苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:リミッター

L-11620219月シークレットレクチャー -04;論理という“劇薬”

 

20219月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。

*初回の講義はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424749.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「ゲバラ主義」。

F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

そのゲバラ主義をイメージしながらお読みください。Don’t think, feel

 

 01;夢

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html

 02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 03;夢を現実化する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32114512.html

 04;論理という“劇薬”

 

 

 情報が概念化され、その概念同士がより大きなゲシュタルトを生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

そのゲシュタルトに重要性関数(ブリーフシステム)が乗っかって、目の前の世界(=自我宇宙)が生まれる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 目の前の世界は各自のイマジネーションが生みだしています。一人ひとりの認識がそれぞれの宇宙を生みだします。

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 

 とはいうものの、思いどおりの世界(宇宙)を生みだすことは簡単ではありませんよね。私はよくこのような御相談をいただきます↓

 

理論は理解し、日々実践しているが、実際にはうまくいかない

 

 壁にぶつかったように感じる時は、一度立ち止まってみましょう。逆腹式呼吸を重ねリラックスを深めたら、スコトーマに隠れている課題とその解決を探しだします。気楽に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *「課題と解決」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 個人的に重要視しているポイントをあげると
 「I×V」では、「論理(理論)」にこだわらない
 「R化」では、「論理(理論)」にこだわり使いこなす

 

ともに鍵となるのは「論理(理論)」。ただし、その向き合い方は真逆です。「I×V」では論理(理論)へのとらわれを捨て去り、「R化」では論理(理論)をフル活用するという感じ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「論理」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 もちろん、論理(理論)は大切です。論理(理論)がなければゲシュタルト化ができない(ゲシュタルト化できても維持できない)から。ゲシュタルト化が不十分であれば、しっかり理解することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 一方で、論理(理論)にこだわると、リミッターが外せません。もっとコーチっぽく表現すると、「現状の外にゴールを設定できない」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

  

コーチの役目は「クライアントを『超論理』の次元に誘う」こと(“誘導”とは違います)。脳機能でいえば前頭前野内側部の発火であり、苫米地理論でいえば右脳言語野の覚醒を実現することです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、p199)から引用します。

 

 

頭のゴミが多い人は部分の迷路に迷い込む

 ここで念のために言っておきますが、私は論理的思考力そのものを必要ないと言っているのではありません。順を追って筋道を立てて考える論理的な思考力はもちろん必要です。それは思考力の基礎です。また、人に話すときはなおさら論理的な構成力が不可欠です。

 ただし、本当に頭のいい人は、必要に応じて論理的な構築力を使い、また必要に応じて論理を超えることができます。論理と不即不離の関係を保ち、論理にとらわれるということがありません。

 例えば、論理性に欠ける話を聞いてもちゃんと自分の頭で論理的に整理し、論理的にフィードバックする。あるいは、論理的に話していたかと思うと突然、論理を飛び越えてズバッと核心を突く一言を投げかける。そんな具合です。

 私が言っているのは、論理にとらわれてはいけないということ。「考えているうちに頭がゴチャゴチャしてくる」という人は、順を追っているうちに、順を追うことに精いっぱいになってしまっているのです。そして、ABC……と順に考えているうちに、「自分はそもそも何を解決しようとしていたんだろう?」「自分は何を求めていたんだろう?」と、迷路に迷い込んだように、自分が何を考えていたのか分からなくなってしまう。

 「論理(部分)を追っているうちに、論理(部分)の迷路に迷い込む」ということが、あなたの思考とひらめきを曇らせる頭のゴミの正体です。

 そうなってしまうのは、ゲシュタルトができていないからです。

 

 本当に頭のいい人は、ゲシュタルトができているので、たとえ必要に応じて順を追って思考しても、自分の頭の中で迷路に迷うということがありません。

 ゲシュタルトができていることによって常に全体が見えているからです。部分を追いつつ、その部分が全体とどう相互関係しているのかが分かっています。部分を追いながら、常に全体が見えている。部分にフォーカスするのも、全体を俯瞰するのも、自由自在にできる。それが本当に頭のいい人であり、それができるのはゲシュタルトができているからです。

 引用終わり

 

 

必要に応じて論理的な構築力を使い、また必要に応じて論理を超えることができる

 

 ゴール設定においては、論理はむしろ障壁になります。ルールや常識といった社会の価値観もそう。それらは人を現状に閉じ込めてしまう“劇薬”です。

 (詳しくはこちら↓)

 S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_368012.html

 

 一方で、その“劇薬”は「思いどおりの世界(宇宙)を生みだす」ための強力な縁起にもなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、最後に質問。

必要に応じて論理的な構築力を使う」「必要に応じて論理を超える」の“必要”とは何のことでしょうか?

論理という“劇薬”をうまく使いこなすために、何を心がけるべきでしょうか?

 

L-117につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)。詳しくはこちらでどうぞ↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

Q-223~:コーチングが重要なのは理解しているが、医療現場は忙しすぎて実践できない

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416549.html

Q-259~:コーチングは弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまないのだろうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419730.html

 

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!(Kindle版)

Kindle版はこちら↓

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



F-287:気楽 ver.2 04;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-後編-

 

 若い頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。

 その後、大人になるにつれ、私のお気に入りは「take it easy」や「ハクナ・マタタ(Hakuna Matata)」という言葉に置き換わっていきました。

 苫米地博士と縁がつながった今は、それらすべてを包摂した感覚です。それが「気楽」。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 ヒーラーとしていうと、気楽とは「コンフォートゾーンを維持する(すみやかに戻る)」こと。その上で、気楽を乗り越えていくのがコーチング。いわば「超CZ」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのようなイメージを言語化します。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;「リミッターを外す」ために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31030703.html

 02;“自分”の「リミッターをはずす!」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31086507.html

 03;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31146112.html

 04;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-後編-

 

 

 行動=無意識が誰かにコントロールされていないか?

 

それを確認する、とてもいい質問があります(炎上しましたが)。

呼吸を整えながら、ゆっくり自問してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415360.html

 

 今日の仕事は楽しみですか?

 (あなたはなぜ働くのですか?)

 

 いかがですか?

 

以下、前回同様、「武術に学ぶ 一瞬で自分を変える技術 ~さらに自分のリミッターをはずす!」(ビジネス社)の冒頭から引用し(p9~青字)、ヒーラー&コーチの視点で解説します。

 

 

 ところが、私たちはそれにも気づきません。あまりにも当たり前すぎて無意識であることすら忘れています(もっともそれが無意識の定義なのですから当然なのですが)。そして、先ほどの自転車の例などを耳にすると、こんな勘違いをしてしまうのです。「そうか。確かに自転車に乗っている時は無意識だったな」と。

 違うのです。自転車に乗っている時だけが無意識ではないのです。歩いている時も立っている時も、私たちは無意識の身体操作を常に行っています。

 しかも、意識的に動いているつもりの行動すら、かなりの部分がパターン化されており、自分で無意識化してしまっているのです。

 武術はこういった無意識の行動や、身体が生まれながらに持つ反射を利用して技が作られているのです。

 

 今日の仕事は楽しみですか?

(あなたはなぜ働くのですか?)

 

 いかがだったでしょう。

 「仕事は楽しみ」と即答できなかった人の無意識にはhave toが紛れ込んでいるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

そして、そのhave toがエネルギーや創造性を奪っています。人が本来持つ豊かな才能や無限の可能性を封印してしまっているのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 その封印を解く鍵が

 

 

 ということは武術を学ぶということは無意識を学ぶということであり、それはとりもなおさず、自らの身体操作、心の使い方を精査することにつながっていくのです。

 そして、人が変わりたいと思っている部分のほとんどは無意識の中に存在します。

 例えば、集中力が欲しいと思っている人はなぜ、集中力がないのでしょうか?

 それは気づかないうちに注意が散漫になっているからです。本来集中しなければならないモノとは別のモノに、気づけば集中しているためです。集中力がないのではなく、集中する時間が短い、あるいは別のモノにすぐフォーカスしてしまうためです。

 

 その封印を解く鍵がゴール!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの基本条件は 1)心から望む、2)自分中心を捨てる、3)現状の外。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 多くの人が実感していると思いますが、ゴール設定は決して簡単ではありません。

 博士の言葉を拝借すると、ゴール設定が難しい理由のひとつは「別のモノにすぐフォーカスしてしまう」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 「別のモノ」とは、例えば「他人の視点」「社会の価値観」「仮想の自分」。思い当たりませんか?

 

私は地元の大学を卒業し地元で働き続けているので感じたことがありませんが、医療の世界は学歴ヒエラルキーが強固らしく、秘かに苦しんでいる医師がたくさんいます。

 F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

苫米地博士は「頭のゴミ」と表現されていますが、学歴のような“バグ”が、エネルギーや創造性を奪い、豊かな才能や無限の可能性を封印しています。それは「誰かに作られた“マトリックス”に閉じ込められている」状態。

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 解決はもちろんゴール設定です。そして、そのポイントは

 

 

 ということは、集中が途切れた瞬間に気づけば、問題は解決できるわけです。

 そして、武術はこの集中が途切れる瞬間を狙って技をかけます。あるいは、集中が途切れるように誘導して技をかけます。

 武術を理解した時、人は変われるとはこのことを言っているのです。

 また、このことをよく理解するためのキーワードとして覚えておいてほしいのが「内部表現の一瞬の書き換え」という言葉です。

 

 解決はゴール設定。そのポイントは「集中が途切れる瞬間」!

 

 まずは、自ら「他人の視点」「社会の価値観」「仮想の自分」といった束縛への集中を途切れさせましょう。そして、すかさずゴールを思い描いてください。「集中が途切れる瞬間」に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それは、いわば、完全リセット! それが「内部表現の一瞬の書き換え」です。

 F-156:人間関係リセット症候群

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23823944.html

 

 その完全リセット=内部表現の一瞬の書き換えのファーストステップが逆腹式呼吸です。

 まずは自身の呼吸を意識に上げ、ゆっくりとコントロールしながら、リラックスとゆらぎを得ていきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 前回まで確認したとおり、まず書き換えるのは「自分」です。その「自分」とは過去の記憶でつくられたイメージであり、本当の“自分”ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

  

これまでの記憶が生みだしている「自分」という殻(=コンフォートゾーン)を打ち破り、新たな“自分”へと生まれ変わるために行うのがコーチング!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

その「新たな“自分”」とは、より高次の抽象度空間にひろがる縁起のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その「より高次の抽象度空間にひろがる縁起」とは、今のままでは絶対に実現することのない可能世界のことでもあります。現状の外へのゴール設定により新たに生みだされる「w1」です。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 だから私は、「現状の外」というゴール設定のポイントと同じように、「自分中心を捨て去る」にこだわります。

 

より巨大な縁起空間を“自分”と感じられるほど、幸せ(well-being)がひろがっていく(ひろがっている)

 

 それが私の「気楽」の体感。同時に、それは「I×V=R」の実感でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

  

そして、それはすべて“自分”の選択過去の記憶でつくられた「自分」ではなく、ゴールが生みだす“自分”の選択です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html


  

Goal comes first. Reality is second.

By Mr. Lou Tice

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Fカテゴリ>自分のリミッターをはずす!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

 

武術に学ぶ 一瞬で自分を変える技術



F-286:気楽 ver.2 03;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-前編-

 

 若い頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。

 その後、大人になるにつれ、私のお気に入りは「take it easy」や「ハクナ・マタタ(Hakuna Matata)」という言葉に置き換わっていきました。

 苫米地博士と縁がつながった今は、それらすべてを包摂した感覚です。それが「気楽」。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 ヒーラーとしていうと、気楽とは「コンフォートゾーンを維持する(すみやかに戻る)」こと。その上で、気楽を乗り越えていくのがコーチング。いわば「超CZ」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのようなイメージを言語化します。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;「リミッターを外す」ために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31030703.html

 02;“自分”の「リミッターをはずす!」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31086507.html

 03;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-前編-

 

 

 前回まで、苫米地博士の著書「自分のリミッターをはずす! 完全版変性意識入門」(ビジネス社、p235)の総括部分を引用しました。

 

 御存知の方も多いと思いますが、「自分のリミッターをはずす!」には続編があります。それが「武術に学ぶ 一瞬で自分を変える技術 ~さらに自分のリミッターをはずす!」(ビジネス社)。

以下、同書の冒頭から引用し(p9~青字)、ヒーラー&コーチの視点で解説します。

 

 

人は無意識の存在

 といっても、「だから、私は読者の方々に武術を身につけてほしい」と言っているわけではありません。興味があるのであれば止めたりはしませんが、私がここで言いたいのは武術の叡智を知ることで心は身体であることを知ってほしいと言っているのです。

 

 心は身体である」。もちろん、「身体は心である」でもあります。つまり、心と身体は同じもの。

 L-003~420201… -03~4:身体と心は〇〇〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 心と身体は同じもの。同じものの抽象度の違いです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 コーチとしてももちろんですが、とくにヒーラー(&医師)として、この事実(「心と身体は同じ」)をしっかり理解していることがとても重要だと感じています。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 なぜなら、「心と身体は同じ」を理解していないと、問題の本質がスコトーマに隠れるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「心と身体は同じ」が理解できていない状態では、解決どころか、何が問題(課題)なのかさえわからないまま。きっと闇から抜け出せずにもがき続けているような感覚に苦しむでしょう(でも、大丈夫ですよ。気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 では、心と身体はひとつとは具体的にどういうことでしょうか?

 それは無意識とは何かを考えるとわかってきます。

 その例として、私がよく挙げるのが自転車の運転です。

 私たちが自転車に乗っている時、左右のバランスをうまく取ろうといった意識で乗っているわけではありません。身体が勝手にバランスを取っています。どういうふうにバランスを取っているのか、言葉で説明するのも難しいくらい、身体に染み込んでいます。

 乗れない時はあれだけ苦労したのに、一旦、乗れるようになってしまえば、今度は乗れないようにするのが難しいぐらいなのです。これが無意識の身体操作であり、「心は身体」のひとつの例です。

 

 乗れない時はあれだけ苦労したのに、一旦、乗れるようになってしまえば、今度は乗れないようにするのが難しいぐらい」はゲシュタルトができたことを意味します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

それは「全体と部分の双方向性の関係性ができた」ということ。今までバラバラだった「手の動き」「足の動き」「体重のかけ方」といった部分がつながり(connect the dots)、すべて連動して動かせるようになったということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

しかも、自然に(=無意識化)、かつ、言葉で説明できない感じで(=超言語化)。それが「理解が深まる」という感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 もうひとつ例を挙げるならば、歩くという行為です。

 私たちは歩く時、「右足の次は左足、左足の次は右足を前に出そう」などと思って歩いてはいません。自然に右、左、右、左と足を前に出しています。また、その動作に合わせて、上半身も自然にバランスを取っています。このバランスを取る行為で言えば、「立つ」ことも無意識の行為です。

 

 脳梗塞などにより運動麻痺が出現した場合に、下肢装具を作成することがあります。麻痺の状態により足関節の角度を調整するのですが、足首が上に向きすぎると膝折れ(膝カックン)が生じ、下すぎると反張膝と呼ばれる膝関節の過伸展が生じます。

私たちは凸凹した道も、傾斜した道でも、ふつうに歩くことができます。それができるのは、「かなり複雑な情報処理(&調整)を無意識がリアルタイムに行っている」から。それが「無意識の身体操作」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

 

 

 さて、勘がいい人はそろそろ気づいたでしょう。実は、私たちの身体操作はほとんどが無意識状態で行っているのです。

 その証拠に、朝起きてから夜寝るまでの間の自分の動きを考えてください。朝、ベッドから起き上がるのも、顔を洗うのも、歯を磨くのも常に私たちはバランスを取って立っています。朝食を食べる時、私たち日本人は箸を使って食事をとりますが、箸の操作をいちいち考えながら食べたりはしません。

 無意識を理解する時に最初に理解しなければいけないのは、このことです。私たちは、身体を動かす時、ほとんど無意識なのです。

 

 だから、無意識を意識に上げることが超重要。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q281~:ドーパミン分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 

 無意識状態は身体操作だけではありません。私たちの行動もそうです。再び、朝起きてからの自分の行動を考えてみてください。ベッドから出て、顔を洗って、歯を磨いて、朝食をとる。これらの一連の行動はほぼルーチンワークでしょう。駅まで行く。電車に乗る。会社に入ってエレベーターのボタンを押す。この時、何階のボタンを押すかなど考えもしないでしょう。当たり前のように手が勝手に動いて目的階のボタンを押しているはずです。

 身体操作だけでなく、行動までも無意識なのです。

 

 身体操作だけでなく、行動までも無意識」はすごい一方で、とても危険なことでもあります。自分で考えて行動しているつもりでも、その行動は誰かにコントロールされているかもしれないから。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 行動=無意識が誰かにコントロールされていないか?

 

それを確認する、とてもいい質問があります(炎上しましたが)。

呼吸を整えながら、ゆっくり自問してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415360.html

 

 今日の仕事は楽しみですか?

 (あなたはなぜ働くのですか?)

 

F-287につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 R5.4/2に予定していた最終回「抽象度」は中止することになりました。御了承ください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30969181.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Fカテゴリ>自分のリミッターをはずす!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

F-174:こんなはずではなかった

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24979591.html

Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

Q-294~:孤独を感じています。私はどんなゴールを設定すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423127.html

 

 

武術に学ぶ 一瞬で自分を変える技術




F-285:気楽 ver.2 <02;“自分”の「リミッターをはずす!」>

 

 若い頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。

 その後、大人になるにつれ、私のお気に入りは「take it easy」や「ハクナ・マタタ(Hakuna Matata)」という言葉に置き換わっていきました。

 苫米地博士と縁がつながった今は、それらすべてを包摂した感覚です。それが「気楽」。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 ヒーラーとしていうと、気楽とは「コンフォートゾーンを維持する(すみやかに戻る)」こと。その上で、気楽を乗り越えていくのがコーチング。いわば「超CZ」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのようなイメージを言語化します。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 <01;「リミッターを外す」ために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31030703.html

 <02;“自分”の「リミッターをはずす!」>

 

 

 変性意識=無意識と意識はコインの裏表

 意識下ではなく、変性意識=無意識に働きかけないと書き換えられない

 

 ヒーラーとしての私の感覚でいうと、気楽とは「コンフォートゾーンを維持する(すみやかに戻る)」こと。今回の文脈(ゲシュタルト)でいうと、それは「変性意識=無意識にしっかりアクセスしている(コントロールしている)」ことといえるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「変性意識へのアクセス」「無意識のコントロール」のために、私はモニタリングをお勧めしています。まずは身体、そして4次元座標(時空)の意識化です。

 Q-286:ドーパミンの分泌をコントロールまたはvol.6;モニタリングの意義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 

 モニタリングを行いながら、より高次の情報空間中にひろがる可能性(可能世界)に目を向けることができるようになると、今はまだスコトーマに隠れているさらなるゴールを見つけられるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *情報空間はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そんな心の状態=CZが「気楽」。

その上で、気楽を乗り越えていく「超CZ」がコーチングであるはず。

そして、その「超CZ」は内部表現書き換えの極意でもあるはずです。

 

 以下、苫米地博士の著書「自分のリミッターをはずす! 完全版変性意識入門」(ビジネス社、p235)の総括部分を引用します。前回引用分のつづきです。

 

 

 そして、内部表現の書き換えについても、極意を伝えておきましょう。

 それは「誰の内部表現の書き換えをするのか?」ということです。

 催眠術、気功、古武術は変性意識を利用して、相手の内部表現を書き換えるための技術の集大成です。

 催眠では術によって記憶や知覚を書き換え、気功では免疫力に働きかけて病を治します。古武術では身体と認知の構造を熟知することで身体のバランスを自ら崩すように仕向けます。

 一見、魔法のように見えるこういったことを本書では「内部表現の書き換え」と言ってきましたが、なぜ、こんなことが起きるのか、読者の方々は理解できたでしょうか?

 もしも、理解できていないというのであれば、もう一度、本書を読み直してください。

 ちなみに、答えは、「誰の内部表現の書き換えをするのか?」と同じです。

 よく思い出してください。催眠術師は術の極意をなんと言っていたでしょうか?

 気功師は施術のポイントをなんと言っていたでしょうか?

 武術家もそうです。彼らが技をかける時に、なにをしていたのか?

 答えは「自分」です。彼らは皆、自分自身を書き換えていたはずです。

 自分自身が変性意識状態になることで被催眠者は催眠にかかるのです。

 気功師も武術家も同じです。まずは、自分が変性意識状態になり、自分自身を書き換えることで、相手に影響を与えていました。

 ここを忘れないでください。

 また、自分自身を書き換えるための最も大切なワークは「気の玉作り&站椿功」になります。自分自身を書き換えることなしに気の玉は作れません。

 ですから、このワークは毎日欠かさず、やってください。

 そうすれば、あなたは自分の無意識に気づき、そこにアクセスすることが可能になります。

 アクセス可能になれば、これまであなたがなんとなく嫌だなと感じていたもの。気が乗らないな、といったもの、憂鬱な気分などを、打ち消すことができるようになります。

 そして、あなたが嫌だなと感じていたものは、あなたの目の前にあるゴールやチャンスを遠ざけたり、見えなくさせていたものでもあります。

 目の前にあったチャンス。目の前のあるゴールへと続く道が、自分の内部表現を書き換えることでクリアに見えてくるのです。

 変性意識状態が常にあなたのそばにあったように、チャンスや幸せも、実はあなたのすぐそばにあったのです。

 いままでそれが見えなかったのはあなたの変性意識が見えなくさせていただけ。変性意識入門とは、これを自分の力で見えるようにするための技術を教えていたのです。

 普通の人からすれば、超能力のように見える催眠や気功、古武術の技を身につけたいと思う気持ちもわかりますが、これはこれで実践を伴うものです。本気で身につけたいと思うならば、道場や術者について習うべきだと、本書の中でも繰り返し言っています。本書を読んで、変性意識のなんたるかをわかった上で、これらの技術を習えば、習得のスピードは格段に違うでしょう。それは古武術の佐藤師範代も証言しています。

 しかし、私は自分自身を書き換えることが最初だと思っていますし、より重要だと感じています。

 誰にでもある、一見不思議に見える変性意識。これを利用してあなたの無意識の力を、潜在能力を100%引き出してほしいのです。

 あなたの目の前にずっとあった答え。

 あなたの目の前にずっとあったチャンスに気づく時は今なのです。

 無意識が見えなくしていたゴールに向かって踏み出してください。

 引用終わり

 

 

 自分が変性意識状態になり、自分自身を書き換えることで、相手に影響を与える

 

 これが「内部表現書き換え」の極意。

 きっとこんがらがると思いますがw、コーチとしていうと、変性意識になる自分、書き換える自分自身にこだわるほど、コーチングはうまくいかなくなります。

 Q-117:「コーチングは変わるためにあるものではない」の真意とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20576958.html

 

 だから、気楽!

 気楽とは「コンフォートゾーンを維持する(すみやかに戻る)」こと。前回(F-284)は、それは「変性意識=無意識にしっかりアクセスしている(コントロールしている)」こととお伝えしました。

 (詳しくはこちらでどうぞ↓)

 Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているのか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 そのアクセス(コントロール)のためには「Rゆらぎ」が必要。

 L-05620208… -02:「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

前回は「体に意識を戻す」というモニタリングを紹介しましたが、それも「Rゆらぎ」。そんな「Rゆらぎ」の基本中の基本は呼吸です。

 F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <1st.Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

逆腹式呼吸を続けながらリラックスとゆらぎを得ていると、思考が自由にできるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

「思考が自由にできる」を言い換えると、「『他人の視点』『社会の価値観』『仮想の自分』といった様々な束縛(制約)から自らを解き放つ」。

F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

これまでの記憶が生みだしている「自分」という殻(CZ=ブリーフシステム)を打ち破り、新たな“自分”へと生まれ変わるために行うのがコーチング!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その「新たな“自分”」とは、より高次の抽象度空間にひろがる縁起のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 *「抽象度」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

その「より高次の抽象度空間にひろがる縁起」とは、今のままでは絶対に実現することのない可能世界のことでもあります。現状の外へのゴール設定により新たに生みだされる「w1」です。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 だから私は、「現状の外」というゴール設定のポイントと同じように、「自分中心を捨て去る」にこだわります。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

より巨大な縁起空間を“自分”と感じられるほど、幸せ(well-being)がひろがっていく(ひろがっている)

 

 それが私の「気楽」の体感。同時に、それは「I×V=R」の実感でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

F-286につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 R5.4/2に予定していた最終回「抽象度」は中止することになりました。御了承ください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30969181.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Fカテゴリ>自分のリミッターをはずす!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

Q-294~:孤独を感じています。私はどんなゴールを設定すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423127.html

 

 

自分のリミッターをはずす!

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 自分のリミッターをはずす!: 完全版 変性意識入門 eBook : 苫米地英人:

 



F-284:気楽 ver.2 <01;「リミッターをはずす!」ために>

 

 若い頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。

 “星”を目指す親子や「ド根性」と叫ぶ“カエル”に影響されていたからでしょうw

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 その後、大人になるにつれ、私のお気に入りは「take it easy」や「ハクナ・マタタ(Hakuna Matata)」という言葉に置き換わっていきました。

 F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

 

 苫米地博士と縁がつながった今は、それらすべてを包摂した感覚です。それが「気楽」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 包摂とは「1つの事柄をより大きな範囲の中に包みいれる」こと。それは「ゲシュタルトの統合」のことであり、その本質は「抽象度が上がる」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ヒーラーとしていうと、気楽とは「コンフォートゾーンを維持する(すみやかに戻る)」こと。その上で、気楽を乗り越えていくのがコーチング。いわば「超CZ」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのようなイメージを言語化します。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 <01;「リミッターを外す」ために>

 

 

 気楽に生きるために、私は不完全性の理解が必須だと思っています。簡単にいうと「絶対はない」「アプリオリ(先験的)はない」ということが体感でわかること。仏教でいうと「無常」を体得することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 私たちは、誰もが部分情報の中で生きています。

 

 さらにシンプルにいうと、「すべて情報」。

「すべて情報」という理を苫米地博士が理論化されたものが「超情報場理論(仮説)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 繰り返しますが、すべては情報です。

 やわらかい春の日差しも、ひなたでたたずむ猫のかわいらしさも、庭を駆けまわる犬の息遣いも、すべて情報。

 これまでの人生の様々な出来事も、どんどん変化していく心身も、そして、どうしても成し遂げたいゴールもすべてが情報です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 すべて情報である

 

 それを理解することがコーチングの第1歩。

 すべてが情報だからこそ、新たに書き換えていくことができます。

 

世界(w)を、そして自分(p)を、自由自在に書き換えていく

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 ただし、そのためには、まずは心が自由にならなければなりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 以下、苫米地博士の著書「自分のリミッターをはずす! 完全版変性意識入門」(ビジネス社、p234)の総括部分を引用します。「ゴールを達成するためにまず行うべきこと」や「自由な心」をイメージしながらお読みください。Feel

 

 

 以上が「自分のリミッターをはずす! 完全版変性意識入門」となります。

 本書を読んで変性意識状態が決して特別ではないと理解していただけたでしょうか。

 たぶん、本書を読む前は変性意識状態が普通ではないものだと思っていた人も多かったでしょう。しかし、「催眠編」でも「気功編」でも「古武術編」でも、繰り返し変性意識状態は当たり前の状況なのだとお伝えしたはずです。それは私だけではありません。その道のプロが全員言っています。催眠術師、気功師、医師、武術家たちが皆、変性意識は通常の意識なんだと語っています。

 では、なぜ、私たちはそれに気づかないのでしょうか?

 変性意識状態が特別なことだと思ってしまうのでしょうか?

 それは変性意識状態とは無意識下にあるからです。

 子供がなぜ、塾に行く前に、お腹が痛くなるのか?

 社会人がなぜ、日曜日の夜になると憂鬱になるのか?

 無意識が塾や会社を避けているためです。もちろん、大人であれば、憂鬱になる理由は分かるでしょう。しかし、理由がわかっても、その憂鬱を“意識して”止めることができないのです。「会社は嫌だ」は変性意識の中に書き込まれた情報ですから、意識下では書き換えはできません。変性意識=無意識に働きかけないと書き換えられなのです。

 ところが、多くの人は一生懸命“意識して”意識を書き換えようとしています。だから、人生が変わらないのです。

 変性意識と意識はコインの裏表。実は私たちの意識のすぐ真後ろにあるのです。まずはこれを理解してください。

 「催眠編」「気功編」「古武術編」では、そのことを、それぞれのジャンル、各エキスパートの立場から語ってもらったのです。

 引用終わり(この続きは次回引用します)

 

 

 変性意識=無意識と意識はコインの裏表

 意識下ではなく、変性意識=無意識に働きかけないと書き換えられない

 

 ヒーラーとしての私の感覚でいうと、気楽とは「コンフォートゾーンを維持する(すみやかに戻る)」こと。今回の文脈(ゲシュタルト)でいうと、それは「変性意識=無意識にしっかりアクセスしている(コントロールしている)」ことといえるはず。

 

 では、「変性意識へのアクセス」「無意識のコントロール」のために取り組むべきことは何でしょうか? しっかり意識に上げながらw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

 私の答えは「体に意識を戻す」こと。モニタリングです。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 まずは身体のモニタリング。その次は自分のいる時間と場所(「いま、ここ」)を確認していきます。物理空間上の4次元座標の意識化です。

苫米地博士は「時計を持たせて頻繁に時間を確認させ、現実の世界のなかで時間の流れに乗っている実感を湧かせることなどが重要である」と書かれています(「洗脳原論」p75)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 その4次元座標から、より高次の情報空間中にひろがる可能性(可能世界)に目を向けることができるようになると、今はまだスコトーマに隠れているさらなるゴールを見つけられるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *情報空間はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そんな心の状態=CZが「気楽」。

その上で、気楽を乗り越えていく「超CZ」がコーチングであるはず。

そして、その「超CZ」は

 

F-285につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 最終回(R5.4/2開催)のテーマは「抽象度」。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30969181.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Fカテゴリ>自分のリミッターをはずす!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

Q-238~:気楽に生きたいのですが

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

Q-243~:続・気楽に生きたいのですが… ~「気楽に生きる」ということ~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418403.html

 

 

自分のリミッターをはずす!

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 自分のリミッターをはずす!: 完全版 変性意識入門 eBook : 苫米地英人:

 



F-138:「Fight Coaching Project」への思い

 

 20206月から、苫米地式認定マスターコーチ 青山龍さんと私 CoacH Tとのコラボ企画が始動します。その名は「Fight Coaching Project」!

 (1年間の予定。途中からの参加も可能です)

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 ところで、皆さんは「Fight」という言葉からどんなイメージが浮かびますか?

 「Fight」という響きからどんな情動が湧きあがりますか?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654010.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18456250.html

 

 私は若い頃、「気を許すとすぐにエネルギーが抜き取られてしまう感覚」に苦しんでいました。そして、「人生とは闘いである」と信じ、もがいていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19979779.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20172391.html

 

不安や恐怖の真っただ中で生かされていたからだと思います。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854165.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854341.html

 

人は進化の過程で前頭前野での思考を手に入れました。

平常時は、本能的な情報処理を行う大脳辺縁系の活動より、高度な情報処理を行う前頭前野の方が優位に働いています。しかし、いったん危機に瀕すると「戦うか、逃げるか」という心理状態に陥ってしまいます。それを「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」と表現します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html

 

危機的な状況で「ファイト・オア・フライト」になることは、生き残るために必要なマインドの働きです。だから私は、ただ闇雲に「ファイト・オア・フライトはよくない」と叫ぶつもりはありません。青年期の私の「Fight」はやむを得なかったと今でも思っています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

その一方で、現在の私があの頃の私にコーチングを行うならば、「ファイト・オア・フライトはふさわしくない」と伝えるでしょう。主に非言語で。

なぜなら、扁桃体を含む大脳辺縁系の活動が優位になった状態のままでは、人間らしく生きることができないから。そして、その状態のままでは、決してハッピーにはなれず、進化・向上(人間形成)ができないからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 さらに重要な理由が、「人類にとって、もはや『ファイト・オア・フライト』は必要ない」から。それは「人類にとっての危機は存在しない」という意味ではありません。むしろ、人類はもちろん、全生命や地球そのものが、かつてないほどの危機にさらされているといえます。人類の愚行によって。

 だからこそ、私たちは前頭前野をフル稼働させるべきなのです。他の生命や地球、そして未来のために。

幸いなことに、現在に至る科学の進歩、特にマインド(脳と心)の探求は、前頭前野優位を実現するカラクリを明らかにしてきました。その最先端が認知科学者 苫米地英人博士による「超情報場仮説」です。そして、その理論は、ルー・タイス氏が興したコーチングとの邂逅を経て、より実践的なスキルとして世界中に広がりつつあります。

(苫米地理論やコーチングはスキルを遥かに超える存在です。その話は別の機会に)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165789.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165823.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306380.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306438.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5445932.html

 

これまでの人類史を俯瞰すると、「徐々に抽象度が上がっている」と解釈することができます。残念なことに戦争や殺戮が繰り返されてはいますが、必ずそこから這い上がり、様々な課題を抱えながらもしっかりと命が紡がれてきました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 危機的な状況の中いち早く「ファイト・オア・フライト」を克服したリーダー達は、抽象度の高い情報場にアクセスしていたに違いありません。前頭前野をフル稼働させて。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14526054.html

 

その先にはきっと生命(現象)本来の“意思”が存在しているはずです。そこにアクセスしたいという思いとそれを共有したいという願い それら(I)を現実化(R)していくことが「Fight Coaching Project」なのだと私は思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 平和を実現するために、ぜひ、青山マスターコーチと私CoacH Tが取り組む「Fight Coaching Project」に参加してください。真の平和は、まずは一人ひとりの心の中にうまれます。みんなで心の平和を実現しましょう!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/16379886.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/16541640.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/16660261.html

 

 すでに平和な心で日々を生きているという方々も、ぜひ、「Fight Coaching Project」に参加してください。各人が自身の心の平和をコンフォートゾーンにして安住してしまったら、世界レベルでの平和はなかなか実現しないからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 自身の心の平和を実現しながらもあえて「Fight」を続けることができるのは、より大きな世界平和という目指すべき未来があるから。つまり、ゴールです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 すっかりヒーリングされた状態(かつての夢を手に入れたハッピー)を維持しながら、その一方で、さらなる夢に向かってエネルギーと創造性をフルに発揮できること

 

 それが私の考える「マインド(脳と心)の健康」です。そして、それは「リミッターをはずす!」ための意識状態でもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268324.html

 

これから1年間の「Fight Coaching Project」の中で、皆さんとともに“限界越え”を実現していきたいと思います。もちろん100%want toで。

Fight Coaching Project」という情報場へのアクセスを心よりお持ちしております。

 (お申し込みはこちらから↓)

 http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

PM-07-12:受け継がれるルー・タイス氏の思い …WorldPeaceCoaching

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/16799778.html

 

PM-01-18~:“無敵”の意味

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

  

 

Fight Coaching Project(from青山コーチブログ)

青山龍苫米地式認定マスターコーチ ブログより引用

http://blog.livedoor.jp/r_aoyama/

 

 

Q-112190126鹿児島コーチングセミナーQ&A -09

 

 2019126日、鹿児島市でコーチングをテーマとしたオープンセミナーを開催しました。いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263179.html

 

 「もっと知りたいこと」に関する御意見です。

 

 

Q:気功についてや変性意識について

 

A:もともと医師であり、現在はコーチとしても活動する私ですが、じつは「気功を教えてほしい」「気功で治してほしい」とリクエストされることが少なくありません。認知科学者 苫米地英人博士の著作「完全版変性意識入門 自分のリミッターをはずす!」(ビジネス社)が出版されてからはとくに。その本では「医師の目から見た気功」というテーマで原稿を書かせていただきました。

 その中に記しましたが、苫米地博士と出会うまで、私は正式に気功を学んだことはありませんでした。なので執筆のオファーをいただいたときは面食らいましたが、「だからこそ伝えられることがある」とすぐに思い直し、全力で取り組ませていただきました。

蛇足ですが、本に掲載された文章の続編を下記ブログ記事に書いています↓

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268324.html

 

 編集者の意向で抽象度や情報空間という概念なしでまとめたこと、そして守秘義務範囲内の情報にとどめたことなど、諸事情により「自分のリミッターをはずす!」内の私の文章はコーチングに寄せたものとなりました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 もともと「自分のリミッターをはずす!」は催眠編、気功編、古武術編の三部構成です。その気功編の一部を私は医療・福祉とコーチングを題材に書きました。

催眠、気功、古武術、医療、福祉、コーチング

一見関係がないようなバラバラの情報から共通の法則を見いだすことができるのは、人間にゲシュタルト能力が備わっているからです。「ゲシュタルト(Gestalt)」とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」「全体と部分の双方向の関係性」のことをいいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 より離れた情報を統合して大きなゲシュタルトをつくることが、アップル社の共同創設者 スティーブ・ジョブスの語った「Connect the dots」の意味です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 点をつなぎさらに大きなゲシュタルトを構築できたとき、私たちは対象の本質をとらえ、理解をもっと深めることができます。「意味がわかる」のです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 では、催眠、気功、古武術、医療、福祉、コーチングをつなぐものとはなんでしょうか?

 

 答えは「変性意識」。まさに「心のリミッターをはずす!」のメインテーマです。

 (「完全版変性意識入門」ですもんねw

 

 

Q:気功、ヒーリング、コーチングで自分や周りの人、社会に善い影響与える為の事

 

A催眠、気功、古武術、医療、福祉、コーチングをつなぐものとは「変性意識」。より正確に述べると、「催眠、気功、古武術、医療、福祉、コーチングはすべて内部表現の書き換えであり、その本質は人の変性意識状態にある」です。変性意識とは、「目の前の物理空間より情報空間にリアリティを感じている状態」であり、「火事場のバカ力が出ている時の精神状態」のことです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 深い変性意識とは、物理空間からより離れた状態だと考えてください(もちろん、物理も情報であり、物理空間は情報空間の一部です)。

 変性意識状態は決して特別なものではありませんが、深い変性意識をコントロールすることは簡単ではありません。抽象度についてしっかり理解し高次元で生きようと努めていても、つい煩悩がでてしまい「自分ファースト」になってしまうのと同じです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 あるいは「よりよい人間に成長すること」を心がけていても、必ずしも思いどおりにいかないのと同じ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 では、より深い変性意識状態を実現し、そのコントロールを可能とするものは何でしょうか?

 

「気功、ヒーリング、コーチング」とは内部表現の書き換え。そして、内部表現書き換えの本質は変性意識状態。その変性意識状態を十分に深め、かつ制御可能にするもの

 

それは「ゴール」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 

Q:リミッターをうまくはずす方法

 

A内部表現書き換えの本質である変性意識を十分に深め、かつ制御可能にするものはゴール。よって、ゴール設定が鍵となります。

 コーチングには、コーチがクライアントに行う他者コーチングと、自分自身で行うセルフコーチングがあります。両方ともゴール設定がポイントであるのと同じように、「リミッターをうまくはずす方法」も、他者の場合もセルフの場合も、ゴール設定次第です。

 

 気功を行うとき、ヒーリングを施すとき、コーチングに取り組むとき 必ずゴールを確認してください。そして、さらなる“現状の外”に、もっと上の抽象度次元に、どんどん(ゴールを)更新していってください。それが「リミッターをうまくはずす方法」です。

 

 ゴールを更新し続け、どんどんエフィカシーを高めていくたびに、自分自身の内部表現が自然に書き換わっていきます。それが「内部表現書き換えの極意」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

Q-113につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 

自分のリミッターをはずす! 完全版変性意識入門




Q-105:190126鹿児島コーチングセミナーQ&A -02(ワーク付き)

 

 2019年1月26日、鹿児島市でコーチングをテーマとしたオープンセミナーを開催しました。いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263179.html

 

 「印象に残ったこと」に関する御意見です。

 

 

Q:「重要性を意図的に変える」ということをあまり意識したことがなく、すぐに使えて効果が大きいと思いました

 

A:「目の前の世界はいつも同じ」と思いがちですが、じつは刻一刻と変化しています。その様子を仏教では「無常」と表現しますが、無常である理由は「すべては他の何かとの関係性で成り立っている」からです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 関係性は常に双方向(多方向)。「情報量がどんどん増え続けるから無常」ともいえますし、「情報を処理するマインドの働き次第だから無常」ともいえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

 

 「情報を処理するマインドの働き」のひとつがRAS(ラス、Reticular Activating System)です。それは脳が持つ機能のひとつで、五感で受け取る膨大な情報の中から重要な情報だけを選びだすフィルターの役割を担っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 私たちは、各々のRASを通り抜けた情報によって、世界を認識しています。したがって、他人とまったく同じ世界などなく、みんなが「一人一宇宙」に生きているといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 

 そして、その「一人一宇宙」は無常。RASを通り抜ける情報が変化すれば、今まで気になっていたことが認識に上がらなくなり(=スコトーマに隠れる)、反対にまったく気にしていなかったことが頭から離れなくなります(スコトーマが外れる)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 「RASを通り抜ける情報」を決めるものは重要性。「宇宙を自分にとって重要な順に並べ替える関数」のことを評価関数(重要性関数)と呼びます。評価関数を自由に変えることができれば、それは“自分”を変えることになり、認識する宇宙そのものを変えることになります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 「評価関数を自由に変える」ことを可能にするものがコーチングです。ゴールを“現状の外”に設定することで、「重要性を意図的に変える」ことができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ここで「重要性を意図的に変えることで目の前の世界が変わる」ことを実感するためにワークを行ってみましょう。「すぐに使えて効果が大きい」ワークです。リラックスしながら、ぜひ取り組んでください。

 

 

<work> 注:まず1~2に取り組んだ後、3以降を読んでください

1.    周囲を見回し、情景を記憶する(30秒間)

2.    次の30秒間は目をつぶり、今記憶したばかりの情景を正確に再現する

work

3.    次に(閉眼のまま)記憶の中の情景から“赤いもの”探し出す(30秒間)

4.    ゆっくりと目を開け、実際の情景にある“赤いもの”を探す(30秒間)

 

 

 いかがですか?

 今までまったく認識していなかった“赤いもの”がたくさん目に飛び込んでくる感じがしませんでしたか?

 

 きっと“赤”をたくさん見つけたはず。それはワークの前と後で、目の前の世界が変わったことを意味します。

 

 

Q:リミッターをはずすという言葉が印象に残りました

 

A:(上の回答のつづき)

では、普段の私たちは何を重要としているのでしょうか? どんな評価関数で世界を(無意識に)構築しているのでしょうか?

 

 答えは、一言でいえば「過去」。そして「他人」です。

私たちは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報に記憶」によりつくられた基準(モノサシ)に合致するものを重要とし、その基準で世界を知らずに構築しています。その基準(モノサシ)は親や教師、常識や社会の価値観といったものの影響を強く受けています。したがって、ほとんどの人にとって、“私”とは「本当の私」ではないのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 さらに、その過去の記憶であり、他人(親や教師など)の刷り込みでできた基準には、強力な恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働いています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 それは「心のリミッター」となって、人を、組織を、制限しています。本当はもっとのびのびと生きれるのに、本当はもっと創造性を発揮できるのに。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12794797.html

 

 繰り返しますが、リミッターを解除し、「評価関数を自由に変える」ことを可能にするものがコーチングです。ゴールを“現状の外”に設定することで、「重要性を意図的に変える」ことができます。

 

 

QD○○○Eを思いだした時、再度体にジ~ンという感じを感じました

 

A:「D○○○E(←インパクトが重要なネタなので非公開w)」には、「本当のあなたはまだまだこんなものではない。もっともっとすごい!」という思い、そして「自分自身の自由意志でリミッターを解除しよう!」という願いをこめました。

 

 「体にジ~ン」はそんなメッセージに共鳴したことでおこったはず。情報場へのアクセス(操作)が、写像である物理空間にあらわれたのです。それがコーチングの神髄であり、気功の本質でもあると私は確信しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14248940.html

 

Q-106につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 201910月に、鹿児島市と霧島市で、コーチングセミナーを開催します!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19130955.html

 

 

-関連記事-

F-004~ 自分のリミッターをはずす!

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_268324.html

 

F-089~ 無人運転と自動運転の違い

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_369873.html

 

 

自分のリミッターをはずす!




F-024:続々・楽しいことを見つけたことで発作が止まった患者さんが教えてくれたこと

 

 私は昨年、苫米地英人博士の著書「自分のリミッターをはずす! 完全版変性意識入門」(ビジネス社)用に取材を受けました。その中で70代女性患者さんの話をさせていただきました。

 

 その「楽しいことを見つけたことで発作が止まった患者さん」は、ちょうど「自分のリミッターをはずす!」が出版された頃(201710月)に、めまいや血圧上昇を訴えて外来を受診されました。その際のやり取りを(本人の了承を得て)ブログに書いていますので、ぜひ確認してください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971739.html

 

 今回はその続きです。

 

 先日、再び「楽しいことを見つけたことで発作が止まった患者さん」がめまいや血圧上昇を訴えて外来を受診されました。「ふらふらして歩けない」と不安げな様子でしたが、幸い今回も中枢性神経障害を疑う所見はありませんでした。「心配事はありませんか?」という私の問いに「特に何もないのだけれど」と首をひねりながらも、最後は(少しこわばった)笑顔で帰っていかれました。

 その翌日、症状が続くために家族に付き添われ再来院されました。別の医師が診察を担当し頭部MRI検査が行われましたが、特に問題はなかったようです。めまいに対する内服薬が処方され経過観察することになりました。

 

 その一週間後、再度私の外来を受診されました。今回は最初から笑顔です。「先生に相談があってきた」と話す患者さんの相談とは、その週末に「友達と出かけてもいいだろうか?」というものでした。「体調不良で迷惑をかけることを心配して一度は誘いを断ったが、改善してきたのでやっぱり行きたくなった」ということでした。診察上も特に問題はなく「大丈夫ですよ」とお答えすると、とびっきりの笑顔がかえってきました。

 すっかり安心した様子で「めまいのことだけど」と自ら切りだした患者さんが原因に挙げたのは、新燃岳(しんもえだけ)の噴火でした。正確には噴火前日からめまいが出現していましたが、今回も噴火のタイミングでの突然の体調不良でした。

 

 ひょっとしたら無意識は噴火前日から異常を感知していたのかもしれません。意識にあがっていなかっただけで、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という五つの情報入力経路)からは噴火の前兆情報が大量に入力されていたのでしょう。

その情報により無意識下で不安や恐怖を伴ったなんらかの記憶が呼び起こされたものと考えられます。

 

人間は危機に瀕すると、「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」という状態に置かれます。「戦うか、逃げるか」という心理状態です。

 

たとえば暗い夜道で暴漢に襲われたときに、「暗いのは新月だからかな?」や「この蹴りは極真系だな。師匠は誰だろう?」とか、「この服が汚れたら嫌だな」など余計なことを考えてしまったら危機回避が遅れてしまいます。

このような瞬間的な判断を必要とするときは、前頭前野が行う論理的な思考はむしろ邪魔になり、直感的な判断が得意な扁桃体などの大脳辺縁系に働いてもらわないといけません。

そのため、危機により「ファイト・オア・フライト」の状況になると、人間の脳では前頭前野の活動が抑えられ、扁桃体を含む大脳辺縁系の活動が活発になるのです。

 

こうした「ファイト・オア・フライト」の脳の状態を一言でいえば、「IQが下がっている状態」です。そのことそのものは決して悪いことではなく、瞬間的な判断が必要とされるような危機的状況では「ファイト・オア・フライト」になっていなければいけないのです。

暴漢のケースのように戦ったり逃げたりしてすぐに結果が出ることなら、それで何も問題はありません。暴漢に対しての対処が終ると、いつもの前頭前野の働きが戻って、IQが低下した状態はすぐに解消されます。

 

問題なのは“危機”が長期化する場合です。

 

強い情動を伴って長期記憶化され、さらに前頭葉にパターンができあがってしまうと、些細なことをきっかけに「まるで今その危機を体験している」かのように認識してしまうようになります。「I×V=R」の方程式どおりに、危機が“現実化”し続けるのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

そのときの脳内では前頭前野の活動が抑えられっぱなしになり、代わりに扁桃体もしくは大脳辺縁系がいつまでも活発に活動することになります。IQは下がりっぱなしです。

さらに、不安や恐怖といったストレスは自律神経系に悪影響を与え続け、コルチゾールなどのホルモン分泌を介して全身に深刻な影響を及ぼし続けます

 

そうして心の傷が体の傷に変わっていくのです。

超情報場仮説でいうと、それは「情報空間のバグが物理空間に写像としてあらわれること」といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5165888.html

 

 問題は個人レベルにとどまりません。

危機によりIQが下がった人々はどんどん無意味な行動をとるようになります。社会がすさむことで心身はさらにすり減り、商業活動もますます落ち込み、まともな社会が維持できなくなります

社会全体にこうした状況が蔓延した場合、長い時間をかけて“危機”を克服したとしても大勢の人々にトラウマを抱えさせたり、PTSDPost Traumatic Stress Disorders、心的外傷後ストレス障害)を発症させたりします。そうなると社会や国家そのものがさらに悪いほうへ変容しかねません。

認知科学的に見ても、危機が起こったときは扁桃体もしくは大脳辺縁系の活動が優位な状態から前頭前野の活動が優位な状態に早く戻すことが重要です。

 

危機により心理的パニックが起こり、社会に混乱が広がることを防ぐために、クライシスサイコロジーが研究され、危機管理プログラムが開発されました。

運営の中心になっているのはアメリカのCDCCenters for Disease Control and Prevention:疾病予防管理センター)です。

 

そのクライシスサイコロジーの詳細については、苫米地英人博士の著作「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版)に詳しくまとめられています。

 

CDCが公表している「Psychology of a Crisis」中にある「危機に瀕したときの行動(Negative Behavior)」について、このブログでもThe Power of Mind Ⅰ」第四章で取り上げます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8164566.html
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166289.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

イヤな気持ち&リミッター



このページのトップヘ