苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:夢をかなえる方程式

L-10720218月シークレットレクチャー -09;「I×V」とは〇〇

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 08;「私」とは何? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html

 09;「I×V」とは〇〇

 

 

これまで言及してきた「より大きなゲシュタルトをつくる」=connect the dots=「抽象度を上げる」とは、“ひとつ”をしっかり体感することです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして、より大きなゲシュタルトをつくり、connect the dotsし、抽象度を上げた“ひとつ”が「私」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その「私」とは、情報空間中にひろがる縁起のことです。臨場感豊かに感じることができる縁起が「私」の正体といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、それを踏まえたうえで、今講義のキーワードである「I×V=R」について考えていきましょう。

 

 

 御存知のとおり、「I×V=R」とは「夢をかなえる方程式」のこと。

ひとつのゲシュタルト(全体)である「I×V=R」を部分に分けると、「I」「×」「V」「=」「R」となります。それがdots

 そのうち「I」「×」「V」をconnectしてひとつのゲシュタルトとしたのが「I×V」。

 

 その「I×V」はコンフォートゾーン(Comfort zoneCZ)と考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

通常は過去の記憶でつくられた「“現状(Status QuoSQ)”というCZ」です。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

エネルギー保存の法則のようなイメージだと思いますが、「I×V」を一定(不変)と理解している人が少なくありません。むしろ、そう感じている方が大多数でしょう。例えば「『I』の抽象度が上がると、『V』の臨場感が下がる」 皆さんはいかがですか?

 

I×V」はホメオスタシスで強力に維持されるCZといえるので、そのイメージは決して間違ってはいません。実際、苫米地博士も「抽象度が上がると、臨場感が下がる」と話されています。一般向けには。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 一方で、博士は「『抽象度が上がると、臨場感が下がる』は臨場感に関する誤解」とも話されます。私たちは、じつは、抽象度が高い世界にも強い臨場感を感じることができます。それがIQIntelligence Quotient)です。

 F-242:鉄は熱いうちに打て

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28734264.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社から再販)から引用します(p129)。

 

 

情報の断片から、全体を見晴らす「直観力を磨く」

 抽象度を上げるためにはもうひとつ、「上級者向け」のトレーニングがあります。

 これはIQを高めるためのものです。

 なぜIQの高さが求められるかと言うと、内部表現を書き換えるなど、抽象空間で情報操作をする際には、無意識のうちに全体像を身体的に感じて、複数のことを同時進行で考えながら、瞬時に自分オリジナルの考えを導き出すことが必要だからです。

 たとえて言うなら、複雑に絡まり合った何万本の糸のなかから、あれこれほぐす手間をすっ飛ばして、直感的に目的の1本をつまみ出す、という感じでしょうか。IQが高いと、糸の複雑な絡まり合いも整合的な宇宙に映り、そこで糸をほぐす操作を体感しながらも、欲しい糸だけが浮き上がって見えるわけです。

 魔法なんかではありません。たとえば将棋でも、名人となれば頭の中に5手、6手先、いやイメージ的にはあたかも最後まで読んでいるかのような空間が広がっています。そのなかで無意識的に勝負の展開についての無数のケースを想定しながら、自分の指す手を決めているのです。

 これも抽象空間で高いIQを発揮しているからこそ、できることです。チェスと違って獲った駒をまた盤面に戻せるのでおそらく、将棋の勝負のパターンはスーパーコンピューターでも事実上計算しきれないくらいの計算量になるはず。それを名人は、抽象度を上げることによって格段に少ない計算量にし、驚異的なスピードでやってのけてしまいます。

 このように、IQとは一言で言えば、情報空間における操作能力-抽象度の高い空間で、五感をともなう身体的な操作ができる能力を意味します。

 少ない情報からその千倍、万倍もの整合的な宇宙を広げ、そこでいかに臨場感を体感し、思いのままに情報を操作できるか、ということがIQの指数になります。わかりやすく言えば、それは「直観力」のようなもの。長嶋茂雄元監督が備えている“カンピュータ”のような機構を、脳のなかにつくることでもあります。

 引用終わり

 

 

 IQとは「情報空間における操作能力」

IQとは「抽象度の高い空間で、五感をともなう身体的な操作ができる能力」

 

 抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。だから、私たちは抽象度が高い世界にも臨場感を感じることができます。

ただし、高い抽象度次元に強い臨場感を感じるにはスキルが必要。まずマスターするべきなのは「〇〇〇〇」です。

 

L-108につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。だから、私たちは抽象度が高い世界にも臨場感を感じることができます。ただし、高い抽象度次元に強い臨場感を感じるにはスキルが必要

 

 スキルを磨くには実践あるのみ! 楽しいワークをどうぞw

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-196:未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

Q-294~:孤独を感じています。私はどんなゴールを設定すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423127.html

Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423870.html

 

 

新・福音書

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ドクター苫米地の新・福音書 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



L-09120217月シークレットレクチャー -03;思考とは「〇〇と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」

 

20217月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;病からの脱洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30438275.html

 02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html

 03;思考とは「〇〇と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」

 

 

 一つの仮想空間に対して、自我があり、自我とホメオスタシスのフィードバックが強いと臨場感が高くなります。すると、その仮想空間がリアルになるのです

 

 一つの仮想空間」というのが、「夢をかなえる方程式 I×V=R」でいう「I」。

 

今回は「IImageImagination)」について考えていきましょう。

 

 じつは、この世界はすべて「情報」でできています。情報が先にあり、その情報処理の結果として、物理空間に実体があらわれています(あらわれない場合もあります)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 もちろん、物理も情報。物理空間とは、抽象度を軸にとった場合の、情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 つまり、目の前の物理的現実世界はすべて幻想。五感+言語という6つのモーダルチャンネル(情報入力経路)からの情報が神経を通して脳に伝えられ、脳が「情報」を認識し、それをもとにまた「情報」をつくりだしています。

そのような情報のあつまりが“現実”です。

 S-01-03:幻想の共有が共通の“現実”(共同幻想)をつくる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 だから、情報が変わると世界が変わり、情報を書き換えると“現実”が書き換わります。

 F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

 *詳しくはこちら↓

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

イメージと臨場感さえあれば、リアリティは簡単に合成できます。その理を理論化したものが、苫米地博士が提唱されている超情報場理論(仮説)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 イメージを生みだす最初の行為がゴール設定!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 臨場感は、自分の記憶と情報が結びつくことで生まれます。ちなみに、思考とは「記憶と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」。よって、思考が臨場感を生みだすといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 ところが、自由に思考して、ゴールを設定し臨場感を生みだすことは、決して簡単ではありません。なぜでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

L-092につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

臨場感は、自分の記憶と情報が結びつくことで生まれます。ちなみに、思考とは「記憶と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」。よって、思考が臨場感を生みだすといえます

 

 以下、苫米地博士の著書「思考停止という病」(KADOKAWAp103)より引用します。

 

 

 知識量がランダムウォークを生み出す

 自分で考えるためには、まずはデータや知識が必要になります。

 思考はランダムウォークであり、ヒルクライミングだと言いました。つまり、思考とは、記憶と情報の関連性を無作為に組み合わせていくものです。

 そこで必要なのが、情報であり、知識なのです。

 それが足りなければ、思考を組み合わせたり、ある問題を解決したりするための道筋を歩くこともできません。

 思考停止するのは、知識がないことが原因です。

 それでもなんとかやってこられたかもしれませんが、本気で自分の頭で考える脳を手に入れたいと思うなら、知識量を増やすことを考えましょう。

 簡単にいえば、勉強することです。

 勉強というとつまらなく聞こえるかもしれませんが、それはこれまでの学校教育のせいです。学校での勉強は、ほとんどの人が「つまらないもの」「大変なもの」と感じながら取り組んでいたと思います。

 しかし、そうではありません。

 あなたはすでにゴールを設定しているわけですから、勉強したいことだけをすれば良いのです。

 本当に興味があって、ゴールにつながっていることであれば、その知識を手に入れることは何より楽しいはずです。一つひとつの情報に対して、学んでいくことはこれほどない喜びに変わるのです。

 Have toの勉強ほどつまらないものはないですが、want toの勉強はこれほどない楽しみになるのです。

 たとえば、私は興味を持ったものに対して、徹底的に知識を手に入れます。ギターはもちろん、葉巻やライカ(カメラ)にハマると、10時間くらい語れるほどの知識を一気に吸収します。情報を仕入れるのが楽しくてしょうがないので、仕事を忘れるくらい夜通しでやってしまいます。

 仕事においても同じです。

 2011年、『現代版 魔女の鉄槌』(フォレスト出版)という本を上梓しました。この本は、電子書籍・SNSが日本に入ってきて、ニューメディアが生まれたことで、新しい魔女狩りが始まることへの警鐘を鳴らすものでした。

 この本を書く際、いくつもの魔女狩りに関する本を読み漁りました。

 仕事部屋は大量の書籍で埋まっていましたが、新しい情報を読むのが楽しくてたまりませんでした。もちろん、数日ですべて読破しました。

 日本人は、学ぶこと、勉強することは、大変なこと、つまらないこと、苦しいことだと思い込んでいます。

 知識の習得ほど、楽しく、面白いものはないのです。

 引用終わり

 

 *「現在版 魔女の鉄槌」(Kindle版)はこちら↓

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魔女の鉄槌(フォレスト出版)

 

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 第10回目(R5.2/5開催)のテーマは「縁起」。詳細は後日あらためて御案内いたします。

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F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

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Q-169~:自身の信念を失いそうです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

 

 

思考停止という病

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L-09020217月シークレットレクチャー -02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

 

20217月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;病からの脱洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30438275.html

 02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

 

 

 前回(L-090)、「病からの脱洗脳」という言葉(言語)から浮かぶイメージを書き留めていただきました。

 

そのイメージは言語化されていたはずです。何気に使う言葉(言語)が、イメージの限界(上限)を生みだします。言葉(言語)は意外に抽象度が低いからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 では、言葉をつかわずに、あらためて「病からの脱洗脳」をイメージしてください。形や色、音、味、匂い、質感や重さなどで。

 

 

 コーチングにおける重要なプリンシプル「夢をかなえる方程式 I×V=R」の「I」とは、Image(またはImagination)のこと。じつは目の前の世界(Reality)は、皆さんのマインドの中にあるイメージが現実化したものです。

 

リアルとは、今、最も臨場感を感じているイメージ

 

 もっと具体的にいうと、ゴールの世界(=ゴール側のコンフォートゾーン)を臨場感を持ってイメージすると、脳はそのイメージの世界を現実だと判断します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

そのとき、新たなコンフォートゾーン(CZ)のイメージに対してホメオスタシスが働くようになり、自然に現実化(達成)していきます。「invent on the way」しながら。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 シンプルに表現すると、

 ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる→invent on the way→現実化(ゴール達成)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

それを苫米地博士は「realized virtuality」と表現されています。日本語では「臨場感世界の現実化」です。

F-249:「ゴール」と「現状の自我」のvol.6;臨場感という橋を架ける-前編->

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29139372.html

 

以下、苫米地博士の著書「『ツキ』を引き寄せる洗脳術 自分を磨き上げる秘密のメソッド34」(三才ブックス、p92)から引用します。

 

 

 レッスン19 「ツキ」はすでに見えている?

 Is Tsuki already in your presence

 

 あなたのイメージによって現実は変わる

 自分がイメージした世界、つまりフリーゴールを、あたかも五感で体験しているように強烈にイメージすると、それが現実になります。あなたがどの世界を強烈にイメージするかによって、あなたの現実は大きく変わるでしょう。

 

 設定したフリーゴールの世界を体感しているということは、あなた自身がフリーゴールの世界に臨場感を持っていることを意味します。

 臨場感とは、その場に身を置いているように感じることです。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚……。ある空間に対して、あたかも五感で体感しているような感覚を、「臨場感を持つ」といいます。

 臨場感は、人間が生まれながらに有している感覚能力です。この能力のおかげで、人間は様々な情報をリアルに感じることができます。

 

 面白いことに人間は、臨場感を物理的現実世界だけでなく仮想世界にも持つことができます。

 例えば、あなたが映画を見ているとき、あなたはさもその世界に自分が存在しているような感覚を受けるでしょう。これはあなたが、映画という仮想空間に臨場感を持っているからです。小説やマンガを読んでいるとき、あるいは妄想しているときも同じです。悲しい場面では本当に悲しくて涙を流したり、楽しい場面では笑みがこぼれたりしてしまうのは、あなたがその世界に臨場感を持っているからなのです。

 そういう意味では、あなたがイメージするフリーゴールの世界は仮想空間かもしれません。しかし、そこに臨場感を持つことは可能です。

 人間は自分がイメージした世界に臨場感を持つと、それがリアルになります。このことを臨場感空間の現実化(リアライズドヴァ―チャリティ)といいます。

 リアライズドヴァーチャリティは、ホメオスタシスによって行われます。ホメオスタシスが現実世界ではなく、仮想空間とフィードバックすることで、仮想空間をリアルにするのです。

 臨場感は、いきなり目の前に現れるわけではありません。人間が臨場感を持つときは、仮想空間を含めた外の世界から一つを選択しています。

 通常は生まれてからずっと慣れ親しんできた世界である、物理的現実世界に臨場感を持っています。しかし、上手く仮想空間を選択することができれば、その世界にホメオスタシスがフィードバックすることで臨場感が高まります。

 簡単にいうと、一つの仮想空間に対して、自我があり、自我とホメオスタシスのフィードバックが強いと臨場感が高くなります。すると、その仮想空間がリアルになるのです。

 物理的現実世界があるから、あるいはそれに近い仮想空間があるから、臨場感があるのではありません。人間のホメオスタシスのフィードバックが強い世界に臨場感があって、そこが本人にとってのリアルとなるのです。

 

 あなたがフリーゴールの世界に臨場感を持てば、あなたのホメオスタシスレベルは現状から外れ、フリーゴールの世界とアジャストし、フリーゴールの世界がリアルとなります。

 年商百億円企業のオーナー社長になることがフリーゴールだとすれば、その世界を強くイメージして臨場感を持てばよいのです。そうすれば、あなたのホメオスタシスが年商百億円企業のオーナー社長の世界とフィードバック関係を持ちます。年商百億円企業のオーナー社長になるために必要な「ツキのある世界」があなたのリアルとなるわけです。

 単純に「ツキまくりの世界」でも構いません。あなたがその世界をイメージして臨場感を持つことができればリアルになります。

 あなたが持つリアルは、あなたがどの世界に臨場感を持つかでも大きく変わってくるのです。

 引用終わり

 

 

 一つの仮想空間に対して、自我があり、自我とホメオスタシスのフィードバックが強いと臨場感が高くなります。すると、その仮想空間がリアルになるのです

 

 ポイントは「自我とホメオスタシスのフィードバック」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

この理は、コーチとしては希望あふれる「夢をかなえる方程式」として感じられるのですが、ヒーラーとしては「絶望的な絶対法則」に思えます。

医師としての私が医療現場で直面しているのは、「『病』の臨場感が高くなるほど現実化する(ひどくなる、治りにくくなる)」というファクト。

Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html

 

 その「『病』の臨場感(I×V)」をひっくり返すのが、私の「病からの脱洗脳」の感覚です(あえて言語化すると)。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

L-091につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 第10回目(R5.2/5開催)のテーマは「縁起」。詳細は後日あらためて御案内いたします。

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

 

「ツキ」を引き寄せる洗脳術

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L-08920217月シークレットレクチャー -01;病からの脱洗脳

 

20217月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「コーチング×医療×脱洗脳」です。

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 01;病からの脱洗脳

 

 

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 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

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 病からの脱洗脳

 

 じつは、これは2012年に開催された日本催眠術協会のイベントのタイトル。苫米地博士が代表理事を務められています。

 

 皆さんは「病からの脱洗脳」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

 まずはそのイメージを自由に書き留めてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 この全3回の講義が終わる頃には、今書いていただいたイメージはかなり変わっているはずです。お楽しみにw

 

 ところで、「イメージ」という言葉は何気なく使われていますが、それはとても大切な概念です。なぜなら、イメージが目の前の現実を作り出しているから。それが「I×V=R」。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 「IImageImagination)」が変わると、目の前の世界は変わっていきます。

 F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

 医療でいうと、「病」というイメージが「病という現実」をつくりだし、「健康」というイメージに置き換わっていくほど癒えていく感じ。

 F-215:これりすくん

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

 

 

さて、先ほどの「病からの脱洗脳」というイメージですが、言葉(言語)で書いていませんか? 真面目な方ほど、より具体的に表現しているはずです。言葉を用いて。

 

じつは、何気に使う言葉(言語)がイメージの限界(上限)を生みだします。言葉は意外に抽象度が低いからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 しかしながら、抽象度が低いからこそ、より具体的なイメージを共有することができます。例えば「洗脳」というイメージは人によってだいぶ異なると思いますが、言葉(言語)を利用することで同じようなゲシュタルトを作り上げることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

まずは「洗脳」の定義を言葉で確認しましょう。以下、苫米地英人博士の著書「洗脳原論」(春秋社、第1章)より引用します。

 

 

 洗脳という仮想現実の世界。主観的には、うっとりする夢想空間を魂が漂流しているような状態である。同時に、客観的には、緻密に計算された虚構の世界に閉じ込められた状態である。

 洗脳の本質:洗脳とは、われわれの神経レベルでの情報処理・信号処理の段階に、何らかの介入的な操作を加えることによって、その人の思考、行動、感情を、思うままに制御しようとすること

 洗脳のレベル:基本的なテクニックは2種類ある。ひとつは本人に意識された状態で行われる場合、もうひとつは気づかれないうちに行われる場合である

 変性意識と神秘体験:洗脳のメカニズムには、深度だけではなく、施された刺激の種類も重要な要因となる。具体例として。すべての洗脳には、必ず変性意識状態(altered states of consciousness)が介在している

 至福体験とトリガー

 ホメオスタシス仮説

 洗脳の段階

 体感的条件づけ(洗脳のステップ1

 臨場感の強化(洗脳のステップ2

 アンカーの埋めこみ(洗脳のステップ3

 永遠の洗脳サイクル(洗脳の最終段階ステップ4

 引用終わり。続きはこちらでどうぞ↓

 洗脳原論 | 苫米地 英人 | 心理学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 シンプルに表現すると、洗脳とは「ある現実w0を、それとは違う現実w1に変える」こと。

 

基本的にはコーチング中に行われることと同じですが、洗脳は第三者の利益のために行われ、コーチングは100%クライアントのために行われます。

コーチはコンテンツ(w1)には一切関わりません。コーチの利益は0です。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

L-090につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第10回目(R5.2/5開催)のテーマは「縁起」。詳細は後日あらためて御案内いたします。

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

F-037:「もうおねがい ゆるしてください」 ~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

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F-075Preventable Trauma Death

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F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

洗脳原論

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F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html

 

無理に押さえつけようとする力に猛烈に反抗する感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして贈ります。

 

 

1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 

 「どうせ私なんか」と思っていませんか?

 

 もしもそうなら、まずは呼吸を意識に上げてみましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

私たちは1分間に12~20回も呼吸をしていますが、普段はまったく意識していません。現に今日起きてから一度も気にしてはいないはず。今の呼吸は何回目ですかw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

呼吸は命に関わる大切な行為です。その呼吸をしっかり意識に上げながらコントロールすることは、じつは、とても重要なこと。古くから「調身・調息・調心」と言い表していた秘術を、苫米地式では「Rゆらぎ」と呼んでいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 まずはゆっくり息を吐き出しましょう。お腹が緩み膨らんでいくイメージで。息を吸うときにお腹をへこまし、吐くときには膨らませる呼吸を「逆腹式呼吸」と呼びます。それはウォーミングアップ&クーリングダウンの秘訣です。

 F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

 

吐き出したら軽く吸い、さらにゆっくりと吐き出します。しばらく続けていると、息を吐き出すたびに緊張がほぐれていくはずです。その変化を意識に上げてください。

 

 ぜんぜん緊張していない?

 そんなことはありませんよw

 

あなたは自然に座り続けることができるし、普通に立つこともできるでしょう。その間中、体のあちこちの筋肉が緊張しています。緊張と弛緩、収縮と伸張、屈曲と伸展のバランスをとりながら。

 もしも、緊張がないのなら、あなたは関節ユルユルの遊び尽くした人形のように、座ることも立つこともできなくなります。

 私たちの筋肉は緊張状態が平常です。だから意識的に脱力してみましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400928.html

 

では、首、肩、腰、手足と全身の力を抜きながら、そのまま呼吸を続けてください。

 

 

 身体が軽くなってきたら、今度は「エネルギーに満ちた私」をイメージしてみましょう。

 もしもイメージしにくいなら、逆腹式呼吸を続けながら、「うれしい」「楽しい」「すがすがしい」「気持ちいい」「誇らしい」と感じた体験を思い出してください。そのときのあなたの状態(何を感じ、どんな気分だったか?)に集中し、今、再体験するのです。

 

 

 ところで、あなたはきっと「楽しい」という言葉(トリガー)から「ゲーム」を連想したはず(アンカー)w

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 ゲームに熱中しているとき、頭の中ではドーパミンが大量に分泌されています。反対に「どうせ私なんか」と思うときはドーパミンが減少しています。

 

「ドーパミン(dopamine)」は“行動”を促す中枢神経系の神経伝達物質です。

食事で摂取したフェニルアラニンやチロシンを元に作られ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

かつてはアドレナリンやノルアドレナリンの単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものに、運動調節、ホルモン調節、快の感情や意欲・学習に関わる重要な働きがあることがわかってきました。

 つまり、ドーパミンが増えると運動や思考が活発になり、減ると緩慢になるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15549035.html

 

 それ故やっかいな問題が起こります。

 

あなたはゲームを自分の意思でやめることができますか?

見ないと決めている時間帯についついスマホを見てしまうことはありませんか?

 

わかっちゃいるけどやめられない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15394923.html

 

「やめられない」のは情報空間に強い臨場感を感じているから。もちろんドーパミンが大いに関係しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

とても大切なことなのでしっかり理解して欲しいのですが、じつは、「最も臨場感が高いイメージがそのときのリアル」です。

PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

情報空間をリアルに感じられる人間は、どんな動物よりもエネルギーと創造性に満ち溢れています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

しかし、それはとても恐ろしいことでもあります。「情報空間がリアルに感じられる」が故に、過去にとらわれ、引きこもり、無限の可能性を封印してしまうかもしれないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 それは「これまでの私」という呪縛。あなたが「どうせ私なんか」とセルフトークするたびに(第1段階)、その「どうせ私なんか」を生み出すリアルが強化されていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

そんな状態が「あたりまえ(=コンフォートゾーン)」になってしまうと、ますます可能性が、つまり豊かな未来が、感じられなくなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 やがて希望を失い、夢など考えられなくなり、感謝や感動がまったく感じられなくなります。それは「苦しみに満ちた闇」にすっかり覆われてしまった状態

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

その後、その苦しみ/闇はまわりにもひろがっていきます。すべては縁起であり、あなたの苦しみはあなただけのものではないからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 身近な人たちが自分のせいで苦しむ様子を見てしまったあなたは、ますます悩み苦しむことになるでしょう。不安・恐怖、義務感、罪悪感が強くなっていくから。そして、そんなあなたを見て、まわりの人はさらに苦しんでいく 苦しみの悪循環です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

繰り返しますが、あなたの苦しみはあなただけのものではありません。「関係が存在を生みだす」から。あなたは縁起の結実であり、より大きな全体の一部です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 誰もが、とても大切な存在(部分)であり、すごく重要な関係(全体)の一部。誰が欠けても全体は成り立ちません。それが宇宙の理です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 だから、大切な人たちのために、その中心である自分自身のために、しばらく逆腹式呼吸とイメージングを続けてください。

 

 リラックスしてきましたか?

すっかり心身が軽くなったと思ったら、続きを読み進めてください。

 

F-218につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

リラックスしてきましたか?

すっかり心身が軽くなったと思ったら、続きを読み進めてください

 

 「リラックス」について補足します。

 「リラックス」とは、自律神経のうち副交感神経が優位になっている状態のことです。それは情報空間の底面である物理空間上の身体での話。

情報空間での心の状態を示す「安心」とは異なります。

 

 その違いをしっかり理解することは、次のステップに進むための重要なポイント。そして、それはヒーリングとコーチングをうまく行うための秘訣でもあります。

 Q-069~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

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 では、「安心」の反対の概念は何でしょう?

 

 そう、「不安」です。

 不安にはあるマインドの機能が強く関わっています。それが次回のテーマです。

 

 

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S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

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 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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2021年度セミナー予定はこちら↓

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 超情報場でお会いしましょう!

 

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PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-19夢をかなえる方程式:I×V=R

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html

 

19)夢をかなえる方程式:I×V=R

 

I」はイメージ(imageまたはimagination)、「V」は鮮明さ(vividness)、「R」は現実(reality)です。

 

「まずイメージがあり、その臨場感を上げていくと、そのイメージが現実となる」という意味で、「すべての変化は心の中に生まれて、外に広がっていく」というルー・タイス氏の言葉を理論化したものです。

 

認知科学以降、現実(reality)の定義は変わりました。

 

繰り返しになりますが、五感で知覚した情報が脳に伝達され、その情報の処理により認識が生まれます。

私たちは、同時に、複数の世界(ゲシュタルト:http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html)を持つことができ、そのうち一番臨場感が高いものが現実となります。

 

つまり、マインド(情報空間での心、物理空間での脳)が現実を生みだしているのです。

逆に、イメージ(イマジネーション)の限界が私たちの限界ともいえます。

 

I」を生みだすものがゴール設定です。

現状の外にゴールhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.htmlを設定するというのは、イメージの限界を超えるということです。

その限界を超えたゴールの世界の臨場感の強さをエフィカシーhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.htmlといい、アファメーションやビジュアライゼーションによって高めていきます。

 

 ところで、縁起のプリンシプルは「この世に絶対はない(アプリオリなものはない)」と「この世は心(マインド)がつくっている」でした。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

V」を生みだす「必ずゴールが達成できるという確信」をクライアントに埋め込んであげることがコーチの役割ですので、コーチとの縁起が現実を生みだすともいえます。

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 


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