F-378:学びと破門で脅しをかける
~自由、フェアネス、平和のために~ <vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法>
私たちは、最初から、すべてから、自由。
それは無限の可能性を秘めているということですが、多くの人は可能性(可能世界)を感じることができません。スコトーマがあるから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
だから、スコトーマを外し「無限の可能性(可能世界)」を感じるために、偏見を捨て去る必要があります。その偏見の代表が差別意識。
PMⅠ-06-13:仮説08)はびこる差別意識
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html
現代社会において、差別意識はますます強くなっています。その象徴が「世襲」です。
(詳しくは「F-377/vol.1」で。こちらからどうぞ↓)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35845452.html
今の日本での「世襲」は血縁の意味合いが強くなっていますが、少し抽象度を上げると「情報空間(情報場)を受け継ぐ」ことと解釈できるはずです。苫米地博士が前回(F-377)の引用文内で書かれていたとおり、医療の世界も「世襲」だらけです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
*抽象度はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
実際のところ、民間の病院は血縁の「世襲」ばかりですし、公立系の病院においても学閥という「世襲」が存在し続けています。私が知る範囲では。
昔ほどではないにせよ、今でも大学医局の力は絶大です。医療過疎地においてはとくにそう。
F-011:もっと忖度できる医師を派遣してください
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040523.html
その医療過疎地で働きながらよく感じるのですが、「世襲」の最大の問題(課題)はコンフォートゾーン化にあるといえます。「代々受け継がれている利権を守ることが絶対でありすべて」となると、そのコンフォートゾーン(Comfort Zone、CZ)を自ら打ち破ることは不可能でしょう。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
CZを維持することは、現状の最適化です。それは過去の全面肯定。
だから、「世襲」を繰り返すほど、無意識はますます過去に囚われていきます。過去に囚われたリーダー(アプリオリ権力リーダー)の下では、チームはますます疲弊するばかり。
F-294:苫米地式次世代リーダーシップ vol.1;“これまでのリーダー”はもう機能しない
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31605153.html
なぜなら、チームを構成する者のwantはないがしろにされ、have toばかりがどんどん強まっていくから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
「世襲」が生みだすCZの「C」とは、「既得権益にとってComfort」という意味です。
PMⅠ-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html
問題(課題)は他にもあります。
「世襲」を是とする組織はピラミッド構造が強固で、たいていの場合、上(既得権益)から求められる成果を上げることで出世する仕組みになっています。ここでいう「成果」とは、もちろん、「既得権益にとってComfort」の維持・拡大です。
それは「本物の能力ではなく、ゴマすり度に応じて評価される」という構造。私自身、“女王蜂”と隷従する“働き蜂”にずいぶん悩まされました。苫米地博士と出会う前に。
F-081:鹿児島ミツバチ騒動 ~女王蜂と働き蜂の関係に思う~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16542626.html
「世襲」というCZにおいては、既得権益の機嫌を害するような意見は出てきません。問題(case)や解決(plan)を見つけても、即座に誰か(ゴマすり“働き蜂”)に潰されます。まさに「出る杭を打つ」ように。
Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html
すると、チーム内のエネルギーと創造性はなくなり、惰性で動くようになります。完全なる思考停止の状態で。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
そんなチームでは、誰もが自分のポジションに縛られたフレームしか持てなくなります。その結果、ますますスコトーマだらけになります。重要性を見失い、役割も責任も感じないのだから当然です。
Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html
それはゴールを失った状態であり、生きていないに等しい状態です。苫米地博士がよく用いられる表現でいうと「奴隷」、私のイメージなら「Working Dead」。ルー・タイスさんがよく話されていた研究でいうと「余命1年6ヶ月」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
現状の外へのゴール設定がないままなら、当たり前ですが、現状の外に出ることはありません。つまり、
抽象度が上がらず、エントロピーは縮小しない
=自由もフェアネスもない
…それがThe「世襲」というシステム。
まずは自分自身や周囲を観察して、世襲的なものを見つけてみましょう。ここでいう「世襲的なもの」とは、「情報空間(情報場)を受け継ぐ」ものです。
今まで続けてきたというだけの慣習
時代の変化に取り残された習慣
やめたらいけないような感じがするだけの仕事
なぜやっているのかわからない作業
なんとなくやっていることすべて
…“ぬるま湯”に感じられることをすべてリストアップしたら、「それらをやめたらどうなるか?」とイメージしてみましょう。湧き上がる情動(D)を意識に上げながら。
L-109:2021年8月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html
それが自ら洗脳を解く“脱洗脳”の最初の一歩となります。とても重要な一歩です。
以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2024年度版」(CYZO)のMonthly Dr.Tomabechi’s Column(3月)より引用します。
洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう究極の脱洗脳法
現代が認知戦の時代であり、現実に洗脳社会であっても、私たちが生きているのが情報空間であることには変わりありません。情報空間である以上、自分で情報を操作し、内部表現を書き換えることはできるのです。誰かに洗脳されたり、内部表現を書き換えられる前に自分で自分の情報を書き換えてしまえば、洗脳社会に生きていてもあなたが洗脳されることはありません。なぜなら、自分で自分を書き換えてしまえば、自分で自分を洗脳したことと現象としては同じだからです。そうすると、社会の洗脳や認知戦の攻撃から逃れることができるのです。
どうすれば、自分で自分を洗脳レベルまで書き換えられるでしょうか。ここでも鍵はゴールの設定なのです。そもそもなぜ第三者に洗脳されているかといえば、自分のゴールが見えていないからです。自分の好きなこと、自分がどうしてもやりたいこと、叶えたいことなどがはっきりと見えていないからこそ、洗脳の魔の手があなたに伸びてくるのです。
しかし、もしあなたにゴールがあれば、どんなふうにメディアを使って洗脳情報をあなたの前に並べても、あなたの心が揺れることはありません。なぜなら、自分のゴールに合致するなら、よい情報として受け取るでしょう。自分のゴールに関係しなければ、その情報はスコトーマに入っていて見えないからです。ですから、他人から洗脳されることはないわけです。
ゴールがあれば、たとえ認知戦の最中であっても、必要な情報にだけアクセスして、自分のゴールを叶えていけるでしょう。これが究極の脱洗脳法なのです。自分で自分の脳を自分のゴールに洗脳してしまいましょう。すなわち、現状の外のゴールをしっかり設定するということです。そうするとそれが免疫のように機能して、洗脳が効かなくなります。これが現代のような洗脳社会、認知戦の社会において、洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法なのです。
引用終わり
自分で自分の脳を自分のゴールに洗脳してしまいましょう
…その「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのでしょう?
(F-379につづく)
CoaHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
“ぬるま湯”に感じられることをすべてリストアップしたら、「それらをやめたらどうなるか?」とイメージしてみましょう。湧き上がる情動(D)を意識に上げながら
…「やりたくないことをやめる思考実験」はこちら↓
F-369:義を見て為さざるは、勇無きなり vol.3;「義を見て為さざる」の問題点 -義務-
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35457949.html
-告知1-
今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-211:研修医時代の思い出 ~自由な発想の教授からの“無茶振り”に学ぶ~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27234407.html
L-162:2022年01月シークレットレクチャー -06;ゴールを見つける近道
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html
L-172:2022年03月シークレットレクチャー -05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html
L-177:2022年03月シークレットレクチャー -10(最終回);自由なマインドで「物事を俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35079795.html