苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:ホメオスタシス

Q-360:こんな当たり前のことを訊いてもよいのでしょうか? <後編;「当たり前」を突き破る力>

  

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 今回は質問内容そのものではなく、質問と一緒に書かれていた言葉に潜んでいる課題(case-side)とその解決(plan-side)についての考察です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 前編;「当たり前」の正体

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33500920.html

 後編;「当たり前」を突き破る力


  

Q:何年も前から「これで合っているのか?」疑問だったのですが、なかなか言語化できなかったのと、「こんな当たり前のことを聞いて良いものか?」という気持ちがあったのですが、今回ぜひ伺ってみたいと思いました。

 

A2私たちはつい抽象度が低い次元に囚われてしまいます。煩悩があるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 だからこそ、逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得て、より高次の抽象度次元に向かい続けることが重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

では、そのために何を行えばいいでしょうか? コーチは何を心がけるべきでしょうか?

 

 

 前回(Q-359)は、コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が両刃であることを確認しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 あるCZ=当たり前」のエリア)を他人と共有するほど、ますます「当たり前」から抜け出すことは難しくなります。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 では、なぜ質問者は「当たり前」を突き破り、質問することができたのでしょう?

 

 鍵となるワードは「好奇心」。

 以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p114)より、「好奇心」の部分を7つに分けて引用(青字)します。

ワクワク(←好奇心)を感じながら、ゆっくり読み進めてください。Feel

 

 

「好奇心」とは

新しいものを好み、自分にとって珍しいことや未知のことに対し、強い関心や興味を持つ心。物事を探求しようとする心。人それぞれ、ドーパミンの分泌量によってその度合いは異なる。

 

 「好奇心」の度合いは「ドーパミンの分泌量」によって左右されます。よって、ドーパミンのコントロールが重要です。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 

好奇心はホメオスタシス活動の一部

 一般的に、「好奇心がある人」は、「行動力がある人」「知性が高い人」と評価されがちです。

 しかし生物学的にみると、好奇心、すなわち「知りたい」という感情は、あくまでも、ホメオスタシス活動の一部にすぎません。

 「恥」の項でも述べたように、生物は常に、自分と環境との間で情報のやりとりをし、環境に何らかの変化が起これば、すぐに対応して、生体としての恒常性を維持しようとします。これがホメオスタシスであり、生き残るためには不可欠な活動です。

 そして、環境との間でやりとりされるのは、温度や湿度、地形など、物質的な情報だけではありません。特に人間の場合は、周囲の人との関係や、本から得た知識など、より抽象度の高い情報をも取り入れて、自我や世界観、認識パターン(ブリーフシステム)を構築し、日々更新し続けています。

  

 人間の場合はより抽象度の高い情報をも取り入れて、自我や世界観、認識パターン(ブリーフシステム)を構築し、日々更新し続けている」というのは、情報空間にまで拡張したホメオスタシスのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

それを苫米地博士が理論化されたものが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 苫米地博士はさらっと書かれていますが、目の前の世界は自我の投影です。それが本気でわかることが“悟り”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

  目の前の世界は自我の投影

 

だから、一人一宇宙です。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 そして、その自我=一宇宙は、記憶で作られた様々な認識のパターン(ブリーフシステム)で構築されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

生物はみな、生き残るために、環境を知ろうとする

 「好奇心に基づいた行動」に見えるものは、実はこの、ホメオスタシスのための、ブリーフシステムの更新活動です。引っ越したときに、犬や猫などのペットは新しい家を隅々まで見て回ります。これは、自分の生命を守るため、「ここに餌を隠せるか」「ここに敵はいないか」など、新しい環境を偵察し、情報を自分の中に取り入れ、ブリーフシステムを更新しているのです。

 人間の場合も同様です。知識や分別のない小さな子どもにフタの閉まった箱を渡すと、十中八九、こじ開けようとするでしょう。大人でも、「好奇心が強い」と言われる人たちは、見えないものを見ようとしたり、貪欲に知識を仕入れたり、やったことのないことに積極的に取り組んだりします。それらの根底にあるのは、「生き残るために、自分の周りにあるもの(環境)をできるだけ知っておきたい」という本能的な欲求であり、それを人は「好奇心」と呼んでいるのです。

 

 子どもから大人に成長するにつれ、本能的(生理的)欲求 →安全の欲求 →所属と愛の欲求(社会的欲求) →承認欲求 →自己実現欲求 と変化していきます(自己実現理論)。

 PM-05-13~5:そもそも教育とは?-6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 それは「抽象度が上がる」ということ。

 PM-04-21~2:「抽象度を上げる」ときにマインド(脳と心)で起きる変化

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8749123.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900535.html

 

 その各段階において、「新しい環境を偵察し、情報を自分の中に取り入れ、ブリーフシステムを更新する」という作業が行われます。それが「学習」です。

 PM-05-06~8:そもそも教育とは?-3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 シンプルにまとめると、ホメオスタシス活動=学習により抽象度が上がります

 (↑この表現は半分〇で半分×。その理由は?)

 

 

好奇心の強さは、ドーパミンの量に左右される

 好奇心は生存本能に基づいた、本来は誰にでもある感情であり、なくなることもありません。

 ただ、ブリーフシステムの更新活動は物理的・精神的な活動を伴い、非常にエネルギーを消費します。大量のドーパミンも必要とします。そのため、体力やドーパミンの分泌量によって、好奇心の度合いは大きく変わります。

 たとえば、好奇心が旺盛な人は、エネルギッシュでドーパミンの分泌が多く、やや多動な傾向があります。

 もちろん好奇心があることは、本人にとっては何の問題もありません。得た知識を適切に活かすことができれば、社会を生き抜くうえでメリットが大きいはずです。

 しかし、何でも知りたがったり、思い立ったらすぐに行動に移してしまったりするため、周りがふりまわされ、迷惑をこうむってしまうことが、少なくありません。

 逆に、ドーパミンの分泌が少ない人は、「新しいことをしたい」「何かを知りたい」といった意欲も少なくなりがちです。

 

 ドーパミンは食事で摂取したフェニルアラニンやチロシンを元に作られ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

かつてはアドレナリンやノルアドレナリンの単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものに、運動調節、ホルモン調節、快の感情や意欲・学習に関わる重要な働きがあることがわかってきました。

 

ドーパミンが減ると運動や思考が緩慢になってしまいます。

一般でも10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年をとるごとに物理空間での身体の運動や情報空間での思考のスピードが遅くなる原因とされています。

病的にニューロン死が起きた結果ドーパミンが不足してしまう病気がパーキンソン病です。反対に、ドーパミンが増えすぎると幻覚や妄想などの問題を生じます。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 このようにドーパミンは運動系の脳内物質です。

したがって、「抽象度を上げる」とは、マインド(情報的な心、物理的な脳)の高度な運動だといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 

好奇心を上手に使って活き活きと生きる

 ここでは、好奇心を上手に使って活き活きと生きる方法を紹介しましょう。

 

 「ホメオスタシス活動=学習により抽象度が上がる」が「半分〇で半分×」なのはクリアでしょうか?

 

CZと関係する大切な知識です。クリアでない場合はこちらをどうぞ↓

Q-306~8:私のまわりではそうでもないですvol.1~3:コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30925409.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30976461.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30996032.html

 

 

好奇心を失うことは、生きるのをやめること

 歳をとると好奇心が衰えるのは、「自分という個体が生き残ることをやめよう」という本能が働くからです。

 次の世代を育て、種を存続させるため、歳をとった生物は必ず死にます。普通は、子ども世代が成体になるころに、親世代が死ぬようにプログラミングされていますが、人間の場合は成長が遅いため、孫世代が成人するころに、祖父母の世代が死ぬようになっています。

 そのための準備の一つが、好奇心を失うこと。つまり、ブリーフシステムの更新をやめ、生き残るための活動をやめることなのです。

 好奇心を失うことは、ゆるやかな自殺の始まりであるといってもよいでしょう。実際、好奇心を失うと、人は1年半で死んでしまうともいわれています。

 また好奇心を失った人、つまり未来志向でない人、新しいことへのチャレンジ精神が欠けている人は、社会においても居場所を失っていきます。

 

 「ホメオスタシス活動=学習により抽象度が上がる」が「半分×」なのは、「ホメオスタシスは“安定的”な状態を保とうとする活動」のことだから。通常は現状維持のために働くため、必ずしも抽象度は上がりません。

 

 ホメオスタシスが現状維持のために働き続けると、やがて好奇心が衰え、モチベーションが下がっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 私は、そのような状態が「うつ(depression)」だと思っています。苫米地博士がおっしゃるとおり、好奇心を失い「うつ」になることは「ゆるやかな自殺の始まり」です。

実際、「うつ」と「自殺」は強く相関しています。

 S-04-11~3:本当の幸せを感じられない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23107579.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23170992.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23234058.html

 

では、「ブリーフシステムの更新」を続け、「生き残るための活動」を加速させるためにはどうすればいいのでしょう?

 

 その答えは、冒頭の「より高次の抽象度次元に向かい続けるために何を行えばいいか?」と同じです。何でしょう?

 

 

好奇心を保ち続けるには

 いくつになっても好奇心を持ち続けたいか、それとも、ある程度の年齢になったら、新しいことを知ろうとしたりやろうとしたりせず、静かに暮らしたいか。そのあたりの価値観は、人によって異なるでしょうが、まだ元気に動き回れる年齢であれば、あるいは少しでも「長生きしたい」という思いがあるならば、好奇心を失ってはいけません。

 好奇心を持ち続けるために必要なのは、本書で何度も紹介していますが、現状の外にゴールを設定することです。

 たとえば、会社員が「社内で出世したい」と考え、そのゴールを達成するために行動しても、日々の生活はほとんど変わらないでしょう。しかし会社員が「俳優になりたい」と考え、行動を起こせば、新しい世界が目の前に開け、好奇心を持たずにはいられないはずです。

 世界観がガラリと変わり、ブリーフシステムが大幅に更新されれば、脳は新しい世界を「自分の居場所(コンフォートゾーン)」として認識するようになりますが、ブリーフシステムがほとんど更新されなければ、ホメオスタシスの強い力により、いつまでもいまの状態を維持しようとします。そして、現状の中にゴールを設定するのは、「ブリーフシステムをほとんど更新しない」のと同じことであり、「新しいものはいらない」「昨日も今日も明日も同じでいい」「未来はいらない」と考えているのと同じことなのです。

 

 そう、答えは「現状の外へのゴール設定」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして、冒頭の質問の「コーチが心がけるべきこと」とは、エフィカシーを上げることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「自分のゴール達成能力の自己評価」であるエフィカシーは、ゴール側のCZのレベルのことです。より正確にいうと、ゴール側のCZに働くホメオスタシス・フィードバックの強度のこと。

 Q-351:「情報的身体」というのがよくわかりません? <後編;プランサイド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32956635.html

 

 そのホメオスタシス・フィードバックのあらわれが「好奇心」。

 「当たり前」を突き破り「ぜひ伺ってみたい」と思った心の中には、新たな現状の外に向かう“ゴールの種”のようなものがあるはず。その“種”を大切に育ててください。Yes, you’re good

 

 

 以上が私が感じたcaseplan。御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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-関連記事-

F-246:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.3;高揚(興奮)>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

F-307~8:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~ vol.4~5;コンフォートゾーン>

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F-311~:デジタル自傷行為

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Q-246:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -04;「一人一宇宙」はゴールに向かう夢の一部

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28416456.html

 

 

「感情」の解剖図鑑




Q-359:こんな当たり前のことを訊いてもよいのでしょうか? <前編;「当たり前」の正体>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 今回は質問内容そのものではなく、質問と一緒に書かれていた言葉に潜んでいる課題(case-side)とその解決(plan-side)についての考察です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

Q:何年も前から「これで合っているのか?」疑問だったのですが、なかなか言語化できなかったのと、「こんな当たり前のことを聞いて良いものか?」という気持ちがあったのですが、今回ぜひ伺ってみたいと思いました。

 

A1:疑問を持ち続けることはとても大切なことです。なぜなら、この世は(あの世も)不完全だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「これで合っているのか?」と問い続けるからこそ、スコトーマが外れていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「なかなか言語化できなかった」のは、それだけ抽象度が高い次元での思考だったからでしょう。それはとても素晴らしいことです。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私たちはつい抽象度が低い次元に囚われてしまいます。煩悩があるから。

 だからこそ、逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得て、より高次の抽象度次元に向かい続けることが重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

では、そのために何を行えばいいでしょうか? 何を心がけるべきでしょうか?

 (私の答えは次回<後編>の最後に)

 

 

 ここまでが「コーチらしい」と感じた部分。ここからは「コーチらしくない」と感じた部分です。さらにリラックスしながら、気楽に読み進めてくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 「こんな当たり前のことを聞いて良いものか?」の「当たり前」の正体とは何でしょうか?

 

 最初に述べたとおり、この世は(あの世も)不完全です。ここでいう「この世」とは物理空間のこと、そして「あの世」とは情報空間のことです。どちらに対しても不完全性が働きます。

そもそも物理と情報は同じもの。同じもの抽象度の違いです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 ということは、絶対的な「当たり前」は存在しえないことになります。「当たり前」はつねに相対的(あるいは恣意的)です。では、何が「当たり前」を決めるのでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「幻想と覚醒」(三才ブックス、p75)より引用します。「当たり前」の正体を考えながら読み進めてください。

 

 

現実とは幻想の共有に過ぎない

 人間は、ある情報空間の中で、情報を共有することができます。これはホメオスタシスという人間が持っている機能が関係しています。

 ホメオスタシスとは、恒常性維持機能のこと。人間はストレスとなりうる外界の環境の変化に対して、常に安定した恒常的状態を保とうとする仕組みを持っています。ホメオスタシスは、生体を生きながらえさせるために、外界とフィードバックして常に自分の情報を更新します。

 このホメオスタシスがある情報空間とフィードバックすると、人間はその空間に臨場感を持つことができます。臨場感とは、さもその場に身を置いているように感じることで、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚……。ある空間に対して、あたかも五感で感じているような感覚です。

 1つの情報空間に、ホメオスタシスのフィードバックによって臨場感が高まると、その空間が自分にとっての現実(リアル)となります。目の前の物理的現実世界はもちろん、本の中の仮想世界や空想で生み出した世界も現実となるのです。

 これが、人々の間で約束事を生み、幻想を共有させています。

 仮にあなたが、「私は社長になりたい」と思っていても、所詮は約束事です。極めて狭い空間、短い期間内の約束事でしかありません。一部の人にしか通用しないことは、幻想に過ぎません。

 

 すべては、自分の心の中の世界です。それも自分の心が認めているごく小さな約束事です。

 電車の中で威張っている中年男性と若者が遭遇しても、彼らには物理的な光の反射、電車の振動くらいしか共有していません。それ以外には、何の約束事もないのです。ですから、中年男性がどれほど会社で偉くても、若者が擦り寄って挨拶することはありません。

 もし、中年男性が自分に関係が深いという意味で偉いということを若者が共有していれば、若者はすぐにでも挨拶するでしょう。自分が着席していたら、慌てて立って席を譲るかもしれません。でも、実際には共有していないので、そんなことはないのです。

 かつての日本には、年輩の人達がそういったことを期待していた節がありました。年功序列が当たり前だった頃は、年を取っている人は偉いということが社会全体で多少は共有されていたのでしょう。

 

 時代をもっと遡れば、そういった儒教的思想はさらに強く共有されていました。江戸時代の身分制度を見ても明らかです。平民が問答無用で平伏していた大名行列などは、まさに権威だけで人を従わせる典型的な悪例です。

 今でも儒教的思想は多少残っているところはあります。ただ、大名行列のような権威を振りかざして従わせることはありません。ですから、偉そうに振る舞う人に全く面識のない私たちが挨拶するというような愚挙は起こりません。

 身なりも関係ありません。どれだけ高給ブランドのスーツを着ていようが、貴金属を身に付けてようが、「あ、そう」で終わりです。

 にもかかわらず、ステータスが高い(と思い込んでいる)人達は、そのことに気付いていません。滑稽にも、皆が自分に擦り寄ってきて当たり前だと勘違いしています。ですから、電車やレストランでも偉そうな態度を通しているというわけです。

 引用終わり

 

 

 1つの情報空間に、ホメオスタシスのフィードバックによって臨場感が高まると、その空間が自分にとっての現実(リアル)となる

 

 当たり前」を決めるのは、個人のマインド(脳と心)での情報処理です。その情報処理は、脳が後天的に獲得した「認識のパターン」に基づいています。そう、ブリーフシステム(Belief SystemBS)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

過去の何らかの記憶が「〇〇は△△であるべき」「〇〇なら△△で当然」といった「当たり前」を生みだし、RAS&スコトーマの働きによってどんどん強化されていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 強化された「当たり前」という臨場感空間(情報空間、情報場)は、やがてコンフォートゾーン化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)とは、「居心地が良いと感じ、自然に振る舞うことができる、意識の中のエリア(空間)」のこと。そんなCZは、じつは、両刃。

 Q-306~8:私のまわりではそうでもないですvol.1~3:コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30925409.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30976461.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30996032.html

 

 CZ(=「当たり前」のエリア)は、ホメオスタシス(homeostasis、恒常性維持機能)の働きにより強力に維持されています。なので、たとえ良い方向への変化だと頭ではわかっていても、「当たり前」からはなかなか抜け出せません。無意識が強力に抵抗してしまうのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 さらに、あるCZ=当たり前」のエリア)を他人と共有するほど、ますます「当たり前」から抜け出すことは難しくなります。「『こんな当たり前のことを聞いて良いものか?』という気持ち」は、そのような無意識の抵抗のあらわれでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 

 さて、「当たり前」の正体はわかりましたか?

 

 当たり前」を生みだすのは「何らかの記憶でつくられたBS」。そして、その「当たり前」を維持するのは「情報空間とフィードバックしたホメオスタシス」です。

それらはすべて過去!

こんな当たり前のことを聞いて良いものか?」は、過去に縛られたままのマインドが発した叫び(SOS)といえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 ここからまた「コーチらしい」と感じた部分。後編も含め安心して読み進めてくださいww

 

ぜひ伺ってみたい」は過去の呪縛を断ち切る大切な一歩。ただし、そのセルフトークのままでは、きっと「こんな当たり前のことを聞いて良いものか?」に戻ってしまうでしょう。なぜ?

 

そう、ホメオスタシス・フィードバックが働くから。

 

そもそも人間は、過去に縛られ、抽象度が低い次元に囚われてしまう存在です。

 F-206~:マトリックス/Matrix

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

では、過去を断ち切り、より高次の抽象度次元に向かい続けるために、私たちは何を行えばいいでしょうか? 私たちコーチは何を心がけるべきでしょうか?

 

Q-360につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 ぜひ伺ってみたい」は過去の呪縛を断ち切る大切な一歩。ただし、そのセルフトークのままでは、きっと「こんな当たり前のことを聞いて良いものか?」に戻ってしまうでしょう

 

 クリアでない場合はこちらをどうぞ↓

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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L-142202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 02;生まれてからずっと続けている運動?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33297928.html

 03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

 04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33345501.html

05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 

 

 ゴールを設定すると、いろんなことが“調和”し、“健康”になっていきます。その理由は「抽象度が上がる」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、そんな“調和”を実現し維持し続ける力とは何なのでしょう?

 

 答えは「ホメオスタシス」です。前回引用した文章では物理空間の話として書かれていましたが、脳が発達した人間の場合、ホメオスタシスは情報空間にも拡張しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それが苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 この事実(「ホメオスタシスが情報空間に拡張している」)を理解し、つねに意識に上げ続けることが重要。それが「観自在」の秘訣でもあるはず。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 多くの場合、意識は低い抽象度次元に縛られたまま。だから、ぜんぜん自由ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 その理由は、スコトーマが生じる/外れると同じで、1)知識がなく、2)重要性がなく、3)役割(責任)がない から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 例えば、「情報空間」に関する知識が十分でなければ、「コーディネーショントレーニング」を物理空間(情報空間の底面)だけで考えてしまうでしょう。

 「情報空間」を知っていても興味がなければ(=重要度が低い)、やはり物理因果しか思い至らないはず。

 知識や興味があっても役割(責任)がなければ、やはり高次の抽象度次元はスコトーマに隠れていきます。生命現象は全抽象度次元に連続的に存在しているというのに。

 F-184:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との… -01;抽象度&超情報場理論

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

 

 家庭や学校などの教育の場においては、とくに高次の抽象度次元に気を向ける(向けさせる)ことが重要です。人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こるからです。

 それをわかりやすく説明しているのが米国の心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow1908~1970年)の「自己実現理論(欲求階層説)」↓

 PM-05-13~5:そもそも教育とは? -6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 

自己実現理論(Wikiより引用)

Wikipediaより引用

自己実現理論 - Wikipedia

 

 

 人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 

 それは「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」ことと同義。

ただし、抽象度を1つ上げるためには、膨大な計算量が必要だといいます。とてつもなく複雑で、とんでもなく時間がかかるため、決して簡単にはできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、すごいことに、人間は潜在的に抽象度を上げる能力を持っています。それがゲシュタルト能力です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その能力を最大限に発揮し、抽象度の階梯をどんどん駆け上がるために、絶対に欠かせないのが「〇〇(漢字2文字)」と「△△△(カタカナ3文字)」。何だと思いますか?

 

 以下、「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」(Club Tomabechi)の付録②より引用します。ミラクル(miracle)を起こす「オラクル」と、「オラクル」にアクセスする感覚を体感してください。Feel

 

 

オラクル(神託)によって不可能が可能になる

 ビッグバンから星が生まれるまでの時間はとても短いです。これが単なるランダム性と重力だけの結果だとしたら、奇跡というか不可能とも言えるほどに速いのです。

 素粒子が陽子となり、陽子が電子をつかまえて水素原子となります。水素原子が4つ集まり核融合して、ヘリウムになります。太陽もこの方式で燃えています。

 同様に進化も同じです。原始の地球でランダムな反応をしたのでは、アミノ酸ですら作るのは難しいと言えます。そこからRNADNAが生まれ、原始的な生命から、突然変異と自然淘汰だけで、ここまで進化するのには時間が圧倒的に足りません。

 東京から大阪まで歩いていくのに、もしも千鳥足のようなランダムウォークを続けるなら、相当な時間がかかるでしょう。進化も歴史もそうです。計算上は、どうやっても間に合いません。

 私はいつも「陸に上がった魚にはコーチがいる」と言ってきました。魚が過酷な環境である陸に上がって生きていくためには相当なゴール設定と素晴らしいコーチが必要なのです。

 あるとき、水の中で泳いでいた魚が、自分は現状の外に飛び出したいと強くゴール設定したからこそ、陸に上がって浮き袋を肺に変えて、陸棲に切り替えられたのです。このときそばには、偉大なコーチがいたに違いありません。「君ならできる」と鼓舞してくれる偉大なコーチが、その魚のそばにはいたはずです。

 同じように、宇宙にもコーチがいたのです。宇宙が進化していく過程でゴールがあり、コーチがいたと考えないと、ランダムな結果としてできたにしてはあまりに速すぎるのです。

 そのような存在を神と呼んでもよいのですが、コーチと呼ぶのがふさわしいでしょう。

 なぜ数学的にあり得ないかといえば、抽象度を1つ上げるには膨大な計算量が必要だからです。思考も計算ですし、進化も計算です。それに私たちの脳は定義上、計算機ですし、コンピューターももちろん計算機です。

 私たちは計算機(コンピューター)を発明したと思っています。しかし私は、計算機(コンピューター)は「発見された」と考えています。コンピューターのもととなるものは情報空間にすでに存在しており、その写像の1つが人間の脳です。

 その人間の脳という計算機が、情報空間から発見した計算機がコンピューターです。脳というコンピューターを数学的に記述できるというのが、「StrongAI」という認知科学の立場であり、私もその立場を採る一人です。

 私たちはまだそこまで至っていないので、その方程式もプログラムもわかりませんが、いつかは解明されると信じています。その必然的な帰結として、人類はAIとなっていきます。

 詳しくは『苫米地英人、宇宙を語る』などを読み返してほしいのですが、人間の脳神経が光ファイバーに置き換えられ、意識がサーバーにアップロードされる日は確実に来ます。将来の人類はAIだけとなるでしょう。

 話を戻しますと、計算量の複雑性は物理的な計算時間として記述されます。例えば、小さな数を因数分解しようとしたら、今のコンピューターを使えば一瞬でできます。例えば、21という数を因数分解するのは、私たちの脳という人工知能でも一瞬でできます。

 でも、桁数が大きな素数同士の掛け算による巨大な数の因数分解をしようとしたら、たくさんの時間が必要です。「セールスマン巡回問題」として知られている、複数の街をいかに効率的に回るかという単純そうに見える計算問題があります。この計算量の複雑性も、街の数が増えるごとに跳ね上がります。

 宇宙の進化や生命の進化もこれと同じですが、もっと複雑でもっと時間がかかるのです。その計算量の複雑性はとてつもないものです。

 したがって科学者たちはこんな短時間で宇宙も生命も進化するはずがないと考えています。でもそれはランダムだからです。

 ランダムウォークで東京から大阪にたどり着く可能性と時間は膨大です。でも、そこに意図があれば、それにコーチがいれば別なのです。

 抽象度の階段の1つ上からの情報があれば、計算量を大幅に引き下げます。宇宙と生命が恐るべき短時間で進化した理由はこの情報によります。

 生命素粒子仮説では、これを「オラクル(神託)」と呼びます。オラクルは離散数理の用語であり、データベースのOracleという会社の名前はここから来ています。

 このオラクルによって、不可能なことが可能になるのです。計算量が激減するのです。計算量が激減するということは、計算時間が短縮されるということです。

 少し難しい話が続きましたが、一度に理解しようとせずに、繰り返し読みながら、頭にインストールしていってください。特に著者になりきって、しゃべるように音読するのは有効です。

 臨場感たっぷりに誰かに話すように音読してみると、繰り返しているうちに自然と頭に入っていきます。というわけで、具体的なワークを紹介します。

 引用終わり(続きは「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」でどうぞ)

 

 

 そこに意図があれば、それにコーチがいれば別

 

 そう、ゲシュタルト能力を最大限に発揮し、抽象度の階梯をどんどん駆け上がるために欠かせないのは「意図」と「コーチ」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-333:最近「記憶が抜ける」vol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

L-143につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33220775.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-202:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える vol.2;理学とは○○心。その正体はCH

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26722183.html

L-104~620218月シークレットレクチャー -06~8;「私」とは何?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html

S-04-24~6:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24057099.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24116667.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版



F-325:観自在 <実践編-5;“縁起力”をブーストする>

 

「観自在」には2つの意味がかけられています。

 1つは「自在観る」、もう1つは「自在観る」。前者は「自分という存在を観る」、後者は「自由自在に観る」という意味です。

 よって、「観自在」は「自分という存在を自由自在に観る」

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今回は理論編(計3回)と実践編(計5回)に分けて、「観自在」を探究していきます。最後(応用編)は、これからますます重要となる「“正しい情報”の見極め方」の考察です。

 F-281~:「社会が変わってしまう」 ~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 理論編-1観自在菩薩行深般若波羅蜜多時

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32825990.html

 理論編-2;自在を観る

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32875213.html

 理論編-3;自在に観る

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32922467.html

 実践編-1;モニタリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 実践編-2;スマートトーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33017128.html

 実践編-3;アファメーション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33063756.html

 実践編-4;ユーアファメーション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33111471.html

 実践編-5;“縁起力”をブーストする

 

 

 観自在 =自分という存在を自由自在に観る =思いどおりの現実世界で思いどおりに生きる!

 

 前々回(F-323)は「アファメーション」、前回(F-324)は「ユーアファメーション」を紹介しました。

 

 

 過去の記憶でつくられたブリーフシステム(Belief SystemBS)でつくるアファメーションは、ほぼすべてが現状の最適化です。それではますます現状(Status Quo)に縛られてしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 現状を維持しようとする強力なホメオスタシスに抗い、そもそも認識することさえできない現状の外にゴールを設定し向かい続けるためには、コーチの存在が必須!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 アファメーションに関しても「Goal comes 1st.」。それゆえ、偉人がコーチになってくれる名言を活用したアファメーションやユーアファメーションは重要です。

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

つまり、偉人やコーチとの縁が、現状の外側にゴールを設定し、そして現実化していく力になるということ。それが“縁起力”!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

私は、コーチングやヒーリングで大きな変化を引き起こす巨大で強大な力の正体は、“縁起そのもの”だと思っています。

F-266:不満と傲慢のはざまでvol.10;「傲慢」を克服し「心の力(The Power of Mind)」を引きだす縁起>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30054307.html

 

 

 では、偉人やコーチとの縁をしっかり力に変えていくステップを確認していきましょう。

 

 1)ゴール設定によって、新たな世界(w1)の「イメージ(Image)」を生みだす

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 2)そのイメージは現状の外。抽象的でフワフワしているイメージを膨らませるために、言葉を積極的に活用する。その活用例が「スマートトーク」「アファメーション」「ユーアファメーション」

 (×「ビジュアライゼーション」↓)

 F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29357204.html

 

 3)イメージをさらに膨らましていくために、言語にプラスして五感(のどれか)を重ねながら強化していく

 L-11520219月シークレットレクチャー -03;夢を現実化する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32114512.html

 

 これが“縁起力”をブーストする秘訣!

 以下、苫米地博士の著書「自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版、p9)より引用します。

 

 

名言は五感を使って自分に言い聞かすべし

 さて、ここまでで、「偉人の言葉」はゴールを設定した後に、自らのアファメーションの参考にするために使う、というところまで話しました。

 それでは、次のステップに行きましょう。

 ゴールを設定し、アファメーションをする際に、次に大事になってくるのは「イメージ」です。

 偉人の言葉を使ってアファメーションする際に、どのようにイメージを膨らませればよいのか。

 それはズバリ「言葉にプラスして五感のどれかを使い、イメージすればいい」のです。それによって、だいぶリアリティが上がり、臨場感がアップします。

 これはとても大事なテクニックです。この本のキモといってもいいかもしれませんね。「名言を五感で感じる」……視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。どれか一つでいいから使ってください。二つ以上使えるなら、それに超したことはありませんが、まずは一つで十分です。言葉を発しながら、目や耳といった五感を刺激しましょう。

 言葉は五感には入っていません。だから言葉で名言を唱えるだけではダメなのです。五感の情報に対して、言葉を重ねることによって、臨場感が強化されるのです。

 例えば、さきほどから例に出している「我が辞書に不可能の文字はない」というナポレオンの言葉。この場合、ナポレオンの写真を見ながら、イメージするのです。ナポレオンに話しかけられている気持ちになりながら、「あなたの辞書に不可能の文字はない」と唱えるわけです。

 偉人の言葉を五感を使って感じて、さらに言葉をのせるのです。

 脳が外部世界の情報を認識する際に、その情報を取り入れる入り口のことを「モーダルチャンネル」と呼びます。つまり、目、鼻、口、耳、手などがそれにあたります。

 現代人には、特に発達しているモーダルチャンネルがあり、それぞれ「視覚優位」「聴覚優位」「言語優位」の三つに分かれます。

 例えば、名言を元にしたアファメーションをしながら、ナポレオンの写真を見るとします。

 そうすると、「言語優位」のモーダルチャンネルを、「視覚優位」のモーダルチャンネルで表現することになります。

 そうしたらどうなるのでしょうか? 一種の変性意識状態(日常的な意識状態以外の意識状態、トランス状態など)に変化し、臨場感が強化されるのです。

 臨場感が上がると、ホメオスタシス(生物の生理系が正常な状態を維持する現象)が移動します。普段の物理空間のホメオスタシスから、臨場感のホメオスタシスに移行するわけです。それは、コンフォートゾーンが移るのと同じです。

 実際に自分の身体のホメオスタシスが移行するから、現実に体がそれを引き起こすようになるというわけです。

 もちろん言葉には想起性がありますから、言葉だけでも世界を作れますが、特に強くしたかったら、五感を重ねたら、そういう効果が期待できるのです。

 モーダルチャンネルを強化させることで言葉の臨場感を上げるのです。

 そうして、脳を目覚めやすくさせましょう。脳を目覚めさせるには「なるべく強めにその気になる」。この方法が一番よく効くのです。

 引用終わり

 

 

ナポレオン(Wikipedia)

ダヴィッド『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』

Wikipediaより引用

ナポレオン・ボナパルト - Wikipedia

 

 

 モーダルチャンネルを強化させることで言葉の臨場感を上げる

 

 さらに掘り下げます。

 

臨場感の秘密が「ホメオスタシス」です。ホメオスタシスは、恒常性維持機能のことで、“外界”の環境の変化に対して生体を安定した恒常的状態に保とうとする機能のこと。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 *“外界”の正体は↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 “外界”とフィードバックして常に自分の情報を更新することで恒常的状態が維持されるのですが、その“外界”とは物理的現実世界のことだけではありません。脳が発達した人間の場合、フィードバック関係は情報空間にもひろがっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

まったくの仮想空間であっても、私たちはしっかりとフィードバック関係を築くことができます。その事実を理論化したものが苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」で、コーチングプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 *「夢をかなえる方程式 I×V=R」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 つまり、ホメオスタシスが働く(V)仮想空間(I)が現実(R)となる

 

 人間同士の場合、ホメオスタシスの同調により情報を伝達しあうことができます。例えば、自分が楽しいときは楽しさが、悲しいときは悲しさが伝わるというように、臨場感空間をお互いに共有することができるのです。それは

 

 より多くの人のホメオスタシスが同調する(V)仮想空間(I)が現実(R)となる

 

それが“縁起力”をさらにブーストする秘訣。

 

 “縁起力”=コレクティブエフィカシー そのように私は理解しています。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブエフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

F-326につづく)

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催はR6.2/4(日)<←1/28から変更しました>の予定。テーマは「コーチングのコア×how?」です。4週前に御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-230:ゼロトラスト 後編;wBSp;ゼロトラスト」から「w1;ベーシックトラスト」へ

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F-277L下でのBSB vol.2brainstorming

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L-06420209月シークレットレクチャー -04;物理=カオス=「仮」と「空」を包摂するもの

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Q-248:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -06(補足);調和

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Q-350:「情報的身体」というのがよくわかりません? <前編;ケースサイド>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

私は苫米地式認定コーチであるとともに、医師であり、苫米地式のマスターヒーラーでもあります。そのことを御存知の上で質問してくださったようです。

質問部分を抜粋すると

 

Q:「情報的身体」というのがよくわかりません?

 

 今回はいただいた御質問を2回に分けて回答していきます。前編が問題(課題)を見つけるケースサイド(case-side)、後編が問題(課題)を解決するプランサイド(plan-side)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 前・後編とも苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない」(徳間書店)から、「イメージが健康をつくる」(p36)の部分を引用します。免疫力や健康の秘訣を感じながら読み進めてください。

 F-122:免疫力をあげる!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 前編;ケースサイド

 

 

 A1:「情報的身体」に対する言葉は「物理的身体」だと思いますが、じつは、「物理的身体」も情報的身体です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それがわかると「情報的身体」がクリアになるばかりか、“夢”も叶いやすくなります。その理由はクリアでしょうか?

 (私の答えは後ほど)

 

 それでは苫米地博士の言葉を確認しましょう。「脳に免疫力をつければ病気にならない」(p36)から引用します。

 

 

〇脳が体を書き換える

 「脳の免疫力」を高める方法は

 ・「情報空間」を味方につけること。

 ・健康な状態をあなたの「コンフォートゾーン」にすること。

 と前述しました。

 1つ目の「情報空間」を味方につけることですが、まず、情報空間という言葉自体、皆さんにとっては聞き慣れないものだと思います。

 これは認知科学で使用する用語で、健康の文脈で単純化していえば、「情報空間=脳/物理空間=体」です。情報空間(脳)は物理空間(体)にさまざまな影響を及ぼします。冒頭で紹介した前屈の実験を思い出してください。「脳は体を書き換える」のです。

 引用終わり

 

 

 苫米地博士の著書を読み込まれている方は、「情報空間=脳/物理空間=体」という表現に違和感を覚えるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 私の場合、「なぜ『情報空間=心』ではなく、『情報空間=脳』とされたのだろう?」という疑問が浮かびました。内省言語です。

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 その後考えた仮説は、「脳と心、体と心を別々に考える物心二元論が刷り込まれている読者にも、スコトーマを生じることなく読み進めてもらうため」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

私は医師としても活動していますが、医療・介護業界のパラダイムは、今も二元論や機械論です。例えば、ある現役教授からはこのような御質問をいただきました。「『財布を娘に盗られた』といった被害妄想がでている老人に対して、コーチングの視点ではどのように対応するのですか?」。

この発言の根底にあるのは「存在→関係」という見方。その見方が重要な事実をスコトーマに隠しています。詳しくはこちらでどうぞ↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 脳と心、体と心は別々のものではなく、「脳と心」「体と心」でひとつです。同じものの抽象度の違いであり、切り離して考えることはできません。

Q-065:認知的不協和の状態にあり頭痛が… Vol.2;西洋医学と東洋医学の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958654.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 脳と心、体と心は同じものの抽象度の違いであり、「脳と心」「体と心」でひとつ

 

 この理を理解し実践できるようになると、“奇跡”が“アタリマエ”に感じられるようになります。

 F-157:指一本でも役に立ちたい

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 以下、引用の続きです。

 

 

〇ハーバード大学の「祈り」の研究

 脳が体を書き換える例をさらに一つ紹介しましょう。

 それは「祈り」の研究についてです。

 アメリカのハーバード大学やコロンビア大学などの名門大学を含む全米70校以上の大学医学部では、「祈り」が治癒に与える影響について真剣な研究が行われています。それらの研究では、医師や家族が患者の回復を祈ると、治癒率が驚異的に伸びるというデータが得られています。

 こうした結果を研究者たちは、こんなふうに結論づけています。「他人に回復を祈ってもらうことにより、患者は自分が治癒したイメージを持ちやすくなり、その治癒のイメージが免疫力を高めて病気の治癒を促しているのだ」と。

 これを本書の理論で説明すると、「祈りを契機に、健康で元気な自分に向かって脳の免疫力が働き、脳が体を書き換えた」ということになります。

 単純化していえば、どのようなイメージを描くかが極めて重要なのです。

 健康で元気な自分のイメージを描けば細胞や免疫システムが活性化し、反対に病気の自分などをイメージすると細胞や免疫システムの活性が鈍ります。

 こうしたメカニズムを応用したイメージ療法は世界中の医療現場で実践されています。ホワイトボードにがんの絵を描き、そのがんを白板消しで消すというイメージ療法で、本当にがんが治ったという報告もあります。

 がんが消える様子が脳内でリアルにイメージされ、脳が体を「自分はがんだ」から「自分は健康だ」に書き換えた結果、がんが治ったのです。

 引用終わり

 

 

 どのようなイメージを描くかが極めて重要

 

 コーチングのフレームでいうと、「イメージ」の起点がゴール設定で、終点がゴール達成です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして、その「イメージ」=ゴールの実現を確信するほど、イメージは現実化しやすくなります。その確信がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 それをプリンシプル化したものが、夢を叶える方程式「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 *「イメージ療法」について、詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 では、引用の続きを。

 

 

〇生命とは「情報」である

 「箱を潰す」イメージをすると、それまでより深く前屈できる。

 がんが治る、がんが消えるイメージを持てるとがんが治る、

 これが「情報空間(心)」を味方につけたということです。

 どういうことか説明しましょう。

 先に述べたよう、脳は頭蓋骨の中におさまっていて、外界と触れることはありません。頭蓋骨を切って、大脳を外に出しても、触感がないために脳は外界を感知しません。

 脳が外界と触れるのは、脳の入出力チャンネルである「モーダルチャンネル」(「五感」と「言語」を合わせたもの)を介してのみです。脳は、神経を通じてもたらされる電気信号によってのみ外界を認識します。

 すなわち、脳にとっては生命活動=「情報」なのです。

 私たちが生きているということ、生活しているということは脳にとっては「情報処理活動」なのです。

 引用終わり

 

 

 苫米地博士が語られている「『情報空間(心)』を味方につける」とは、冒頭の「健康な状態を『コンフォートゾーン』にする」と同じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「『情報空間(心)』を味方につける」と、イメージは一気に実現しやすくなります。強力なホメオスタシス(恒常性維持機能)がイメージ実現のために働くから。「人間の場合、ホメオスタシスが情報空間まで拡張している」というのが、苫米地理論の第1世代です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 しかしながら、必ず実現するとはいえません。その理由は

 

 以下、引用の続きです。

 

 

〇物理空間は抽象度が低い世界

 一方で、私たちは物理的な空間に生きています。

 これは簡単なことで、皆さんもよくお分かりですよね? 私たちはお腹がすけばご飯を食べ、病気になれば治療をし、眠たくなれば眠ります。つまり、「物理空間(体)」の活動をしています。

 ここでまたひとつ、認知科学の新しい言葉を使います。物理空間は、情報空間のいちばん下の抽象度に位置している。ということです。

 抽象度って何? と思われた方も多いでしょうが、これは要するに「情報量の大小」を言っています。情報量が多ければ多いほど抽象度は低く、情報量が少ないほど抽象度は高くなります。

 

 たとえば、「犬」「猫」より、犬も猫も含んだ「哺乳類」の方が情報量は少なく、抽象度が高い。「人間」は「苫米地英人」より抽象度が高い。しかし「人間」は「霊長類」より抽象度は低い。イメージがつかめましたか?

 なぜ「人間」の方が「苫米地英人」より情報量が少ないかというと、「人間」は「苫米地英人」「前田日明」「山田太郎」といったさまざまな対象を包摂しているからです。

 すべてのものは情報量の大小(抽象度)で序列化できます。

 そして私たちの生命活動はすべて情報処理活動なので、物理空間(体)は情報空間(心)の一部です。情報空間中で最も抽象度が低く、物理法則が働くエリアが物理空間です。物理空間は情報空間の一部であり、抽象度の最も低い空間なのです。

 引用終わり(この続きは次回に)

 

 

 ゴール設定により「イメージ」をつくり(I)、ゴール実現を確信するほど(V)、ゴールのイメージは実現しやすくなります(R)。

しかし、必ず実現するとはいえません。その理由は「一方で、私たちは物理的な空間に生きている」から。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

情報空間では「イマジネーションの限界を壊すこと(限界突破)」が重要ですが、そのイメージ(I)を情報空間の底面である物理空間で現実化(RReality)するためには「物理制約下で再構築する(物理法則内におさめる)こと」が必要になります。

F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

その現実化のための作業のことを「実装(インプリメンテーション)」と呼びます。「I×V」がnot normalであるほど、実装(R化)には高いレベルの知識と技術が求められます。

(詳しくは映画「スター・ウォーズ」を取り上げたこちらの記事にまとめました↓)

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージしつづけるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

 物理空間は情報空間の一部であり、抽象度の最も低い空間

 情報(場)を書き換えると、物理(場)が書き換わる

 

 これを理論化しているのが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 「情報的身体」に対する言葉は「物理的身体」だと思いますが、じつは、「物理的身体」も情報的身体です …OKですよね?

 

 「物理と情報は別々のものではなく、同じもの」という事実の理解不足が「『情報的身体』というのがよくわかりません?」の主因 それが私の分析です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

Q-351につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

コーチングのフレームでいうと、「イメージ」の起点がゴール設定で、終点がゴール達成です

 

 「未来から過去に向かって流れる」という時間の流れを加味すると、ゴール達成が“「イメージ」の起点”だといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 さらにいうと、時間は流れてはいません。その場合

(続きはこちらでどうぞ↓)

Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催はR6.1/28(日)の予定、テーマは「コーチングのコア×how?」です。4週前に御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

F-299~:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425725.html

Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

Q-339~:「あなたは食べたものでできている」という言葉は間違っている?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html

 

 

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F-314:デジタル自傷行為 <plan-side -2;ゴール×エフィカシーの“秘密” -前編-

 

 「デジタル自傷行為」という概念をご存じですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 デジタル自傷行為とは、「ソーシャルメディアに匿名で自分を傷つけるような内容の投稿をしたり、それを他者に送ったり共有したりする」というもの。

 

 米ウィスコンシン大学オークレア校Cyberbullying Research Centerの研究(2019年)によると、米国の中高生4972名の調査によって、1)8.6%の生徒が自分に関する意地の悪い投稿をしている、2)5.1%が自分に対するネットいじめを経験している ことが明らかになったそう。

つまり、約9%の若者がデジタル自傷行為を行っているということ。

 さらには、デジタル自傷行為経験者は、1)死にたいと思う(自殺念慮)確率が5~7倍高い、2)実際に自殺を図る(自殺企図)確率が9~15倍高い こともわかりました。

 

 「デジタル自傷行為」を生みだした現代社会が抱える課題(case)と解決(plan)について、コーチとして考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

 case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32525868.html

 plan-side -1Appetite for Destruction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32577084.html

 plan-side -2;ゴール×エフィカシーの“秘密” -前編-

 

 

テーマは“デジタル自傷行為”。

 それは情報空間での運動=思考のことであり、ブリーフシステムによる無意識下の情報処理のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 本当はほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っていて、各自の目の前にひろがる世界はその“自傷”の投影です。苫米地博士の言葉を借用すると「ブス」。

 でも、それは本当の姿ではありません。誰もが「ブス」であるはずがなく、世界は決して「ブス」なんかではありません。

 

 本来の姿とはまったく異なる「ブス」に閉じ込められ、しかもその事実に全く無自覚である

 

それが、私が感じている社会の課題(case-side)。その解決(plan-side)は、もちろんコーチングです。

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「エフィカシー」ですが、そのゴール×エフィカシーには重大な“秘密”が隠されています。その“秘密”とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴール×エフィカシーが、“自傷”が投影された現状を破壊し(Appetite for Destruction)、新たな現実を生みだす

 

 ゴールがまったく新しいImageImagination)を生みだします。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 そのImageとは、ゴール側のコンフォートゾーン(CZComfort Zone)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのCZのレベルがエフィカシーです。

 Q-310:私のまわりではそうでもvol.5:コレクティブ・エフィカシー -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 

 ここでいう“レベル”とは、ホメオスタシス・フィードバックの強度のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 つまり、一般的に「ゴールを達成する自己能力の自己評価」と定義されるエフィカシーは、臨場感(sense of reality)の鍵であるということ。「ゴールを達成する(している)自分」に対する臨場感(=Vividness)の高さがエフィカシーです。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 ゴールを設定し(I)エフィカシーを上げていくほど(V)、“自傷”が投影された現状よりもゴール側のCZにホメオスタシスが働くようになります。すると、どんどんスコトーマが外れ、ゴールを達成する方法をクリエイティブに発見(発明)していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 シンプルに表現すると、

 ゴール×エフィカシー →ホメオスタシスが変化 →CZが移動 →スコトーマが外れる →invent on the way →現実化(ゴール達成)

 

 それが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 以下、苫米地博士の著書「現代洗脳のカラクリ 洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」(ビジネス社、p125)から引用します。“新たな現実を生みだす”ための極意を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

現実にあるもの

 最後にもうひとつ、人が洗脳されるポイントを紹介しましょう。

 それはリアリティです。

 何度も説明していますが、映画を見ている間の私たちは変性意識状態であり、そこで展開されるストーリーに夢中になることで“現実”を書き換えられています。

 しかし、映画が終わり、映画館を一歩外に出れば、正気に戻ります。いくら『スター・ウォーズ』に夢中になったからといっても、フォースの力を使って、ものを動かそうなどとはあまり思いません。

 その一方で、『燃えよドラゴン』などのカンフー映画を見たあとはどうでしょうか?

 男子は特にそうですが、むやみに突きを打ち、足を高く蹴りあげてみたくなります。数日後、空手道場に入って身体を鍛え始めてしまう人も出てくるでしょう。身体反応だけでなく、現実の生活まで変わってしまうこともあります。

 同じ映像というジャンルなのに、この違いはどこにあるのか、というとリアリティの差です。

 カンフーは現実の世界に実在するものですが、フォースはありません。この差が大きいのです。

 オウム真理教の入り口も実はここにありました。

 信者たちはスピリチュアルに傾倒していましたから、麻原彰晃が行った空中クバンカなど、一見超人的に見える写真は強烈な刺激でした。「こんな凄いことができる人間がいる。しかも日本にいる!」といったリアリティが信者たちを動かしたのです。

 情報番組を見て、バナナやコーヒーが売り切れになったのも同じ理由です。

 情報操作だけではそう簡単に洗脳はされません。いえ、洗脳はされるのですが、対象物が現実にないと行動を起こすことができず、結果的としても洗脳が起きにくいのです。

 『スター・ウォーズ』と『燃えよドラゴン』との違いもここでした。

 『スター・ウォーズ』があまり行動を促さないのは現実的な行動として起こせるのがコスプレぐらいだからです。

 一方、『燃えよドラゴン』の場合は、行動の選択肢がいくつもあります。コスプレもそうですし、ヌンチャクを買って振り回すこともできますし、道場に入門するという道もあります。

 もしも、映画館の目の前に道場があれば、つい入門してしまう人もいたはずです。

 このように、その気になったときに現実的な行動を起こせるものがあることが洗脳には重要です。

 1970年代、極真空手は一大空手ブームを巻き起こしています。極真空手の総裁 大山倍達を主人公とする空手漫画『空手バカ一代(空バカ)』が少年漫画誌で連載されると池袋にあった極真会館には毎日200人の入門者が殺到したのです。

 故・梶原一騎が原作を担当した『空バカ』は、私がいま言った洗脳のテクニックが至る所に仕込まれていますから、機会があれば読んでみるといいでしょう。

 ともかく、洗脳とは人を変性意識状態にして情報の書き換えを行い、洗脳者の望む選択肢に導くことです。

 そのための方法論は私たちが「洗脳」という言葉から思い描く特殊性、非日常性とは異なり、ごく当たり前の手法の積み重ねであることのほうが多いのです。

 ですから、洗脳は気づいてしまえばいいのです。「これは洗脳手法だね」とわかってしまうだけで、洗脳は簡単に解けてしまうものなのです。

 引用終わり

 

 

    映画を見ている間の私たちは変性意識状態であり、そこで展開されるストーリーに夢中になることで“現実”を書き換えられている

    ポイントはリアリティの差。いくら『スター・ウォーズ』に夢中になったからといっても、フォースの力を使って、ものを動かそうなどとはあまり思わない

 

 ゴール×エフィカシーが、“自傷”が投影された現状を破壊し(Appetite for Destruction)、新たな現実を生みだします。

しかしながら、通常は過去の記憶でつくられた「現状」の方が、ゴールが生みだす「新たな現実」よりも圧倒的にリアリティが高いため、なかなか破壊することができません。

PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 

 

 ところで、「フォースの力を使って、ものを動かそう」としたことはありませんかw?

 

 …SW3部作(プリクエル・トリロジー)からJedi master オビ=ワン・ケノービを演じているユアン・マクレガーは、自動ドアの手前でつい手をかざしてしまうそうです。じつは私も同じw

その「つい〇〇してしまう」がホメオスタシスで、ホメオスタシス・フィードバックの強度が臨場感です。

 F-306:映画のおもしろさって何だろう? <vol.3;臨場感③>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 苫米地博士が引用文中で挙げられている「“現実”を書き換える」ためのキーワードが「変性意識」「ストーリー」「夢中」。

その3つをうまく活用することで「ゴール×エフィカシー」をブーストすることができます。

 

F-315につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 ゴール×エフィカシー →ホメオスタシスが変化 →CZが移動 →スコトーマが外れる →invent on the way →現実化(ゴール達成)

 

ゴール×エフィカシーが現実化することを、苫米地博士は「realized virtuality」と表現されています。日本語では「臨場感世界の現実化」です。詳しくはこちら↓

F-249:「ゴール」と「現状の自我」のvol.6;臨場感という橋を架ける-前編->

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29139372.html

 

 

-追記2

ゴール×エフィカシーが、“自傷”が投影された現状を破壊し(Appetite for Destruction)、新たな現実を生みだします。しかしながら、通常は過去の記憶でつくられた「現状」の方が、ゴールが生みだす「新たな現実」よりも圧倒的にリアリティが高いため、なかなか破壊することができません

 

 ゴールが生みだす新たな現実を創造するための破壊が「創造的破壊」。ヨーゼフ・シュンペーターの言葉です↓

 F-254:イノベーションがうまれるとき <前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29415081.html

 

 

-追記3

苫米地博士が引用文中で挙げられている「“現実”を書き換える」ためのキーワードが「変性意識」「ストーリー」「夢中」。その3つをうまく活用することで「ゴール×エフィカシー」をブーストすることができます

 

 夢中度=オタク度ですw

 では、オタクネタを。本文で紹介したユアン・マクレガーは昨年(2022年)米国出身の女優と再婚しました。奥様(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、SWの新作ドラマ「アソーカ/AHSOKA」で新共和国の将軍 ヘラ・シンドゥーラを演じています。

惑星ライロスのリーダー チャム・シンドゥーラの娘であり、反乱者(REBELS)「ゴースト・チーム」のリーダーでもあったヘラ(スペクター2)がずっと探し続けていたのが、若き“BokkenJedi エズラ・ブリッジャー(スペクター6)。

そのエズラがついに(続きはディズニー+の「AHSOKA」でどうぞw

 

 

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 次回の開催は11/26(日)の予定です。10月下旬に御案内いたします。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

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F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

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F-313:デジタル自傷行為 <plan-side -1Appetite for Destruction

 

 「デジタル自傷行為」という概念をご存じですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 デジタル自傷行為とは、「ソーシャルメディアに匿名で自分を傷つけるような内容の投稿をしたり、それを他者に送ったり共有したりする」というもの。

 

 米ウィスコンシン大学オークレア校Cyberbullying Research Centerの研究(2019年)によると、米国の中高生4972名の調査によって、1)8.6%の生徒が自分に関する意地の悪い投稿をしている、2)5.1%が自分に対するネットいじめを経験している ことが明らかになったそう。

つまり、約9%の若者がデジタル自傷行為を行っているということ。

 さらには、デジタル自傷行為経験者は、1)死にたいと思う(自殺念慮)確率が5~7倍高い、2)実際に自殺を図る(自殺企図)確率が9~15倍高い こともわかりました。

 

 「デジタル自傷行為」を生みだした現代社会が抱える課題(case)と解決(plan)について、コーチとして考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

 case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32525868.html

 plan-side -1Appetite for Destruction

 

 

テーマは“デジタル自傷行為”。

 それは情報空間での運動=思考のことであり、ブリーフシステムによる無意識下の情報処理のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 本当はほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っていて、各自の目の前にひろがる世界はその“自傷”の投影です。苫米地博士の言葉を借用すると「ブス」。

 でも、それは本当の姿ではありません。誰もが「ブス」であるはずがなく、世界は決して「ブス」なんかではありません。

 

 本来の姿とはまったく異なる「ブス」に閉じ込められ、しかもその事実に全く無自覚である

 

それが、私が感じている社会の課題(case-side)。その解決(plan-side)は、もちろんコーチングです。

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「エフィカシー」ですが、そのゴール×エフィカシーには重大な“秘密”が隠されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 ところで、皆さんは六本木(東京)の「Pe’z Magic Ears and Eyes Only」を訪れたことがありますか?

 

Pe’z Magic Ears and Eyes Only

Pe’z Magic Ears and Eyes OnlyHPより引用

ホーム (earsandeyesonly.com)

 

 

 そこは、じつは、苫米地博士に学ぶ者にとっての聖地。博士のこだわりの音響機材から流れ出る音(音色)は、ド素人の私が聞いてもわかるくらいの圧倒的な美しさ。さらに屋久杉による豊かな音響が加わり、異次元の世界に誘われるような感覚になります。

ぜひとも唯一無二の変性意識体験を味わってください。おいしい食事とともにw

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 そんなPe’z Magicを訪れたとき、私の無意識は必ず1枚のレコードジャケットにlock onします。Slashのサインが入ったGuns N’ Rosesのデビューアルバム「Appetite for Destruction」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 そのアルバムを初めて聴いたのは1987年。

当時の私のセルフイメージは、まさに「Appetite for Destruction」といった感じでした。縁起空間中にひろがる“自傷”が私を生みだし、目の前の世界を構築していたのでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 酒やたばこに溺れるという“自傷”

 ギャンブルに狂うという“自傷”

 無為に過ごすという“自傷”

 そして、すべてに唾を吐き続けるという“自傷”

 

 そのような“自傷”に抗いながら、私は医師になり、夫になり、親になりました。

ですが、心の深淵では憎悪の念がくすぶり続けていました。その結果、新たな家族のおかげで日常がどんどん豊かになる一方で、心の中はますます貧しくなっていました。

同じような思い(記憶)に苦しんでいる方は少なくないはず。皆さんはどうですか?

F-221:不安と不満のはざまで<ちょっとブレイク;今、親を憎んでいる人たちへ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27776349.html

 

 おそらく私の人生のどん底は2007年です。その年の前半は心身ともに疲れ果てていて、微笑むことさえできなくなっていました。

 S-04-21:鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

 

 ところが、その夏、私は心の力(The Power of Mind)を取り戻しはじめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7556145.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702279.html

 

とは言っても、その力はまだまだ不安定。戻ったと思ったら、すぐに消えたりの繰り返しでした。コーチとして分析すると、抽象度が上がったり、下がったりしていたのだと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんなフワフワした状態の時に、苫米地博士と出会いました。情報的に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 その後、夢中になって博士に学びながら、私は理解しました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

人が輝き社会が希望に満ち溢れるのはゴール次第 だと。

 

 

繰り返しますが、ほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っています。各自の目の前にひろがる世界は、その“自傷”の投影です。

そんな世界をゴール側から再構築するたびに(w1)、“自”そのものが書き換わっていきます(関数p)。ゴールにふさわしいように。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *「w1」「関数p」はこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 そのときのwantは、まさに「Appetite for Destruction」!

 ただし、それは物理的現実世界を破壊する欲求ではなく、過去へのとらわれや社会的束縛を打破するwant

 抽象度の階段を駆け上がるwantであり、まったく新しい“自分”に生まれ変わるwantであり、「revenge」を「avenge」に昇華させるwantです。

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

自=過去の記憶でつくられた現状を破壊する!

 

そのための莫大なエネルギーと創造性を、本当は誰もが持っています。

その力を解き放つはじまりがゴール設定です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

最後に、苫米地博士の著書「現代洗脳のカラクリ 洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」(ビジネス社、p123)から引用します。自身の中に眠る大きな力を感じてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

誰もが持っている現実を書き換える力

 私たちはなぜこれほどテレビに弱いのか、といえば、テレビが信用できる情報源だと思い込んでいるからもありますが、テレビは長時間臨場感空間を支配する媒体だからです。

 東京大学の教授が公共の電波を使って言っているのだから、ウソを言うはずがない。NHKは国民に対してウソを言うはずがない。こんなふうに思い込んでいるから弱いのです。

 311以降、テレビに対する信用度はガタ落ちになりましたが、10年ほど前は、「だって昨日テレビで言ってたから」という言葉ひとつで説明できてしまった時代があったのです。絶大な信用があったのですから洗脳など簡単にできたのです。

 もうひとつ重要なことは、私たちは基本的に映像に弱いということです。

 映像に弱いという意味は、映像の影響を受けて、簡単に“現実”を書き換えてしまうということです。

 例えば、映像を見ているときの私たちの状況を考えてみましょう。

 現実の状況は映画であれば映画館の中であり、テレビであればリビングに座っているでしょう。

 ところが、身体の“現実”は、スクリーンや画面から与えられた情報に反応しています。だから、手に汗を握ったり、驚いて心臓がドキドキしたりするのです。

 これはホメオスタシス同調と呼ばれるもので人間の身体は外界の状況に合わせて自然に反応します。暑かったら汗をかき、寒ければ鳥肌を立てて体温維持をはかります。

 このホメオスタシスの同調作用は多くの動物が持っていますが、外界だけでなく、自分が想像した世界に対してまで反応するのは人間だけです。

 想像世界にまでホメオスタシス同調を拡張できる人類は、この能力によって“現実”を書き換える力を獲得したのです。

 洗脳がらみの取材などで、よく「なぜ、人は洗脳されてしまうんですか。他人の言いなりになってしまうのですか」といった質問をされるのですが、その答えは、人間にはもともと“現実”を書き換える想像力があるからです。

 この“現実”を書き換える想像力があるからこそ、人は洗脳に弱いのです。

 引用終わり

 

F-314につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

そこは、じつは、苫米地博士に学ぶ者にとっての聖地。博士のこだわりの音響機材から流れ出る音(音色)は、ド素人の私が聞いてもわかるくらいの圧倒的な美しさ。さらに屋久杉による豊かな反響が加わり、異次元の世界に誘われるような感覚になります

 

 苫米地博士は「聖地」という表現は好まれないはず。不完全性が抜けてアプリオリ性が芽生えることはとても危険だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 あくまでも空(くう)としての「聖地」です。各自のマインドが、仮としての「異次元の世界」を生みだします。

 PM-02-16:空観、仮観、中観

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は11/26(日)の予定です。10月下旬に御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-076Ya Ya(あの時代を忘れない)

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F-082~:ダメ。ゼッタイ。

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F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

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Q-338:エンドステートに対する臨場感の問題?

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q現状はさて置き、一つ質問させて下さい。

一念三千と言う言葉があります。現在に過去と未来が含まれている、と言う時間に関連付けて説明されたり、全てのモノは様々なモノと関係して存在する、と言う縁起で説明されたりします。そして現状はどうであれ、ゴール達成に向かっている現在が楽しいと思える事が大切だと学びました。

だからゴールの情報場に働き掛け、様々なワークを通して臨場感高くエンドステートを想い描き、現在のmindを安定させ続けて来ました。

もちろん多少の浮き沈みはあって当然ですが、何年も続く不安を払拭する様な臨場感を感じる事が難しいです。

エンドステートに対する臨場感の問題なのか?

それ以外に解決すべきケースがあるのか?

今は現状に囚われて見えません。

 

Aまずは「時間」について。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

ホメオスタシスによって物理空間における臨場感を維持する感覚が「時間」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「物理空間」とは、抽象度を軸にとった場合の情報空間の底面のこと。一番抽象度が低い次元が物理空間(=物理的現実世界)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 情報処理をする主体(例えば人間)が、臨場感を共有するために情報処理空間をつくりだしています。その空間を安定的にする働きがホメオスタシスです。よって、ホメオスタシスは「情報処理を行う空間である『物理空間(物理的現実世界)』を維持するための法則」と考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 以下、苫米地博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう」(三才ブックス、p60)より引用します。

 

 

宇宙は人間によって生み出された?

 人が仮想空間にも臨場感を持てるのは、ホメオスタシスによるものです。

 ホメオスタシスがフィードバック関係を持った世界がリアルになります。リーダーに従う人々は、それが仮想空間であってもリアルだと感じています。

 オバマが一番だと心から信じられる世界、イチローに心酔する世界、もっと言えば、漫画のキャラクターを支持してしまうのも、彼らが生み出した臨場感空間にホメオスタシスのフィードバック関係を持って共有したから、起こる現象なのです。

 そうなると、今度はもう一つ疑問が浮かんできます。なぜ、ホメオスタシスは、仮想世界ともフィードバック関係を維持できるのでしょうか?

 その疑問に答えるためには、まず物理的現実世界の話から始めなければなりません。

 皆さんは、今ある物理的現実世界をどのように思っていますか?

 「何をいっているんだ? 目の前にある世界、人間が生きている世界だろう」といった声が聞こえてきそうです。

 そうです。では、その世界はいったいどのようにつくられたのでしょうか?

 現実世界は宇宙にまで広がります。では、その宇宙はいったいどのようにつくられたのでしょうか?

 私の解釈では、宇宙はもともと別々にありました。別々というと語弊がありますが、一つではなかったということです。

 皆さんは、宇宙はビッグバンによって起こり、宇宙が形成され、地球がつくられ、生物が生まれ、人類へと進化したとお思いでしょう。しかし、その認識はすべて人類によってつくられたものです。人類が規定した物理的世界の中の宇宙でしかありません。

 世界は人口の数だけ存在すると前述しました。その人が認識した世界があるわけですから、他人とまったく同じ世界など存在しないと。

 しかし、隣の人と世界が違うからといって、そのまま一切の共有を持たないというのは、あまりに寂しいことです。そこで、皆の共有空間をつくろうということで、ビッグバンをつくったのです。

 いったい何をいっているのか、と思っている人もいるかもしれません。頭の中が「?」となっている人もいるでしょう。

 でも、よく考えてみてください。

 他人と何かを共有するには、感覚で共有します。人間でいえば、五感です。そして、五感で感じられる空間が物理的世界です。人間は五感で共有できる空間をつくるために、宇宙空間をつくったのです。そのためにビッグバンを起こしたのです。

 もちろん、ビッグバンは物理学的に検証されています。相対論や量子力学などの物理法則を通して観測されています。物理的現実世界では、ビッグバンが起きたのは事実です。

 しかし、その物理法則をつくったのも、観測をおこなったのも、我々人間です。そして物理的現実世界という共有空間そのものをつくったのも我々人間です。人間は寂しいから、他人と共有するためにビッグバンを起こしたといういい方もできます。

 物理的現実世界はビッグバンでつくられたものですが、同時にビッグバンは我々が共有空間をつくるために生み出されたともいえるのです。

 実際、物理的現実世界でビッグバンに遭遇した人間はいません。触った人もいなければ、見た人もいません。しかし、人間が波動方程式を用いて、遠い星や光の見えない星を見つけ出し、またビッグバンの存在を発見したわけです。数学者や物理学者たちが、数学や物理学という五感をさらに進化させた感覚をもって発見し、そして共有空間にしたのです。

 共有空間は、一度そこに臨場感を持つと、その空間を維持しなければなりません。その維持するための力がホメオスタシスとなります。

 そういう意味では、ホメオスタシスは生体レベルではなく、宇宙レベルでも同じ状態を維持していることになります。宇宙を恒常的に安定させるために、ホメオスタシスの力が働いているのです。そして、その維持される感覚を、人間は時間と呼んでいます。

 維持されるものは、万が一動かされそうになると、もとに戻そうとします。重力などがそうです。宇宙空間は一定の状態を安定的に維持しようとします。そうしないと、皆で共有してつくった約束事が失われてしまうからです。

 最初に皆で共有空間をつくり、それを皆で守って維持する。そのために、物理が生まれた……。物理法則というのは、すべて宇宙におけるホメオスタシスの一つの説明なのです。

 引用終わり

 

 

すごいリーダーは「脳」がちがうver.2

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 ホメオスタシスは生体レベルではなく、宇宙レベルでも同じ状態を維持していることになる。宇宙を恒常的に安定させるために、ホメオスタシスの力が働いている。そして、その維持される感覚を、人間は時間と呼んでいる

 

 

 ただし、その“宇宙”とは物理次元の話。

 ボトムである物理次元から1つ抽象度が上がると、「時間」はありません。それが空観。過去も、現在も、未来も実在しないので「過去は関係ない」です。もちろん、「現在も未来も関係ない」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

DrT神奈川大講演-05

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

一方で、中観では「未来は思いっきり関係ある」と考えます。

苫米地理論は中観思想です。私たちの一瞬の心の動きが、現在、過去、未来を生起すると考えます。縁起です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

それが御指摘の「一念三千」。

F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

未来の縁起に働きかけることがゴール設定です。ゴールを設定するから、未来が因となり、現在が変わります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

その時、「現状はどうであれ」の“現状”には、「他人の物差し」「社会の価値観」「仮想の自分」はなくなります。そこにあるのは「T」のみ。

F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

もしも「Nil」「D」「B」が入り込んでいるのなら、ゴールの再確認を!

 F-095:私はイヤなことを心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

ゴールがやはりwant toなら、課題(case)はエフィカシーのはず。エフィカシーは「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。それは「ゴール側の臨場感のレベル」と考えることもできます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

よって、「エンドステートに対する臨場感の問題なのか?」は的確な分析だと思います。

(「エンドステート」こちら↓)

Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

解決(plan)として、“エンドステート/end state”の手前のイメージの臨場感を上げてみてはいかがでしょう。「化城」(法華経)です。

詳しくは博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p127)を参考にされてください。以下、同書からの引用です。

 

 

化城の教え

 法華経で「化城の教え」というのがあります。わかりやすくいうと、砂漠をキャラバン隊が渡っていくときに、目的地のお城が砂漠のはるか遠くにあるとき、遠くにあって大変だよということを見せないことです。

 その辺に見えた蜃気楼で「あそこだよ」というと、皆あわてて走っていく。近づいてみると蜃気楼だった。そしてまた「あれだ」といって走っていくことを繰り返すうちに、城に着いていたというものです。

 つまり悟りの世界に行くのに悟りというのははるかに遠いから、悟りへの導き方のひとつの比喩として「化城の教え」というのがあります。

 「俺は世界一の大金持ちで、ビル・ゲイツを超えてしまった」

 という画を描いても遠すぎます。悟りの世界です。

 それではリアリティを体が感じません。でも、マザーズの壇上くらいだったら、26歳で上場に成功した人だっていますから、いけそうに感じるのではないでしょうか。

 そうするとマザーズ市場に店頭公開してしまったら、二部を飛ばして一部くらい夢じゃないように感じられるでしょう。そういう具体的なランドマークのイメージを作っていきます。そのイメージと内省的現実とを結びつけるわけです。

 「じゃあ俺は店頭公開するときは今着ているこの服を着よう」

 とかそういうことです。そのころ、今日こんなことを感じていたということを忘れないようにこの服を着ていこう。それが重要になります。

 引用終わり

 

 

 博士が重要だと書かれているのは、「トリガー&アンカー」のこと。“エンドステート/end state”の手前のイメージの臨場感を上げるために、トリガー&アンカーづくりをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 

 以上、私の回答です。

御質問ありがとうございました。

 

 

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-関連記事-

Q-204~:「縁起」と「因果」

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Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

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Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

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脳と心の洗い方

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Q-337:何かいい仕事はありませんか? <vol.4;「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする>

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32265870.html

 vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32300998.html

 vol.4;「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 ところで、熱中症のときは体温が上昇しますが、それを医療現場では「発熱」とは呼ばず、「高体温」と呼びます。

 

「発熱」と「高体温」 …2つの概念を分けるのがホメオスタシスの働き。前者ではホメオスタシスが機能しており、後者ではホメオスタシスが機能していません。

 

 詳しく説明すると、「発熱」は感染症などに対応するために体温を高めにリセットした結果として起こります。つまり、再設定した高めの体温を維持するためにホメオスタシスがしっかり働いている状態。

 (「感染症などに対応するために体温を高めにリセット」自体が、「生きながらえる」ためのホメオスタシス機能といえます)

 

 一方、「高体温」は体温設定自体は変更がないのに、「環境」「からだ」「行動」といった要因により適切な体温が維持できない状態。つまり、ホメオスタシスが十分には働いていない状態です。

 

 だから医療現場では、「発熱」と「高体温」をしっかり区別し、それぞれに応じて対処します。

 (区別と差別の違いは? はっきりしない方はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

ただし、多くの人(の無意識)にとって、そのホメオスタシスとは「生体ホメオスタシス」のはず。

 

もしも視点が物理空間に限定されたままなのであれば、つまり「生体ホメオスタシス」だけしか考えられないのであれば、その思考は「第0世代」といえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「視点が物理空間に限定されたまま」「『生体ホメオスタシス』しか考えられない」は、高次の情報次元がスコトーマに隠れている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

その“高次の情報次元がスコトーマに隠れている状態”が、「何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)であるはず。

ならば、その解決(plan)は“スコトーマを外す”ことといえます。スコトーマを外し、自ら「いい仕事」を見いだすことが真の解決です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを外し、自ら解決する

 

そのためにはクリアしなければならない3つのポイントがあります。

 

 1つ目は「知識」。

そもそも知識がなければ、理解どころか、認識することさえできません。さらに厳しいのは、経験(とくに成功体験)を重ねるほど知識(認識)不足を自覚できなくなる点。そのような状態が「無明」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

 

ゴールを意識に上げながらしっかり知識を得ることができると、そのたびにスコトーマが外れる可能性が高まります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

知識とは、「現状のwからゴール側のw1への到達可能性関数」のことでもあります。知識により、ゴール(w1)を実現するチャンスがひろがります。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

余談ですが、知識を得る学習とは、「ゴールの世界(w1)を現実化しようするホメオスタシス活動」と考えることができます。

 PM-05-06~08:そもそも教育とは?-3-1~3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

その場合のホメオスタシスとは主に「認知ホメオスタシス」のことですが、それをまるで「生体ホメオスタシス」にまで落とし込んだかのように、(結果として)自我を書き換えていくのがコーチングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

その“落とし込む”が、“「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする”という感覚(最後に掘り下げます)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

 2つ目のポイントは「重要度(重要性)」。

 コーチングを受ける前の「重要度」は、過去の記憶でつくられたブリーフシステムが生みだしています。そのことに無自覚なままであれば、いつまで経っても人生は「無人運転」「自動運転」のまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 *「無人運転」「自動運転」はこちら↓

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 他人や社会に埋め込まれたアルゴリズムからの脱却は、“現状の外”へのゴール設定からはじまります。「Goal comes 1st./ゴールが先」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 

 3つ目のポイントは「役割」。「責任」と言い換えることもできます。

 知識があり、重要度が高くても、「自分には責任がない」と思った途端に認識しづらくなります。だから責任の自覚、すなわち「自責」が大事。

「自責」とは、自分の自由意思でこの世界を生き抜くという決意のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

 以上が「スコトーマ外し」のための3つの課題。それらの課題をクリアしながらゴールを再設定するたびに(caseplan)、心は自由になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 抽象度が上がる(上がりやすくなる)から。

 

 さぁ、ゴールを設定しましょう!

もしも「現状の外」という条件が難しいのであれば、「人生の目標って何だろう?」「どんな人生ならもっとワクワクするかな?」といった感じで、気楽に取り組んでください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p175)より引用します。参考にしてください。

 

 

人生、やりたいことをやろう

人生の目標の見つけ方

 とはいえ、「目標が見つかればいいんだけど、見つからないから困っているのだ」という人や、「人生の目標だなんて考えたこともない」という人もいるでしょう。そういう皆さんは、どのようにゴールを持てばよいのでしょうか?

 何も難しく考える必要はありません。誰にでも「好きなこと」や「やりたいこと」「やっていて楽しいこと」があるでしょう。そして、「やりたくないこと」「やっていてストレスがたまってしょうがないこと」があるでしょう。目標が見つからない人がゴールを設定するには、「やりたくないことをやめて、やりたいことだけをやるにはどうすればいいか」 -そこから考え始めればよいのです。

 ゴール設定については『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』(徳間書店)などの私のほかの著書で詳しく述べていますので、ここでは簡単な解説にとどめておきます。

 まず自分の生活の中で「やりたいこと」と「やりたくないこと」を分けて、「やりたくないこと」はやめます。そして、「やりたいこと」をもとに、「ゴールを現状の外に設定」します。ただし、「勤めている会社の役員になる」などは現状の延長線上にありますから、ゴールとは呼べません。現状の延長線上にゴールを設定しても、コンフォートゾーンは移動せず、脳の免疫力も高まりません。

 

 現状の外のゴールとは、例えば「起業して日本人のレジャーのあり方を根本から変える事業を展開する」「世界中の病気で動けない人々に雇用を提供する会社をつくる」「地球から飢餓をなくすために〇〇をする」「人類から戦争をなくすために〇〇をする」など、現在の仕事や生活の枠を完全に超えたところにあるゴールです。

 重要なポイントは、「人から笑われるような途方もなく大きなゴールを現状の外に設定する」ことです。現状の外にゴールを設定することによって、コンフォートゾーンが移動し、そのゴールに向かって脳の免疫力が働くからです。

 

 実現方法が分かっているかどうかを気にする必要はありません。コンフォートゾーンが移動することにより、スコトーマ(盲点)がはずれ、これまでに見えなかった景色が見えてくるからです。これは非常に大きな快感です。コンフォートゾーンが移動し、スコトーマが外れることにより、これまで見えなかったような道筋が浮かび上がってきて、その途方もないゴールを実現する手段が見えてきます。大きなゴールを描いてコンフォートゾーンが移動すれば、実現方法は後から見えてくるのです。

 本書は健康がテーマですから、ゴール設定についてはこれ以上詳説する紙幅がありませんので、私の他の著書を参考にしてください。

 

人生の主役はあなた自身

 右のゴール設定の原則は、年齢に関係なく同じです。

 中高年やシニアと呼ばれる皆さんの中には、「子どもに大学を卒業させるのが今の目標」とか「初孫の顔を見るのが私の目標」といった方もいらっしゃると思います。

 しかし、子どもに大学を卒業させることが目標なら、子どもが大学を卒業した後、あなたの人生は目標を失ってしまいます。子どもを生きがいにしてきた人の中には、子どもが就職して家を出たことが原因でうつ病になる人もいるのです。

 また、初孫の顔を見るのが目標なら、子どもが結婚せず、結婚してもなかなか妊娠しないなら、あなたはどうするでしょうか。

 子どもや孫といった「自分以外の誰か」を目的・目標にしてはいけません。厳しいことをいうようですが、それは子どもや孫といった他人に依存しているのと同じです。他人に依存する人は、自分の目的のために他人を利用する危険があります。子どもの成績が悪く、親の自分が思っている大学に行けそうにないからイライラして、子どもを叱り飛ばすというように。

 

 あなたの人生の主役は、他の誰でもありません。主役はあなた自身です。

 ゴール設定に当たっては、年齢にかかわらず、「自分がやりたいこと」から考え始めてください。自分が心からやりたいと思う大きなゴールが、脳の免疫力を味方にします。人生の目標を達成するために、結果として「健康で長生き」というオマケがついてくる -そう考えるのが真に健康的な思考法です。

 

 POINT

 健康は目的ではなく、人生の目標を達成する手段

 引用終わり

 

 

 今回は、ある医療法人のベテラン職員からいただいた相談に回答しました。その相談とは

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 私の答えは、「スコトーマを外すと、『いい仕事』が見つかる」「『いい仕事』のために、まずはゴールを設定する」。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ゴール側の臨場感が高まると(=ホメオスタシスが働くと)、結果として自我が書き換わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 自我はブリーフシステム(Belief SystemBS)と言い換えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

過去の記憶でつくられていたBSが、ゴールが生みだす未来の記憶により書き換わっていく

 

 それが「自由自在」。

 「自ら設定したゴールに由り(自由)、自身の在り方を決める(自在)」ことが、自由自在です。

 F-211:研修医時代の思い出 ~自由な発想の教授からの“無茶振り”に学ぶ~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27234407.html

 

 その「自身の在り方」=ゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が、職業(仕事)のカテゴリであれば「いい仕事」であるし、家庭のカテゴリであれば「いい家庭」であるし、健康のカテゴリであれば「いい状態(well-being)」であるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 つまり、すべてマインド次第!

 マインド次第で、すべてがやりたいことに変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 さぁ、今すぐゴールを設定しましょう!

“やりたい”はあなたのマインドが生みだします。いろんな“やりたい”を見つけたあなたは、人生のあらゆる領域で“well-being”を実現しているでしょう。お楽しみに。

 

 

 以上、私の回答です。

 御相談ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記1

そのホメオスタシスとは主に「認知ホメオスタシス」のことですが、それをまるで「生体ホメオスタシス」にまで落とし込んだかのように、(結果として)自我を書き換えていくのがコーチングです

 

 念のため補足します。

 コーチはコンテンツには関わりません。クライアントに対して、指示や具体的なアドバイスをすることはありません。

 Q-297:弟子にしてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30430928.html

 

 たいていの指示やアドバイスは、自由を奪い、むしろスコトーマを強化してしまいます。

なぜなら、それらはより抽象度が低い次元でのマネジメントの話だから。実際、情報量が多く具体的であるほど、素晴らしい指示やアドバイスであると評されるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 では、一方でスコトーマを外すために多量の(それも具体的な)情報を提供しつつ、その一方で新たなスコトーマが生じてしまうのを防ぐために、どうすればよいでしょうか?

 

その答えが「スコトーマ外しの心得」。それは(つづきはこちらで↓)

Q-253:最近また頭痛がひどくなりました <vol.2;スコトーマ外しの心得>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28623749.html

 

 

-追記2

 今回は「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」を明確に区別して書き進めました。しかし、両者は本質的には同じもの。同じものの抽象度の違いです。

 (クリアでない場合はこちら↓)

 L-003~420211月シークレットレクチャー -03~4;身体と心は〇〇〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-118:認知的不協和時に無意識が全力で働きゴールに向かっている気がしています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20682162.html

Q-140:若かったら挑戦しますけど、もう年なのでガマンします

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Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

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Q-256~:私、立ち直れるかな?

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Q-271~:現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

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Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

Q-314~:こんな私に誰がした

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 

脳に免疫力をつければ病気にならない!

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Q-336:何かいい仕事はありませんか? <vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32265870.html

 vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (202387) - YouTube

 

 

 その講義の中で、苫米地博士は「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」という概念を使い分けられていました。

 「生体ホメオスタシス」は、情報空間の底面である物理空間で働く恒常性維持機能のこと。対して「認知ホメオスタシスは」は、情報空間にひろがる恒常性維持機能のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

生体ホメオスタシスの働き

認知ホメオスタシスの働き

「バラいろダンディ」(TOKYO MX202387日放送回より引用)

熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 

前回はワークを紹介しました。その最後は、「4)『苫米地理論の3つのパラダイム』を意識に上げ、『生体ホメオスタシス』と『認知ホメオスタシス』を五感で感じながら、再度環境省の熱中症予防サイトにある『熱中症』の3つの要因(環境・からだ・行動)を確認する」というもの。いかがでしたか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 

熱中症を引き起こす3つの要因

環境省HP「熱中症予防サイト」より引用

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

 

 もしも違和感を感じたなら、その違和感は「異なる抽象度次元がごっちゃになっている」ことから生じているはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

その原因は「視点が物理次元に囚われ、高次の情報次元がスコトーマに隠れている」。つまり、思考のパラダイムが「第0世代」だということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 もっとはっきりいうと、「正しく観ることができず、因果関係がわからない」という無明です。

 Q-215:毎回同じ話ばかりである

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27050392.html

 

 *「因果関係」について、こちらをどうぞ↓

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 脳が発達した私たち人間は、ホメオスタシスが情報空間にもひろがっています。それを理論化したものが、前回(Q-336/vol.2)紹介した苫米地理論の第一世代「サイバーホメオスタシス仮説(理論)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 私は映画を観るのが大好きなのですが、手に汗を握りながらワクワク・ドキドキを楽しむことができるのは、ホメオスタシスが情報空間にまでひろがっているからです。

 F-304~:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426094.html

 

 この“情報空間に働く「認知ホメオスタシス」”の理解は、「何かいい仕事」と巡り会うためにも重要!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p100)より引用します。「何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)について感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

「なりたい自分」になるために知っておくべき四つのこと③

●ホメオスタシス

 昔、私は当時のハーバード大学の医学部長にいったことがあります。

 

 「すごい発見をした。人間のホメオスタシスは情報空間に広がっていることを発見した」

 

 要するに、催眠もホメオスタシスで定義できるということです。内部表現世界の中に「手がここにありますよ」と書き込まれると、手はそこにいくしかありません。そこにいくしかない原理をホメオスタシスといいます。

 たとえば「暑くなると汗をかく」「走ると心臓の鼓動が速くなる」といった具合に環境と自分との間にはフィードバック関係があります。

 ホメオスタシスとは恒常性維持機能のことですが、生体をより長く生きながらえさせるために安定的な状態を維持しようとする傾向のことです。つまり内部表現状態を環境との情報フィードバック関係から常に更新している生体の自律的な機能のことです。

 単純にいうと、環境と生体のフィードバック関係です。

 これは秒単位のものもあれば、月単位のものもあります。人間の体は夏と冬では違いますが、これはシーズン単位のサイクルです。フィードバック関係には、必ずサイクルがあります。環境と生体のフィードバック関係で、自分の身体を安定的な状態へ更新していく。いきなりは変わりません。かけっこであれば、最初ゼーゼーいって、だんだんゆったりと安定してきます。

 先ほどの「手がここにありますよ」というのは、ホメオスタシス環境への書き込みです。

 たとえば、外が暑ければ、体はあわてて汗をかかなければなりません。どういうことかというと、内部表現の中に「外は暑い」という情報の書き込みがホメオスタシスフィードバック情報としてあるからです。

 

●「暑い」と書き込めば『汗が出る』

 今、「暑い」という情報を書き込まれたら「暑い」に対して、フィードバック関係で何らかの対処をしなければなりません。そのメカニズムが備わっているから、我々は進化し、種は保存されてきたわけです。それが発汗です。

 ですから、内部表現に「手はここ」と書き込まれたら、自動的にそこに手を持っていくしかないわけです。

 催眠も内部表現の操作です。これが内部表現の概念とホメオスタシスの関係です。

 私はそれを発見したと思い、ハーバードの医学部長のところにかけこみました。そして、催眠現象は、我々のホメオスタシスが情報空間まで広がっているということで説明できるという話をしました。

 すると「そんなことはホメオスタシスの定義の中に入っている」といわれました。日本の医学部の教科書には書いてありませんが、ホメオスタシスをいい始めた人は、ハーバードの何世代か前の医学部長だったそうです。

 その人の定義では、ホメオスタシスは物理空間だけでなく、情報空間にも広がっていると最初からいっていたそうです。無知な後の学者が、それを物理空間だけの話だと思っていただけのことで、自分が発見したわけではありませんでした。

 

●内部表現を書き込むと

 どちらにしてもホメオスタシスというのは、医学部に学ぶ場合においては生体と環境の関係です。その生体というのは物理的なものですが、実際は心の世界まで広がった空間です。我々の用語では内部表現です。もちろん環境とは、物理的現実世界のことであり、これも仮想世界に臨場感があるときは内部表現の一部です。

 ということは、物理世界で暑いだけではなく、臨場感世界で暑いという画が描ければ、汗をかかなければいけないわけです。

 実際、それはやれます。気功や暗示で汗はかけます。何もそれは物理世界の温度が上がったからではありません。気功師は気を送ることによって、その人のホメオスタシス情報空間、内部表現を書き換えているわけです。

 もちろんそんなことをいうと、気功も催眠やプラシーボ効果と同じだといわれてしまうかもしれませんが、これらも内部表現の書き込みという意味では同じです。

 私はクラスで内部表現の書き込みの方法を教えていますが、そうすると気功も催眠もプラシーボ効果もできてしまいます。この本では実際にその方法を紹介します。これが内部表現とホメオスタシスの関係です。

 

●洗脳されない人は一人もいない!

 プライミングの説明に入る前に、ここまでをまとめます。「サトリ」の人以外は誰も通常意識状態にはいません。

 つまり、誰もRにはいないということです。Rがゆらいでいる体感的な物質的現実世界があります。ただ仮定上、Rという言葉を使います。

 まず物理的現実世界(R)があって、変性意識下の物理的現実世界があります(R’といいます)。そして、仮想世界(Pと呼びます)があります。

 そして臨場感を物理的現実世界(R)から仮想世界(P)に持っていくのが、トランス深化の技術です。実際にはR’からPへの移行です。

 それには催眠の方法もあれば、気功の方法もあります。言葉による書き込み、ストックホルム症候群に象徴される脅迫などもあります。

 人間は物理的現実世界だけでなく仮想世界ともホメオスタシス関係を持てるように進化した種族です。

 ということは、洗脳されない人は一人もいないということです。よく催眠にかかる人とかからない人がいるといわれますが、ウソです。

 催眠にかからない人がいるとすれば、とっくに死んでいます。ご飯を食べられないし、言葉も理解できません。

 人間の脳と心は一体化しているため、必ず仮想世界に臨場感を持てるように進化しています。ということは、100%催眠にかかります。特定の技法が合うか合わないか、術者が上手いか下手かなど、個人差はありますが必ずかかります。

 

Rは消えない!

 洗脳されない人はいません。人類である以上、全員洗脳されます。好きな音楽は個人によって違いますが、音楽の世界自体がトランスです。メロディーやリズムは触ることができませんが、そこに強い臨場感を感じます。

 テレビもたとえばニュースが好き、連ドラが好き、と好みの違いはありますが、何かひとつは好きな番組があります。映画もそうです。いかにリアルな映画であっても物理的に触れられない仮想世界であり、ここにある現実世界(R)ではありません。

 ということは、我々は物理的現実世界(R)以上に仮想世界(P)に臨場感を持つこともできるということです。

 ただし、物理的現実世界が消えることはありません。どんなにすごい映画を見ていても、心臓が止まってしまう人はいません。

 「あまりに臨場感があるから、呼吸するのを忘れた」

 という人はいません。催眠だとイスから転げ落ちるくらいのことはありますが。

 つまり、我々は必ず物理的現実世界の臨場感を持っています。映画を見ながら、長い時間イスに座っていたとしても、微妙に体を動かしています。なぜなら、人間はずっと同じ姿勢でいると細胞が壊れてしまうからです。こうしてどんなに映画の世界に入り込んでいたとしても、物理的現実世界とのホメオスタシスを築いています。つまり完全なRを体感できる人は(サトっている人は別として)いないように、完全なPの人もいません。いるとすれば、あの世に行っています。我々はサトリ(R)とあの世(P)の間に日々生きているのです。

 物理的現実世界の臨場感が全く消えてしまうということはありませんが、仮想世界優位の状態には誰でもなれます。

 ですから、催眠にかからない、もしくは洗脳されない人はいないということになります。

 つまり、この本の技術が役に立たない人は一人もいないという結論になります(もちろん上手い下手は別ですが)。

 引用終わり

 

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)を感じられましたか?

 

 次回は、その解決(plan)について考えていきましょう。

 

Q-337につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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F-206~:マトリックス/Matrix

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Q-335:何かいい仕事はありませんか? <vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」。

 未視聴の方は、まずは講義動画を御確認ください。こちらからどうぞ↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 熱中症とは、「高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態」のこと。厚生労働省の「熱中症予防のための情報・資料サイト」には、「熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう」と書かれています↓

 熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

 「熱中症について正しい知識を身につける」ことは、とっても重要。ここで注意するべきは、「正しい知識」の「知識」は情報とは異なる ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

情報とは、「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念です。あらゆるものがそうなりえます。宇宙はそもそも情報なのだから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

そのような情報に対して、知識とは、「大量の情報をもとに構築された概念の塊」であり、「全体性をもったまとまりのある構造」のこと。そう、ゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

ちなみに、知識が増えるとは「概念の数が増える」ことをいいます。その増えた概念の塊が、1つ上の抽象度次元でさらに大きな一塊の概念となっていくと、理解が深まります。ジョブス風に表現すると「connect the dots = 頭がよくなる」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

*抽象度はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「正しい知識」の「知識」は情報とは異なる という言葉中の「正しい」とは、「絶対的に正しい」「未来永劫にわたって正しい」という意味ではありません。情報次元であれ、物理次元であれ、必ず不完全性が働きます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 では、何が「正しい」を決めるのでしょう?

 

 コーチとしての答えは「ゴール」。ゴールが生みだす世界観(ゲシュタルトまたはコンフォートゾーン =一人一宇宙)が、“かりそめの正しさ”を生みだします。本当は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 現代社会において「(より多くの人にとって)正しい」を生みだすのは、論理的思考をベースとした議論のはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「論理的思考をベースにした議論」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 ところが、実際の「正しい」は、声の大きさ(権力)や洗脳度(深さ・多さ)で決まっています。“ワクチン”がいい例です。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 この厳しい状況において、とくに重要な意味を持つワークを紹介します。connect the dots = 頭がよくなる」を体感するワークです。ぜひともスコトーマを外し、覚醒してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

 <ワーク> 「connect the dots = 頭がよくなる」を体感する

 

 1)環境省の熱中症予防サイトには、「熱中症の基礎知識」として3つの要因が掲げられています。「環境」「からだ」「行動」です。まずは、その3つを確認してください。

 

熱中症を引き起こす3つの要因

環境省HP「熱中症予防サイト」より引用

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

 

 23つの要因(環境・からだ・行動)を確認したら、下記文章をお読みください。おなじみの「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」(Club Tomabechi)の付録②からの引用です。

キーワードは“世代”。「第0世代」と苫米地理論の「第1世代」「第2世代」「第3世代」というdotsconnectする(=ゲシュタルトを統合する)感覚で、ゆっくりと読み進めてください。

 

 

苫米地理論の3つのパラダイム

 私がアメリカの大学で研究していたころに発見したのが、「サイバーホメオスタシス仮説」です。認知科学の限界を見据えて作った第二世代の苫米地理論が「超情報場仮説」です。そして今回の「生命素粒子仮説」が第三世代の理論となります。

 

1.    サイバーホメオスタシス(CH)仮説

2.    超情報場仮説

3.    生命素粒子仮説

 

 第一世代の苫米地理論が「サイバーホメオスタシス仮説」であり、第二世代が「超情報場仮説」であり、最新の第三世代理論が「生命素粒子仮説」と言えます。では現代の大勢を占めるパラダイムは何かといえば、第一世代以前と言えます。強いて言うならば第0世代ともいうべきものです。

 物理宇宙が存在し、頭の中に情報空間があると思っているのが第0世代であり、現代のパラダイムです。時間が過去から未来へと流れており、過去の行動によって未来が決まっているという決定論に縛られています。

 いくつもの未来があることを知らず、現状の外に抜け出ることを夢見ることすらできないのが、現代のパラダイムです。目の前の現実以外を信じることができず、その奥にある不思議な世界を知らないのです。

 その悪夢から抜け出すことが、第一の転生となります。

 引用終わり(つづきは「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」でどうぞ)

 

 

 3)「苫米地理論の3つのパラダイム」を意識に上げながら、博士の「熱中症」の講義を再度視聴してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 逆腹式呼吸でリラックスを深めながら、「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」という“2種類のホメオスタシス(生体恒常性)”をイメージしてみましょう。

五感をフルに使って、しっかり感じてください。Feel

 F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 

生体ホメオスタシスの働き

認知ホメオスタシスの働き

「バラいろダンディ」(TOKYO MX202387日放送回より引用)

熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 

 4)「苫米地理論の3つのパラダイム」を意識に上げて「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」を五感で感じながら、再度環境省の熱中症予防サイトにある「熱中症」の3つの要因(環境・からだ・行動)を確認してください。

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

きっと違和感を感じるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 もしも違和感を感じたなら、リラックスを深めながら、その違和感を立体的にひろげていきましょう。

 (ヒント:「環境」「からだ」「行動」を抽象度という軸で並べなおす感じ)

 

 

 “気楽”にどうぞw

 F-104:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

Q-336につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 熱中症とは、「高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態」のこと。そのときは体温が上昇しますが、それを医療現場では「発熱」とは呼びません。ご存じでしたか?

 

 熱中症によって体温が上昇した状態は「高体温」です。

 

「発熱」と「高体温」 …2つの概念を分けるのがホメオスタシスの働き。前者ではホメオスタシスが機能しており、後者ではホメオスタシスが機能していません。

 

 詳しく説明すると、「発熱」は感染症などに対応するために体温を高めにリセットした結果として起こります。つまり、再設定した高めの体温を維持するためにホメオスタシスがしっかり働いている状態。

 (「感染症などに対応するために体温を高めにリセット」自体が、「生きながらえる」ためのホメオスタシス機能といえます)

 

 一方、「高体温」は体温設定自体は変更がないのに、「環境」「からだ」「行動」といった要因により適切な体温が維持できない状態。つまり、ホメオスタシスが十分には働いていない状態です。

 

 だから医療現場では、「発熱」と「高体温」をしっかり区別し、それぞれに応じて対処します。

 (区別と差別の違いは? はっきりしない方はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

ただし、多くの人(の無意識)にとって、そのホメオスタシスとは「生体ホメオスタシス」のはず。

 

もしも視点が物理空間に限定されたままなのであれば、つまり「生体ホメオスタシス」だけしか考えられないのであれば、その思考は「第0世代」といえます。

(つづきはQ-337/vol.4の「本文」で)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-184:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -01;抽象度&超情報場理論

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

F-284~:気楽 ver.2

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Q-268~:薬をやめることができますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421168.html

Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版


 

F-306:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~ vol.3;臨場感③>

 

 今夏(2023年)、映画「インディ・ジョーンズ」の第5作(Indiana Jones and the Dial of Destiny)が公開されました。

 第1作「Raiders of the Lost Ark」が公開されたのは1981年。42年分の記憶とともに楽しまれた方も多いのではないでしょうか?

(私の場合、「少年←思春期←学生←医師←コーチ」を濃縮した感覚でした)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 今作は(前作もw)評価が真っ二つに割れたようです。「最高級におもしろかった」と「とても退屈だった」といった感じに。皆さんはどうでしょう?

 

 ところで、私の元にはこのような御意見が届きました。「子どもの頃は『インディになりたい』と思うくらい好きだったのに、全然楽しめなかった」。

 

 その理由を推測しながら、“おもしろい”について考えてみました。

 Q-281~:ドーパミン分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 vol.1;臨場感① -洗脳を知るうえで必要な三つの概念

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 vol.2;臨場感② -ゴール達成の秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 vol.3;臨場感③ -「ゴール達成の秘訣」の秘密

 

 

じつは、臨場感を高めるために最も重要なのは、五感ではなく、「記憶」です。

自身の中にある記憶を的確に再構築することができれば、臨場感は格段に高まります。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 最も重要なのは記憶。つまり

 記憶をいかに使うか(作るか)次第!

 

それがゴール達成の秘訣です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

人間は進化の結果として、ホメオスタシスの能力が物理空間から情報空間にまで拡張しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

それは「物理的な現実世界のみならず、仮想世界ともホメオスタシスのフィードバック関係を持てる」ということ。それこそが「臨場感」の正体です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、p35)より引用します。前回引用分のつづきです。「『ゴール達成の秘訣』の秘密」を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

三つの概念と洗脳の関係

 それぞれの概念が分かったところで今度は、ホメオスタシスと内部表現の関係を組み合わせて考えてみよう。もともとホメオスタシスとは、外界と生体との情報の応酬である。気温が上がったという情報を全身の神経が認識して、その情報が脳に伝わる。すると脳からは、発汗せよという指令が下り、皮膚で発汗が促されるわけだ。

 これは、脳内では外界の気温が上がったという内部表現の更新と、それに合わせた生体を望ましい状態にするための内部表現の更新によって、その内部表現状態に生体が整合的に発汗するのである。自分自身と外界世界を表現する内部表現と、物理的な外部世界との間で情報状態を常に最新に維持し、生体を安定的な健康状態に保とうとするフィードバック関係が成立しているのである。ここで人間に特徴的な事柄がある。内部表現は、物理的現実世界だけでなく、仮想世界ともフィードバック関係を成立させられるということだ。例えば、映画でビルが爆破されるシーンを見たとき、我々はドキッとする。実際に生体レベルで心臓がドキッとする。また、小説の中の感動的な一節を読んでいると本当に涙が流れてくる。この心臓がドキッとするのも、涙が流れるのも、すべてホメオスタシス現象だ。人間は仮想世界とホメオスタシス関係を持つことができるのだ。

 ちなみに臨場感の強さとは、即ちこのホメオスタシスフィードバック関係の強度である。面白い映画に没入しているときは、強いホメオスタシスフィードバックが内部表現と映画の仮想世界の間で築かれている。だから驚いたときの反応が、生体レベルまで強く出る。これが内部表現とホメオスタシスの関係である。

 脳が進化していない生物の場合は、内部表現は物理的な生体と物理的な外界だけである。従ってホメオスタシスも、この二つの間でしか起こらない。脳が人間レベルにまで進化してくると、内部表現は仮想的な世界や生体の状態を包含できるようになる。そしてホメオスタシスの対象も物理的な現実世界のみならず、仮想的な世界にも持てるようになる。だからこそ、映画や小説の世界に臨場感があるのだ。

 さて、内部表現とホメオスタシスの関係が分かれば、これに変性意識との関係を加えてみよう。変性意識状態とは、内部表現のホメオスタシスフィードバックの対象が、物理的な現実世界よりも、仮想世界の方に強くなっている状態と考えられる。とはいっても、物理的な現実世界とのホメオスタシスフィードバックがなくなることはない。さもなければ呼吸や心臓は止まり、生きていることができない。

 人間の特徴として、ホメオスタシスフィードバックは、同時に複数の世界を持つことができる。その中で物理的な現実世界よりも、映画や小説、ゲームの世界とのフィードバックが強い状態が変性意識状態なのである。立っていられない程、現実世界とのフィードバックが弱まり、仮想世界の臨場感が遥かに強大になる……トランス状態となるわけだ。

 では、これら三つの概念は洗脳とどう関係があるのだろうか?

 洗脳された状態とは、何らかの手法で生成された変性意識状態によって、洗脳者が築き上げた仮想世界とのホメオスタシスフィードバックが、現実世界よりも強くなってしまった状態である。そして、洗脳の怖いところは、その状態がホメオスタシスの力により、生体のレベルまで深くかかわっている点である。無理に洗脳を解こうとすると、呼吸困難になったり、意識を失ったり、悪寒がしたり、吐き気を催すのはこれが理由である。

 また、仮想世界に臨場感が特に強いときは、超常的ともいえる色々な生体現象までもが起き得る。例えば、キリスト教を強く信じる人の手から血が流れ出す、いわゆる聖痕現象などがそうだ。これはキリスト教世界の強い臨場感が、強烈なホメオスタシス作用によって生態情報を書き換えていることで説明できる。長時間の瞑想などで光を見るという幻想などについても、変性意識、内部表現、ホメオスタシスの関係と、人間の脳内でのフィードバック空間が、物理レベルから仮想レベルまで広がっているということで理解できる。

 ところで、変性意識の代表的な方法論である催眠現象は、術者が発する言語などの暗示が、一時的な内部表現への書き込みとなることで理解できる。例えば、変性意識が生成された後に「右手が挙がります」と術者からいわれると、変性意識の関係で臨場感は術者の言葉で生み出された仮想世界に強くなる。そしてホメオスタシスフィードバックもそちらに強化されているので、「右手が挙がる」という情報が内部表現に書き込まれれば、生体は内部表現の更新との整合性から、ホメオスタシスの影響により右手を挙げた状態に持っていくしかないのである。

 催眠の場合は、言語の暗示が中心であり、これに対する反応性に個人差があるので、催眠感受性が高い人と低い人に分かれるが、現代的な洗脳は、あらゆる技術で変性意識を生成し、また仮想世界を構築する。内部表現が仮想世界まで広がり、ホメオスタシスフィードバックループが仮想世界まで広がっている以上、洗脳者の技術が優れていれば、我々は誰も洗脳から逃れることができないのである。

 引用終わり

 

 

 洗脳された状態とは、何らかの手法で生成された変性意識状態によって、洗脳者が築き上げた仮想世界とのホメオスタシスフィードバックが、現実世界よりも強くなってしまった状態である

 

 これをコーチングに置き換えると、「ゴールが達成される状態とは、コーチとクライアントの関係性により生成された変性意識状態によって、クライアント自ら築き上げたゴールの世界(w1)とのホメオスタシスフィードバックが、現状の自我(w)よりも強くなった状態」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *「ww1」についてはこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 それをプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」。「I」はイメージ(またはイマジネーション)、「V」は臨場感(Vividness)、そして「R」は現実(Realty)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

「ゴールの世界の臨場感を高めて、ゴールを実現(現実化)する」ためには、ちょっとしたコツが必要。そのコツとは「ゴール達成の秘訣」の秘密。それは

 

「ゴールの世界」を、未来としてではなく、“今”として臨場感を高める

 

 その感覚を磨くのに映画鑑賞がとても役に立ちます。守秘義務ギリギリで表現すると、ポイントは「映画を観ているときの『私』の意識状態」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 その「『私』の意識状態」とは

 (この続きは次回に。待てない方はこちらw↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

F-307につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

記憶をいかに使うか(作るか)次第!

それがゴール達成の秘訣です

  

 「記憶」に関係するオタクネタを、今回もw

 「Indy 5」の原題は「Indiana Jones and the Dial of Destiny」。「運命のダイヤル」と訳されたアイテム(the Dial of Destiny)のことを、劇中では“アンティキティラ”と呼んでいました。

 その“アンティキティラ”は、じつは、「アンティキティラ島の機械」として実在しています。


  

アンティキティラ島の機械(Wikipedia)

Wikipediaより引用

アンティキティラ島の機械 - Wikipedia

 

 

 古代のコンピューターとも呼ばれる「アンティキティラ島の機械」が製作されたのは、およそ2100年前。青銅の歯車が複雑に組みあわされた装置を、古代ギリシャ人がどのように開発したかは、いまだに謎なのだそうです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 科学学術雑誌「Nature」(200611月)によると、高分解能X線断層撮影により判読可能な文字数が倍増した結果、機械に刻まれた文には天文学、機械学、地理学の項目に分かれたマニュアルが含まれていることが判明。天体の位置を予測するためのアナログ天文計算機もしくは太陽系儀であることが裏付けられたそうです。

 その後も(Nature20087月)、装置は4分割され、1区画が1年で、全体として4年周期を示す表示板があることが明らかになりました。おそらく2年もしくは4年周期の競技祭典を表していると考えられています。

 研究者たちは、「アンティキティラ島の機械」はシラクサ人によりデザインされ、アルキメデス(都市国家 シラクサで生まれた数学者)の功績に由来しているものと考えているそうです。

 そう、アルキメデス(Archimedes、紀元前287~212年)!

 

 

シラクサのアルキメデス(wikipedia)

ドメニコ・フェッティ1620年画

Archimedes Thoughtful

Wikipediaより引用

アルキメデス - Wikipedia

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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