ったとします。

 しかし、たまたまレジの前に行列ができていました。

 あなたは行列に並びしばらく待っていましたが、なかなか前に進まないので面倒になり、サプリメントを棚に戻し、「ついてないなあ」と思いながら、わざわざかなりの遠回りをして別のドラッグストアに行きました。すると、その店では先ほどの店よりも同じサプリメントが2割も安く売っていました。あなたは「ラッキー」と思いながら足取り軽く帰宅しました-。

 この例では、1軒目の店の行列をあなたは「ついてない」と思いました。しかし、2軒目の店で目当ての品が安く売っていたことで、1軒目の「ついていない」が「ラッキー」に変わりました。ということは、「未来によって過去が変わった」ということ。

 過去が未来をつくるのではなく、「未来が過去をつくる」のです。気をつけて見てみると、未来によって過去が変わるという右のような例を、私たちは日常的に体験しています。

 引用終わり

 

Q-275につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

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-関連記事-

Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

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Q-243~:続・気楽に生きたいのですが… ~「気楽に生きる」ということ~

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Q-259~:コーチングは弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまないのだろうか?

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Q-268~:薬をやめることができますか?

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L-069202011月シークレットレクチャー -04;ゴールこそがコーチングのすべて

 

202011月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「Don’t think, feel!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01目の前の世界はすべて〇〇でつくられている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28908637.html

 02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 03;じかんかじ(時間舵)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28988329.html

 04;ゴールこそがコーチングのすべて

 

 

 知識がないとそもそもスコトーマに隠れたままでいつまでも認識できないが、知識が新たなスコトーマを生みだしさらなる認識を妨げる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんなジレンマを解決するためにはどうすればいいでしょうか?

 

 答えは「ゴール設定」。もちろん、ゴールは1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの存在により、本当の意味で「未来から流れる時間を生きる」ことができるようになります。ゴールの存在のおかげで、スコトーマをうまくコントロールすることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 コーチングのコア中のコアは「ゴール」です。

 

 これから認知科学者 苫米地英人博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)より「はじめに」の部分を3回にわけて引用します(L-070071につづく)。

ぜひ博士の思い(気)を感じてください。Don’t think, feel

 

 

 皆さんはコーチングという言葉を聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?

 たぶん、仕事の効率を上げる方法、メンタルを整えてスポーツや仕事などのパフォーマンスを上げるための方法といったイメージでしょう。もちろん、それは間違いではありません。

 しかし、そこはコーチングにおける枝葉末節の部分で、コーチングを学べば、結果的にそうなりますよ、というだけの話です。

 では、コーチングの枝葉末節ではない、コアとはなんでしょうか?

 それは「ゴール」と「ゴールの設定」です。

 いま「たったそれだけ?」と思ったかもしれませんが、それがとても重要なのです。なにしろ、コーチングのテクニックのすべてはゴールを設定し、それを達成するためにあります。ゴールこそがコーチングのすべてなのです。

 ところが、ここ最近、ゴールを疎かにするコーチングの考え方が台頭するようになってきました。

 その証拠に、現在のコーチングの多くは、仕事の効率を上げる、生産性をアップするといったビジネス寄りのものばかりです。前述したように、それはコーチングにおける枝葉の部分です。これをコーチングのゴールと言ってしまうと、コーチングそのものが矮小化してしまいます。

 「仕事で成功してお金持ちになる」「部下の育成に成功し、社内の評価を高めて社長になる」「スポーツの大会に出場してそこで優勝する」など、こういったことはすべてコーチングにおけるゴールではないのです。

 引用終わり(L-070につづく)

 

 

 ゴールこそがコーチングのすべて

 

 重要なので繰り返しますが、コーチングのコア中のコアは「ゴール」。そして、ゴールは1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 「このまま続く時間軸上の未来」は、真の未来ではなく、ただの現状(SQStatus Quo)です。その現状の外側にゴールを設定してはじめて、自由に生きることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 ゴールの設定に、そしてゴール設定後の人生に、過去は一切関係ありません!

 

 過去とは、これまでの知識と経験の集大成ですが、一方で“失敗”の塊でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 よって、過去にこだわるほどスコトーマが生じ、過去に囚われるほど情動が発火しやすくなります。「ファイト・オア・フライト」の状態に陥り自由な思考ができなくなると、ますますゴールがわからなくなってしまうでしょう。

だから、「過去は一切関係なし」という意識でゴール設定を!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ゴール設定とは、「目的地を明確にし、しっかり前を向く」ことです。

 例えば、車に乗り目的地に向かって運転する時、バックミラーばかり見ながら運転することはないはず。しっかり前を見据えて運転するから、ゴール(目的地)に向かう過程で起こる様々な状況にしっかり対処することができます。

 

 ところが、人生というレベルでは、多くの人がバックミラーばかりを見続けています。

「あの時〇〇すればよかった」「△△しなければよかった」

そんな後悔は前を見ずに(バックミラーばかり見続けて)運転するのと同じ。

 

 人生にバックミラーは必要ありません。

 いつもゴール(未来)だけを見据え、今やるべきこと(エンドステート)に取り組むだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 予想外のハプニングもよみがえる思い出も、すべて人生を豊かに彩るための縁起。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

湧きあがる情動を味わいながら、ゴールに向かう挑戦を心から楽しんでいる

 

 そんな気楽な意識状態がコーチングマインドだと私は思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

L-070につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

ゴールの設定に、そしてゴール設定後の人生に、過去は一切関係ありません!

 

 「過去は一切関係ない」とは、「責任がなくなる」「免責される」ということではありません。

 むしろ反対。ゴールを設定する者には、自由とともに厳しい責任が生じます。

 PM-06-09:仮説04)自由と責任の関係の理解不足

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

 その責任をしっかり背負う覚悟が、リーダーの大切な資質のひとつ。

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 自由と責任がそろってはじめて、自分自身の人生をリードすることができます。それが「無人運転」「自動運転」ではないシンの人生です。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 

-追記2

 ゴール設定とは、「目的地を明確にし、しっかり前を向く」ことです

 

 「目的地を明確にする」は表向きの理由です。では、裏の理由は?

 

 答えはvol.6L-071)で。

 待てない方はw、ぜひ苫米地博士の著書「立ち読みしなさい!」(ありがとう出版)をお読みください(p73)。いろんな意味で「過去は一切関係ない!」ことを学べる名著です。

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29009685.html

 

 

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-関連記事-

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

Q-217:家庭や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27388111.html

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 

立ち読みしなさい!

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L-068202011月シークレットレクチャー -03;じかんかじ(時間舵)

 

202011月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「Don’t think, feel!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01目の前の世界はすべて〇〇でつくられている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28908637.html

 02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 03;じかんかじ(時間舵)

 

 

人生のあらゆる瞬間において、人間は過去の自分であると同時に未来の自分でもある

 

 これはアイルランド出身の詩人・作家 オスカー・ワイルド(Oscar Fingal O’Flahertie Wills Wilde1854~1900年)の言葉です。

 

 私が読んだある本には、この言葉を引用しながら、「過去→現在という意味で今はベストなのだから自信を持て。ただし、現在→未来という意味ではスタート地点でありこれからなのだから謙虚であれ」と書いてありました。

 

 著者が伝えたいことはよく理解できます。ヒーリングの視点ではOKだと思います。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

しかし、コーチング的にはNGです。コーチングマインドを持つ者にとって、時間は未来から現在、現在から過去に向かって流れています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 時間の流れといえば、私の好きな映画監督 クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan1970~)の作品に「時間の逆行」を扱ったものがあります。2020年に公開された「TENET テネット(原題はTenet)」です。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 ネタバレ防止のため本予告で使われていたシーンに留ますが、物語の途中で「過去→現在チーム」と「未来→現在チーム」が同時に同じビルを爆破する場面があります。

 

今「?」となっている方はゲシュタルトができていませんw

それは当然です。劇中では「時間挟撃(きょうげき)作戦」と呼ばれていましたが、「過去→現在」と「未来→現在」が交錯するという世界はなじみがない(=記憶がない)ため、イメージすることが難しいのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

映画を観て、全体像がわかると、ゲシュタルトができて理解することができます。

(一回観ただけの私はまだ「?」のままですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ノーラン映画は一筋縄ではいかないものばかり。

とくに「TENET」は難解で、伏線がたくさんちりばめられています。しかも、その伏線回収は観客の想像力まかせだったりします。

じつは、短い「TENET」というタイトルにも驚きの秘密が隠されています。興味のある方は西暦79年に古代ローマの町 ヘルクラネウム(現在のイタリア・カンパーニャ州エルコラーノ)で見つかったとされる「SATOR Square」をチェックしてみてください。

 

 

Sator Square(Wikipedia)


Wikipediaより引用

SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS - Wikipedia

 

 

 本題に戻ります。

 オスカー・ワイルドもクリストファー・ノーランも、おそらく、大切な事実(fact)がスコトーマに隠れたまま。時間の本質に関して理解していない(=ゲシュタルトができていない)はずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 “本質”とは、「時間は流れていない」ということ。

 本当は人類には現在しかありません。ゴールを設定することではじめて未来から過去へと向かう時間の流れが生みだされます。つまり、時間の流れを生み、その進行方向を決める舵(rudder)がゴール。

 「TENET」風に表現するとw、ゴールが「じかんかじ(時間舵)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴール=時間舵を決めるのは、各人の思考であり、自由意思!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 *詳しくはこちらをどうぞ↓

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

現在地球上で暮らしている70数億人のほとんどすべての人が、「過去から未来に向かう」という時間観を受け入れているはずです。ゴールが「現状(w0)の最適化」だから。

しかしながら、それは完全な間違い。ゴールとは現状の外、つまり「このままでは絶対にありえない世界(w1)」のことです。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

今、皆さんの目の前にひろがっている世界は、過去の記憶を使って認識されるもの。だから「過去」です。そして、今想像する未来は過去の何らかの記憶を用いたイメージです。だから、やっぱり「過去」です。

「このまま続く時間軸上の未来」のことを、コーチングでは「現状(SQStatus Quo)」と呼びます。

F-060BTTF

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13626536.html

 

私たちは過去の記憶によりつくられたブリーフに合致したものだけを認識しています。過去の記憶でつくられる世界以外、つまり“現状の外”はスコトーマに隠れ認識することができません。スコトーマを生みだす(外す)ポイントは 1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 前回、「鹿児島と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?」と質問しましたが、浮かんだイメージはすべて記憶(知識)に基づくもので、かつ重要度が高いものだったはずです。

 

 

別の例で考えてみましょう。

私は医師でもありますが、皆さんは「医師」と聞いてどんなイメージが浮かびますか?

 

 浮かんだイメージの源をたどっていけば、実際の体験の記憶か伝聞等で得た情報の記憶に行きつくはず。案外、マンガやTVドラマなどの主人公のイメージだったりするのでは?

 

 「医師」に関して当事者として述べさせてもらうと、私が知る医師は誰もが学び続けています。大量の情報を手に入れ、知識を増やし続けています。とても勉強熱心な方ばかり。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 ところが、日々増えていく知識のおかげで、かえってスコトーマが外れにくくなってしまいます。俗にいう「専門バカ」。正直に話すと、それが私の「医師」のイメージです。

(私自身も含めたイメージですよw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 

 知識がないとそもそもスコトーマに隠れたままでいつまでも認識できないが、知識が新たなスコトーマを生みだしさらなる認識を妨げる

 

 

 では、そんなジレンマを解決するためにどうすればいいでしょうか?

 

L-069につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

前回の「追記2」内で「本文中の桜島の写真を見て、違和感を覚えませんか?」と質問しました。写真はこちら↓

 

桜島-2

 

 

 スコトーマを生みだす(外す)ポイントは 1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つ。

 

1)知識がないとスコトーマに隠れたまま。桜島のことを詳しく知らない方には違和感は生じないはずです。

 

 2)重要度がとても高い人、簡単にいうと桜島が好きな人はすぐに気づくはず。私の意図も含めて“理解”することができます。

 

 ふだんの重要度がそんなに高くなくても桜島をよく知る人は、私の問いかけを縁に3)役割が生まれ、違和感の正体にきっと気がつくでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 では、答えを。

 これは鹿児島市とは正反対の垂水(たるみず)市側から撮った写真です。お酒好きな方は「森伊蔵」という焼酎を御存知だと思いますが、その辺りですw

 鹿児島市側からは見えない火口が見えています。

(中央やや左。灰で色が変わり、噴煙があがっています)

 

 鹿児島県の人口は約158万人(R3.10月)。その4割近くの約60万人が鹿児島市在住です。鹿児島市民は「火口が見える桜島」に違和感を覚えるはずです(重要度がそこそこ高い方に限定されるでしょうが)。

さらにいうと桜島は複雑な形をしており(北岳・中岳・南岳があり、火口も2つあります)、地域によって見え方が全然違います。よく目にする写真はほとんど鹿児島市側から撮影されていますので、無意識にある共有言語(映像)としての桜島は「火口が見えないバージョン」のはずです。

 

 私たちは、つねに、「言葉(words)」「映像(pictures)」「感情(emotions)」の3つの軸で思考を行っています。

 一人ひとりの思考が(I×V)、目の前の現実を生みだしています(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。近日中に告知を行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-025The Last

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8292241.html

F-076Ya Ya(あの時代を忘れない)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15961773.html

F-202:これりすくん

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

F-225Don’t look back in anger

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28015120.html

Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 

 

Q-248:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -06(補足);調和

 

子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。反対に「気楽」や「気軽」が大っ嫌い!

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

ところが、認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ間に、「努力」「根性」がコンフォートゾーン(CZ)の外になり、「気楽」がCZ化していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そんな「気楽」について、いただいた御質問に回答しながら考えてみました↓

 Q-238~:気楽に生きたいのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

 Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 「100%want toで生きよう」「楽しく働こう」といった話をすると、必ずといっていいほど「やりたいことだけで生きられればそもそも苦労はしない」「みんながやりたいことだけやっていたら社会が成り立たない」といった御意見(claim)をいただきます。ときには「楽しく働かれるといい迷惑だ」といった苦言も。

 「want to」や「Not Normal」を貫く生き方は、気楽ではありますが、決して楽ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 ところで、want toを非難する人たちのことをドリームキラーと呼びますが、最大・最強のドリームキラーとなるのは誰でしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 そう、自分自身。心の中の不安や恐怖・義務感・罪悪感といったものが、want toをいつの間にかhave toに変えていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

では、そんな内なるドリームキリングに対して、どう対応すればよいのでしょうか?

 

 そのような問いを念頭に、「気楽に生きる」ということについてあらためて考えてみました。気楽に読んでくださいw

 

 01;肩書が変われば、機能・役割が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28362960.html

 02:昇進うつはなぜ起こる?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28380339.html

 03;昇進うつの解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28391533.html

 04;「一人一宇宙」はゴールに向かう夢の一部

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28416456.html

 05;「時間は未来から過去に流れる」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28437135.html

 06(補足);調和

 

 

 このシリーズは前回で完結する予定でしたが、前回の下記部分(青色)について御質問をいただいたので補足します。

 

このことからわかるように、起こったこと(fact)の解釈はその後に生じること、つまり未来の出来事で書き換わります。未来の出来事によって過去の出来事の解釈(=意味)が変わるのですから、「因果関係」の「因」は未来(より高次の抽象度次元)にあるといえます。

未来の結果が現在、現在の結果が過去

それが「時間は未来から過去に流れる」ということです。

 

Q:時間の流れではそういえますが、仏教の時間観とは合わないのではないでしょうか?

 

A:苫米地博士の情報場へのアクセスが私にもたらした最初の衝撃は時間観の変化でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

「時間は未来から過去に流れている」ことを実感するたびに自由を感じたことを思い出します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 博士から「プランク時間」を学び、時間が離散的であることを理解した時の「?」が2nd. Impact。なにせ「人類を救う」とまで思っていた時間観(未来→過去)が打ち砕かれたのですから、とてつもなく大きな衝撃を受けました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 その「?」を解消してくださったのも苫米地博士です。フォレスト出版から販売されているDL教材「タイム・レボリューション」で学んでいる間に、両立するはずのない2つの世界が統合されていく感覚に包まれました。

 (教材はこちら↓)

 苫米地英人博士 新教材 ビジョナリーマインド&タイム・レボリューション (forestpub.co.jp)

 

 それはゲシュタルトができ、ゲシュタルト同士がconnectし、さらに大きなゲシュタルトが再構築されるという感覚。そのときに、これまでのすべてをひっくり返すような衝撃とともに、まったく新しい世界が生みだされます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 「さらに大きなゲシュタルトが再構築される」というのは「抽象度が上がる」と同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げながら巨大なゲシュタルトをつくりあげるほど、より大きなエネルギーとクリエイティビティを手に入れることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 その巨大なゲシュタルトを縁起空間として捉えると、「時間の流れ」と「仏教の時間観」は矛盾しないはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 最後にもうひとつ。「抽象度を上げながら巨大なゲシュタルトをつくりあげるほど得られるエネルギーとクリエイティビティ」とは、「調和のエネルギー」であり、「縁起力」です。

 

以下、苫米地博士の「新・夢が勝手にかなう手帳 2021年度版」(サイゾー)【付録②】から一部引用します。調和のエネルギー=縁起力をぜひ感じてください(feel!)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 バランスホイールを作り、すべてのゴールを実現しよう

 最後にとっておきの秘密を公開します。私たちの脳の無意識の情報処理能力はとてつもなく大きいです。例えば、あなたはいま手帳を持ちながら、この文章を読んでいることでしょう。何かを握るとか、持つというのはかなり複雑な筋肉の動きを必要とします。握りすぎても力が入りすぎてもダメですし、弱すぎると手帳は手から滑り落ちてしまいます。

 でも無意識に手帳を持ちながら、文字を目で追い、文章を読みながら、その内容を理解しようと言語野を活性化させています。それだけではなく、さっき食べた料理を消化しながら、心臓は血液を全身に循環させつつ、呼吸もしています。全身で免疫の戦いは継続していて、そのため脳は大きな役割を果たしています。

 何が言いたいかといえば、ゴールは複数持つほうがよいということです。ルー・タイスはバランスよくゴールを持つように言いました。それをバランスホイールといいます。

 一つだけのゴールでは視野狭窄になります。視界が狭くなるのです。視野が狭くなることは一概に悪いこととはいえません。エネルギーは一つのものに注いだ方が、結果には結びつきます。とはいえ、人生は長いものです。それに多くのゴールがある方が、相乗効果が期待できるのです。

 自分の人生を丸い車輪としてイメージしてみてください。その車輪がいびつだと車輪はうまく転がりません。逆にきれいな丸い形だと人生はうまく転がっていきます。どこかが尖っていると、うまく人生が回らないのです。自分自身にこう問いかけましょう。「キャリアのこと、プライベートのこと、家族のこと、親族のこと、友人のこと、自分自身の生きがい、どうやったらすべての目標を結びつけられるだろうか」と。

 自分の脳内で達成したい人生目標を視覚化します。ビジネスだけにゴールを設定しすぎると、人生のバランスを失います。人生の主たる要素のすべてをカバーするゴールにしていきましょう。

 職業やファイナンス、精神性、家族や親戚、自分や周りの健康、社会生活、コミュニティ、趣味といった人生の重要な領域それぞれについてゴールをしっかり立てます。その上で、そのすべてのゴールがしっかりと自分の個人的なビジョンや達成したいことと結びつくことが重要です。この調和がしっかりしていると、すさまじいパワーを生みだすことになるからです。

 引用終わり(続きは夢手帳2021でどうぞw

 

 

 調和のエネルギーは絶大です。

 そのエネルギーが未来をさらに“気楽”に書き換えていきます。

 

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 抽象度を上げながら巨大なゲシュタルトをつくりあげるほど、より大きなエネルギーとクリエイティビティを手に入れることができます

 

 そのための思考法が「コンセプチュアルフロー」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25217507.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25259581.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

 

 

-追記2

 今年(2022年)も「新・夢が勝手にかなう手帳」(サイゾー)が発売されています。こちらからどうぞ↓

 ドクター苫米地のプレミアムアイテム・ショップ (tomabetique.com)

 

 

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 第1回目のテーマは「A次元」です↓

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-関連記事-

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2022年度版

TOMABETIQUE HPより引用

https://www.tomabetique.com/

 



Q-247:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -05;「時間は未来から過去に流れる」とは?

 

子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。反対に「気楽」や「気軽」が大っ嫌い!

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

ところが、認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ間に、「努力」「根性」がコンフォートゾーン(CZ)の外になり、「気楽」がCZ化していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そんな「気楽」について、いただいた御質問に回答しながら考えてみました↓

 Q-238~:気楽に生きたいのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

 Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 「100%want toで生きよう」「楽しく働こう」といった話をすると、必ずといっていいほど「やりたいことだけで生きられればそもそも苦労はしない」「みんながやりたいことだけやっていたら社会が成り立たない」といった御意見(claim)をいただきます。ときには「楽しく働かれるといい迷惑だ」といった苦言も。

 「want to」や「Not Normal」を貫く生き方は、気楽ではありますが、決して楽ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 ところで、want toを非難する人たちのことをドリームキラーと呼びますが、最大・最強のドリームキラーとなるのは誰でしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 そう、自分自身。心の中の不安や恐怖・義務感・罪悪感といったものが、want toをいつの間にかhave toに変えていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

では、そんな内なるドリームキリングに対して、どう対応すればよいのでしょうか?

 

 そのような問いを念頭に、「気楽に生きる」ということについてあらためて考えてみました。気楽に読んでくださいw

 

 01;肩書が変われば、機能・役割が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28362960.html

 02:昇進うつはなぜ起こる?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28380339.html

 03;昇進うつの解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28391533.html

 04;「一人一宇宙」はゴールに向かう夢の一部

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28416456.html

 05;「時間は未来から過去に流れる」とは?

 

 

ナチスにより強制収容所に送られた体験を「夜と霧」に記した精神科医師 ヴィクトール・E・フランクル(Viktor Emil Frankl1905~1997年)は、「意味への意志」を最も重要な人間の行動力だとしました。生きる苦しみは精神病の徴候ではなく、その人が意味を求めることによって、より人間的になりつつある証であるとし、自由意志こそ人間のもつ傑出した特徴だと信じました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

「内を外に合わせて変える」ことをフランクル風に表現すると、「起こっている出来事を通じて人生の意味を考え、人生が求めている本来の自分に変わっていくこと」といえます。

 

 さらにコーチングと合わせて考えると、「起こっている出来事を通じて考える人生の意味」が「可能世界w1」であり、「人生が求めている本来の自分に変わっていくこと」が「pの再定義」といえます。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 シンプルに表現すると、「世界をしっかり観察し、現状の外にゴールを設定して、ふさわしい“自分”を生きる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

そのときに重要なのが“時間の流れ”についての理解。

かつての私も含むほとんどの人々が「時間は過去から未来に流れている」という考えを受け入れていますが、本当は時間は未来から過去に向かって流れています。この文章を読んでいる瞬間を“今”とすると、この瞬間の1時間未来が1時間経って現在となり、“今”は1時間過去に変わります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

時間は未来からどんどん流れ、現在の自分を通り過ぎ、過去となりますます遠ざかっていく

 

 それがコーチングマインドにふさわしい時間観。

今回は、そんな時間の流れを「前後関係」と「因果関係」という概念で考えてみましょう。

 

 

「人間万事塞翁が馬」という故事を御存知でしょうか?

以下Wikipediaより引用します。

 

国境の近くにあった塞(とりで)の近くに住んでいた翁(老人)は、何よりも自分の馬をかわいがっていた。その馬は、周りからも評判が立つほどの駿馬だったが、ある日突然、蜂に刺された拍子に飛び出してしまう。一向に帰ってこない馬の様子に、周りからは翁に同情するほどだったが、翁は「これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない」とだけ言って、我慢強く待ち続けた。すると、どうだろうか。しばらくして、その馬が別の白い馬を連れ帰ってきたのだ。しかも、その白馬も負けず劣らずの優駿で、周りの者は口々に何と幸運なことかと囃し立てたが、翁は「これがきっかけで、別の悪いことが起こるかもしれない」と自分を戒め、決して喜ばなかった。

それから、かわいがっていた息子がその白馬から落ちて、片足を挫いてしまった。周りはまた同じように慰めの言葉を掛けたが、翁はまた同様に「いいことの前兆かも知れない」と告げる。それからしばらくして、隣国との戦争が勃発した。若い男は皆、戦争に借り出されて戦死した。しかし息子は怪我していたため、徴兵されず命拾いした。そして、戦争も終わり、翁は息子たちと一緒に末永く幸せに暮らしたという。

このことから、人間、良いこともあれば悪いこともあるというたとえとなり、だから、あまり不幸にくよくよするな、とか幸せに浮かれるなという教訓として生かされる言葉になり、人間万事塞翁が馬などと使われる。

引用終わり

 

この故事中で起こったfact(事実)を過去から未来に向けて並べると、A)愛馬の逃亡→B)愛馬が白馬とともに帰還→C)息子の怪我→D)戦に不参加→E)末長く幸せ、となります。この並びが「前後関係」です。

前後関係とは「Aが起きた後Bが起き、Bが起きた後Cが起き、Cが起きた後Dが起きた」というfactを順番に並べただけの概念です。

 

それに対し「Aが起きたからBが起き、Bが起きたからCが起き、Cが起きたからDが起きた」という関係を「因果関係」といいます。「あの時〇〇したから(しなかったから)、△△が起こった(起こらなかった)」という考え方です。

“原因があって結果が生じる” この関係が「因果関係」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 fact(事実)だけの「前後関係」と違って、「因果関係」には解釈が含まれます。

 

 それをディベートと絡めると、「因果関係」にはwarrant(根拠)やclaim(主張)が含まれるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 *ディベートについて、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりより“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 さらに抽象度を用いて考察すると、「前後関係」は最も抽象度が低い物理空間にあり、「因果関係」は高次の情報空間にひろがっていることがわかります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *情報空間はこちら↓

 (物理空間は情報空間の一部であり、抽象度を軸にしたときの底面です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

そのように「前後関係」と「因果関係」はまったく異なるものですが、多くの場合、無意識下では混同されています。

 

「人間万事塞翁が馬」の例えで、“C)息子の怪我”の時点ではそのfact(物理次元)は悲しいこと(情報次元)ですので、その前に起こった“B)愛馬が白馬とともに帰還”は好ましくないこととして周囲の人に解釈されました。ところが、その後“D)戦に不参加”という喜ばしいことが起こると、“C)息子の怪我”は好ましいことに解釈が変わり、その前の“B)愛馬が白馬とともに帰還”も好ましいことに、そしてその前に起こった“A)愛馬の逃亡”も好ましいことに変わります。まるでオセロで黒が白にどんどんひっくりかえっていくように。

 (ディベートでは「ターンアラウンド(T/A)」と表現します↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26568420.html

 

このことからわかるように、起こったこと(fact)の解釈はその後に生じること、つまり未来の出来事で書き換わります。未来の出来事によって過去の出来事の解釈(=意味)が変わるのですから、「因果関係」の「因」は未来(より高次の抽象度次元)にあるといえます。

未来の結果が現在、現在の結果が過去

それが「時間は未来から過去に流れる」ということです。

 

望ましい生き方は前回(Q-246)まとめたとおり、ゴールを設定することで「因」を生みだし、その「果(結果)」として現在を生きるという生き方です。

 

もしもゴールがはっきりしないなら、つまり未来を描かずに生きている場合は、現在起こっていることから「こうあってほしい(でも絶対無理!)」というイメージを思い描いてください。気楽に。

 

それが今回の冒頭で書いた「起こっている出来事を通じて人生の意味を考え、人生が求めている本来の自分に変わっていくこと」のはじまりです。「内を外に合わせて変える」という感覚がわかっていただけたでしょうか。

 

難しいと感じている方もいらっしゃると思いますが大丈夫です。

人生の意味を考え未来(w1)をイメージすることももちろん重要ですが、シンプルに考えると「今この瞬間にゴールを設定してしまえばいい」のですから。趣味や家族など設定しやすいところから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

ゴールとは夢のこと。

「夢に向かって生きる」 それが「気楽に生きる」「楽しく働く」ための秘訣であり、「昇進うつ」などと無縁な力強い生き方の秘密だと私は思っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27025230.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-125VW

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21491696.html

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 

 

Q-237:新型コロナウイルスが怖いのですが、どのように対処すればよいのでしょうか? <ワーク付き>

 

 前回(Q-236)、「アウトプットに恐怖を感じる」という御相談に回答しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 不安や恐怖のマネジメントは重要です。大脳の前頭前野に対して大脳辺縁系が優位となる「ファイト・オア・フライト」の状態では、絶対にゴールを達成できないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 スコトーマが外れることで「老病死(+生で四苦)」を実感しがちな医療・介護現場は、とくに情動のマネジメントが必要とされています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 そんな医療現場でいただいた御質問に回答します。

  (変更を加えています)

 

Q:新型コロナウイルスが怖いのですが、どのように対処すればよいのでしょうか?

 先日、ある討論番組で「医者はワイドショー見て、コロナ怖がりすぎ」という発言を聞きショックを受けています。現場ではよく「正しく怖がる」という言葉を使いますが、実際にコロナ患者さんに囲まれているとどうしていいかわからなくなるときがあります。

今は体と心がバラバラな感じです。

 

A:「医者はワイドショー見て、コロナ怖がりすぎ」という主張(claim)の根拠(warrant)と事実(data)は示されていたのでしょうか?

 (まさか「ワイドショー見て」が根拠?)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 裏付け(backing)は? 確率(qualifier)は? 例外(reservation)は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

 そのように論理的な思考を重ねることで、「ファイト・オア・フライト」に陥りにくく(リカバーしやすく)なります。前頭葉前頭前野(背外側部)が活性化するからです。

私は、とくに医療・介護現場には、ディベートを学び実践することをお勧めしています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124522.html?p=2

 

 *ディベートについて、詳しくはこちらをどうぞ↓

 S-01~:よりより“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 「問題・課題の分析(case side)」と「解決の提案(plan side)」はセットです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

問題を叫ぶだけで解決を意図していない意見は無視してください。その多くは責任転嫁であり、そもそも他責だから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22599317.html

 

 きっと頭の中はゲーム理論でいっぱいです。他人を蔑み引き下げることで、自分のコンフォートゾーンを優位に保とうとします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

繰り返しますが、ドリームキラーへの対策として、まずは論理! そして無視 !!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 

 ところで、あなたはショックを受けて落ち込んでいる場合ではないはず(claim)。なぜなら、ゴールがあるから(data)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 コーチングマインドはつねに未来志向です。ゴール設定により自ら生みだす未来が「因」、現在が「果」です(warrant)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 心ない他人からの誹謗中傷も、すべて自分のマインド次第。その時は辛いでしょうが、「心の力でゴールに近づくための良縁に変えることができる」と信じてください。大丈夫!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

  

 「どうしていいかわからなくなる」ときや「心と体がバラバラな感じがする」ときは

 

 

 1)まずは呼吸を意識に上げてみましょう。いつもより早く浅くなっているはずです

 

2)自分の中の不安、恐怖、悲しみ、怒りなどをありのままに観察しながら、今度はその情動を吐き出していきましょう。呼気とともに

 

3)吐きながら緩める(緩めながら吐く)ことをしばらく続けていると、心身ともにリラックスしてくるはず

その時、心は不安・恐怖から安心に、脳は大脳辺縁系から前頭前野優位に、体は交感神経から副交感神経優位に変わっています。その変化をしっかり感じましょう

 

4)すっかりリラックスしたと感じたら、書き換えのタイミング。辛い(辛かった)現状からゴールを達成している未来へ移動しましょう。時間旅行を楽しむ感じで

 

5)未来に到着したら、ゴールを達成している自分が見ているもの、聞いている音、感じている感触、味、匂いを存分に味わってください(ビジュアライゼーション)。そして、その時感じているすべてを言葉で描写していきましょう(アファメーション)

 

6)十分に味わったら、ゴールの世界で感じている「うれしい」「楽しい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」をお土産に再び時間旅行。余韻を楽しみながら、現在に向かいます

 

7)到着した現在は「出発前の辛い(辛かった)現状」ではありません。「ゴールを達成している未来の結果」です

ゴールが「うれしい」「楽しい」等の情動とともにどんどん近づいていること、すなわち未来から現在へと向かう時間の流れを感じ続けてください

 

 

 ポイントは「未来から現在に到着したときの体感」。明るくあたたかい感じとともに、すべてがゴール達成の縁に感じられるはず。

その体感はゴール側のエネルギーが生みだしています。しっかり記憶してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 このワークを繰り返している間に臨場感(V)が高まっていくイメージ(I)は、やがて本当に現実化(R)していきます。それが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 さらに、ゴール側(未来)の強い臨場感は、縁ある人たちにもひろがっていきます。

たとえゴール(&CZ)そのものが相容れなくても、お互いのゴールのLUB(最小上界)を共有できればOK

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 ドリームキラー(K)は次第にドリームサポーター(S)に変わっていくはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26967876.html

 

 

 最後にもう一点。

 「正しく怖がる」の「正しく」は絶対的なものではありません。「正しさ」はゴールが決めます。ゴールに近づけば〇、遠ざかれば×というように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「正しく怖がる」の「怖がる」はゼロトラストのこと。ゼロトラストとは「完全に守ることは不可能という認識」。レジリエンスの大原則です。

 F-142:不要不急 vol.3;レジリエンス <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 

 それはあえてCZを揺さぶってスコトーマを外し、「問題・課題(case)」を見つけ、「解決(plan)」することを可能にします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 

レジリエンスカーブ(191104バラだん)

「バラいろダンディ」(東京MX2019114日放送回)より引用

 

   Normal Operations : 継続的なモニタリング

   ShockCascading : 最低ラインの確保

   Recovery Phase : 準平常ラインの設定

   Restoration Phase : 元々の平常ラインよりさらに高いラインに回復する構造

 

 

 御相談中の「ショックを受けています」は「②ShockCascading」のphase。その時は「最低ラインの確保」が目標です。例えば、「ファイト・オア・フライト」を防ぎながら心身のダメージを最小限に抑え、ストレス状態から脱却することを目指します。

 

 回復基調(③Recovery Phase)にあるときは、みんな優しく仲良しです。それを災害医療では「ハネムーン期」と表現します。その後は、ご想像のとおりw、「幻滅期」が訪れます。

 その対策のためにも「正しく怖がる(怖がり続ける)」ことが重要。そのためにコーチングの知識とスキルがとても役立ちます。詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-187~188:「新型コロナウイルス感染症」との縁で… -04~05;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25802632.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25868437.html

 

 御承知のとおり、体と心は同じもの。「体と心」「脳と心」でひとつです。「体と心がバラバラ」と感じるたびに、今回御紹介したワークに取り組んでください。絶対大丈夫!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

御質問ありがとうございます。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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L-014~20202月リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート

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F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

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F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

-告知-

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 


F-225Don’t look back in anger

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心(気)を込めて書きました↓

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 その執筆が縁になったのでしょう。忘れていた記憶がよみがえりました。1つは冷たく悲しい体験の記憶、もうひとつは心温まる思い出です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 まずは悲しい方を紹介します。イギリスのロックバンド OASISの「Don’t look back in anger」を聞くたびに思い出す記憶です。

 (個人情報保護の観点で、詳細を変更しています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 

小柄な70代女性との出会いは救急車でした。

運び込まれた際にはとても状態が悪かったのですが、幸い少しずつ回復していきました。

入院中は夫と娘さんが毎日のように見舞いに来られ、一緒にリハビリを行ったりしていました。自宅退院後は夫と一緒に定期的に通院してくださいました。

 

ある日、体調不良を訴えた患者さんがまた救急車で運び込まれました。家族が席を外している間に、女性は涙ぐみながら心の内を吐露されました。

 

毎日のように娘に責められて辛い。もう耐えられない

 

 詳しく話を伺うと、娘さんの希望を断念させたことがあるらしいのです。何十年も前に。娘の身を案じて。

 何かあるたびにそのことを持ち出され、「仕事でつまずくのは〇〇をさせてもらえなかったからだ」「人間関係がうまくいかないのは〇〇をあきらめさせられたせいだ」と泣き叫ぶらしいのです。ときには暴力をふるいながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

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 それからしばらくして、女性の容体が悪化。再び運び込まれたときには、うなされるように繰り返していました。「もう死にたい」と。

そして、そのセルフトークのとおり、女性はお亡くなりになりました。とても残念ですが、それも「I×V=R」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 

 じつは、女性の体調悪化の理由ははっきりしないままでした。大きな病院で精査されていたのですが、たいした異常は見つからず、原因不明とされていました。つまり、“健康”だったのです。西洋医学の見地では。

 (WHO的には健康ではありません。WHO版健康の定義とその課題はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html

 

「情報空間では確かに異常があるが(機能的問題あり)、物理空間でははっきりしない(器質的異常なし)」という感じです。

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

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 その状態を「全人的苦痛(Total Pain)」という視点で考えると、社会的苦痛(娘との関係不良)が心理・精神的苦痛(もう死にたい)を生みだし、物理空間上で身体的苦痛(救急搬送される際の症状)となってあらわれていたと考えることができます。

 L-00520201… 05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 

 女性の診察を行うたびに、私は、ヴィクトール・E・フランクル(Viktor Emil Frankl1905~1997年)の「夜と霧」を思い出しました。あえて死の理由を挙げるなら、きっと「希望を失ったから」なのでしょう。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 

 それは認知科学者 苫米地英人博士と出会う前のこと。ずいぶん昔の話です。

 

かつての私と同じように「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていたに違いない娘さんは、今はどのような世界を生きているのでしょう? すでに亡くなった両親のことを今でも憎んだままなのでしょうか?

F-221:不安と不満のはざまで<ちょっとブレイク;今、親を憎んでいる人たちへ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27776349.html

 

 私たちの脳は失敗を記憶するようにできています。だから過去に、しかもイヤな記憶ばかりの過去に、いつまでも囚われるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 目の前の世界には「楽しい」「うれしい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」が満ちあふれています。本当は。

 それなのに自らスコトーマを生みだし、感じられなくなっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 それは仏教において苦の根源とされる「無明(むみょう)」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27050392.html

 

コーチングには無明を解決するパワーがあります。いや、正確には「無明を自ら克服する力がもともとマインドにあり、コーチングでその力を覚醒させることができる」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

「心から望むゴールを、自分中心を捨てながら、現状の外にしっかり設定すること」が、マインドのリミッターを解除する最初のステップです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

 ゴールを設定したら、覚悟を決めて、正しく怒り続けることが重要。それは「ゴール達成能力の自己評価」であるエフィカシーを高めることでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その時、忘れてはならないことは「この世に“絶対”はない」という事実。それを不完全性といいます。この世に(あの世も)絶対に正しいことなど存在しません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「正しく怒る」の「正」とは“方向性”のこと。より抽象度の高い次元を目指し挑戦し続けることが「正しく怒る」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「正しく怒る」の「怒」とは“人間的怒り”“公憤”のこと。前頭前野レベルで生み出したエネルギーと創造力で世界をよりよくしていくこと(実装)が「正しく怒る」です。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 そんな「怒」の源泉は未来(社会)。自由意思によるゴール設定によって自ら生みだした未来(社会)と現在のギャップ(が生みだすエネルギー)が「怒」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

だから、怒りは常に未来を向いたものであるべき。

 決して怒りに駆られながら過去(自分)を振り返ってはいけない


 …OASISの名曲「Don’t look back in anger」を聴くたびに、そんなことを考えます。

 (PVはこちら↓)

 Oasis - Don't Look Back In Anger (Official HD Remastered Video) - Bing video

 

 

 Slip inside the eye of your mind

 Don’t you know you might find

 A better place to play

              心の目を奥に向けると

              見つかるって知っているだろう

              もっといい遊び場が

 

 You said that you’d once never been

 But all the things that you’ve seen

 Will slowly fade away

              一度だってないとおまえは言っていた

              でも見てきたものはすべて

              ゆっくり消えていくだろう

 

 So I’ll start the revolution from my bed

 Cos you said the brains I had went to my head

 Step outside the summertime’s in bloom

 Stand up beside the fireplace

 Take that look from off your face

 You ain’t ever gonna burn my heart out

              革命はベッドから始めるんだ

              おまえが俺をうぬぼれているなんて言ったから

              夏真っ盛りの外に飛び出すんだ

              暖炉の横から立ち上がって

              そんな顔しないで

              そんなんじゃ俺の心は動かない

 

 So Sally can wait, she knows its too late as we’re walking on by

 Her soul slides away, but don’t look back in anger I heard you say

              サリーは待ってくれる、並んで歩くには遅すぎるのを知っているから

              彼女の心は離れていく、でも怒りに変えちゃいけないって聞いたんだ

 

 Take me to the place where you go

 Where nobody knows if it’s night or day

              どこへだって連れて行ってくれ

              たとえ昼だろうが夜だろうが誰も知らなくても

 

 Please don’t put your life in the hands

 Of a Rock n Roll band

 Who’ll throw it all away

              ただお前の人生は任せちゃいけない

              ロックンロールバンドの奴らには

              全て投げ出すような奴らには

 

 I’m gonna start the revolution from my bed

 Cos you said the brains I had went to my head

 Step outside the summertime’s in bloom

 Stand up beside the fireplace

 Take that look from off your face

 You ain’t ever gonna burn my heart out

 

 So Sally can wait, she knows its too late as she’s walking on by

 My soul slides away, but don’t look back in anger I heard you say

 

 So Sally can wait, she knows its too late as we’re walking on by

 Her soul slides away, but don’t look back in anger I heard you say

 

 Don’t look back in anger

 Don’t look back in anger

 Don’t look back in anger

 At least not today

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 今でもOASIS好きの私ですが、じつは、アルバムを買い始めたのは3作目の「Be Here Now」(1997年)から。ベストアルバムやライブアルバム等で聴いてはいましたが、「Don’t look back in anger」が収録されている2作目「<What’s the StoryMorning Glory?」(1995年)は持っていませんでした。

 そんな私に猛プッシュしてくださったのが、苫米地式認定コーチのWさん。たしかTPIEを受講している間でした。臨場感が高まり即購入したそのアルバムは、今では私の一番のお気に入りです。Wコーチ、ありがとうございます。

 

 

-追記2

 Gallagher兄弟にも一言。Don’t look back in anger !!

 

 

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F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

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-告知1

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを計画しました。1年間を通してのテーマは「Well-being」。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 最終回は2022220日(日)開催。テーマは「Total Well-being ~『total』に秘められた生命力を知る~」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27953269.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

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 クラブ活動をはじめます。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

 初回は202225日(土) 午前1115分からの予定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

 


<What’s the Story> Morning Glory?




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