F-380:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~
<vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの>
私たちは、最初から、すべてから、自由。
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それは無限の可能性を秘めているということですが、多くの人は可能性(可能世界)を感じることができません。スコトーマがあるから。
だから、スコトーマを自らコントロールする“脱洗脳”が重要です。
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ここでいう“脱洗脳”とは、「自分のゴールに洗脳する」こと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
その「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのでしょう?
vol.1;「無限の可能性」を感じられなくするもの
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35845452.html
vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35894360.html
vol.3;自由→フェアネス→平和
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35945742.html
vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの
…最近、私は、私自身の中に「お金」よりも強い生権力があることに気づきました。それは恐ろしくもあり、一方で素晴らしくもあるバイオパワー(Bio-Power)…
F-061~:バイオパワー(生権力)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html
私が病院長を務めていた頃の話です。
法人職員およびその家族を対象に「PX2」を開催していただきました。わざわざ鹿児島までお越しいただきファシリテーターを務めてくださったのは、なんと、青山龍苫米地式コーチング認定ヘッドマスターコーチ!
PMⅠ-03-17~18:苫米地理論との出会い ~現状の外のイメージ実現と挫折~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html
夢のような2日間の後、青山コーチから衝撃的な話を伺いました。それは苫米地式コーチングの認定証を破ったあるコーチの話でした。
私にとって認定証はとても重要なものです。それは苫米地博士の情報場にアクセスするトリガーであり、コーチとしてのエフィカシーの象徴のようなもの。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html
そのような大切な認定証を破ることを想像しただけで、寒気を伴った嫌悪感に襲われました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
私にはとてもできない
…そんなセルフトークをモニタリングしながら、私は、私の思考から空観がすっぽり抜け落ちていることに気がつきました。それは「苫米地博士に関する情報場」に対して実観になっているということです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
「苫米地理論やコーチングはすばらしい。だから、絶対に学ぶべきだ!」
「PX2でもっといい職場になる。だから、必ず浸透させる!!」
…空観が抜けた私のそんな強い思いが、職員を苦しめ、経営陣の怒りに火をつけました。すべては私から始まっていました。すべては私の心に因がありました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
…そんな気づきから9年が経過し、このブログ執筆中に再び気がついたのは、「いまだに実観的なコンフォートゾーンを維持している」という事実。それは情報空間(情報場)を強固に受け継いでいる状態であり、まさに「世襲」。もちろん、シンの自由はありません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
今回のテーマ「学びと破門で脅しをかける」は、書きはじめる前にぼんやりと浮かんでいたイメージです。
F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html
自分でもよくはわかっていなかったのですが、あらためて考えると、「学び」とは苫米地博士の情報場と密につながりたいという欲求であり、「破門」とはその情報場からはじき出されることに対する恐怖だったよう。
Q-236:アウトプット自体が苦手。恐怖心に近いです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html
いずれも抽象度が低いレベルでの情動であり、主語は「自分(関数p)」のまま。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
私は即座に「私らしくない。私は自由・フェアネス・平和のために苫米地理論をひろげている伝承者だ」とセルフトークを行いました。
(さらに「即座にセルフトークをする私」に対して「私らしい」も)
Q-276~:セルフトークのマネジメントについて
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html
もしも「苫米地理論の継承者」というセルフイメージだけなら、「世襲」を強化してしまう危険が高いでしょう。私の場合はとくに。
その思い上がりが、やがて重大なスコトーマを生じさせるに違いありません。
F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30503310.html
コーチングでいう「ゴール」とは、自分(関数p)のことではなく、社会(w2)のことです。多くの場合で「継承者」に受け継がれるものは、「『世襲』コンフォートゾーン」であり、本当の意味でのゴールではありません。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
コーチングの祖 ルー・タイス(Lou Tice)さんが仰っていたとおり、「ゴールが先、認識は後(Goal comes first, Reality is second.)」です。
Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html
よって、「自由・フェアネス・平和」という言葉をも超えた次元にゴールがあり、その実現のために「苫米地理論をひろげている伝承者」という機能・役割があるという関係が真。
Q-204~:「縁起」と「因果」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html
そのことがクリアになったとき、私の中で「学びと破門で脅しをかける」的なバイオパワー(生権力)は消えました。代わりに生まれたのが「苫米地式次世代リーダーシップを体現しているリーダー」というバイオパワー。
F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html
以下、苫米地博士の著書「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版、p195)より引用します。博士が提示されている具体的事例から、言語を超えた次元でメッセージを受け取ってください。Feel!
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権力に寄らないリーダーシップを養え
前項で権力に寄らないリーダーシップを生み出すという話をしました。もちろん、それは可能なのですが、一筋縄ではいかないことも多々あるでしょう。
なぜなら、権力に寄らないリーダーシップとは既存の力に頼らないことを意味するからです。
たとえば、「これから素晴らしい事業をやります」と言っても、その資金を証券会社を利用して第三者割当で増資するというのは、あらゆる有価証券に係わる法やルール、証券業界システムなどの権力に寄ることになるでしょう。素晴らしい事業をお金なしでやりますというのも相当無理があるのです。
現実の話として人を集めて組織を動かすということは必ずどこかで権力の縛りが入ってきます。そのときに「権力に縛られない行動をどう取るのか?」が重要になってくるのです。
といっても、これは心構えの話ではありません。実際の行動として、がんじがらめのなかでどう行動するかなのです。今後日本を生まれ変わらせるために必要な要諦の一つです。
そのための要諦をいくつか紹介しましょう。
まずは自分自身が「権力には縛られない」という人格を持つことです。これはいま言った「心構えの話ではない」に通じるもので決意として縛られないと誓うことを言います。誓いを立てたら、それを行動に移すために権力構造を徹底的に分析し理解します。分析・理解することによってはじめて縛られない行動を取ることが可能になります。
ここで一つ、私がやった事例を挙げましょう。政治の世界でインターネット戦略がまだよく整っていないときの選挙の話です。ルールを作る側もインターネットがどういうものか、よく理解していませんから、ルールもざっくりしたものだったのです。「公示期間の前の日までYouTubeの更新はOK。公示期間に入ったら更新はできないが、アップしたものを削除する必要はない」などといったものでした。つまり、公示期間前の選挙運動をインターネット上では許可していたのです。ですから、私はインターネットを使って応援している候補を公示前からサポートすることができたのです。
要はルールを熟知してルールを利用するという作業です。このやり方は正攻法ではない、と思われる人も多いでしょう。権力と真っ向勝負をしたいと考える人もいるでしょう。
しかし、このやり方も権力に縛られない、とても効果的な方法なのです。
もう一つ例を挙げましょう。
いまでは東証でも認められている下方修正条項付きの転換社債を日本で初めてやったのは私です。ニューヨークのプライベートエクイティファンドと組んで、海外のオフショア市場で日本の中小企業の転換社債を引き受けたのです。
ところが東証はこれに異議を唱えたのです。当然のことですが、日本の有価証券取引法上で違反ではありません。日本の企業が海外で発行する債権は日本のルールが適用されません。買い手も外国人ですから何の問題もないのです。しかし、東証は怒りました。それは自分たちの利益を侵害するというのが本音だったのです。
私はそれでもやりました。なぜなら、私には根拠があったからです。
日本では上場企業が社債を出すには、当時最低でも3ヶ月、普通は半年かかりました。これは、慎重というよりも硬直していると言っていいほど当時のニーズに合致してしなかったのです。
いまでもそうですが、日本の企業のほとんどは中小企業です。彼らは資金がほしいときにはすぐにほしいのです。半年など論外で来月、ヘタしたら来週ほしいのです。5億、10億円の資金があれば生き返る2部上場優良企業は多かったのです。
私は彼らを救うために、日本で最初に海外のオフショア市場で下方修正条項付きの転換社債を引き受けたのです。そうすれば、3日後には資金の振り込みができたのです。これで生き返った中小企業がどれだけあったか。私のやっていることのほうが明らかに正しかったのです。日本の金融市場の世界よりも。
私には日本の産業構造を高度化するというゴールがありました。そういった確信があったからこそ、既存の権力と戦うことができたのです。これがまさに権力に寄らないリーダーシップの前提となります。
別の言葉で言えば、権力に縛られない行動を取ることが、次世代のリーダーとなるための突破口になるのです。
既得権益をはじめとする権力にがんじがらめになった日本を大きく変えるためには、こうした考え方はもちろん、私が長年提唱してきた、抽象度の高いゴールをいかに設定するかが大切です。同時にリーダーを支える周囲の人たちも、新しいリーダーシップの構造を理解することで、硬直した日本社会を一変させることができるのです。
引用終わり
私には日本の産業構造を高度化するというゴールがありました。そういった確信があったからこそ、既存の権力と戦うことができたのです。これがまさに権力に寄らないリーダーシップの前提となります
…とてつもなく大きなゴール。そのゴールを達成できる(している)という確信。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
そして、ゴール実現のために、日々アサンプション・アップデートを重ねながら行動し続ける直接的実行!
F-270:冗長性と多様性 <vol.2;アサンプション・アップデート>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30321842.html
「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのだろう?
…そんな自問を続ける中、強く感じたのは「学びと破門で脅しをかける」的なバイオパワー。気づきとともに新たに生まれたのが「苫米地式次世代リーダーシップを体現しているリーダー」というバイオパワー。
そして、そのさらに先で体感したのは …「ゲバラ主義」そのものでした。
F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html
最後にもう一度、苫米地博士のメッセージを紹介します。「ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック」(マキノ出版、p32)より。
徹底的に「自らに由る」ことで、他人や社会の制約や束縛から解放されて、心から望む「なりたい自分」になりましょう。ほんとうに「やりたいこと」をやりましょう。
すると、そのうちに気づくはずです。「私たちは最初から、すべてから、自由なのだ」ということに。本来、人間は、生まれながらに自由な存在なのです。
…生まれながらの自由な心で、今、どんな社会(w2)が見えますか? どんな未来(w3,4,…)が感じられますか?
CoaHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
-告知1-
今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬頃から配信を開始する予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
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Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を感じることもあります…
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