ブログ・シリーズ編

S-03:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~

S-03-12A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -中編-

 

シリーズ編第3弾(S-03)は、「心のエネルギーとは何か?」をテーマに、怒りに代表される情動の正体やその向き合い方について考察したいと思います。ぜひ皆さん自身の経験を振り返りながら読み進めてください(Don’t think. Feel!)。

 告知(I-035):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19792909.html

 S-03-00(目次):

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

前々回(S-03-10)までの分析をシンプルにまとめると、A)概念の階層にエネルギーが生じる→B)無意識レベルでエネルギーを知覚→C)意識化(エネルギーの情動への転換)→D)物理次元で発散 といえます。

S-03-063)エネルギー」:

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20477304.html

 S-03-074)どのように」:

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20575883.html

 S-03-085)発散された」:

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20682042.html

 S-03-092)怒り」:

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20779253.html

S-03-101)すさまじい」:

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20873954.html

 

では、「怒り」に支配されないためにはどうすればよかったのでしょうか?

それでは「『心のエネルギー』のコントロールの方法」について考えていきましょう。

 S-03-11A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -前編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20932747.html

 

 

高い階層に上がれれば、より大きな「心のエネルギー」を潜在的に得られるだけでなく、それを自在にコントロールする力も手に入れることができます。そのプロセスは「人間形成」と一致しますが、もっと大きな視点で考えれば「人類の進化」とみることもできます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

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孫子に由来する「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」という言葉を御存知でしょうか?

 

現在は単に「仲の悪い者同士が同じテーブルにつくこと」を指すことが多いようですが、もとの意味は違いました。

「呉の人間と越の人間は昔からいがみ合っているが、もし同じ舟に乗り合わせ、大シケにあって難破しそうになったら、助かりたい一心で憎しみなど忘れて一致協力する」ということから、「同じ目的のためであれば敵同士であっても協力する」というのが元来の意味です。

 その「呉越同舟」には、「ゴールおよびゴールを共有することの重要性」と「未来(ゴール)が過去を書き換える」という、コーチングにおける2つのポイントが含まれています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

今回のテーマと合わせて考えると、「抽象度の階層を上がり、未来をゴールとして共有することができれば、『対立』『争い』のエネルギーは『協力』『平和』のためのエネルギーに変わる」といえます。

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 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

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カナダでの暴動の例でいうと、「カナックスファン」→「カナダのチームのファン」にとどまらずに、せめて「NHL好き」という階層まで上がることができれば、暴動がおこることはなかったはずです。もちろん、もっと階層を上げて →「ウインタースポーツ好き」→「スポーツ愛好家」→……→「平和主義」というレベルまでいけば、争いは起こりようがありません。

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今年(2020年)は東京オリンピックが開催されます。スポーツの祭典を「平和の祭典」にまで昇華させるものは高い抽象度だといえます。

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 (S-03-13につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

「呉越同舟」と「敵の敵は友」は同じと考えていいかと尋ねられたことがあります。

「呉越同舟」に対して、「敵の敵は友」という言葉には(ゴールの共有はあるかもしれませんが)抽象度の概念がありません。そこが決定的に違うはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_284899.html