苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:ドリームキラー

ブログ・シリーズ編

S-04:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

S-04-10:自分を変えることができない理由 -3

 

問題です。

鏡の中の自分に微笑んでもらうためにはどうすればいいでしょうか?

私の答えは、このシリーズの最後でw

 

 告知(I-038):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22227952.html

 S-04-00(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22305802.html

 

 

人は、コンフォートゾーンを変えない限り、この制約から逃れる術はありません。

つまり、「すべての重要な変化は、まずは心の中で生みだされ、現実化し、世界に広がっていく(by ルー・タイス氏)」ということ

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

では、そのことを踏まえた上で、今回もこのケースを例に考えてみましょう。

認知症によるBPSDBehavioral and Psychological Symptoms of Dementia …以前は周辺症状と呼ばれていた暴力、不潔行為、幻覚、せん妄などの行動・心理症状)として徘徊が目立っていた高齢男性患者さんが肺炎のため入院しました。

幸い呼吸状態は改善しましたが、治療の間に下肢筋力が低下してしまいました。歩行はとても不安定でしたが、病識がなく徘徊しようとするため転倒の危険が高まっていました。

そこで病院は転倒事故防止のために腰ベルトを用いた車イス離床を行うことを提案しました。ところが「親父を縛りつけるのか!」と家族が強く反対するため、なかなか実行できないでいました。そうこうするうちに患者さんが転倒してしまい、大腿骨頸部(太ももの骨の付け根)を骨折してしまいました。

担当者は御家族に連絡し、丁寧に説明しました。すると、「骨折とはどういうことだ!この病院の安全管理はどうなっているんだ!! 責任者を出せ!!! 」と怒りまくっています。

そのキレ方があまりにも激しいので、担当者はとてもショックを受けました

 

このような場合、担当者には2つの対応の仕方があります。

「だから、腰ベルトを用いた車イス管理にしましょうと言ったではないですか。『それはやめろ』と言ったのはあなたでしょう!」と、自分には責任がないことを前提に相手を責めるパターン。

もうひとつは、相手を責めたい気持ちをぐっとこらえて、「それだけ父親を思っているのだな。転倒により骨折する可能性はしっかり伝えたはずだが、しっかりイメージできていなかったんだな。もっといい伝え方はできなかったかな?」と、客観的に状況を見ようと努め、自分の責任も認めるパターン。

前者が「他責」、後者が「自責」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22599317.html

 

後者の「自責」の場合、無意識は「転倒は望ましくないこと」、つまり「コンフォートゾーンの外側の出来事」と認識します。「転倒事故が起こったという事実」は「私(私たち)らしくない」と認識されるのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

すると、ホメオスタシスフィードバックが「転倒事故が起こらない」ように働きます。その実現(転倒再発予防)に向けて創造的無意識が働き、スコトーマが外れ、今まで気付かなかった新たな取り組みをどんどん“発見”していきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

当然、その時の心の状態は「want to」。傍から見ると、モチベーションがとても高く、やる気がみなぎっているように見えるはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

それに対して、前者の「他責」の場合、「転倒は自分のせいではない。だから、仕方がない」とセルフトークを行っていることになり、ホメオスタシスフィードバックが「現状肯定」「現状維持」に働きます。つまり、無意識が「(自分は)何もする必要はない」あるいは「(自分は)何も変えなくていい」と判断してしまうのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

さらに厄介なのは、もしもまわりが転倒再発予防のために「何かを変えよう」とすると、その取り組みを妨害してしまうこと。「他責」の人にとっては「転倒事故が起こる現状」がコンフォートゾーンになってしまっているからです。「何かを変えること」はコンフォートゾーンを壊す不快な行為に感じられます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13837769.html

 

医療・介護に携わる人々は誰もが、意識下では、「転倒事故は起こって欲しくない」と願っているはずです。

しかし、「他責」を選択した瞬間に、無意識は「転倒が起こった現状」を維持しようとしてしまいます。その結果、その人が個人的に変化(進化、向上)できないだけではなく、変化しようとするチームの足も引っ張ってしまうことになります。
 ドリームキラーの誕生です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

人間関係に軋轢を生じ、自分自身の心の傷を深くしてしまい、そして、いつまでも変化(進化、向上)することができず、チームの足も引っ張ってしまう

 

それが、「自分中心」という生き方です。

 

 

Q:自分を変えることができない理由は?

A:縁起を理解しておらず、「自分中心」だから

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

自分を変えるために必要なのは、何者にも束縛されない本来の自分を取り戻し、自分本来の“幸せ”を求めていく強い意志です。そのためには「自分にとっての“幸せ”とは何か?」をしっかり定義しておく必要があります。

しかし、多くの人は自分の“幸せ”がわかりません。自分のことなのに、なぜ“幸せ”を感じられないのでしょうか?

 

次回からは「本当の幸せを感じられない理由」がテーマです。

 

 (S-04-11につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-参考書籍-

苫米地英人コレクション3

「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社、復刊版)

 

 

F-109:気楽

 

 子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。

厳しい父のもと血のにじむような努力で“星”を目指すマンガや「ど根性!」と叫ぶカエルのアニメが流行っていた昭和の時代です。社会的価値観によって、知らないうちにブリーフシステムが構築されていたのだと思います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 当然、「頑張る」という言葉をストレートに受け入れており、大切な人たちに対しても「頑張れ」と声掛けしていました。そんな自分にけだるい重たさを感じることもありましたが、それは弱さの表れだと戒めていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7701939.html

 

 昭和の「無責任男」や平成初期にかけての「5時から男」に代表される『気楽さ』は、当時の私にとっては理想とする姿の正反対にある感覚でした。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15394923.html

 

 早いもので認知科学者 苫米地英人博士と情報的に出会って10年が経ちました。苫米地式認定コーチとしても5年目に入っています。

幼少期の頃から触れていた釈迦哲学や真言密教、青年時代から学び始めた医学を中心とした科学、そして博士に学ぶマインド(脳と心)に関する知識とスキルが、どんどん一体となっている感覚があり、そのたびに感動や喜びを感じています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 ゲシュタルト同士が結びつき、より大きなゲシュタルトを構築していく体感

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 それはきっと抽象度の階梯を駆け上がっている証であると信じて、コーチとして、ヒーラーとして、そして医師として、さらなる機能・役割を全うするために日々を生きています。物理次元ではいつも全力で、情報次元ではますます“気楽”な感じで。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 向かう先にあるのはゴール。その一つは「一人ひとりの心の平和がひろがることでWorldPeaceが実現している」という未来です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

「努力」「根性」「頑張る」という言葉に滲むhave to(~ねばならない)という呪縛から解放され、100%want toでフルに生きる“気楽”な生き方は、まだまだ世間からは攻撃の対象となるようです。残念ながら。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 「The Power of Mind Ⅰ」第六章(:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題)で取り上げたとおり、私は11年間院長を務めた病院の経営陣から「だまし討ち」にあいました。

 PMⅠ第六章(目次):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 病院側が申し立てた調停において、申し立て理由を自ら完全否定する“証拠”が裁判所に提出されました。そこには私や苫米地博士に対する誹謗中傷が書き込まれていました。調停の主旨とはまったく関係なく取り上げられることがなかった文書でしたが、私には重く響きました。

 その中に、私を非難する理由として、「いつもwant toばかりしている」と書かれていたからです。

 

 パワハラもセクハラもモラハラも一切なく非難しようがなかったからにせよ、「いつもwant toばかりしている」を攻撃の根拠とした経営陣の姿に“痛み”を感じました。それは人間という存在の最も根源的な次元での“痛み”であるはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 このブログを読んでくださっている方々は、自身のマインド(脳と心)に向き合い自在にコントロールできるようになるほど、周囲の心ない人たちから攻撃されるかもしれません。いや、すでに攻撃されていることでしょう。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 でも、そんなときほど“気楽”にいきましょう!

 どんな状況でも余裕でゴールに向かい続ける姿が、そして様々な困難に立ち向かいながらもいつも“気楽”であり続ける様が、自然にまわりを優しく書き換えていくはずです。その時、かつてひどかったドリームキラーほど救われることになるはず。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854056.html

 

 最後にもう一度。

“気楽”にいきましょう! どんなときも

Take it easy !!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124529.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 昭和の「無責任男」や平成初期にかけての「5時から男」に代表される『気楽さ』は、当時の私にとっては理想とする姿の正反対にある感覚でした と本文中に書きました。

 じつは“気楽”に生きている今でも、「無責任男」や「5時から男」に代表される『気楽さ』は正反対にあると思っています。

 何が違うのでしょうか?

 

 

-追記2

 今回のブログ記事は、Q-060「『気軽』という言葉の奥底に潜むもの」に関していただいた御意見をきっかけに書き下ろしました。先の「無責任男」や「5時から男」に代表される『気楽さ』は、Q-060で取り上げた『気軽』と同質のものだと思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13215570.html

 

 

-追記3

 「気楽」や「take it easy」を、スワヒリ語では「ハクナ・マタタ(Hakuna Matata)」というそうです。ディズニー映画「ライオン・キング」のキーワードですが、その映画の中では「ハクナ・マタタ」を超える生き方が描かれていました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_383531.html

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628746.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13837769.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 

Q-092181122福祉講演会(鹿児島県)- 14

 

 20181122日に、鹿児島県の福祉施設にて、コーチングをテーマとした講演を行いました。講演後にいただいたコメントに回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15981131.html

 

そもそも不完全な宇宙に生きている、必ずスコトーマを持った私たちが、「よりよく生きるために心がけるべきこと」とはなんでしょうか?

私の答えはこのシリーズの最後で)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 

「もっと知りたいことは?」という質問に対する皆さまの御意見です。

 

・知りたいことが、気持ちが大きくて特定できないです

 

A:いいですね!

 

 きっとスコトーマが外れ、自分の中に眠るたくさんの可能性をしっかりと感じたのだと思います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

「こんなことをやってみたい」「あんなこともできる」など、次々とイメージが湧きあがる状態を「気持ちが大きくて」と表現されたはず。そんなイメージに“あるもの”が加わると、それは現実化していきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

その“あるもの”とはエフィカシー(自分のゴール達成能力の自己評価)です。コーチングではエフィカシーを重要視します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 

・医療現場で実際に活かすためにはどのようなことが大切なのか

 

A「エフィカシー理論」における世界的な権威であるアルバート・バンデューラ博士(元スタンフォード大学心理学教授)は、エフィカシーが健康やQOLそのものに強く影響を与えることを明らかにしました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859675.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859828.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859896.html

 

つまり、健康を維持しQOLを高めることを目指す医療・介護現場においては、「エフィカシーを意識的に高めること」を実現するコーチングがとても役に立つということ。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8900705.html

 

 「お互いのエフィカシーを高めあうこと」は、「幸福度ランキング」が下がり続ける日本社会全体にとっても希望ある解決策となります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430748.html

 

 

・伝えたいことを伝えられない、がまんしてしまうとき、自身がイラついてしまうとき。もっとコンフォートゾーンについて知りたい

 

A:「伝えたいことを伝えられない」は、「伝えたい」という理想と「伝えられない」という現実との間にギャップが生じている状態です。それを認知的不協和と呼びます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 この時、理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、より大きなエネルギーが生じます。そのエネルギーがモチベーションの源です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 モチベーションには「~したい(want to)」の建設的動機と「~ねばならない(have to)」の強制的動機があります。

(より詳細には4つに分類されます。Q-029で取り上げています。その記事ではゴール、エフィカシー、抽象度と“熱意”の関係をまとめました。下記リンクからどうぞ)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8435217.html

 

 エネルギーは、want toのときは理想実現に向かって発揮されますが、have toのときは理想を投げ出し現状を維持するように使われます。創造的回避です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 756倍の生産性を実現するためにも、want toであり続けることがとても重要。そのためにとびきりの理想をゴールとして設定します。そして、さらなる理想を新たなゴールとし設定し続けます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ところが、ゴールに向かい生きることは、決して簡単ではありません。世の中にはドリームキラーがあふれているからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 ドリームキラーに敗れ「がまんしてしまう」ことは、とてもストレスフルです。そのストレスは心に傷をつけ、やがては体をも蝕みます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10114934.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15833962.html

 

 見渡せば世間は「がまん」ばかり。いつの間にか忖度や感情労働が身近な言葉となり、人々はますます「イラついて」います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040523.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10987351.html

 

 昨年、私のことを誹謗中傷する文書が裁判所に提出されました。しかしながら、その文書は、調停員にも、私の側の弁護士にも、完全に無視されていました。ただの“嫌がらせ”だったからです。

「読む価値はない」と助言されていましたが、私は「“だまし討ち”から学び、未来に活かしている」とセルフトークをしながらしっかりと目を通しました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_124527.html

 

文書は調停の申し立て理由を(申立側が)自ら完全に否定するという衝撃の内容でした。それだけでも驚きでしたが、さらに私を非難する根拠として「いつもwant toばかりしている」と書かれていました。

 

「いつもwant toばかりしている」は事実(データ)です。それが非難というクレームと結びつくためにはちゃんとした根拠(ワラント)が要ります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12340209.html

 

それなのに文書には根拠(ワラント)やその論拠(バッキング)は示されていませんでした。おそらく「経営陣にとっては『いつもhave to』があたりまえ」「そのhave toを職員にも厳しく押し付けている」ということなのでしょう。

つまり、「want toは許さない」がワラント。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12504855.html

 

このケースのように、have toはすっかりはびこり、人を狂わしています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13076206.html

 

 「~しなければならない」「~してはならない」といったhave toは、社会全体のコンフォートゾーンになってしまっているのかもしれません。そして、今後ますます強まっていくはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 では、私たちはこの閉塞状況から抜け出すためにどうすればいいのでしょうか?

 

Q-093につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

アルバート・バンデューラ(Wikiより引用)

アルバート・バンデューラ

Albert Bandura
Wikipediaより引用

 

 


Q-059:今まで「仕事をしなければならない」という気持ちが強いでした

 

 

いただいた御意見に回答いたします。ありがとうございます。

 

Q:今まで「仕事をしなければならない」という気持ちが強いでしたが、ブログを読ませていただくうちに「私が自分で思い込んでいた」と思い当たることがあり、少し気持ちが楽になりました。人間の脳はおもしろいものなんだと感じています。これまではhave toになっていたことが多かったので、want toになれるように考え方を変えていければと思います

 

A:お役に立ててうれしく思います。

 

 仕事を「我慢して行う苦行」のように思っている方もいらっしゃいますが、それは間違いです。

仕事とは「社会に機能を提供すること」であり、「誰かの役に立つこと」です。「苦しいからすばらしい」わけでも、「楽しんでるから間違っている」わけでもありません。

 

ハーバード大ビジネススクールの研究により、「want to(~したい)」は「have to(~ねばならない)」に対して756倍の生産性が発揮されることが明らかになっているのですから、より効率的に機能を提供し最大限役にたつために、自身のモチベーションを自らコントロールすることが求められます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

そのためにはゴールをしっかり設定する必要があります。

よって、コーチングを学び実践することは、個人にとっても、組織(会社など)にとっても、そして社会にとっても、とても大切なことであるといえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 

私は苫米地博士に学ぶようになってから、目の前のすべてを未来の結果と思えるになりました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

医師としての仕事も、リーダーとしての責任も、親としての役割も、すべてwant toと捉えることができるようになりました。過労や睡眠不足が重なりhave to感に襲われたときも、物理的因果による休息のサインと素直に受け止め対処することができるようになりました。

 

そんな私を身近な人たちはあたたかくサポートしてくれましたが、決して好意的な人ばかりではありませんでした。私がドリームキラーと感じた人たちは、最初は無視し、徐々に陰口を叩き、次第に妨害するようになり、最終的にはだまし討ちをして排除しようとしました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 今春、私を中傷する(はずの)文書が、調停の証拠として裁判所に提出されました。申立て内容にまったく関係ないばかりか、かえって自らの主張を否定してしまうことになったその文書には、「タケハラはいつもwant toばかりしている」といった内容が書かれていました(苦笑)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11594310.html

 

 調停では取り上げられることがなかった文書ですが、私の心にはとても大きく、そして悲しく響きました。「我慢することが仕事」「苦しみの対価として報酬がある」「この苦しみから抜け出すことは許されない」 そんなドリームキラー達の断末魔の叫びを感じたからです。

 

彼・彼女らも、「感情労働」という誤った価値観の犠牲者なのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10987351.html

 

 

 「want toか? have toか?」を決めるものはゴールです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 そのゴールの設定も含め、情報処理のすべてがマインドで行われます。

そのための知識をぜひ手に入れて、実践してください。そして、大切な人たちにも伝えてあげてください。

 

 

 過去の最適化が重要視された時代は過ぎ去りました。すでにある答えをいち早く見つけたものが勝ち上がる時代はとっくに終わっています。

 人工知能を手に入れた世界では、過去の延長ではない未来、すなわち“現状の外”にあるまったく新しい答え(プラン)を、問題(ケース)ごと創造する力(innovation)が求められます。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12658417.html

 

 その創造(innovation)のためには、ひらめき(inspiration)が必要です。

ひらめき(inspiration)は、ゴール設定(goal setting)とゴール達成の確信(efficacy)により生じます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 そして自分の自由意志で設定したゴールに向かう日々の中でこそ、真の心の平和が得られます。スピリチュアルペインを克服するからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 このブログは、そんな心の平和を実現するために、そしてその平和をひろげるために存在しています。ぜひ皆さまに縁ある方々に広げてください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 


Q-051:霧島市(鹿児島)教育講演会<180628> vol.5

 

 2018628日(木)、霧島市(鹿児島県)で開催された姶良地区学校保健会において、教育に関する講演を行わせていただきました。

 当日の講演内容については、Q-047を御確認ください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11142259.html

 

 いただいた御意見・御質問に対して回答いたします。

 

 

CZhave towant to(が印象に残った)

 

Aセルフイメージにより決められる、その人にとって心地がよい空間がコンフォートゾーン(CZComfort zone)です。

その中ではリラックスした状態でいられ、IQが上がり、パフォーマンスが向上します(=want to)。逆にそこから外れると、途端に緊張し、何とかもとに戻ろうとします(=have to)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

コンフォートゾーンに関して、注意すべき事実があります。それは「『心地がよい』とは、必ずしもその人にとって本当に心地のよいものとは限らない」ということです。

不平・不満・悪口・文句がコンフォートゾーンになっている人は、その不平・不満・悪口・文句を保つように無意識が働いています。不満を感じイライラしている状態が「心地いい」のです。

お金がない状態がコンフォートゾーンになっている人は、何かで臨時収入があるとすぐに使い切ってしまいます。お金があるとコンフォートゾーンを外れてしまい心地が悪いからです。いくら「もっとお金が欲しい」と願っても、コンフォートゾーンを変えなければお金を貯めることはできません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854165.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854341.html

 

さらに重要な事実が、「ほとんどの人にとっては現状がコンフォートゾーンになっている」ということです。私たちの無意識は常に“現状維持”のために活動しています(=ホメオスタシス、恒常性維持機能)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 とくに教育する立場にある大人(親や教師など)にとって、その事実をしっかりと認識し、コンフォートゾーンを自らの意志でコントロールすることがとても重要です。

 なぜなら、自分のコンフォートゾーンを上回る子どもに接した時(あるいは、子どもが自分のコンフォートゾーンを超えた時)、認知的不協和からその子どものコンフォートゾーンを引き下げようとしてしまうからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 ドリームキラーの誕生です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 ドリームキラー対策は、1)ゴールを話さない、2)無視する、3)反論を考える です。

 では、大人が子どものドリームキラーにならないためにはどうすればよいでしょうか?(ドリームキラー化対策)

 

 私の答えは「エフィカシーを高めること」。そして「抽象度を上げること」です。

 いずれもゴールの再設定が鍵となります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 (繰り返しますが)多くの人は自分より高いコンフォートゾーンを認識すると、無意識にそれを引き下げようとします。認知的不協和により落ち着かない感じがするからです。

 

その時、相手のコンフォートゾーンを引き下げるのではなく、自分のコンフォートゾーンをそのレベルに引き上げるのです。セルフトークで例えると「○○君(子どもの名前)、すご~い! 私もやってみよう!!」という感じです。

 

 物理空間では年とともに身体的能力を失っていきますが、情報空間では能力はいつまでも無限です。「~したい」という思いと「~できる」という確信が、人の潜在能力を引きだし、若さの源泉となります。たとえ認知症になってしまっても、やれることはたくさんあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10828861.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9366814.html

 

 ゴールの更新により自身のコンフォートゾーンを引き上げ続ける生き方に、ぜひ挑戦してください。子どもたちのためにも。

 

 

・モノの見方によって違うものが見える。人の評価、人の見え方にもつながる。広い視野で考える重要性を感じました

 

A:「広い視野で考える」=「高い抽象度で考える」です。それは犬と猫を同じペットとみる(あるいは哺乳類や動物とみる)視点であり、目の前の全く異なるものを同じものとすることができる視点です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

 「違いを超えて同じとみること」を、仏教では「無分別」といいます。

 私はこの無分別の実践こそが、平和を実現する鍵だと思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

 

PM-01-20(“無敵”の意味-3)で触れましたが、医療や福祉の従事者は「病む人を救いたい」「苦痛を軽くしてあげたい」「健康でいてほしい」という思いをゴールとして共有しています。

それにもかかわらず、病院や施設、医師会などのコミュニティでは、医療機能の低下や地域の医療崩壊につながってしまうほどの激しい意見の衝突や対立が生じてしまいます。

その理由が抽象度や超情報場と大きく関係しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

 リーダーには高い抽象度とそれを維持する(=決してドリームキラーに屈しない)覚悟が求められます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854056.html

 

 ちなみに、私の属する地区医師会においても、数年前に危機的状況が生じました。それぞれの立場で地域医療の未来を真剣に考えている先生方の間で激しい対立が生じたのです。医師会分裂の話まであったそうですが、そんな時に抽象度の高いリーダーが現れました(正確には、もともと抽象度の高かった先生が自然な流れでリーダーに収まったという感じです)。

二度目の医師会理事の役割を全うするまでの44カ月の間、新たなリーダーの下でいろいろなことを学びました。コンフォートゾーンが変化し、スコトーマが外れ、新たな気づきを得ることができました。そして、より大きなゲシュタルトをつくることができました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 その経験から実感していることは、「大人(先人)は、子ども(後輩、未来)の抽象度を引き上げる存在である」ということです。

そのために、私自身、いつまでも“人間形成”をし続けたいと思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

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-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 

180628 学校保健会講演用(コンフォートゾーン)



F-038:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ ♪」前編

 

 2018516日に、昭和を代表する歌手 西城秀樹さんが亡くなられました。63歳という若さでした。

 

 「ヒデキ」と聞くと、私が思いだすのは「YOUNG MAN」です。さわやかに歌いながら踊る姿をよくまねたものです。

 

 当時の記憶を思いだしながら、「YOUNG MAN」の歌詞を読みあげてみました。すると、サビの部分に少し気になるところがありました。

 

 

 素晴らしい YMCA YMCA

 憂鬱など吹き飛ばして 君も元気だせよ

 素晴らしい YMCA YMCA 

 若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ

 

 

 「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ」とありますが、今の若者たちは「なんでもできる」という言葉を素直に受け入れるのでしょうか?

 

 

 内閣府が公表している「子ども・若者白書」(平成26年度版)によると、日本の若者は諸外国と比べて、自己を肯定的に捉えている者の割合が低く、自分に誇りを持っている者の割合も低いことが明らかになっています(図表2)。

 

内閣府平成26年度版子ども・若者白書 図表2

内閣府HP

平成26年度版 子ども・若者白書より引用


 さらに深刻なのは「自らの将来に対するイメージ」です。

 自分の将来に希望を持っている割合(図表12)は6割強、40歳になったときに幸せになっていると思う割合(図表13)は7割弱で、いずれも諸外国の中で日本が最も低いことが明らかにされています。年代が高くなるほど、その傾向は顕著となります。

 

内閣府平成26年度版子ども・若者白書 図表12

内閣府平成26年度版子ども・若者白書 図表13

内閣府HP

平成26年度版 子ども・若者白書より引用


 これが現代の日本の子どもや若者の実感です。

 

 「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ」と高らかに歌う曲が大ヒットしたことを考えると、当時(1979年)においても「やりたいことがなんでもできる」ということは、決してあたりまえではなかったことが伺い知れます。

 

 おそらくそれは、親や教師などの大人が、あるいは既得権益が、ドリームキラーとなってしまうからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html

 

 ドリームキラーは、「現状肯定」「現状維持」という人間の情報処理のメカニズムが生みだすものであり、「出る杭は打たれる」等古くから知られている人間(社会)の特性です。

ちなみに、西洋文化においても「Envy is the companion of honor(嫉妬は栄誉の伴侶)」「Tall trees catch much wind(大木は風に折られる)」など、同様の意味を持つことわざがあります。

 

 そんな風潮や“憂鬱”を“吹き飛ばす”ために、西城秀樹さんは「YOUNG MAN」を歌い、当時の若者は熱狂したのだと思います。「やりたいこと」を思い描く自由と能力があることを信じ、「ドリームキラーに対して屈するな!」と心の中で叫びながら。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 ところが、現代は「やりたいこと」を自由に思い描くことが困難となり、その能力さえも信じきれない時代になってしまいました。

 

 かつて「YOUNG MAN」を歌い踊った世代は、今、社会の中心的な役割を果たしています。あの当時の「ドリームキラーに立ち向かう気持ち」や「やりたいことを“現状の外”に思い描くワクワク感」を思いだし、次世代の若者たちに伝えてあげるべきではないでしょうか。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 西城秀樹さんの訃報を知り、そんなことを考えました。

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

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-追記-

 ところで、YMCAって何のことか御存知ですか?

 

 …Wikipediaには衝撃の事実が記されています。

 

 「YMCA」は「Young Men’s Christian Association」のことで、キリスト教青年会による若者(主に男性)のための宿泊施設を指しているそうです。

 ユースホステルのようなドミトリー(相部屋)の部屋もあるため「ゲイの巣窟」とされ、「YMCA」はゲイを指すスラングでもあるとのこと。

 

 なんと、「YMCA」のオリジナル楽曲をリリース(1978年)したアメリカ合衆国のディスコグループ ヴィレッジ・ピープル(Village People)自体が、ゲイをコンセプトにメンバーが集められていたそうです。

YMCA」はゲイを題材にした「ゲイソング」であり、歌詞の中には様々なキーワードが隠されているということです。

 

 

 素晴らしい YMCA YMCA 

 若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ

 

 

 YMCA」を「性の多様性」「性のアイデンティティ」を訴える先駆的な歌と捉えると、また印象が変わってきませんか?

 

 印象が変わるのは、「IImageImagination)」が変化したからであり、新たな知識が加わることでゲシュタルトが再構築されたからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 すべてが情報であり、その情報処理により世界(宇宙)がどんどん書き換わっていくということが理解できると、「やりたいこと なんでもできるのさ ♪」という歌詞は紛れもない事実であることが実感できます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 



PMThe Power of Mind

PM-03苫米地理論との出会いと実践

PM-03-08鹿児島大学医学部を目指して<ベチロンで考察>

 

ベチロン(苫米地理論)を学んだ今は、過去のつらい思い出も未来でのゴール達成の大切な「縁起(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html)」として解釈することができます。

この章(第三章)では私の経験を紹介し、苫米地理論で考察します。

 

 

鹿児島大学医学部を目指して<ベチロンで考察>

 

 進路指導とは、生徒の「スコトーマ(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html)」を外し、もっとすごい未来を感じさせるものであるはずです。

そして、その未来のイメージ(「ゲシュタルト(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html)」)と現状のギャップが生みだす「認知的不協和(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html)」を、未来に向かいブーストするエネルギーに変えるものであるはずです。

 

ところが、「君には無理だ」という「ドリームキラー(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html)」的なものになったうえに、「工学部に行け」という進路を変えるものになってしまいました。

先生が「時間の流れ(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html)」を理解していなかったからです。

 

 最初はサボっていたはずが本当に体調不良になっていったのは、「この世は心(マインド)がつくっている」という「縁起(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html)」のプリンシプルどおりのことが起こったからであり、超情報場仮説でいうところの情報空間のバグが物理空間で写像として身体にあらわれたからです。
 
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5306445.html
 

一方で、お亡くなりになった医師のサポートによる「私はすでに医師として働いている」というセルフイメージは、私を導く力となりました。「夢をかなえる方程式:I×V=Rhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html)」どおりに、医師として働いている「I」は「R」へ、すなわち現実となりました。

 

(つづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

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Q-012:ドリームキラーを気にせずに前進するために

 

「ドリームキラー」に関するコメントをいただきました。ありがとうございます。

 

「PMⅠ-02-21 すべてを統合した『苫米地式』-2http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6681143.html)」内に、「苫米地理論を学び、苫米地式を実践していくと、周囲の人たちがドリームキラーへと変貌します」と書きました。

 

すばらしいリーダーほど、必ずドリームキラーに邪魔をされます。リーダーとして正しければ正しいほど、より強力に妨害をされるようになります。

 

 なぜなら、リーダーとは集団のど真ん中にいる人ではなく、先端(それも遥か先)にいる人だからです。だからこそリードする(導く)ことが可能となるのですが、その一方で集団の中心に向かって引き戻される力と常に戦うことになります。

 

 私たち一人ひとりの心の空間には、「昨日までの私」を維持しようとする力が強力に働いています。そして、人が集まることで生まれる集団(チーム、組織)にも「昨日までの私たち」を維持しようとする力が強力に働いています。その働きが「ホメオスタシス(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html)」で、引き戻す力を「ホメオスタシスフィードバック」と呼びます。

 リーダーはそのホメオスタシスフィードバックをコントロールしなければならないのです。

 

 ドリームキラーはマインドの働きが生みだすものです。いわば、あたりまえの存在。

苫米地理論(ベチロン)や苫米地式(ベチシキ)を身につけていくと、その対処が圧倒的にうまくできるようになります。

 

 今回は、前回(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.html)お伝えしたドリームキラー対策の“さらに先”を紹介いたします。

 

 そのポイントは、「抽象度を上げて捉えなおす」ということです。
 抽象度は「The Power of Mind Ⅰ」第一章で確認してください。
 (http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 

 

 ドリームキラーとは、文字どおり、「夢を潰そうとする人」です。

コーチング的に表現すると「コンフォートゾーン(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html)を引き下げる人」であり、「セルフイメージを下げる人」です。「エフィカシー(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html)を引き下げる人」ともいえます。

 

 では、そのドリームキラーの反対の概念とは何でしょうか?

 

もちろん、「ドリームサポーター」です。

 

 ドリームキラーもドリームサポーターも「ドリームに興味を持ってくれている人」というのは同じです。ただ、そのエネルギーがドリームの実現に向かうか(=サポーター)、ドリームを潰すように使われるか(=キラー)の違いにすぎません。

 

よって、ドリームキラーを対決する対象と捉えるのではなく、「ドリームサポーターと同じ抽象度の逆向きのもの」と考え、一つ上の抽象度で「自分に興味を持ってくれている人」と思えばいいのです。

 

 - 興味をもってくれている -

 

それがどれだけありがたいことなのかは、縁起(http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html)を学び、量子論を学ぶと、とてもクリアに感じられるようになります。

 

 ドリームキラーに出会ったときは、一つ上の抽象度で「自分に興味をもってくれている人」と考えてください。そして、「“私”という存在を生みだす大切な縁起の一部であるという事実」を感じてください。感謝の念とともに。

 

 きっと、今までと全く違った宇宙(世界)が認識できるようになります。ヒーラーとしての感覚でいうと「氣が流れる」ようになります。

 

 最後に、今回のテーマと関連する言葉を紹介いたします。

マザーテレサの言葉として有名ですが、1986年にノーベル平和賞を受賞したエリ・ヴィーゼル氏がオリジナルのようです。いずれにせよ、より高い抽象度で宇宙をとらえている名言です。

 

 

 愛の反対は憎しみではない。無関心だ

 美の反対は醜さではない。無関心だ

 信仰の反対は異端ではない。無関心だ

 生の反対は死ではない。生と死の間にあるものへの無関心だ

 

      The opposite of love is not hate, it’s indifference.

      The opposite of beauty is not ugliness, it’s indifference.

      The opposite of faith is not heresy, it’s indifference.

      And the opposite of life is not death, but indifference between life and death.

 

 

苫米地式認定コーチ                        

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PMⅠ:The Power of Mind

PM苫米地理論における重要用語解説

PM-02-21すべてを統合した「苫米地式」-2

 


 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html


すべてを統合した「苫米地式」-2

 

苫米地博士に学ぶ同志は必ず体験しているはずですが、苫米地理論を学び、苫米地式を実践していくと、周囲の人たちがドリームキラーhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040935.htmlへと変貌します。

“現状の外”へゴールhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.htmlを設定した人の存在が、その周囲の人たちのコンフォートゾーンhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.htmlをかき乱してしまうからです。

 

ドリームキラー達は、「そんなに頑張って大丈夫?」「あなたが傷つくのが心配」など、その人のことを思っているかのようでありながら、心の底では(無意識下では)失敗を願っています。

 

ゴール設定を行い、高いエフィカシーhttp://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.htmlで生きている人には、ドリームキラーの優しい忠告は届きません。説得力がないからです。

やがてドリームキラー達は、多くは陰で、あなたを非難しはじめます。「むかつく」「きらい」「気持ちが悪い」「一緒にいると疲れる」等々

 

このブログを読んでくださっている皆さんは、これから確実に陰口を叩かれるようになっていきます。でも、残念に思わないでください。それは、あなた自身が変わり始めたことの証拠でもあるからです。

 

強力なドリームキラーほど、本当は、あなたが自分を救ってくれることを求めています。

一時期のドリームキリングに屈することなく、すべて空(くう)だと認識しながら余裕でゴールに向かって歩み続けるうちに、いつの間にか強力なドリームサポーターに変わってくれるはずです。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 それではこの章の終わりに、みなさんもおそらく言われるであろう「偽善」という言葉について、苫米地理論で考察してみます。

 

(つづく)

 

 

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PMThe Power of Mind

PM-02苫米地理論における重要用語解説

PM-02-11:ドリームキラー

 

 この章では、苫米地理論の中でとくに重要な概念をピックアップし、解説いたします。
 第二章目次:
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html


11)ドリームキラー

 

 あなたのコンフォートゾーンを引き下げようとする人です。
 
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

あなたのセルフイメージを下げる、あるいは、あなたのエフィカシーを下げる人と言い換えることもできます。
 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 現状の外にゴールを設定し、ゴール側にコンフォートゾーンを引き上げると、ゴール達成を邪魔しようとする人が現れます。それがドリームキラー(Dream killer)です。
 
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

「出る杭は打たれる」という言葉もあるように、古くから認識されている人間の特性です。

 

 あなたのことを大切に思ってくれる身近の人ほど、強烈なドリームキラーになってしまう可能性があります。例えば、親、兄弟、親友などです。

 

 ドリームキラー対策は三つ。1)ゴールを話さない、2)無視する、3)反論を考える です。

 

 逆に考えると、ドリームキラーが現れるということは、現状の外にしっかりとゴール設定ができているという証です。

その時に「とても無理だ」と言ってくるのがドリームキラーですが、その根拠はたいてい「時間がない」「能力がない」「価値がない」「お金がない」「続かない」といったことです。

 

その一つひとつに対して反論を五つ考えていけば、ゴール実現の根拠を5×5=25個も手に入れることになります。ドリームキラーが現れたときはがっかりせずに、ゴール実現へのエネルギーに変えてください。

 

 ところで、最強のドリームキラーは誰だと思いますか?

 

 そう、あなた自身です。

自分自身をドリームキラーから最高のドリームサポーターに変えるためにコーチングの知識とスキルがとても役に立ちます。

 

 

-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6854056.html

 

(つづく)

 

 

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