L-248:2022年10月介護施設研修 -08;「過去には一切こだわらない」
2022年10月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。
当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。
*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました
01;未来(ゴール)が見えない原因
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html
02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html
03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html
04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38079540.html
05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38085683.html
06;可能世界w2の臨場感を上げる3ステップ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38099185.html
07;コーチングが“文化”に浸透するための3つの大前提
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38104715.html
08;「過去には一切こだわらない」
前回(L-247)、「コーチたる者の大前提」を紹介しました。それは「過去には一切こだわらない」「やりたいことだけをやる」「クライアント(施設の場合、利用者やその家族)の利益100%」。
時間は未来から現在、現在から過去へと流れています。たとえそれがよい思い出であっても、あるいは辛い記憶だとしても、時間の経過とともにどんどん遠ざかっていきます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
だから、「あの時〇〇していれば/しなければ…」といった後悔はムダ!
F-418:私、うっちゃいました <前編;後悔は進化の結果>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37549544.html
私たちが行うべきは、遠ざかる過去をわざわざ“今”にして自らを縛ることではなく、ゴールが生みだす未来に向かう縁とすることです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
そのためのセルフトークが、「私らしくなかった。次は〇〇している」。このようなセルフトークを重ね、共有するゴール側の世界(未来)の臨場感を上げていくことが重要です。
Q-226:ReplaceしたらそれがDominantになればいいのですかね?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27729316.html
ところで、私は研修の冒頭にこのような問いかけをさせていただきました。
02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html
皆さんの職場では「~しなければならない」や「~してはならない」があふれていませんか?
…これも正確にいうと「過去」。現状の可能世界w1や共有しているブリーフを把握するためにあえて質問しましたが、コーチングの実践においては「これまではどうだったか?」はまったく関係ありません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
コーチとして私が問いかけるのは未来のみ。例えば…
皆さんの職場で、これからどのような会話をしますか?
…ただし、問いかけるだけ。強制や方向付けは一切行いません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
本当の「しあわせ」は、過去ではなく、未来にあります。だから、これから近づくゴール(未来)にフォーカスすることが大切。それが「過去には一切こだわらない」ということです。
L-207:2022年07月シークレットレクチャー -05;正しい「過去の記憶」の使い方
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html
以下、苫米地博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44 もう、努力してはいけない!」(学研プラス、p14)より引用します。
ルール1 過去にはこだわらない
私たちは未来に向かって生きています。過去は関係ありません。私たちは、なりたい未来、ありたい未来を自由に生きることができるのです。
過去にこだわってしまうと、過去に縛られた未来を生きることになります。過去に縛られてしまったら、自由な未来を生きることができません。
すばらしい未来を実現するということは、未来になればなるほどすばらしさが増していくはずです。そのすばらしい未来に一番近い時間は現在です。過去はどんどん遠ざかっていくだけで、現在や未来に関わりを持つことはありません。あるとすれば、あなたが過去に囚われてしまうことだけです。
ただし「過去にこだわらない」というのは簡単なことではありません。頭では十分に分かっている人でも、いざとなると過去にこだわってしまう人が多いものです。
私はアメリカのコーチングの第一人者 ルー・タイス氏と一緒に、TPIEⓇやPX2Ⓡ、TICEⓇといった自己啓発、コーチングのプログラムを開発し、その普及のお手伝いをしています。TICEⓇはパーソナルコーチングのプログラムですが、TPIEⓇとPX2Ⓡというのは、ルー氏のメソッドを学んだファシリテーターというコーチを養成して、そのファシリテーターがさらに新しい人たちを指導するという形で普及しています。
ファシリテーターは規定の講習を受け、私やルー氏の考え方をしっかりと身につけた人たちです。本書に書かれているようなことは、当然のこととして身に染みて理解しているはずです。
ところが、あるとき、新たなファシリテーターを養成する講習において、受講者にこんなアンケートをしていました。
「あなたはこれまでどのようなコーチングをしてきましたか」
私はびっくりしました。あれほど日頃から「過去にはこだわるな。過去に縛られるな」と指導しているファシリテーターたちが「過去にどのようなコーチングをしてきたか」というアンケートを取っていたのです。こんなふうに、過去にこだわらないというのは非常に難しいのです。
これからTPIEⓇのファシリテーターになろうという人たちが受講しに来ているのですから、過去にどんなコーチングをしてきたかなどということは、まったく関係ありませんし、むしろ本来なら「すべての過去を今すぐ忘れてください」とでも言うべきところだったのです。
「これからどのようなコーチングをしていくつもりですか」と尋ねるのならまだわかります。未来のゴールを設定する作業になりますから、必要なことでもあります。しかし、これまでどのようなコーチングをしてきたかという情報は何の役にも立ちません。訓練を受けたファシリテーターがこうなのですから、普通の人に「過去にこだわるな」といっても難しいのも仕方ありません。
本来なら、企業の採用試験で履歴書を出すというのも意味がありません。これからこの会社でどういうことをやっていきたいかを書かせるならまだしも、過去を問うても何の役にも立たないはずです。私の会社でエンジニアを採用するときにやってもらうことは、「今すぐに私が言ったプログラムを紙に書いてください」というものです。「大手コンピューター・システム会社に何年いました」などという履歴を言う人がいても、その履歴が現在、および未来に使いものになるのかどうかは、プログラムを書いてもらえばすぐにわかります。
過去にこだわっても何もいいことはありません。未来はあなたが思い描いたとおりになります。職業でも好きな職業に就くことができます。今すぐにではなくても、本気になって3年、5年、10年と毎日やり続ければ、どんなことでも超一流の仲間入りができます。もちろん世界一になる必要はなく、その仕事で生活できればいいのですから、実際はそれほどたいへんなことではありません。
未来はあなたが自由に決めることができるものです。ただ、漠然と待っていたのでは現状は変わりませんから、現在の延長線上の未来にしかなりませんが、現状ではない未来をあなたが選び、行動を起こすことで、理想の未来が必ず手に入るのです。
引用終わり
私たちは未来に向かって生きています。過去は関係ありません。私たちは、なりたい未来、ありたい未来を自由に生きることができるのです
…と言われて、心からそうだと納得できますか? 100%そうだと断言できますか?
少しでも迷いがあるのなら、次の「やりたいことだけをやる」の実践は難しいでしょう。心が過去に縛られたままで、自由ではないから。
L-010:2020年1月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html
まずは「未来から過去へと流れる“時間の流れ”」を体感し、「過去は一切関係ない」を体得してください。
*関連する重要なワークがこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36900186.html
(L-249につづく)
CoacHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
-告知1-
次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
L-068:2020年11月シークレットレクチャー
-03;じかんかじ(時間舵)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28988329.html
L-234:2022年09月シークレットレクチャー -09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html
Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html
Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html
Q-339~:「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html
Kindle版はこちら↓
Amazon.co.jp:
絶対成功する44のルール eBook : 苫米地英人: 本














