苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:心のエネルギー

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-25:心のエネルギーとは何か?

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察を行いました。きっと何かしらの情動にまつわる思い出があるかと思いますが、御自身の経験と照らし合わせていかがだったでしょうか? 今回が最後の投稿です。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

 

 このシリーズ(S-03)の告知文(I-035)で香港での大規模なデモを取り上げました。民間人権陣線が行ったデモの参加者は、初回の2019331日が12千人(警察発表:5200人)、同69日が103万人(24万人)、そして同616日が200万人(338千人)と回を重ねるごとに増えていきました。まるで怒りが“感染”したかのように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 

 今、世界では新型コロナウイルス(COVID-19)が爆発的に広がっています。問題なのはウイルスだけではなく、不安や恐怖といった情動、そして、その結果生じる「ファイト・オア・フライト」が拡散していること。まるで“感染”したかのように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

これらの事実は「すべては縁起であり関係である」ことをしっかりと示しているといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

ならば、私たち一人ひとりの存在は重要です。関係の結果生じた存在ではあるけれども、その在り方によって関係をダイナミックに変化させる存在でもあるからです。

すべての存在には役割があります。すべての存在が関係しあうため、その関係性の中でまったく役割を果たさないものなどありません。その役割は「存在意義」と置き換えることもできます。

すべての人が必ず誰かとの関係性の中に生き、誰かの役にたっており、存在意義があります。その存在意義とはゴール設定により自らつくりだすもの。そして、その存在意義の確信がコーチングで重要視するエフィカシーです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

すべての存在には役割がある。なぜなら縁起があるから

すべてのものが関係しあうため、その関係性の中でまったく役割を果たさないものなどない

その役割は「存在意義」と置き換えることもできる

 

 だからこそ、私たちは怒りをコントロールする必要があります。不安や恐怖を克服する必要があります。家族のために、仲間のために、社会のために、そして未来のために。

 

このシリーズでは、「心のエネルギー」について考察しました。

心のエネルギーとは、「人間が進化するためのエネルギー」です。さらには「人類という種が進化するための動力」であり、「生命が進化する秘密」です。

 

その進化とは、抽象度の階段を上がること。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

その先にはきっと生命を生みだす“意思”があります。コーチングによって“意思”に触れることができると、ゴールが生まれ、時間が流れはじめ、やがて“現実”となっていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 私がこのシリーズで皆さんにお伝えしたかったことは、「怒らないようにしよう」「ちゃんと我慢しよう」ということではありません。むしろ正しく怒ることで、「“人間”であり続けよう」「もっと“人間”らしくなろう」ということ。それは現在の世界を覆う不安や恐怖についても同様です。

 

 皆さんがさらに自由に生きるきっかけになることを願いながら、このシリーズを終わりにします。最後は苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社、p80)からの引用です。博士と博士に学ぶ私たち(もちろん、このブログを読んでくださっている皆さんも)が共有している“気”を感じながらお読みください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

日本のビジネスマンと感情

 日本のビジネスマンから、感情が消えている、近年、とみにそう思います。ごくまれに、電車の中で激昂している人を見かけますが、そういった例は特殊であるといえます。しらふで、本気で怒っている人を、最近、身の回りで見ましたか?

 怒りや悲しみといったネガティブな感情だけではありません。本気で飛び上がって喜んでいる人も、もはや見つけることが難しい時代になったような気がします。これはいったいどうしてなのでしょうか。

 もともと日本人は感受性が低い人種といえます。それは民俗学的な特徴というより、教育によるものです。国民の感受性が低く、鈍感なほうが国を治めやすいからです。言葉を換えると、情緒の安定した国民性とも言えますが、しかしこれでは死人の国も同様です。怒りも悲しみもないロボットのような仕事、喜びも楽しさもない人生では、活き活きとゴールに向かって突き進むことなどできません。そもそも、そういった仕事は、そう遠くない未来に人工知能に取って代わられるでしょう。

 人工知能を怒らせるのは難しいでしょう。恋をさせるのはもっと難しいはずです。なぜなら、人工知能は合理的、論理的なことは得意ですが、非合理的で愚かなことをするのは苦手だからです。本書をお読みいただければわかるように、「感情」は非合理的なのです。

 しかし、人生を彩り、気づきを与えてくれるのは、悲しみやあきらめ、寂しさといった感情たちです。また感情は、うまく付き合えばゴール達成への力強い武器となり得ます。

 感情は、予期から外れることで生まれます。予期から大きく外れた怒りや悲しみ、予期から大きく外れた喜びを、高度に文明化し、統率の行き届いた今の日本で見出すのは難しいのかもしれません。

 だからこそ、嬉しいことを嬉しい、悲しいことを悲しいと感じる感性を大切にしてください。

 日々の身の回りの出来事にもっと目を向け、そして自己の内奥に立つ小さなさざなみに耳を澄まし、湧き上がる感情を楽しんでほしいと思います。

 引用終わり

 

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~ (完)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 昨年のちょうど今頃(20194月頃)盛り上がり始めた香港のデモ活動ですが、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行をきっかけに実行することができなくなりました。行き場を失った活動家たちは、なんと、情報空間で活動を続けているようです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 Bloomberg202049日配信)によると、他人との社会的距離を保つ指針に反することなく集まれる場として、任天堂のゲームソフト「あつまれどうぶつの森」が利用されているそうです。新たなウイルスの出現は、人の意識や活動をますます情報次元に導くきっかけになるのかもしれません。

 そうであれば、心のエネルギー、すなわち情報次元のパワーをコントロールする知識と技術は、今後ますます重要になっていくのでしょう。

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 

「感情」の解剖図鑑ver.2




ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-24:苫米地流「正しく怒るための技術」

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについて、その最後の2回は私の体験を具体的に解説しました。

 

前回はD)「物理次元で発散」の話。苫米地式のアンガーマネジメントを御紹介しました。「怒り自体を起こりにくくする」ことと「自分を怒らせた相手への復讐の方法を考える」です。怒りで我を忘れそうになったとき、ぜひ取り組んでください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21995353.html

 

 

今回は、苫米地博士の著書を参考に、「正しく怒るための技術」を御紹介します。

 

 苫米地博士と出会うまで、私は「正しく怒る技術」を教わったことはありませんでした。怒ることはよくないこと(みっともないこと)と教えられ、怒り方ではなく、怒ったこと自体を非難されてきました。とくに子どもの頃は、周囲の大人たちに「何を怒っているのか!」とよく怒られたものですw

 そのような痛みを伴った記憶が、私のブリーフシステムをつくりあげたのでしょう。怒りを爆発させた後は、必ずけだるい罪悪感に苦しむようになりました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13523715.html

 

 そんな状況で育ったので、松下幸之助さんの「指導者の条件」(PHP研究所)の中に「指導者は指導者としての公の怒りを持たなくてはならない」という言葉を見つけたときは驚きました。と同時に、なんだか救われた気がしました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664229.html

 

 そんな淡い体感が、苫米地博士との縁により、確信に変わっていったのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 その後、博士のもとで学ばせていただきながら、「二つの怒りとその間にあるもの」をはっきりと感じられるようになりました。

これから御紹介する「正しく怒るための技術」は、私が意識して取り組んでいるものです。怒るための技術を知り、身につけることで、皆さんのIQはさらに高まっていきます。ぜひマスターしてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 〇正しく怒るためのその1:丁寧な言葉を使う

 -ここでのポイントは「思考の言語化」。相手が汚い言葉ややり方を使ってきたら、その言葉や方法に反応するのではなく、その人の思考パターンに反応することを心がけます。「ずいぶん失礼な言い方ですが、どんな意図があるのですか?」といった感じ。

 もしも怒りが高まったら、高まった分だけ言動を丁寧にしていく そうすることで前頭前野はよりよい方向に活性化していきます。ちなみに、私が昔「だまし討ち」にあった時、まず心がけたのがこのポイントでした。それが後の大事な気づきにつながる勝因だったと思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 〇正しく怒るためのその2:前頭前野内側部を使う

 -苫米地博士は「前頭前野の活性化を妨げる要因に『常識』『当たり前』『普通』という言葉がある」とおっしゃいます。「既存のルールに従うと、前頭前野は“半稼働”しかしなくなる」からです。一般的なルールや知識を活用して思考するのは前頭前野の外側部です。外側部に対して内側部は、一般的ルールを前提としながらも、自分の経験を加味することによって独自のものを創造することができます。

よって、ルールに縛られないことはとても重要だといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563396.html

 

 〇正しく怒るためのその3:「常識でしょ」を打ち破る方法

 -ではルールに縛られないためにはどうすればよいのでしょうか?

 苫米地博士は「相手の言葉に納得できない部分があると思ったなら、その時の『納得できない感覚』を口にしておくことが大切」とおっしゃいます。前頭前野内側部の活性化を維持できるからです。もちろん、この時も丁寧な言葉を心がけます(正しく怒るためのその1)。

 

 〇正しく怒るためのその4:「信用を得るのは難しいが、失うのは一瞬」のウソ

 -「信用を得るのは難しいが、失うのは一瞬」と釘を刺されたことはないでしょうか?

 経験がある方はその時の状況を思い出してください。その言葉はあなたを思考停止に誘う罠です。そこにあるのは「『旧来のやり方を無批判に続けなさい』という奴隷化のための刷り込み」。本当は信用を得るのはとても簡単です。「たとえ失敗しても創意工夫して成功を目指せばいい」のだから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 〇正しく怒るためのその5:「言い訳するから腹が立つ」のウソ

 -「『言い訳するな』という言葉はあらゆる場面で使うことができる」と博士はおっしゃいます。そこに潜むのは「自分の方が正しい」という強い思い込み。もしも「言い訳」という言葉が浮かんだら、ぜひ不完全性を思いだしてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

 以上、苫米地博士の著書「『怒らない』選択法、『怒る』技術」(東邦出版)より、苫米地流「正しく怒るための技術」を御紹介しました。

 

 (S-03-25につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 私が昔「だまし討ち」にあった時、まず心がけたのがこのポイントでした。それが後の大事な気づきにつながる勝因だったと思っています

 

勝因の「勝」とは、「これまでの自分に打ち勝った(打ち克った)」という意味です。それはブリーフシステムを書き換えたことを表しています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268337.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_380649.html

 

 

「怒らない」選択法、「怒る」技術




ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-23D)「物理次元で発散」でのコントロール ~苫米地式アンガーマネジメント~

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

前回までC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについてまとめました。最後の2回は私の体験を具体的に解説しました。

 S-03-21C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.5-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21828878.html

 S-03-22C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.6-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21923580.html

 

最後はD)「物理次元で発散」です。うまく発散するための苫米地式アンガーマネジメントを御紹介します。

 

 

 「アンガーマネジメント」を検索するとたくさんのサイトや本がヒットすることから、多くの人にとって重要度が高い課題であることがわかります。

 

 私が今まで伺った怒りの発散(解決)方法で多いのが、「6秒間我慢する」「お酒を飲む」「おいしいものを食べる」「体を動かす」「とにかく眠る」というもの。他にも「掃除をする」「趣味に没頭する」「旅行に行く」「自然の中に身を置く」「カラオケで熱唱」「ペットと戯れる」等々 きっと皆さんも取り組んだことがあるのではないでしょうか?

 

 私のお勧めは「情動爆発系」。

アクティブな発散法としては「誰もいないところで思いっきり叫ぶ」というもの。実際にやってみるとわかりますが、人は長く怒り続ける(叫び続ける)ことはできません。興奮系のアドレナリンにしろ、恐怖系のノルアドレナリンにしろ、大量に分泌された後には必ずセロトニンが分泌されるからです。セロトニンは精神の安定をもたらす神経伝達物質。どんなに激しく怒っても、いやむしろ限界まで怒ったがゆえに、その後はリラックスするしかないのです。

 

 「叫ぶのはちょっと」という方には「映画館で喜怒哀楽を思いっきり体感する」ことをお勧めします。真っ暗で大きな音に包まれる映画館は、ただでさえ変性意識に入りやすい場です。そこでドキドキ・ワクワクした楽しさを感じると、脳内にドーパミンが流れ、ニューロンが活性化されて、さらに深い変性意識に入っていきます。

楽しさを感じている時は、「悲しい」「苦しい」「痛い」などネガティブな感情を引き起こす脳の部位が抑制され、ポジティブな感情が強化されていきます(もちろん“痛み”も軽減します)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15549035.html

 

 そのようなドーパミン→セロトニンに満ち溢れた状態になると、抽象度を上げやすくなります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 その意識状態をアンカー(錨)としてしっかり記憶してください。そして、記憶したアンカーをすぐに引き出せるトリガー(引き金)を決めてください。

 (トリガー&アンカーは、下記ブログ記事で紹介しています↓)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20477749.html

 

 トリガーにより自在に変性意識状態(アンカー)を引きだせるようになったら、ぜひ苫米地式アンガーマネジメントを行ってください。以下、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します。

 

 1:怒り自体を起こりにくくする

 怒りの原因となるような出来事が発生したときには、目を閉じて瞑想をしたり、深呼吸をしたりしましょう。そうすることで、副交感神経が活性化し、身体がリラックス状態になってセロトニンが分泌されやすくなり、怒りの感情が起こったり増幅するのを抑えることができます。

 

 2:自分を怒らせた相手への復讐の方法を考える

 思考を司る前頭前野が活性化すると、感情を司る、扁桃体を含む大脳辺縁系の働きが弱まります。つまり、怒りの感情が生まれたとき、あえて前頭前野を活動させることで、大脳辺縁系による怒りの増幅を抑えることができます。

 前頭前野を活動させる方法はさまざまです。誰かに裏切られた、と感じたのであれば、「自分にも原因があったのではないか」と内省したり、「こういうことが起こらないためにはどうしたらいいか」と、今後のために対策を考えたりするのもいいでしょう。

 しかし、特におすすめしたいのは、「復讐の方法を考えること」です。自分を怒らせた相手に対し、どのような復讐をすれば、一番効果的であるかを考えるのです。手の込んだ復讐方法であればあるほどよいでしょう。それだけ頭を使うからです。

 たとえば、仕事の関係者の行動に腹が立ったなら、「どのような人に、どのような言い方で相手の落ち度を伝えたら、相手がもっとも困るか、不利益をこうむるか」を一生懸命考えるのです。もちろん実行する必要はありません。考えているうちに、前頭前野の働きが活性化され、怒りという感情が治まっていくはずです。

 引用終わり

 

 (S-03-24につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 2年前のちょうど今頃、「自分を怒らせた相手への復讐方法を考えるワーク」をよく行いましたw。その後コーチとしての未来を思い描く過程で、今まではスコトーマに隠れていたことにたくさん気づきました。その詳細は下記ブログ記事にまとめています(目次)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_375251.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_380649.html

 

 

「感情」の解剖図鑑


ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-22C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.6-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

次はC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについてまとめます。

S-03-17C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.1-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491283.html

 S-03-18C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.2-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580197.html

 S-03-19C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.3-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664229.html

 S-03-20C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.4-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21747934.html

 S-03-21C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.5-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21828878.html

 

 

前回はリアル症例報告。思考の流れをシンプルにまとめると、

→「まあ、いいじゃん」

→「でもやっぱり変だよね、○○○病院らしくないな。せっかくだからスコトーマを外して“無敵”の組織に近づくために怒ろう!」

→「何かがおかしい(怒)。私たちがもっと効率よく機能を発揮するためにどうすればいのか?」

→「何かがおかしい(怒怒)。○○君のように道徳洗脳下にいる仲間を救いだすにはどうすればいいだろうか?」

→「何かがおかしい(怒怒怒)。○○君の子供たち、未来の地球人が生権力に支配されず、自由に生きて幸せになるためにどうすればいいだろう?」

(ここで「怒り」のレベルチェック)

→「うん、これは前頭前野だ。私らしいぜ。さあ、怒ろう」

こんな感じですw

 

「何に対して怒ったのか?」というと、被支配者的思考に対してです。もっとはっきりと言えば奴隷意識。「そのように決まっているからです」という答え方にその意識がにじんでいます。そこには「未来を自由に創造する」という発想がありません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

「未来を自由に創造する」という発想がないのは、もちろん、ゴールがないからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ゴール、すなわち未来の想像(イマジネーション)がなければ、新たな創造(クリエイション)が生まれるはずがありません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

指示受けをしてくれた看護師さんの考え方は、“支配者”に都合のいい(いかにも日本人的な)道徳的発想です。それはhave to(~しなければならない/してはならない)を仕掛けられてしまっている人の考え方です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

過去の記事でも触れましたが、日本人は、儒教教育、教育勅語、さらにGHQによる占領下教育(WGIPWar Guilt Information Program)の三層構造で被支配者的思考を埋め込まれています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10256517.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20276927.html

 

そして、その思考は、ブリーフシステムとして親世代から子世代へとしっかり受け継がれています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

私は対応した看護師さん個人を非難したかったのではありません。その反対で、才能をがんじがらめに縛っている力(生権力)から救いだしてあげたかったのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

 

私は、誰もがwant toで働ける社会を目指しています。自由に生きれる世界を夢見ています。そして、大切な子供たち(未来)に「HOPE GAP」を克服する智慧をしっかり手渡したいと願っています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

「そのように決まっている」「そうすることになっている」というコメントには、大変危険なマインド(情報処理)のエラーが潜んでいます。そのエラーは、個人を、家庭を、組織を、社会を、静かに蝕んでいきます。もちろん、未来までも。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 

次回はD)「物理次元で発散」です。苫米地式のアンガーマネジメントを御紹介します。

 

 (S-03-23につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-21C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.5-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

次はC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについてまとめます。

S-03-17C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.1-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491283.html

 S-03-18C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.2-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580197.html

 S-03-19C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.3-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664229.html

 S-03-20C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.4-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21747934.html

 

 

 「意識化(エネルギーの情動への転換)」とは、情報空間の階層に蓄積された静的エネルギーを、物理空間で発散される動的エネルギーに変換するということです。変換する際にとても効率がいい「怒り」として利用することがポイントです。ただし、「公憤」として。

 

5回目の今回は、C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のリアル症例報告です。これは私がまだ病院長として働いていた頃の話。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

ある日、病棟で大きな「怒り」を感じました。はじまりはこんな感じでした。

相手の発言を橙色私の発言を青色で表記します)

 

「先生、先程(カルテの)指示簿に書いていただいた指示を“インスリン指示簿”にも記載してください」

「何で?」

「そのように決まっているからです」

「何で?」

「リスク部会で決められています。〇病棟ではそうしています」

「何で?」

「何で同じことを2回書くの?無駄じゃない? そもそも、さっきの指示は『血糖測定を毎日から週3回に減らしてね』という内容だよ。インスリン指示じゃないじゃん。しかも、その患者さんインスリンしてないじゃん。『指示簿に書いて、“インスリン指示簿”にも書いて』っておかしくない?」

「でも、そうすることになっているんです!」

 

特に医療・福祉関係者にとってはリアルに感じられるのではw

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

「書くことがめんどうくさい。バカらしい」とか、「何であなたが動かず、まだしっかり歩けない私を呼びつけるのだ」といった理由で怒るのは「私憤」です。

(注:その頃の私は杖を使ってようやく歩ける状況でした)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702480.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7702640.html

 

システム上のエラーに対して生じた「怒り」を、たまたま指示受けしていた個人がうけるのは「巻き添え」「とばっちり」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14249780.html

 

「私は理解できない」という理由で、相手の論理ではなく相手そのものを完全否定するのは「テロリズム」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11613757.html

 

 

その時の私は、まず「まあ、いいじゃん。『郷に入らば、郷に従え』だし」と考えました。A)のレベルで思いっきり概念の階層を上げて「怒る理由がなくなる状態」になることを目指したのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

その後、医療崩壊という危機的状況を打開するための「創造的破壊」のエネルギーとして「怒り」を利用することを試みました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

 

一度上がった概念の階層をあえて下り、しかし意識化する段階で前頭前野をフル回転し「怒り」という概念自体の階層を上げること(公憤)で、「怒り」をコントロールしつつエネルギーをしっかりと取り出す

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491283.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580197.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664229.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21747934.html

 

そんなプロセスを経て私は怒りました。その思考の流れをシンプルにまとめると、

 

→「まあ、いいじゃん」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19980130.html

 

→「でもやっぱり変だよね、○○○病院らしくないな。せっかくだからスコトーマを外して“無敵”の組織に近づくために怒ろう!」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

→「何かがおかしい(怒)。私たちがもっと効率よく機能を発揮するためにどうすればいのか?」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

→「何かがおかしい(怒怒)。○○君のように道徳洗脳下にいる仲間を救い出すにはどうすればいいだろうか?」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10256517.html

 

→「何かがおかしい(怒怒怒)。○○君の子供たち、未来の地球人が生権力に支配されず、自由に生きて幸せになるためにどうすればいいだろう?」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html

 

(ここで「怒り」のレベルチェック)

 

→「うん、これは前頭前野だ。私らしいぜ。さあ、怒ろう」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19152931.html

 

こんな感じですw

 

 (S-03-22につづく)

 

 

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-関連記事-

F-061~:バイオパワー(生権力)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

 

 

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-20C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.4-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

次はC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについてまとめます。

S-03-17C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.1-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491283.html

 S-03-18C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.2-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580197.html

 S-03-19C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.3-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21664229.html

 

 

今回は4回目。前回(S-03-19、松下幸之助さんの著書「指導者の条件」から引用しました。その文章をきっかけに、私は「怒りには『爬虫類的怒り』と『人間的怒り』がある」ことを確信するようになったのですが、初めて読んだときは納得いきませんでした。今思うと、道徳教育という名の“洗脳下”にあったのでしょう。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10256517.html

 

しかし、納得がいかないながらも、なぜか心に強く響きました。何かがスコトーマに隠れている気がしたのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

松下幸之助さんに見えていて、私に見えていないものは何だろう?

 

そのようなことを考えているうちに気がついたのが、「怒りというエネルギーのパワーとその正しい運用方法」についてでした。そのすさまじいエネルギーは“創造”をもたらしますが、使い方を誤ると“破壊”をもたらします。原子力と同じ「諸刃の剣」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21323801.html

 

「『怒り』に支配されないためにどうすればよいか?」という今シリーズのテーマにおいて、ベストアンサーは「A)のレベルで思いっきり概念の階層を上げてしまい、怒る理由がなくなる状態を作り出すこと」です。「怒る」理由がなくなるのですから「怒り」に支配されてしまうこともありません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

しかしながら、この解決策には欠点があります。概念の階層(抽象度)が高くなりすぎると臨場感が下がってしまうのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

臨場感が下がると“現実”ではなくなります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

それは危機的状況でリーダーがのんびりしていたらダメなのと同じ。「まあ、いいじゃん」では大問題ですよねw

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/search_tags?qt=1182798

 

概念の階層を思いっきり上げて一度は「怒り」を超越し(「まあ、いいじゃん!」の境地に達し)、そこからまたC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルに移動して意図的に「怒る」

それこそが「怒り」に支配されずに、「怒り」をゴール達成のエネルギーとして活用する方法です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

なぜ「怒り」を超越した後再び「怒り」に戻るのかというと、エネルギー効率が優れているからです。概念の階層にある情報的なエネルギーを、物理空間での具体的なエネルギーに変換する際に効率がいいのが「怒り」。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580197.html

 

そして、その「怒り」は、「爬虫類的」な「私憤」ではなく、「人間的」な「公憤(または義憤)」でなければならない、と松下幸之助さんは教えてくれています。

「私憤」とは扁桃体レベルでの価値判断であり、低い概念の階層での「怒り」です。

「公憤」とは前頭前野レベルでの価値判断であり、高い概念の階層での「怒り」です。

 

怒りを感じたときには、その「怒り」が「私憤」なのか? それとも「公憤」なのか? 自問してください。もしも「公憤」であると確信できるのであれば、あなたは怒るべきです。

 

 (S-03-21につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

それは危機的状況でリーダーがのんびりしていたらダメなのと同じ。「まあ、いいじゃん」では大問題ですよねw

 

もちろん、抽象度が低すぎるのも問題です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_395184.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-19C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.3-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

次はC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについてまとめます。

S-03-17C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.1-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491283.html

 S-03-18C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.2-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580197.html

 

 

「無意識レベルでのエネルギー」をイライラなどの違和感として感じると、そのエネルギーは扁桃体の情報処理で「快」「不快」といった原始的な情動に変わります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

例えば爬虫類など進化の早い段階にある種は、この過程で静的なエネルギーが動的なものに変わりはじめます。扁桃体で生みだされた「不快」は、攻撃行動や逃避行動を動機づけます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

この扁桃体レベルで「不快」が「怒り」に変換されるとする学説があります。ここではその扁桃体レベルの「怒り」を「爬虫類的怒り」と表現します。

 

前頭前野が発達した私たち“人間”は、より高度な情報処理を行うことが可能です。「高度」とは、「抽象度が高い」と同じ意味です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

「不快」を「喜び」や「楽しみ」と認識するようにシステムを再構築することも可能ですし(S-03-17参照)、「不快」をより高度な「怒り」という情動(感情)に変換することも可能です。ここではその前頭前野レベルの「怒り」を「人間的怒り」と表現します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491283.html

 

前回(S-03-18)、「ものすごく怒られたのに、じつはうれしかったという思い出はありませんか?」「ものすごく怒ったのに、むしろ感謝されたことは?」と質問しました。

いかがでしょうか?

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580197.html

 

…Yesだった方は、その時の状況をしっかりと再現してください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

怒られたのにうれしく思った時の(あるいは怒ったのに感謝された時の)「怒り」は、「爬虫類的怒り」ではなく、「人間的怒り」だったはずです。

 

私は「怒り」という情動(感情)自体に善悪などの価値判断はないと考えています。不完全性が働くからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

しかしながら、あきらかに異質の「怒り」が混在していることも感じています。「悪」に近い「爬虫類的怒り」と「善」といえる「人間的怒り」です。そのことを確信したのは、松下幸之助さんの下記の文章を読んだことがきっかけでした。

以下、「指導者の条件」(PHP研究所)より引用します。

 

引用開始

「怒りを持つ」

指導者は指導者としての公の怒りを持たなくてはならない

西ドイツの首相であったアデナウアーが、アメリカのアイゼンハウアー大統領に会った時、こんなことをいったという。第一は、「人生というものは七十歳にしてはじめてわかるものである。だから七十歳にならないうちは、ほんとうは人生について語る資格がない」ということ、第二には、「いくら年をとって老人になっても、死ぬまで何か仕事を持つことが大事だ」ということである。この二つはよくいわれることでもあり、またわかりやすい。けれども三番目にいったことはちょっとちがう。「怒りをもたなくてはいけない」というのである。

これはいささか奇異な感じがする。怒りを持つ、腹をたてるということは、ふつうはむしろ好ましくないとされている。できるだけ腹をたてずに、円満に人と接し、いわば談笑のうちに事を運ぶ、それが一番望ましいとだれもが考えるだろう。ところが、アデナウアーは“怒りを持て”という。いったいどういうことだろうか。

これは、単なる個人的な感情、いわゆる私憤ではないと思う。そうでなく、もっと高い立場に立った怒り、つまり公憤をいっているのであろう。指導者たるもの、いたずらに私の感情で腹をたてるということは、もちろん好ましくない。しかし指導者としての公の立場において、何が正しいかを考えた上で、これは許せないということに対しては大いなる怒りを持たなくてはいけないといっているのであろう。

第二次世界大戦でどこよりも徹底的に破壊しつくされた西ドイツを、世界一といってもよい堅実な繁栄国家にまで復興再建させたアデナウアーである。その西ドイツの首相として、これは国家国民のためにならないということに対しては、強い怒りを持ってそれにあたったのであろう。占領下にあって西ドイツが、憲法の制定も教育の改革も受け入れられないという確固たる自主独立の方針をつらぬいた根底には、首相であるアデナウアーのそうした公憤があったのではないかと思う。

だから、一国の首相は首相としての怒りを持たなくてはならないし、会社の社長は社長としての怒りを持たなくては、ほんとうに力強い経営はできないといってもいい。まして昨今のように、日本といわず世界といわず、難局に直面し、むずかしい問題が山積している折には、指導者はすべからく私情にかられず、公のための怒りを持って事にあたることが肝要であろう。

引用終わり

 

 (S-03-20につづく)

 

 

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-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 

指導者の条件


ブログ・シリーズ編

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S-03-18C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.2-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいますw)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 

次はC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについてまとめます。

S-03-17C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.1-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491283.html

 

 

前回(S-03-17)は前頭前野の情報処理を、1)「不快」をpositiveな感情に転換する、2)「不快」をnegativeな感情に転換する の2つに分け、1)について説明しました。

そしてこんな質問をしていました。

 

「怒り」という情動(感情)は、本当にいけないものなのでしょうか?

 

皆さんはどのように考えますか?

...私は「怒り」という情動(感情)自体に「善悪」などの価値判断はないと考えています。道徳教育などにより「怒りは良くないものだ」と思いこまされているだけです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

もっとはっきりといえば、古くは儒教教育、そして教育勅語、さらにはGHQによる占領下教育(WGIPWar Guilt Information Program)といった三層構造によって、「怒りは良くないもの」と植えつけられてしまっているといえます。仏教の“三毒”の概念も日本人の無意識に大きな影響を与えているはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10256517.html

 

世間的な常識は捨て去って、ピュアな「怒り」という情動(エネルギー)をイメージしながら読んでください。きっとスコトーマが外れます。そして、「怒り」のエネルギーをもっとうまく使えるようになるはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 

カナックス事件では、地元チームが敗れたことで生じた「怒り」が「破壊活動」に変わりました。「破壊活動」という結果から見ると、「怒り」はいけないものといえます。しかし、それは「怒り」を「破壊活動」として発散した方法論の問題です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20377205.html

 

「無意識レベルでのエネルギー」自体には価値判断がないのと同じように、エネルギーを意識化した時点でもその情動(感情)そのものには価値判断はありません。つまり、この時点での「怒り」などの情動(感情)には、「善悪」「正誤」「是非」といった価値判断はまだ入り込みません。純粋なエネルギーが、より具体的な情動のエネルギーに変換されただけです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21323801.html

 

「より具体的になった」ということは、概念の階層(抽象度)が下がったということ。それはもともと高い概念の階層に蓄えられた静的なエネルギーが動き始めたことを意味します。「位置エネルギーが運動エネルギーに変わり始めた」という感じ。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

ただし、情動(感情)により抽象度の階層が違うため、位置エネルギーから運動エネルギーへの変換は情動(感情)ごとに差異が生じます。

 

「怒り」は「ねたみ」「憎しみ」に比べより具体的です。「怒り」の概念の階層がより低い分、その大きな落差が(「怒り」の)エネルギーを増幅します。「ねたみ」や「憎しみ」よりもさらに大きなパワーとなって発散されるのです。

ものすごく「怒っている」人の方が、ものすごく「ねたんでいる」人よりも、発散されるエネルギー量は大きくなります。

 

さらに時間軸を考慮すると、「怒り」に変わったエネルギーはあっという間に概念の階層を落下するといえます。それに対して「ねたみ」や「憎しみ」の落下は緩やかです。「怒り」は急勾配、「ねたみ」「憎しみ」はなだらか勾配といった感じ。

 

「怒り」はその時に発散されるエネルギーは大きいのですが長続きしません。「ガーッ」と怒っておしまいです。それに対して、「ねたみ」「憎しみ」は時間をかけてじわじわと発散されていきます。「ネチネチ」と表現されるような、少量ずつかつ持続的なイメージです。

 

「怒り」の発散後にスッキリした経験は誰にでもあると思いますが、「ねたみ」「憎しみ」の後に「あ~スッキリした」なんてことはありませんよねw

「ねたみ」「憎しみ」がねちっこいのは、そのエネルギー変換のされ方に原因があるといえます。

 

いずれにせよ、この情動(感情)レベルでのエネルギーは、それまでの静的なものではなく動き始めたものであるため、なかなか制御ができません。スピードの違いがあるにせよ必ず何らかの形で発散されてしまいます。引き金は引かれてしまったのです。

 

「怒り」に変わったエネルギーの流れを“内”に向けると、自分の心や体に悪影響がでます。本当は怒っているのだけれども平静を装っている場合などです。機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群などはその典型例といえます(怒りだけが原因ではありませんが)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14524490.html

 

「怒り」に変わったエネルギーの流れを“外”に向けた場合、自分を中心とした関係性(縁起)に影響を与えます。「『怒り』が周囲に影響を与える」と聞くと、何かとんでもない悪い影響が起こってしまうような気がすると思いますが、じつはそうともいえません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

たとえば、ものすごく怒られたのに、じつはうれしかったという思い出はありませんか?

あるいは、ものすごく怒ったのに、むしろ感謝されたことは?

 

次回は、「怒り」を「善」「正」「是」のエネルギーとして利用する方法についてまとめます。

 

 (S-03-19につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-17C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」でのコントロール -vol.1-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

まず、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

前回までのB)「無意識レベルでエネルギーを知覚」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法とは、「イライラなどの“違和感”を感じたときに、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワーに変えてしまう」というものです。

 S-03-14B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -前編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21245679.html

 S-03-15B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -中編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21323801.html

 S-03-16B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -後編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21404325.html

 

今回からはC)「意識化(エネルギーの情動への転換)」のレベルについて、6回に分けてまとめます。

 

 

前回述べた「無意識レベルで知覚したエネルギー」を前頭前野のレベルで何らかの「情動(感情)」に変換することを「意識化」と定義します。

なんとなく「モヤモヤ」した感じを、「不快」または「快」と処理・記憶するのは扁桃体の働きです。扁桃体より高位の情報処理システムである前頭前野が、その「不快」「快」を何らかの情動(感情)に変換します。

(扁桃体を含む大脳辺縁系が前頭前野より優位になることを「ファイト・オア・フライト」といいます)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

前頭前野は「脳の司令塔」と呼ばれ、1)思考、2)意思決定、3)情動の制御、4)行動の制御、5)記憶のコントロール、6)コミュニケーションなどに関わる大切な領域です。人間を人間たらしめている高次の機能を司る場所であり、まさに“人間の心そのもの”といえます。

 

話がそれますが、脳機能的観点では、「快」「不快」のレベル(扁桃体レベル)で行動しているときは“人間”というよりサルやゴリラに近いといえます。欲望をコントロールできない人や感情的な人、コミュニケーションがうまくとれない人は要注意です。高次の情報処理という意味で、感謝・感動・希望が希薄な人、無礼な人、時間を守れない人も同様です。

そんな人が自由を履き違えてしまえば、自分もチーム(組織)も破壊してしまいます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10692725.html

 

ここでいう高次の情報処理というのは、学校の試験の成績とは全く関係ありません。試験で問われるのは主に記憶力。それは脳の機能のごく一部でしかありません。

私は、教育の真の目的は「自由」であり、「人間形成」に導くことだと思っています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

前頭前野での情報処理に戻りましょう。

「不快」の処理について簡単にまとめると、1)「不快」をpositiveな感情に転換する、2)「不快」をnegativeな感情に転換する、に分けられます。

 

1)は「不快」な情報を「喜び」や「楽しみ」と認識することです。例えば、痛み刺激という「不快」を「喜び」と感じられるようにするということ。

こう書くとアヤシイ話に聞こえるかもしれませんが、これはいたってまじめな(しかも強力な)方法論です。逆境になるほど“ワクワク”する孫悟空(ドラゴンボール)の情報処理システムはこのタイプです。

何か不快なことがあった時、「ありがたい。この試練を乗り越えたら、私はますますすごい人になってしまう」というような思考パターンを作っていくことが、このシステムの構築方法です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

2)は「不快」な情報を「怒り」や「ねたみ」「憎しみ」と認識することです。このシリーズでは「不快」を「怒り」と認識することを主に説明します。

 

では、ここで質問。

「怒り」という情動(感情)は、本当にいけないものなのでしょうか?

 

次回は、「ねたみ」や「憎しみ」と対比しながら、「怒り」という情動(感情)についてさらに考察していきます。お楽しみに。

 

 (S-03-18につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 何か不快なことがあった時、「ありがたい。この試練を乗り越えたら、私はますますすごい人になってしまう」というような思考パターンを作っていく

 

 「そんなことできるはずがない」「そんな変な人になりたくない」と感じる人は、まず「ゴール」について復習してください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 次は「エフィカシー」。さらに「時間の流れ」まで体感できれば、むしろ当たり前に感じられるようになります。すべては自分次第。マインド(脳と心)での情報処理です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14107083.html

 

 

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-16B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -後編-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

それでは「『心のエネルギー』のコントロールの方法」について考えていきましょう。

 S-03-14B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -前編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21245679.html

 S-03-15B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -中編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21323801.html

 

 

前々回(S-03-14)御紹介したケースでいうと、「夫と一緒にいるとなんかイライラする」と気づいたことが変化のきっかけになります。もちろん、「イライラ」という違和感自体に問題はありません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

ここで重要なのは、「そのエネルギーを夫婦の絆を強くするために用いるか、それとも関係を引き裂くように用いるか」ということ。それを決めるものがゴールです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

このケースでは、夫婦が、各々のゴールと一つ上の抽象度で共有するゴールをそれぞれ見つめなおし、その実現のために“夫婦という関係性(縁起)”がどういう意味を持つか(持たせるか)を徹底的に考えることがポイントだといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

もしもゴールの共有を選択するのなら、「イライラしないような新たな関係性(新たな縁起)」を再構築すればよいのです。もちろんwant toで。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

人類(あるいは社会)の進化・向上という視点で考えても、この「違和感(=情報空間の階層に蓄積されたエネルギーの知覚)」は大変重要かつ有用なものといえます。それは新たなゲシュタルトを生みだし変革を実現する原動力となるものだからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

ポイントは「ゴール設定」です。

進化・向上を目指す者(社会)にとって「違和感」は、現状を突き破り、新たな価値観やパラダイムを創造するパワーとなります。PF・ドラッカーがよく引用していた「創造的破壊」のエネルギーです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_342433.html

 

その一方で、ゴールなき者(ゴール設定を間違えている者を含む)にとっては、この「違和感」がただの破壊に向かってしまいます。破壊されるのは身近な縁起であり、自分自身です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

 

 

ここまでB)「 無意識レベルでエネルギーを知覚」する段階での「心のエネルギー」のコントロール方法について考察しました。その方法とは「イライラなどの違和感を感じた瞬間に、自身のゴールを見つめなおし、ゴール達成のためのパワー(縁起)に変えてしまうこと」です。

 

次回からは、C)「意識化(エネルギーの情動への転換)」するレベルでの「心のエネルギー」のコントロール方法についてまとめます。

 

 (S-03-17につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

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ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-15B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -中編-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

それでは「『心のエネルギー』のコントロールの方法」について考えていきましょう。

 S-03-14B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -前編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21245679.html

 

 

皆さんは日常生活の中で「すっきりしない感じ」「モヤモヤ感」「胸騒ぎ」「なんか落ち着かない感じ」などを感じることはありませんか?

 

このような“原因がはっきりしている訳ではないがなんとなく感じる違和感”が、「無意識レベルでエネルギーを知覚」した状態といえます。コーチング用語で表現すると、コンフォート・ゾーンを外れた状態であり、認知的不協和です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

カナダで地元チームのカナックスが敗れたとき、カナダ国民は「イライラ」「モヤモヤ」と表現されるような「心の中の違和感」を感じたはずです。残念ながら、この「違和感」として感じた「無意識レベルでのエネルギー」が、怒りに変わり、破壊行動として表現されてしまいました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20377205.html

 

では、「無意識レベルでのエネルギー」を「違和感」として知覚したときに、どうすればよかったのでしょうか?

 

ここで重要なのは、「この『違和感』自体には、『善悪』『正誤』『是非』といった価値判断は入り込まない」ということ。価値判断には必ずブリーフシステムが関与しています。そして、そのブリーフシステムは過去であり、他人であり、社会の価値観です(コーチング未経験者の場合)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

「違和感」自体に意味はありません。ただ「情報空間にエネルギーのかたまりが存在していることを無意識が捉えた」というだけです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20276623.html

 

そのエネルギーに方向を与えるものがゴール。「希望」「夢」「理念」「志」「calling」とも表現されるものです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20874187.html

 

 情報空間での不完全性定理、そして物理空間での不確定性原理により、「すべては決定的ではない」という事実が証明されました。つまり、ゴール次第で、エネルギーが「善」「正」「是」として発揮される場合もあるし、「悪」「誤」「非」として発揮される場合もあるということ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

例えば、原子力という原子核変換により得られるエネルギーが、エネルギー資源として利用される場合もあるし、殺戮兵器として使われてしまうこともあるのと同じです。原子力自体に「善」または「悪」といった価値が(アプリオリに)あるわけではありません。

原子力を用いる者のゴールが、もっと詳しく表現するとゴールの抽象度が、その価値を決めてしまうのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

今回のケースでいうと、ファン(市民)全員が建設的な「ゴール」を共有していれば、試合に負けたときに感じた「違和感」を、カナックスを、バンクーバーを、そしてカナダを良い方向に導くエネルギーに変えることができたはずです。

 

 (S-03-16につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

今回のケースでいうと、ファン(市民)全員が建設的な「ゴール」を共有していれば、試合に負けたときに感じた「違和感」を、カナックスを、バンクーバーを、そしてカナダを良い方向に導くためのエネルギーに変えることができたはずです

 

ただし、複数の自我が関わるいわゆる組織で、全員が「ゴール」を共有することはなかなか難しいことです。それは私が直面したリアルな悩みでもありました。

しかしながら、一部の者が暴走しても、多くの人々が建設的な「ゴール」を持ち続ければ、破壊的な結末を防ぎ、豊かな未来を創造することができるはず。暴走したのが権力者(既得権益)だったとしても。

かつての私は“失敗”しましたが、そこから多くのことを学びました。

PMⅠ第六章(:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題)目次

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 

ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-14B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール -前編-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

…S-03-10までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

それでは「『心のエネルギー』のコントロールの方法」について考えていきましょう。

 S-03-11A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -前編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 S-03-12A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -中編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21033212.html

 S-03-13A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -後編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21133126.html

 

 

B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」でのコントロール

 

前回まで、「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルで「心のエネルギー」をコントロールするための「思いっきり概念の階層を上げてしまう」という方法についてまとめました。

この方法が問題解決の本質であり、世界平和を可能とする程のパワーを持った最良・最強の解決策です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12808542.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12935992.html

 

まずは概念の階層を上がること、すなわち抽象度を上げることに挑戦してください(私も日々挑んでいます)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

今回からは、B)「無意識レベルでエネルギーを知覚」する段階での「心のエネルギー」のコントロール方法についてまとめます。

 

医師として関わった60歳代のある女性は、だるさやめまい、吐き気などの体調不良、いわゆる不定愁訴を次々と訴えていました。しかしながら重症感はなく、本気で心配している様子ではありませんでした。

 

米国CDCCenters for Disease Control and Prevention、疾病予防管理センター)が公表する「Psychology of a Crisis」の中に、危機に瀕した時の行動(Negative Behavior)のひとつとして、MUPSMultiple Unexplained Physical Symptoms)が挙げられています。医学的に説明不能な身体症状が多発するというものです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 目の前の患者さんはまさにMUPSのよう。情報空間上のバグ(身体症状の真の原因)を探るために、診察中にさりげなく質問を重ねました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14248940.html

 

何気ないやりとりの中で本人が一番negativeな反応を見せたのは夫の話題でした。

 

身体的、すなわち物理空間での表現としては倦怠感や(末梢性)めまいですが、情報空間では「夫との関係性(縁起)上のエラー」と表現できそうです。情報(心)が物理(体)にあらわれていたのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

情報と物理はそもそも同じものであり抽象度の違いにすぎませんが、因はより高い抽象度次元にあります。この「まず先に高い抽象度で因として情報(処理)があり、その情報がより低い抽象度で果として表れ、ついには物理空間で実体として現れている」という見方が、認知科学者 苫米地英人博士が提唱する超情報場仮説(理論)が導きだす重要なポイントです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165789.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165823.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306380.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html

 

 超情報場を意識しながら本人が自身を客観的に見つめることができるように誘導していくと、ついに「夫と一緒にいるとなんかイライラする」と発言されました。

この「なんかイライラする」が「無意識レベルでエネルギーを知覚」です。

 

皆さんは日常生活の中で「すっきりしない感じ」「モヤモヤ感」「胸騒ぎ」「なんか落ち着かない感じ」などを感じることはありませんか?

 

このような“原因がはっきりしている訳ではないがなんとなく感じる違和感”が、「無意識レベルでエネルギーを知覚」した状態といえます。コーチング用語で表現すると、コンフォート・ゾーンを外れた状態であり、認知的不協和です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 (S-03-15につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

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