Q-052:霧島市(鹿児島)教育講演会<180628> vol.6
2018年6月28日(木)、霧島市(鹿児島県)で開催された姶良地区学校保健会において、教育に関する講演を行わせていただきました。
当日の講演内容については、Q-047を御確認ください。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11142259.html
いただいた御意見・御質問に対して回答いたします。
・英語が苦手なため、カタカナや英語のところがでると難しく感じました
A:「英語が苦手」というセルフイメージ(あるいはブリーフシステム)は、過去の情動を伴った記憶によりつくられています。おそらく、試験の成績が悪く恥ずかしい思いをしたり、先生や親にディスられた経験があるのではないでしょうか。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html
それはすべて過去であり、他人の評価です。受け入れるか、受け入れないかは自分で決めることができます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10400987.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
その時にポイントになるのが、「この世に絶対はない」という知識です。それを情報空間では不完全性定理、物理空間では不確定性原理といいます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html
「絶対はない」ということは、「『英語が苦手』という評価を決める基準も絶対的ではない」ということ。英語圏で生まれ育った人と比較すると「苦手」になるでしょうし、英語をまったく知らない子どもたちと比べると「得意」といえるでしょう。
いずれにせよ、他人との比較は自己評価に一切関係ありません。大切なのは「自分のゴール達成能力の自己評価」、すなわちエフィカシーであり、「ゴール実現に向けて今から何を行うか」です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html
もし、あなたに「止められてもやりたい何か(=ゴール)」が見つかり、その達成のために英語能力が必要なら、あなたの無意識はほっといても英語上達を実現します。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
「英語が苦手」なのは、今までのあなたに英語が必要なかった(重要ではなかった)からに過ぎず、決して語学学習能力が低いからではありません。ゴールにより必要性が生まれたら(重要になったら)、必ず「英語が得意」になります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html
すべてはゴール次第です。そして、そのゴールを決めるのは自分自身です。
そのことをぜひ、子どもたちに伝えてあげてください。
・講演(子供向け)は、対象になる子は限定されますか?
A:今までは小学校高学年以上(4年~)の子どもを対象に話をしてきました。それより下の年代を対象にしたことはありませんでしたが、スコトーマなどの人間の認識の不思議を絵などを使ったクイズ形式で感じてもらう取り組みなど面白いかもしれません。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
私自身の“現状の外”の新たな取り組みとして、喜んで行いたいと思います。ぜひ、講演・講話等について御相談ください。もちろん中・高校生、教職員、一般の方々が対象のものについても気軽にご相談ください。
連絡先(メール):coachfor.m2@gmail.com
・不登校の子どもたちへの接し方を思いながら、聞かせていただきました
A:夏休みが終わる頃になると、子どもの自殺を予防するための報道が増えます。事実、子どもの自殺は9/1前後が最も多いことがわかっています。
平成26年度自殺対策白書(抄)
(過去40年間の厚労省「人口動態調査」の調査票から内閣府が独自集計)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2015/08/07/1360770_01.pdf
学校に行くことがhave toになってしまうと、無意識がいかないでいい理由をクリエイティブに考えだします。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html
「学校に行きたくない」という思いと現実にギャップがあるほど、心身にまで影響が及ぶようになり、調子を崩しやすくなります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html
そして、そのギャップが限界を超えたとき、「行きたくない」は「生きたくない」に変わってしまいます。幸い自殺にまで至らなかったとしても、その思い(have to)が続く限り、心身の不調は継続します。無理やり“矯正”しようとすればするほどその不調は悪化していき、原因不明の身体症状が多発するようになります(MUPS:Multiple Unexplained Physical Symptoms)。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10114934.html
なぜなら「脳と心」「心と体」「脳と体」は同じものだからです。それらは記述する抽象度の違いに過ぎず、生命はすべての抽象度にまたがって存在しています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165789.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165823.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306380.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html
学校に行くのがhave toな子どもたちに対して、「無理に行く必要はない」「休んでもいい」と声をかけてあげることはとても大切なことですが、それだけでは足りません。
「学校に行かない(行けない)私」というセルフイメージ(=コンフォートゾーン)が強化されてしまうことで、ますます学校に行けなくなるからです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html
「学校に行く」ということをhave toからwant toに変えるものがゴールです。
ゴールがあり、ゴールを達成するために学校に行くことが必要と無意識が納得したときにはじめて、学校が明るく感じられるようになります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
もっとも「学校に行く」は行為に過ぎず、そのこと自体が目的ではありません。学習するために学校に行くのですから、他に学習する方法があるのであれば必ずしも学校にこだわらなくてもいいはずです。
そういういろいろな可能性をスコトーマを外して見つけるためにも、セルフイメージが不当に下がらないように配慮する(むしろ引き上げてあげる)ことが重要です。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
「無理に行く必要はない。その代わりにこれから何をしたいか一緒に考えよう」
「休んでもいい。でも、その時間は夢を思い描こう」
…時間の流れを教えながら、そんな声掛けをしてあげたいと私は思います。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html
不登校になってしまう大きな要因として、人間関係の問題があるといいます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9188068.html
その場合、鍵になるのはエフィカシーです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html
「みんなでコーチングを学び、エフィカシーを高めあう。やりたいことだけをやりたいだけやることをお互いに高く評価し、うまくいったら『君らしい』、うまくいかなかったら『君らしくない』と言ってあげる文化をつくる(ただし、子供には自己責任という概念も同時に教えてあげる)」
「他者のアラ探しや悪口は一生に一度もしない言わない世代を育てる」
…そんな世界が実現することを心から願っています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430748.html
コーチングには、いやコーチングを学ぶ人のマインドには、そんな世界を実現する大きな力が宿っています。
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)