苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:ブリーフシステム

F-181:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart-6;「常識」という洗脳からの解放

 

「生命は老いるようにはできていない」「老いは治療できる病である」「もはや老いを恐れることはない」と主張(claim)する衝撃的な本を読んだ後、医師&コーチとして考えたことをまとめました↓

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

 そのシリーズの終わりに下記ワークに取り組んでいただきました。

 

<ワーク>

    人生の終わりに待つ「死」まで見据えた上で、あらためて“幸福(well-being)”を考えるとどのようなことがいえるでしょうか?

    未来から過去へと向かう時間の流れを考慮すると、「『死』がはじまり」といえます。そのはじまりにある“幸福(well-being)”とはどんなものなのでしょうか?

    人生の終着点(始発点)である「死」をどのように迎えれば(始めれば)よいのでしょうか?

    anti-agingwith-agingの先には何があるのでしょうか?

 

 私は平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。その“幸福(well-being)”が今回のテーマ。

自分にとっての“幸福(well-being)”を考え抜くことは、「自己の存在と意味」を明らかにし、スピリチュアルペインを克服するきっかけになるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

1;ゴールが幸福を定義する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25101418.html

 2;幸福はさらに深い自己催眠

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25175860.html

 3;物理的な現実よりも脳による意味づけに臨場感を覚えている状態

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25236729.html

 4;洗脳によって生まれる幸福

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25303095.html

 5;個のwell-beingから社会全体にひろがるwell-being

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25365643.html

 6;「常識」という洗脳からの解放

 

 ところで、認知科学者 苫米地英人博士は「幸福」をどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

 以下、博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します。

 (7回に分けて引用。今回は6/7です)

 

 幸福という感情との付き合い方

 ここでは、幸福という感情との付き合い方を、紹介しましょう。

 

 1:「常識」という名の洗脳から解放されるには

 現在、「常識」と言われているものの多くは、社会からのメッセージと自己催眠によって作り出されたもの、つまり社会による洗脳の結果にすぎません。しかし、あまりにも世の中に深く広く浸透してしまっているため、人が常識という名の洗脳から解放されるのは、とても困難です。

 常識にがんじがらめになって苦しんでいる人、「いい学校、いい会社に入る」「お金持ちになる」という、社会から押し付けられた幸福を得るのに疲れてしまっている人は、ぜひ現状の外にゴールを設定してみてください。現状の中にゴールを設けてしまうと、結局、常識から離れることができないからです。

 引用終わり

 

 

 以前のブログ記事(L-010)でサーカスでの象の調教法を紹介しました(本当かどうかはわかりませんw)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

その調教法とは、「子ども(小ゾウ)の時期に足につないだ鎖を杭に結び付け地面に打ち込む」というもの。小ゾウの力では杭を引き抜くことはできません。その状態が続くと、大きくなっても鎖が届く範囲でしか行動しなくなるそうです。それは“現状”というコンフォートゾーン(CZ)の呪縛。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 脳が発達した人間の場合、ゾウよりもさらに深刻です。目には見えない鎖により、いつの間にか自由が奪われ、すっかり束縛されてしまいます。その“鎖”のひとつが「常識」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 常識にとらわれると、すべてを常識の範囲で考えるようになり、常識の範囲内だけで行動するようになります。常識の外はスコトーマに隠れているために認識することさえできず、次第に創造性が奪われていきます。もちろん、エネルギーも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 よく「人生を変えたいのに変えることができない」「最初はよかったのに続かない」といった御相談をいただきます。話を伺っている最中に必ずと言っていいほどでてくるセルフトークが「こんなはずではなかった」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24979591.html

 

 なぜ「こんなはずではなかった」となってしまうのでしょう?

 

 ...答えは「こんなはず」がCZのままだから。そのCZはまさしく「常識」といった外からの刷り込みでできあがったブリーフシステム(BS)がうみだす“現実”。その正体は“幻想”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 CZ=現実は確かに幻想ではありますが、ただ頑張るだけではなかなか書き換えることができません。ホメオスタシス(恒常性維持機能)によって強力に維持されているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 苫米地博士が書かれているように「常識」とは社会による洗脳です。その洗脳が恐ろしいのは、私たちのマインド(脳と心)の仕組みに理由があります。

 人は目の前の世界をありのままには認識していません。BSあるいは自我が生みだす重要度の高い情報だけを取捨選択して認識しています。選別するフィルターがRAS(網様体賦活系)です。

 (フィルタリングされて認識にあがらないことを「スコトーマに隠れる」と表現します)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 つまり、自分自身が常識だと信じているものしか認識できないようにできているということ。だから教育が重要なのです。

小さい頃に受けた教えや社会の価値観といったものを「常識」と受け入れてしまうと、それとは異なるものを認識できません。仮に認識できたとしても、拒絶反応を示します。例えば激しいドリームキリングの根底には、このようなBSに基づく拒絶が存在しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 では「常識」という鎖を断ち切るにはどうすればいいのでしょうか?

 

 私がまずお勧めするのは、「常に『なぜ?』『どうして?』という視点で目の前の世界を見る」ことです。そうすると「目の前の世界」がフワフワしているように感じられます。「Rゆらぎ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23925302.html

 

 そんなゆらぎを感じたらチャンス!

その時、ぜひ新たなゴールを設定してください。変性意識状態にあるためスコトーマを外しやすく、“現状の外”を見出しやすくなっています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールを設定したら、ハイエフィカシーを維持して突き進むだけ。100%want to756倍の生産性を発揮しながら、どんどん壁を突き破っていきましょう。そのプロセスが“脱常識”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 きっとまわりの人たちは冷笑します。「not normal」と蔑みながら。

それでも平然とゴールに向かい続けるうちに、ゴールが生みだすエネルギーと創造性がまわりの常識を打ち壊していきます。その変化が縁起空間にどんどんひろがり「unrealrealに変わる」ことが“社会の脱常識”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900334.html

 

 人間のマインドには「unrealrealに変える」大きな力が眠っています。無限のエネルギーと創造性が静かに解き放たれることを待っています。その力を解き放つのがゴールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 ゴールにより、自身を、そして社会を、脱洗脳していくプロセス自体が“幸福(well-being)”

 

 

 最後に苫米地博士の著書「立ち読みしなさい! ~美しいほどシンプルな成功術」(サイゾー)から引用します。ぜひ「さらに大きな枠組み」について考えてみてください。

 

 

 特に「そもそも叶えたい夢がない人」「人生を変えたいのに変えることができない人」は、あなたが作り上げた常識の枠組みを一旦外して、非常識だと思うことも受け入れてみましょう。その意識や行動が、あなたの人生を激変させるきっかけになります。

 今までのマインドで何も変わらなかったというのであれば、新しいマインドを取り入れる必要があるということです。

 

勘違いしてはいけないことは、これまでにあなたが積み上げてきた価値観や考え方を捨てるのではなく、それよりさらに大きな枠組みで世界を認識するということです。

 

 今のあなたに一番必要なモノは非常識な知識や価値観、そして選択や行動です。

 自分で作り上げてきた、今までの枠組みを広げましょう。

 大きな夢を叶えたいのであれば、多数派、常識の世界だけに身を置いてはいけません。

 少数派、非常識、異常と思える世界に身を委ねることも大切です。

 

 

F-182につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 教育について、下記記事で考察しています↓

 PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124525.html

 

 

-参考書籍-

「感情の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社)

 

 

-関連記事-

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

Q-168:スピリチュアルペインは抽象度でいえばどこに入るのでしょうか? どうやって原因である無関心が生まれてくるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24321116.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーン(CZ)が生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

PM-06-07:仮説02)want to」「have to」とコンフォートゾーン(CZ)の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

PM-06-17):仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

立ち読みしなさい!

 

F-179:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart-4;洗脳によって生まれる幸福

 

「生命は老いるようにはできていない」「老いは治療できる病である」「もはや老いを恐れることはない」と主張(claim)する衝撃的な本を読んだ後、医師&コーチとして考えたことをまとめました↓

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

 そのシリーズの終わりに下記ワークに取り組んでいただきました。

 

<ワーク>

    人生の終わりに待つ「死」まで見据えた上で、あらためて“幸福(well-being)”を考えるとどのようなことがいえるでしょうか?

    未来から過去へと向かう時間の流れを考慮すると、「『死』がはじまり」といえます。そのはじまりにある“幸福(well-being)”とはどんなものなのでしょうか?

    人生の終着点(始発点)である「死」をどのように迎えれば(始めれば)よいのでしょうか?

    anti-agingwith-agingの先には何があるのでしょうか?

 

 私は平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。その“幸福(well-being)”が今回のテーマ。

自分にとっての“幸福(well-being)”を考え抜くことは、「自己の存在と意味」を明らかにし、スピリチュアルペインを克服するきっかけになるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

1;ゴールが幸福を定義する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25101418.html

 2;幸福はさらに深い自己催眠

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25175860.html

 3;物理的な現実よりも脳による意味づけに臨場感を覚えている状態

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25236729.html

 4;洗脳によって生まれる幸福

 

 ところで、認知科学者 苫米地英人博士は「幸福」をどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

 以下、博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します。

 (7回に分けて引用。今回は4/7です)

 

 〇洗脳によって生まれる幸福もある

 幸福を感じるよう催眠をかけるのは自分自身ですが、「何に幸福を感じるか」を決めているのは、身の回りの他者であることがすくなくありません。それが、幸福の恐ろしいところです。先に挙げた例でいえば、問題の多い恋人も、おそらく最初は優しかったでしょうし、カルト宗教やマルチ商法の団体も、その人にとって心が落ち着く場所だったかもしれません。そこで一度強烈なドーパミンが放出されると、人はその幸福感を失うことをおそれ、自分に、より強く催眠をかけるようになります。恋人の問題行動や団体からの搾取がエスカレートしても、「自分はひどい目に遭っている」「自分は搾取されている」という物理的な現実より、恋人や団体から発せられる「2人が一緒にいることが、お互いにとって幸福なのだ」「団体にお金を使うことが、幸福につながる」といったメッセージの方に、臨場感を覚えようとしてしまうのです。

 これが、いわゆる「洗脳」のプロセスです。

 

 

 前々回(F-177)の追記内で、私はこんな質問をしました。

私たちの社会にすっかり浸透してしまっている「幸福レベルでの仕掛け」とは何でしょうか? 人を奴隷にしてしまう最強の「仕掛け」とは?

 

 答えは「お金」です。

 前回(F-178)の例でいえば、私の両親にとっての「さらにヤバい状況」とはすべてお金がらみ。お金に関連する「脳による意味づけ」に臨場感を覚えていること自体が苦しみでした。それは現代社会全体が陥っている「仕掛け」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 だからこそコーチングが重要!

その理由は「『本当の“私”の100%want to』に満ちた日々を全力かつ自然に生きれるから」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

人生の様々な領域にたくさんゴールを設定し(バランスホイール)、それぞれの達成を確信していると(エフィカシー)、充実した毎日を精一杯生きることができるようになります。もちろん、呼吸のように自然な感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

「止められてもやりたい仕事」とはいうものの、そのゴールは“現状の外”にあるのですから、実際には問題や課題ばかり。真面目に取り組むほど、いつの間にかhave toが忍び込んでしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

そんな時はいったん“場”を離れてみましょう。私は、追い込まれた(と感じた)時ほど、あえて趣味を楽しむようにお勧めしています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 キーワードは「気楽」。Take it easy

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 ところで、皆さんはなぜ働いているのですか? 何のために仕事をしていますか?

 

 もしも答えが「生活のため」「お金のため」であったなら、あなたはすっかり洗脳されています。その場合、「お金の価値>あなた自身の価値」「お金の価値>自由」という刷り込みが「仕掛け」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 「want toで生きるなんてムリ」と思っている人は、たいてい「お金に絶対的な価値がある」と刷り込まれています。その刷り込みがブリーフをつくりあげ、あふれる才能や無限の可能性をスコトーマに隠してしまっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 大変残念なことに、私はかつて“だまし討ち”されたことがあります。相手側が裁判所に提出した“証拠”には「タケハラは本当にwant toばかりしている」と書かれていました。罵詈雑言とともに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076206.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 そこに滲み出ていたのは「差別」。そして、差別と混然一体となった「お金のためなら何をしてもいいという妄想」と「お金があれば何をしてもいいという思い上がり」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 

 そのような未熟なブリーフが、例えば「勝ち組」「負け組」といった言葉を生みだします。単なる所得の差を、人の優劣を決める重大な条件のように「意味づけ」するのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11297824.html

 

 「お金には絶対的な価値がある」

 

 …どう思いますか? どのように感じますか?

 

F-180につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 皆さんはなぜ働いているのですか? 何のために仕事をしていますか?

 

 質問を「なぜ生きているのですか?」「何のために生きていますか?」に変えると、それはスピリチュアルペインを明らかにするための問いになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

スピリチュアルペインは、お金という「幸福レベルでの仕掛け」をはるかに超える抽象度次元に存在しているはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24321116.html

 

だからこそ私は「スピリチュアルペインを解消できるコーチングを届ける活動」を続けています。自分で決めた「価値」の追求です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 

-追記2

 そのような未熟なブリーフが、例えば「勝ち組」「負け組」といった言葉を生みだします。単なる所得の差を、人の優劣を決める重大な条件のように「意味づけ」するのです

 

私は、自分自身を「かちぐみ」だと思っています。自ら設定したゴールが生みだす評価基準をクリアするという「かちぐみ=価値組」です。

評価するのはもちろん、評価基準を決めるのも“私”自身。“私”とはゴール側にいる「未来の私」のことです。そんな“私”の臨場感の強さ(確信)がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11297824.html

 

 

-参考書籍-

「感情の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社)

 

 

-関連記事-

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

Q-174:「子どもの『~したい』という気持ちを大切にし続ける親」であり続けたいです

 

 ブログ読者の方から御連絡をいただきました。ありがとうございます。

 下記の部分について、私の考えを述べさせていただきます。

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

Q:「子どもの『~したい』という気持ちを大切にし続ける親」であり続けたいです

 

A:子育てはもちろん、会社での人材育成といったいわゆる“教育”について、よく御質問・御相談をいただきます。その中で多いのが「モチベーション」に関するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

過去のブログ記事(Q-011)で、「人にhave toを仕掛けないためにはどうすればいいでしょうか?」という御質問に回答しました↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681096.html

 

 そこでは4つのポイントを挙げました。その4つとは、

 

1)     まずは自身が自由意志でゴールを設定し、want toで生きること

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

2)     何がhave toを生みだすかを知り、それら(have toをうみだすもの)を人を支配する目的で使わないこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

3)     不完全性定理や不確定性原理から導きだされる真実「この世に“絶対”はない」を忘れないこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

4)     ゴールを重ねていくこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 です。  

 

その4点をふまえた上で、別の記事(Q-097~)にて、「子どもにhave toを押し付けてしまうのはなぜか?」と「子どものwant toを大切にし続けるためにはどうすればいいか?」という2点について考えてみました↓

Q-097~:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_376974.html

 

 その回答の延長上にある「子どもの『したい』という気持ちを大切にし続ける親であり続けるためのポイント」を御紹介します。

 

 

まずは、あらためて子ども自身のモチベーションがwant toか? have toか?を確認してください。「創造的回避」がその参考になります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 もしもhave toが入り込んでいるようなら、子どものゴールを再確認させてあげてください。例えば、「なんで○○しているんだったかな?」や「○○の先にあるイメージはどんな感じ?」といった質問をします。

 (注:苫米地式コーチングでは質問は重要視しません。ましてや質問マニュアルなど存在しません。質問は-例えば「スコトーマを外す」ための-気づきのきっかけとして用います)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

その時、子どもの意識を未来に導くために、親自身が明るい未来を体感していることが重要です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 それでもhave toのようなら、すぐにゴールを設定しなおすように促しましょう。

want toのはずなのにhave toになってしまっているのなら、その原因を一緒に考えます。原因は一つとは限りません。そもそも“正しい答え”がありません(不完全性)。

私は「我が子育ては我が心育て」だと思っています。親子双方にとっての大切なきっかけであると理解しながら(縁起)、気楽に取り組んでください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 私はむしろ子ども自身がwant toだと確信している方が危ないと思っています。なぜなら、どんなにwant toだと思っていても、それがブリーフシステムと合わず、結果的に内なるセルフイメージにそぐわないのであれば、無意識にとってはhave toだからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

そんな状態で無理をすれば、どんどん心に負担がかかります。それでも頑張り続けると、やがては身体の調子を崩していきます。「真面目すぎて心身ともに病んだ」というケースは決して稀ではありません。中には依存や自殺といった深刻な状況に陥る場合もあります。心と体は同じなのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 さらに言うと、通常のブリーフシステムとは、過去であり、他人や社会の価値観です。

よって、答えを見つけることよりも、問い(内省)を習慣化すること自体が大切だといえます。ブリーフをアップデートし続けるための「仮説化して、修正法をつくる」という習慣(habit)を、ぜひ次世代に手渡してください。

(エクスプラネーション・パターン法については↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 その習慣は子どもにとっての宝物になります。「自らに由る」というときの「自」を“自分”自身で定義することができるようになるから。その先に自由があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それは「自動運転」「無人運転」をやめて、“自分”で目的地を決めなおすということ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 これまでも繰り返し言及していますが、ほとんどすべての人が「無人運転」「自動運転」のまま生きています。その状態(無人運転・自動運転)で真剣に考えれば考えるほど、ますますブリーフに囚われます。それは過去に縛られているということであり、他人や社会の価値観に盲従しているということです。まるで囚われのアジアゾウ トプシーのように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 冒頭に「まずは、あらためて子ども自身のモチベーションがwant toか? have toか?を確認してください」と書きました。それはゴールを再評価するということ。ゴールは一つではなく、不変でもありません。

 「君ならできる」と伝えしっかりエフィカシーを高めてあげながら、さらなるゴールに導いてあげてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 以上がコーチング入門者向けの回答。ここから先が実践者向けです。

 

 今回のテーマは「子どもの『したい』という気持ちを大切にし続ける親であり続けるためのポイント」です。

 上記回答中の「子ども」を「親自身(あなた)」に、「親」を「“現状の外”にあるゴール側の親自身(未来のあなた)」に置き換えてください。そうすると、「未来のあなた」による「現在のあなた」へのコーチングに構図が変わります。それを実践してみせるのです。子どもに伝わるように。

 つまり、「『未来のもっとすごい私』が『現状の私』に行うセルフコーチングを親自身が実践し続けること」が、「子どもの『したい』という気持ちを大切にし続ける親であり続ける」最大のポイントといえます。

 やはり、「Goal comes first」(by Mr. Lou Tice)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 御連絡ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

Q-004171117研修会アンケート回答編 vol.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615641.html

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

F-082~:ダメ。ゼッタイ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html


 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

L-00720201月シークレットレクチャー -07;スピリチュアルペインとは?

 

20201月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。

その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。

 

 01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 02;身体的苦痛

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 03;身体と心は○○○○ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 04;身体と心は○○○○ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 06;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 07;スピリチュアルペインとは?

 

もっとわかりやすく表現すると、「すべての苦痛の元となる“根源的な痛み”がスピリチュアルペイン」だということ。だから「空」です。「空」であるがゆえに、ふだんはまるで感じられないのに(無)、ひとたび認識するととてつもなく辛いのです(有)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 では、そのスピリチュアルペインとは具体的にどんな痛みのことなのでしょうか?

 

過去のブログ記事(PM-04-12)で、2011年に受講したPEACEプログラムでのスピリチュアルペインの定義を御紹介しました。PEACEとはPalliative care Emphasis program on symptom management and Assessment for Continuous medical Education」の略で、正式名称は「症状の評価とマネジメントを中心とした緩和ケアのための医師の継続教育プログラム」です。

 

受講時(2011年)、スピリチュアルペインの定義は「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛(無意味、無価値、虚無、孤独など)」とされていました。最新版では「自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛」と改訂されています。

 

 2016316日に開催された第19回緩和ケア推進検討会議事録には、PEACEの原型として開かれた研修会ではスピリチュアルペインも研修内容に入っていたことが記載されています。しかし、全国のがん診療連携拠点病院での研修用にプログラム化していく過程で省くことになったそうです。「誰が講師を担当するのか」という問題と「まだそこまで現状になじまない」という理由により。

 厚労省HP>第19回緩和ケア推進検討会議事録

 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000122299.html

 

 「現状になじまない」という言葉の意味するところはわかりませんが、その感覚は理解できます。同検討会で別の委員(構成員)が日本の死生観・宗教観の低さを指摘した上で(data)、このように主張されていました(claim)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

本邦では“死生観への配慮”ではなく、“死生観・宗教観などの構築”のほうが先だと思います。ですから、がん教育、緩和ケア教育とかはもちろんとても大事ですけれども、死生観というものについての教育、死というものの教育、ヒトは死ぬという教育も同時に、もしこれからがん教育ということをやっていかれるのであれば、そこも含めていかないと、最終的に日本でのスピリチュアルの対応は今後も難しいものになったままだと思います。

 

先程書いたとおり、私は「現状になじまない」には共感します。しかしながら、スピリチュアルペインの定義や上記の意見には違和感を覚えます。インヘレンシー(内因性)という観点で。わかりやすく言うと「そこじゃない!」という感じです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛」という表現は、「存在と意味」の獲得が前提となっています。PEACE最新版では「存在と意味を問うこと」が前提です。

しかしながら、一体どれだけの人が自身の存在と意味を問い、獲得(確信)しているでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

ほとんどすべての人が「存在と意味」を深く探求することなく人生の終盤(老病死)を迎えているはずです。探求しているとしても、それは「過去の強化」のはず(後述します)。

だから、医療・介護の現場で「“死生観や宗教観の構築”が必要」と感じられるのです。

 

 死生観は「生と死に対する見方」という意味ですが、痛みの元凶は生(life)や死(death)そのものではありません。生と死の間(between life and death)への無関心(indifference)こそがその元凶といえるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

 

 「なぜ生まれ、なぜ死ぬのか?」よりも「生ある間に何を成し遂げるか?」

 

 そんな内なる叫びに真摯に向き合いながら、自由意思(&責任)で“自分”を築きあげていくことこそが「スピリチュアルペイン克服」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

つまり、病を患うことでスピリチュアペインが生じるのではなく、病になり「自分はいつか死ぬ」という当たり前のことをスコトーマが外れて実感することで、「『自己の存在と意味』がわからないというスピリチュアルペイン」をずっと抱えたまま生き続けてきた事実に気がついてしまうということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 死生観が薄いことは確かに問題ですが、それは本質ではありません。本質は「『生きる意味』を見いだせないこと(見いだしていないこと)」の方です。「自己の存在と意味」を確信していない人、あるいは「生きる意味」がわからないまま過ごしている人は、すでにスピリチュアペインを抱えています。気がついていないだけです。

 (その「確信」とは、「ゴール達成能力の自己評価」が高いこと。エフィカシーです)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

「自己の存在と意味」を確信していない人や「生きる意味(=死ぬ意味)」がわからない人というのは、もちろん、ゴールがない人のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 “現状の外”にゴールを見いだせない(見いだしていない)ということは、それまでのブリーフシステムで生き続けていることと同じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 それは他人や社会の価値観で生きている(生かされている)ということであり、過去に封じ込められている状態といえます。私はそんな生き方を「無人運転」「自動運転」と呼んでいます。

そのように生きてしまっている(生かされてしまっている)ことを教えてくれる重要な警告としてスピリチュアルペイン(の役割)があると考えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

スピリチュアルペインは「自己の存在と意味がわからないことから生じる苦痛」と考えるべきです(ケースサイド)。そして、その解決にはコーチングが役にたちます(プランサイド)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

L-008につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

F-122:免疫力をあげる!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

L-002:20201月シークレットレクチャー -02;身体的苦痛

 

20201月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。

その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。

 

 01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 02;身体的苦痛

 

 前回は、「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係が、「全体」と「部分」の双方向の関係性であることを説明しました。ゲシュタルトです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「4つの苦痛」とは、「身体的苦痛」「心理・精神的苦痛」「社会的苦痛」、そして「スピリチャルペイン」のこと。

 (「スピリチャルペイン」は「霊的苦痛」と訳されることもあります。誤解されうる表現なので、私はあえて「スピリチュアルペイン」としています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

 「身体的苦痛」の代表が疼痛(とうつう)です。

医師としての私が「辛くはありませんか?」と質問したとき、多くの高齢患者さんが訴えるのは膝・腰・肩などの身体的な痛みです。

 厚生労働省の人口動態統計でみると、日本人の死因(どんな病気で亡くなるか)は1)がん、2)心疾患、3)脳血管疾患、4)肺炎 の順です(2019年)。ところが、同省の国民生活基礎調査で有訴者数(どんな症状で悩んでいるか)を確認すると、1)腰痛、2)肩こり、3)手足の関節の痛み、4)せきやたんが出る、5)鼻がつまる・鼻汁が出る の順となっています(2016年)。

 厚生労働省HPH28年 国民生活基礎調査の概況(PDF

 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf

 

 この事実(data)が示すのは、「多くの日本人は、命に関わる重篤な病気(がん・心疾患・脳血管疾患)ではなく、ありふれた『身体的苦痛』に悩まされている」ということ。

医療の現場では、専門であるほど、疾患の病態やその解決にフォーカスしてしまいがちです(RASが働く)。その結果、患者さんの実際の悩みを認識しにくくなっているのかもしれません(スコトーマに隠れる)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

「身体的苦痛」は、いわゆる「痛み」だけではありません。先の統計結果にある「せきやたんが出る」「鼻がつまる・鼻汁が出る」といった身体症状も含みますし、息切れ・息苦しさ・動悸・めまい・倦怠感といった身体不調も含みます。さらには、「転倒する」「むせる」といった機能上の問題から、「トイレがうまくできない」「食事に時間がかかる」といった日常生活上の課題まで幅広く含みます。

 

 このブログをお読みの皆さんは、「老い」を実感することはめったにないと思います。しかしながら、老いは確実に進行しています。気がついていないだけです(スコトーマに隠れている)。

 例えば免疫力。人生で一番免疫力が高いのは20代前半といわれています。その免疫力を100としたとき、40歳ではどのくらいだと思いますか? 70歳では?

 (驚きの答えは↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23108517.html

 

 私たちの身体は日に日に変化しています。死に向かって。

おそらく死の恐怖が無関心を生み、「老」「病」「死」をスコトーマに隠しているのだと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 さらに「生」までも無関心となっていることが、すべての苦の元凶であるはず。詳細は後述します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

 

 話を戻します。

前述のとおり、「身体的苦痛」とは必ずしも「痛み」のことばかりではありませんが、日本人の悩みの多くは「身体の痛み」です。

 その「痛み」を、国際疼痛学会は、「組織の傷害あるいはそれに関連付けて述べられる不快な感覚的かつ情動的体験」と定義しています。

つまり、「痛みは主観的表現である」ということ。その“主観”は記憶に由るので、「痛みは記憶である」ということができます。しかも、「情動記憶(emotional memory)」です。

 

情動記憶

そう、ブリーフシステムと関係する「情動を伴った体験の記憶」のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 よって、「身体的苦痛」だけを独立したものとみなすことはできません。心理や人格といった情報(空間)と合わせて評価や対処を行う必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 最近は「一次性疼痛(primary pain)」という「身体に器質的な原因が見つからないのに起こる痛み」が定義されています。該当する疼痛疾患はまだ国際学会レベルで議論中のようですが、非特異的腰痛という整形外科領域の痛みが含まれると考えられています。

 物理空間やそれに近い次元での医療においても、心理・精神的なアプローチに対するニーズがどんどん大きくなっているのです。

 

 これは、「身体的苦痛」と「心理・精神的苦痛」は強く相関している(ように感じられる)ことを示しています。

 

(L-003につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 「スピリチャルペイン」は「霊的苦痛」と訳されることもあります。誤解されうる表現なので、私はあえて「スピリチュアルペイン」としています

 

 その「誤解」にも「感覚的かつ情動的体験」が関係しています。言葉には強い想起性があります。関連することを下記記事に書きました(オリンピック関連です↓)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7701939.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859111.html

 

 

-追記2

「疼痛」に関連する話を、「日本医師会雑誌 20204月(第149巻・第1号)」から引用します。これが“専門家の世界”ですw

 

 日本ペインクリニック学会などでは、かつて痛みに関する用語を整理していこうという動きがあり、「痛み」と「疼痛」もその俎上に上がりました。「疼痛」は読んで字のごとく、疼く痛みであるから決して「痛み」すべてを指していない。「痛み」は全般を指すからこの2つを使い分けるべきだという意見が出され、一旦はその方向で決まりかけました。

 しかし、漢字の発祥地とされる中国に「中華人民共和国疼痛学会」という名称の学会が発足し、そこで「疼痛」を痛み全般の意味に用いたことから、「疼痛は疼く痛みのみを表す」という説は完全に覆されてしまいました。さらに「日本慢性疼痛学会」や「がん性疼痛認定看護師」などのように「疼痛」がすでに公式名称として組み込まれていたため、一般的に「痛みを感じる」とか「足の痛み」などの表現は「痛み」で表し、学会の名称や漢字を用いた熟語の中で使うときは「慢性疼痛」「急性疼痛」などのように、「疼痛」をそのまま使うということで、ようやく折り合いがつきました。

 引用終わり

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

F-122:免疫力をあげる!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

Q-171:自身の信念を失いそうです vol.3;コーチング実践者向け -後編-

 

 メールでのやり取り中に気になる表現を見つけました。コーチング入門者向け(vol.1)と実践者向け(vol.23)、そしてコーチ向け(vol.4)に分けて考察します。

 (プライバシー保護のため一部変更しています)

 

 vol.1;コーチング入門者向け

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24385304.html

 vol.2;コーチング実践者向け -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24425213.html

 vol.3;コーチング実践者向け -後編-

 

 憐れみと同情の違いは?

 「共感する能力」はゴール達成の秘訣 その理由は?

 

 以下、認知科学者 苫米地英人博士の「『感情』の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社)より引用(青色)し、コーチング実践者向けに解説します。前回(Q-170)のつづきです。

 

人類は共感によって進化し、生き延びてきた

 人間が種として進化し、存続することができたのは、共感する能力があるからです。もしそれがなければ、人が力を合わせて物事に取り組んだり、さまざまな技術を受け継いでいったりすることはできなかったでしょう。

 もちろん人間以外の動物にも、ある程度の共感能力はあります。群れをつくり、お互いを守りあったり、力を合わせて獲物をとったりするのは、「来るべき危険に備えよう」「今日の食べものを手に入れよう」といった、未来に対するなんらかの想定を、共通認識として持っているからです。

 ただ、高度に情報化された空間を共有するためには、やはり前頭前野が発達した、進化した脳が必要です。「ネットや本、テレビなどで知った、見ず知らずの人の不幸な境遇や経験に同情する」といったことができるのは、人間だけなのです。

 

 「力を合わせて物事に取り組む」ことができるのはゴールを共有しているから。そして、「さまざまな技術を受け継いでいったりする」ことも、時間軸まで含めたゴール共有の結果といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 人間の種としての進化は、物理的“現実”世界だけでなく、その世界を写像として生みだす情報空間までをも臨場感豊かに感じることを可能にしています。つまり、ゴール自体が進化とともに高次元に移行しているのです(ここでいう「次元」とは「抽象度」のことです)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

例えば、飢えをしのぐこと(physiological needs)から安全を確保すること(safety needs)へと変わり、コミュニティの課題(social needs/love and belonging)からコミュニティ内での相互承認(esteem)へと移行していくというように。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 

 米国の心理学者 アブラハム・マズロー(1908~1970年)は、その欲求の階層の頂点に「自己実現(self-actualization)」があるとし、さらに晩年に「自己超越(self-transcendence)」を加えました。「自己実現理論」「欲求階層説」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 「高度に情報化された空間を共有する」ための「前頭前野が発達した、進化した脳」とは、「自己超越」の階層に属するものであるはずです。私は「“自己”の拡張こそがシンの共感を可能にする」と思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

 個人が生きていくうえでも、共感する能力が重要

 人が社会の中で生きていくうえでも、共感できる能力は重要です。もちろん、その方が、より円滑な人間関係を築きやすいというメリットもありますが、理由はほかにもあります。

 他者に共感できるということは、共感するべき仮想空間を選び、しかもその空間にホメオスタシスを築いて臨場感を持つことができるということです。

 たとえば、大切な人を失って悲しんでいるAさんに共感し、同情するためには、「大切な人を失った、Aさんの経験や思い」という仮想空間を選び、そこに臨場感を持つことが必要となります。映画や、テレビで観たスポーツ中継に臨場感を持つことができなければ、登場人物や選手に共感することもできないでしょう。

 そして、その能力は、現状の外に設定したゴールを達成するためにも必要です。「現状の外のゴール」という仮想空間を、臨場感を持ってイメージすることができて初めて、ゴール達成に向けての具体的なアイデアが生まれるからです。

 また、共感するべき仮想空間を選ぶ時間や、ホメオスタシスを築くまでの時間は、短ければ短いほどいいでしょう。仕事に集中したかと思えば、すぐに頭を切り替えて趣味に集中するなど、複数のゴールを同時に達成しやすくなるからです。

 

 前回の繰り返しになりますが、臨場感が現実を生みだします。その事実を方程式化したものが「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「『現状の外のゴール』という仮想空間」は、通常は認識することができません。スコトーマに隠れているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんな認識さえできない何かをゴールとして設定し、しかもその達成のイメージ(I)を臨場感豊かに感じること(V)ができるようになるのは、コーチが存在するからです。コーチとの縁によってゴールはゆるぎない確信に変わり、やがて現実化していきます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

ゴール実現の鍵となる「自分のゴール達成能力の自己評価」をエフィカシー(efficacy)と呼びます。エフィカシーが上がる(高まる)ほど、かつての“現状の外”は“あたりまえ”に変わっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 他人に同情できるのは、素晴らしいこと

 共感する能力は、人類にさまざまな恩恵をもたらしました。たとえば、数学や物理が発達したのも、数学者や物理学者などが、その世界に強い臨場感を持ったからこそ可能だったのです。

 ただ、ルールを知らなければスポーツ中継を観てもまったく理解できず、臨場感が持てないように、数学や物理など、高度に抽象化された仮想空間に臨場感を持つには、基礎となる知識、教養が必要です。そして本来、大学では、そのための教育を行うべきなのです。

 なお、こうした知識・教養のことを、「リベラルアーツ」、つまり「人を自由にする学問」といい、古代ギリシャやローマでは、奴隷ではなく、自由人として生きていくために必要なものであるとされていました。

 同情という感情を持てるのは、素晴らしいことです。それは、他人に共感できるということであり、そのために必要な教養が身についているということであり、そして、自由に生きられるということだからです。

 

 苫米地博士は「高度に抽象化された仮想空間に臨場感を持つためには基礎となる知識や教養が必要で、そのために教育がある」と語られています。

 その教育の目的は「自由」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

Q:現状、〇〇だけでなく様々な管理職としての葛藤を抱きながら、それらを省みる時間も日々の業務に追われるためできずにいて、自身の信念を失いそうになっております

 

 私は「様々な管理職としての葛藤」という言葉の中に、〇〇さん自身の「共感を伴う同情」を感じました。それは組織と〇〇さん自身をさらに高みに引き上げるきっかけとなるはずです。 

前頭前野をフル活用しながら、「ファイト・オア・フライト」を余裕で克服し、ゴールに向かって挑戦し続けてください。その過程で失う信念とは「過去」。

つまり、信念を失うたびに自由を得て、過去と決別するたびに未来の結果として生きることができるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

だから、「自分の信念を失いそうです」は全然大丈夫。肩の力を抜いて、気楽に楽しんでくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 次回、「共感」や「同情」について、コーチ向けに掘り下げます。

 

Q-172につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 臨場感について、いただいた質問を御縁に書き下ろしました↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

 PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13077001.html

 

 

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(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

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「感情」の解剖図鑑ver.2



Q-169:自身の信念を失いそうです vol.1;コーチング入門者向け

 

 メールでのやり取り中に気になる表現を見つけました。コーチング入門者向け(vol.1)と実践者向け(vol.23)、そしてコーチ向け(vol.4)に分けて考察します。

 (プライバシー保護のため一部変更しています)

 

 vol.1;コーチング入門者向け

 

Q:現状、〇〇だけでなく様々な管理職としての葛藤を抱きながら、それらを省みる時間も日々の業務に追われるためできずにいて、自身の信念を失いそうになっております

 

A:私自身、管理職の経験があります。認知科学者 苫米地英人博士に出会う前までは時間に追われるような感覚(脅迫感)に苦しみました。当時の私は「鏡の中の自分」に向かって微笑みかけることはできませんでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23919789.html

 

だから、その心情はしっかり理解しています。その上で、コーチとしての考えを述べさせていただきます。

 

 「自身の信念を失いそうになっております」にはネガティブな思いが感じられます。ですが、「信念を失う」ことは決して悪いことではありません。むしろ、スコトーマを外すビックチャンスといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 信念を生みだす情報処理パターンのことを、コーチングでは「ブリーフシステム」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

それは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられる思考・行動のパターンです。つまり、他人や社会の価値観であり、必ず過去。しかも、それらは「失敗の記憶の塊」でもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24320549.html

 

 よって、信念にこだわるほど、どんどん “自分”から遠ざかり、過去に囚われ、情動優位に陥りやすくなってしまいます(ファイト・オア・フライト)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

そんな状況下ではIQが下がりやすく、思考停止に陥りがち。ますます「無人運転」「自動運転」になってしまうはずです。

だから、「自身の信念を失いそうになっております」はチャンス!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 では、その絶好の機会に何を行えばいいのでしょうか?

 

 そう、ゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 この機会に、ぜひ新たな未来を楽しく想像してください(IImagination)。

このまま続く時間軸上にはないイメージですから、最初は臨場感が低いはずです。しかし、アファメーションやビジュアライゼーションで臨場感を高めていくと(VVividness)、その新たなイメージはどんどん現実化していきます(RReality)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 重ねて述べますが、それまでの信念を失いそうになることは、子どもの頃から続く洗脳状態から逃れるチャンス!

きっとニーチェも同意してくれるはずですw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24140969.html

 

 最後に、マインドについて学んでいる〇〇さんのために、苫米地博士の「新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版」から「子供の頃の洗脳から逃れる方法」を紹介します。

 

 

子供の頃の洗脳から逃れる方法

 アジュナーの光を見ながら、そこで暗示を入れると、その暗示は深く入ります。これは深い変性意識状態に誘導して、そこで何かを命令すると、その暗示からは逃れられないということです。

 催眠療法などはこの暗示を利用します。催眠とは簡単にいえば、変性意識状態にいざない、暗示を入れることです。深い変性意識状態で入れられた暗示は、意識には上がっていなくても、行動や思考を限定します。そうすると、酸っぱいはずのレモンを甘く感じたり、ワサビを生クリームのように感じることができるのです。

 催眠は繰り返しかけられて身体で覚えていくものですが、皆さんはアジュナー・チャクラの開発をしながら、その催眠で暗示を入れられた感覚を自分で再現できます。「まぶたが開かない」というシンプルなものですが、実際に開けようと思っても、開かないとびっくりすると思います。

 苫米地理論では「世界は言語でできている」と考えます。思考や行動や何気ない動きもすべて言葉で規制することも、自由にすることもできます。このシンプルな暗示の実験を繰り返しながら、深い変性意識状態での暗示の面白さと恐ろしさを味わってください。

 そうすると、これまで自分がどれだけ暗示を埋め込まれてきたかが、うっすらとわかってきます。たとえば、子供の頃に親や大人に怒られて、そこで言われたことは、深く心に刻まれます。怒られたことで、びっくりしてしまい、深い変性意識状態に入るからです。

 親や大人はよかれと思って、注意したのかもしれません。ですが、子供のあなたには十分に衝撃で、深い変性意識状態に入ります。そこで言われたことは暗示として心に刻まれるのです。その暗示を解除するには、同じ深さの変性意識状態に入り、外すしかないのです。

 

Q-170につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版


F-161:コーチの視点で考察する“青春” ~心の若さと体の関係~ vol.2;フリードリヒ・ニーチェ

 

 過去の記事で(F-157)、自分の死に自ら意味を見いだしたことで情報(心)を書き換え、その写像である物理(体)を書き換えていった高齢女性の例を御紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 その様子はまさに“無我夢中”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

この場合の“無我”は「“私(我)”の定義を拡張する」という意味です。それは「抽象度を上げる」と同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるほど、情報的に大きな存在になることができます。情報的に大きな存在になるほど、未来志向で優しく書き換えることができるようになります。本当は“私”である他人も。もちろん、“私”自身の心身も。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 実際に、「死後も役に立てる」という希望を感じた患者さんは、「うれしい~」という言葉とともにどんどん回復していきました。まるで“奇跡”のように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 キーワードは「社会性」「利他(unselfishness)」です。

その上で重要なのは行動することではなく、ゴールを設定し、ブリーフシステムを書き換えて、その結果として行動につなげること(つながること)。

  

その過程で、人は“若さ”を取り戻し、その“若さ”を維持し続けます。“青春”にホメオスタシスが働くから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html


 

 前回(F-160)はPanasonicの創業者 松下幸之助さんの座右の銘を御紹介しました。

大切なのは信念と希望がセットであること。一度は引き離された信念と希望が再び融合するからこそ(“信念と希望”)、過去も未来も超越した次元に存在する無尽蔵のエネルギーを得て、“今”を鮮やかに生きることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24076595.html

 

今回は、信念に関するフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche1844~1900年)の言葉です。

 

 

怠惰から生まれる信念

積極的な情熱が意見を形づくり、ついには主義主張というものを生む。大切なのは、その後だ。

自分の意見や主張を全面的に認めてもらいたいがために、いつまでもこだわっていると、意見や主義主張はこりかたまり、信念というものに変化してしまう。

信念がある人というのはなんとなく偉いように思われているが、その人は、自分のかつての意見をずっと持っているだけであり、その時点から精神が止まってしまっている人なのだ。つまり、精神の怠惰が信念を作っているというわけだ。

どんなに正しそうに見える意見も主張も、絶えず新陳代謝を繰り返し、時代の変化の中で考え直され、つくり直されていかなければいけない

                      「人間的な、あまりに人間的な」より

 

 

信念を持つことはいいのですが、通常は過去の記憶でつくられています。その信念をブリーフ、そして信念に基づく情報処理パターンをブリーフシステムと呼びます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのブリーフシステムにより目の前の世界が決まります。重要な情報しかRASのフィルターを通過せず、重要ではない情報は認識することができないから(スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 繰り返しますが、ブリーフシステムは過去の記憶でつくられています。よって、ほとんどすべての人は「無人運転」か、よくて「自動運転」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 いずれにせよ、過去に縛られたまま。

そこに自由はなく、自由がないままだと本来の豊かな能力を発揮することができません。無意識はいつもhave toのままだからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

だからこそ、未来の信念を先取りすることが重要!

それは“現状の外”にゴールを設定することではじめて可能になります。何かしらの希望がゴールになると、“信念”を未来側から書き換えていくことができるようになります。自由自在に。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

前回(F-160)書いた「“信念と希望”がセットであることが大切」という意味を御理解いただけたでしょうか?

 

 “信念と希望”がセットだからこそ、エネルギーと創造性が生まれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 “信念と希望”を統合するからこそ、可能性(可能世界)がひろがり、“私”(自我)が拡張します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 さらなる“信念と希望”を追求し続けるからこそ、過ぎ去った過去にとらわれず、ゴールを実現した未来の結果として“今、この瞬間”を生きることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 どんなに大きな“信念と希望”であっても信じきることができるからこそ、ゴール設定時点では「達成確率0」のイメージ(I)を、物理空間でしっかり“現実化”することができます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

「どんなに正しそうに見える意見も主張も、絶えず新陳代謝を繰り返し、時代の変化の中で考え直され、つくり直されていかなければいけない」とは、「思考し続けよ」という励ましです。「思考し続けるために、ゴールを志向し続けよ」という助言です。そして、「ゴールをたくさん設定し(バランスホイール)、それぞれ再設定し続けながら試行し続けよ(偶然を必然に変えてみせよ)」という願いです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

そんなニーチェの主張(claim)の根底には、古くは釈迦が見いだした真理があり、今では認知科学をベースとしたコーチング理論があります。事実(data)&根拠(warrant)として。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

ゴールを志向しながら、思考し、試行し続ける

さらなる“現状の外”を想像しながら、創造し続ける

 

 その結果として、人は若々しくあり続けることができます。

実際、すごく若々しい老人もいれば、しわがれた若者もいることを、きっと皆さんも感じているはず。それは決して偶然ではありません。マインドの使い方の結果という必然です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

F-162につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

もう一つ、「かもめのジョナサン」で有名な作家 リチャード・バックの言葉を紹介します。

 

年齢はナンバーでしかない。14歳の年寄りもいれば、140歳の若者もいる

 

年齢を単なるナンバーだと考えることができれば、年上か年下かにこだわり判断を間違えることもなくなるのでしょう。「年下のくせに生意気に」とつい考えてしまう人は、ぜひ覚えておいてくださいw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

「無常を認められないことが老病死(+生で四苦)の苦しみを増幅している」と考える私は、「アンチエイジング」という言葉が好きではありません。しかし、この文章に触れて、「心のアンチエイジング」はしっかりと心がけたいものだと思いました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045827.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 

-関連記事-

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

F-156:人間関係リセット症候群

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23823944.html

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

Q-073~180804医療講演会レポート

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

Q-144~191019/20鹿児島セミナーレポート

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400287.html


 

フリードリヒ・ニーチェ(Wiki)

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

1882年の肖像

 

 

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-24:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味 <前編>

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

もしも子どもたちに「鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいの?」と質問されたなら、皆さんはどのように答えますか?

 

皆さんは、今、鏡に映った自分に対して微笑むことができますか?

心から微笑みかけることができますか?

 

苫米地博士と出会う前の私は、自分に向かって微笑みかけることはできませんでした。

その頃を思い出しながら、「鏡の中の自分に微笑んでもらうために必要なこと」について考察しなおしてみました。

1)鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

2)鏡の中の自分に微笑みかける秘訣 -私の体験-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23919789.html

3)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

3点についてまとめます。 

 

「人間関係の悩み」をテーマとするシリーズの最後に、なぜこの話題を持ってきたのか?

そんな私の意図も汲みながら、読み進めてください。スコトーマが外れ、ゲシュタルトが再構築されることで、新たな気付きが得られることを願っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

3-1)「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味 <前編>

 

 

もし自心を知るは すなわち仏心を知るなり

仏心を知るは すなわち衆生の心を知るなり

三心平等なりと知るを すなわち大覚と名づく

 

 

これは真言宗の開祖 空海の言葉です(「遍照発揮性霊集」追記2で解説)。

事情により幼少の頃から真言宗のお寺に通っていた私は、自然と密教やその源流である釈迦哲学に興味を持つようになりました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854577.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031387.html

 

西洋医学にどっぷりつかりしばらく忘れていましたが(=スコトーマに隠れていた)、認知科学者 苫米地英人博士との御縁により再び学ぶようになりました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

一般的な解釈とは異なるかもしれませんが、私は先程の空海の言葉を次のように理解しています。

 

自らの心をしっかり理解すると、そこに仏の心があることがわかる

仏の心で生きると、自らを取り巻く人々の心と一体になることができる

三心、すなわち自分の心と仏の心とあなたを取り巻く人々の心は、そもそも同じものであり違いはない

目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげているのだ

よって、自分の心をコントロールすることで宇宙を自在に創造することができる

そのことをしっかりと理解し実践していることが「大いなる覚り」である

 

目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげている

これはまさに釈迦が2600年前に語った内容であり、認知科学や物理学で証明された紛れもない事実。そして、その事実を基に構築されているのがコーチングです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

そのコーチングにおいて、「目の前の世界」「宇宙」を創造するはじまりが「ゴール設定」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

私たちは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚といった五感と言語の六つのモーダルチャンネルで世界を認識しています。認識しているものはすべて情報。よって、私たちの「目の前の世界」「宇宙」は情報空間であるといえます。私たちが慣れ親しんでいる物理空間(宇宙)は、巨大な情報空間の最下層(底面)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

その情報は、各自の脳の基底部に存在するフィルターによって取捨選択されています(RASReticular Activating System、網様賦活活性系)。そのときにフィルターではじかれ抜け落ちる情報がスコトーマ(Scotoma、心理的盲点)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

だから、「目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげている」といえるのです。一人一宇宙です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

「何を認識し、何をスコトーマに隠すか」の判断は、通常は無意識下で行われています。その情報処理パターンがブリーフシステム。「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」がブリーフシステムを作り上げます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

ブリーフシステムは“自我”と考えることもできます。“自我”とは、宇宙から自分を切り分ける部分関数であり、宇宙を重要度で並びかえる評価関数です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

部分関数とみると「自我=無」であり、評価関数としてみると「自我=有」です。それを一つ上の抽象度で統合すると「自我=空(くう)」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

先程、「だから、『目の前の世界は自分の心そのものであり、自分の心が宇宙を築きあげている』といえるのです。一人一宇宙です」と書きました。それは決して間違いではありませんが、その「自分の心」は空なので、「一人一宇宙」の「一」は「とてつもなくある(∞)」が結実した「一」といえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

その「一」を自由に想像することがゴール設定で、「一」の確信がエフィカシーです。そして、ゴール&エフィカシーで「一」を自在に創造することがコーチングの実践。それをプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 (S-04-25につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 苫米地博士は天台宗の僧籍を持ち、チベット密教とも深いかかわりを持つ仏教(釈迦哲学)のスペシャリストでもあります。その博士が空海について書かれた本があります。「空海は、すごい 超訳 弘法大師のことば」(PHP研究所)です。文庫版もあります(「超訳 空海 弘法大師のことば」)。

優れたコーチともいえる偉大な先人 空海の情報場を臨場感豊かに感じることができる名著です。秋の夜長にどうぞw

 

 

-追記2

もし自心を知るは すなわち仏心を知るなり

仏心を知るは すなわち衆生の心を知るなり

三心平等なりと知るを すなわち大覚と名づく

 

 引用したこの言葉は「遍照発揮性霊集(へんじょうほっきしょうりょうしゅう)」にあります。「性霊集」は空海が書き綴ったものを個人詩集としてまとめたもの。弟子を失くした悲しみなど、空海の心情をありありと感じることができます。

 

 

空海はすごい



Q-158:ストレッサー→ストレス反応→心身の不調悪化となった状態ではゴール設定はできないのではないでしょうか?

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その内容を簡単にまとめると、「ストレッサー→ストレス反応→心身の不調悪化となった状態では、『多角的に見る』『まっさらな視点で見る』ことができないので、ゴール設定はできないのではないでしょうか?」というもの。

 

 私の答えは「そのとおり」ですが、少しばかり補足させていただきます。気楽に読んでくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 「ストレッサー→ストレス反応→心身の不調悪化となった状態では『多角的に見る』ことができない」はそのとおりです。ストレス反応が生じると、大脳辺縁系優位に陥りがちです。その状態をファイト・オア・フライトと呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ファイト・オア・フライトのままでは「多角的に見る」ことはできません。抽象度が低い(上げることができない)から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 低い抽象度のままでは、当然、ゴール設定は困難です。自分中心を捨てることができず、“現状の外”に飛びだすこともできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

一方、「ストレッサー→ストレス反応→心身の不調悪化となった状態では『まっさらな視点で見る』ことができない」は△。ストレスは「まっさらな視点で見る」ことができない主因ではありません。

 

「まっさらな視点」とは「先入観ゼロ」のこと。それは評価関数がゼロの完全なる無分別の状態であり、悟りの境地です。いわば、RAS(ラス)がフルオープンして、スコトーマがゼロになった状態。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 評価関数とは自我の定義に使われる関数のひとつ。もう一つが部分関数です。

先程の「まっさらな視点」を部分関数で考えると、宇宙から自分を切り分けることができない状態といえます。つまり、「自分=宇宙」ということ。それは抽象度が極限まで上がり空(くう)に達している状態です。

よって、「まっさらな視点」は簡単には実現できないでしょうw  ストレスのあるなしにかかわらず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 では、「まっさらな視点」で見ることが難しい私たちは、いったいどのような視点で目の前の世界を見ているのでしょうか?

 

 答えは過去であり、他人であり、社会の価値観です。じつは「私」や「その『私』が認識する目の前の世界」は記憶でつくられています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 受け入れがたいことかもしれませんが、ほとんどすべての人にとって、「私」は本当の“私”ではありません。「無人運転」か、よくて「自動運転」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 それでは、本当の“私”になるために、シンの“私”を生きるために、いったいどうすればいいのでしょうか?

 

 答えは、もちろん、ゴール設定!

 止められてもやりたいような100%want toの何かを“現状の外”、すなわち今までの人生でつくりあげてきたコンフォートゾーンを超えたところに見つけたとき、「本当の“私”」「シンの“私”」がはじまります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それは「本当は思春期から抱えているのに、すっかり感じなくなってしまっているスピリチュアルペイン」を克服していくことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

 “現状の外”にゴールを設定し、未来から過去に向かう時間の流れを体感しはじめると、自然にストレスは解消し、かつてのストレッサーは気にならなくなります。

(なぜだかわかりますよねw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 ところで、「ストレッサーがある」「ストレス反応がある」というのは西洋哲学的です。「存在があり関係が生じる」という西洋哲学に対して、東洋(釈迦)哲学では「関係があり存在が生じる」と考えます。縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

認知科学者 苫米地英人博士はうつ病への対処として「うつやめたらいいじゃん」とおっしゃいますw 今回の話題でいえば「ストレスやめたらいいじゃん」「ストレッサーって君次第なんだぜ」という感じww

博士がそのようにおっしゃるのは、すべてマインドでの情報処理活動であり、「一人一宇宙」だからです。それは「すべてが完全に“自分”次第」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

すべてが縁起であり空

その空なるものに仮の役割を与えるものがゴール

ゴールが“自分”を定義し、認識する世界を生みだす

 

つまり、「ゴールの存在によってストレッサーやストレス反応が縁起として生じ、そのつながり(対処)の中でゴールを達成していく」ということ。

多くの人がネガティブに捉えているであろう「ストレッサー」や「ストレス反応(状態)」さえもゴール達成の大切な縁になっている

それがコーチングの成果であり、すべての人がもともと持っているマインドの力(The Power of Mind)の覚醒です。

 

 マインドの力(The Power of Mind)の覚醒

 

 コーチングに本気で取り組んでみませんか?

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

コーチの存在なくしては“現状の外”を感じることはできません。

よって、コーチとの縁起がストレッサーやストレス反応をゴール達成の力に変えるともいえます。

 

 

-関連記事-

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

F-154:チャリティーマラソンで走った人が走った分だけ募金するシステムはおかしい? <後編>

 

F-151で「同一労働同一賃金」について、そしてF-152(前々回)は「人事考課」について取り上げました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23454911.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23534604.html

 

 その流れで労働やボランティアについて考えている時に、「チャリティーマラソンで、走った人が走った分だけ募金するというシステムはおかしいのではないか?」という御質問をいただきました。

 皆さんはどのように感じますか?

 (Don’t think. Feel

 

 前編(F-153)は「個人の情報処理システム」、すなわちブリーフシステムという観点でまとめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23604962.html

 

 ブリーフシステムとは、「人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステム」のこと。それは「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられます。つまり、「私」は他人や社会の価値観で生かされているのです。過去に囚われたまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 過去の呪縛を断ち切り、本当の“私”を見いだすことができるのは、“現状の外”にゴールを設定するからです。自由を追求しながらゴールを設定することで、私たちは未来から過去に流れる時間を生きれるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 ゴールとは、1)心から望むもの、2)自分中心を捨て去ったもの、3)現状の外側に設定するもの

 

「心から望む」ゴールの結果であるはずのモチベーションですが、いつの間にか「have to」になってしまうことがあります。前回の「募金ラン」のケースでは、「物理法則という秩序が働いているから(簡単に言うと疲れるから)」を理由に挙げました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 物理空間に対して情報空間では、より制約が少ない(小さい)感じがすると思います。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

しかしながら、むしろ情報空間の方こそ気を付けるべきです。個人の情報処理のミス(エラー、バグ)によりwant tohave toになってしまっているケースは多々あります。

 その場合、心のどこかに必ず解決するべき課題があります。

 (私自身は「F:不安・恐怖」「O:義務感」「G:罪悪感」に気を付けています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

課題は社会的なシステムエラーの場合もあります。

 とくに医療・介護現場で「want toだけすることが重要」といった話をすると、必ず「誰もがwant toだけやるようになったら社会は成り立たない」や「want toだけで生活できるなら苦労はしない」といった御意見(主張、claim)をいただきます。そこには私たちの社会が抱える課題が潜んでいます(と私は思っています)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

「なぜランナーが自分で募金をするの」「チャリティーランってそういうことなのか?意味合い違くない?」「高橋尚子が走った分だけ日テレが寄付という形ならわかるんだけど」という疑問が生じるのとまったく同じ構図のはずなのに、すっかりスコトーマに隠れてしまっている「社会的システムエラー」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

過去のブログ記事(F-026S-04-12)で、ある精神科病院の院長が「外来に来るうつ病患者さん達と話していると、『この人達には薬を渡すより、お金を渡した方が効果があるのではないか?』と思うことがよくある」と発言されたことを紹介しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23170992.html

 

 それは保健所が主催する精神科病院・クリニック院長が集まる会議での発言です。私自身は内科医ですが、精神科がある病院の院長を務めていたため、11年間その会議に出席し続けました。

 ある年、会議出席依頼の文書に「予算削減のため報酬がだせなくなりました」と書かれていました。報酬はだせないが大事な会議なので出席してほしいというのです。その保健所は31町を管轄しています。一番遠方の先生(“忖度”発言の院長!)は、往復3時間以上移動したうえ、2時間近い会議に参加することになります。それなのに無報酬です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040523.html

 

 それは「走った分自ら募金するランナー」と同じ構図です。本来は支払われるべき報酬分に加え、大切な生命時間も“募金”しています。社会のために。

実際のところ、超多忙の先生方ばかりなのに、ほぼ全員がその後も出席を続けました。

ちなみに、私が先生方を観察していて感じたのは使命感。そして、ゴールが生みだすコンフォートゾーンの共有です(それを心理学用語でラポールと呼びます)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 COVID-19のおかげで多くの人が知るところとなりましたが、日本政府は「地域医療構想」を表看板とした病床削減政策とともに、保健所やその人員の削減も推し進めてきました。1992年には852か所あった保健所は、2019年には472か所にまで減らされています。実際、私が住む地域の保健所長は、別の地域の保健所長も兼務されています(計42町)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8584052.html

 

 そんな縮小・多忙化している医療・福祉現場をCOVID-19が直撃しました。

 日本病院会と全日本病院協会、日本医療法人協会が今年(2020年)65日に発表した「新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況緊急調査(追加報告)」によると、今年4月にコロナ患者を受け入れた病院の医業利益の赤字割合は全国で78.2%、東京に限ると89.2%に上っています。

新型コロナウイルスに感染した患者を受け入れる病院ほど、現場は疲弊し(身体的苦痛)、バッシングに苦しみ(心理・精神的苦痛)、経営危機にさらされているのです(社会的苦痛)。東京女子医大では看護師400人が退職を希望していることが報道されましたが、この状況での退職は医療人の心に深い傷を刻むばかりか(スピリチュアルペイン)、地域医療崩壊を招きかねません。これは危機的状況(crisis)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

 日本国憲法第25条で保障された(主権者である)国民の人権を守り抜くために、そのような危機的状況を打破する責任を負っているのが加藤勝信厚労相と安倍晋三首相です。

その加藤厚労相は、参院厚労委員会(R2.7/2)における共産党 小池晃参院議員の「コロナ感染症対策の先頭に立っている病院が、今、危機に瀕しています」「7月下旬に振り込まれる診療報酬が6月よりもさらに減額となれば、これは資金ショートの危機に直面する。こういう状況に対する対策は用意されているか?」という質問に対して、「資金ショートにならないように当面の資金繰りをおこなうため、二次補正予算においては貸付限度額の引き上げ、あるいは無利子・無担保枠の引き上げをおこない、貸付原資として12700億円を確保しており、しっかり融資が行われるようにする」と答弁しました。

(一方、安倍首相は、国会閉会後記者会見や閉会中審査に姿を見せることはなく、2か月ぶりの会見で突然辞任を発表しました)

 

 病院の資金ショート対策としてしっかり融資が行われるようにする

 

 つまり、病院が自ら借金をしてしのげということ。

この「国民の命を助けたければ、ただ働きしなさい。借金をしなさい」という現状は、「走った分自ら募金するランナー」と同じ、いやそれ以上?の構図です。このような社会システム(およびそのシステムを生みだし維持・強化する思考)そのものがクライシスといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

 前回お伝えしたとおり、私は「募金ラン」自体がおかしいとは思っていません。

しかし、それはあくまで「want to」で走っている場合。自らの意思により、物理空間の制約や心的負担をしっかりマネジメントしながら、無理なく走っている場合です。

 

 私が医療・介護現場で「want toだけすることが重要」といった話を行った際に必ずいただく「誰もがwant toだけやるようになったら社会は成り立たない」「want toだけで生活できるなら苦労はしない」といった御意見は、医療・介護従事者が「want to」で働いていないことを表しています。多くの医療従事者に同意していただけると思いますが、すでに現場は無理を強いられています。コロナ前から。

さらにいうと、それらの言葉は「want toで働けるはずがない」という諦めをも示しているのかもしれません。希望を失いかけているのです。コロナ後ますます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

COVID-19は今までスコトーマに隠れていた「個人の情報処理のエラー」やその集合である「社会的システムエラー」を明らかにしました。

 今こそ、誰もがコーチングを学び、ゴール側からブリーフシステムをつくりなおしていく時!

自らの自由意思と責任で無理なく「募金ラン」を続けられる社会を実現することは、日本に続き超高齢化社会を迎える国々にとっても希望となるはずです。

そして、それは未来を明るく照らす光(HOPE)になります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11301259.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386276.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 前回は苫米地博士の著書「テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方」(PHP新書)を御紹介しました。その本を読み返しながら、あらためて「情報が書き換わると現実が変わる」ことを痛感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

 

-追記2

 厚労省は安倍首相の辞任会見(R2.8/28)と同じ日に新型コロナウイルス感染症の対策パッケージを公表しました。それは「感染症法の入院勧告等の運用見直し」「検査体制の抜本的拡充」「医療提供体制の確保」「治療薬、ワクチン」「保健所体制の整備」「感染症危機管理体制の整備」「国際的な人の往来に係る検査能力・体制の拡充」の7本柱で構成されているそうです。

 首相会見後に緊急会見を開いた加藤厚労相は、「社会経済活動を停止させるのではなく、メリハリの利いた対策を効果的に講じることで、重症者や死亡者をできるだけ抑制する」と発言しています。

 

 

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日本国憲法第25条



F-153:チャリティーマラソンで走った人が走った分だけ募金するシステムはおかしい? <前編>

 

 前々回(F-151)は「同一労働同一賃金」について、そして前回(F-152)は「人事考課」について取り上げました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23454911.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23534604.html

 

 その流れで労働やボランティアについて考えている時に、「チャリティーマラソンで、走った人が走った分だけ募金するというシステムはおかしいのではないか?」という御質問をいただきました。

 

 テレビを見ない私は知りませんでしたが、今年(20208月)の「24時間テレビ43 愛は地球を救う」(日本テレビ)で、シドニー五輪女子マラソン金メダリスト 高橋尚子さんが発案した「24時間募金ラン」が行われたそうです。

 高橋さんを中心に結成された「チームQ」が、感染症対策として私有地内につくられた15kmのコース(スポンサー企業 日産自動車の追浜試走コース「GRANDRIVE」)を走り、1周走るごとにランナー自身が10万円を募金する企画だったといいます。

 高橋さんと5人のアスリートは計236kmを走破し、470万円を募金したそうです。

 

 ハフポスト日本版(8/23配信)によると、「なぜランナーが自分で募金をするの」「チャリティーランってそういうことなのか?意味合い違くない?」「高橋尚子が走った分だけ日テレが寄付という形ならわかるんだけど」など、走った人が走った分自ら募金するというシステムに対して疑問の声が寄せられたそうです。

 記事では「海外などで行われるチャリティーランで著名人などのランナーが走る場合は、一般から寄付金(募金)を集めてランナーを応援するという形が一般的だ」と紹介されていました。

 

 皆さんはどのように感じますか?

 (Don’t think. Feel

 

 

 では、苫米地式認定コーチとしての私の考えを述べます。

 

 まずは「個人の情報処理システム」、すなわちブリーフシステムという観点で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 コーチングではゴールを人生のあらゆる領域に設定します。決して安くはない料金を前払いしたクライアントさんは、コーチング開始時には仕事(職業)のゴールにフォーカスしていることがほとんどです。その時、まず私が意識するのが仕事(職業)のゴールとファイナンスのゴールとの切り離しです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 認知科学者 苫米地英人博士は、「仕事(職業)とは『社会に役に立つこと』『価値を提供すること(生みだすこと)』である」とおっしゃいます。

資本主義社会においてその「役に立った」や「価値の提供」がお金に変わりますが、それはあくまで副次的・二次的なことであり、仕事(職業)の本質ではありません。

1.まず何らかの価値を生みだす(=仕事・職業)→2.その価値を金銭的価値に変換する(=ファイナンス)という関係です。

よって、金銭的対価のない仕事もありえますし、むしろお金を使う(支払う)職業があってもおかしくはありません。

ちなみに、11年間病院長を務め、その間に苫米地博士に学び始めた私は、「お金のモノサシをしっかりと切り分けて、『誰か(社会)の役に立つ』ために行動すること」がプロフェッショナルの最初の条件だと確信するようになりました。「何よりも儲けを優先する医者は医療のプロではない」と書くとわかりやすいでしょうかw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268331.html

 

今回の「募金ラン」にはチャリティーという視点も含まれていますが、そのような仕事(職業)の本質を鑑みると、「ランナーが自分で募金をすることは決しておかしくない」といえます。

ただし、それは「100%want to」「止められてもやりたい」が大前提。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

最初は「100%want to」「止められてもやりたい」であったとしても、走り続けているうちにwant tohave toに変わります。物理空間には物理法則という秩序が働いているからです(簡単に言うと疲れるから)。

今回の「募金ラン」では、複数のランナーだったことと夜間は走らなかった(休息にあてた)ことが評価されているようです。反対にいうと、たとえそれが本人の望みだったとしても、これまでの無理強いされているような走り姿から、多くの視聴者がネガティブな“気”を感じ取っていたということなのでしょう(私は番組を見たことがなくわかりませんが)。

もう「努力」や「根性」の時代ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 物理空間に対して、情報空間には物理的な制約は働きません。だから、心はより自由に「100%want to」「止められてもやりたい」を楽しめるような気がしますが、じつはそう簡単ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 先程「たとえそれが本人の望みだったとしても」と書きましたが、「その『望み』は本当に『本人』のものなのか?」と問われたら、簡単にはYesといえないのです。

 「私」は本当の“私”なのか?

 実際、多くの人は過去に囚われたまま生きています。自由意思で生きているようでいて、じつは「無人運転」「自動運転」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 今回は「個人の情報処理システム」、すなわちブリーフシステムという観点で書いています。そのブリーフシステムは、「人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステム」のことで、「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられるもの。

 つまり、「私」は他人や社会の価値観で生かされているのです。過去に囚われたまま。

 よって、たとえば「なぜランナーが自分で募金をするの」「チャリティーランってそういうことなのか?意味合い違くない?」「高橋尚子が走った分だけ日テレが寄付という形ならわかるんだけど」などと思ったなら、その思いの中に入り込んでいる他人や社会からの刷り込みを徹底的に吟味し、しっかり思考(思索)していかないといけないのです。

それが自由の必須条件です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 事実、ブリーフシステムにより、RASを通過する情報が決まり、スコトーマが生じています。目の前の世界は過去であり、他人や社会の価値観です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

私たちは常に封じ込まれ、閉じ込められています。そうとは知らずに。

よって、繰り返しますが、自身の思いの中に入り込んでいる他人や社会からの刷り込みを徹底的に吟味し、しっかり思考(思索)したうえで選択することはとても重要です。それが自由であり自己責任です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 

 次回は、抽象度を上げて、「社会システム」の観点でまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「なぜランナーが自分で募金をするの」「チャリティーランってそういうことなのか?意味合い違くない?」「高橋尚子が走った分だけ日テレが寄付という形ならわかるんだけど」という疑問が生じるのとまったく同じ構図のはずなのに、すっかりスコトーマに隠れてしまっている社会のシステムエラーを取り上げます。お楽しみに。

 

F-154につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 苫米地博士に学ぶようになって、私はテレビをまったく見なくなりました。ブリーフシステムが書き換わったからです。

 以下、博士の著書「テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方」(PHP新書)から引用します(はじめに-テレビという「洗脳装置」 後半部分)。

 

 ちょっと前に「KY」(空気が読めない)という言葉が一時マスコミをにぎわせました。言葉そのものはあっという間にすたれてしまった感がありますが、いまでもなお、いえ、はるか昔から、「空気を読む」ことが日本社会では美徳とされてきたことに変わりはありません。

 しかし、「空気を読む」行為が、これほどまでに言葉の暴力と化して強制されるようになったのは、ここ最近のことです。「そのとき、その場の空気を読んで正しい行動をしなければならない」と、他人と同調することを最優先する価値観を日本人に植えつけてきたのが、まさしくテレビを筆頭とするマスメディアだったのではないでしょうか。

 テレビをはじめとするメディアの「洗脳」によって、自分が生きるほんとうの目的を見失ってしまったり、他人に植えつけられた価値観や目標に縛られている人が、いまの日本には圧倒的に多い。

 (中略)

 この世に、読まなければならない「空気」など本来ありません。

 他人という「ドリームキラー」の洗脳から脱して、本来の自分の目標に邁進する人が、本書をきっかけに一人でもふえることを願います。

 

 

テレビは見てはいけない


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