苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:呼吸

L-05720208月シークレットレクチャー -03;「私」の定義(範囲)を拡大・拡張する

 

20208月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通しての全体テーマは「現世利益」、キーワードは「トータルペイン(とくにスピリチュアルペイン)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 *初回講義(20207月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416281.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;たいていの「現世利益」は理想的な現状

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28011261.html

 02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 03;「私」の定義(範囲)を拡大・拡張する

 

コーチングにおいて「ゾクッ」や「ドキッ」を感じる現状とは異なるイメージとは、「ゴールの世界」のこと。ゴール側のコンフォートゾーン(CZ)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ゴール設定を行うのはクライアントさん本人ですが、そのゴールの世界(CZ)に誘うのはコーチの大切な役割です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 反対にいうと、コーチのサポートなしでゴールの世界(CZ)に高い臨場感を感じる(感じ続ける)ことはまず無理。現状=ブリーフシステム=現在のCZであり、強力なホメオスタシスが働いているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 *ホメオスタシス(理論)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 強力なホメオスタシス(恒常性維持機能)で維持される現状=ブリーフシステム=現在のCZとは“自我”のことでもあります。よって、評価関数として、あるいは部分関数として、それぞれ考察することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 まずは評価関数(重要性関数)として考えてみましょう。

 評価関数とは「重要度による並べ替え」のこと。その重要度は過去の記憶によってつくられています。コーチングでは、その重要度を「ゴールの世界」を基準につくりなおします。

 

 その作業は未来から過去へと向かう時間の流れを生みだします。“現状の外”にゴールがあると、未来が「因」で、現在が「果」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 次は部分関数。まずは部分関数を体感してみましょう。

自己紹介するつもりで「私」を定義してみてください。「年齢は」「性別は」「住所は」「家族は」「職業は」「趣味は」「夢は

 

項目(部分関数)が多くなるほど、より詳しく「私」を定義している気がするはず。しかし、すべて「他との関係性」にすぎず、その関係性(縁起)が変わると、「私」、すなわち自我はどんどん変化していきます。無常です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 つまり、「私」はないのです。本当は「ない」のに「ある」と思いこんでいるだけ。

 

 ないというのは「実在していない」ということで、「存在していない」わけではありません。先に書いたとおり、評価関数(重要性関数)として、「私」は存在しています。一言でいうと、「私」=自我とは「空(くう)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 そんな「私」の定義(範囲)を拡大・拡張していくことがコーチングです。

結果として、評価関数が変わり、目の前の世界がどんどん変化していきます。そのたびにまるで生まれ変わったかのような感じがします。

 F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

 拡大・拡張とは部分関数をただ増やすことではありません。その本質は抽象度を上げることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ただし、初回(L-055でお伝えしたとおり、高次から低次への抽象度の移動はできますが、低次から高次への抽象度の移動は簡単ではありません。

そこで「Rゆらぎ」。その秘訣が「呼吸」です。

 前回(L-056)と同じく、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書-禁断の自己改造プログラム-」(講談社、開拓社より再販)より引用します(前回引用部分のつづきです)。

 

 

 息をゆっくり吐き出す。ただそれだけ

 呼吸法はとても簡単です。まず、ふだんは無意識のうちに行っている呼吸を、意識のうえに引っ張り出してください。そして、意識して深呼吸する要領で、

 「逆腹式呼吸」

 を行います。つまり、

 「お腹をへこませながら息を吸い、息を吐き出すときにお腹を膨らませる」

 のです。これは言うまでもなく、息を吸うときにお腹を膨らませて、息を吐くときにお腹をへこませる「腹式呼吸」の逆パターンです。

 息を吐くときにとくに、意識をお腹に向けて筋肉を緩めていくのがコツです。と言うのも、筋肉は息を吸うときには自然と緩みますが、吐くときは意識してやらないとどうしても緊張してしまうからです。

 息を吸うときは、ほとんど気にしなくても大丈夫。息を吐き続けて、吸うのを忘れてしまう人はいないので、ゆっくり吐き出すことだけに集中してください。

 そうして筋肉を弛緩させれば、息を吸っても吐いても、うまく全身の筋肉がリラックスしています。やがて、物理空間からふわっと遊離していく感覚が得られるはずです。

 その際、呼吸は鼻からでも、口からでも、やりやすいほうでOKです。ただ、空気といっしょにばい菌を肺まで吸い込まないようにするためには、鼻で吸って、口から吐き出すのがベストでしょう。

 どのくらいリラックスすればいいのかの目安は、片方の手でもう一方の手首の辺りをつかんで水平になるくらいまで持ち上げてパッと離してみたときに、自然とストンと下に落ちるかどうか。すぐにだらりと手が下がるようなら、十分にリラックスできています。

 そうではなくて、すぐに下に落ちなかったり、ぎこちない動きをしたりするようなら、まだ筋肉が十分に弛緩していない状態なので、もうしばらく逆腹式呼吸を続けてください。

 慣れないうちは、リラックスするまでに少々時間がかかるかもしれませんが、回を重ねるにつれてその時間は短くなります。すぐに、2呼吸くらいでリラックス状態に入れます。

 引用終わり

 

L-058につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 反対にいうと、コーチのサポートなしではゴールの世界(CZ)に高い臨場感を感じる(感じ続ける)ことはまず無理。現状=ブリーフシステム=現在のCZであり、強力なホメオスタシスが働いているからです

 

 「無理っ」といった断定的な表現はよくありません。可能性がスコトーマに隠れてしまうから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、伊吹マヤ(エヴァ)の「無理って言うな!」は正解。ただし、「私(達)らしくない」というイメージ下で行うセルフトークとしてです(wordpictureemotion)。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 他人に「無理って言うな!」を押し付けることは危険。正論であるほど、受け取る相手は辛くなっていきます。「have to(~ねばならない)」を強いることになるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 それが病院へのコーチング導入に“失敗”した一因だろうと思っています。「ダメ。ゼッタイ。」的な押し付けはダメです。ゼッタイにw

 F-082~:ダメ。ゼッタイ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html

 

 

-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

-告知1

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを計画しました。1年間を通してのテーマは「Well-being」。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 最終回は2022220日(日)開催。テーマは「Total Well-being ~『total』に秘められた生命力を知る~」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27953269.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめます。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

 初回は202225日(土) 午前1115分からの予定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 

新・福音書(kindle版)

Kindle版はこちら↓

ドクター苫米地の新・福音書 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



L-05620208月シークレットレクチャー -02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

 

20208月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通しての全体テーマは「現世利益」、キーワードは「トータルペイン(とくにスピリチュアルペイン)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 *初回講義(20207月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416281.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;たいていの「現世利益」は理想的な現状

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28011261.html

 02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

 

私は院長を務めていた病院へのコーチング導入に“失敗”し、だまし討ちにあいました。

なぜでしょうか?

PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 苫米地式コーチング認定コーチとして7年目に入りました。

 頭の中にはいつもコーチングがあり、「職業」や「社会への貢献」はもちろん、「生涯学習」や「家族」「健康」といったゴールの世界(ビジョン)を思い描いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27711225.html

 

 コーチングやその根底にある苫米地理論を学べば学ぶほど、ゾクッとするような臨場感(V)を伴って実感すること(I)があります。それは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 中途半端なコーチ(コーチング)は危ない

 

 「中途半端」。それが私の“失敗”の原因です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 

 ちょっと脱線しますが、「ゾクッ」や「ドキッ」を感じる時には臨場感が上がっています。その時の臨場感は現状とは異なるイメージに対するもの。

目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態が「変性意識(ASCAltered State of Consciousness)」です。認知科学者 苫米地英人博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その鍵が「呼吸」。

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書-禁断の自己改造プログラム-」(講談社、開拓社より再販)より引用します。

 

 

 心身を思い切りリラックスさせて、物理空間の縛りから自らを解き放つ

 いよいよトレーニングに入りますが、最初に習得すべきは、準備運動として必要な呼吸方法です。これは基本中の基本。心身をリラックスさせ、物理空間の体感を切り離すことが目的です。

 なぜ呼吸かというと、呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールできるからです。

 とくに訓練をしなくても誰もが簡単に、呼吸を少しの間止めたり、速度を変えたりすることができますよね? だからこそ、意識をホメオスタシスに介入させる窓口として、呼吸は非常に利用しやすいのです。

 すでに述べた通り、内部表現の書き換えとは、負の現状を維持するように働くホメオスタシスに介入して、自分が思い通り行動できるように新たな情報を記述することです。呼吸を使うことで、心身を思い切りリラックスさせて抽象度を上げつつ、そこで意識を働かせることが容易になるのです。

 たとえば、何か緊張する出来事を前にしたとき、ちょっと深呼吸するだけで気持ちが落ち着いた、というような経験をしたことがありませんか? そうして気持ちが落ち着けば、緊張によりパニックに陥っていた脳が活動し始めます。「頭の中が真っ白」という状態から抜け出して、自然と自分がどう行動するべきかを冷静に考えられるようになるのです。

 ようするに、物理空間でさまざまな縛りを受けている心身を緊張から解き放ち、さらに頭を思考力がフル稼働する状態に持っていく。そのために呼吸が有効だということです。

 このことをちょっと専門的に言うと、呼吸は「Rをゆらがせる」うえで重要なカギを握るものだということです。

 と言っても、何も難しくはありません。自分の体に意識を向けることを「Rゆらぎ」といいます。Rは現実世界。そのRに意識を向けると、その瞬間にRではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するから、Rではなく、Rゆらぎになるのです。

 たとえば、目の前にとてもきれいな女性がいたとします。彼女について何も考えず、何も感じなければ、それはRです。でも、「きれいだな」とか、「誰だろう?」とか、少しでも何かを考えたら、Rゆらぎになります。

 通常、私たちは何かを見たり、聞いたりして、何も考えないことはあり得ません。禅の高僧なら、無我の境地を維持できるかもしれませんが、ふつうの人はすぐに雑念が入ります。だから、たいていはRゆらぎの意識状態にあるといっていいでしょう。

 そのRゆらぎの状態が、呼吸を意識にあげることによってより明確につくりだせるわけです。

 抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていくためには、Rをゆるがせなければなりません。そのために、呼吸を使って、リラックスとゆらぎの2つを得る必要があるのです。

 引用終わり(続きは次回に)

 

 

 コーチングにおいて「ゾクッ」や「ドキッ」を感じる現状とは異なるイメージとは、「ゴールの世界」のこと。それはゴール側のコンフォートゾーン(CZ)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ゴール設定を行うのはクライアントさん本人ですが、そのゴールの世界(CZ)に誘うのはコーチの大切な役割です。

 

L-057につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-告知1

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを計画しました。1年間を通してのテーマは「Well-being」。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 最終回は2022220日(日)開催。テーマは「Total Well-being ~『total』に秘められた生命力を知る~」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27953269.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめます。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

 初回は202225日(土) 午前1115分からの予定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

 

 

新・福音書

Kindle版はこちら↓

ドクター苫米地の新・福音書 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



Q-157191019/20 鹿児島セミナーレポート -14QA vol.5 <最終回>

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23309927.html

09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23374441.html

 

 

いただいた御意見・御質問に回答いたします。今回が最終回。<自由記載>分です。

 

 

want toでもなく、have toでもないとはどういうことになるのか気になった

 

A:例えがマンガで恐縮ですが、孫悟空(ドラゴンボール)の「身勝手の極意」のような感じですw

意識せずとも勝手に行動ができるのは「ゲシュタルトができているから」だと私は理解しています。ゲシュタルトとは「全体と部分の双方向性で成り立つまとまりのある構造」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「全体」に相当するのがゴールだとすると、「部分」はエンドステート。エンドステートは「ゴール達成のためにやるべきこと」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 

・何をやりたいのか見いだせず、ゴール設定ができない

 

A「ゴール達成のためにやるべきこと」と書くとhave toな感じがするかもしれません。しかし、それは自分が100%want toで決めた世界(未来)へ向かうための「やるべきこと」。だから、「~ねばならない/~してはならない」にはならないはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 もしもhave toを感じたならゴールを見直してみてください。「本当に自分のwant toなのか?」「誰かの願望や社会の価値観が入り込んでいないか?」など。

 やはり、なにより重要なのはゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 「何をやりたいのか見いだせない」と自覚している場合は大丈夫です。スコトーマを外し、見いだせばいいだけだから。そのためにコーチングを受けることをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

危ないのは全く自覚していないケース。それは潜在的に抱えたままのスピリチュアルペインに気付いていない状態です。(かつての私も含む)ほぼすべての人が「スピリチュアルペインがスコトーマに隠れたまま」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21142618.html

 

スピリチュアルペインに無自覚だとしても、その“痛み”は人生の要所要所で表面化してしまいます。その時感じる漠然とした不安や不満は、怒りや憎悪へと変わり、ときに破壊的な行動としてあらわれます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 

SNSでは世の中の悪い流れ(政治、事件など)が続いており、ますます苫米地式コーチングが求められていると感じます

 

A「漠然とした不安や不満は、怒りや憎悪へと変わり、ときに破壊的な行動としてあらわれる」。それも御指摘の「悪い流れ」です。

その「悪い流れ」を生みだしているのはマインドでの情報処理のミス。コントロールできない認知的不協和がその一例です。生きることが(want toではなく)have toのままだと、ますますスピリチュアルペインが増大し、不協和が強まるはずです。個人レベルでも、社会レベルでも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 誰もがファイト・オア・フライトに陥ったままだと、社会はますます荒廃してしまいます。「悪い流れ」がどんどん加速していく感じで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 その流れが向かうのはより抽象度の低い世界。その様をSW風に表現するとw「ダークサイドに堕ちる」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 もしもこの世にジェダイ(JEDI)がいるのなら、コーチングは必修になっていることでしょう。次世代のジェダイをいいコーチに育てることは、マスタージェダイの大切な役割になっているはずですww

 

 

・もう少し理解しやすい言葉でお話しいただければ幸いです

 

A私はコーチングやその根底にある苫米地理論は、「悪い流れ」を断ち切り、「フォースにバランスをもたらす(bring balance to the force)」ための縁起であると思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 なるべく「理解しやすい言葉」で伝えることができるよう、これからも努めます(want to)。マンガや映画をうまく引用するなどの工夫を凝らしながらw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

 

 ところで、理解とはゲシュタルトをつくることです。より大きなゲシュタルトができるほど、理解は深まります。そして、そのゲシュタルトを作り上げるためには、大量の知識が必要です。

 ぜひ、リンク記事も確認し、巨大なゲシュタルトを築きあげてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

・本日は貴重な時間・場の共有をありがとうございます

・長い時間ありがとうございました

 

A:こちらこそありがとうございます。

 私は“場”を共有することをとても重要視しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10542541.html

 

 今までは物理的な場を実際に共有することを重要視していましたが、今年(2020年)考えが変わりました。新型コロナ感染症(COVID-19)がきっかけです。Webでの講義やセミナーを経験するうちに、今まで物理空間にこだわり過ぎていたことに気がつきました。

これからは「超情報場」をフル活用したいと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 ところで、臨場感を下げることなく高次の「超情報場」にアクセスするためのポイントを御存知ですか?

 

 答えは「Rゆらぎ」。

 前回(Q-156)お伝えしたとおり、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能です。そして、その「Rゆらぎ」の秘訣が「呼吸」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 以下、前回に引き続き、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書-禁断の自己改造プログラム-」(講談社)より引用します。

 

 息をゆっくり吐き出す。ただそれだけ

 呼吸法はとても簡単です。まず、ふだんは無意識のうちに行っている呼吸を、意識のうえに引っ張り出してください。そして、意識して深呼吸する要領で、

 「逆腹式呼吸」

 を行います。つまり、

 「お腹をへこませながら息を吸い、息を吐き出すときにお腹を膨らませる」

 のです。これは言うまでもなく、息を吸うときにお腹を膨らませて、息を吐くときにお腹をへこませる「腹式呼吸」の逆パターンです。

 息を吐くときにとくに、意識をお腹に向けて筋肉を緩めていくのがコツです。と言うのも、筋肉は息を吸うときには自然と緩みますが、吐くときは意識してやらないとどうしても緊張してしまうからです。

 息を吸うときは、ほとんど気にしなくても大丈夫。息を吐き続けて、吸うのを忘れてしまう人はいないので、ゆっくり吐き出すことだけに集中してください。

 そうして筋肉を弛緩させれば、息を吸っても吐いても、うまく全身の筋肉がリラックスしています。やがて、物理空間からふわっと遊離していく感覚が得られるはずです。

 その際、呼吸は鼻からでも、口からでも、やりやすいほうでOKです。ただ、空気といっしょにばい菌を肺まで吸い込まないようにするためには、鼻で吸って、口から吐き出すのがベストでしょう。

 どのくらいリラックスすればいいのかの目安は、片方の手でもう一方の手首の辺りをつかんで水平になるくらいまで持ち上げてパッと離してみたときに、自然とストンと下に落ちるかどうか。すぐにだらりと手が下がるようなら、十分にリラックスできています。

 そうではなくて、すぐに下に落ちなかったり、ぎこちない動きをしたりするようなら、まだ筋肉が十分に弛緩していない状態なので、もうしばらく逆腹式呼吸を続けてください。

 慣れないうちは、リラックスするまでに少々時間がかかるかもしれませんが、回を重ねるにつれてその時間は短くなります。すぐに、2呼吸くらいでリラックス状態に入れます。

 引用終わり

 

 

 以上で、201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で開催した一般向けコーチングセミナーのQAを終わります。

 

 医療・福祉や教育に関する講演はもちろんのこと、コーチングを用いた研修(リスクマネジメント、リーダー育成、スタッフ能力開発等)に興味のある方は、気軽に御相談ください。

パーソナルコーチングもどうぞ

連絡先:coachfor.m2@gmail.com

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

F-061~:バイオパワー(生権力)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

新・福音書(コレクション5)



Q-156191019/20 鹿児島セミナーレポート -13QA vol.4

 

201910月に、鹿児島県鹿児島市(191019)と霧島市(191020)で、一般向けのコーチングセミナーを開催しました。両会場ともテーマは「万全の心身で“今”を生きる」。

ぜひ「人生の最終段階(End of Life Stage)でのゴール(機能・役割)」についてイメージしながら読み進めてください。

 

 01;セミナー概要

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22818842.html

 02;「未来からの時間の流れ」~未来をうみだすものは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22896681.html

 03;「時間の流れにのる」~時間の流れにのった結果、到達するのはどこ?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22979265.html

 04;「万全の心身」~心と身の関係は?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23037529.html

 05;「万全の心身」~心身が万全(=健康)とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23108517.html

 06;「“今”を生きる」~“今”とは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23177616.html

 07;「“今”を生きる」~生きるとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23239643.html

 08;「“今を生きる」~“今”を生きるために必要/重要なことは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23309927.html

09;「ゴール設定は難しい」? その原因と対策

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23374441.html

 

 

いただいた御意見・御質問に回答いたします。今回は<もっと知りたいこと>です。

 

・抽象度の反対は具象度or具体度?

 

A:苫米地博士の著書のどれかに「具象度」と書かれていたように記憶しています。思い当たる本を何冊か調べてみましたが、確認することはできませんでした。

 ところで、「抽象度」という言葉は博士の造語であることを御存知ですか?

 それは分析哲学の中の存在論における「Levels of Abstraction」という概念の日本語訳です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 

 ところが、「〇〇〇〇」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能です。その「〇〇〇〇」の秘訣は「△△」。

 

 知りたいですよねw

 この投稿の最後に御紹介します。

 

 

・話の流れはなんとか理解しついていけると思うが、具体例に置き換えができない ということは理解できていないことになる?

 

A:「理解する」とは「ゲシュタルトができる」ことです。そして、「理解が深まる」とは「より大きなゲシュタルトができる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 それは抽象度が上がる方向への変化であり、決して簡単なことではありません。膨大な知識を得るための学習が必要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 それとは反対に、「具体例に置き換える」は抽象度が下がる方向です。私はそのコツは“慣れ”だと思っています。もちろん、「具体的に置き換える」にすっかり慣れる頃には、しっかり理解が深まっているでしょう。この関係も双方向の縁起ですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、「具体的に置き換える」ことに慣れるためにはどうすればいいのでしょうか?

 

 

・学んでいることの自分なりのout putの方法

 

A答えは「アウトプット」。他人に話す(教える)ことです。

 私は、病院長就任時に任意参加の学習会をはじめ、退職までの間に計300回開催しました。苫米地博士に出会ってからは苫米地理論やコーチングが中心になったのですが、学習会を行うごとに私自身の理解が深まるのを実感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 アウトプットすることでゲシュタルトがクリアになり、質問や感想を縁にスコトーマが外れゲシュタルトが拡大していく感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 アウトプットにおいて最も大切なのはゴール。もちろんこのブログでも、100%want toで、自分中心を捨て去ることを意識し、さらなる“現状の外”を思い描きながら、アウトプットしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「方法」はinvent on the wayby Mr. Lou Tice)ですw

 

 

・スコトーマがあることで何かが生みだされないのではないかと思った。スコトーマに利点はないか知りたい

 

A:よく誤解されることですが、スコトーマ自体に問題があるのではありません。それはあくまでも人に備わる重要な機能。大切なのはその使い方(導き方)です。

 たとえばドリームキラーの中傷など、ゴール達成に無関係なもの(Nil)は、どんどんスコトーマに隠してしまってください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 

・日々の取り組み方

 

A:インプット(ex.学習)にしろ、アウトプット(ex.学習会主催、ブログ投稿)にしろ、ゴールに向かう自然な行動。それはホメオスタシス活動です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「日々の取り組み方」として重要なのはゴール設定(それも人生のあらゆる領域に)!

 そして、ゴール側のコンフォートゾーンをしっかり作りあげること!!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのために必要なのがリラックス(心身を緩めること)です。

 そのリラックスの鍵となるのが

 

 

・体を緩めることについて

 

A呼吸です。

 今回の最初の回答にある「〇〇〇〇」とは「Rゆらぎ」、「△△」は「呼吸」でしたw

 「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能です。その「Rゆらぎ」の秘訣は「呼吸」!

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書-禁断の自己改造プログラム-」(講談社、開拓社より再販)より引用します。

 

 心身を思い切りリラックスさせて、物理空間の縛りから自らを解き放つ

 いよいよトレーニングに入りますが、最初に習得すべきは、準備運動として必要な呼吸方法です。これは基本中の基本。心身をリラックスさせ、物理空間の体感を切り離すことが目的です。

 なぜ呼吸かというと、呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールできるからです。

 とくに訓練をしなくても誰もが簡単に、呼吸を少しの間止めたり、速度を変えたりすることができますよね? だからこそ、意識をホメオスタシスに介入させる窓口として、呼吸は非常に利用しやすいのです。

 すでに述べた通り、内部表現の書き換えとは、負の現状を維持するように働くホメオスタシスに介入して、自分が思い通り行動できるように新たな情報を記述することです。呼吸を使うことで、心身を思い切りリラックスさせて抽象度を上げつつ、そこで意識を働かせることが容易になるのです。

 たとえば、何か緊張する出来事を前にしたとき、ちょっと深呼吸するだけで気持ちが落ち着いた、というような経験をしたことがありませんか? そうして気持ちが落ち着けば、緊張によりパニックに陥っていた脳が活動し始めます。「頭の中が真っ白」という状態から抜け出して、自然と自分がどう行動するべきかを冷静に考えられるようになるのです。

 ようするに、物理空間でさまざまな縛りを受けている心身を緊張から解き放ち、さらに頭を思考力がフル稼働する状態に持っていく。そのために呼吸が有効だということです。

 このことをちょっと専門的に言うと、呼吸は「Rをゆらがせる」うえで重要なカギを握るものだということです。

 と言っても、何も難しくはありません。自分の体に意識を向けることを「Rゆらぎ」といいます。Rは現実世界。そのRに意識を向けると、その瞬間にRではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するから、Rではなく、Rゆらぎになるのです。

 たとえば、目の前にとてもきれいな女性がいたとします。彼女について何も考えず、何も感じなければ、それはRです。でも、「きれいだな」とか、「誰だろう?」とか、少しでも何かを考えたら、Rゆらぎになります。

 通常、私たちは何かを見たり、聞いたりして、何も考えないことはあり得ません。禅の高僧なら、無我の境地を維持できるかもしれませんが、ふつうの人はすぐに雑念が入ります。だから、たいていはRゆらぎの意識状態にあるといっていいでしょう。

 そのRゆらぎの状態が、呼吸を意識にあげることによってより明確につくりだせるわけです。

 抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていくためには、Rをゆるがせなければなりません。そのために、呼吸を使って、リラックスとゆらぎの2つを得る必要があるのです。

 引用終わり(続きは次回に)

 

Q-157につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

よく誤解されることですが、スコトーマ自体に問題があるのではありません。それはあくまでも人に備わる重要な機能。大切なのはその使い方(導き方)です。

 たとえばドリームキラーの中傷など、ゴール達成に無関係なもの(Nil)は、どんどんスコトーマに隠してしまってください。

 

 ドリームキラーへの対処は、「抽象度を上げてとらえなおす」もお勧めです↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

 

 

-追記2

 私は「コーチングのために、まずはヒーリングが必要」だと考えています。そして、「ヒーリングのためにコーチングが有効」ともw

 下記ブログ記事にて解説しています↓

Q-064~:認知的不協和と頭痛(ヒーリングとコーチングの関係)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

  

-追記3

 苫米地博士の著書のどれかに「具象度」と書かれていたように記憶しています。思い当たる本を何冊か調べてみましたが、確認することはできませんでした

 

 見つけました!

以下、博士の著書「洗脳力」(アスコムBOOKS)より引用します。

 

「抽象度を上げる」ということの意味

 次に「抽象度を上げる」ということについて解説していきます。まずは「抽象度」という考え方から理解していきましょう。

 「抽象」の反意語は「具象」あるいは「具体」です。ですから、「抽象度を上げる」とは「具体性(具体度)を下げる」ことと同義です。上下に座標軸を設けて考えると、上に行くほど抽象度が上がり、下に行くほど「具体性が上がる」ことになります。

 抽象度が高いほど情報量は少なくなります。具体性が増せば増すほど限定するための条件が増えていくからです。

 パソコンのフォルダのような階層になっていると考えるとわかりやすいと思います。フォルダを深く掘り下げていくほど具体性が高まり、抽象度は下がります。フォルダの階層を上げていくことが抽象度を上げることに当たります。

 (中略)

 限定条件を取り外して(しがらみから自由になって)、情報量を少なくしていく作業が「抽象度を上げる」ということになるわけです。

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

-関連記事-

F-061~:バイオパワー(生権力)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292569.html

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268333.html

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268334.html

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_396235.html

 

 

新・福音書




このページのトップヘ