苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:ドリームキラー

L-239202209月シークレットレクチャー -14;「ゴール」の核心

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html

 10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の次に行うこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37713427.html

 11;「複雑な関係を、立体的に思考する」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

 12;ゴール側からの新たな縁起づくり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37748141.html

 13;“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37758098.html

 14;「ゴール」の核心

 

 

無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる

 

 それが“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩。

 前回(L-238)確認したとおり、バイオパワー(生権力)とは「相互監視的な社会システム」のこと。私たちは「お互いに監視し牽制し合う」ことで、「囚人のように行動を管理・統制」されています。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 例えば、私は「立派な犬を飼われているのですね」「しょっちゅう映画を観に行かれるのですね」といったコメントをいただくことがあります。それだけなら事実(data)の確認に過ぎませんが、発言者のマインドに「犬を飼うお金がない」「映画を楽しむ余裕がない」といった思いを感じると、途端に“警告”が鳴り響きます。心の中で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 その“警告”が、私の場合の「無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる」です。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 もうひとつ、いい例を思い出しました。

かつて勤務していた病院の事務方のトップから「あんまり東京に行くな」「いちいち東京に行くと職員に言うな」と釘を刺されたことがあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 ちょうどコーチングを受けていた頃のことで、月2回は上京していたときの話。

私が上京を告知するのは、病院から患者さんのことで連絡がくる可能性があるからです。飛行機移動中やセッション中など、絶対に連絡がつかない時間帯があることをあらかじめ伝えておくことで、なるべく「Fight or Flight化」を防ごうと思っていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 それは私なりの職員への配慮マナーのつもりでした。

 S-02-05:マナーとルールの定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18222665.html

 

 ところが、相手は「行くな」「言うな」の一点張り。その根拠を辛抱強く聞きだすと、やっと出てきた反論は「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「病院全体の雰囲気が悪くなる」といったものでした。

つまり、コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が乱されている(崩されている)ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 現状の外にゴールを設定し、そのゴールに向かって活動を続けていると、必ずといっていいほど“ドリームキリング的な力”に邪魔されます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 それは共有している(と相手の無意識が感じている)CZに引き戻そうとするホメオスタシス・フィードバック。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そのネガティブな力を意識に上げ無効化するためにも“縁起空間のモニタリング”が重要であることを、私はこの不毛なやり取りのおかげで知りました。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 

無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる

 

 

 もっとコーチングに寄せていうと、それは「ドリームキラー的低エフィカシーを意識に上げる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 さらに今講義全体のテーマに沿って言い直すと

 

 

現状のエフィカシーを決して過信はせず(させず)、さらなるハイ・エフィカシーをしっかり確信する(させる)

 

 

そんなブリーフがコレクティブ・エフィカシーの基盤になると思いました。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 

  コレクティブ・エフィカシー!

 

 

その実現のために重要なのは、やはり

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、「縁起人」として生きろ。」(TAC出版、p124)より引用します。

 

 

ゴール設定がなぜ大事なのか?

 「現状の外側にゴールを設定する」という言葉は、初めての読者の方には、すぐには理解しにくいかもしれません。

 ですので、ゴールについて、もう少し詳しく説明していきましょう。専門的な言葉もありますがご容赦ください。

 人間とは、人生におけるゴールを欲する生き物ですゴールに向かい進んでいくこと以上に、人生を楽しむ方法はありません

 なぜかというと、ゴールを設定した後、その達成に向けてハッピーな気持ちで行動するうちに、自らの抽象度とエフィカシーが上がるからです。

 抽象度が上がれば、視野が広がり見える世界が変わります。エフィカシーが高まれば、自己評価が上昇するため、前向きに未知のことに挑戦していけます。

 そうなると、連鎖的にレベルが上がった次のゴールが見えてきます。

 さらにいうと、エフィカシーが高いと、生きるうえで、すべてがうまくまわります。

 

 縁起は、人間の生体ではホメオスタシスといいます。ホメオスタシスとは、生体を安定した恒常的状態に保とうとする機能です。体温がずっと維持されているのをイメージするとわかりやすいでしょう。

 この機能は、人の場合、物理空間の生体維持だけでなく、情報空間でも働いています。情報空間とは物理空間と対をなすものです。

 ホメオスタシスは非常に強力なため、すぐに現状を維持しようとします。

 人がなかなか変われないのは、これが原因です。ひとまず変化したように思っても、また元の状態に戻ってしまうというわけです。

 

 そして、この情報空間、物理空間をすべて合わせたものが「縁起」ということになります。

 エフィカシーが高いということは、そのエネルギーが強いということなのです。ゴムひもを引っ張れば、引っ張るほど力が強いということと一緒で、エフィカシーが高い人は、ゴール設定も高くできます。

 つまり、その人のゴール設定が高いほどエネルギーが強い人物だということになります。

 エネルギーが強い人物は、人や事柄に大きな影響を与えますので、新たに大きな縁起とつながることが可能になります。つまり、これまでの自分をリセットし、自らを新しく作り変えることができるのです。

 

 ゴールの設定はとても難しいものです。自分と深く向き合わなければ見えてこないからです。自分で、このゴール設定を行うことを「セルフ・コーチング」といいます。

 一方で、コーチから受ける「パーソナル・コーチング」も存在します。その場合、コーチはあなたのゴール設定の相談に乗り、潜在能力を引き出し、ゴール達成に向けて導いてくれます。コーチはあなたとしっかり会話することにより、あなたが自分では気づけない盲点(スコトーマ)を見つけ出します。そして、それを気づかせることで、あなたを「理想の自分」へと手引きするのです。

 

 では、あなたが人にコーチングができるようになるには、どのような手順を踏めばいいのでしょう?

 まず少なくとも、二〇年以上の活動実績を持った団体からコーチ認定を受けて、信頼のおけるスキルを身につけたコーチから、コーチングを受けましょう。たとえ、あなたが博士号を取得している学者であっても、信用できる機関でコーチングの訓練を受けなければ、きちんとしたコーチングはできないのです。プロのコーチに直接ついてもらい、指導してもらわなければ、上達は難しいでしょう。そのうえで、自分自身にコーチングをしたうえで、人に教えていくのが理想です。

 そしてまた、コーチの資格を取得したからといって、すぐにコーチングを実践できるようになるかといえばそうではありません。

 よいコーチになるにも絶対的な物差しはなく、クライアントの幸せのため、論理と実践を重ね、日々研鑽をし続ける必要があるからです。

 引用終わり

 

 

エネルギーが強い人物は、人や事柄に大きな影響を与えますので、新たに大きな縁起とつながることが可能になります。つまり、これまでの自分をリセットし、自らを新しく作り変えることができるのです

 

 その新たに大きな縁起とつながる」ことの確信こそが、「絶対他力」の感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その確信(=絶対他力)がコーチングのコアである「ゴール」の核心である というのが、苫米地博士に学ぶ私の「信」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

L-240につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 そのネガティブな力を意識に上げ無効化するためにも“縁起空間のモニタリング”が重要であることを、私はこの不毛なやり取りのおかげで知りました

 

 記憶とともに思い出す怒りにラベリングを行いながら、もう少し「不毛なやり取り」を掘り下げます。

 L-176202203月シークレットレクチャー -09;ラベリングにより到達する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35045101.html

 

 「東京に行くな」「東京に行くと言うな」という主張(claim)と「月2回上京」「上京前にしっかり告知」という事実(data)の間にあったのが、「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「病院全体の雰囲気が悪くなる」という根拠(warrant)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 そんな根拠をひっくり返すために、私は、トゥールミンロジックを用いて諭すように話を続けました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

すると、露わになったのは「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「職員から私に苦情の電話がかかってくる」→「この前なんか娘と一緒に洗車していたところを邪魔された」→「お前のせいだ」というただの情動でした

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 

-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

I-017:ブログ更新予定変更のお知らせ ~「恐れはダークサイドに通じる」を克服するために~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

Q-271~現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

Q-339~「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html

Q-398~:恨みをメールで送りつけたい気持ちがあります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429964.html

 

 

もうこれ以上、人間関係で悩まない極意

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 ─今こそ、「縁起人」として生きろ。─ (TAC出版) 電子書籍: 苫米地 英人: Kindleストア

 



Q-441:職場の先輩方が私のことを嫌っている気がするのですが、どうすればいいのでしょうか?

 

最近、突然、こんな相談を受けました。

 コーチとして回答しながら考えていたことを、ブログ用に書き下ろします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:新たな職場に勤務して2か月が経ちます。なかなか馴染むことができず、息苦しい感じがしています。職場の先輩方が私のことを嫌っている気がするのですが、どうすればいいのでしょうか?

 

A:簡潔にいうと、私は「縁起」について説明しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 なぜなら、「馴染む」「馴染まない」という他人との関係性はもちろんのこと、そもそも自分という存在自体が“関係”で成り立っているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 実際、自分をいくら定義しようとしても、それは必ず「他者との“関係”にまつわる情報のあつまり」になります。つまり、情報の網の中に自分を定義する「他者の点」がいろいろとあるということ。それが「自我」であり、その理が「縁起」です。

コーチングの基盤となる表現でいうと、「自我とは重要性評価関数」です。

F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

  自我とは重要性評価関数

 

 よって、「『縁起』を意識に上げながら、“関係”をゴール側から再構築する」ことが大事。ゴールが利他的であるほど、人間関係は自然に好転していくはずです。「好転」とは、「ゴールに近づく」という意味。私は「縁起とゴールを結び付ける感覚」を重要視しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、あらためて「縁起」について確認しましょう。以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 ―今こそ、「縁起人」として生きろ。」(TAC出版、p23)より引用します。

 

 

「すべての存在は関係で成り立っている」が「縁起」の考え

 では、縁起の具体的な説明をしていきましょう。

 縁起とは、仏教の開祖である釈迦が発見した「悟り」です。釈迦は苦行の果てに菩提樹の下で瞑想することで悟りを開きました。

 「縁起」とは「縁」によって「起」こると書きます。

 一言でいうと、縁起とは「すべての存在は関係で成り立っている」ということです

 どういうことかというと、世の中には個で成り立つものは存在せず、他のものとの関係性によって成り立っているという思想のことです

 人は自分を説明するとき、このように言います。

 「アメリカで生まれましたが、育ちは大阪です」「パスタはミートソースが一番好きですね」

 そう、何かと絡めなければ、自己を表現できないのです。

 これは時間や空間も含め、あなたがいろんなものとの関係の中に組み込まれているといえます。

 そして、逆にいえば、宇宙のすべての存在や出来事はお互いに関わり合って存在していて一つも欠くことはできないということになるのです。

 世界は、網の目のような因果関係を結びながら「自分」というものを形作っている「存在」がたくさん集まってできています。

 このような、世の中と自分の関係性を、釈迦は「縁起」としたのです。

 引用終わり

 

 

 宇宙のすべての存在や出来事はお互いに関わり合って存在していて一つも欠くことはできない

 

 「縁起」について説明しながら私がとくに強調したのが、「一つも欠くことはできない」という部分。強調した理由は「相談者のエフィカシーが下がっているように感じた」からです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

だから、「あなたはかけがえのない存在だ」という大事な事実をしっかり伝えたいと思いました。コーチらしく。

 L-02920203… -0775歳以上では延命治療は不要?<ケースサイド>後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26156803.html

 

 「エフィカシー(Efficacy)」とは、「自分のゴール達成能力に対する自己評価」のこと。そのエフィカシーを、次世代コーチングでは、「Efficacyw1)→w2」という関数だと考えます。現状宇宙(w1)からゴール宇宙(w2)に移行する自己能力の自己評価関数がエフィカシーです。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 例えば、「自分には発想力と行動力がある」という高いエフィカシーを保つのと、「自分には発想力も行動力もない」という低いエフィカシーを持ち続けるのとでは、実際には同じ能力だったとしても、パフォーマンスには大きな差がでます。なぜでしょうか?

 

 答えは「エフィカシーによってホメオスタシスの働き方が変わってくる」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ここでいう「ホメオスタシス」とは、「情報空間に働く力」であり、「ゴール宇宙(w2)を構築する力」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 繰り返しますが、エフィカシーは「自分のゴール達成能力の自己評価」です。なので、自分で上げてしまえばいいだけ。ところが、エフィカシーを上げることは簡単ではありません。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 なぜなら、自分とは「他者との“関係”にまつわる情報のあつまり」であり、「他者」はドリームキラーばかりだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 そのドリームキラーの対策についても、釈迦ははっきりと示しています。それが「自帰依自灯明」という教え。「自らを拠り所にする」という意味ですが、その「自ら(自分)」とは「ゴールを達成している自分」のことです。

S-02-16:マナーやルールに潜む罠 -3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19477029.html

 

 生きている以上、必ずまわりからの影響を受けます。自分とは“関係”だから。

 

 まわりの評価・判断を自身のゴールを基準に選別し、仮に受け入れたとしても決してマイナスの自己対話(内省言語)をしないこと

 

それが相談者がマスターすべきハビット&アティテュードだと思いました。

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

さらに核心に迫ると

 

 

  一番「私のことを嫌っている」のはあなた自身なのでは?

 

 

 そんな問いかけを非言語で行いながら、私は「最大のドリームキラーは過去に囚われたままの自分自身である」ということを伝えました。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 その上で、自己対話(内省言語)をつねにチェックし、意識的にこのような声かけを自分に対して行うように勧めました。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 

  ゴールに向かう自己対話(内省言語)なら、「私らしい。次はもっと〇〇している」

  ゴールから遠ざかる自己対話(内省言語)なら、「私らしくない。次は〇〇している」

 

 

 自己対話(内省言語)を「ゴールから遠ざかるもの」から「ゴールに向かうもの」へと変えていけば、自己評価が上がり、ブリーフシステムをゴール側から再構築しながら、高いエフィカシーを維持することができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 すると、「なかなか馴染むことができない」は解決していくはず。あとはゴール次第です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

 以上、相談に対してコーチとして回答しながら考えていたことをまとめてみました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」の動画配信を開始しました。セミナーのテーマは「コーチング実践にふさわしい意識状態の作り方」。

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

202510月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~9月末まで)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37295395.html

 

 

-告知2

 2025年度後期のパーソナルコーチングの受付を開始しました(募集期間:~9月末まで)。

コーチング期間は202510月から翌3月の6ヶ月間。4コースあります。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37327207.html

 

 

-告知3

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-37620-20-20ルール

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35798727.html

Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

Q-405:コーチングを受けると、結局のところ、どうなるのですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35882023.html

Q-432~:「コーチングは非言語」というのがよくわかりません。「状況確認」は言語で行うが「働きかけ」は非言語で行うという事でしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431345.html

 

 

もうこれ以上、人間関係で悩まない極意

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 ─今こそ、「縁起人」として生きろ。─ (TAC出版) 電子書籍: 苫米地 英人: Kindleストア

 



L-222202208月シークレットレクチャー -09;「過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退するワーク」の意義

 

20228月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37125267.html

 03;コーチングの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37136542.html

 04;情報を操作する鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37162258.html

 05;多くの人々が創った宇宙が同時に存在している

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37173442.html

 06;コーチングのプロセス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37199631.html

 07;ヒーリング実践の基盤、コーチング実践の基礎

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37209477.html

 08;“しっかり生きる”ためのシンプルなワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37223679.html

 09;「過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退するワーク」の意義

 

 

息を止めることで、自我を意識でき、生きている自分の存在を確認できます。今、私は間違いなく生きていると確認できるのです

 

 これは前回(L-221)紹介した苫米地博士の言葉。無意識で行っている情報処理を意識に上げること、すなわちモニタリングはとても重要です。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 モニタリングには大切なポイントがあります。それは

 

「無意識を意識に上げる」というときの「意識」は、通常は過去の記憶でつくられたブリーフシステムが生みだしている

 

 という事実。

 

 モニタリングをしている際の自身の内面の変化を観察していると、何らかの情動が生じていることに気づくはずです。

 F-395:ナイセイカンショウ <vol.4;認知戦に打ち勝つための「ナイセイカンショウ」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36687231.html

 

私たちは「言葉(words)」「映像(pictures)」「感情(emotions)」の3つの軸で思考をしています。そのため情動が生じることは当然なのですが、その情動のコントロールを失うと、途端に心身ともこわばっていきます。「fight or flight」の状態です。

 L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 失敗駆動型の記憶システムをもつ人間は、文字どおり“失敗”を強く記憶します。そのため何かを認識しているときに引き出している記憶は、たいていの場合“失敗”の記憶です。だから、湧き上がる情動はネガティブなものになってしまいがち。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 その対処として、私はモニタリングと同時にラベリングを行うことを重要視しています。具体的にはゴール側(可能世界w2)の視点(=記憶)で“現状”に対して「T」「Nil」「D」というラベルを貼っていきます。その“現状”とは、重要なもの/ことの集まりです。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

私たちは重要なもの/ことのみを認識しており(=RASを通過)、重要度の低いもの/ことは認識していません(=スコトーマに隠れる)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その「重要なもの/ことの集まり」とは、「コンフォートゾーン(CZ)」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そして、重要度を決めるのが「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 以前取り上げたとおり、BSには階層性があり、より上の階層が下の階層を支配しています。上の階層が変化しないかぎり、下の階層が変化することはありません↓

 L-208202207月シークレット… -06;「BSは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 

 その一方で、BSの階層は、双方向の依存関係にあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 BSの階層の上下関係は、しばしば脳の抽象的な思考を妨げるように働きます。その代表が「煩悩」です。

 L-185202206月医療・介護研修会 -08;つまらない夢を失った瞬間に訪れるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35626365.html

 

 つまり、重要度を決めるBSの階層性はグチャグチャ。若いときはとくに「矛盾」「葛藤」「混乱」というカオス状態であるはずです。そんな乱れた階層性を、抽象度に沿った形に整えていくことが、人の進化・成長の過程だといえます。

 L-176202203月シークレットレクチャー -09;ラベリングにより到達する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35045101.html

 

 その取り組みの一つとして、BSの階層性を「ゴールから考えたとき、どれくらい重要か?」という尺度に統一するのがラベリング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの抽象度が上がるほど、重要度に影響するBSの階層性は整っていくことになります。抽象度の高低に合わせて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 BSは自我と同義。自我の定義でいうと、重要度とは「重要性評価関数」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その重要性評価関数は、過去の記憶によりつくられています。その記憶は“失敗駆動型”。情動がべったり張り付いた“失敗”の記憶により、私たちの自我はつくられています。

 Q-353:傷つくような他人の言動に出くわした場合、どのような態度で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33148921.html

 

 そんな自我(重要性評価関数)を、「過去の出来事」や「ドリームキラー」から開放することが、「過去の出来事に対するラベリング」です。それは「自我を解放する技術」だといえます。

 L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 

<ワーク> 過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 思い出した過去の出来事に対して、「B」「D」「T」「Nil」の4種類のラベルを貼り付ける

B:「煩悩」のB、「社会に洗脳されている(Brain Wash)」のB

D:「雑念(Delusion)」のD。「雑念」とは現在の情動で過去を評価すること

T:「True」。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係あればT

Nil:「値がない」という意味。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係なければNil

 

例;「レストランで静かにしていたらほめられた」ことを思い出した場合

-「今あるべき現在」=ゴールを達成している自分に関係あればT

-「親の煩悩だ」←B(過去の自分からみての評価)

-「親に埋め込まれていたなぁ」←D(今の自分の感想)

-「人前でしゃべることが苦手になった」←T(ゴール達成の阻害要因)

 

 

 ラベリングによってBS=自我をゴール側から整えると、自分を縛っているものから自由になれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

誰にも「苦手」「不得意」と思うことがあるはず。それらは過去にドリームキラーにより刷り込まれた理不尽なトラウマ記憶に起因することがほとんどです。

F-059:虐待で残る「分子の傷跡」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523096.html

 

よって、そのトラウマを取り除けば、苦手意識とか不得意だと決めつけて逃げることはなくなります。モニタリング&ラベリングは「重要性評価関数を変え、自由度の高い人間に生まれ変わる」ための大切な縁起だといえます。

L-01320201月シークレット… -13;シンのスピリチュアルペイン克服、シンの自由

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24890312.html

 

 さらにモニタリング&ラベリングには、コーチング(&ヒーリング)において、とてもとても重要な意義があります。

 L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 以下、苫米地博士の著書「営業は『洗脳』 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術」(CYZOp141)より引用します。モニタリング&ラベリングの“意義”を感じてください。Feel

 

 

ラベリングすることの意義とは

 このラベリングによって自我を変えると、自分を縛っているものから自由になることができます。営業の仕事をする上で、自分が苦手だとか、これは不得意だと思うことがあったら、それは過去にドリームキラーによって刷り込まれた可能性が高いわけです。それを取り除いてやれば、苦手意識とか不得意だと決め付けて逃げるといったこともなくなっていきます。

 こうして評価関数を変えていくことで、自由度の高い営業マンになれます。

 繰り返しますが、正しいラベルを貼ったかどうかは重要ではありません。あなたの無意識が、あなたがなろうとしている状態になるために関係があるかないかを勝手に判断してくれます。そして、無意識下で縛られている制約に無意識が気づいてくれます。

 実はこれも「Rのゆらぎ」です。過去の記憶を現在進行形で語り、ラベルを貼ることでRがゆらぎます。過去の記憶を客観視するだけで大きな効果が得られます。新しい自分を発見し、新しいゴールが見えてくる可能性を生み出すのです。

 よく「自分探しの旅に出ます」などと言って、インドとかチベットとか、あるいはどこでもいいのですが、とにかく一人旅に出掛けてしまう人がいますが、自分探しは旅に出なくてもこのように過去の記憶にラベルを貼るだけでできます。

 旅に出るにはお金もかかりますし、危険な目に遭うリスクもありますし、おかしなものに洗脳されて間違った自分を発見してしまうリスクもありますが、ラベリングならノーリスクで確実に自分発見に至ります。

 営業という仕事で悩んだり、迷ったりしている人はぜひ一度試してみてください。

 引用終わり

 

 

過去の記憶を現在進行形で語り、ラベルを貼ることでRがゆらぎます。過去の記憶を客観視するだけで大きな効果が得られます。新しい自分を発見し、新しいゴールが見えてくる可能性を生み出すのです

 

 苫米地博士が書かれているように、正しいラベルを貼ったかどうかは重要ではありません。気楽に取り組んでください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 「正しいかどうか?」など難しく考えずに気楽に取り組むほど、Rはどんどんゆらいでいきます。その結果、コーチング(&ヒーリング)実践にふさわしい変性意識状態を獲得していきます。

 F-284:気楽 ver.2 01;「リミッターをはずす!」ために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31030703.html

 

 すると、抽象度を上げやすくなり、さらなる現状の外にゴールを設定することができるようになっていきます。

 Q-428:現状の外側に100%want tovol.6;〇〇〇〇〇を貫き、〇〇に従う>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36705616.html

 

L-223につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-284~:気楽 ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

F-240:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.4;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <実践編;レジリエンス>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28657999.html

L-015~620202月リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -02~3;レジリエンス

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25697811.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25743784.html

Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

Q-423~:現状の外側に100%want toのゴール設定を行うためにはどうすればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431018.html

 

 

営業は「洗脳」

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 営業は「洗脳」 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術 eBook : 苫米地 英人:

 



L-212202207月シークレットレクチャー -10;<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36874418.html

 10;<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 

 

 ラスト3回は、「コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)は空である」と意識に上げ続けながら、「(CZは)狭く! 高く!」を実践し、「可能世界w1からw2へジャンプ」する意識状態を作り上げる ためのワークを紹介します。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 *「空(くう)」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 2つ目のワークは「過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 通常の「ラベリング」は“現状”に対して行います。その“現状”とは重要なもの/ことの集まり。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

私たちは重要なもの/ことのみを認識しており(=RASを通過)、重要度の低いもの/ことは認識していません(=スコトーマに隠れる)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その「重要なもの/ことの集まり」とは、「コンフォートゾーン(CZ)」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そして、重要度を決めるのが「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 以前(L-208/06)取り上げたとおり、BSには階層性があり、より上の階層が下の階層を支配しています。上の階層が変化しないかぎり、下の階層が変化することはありません。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 その一方で、BSの階層は、双方向の依存関係にあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 BSの階層の上下関係は、しばしば脳の抽象的な思考を妨げるように働きます。その代表が「煩悩」です。

 L-185202206月医療・介護研修会 -08;つまらない夢を失った瞬間に訪れるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35626365.html

 

 つまり、重要度を決めるBSの階層性はグチャグチャ。若いときは「矛盾」「葛藤」「混乱」というカオス状態です。そんな乱れた階層性を、抽象度に沿った形に整えていくことが、人の進化・成長の過程だといえます。

 L-176202203月シークレットレクチャー -09;ラベリングにより到達する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35045101.html

 

 その取り組みの一つとして、BSの階層性を「ゴールから考えたとき、どれくらい重要か?」という尺度に統一するのがラベリング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの抽象度が上がるほど、重要度に影響するBSの階層性は整っていくことになります。抽象度に高低に合わせて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 BSは自我と同義。自我の定義でいうと、重要度とは「重要性評価関数」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その重要性評価関数は、過去の記憶によりつくられています。その記憶は“失敗駆動型”。つまり、情動がべったり張り付いた“失敗”の記憶により、私たちの自我はつくられているということ。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 そんな自我(重要性評価関数)を、「過去の出来事」や「ドリームキラー」から開放することが、今回のワークの目的です。すなわち「自我を解放する技術」!

 Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 

<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 思い出した過去の出来事に対して、「B」「D」「T」「Nil」の4種類のラベルを貼り付ける

B:「煩悩」のB、「社会に洗脳されている(Brain Wash)」のB

D:「雑念(Delusion)」のD。「雑念」とは現在の情動で過去を評価すること

T:「True」。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係あればT

Nil:「値がない」という意味。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係なければNil

 

例;「レストランで静かにしていたらほめられた」ことを思い出した場合

-「今あるべき現在」=ゴールを達成している自分に関係あればT

-「親の煩悩だ」←B(過去の自分からみての評価)

-「親に埋め込まれていたなぁ」←D(今の自分の感想)

-「人前でしゃべることが苦手になった」←T(ゴール達成の阻害要因)

 

 

 最後に、苫米地博士の著書「営業は『洗脳』 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術」(CYZOp126)より引用します。

 

現状の外のゴールに向かっていくことは、これまで臨場感空間を共有していた人にとっては心乱される行為です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 関係が密であり臨場感の強度が強いほど、強力なドリームキラーに変わってしまいます。そんなドリームキラーに打ち克つ方法を体得してください。

 (補足すると、最も「関係が密であり臨場感の強度が強い」のは“自分自身”です↓)

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 

ドリームキラーの排除法 その2

 もうひとつのドリームキラー排斥法は、先ほどのルー・タイス方式に合わせて、苫米地ワークス方式とでも呼びましょう。

 ルー・タイス方式は簡単で非常に有効なのですが、そこにはある条件がつきます。それは、まだ誰にも教えていない場合に限られるということです。

 つまり、誰にも教えないルー・タイス方式は、すでに誰かに教えてしまった人、過去に教えてしまってボロボロに言われてしまった人には手遅れなのです。

 小さい頃から「おまえには無理だ」「おまえはダメだ」と言われ続けてきてしまった人は、これから先、誰にも言わないと決めたとしても、すでに何かに挑戦しようとすると「私には無理だ」という思いが反射的に現れて、モチベーションが下がってしまうのです。

 そんなケースでも有効なのが、苫米地ワークス方式です。

 苫米地ワークス方式は、ドリームキラーの発言の評価を変えるという方法です。「ダメだ」と言われたことを本当にダメなのかと疑ってみるというものです。

 たとえば子どもの頃、親とレストランに来て「騒いだらダメ」と叱られた記憶があるとします。これがその人の中で大きくなってしまうと、人前で大きな声を出したり、大きな音を出したりすることができない人間ができあがってしまいます。つまり、歌手になりたいとか、政治家になりたいと思っても、この記憶が邪魔をして、人前で歌ったり、演説したりすることができない人になってしまうのです。

 叱られたのではなく、レストランでおとなしくしていたことをほめられた場合も同じです。レストランでは騒いではいけない、おとなしくしなければいけないと言われているのと同じだからです。

 子どもというのはレストランだろうと、電車の中だろうと、道端だろうと、基本的に騒ぐものなのです。つまり、騒ぐに決まっている存在をわざわざレストランに連れてきた親の行為自体が間違いです。自分がレストランで食事をしたいからという親の欲望を満たすために、本来、騒ぐのが当然である子どもを騒がせないようにしようとしているだけです。

 たとえばファミリーレストランなどであれば、別に子どもが騒いでも周りもそれほど神経質なまでに不快に思うわけではありません(だから、“ファミリー”レストランなのです)。

 騒いではいけないようなレストランには子どもは連れて行かないというのが正解ですし、騒いでもいいレストランなら騒がせておけばいいのです(ものを壊したり、人のものを盗ったりと言った行為の場合は「騒ぐ」というのとは話が別です)。

 「でも、食事中に騒ぐと本人も食べることに集中できませんし、おいしさも味わえないと思うんです」

 もし、そう考えるのであれば、それを子どもに伝えて、納得してもらうべきなのです。

 「食事中に立ち歩いたり、騒いだりしたら、消化に悪いし、おいしくないでしょ」と言えばいいのです。

 しかし、たいていの親はそうはしません。

 「こら、騒ぐな!」とか「おとなしくしなさい!」などと怒鳴りつけてしまうのです。これはまさにドリームキラーそのものです。

 親が騒いでいる子どもを叱るのは、自分が恥ずかしいと思うからです。他の客に「あの親は子どもを騒がせる親だ」と思われるのが恥ずかしいのです。実際に周りは、子どもを怒鳴りつける行為のほうに眉をひそめているにもかかわらず、親は怒鳴りつけるのが正しいと思ってしまっているのです。本当は自分の煩悩を子どもに押し付けているだけなのに、それが教育だなどと勘違いしている親があまりにも多いのには困ったものです。

 怒鳴りつけたとき、親が「私が恥をかくから騒ぐのはやめなさい」と言っているのだと、子どもは敏感に察知します。そうすると、子どもの無意識は「人前で自分がやりたいことを自己主張することは恥ずかしいことなんだ。少なくとも私の大好きなお父さん、お母さんは恥ずかしいって思うんだ」と感じ取ってしまうのです。

 だから、人前で発言できない大人とか、初対面の人に営業をかけられない大人を作るための第一歩は、レストランでおとなしくさせることから始まるのです。

 もし、営業の仕事をしていて、初対面の人と話すのが苦手とか、人に自分の意思を伝えるのが苦手だという人がいたら、子どもの頃、こういったレストランでの出来事に似た経験をしている可能性が高いと言えます。いつの間にか、無意識が自分を制約するようになっているのです。

 そこで、苫米地ワークス方式は実際そのときに起きた情動を全部自分でひっくり返してみようというものです。苦しかった、辛かった、嫌だったという気持ちが起こった体験を思い出し、それに対して客観的に評価をし直すのです。

 親の言うことが絶対だった子どもの頃ではなく、現在の自分が当時の親の発言を評価するのです。

 「なんだ。あのとき、レストランで親が怒ったのは、自分が恥ずかしかっただけじゃないか」

 評価関数を変えてやると、こんなふうに評価そのものも変わってきます。こんなふうに、過去の記憶そのものは消せないにしても、嫌な記憶、抑圧された記憶などから引き起こされた情動を打ち消すことはできるのです。

 こうしたトレーニングをしていくと、いままで苦手だと思い込んでいたことが、実は誰かに刷り込まれただけで、本当は苦手ではなかったと思えるようになっていきます。

 通常の能力で普通にやればできるはずなのに、無意識のうちに逃げてしまうのは、心のどこかにドリームキラーの影響が残っている可能性が大きいのです。

 引用終わり

 

 

 苫米地ワークス方式は実際そのときに起きた情動を全部自分でひっくり返してみようというもの

 

 自分でひっくり返すことができるようになるほど、本当の意味で自由自在に生きられるようになります。それは“観自在”という意識状態を体得する重要なプロセスです。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

L-213につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-228~:ゼロトラスト

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

Q-225:ラベリングにおけるゴールに関連があるないの判断基準はエンドステートでの自分の姿なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27711225.html

Q-287:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 

 

営業は「洗脳」

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 営業は「洗脳」 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術 eBook : 苫米地 英人:

 



F-378:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~ <vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法>

 

 私たちは、最初から、すべてから、自由。

 それは無限の可能性を秘めているということですが、多くの人は可能性(可能世界)を感じることができません。スコトーマがあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、スコトーマを外し「無限の可能性(可能世界)」を感じるために、偏見を捨て去る必要があります。その偏見の代表が差別意識。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 現代社会において、差別意識はますます強くなっています。その象徴が「世襲」です。

 (詳しくは「F-377/vol.1」で。こちらからどうぞ↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35845452.html

 

 

 今の日本での「世襲」は血縁の意味合いが強くなっていますが、少し抽象度を上げると「情報空間(情報場)を受け継ぐ」ことと解釈できるはずです。苫米地博士が前回(F-377)の引用文内で書かれていたとおり、医療の世界も「世襲」だらけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 実際のところ、民間の病院は血縁の「世襲」ばかりですし、公立系の病院においても学閥という「世襲」が存在し続けています。私が知る範囲では。

昔ほどではないにせよ、今でも大学医局の力は絶大です。医療過疎地においてはとくにそう。

 F-011:もっと忖度できる医師を派遣してください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040523.html

 

その医療過疎地で働きながらよく感じるのですが、「世襲」の最大の問題(課題)はコンフォートゾーン化にあるといえます。「代々受け継がれている利権を守ることが絶対でありすべて」となると、そのコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を自ら打ち破ることは不可能でしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

CZを維持することは、現状の最適化です。それは過去の全面肯定。

だから、「世襲」を繰り返すほど、無意識はますます過去に囚われていきます。過去に囚われたリーダー(アプリオリ権力リーダー)の下では、チームはますます疲弊するばかり。

 F-294:苫米地式次世代リーダーシップ vol.1;“これまでのリーダー”はもう機能しない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31605153.html

 

 なぜなら、チームを構成する者のwantはないがしろにされ、have toばかりがどんどん強まっていくから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「世襲」が生みだすCZの「C」とは、「既得権益にとってComfort」という意味です。

PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 問題(課題)は他にもあります。

 「世襲」を是とする組織はピラミッド構造が強固で、たいていの場合、上(既得権益)から求められる成果を上げることで出世する仕組みになっています。ここでいう「成果」とは、もちろん、「既得権益にとってComfort」の維持・拡大です。

それは「本物の能力ではなく、ゴマすり度に応じて評価される」という構造。私自身、“女王蜂”と隷従する“働き蜂”にずいぶん悩まされました。苫米地博士と出会う前に。

 F-081:鹿児島ミツバチ騒動 ~女王蜂と働き蜂の関係に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16542626.html

 

 「世襲」というCZにおいては、既得権益の機嫌を害するような意見は出てきません。問題(case)や解決(plan)を見つけても、即座に誰か(ゴマすり“働き蜂”)に潰されます。まさに「出る杭を打つ」ように。

 Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 すると、チーム内のエネルギーと創造性はなくなり、惰性で動くようになります。完全なる思考停止の状態で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

そんなチームでは、誰もが自分のポジションに縛られたフレームしか持てなくなります。その結果、ますますスコトーマだらけになります。重要性を見失い、役割も責任も感じないのだから当然です。

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

それはゴールを失った状態であり、生きていないに等しい状態です。苫米地博士がよく用いられる表現でいうと「奴隷」、私のイメージなら「Working Dead」。ルー・タイスさんがよく話されていた研究でいうと「余命1年6ヶ月」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 現状の外へのゴール設定がないままなら、当たり前ですが、現状の外に出ることはありません。つまり、

 

抽象度が上がらず、エントロピーは縮小しない

=自由もフェアネスもない

 

それがThe「世襲」というシステム。

 

 

まずは自分自身や周囲を観察して、世襲的なものを見つけてみましょう。ここでいう「世襲的なもの」とは、「情報空間(情報場)を受け継ぐ」ものです。

 

  今まで続けてきたというだけの慣習

  時代の変化に取り残された習慣

  やめたらいけないような感じがするだけの仕事

なぜやっているのかわからない作業

なんとなくやっていることすべて

 

“ぬるま湯”に感じられることをすべてリストアップしたら、「それらをやめたらどうなるか?」とイメージしてみましょう。湧き上がる情動(D)を意識に上げながら。

L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 それが自ら洗脳を解く“脱洗脳”の最初の一歩となります。とても重要な一歩です。

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2024年度版」(CYZO)のMonthly Dr.Tomabechi’s Column3月)より引用します。

 

 

洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう究極の脱洗脳法

 現代が認知戦の時代であり、現実に洗脳社会であっても、私たちが生きているのが情報空間であることには変わりありません。情報空間である以上、自分で情報を操作し、内部表現を書き換えることはできるのです。誰かに洗脳されたり、内部表現を書き換えられる前に自分で自分の情報を書き換えてしまえば、洗脳社会に生きていてもあなたが洗脳されることはありません。なぜなら、自分で自分を書き換えてしまえば、自分で自分を洗脳したことと現象としては同じだからです。そうすると、社会の洗脳や認知戦の攻撃から逃れることができるのです。

 どうすれば、自分で自分を洗脳レベルまで書き換えられるでしょうか。ここでも鍵はゴールの設定なのです。そもそもなぜ第三者に洗脳されているかといえば、自分のゴールが見えていないからです。自分の好きなこと、自分がどうしてもやりたいこと、叶えたいことなどがはっきりと見えていないからこそ、洗脳の魔の手があなたに伸びてくるのです。

 しかし、もしあなたにゴールがあれば、どんなふうにメディアを使って洗脳情報をあなたの前に並べても、あなたの心が揺れることはありません。なぜなら、自分のゴールに合致するなら、よい情報として受け取るでしょう。自分のゴールに関係しなければ、その情報はスコトーマに入っていて見えないからです。ですから、他人から洗脳されることはないわけです。

 ゴールがあれば、たとえ認知戦の最中であっても、必要な情報にだけアクセスして、自分のゴールを叶えていけるでしょう。これが究極の脱洗脳法なのです。自分で自分の脳を自分のゴールに洗脳してしまいましょう。すなわち、現状の外のゴールをしっかり設定するということです。そうするとそれが免疫のように機能して、洗脳が効かなくなります。これが現代のような洗脳社会、認知戦の社会において、洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法なのです。

 引用終わり

 

 

自分で自分の脳を自分のゴールに洗脳してしまいましょう

 

 その「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのでしょう?

 

F-379につづく)

  

 

CoacHing4M2 EDGE                 

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 


-追記-

“ぬるま湯”に感じられることをすべてリストアップしたら、「それらをやめたらどうなるか?」とイメージしてみましょう。湧き上がる情動(D)を意識に上げながら

 

 「やりたくないことをやめる思考実験」はこちら↓

 F-369:義を見て為さざるは、勇無きなり vol.3;「義を見て為さざる」の問題点 -義務-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35457949.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-211:研修医時代の思い出 ~自由な発想の教授からの“無茶振り”に学ぶ~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27234407.html

L-162202201月シークレットレクチャー -06;ゴールを見つける近道

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

L-172202203月シークレットレクチャー -05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

L-177202203月シークレットレクチャー -10(最終回);自由なマインドで「物事を俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35079795.html

 

 

新・夢がかってにかなう手帳 2024年度版




L-189202206月医療・介護研修会 -12QA);「ゲシュタルト」「I×V=R」と逆腹式呼吸

 

 20226月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました。依頼されたテーマは「イライラ」。

 当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御質問や御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

  

 01;テーマは「『イライラ』の正体を知り、しっかり対処する」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35443656.html

 02;「仕事観」を書き換える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35479161.html

 03;「幻覚」を見破り「付加価値」を生み出すヒント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35494210.html

 04;イライラや不幸から自由になるために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35531009.html

 05;しあわせは いつも じぶんの こころがきめる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35545220.html

 06;成功体験を再現し、次の日の成功を思い描く

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35578663.html

 07;「イライラ克服」の基盤

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35592887.html

 08;つまらない夢を失った瞬間に訪れるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35626365.html

 09;「ゴール」と「イライラ」の関係のパターン別考察

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35638948.html

 10;ビッグなゴールが生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35673866.html

 11;臨場感を高めるための一工夫

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35688489.html

 12QA);「ゲシュタルト」「I×V=R」と逆腹式呼吸

  

 

研修後にたくさんの御意見や御質問をいただきました。ありがとうございます。コーチとして回答いたします。

 

 ブログ用に再構成する際に割愛しましたが、実際の研修では「逆腹式呼吸」について詳しく説明し、実際に取り組んでいただきました。

 L-166202201月シークレット… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 その逆腹式呼吸について、たくさんの感想をいただきました。

 

 

・逆腹式呼吸がよくわからなかった

 

A:「よくわからない」というのは、「ゲシュタルトができていない状態」です。

 人は世界をゲシュタルトとして認識し理解しています。よって、ゲシュタルトができていないとなかなか理解することができません。その体感が「よくわからない」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 反対にいうと、ゲシュタルトができると理解できるようになり、さらに大きなゲシュタルトができるほど「よくわかる」ようになります。

Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 よって、「ゲシュタルトを統合する」という感覚が重要↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29997523.html

 

 その基礎として、私は「トゥールミンロジック」を重要視しています。

 L-08020213月シークレット… -03;言語を用いたゲシュタルト構築 <基礎編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30049883.html

 

 そして、「ゲシュタルトを統合する」=理解を深めるために、「コンセプチュアル・フロー」を実践しています↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 

・イライラの対処法をもっと知りたい。呼吸法とかで落ち着くのかな~と思った

・逆腹式呼吸→行ってみるも?

 

A:ゲシュタルトができるまでの「よくわからない」を言い換えると、「信じられない」「受け入れられない」「納得できない」「しっくりこない」「あやしい」...という感じ。そのような違和感を意識に上げることは、とても重要です。

 F-3163つのF ~「うまくいかない」と思った時のcheck point~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32726017.html

 

 ただし、そんな違和感が存在し続けるかぎり、現状の外のゴールを達成することはできません。もちろん、ゴールを設定することも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「信じる者は救われる」という言葉があります。この言葉が正しいことは認知科学によって明らかにされ、コーチングにおいてプリンシプル化されています。

それが「夢をかなえる方程式 I×VR」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「I×VR」の「IImaginationImage)」を生みだすものは、「現状の外へのゴール設定」。「現状の外」はスコトーマに隠れ、そもそも認識することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 よって、「現状」というコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を共有している人たちにとっては、「現状の外」はまったく理解することができません。その結果、「現状の外」を否定し、排斥しようとします。それがドリームキリング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 疑問や否定的な考えが浮かんだときは、自身の無意識がドリームキラーになっていないか確認しましょう。具体的にいうと、ゴールを再確認してください。

 

 自分のゴールは何か?

なぜこのゴールなのか?

本当に自分のwantなのか?

バランスは保たれているか? など

 

 この問いかけはブリーフシステム(Belief SystemBS)を吟味する重要な機会にもなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

・創造的回避をしてきた自分がいます

 

A:じつは、最大のドリームキラーは自分自身です。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 その理由は「自分=BSは過去の記憶で作られている」から。「過去の記憶」とは、主に“失敗”の記憶です。常に“失敗”がつきまとうため、自身の無限の可能性を素直に受け入れることは簡単ではありません。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 ひょっとして、「どうせ私なんか」が口癖になっていませんか?

 

 もしもYesなら、今すぐその口癖を捨て去りましょう。「しあわせは いつも じぶんの こころがきめる」から。それが「I×V=R」です。

 (「口癖を捨て去る」方法はこちら↓)

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

・「しあわせは いつも じぶんの こころがきめる」本当にそうですね。イライラすることはエネルギッシュと思うこと。先を感じ、考えながら、気持ちの切り換えがなかなかできない現実です

 

A:繰り返しますが、「I×V=R」です。

 

 「気持ちの切り換えがなかなかできない」というイメージの臨場感が高いかぎり、「切り換えがなかなかできない現実」は書き換わりません。

 (その理由は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 

 そう、ゴール設定です。「『気持ちの切り換えがなかなかできない』という現状」の外側に、心からワクワクするようなゴールを設定します。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

私は「趣味」のカテゴリから取り組むことをお勧めしています。一つのカテゴリで 1)現状の外 や 2)心から望む がクリアできると、その他のカテゴリでもゴールを見出しやすくなります。

(その理由は↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 いろいろなカテゴリでゴールの再設定ができる頃には、「気持ちの切り換えがなかなかできない」は自然に解決しているでしょう。心が自由になるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

・イライラの原因が現実と理想のギャップということ。イライラの原因について考えたことがありませんでした。どちらかというと、イライラしたらどうやって気持ちを平常心に戻すか ということだけを考えていました。イライラとうまく付き合っていければと思いました

 

A:「スコトーマ」の3つのポイントを覚えていますか?

 

 …1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つです。「イライラの原因について考えたことがない」というのは、そのどれかが欠けているということ。

 L-133202111月シークレット… -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

 

 ゴールを設定することで 2)重要性と 3)役割(責任)を生みだすと、1)知識はますます増えていきます。その結果、目の前がゴールを達成するための世界にどんどん変わっていきます。

 L-09320217月シークレットレクチャー -05;大量の情報を得て、知識化していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30566304.html

 

なぜでしょうか?

 

 答えは「人にはゲシュタルト能力がある」から。

 Q-268:薬をやめることができますか? <前編:induction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29185121.html

 

その能力を覚醒させる大切な縁起がコーチングです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

・仕事中にイライラすることはあまりありませんが、イライラしたときは逆腹式呼吸を実践したいと思います

 

A:素晴らしいですね!

 これからお伝えすることを実践したら、さらに素晴らしくなります。

 

 それは「セルフトークのコントロール」。

 

 …1つ前の感想中の「イライラとうまく付き合っていければ」は希望であり、セルフトークの第2段階です。「イライラしたときは逆腹式呼吸を実践したい」は誓いであり、第3段階。いずれも臨場感(V)はまだ「イライラ」(I)にあります。「無意識が『イライラ』を肯定している」といえばわかりやすいでしょうか。

 (「セルフトークの4段階」はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 だから、いくら頑張ったとしても、「イライラ」は克服できないでしょう。それが「I×V=R」という人のマインドの特性です。

 

 解決のためには、ゴール設定によって「イライラ」と相矛盾するセルフイメージを生み出す必要があります。そして、その新たなイメージの臨場感を高めること。

臨場感を高めるために行うことが、「セルフトークのコントロール」です。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 

・何かよい呼吸法があるのでしょうか? 

・他にも呼吸法があれば詳しく知りたいと思った

 

A:いいですね。「知りたい」という好奇心はとても重要!

 (「好奇心」について、詳しくはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28501205.html

 

 でも、まずは基本である「逆腹式呼吸」を徹底的にマスターしてください。「逆腹式呼吸」には、じつは、とても重要な秘密が隠されています。

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、開拓社より再版、p85)より引用します。「逆腹式呼吸」をさらに大きなゲシュタルトにしてください。Feel

 

 

変性意識を生成-逆腹式呼吸

 基本的な呼吸法を習得したら、次はいよいよ逆腹式呼吸である。ここから先は、自分一人で行う練習なので、相手の瞬きに合わせる必要はない。この呼吸は文字通り、息を吸うときに腹を引っ込め、吐くときに出していく呼吸法だ。

 では、具体的に解説していこう。まずは、背筋を伸ばして姿勢を正した状態で椅子に座っていただきたい。このとき、視線は中空に漂わせて、鼻先を軽く見ている状態がいいだろう。次に腹をへこませつつ、鼻からできるだけゆっくりと息を吸い込んでいく。吸気は胸を張って上に引っ張られていく感覚で行うとやりやすい。意識は眉間、つまり目と目の間に集中させていく。

 完全に息を吸い切ったら、今度は呼吸を一瞬だけ止めて、ゆっくりと鼻から息を吐き出していく。同時に、全身の力をゆっくり抜きながら、へこませた腹を戻していく。腹を膨らませていく感覚でも構わない。首、肩、肘、手、腰、膝、つま先と、上から順番に意識して力を抜いていくと効果的だ。

 以上の行程を、まずは約五分間行ってほしい。しばらくすると、額から周辺にかけてむず痒くなってくるかもしれないが、変性意識状態に陥る際の一つの現象なので、気にする必要はない。五分経ったら、呼吸を続けながら意識を下丹田に集中する。下丹田とは、臍よりもやや下に位置するツボで、精気が集約するといわれている。この下丹田周辺が、徐々に暖かくなっていくようにイメージしてほしい。さらに、逆腹式呼吸を続け、今度は「呼吸による全身のリラックス」「目と目の間に意識を持っていく」「腹部に暖かみを感じる」といった過程を同時に行う。このときの時間はおおまかな感覚でいいだろう。長ければ、長いほどいい。ヨガや気功では基本的な健康法でもあるので、毎日行うと体調管理にもいいはずだ。

 逆腹式呼吸で重要なのは、呼吸を「意識する」のであって「意図する」のではないということ。わざと不自然に腹や胸を動かすわけではない。あくまでも「腹をへこませるような感覚」で、自然な逆腹式呼吸になるように心掛けていただきたい。そうすれば、普段は意識しないような呼吸をしている自分の感覚に鋭敏になり、自然と変性意識が生成されるだろう。試しに「目と目の間の感触」と「腹部の暖かみ」を意識し続けながら、自然な逆腹式呼吸をゆっくりと十~二十分間続けてみるといい。周囲の状態から意識が切り離されている感覚が訪れ、変性意識化に成功しているはずだ。

 逆腹式呼吸の練習は、最低でも二ヶ月は続けてほしい。やがて、完璧な意識状態のもと、自然な逆腹式呼吸が行えるようになるだろう。

 逆腹式呼吸による変性意識化に慣れてきたら、その状態の自分の意識を記憶しておくといい。そして通常の状態で、変性意識下の自身の意識状態を思い出す作業を何回も繰り返す。すると、逆腹式呼吸を行わずとも、自然と変性意識が生成されるだろう。地味な訓練となるが、これを体得すれば、後のステップの作業が非常に楽になってくるはずだ。

 ところで、呼吸を意識に上げることで変性意識が生成されるのは、指が自然にくっ付くなどの生体反応を言語化して変性意識を生成するのと原理は同じだ。呼吸は重要なホメオスタシス活動として、生体としての内部表現が、無意識下で勝手に物理的世界とフィードバック関係を保ちながら維持されている。すなわち、臨場感が物理空間にあるわけだ。これを内省的に意識に上げることで、それは意識が介入した空間へと変わる。こうなるともはや、純粋な物理空間ではなく、意識するという情報的行為が介入した、やや情報空間にゆらいだ物理空間となる。完全な物理空間ではなくなるのである。そしてその空間に臨場感が生まれてくるので、変性意識状態となる。

 催眠を含め、変性意識を生成するコツはこのように、まず物理空間からほんのちょっとゆらいだ仮想世界に臨場感を作り、そこから物理空間から大きく乖離した仮想空間に少しずつ誘導していくことだ。言語で生体状態を記述したり、生体状態を内省的に意識に上げるだけで変性意識が生成されるのである。そしてその物理空間と仮想空間のゆらぎを徐々に大きくしていくことにより、変性意識状態へ誘導していくのである。

 とにかく、変性意識状態を体得するには実践あるのみ。どんなに科学的なメカニズムが理解できても、実践できなければ意味がない。サッカーが、ニュートン力学の枠を出ていない物理行為だからといって、運動方程式を求めてもエースストライカーになれないのと同じである。エースストライカーになってこそ、サッカーの本質が見えてくることがあるように、洗脳護身術も優れた洗脳家にならなければ見えてこない本質もあるので、皆さんにも頑張っていただきたい。

 引用終わり

 

L-190につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-311~:デジタル自傷行為

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426481.html

L-01020201月シークレットレクチャー -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

L-168202203月シークレットレクチャー -01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

Q-293:私のような凡人にはとてもできそうになく、悶々とした日々を過ごしています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30321962.html

Q-369:共感覚がなかなかうまく実践できません <vol.1;理論編>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34066679.html

 

 

洗脳護身術

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 洗脳護身術 eBook : 苫米地英人:

 



F-370:義を見て為さざるは、勇無きなり <vol.4;「勇無きなり」の問題点 -「勇」と「エフィカシー」の違い-

 

 最近、医療法人を経営されている理事長(医師)と面談する機会がありました。理事長のブリーフシステム(Belief SystemBS)を観察している間に浮かんできたのが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

  義を見て為さざるは、勇無きなり

 

 この論語の一節を、苫米地式コーチング認定コーチとして考察します。

 

 vol.1;問題も解決も〇〇〇にあり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35363063.html

 vol.2;「義を見て為さざる」の問題点 -正義-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35409039.html

 vol.3;「義を見て為さざる」の問題点 -義務-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35457949.html

 vol.4;「勇無きなり」の問題点 -「勇」と「エフィカシー」の違い-

 

 

 思考実験はどうでしたか?

 

 「やりたくないことをやめる」という思考実験を続けると、自分の仕事や生活の中に「我慢していたけど、本当はやらなくてもよかった」ことがたくさんあることに気がつきます。スコトーマが外れるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その時こそ、「『やりたくないことを嫌々やる』というこれまでのコンフォートゾーン(CZ)」を破壊し、「ゴール設定により自ら生みだす『やりたいことだけやる』というCZ」に移行するビッグチャンス!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ところが、「『これまでのCZ』を破壊し、『ゴール側のCZ』に移行する」ことは決して簡単ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 誰かが「CZとして維持されている世界」から抜け出そうとすると、まわりの人々が強力に引き戻そうとするから。そういう人々を「ドリームキラー(Dream Killer)」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 じつは、最大のドリームキラーは自分自身です。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 実際、現状から抜け出そうというときは、必ず不安な気持ちになります。ゴール側のCZを臨場感豊かに感じるほど、足はすくみ、心臓がバクバクし、「やっぱりやめよう」という気持ちになるはずです。そうですよね?

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 現状を変えるとき、人生を変えるとき、夢に向かって走りだすとき 大きな変化が起こるときには、必ず不安や恐怖が津波のように押し寄せてきます。

 F-129The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -1;不安に襲われる若者、希望を失う老人

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21892496.html

 

 そんなときにぜひ思い出してほしいことがあります。それは、

 

  不安な気持ちが強ければ強いほど、劇的に人生が変わる

 

 という事実。

 

 

 勇気を振り絞って「ゴール側のCZ」を目指していると、やがて美しい景色が見えるようになり、自分が素晴らしい世界の一部であることを実感しはじめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 すると、人生が一変するような信じられない出来事が次々と起こるようになります。まるでゴールを実現するための縁が自然と引き寄せられるかのように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 勇気を振り絞って「ゴール側のCZ」を目指す

 

 苫米地博士に直接学ぶ前の私は、そんな「勇気」のことをエフィカシーだと思っていました。と同時に、「勇気」という言葉に気持ち悪さを感じていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 今思うと、「勇気」という概念(ゲシュタルト)に“社会的洗脳”の影を感じていたのかもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 現在の私は、「勇気」とエフィカシーを同じように考えることは完全な間違いだと思っています。その理由はクリアでしょうか?

 

 

 ところで、「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)の中で、苫米地博士は「勇気とはどんな感情を指すのか、正確に把握している人はほとんどいないのではないか」と書かれています(p150)。

 

 

「感情」の解剖図鑑

 

 

 さらに博士は、「ある目的のために行動するとき、成功する可能性とリスク、どちらの方が高いか。その両者の兼ね合いこそが、『勇気』なのかそうでないかを決め、『勇気』の度合いを決める」と書かれています(p151)。

 

「成功の可能性」と「リスク」のバランスであることを前提に「勇気」を分析すると↓

 □成功する可能性よりリスクの方がはるかに高い → 無謀な行動

 □リスクがはるかに少なく、「絶対に大丈夫」と自信あり → 普通の行動

 □目的が達成できる可能性よりも、リスクの方が少しだけ上回る → 勇気ある行動

 

 

 「勇気=エフィカシー」と理解している場合でも、博士の分析を熟慮することで違いが浮き彫りになってくるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 「勇気=エフィカシー」と考えるのであれば、エフィカシーとは「『目的が達成できる可能性よりも、リスクが少しだけ上回る』という状況での『達成できるという確信』」のことになってしまいます。

 

もちろん、このエフィカシーの表現は間違いです。これでは苫米地博士が最近とくに否定されている「CZを少しずつひろげる」「ステップ・バイ・ステップ方式」という考えに陥ってしまいます。

 

 以下、苫米地博士の著書「」オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp155)より引用します。「CZをひろげることの怖さ」を体感してください。Feel

 

オーセンティック・コーチング

 

 

◎コンフォートゾーンを広げることの怖さ

 ここで、ステップ・バイ・ステップ方式とコンフォートゾーンの関係についてもう少し話しておきましょう。

 前述したように、ステップ・バイ・ステップ方式と「コンフォートゾーンを広げましょう」という考え方は似ています。『PX2』では、「コンフォートゾーンを広げましょう」という考え方で一部導入しているという話はさきほどもしました。ただし、大人向けのコーチングでは「コンフォートゾーンを広げましょう」という言葉は使いません。その理由は人を現状に縛りつけてしまうためですが、さらにもうひとつ、ホメオスタシスの原理が働かなくなるという問題もあるからです。

 ホメオスタシスは、いまのコンフォートゾーンの居心地が悪く、そこから逃れようとするから働くわけです。

 ところが、コンフォートゾーンを広げてしまうと居心地の悪さが解消されてしまい、現状が心地よいものになってしまいます。

 現状が心地よくなると聞くと一瞬いい話のように思われる人もいるかもしれませんが、言葉を換えれば、これまでの現状が続くということです。しかも、心地よくなったとしてもそのやり方は大抵の場合、一時しのぎにしか過ぎません。

 一つ、とてもわかりやすい例を出しましょう。

 白人だけのクラスの中に黒人が一人入ってきたと思ってください。白人たちは非難囂々ですが、一人のリーダー的白人が「そういう差別はやめよう。黒人だって同じ人間じゃないか。仲良くしよう」と言って、その彼を迎え入れます。これには賛同者も多く、黒人はクラスメートになりました。それから数日後、もう一人、黒人が入ってきました。彼も受け入れられました。さらに数日後、今度は3人入ってきました。さらに数日後、今度は10人入ってきました。さて、クラスはどうなるでしょうか?

 「どうなっているんだ、このクラスは。ここは白人のクラスじゃなかったのか!」と大騒ぎになるでしょう。

 最初は白人のクラスというコンフォートゾーンでした。それを広げて、黒人を数人入れてもなんとかそのコンフォートゾーンは維持できました。しかし、数が増えて現実的に白人のクラスでなくなってしまったら、そのコンフォートゾーンは維持できないのです。白人のコンフォートゾーンはどこまで行っても白人のコンフォートゾーンであり、それが「現状」なのです。

 こうなった原因は何かというと最初が詭弁だったからです。「そういう差別はやめよう。黒人だって同じ人間じゃないか。仲良くしよう」というあの言葉に嘘があったのです。この言葉の裏には「一人くらいだったら我慢しよう」という意味合いが含まれていたのです。もしかしたらリーダーの一人だけは本気で差別をやめようと思っていたかもしれません。しかし、多くの白人たちにとっては「一人しかいないんだから我慢するか」だったのです。これが「コンフォートゾーンを広げる」というやり方です。

 何が間違いかというと根本的な発想が間違っているのです。

 現に、差別をなくしましょうと言っている限り、差別は残ります。

 黒人にとって差別的でない空間を作りたいのであれば、差別の概念そのものがない新しいコンフォートゾーンを作らなければいけません。

 私たちが目指さなければいけないのは、この「新しいコンフォートゾーンを作る」ほうなのです。

 引用終わり

 

 

 大人向けのコーチングでは「コンフォートゾーンを広げましょう」という言葉は使いません。その理由は人を現状に縛りつけてしまうためですが、さらにもうひとつ、ホメオスタシスの原理が働かなくなるという問題もあるからです

 

 「勇気」や「エフィカシー」、そして「コンフォートゾーン」を考えるとき、鍵となるのが「ホメオスタシス」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

次回、掘り下げます。

 

F-371につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

不安な気持ちが強ければ強いほど、劇的に人生が変わる

 

 補足として、苫米地博士の著書「立ち読みしなさい! ~美しいほどシンプルな成功術」(CYZOp121)より引用します。

 

 

立ち読みしなさい!

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 立ち読みしなさい! eBook : 苫米地 英人:

 

 

 現状を変える時、人生を変える時、夢に向かって走り出す時、大きな変化が起こる時には、不安な気持ちが津波のように押し寄せてきます。

 

 不安な気持ちが強ければ強いほど、劇的にあなたの人生は変わるということです。

 その不安や恐怖と正面からまともに戦ってはいけません。

 その代わりにマインドを変えてください。

 「不安な気持ちは素晴らしい人生への入り口だ!」という認識に変えるのです。

 

 不安になればなるほど、「これから素晴らしい人生に変わる準備をしている」と思ってください。開けることが怖い扉であればあるほど、その扉を開けた時、素晴らしい絶景が待っています。あなたが本当に見たかった景色がそこにあるのです。

 引用終わり

 

 

 その不安や恐怖と正面からまともに戦ってはいけません

 

 やはり、「勇気」とエフィカシーはまったく違うものであるようです。

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

F-304~:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426094.html

Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

Q-306~:私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんけど

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424264.html

 

 

 

L-176202203月シークレットレクチャー -09;ラベリングにより到達する境地

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34892980.html

 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34980243.html

 07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 08;続・ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35030561.html

 09;ラベリングにより到達する境地

 

 

 ここまで「『ゴール(w2)』と『現状の自我(BS=p=w1)』という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトが作られる」ということを確認しました。

 

 最後の2回は実践編。ゴールの世界を統合していくためのワークを紹介します。今回は「ラベリング」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ワーク中に限らず、常に「逆腹式呼吸」を心がけてください。それが大原則です↓

 L-166202201月シークレット… -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 

 逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得たら、モニタリングを行います↓

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 モニタリングを行う時のポイントは、「すでにゴールを達成している」「今まさにゴールの世界(w2)にいる」という感覚。

 Q-103:あがり症は克服できますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 その感覚(より正確には意識状態)を維持しながら、さらにリラックスを深め、ラベリングを行います。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 「ラベリング」とは、認識したものすべてに「T(ティー)」「Nil(ニル)」「D(ディー)」のどれかを張りつけること

  T:ゴールに関係すること(ゴール達成の妨げになることも含む)

  Nil:ゴールと関係ないこと

  D:「T」でも「Nil」でもない感情(怒り、後悔、悲しみ、不安など)

 

 ラベル張りは時間をかけず、情報を認識した瞬間に行います。

 

まずは「D」を減らすように意識します。「D」は完全に自分のマインド次第です。

次に「Nil」が減るように自身の行動を見直します。基本的に「Nil」にはhave toが入り込んでいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

Nil」が続くときには、「なぜhave toなのか?」「want toは何か?」「そもそもゴールは何だったか?」と自問を重ねます。止観です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 じつは、人の前頭前野には複数の「フレーム」が同時に存在しています。階層性はあってもグチャグチャなカオス状態として。だから、矛盾や葛藤、混乱が生じるのです。

 L-09420217月シークレット… -06;ブリーフシステムと人格や未来との関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30598161.html

 

 よって、ラベリングは「フレーム=BS)」をゴール側から整えることだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 BS(ブリーフシステム)を整えながら、同時に抽象度を意識に上げていくことがポイント!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 通常はフレームやブリーフシステムの階層性は抽象度とは無関係です。それどころか、むしろ抽象度の低い煩悩レベルが上位にあって、優位になっている(=支配している)ことが多いもの。

 F-221:不安と不満のはざまで<ちょっとブレイク;今、親を憎んでいる人たちへ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27776349.html

 

そんな「フレーム=BS)」の階層性を、抽象度とマッチングさせていくことが「人間形成」だといえます↓

PM-05-13~5そもそも教育とは?-6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 

自己実現理論(Wikiより引用)

Wikipediaより引用

自己実現理論 - Wikipedia

 

 

 今回は、ラベリングのアドバンス版として、「過去の評価関数を変える方法」を紹介します。それは則ち「自我を解放する技術」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 具体的には通常のラベリングに「B」を加え、過去の出来事に対して「B」「D」「T」「Nil」の4種類のラベルを貼り付けていきます。

B:「煩悩」のB、「社会に洗脳されている(Brain Wash)」のB

D:「雑念(Delusion)」のD。「雑念」とは現在の情動で過去を評価すること

T:「True」。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係あればT

Nil:「値がない」という意味。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係なければNil

 

例えば「レストランで静かにしていたらほめられた」ことを思い出した場合、

-「今あるべき現在」=ゴールを達成している自分に関係あればT

-「親の煩悩だ」←B(過去の自分からみての評価)

-「親に埋め込まれていたなぁ」←D(今の自分の感想)

-「人前でしゃべることが苦手になった」←T(ゴール達成の阻害要因)

 

ラベリングを行うことは、「それまでの過去の評価関数を変える」という行為です。それは自我が変わるということ。これまでの「フレーム=BS)」を解体し、ゴール側から新たに再構築するということです。

L-160202201月シークレットレクチャー -04;フレーム解体×ゴール設定

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 

 以下、苫米地博士の著書「営業は『洗脳』 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術」(CYZOp141)より引用します。ラベリングにより到達する境地(意識状態)をイメージしながら読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

ラベリングすることの意義とは

 このラベリングによって自我を変えると、自分を縛っているものから自由になることができます。営業の仕事をする上で、自分が苦手だとか、これは不得意だと思うことがあったら、それは過去にドリームキラーによって刷り込まれた可能性が高いわけです。それを取り除いてやれば、苦手意識とか不得意だと決め付けて逃げるといったこともなくなっていきます。

 こうして評価関数を変えていくことで、自由度の高い営業マンになれます。

 繰り返しますが、正しいラベルを貼ったかどうかは重要ではありません。あなたの無意識が、あなたがなろうとしている状態になるために関係があるかないかを勝手に判断してくれます。そして、無意識下で縛られている制約に無意識が気づいてくれます。

 実はこれも「Rのゆらぎ」です。過去の記憶を現在進行形で語り、ラベルを貼ることでRがゆらぎます。過去の記憶を客観視するだけで大きな効果が得られます。新しい自分を発見し、新しいゴールが見えてくる可能性を生み出すのです。

 よく「自分探しの旅に出ます」などと言って、インドとかチベットとか、あるいはどこでもいいのですが、とにかく一人旅に出掛けてしまう人がいますが、自分探しは旅に出なくてもこのように過去の記憶にラベルを貼るだけでできます。

 旅に出るにはお金もかかりますし、危険な目に遭うリスクもありますし、おかしなものに洗脳されて間違った自分を発見してしまうリスクもありますが、ラベリングならノーリスクで確実に自分発見に至ります。

 営業という仕事で悩んだり、迷ったりしている人はぜひ一度試してみてください。

 引用終わり

 

 

実はこれも「Rのゆらぎ」です。過去の記憶を現在進行形で語り、ラベルを貼ることでRがゆらぎます。過去の記憶を客観視するだけで大きな効果が得られます。新しい自分を発見し、新しいゴールが見えてくる可能性を生み出すのです

 

 皆さんにもきっと「苦手」や「不得意」があるはず。それらの多くは、過去に、ドリームキラーによって刷り込まれたものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

ラベリングによって、過去の記憶に紐付く「B」や「D」を取り除くことができれば、苦手意識とか不得意だとか決めつけて逃げることはなくなります。

Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

つまり、ラベリングによって評価関数を変えていくことで、ますます自由度の高い人間になれるということ。そう、ラベリングにより到達する境地(意識状態)とは自由!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

自由とは、無意識がゴールに関係するかどうかを勝手に判断してくれる状態のこと

自由とは、無意識下で縛られている制約に無意識が気づいてくれるようになること

 

 そんな自由を、私たちはモニタリング&ラベリングで手に入れることができます。

 L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

L-177につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

今回は、ラベリングのアドバンス版として、「過去の評価関数を変える方法」を紹介します。それは則ち「自我を解放する技術」!

 

今回御紹介したワークは、苫米地博士が著書「営業は『洗脳』 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術」(CYZO)に書かれているもの。「苫米地ワークス式ドリームキラー撃退法」です。

Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-356:自由訳「OODA」 <vol.2Orient

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34805412.html

L-147202111月医療系研修会 -02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

L-148202111月医療系研修会 -03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

L-159202201月シークレットレクチャー -03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

Q-229:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか? 後編;しつけと教育の違い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27824108.html

 

 

営業は「洗脳」

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 営業は「洗脳」 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術 eBook : 苫米地 英人:

 

 


L-131202111月医療・介護研修(医療法人、鹿児島県)レポート -12;心豊かに働き、心豊かに生きるために

 

 202111月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いた研修を行いました。テーマは「心豊かに働き、心豊かに生きるために」。

 当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御質問や御意見(橙色で表示)に回答してきました。今回が最終回です。

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32612689.html

 02;「心豊か」はゴール次第

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32648883.html

 03;ゴールがスピリチュアルペインを解決する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32663640.html

 04;ゴールが見つからないときは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32698474.html

 05;働く仲間とゴールを共有するワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32710871.html

 06;マインドが変わると、“現実”が書き換わる(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32748380.html

 07;すべては自分次第。その自分とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32763806.html

 08;「苫米地式コーチング」にとって最も大切なポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32797793.html

 09;セルフトーク×エフィカシー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32812936.html

 10;自己充足的予言×エフィカシー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32846862.html

 11;「スピリチュアルペイン」と「自分」と「自由」と「本当の幸せ」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32859869.html

 12;心豊かに働き、心豊かに生きるために

 

 

□自分自身へのアプローチはできそうですが、他者とゴールを共有するためにどんなポイントがあるのでしょうか?

 コーチング入門者向けに回答します。

 「他者とゴールを共有する」ためのポイントは、当たり前ですが、まずは自分自身がゴールを設定すること。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 それが「自分自身へのアプローチ」といえますが、「まずは自分自身がゴールを設定すること」は簡単ではありません。自分は“本当の自分”ではないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ゴールに関してとても重要なのが、「ゴールは現状の外」という大原則。現状の外とは、これまでのコンフォートゾーンの外側であり、そもそも認識することさえできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 では、「そもそも認識できず、なかなか設定できないゴール」をちゃんと設定して共有するために、何を心がけたらいいのでしょう?

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

□思春期の子どもにアドバイスするときはどうすればいいでしょうか?

 先程の質問の答えも、この御質問の答えも、「抽象度を上げる」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げることでゴールを設定できるようになり、さらに抽象度を上げることでそのゴールを他者と共有できるようになります。

 反対に、抽象度を上げることができないと、対立の構図になってしまいがち。とくに親子関係の場合、対立の構図は子どもの可能性を潰しかねません(ドリームキラー)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 実際、親子関係はこじれやすいもの。なぜなら「子どものことになると、抽象度を上げることがさらに難しくなる」から。

その理由は“煩悩”にあります。「我が子が大切という思い(=子煩悩)→恐怖 →認知的不協和 →怒り」となるパターンを、きっと誰もが経験しているはず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 映画を例に挙げると、王道の大作映画(「Star Wars」「Star Trek」「Indiana Jones」「ETetc.)から、最近の話題作(「Top GunMaverick」「The Flash」「Dune」「ゴジラ -1.0etc.)まで、ストーリーの根底には親子関係上の苦悩が感じられます。

 (その代表であり、私が大好きな映画がこちら↓)

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 

□心身的な怒りの抑え方を知りたい

 怒りの根底には、たいてい恐怖があります。恐怖により怒りが生まれ、怒りは憎悪となり、憎悪が苦しみを生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 だから、まずは恐怖をコントロールしましょう。「気がついていないだけで、じつは恐怖によってコントロールされている」というケースは少なくありません。例えば、「給料のいい仕事を選ぶ」といったケースでは、「お金を得る喜び」がモチベーションになっているようでいて、じつは「お金がないことへの恐怖」が根底にあったりします。どうですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 繰り返しますが、まずは恐怖をコントロールしましょう。具体的にはこちらをどうぞ↓

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

□自分の心が豊かで穏やかに過ごせるよう、これから「今日はいい日になる」と朝声に出していけたらいいのかなと思いましたが、すぐイライラな心が出てしまう。弱いのでしょうか? 皆が幸せに過ごせていけること、大切だと思います

 イライラ」は、弱さではなく、何らかの予期または理想と現実のギャップが生みだすエネルギーの表れです。理想をゴールとして設定し(I)、エフィカシーを高めていけば(V)、ゴールを実現するためのエネルギーに変わっていきます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

イライラを感じたときは、そのイライラを解消しようとするのではなく、ゴールを確認し強化してください。詳しくはこちらでどうぞ↓

F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

 繰り返しますが、イライラは弱さではありません。もしもそのイライラを楽しめるようになったなら(V)、「心が豊かで穏やかに過ごせる」というイメージ(I)は自然に実現していくはずです(R)。もちろん、「皆が幸せ」も。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 最後に、皆さまがさらに自由に生きていることを願いながら、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社、p80)から引用します。「心豊か」を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

日本のビジネスマンと感情

 日本のビジネスマンから、感情が消えている、近年、とみにそう思います。ごくまれに、電車の中で激昂している人を見かけますが、そういった例は特殊であるといえます。しらふで、本気で怒っている人を、最近、身の回りで見ましたか?

 怒りや悲しみといったネガティブな感情だけではありません。本気で飛び上がって喜んでいる人も、もはや見つけることが難しい時代になったような気がします。これはいったいどうしてなのでしょうか。

 もともと日本人は感受性が低い人種といえます。それは民俗学的な特徴というより、教育によるものです。国民の感受性が低く、鈍感なほうが国を治めやすいからです。言葉を換えると、情緒の安定した国民性とも言えますが、しかしこれでは死人の国も同様です。怒りも悲しみもないロボットのような仕事、喜びも楽しさもない人生では、活き活きとゴールに向かって突き進むことなどできません。そもそも、そういった仕事は、そう遠くない未来に人工知能に取って代わられるでしょう。

 人工知能を怒らせるのは難しいでしょう。恋をさせるのはもっと難しいはずです。なぜなら、人工知能は合理的、論理的なことは得意ですが、非合理的で愚かなことをするのは苦手だからです。本書をお読みいただければわかるように、「感情」は非合理的なのです。

 しかし、人生を彩り、気づきを与えてくれるのは、悲しみやあきらめ、寂しさといった感情たちです。また感情は、うまく付き合えばゴール達成への力強い武器となり得ます。

 感情は、予期から外れることで生まれます。予期から大きく外れた怒りや悲しみ、予期から大きく外れた喜びを、高度に文明化し、統率の行き届いた今の日本で見出すのは難しいのかもしれません。

 だからこそ、嬉しいことを嬉しい、悲しいことを悲しいと感じる感性を大切にしてください。

 日々の身の回りの出来事にもっと目を向け、そして自己の内奥に立つ小さなさざなみに耳を澄まし、湧き上がる感情を楽しんでほしいと思います。

 引用終わり

 

 

 以上で、「心豊かに働き、心豊かに生きるために」をテーマとした研修内容の紹介とフォロー解説を終わります。

 楽しみながら参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

恐怖により怒りが生まれ、怒りは憎悪となり、憎悪が苦しみを生みだす

 ↑この言葉は、ある映画の中で、幼い主人公に向けて語られたもの。

 誰の言葉でしょうかw

 (答えはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は11/26(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32734556.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

Q-012:ドリームキラーを気にせずに前進するために

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html

Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

Q-278:親として何を助言していけば良いのか知りたいと思いました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29631346.html

 

 

「感情」の解剖図鑑



L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 

20213月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。3回を通しての全体テーマは「Don’t think, feel!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 *初回講義(202011月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420420.html

 *2回目講義(20211月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421742.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;「ゲシュタルトを統合する」という感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29997523.html

 02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 03;言語を用いたゲシュタルト構築 <基礎編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30049883.html

 04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 

 

 心の本質を捉える基本中の基本は相手に内省言語を引き起こすこと。いかにそれを言語を使わないで引き起こすのかということが極めて重要

 

 これは02L-079)で引用した苫米地博士の言葉。

 「言語を使わないで引き起こすすなわち「非言語」が重要なのはなぜでしょうか?

 

 これは大切な問いです。

 ぜひ逆腹式呼吸でリラックスとゆらぎを得ながら、ゆっくりと考え、しっかりと感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 それでは私が感じた理由を“言語化”します。

 

   言語化するとwant tohave toに変わってしまう

ゴールのポイントの1つは「心から望む」「止められてもやりたい」という100%want to

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

「~したい」というwant toに対して、「~ねばならない」という内省言語が生まれているのがhave toの状態。want tohave toの生産性の違いは、なんと、756倍です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

want toの根底にあるのは価値(value)。対してhave toの根底には恐怖が潜んでいます。

私自身はhave toにならないように「FOG」に気をつけています。「不安・恐怖(Fear)」「義務感(Obligation)」「罪悪感(Guilty)」の3つです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 

   言語化するとドリームキラーが生まれる(可能性がある)

ゴールのポイントには「現状の外」というものがあります。「とんでもない」「でかすぎ」「絶対無理」と感じるくらいが「現状の外」。

そんな現状の外にゴールを設定し、ゴール側にコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を引き上げると、ゴール達成を邪魔しようとする人があらわれます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ドリームキラー(Dream Killer)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

CZを引き下げる人」「エフィカシー(Efficacy)を引き下げる人」がドリームキラー。そして、「CZを引き下げる行為」「エフィカシーを引き下げる行為」がドリームキリング。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

では、ここで問題です。

最大のドリームキラーとは誰でしょうか?

最強のドリームキリングとは何でしょうか?

 

 

   言語化によりエフィカシーを下げてしまう(可能性がある)

 最大のドリームキラーは「自分自身」。最強のドリームキリングは「ネガティブな内省言語」です。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 言語の想起性はとても高いことが知られています。「ネガティブな内省言語」はネガティブなイメージ(I)の臨場感を高めてしまうことになり(V)、結果としてエフィカシーを下げてしまいます。

エフィカシーとは「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。エフィカシーが低いと、ゴールを達成することはできません。「とんでもない」「でかすぎ」「絶対無理」という内省言語が(I×V)、「ゴールが達成できない」をリアルにするのです(R)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

   言語化すると抽象度の上限をつくってしまう

 先ほどのドリームキリングは、例えば「できる」「できない」といった同じ抽象度での話。じつは、言語化にはもっと深刻な問題(課題)があります。それが「抽象度の上限を作ってしまう」。より高次の抽象度空間へのアクセスができなくなってしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ゴールのイメージを具体的な言語であらわすことは、超言語のイメージを言語抽象度まで引き下ろすことといえます。そのとき、臨場感が上がる一方で、自由を失います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 もっとわかりやすく“言語化”すると、「イメージしやすくなると同時に、そのイメージが固定化する」という感じ。イメージの固定化とは、ゲシュタルトが強固になることと同じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

人間は1つのゲシュタルト(Gestalt)として物事を認識しています。よって、ゲシュタルトが強固になると、スコトーマ(Scotoma)が外れにくくなります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

   言語により構築された世界を超えて非言語情報処理を行うことが困難になる

 そもそも具体的に言語化できる段階は「現状の中」です。エンドステート(End State)やCOACourse of Action)ならOKですが、それらはゴールではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 ゴールのポイントは「100%want to」「現状の外」、さらに「自分中心を捨て去る」です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ゴール実現のためには03L-080)で言及したトゥールミンロジックをフル活用した上で、04L-081)で紹介したコンセプチュアル・フローを実践し続ける必要があります。

 まずは論理脳を鍛え、最短時間で最適解を見つけるようになる」ために。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 その先の「論理的思考を徹底的に極めることによって、論理という系の外にでる」を実現するために必須なのが「非言語」。もっといえば「超言語」!

 それは、脳の機能でいうと、「前頭前野背外側部を抑えて、前頭前野内側部を活性化させる」こと。苫米地理論でいうと、「左脳言語野を抑え、右脳言語野を活性化させている」状態です。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

L-083につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

苫米地理論でいうと、「左脳言語野を抑え、右脳言語野を活性化させている」状態です

 

以下、苫米地博士の著書「脳の呪縛を解く方法」(KADOKAWA)から引用します。

 

脳のバイオパワーを利用する方法

 (前略)

 正義があり、それに合致すると報酬系が働き、心地よく感じるためにそれに従って行動してしまう。あるいは逆に、それから外れると報酬系が逆向きに働き、気分が悪いからそういう行動をしない。私たちはそれを、バイオパワーと呼ぶわけです。

 人間は、このバイオパワーによって最終的には自分で自分を縛っています。

 それは、いわば良心です。そして、その良心の出所は、人間が生得的に持っている、「本当に自分を見ている眼がある」という感覚でしょう。

 社会の中で期待される言語を右脳言語野が導いたとき、おそらく人間は新しい目覚めを迎えるはずです。それは、そんなに遠いことではありません。

 権力のバイオパワーに取り込まれることなく、自分を客観的に見つめ、その時を待つことは、かつて私たちが経験したことのないほど大切で重要なことになった、そう考えなくてはならないのです。

 引用終わり

 

 *バイオパワー(生権力)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第8回目(R4.11/27開催)のテーマは「現状の外」。こちらで御確認ください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29987722.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-208:マトリックス/Matrix -03Revolutions;脳の呪縛を解き放つ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27063566.html

F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

F-254~:イノベーションがうまれるとき

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421781.html

Q-229:低年齢の子どもも後編;しつけと教育の違い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27824108.html

 

 

脳の呪縛を解く方法

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 脳の呪縛を解く方法 eBook : 苫米地英人:

 



F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 

トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 

 これは鹿児島の先輩 長渕剛さんの言葉です。

 

 現在65歳の長渕さんは18年ぶりにCMに出演されています。その取材でトレーニングへの思いを語られました。

 

 昨日できなかったことが今日出来るようになったり、毎日毎日自分が重いものと向き合いながら、1キロでも1回でも “昨日の自分を超えていく” みたいな、そういう自己確認。“俺はやれた” っていう。そういうのは自然に喜びに変わるんじゃないかな。

自分の世界観の中で “よし、今日はこれでいい” と納得する。日々生きていて何にも考えないよりも、考えられる時間があるってことは幸せだと思うね。

 

 

 ゴールを設定すると、必ずドリームキラー(Dream Killer)があらわれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ドリームキラーとは「ゴールに向かうことを邪魔する人」。コーチングの祖 ルー・タイスさんは「ホープバンパイア(Hope Vampire)と表現されていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 ドリームキラーはコンフォートゾーン(CZ)と深く関係しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 人はそれぞれCZを持っており、それを他人と共有しています。「同志」や「〇〇仲間」という言葉で表現されているのは「情報空間上のCZ」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

新しくゴールを設定した人が共有するCZからはみだすと、まわりはこれまでのCZに引き戻そうとします。その無意識の働きがドリームキリングです。

PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーン(CZ)が生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 じつは、最大のドリームキラーは自分自身。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 自身の心の奥底に潜むドリームキラーの正体は、これまでの人生で刷り込まれてきた考え方や価値観です。それはブリーフの核となるもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

認知科学者 苫米地英人博士は、「刷り込まれてきた考え方や価値観」の代表として「3つのモノサシ」があるとされています。

 

 

 1つ目は「他人の視点」

 多くの人が、他人と比べて自分は劣っていると考え、そこを起点に達成できそうなゴールを設定しようとします。「達成できそう」は現状の中ですし、そもそも他人と比べてゴールを設定する必要がありません。

取り上げた長渕さんの言葉には、まったく「他人の視点」はありません。これが正解!

 

 コーチング中のクライアントさんの言葉に“他人”が出てくる場合があります。

 その場合、私は「まわりの反応を気にしてそれをモノサシにすることは、まったく意味がない」とはっきり伝えます。

 

 コーチングのコアはゴールとエフィカシー。

 ゴールは自分が生み出す世界のことであり、エフィカシーは自分自身のゴール達成能力の自己評価。全部自分の話です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 2つ目は「社会の価値観」

 世の中では、日々、様々な価値観がつくりだされています。例えば「勝ち組」「負け組」もそう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11297824.html

 

 その価値観は時代によってコロコロ変わるもの。しかも権力者により勝手に書き換えられたりします。

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

例えば、つい最近まで公安調査庁のHPには「『ウクライナの愛国者』を自称するネオナチ組織が『アゾフ大隊』なる部隊を結成した」と書かれていました。ところが、先日(202248日)、公安調査庁はその記載を削除しました。その理由はこちら↓

「国際テロリズム要覧2021」中の「アゾフ大隊」に関する記載の削除について | 公安調査庁 (moj.go.jp)

 

 もともとこの世は(あの世も)縁起。縁起は「関係が存在を生みだす」という考え方です。それを突き詰めると、「普遍的な実体はなく、物事は常に変わりゆき、永遠に変わらないものなどない」ことがわかります。一言でいえば「無常」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ゴール設定に社会の価値観を持ち出しても何の役にも立ちません。反対に、その価値観の外側にゴールを設定(再設定)することで、シンの自由を得ることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 長渕さんの「自分の世界観の中で」という表現に、そんなメッセージを感じました。

 (ただし、その「自分」とは、ゴール設定で生みだす未来の「自分」です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

3つ目は「仮想の自分」

ここでいう「仮想の自分」とは、「もし別の道を歩んでいたら、こうなれたであろう」という迷いや後悔のこと。未来のことであったとしても、それは仮想(妄想)が生みだす“今”の時間延長上の未来のことです。ゴール設定によって新たに生みだす「未来」や「自分」のことではありません。

 

今の自分をわざわざ低く評価し、それより優れている仮想の自分を基準にすることは、セルフイメージを傷つける自傷行為といえます。

 この場合、私は「時間の流れ」をしっかり理解していただきます。時間は未来から現在、現在から過去に向かって流れています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

長渕さんが語る「自己確認」の「自己」とは、「ゴール側の自分」のこと。そのゴールが未来から過去への時間の流れを生みだします。

 

 

 最後に、苫米地博士の「すべての仕事がやりたいことに変わる」(CYZO)の「03 夢を潰すドリームキラーの正体を探れ」から一部引用します。

 長渕さんと苫米地博士の言葉を、ぜひconnectしてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 これら3つの物差しは、なんの役にも立たない「常識」や、不当に低すぎる自己評価にあなたを縛りつけ、本来は無限に広がっている可能性をわざわざ閉ざすように働きかけます。

 あなたがすべきことは、未来で成功している自分自身だけを見つめて、自由に生きること。ですから、これらの物差しだけは、今すぐ捨てるようにしてください。

 

〇ポイント 「他人の視点」「社会の価値観」「仮想の自分」という物差しは今すぐ捨てよ

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

CM撮影に向けて約半年間トレーニングしてきたという長渕さんは、「いつも体はケアしてるんだけども、こういう目的があると完璧にやりたいほうなので。どこまでできるか、目標ができた」と語られています。

 

 「いつも体はケアしてる」のはゴールがあるから。CM撮影という縁が生みだす「目的」がエンドステート、「(どこまでできるか、)目標」がCOA(コース・オブ・アクション)といえます(ハズ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 

-追記2

 今回のブログ記事は、いただいた御質問への回答の実践を意識しながら書きました↓

 Q-250:コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で多角的に学びたいと思っています。お勧めの著者や本を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28566857.html

 

 ぜひ「抽象度」を意識に上げながら、もう一度読み直してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 きっとスコトーマが外れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

私の意図を感じてください(Don’t think, feel!)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第3回目(R4.6/19開催)のテーマは「ゴール」。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28683163.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-033:その男、〇〇につき

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533150.html

F-125VW

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21491696.html

F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

F-194:継続は力なり

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26246029.html

 

 

すべての仕事がやりたいことに変わる

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: すべての仕事がやりたいことに変わる―成功をつかむ脳機能メソッド40 eBook : 苫米地 英人:

 



Q-237:新型コロナウイルスが怖いのですが、どのように対処すればよいのでしょうか? <ワーク付き>

 

 前回(Q-236)、「アウトプットに恐怖を感じる」という御相談に回答しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 不安や恐怖のマネジメントは重要です。大脳の前頭前野に対して大脳辺縁系が優位となる「ファイト・オア・フライト」の状態では、絶対にゴールを達成できないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 スコトーマが外れることで「老病死(+生で四苦)」を実感しがちな医療・介護現場は、とくに情動のマネジメントが必要とされています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 そんな医療現場でいただいた御質問に回答します。

  (変更を加えています)

 

Q:新型コロナウイルスが怖いのですが、どのように対処すればよいのでしょうか?

 先日、ある討論番組で「医者はワイドショー見て、コロナ怖がりすぎ」という発言を聞きショックを受けています。現場ではよく「正しく怖がる」という言葉を使いますが、実際にコロナ患者さんに囲まれているとどうしていいかわからなくなるときがあります。

今は体と心がバラバラな感じです。

 

A:「医者はワイドショー見て、コロナ怖がりすぎ」という主張(claim)の根拠(warrant)と事実(data)は示されていたのでしょうか?

 (まさか「ワイドショー見て」が根拠?)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 裏付け(backing)は? 確率(qualifier)は? 例外(reservation)は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

 そのように論理的な思考を重ねることで、「ファイト・オア・フライト」に陥りにくく(リカバーしやすく)なります。前頭葉前頭前野(背外側部)が活性化するからです。

私は、とくに医療・介護現場には、ディベートを学び実践することをお勧めしています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124522.html?p=2

 

 *ディベートについて、詳しくはこちらをどうぞ↓

 S-01~:よりより“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 「問題・課題の分析(case side)」と「解決の提案(plan side)」はセットです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

問題を叫ぶだけで解決を意図していない意見は無視してください。その多くは責任転嫁であり、そもそも他責だから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22599317.html

 

 きっと頭の中はゲーム理論でいっぱいです。他人を蔑み引き下げることで、自分のコンフォートゾーンを優位に保とうとします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

繰り返しますが、ドリームキラーへの対策として、まずは論理! そして無視 !!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 

 ところで、あなたはショックを受けて落ち込んでいる場合ではないはず(claim)。なぜなら、ゴールがあるから(data)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 コーチングマインドはつねに未来志向です。ゴール設定により自ら生みだす未来が「因」、現在が「果」です(warrant)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 心ない他人からの誹謗中傷も、すべて自分のマインド次第。その時は辛いでしょうが、「心の力でゴールに近づくための良縁に変えることができる」と信じてください。大丈夫!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

  

 「どうしていいかわからなくなる」ときや「心と体がバラバラな感じがする」ときは

 

 

 1)まずは呼吸を意識に上げてみましょう。いつもより早く浅くなっているはずです

 

2)自分の中の不安、恐怖、悲しみ、怒りなどをありのままに観察しながら、今度はその情動を吐き出していきましょう。呼気とともに

 

3)吐きながら緩める(緩めながら吐く)ことをしばらく続けていると、心身ともにリラックスしてくるはず

その時、心は不安・恐怖から安心に、脳は大脳辺縁系から前頭前野優位に、体は交感神経から副交感神経優位に変わっています。その変化をしっかり感じましょう

 

4)すっかりリラックスしたと感じたら、書き換えのタイミング。辛い(辛かった)現状からゴールを達成している未来へ移動しましょう。時間旅行を楽しむ感じで

 

5)未来に到着したら、ゴールを達成している自分が見ているもの、聞いている音、感じている感触、味、匂いを存分に味わってください(ビジュアライゼーション)。そして、その時感じているすべてを言葉で描写していきましょう(アファメーション)

 

6)十分に味わったら、ゴールの世界で感じている「うれしい」「楽しい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」をお土産に再び時間旅行。余韻を楽しみながら、現在に向かいます

 

7)到着した現在は「出発前の辛い(辛かった)現状」ではありません。「ゴールを達成している未来の結果」です

ゴールが「うれしい」「楽しい」等の情動とともにどんどん近づいていること、すなわち未来から現在へと向かう時間の流れを感じ続けてください

 

 

 ポイントは「未来から現在に到着したときの体感」。明るくあたたかい感じとともに、すべてがゴール達成の縁に感じられるはず。

その体感はゴール側のエネルギーが生みだしています。しっかり記憶してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 このワークを繰り返している間に臨場感(V)が高まっていくイメージ(I)は、やがて本当に現実化(R)していきます。それが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 さらに、ゴール側(未来)の強い臨場感は、縁ある人たちにもひろがっていきます。

たとえゴール(&CZ)そのものが相容れなくても、お互いのゴールのLUB(最小上界)を共有できればOK

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 ドリームキラー(K)は次第にドリームサポーター(S)に変わっていくはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26967876.html

 

 

 最後にもう一点。

 「正しく怖がる」の「正しく」は絶対的なものではありません。「正しさ」はゴールが決めます。ゴールに近づけば〇、遠ざかれば×というように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「正しく怖がる」の「怖がる」はゼロトラストのこと。ゼロトラストとは「完全に守ることは不可能という認識」。レジリエンスの大原則です。

 F-142:不要不急 vol.3;レジリエンス <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 

 それはあえてCZを揺さぶってスコトーマを外し、「問題・課題(case)」を見つけ、「解決(plan)」することを可能にします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 

レジリエンスカーブ(191104バラだん)

「バラいろダンディ」(東京MX2019114日放送回)より引用

 

   Normal Operations : 継続的なモニタリング

   ShockCascading : 最低ラインの確保

   Recovery Phase : 準平常ラインの設定

   Restoration Phase : 元々の平常ラインよりさらに高いラインに回復する構造

 

 

 御相談中の「ショックを受けています」は「②ShockCascading」のphase。その時は「最低ラインの確保」が目標です。例えば、「ファイト・オア・フライト」を防ぎながら心身のダメージを最小限に抑え、ストレス状態から脱却することを目指します。

 

 回復基調(③Recovery Phase)にあるときは、みんな優しく仲良しです。それを災害医療では「ハネムーン期」と表現します。その後は、ご想像のとおりw、「幻滅期」が訪れます。

 その対策のためにも「正しく怖がる(怖がり続ける)」ことが重要。そのためにコーチングの知識とスキルがとても役立ちます。詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-187~188:「新型コロナウイルス感染症」との縁で… -04~05;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25802632.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25868437.html

 

 御承知のとおり、体と心は同じもの。「体と心」「脳と心」でひとつです。「体と心がバラバラ」と感じるたびに、今回御紹介したワークに取り組んでください。絶対大丈夫!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

御質問ありがとうございます。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

L-014~20202月リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410646.html

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

-告知-

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 


このページのトップヘ