苫米地理論/定理を学び、苫米地式を実践する<竹原邦雄 / CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 <竹原邦雄 / CoacH T> ブログ

タグ:リーダー

Q-510:私は今、職場のTCZの構造を書き換えようとしています… <vol.7(最終話);手応え-4)エフィカシー/コレクティブエフィカシー>

 

御相談をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 vol.1;TCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38721843.html

 vol.2;構造

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38727796.html

 vol.3;大周天

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38742071.html

 vol.4;手応え-1)抽象度(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38748063.html

 vol.5;手応え-2)視点/重心

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38761839.html

 vol.6;手応え-3)臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38767626.html

 vol.7;手応え-4)エフィカシー/コレクティブエフィカシー

 

 

Q:私は今、職場のTCZの構造を書き換えようとしています。今のところ、できるだけいつも大周天を意識し、自分が一番気持ちのいい状態で仕事をしてはいるのですが、いまいち手応えというものが分からずにいます

 

A7:苫米地博士は、著書「洗脳護身術」(三才ブックス、開拓社より再販、p93)の中で、このように書かれています。

 

 

洗脳護身術

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この共感覚は、相手の内部表現を操作するときに非常に役に立つ。相手が「見ている」「触れている」感覚を変性意識下で作り出せば、それを操作しやすくなる

 

 

 リーダーがゴール設定により可能世界w2を生みだし、「職場」の仲間(フォロワー)がそのw2を「『見ている』『触れている』感覚」を「変性意識下で作り出し、操作する」ことができれば… ますます「エフィカシー」が高まります。臨場感とともに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その「エフィカシー」が、私が「共感覚」実践の際に意識に上げている4つ目のポイント。「職場のTCZの構造を書き換える」ために最も重要だと思っているポイントです。

 Q-369~:共感覚がなかなかうまく実践できません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428764.html

 

 エフィカシーとは、「自分のゴールを達成するための自己能力の自己評価」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 それは全部“自分”で完結する話。つまり…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

  エフィカシーは自分で自由に高めることができる!

 

 …高いエフィカシーを保つのに、根拠(warrant)やその裏付け(backing)はまったく必要ありません。「過去は一切関係なし!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

 10年以上活動するコーチとして“確信”しているのは、「『自分はできる』『大丈夫だ』という思いを持ち続け、その思いを確信にまで高めると、本当にできる(大丈夫になる)」という事実。それをコーチングの祖 ルー・タイスさんは「I×V=R」と表現しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 大切なのは「『ゴールの価値』に対する自己評価の高さ」と、そのゴールを「『何としてでも達成する』という覚悟」。一言で言い表すなら… 熱意!

 F-100:芸術は爆発だ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

その“熱意”が言語を超えた次元でまわりに伝わり、人々が自らの意思でゴールが生みだす新たな「TCZ」を選択したとき、あなたは真のリーダーになります。

F-255:イノベーションがうまれるとき <中編;リーダーの資質>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29466625.html

 

 

 ゴール:現状の外にあるもので、今の自分(たち)では達成できないながらも、心の底からこうありたいと願う可能世界w2… wh

 

 TCZ:ホメオスタシスにより動的に維持される領域で、未来(ゴール側)のコンフォートゾーン+(ゴールに向かう)現在のコンフォートゾーンのこと

 

 

 …そのような「TCZ」のど真ん中で行うべき行動の指針が「ミッション」です。

 F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30503310.html

 

 以下、苫米地博士の著書「老い方をいますぐ、アップデート 老害にならずに『第二の人生』を生きるヒント」(TAC出版、p172)より引用します。

 

 

老い方をいますぐ、アップデート

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何歳からでもミッションに猛進すれば人生は変わる

 もう少し身近な話にしてみましょう。町の外れの壊れた橋を直そうというミッションがあったとします。これをあなたが修復しようと思ってみんなに働きかける行動の正当性を担保するのがゴールです。

 ですから、ゴールはミッションよりもはるかに大きなものです。「この町のみんなが笑顔でいられるように」などといった曖昧ですが、誰もがそうあったらいいなと思えるような前向きなものです。このゴールを実現させるためには「壊れた橋を直す」というのは正当なミッションでしょう。

 あなたが掲げたこのミッションに賛同してくれる人たちがフォロワーで、彼ら彼女らとともに橋を直すという作業を遂行していくのです。自分たちの力だけで直せるのであれば休日などを利用して直してしまうのもいいでしょう。

 しかし、公共の橋を直す場合、行政の許可や協力が必要ですから、役所や政治家を動かしたり、資金集めにクラウドファンドをやってみたり、いろいろ行動してみるということです。

 

 その際、次世代のリーダーをやってみるのに何の資格も経験もいりません。熱意を持って続けるだけです。そこに組織論も必要ありません。フォロワーを惹き付けるミッションがあればいいのです。

 成功するかどうかわからない。自信がない、と言う必要もないでしょう。成功するまでやればいいだけです。

 理想的なリーダー像にしても、部下の面倒をみたり、フォローする必要もありません。やめたいと思うフォロワーがいればやめればいいだけです。自分はミッションに向かって突き進めばいいのです。年齢はいっさい関係ありません。人間は、いまそのときが一番若いのですから。

 現役時代に散々やってきた組織論や理想的リーダー像などに苦しめられることなく、やりたいことを自分の思う通りにやる。

 これこそまさに第二の人生の醍醐味ではないでしょうか?

 引用おわり

 

 

 その際、次世代のリーダーをやってみるのに何の資格も経験もいりません。熱意を持って続けるだけです。そこに組織論も必要ありません。フォロワーを惹き付けるミッションがあればいいのです

 自分はミッションに向かって突き進めばいい

 

 …その「ミッションに向かって突き進む」姿が、チームのエフィカシーを高め(=コレクティブエフィカシー)、「ポテンシャル構造」「潜在ポテンシャル構造」を書き換え、結果として「構造」を書き換えていきます。新たな「TCZ」にふさわしい形に。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんけど… <vol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 

 成功するまでやればいいだけ

 やりたいことを自分の思う通りにやる

 

 …そのときに「抽象度」「視点/重心」「臨場感」「エフィカシー/コレクティブエフィカシー」を意識に上げながら、「共感覚」を用いた「大周天」を続けてください。ゴールに真っ直ぐ向かいながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 すると、「いまいち手応えというものが分からない」は、だんだんと“確信という「手応え」”=エフィカシー →コレクティブエフィカシー に変わっていくはずです。

 Q-498:仕事のゴールを設定したい! ゴールを心底確信するような体験を掴みたい!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38662054.html

 

 すると、いつの間にか「職場のTCZ」は書き換わっているでしょう。

 (その理由は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

とても楽しみですね!

 

 

 …以上、私の回答です。

 御相談ありがとうございます。

 

 

CoacHing4M2 EDGE        

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-告知1-

 コーチとしてリブートしました。

私の意図は「苫米地博士から教え授けていただいている知と技の継承により、縁起空間に『自由』『平和』『調和』『幸せ』『well being』…がどんどんひろがっていく」こと。

ただ、それだけです。

 F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

“縁起”を念頭に、新たに「コーチング事前相談」(オンライン、~15分、無料)をはじめました。ぜひ「現状w1とは違う世界」「新たな情報場」「自身の中に眠る可能性」「自由」を感じてください。御連絡をお持ちしております↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38713553.html

 

 

 <今後の活動予定>

 □ 2026年10月31日(土)、11月2日(月)

 「リアル・ワンデイ『コーチング』in 羽田空港(東京都)」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38775624.html

 

 □ 2026年11月8日(日)

 「コーチング説明会&セミナー <テーマ:不安 ⇆ 希望>」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38759065.html

 

 □ 2026年11月開講(月2回の講義+“特典”、×5ヶ月、全10回)

 「コーチング基礎講座 <2026年度下期>」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38778190.html

 

 

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 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

L-117:2021年9月シークレットレクチャー -05;“劇薬”を使いこなすために心がけるべきこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32164366.html

L-152:2021年11月医療系研修会 -07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33851880.html

L-155:2021年11月医療系研修会 -10;「明日への希望」を失わないために…

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33919200.html

 

 

 

Q-504:私は今、職場のTCZの構造を書き換えようとしています… <vol.1;TCZ>

 

御相談をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 vol.1;TCZ

 

 

Q:私は今、職場のTCZの構造を書き換えようとしています。今のところ、できるだけいつも大周天を意識し、自分が一番気持ちのいい状態で仕事をしてはいるのですが、いまいち手応えというものが分からずにいます

 

A1:いいですね! どんどん書き換えてください。

 

 「TCZ」とは「Total Comfort Zone」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

苫米地博士は「潜在ポテンシャル統一理論:認知ホメオスタシスと認知戦」(以下、NDU論文と表記)の中で、TCZをこのように定義されています↓

TomabechiNDUpaperJApublic.pdf

 

 

{ w | ∀y ∃x rTCZ(x, y) }, x, y ∈ Wcurrent&future

 

 

 …右側の「W」とは認知世界のことで、「現在の瞬間だけでなく、現在と将来に起こりうる状態の全空間」のこと。その「W」での「どんな状況y(∀y)」に対しても「安定した地点xへ戻る応答が必ず存在する(∃x)」というのが左側の式の意味です。

 

 つまり、TCZとは「完全に行き詰まることのない世界の集まり」「常に平衡に戻る道筋がある空間」であり、「主体が安定して住みうる将来世界の全体」。そして、そのTCZは静的な集合ではなく、「認知ホメオスタシスのもとで動的に維持」されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

「苫米地3定理国防拠点大学認知戦講義用論文」図1:定理1に基づく認知戦システムのCOP実装例

「潜在ポテンシャル統一理論:認知ホメオスタシスと認知戦」より引用

TomabechiNDUpaperJApublic.pdf

 

 

 苫米地博士は、そのようなTCZについて、NDU論文の中でこのように書かれています。

 

 TCZが大きい人は予期しない出来事の広い範囲を不安定化せずに吸収できる

 TCZが小さい人はわずかな変化でも危機に陥りやすい

 この式は心理的レジリエンスの正確な数学的集合である

 

 …「レジリエンス(resilience)」は物理学の用語で、「外力による歪み」を意味するストレスに対して「ストレスを跳ね返す力」の意味で使われています。

そこから心理学の世界にひろがり、「社会的ディスアドバンテージや己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを対応させる個人の能力」を表す言葉として用いられるようになりました。

シンプルにいうと「自発的治癒力」。それは「脆弱性(vulnerability)」の反対概念であり、「精神的回復力」「抵抗力」「耐久力」とも訳されています。そして現在は安全保障の基本概念としても用いられているそうです。

F-240:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.4;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <実践編;レジリエンス>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28657999.html

 

苫米地博士は、レジリエンスを、「有事の際に迅速にリカバーし、元より強固になることができる性向」といった意味で使われています。古い言い回しを用いると、「転んでもただでは起きぬ」というブリーフシステムです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 そのレジリエンスの大前提は「ゼロトラスト」。それは「完全に守ることは不可能という認識」を示します。「無常」で知られる縁起の思想はもちろんのこと、不完全性定理以降の西洋哲学においてもとても重要な概念です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

 繰り返しますが、レジリエンスの大前提は「ゼロトラスト」。その上でポイントとなるのが下記の4つです。

 

①   平常状態の継続的なモニタリング

②   最低ラインの確保(平常状態を有事に確保するのは現実的ではないという認識)

③   できるだけ迅速にリカバーできる準平常ラインの設定

④   準平常ラインから元々の平常ラインよりさらに高いラインに回復する構造

 

 この4つのポイントに、苫米地博士が出演されている「バラいろダンディ」(東京MX、2019年11月4日放送回)内での講義時に使用された用語(下図)を重ねると、

①    Normal Operations ← 継続的なモニタリング

②    Shock&Cascading ← 最低ラインの確保

③    Recovery Phase ← 準平常ラインの設定

④    Restoration Phase ← 元々の平常ラインよりさらに高いラインに回復する構造

…となります。

 

 

レジリエンスカーブ(191104バラだん)

「バラいろダンディ」(東京MX、2019年11月4日放送回)より引用

 

 

 ところで、「心理的レジリエンスの正確な数学的集合」である「TCZ」のことを、苫米地博士は「リーダーシップ」の枠組みでも語られています。

 Q-459:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.3;リーダーシップ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html

 

 以下、AMA JAPAN(アジアモデル協会)のHPから苫米地博士のメッセージを引用します。

 

 

AMA 苫米地博士メッセージ

AMA JAPANのHPより引用



 博士が語られている「リーダーシップを伝えるプログラム」の「リーダーシップ」とは、もちろん「次世代リーダーシップ」のこと。AMAのフレームで語られる「次世代リーダーシップ」は、コーチングとリーダーシップのコアだけを限定的抽出したプログラムのことです。

 F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

 つまり、「職場のTCZの構造を書き換えようとしている」というのは、次世代リーダーシップを実践している ということ。

 

 以下、苫米地博士の著書「老い方をいますぐ、アップデート 老害にならずに『第二の人生』を生きるヒント」(TAC出版、p152)より引用します。まずはセルフイメージを「次世代リーダー」に書き換えていきましょう。「高齢者」の部分を「あなた」に変換し、「you affirmation」として活用してください。

F-324:観自在 <実践編-4;ユーアファメーション>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33111471.html

 

 

高齢者は人が自らついてくる人間になれ

 結局、権力というものは認知空間におけるエネルギーの話なのです。

 ですから、「見られているかもしれない」という認識にしても、法律にしても、認知空間のなかでなんらかの圧力作用が人の行動を制限するし、場合によっては思考も制限するのです。

 しかし、権力やバイオパワーをいっさい利用しなくても、人を“従わせる”ことは可能です。それが「次世代のリーダー」です。次世代のリーダーは人を従わせることなく、人が自ら望んでついてきます。

 これは必要性に応じて生まれるリーダーシップという言い方もできます。

 必要性に応じて生まれるリーダーとは、リアルタイムに生まれるリーダーということです。

 

 たとえば、かつての日本で電子メールが始まったときのことです。この頃は「メールで挨拶するのは失礼だ」と言われた時代で、いまとはまったく逆です。なにしろ、いまは電話するほうが失礼と言われます。

 そんな時代からしばらくして少しずつメールが理解され始めると、社長や部長たちがメールを使うことに興味を覚えます。そうなった瞬間、リーダーの逆転劇が起きたのです。メールについてよく知る若い新入社員たちの台頭です。

 社長や部長たちはこぞって新入社員たちにメールの設定の仕方や使い方を習い始めます。そのとき社長に、「いえいえ、そうではなく、ここはこうです」と新人が言えば、社長は「そうだったのか、わかった」と素直に言うことを聞いていました。

 実はこれも権力の一種です。新入社員の持つ知識に必要性があり、社長たちが集まって教えを請うという必要性もあったため、自然に上下関係が生まれたのです。このときの権力はピラミッド構造による権力ではありません。特定の人物が持つ必要性によって自然に発生したものでした。

 

 ここでおもしろいのは、社長や部長がメールの使い方を覚えれば、またもとの関係に戻るということです。せっかく権力者になったのだから、もっとこの地位に居座っていたいということができません。

 あくまでリーダーはそのときどきの必要性によって選ばれるだけで、必要性がなくなれば、またもとの関係に戻るのです。このリアルタイムで移り変わっていくリーダーというのが次世代リーダーの特徴の一つなのです。

 実際、私にもそういった経験がありました。私は三菱地所の社長と若い頃に世界中を出張して回っていました。三菱地所の社長といえば、三菱グループの中核企業の一つです。普通ならば新入社員が同席することも不可能でしょう。

 しかし、海外出張の通訳が私だったため、社長と新入社員とは思えないフランクな間柄でした。私の所属は財務であって秘書室でも海外事業部でもありませんでしたが随行は常に私でした。財務情報などの細かな資料を英訳するときは「細かなところは君に任せたよ」と言われて、私が英語で説明していたほどです。

 あのときは事実上、私が大三菱の代表として話していたわけです。話す内容については私に一任されていましたから、私に三菱地所の社長の権力が一部移譲されていたのです。

 つまり、次世代リーダーとは、リーダーを誰かに決めるということではなく、状況に応じてリアルタイムに自然に変わっていくリーダーである、ということです。

 引用おわり

 

(Q-505につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE        

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-追記-

「高齢者」の部分を「あなた」に変換し、「you affirmation」として活用してください

 

 …現在の苫米地博士は「アファメーションは行わない」と話されています。

 Q-481~:これからはアファメーションは行わないと理解しておりましたが、苫米地博士が新刊で取り上げられているのはなぜなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_433327.html

 

  

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-関連記事-

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Q-482:これからはアファメーションは行わないと理解しておりましたが、苫米地博士が新刊で取り上げられているのはなぜなのでしょうか? <後編>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:苫米地博士は「過去は一切関係ない」と矛盾するから「これからはアファメーションは行わない」と話されています。これからのコーチングではアファメーションは行わないと理解しておりましたが、博士の新刊の「老い方をいますぐ、アップデート」の中ではアファメーションを積極的に勧めているように感じられます。

博士がアファメーションを取り上げられているのはなぜなのでしょうか?

どのように理解して、どう実践すればよいでしょうか?

 

A2:前半はコーチング入門者に対する視点で、後半はコーチング実践者に対する視点で回答します。あくまでも私の仮説です。気楽にどうぞ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 *前編はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38305515.html

 

 

 前回引用した文章で博士が問われているのは…

 

  自分を好きですか?

  自分を肯定する「自己イメージ」を持っていますか?

 

 …ということ。

 

 でも、ほとんどの人は自分のことを好きではなく、自分を肯定する「自己イメージ」を持ってはいません。「持っている」という方も、本来の潜在能力と比べると、まったく足りないはずです。

 その理由はベーシックトラストが弱いからであり、老いとともに心身が弱っていくから。

もっと本質的に考えると、そもそも我々の記憶が“失敗”駆動型だからです。

 だから「アファメーションを使ってエフィカシーを高める」ことを勧められているのだと思います。まずはコーチングのスタートラインに立てるように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 …とここまでがコーチング入門者向けの話。

 現状の外にゴールを設定し、未来から過去に流れる時間観で生きるコーチング実践者にとっては、「過去は一切関係ない」!

…これは重要なプリンシプルです。

 L-248:2022年10月介護施設研修 -08;「過去には一切こだわらない」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38119777.html

 

 いくらいいアファメーションであっても、過去の自分が書いたものを今声に出して読んで臨場感を上げることは、「過去は一切関係ない」と断言する苫米地式と矛盾します。

だから最新のコーチングにおいては、質問中にあるとおり、苫米地博士はアファメーションを推奨されてはいません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

では、なぜ「老い方をいますぐ、アップデート」(TAC出版)の中で「アファメーションを積極的に勧めている(ように感じられる)」のでしょう?

 

 

 …ヒントになるのは「ゲシュタルト」(あるいはフレーム)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

もう一度、「老い方をいますぐ、アップデート」の第4章全体を読み直してみてください。

 

 

老い方をいますぐ、アップデート

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Amazon.co.jp: 老い方をいますぐ、アップデート 老害にならずに「第二の人生」を生きるヒント eBook : 苫米地英人: 本

 

 

 …OKですか?

では、コーチング実践者に対する視点で回答します。

F-254:イノベーションがうまれるとき <前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29415081.html

 

第4章のタイトルは「これからの世界に何を残すのか? -次世代リーダーという新しいあり方」です。つまり、リーダーシップのゲシュタルト(フレーム)。だから博士は「アファメーションを積極的に勧めている」ように書かれたのだと思います。

Q-459:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.3;リーダーシップ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html

 

 コーチングとリーダーシップはまったく違うものです。まずはそこをしっかりと理解してください…

 

 

 …「コーチングとリーダーシップはまったく違うもの」を「しっかり理解する」というのは、「コーチング」というゲシュタルトと「リーダーシップ」というゲシュタルトをそれぞれ作るということ。

 

 その上で両者を統合することができると…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 …理解がさらに深まります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

コーチングとリーダーシップはまったく違うもの

 

 

 …その一方で、両者は深く関係しています。苫米地博士は「真のリーダーにはコーチングの知識と技術が必要」と話されています。「真のリーダー」とは、アプリオリ権力ではないリーダーのことです。

 F-296:苫米地式次世代リーダーシップ <vol.3;次世代リーダーの要件 -後編->

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31709558.html

 

「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社)の中で、博士はゴールのバランスホイールに「抽象度」「リーダーシップ」「エソテリシティ」を追加されました。

なので「リーダーシップ」は -あくまでもその本質はコーチングとは違うものですが-コーチングの実践に含まれます。

 Q-464:「この世をよくしたい… <vol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38038884.html

 

 

オーセンティック・コーチング2026

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 つまり、低い抽象度次元においては「コーチングとリーダーシップはまったく違うもの」ですが、1つ抽象度を上げると「コーチングとリーダーシップは同じ(包摂される)」ということ。

 そのように抽象度をコントロールしながら向き合うことで、しっかり「理解」しながら(=抽象度↑)、ちゃんと「実践」する(=抽象度↓)ことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 繰り返しますが、ポイントは抽象度のコントロールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 以下、苫米地博士の著書「コーポレートコーチング 上」(開拓社、p109)より引用します。「抽象度のコントロール」を意識に上げながら、ゆっくり読み進めてください。Feel!

 

 

コーポレートコーチング(上)

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リーダーのマインドとプロフェッショナルのマインド

 次は、リーダーのマインドとプロフェッショナルのマインドについてです。

 簡単に言いますと、リーダーの人たちと現場の人たちとの違いは何かという話です。

 これは、抽象度の違いと捉えるべきものです。

 リーダーは常に高い抽象度を保つ必要があります。

 仮に現場レベルの業務をやるケースがあったとしても、頭の中には常にコーポレート全体の発展とか、コーポレートが目指すゴールのことを考えていなければなりません。

 例えば、何かの理由でファーストフードチェーンの社長が、現場の店舗の厨房に立って、調理をすることがあるかもしれません。

 しかし、これは100%パフォーマンスであって、頭の中は会社全体のことを考えています。

 それに対して、現場の厨房で働く人たちは、通常はエンドステートのこと、つまり自身のやるべきミッションに集中しているはずです。

 こうした各自のミッションのことを、コーポレートミッションと区別する意味で「サブミッション」と呼ぶことがあります。

 このサブミッションを遂行するために、エンドステートの臨場感空間の抽象度で活動することは、何の問題もありません。

 ファーストフード店の厨房でパンにハンバーガーを挟む仕事をしている人が、社長や役員が経営会議で話し合う内容について、いちいちチェックする必要はないわけです。

 ただし同時に、この抽象度を上げたり下げたりする柔軟性をそれぞれの構成員が持つことは、現在のコーポレートにとっては必要なことでもあり、実際、システムとして存在するということは注意点の一つとして押さえておいた方がいいでしょう。

 現場の厨房からいきなり持株会社の社長レベルにまで上がってしまうような柔軟性までは必要としませんが、抽象度で一つか二つ上、具体的には厨房で仕事をする人なら、その店舗の店長レベルの抽象度ぐらいまでは柔軟に上げ下げできるべきです。

 現在的な組織は、誰もがいつでもリーダーになることができるように、最初から訓練された人たちの集合体であるべきです。

 また特殊部隊の例で恐縮ですが、特殊部隊の中にもリーダーがいます。

 もしリーダーがテロリストとの戦闘で撃たれて、戦闘不能の状態に陥ったとしたら、それまでリーダーではなかった特殊部隊員の誰かがリーダーの役割を担う必要が出てきます。

 そのときに、誰もがリーダーとしての訓練を受けていなかったら、この部隊は壊滅してしまうか、少なくともミッションを遂行することはできなくなるでしょう。

 それでは困るわけで、リーダーが突然、不在になるリスクも考慮して、自らのエンドステートの遂行とは別に、普段から抽象度の上げ下げができるようにしておく必要があるのです。

 さらにここで注意が必要なのは、リーダーが不在となり、それまで同じくらいの抽象度にいた構成員がリーダーの役割を担うことになったとき、他の構成員はその人を本当のリーダーだと扱って行動しなければいけないということです。

 簡単に言うと、その急造リーダーの命令を絶対のものとして受け入れなければいけないということです。

 コーポレートにおいて、組織の命令は常に一方向でなければなりません。

 特に企業においては民主主義はありません。

 業務命令は常に上意下達です。

 ビジネスには一瞬の躊躇が、大きな損失に繋がることも少なくありません。

 すぐに判断を下して動かなければならないような状況で、「あいつはこの前リーダーになったばかりだから信用できん。まずはみんなで会議しよう」などと言っていては、生き残れません。

 もちろん、「ブリーフィング」はかまいません。

 ブリーフィングというのは、まだ実際の行動に移る前に、ミッションの共有、手順の確認、あるいは想定される状況のシミュレーションなどを全員で確認し合うことです。

 特殊部隊であれば、実際の戦闘地域ではない場所、例えば基地内、もしくは空母やヘリコプターの中で行われる打ち合わせ、会議、といった情報共有の場のことです。

 そういった場で行われるような情報伝達であれば、下から上にも常に伝わらなくてはなりません。

 それはやるべきことですが、テロリストと対峙している状況で会議を開くことはあり得ません。

 ましてや、「あいつはこの前まで俺と同じ立場だった急造リーダーだから、言うことは聞けん」などという状況では、組織は崩壊しているも同然です。

 いずれにしても、組織の構成員はエンドステートの臨場感を持ちつつ、抽象度が一つか二つ高いポジションならいつでも取って代われるという状態に訓練されている必要があります。

 全員のエフィカシーが高ければ「なんでリーダーは俺じゃなく、あいつなんだ」というようなおかしな感情は生まれません。

 また、当然ですが、リーダーは現場の抽象度までいつでも下がっていける状態でなければなりません。

 現場のエンドステートに関わることを相談されたとき、「全然、わからない」では困ります。

 特殊部隊のリーダーであっても、銃の使い方に長けている必要はありますし、テロリストとの格闘になったとき、素手でねじ伏せるぐらいの格闘技術を身に付けておく必要はあるわけです

 組織は、それぞれのサブミッション(エンドステート)の抽象度の二つ上ぐらいの抽象度を持てる人を常に育てる必要があるのです。

 企業などの組織における出世を考えたとき、どういう人間を出世させるかと言えば、このように二つぐらい上の抽象度について明らかによく理解している人を選ぼうということになるはずです。

 ひと昔前までは、前のリーダーやさらに上のリーダーに忠誠を尽くした人とか、個人的にかわいがられた人といった、抽象度の極端に低い人が出世したりしました(もちろん、出世させる方も抽象度が低い)。しかし、今はそんな企業が次々と淘汰される時代になっています。

 さて、こうした、優れたリーダーになるというような、抽象度が少し上のエフィカシーとは別に、「俺はこの仕事に関しては、最高の業績を出せる」というような、自分のサブミッション(エンドステート)への高いエフィカシーというものもあります。

 これが、プロフェッショナルのマインドです。

 プロフェッショナルのマインドは、抽象度を常に2つぐらいあげたサブミッションの遂行と、エンドステート達成への高いエフィカシーの両方を常に維持します。

 一人一人がプロフェッショナルなマインドを持つことは、ハイパフォーマンスな組織を作る上では必須です。

 まずは、こうしたプロフェッショナルのエフィカシーを徹底的に上げていけるようなコーポレートトークを作り上げていく必要があります。

 そういったコーポレートカルチャーを作り出すど真ん中にいるのがコーポレートコーチだということを理解していただきたいと思います。

 引用おわり

 

 

 リーダーは常に高い抽象度を保つ必要があります

 

プロフェッショナルのマインドは、抽象度を常に2つぐらいあげたサブミッションの遂行と、エンドステート達成への高いエフィカシーの両方を常に維持します

 

 …このような「リーダーのマインド」と「プロフェッショナルのマインド」を極めた先にあるのが“ゲバラ主義”です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 ゲバラ主義とは、「抽象度の高い理想(ゴール)」と「直接的実行」の双方向性。

 

 「抽象度が高い理想(ゴール)」が時空を超えていくほど、アファメーションは過去に縛られなくなっていきます。つまり、「過去は一切関係ない」というプリンシプルと矛盾しなくなる ということ。

 Q-476:嫌がらせを… <応用編;「やりたいことをやりたいだけやる」を貫く鍵>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38252126.html

 

 一方の「直接的実行」は、より抽象度の低い次元での行動です。抽象度が低くなるほど、関連する具体的情報(縁起)が増え、それらが複雑に絡み合いながらダイナミックに変化していくことになります。仏教的にいうと「無常」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そのような状況で「サブミッション(エンドステート)」を達成するためには、状況の変化に合わせて想定(アサンプション)を細かく更新していく必要があります。コーポレートコーチングのフレームでは、それを「アサンプション・アップデート」と呼びます。

 当然、アサンプションを更新するたびにアファメーションは変わっていき、結果的に「過去は一切関係ない」という状況になります。

 F-270:冗長性と多様性 <vol.2;アサンプション・アップデート>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30321842.html

 

 

 以上より、「博士がアファメーションを取り上げられているのはなぜなのでしょうか?」に対する私の回答は… リーダーシップのゲシュタルト(フレーム)だから。

 

「どのように理解して、どう実践すればよいでしょうか?」に対しては… ゲバラ主義と理解して、「抽象度の高い理想(ゴール)」と「直接的実行」の双方向性で実践する です。

 

 

 …これがコーチング実践者向けの回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

「コーチングとリーダーシップはまったく違うもの」を「しっかり理解する」というのは、「コーチング」というゲシュタルトと「リーダーシップ」というゲシュタルトをそれぞれ作るということ。その上で両者を統合できると… 理解がさらに深まります

 

 …そのための方法が「コンセプチュアル・フロー」です↓

 L-081:2021年3月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 

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-関連記事-

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-443:風になりたい <vol.7(最終話);新たな『風になりたい』(=自己組織化)をブーストする”鍵”>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38237847.html

L-088:2021年3月シークレットレクチャー -11;コンセプチュアル・フローに隠された“秘密”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30266822.html

Q-464:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38038884.html

 

 

 

Q-464:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ>

 

 私のゴールのひとつは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

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 ゴール達成のための縁起のひとつとして、気楽なクラブ活動を続けています。それが「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion Club、CHCC)」↓

第1報

:https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

第2報

:https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 その活動中に「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけをいただきました。貴重な縁をきっかけに考えたことを言語化します。

 

 vol.1;慈悲の注意ポイント

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 vol.2;そもそも権力とは?

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 vol.3;リーダーシップ

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 vol.4;エスティーム

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 vol.5;カテゴリー・ゴール「抽象度」

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 vol.6;カテゴリー・ゴール「リーダーシップ」

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 vol.7;カテゴリー・ゴール「エソテリシティ」

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 vol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ

 

 

 ここまで「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけについて考えてきました。ゴールのバランスホイールに新たに加わった「抽象度」「リーダーシップ」「エソテリシティ」を、それらのカテゴリーを加えた苫米地博士の意図とともに考察すると、「権力から離れる」という感覚がよりクリアに感じられるはずです。

 F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

 最後は、“情報空間をもう一段超える感覚”で「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」について考えてみたいと思います

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

 …と前回(Q-463)の最後に書きました。その「情報空間をもう一段超える」の「一段」とは、抽象度の階層のこと。「情報空間を一段超える」は「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」と同義です。

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 そして、それはゲシュタルトを統合して、より大きなゲシュタルトをつくることでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その「ゲシュタルトの統合」をシンプルに表現すると… (複数のことを)ひとつにまとめる

 

 *そのための思考法はこちら↓

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 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p273)より引用します。前回(Q-463)引用した部分の続きです。

 

 

◎「抽象度」「リーダーシップ」「エソテリシティ」は3つで1つ

 実は「抽象度」「リーダーシップ」「エソテリシティ」は「スピリチュアリティ」を日本人に理解しやすいように、受け入れやすいように3つに分けたものです。「スピリチュアリティ」とは神と自分との関係性の話です。そういう関係性の空間の中で最も清い人間であるからリーダーシップを持てるわけです。「利他的であるから、その人についていこう」と我々は思うわけですから。

 同時に、リーダーとはサクリファイス=自己犠牲ができる人間です。自己犠牲とは利他性の裏返しであり、それを可能とするのが「抽象度」になります。

 さらにもう一つ、自己犠牲ができるのは、信じるものがあるからです。それが「エソテリシティ」になります。この3つは絡み合うようにして3つで1つ。まさに三位一体として機能しています。

 では、そんな3つにどんなゴールを設定すればいいのでしょうか?

 それは「できるだけ多くの人が素晴らしい体験をすること」です。

 世界中の乾いた土地にあまねく雨を降らせるがごとく、世界を幸福で満たすことです。クライアントが成功するということはクライアントの周りの人も成功していることになりますから、クライアントを通して全世界に影響を与える。これが利他性。神の一方的な愛と同じでルー・タイスのカトリック博愛主義なのです。

 21世紀はこういった利他性や倫理がいままで以上に必要となってきます。自分の幸せが他人の不幸の上に成り立つなどということはあってはならないのです。世界中の富の99%を握る0.001%の人たちなどという世界は間違っています。富の偏在と格差社会は「スピリチュアリティ」がなくなったからできてしまったのです。

 引用終わり

 

 

 「抽象度」「リーダーシップ」「エソテリシティ」… この3つは絡み合うようにして3つで1つ。まさに三位一体として機能しています

 

 …私自身は「絡み合うようにして3つで1つ」というのを、「抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ」というようにイメージしています。双方向の同時並列処理でダイナミックに機能しているイメージです。

 順番が変わっているのには理由があります。それは「DevSecOps」と重ねてイメージしているから。それもゲシュタルトの統合といえるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 「DevSecOps」の「Dev(デブ)」とは、「開発(Development)」のこと。「Sec(セク)」は「セキュリティー(Security)」で、「Ops(オプス)」は「運用(Operation)」。

 抽象度という軸を取った場合、情報空間(底面は物理空間)を下るように運用(Ops)しながら、同時並行的に情報空間を上がっていくように開発(Dev)を進め、その間中がっちりセキュリティ(Sec)を行っている …というのが「DevSecOps」です。

 I-059:苫米地英人博士に関連する無料講演会のお知らせ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27577837.html

 

 

DevSecOps(210906バラ色ダンディ)

「バラいろダンディ」(TOKYO MX、2021年9月6日放送回)より引用

 

 

 「DevSecOps」は、「Development」「Security」「Operations」を1つのものとして考える、システム開発の最新パラダイムです。

 「1つのものとして考える」とは、まさにゲシュタルト化のこと。独立したゲシュタルトをさらに大きな1つのゲシュタルトに統合するから(全体)、「Development」「Security」「Operations」という各機能(部分)をしっかり理解することができ、そして、その機能を束ねて最大限発揮することができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 「DevSecOps」は、もともとは「DevOps(デブオプス)」という開発と運用をセットで考える仕組みだったそうです。そこにセキュリティーまで統合されて、今のパラダイムに進化したそう。具体的には、数週間単位のカプセル化された開発サイクルで行われ、頻繁な変更も同時並行的に行われます。その変更や更新は自動化でき、秒単位でどんどん行われるのだそうです。

苫米地博士が話された例でいうと(「バラいろダンディ」2021年9月放送回)、グーグルは1日に4万5千回もシステム変更をしているそうです。もちろん、その間に運用、つまりグーグルのサービス提供が止まることはありません。

 余談ですが、博士が「オレは立ち止まらない」と話されるたびに(trigger)、私の脳裏には「DevSecOps」のイメージが浮かび上がります(anchor)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 その「DevSecOps」を、私は、個人のマインド内にも構築することができると思っています。鍵となるのは「“自分”のデタッチメント・ユニット化」であるはず↓

 F-271:冗長性と多様性 <vol.3;デタッチメント・ユニット>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30335231.html

 

 なぜ構築できるのかというと(warrant)…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 …すべては「情報」だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

その「情報」を処理するシステムがマインド(脳と心)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 身近な言葉に置き換えると、「Dev」とは理学で、「Ops」は工学といえるはず。人間のマインドでいうと、「Dev」とは前頭前野内側部の機能(感性、社会的情動)で、「Ops」は前頭前野外側部の機能(論理)といえるはずです。

 S-02-11:アインシュタインの“直観”の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 

そんな「Dev」と「Ops」の間には「Sec」、すなわちセキュリティー(Security)が必要です。なぜでしょうか?

 

 …私が思う1つ目の理由は、「人間には情動(感情)がある」から。

 PMⅠ-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

情動(感情)優位になってしまうと、前頭前野内側部の機能(感性、社会的情動≒「Dev」)ばかりか、前頭前野外側部の機能(論理≒「Ops」)さえも発揮することができません。IQが下がり、短絡的になるからです。いわゆる「Fight or Flight」という状態に陥ってしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そうならない(なってもすぐに回復する)ための機能が「ヒーリング」。コーチング用語を用いると、ゴール側のコンフォートゾーン(CZ)を維持することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 実際、コーチングがうまく機能すると、クライアントの無意識は自然にコーチングからヒーリングという感覚に変化していきます(ハズ)。

 F-239:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.3;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編後編;コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28608833.html

 

 そうして、かつてのゴールは“現実”になっていきます。新たな現状である“かつてのゴール側のCZ(=可能世界w2)”に強力なホメオスタシスが働くようになりながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 すると、さらなる現状の外(w3・w4・w5…)にゴールを見つけることが難しくなります。スコトーマが外せなくなるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 おそらくCZの中でも「Ops」は可能でしょう。それは論理を駆使した現状の最適化といえるから。しかし、「Dev」の方は絶対にできないはずです。スコトーマが外せなければ、より高次の抽象度次元に進むことができません。

 PMⅠ-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 それが第2の答え。「Dev」のためにはCZを打ち破る必要があります。そして、その鍵となるのが「エソテリシティ」であり、コーチの存在です。

 PMⅠ-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 つまり、「DevSecOps」を個人のマインドに構築した場合の「Sec」とは、CZを維持するヒーリングとCZを超越するコーチングをダイナミックに実行すること。その後ろにあるのが「エソテリシティ」 …そのように私は理解しています。

 

 そのヒーリング×コーチング(based Esotericity)による「Sec」により、より高次の抽象度次元に向かう「Dev」と低次の抽象度次元での運用(実装化)である「Ops」を同時に成し遂げることができるようになります(ハズ)。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 苫米地式「Ops」とは、「できるだけ多くの人が素晴らしい体験をすること」であり、「世界を幸福で満たすこと」。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「anti→with→well」partⅡ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 それを圧倒的な利他性と徹底的な自己犠牲、そして揺るぎない責任感を持ちながらフォロワーとともに実現していくことが「リーダーシップ」。

 F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

 

 そのような「DevSecOps」、すなわち「抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ」によって「コンパッション(慈悲)」を実現している

 

…その確信を“気”としてこめながら、私はコンパッションクラブに臨んでいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

 以上が「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけを縁に考えたことです。

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 「この世をよくしたいなら権力から離れる」ということを、“立体的”に感じていただけたならうれしく思います。御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

今回の回答では「オーセンティック・コーチング 2026」の「アドバンスド3」より引用しました。ゲシュタルトを完成させるため、最後の文章(本文中の引用のつづき、p275)まで引用します。Feel!

 

 

◎コーチとは?

最後にコーチとはなにか? を語って終わりにしましょう。

コーチはクライアントに対してなにをするのか、というと「やりたいことをやりたいだけやりましょう」と言い続ける存在です。

そして、コーチは「未来にしか興味がありません」。過去は一切関係ないのです。コーチはこれを口癖のように繰り返して、自分自身の中に落とし込んでおいてください。

そして「常に笑顔」。いつもやりたいことをやっているのですから笑顔であるのが普通ですが、たまにうまくいかないこともあります。その時であっても笑顔です。なぜなら、うまくいかなかったとしてもやりたいことをやり、目的に近づいているからです。もちろん、そこには少しの不安があるでしょう。しかし、それでいいのです。矛盾しているように感じられるかもしれませんが、少し不安があるくらいが「ちょうどいい」のです。

例えば、私の友達の元K-1チャンピオンのピーター・アーツは現役時代、毎日練習していました。それが辛いかと言えば、そんなことはありません。好きなことをやっているわけですから好きも嫌いもありません。やらないと気持ち悪い、逆に嫌な気持ちになるからやるのです。ただし、「このまま練習をして本当に試合に勝てるだろうか」とふと不安に思う瞬間もあったようです。キツイ練習をどれだけしてもです。

この時、コーチはどうするべきでしょうか? 「修正しましょう」と言うでしょうか? もちろん言いません。不安はどれだけ練習を積んでもなくなりません。ですから、不安は不安のままでいいのです。少しぐらいの不安があるほうが現状の外に出ている証拠でもあります。ですから、不安は正しいのです。「ちょうどいい」とはそういう意味です。コーチは高い視点から現状の外を見て、クライアントを高みに導くリーダーたる存在なのです。

引用終わり

 

 

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Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

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Q-462:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.6;カテゴリー・ゴール「リーダーシップ」>

 

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 ゴール達成のための縁起のひとつとして、気楽なクラブ活動を続けています。それが「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion Club、CHCC)」↓

第1報

:https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

第2報

:https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 その活動中に「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけをいただきました。貴重な縁をきっかけに考えたことを言語化します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1;慈悲の注意ポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37932649.html

 vol.2;そもそも権力とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37957648.html

 vol.3;リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html

 vol.4;エスティーム

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37991770.html

 vol.5;カテゴリー・ゴール「抽象度」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38005381.html

 vol.6;カテゴリー・ゴール「リーダーシップ」

 

 

 前々回(Q-460/vol.4)の追記中で、病院長としての私の取り組みが“失敗”してしまった理由を考察しました。私の最新の仮説は…

 PMⅠ-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

現状の外(旧『エスティーム』の外)へのゴール設定の促しが不十分であったため、相手の無意識が「関数pの書き換え」と感じた

 

 …というもの。「関数p」とは、自我のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 次世代コーチングとして苫米地博士があらためて定義されたのは、コーチングとは「関数pの再定義を行うのではなく、並列宇宙(可能世界)w1から別の並列宇宙(可能世界)w2への移行を促す行為である」ということ。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 わかりやすいように「管理職」と呼ばれる機能で考えると、管理する対象は「関数p」ではなく、「ゴール側の並列宇宙(可能世界)w2への移行」の方。それをコンテンツに関わらずに行う(促す)のがコーチの役割。そして、コンテンツ自体(w2)を創造し、そちら側にどんどん引っ張っていく(引き上げていく)のがリーダーの役割です。

 Q-176:コーチはリーダーとマネージャーの機能を持つと考えてよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25016029.html

 

 ただし、「組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステム」が強く残る中、Q-459(vol.2)で確認したような「アプリオリ権力によらないリーダー」となることは簡単ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html

 

 私が見聞きした実際の例でいうと、創業家一族の代表に呼び出されたある専門職スタッフは、「気に入らないから、今月で辞めろ」と圧をかけられ、そして本当に退職させられてしまいました。私が直接知るだけでも、同様のケースが2回あります。

これが「組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステム」。やっていたことは強引な「関数p」の書き換え、支配とも呼べる行為です。

 PMⅠ-06-14:仮説09)個人攻撃が生みだすスコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249780.html

 

 対して私は「ゴール側の並列宇宙(可能世界)w2への移行」を目指しました。面と向かっては「理想論」と切り捨てられ、陰では「お花畑」「苫米地教信者」などと罵倒されながら。それでも気にすることなく、自分がやるべき機能を発揮することに集中しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 そのような記憶があるので、「権力から離れながら、抽象度の高いゴールを達成すること」、あるいは「ゲバラ主義を貫くこと」がいかに困難であるか …痛みを伴うほどリアルに感じています。

 L-150:2021年11月… -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 

 その一方で、「権力から離れながら、抽象度の高いゴールを達成する」「ゲバラ主義を貫く」ことはできる…と今も確信しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その根拠はマインドの仕組みに精通した苫米地博士によるコーチングのアップデートがあり、さらにはリーダーシップに特化したプログラムがあるから。

 F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p267)より引用します。前回(Q-461)引用した部分の続きです。

 

 

オーセンティック・コーチング2026

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: オーセンティック・コーチング2026 ~本物のコーチング~ eBook : 苫米地英人: 本

 

 

◎新カテゴリー「リーダーシップ」

 新カテゴリーの2つ目は「リーダーシップ」です。コーチングを受けている人は常にリーダーシップというカテゴリー・ゴールを作ってください。

 リーダーシップはいま別のセミナークラスを作って個別に教えているほど重要なカテゴリーです。

 それほど重要なリーダーシップとはなにかというと、アプリオリではないリーダーの養成ということです。これまでのリーダーは皆アプリオリでした。権力者があらかじめ決めたリーダーを、我々は長として戴くという形です。会社組織を見ればわかるように、課長、部長というのは役員たちが選んでいます。役職のない社員たちはその決定に黙って従う義務があります。さらに言えば、社長もそうです。社長を決めるのは株主総会で株主が決定します。このようにアプリオリの権力が指名した人間がリーダーとなるのがこれまでのリーダーの作られ方でした。部下になる人間はリーダーの言うことに従うだけです。違う意見を持っていてもリーダーが納得しなければ物事は動きません。それでも自分の意思を曲げたくなければ、その人はその組織から出るしかありません。これがアプリオリ、つまり、権力者たちによって選ばれたリーダーが作る組織です。

 しかし、そういったリーダーたちがこれまで何をしてきたでしょうか? どんな世界を作ったでしょうか? 結果は見ての通りです。終わりなき戦争と飢餓で苦しむ人々がいる世界です。21世紀にもなってなぜ、こんなことになっているのかというと、リーダーが従来の権力者の言いなりだからです。アプリオリのリーダーを戴いていることのこれが害悪です。

 これからの世界に必要とされるリーダーは違います。自らのゴールを高く掲げて、それに賛同するフォロワーを集めた人がリーダーとなります。当然、大切になってくるのはゴールです。社会性があって、利他性があって、しかも人々をワクワクさせるような夢があるゴールです。これがないとフォロワーはつきません。そういうゴールをどのカテゴリーでもいいので一つは保ちましょうというのがリーダーシップのカテゴリーになります。

 そして、そのために重要になってくるのがドリームキラーにも負けないエフィカシーです。エフィカシーは「ゴールを達成するための自己能力の自己評価」です。これが高ければ、ドリームキラーにも負けません。

 本来、ルー・タイスの時代から「自分のゴールは家族にさえ教えない。コーチだけに伝える」と教えて来ました。その理由はドリームキラーが生まれるからです。「そんな大それた希望を持ってもうまくいくわけないよ」「もっと足元を見なさい」「こんなこともできないのに、そんな夢みたいなことができるわけがない」と言って夢をくじく人が必ず出てきます。しかも、身近な人がそうなることが多いのです。ですから、これまではゴールを他人に言ってはいけない、と教えていました。

 しかし、これからはリーダーシップのカテゴリーが入ります。フォロワーに支持されるような利他性のあるゴールを掲げていくことが重要になってくるのです。そしてその際、重要になってくるのがコーチの存在です。いくらエフィカシーを上げても、それ以上に現実が足を引っ張る場合があります。そんな時こそ、コーチを信頼するということです。コーチは何があってもクライアントの味方になってくれる存在です。なぜなら、クライアントのゴールの一番の理解者だからです。

 私のゴールである「世界から差別と戦争をなくす」はテレビでもインターネットでも書籍でもセミナーでも、どこでも公言しています。それができたのはルー・タイスが「君ならできる」と言ってくれたからです。そして、「だったら、大統領たちのコーチをやったらいい」と言ってくれたからです。私にとってはルーはコーチでした。

 ですから、自分の中のバランスホイールの一つにリーダーシップを取り入れてください。

 引用終わり

 

 

自らのゴールを高く掲げて、それに賛同するフォロワーを集めた人がリーダーとなります。当然、大切になってくるのはゴールです。社会性があって、利他性があって、しかも人々をワクワクさせるような夢があるゴールです。これがないとフォロワーはつきません。そういうゴールをどのカテゴリーでもいいので一つは保ちましょうというのがリーダーシップのカテゴリーになります

 

 …ぜひゴールのバランスホイールに「リーダーシップのカテゴリー」を加えてください。そのカテゴリーをイメージするたびに、「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」はクリアになっていくはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 Q-459(vol.3)で紹介したこの言葉を、再度、「苫米地式次世代コーチングを身につけ、理想の世界を実現するセルフトークカード」(「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」付録③)より引用します。

言語による外部化を繰り返しながら、次世代リーダーの臨場感を強化してください。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 

Self-Talk 10

リーダーシップを高める言葉

 

私は、アプリオリ権力によらないリーダーとして、高い抽象度で現状の外側の世界を見ている。そして、圧倒的な利他性と、徹底的な自己犠牲で、揺るぎない責任感を持ちながら、理想の世界をフォロワーとともに実現する日々を送っている。

 

 

(Q-463につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

―追記―

 次世代コーチングとして苫米地博士があらためて定義されたのは、コーチングとは「関数pの再定義を行うのではなく、並列宇宙(可能世界)w1から別の並列宇宙(可能世界)w2への移行を促す行為である」ということ

 

 …次世代コーチングのもうひとつの定義が、「クライアントにとって一番重要な未来のゴールに従い、現在あるべきコンフォートゾーンを選び出すことを促す行為」というもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

-告知1-

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

―関連記事―

PMⅠ-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

PMⅠ-06-16:仮説11)縁起とは真逆のゲーム理論

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版



Q-459:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.3;リーダーシップ>

 

 私のゴールのひとつは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴール達成のための縁起のひとつとして、気楽なクラブ活動を続けています。それが「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion Club、CHCC)」↓

第1報

:https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

第2報

:https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 その活動中に「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけをいただきました。貴重な縁をきっかけに考えたことを言語化します。

 

 vol.1;慈悲の注意ポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37932649.html

 vol.2;そもそも権力とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37957648.html

 vol.3;リーダーシップ

 

 

 前々回(Q-457)、苫米地博士の「近未来のブッダ」(サンガ、p218)より引用しました。そこにはこのような文章がありました…

 

権力を持つと慈悲は成立しません。権力に近づくこと自体が「自分は人の上に立ちたい」という欲求だからです。権力に近づいた瞬間、慈悲は消えます

 

権力からは離れようと思うべきです。上に上がるのではなくて下に下がろうとするのです。それを修行と言うし、それが慈悲の世界です

 

 …苫米地博士が仰っているのは、「権力から離れ、慈悲を実践する」。

 PMⅠ-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

「上に上がるのではなくて下に下がろうとする」という感覚はクリアでしょうか?

 

 

 …「上に上がるのではなくて下に下がろうとする」というのは、「抽象度」のことではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

前回(Q-458)確認したとおり、人間にとっての権力とは、「何らかの構造的なもの(ゲシュタルト)をバックに持つ情報的な力」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

例えば、会社などの組織では、その構造をピラミッドの形で表現します。その中で上にいけばいくほど、様々な権限、つまり権力が大きくなっていきます。と同時に、接することのできる情報も増えていきます。

よって、与えられる権限(権力)に応じて、より高い視点を持ち、より広範囲の情報空間を見渡すことができなくてはなりません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「権力構造を上がるほど、抽象度が上がる」というように、本来、“権力と高抽象度”はワンセット。そのために教育が重要な意味を持ちます。

 PMⅠ-05-13~15:そもそも教育とは?-6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 ところが、現実は「権力構造を上がるにつれて、煩悩まみれになる」というのがほとんど。そうですよね?

 Q-363:各エリアのゴールについて想いを馳せている… -A2<止;煩悩を意識する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 

 そんな残念な現実、つまり煩悩まみれの権力構造においては… 上に上がるのではなくて下に下がろうとする。

 

 そのための縁起のひとつがコーチングです。コーチングを実践すると生権力(バイオパワー)を克服するどころか、自然に生みだすことができるようになっていきます。

だからこそ、「権力からは離れようと思う」「上に上がるのではなくて下に下がろうとする」というブリーフが重要になります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのようなブリーフシステムを身につけた人が、苫米地博士がイメージされている「次世代リーダー」です。

 F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

 

次世代リーダーの概要(日本転生、p194)

「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版)より引用

Amazon.co.jp: 日本転生 絶体絶命の国の変え方 電子書籍: 苫米地英人: Kindleストア

 

 

 以下、苫米地博士の著書「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版、p189)より引用します。

 

 

超高齢国家の次世代リーダーとは

 私はいま日本政府のリーダーシップについて大きな疑問を持っています。みなさんもそうでしょう。この国のリーダーたちを見て疑問に思わない人がいるでしょうか?

 ワクチン行政、増税、マイナンバー制度、マイナンバーカード、LGBT問題などといった政策のあり方、進め方にはほとんどの国民が疑問を持っていますし、再考を強く望んでいます。

 ところが、当の大臣たちは「利用者の利用の仕方が悪い」「メンテナンスが悪い」「他党が悪い」などと強弁し、立ち止まって考えることをしません。国民の声に耳を傾けることをしないのです。最もひどかったのはLGBT法案を通す際でした。本書でも何度か問題提起をしたように、与党内の会合で過半数以上が賛成していないのにもかかわらず、法案を国会に提出してしまったのです。賛成多数による強行採決ですらなかったこの強引なやり方は、完全に民主主義を破壊するものでした。

 彼らには日本のリーダーという自覚も自負もないのでしょうか?

 

 現在の日本のリーダーたちには、日本を良くしていこうという意思が見えてきません。国民の声を聞こうという態度を示すことすらしないのです。

 国民が彼らに感じるのは「既得権益のためにリーダーの座にしがみついている」「利権と金、煩悩を満足させることがリーダーを目指すモチベーションになっている」といったことでしょう。

 残念ながらいまの日本のリーダーたちにはリーダーシップがないのです。

 

 リーダーシップとはフォロワーをある目標に導いていく能力です。企業であれば、プロジェクトリーダーが部下たちをプロジェクトの成功に向けて導いていくことを言います。自衛隊であれば、作戦遂行に向けて上官が部下を率いていくことを言うでしょう。政治家なら、政党の幹部が決めた党利党略に従わせることを言うかもしれません。

 そうしなければいけない理由は、会社法や自衛隊法、党則があるからです。つまり、すべての組織のリーダーが部下に対して権力を持てるのはルールの下における権力があるからなのです。なんらかの法律や拘束があるから権力が発生する。ということは、組織があるから権力が生まれるということになります。

 ですから、老人が権力を持っているのは、単に老人がなんらかの組織の上にいるからであり、組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステムが維持されているためです。

 この最もわかりやすい形が世襲です。歌舞伎などの伝統文化の世界はまさにそうで、何百年と受け継がれてきた権力構造を維持することで「権威」が生まれています。生花の世界も茶道も構造は同じです。

 政治家も地盤、看板、カバンという親から受け継いできた組織的権威があるから当選するわけで、そういうものを持たない人々が選挙で勝つにはむずかしいものがあります。

 日本におけるリーダーとは、縦社会の構造的に発生する権力を握った者がリーダーになるというもので、単なる権力者間の椅子取り合戦なのです。

 そんな椅子取り合戦で頂点を極めた者がリーダーであるなら、リーダーが下の者に対して気を遣う必要などないでしょう。日本におけるリーダーとは権力者と同義なのです。

 

 これがわかると日本のリーダーたちが他人の言葉に耳を貸さない理由もわかるでしょう。リーダーはリーダーシップをもってフォロワーをゴールに導く人ですが、権力者は単に権力を握った人です。その時点ですでにゴールを達成しており、あとは権力の座をいかに維持するか、居心地良くするかしか考えません。欲望の限りを尽くし、煩悩の命じるままに生きるのも当たり前なのです。そういう構造だからです。

 ということは、いまの日本のリーダーは単なる権力者であり、リーダーシップを持った本物のリーダーはいないということになります。

 私たちの本当の敵は現在の権力の座に座るトップではありません。倒すべき直近の相手ではありますが、本質的な敵は権力構造であり、煩悩を刺激し続けるシステムにあるのです。権力を基盤としたシステムこそが私たちが倒すべきものなのです。

 

 問題はそれができるのか? 権力システムを倒すことが可能か? という部分です。

 もちろん、それは可能です。それは私が提唱する次世代のリーダーシップです。

 次世代のリーダーシップとは権力に寄らないリーダーを生み出すものです。法的な裏付けや、歴史的な構造に支えられた権力を否定するものです。

 これは「必要性に応じて生まれるリーダーシップ」です。権力ではなく、必要性の発生とともに生まれるリーダーシップですから、そこに必要性さえあれば誰がリーダーになってもいいのです。

 わかりやすい例を挙げましょう。

 かつて日本で電子メールが始まったとき、「メールで連絡するなど失礼だ」と言われました。ところが、数年経って電子メールが普及すると、「失礼だ」と言っていた幹部社員たちにもメールを使う必要が生じて、若い新入社員にメールのやり方を聞きに行くことになったのです。その際、相手が上司であっても新入社員の方が知識を持っているのですから、上下の立場は逆転します。新入社員が「こちらはこうやってください」と指示し、社長が「そうか、わかった」と聞く立場に必然的になります。必要性に応じて生まれるリーダーシップとはこういうことです。

 自分に必要性があれば自然にリーダーシップが発生するということです。また、そのリーダーシップはリアルタイムで発生し、消滅します。要は社長がメールのやり方を覚えれば、元の関係に戻るということです。

 次世代のリーダーとは必要性が生じたときに、自然と決まる人間のことを言います。ですからリーダーシップを持っている人は、不特定多数に対して双方向で、必ずリーダーとして選ばれるという素養のある人のことになります。

 権力がほしいというリーダーはもう不必要な時代なのです。権力を欲する人間はもう必要ありません。それは古いし、間違っているということです。私たちを幸せにしてくれるリーダーは、私たちが心からついて行きたいと思える人たちです。

 引用終わり

 

 

 …「この世をよくしたいなら権力から離れる」の「権力」の正体とは、「組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステム」のこと。

 

 その「権力を基盤としたシステム」は、ただ離れればいいものではなく、「私たちが倒すべきもの」。

 L-232:2022年09月シークレットレクチャー -07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 

 本当に求められるリーダーとは、アプリオリ権力によらないリーダー。「権力を基盤としたシステム」を遥かに超えていくリーダーです。

 F-292:今日1日だけは、憧れるのは… vol.5;超人から超人へと受け継がれるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31456569.html

 

アプリオリ権力とは、法律・世襲・慣習などに基づいた「当たり前の前提」となっている権力のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 「不特定多数に対して双方向で、必ずリーダーとして選ばれるという素養のある人」というのは、必然的にアプリオリ性は低くなります。「メンバー(フォロワー)のためにアプリオリ性を低くしていく」というのが次世代のリーダーの姿。それが苫米地博士が書かれている「上に上がるのではなくて下に下がろうとする」の意味であるはず。

 Q-449:アートマンって何ですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37528586.html

 

 最後に、「苫米地式次世代コーチングを身につけ、理想の世界を実現するセルフトークカード」(「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」付録③)より引用します。言語による外部化を繰り返しながら、次世代リーダーの臨場感を強化してください。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 

Self-Talk 10

リーダーシップを高める言葉

 

私は、アプリオリ権力によらないリーダーとして、高い抽象度で現状の外側の世界を見ている。そして、圧倒的な利他性と、徹底的な自己犠牲で、揺るぎない責任感を持ちながら、理想の世界をフォロワーとともに実現する日々を送っている。

 

 

(Q-460につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記(Q-458の追記のつづき)-

私は、禅道場を持つ病院で、長く病院長を務めました。法人理事長の下、有志職員が集まり、毎朝般若心経を唱えていた病院です。

 F-318:観自在 <理論編-1;観自在菩薩行深般若波羅蜜多時>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32825990.html

 

しかしながら、理事長の思いとは裏腹に、創業家一族の心の奥にあったのは「創業家には権力がある」→「従わないと罰を与える(=抑圧)」→「だから従え(=強制)」という構造でした。

 (詳しくはこちらをどうぞ↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124527.html

 

 その構造の最大の問題(課題)は、「空(くう)が抜け、実観になっていた」こと。「創業家には権力がある」という幻想をリアルに感じている状況は、般若心経に代表されるような釈迦の教えとは相容れません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 そんな状況を打破するために、私は、般若心経や仏説について解説し、トゥールミンロジックを教えながら論理的な思考を実践してもらおうと試みました。

自らスコトーマを外して、過ちに気がついて欲しかったのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 でも、うまくはいきませんでした。

結局、私は“だまし討ち”にあい、「組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステム」から弾きだされました。

 I-017:ブログ更新予定… ~「恐れはダークサイドに通じる」を克服するために~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 私の試みが“失敗”してしまった本質的な原因はどこにあったのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-065~:水木しげるさんの「幸福の七か条」

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F-417:煩悩か 芸術か

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F-420:私、うっちゃいました <後編;デフォルト化した社会を変えるために>

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L-238:2022年09月シークレットレクチャー -13;“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩

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日本転生 絶体絶命の国の変え方

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F-406:自由訳「守破離」 vol.4;「離」× Leadership

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの …とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 vol.3;「破」× Coaching

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37071026.html

 vol.4;「離」× Leadership

 

 

これまでの人生で、私は、たくさんの理不尽を経験してきました。きっと私の“脳と心”は傷だらけでしょう。

 F-037:「もうおねがい ゆるしてください」 ~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

 

苫米地博士に学ぶようになってから、理不尽な思いを感じても逆腹式呼吸等でしっかり「守」をキープし、“理不尽”を生み出す構造やシステムを分析できるようになりました。トゥールミンロジックをフル活用しながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「トゥールミンロジック」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 もしもその構造・システムが「改善したいこと」かつ「改善できないこと」であるならば、必ず新たなゴールを見つけられる …と私は信じています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして実際に、体験した“理不尽”を、ゴールを設定する想像力と達成する創造力に変えてきました。家族をはじめ、多くの縁に支えられながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 「“理不尽”を生み出す構造やシステム」が大きいほど、新たに設定するゴールの抽象度は上がっていきます。例えば、家庭より職場、職場より地域コミュニティ、地域コミュニティより日本社会、日本社会より世界情勢、そして、さらなる未来… というように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がると、「自分事と感じる空間」の次元も上がっていきます。それが「コンフォートゾーンをより高く!」という感覚。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それは部分関数としての自我が拡張していくこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

そして、もちろんそれは「自分中心を捨て去る」ということでもあります。その「自分中心を捨て去る」は、ゴールの重要なポイントのひとつ。ゴールのポイントは1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る です。

L-165:2022年01月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 

 既得権益にはじき出されてしまいましたが、病院長を務めた11年間、私はずっと本物のリーダーであり続けようとしていました。今思うと、そのプロセスは「リーダーシップ」のカテゴリへのゴール設定(更新)とゴール達成の取り組みでした。

 PMⅠ-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124527.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

バランスホイールに「リーダーシップ」を追加した理由

 今の日本のリーダーたちを見ていると、既得権益にしがみつき、お金と煩悩を満足させる利己的な行動ばかりをしています。なぜそうなるかというと、抽象度の低いゴールしかもっていないからです。

 現在のリーダーたちからは、本当に日本をよくしていこうという意志が見えてきません。つまり、日本のリーダーたちにはリーダーシップがないということです。

 リーダーシップとは、フォロワーをある目標に導いていく能力のことです。企業であれば、プロジェクトリーダーが部下たちをプロジェクトの成功に向けて導いていくことをいいます。自衛隊であれば、作戦遂行に向けて上官が部下を率いていくことをいうでしょう。

 そのときに、プロジェクトリーダーや上官が部下を従わせることができるのは、権力を持っているからです。それらの権力は法律や組織のルールがあるから発生しているものです。

 世襲議員も、地盤、看板、カバンという親から受け継いできた組織的権威から発生している権力によって当選しているのです。つまり、日本でリーダーとされている人たちは権力者と同じ状態になっているのです。権力者は権力を握った時点でゴールを達成しており、あとは権力の座を維持することしか考えません。

 本当に求められる次世代のリーダーは、アプリオリ権力によらないリーダーです。アプリオリ権力とは、法律・世襲・慣習などに基づいた「当たり前の前提」となっている権力のことです。

 そのアプリオリ権力から指名を受けたアプリオリリーダーは、特定のアプリオリ権力の利益を優先することになります。しかし、アプリオリ権力の利益を優先すれば、全メンバーの利益と相反する可能性があります。

 ですから、次世代リーダーはアプリオリ権力から指名された権力ではないことが重要となります。メンバーの利益のためにアプリオリ性は低ければ低いほどよいのです。

 私たちの本当の敵は、現在の権力の座に座るトップではありません。本質的な敵は権力構造です。その権力を基盤としたシステムを私たちは倒す必要があるのです。その権力構造こそ、現状の世界w1ということです。

 次世代リーダーは、高い抽象度で現状の外側を誰よりも見ることができる必要があります。そして、圧倒的な利他性を持ち、徹底的な自己犠牲と揺るぎない責任感で、全メンバーにとって理想の世界w2を生み出せる人です。そのような次世代リーダーになるためには、本物のコーチングを身につけることが必須になります。

 これからの日本ではコーチングとリーダーシップの両輪が必要となってきます。

 そのため、コーチングのクラスとは別に、次世代リーダーシップのプリンシプルをクラスで教え始めています。皆さんにはこれからリーダーシップについても学び、次世代リーダーになっていってほしいと思います。

 引用終わり

 

 

 私たちの本当の敵は、現在の権力の座に座るトップではありません。本質的な敵は権力構造です。その権力を基盤としたシステムを私たちは倒す必要があるのです。その権力構造こそ、現状の世界w1ということです

 

 …この部分に学びながら痛感したのは、「私はずっと“敵”を見誤っていた」ということ。問題の本質を理解していなかったので、間違った解決法に固執してしまいました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 私の本当の“敵”は、「権力を基盤としたシステム」であり、「現状の世界w1」でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 そのことに気づかないまま関数pの再定義、すねわちブリーフシステムの書き換えに走ってしまったことが、私の“失敗”の本質なのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのような貴重な経験を重ねた私が思う「守破離」の「離」とは、「全メンバーにとって理想の世界w2を生み出す」こと。そして、現状の可能世界w1よりも臨場感豊かにw2を感じられるように導くこと。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 以前から苫米地博士が使われていた表現で言い直すと…

 

  「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 

 …それが「コーチングとリーダーシップの両輪」で実践する「離」だと感じています。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

(F-407につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

私の本当の“敵”は、「権力を基盤としたシステム」であり、「現状の世界w1」でした

 

 …この部分の理解は、エモーションコントロールという意味でもとても重要。

 F-352:“MJ” ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.5;Heal the world

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34599783.html

 

 自身の中に「怒り」や「恨み」を感じたときに冷静かつ客観的に分析すると、その対象が特定の人であることが少なくありません。例えば「石破総理は〇〇。福岡大臣も〇〇」というように。

 Q-197:前代未聞の国会愚弄事件をなぜ衆参両院の憲法審査会は取り上げなかったのでしょうか? クズ政府の他責にせず自己責任なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26238799.html

 

この状態で解決しようとすると、おそらくうまくいきません。働きかけが「関数pの再定義」に向いてしまうから。すると、強力な無意識の抵抗と戦うことになってしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 大切なのは、新たなゴール設定で「別の可能世界w2」を生みだし、その臨場感を高めること。時間でいうと「未来への働きかけ」です(過去は一切関係なし!)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 それが「怒り」や「恨み」を(結果として)コントロールする最良の方法だと思います。

 Q-398~:恨みをメールで送りつけたい気持ちがあります…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429964.html

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋に配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33361361.html

L-101:2021年8月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

Q-392:コーチングとは基本的に利他的になることでゴールを達成することなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35248836.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版




F-380:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~ <vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの>

 

 私たちは、最初から、すべてから、自由。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それは無限の可能性を秘めているということですが、多くの人は可能性(可能世界)を感じることができません。スコトーマがあるから。

 だから、スコトーマを自らコントロールする“脱洗脳”が重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ここでいう“脱洗脳”とは、「自分のゴールに洗脳する」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのでしょう?

 

 vol.1;「無限の可能性」を感じられなくするもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35845452.html

 vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35894360.html

 vol.3;自由→フェアネス→平和

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35945742.html

 vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの

 

 

 …最近、私は、私自身の中に「お金」よりも強い生権力があることに気づきました。それは恐ろしくもあり、一方で素晴らしくもあるバイオパワー(Bio-Power)…

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 

 私が病院長を務めていた頃の話です。

 法人職員およびその家族を対象に「PX2」を開催していただきました。わざわざ鹿児島までお越しいただきファシリテーターを務めてくださったのは、なんと、青山龍苫米地式コーチング認定ヘッドマスターコーチ!

 PMⅠ-03-17~18:苫米地理論との出会い ~現状の外のイメージ実現と挫折~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 夢のような2日間の後、青山コーチから衝撃的な話を伺いました。それは苫米地式コーチングの認定証を破ったあるコーチの話でした。

 

 私にとって認定証はとても重要なものです。それは苫米地博士の情報場にアクセスするトリガーであり、コーチとしてのエフィカシーの象徴のようなもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

そのような大切な認定証を破ることを想像しただけで、寒気を伴った嫌悪感に襲われました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

私にはとてもできない

 

…そんなセルフトークをモニタリングしながら、私は、私の思考から空観がすっぽり抜け落ちていることに気がつきました。それは「苫米地博士に関する情報場」に対して実観になっているということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「苫米地理論やコーチングはすばらしい。だから、絶対に学ぶべきだ!」

 「PX2でもっといい職場になる。だから、必ず浸透させる!!」

 

 …空観が抜けた私のそんな強い思いが、職員を苦しめ、経営陣の怒りに火をつけました。すべては私から始まっていました。すべては私の心に因がありました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 …そんな気づきから9年が経過し、このブログ執筆中に再び気がついたのは、「いまだに実観的なコンフォートゾーンを維持している」という事実。それは情報空間(情報場)を強固に受け継いでいる状態であり、まさに「世襲」。もちろん、シンの自由はありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 今回のテーマ「学びと破門で脅しをかける」は、書きはじめる前にぼんやりと浮かんでいたイメージです。

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

 自分でもよくはわかっていなかったのですが、あらためて考えると、「学び」とは苫米地博士の情報場と密につながりたいという欲求であり、「破門」とはその情報場からはじき出されることに対する恐怖だったよう。

 Q-236:アウトプット自体が苦手。恐怖心に近いです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 いずれも抽象度が低いレベルでの情動であり、主語は「自分(関数p)」のまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私は即座に「私らしくない。私は自由・フェアネス・平和のために苫米地理論をひろげている伝承者だ」とセルフトークを行いました。

 (さらに「即座にセルフトークをする私」に対して「私らしい」も)

 Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 もしも「苫米地理論の継承者」というセルフイメージだけなら、「世襲」を強化してしまう危険が高いでしょう。私の場合はとくに。

その思い上がりが、やがて重大なスコトーマを生じさせるに違いありません。

 F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30503310.html

 

 コーチングでいう「ゴール」とは、自分(関数p)のことではなく、社会(w2)のことです。多くの場合で「継承者」に受け継がれるものは、「『世襲』コンフォートゾーン」であり、本当の意味でのゴールではありません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 コーチングの祖 ルー・タイス(Lou Tice)さんが仰っていたとおり、「ゴールが先、認識は後(Goal comes first, Reality is second.)」です。

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 よって、「自由・フェアネス・平和」という言葉をも超えた次元にゴールがあり、その実現のために「苫米地理論をひろげている伝承者」という機能・役割があるという関係が真。

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 そのことがクリアになったとき、私の中で「学びと破門で脅しをかける」的なバイオパワー(生権力)は消えました。代わりに生まれたのが「苫米地式次世代リーダーシップを体現しているリーダー」というバイオパワー。

 F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

 以下、苫米地博士の著書「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版、p195)より引用します。博士が提示されている具体的事例から、言語を超えた次元でメッセージを受け取ってください。Feel!

 

日本転生 絶体絶命の国の変え方

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 日本転生 絶体絶命の国の変え方 電子書籍: 苫米地英人: Kindleストア

 

 

権力に寄らないリーダーシップを養え

 前項で権力に寄らないリーダーシップを生み出すという話をしました。もちろん、それは可能なのですが、一筋縄ではいかないことも多々あるでしょう。

 なぜなら、権力に寄らないリーダーシップとは既存の力に頼らないことを意味するからです。

 たとえば、「これから素晴らしい事業をやります」と言っても、その資金を証券会社を利用して第三者割当で増資するというのは、あらゆる有価証券に係わる法やルール、証券業界システムなどの権力に寄ることになるでしょう。素晴らしい事業をお金なしでやりますというのも相当無理があるのです。

 現実の話として人を集めて組織を動かすということは必ずどこかで権力の縛りが入ってきます。そのときに「権力に縛られない行動をどう取るのか?」が重要になってくるのです。

 といっても、これは心構えの話ではありません。実際の行動として、がんじがらめのなかでどう行動するかなのです。今後日本を生まれ変わらせるために必要な要諦の一つです。

 そのための要諦をいくつか紹介しましょう。

 

 まずは自分自身が「権力には縛られない」という人格を持つことです。これはいま言った「心構えの話ではない」に通じるもので決意として縛られないと誓うことを言います。誓いを立てたら、それを行動に移すために権力構造を徹底的に分析し理解します。分析・理解することによってはじめて縛られない行動を取ることが可能になります。

 ここで一つ、私がやった事例を挙げましょう。政治の世界でインターネット戦略がまだよく整っていないときの選挙の話です。ルールを作る側もインターネットがどういうものか、よく理解していませんから、ルールもざっくりしたものだったのです。「公示期間の前の日までYouTubeの更新はOK。公示期間に入ったら更新はできないが、アップしたものを削除する必要はない」などといったものでした。つまり、公示期間前の選挙運動をインターネット上では許可していたのです。ですから、私はインターネットを使って応援している候補を公示前からサポートすることができたのです。

 要はルールを熟知してルールを利用するという作業です。このやり方は正攻法ではない、と思われる人も多いでしょう。権力と真っ向勝負をしたいと考える人もいるでしょう。

 しかし、このやり方も権力に縛られない、とても効果的な方法なのです。

 

 もう一つ例を挙げましょう。

 いまでは東証でも認められている下方修正条項付きの転換社債を日本で初めてやったのは私です。ニューヨークのプライベートエクイティファンドと組んで、海外のオフショア市場で日本の中小企業の転換社債を引き受けたのです。

 ところが東証はこれに異議を唱えたのです。当然のことですが、日本の有価証券取引法上で違反ではありません。日本の企業が海外で発行する債権は日本のルールが適用されません。買い手も外国人ですから何の問題もないのです。しかし、東証は怒りました。それは自分たちの利益を侵害するというのが本音だったのです。

 私はそれでもやりました。なぜなら、私には根拠があったからです。

 日本では上場企業が社債を出すには、当時最低でも3ヶ月、普通は半年かかりました。これは、慎重というよりも硬直していると言っていいほど当時のニーズに合致してしなかったのです。

 いまでもそうですが、日本の企業のほとんどは中小企業です。彼らは資金がほしいときにはすぐにほしいのです。半年など論外で来月、ヘタしたら来週ほしいのです。5億、10億円の資金があれば生き返る2部上場優良企業は多かったのです。

 私は彼らを救うために、日本で最初に海外のオフショア市場で下方修正条項付きの転換社債を引き受けたのです。そうすれば、3日後には資金の振り込みができたのです。これで生き返った中小企業がどれだけあったか。私のやっていることのほうが明らかに正しかったのです。日本の金融市場の世界よりも。

 私には日本の産業構造を高度化するというゴールがありました。そういった確信があったからこそ、既存の権力と戦うことができたのです。これがまさに権力に寄らないリーダーシップの前提となります。

 別の言葉で言えば、権力に縛られない行動を取ることが、次世代のリーダーとなるための突破口になるのです。

 既得権益をはじめとする権力にがんじがらめになった日本を大きく変えるためには、こうした考え方はもちろん、私が長年提唱してきた、抽象度の高いゴールをいかに設定するかが大切です。同時にリーダーを支える周囲の人たちも、新しいリーダーシップの構造を理解することで、硬直した日本社会を一変させることができるのです。

 引用終わり

 

 

私には日本の産業構造を高度化するというゴールがありました。そういった確信があったからこそ、既存の権力と戦うことができたのです。これがまさに権力に寄らないリーダーシップの前提となります

 

 …とてつもなく大きなゴール。そのゴールを達成できる(している)という確信。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 そして、ゴール実現のために、日々アサンプション・アップデートを重ねながら行動し続ける直接的実行!

 F-270:冗長性と多様性 <vol.2;アサンプション・アップデート>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30321842.html

 

 

「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのだろう?

 

 …そんな自問を続ける中、強く感じたのは「学びと破門で脅しをかける」的なバイオパワー。気づきとともに新たに生まれたのが「苫米地式次世代リーダーシップを体現しているリーダー」というバイオパワー。

 

 そして、そのさらに先で体感したのは …「ゲバラ主義」そのものでした。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

 最後にもう一度、苫米地博士のメッセージを紹介します。「ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック」(マキノ出版、p32)より。

 

 

ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック

 

 

 徹底的に「自らに由る」ことで、他人や社会の制約や束縛から解放されて、心から望む「なりたい自分」になりましょう。ほんとうに「やりたいこと」をやりましょう。

 すると、そのうちに気づくはずです。「私たちは最初から、すべてから、自由なのだ」ということに。本来、人間は、生まれながらに自由な存在なのです。

 

 

 …生まれながらの自由な心で、今、どんな社会(w2)が見えますか? どんな未来(w3,4,…)が感じられますか?

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

  

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今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬頃から配信を開始する予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

F-349:“MJ” ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.2;I⇆We are the world

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34422350.html

Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を感じることもあります…

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html

 

 




 

L-145:2021年11月小学校親子講演会(鹿児島県)-08;Q&A(子育ての本当の“意味”とは?)

 

2021年11月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 02;生まれてからずっと続けている運動?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33297928.html

 03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

 04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33345501.html

 05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

 06;現状の外のゴールに向かい続けることができる理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33398926.html

 07;「最高のCOT=コーチング」の真の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33432688.html

 08;Q&A(子育ての本当の“意味”とは?)

 

 

これまで当日お話しした内容をブログ用にまとめました。最後は御質問・御意見に回答いたします。

 

 

・スコトーマに隠れていることが多いことを知り驚きました

 

A1:「スコトーマに隠れていること」はそもそも認識することができません。それは存在していないのと同じ。驚きますよねw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 さらに驚いて欲しいのですが、「あなたもあなたの子どもも存在していないのと同じ」です。なぜでしょうか?

 

 …その答えは、“私”とは、過去の記憶によってつくられた「他人の判断や社会の価値観の塊」だから。それをブリーフシステム(Belief System、BS)と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

・色々な見方、考え方を学べました

 

A2:スコトーマを生みだす/外すポイントは 1)知識、2)重要性、3)役割 です。外から入ってくるそれら3つにより認識が決まるのですから、目の前は本当の自分の世界ではなく、“私”は存在していないのと同じです。ではどうすればいいでしょう?

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 …そう、コーチングです。

 現状の外へのゴール設定により、まったく新しい“私”を自らつくりだすことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 それとともにこれまでのBSが書き換わり、「色々な見方、考え方」がますますできるようになります。自由自在に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

・自分自身への考え方はどうすればいいでしょうか? もっとwant toを引きだしたいと思いました

 

A3:御質問への私の回答は「バランスホイール」と「さらなるゴール設定(ゴール更新)」。

 ゴールは人生のあらゆる領域に設定するもの(バランスホイール)。多くの人が「仕事」で頭がいっぱいです。子育て中の方は「家庭(子育て)」も多くを占めるでしょう。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 それらと同じように「趣味」「生涯学習」「社会への貢献」「健康」「ファイナンス」も常に意識に上げてください。「あれもやりたい」「これもやりたい」という意識状態でいると、ますますwant toが加速していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 ところで、「want to」はゴール設定の結果であり、傍から見た評価にすぎません。「もっとwant toを引きだしたい」にこだわってしまうと、やがてhave to化し、能力を封印してしまうことになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 では、ゴール設定の結果として傍から見ると「want to」に見える人の心理状態はどんな感じでしょう?

 

 …答えは「あたりまえ」。「うまくいってあたりまえ」「成功するのがあたりまえ」…そんな意識状態です。それをしっかり表現すると「ゴール達成能力の自己評価」。そう、エフィカシー(efficacy)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

・時間は未来から過去へ流れている …今まで後悔とかにとらわれてできないと決めつけることも多かったので反省です

 

A4:「後悔とかにとらわれる」のも、「できないと決めつける」のも、本当のあなたの行動ではありません。誰かにそう刷り込まれていただけ。エフィカシーが不当に下げられた結果です。

その事実をしっかり心に刻み、これからは未来の結果として“今”を生きてください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

・未来を見ることが大切なのを実感しました。すべては「ゴール」から!

 

A5:そう、「すべては『ゴール』から!」。

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 「すべては『ゴール』から!」が本気でわかると、時間の感覚が研ぎ澄まされ、どんどん変化していきます。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 

・子どもたちが写真を見て興味がある様子がよかった

 

A6:子どもたちが本当に楽しそうで、私もとってもうれしかったです。

 たいていの「興味」は、既得権益によりデザインされた偽りの「興味」。その代表が「3S」でしょう。

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 

 本物の「興味」はゴールが生みだすもの。「興味」や「好奇心」はゴールに向かうホメオスタシス活動といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

だから、「あたりまえ」!

その「あたりまえ」は子どもの能力をさらに開花させます。IQが上がるからです。

 Q-347:自身の人生を変える… <vol.4;「走りながら考える」 ”同時並行“の意味>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32562546.html

 

 

・ドーパミン …子どもにも、子育てにも、自分自身にも、ドーパミンが増えることのメリットが大きい

 

A7:IQが上がることとドーパミンは強く関係しています。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 

・子どもへの声のかけ方をもっと知りたい

 

A8:言語は諸刃。だから親は常に「声のかけ方」を意識に上げる必要があります。

 F-288:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.1;アファメーションの秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31244338.html

 

 しかしながら、本当に大切なのは、言語よりも内省言語の方。

 L-083:2021年3月シークレットレクチャー -06;心の本質を捉える基本中の基本

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30130987.html

 

 働きかけの基本は“非言語”です。

 L-082:2021年3月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 “非言語”で働きかけ育むものが「ベーシックトラスト」。私はその「ベーシックトラスト」こそが、子育ての、そしてすべての人間関係の基本だと思っています。

 Q-229:低年齢の子どもも「want toで生きる」…? 後編;しつけと教育の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27824108.html

 

 

・マズローの自己実現欲求のさらに上があったことを知れて嬉しかった

 

A9:おそらく学生さんですねw

(ブログ化した際に割愛しましたが、実際の講演では教育実習生の質問に応え、「自己実現欲求のさらに上」までお話しました↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 その「嬉しい」を大切にしてください。ゴールに向かって学び、実践し続けるうちに、その「嬉しい」はどんどん大きくなっていくから。なぜだと思いますか?

 

 …そう、「抽象度が上がる」からです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるたびに、人生はどんどん豊かになっていきます。お楽しみに!

 

 

・歩行禅がなぜいいのか? どういう効果があるのか? もう少し詳しく知りたいです

・親子でできる運動をもっと聞きたかった。時間が短かったので

・もっと親子でできる体操を知りたい

 

A10:いいですね!

 その「ワクワク」「ドキドキ」を大切にされてください。

 F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべき…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

 「歩行禅がなぜいいのか?」については、こちらを参考にされてください↓

 Q-175:脳内の歩くというイメージの臨場感を上げて物理世界で実際に…?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

 

 

・子どもたちが楽しそうにしていたので、私までうれしくなりました

・親子で楽しくお話を聴くことができました

 

A11:こちらこそありがとうございます。本当に楽しい時間でした。

 

 

 最後に「子育ての本当の“意味”」を今一度考えてみましょう。それは前回お伝えした「『最高のCOT=コーチング』の真の意味」と同じであるはず。

 

 以下、苫米地博士の最新刊「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版、p195)より引用します。お子さんの未来と皆さんのゴールを重ねながら読み進めてください。Feel!

 

 

権力に寄らないリーダーシップを養え

 前項で権力に寄らないリーダーシップを生み出すという話をしました。もちろん、それは可能なのですが、一筋縄ではいかないことも多々あるでしょう。

 なぜなら、権力に寄らないリーダーシップとは既存の力に頼らないことを意味するからです。

 たとえば、「これから素晴らしい事業をやります」と言っても、その資金を証券会社を利用して第三者割当で増資するというのは、あらゆる有価証券に係わる法やルール、証券業界システムなどの権力に寄ることになるでしょう。素晴らしい事業をお金なしでやりますというのも相当無理があるのです。

 現実の話として人を集めて組織を動かすということは必ずどこかで権力の縛りが入ってきます。そのときに「権力に縛られない行動をどう取るのか?」が重要になってくるのです。

 といっても、これは心構えの話ではありません。実際の行動として、がんじがらめのなかでどう行動するかなのです。今後日本を生まれ変わらせるために必要な要諦の一つです。

 そのための要諦をいくつか紹介しましょう。

 

 まずは自分自身が「権力には縛られない」という人格を持つことです。これはいま言った「心構えの話ではない」に通じるもので決意として縛られないと誓うことを言います。誓いを立てたら、それを行動に移すために権力構造を徹底的に分析し理解します。分析・理解することによってはじめて縛られない行動を取ることが可能になります。

 ここで一つ、私がやった事例を挙げましょう。政治の世界でインターネット戦略がまだよく整っていないときの選挙の話です。ルールを作る側もインターネットがどういうものか、よく理解していませんから、ルールもざっくりしたものだったのです。「公示期間の前の日まではYouTubeの更新はOK。公示期間に入ったら更新はできないが、アップしたものを削除する必要はない」などといったものでした。つまり、公示期間前の選挙運動をインターネット上では許可していたのです。ですから、私はインターネットを使って応援している候補を公示前からサポートすることができたのです。

 要はルールを熟知してルールを利用するという作業です。このやり方は正攻法ではない、と思われる人も多いでしょう。権力と真っ向勝負をしたいと考える人もいるでしょう。

 しかし、このやり方も権力に縛られない、とても効果的な方法です。

 

 もう一つ例を挙げましょう。

 いまでは東証でも認められている下方修正条項付きの転換社債を日本で初めてやったのは私です。ニューヨークのプライベートエクイティファンドと組んで、海外のオフシェア市場で日本の中小企業の転換社債を引き受けたのです。

 ところが東証はこれに異議を唱えたのです。当然のことですが、日本の有価証券取引法上で違反ではありません。日本の企業が海外で発行する債権は日本のルールが適用されません。買い手も外国人ですから何の問題もないのです。しかし、東証は怒りました。それは自分たちの利益を侵害するというのが本音だったのです。

 私はそれでもやりました。なぜなら、私には根拠があったからです。

 日本では上場企業が社債を出すには、当時最低でも3ヶ月、普通は半年かかりました。これは、慎重というよりも硬直していると言っていいほど当時のニーズに合致していなかったのです。

 いまでもそうですが、日本の企業のほとんどは中小企業です。彼らは資金がほしいときにはすぐにほしいのです。半年など論外で来月、ヘタしたら来週ほしいのです。5億、10億円の資金があれば生き返る2部上場優良企業は多かったのです。

 私は彼らを救うために、日本で最初に海外のオフショア市場で下方修正条項付きの転換社債を引き受けたのです。そうすれば、3日後には資金の振り込みができたのです。これで生き返った中小企業がどれだけあったか。私のやっていることのほうが明らかに正しかったのです、日本の金融市場の世界よりも。

 私には日本の産業構造を高度化するというゴールがありました。そういった確信があったからこそ、既存の権力と戦うことができたのです。これがまさに権力に寄らないリーダーシップの前提となります。

 別の言葉で言えば、権力に縛られない行動を取ることが、次世代のリーダーとなるための突破口になるのです。

 既得権益をはじめとする権力にがんじがらめになった日本を大きく変えるためには、こうした考え方はもちろん、私が長年提唱してきた、抽象度の高いゴールをいかに設定するかが大切です。同時にリーダーを支える周囲の人たちも、新しいリーダーシップの構造を理解することで、硬直した日本社会を一変させることができるのです。

 引用終わり

 

 

 …たくさんの御意見・御質問をありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

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PMⅠ-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

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F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

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S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

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L-144:2021年11月小学校親子講演会(鹿児島県)-07;「最高のCOT=コーチング」の真の意味

 

2021年11月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 02;生まれてからずっと続けている運動?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33297928.html

 03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

 04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33345501.html

 05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

 06;現状の外のゴールに向かい続けることができる理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33398926.html

 07;「最高のCOT=コーチング」の真の意味

 

 

 …今、人間社会はどんどん壊れています。

中東はもちろん、世界中で「神」を巡る争いが激化していますが、世界をおかしくしている「信仰(faith)」は「神」ではありません。

 

 では、人間社会を壊している「信仰(faith)」とは何なのでしょう?

今こそ子どもたちに教えるべき“調和”とは、一体何なのでしょうか?

 

 

 …とくにこの3~4年の間に明らかになった、人の心を蝕み社会を壊している「信仰(faith)」とは、「お金」。その「信仰」には、差別を内包する「権力欲」がべったりと張り付いています。仏教的にいうと「煩悩」です。

 PMⅠ-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 既得権益が「お金」と「権力」を強化するのは、「現状の強化」に過ぎません。それは過去の記憶でつくられたコンフォートゾーンの強化です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

それではますます現状に縛られ、どんどん自由を失っていきます。被害を受ける側である一般の人々はもちろん、既得権益自身も。それは…

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 不自由による不幸の連鎖

 

 …だからこそ、現状の外へのゴール設定を可能とするコーチングが必要とされ、ゴールの設定と達成を強力にサポートするコーチが求められているのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む(100%want to)、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)。さらに加えると、4)自分中心を捨て去る まで含めた4つ。

 L-099:2021年8月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 「2)心から望む(100%want to)」はゴールの大前提ですが、それだけでは煩悩にまみれます。前々回(L-142)紹介したマズローの「自己実現理論(欲求階層説)」でいうと、下の階層に留まるばかり。それが「現状の強化」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 上の階層に向かうために「1)現状の外」が必要ですが、前にも触れたとおりそれは簡単のことではありません。

 (簡単ではない本質的な理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そこで役立つのが「3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)」。人生のたくさんの側面(カテゴリ)を同時に考える意識状態を保つことができると、視点が自然に上がっていきます。それは「抽象度が上がる」と同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 さらに、「4)自分中心を捨て去る」をも強く意識していると、抽象度がますます上がりやすくなっていきます。

 L-100:2021年8月… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

自我が拡張するからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

前々回(L-142)のマズローでいうと、「自己承認から自己実現、そして自己超越に至る過程」。そのプロセスで“調和”が実現していきます。「心と体」を同じと感じられ、「自と他」を同じと理解でき、「過去と未来」すべてを一念三千と捉えられる心の状態である“調和”が。

 F-319:観自在 <理論編-2;自在を観る>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32875213.html

 

 

 …以上が講演内容+α。

古くから「調身・調息・調心」と言い表されていた潜在能力解放のための秘密を、子どもたちには身体の運動や知的運動(スコトーマ外しクイズ)を通じて、そして大人にはコーチング理論として 届けられたと自負しています。

 F-217:不安と不満のはざまで… <1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は…>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

親子で参加してくださった皆さま、そして先生方、素敵な御縁をありがとうございました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

(L-145につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 人の心を蝕み社会を壊している「信仰(faith)」とは、「お金」

 

 …その「信仰」を「お金」から「科学」「哲学」に書き換えていくことが、人類滅亡を防ぐためのmission。そのために実現するべきエンドステートが「次世代リーダーの育成」。具体的に行うことが「最高のCOT=コーチング」の普及です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 *次世代のリーダーシップについてはこちら↓

 F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

 以下、苫米地博士の最新刊「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版、p189)より引用します。転生とは、一人ひとりの心の中で実現するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その転生を導き実現するリーダーの姿をイメージしながら、ゆっくりとお読みください。Feel!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

超高齢国家の次世代リーダーとは

 私はいま日本政府のリーダーシップについて大きな疑問を持っています。みなさんもそうでしょう。この国のリーダーたちを見て疑問に思わない人がいるでしょうか?

 ワクチン行政、増税、マイナンバー制度、マイナンバーカード、LGBT問題などといった政策のあり方、進め方にはほとんどの国民が疑問を持っていますし、再考を強く望んでいます。

 ところが、当の大臣たちは「利用者の利用の仕方が悪い」「メンテナンスが悪い」「他党が悪い」などと強弁し、立ち止まって考えることをしません。国民の声に耳を傾けることをしないのです。最もひどかったのはLGBT法案を通す際でした。本書でも何度か問題提起をしたように、与党内の会合で過半数以上が賛成していないのにもかかわらず、法案を国会に提出してしまったのです。賛成多数による強行採決ですらなかったこの強引なやり方は、完全に民主主義を破壊するものでした。

 彼らには日本のリーダーという自覚も自負もないのでしょうか?

 

 現在の日本のリーダーたちには、日本を良くしていこうという意思が見えてきません。国民の声を聞こうという態度を示すことすらしないのです。

 国民が彼らに感じるのは「既得権益のためにリーダーの座にしがみついている」「利権と金、煩悩を満足させることがリーダーを目指すモチベーションになっている」といったことでしょう。

 残念ながらいまの日本のリーダーたちにはリーダーシップがないのです。

 

 リーダーシップとはフォロワーをある目標に導いていく能力です。企業であれば、プロジェクトリーダーが部下たちをプロジェクトの成功に向けて導いていくことを言います。自衛隊であれば、作戦遂行に向けて上官が部下を率いていくことを言うでしょう。政治家なら、政党の幹部が決めた党利党略に従わせることを言うかもしれません。

 そうしなければいけない理由は、会社法や自衛隊法、党則があるからです。つまり、すべての組織のリーダーが部下に対して権力を持てるのはルールの下における権力があるからなのです。なんらかの法律や拘束があるから権力が発生する。ということは、組織があるから権力が生まれるということになります。

 ですから、老人が権力を持っているのは、単に老人がなんらかの組織の上にいるからであり、組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステムが維持されているためです。

 この最もわかりやすい形が世襲です。歌舞伎などの伝統文化の世界はまさにそうで、何百年と受け継がれてきた権力構造を維持することで「権威」が生まれています。生花の世界も茶道も構造は同じです。

 政治家も地盤、看板、カバンという親から受け継いできた組織的権威があるから当選するわけで、そういうものを持たない人々が選挙で勝つにはむずかしいものがあります。

 日本におけるリーダーとは、縦社会の構造的に発生する権力を握った者がリーダーになるというもので、単なる権力者間の椅子取り合戦なのです。

 そんな椅子取り合戦で頂点を極めた者がリーダーであるなら、リーダーが下の者に対して気を遣う必要などないでしょう。日本におけるリーダーとは権力者と同義なのです。

 

 これがわかると日本のリーダーたちが他人の言葉に耳を貸さない理由もわかるでしょう。リーダーはリーダーシップをもってフォロワーをゴールに導く人ですが、権力者は単に権力を握った人です。その時点ですでにゴールを達成しており、あとは権力の座をいかに維持するか、居心地良くするかしか考えません。欲望の限りを尽くし、煩悩の命じるままに生きるのも当たり前なのです。そういう構造だからです。

 ということは、いまの日本のリーダーは単なる権力者であり、リーダーシップを持った本物のリーダーはいないということになります。

 私たちの本当の敵は現在の権力の座に座るトップではありません。倒すべき直近の相手ではありますが、本質的な敵は権力構造であり、煩悩を刺激し続けるシステムにあるのです。権力を基盤としたシステムこそが私たちが倒すべきものなのです。

 

 問題はそれができるのか? 権力システムを倒すことが可能か? という部分です。

 もちろん、それは可能です。それは私が提唱する次世代のリーダーシップです。

 次世代のリーダーシップとは権力に寄らないリーダーを生み出すものです。法的な裏付けや、歴史的な構造に支えられた権力を否定するものです。

 これは「必要性に応じて生まれるリーダーシップ」です。権力ではなく、必要性の発生とともに生まれるリーダーシップですから、そこに必要性さえあれば誰がリーダーになってもいいのです。

 わかりやすい例を挙げましょう。

 かつて日本で電子メールが始まったとき、「メールで連絡するなど失礼だ」と言われました。ところが、数年経って電子メールが普及すると、「失礼だ」と言っていた幹部社員たちにもメールを使う必要が生じて、若い新入社員にメールのやり方を聞きに行くことになったのです。その際、相手が上司であっても新入社員の方が知識を持っているのですから、上下の立場は逆転します。新入社員が「こちらはこうやってください」と指示し、社長が「そうか、わかった」と聞く立場に必然的になります。必要性に応じて生まれるリーダーシップとはこういうことです。

 自分に必要性があれば自然にリーダーシップが発生するということです。また、そのリーダーシップはリアルタイムで発生し、消滅します。要は社長がメールのやり方を覚えれば、元の関係に戻るということです。

 次世代のリーダーとは必要性が生じたときに、自然と決まる人間のことを言います。ですからリーダーシップを持っている人は、不特定多数に対して双方向で、必ずリーダーとして選ばれるという素養のある人のことになります。

 権力がほしいというリーダーはもう不必要な時代なのです。権力を欲する人間はもう必要ありません。それは古いし、間違っているということです。私たちを幸せにしてくれるリーダーは、私たちが心からついて行きたいと思える人たちです。

 引用終わり

 

 

次世代リーダーの概要(日本転生、p194)

「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版)より引用

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 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地>

 

 2023年5月15日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)にて、苫米地博士が生成AIをテーマに講義をされました。その中で「生成AIは思考方法がまったく異なり、幻覚や嘘かもしれない」と話されています。

(当日の講義はこちら↓)

 今話題の生成AIと人間の理想の付き合い方 Dr.苫米地 (2023年5月15日) #ChatGPT #ジェフリーヒントン - YouTube

  

 バラダン終了後、苫米地博士は「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と投稿されています(twitter)。

 

芸術は高抽象度の未知なるLUB(230515バラだん未使用図)

 

 

 …博士の講義後に得たインスピレーションをまとめます。

 

vol.1;部分と全体の双方向性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31869155.html

 vol.2;2つの自己プロデュース力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31920992.html

 vol.3;最強の自己プロデュース力=火の鳥

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31971444.html

 vol.4;同調能力の秘密

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32026141.html

 vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地

 

 

 「すごいリーダーは『脳』がちがう」(p56)の中で、苫米地博士はこのように述べられています。

 

 世界は無限に存在していて、ホメオスタシスはそのどれともつながることができる-

 このことがわかったとき、私は一つの結論にたどり着きました。

 簡単にいうと、一つの仮想空間(P)があるとします。このPに対して、自我があります。そして、自我とPとの間でホメオスタシスのフィードバックが強いときに臨場感が高くなる、ということです。

 

 

 …この言葉と「I×V=R」を結びつけることができると、どんどん「高抽象度の未知なるLUB」を認識することができようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

さらに、前々回(F-300)取り上げたエフィカシーとも重ねることができるようになると、ますます「高抽象度の未知なるLUB」を共有できるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 気(プラーナ)が強くなるから。

 

強い気(プラーナ)を自由自在に操れるようになっていくほど、「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」もの=ゴールを見つけ、“幸せ”に生きることができるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 ところで、“幸せ”って何でしょう?

 

 …“幸せ”について徹底的に考察すると、芸術とコーチングの関係がよりクリアになります。その結果、さらなる“幸せ”を手に入れることができるはず。

 

 では、苫米地博士の著書「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(イースト・プレス、Step3)を参考にしながら、“幸せ”をキーワードに、芸術とコーチングについて考えてみましょう。

 

 苫米地博士は「幸せとは、自分が幸せだと思うかどうかの問題」と喝破されています。つまり、“幸せ”に生きるためには「今の私は幸せ!」と思うだけ。

 

 「今の私は幸せ!」を実現する方法は2つあります。「釈迦方式」と「宗教方式」です。

 

 「釈迦方式」は空観がベース。空観とは「世の中のすべては幻想である」とわかること。前回(F-302)取り上げた気(プラーナ)でいうと、「あるともないともいえる」「あるとはいえないが、ないともいえない」を体得すること。そのためには情報空間の臨場感を自在にコントロールする必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 抽象度を上げれば上げるほど、情報空間は広大になっていきます。そのときに臨場感が下がるのではなく(無の上位概念:なによりも少ない)、むしろ臨場感を上げ続けた先に空(くう)があります(有の上位概念:なによりも多い)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

  

 抽象度を上げるために、私はコーチングを強くお勧めします。人生のあらゆる領域にゴールを設定し(バランスホイール)、ゴール更新を重ねていくうちに、抽象度を上げることができるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 コーチングは「今の私は幸せ!」を実現するための2つ目「宗教方式」でもあります。ベースは仮観。仮観とは「仮のゴールを設定する」ことです。

 L-099:2021年8月… -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 釈迦方式 = すべては幻想だと認識することで、幸せになる方法

 宗教方式 = 幻想であることを肯定し、その幻想を徹底的にリアルに感じる方法

 

 苫米地博士はルー・タイスさんがはじめたコーチングを継承する正真正銘のコーチですが、「コーチングは、最終的には自己満足にすぎない」と仰っています。その理由は「コーチングは『宗教方式』だから」。

これらの言葉の真意は、「個人主義、すなわち自分さえよければいいという考えに陥るな!」という戒めでしょう。つまり…

 

コーチは「クライアントの利益100%」を貫け!

 

そして、クライアントにとっては、「ゴールを、自分中心を捨て去りながら、“現状の外”にしっかり設定せよ!」ということでしょう。

 

苫米地博士は著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店)の中で、「ゴールは1)100%want toで、2)自分中心を捨てながら、3)現状の外に設定する」と強調されています。その意味を今一度感じてください。Feel!

L-100:2021年8月… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 

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 自分中心を捨て去る

 

 …それは「自分のことは後回し」「自分のことはどうでもいい」ということではなく、「部分関数としての“自分”の定義をひろげていく」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

部分関数としての“自分”の定義をひろげていくと、「自と他はなんの違いもない」「すべて同じである」と体感できるようになります。

それは抽象度を上げることで実現する「無分別」の境地。

F-231~:3錠じゃないと飲まん!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418468.html

 

 「無分別」の境地は、「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と重なるはずです。

つまり、自分中心を捨て去りながら“現状の外”へゴールを設定し続ける本物のコーチング(Authentic Coaching)は芸術と通じるということ。

 

繰り返しますが、コーチングの実践はあくまでも仮(け)であり、「宗教方式」です。

しかしながら、ゴールを「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」という次元にまで引き上げることができると(おそらく引き上げようと意図するだけでも)、コーチングは「釈迦方式」に変わります。

 

「釈迦方式」のひとつが「密教法」。

(もうひとつは「止観法」です。こちらでどうぞ↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 以下、「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(p94)より引用します。

 

 

苦しみをすべて幻に変える「密教法」

 「釈迦方式」のもうひとつの方法は、「密教法」です。

 「密教法」では、最初に幻を見せます。それから、その幻のカラクリを見せて、「なんだ、この世はただのカラクリじゃん!」とわからせる方法です。

 結論は、すべてが空であるという「止観法」と同じですが、方法論が違います。

 「止観法」では、世の中のすべてのことを「止めて観る」ことで、すべてが空であることがわかります。

 一方、「密教法」では、幻のカラクリを知ることで、すべてが空(カラクリ)であることがわかるのです。

 

 密教法 = 幻のカラクリを知ることで、すべての苦が空だと知る方法

 

 「密教法」は、手品でたとえるとわかりやすいでしょう。

 手品を本物だと思っている人は、幻を信じている人です。それだと「宗教方式」と同じです。しかし、手品にはカラクリ(トリック)があるということを知っていれば、手品を超能力と勘違いすることはありません。

 カラクリを知るということは、「密教法」と通じるものがあります。

 私は実際に「超魔術」で人気のMr.マリックにお会いしたことがあります。それは、スピリチュアリズムを批判するテレビ番組の監修を引き受けたときのことでした。スピリチュアリズムにはまっている女性の前で、Mr.マリックが亡くなった祖母の霊視をするのです。

 間近でMr.マリックの超魔術を見た女性は、感激して泣いていました。私は被験者ではないでの、カラクリ側のMr.マリックの横で見ていたのですが、それでもカラクリ(トリック)がわかりませんでした。

 「トリックってすごいなぁ!」と感心したものです。

 もしマジックだけして、「私は超能力者です!」といったら、信じる人も出てくるのですが、Mr.マリックのいいところは、ちゃんと種明かしをすることです。カラクリを明かすことで、マジックが幻だと教えることです。

 これは、まさに「密教法」と同じ。この世はすべて幻というのと同じで、マジックもすべて幻と教えているのですから。

 テレビでは、実際にマジックのカラクリを被験者である女性に明かしていましたが、彼女はカラクリを知って、さらに感激し、泣いていました。

 

 幻を見せるだけなら、「宗教方式」と同じです。カラクリを明かさなければ、「仮」が「実」になってしまうからです。

 しかし、幻のカラクリを教えてあげれば、「実」ではなくなります。だから、「密教法」は「釈迦方式」のひとつなのです。

 幻だとわかるためには、自分で幻をつくりだせるようになるほうが早いかもしれません。手品でいえば、自分も手品が上手になれば、他人の手品を見破れるようになるし、カラクリをよりリアルに感じることができます。

 私は手品をやらないのでMr.マリックのマジックを見破れなかっただけで、手品が上手な人なら見破れると思います。

 つまり、この世は幻だと知るために、わざわざ幻を上手につくれるようにする方法もあるということです。

 密教では、雨を降らせたり、空を飛んだり、いろいろな幻を見せます。そのトリックとは、宇宙のカラクリを利用したトリックです。密教では、このような幻を自分でつくれるような修行をしています。

 それは、結局のところ、「世の中のことはすべて幻だ!」と知るためなのです。

 

 資本主義では、「よりお金を稼ぐ」「より土地を広げる」ことが幸せの基本です。

 このような幸せに「密教法」を応用すると、どうなるでしょうか。

 お金持ちになるという資本主義の幸せは幻でしかないのですが、徹底的にお金を稼ぐ方法を極めることです。

 誰よりも上手にお金を稼ぐ方法が身についたとき、「なんだ、お金を稼ぐのは簡単じゃん!」といって、お金を稼ぐのをやめたときに幸せになれます。お金を稼いでいる途中は、幸せでもなんでもないのです。

 きっと、マジックも、マジックをしているときは別にうれしくもない。マジックに引っかかった人を見るからうれしいのだと思います。

 これと同じで、お金を稼ぐというのはトリックであり、お金や幸せは幻でしかないからです。

 だから、誰よりもお金を稼ぐ方法を極めて、「お金持ちという幸せは幻でしかない。じゃあ、別にお金を稼ぐ必要はない」と思ったら、幸せになることができます。

 これは、まさしく「密教法」と同じ方法論ですね。

 引用終わり

 

 

 …今回は苫米地博士の「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」という発言から得たインスピレーションを言語化してみました。

 

誰にもわからない未知のLUBを、なぜ認識でき、どうして共有できるのか?

 

 …そのような問いに向き合いながら、芸術とコーチングの関係を考えました。いかがだったでしょうか?

 

本物のコーチング(Authentic Coaching)とは、「釈迦方式」のうちの「密教法」であり、その本質は「可能世界“w”から別の“w1”への移行を促す」ことです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

  

 “w1”はゴール設定で生みだします。ゴールは必ず“現状の外”、すなわち「高抽象度」かつ「未知」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 さらには、「高抽象度の未知なるLUB」とは、リーダーがフォロワーと共有するゴールの世界(ゴール側のコンフォートゾーン)のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「芸術=高抽象度の未知なるLUB」について考え抜くことは、「コーチング=新たな“w1”への移行」を突き詰めることであり、「リーダーシップ=次なる世界(未来)の実現」を磨きあげることでもある

 

…そのように思いながら思索し、たどり着いたのは、やはり「中観」でした。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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PMⅠ-06-21:仮説14)空なき実観の行き着く先にあるもの

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Q-325:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.7:君は1万円札を破れるか?>

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苫米地式「幸せ脳」のつくり方

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F-302:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.4;同調能力の秘密>

 

 2023年5月15日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)にて、苫米地博士が生成AIをテーマに講義をされました。その中で「生成AIは思考方法がまったく異なり、幻覚や嘘かもしれない」と話されています。

(当日の講義はこちら↓)

 今話題の生成AIと人間の理想の付き合い方 Dr.苫米地 (2023年5月15日) #ChatGPT #ジェフリーヒントン - YouTube

 

 バラダン終了後、苫米地博士は「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と投稿されています(twitter)。

  

芸術は高抽象度の未知なるLUB(230515バラだん未使用図)

 

 

 …博士の講義後に得たインスピレーションをまとめます。

 

vol.1;部分と全体の双方向性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31869155.html

 vol.2;2つの自己プロデュース力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31920992.html

 vol.3;最強の自己プロデュース力=火の鳥

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31971444.html

 vol.4;同調能力の秘密

 

 

 前々回(F-300)、苫米地博士の著書「自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版、p100)より引用しました。その中で博士が語られているのは、「人生においては自己プロデュース力が重要」「自己演出は自らのエフィカシーを上げる行為」だということ。

 

 

自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術

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自己プロデュース力には2種類あり、いい方法とダメな方法があります。いい方法とは「自分のバリューを高めまくり、大衆を惹きつけるピカソ方式」。

 

 その“バリュー”とは、より高次の抽象度次元上の“何か”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」ものでもある“何か”のことを、コーチングでは「ゴール」と呼びます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ところで、「高抽象度の未知なるLUB」を、なぜ認識することができ、なぜ共有できるのでしょう?

 

 …前回(F-301)は最初の問いへの答えとして、 “最強の自己プロデュース力=火の鳥”を紹介しました。

 

 今回は「なぜ共有できるのか?」。

その答えは、リーダーの基本条件の1つでもある「同調能力」にあります。そして、その同調能力の秘密は…

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 以下、苫米地博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう」(三才ブックス、p120)から引用します。「同調能力の秘密」を体感してください。Feel!

 

 

相手が気圧されるほどの雰囲気とは?

 前章では、相手を自分がコントロールする臨場感空間に引き込むためのRゆらぎの手法について解説しました。自らが相手にさせたい意識状態になってホメオスタシスの同調を利用するという方法です。

 ホメオスタシス同調は、相手を支配するために、そして逃がさないためには欠かせない機能です。

 実はホメオスタシスの同調を無意識レベルで活用できれば、いつでもどこでも相手を自分の臨場感空間に引き込むことができるようになります。

 その一つが、プラーナです。

 プラーナとは、サンスクリット語で「気」の意。

 気? いったいどういうことか。

 一般的な気のイメージとしては、気功師と称する人が手を動かすと、周囲の人が吹き飛んでしまう……といったものでしょうか。普通に考えれば、そんな胡散臭いものは存在しないと思うかもしれません。しかし、気は存在します。

 厳密にいうと、気は「気」の存在を認める臨場感空間にいる者のみに存在しています。例えば、あなたが急に「私は気を出すことができる」と手をかざしても、相手は何も感じないかもしれません。しかし、中国服を着てそれらしい雰囲気を出しながら、手をかざすと相手は何かを感じるでしょう。それは風かもしれませんし、ただの体温かもしれません。しかし、相手は何かを感じたという気分になります。

 それは、相手があなたの「気を出すことができる」という世界に臨場感を持ったからです。そして、あなたがその何かが気だと相手に思わせて自分の臨場感空間に引きずり込めば、相手はその何かが気だと意識するようになります。あなたのかざした手に合わせて、吹っ飛ぶようになってしまうのです。

 

 少し極端な話でしたが、とにかくこの「気」を概念として発展させたのがプラーナです。プラーナは生活レベルでも十分に存在しています。

 例えば、他人の雰囲気につい気圧されてしまった経験はないでしょうか。セールスマンと対峙した瞬間、相手の勢いに飲まれてついいいなりになって契約書にハンコを押してしまったりしたことはないでしょうか。ヤクザの威嚇に目を背けたことはないでしょうか。

 それは既に相手の発するプラーナに負けていたのです。もっというと、プラーナによってホメオスタシスが同調して相手の臨場感空間に引きずり込まれていたのです。

 もちろんプラーナは物質的なものではなく、情報的なものであることはいうまでもありません。

 引用終わり

 

 

 …同調能力の秘密とは、「ホメオスタシス」。

 ホメオスタシスは、恒常性維持機能のことで、“外界”の環境の変化に対して生体を安定した恒常的状態に保とうとする機能のことです。

 (“外界”の正体は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 “外界”とフィードバックして常に自分の情報を更新することで恒常的状態が維持されるのですが、その“外界”とは物理的現実世界のことだけではありません。脳が発達した人間の場合、フィードバック関係は情報空間にもひろがっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

まったくの仮想空間であっても、私たちはしっかりとフィードバック関係を築くことができます。その事実を理論化したものが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論(仮説)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 人間同士の場合、ホメオスタシスの同調により情報を伝達しあうことができます。例えば、自分が楽しいときは楽しさが、悲しいときは悲しさが伝わるというように。

 つまり、「臨場感空間をお互いに共有することができる」。

 

…それが「なぜ共有できるのか?」の答え。誰もがもともと持っているホメオスタシスの働きのおかげです。なので、意識に上げるべきは「いかに狙った仮想空間にホメオスタシスを働かせるか」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 ホメオスタシスが働く(V)仮想空間(I)が現実(R)

 

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」の「V(Vividness)」とは臨場感のことですが、その臨場感は「選択した仮想世界に対してホメオスタシスがフィードバック関係を持つ」ことで生まれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「すごいリーダーは『脳』がちがう」(p56)の中で、苫米地博士はこのように述べられています。

 

 世界は無限に存在していて、ホメオスタシスはそのどれともつながることができる-

 このことがわかったとき、私は一つの結論にたどり着きました。

 簡単にいうと、一つの仮想空間(P)があるとします。このPに対して、自我があります。そして、自我とPとの間でホメオスタシスのフィードバックが強いときに臨場感が高くなる、ということです。

 

 

 …この言葉と「I×V=R」を結びつけることができると、どんどん「高抽象度の未知なるLUB」を認識することができようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

さらに、前々回(F-300)取り上げたエフィカシーとも重ねることができるようになると、ますます「高抽象度の未知なるLUB」を共有できるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 気(プラーナ)が強くなるから

 

 気(プラーナ)とは、相手を自分の臨場感空間に引きずり込むための「Rゆらぎ」のひとつ。気(プラーナ)が強いほど、狙った仮想空間にホメオスタシスを働かせることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 よって、気(プラーナ)を強くすることはとても大切。そのためにいくつか方法があります。

 そのひとつは強い気(プラーナ)を発する人のそばにいること。物理空間を共有できれば理想的ですが、情報的に「そばにいる」でも大丈夫です。

 I-014:「実際に起きたこと」の場を共有して ~コレクティブエフィカシーの体感~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10542541.html

 

 私は「苫米地博士の情報場にたくさん触れる」ことをお勧めします。五感+言語(+数学)といったモーダルチャンネルを全開にして、全身全霊で学び感じてください。

 (よくわからない方は「雰囲気」を意識に上げてください)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22463920.html

 

 そうしている間に、いつの間にか博士の気(プラーナ)を発することができるようになります。気(プラーナ)を発することができたなら、それをしっかり記憶しましょう。

すると、強い気(プラーナ)を自由自在に操れるようになっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

その結果として、「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」もの=ゴールを見つけ、“幸せ”に生きることができるはずです。

F-065~:水木しげるさんの「幸福の七か条」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_303640.html

 

(F-303につづく)

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-249~250:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.6~7;臨場感という橋を架ける>

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29197133.html

L-111~112:2021年8月シークレットレクチャー -13~14;臨場感を高めてリアリティを合成する秘訣

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31473967.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31509419.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

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