苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:ブリーフシステム

L-03420204月シークレットレクチャー -03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 

20204月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の最終回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、サブテーマは「自由」(1月)、「貢献」(3月)、「超越」(今回)です。

L-001~20201月シークレットレクチャー

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 L-023~20203月シークレットレクチャー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411419.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。以下の課題について、ぜひ自分自身のオリジナルな解を見つけ、感じてください(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

1:四苦を超越する

 2:ヴィーゼルの言葉を超越する

3:スピリチュアルペインを超越する

 

 

 01;「自由」「貢献」につづく言葉

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26588304.html

 02;「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」の関係性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26626963.html

 03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 

 前回は「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」という概念(ゲシュタルト)を確認しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 それらは物理的実体ではなく、高次の情報空間に存在しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 しかし、それらと関連する「生老病死」自体は物理空間での現象です。つまり、生きている誰もが、老い、病み、そして死を迎えるということ。

その事実を私たちはどのように受け入れればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 コーチングでは「時間は未来から過去へ向かって流れている」と考えます。ならば、時間は「死」からはじまるといえます。では、「死」という未来(=人生のはじまり)に、どのようなゴールを設定するべきでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 その答えを導きだすための1st.Stepが「自由」であると私は思っています。

 (詳しくは初回講義で↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 

 釈迦哲学における「自由」とは、文字どおり「自らに由る」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 ところが、その「自」とは、多くの場合「本当の自分」ではありません。「自」を定義する情報処理システム自体が「他」からの影響を受けているからです。しかも、たっぷりと。

 その「情報処理システム」とは、ブリーフシステムのこと。

(追記内で、“教科書”より引用し、詳しく解説します)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

さらに、その「他」とは、時間でいえばすべて過去。

 

 つまり、多くの人々は、他に囚われ、過去に縛られている

 私はそんな生き方を「無人運転」「自動運転」と呼んでいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 運転に例えるなら、「自由」とは「行き先を自分の意思で決めること」。その行き先がゴール …1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)“現状の外”に見いだすもの です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴール設定によってはじめて、「自」を未来側からつくりなおすことができます。“現状の外”へのゴール設定は、ブリーフシステムを書き換えることを意味しています。昔ながらの表現を用いると「生まれ変わり」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23309927.html

 

 

 2nd.Stepの「貢献」は、1st.Stepの「自由」と同様、ゴール設定とともにはじまります。

 (詳しくは2回目講義で↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411419.html

 

3)現状の外」を志向しながら「1)心から望む」の“心”そのものを定義するのが「自由」です。その過程で「2)自分中心を捨てる」ことを繰り返すと、やがて「自」のwant toは、より多くの「他」が共有するwant toにまで拡大していきます。

=より多くの「他」のwant toが、「自」のwant toに包摂されていく)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 なぜなら、「自」の抽象度が上がるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるたびに、「自」は縁起空間(宇宙)中にひろがっていきます。その頂点(T)が「空(くう)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 そのようなゴール設定(再設定)を念頭に、再度、冒頭の問いに対する答えをイメージしてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「生きている誰もが、老い、病み、そして死を迎える」という事実を、私たちはどのように受け入れればよいのでしょうか?

 「死」という未来(=人生のはじまり)に、どのようなゴールを設定するべきでしょうか?

 

L-035につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 ところが、その「自」とは、多くの場合「本当の自分」ではありません。「自」を定義する情報処理システムは「他」からの影響を受けているからです。しかも、たっぷりと。

 その「情報処理システム」とは、ブリーフシステムのこと。

(追記内で“教科書”より引用します)

 

“教科書”とは、田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社)。

田島さんは苫米地式認定グランドマスターコーチであり、コーチの養成も担当されています。「マインドの教科書」では「セルフコーチング技術がつまった21のレッスン」を学ぶことができます。さらには「無限の可能性を引き出す門外不出の50のワーク」まで。

コーチ必読の理論と実践の書です。強くお勧めします!

 以下、巻末のコーチング用語集からの引用です。

 

ブリーフ・システム(Belief System

信念が集まってできあがった脳内の統合的なシステム

 

 ブリーフ(信念)とは、脳内の前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターンのことです。そのパターンは情動記憶が元となって作られます。強い情動記憶は、その人の信念を作り、認識のパターンを作り出します。その信念はあたかも自分自身の中で決まっているルールのように行動や判断を規定します。脳内にはそのような認識のパターンがたくさんできています。

 住んでいる国や街やコミュニティーにも、それぞれの法律やルールがあって、それらが集まってシステムとなって働いているように、脳内にもたくさんのブリーフがルールとなってシステムが作り上げられます。それがブリーフ・システム(信念体系)です。

 ブリーフ・システムは、私たちのあらゆる判断や行動、そしてアティテュードやハビットを制御します。ブリーフ・システムに反する判断や行動は取らないため、人生を変えたければ、このブリーフ・システムを変える必要があります。

 ブリーフ・システムを変えるためには新たなゴールが必要です。その際のゴール設定のルールの1つが「現状の外側にゴールを設定する」ことです。つまり、現状(ステイタス・クオ)とは、いまのブリーフシステムが変わらなければ起こりえる未来のことです。

 

 

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マインドの教科書



Q-204:「縁起」と「因果」 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 医師としてたくさんの「老病死」と向き合ってきました。ポカポカとあたたかく感じられるときもあれば、ヒリヒリ・ジリジリするような厳しい感じばかりのときもあります。

救急や高度医療の場であるほど、後者が多くなるような気がします。認知的不協和が生じやすく、「ファイト・オア・フライト」に陥りやすくなるからでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 十分に説明がなされた看取りであっても、「ファイト・オア・フライト」は起こりえます。

東京消防庁の調査によると(R1.12/16R2.12/10)、在宅での看取り予定にもかかわらず救急要請が行われた112件のうち、じつに97件で(救急要請を行った)家族の希望により不搬送になったそうです。慌ててしまい救急を要請してしまったが(=大脳辺縁系優位)、救急隊が到着する頃(H28年全国平均:830秒)には冷静になっていた(=前頭前野優位)ということでしょう。

 

 老病死+生で「四苦」です。一般的に四苦は「人生での大きな苦しみ」とされていますが、それは患者さん本人だけではなく、家族も、そして医療・介護従事者も、関わる誰もが共有する苦しみであるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166400.html

 

私が経験したあるケースでは、家族からは「なんで私がいないときに死んでしまったの?」と問われ、スタッフからは「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」と相談されました。今回は、それらの疑問について考えてみたいと思います。

 

 

 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 もう少し詳しく説明すると、このような状況でした。

(一部変更しています)

 

がん終末期の診断で緩和ケア中の90代女性。

幸い心配された痛みや吐気はほとんど認めませんでしたが、食欲がないため徐々に瘦せ細っていきました。ずっと付き添う娘さんは、母親にちょっとした変化があるとすぐに大騒ぎするようなナーバスな状態。不安が募り、心配でどうにもならないといった感じでした。

ある日、娘さんが自宅に戻ったほんの1時間くらいの間に母親の状態が急変。まず呼吸がとまり、その後心拍がなくなりました。連絡を受け慌てて戻ってきた娘さんは、ピクリとも動かない母親の前でしばらく茫然としていました。やがて泣き始めると「なんで私がいないときに」と取り乱し、その後は「ごめんなさい」を繰り返しながら母の体に顔をうずめていました。

 

 

 娘さんには「母をしっかり看取りたい」という強い思いがあり、実際に泊まり込みに近い形でずっと付き添いをされていました。その根底には「『家族に見守られながら静かに息を引き取る』という最期(のイメージ)を是とするブリーフ」が存在していたはずです。

 ブリーフシステムとは「前頭前野の認識のパターン」のことです。それは「人が未来を予測する期待のパターン」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 娘さんにとって、自分がいない間の心肺停止という「理想(期待)とは程遠い現実」は受け入れがたいものだったに違いありません。

理想(期待)と現実のギャップは認知的不協和を生みだします。「こんなのイヤだ~」といった感じで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 たまに誤解されるのですが、認知的不協和自体は決して悪いことではありません。それはゴールを実現するためのエネルギーと創造性のあらわれです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

しかしながら、このケースではもう理想(期待)を実現することはできません。母親はすでに亡くなってしまったのです。その事実を理解したからこそ、行き場を失ったエネルギーが「なんで私がいないときに死んでしまったの?」という問い(嘆き)をうみだしました。

 (「心のエネルギー」について、詳しく考察したこちらの記事をどうぞ↓)

 S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 娘さんにとって、そもそも母親の「老病死(+生で四苦)」は受け入れがたいクライシスでした。そのクライシスは心の中で「拒絶→恐怖→回避→希望の喪失」という段階を踏んで進行していきます。

 F-035~:クライシス(危機)の本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

 そんなクライシスの進行に対して、米国CDC4つの基本原則を踏まえた対処を推奨しています。

 1)最初に最悪の可能性を伝え、2)問題を解決するプロセスを示し、3)継続的にデータを提供し、4)関連する文脈情報を与える です。詳しくはこちらで↓

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 私たちはCDCのガイドラインに沿った働きかけを行っていました。もしもこのまま苦しみが目立たず経過し、母親の手を握りながら“最期の別れ”を静かに迎えることができたなら、娘さんはそれほど取り乱さなかったのかもしれません。

 しかし、「死」は予期せぬタイミングでやってきました。がんと診断された時点で想定されていたけれども、なかなか受け入れられない(受け入れたくない)ままに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「死の受容のプロセス」の研究は、「段階的」とするものと「段階的ではない」とするものに大きく二分されるそうです。

前者の代表として有名なのが米国の精神科医 キューブラー=ロス(Elisabeth Kübler-Ross1926~2004年)。代表的な著作「死ぬ瞬間 On Death and Dying」(1969年)には、1)否認→2)怒り→3)取引→4)抑うつ→5)受容 というプロセスが記されています。

(計200人との対話の中で気づいたことであり、すべてが同様の経過をとるわけではないと明記されています)

 

 

なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 患者さんやその家族に対して、私なら、例えばキューブラー=ロスのいうプロセスのどの段階にあるかを判断し、その状況(ゲシュタルト)に合わせて答えるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

「怒り(私憤)」なら、「死の正確な予期はできない」ことや「四苦から解放された」という事実を淡々と伝える感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 「抑うつ」なら、「娘さんに辛い思いをさせたくなかったのでしょう。優しいお母さんですね」と寄り添う感じで。私なりの慈悲の実践です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24495212.html

 

 ただし、本音を言えば、それでは解決になりません。ただの気休めです。

 

 次回、本当の問題(ケース)とその解決(プラン)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

Q-205につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 ブリーフシステムとは「前頭前野の認識のパターン」のことです。それは「人が未来を予測する期待のパターン」でもあります

 

 前頭前野におさめられた期待のパターンは、その人の人格を決めます。人格とは「個人の心理的特性」のこと。つまり、ブリーフが心理的特性を決め、人格という形であらわれるということ。

 そのブリーフは、じつは、1つではありません。

 前頭前野には、その人が作り上げたいくつものブリーフが収められています。それらがお互いに矛盾を引き起こし、複雑な人間の心の動きをうみだします。詳しくは苫米地博士の著書「イヤな気持を消す技術」(フォレスト出版)をお読みください。

 

 そのようなブリーフを、ゴールを達成した未来側からつくりなおしていく(ととのえていく)のがコーチングです。“現状の外”に見いだしたゴールに向かう間に、自分自身はもちろん、宇宙全体が一変していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 すべてマインド次第。すべてゴール次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

-追記2

ただし、本音を言えば、それでは解決になりません。ただの気休めです

 

 「ただの気休め」はコーチとしての意見。

 ヒーラーとしては「されど気休め」です。文字どおり“気を休める”ことはとても大切だと思っています。

 Q-068:認知的不協和の状態に… Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 Q-069:認知的不協和の状態に… Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 

-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

2021年度セミナー予定はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 第4回目は202188日(日)開催。テーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。詳細はこちらから↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26384913.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

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F-193:コーチとして観る「Field of Dreams」;原作者の「生と死の間(between life and death)」から何を学ぶことができるだろう?

 

 私の趣味の一つに映画鑑賞があります。

 幼少期の思い出は辛いものばかりですが、映画との縁に関していえばラッキーでした。

鹿児島で上映される映画の多くをフリーで観れる境遇だったため、毎週のように映画館に通っていました。きっと情動を伴った体験の記憶が、今も残る私のブリーフをつくりあげたのですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 とくに大学浪人中は、本当に毎週映画を観にいきました。確か60本以上観たはず。「人生においてこんなに映画を観れる年はない」という当時の予想は、残念なことに、見事に当たっています。単に「I×V=R」なのかもしれませんがw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その頃観た映画のひとつが「Field of Dreams」です。

 1989年(日本では翌年3月)に公開された「Field of Dreams」は、ウイリアム・パトリック・キンセラ(William Patrick Kinsella19352016年)の小説「シューレス・ジョー / Shoeless Joe」を原作に、ケビン・コスナー主演で製作されました(監督・脚色:フィル・アルデン・ロビンソン、音楽:ジェームズ・ホーナー)。第62回米国アカデミー賞で作品賞、脚色賞、作曲賞にノミネートされています。

過去のブログ記事(F-117118)で、コーチの視点で「Field of Dreams」を考察しています↓

F-117118Field of Dreams

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20779662.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20874187.html

 

 さらに、劇中の「if you build it, he will come」を実装した野球場にまつわる話を紹介しました↓

 F-173:コーチとして観る「Field of Dreams」;トウモロコシ畑の中の野球場

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905509.html

 

今回も「Field of Dreams」に関するサイドストーリーを紹介します。

 苫米地博士が提唱される超情報場仮説(理論)とリンクさせながら、ぜひ皆さん自身の「Field of Dreams」を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 映画「Field of Dreams」に感動した私は、サントラ、スクリーンプレイ、そして原作小説「シューレス・ジョー」を手に入れました。

 映画の監督であるフィル・アルデン・ロビンソン(Phil Alden Robinson1950年~)が自ら書いたスクリーンプレイと原作者 W.P.キンセラの小説を続けて読むと、そのトーンがだいぶ違うように感じられました。最近また読み返してみたのですが、原作は“真面目な感じ”がするのです。

 

 私たちが現実世界だと感じている物理空間は、じつは、情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その底面での事象はすべて結果。高次の情報空間における何らかの“因”の“果”です。そして、その“果”は別の“因”を生みだします。それが因縁生起 縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

映画でいうと、まずは監督の意図があります。それがビジョンとして共有されながら、ストーリー(原作・原案)、セリフ(脚本)、構成(編集)、映像(撮影)、音(音響)、音楽(作曲)などとの双方向の関係性の中でひとつの作品となっていきます。

もちろん演技(俳優)も大切な一部ですし、実装(インプリメンテーション)のための制作、配給、興行、広報等も欠くことができません。1本の映画(全体)は数多くの機能・役割(部分)が集合したゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 なので、できあがってみると(connect the dots)、原作者の世界観とまったく異なるものになっていることが少なくありません。いい意味でも悪い意味でも。その強烈な一例として、私が真っ先に思い出すのはハリウッド版ドラゴンボールw

(「DRAGONBALL EVOLUTION」、2009年)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その違いを生みだすのはブリーフシステム。さらに突き詰めると、新たなブリーフを生みだすゴールであるといえます。映画の場合、実質的なリーダーのゴールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 そんなことを考えていたら、Field of Dreams原作者のブリーフ(&ゴール)が気になりました。そこでW.P.キンセラのことを調べてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 1935年にカナダで生まれたキンセラは、アイオワ大学(アイオワ州は原作・映画の舞台です)やヴィクトリア大学で文学を学び、カルガリー大学で教授を務めました。1982年に小説「シューレス・ジョー」を発表し、1989年の映画化で注目されました。

その頃インタビューで、よく「人生は難しく、そして死に逝くものだ」と語っていたそうです。

 

おそらく本心だったのでしょう。そのブリーフが物理空間に写像として投影されて、原作小説の“真面目な感じ”にあらわれたのだと思われます。

(もちろん、私の側の情報処理も大きく影響しています。双方向です)

 

 「人生=難しい」「人生=死に逝くもの」というブリーフがあると、楽しさや喜びといった明るい面や生そのもののすばらしさが認識しづらくなります。スコトーマに隠れてしまうからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 希望がスコトーマに隠れたままだと、やがては絶望に支配されていきます。そうなると生命力そのものが失われていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 本人のブリーフやブリーフが生みだす心象風景(情報場)は、縁ある者の情報処理にも影響を与えます。「ホメオスタシス同調」によって。「人生=難しい」「人生=死に逝くもの」と考えている人の人生が、本当に「困難な死への道のり」に感じられてしまうのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 実際、ある記事では「原作者であるW.P.キンセラの人生も不遇なものだった」と書かれていました。きっかけは車にはねられたこと。頭部負傷後、味覚や嗅覚を失った上に集中力を保てなくなったキンセラは、執筆活動を断念することになったといいます。「もう書くことができない」と嘆いてばかりだったそうです。

 「頭部を負傷」「味覚と嗅覚を失う」は身体的苦痛、「集中力が保てない」は心理・精神的苦痛、「執筆活動を断念」は社会的苦痛、「『もう書くことができない』と嘆いてばかり」はスピリチュアルペインと理解することができます。まさに四重苦です↓

 L-001;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 L-005;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 L-006;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 L-007;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 その後数本の短編やノンフィクションなどを手がけたものの、長編小説は脱稿できなかったといいます。セルフトークにより強化された(V)「もう書くことができない」というイメージ(I)が現実化した(R)のです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

そして20169月、代理人によって「死因は公表できないが、81歳で亡くなった」と発表されました。同年6月にカナダで成立したばかりの法律に基づいた安楽死だったと報道されています。

 

「人生は難しく、そして死に逝くものだ」が口癖だったキンセラの最期は、自らの意思による安楽死

 

 Field of Dreams」原作者の「生と死の間(between life and death)」から、私たちは何を学ぶことができるでしょうか?

 L-009;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 その違いを生みだすのはブリーフシステム。さらに突き詰めると、新たなブリーフを生みだすゴールであるといえます

 

映画の場合、実質的なリーダーのゴールができあがりを左右します。もっと突き詰めると「ゴールの抽象度」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 2例紹介します。

 

 シルベスター・スタローンの代表作「ランボー」の5作目(「RamboLast Blood」)が20199月に公開されました(日本は20206月)。

 原作「一人だけの軍隊(First Blood)」(1972年発表)の作者 ディヴィッド・マレルは、その最新作を「この映画はグチャグチャな駄作だ。関りがあるのが恥ずかしい The film is a mess. Embarrassed to have my name associated with it.」と酷評しました。

 私もまったく同感です。主人公 ジョン・ランボーは1作目(「First Blood」、1982年)から年を重ねるごとに「公憤」に向かっていたはずなのに、5作目は超低次元の「私憤」でしかなかったから。「史上最強の頭脳戦が今、はじまる-」という宣伝コピーが空しく感じられました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 もう1例は「ジャスティス・リーグ / JUSTICE LEAGUE」(201711月)。

 スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンといったDCコミックスのヒーローが集う実写映画の監督は、紆余曲折を経てザック・スナイダー(Zack Snyder1966年~)に決まりました。しかし、本撮影終了後、突如スナイダーは降板。

(プロデューサーを務める妻 デボラ・スナイダーも一緒に降板。後に娘が急逝していたことが公表されました)

 追加撮影とポストプロダクションを担当したのはジョス・ウェドン。「アベンジャーズ / Marvel’s The Avengers」(2012年)や続く「AvengersAge of Ultron」(2015年)の監督です。マーベルコミック内の様々な主人公達のクロスオーバーを見事に描いた手腕に期待が高まりましたが、蓋を開けてみると大ヒットとは程遠い結果に終わりました。同年に公開された「ワンダーウーマン / Wonder Woman」の興行成績をも大きく下回っています。

RottenTomatoesの評価は40%。「曖昧な美学、薄いキャラクター性、混沌としたアクションにより最初のスタートには不十分である」と評されています。

 

 公開当時、私は「急遽監督を引き継ぎ、期限内に完成させなければならなかった」という状況に同情していました。ところが、後日、一人の俳優の発言をきっかけにイメージ(現実)が大きく変わりました。

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

 サイボーグ役のレイ・フィッシャーが、撮影現場でのウェドンについて「キャストとスタッフへの対応は下劣で虐待的でプロ意識に欠ける、受け入れ難いものだった」とツイッターで告発。その後ガル・ガドット(ワンダーウーマン役)が続くと、ウェドンが90年代に手がけた出世作でもあるTVシリーズ「バフィー 恋する十字架」の俳優たちが次々とパワハラ・モラハラ・マタハラを訴えはじめたのです。ついには元妻まで。

 

 ハラスメントの根底には差別意識が存在します。その差別を生みだすのはゴールの抽象度の低さ。その抽象度の低さが駄作となった原因かもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 

 じつは、一連の騒動は新たな“因”を生みだしました。スナイダーのビジョンに忠実な「ジャスティス・リーグ」公開を求める声が沸き起こったのです。ファン・キャスト・スタッフが一体となった嘆願は大きなうねりとなり(オンライン嘆願書への署名は18万人以上)、ついに制作・配給のワーナー・ブラザースを動かしました。

 「Snyder Cut」と呼ばれる新たな「ジャスティス・リーグ」は、20213月から配信がはじまっています(日本は同526日~)。

 

 2つの作品の本質的な違いは、監督の「抽象度の差」にあるはず。私はもうすぐ届くBDで確認します。文字どおり“JUSTICE”が結実したといえるSnyder Cutがとっても楽しみです!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22154420.html

 

 

-追記2

 文字どおり“JUSTICE”が結実したといえるSnyder Cutがとっても楽しみです!

 

 コーチングにおいても大切なことですが、空観なき“JUSTICE”はとても危険です↓

 PM-06-21:仮説14)空(くう)なき実観の行き着く先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

 

-関連記事-

映画・音楽ネタ(フリーテーマ)はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268322.html

 

 

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 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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 第3回目は2021627日(日)開催。テーマは「サイバーホメオスタシス仮説」「エネルギーと創造性の源」です。詳細はこちらから↓

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F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 

 前回まで小泉進次郎環境大臣の発言を考察しました↓

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

 その中で「夢をかなえる方程式 I×V=R」に言及しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

I×V=R」に関して、よく質問や相談をいただきます。そこで今回は少し抽象度を下げて(具体的に)書き、楽しいワークを紹介します。映画ネタですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 まずは「I×V=R」について復習しましょう。

 

 「I」とは、imageあるいはimaginationのこと。

よく「自由にイメージする」「自由なイマジネーションを楽しむ」といった表現を見聞きしますが、それは決して簡単なことではありません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 イメージやイマジネーションを行う“自分”の思考自体が、他人の価値観や社会の常識等の影響下にあるからです。私たちはそうとは知らずに束縛を埋め込まれ、大人になるにつれ自分自身をロック(自己制御)していきます。良くも悪くも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 脳内の前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターンがブリーフ。そのブリーフが集まってできあがった脳内の統合的なシステムが「ブリーフシステム」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ブリーフシステムが目の前に広がる世界を決めています。重要度の低いこと(もの)はRAS(ラス、網様賦活系)にはじかれ認識することすらできません。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 繰り返しますが、ブリーフシステムが目の前に広がる世界を決めています。だから「一人一宇宙」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 その「一宇宙」を拡張・再構築する行為が「ゴール設定」。“現状の外”にゴールを設定し、その実現を確信していると(エフィカシー)、世界(宇宙)がどんどん変化していきます。ブリーフシステムが変わるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールの3つのポイントは、1)心から望むものであること、2)自分中心を捨てたものであること、3)“現状の外”にあること

 その3つを意識しながらゴールを人生のあらゆる領域に設定し(バランスホイール)、更新し続けると、シンの「自由」を手に入れることができます↓

 L-02302420203月シークレットレクチャー -0102;スピリチュアルペインを解決するのは自由意思でのゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25974037.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26014834.html

 

 すると、イマジネーションの限界を超えていくことができるようになります。最初は「無理ッ」と思えた新たなイメージの世界の臨場感(VVividness)がどんどん高まっていきます。それが「I×V」!

その「I×V」とは、「イマジネーションの限界を壊すことで新たな世界を獲得していくこと」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 

 と、ここまで(I×V)が情報空間の話。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

情報空間では「イマジネーションの限界を壊すこと(限界突破)」が重要ですが、そのイメージ(I)を情報空間の底面である物理空間で現実化(RReality)するためには「物理制約下で再構築すること(物理法則内におさめること)」が必要になります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

 

その現実化のための作業のことを「実装(インプリメンテーション)」と呼びます。「I×V」がnot normalであるほど、実装には高いレベルの知識と技術が求められます。

詳しくは映画「スター・ウォーズ」を取り上げたこちらの記事にまとめました↓

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージしつづけるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

 ところで、いい映画を鑑賞することは「I×V=R」を体験する絶好の機会となります。

 そこで今回は、とんでもない「I×V」を、毎度見事に「R」化している偉大な監督を紹介します。その監督とは

 

 クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan1970年~)!

 

ロンドンで生まれたノーランは、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン大学に進学し、英文学を学びながら短編映画の制作に取り組みます。英文学を専攻したのは「視野をひろげるため」、ロンドン大学を選んだ理由は「映画制作施設が整っていたから」だったそう。

まさにルー・タイスさんがおっしゃる「ゴールが先、認識(現実)は後」ですね。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 1998年「フォロウィング / Following」で初めて長編映画の監督を務めたノーランは、2作目「メメント / Memento」で注目されはじめます。

 2000年代には新生「バットマン」シリーズの監督に抜擢され、「バットマン ビギンズ / Batman Begins」(2005年)、「ダークナイト / The Dark Knight」(2008年)、「ダークナイト ライジング / The Dark Knight Rises」(2012年)を大成功させました。

 他にも「インセプション / Inception」(2010年)、「インターステラ― / Interstellar」(2014年)、「ダンケルク / Dunkirk」(2017年)、「テネット / Tenet」(2020年)といった内容の濃いオリジナル作品を次々と大ヒットさせ、「作家主義と大作主義の両立に最も成功している一人」と評されています。

 

 そのノーラン映画の特徴を私なりに表現すると、「突飛だがリアル」。

 

今回のテーマに沿うと、「ありえない話(I)なのに、ちゃんとリアルに感じられ(I×V)、おもしろい上に商業映画としても成功している(I×V=R)」

それは個の「Not Normal」が場全体を新たな「Normal」に書き換えていく感じ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900334.html

 

 それをコーチングに置き換えると、「“現状の外”のはずなのに(ゴール)、なぜか『必ずできる』と確信でき(エフィカシー)、“無我夢中”で実現していく(ゲシュタルト化&実装)」という感じでしょうか。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 それではワークを紹介します。

 

<ワーク:架空の世界を使って臨場感を高める「クリストファー・ノーラン場瞑想」>

 

 ばれました?

 そう、認知科学者 苫米地英人博士の著書「思うがままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所)中の「臨場感を維持するワーク3」のアレンジですw

 

 以下、同書から一部変更しながら引用します(引用は青、変更部分が黒)

 

 架空の世界を使って臨場感を高めよう「クリストファー・ノーラン場瞑想

 <解説>

 お経や聖書にいまいち関心を持てないという人は、マンガや映画を使って瞑想しましょう。

 昔の日本人にはお経は身近なものでした。また、キリスト教の国では今でも聖書はとても身近な書物です。しかし、日本に住む現代人にとっては、お経も聖書も少々縁遠いものかもしれません。

 ならば、自分たちにとってもっとも身近なメディア、たとえばマンガや小説、映画を使って臨場感を強めるのもアリなのです。

 自分や世界を変える力を持っているのは、お経や聖書ではなく、あなた自身の心です。その大原則さえ外さなければ、どんな道具を使って瞑想してもかまいません。

 もちろん瞑想の道具にする小説や映画は吟味しなければいけません。どんな物語を選ぶべきかは、すでにお話ししました。

 たとえば、手塚治虫の漫画「ブッダ」を読めば、釈迦の教えを強い臨場感で瞑想できるかもしれません。

 映画でいえば、今回お勧めするのはクリストファー・ノーラン監督作。

ノーランの作品は毎回テーマが異なっているように感じられますが、じつは共通点があります。それは「ありえないようでいてありえる(かもと思える)」「ありえるようでいてありえない(と感じられる)」という世界観。それは空観です。

その空観の世界観が作品として毎回大成功しているというのは仮観の見事な実践。つまり、空と仮を両立させているノーランは中観を体現しているということ。「その中観を体感しながら作品を鑑賞する」というのがこのワークです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ここでは「クリストファー・ノーラン場瞑想」と名づけて、「ノーラン作品」を使って瞑想する際のポイントをお教えします。

 <ワーク>

 「クリストファー・ノーラン場瞑想」は、お経と同じく、ひとつひとつのシーンに描かれている情報に意識を向けて、臨場感を強めることが大切です。特に、物語の背後にある空観の世界観に留意する必要があります。

 さらに、「空観の世界観」をリアルにするための科学的探究やリサーチ、商業的に成功するための妥協(←ノーランの本音のはず)といったものを感じながら、再度見直してみましょう。その際は空(作家主義)と仮(大作主義)を両立するバランスに意識を向けてください。きっと抽象度が上がり、ノーランの世界観(=中)をさらに理解できるはずです。

 

 とくに「インターステラー」がお勧め。クライマックスでは「高い抽象度次元の超情報場から物理空間に実装する挑戦」が描かれています。それは「夢をかなえる方程式」そのもの。一念三千宇宙の巨大なエネルギーが一点に凝縮していく一期一会を、ぜひぜひ体感してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 強い臨場感を維持したまま瞑想することができれば、「あなたの情報場」を書き換えることができます。

 

 それでは映画(ワーク)をお楽しみください。

 サヨナラ サヨナラ サヨナラw

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 さらに臨場感を高める“アップグレード”を紹介します。それは「映画のサントラを聞きながらワーク(瞑想)を繰り返す」というもの。

 

 ノーランは同じ俳優を起用することで知られています(その理由は知りませんが、空観を意識しているのかもしれませんね)。例えば、マイケル・ケインは「バットマン ビギンズ」以降の長編8作品すべてに出演しています。

 音楽ではハンス・ジマー(Hans Florian Zimmer1957年~)。「バットマン ビギンズ」以降の6作品を担当しています。「インターステラー」もジマーです(輸入盤は2枚組)。

 

 ぜひサントラを聞きながらワークに取り組んでください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 

-追記2

 私は1980年代からハンス・ジマーのファン。正確にいうと「お金を工面しながらなんとか買い集めたお気に入りの映画音楽がジマーばかりだった」という感じ。曲風が作品ごとに違いますし、そもそも作曲家のことは全然意識していませんでした。なので、気がついたときは衝撃でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

具体的には「レインマン」「ブラックレイン」「ドライビング Miss デイジー」「デイズ オブ サンダー」「グリーンカード」「バックドラフト」「トゥルーロマンス」「クールランニング」「ライオンキング」など。さらには「ラストエンペラー」(スコア・プロデューサー)、「ザ ロック」(音楽プロデューサー)もジマーです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 そんなジマーの楽曲の中で、私が最も好きなのは「マン オブ スティール / Man of Steel」(2013年)。まるで神話の世界(情報空間)とこの世(物理空間)を丸ごと表現しているかのようなメインテーマは、そのタイトルとともに(What are you going to do when you are not saving the world?)、コーチとしてのイメージを強化(word/picture/emotion)してくれる私のマストアイテムです。

 (「Man of Steel」の監督はザック・スナイダーですが、ノーランも原案と制作に名を連ねています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

-関連記事-

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

(映画・音楽ネタはこちら↓)

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クリストファー・ノーラン(2013年、Wiki)

Christopher Nolan2013

Wikipediaより引用

 



F-181:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart-6;「常識」という洗脳からの解放

 

「生命は老いるようにはできていない」「老いは治療できる病である」「もはや老いを恐れることはない」と主張(claim)する衝撃的な本を読んだ後、医師&コーチとして考えたことをまとめました↓

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

 そのシリーズの終わりに下記ワークに取り組んでいただきました。

 

<ワーク>

    人生の終わりに待つ「死」まで見据えた上で、あらためて“幸福(well-being)”を考えるとどのようなことがいえるでしょうか?

    未来から過去へと向かう時間の流れを考慮すると、「『死』がはじまり」といえます。そのはじまりにある“幸福(well-being)”とはどんなものなのでしょうか?

    人生の終着点(始発点)である「死」をどのように迎えれば(始めれば)よいのでしょうか?

    anti-agingwith-agingの先には何があるのでしょうか?

 

 私は平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。その“幸福(well-being)”が今回のテーマ。

自分にとっての“幸福(well-being)”を考え抜くことは、「自己の存在と意味」を明らかにし、スピリチュアルペインを克服するきっかけになるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

1;ゴールが幸福を定義する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25101418.html

 2;幸福はさらに深い自己催眠

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25175860.html

 3;物理的な現実よりも脳による意味づけに臨場感を覚えている状態

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25236729.html

 4;洗脳によって生まれる幸福

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25303095.html

 5;個のwell-beingから社会全体にひろがるwell-being

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25365643.html

 6;「常識」という洗脳からの解放

 

 ところで、認知科学者 苫米地英人博士は「幸福」をどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

 以下、博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します。

 (7回に分けて引用。今回は6/7です)

 

 幸福という感情との付き合い方

 ここでは、幸福という感情との付き合い方を、紹介しましょう。

 

 1:「常識」という名の洗脳から解放されるには

 現在、「常識」と言われているものの多くは、社会からのメッセージと自己催眠によって作り出されたもの、つまり社会による洗脳の結果にすぎません。しかし、あまりにも世の中に深く広く浸透してしまっているため、人が常識という名の洗脳から解放されるのは、とても困難です。

 常識にがんじがらめになって苦しんでいる人、「いい学校、いい会社に入る」「お金持ちになる」という、社会から押し付けられた幸福を得るのに疲れてしまっている人は、ぜひ現状の外にゴールを設定してみてください。現状の中にゴールを設けてしまうと、結局、常識から離れることができないからです。

 引用終わり

 

 

 以前のブログ記事(L-010)でサーカスでの象の調教法を紹介しました(本当かどうかはわかりませんw)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

その調教法とは、「子ども(小ゾウ)の時期に足につないだ鎖を杭に結び付け地面に打ち込む」というもの。小ゾウの力では杭を引き抜くことはできません。その状態が続くと、大きくなっても鎖が届く範囲でしか行動しなくなるそうです。それは“現状”というコンフォートゾーン(CZ)の呪縛。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 脳が発達した人間の場合、ゾウよりもさらに深刻です。目には見えない鎖により、いつの間にか自由が奪われ、すっかり束縛されてしまいます。その“鎖”のひとつが「常識」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 常識にとらわれると、すべてを常識の範囲で考えるようになり、常識の範囲内だけで行動するようになります。常識の外はスコトーマに隠れているために認識することさえできず、次第に創造性が奪われていきます。もちろん、エネルギーも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 よく「人生を変えたいのに変えることができない」「最初はよかったのに続かない」といった御相談をいただきます。話を伺っている最中に必ずと言っていいほどでてくるセルフトークが「こんなはずではなかった」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24979591.html

 

 なぜ「こんなはずではなかった」となってしまうのでしょう?

 

 ...答えは「こんなはず」がCZのままだから。そのCZはまさしく「常識」といった外からの刷り込みでできあがったブリーフシステム(BS)がうみだす“現実”。その正体は“幻想”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 CZ=現実は確かに幻想ではありますが、ただ頑張るだけではなかなか書き換えることができません。ホメオスタシス(恒常性維持機能)によって強力に維持されているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 苫米地博士が書かれているように「常識」とは社会による洗脳です。その洗脳が恐ろしいのは、私たちのマインド(脳と心)の仕組みに理由があります。

 人は目の前の世界をありのままには認識していません。BSあるいは自我が生みだす重要度の高い情報だけを取捨選択して認識しています。選別するフィルターがRAS(網様体賦活系)です。

 (フィルタリングされて認識にあがらないことを「スコトーマに隠れる」と表現します)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 つまり、自分自身が常識だと信じているものしか認識できないようにできているということ。だから教育が重要なのです。

小さい頃に受けた教えや社会の価値観といったものを「常識」と受け入れてしまうと、それとは異なるものを認識できません。仮に認識できたとしても、拒絶反応を示します。例えば激しいドリームキリングの根底には、このようなBSに基づく拒絶が存在しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 では「常識」という鎖を断ち切るにはどうすればいいのでしょうか?

 

 私がまずお勧めするのは、「常に『なぜ?』『どうして?』という視点で目の前の世界を見る」ことです。そうすると「目の前の世界」がフワフワしているように感じられます。「Rゆらぎ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23925302.html

 

 そんなゆらぎを感じたらチャンス!

その時、ぜひ新たなゴールを設定してください。変性意識状態にあるためスコトーマを外しやすく、“現状の外”を見出しやすくなっています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールを設定したら、ハイエフィカシーを維持して突き進むだけ。100%want to756倍の生産性を発揮しながら、どんどん壁を突き破っていきましょう。そのプロセスが“脱常識”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 きっとまわりの人たちは冷笑します。「not normal」と蔑みながら。

それでも平然とゴールに向かい続けるうちに、ゴールが生みだすエネルギーと創造性がまわりの常識を打ち壊していきます。その変化が縁起空間にどんどんひろがり「unrealrealに変わる」ことが“社会の脱常識”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900334.html

 

 人間のマインドには「unrealrealに変える」大きな力が眠っています。無限のエネルギーと創造性が静かに解き放たれることを待っています。その力を解き放つのがゴールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

 ゴールにより、自身を、そして社会を、脱洗脳していくプロセス自体が“幸福(well-being)”

 

 

 最後に苫米地博士の著書「立ち読みしなさい! ~美しいほどシンプルな成功術」(サイゾー)から引用します。ぜひ「さらに大きな枠組み」について考えてみてください。

 

 

 特に「そもそも叶えたい夢がない人」「人生を変えたいのに変えることができない人」は、あなたが作り上げた常識の枠組みを一旦外して、非常識だと思うことも受け入れてみましょう。その意識や行動が、あなたの人生を激変させるきっかけになります。

 今までのマインドで何も変わらなかったというのであれば、新しいマインドを取り入れる必要があるということです。

 

勘違いしてはいけないことは、これまでにあなたが積み上げてきた価値観や考え方を捨てるのではなく、それよりさらに大きな枠組みで世界を認識するということです。

 

 今のあなたに一番必要なモノは非常識な知識や価値観、そして選択や行動です。

 自分で作り上げてきた、今までの枠組みを広げましょう。

 大きな夢を叶えたいのであれば、多数派、常識の世界だけに身を置いてはいけません。

 少数派、非常識、異常と思える世界に身を委ねることも大切です。

 

 

F-182につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 教育について、下記記事で考察しています↓

 PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124525.html

 

 

-参考書籍-

「感情の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社)

 

 

-関連記事-

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

Q-168:スピリチュアルペインは抽象度でいえばどこに入るのでしょうか? どうやって原因である無関心が生まれてくるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24321116.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーン(CZ)が生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

PM-06-07:仮説02)want to」「have to」とコンフォートゾーン(CZ)の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

PM-06-17):仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

立ち読みしなさい!

 

F-179:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart-4;洗脳によって生まれる幸福

 

「生命は老いるようにはできていない」「老いは治療できる病である」「もはや老いを恐れることはない」と主張(claim)する衝撃的な本を読んだ後、医師&コーチとして考えたことをまとめました↓

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

 そのシリーズの終わりに下記ワークに取り組んでいただきました。

 

<ワーク>

    人生の終わりに待つ「死」まで見据えた上で、あらためて“幸福(well-being)”を考えるとどのようなことがいえるでしょうか?

    未来から過去へと向かう時間の流れを考慮すると、「『死』がはじまり」といえます。そのはじまりにある“幸福(well-being)”とはどんなものなのでしょうか?

    人生の終着点(始発点)である「死」をどのように迎えれば(始めれば)よいのでしょうか?

    anti-agingwith-agingの先には何があるのでしょうか?

 

 私は平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。その“幸福(well-being)”が今回のテーマ。

自分にとっての“幸福(well-being)”を考え抜くことは、「自己の存在と意味」を明らかにし、スピリチュアルペインを克服するきっかけになるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

1;ゴールが幸福を定義する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25101418.html

 2;幸福はさらに深い自己催眠

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25175860.html

 3;物理的な現実よりも脳による意味づけに臨場感を覚えている状態

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25236729.html

 4;洗脳によって生まれる幸福

 

 ところで、認知科学者 苫米地英人博士は「幸福」をどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

 以下、博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します。

 (7回に分けて引用。今回は4/7です)

 

 〇洗脳によって生まれる幸福もある

 幸福を感じるよう催眠をかけるのは自分自身ですが、「何に幸福を感じるか」を決めているのは、身の回りの他者であることがすくなくありません。それが、幸福の恐ろしいところです。先に挙げた例でいえば、問題の多い恋人も、おそらく最初は優しかったでしょうし、カルト宗教やマルチ商法の団体も、その人にとって心が落ち着く場所だったかもしれません。そこで一度強烈なドーパミンが放出されると、人はその幸福感を失うことをおそれ、自分に、より強く催眠をかけるようになります。恋人の問題行動や団体からの搾取がエスカレートしても、「自分はひどい目に遭っている」「自分は搾取されている」という物理的な現実より、恋人や団体から発せられる「2人が一緒にいることが、お互いにとって幸福なのだ」「団体にお金を使うことが、幸福につながる」といったメッセージの方に、臨場感を覚えようとしてしまうのです。

 これが、いわゆる「洗脳」のプロセスです。

 

 

 前々回(F-177)の追記内で、私はこんな質問をしました。

私たちの社会にすっかり浸透してしまっている「幸福レベルでの仕掛け」とは何でしょうか? 人を奴隷にしてしまう最強の「仕掛け」とは?

 

 答えは「お金」です。

 前回(F-178)の例でいえば、私の両親にとっての「さらにヤバい状況」とはすべてお金がらみ。お金に関連する「脳による意味づけ」に臨場感を覚えていること自体が苦しみでした。それは現代社会全体が陥っている「仕掛け」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 だからこそコーチングが重要!

その理由は「『本当の“私”の100%want to』に満ちた日々を全力かつ自然に生きれるから」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

人生の様々な領域にたくさんゴールを設定し(バランスホイール)、それぞれの達成を確信していると(エフィカシー)、充実した毎日を精一杯生きることができるようになります。もちろん、呼吸のように自然な感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

「止められてもやりたい仕事」とはいうものの、そのゴールは“現状の外”にあるのですから、実際には問題や課題ばかり。真面目に取り組むほど、いつの間にかhave toが忍び込んでしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

そんな時はいったん“場”を離れてみましょう。私は、追い込まれた(と感じた)時ほど、あえて趣味を楽しむようにお勧めしています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 キーワードは「気楽」。Take it easy

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 ところで、皆さんはなぜ働いているのですか? 何のために仕事をしていますか?

 

 もしも答えが「生活のため」「お金のため」であったなら、あなたはすっかり洗脳されています。その場合、「お金の価値>あなた自身の価値」「お金の価値>自由」という刷り込みが「仕掛け」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 「want toで生きるなんてムリ」と思っている人は、たいてい「お金に絶対的な価値がある」と刷り込まれています。その刷り込みがブリーフをつくりあげ、あふれる才能や無限の可能性をスコトーマに隠してしまっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 大変残念なことに、私はかつて“だまし討ち”されたことがあります。相手側が裁判所に提出した“証拠”には「タケハラは本当にwant toばかりしている」と書かれていました。罵詈雑言とともに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076206.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 そこに滲み出ていたのは「差別」。そして、差別と混然一体となった「お金のためなら何をしてもいいという妄想」と「お金があれば何をしてもいいという思い上がり」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 

 そのような未熟なブリーフが、例えば「勝ち組」「負け組」といった言葉を生みだします。単なる所得の差を、人の優劣を決める重大な条件のように「意味づけ」するのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11297824.html

 

 「お金には絶対的な価値がある」

 

 …どう思いますか? どのように感じますか?

 

F-180につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 皆さんはなぜ働いているのですか? 何のために仕事をしていますか?

 

 質問を「なぜ生きているのですか?」「何のために生きていますか?」に変えると、それはスピリチュアルペインを明らかにするための問いになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

スピリチュアルペインは、お金という「幸福レベルでの仕掛け」をはるかに超える抽象度次元に存在しているはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24321116.html

 

だからこそ私は「スピリチュアルペインを解消できるコーチングを届ける活動」を続けています。自分で決めた「価値」の追求です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 

-追記2

 そのような未熟なブリーフが、例えば「勝ち組」「負け組」といった言葉を生みだします。単なる所得の差を、人の優劣を決める重大な条件のように「意味づけ」するのです

 

私は、自分自身を「かちぐみ」だと思っています。自ら設定したゴールが生みだす評価基準をクリアするという「かちぐみ=価値組」です。

評価するのはもちろん、評価基準を決めるのも“私”自身。“私”とはゴール側にいる「未来の私」のことです。そんな“私”の臨場感の強さ(確信)がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11297824.html

 

 

-参考書籍-

「感情の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社)

 

 

-関連記事-

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

Q-174:「子どもの『~したい』という気持ちを大切にし続ける親」であり続けたいです

 

 ブログ読者の方から御連絡をいただきました。ありがとうございます。

 下記の部分について、私の考えを述べさせていただきます。

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

Q:「子どもの『~したい』という気持ちを大切にし続ける親」であり続けたいです

 

A:子育てはもちろん、会社での人材育成といったいわゆる“教育”について、よく御質問・御相談をいただきます。その中で多いのが「モチベーション」に関するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

過去のブログ記事(Q-011)で、「人にhave toを仕掛けないためにはどうすればいいでしょうか?」という御質問に回答しました↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681096.html

 

 そこでは4つのポイントを挙げました。その4つとは、

 

1)     まずは自身が自由意志でゴールを設定し、want toで生きること

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

2)     何がhave toを生みだすかを知り、それら(have toをうみだすもの)を人を支配する目的で使わないこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

3)     不完全性定理や不確定性原理から導きだされる真実「この世に“絶対”はない」を忘れないこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

4)     ゴールを重ねていくこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 です。  

 

その4点をふまえた上で、別の記事(Q-097~)にて、「子どもにhave toを押し付けてしまうのはなぜか?」と「子どものwant toを大切にし続けるためにはどうすればいいか?」という2点について考えてみました↓

Q-097~:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_376974.html

 

 その回答の延長上にある「子どもの『したい』という気持ちを大切にし続ける親であり続けるためのポイント」を御紹介します。

 

 

まずは、あらためて子ども自身のモチベーションがwant toか? have toか?を確認してください。「創造的回避」がその参考になります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 もしもhave toが入り込んでいるようなら、子どものゴールを再確認させてあげてください。例えば、「なんで○○しているんだったかな?」や「○○の先にあるイメージはどんな感じ?」といった質問をします。

 (注:苫米地式コーチングでは質問は重要視しません。ましてや質問マニュアルなど存在しません。質問は-例えば「スコトーマを外す」ための-気づきのきっかけとして用います)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

その時、子どもの意識を未来に導くために、親自身が明るい未来を体感していることが重要です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 それでもhave toのようなら、すぐにゴールを設定しなおすように促しましょう。

want toのはずなのにhave toになってしまっているのなら、その原因を一緒に考えます。原因は一つとは限りません。そもそも“正しい答え”がありません(不完全性)。

私は「我が子育ては我が心育て」だと思っています。親子双方にとっての大切なきっかけであると理解しながら(縁起)、気楽に取り組んでください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 私はむしろ子ども自身がwant toだと確信している方が危ないと思っています。なぜなら、どんなにwant toだと思っていても、それがブリーフシステムと合わず、結果的に内なるセルフイメージにそぐわないのであれば、無意識にとってはhave toだからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

そんな状態で無理をすれば、どんどん心に負担がかかります。それでも頑張り続けると、やがては身体の調子を崩していきます。「真面目すぎて心身ともに病んだ」というケースは決して稀ではありません。中には依存や自殺といった深刻な状況に陥る場合もあります。心と体は同じなのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 さらに言うと、通常のブリーフシステムとは、過去であり、他人や社会の価値観です。

よって、答えを見つけることよりも、問い(内省)を習慣化すること自体が大切だといえます。ブリーフをアップデートし続けるための「仮説化して、修正法をつくる」という習慣(habit)を、ぜひ次世代に手渡してください。

(エクスプラネーション・パターン法については↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 その習慣は子どもにとっての宝物になります。「自らに由る」というときの「自」を“自分”自身で定義することができるようになるから。その先に自由があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それは「自動運転」「無人運転」をやめて、“自分”で目的地を決めなおすということ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 これまでも繰り返し言及していますが、ほとんどすべての人が「無人運転」「自動運転」のまま生きています。その状態(無人運転・自動運転)で真剣に考えれば考えるほど、ますますブリーフに囚われます。それは過去に縛られているということであり、他人や社会の価値観に盲従しているということです。まるで囚われのアジアゾウ トプシーのように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 冒頭に「まずは、あらためて子ども自身のモチベーションがwant toか? have toか?を確認してください」と書きました。それはゴールを再評価するということ。ゴールは一つではなく、不変でもありません。

 「君ならできる」と伝えしっかりエフィカシーを高めてあげながら、さらなるゴールに導いてあげてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 以上がコーチング入門者向けの回答。ここから先が実践者向けです。

 

 今回のテーマは「子どもの『したい』という気持ちを大切にし続ける親であり続けるためのポイント」です。

 上記回答中の「子ども」を「親自身(あなた)」に、「親」を「“現状の外”にあるゴール側の親自身(未来のあなた)」に置き換えてください。そうすると、「未来のあなた」による「現在のあなた」へのコーチングに構図が変わります。それを実践してみせるのです。子どもに伝わるように。

 つまり、「『未来のもっとすごい私』が『現状の私』に行うセルフコーチングを親自身が実践し続けること」が、「子どもの『したい』という気持ちを大切にし続ける親であり続ける」最大のポイントといえます。

 やはり、「Goal comes first」(by Mr. Lou Tice)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 御連絡ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

Q-004171117研修会アンケート回答編 vol.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615641.html

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

F-082~:ダメ。ゼッタイ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html


 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

L-00720201月シークレットレクチャー -07;スピリチュアルペインとは?

 

20201月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。

その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。

 

 01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 02;身体的苦痛

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 03;身体と心は○○○○ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 04;身体と心は○○○○ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 06;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 07;スピリチュアルペインとは?

 

もっとわかりやすく表現すると、「すべての苦痛の元となる“根源的な痛み”がスピリチュアルペイン」だということ。だから「空」です。「空」であるがゆえに、ふだんはまるで感じられないのに(無)、ひとたび認識するととてつもなく辛いのです(有)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 では、そのスピリチュアルペインとは具体的にどんな痛みのことなのでしょうか?

 

過去のブログ記事(PM-04-12)で、2011年に受講したPEACEプログラムでのスピリチュアルペインの定義を御紹介しました。PEACEとはPalliative care Emphasis program on symptom management and Assessment for Continuous medical Education」の略で、正式名称は「症状の評価とマネジメントを中心とした緩和ケアのための医師の継続教育プログラム」です。

 

受講時(2011年)、スピリチュアルペインの定義は「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛(無意味、無価値、虚無、孤独など)」とされていました。最新版では「自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛」と改訂されています。

 

 2016316日に開催された第19回緩和ケア推進検討会議事録には、PEACEの原型として開かれた研修会ではスピリチュアルペインも研修内容に入っていたことが記載されています。しかし、全国のがん診療連携拠点病院での研修用にプログラム化していく過程で省くことになったそうです。「誰が講師を担当するのか」という問題と「まだそこまで現状になじまない」という理由により。

 厚労省HP>第19回緩和ケア推進検討会議事録

 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000122299.html

 

 「現状になじまない」という言葉の意味するところはわかりませんが、その感覚は理解できます。同検討会で別の委員(構成員)が日本の死生観・宗教観の低さを指摘した上で(data)、このように主張されていました(claim)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

本邦では“死生観への配慮”ではなく、“死生観・宗教観などの構築”のほうが先だと思います。ですから、がん教育、緩和ケア教育とかはもちろんとても大事ですけれども、死生観というものについての教育、死というものの教育、ヒトは死ぬという教育も同時に、もしこれからがん教育ということをやっていかれるのであれば、そこも含めていかないと、最終的に日本でのスピリチュアルの対応は今後も難しいものになったままだと思います。

 

先程書いたとおり、私は「現状になじまない」には共感します。しかしながら、スピリチュアルペインの定義や上記の意見には違和感を覚えます。インヘレンシー(内因性)という観点で。わかりやすく言うと「そこじゃない!」という感じです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛」という表現は、「存在と意味」の獲得が前提となっています。PEACE最新版では「存在と意味を問うこと」が前提です。

しかしながら、一体どれだけの人が自身の存在と意味を問い、獲得(確信)しているでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

ほとんどすべての人が「存在と意味」を深く探求することなく人生の終盤(老病死)を迎えているはずです。探求しているとしても、それは「過去の強化」のはず(後述します)。

だから、医療・介護の現場で「“死生観や宗教観の構築”が必要」と感じられるのです。

 

 死生観は「生と死に対する見方」という意味ですが、痛みの元凶は生(life)や死(death)そのものではありません。生と死の間(between life and death)への無関心(indifference)こそがその元凶といえるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

 

 「なぜ生まれ、なぜ死ぬのか?」よりも「生ある間に何を成し遂げるか?」

 

 そんな内なる叫びに真摯に向き合いながら、自由意思(&責任)で“自分”を築きあげていくことこそが「スピリチュアルペイン克服」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

つまり、病を患うことでスピリチュアペインが生じるのではなく、病になり「自分はいつか死ぬ」という当たり前のことをスコトーマが外れて実感することで、「『自己の存在と意味』がわからないというスピリチュアルペイン」をずっと抱えたまま生き続けてきた事実に気がついてしまうということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 死生観が薄いことは確かに問題ですが、それは本質ではありません。本質は「『生きる意味』を見いだせないこと(見いだしていないこと)」の方です。「自己の存在と意味」を確信していない人、あるいは「生きる意味」がわからないまま過ごしている人は、すでにスピリチュアペインを抱えています。気がついていないだけです。

 (その「確信」とは、「ゴール達成能力の自己評価」が高いこと。エフィカシーです)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

「自己の存在と意味」を確信していない人や「生きる意味(=死ぬ意味)」がわからない人というのは、もちろん、ゴールがない人のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 “現状の外”にゴールを見いだせない(見いだしていない)ということは、それまでのブリーフシステムで生き続けていることと同じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 それは他人や社会の価値観で生きている(生かされている)ということであり、過去に封じ込められている状態といえます。私はそんな生き方を「無人運転」「自動運転」と呼んでいます。

そのように生きてしまっている(生かされてしまっている)ことを教えてくれる重要な警告としてスピリチュアルペイン(の役割)があると考えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

スピリチュアルペインは「自己の存在と意味がわからないことから生じる苦痛」と考えるべきです(ケースサイド)。そして、その解決にはコーチングが役にたちます(プランサイド)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

L-008につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

F-122:免疫力をあげる!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

L-002:20201月シークレットレクチャー -02;身体的苦痛

 

20201月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。

その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。

 

 01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 02;身体的苦痛

 

 前回は、「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係が、「全体」と「部分」の双方向の関係性であることを説明しました。ゲシュタルトです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「4つの苦痛」とは、「身体的苦痛」「心理・精神的苦痛」「社会的苦痛」、そして「スピリチャルペイン」のこと。

 (「スピリチャルペイン」は「霊的苦痛」と訳されることもあります。誤解されうる表現なので、私はあえて「スピリチュアルペイン」としています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

 「身体的苦痛」の代表が疼痛(とうつう)です。

医師としての私が「辛くはありませんか?」と質問したとき、多くの高齢患者さんが訴えるのは膝・腰・肩などの身体的な痛みです。

 厚生労働省の人口動態統計でみると、日本人の死因(どんな病気で亡くなるか)は1)がん、2)心疾患、3)脳血管疾患、4)肺炎 の順です(2019年)。ところが、同省の国民生活基礎調査で有訴者数(どんな症状で悩んでいるか)を確認すると、1)腰痛、2)肩こり、3)手足の関節の痛み、4)せきやたんが出る、5)鼻がつまる・鼻汁が出る の順となっています(2016年)。

 厚生労働省HPH28年 国民生活基礎調査の概況(PDF

 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf

 

 この事実(data)が示すのは、「多くの日本人は、命に関わる重篤な病気(がん・心疾患・脳血管疾患)ではなく、ありふれた『身体的苦痛』に悩まされている」ということ。

医療の現場では、専門であるほど、疾患の病態やその解決にフォーカスしてしまいがちです(RASが働く)。その結果、患者さんの実際の悩みを認識しにくくなっているのかもしれません(スコトーマに隠れる)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

「身体的苦痛」は、いわゆる「痛み」だけではありません。先の統計結果にある「せきやたんが出る」「鼻がつまる・鼻汁が出る」といった身体症状も含みますし、息切れ・息苦しさ・動悸・めまい・倦怠感といった身体不調も含みます。さらには、「転倒する」「むせる」といった機能上の問題から、「トイレがうまくできない」「食事に時間がかかる」といった日常生活上の課題まで幅広く含みます。

 

 このブログをお読みの皆さんは、「老い」を実感することはめったにないと思います。しかしながら、老いは確実に進行しています。気がついていないだけです(スコトーマに隠れている)。

 例えば免疫力。人生で一番免疫力が高いのは20代前半といわれています。その免疫力を100としたとき、40歳ではどのくらいだと思いますか? 70歳では?

 (驚きの答えは↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23108517.html

 

 私たちの身体は日に日に変化しています。死に向かって。

おそらく死の恐怖が無関心を生み、「老」「病」「死」をスコトーマに隠しているのだと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 さらに「生」までも無関心となっていることが、すべての苦の元凶であるはず。詳細は後述します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

 

 話を戻します。

前述のとおり、「身体的苦痛」とは必ずしも「痛み」のことばかりではありませんが、日本人の悩みの多くは「身体の痛み」です。

 その「痛み」を、国際疼痛学会は、「組織の傷害あるいはそれに関連付けて述べられる不快な感覚的かつ情動的体験」と定義しています。

つまり、「痛みは主観的表現である」ということ。その“主観”は記憶に由るので、「痛みは記憶である」ということができます。しかも、「情動記憶(emotional memory)」です。

 

情動記憶

そう、ブリーフシステムと関係する「情動を伴った体験の記憶」のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 よって、「身体的苦痛」だけを独立したものとみなすことはできません。心理や人格といった情報(空間)と合わせて評価や対処を行う必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 最近は「一次性疼痛(primary pain)」という「身体に器質的な原因が見つからないのに起こる痛み」が定義されています。該当する疼痛疾患はまだ国際学会レベルで議論中のようですが、非特異的腰痛という整形外科領域の痛みが含まれると考えられています。

 物理空間やそれに近い次元での医療においても、心理・精神的なアプローチに対するニーズがどんどん大きくなっているのです。

 

 これは、「身体的苦痛」と「心理・精神的苦痛」は強く相関している(ように感じられる)ことを示しています。

 

(L-003につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 「スピリチャルペイン」は「霊的苦痛」と訳されることもあります。誤解されうる表現なので、私はあえて「スピリチュアルペイン」としています

 

 その「誤解」にも「感覚的かつ情動的体験」が関係しています。言葉には強い想起性があります。関連することを下記記事に書きました(オリンピック関連です↓)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7701939.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859111.html

 

 

-追記2

「疼痛」に関連する話を、「日本医師会雑誌 20204月(第149巻・第1号)」から引用します。これが“専門家の世界”ですw

 

 日本ペインクリニック学会などでは、かつて痛みに関する用語を整理していこうという動きがあり、「痛み」と「疼痛」もその俎上に上がりました。「疼痛」は読んで字のごとく、疼く痛みであるから決して「痛み」すべてを指していない。「痛み」は全般を指すからこの2つを使い分けるべきだという意見が出され、一旦はその方向で決まりかけました。

 しかし、漢字の発祥地とされる中国に「中華人民共和国疼痛学会」という名称の学会が発足し、そこで「疼痛」を痛み全般の意味に用いたことから、「疼痛は疼く痛みのみを表す」という説は完全に覆されてしまいました。さらに「日本慢性疼痛学会」や「がん性疼痛認定看護師」などのように「疼痛」がすでに公式名称として組み込まれていたため、一般的に「痛みを感じる」とか「足の痛み」などの表現は「痛み」で表し、学会の名称や漢字を用いた熟語の中で使うときは「慢性疼痛」「急性疼痛」などのように、「疼痛」をそのまま使うということで、ようやく折り合いがつきました。

 引用終わり

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

F-122:免疫力をあげる!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

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Q-171:自身の信念を失いそうです vol.3;コーチング実践者向け -後編-

 

 メールでのやり取り中に気になる表現を見つけました。コーチング入門者向け(vol.1)と実践者向け(vol.23)、そしてコーチ向け(vol.4)に分けて考察します。

 (プライバシー保護のため一部変更しています)

 

 vol.1;コーチング入門者向け

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24385304.html

 vol.2;コーチング実践者向け -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24425213.html

 vol.3;コーチング実践者向け -後編-

 

 憐れみと同情の違いは?

 「共感する能力」はゴール達成の秘訣 その理由は?

 

 以下、認知科学者 苫米地英人博士の「『感情』の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社)より引用(青色)し、コーチング実践者向けに解説します。前回(Q-170)のつづきです。

 

人類は共感によって進化し、生き延びてきた

 人間が種として進化し、存続することができたのは、共感する能力があるからです。もしそれがなければ、人が力を合わせて物事に取り組んだり、さまざまな技術を受け継いでいったりすることはできなかったでしょう。

 もちろん人間以外の動物にも、ある程度の共感能力はあります。群れをつくり、お互いを守りあったり、力を合わせて獲物をとったりするのは、「来るべき危険に備えよう」「今日の食べものを手に入れよう」といった、未来に対するなんらかの想定を、共通認識として持っているからです。

 ただ、高度に情報化された空間を共有するためには、やはり前頭前野が発達した、進化した脳が必要です。「ネットや本、テレビなどで知った、見ず知らずの人の不幸な境遇や経験に同情する」といったことができるのは、人間だけなのです。

 

 「力を合わせて物事に取り組む」ことができるのはゴールを共有しているから。そして、「さまざまな技術を受け継いでいったりする」ことも、時間軸まで含めたゴール共有の結果といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 人間の種としての進化は、物理的“現実”世界だけでなく、その世界を写像として生みだす情報空間までをも臨場感豊かに感じることを可能にしています。つまり、ゴール自体が進化とともに高次元に移行しているのです(ここでいう「次元」とは「抽象度」のことです)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

例えば、飢えをしのぐこと(physiological needs)から安全を確保すること(safety needs)へと変わり、コミュニティの課題(social needs/love and belonging)からコミュニティ内での相互承認(esteem)へと移行していくというように。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 

 米国の心理学者 アブラハム・マズロー(1908~1970年)は、その欲求の階層の頂点に「自己実現(self-actualization)」があるとし、さらに晩年に「自己超越(self-transcendence)」を加えました。「自己実現理論」「欲求階層説」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 「高度に情報化された空間を共有する」ための「前頭前野が発達した、進化した脳」とは、「自己超越」の階層に属するものであるはずです。私は「“自己”の拡張こそがシンの共感を可能にする」と思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

 個人が生きていくうえでも、共感する能力が重要

 人が社会の中で生きていくうえでも、共感できる能力は重要です。もちろん、その方が、より円滑な人間関係を築きやすいというメリットもありますが、理由はほかにもあります。

 他者に共感できるということは、共感するべき仮想空間を選び、しかもその空間にホメオスタシスを築いて臨場感を持つことができるということです。

 たとえば、大切な人を失って悲しんでいるAさんに共感し、同情するためには、「大切な人を失った、Aさんの経験や思い」という仮想空間を選び、そこに臨場感を持つことが必要となります。映画や、テレビで観たスポーツ中継に臨場感を持つことができなければ、登場人物や選手に共感することもできないでしょう。

 そして、その能力は、現状の外に設定したゴールを達成するためにも必要です。「現状の外のゴール」という仮想空間を、臨場感を持ってイメージすることができて初めて、ゴール達成に向けての具体的なアイデアが生まれるからです。

 また、共感するべき仮想空間を選ぶ時間や、ホメオスタシスを築くまでの時間は、短ければ短いほどいいでしょう。仕事に集中したかと思えば、すぐに頭を切り替えて趣味に集中するなど、複数のゴールを同時に達成しやすくなるからです。

 

 前回の繰り返しになりますが、臨場感が現実を生みだします。その事実を方程式化したものが「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「『現状の外のゴール』という仮想空間」は、通常は認識することができません。スコトーマに隠れているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんな認識さえできない何かをゴールとして設定し、しかもその達成のイメージ(I)を臨場感豊かに感じること(V)ができるようになるのは、コーチが存在するからです。コーチとの縁によってゴールはゆるぎない確信に変わり、やがて現実化していきます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

ゴール実現の鍵となる「自分のゴール達成能力の自己評価」をエフィカシー(efficacy)と呼びます。エフィカシーが上がる(高まる)ほど、かつての“現状の外”は“あたりまえ”に変わっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 他人に同情できるのは、素晴らしいこと

 共感する能力は、人類にさまざまな恩恵をもたらしました。たとえば、数学や物理が発達したのも、数学者や物理学者などが、その世界に強い臨場感を持ったからこそ可能だったのです。

 ただ、ルールを知らなければスポーツ中継を観てもまったく理解できず、臨場感が持てないように、数学や物理など、高度に抽象化された仮想空間に臨場感を持つには、基礎となる知識、教養が必要です。そして本来、大学では、そのための教育を行うべきなのです。

 なお、こうした知識・教養のことを、「リベラルアーツ」、つまり「人を自由にする学問」といい、古代ギリシャやローマでは、奴隷ではなく、自由人として生きていくために必要なものであるとされていました。

 同情という感情を持てるのは、素晴らしいことです。それは、他人に共感できるということであり、そのために必要な教養が身についているということであり、そして、自由に生きられるということだからです。

 

 苫米地博士は「高度に抽象化された仮想空間に臨場感を持つためには基礎となる知識や教養が必要で、そのために教育がある」と語られています。

 その教育の目的は「自由」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

Q:現状、〇〇だけでなく様々な管理職としての葛藤を抱きながら、それらを省みる時間も日々の業務に追われるためできずにいて、自身の信念を失いそうになっております

 

 私は「様々な管理職としての葛藤」という言葉の中に、〇〇さん自身の「共感を伴う同情」を感じました。それは組織と〇〇さん自身をさらに高みに引き上げるきっかけとなるはずです。 

前頭前野をフル活用しながら、「ファイト・オア・フライト」を余裕で克服し、ゴールに向かって挑戦し続けてください。その過程で失う信念とは「過去」。

つまり、信念を失うたびに自由を得て、過去と決別するたびに未来の結果として生きることができるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

だから、「自分の信念を失いそうです」は全然大丈夫。肩の力を抜いて、気楽に楽しんでくださいw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 次回、「共感」や「同情」について、コーチ向けに掘り下げます。

 

Q-172につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 臨場感について、いただいた質問を御縁に書き下ろしました↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

 PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13077001.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

「感情」の解剖図鑑ver.2



Q-169:自身の信念を失いそうです vol.1;コーチング入門者向け

 

 メールでのやり取り中に気になる表現を見つけました。コーチング入門者向け(vol.1)と実践者向け(vol.23)、そしてコーチ向け(vol.4)に分けて考察します。

 (プライバシー保護のため一部変更しています)

 

 vol.1;コーチング入門者向け

 

Q:現状、〇〇だけでなく様々な管理職としての葛藤を抱きながら、それらを省みる時間も日々の業務に追われるためできずにいて、自身の信念を失いそうになっております

 

A:私自身、管理職の経験があります。認知科学者 苫米地英人博士に出会う前までは時間に追われるような感覚(切迫感というよりも脅迫感)に苦しみました。当時の私は「鏡の中の自分」に向かって微笑みかけることはできませんでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23855064.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23919789.html

 

だから、その心情はしっかり理解しています。その上で、コーチとしての考えを述べさせていただきます。

 

 「自身の信念を失いそうになっております」にはネガティブな思いが感じられます。ですが、「信念を失う」ことは決して悪いことではありません。むしろ、スコトーマを外すビックチャンスといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 信念を生みだす情報処理パターンのことを、コーチングでは「ブリーフシステム」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

それは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられる思考・行動のパターンです。つまり、他人や社会の価値観であり、必ず過去。しかも、それらは「失敗の記憶の塊」でもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24320549.html

 

 よって、信念にこだわるほど、どんどん “自分”から遠ざかり、過去に囚われ、情動優位に陥りやすくなってしまいます(ファイト・オア・フライト)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

そんな状況下ではIQが下がりやすく、思考停止に陥りがち。ますます「無人運転」「自動運転」になってしまうはずです。

だから、「自身の信念を失いそうになっております」はチャンス!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 では、その絶好の機会に何を行えばいいのでしょうか?

 

 そう、ゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 この機会に、ぜひ新たな未来を楽しく想像してください(IImagination)。

このまま続く時間軸上にはないイメージですから、最初は臨場感が低いはずです。しかし、アファメーションやビジュアライゼーションで臨場感を高めていくと(VVividness)、その新たなイメージはどんどん現実化していきます(RReality)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 重ねて述べますが、それまでの信念を失いそうになることは、子どもの頃から続く洗脳状態から逃れるチャンス!

きっとニーチェも同意してくれるはずですw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24140969.html

 

 最後に、マインドについて学んでいる〇〇さんのために、苫米地博士の「新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版」から「子供の頃の洗脳から逃れる方法」を紹介します。

 

 

子供の頃の洗脳から逃れる方法

 アジュナーの光を見ながら、そこで暗示を入れると、その暗示は深く入ります。これは深い変性意識状態に誘導して、そこで何かを命令すると、その暗示からは逃れられないということです。

 催眠療法などはこの暗示を利用します。催眠とは簡単にいえば、変性意識状態にいざない、暗示を入れることです。深い変性意識状態で入れられた暗示は、意識には上がっていなくても、行動や思考を限定します。そうすると、酸っぱいはずのレモンを甘く感じたり、ワサビを生クリームのように感じることができるのです。

 催眠は繰り返しかけられて身体で覚えていくものですが、皆さんはアジュナー・チャクラの開発をしながら、その催眠で暗示を入れられた感覚を自分で再現できます。「まぶたが開かない」というシンプルなものですが、実際に開けようと思っても、開かないとびっくりすると思います。

 苫米地理論では「世界は言語でできている」と考えます。思考や行動や何気ない動きもすべて言葉で規制することも、自由にすることもできます。このシンプルな暗示の実験を繰り返しながら、深い変性意識状態での暗示の面白さと恐ろしさを味わってください。

 そうすると、これまで自分がどれだけ暗示を埋め込まれてきたかが、うっすらとわかってきます。たとえば、子供の頃に親や大人に怒られて、そこで言われたことは、深く心に刻まれます。怒られたことで、びっくりしてしまい、深い変性意識状態に入るからです。

 親や大人はよかれと思って、注意したのかもしれません。ですが、子供のあなたには十分に衝撃で、深い変性意識状態に入ります。そこで言われたことは暗示として心に刻まれるのです。その暗示を解除するには、同じ深さの変性意識状態に入り、外すしかないのです。

 

Q-170につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版



F-161:コーチの視点で考察する“青春” ~心の若さと体の関係~ vol.2;フリードリヒ・ニーチェ

 

 過去の記事で(F-157)、自分の死に自ら意味を見いだしたことで情報(心)を書き換え、その写像である物理(体)を書き換えていった高齢女性の例を御紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 その様子はまさに“無我夢中”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

この場合の“無我”は「“私(我)”の定義を拡張する」という意味です。それは「抽象度を上げる」と同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるほど、情報的に大きな存在になることができます。情報的に大きな存在になるほど、未来志向で優しく書き換えることができるようになります。本当は“私”である他人も。もちろん、“私”自身の心身も。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 実際に、「死後も役に立てる」という希望を感じた患者さんは、「うれしい~」という言葉とともにどんどん回復していきました。まるで“奇跡”のように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 キーワードは「社会性」「利他(unselfishness)」です。

その上で重要なのは行動することではなく、ゴールを設定し、ブリーフシステムを書き換えて、その結果として行動につなげること(つながること)。

  

その過程で、人は“若さ”を取り戻し、その“若さ”を維持し続けます。“青春”にホメオスタシスが働くから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html


 

 前回(F-160)はPanasonicの創業者 松下幸之助さんの座右の銘を御紹介しました。

大切なのは信念と希望がセットであること。一度は引き離された信念と希望が再び融合するからこそ(“信念と希望”)、過去も未来も超越した次元に存在する無尽蔵のエネルギーを得て、“今”を鮮やかに生きることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24076595.html

 

今回は、信念に関するフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche1844~1900年)の言葉です。

 

 

怠惰から生まれる信念

積極的な情熱が意見を形づくり、ついには主義主張というものを生む。大切なのは、その後だ。

自分の意見や主張を全面的に認めてもらいたいがために、いつまでもこだわっていると、意見や主義主張はこりかたまり、信念というものに変化してしまう。

信念がある人というのはなんとなく偉いように思われているが、その人は、自分のかつての意見をずっと持っているだけであり、その時点から精神が止まってしまっている人なのだ。つまり、精神の怠惰が信念を作っているというわけだ。

どんなに正しそうに見える意見も主張も、絶えず新陳代謝を繰り返し、時代の変化の中で考え直され、つくり直されていかなければいけない

                      「人間的な、あまりに人間的な」より

 

 

信念を持つことはいいのですが、通常は過去の記憶でつくられています。その信念をブリーフ、そして信念に基づく情報処理パターンをブリーフシステムと呼びます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのブリーフシステムにより目の前の世界が決まります。重要な情報しかRASのフィルターを通過せず、重要ではない情報は認識することができないから(スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 繰り返しますが、ブリーフシステムは過去の記憶でつくられています。よって、ほとんどすべての人は「無人運転」か、よくて「自動運転」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 いずれにせよ、過去に縛られたまま。

そこに自由はなく、自由がないままだと本来の豊かな能力を発揮することができません。無意識はいつもhave toのままだからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

だからこそ、未来の信念を先取りすることが重要!

それは“現状の外”にゴールを設定することではじめて可能になります。何かしらの希望がゴールになると、“信念”を未来側から書き換えていくことができるようになります。自由自在に。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

前回(F-160)書いた「“信念と希望”がセットであることが大切」という意味を御理解いただけたでしょうか?

 

 “信念と希望”がセットだからこそ、エネルギーと創造性が生まれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 “信念と希望”を統合するからこそ、可能性(可能世界)がひろがり、“私”(自我)が拡張します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 さらなる“信念と希望”を追求し続けるからこそ、過ぎ去った過去にとらわれず、ゴールを実現した未来の結果として“今、この瞬間”を生きることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 どんなに大きな“信念と希望”であっても信じきることができるからこそ、ゴール設定時点では「達成確率0」のイメージ(I)を、物理空間でしっかり“現実化”することができます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

「どんなに正しそうに見える意見も主張も、絶えず新陳代謝を繰り返し、時代の変化の中で考え直され、つくり直されていかなければいけない」とは、「思考し続けよ」という励ましです。「思考し続けるために、ゴールを志向し続けよ」という助言です。そして、「ゴールをたくさん設定し(バランスホイール)、それぞれ再設定し続けながら試行し続けよ(偶然を必然に変えてみせよ)」という願いです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

そんなニーチェの主張(claim)の根底には、古くは釈迦が見いだした真理があり、今では認知科学をベースとしたコーチング理論があります。事実(data)&根拠(warrant)として。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

ゴールを志向しながら、思考し、試行し続ける

さらなる“現状の外”を想像しながら、創造し続ける

 

 その結果として、人は若々しくあり続けることができます。

実際、すごく若々しい老人もいれば、しわがれた若者もいることを、きっと皆さんも感じているはず。それは決して偶然ではありません。マインドの使い方の結果という必然です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268324.html

 

F-162につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

もう一つ、「かもめのジョナサン」で有名な作家 リチャード・バックの言葉を紹介します。

 

年齢はナンバーでしかない。14歳の年寄りもいれば、140歳の若者もいる

 

年齢を単なるナンバーだと考えることができれば、年上か年下かにこだわり判断を間違えることもなくなるのでしょう。「年下のくせに生意気に」とつい考えてしまう人は、ぜひ覚えておいてくださいw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

「無常を認められないことが老病死(+生で四苦)の苦しみを増幅している」と考える私は、「アンチエイジング」という言葉が好きではありません。しかし、この文章に触れて、「心のアンチエイジング」はしっかりと心がけたいものだと思いました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045827.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 

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フリードリヒ・ニーチェ(Wiki)

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

1882年の肖像

 

 

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