苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:スコトーマ

F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 

 F-163からはじまるシリーズでは、「生老病死(=四苦)」というテーマを「anti-aging」という切り口で考察し、最後に下記のワークに取り組んでいただきました↓

 F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

<ワーク>

    人生の終わりに待つ「死」まで見据えた上で、あらためて“幸福(well-being)”を考えるとどのようなことがいえるでしょうか?

    未来から過去へと向かう時間の流れを考慮すると、「『死』がはじまり」といえます。そのはじまりにある“幸福(well-being)”とはどんなものなのでしょうか?

    人生の終着点(始発点)である「死」をどのように迎えれば(始めれば)よいのでしょうか?

    anti-agingwith-agingの先には何があるのでしょうか?

 

 私は平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。次回からの投稿(F-176~)で掘り下げていきます。

あらためて上記ワークに取り組んでください。その取り組みは「自己の存在と意味」を明らかにし、「スピリチュアルペイン克服」のきっかけになるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

 前回は「こんなはずではなかった」という言葉を取り上げました。それもスピリチュアルペインの写像といえるかもしれません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24979591.html

 

 「こんなはず」が一向に改善せず、「こんなはずではない」ばかりが続くのは、「こんなはずではないと愚痴る状況」がコンフォートゾーンになっているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 コンフォートゾーンはホメオスタシス(恒常性維持機能)によって強力に維持され、その外側は認識することすらできません。スコトーマに隠れているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 しかしながら、“現状の外”に新たなゴールを見いだし、エフィカシーを高めながらその達成を心から確信するようになると、どんどんスコトーマが外れ、「こんなはずではなかった」を次々と解決(克服)していきます。その様子をコーチングの創始者 ルー・タイスさんは「invent on the way」と表現しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 そのとき、目の前の「世界」は書き換わっています。

そもそも「宇宙」そのものが幻想であり、マインド(脳と心)次第です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 よって、「生老病死」という四苦も、スピリチュアルペインも、そして目の前の世界さえも、すべてマインド次第だといえます。前頭葉が十分に発達した人類は、すでに“自由”を手に入れています。「自らに由って存分に生き、自らに由ってしっかり死ぬ」という“自由”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 認知科学者 苫米地英人博士の言葉を紹介します。「新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版」からの引用です(11月マンスリーワード)。

 

脳内を書き換えると「環境」が変わる

 「意志力は存在するか」というテーマは、科学的な課題として議論されます。意志力は血中のグルコースに関係するという説もあります。逆に意志力などは存在せず、環境によって決まるという説もあります。

 たとえば昔から「あなたの友人の年収の平均値を計算してみてください。それがあなたの年収です」といわれたりします。だからこそ、「お金持ちの友人をつくりましょう」という結論になるわけです。しかし、友人の平均年収が本当にあなたの年収でしょうか。これは相関関係と因果関係を混同しています。単に「類は友を呼ぶ」というだけの話です。

 意志力や環境という考え方は大事ですが、この議論に欠けている視点があります。環境は、与えられたものではないということです。目の前に広がる物理的現実世界が環境だと考えがちですが、それは違います。ゴールがあり、その写像として現在の環境があるということです。

 時間は未来から流れてきて、今が生じています。ですから、ゴールが変われば、現在は一瞬で変わります。たとえば、自分が手にしている宝くじが当たったと知った瞬間に、世界の風景は一変するでしょう。でもその番号が間違いだと知った瞬間、世界の風景は再度一変するでしょう。

 物理的には何も変わっていません。あなたが紙切れを持って立っている姿は同じですが、前者と後者では「環境」が異なるのです。宝くじではなく、受験の合格通知と考えてもらってもかまいません。

 宝くじや合格通知はいっときのことですが、ゴールはもっと強烈に現在の環境を書き換えます。大事なのはまず脳内を書き換えることです。そうすると目の前の世界が変わりますし、必然的に環境も大きく変わるのです。

 引用終わり

 

 ゴールが生みだすヴィジョンを新たなコンフォートゾーンとして体感していると、さらに心身がリラックスし変性意識が深まります。あえて言葉にするなら“無我夢中”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 そんな意識状態でいると「時間は未来から流れてきて、今」が生じ、「世界の風景は一変」します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

もちろん、苫米地博士がおっしゃるとおり「物理的には何も変わっていません」。しかしながら、「まず脳内を書き換えること」で「目の前の世界が変わり」、「必然的に環境も大きく変わる」のです。「ゴールがあり、その写像として現在の環境がある」から。

その理を博士が理論化されたものが「超情報場仮説(理論)」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 その超情報場理論は釈迦の「縁起」の思想をベースにしています。よって、縁起から超情報場理論へと至るステップとして「空仮中(空観・仮観・中観)」があると考えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ポイントは意識状態です。深い変性意識になれば、抽象度が上がります。抽象度が上がると、スコトーマが外れます。スコトーマが外れると、いままで見えていなかった新しいゴールが見つかります。そのゴールに向かう過程でまた抽象度が上がり、さらにスコトーマが外れていきます それが「生きる」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 本気で生きている間に、マインド(脳と心)は「antiwithwell」と変化していきます。

私は、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。そして、それは「目の前の世界」や「環境」がますます“heaven”に書き換わっていくことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905509.html

 

次回からの投稿(F-176~)で掘り下げていきます。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

「自らに由って存分に生き、自らに由ってしっかり死ぬ」という“自由”

 それは、もちろん、自殺(自死)を肯定しているわけではありません。自殺を含む殺人に関する私の意見は「〇を〇な」(←鹿児島弁w)です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19370962.html

 

 

-関連記事-

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

Q-175:脳内の歩くというイメージの臨場感を上げて物理空間で実際に歩いているということになるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2020年度版ver.2



L-00820201月シークレットレクチャー -08;スピリチュアルペインへの対処は、いつから、どこで、行われるべきか?

 

20201月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。

その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。

 

 01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 02;身体的苦痛

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 03;身体と心は○○○○ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 04;身体と心は○○○○ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 06;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 08;スピリチュアルペインへの対処は、いつから、どこで、行われるべきか?

 

 死生観が薄いことは確かに問題ですが、それは本質ではありません。本質は「『生きる意味』を見いだせないこと(見いだしていないこと)」の方です。「自己の存在と意味」を確信していない人、あるいは「生きる意味」がわからないまま過ごしている人は、すでにスピリチュアペインを抱えています。気がついていないだけです。

スピリチュアルペインは「自己の存在と意味がわからないことから生じる苦痛」と考えるべきです(ケースサイド)。そして、その解決にはコーチングが役にたちます(プランサイド)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 では、スピリチュアルペインへの対処は、いつから、どこで、行われるべきでしょうか?

 

 「スピリチュアルペイン」とは「全人的苦痛(トータルペイン)」のひとつ。他に「身体的苦痛」「心理・精神的苦痛」「社会的苦痛」があります。それらは緩和ケア(医療)での重要な概念です。

 厚生労働省のHPで緩和ケアを確認すると、緩和ケアとは「病気に伴う心と体の痛みを和らげること」とあり、「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」が謳われています(下図)。

 

 

厚労省HP「緩和ケア」

厚労省HP>がん対策情報>緩和ケア より引用

緩和ケア (mhlw.go.jp)

 

 厚労省の定義によると、苦痛の原因は「病気(がん)」であり、その対策(緩和ケア)のスタートは「診断された時」。

 

 前回(L-007)考察したように、スピリチュアルペインは「自己の存在と意味がわからないことから生じる苦痛」であり、人生のかなり早い段階に生じています。老いや病気、死の予期といったものは、スピリチュアルペインの原因そのものではなく、顕在化するきっかけ(縁起)にすぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 多くの人は医療や介護の現場で老病死を突き付けられ、突然、実感するのです。スコトーマに隠れ気がつくことがなかった“根源的な痛み”を。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのような“根源的な痛み”が生じるのは思春期であると私は考えています。

 思春期は感受性がとても豊かな時期ですが、一方で情緒が不安定になりやすい時期でもあります。脳の構造変化やホルモンバランスの変化(身体的理由)、自己探求に伴う現状への不満や将来への不安(心理・精神的理由)、役割の変化や責任の増大に伴うストレス(社会的理由)などがその原因として考えられます。

 コーチング用語を用いると、それらは物理的および情報的なコンフォートゾーンの変化といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 私自身の体験を振り返ると、認識できる世界(自我)の拡大に対して、その認識を可能とする知識の習得が全然追いつかなかったことが原因だったような気がします。そのギャップが激しい不協和を生みだしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 皆さんはいかがだったでしょうか?

 

 

 私の世代でいうと「宇宙戦艦ヤマト」の古代進や「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイ、我が子の世代では「ワールドトリガー」の三雲修・空閑遊真・雨取千佳・迅悠一など、アニメの世界で描かれているのは若者たちのスピリチュアルペインの克服です。

 

 ちょうど昨年の今頃は映画「男はつらいよ」の最新作(50作目)が公開されていました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21034159.html

 

その作品において、甥の満男が主人公 寅さん(車寅次郎)に「伯父さん、人間は何のために生きているのかな?」と質問するシーンがあります(回想シーン)。寅さんの答えは「あぁ生まれてきてよかったな、って思うことが何べんかあるじゃない。そのために、人間、生きてんじゃねえのか」でした。この時の満男は18歳という設定です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21142618.html

 

アニメや映画で描かれているとおり、「自己の存在と意味」をめぐる葛藤は思春期にはすでに始まっています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11301259.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

よって、スピリチュアルペインへの対処は、人生の最終段階(end of life stage)での緩和ケアとしてだけではなく、思春期にこそ行うべきです。家庭や学校において。

もちろん、そのためにコーチングがとても役に立ちます。“現状の外”にゴールをどんどん設定していくことで、ブリーフシステムを未来側から作り直すことができるからです。“自分”自身の想像力によって、「自己の存在と意味」を創造することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

スピリチュアルペインは思春期からはじまっている

ところが、大人になっていく間に、いつの間にかスコトーマに隠れてしまいます。

 

L-009につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

F-122:免疫力をあげる!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 


F-150:トリアージ(triage)をコーチの視点で考える vol.5;トリアージの応用

 

 私は2007年から11年間にわたって病院長を務め、その間に300回の研修会を開催しました。今回御紹介するのは、コーチングを導入しようと奮闘していた院長時代に作成したもの。テーマは「トリアージ(triage)」です。

 (実際には“奮闘”ではなく“粉砕”しましたw

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15110477.html

 

 2008年(苫米地理論と出会う前)に作成後2011年(苫米地理論と出会った後)に作り直したものをベースに、さらに2020年(認定コーチ6年目)の視点で「connect the dots」したいと思います。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

vol.1;トリアージとは?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23110775.html

 vol.2;トリアージの問題点/課題 <前編>

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23211097.html

 vol.3:トリアージの問題点/課題 <中編>

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23264809.html

vol.4;トリアージの問題点/課題 <後編>

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/23329883.html

 

 

vol.5;トリアージの応用

 

vol.2F-147)本文中に書いたトリアージの表現(下記)は2008年時点の私の考えです。苫米地博士に学び始めた後、この考え方には大きな問題点(課題)があることに気づきました。

Q4:下記の表現に潜む問題点(課題)とは何でしょうか?

1)     手を尽くしても助けられない人には何もしない

2)     放っておくと死ぬけれども、すぐ手を尽くせば助かる人をまず最初に治療する

3)     放っておくとよくないが、とりあえず少しは待てる人を次に

4)     放っておいても死なない人は後回し

 

前回(vol.4/F-149)同様、まずは病院長として勤めていた2008年(苫米地理論に出会う前)に書いた文章を転載します。コーチングで最も重要な概念といえる「ゴール」の3つのポイント(「心から望むもの」「自分中心を捨て去ったもの」「“現状の外側”に設定するもの」)をイメージしながら読み進めてください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 

-転載開始-

最近、トリアージの考え方を生活に応用する方法を考えています。

生じた事柄の重要度・緊急度とともに、自分側の状況(自身の実力・価値観・人生観・特徴・長所/短所・この世での使命・与えられた時間(命)、共時性などなど)を考えて判断できるように努力しています。

 

1.手を尽くしても助けられない人には何もしない

 →今の自分にできないことには取り組まない

2.放っておくと死ぬけれども、すぐ手を尽くせば助かる人をまず最初に治療する

 →急を要するが実現可能で、かつ自分でないといけないことを最優先とする

3.放っておくとよくないが、とりあえず少しは待てる人を次に

 →重要であり実現可能だが、急がないことは後回し

4.放っておいても死なない人は後回し

 →自分でなくてもいいことは他人にお願いする

 

繰り返しになりますが、トリアージには精度および倫理の問題が必ず伴います。

正しい判断を行うために、生きる意味・働く理由を真剣に考え、人生をかけて挑みたい大志を強く意識することが重要だと思います。

 

宗教なくして科学は不具であり、科学なくして宗教は盲目である

 

これはあのアルバート・アインシュタイン博士の言葉です。医学と宗教心の相互追究が、これからの日本の冷たい医療現場で、あたたかく働くための“光”になると確信しています。

症例検討会に参加してくださりありがとうございました。

-転載終わり-

 

 

 それではコーチの視点で添削していきましょう。

 

「生じた事柄の重要度・緊急度とともに、自分側の状況(自身の実力・価値観・人生観・特徴・長所/短所・この世での使命・与えられた時間(命)、共時性などなど)を考えて判断できるように努力しています」

 

もちろん重要度と緊急度は重要です。現在の私は、とくに「『重要であるが緊急ではない』という人生の第二領域」を常に意識にあげることをお勧めしています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_400247.html

 

しかしながら、「生じた事柄の重要度、緊急度、自分の側の状況を考える」という当時の私の考えには大きなスコトーマがありました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

当時は「重要度・緊急度や状況の判断をどの時間軸で行っているか?」ということをまったく意識していませんでした。そのため無意識下の判断基準は“現在”でした。

私たちの目の前の世界はすべて過去の記憶で作られているのですから、“現在”の判断基準とは、じつは(現在ではなく)“過去”です。自身の言動ばかりか目の前の世界をも決定づけるブリーフシステムは、「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」という“過去”により生みだされています。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

つまり、以前の私は、今を生きているようでいて、じつは過去に縛られていたのです。そのため「昨日のような今日」を繰り返す日々に、燃えるような情熱や心の底から湧きあがってくるようなエネルギーを感じることはありませんでした。目の前のほとんどは「have to」で、そこに挑戦する喜びはありませんでした。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 その有様が「手を尽くしても助けられない人には何もしない →今の自分にできないことには取り組まない」という言葉にあらわれました。

これは“現状の外”にゴールを持つ挑戦者らしからぬコメントです。今の自分にできることしかしないという姿勢からは何も生まれません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

この部分は「手を尽くしても助けられない人には何もしない →ゴール達成に関係ないことには一切取り組まない(ゴール更新後取り組む可能性あり)」と添削することができます。以前御紹介したラベリングを用いれば、「Tのみ取り組む」「Tだけで生きる」ということ。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18456250.html

 

心理学に「スリー・タイム・フレーム」という概念があります。それは過去・現在・未来のどこに思考の基準を置いて物事を考えるかというものです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13958864.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491494.html

 

“過去”に思考の基準を置く人は、過去の出来事を語り、過去を基準に物事を考えます。

こうした人たちに共通するのは、人生の最盛期をすでに過ごし「昔は良かった」「あのときは幸せだった」という考えを持っていることです。それゆえに未来に対しては悲観的であり、現在は不平不満の対象でしかありません。

RASが「悲観」「不平不満」だけを拾い集めてしまうのです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

以前の私のように“現在”に思考の基準を置く人は、「今こうだから、明日もこうだ」と考えます。

現状のコンフォートゾーンを維持することは楽であり、まわりにも頼もしく映るかもしれません。しかし、来る日も来る日も同じことを繰り返すのは、回し車(hamster wheel)の中を走り続けるねずみの姿と変わりません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

現状を維持することは過去に縛られていることと同じ。自分自身にはその認識がないとしても、それは「無人運転」や「自動運転」と同義です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_369873.html

 

“未来”に思考の基準を置く人は、未来を先見し、そのイメージをはっきりと持っています。

現状がその方向に動き出していることを想定して行動し、自分だけでなくまわりの人も未来に向かって引っ張っていこうとします。このような人たちは、未来のことであっても「すでに実現している」「達成している」ものとして現在形で思考します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_262962.html

 

そのためゲシュタルトが有効に働き、スコトーマが外れ、RASがオープンになり、必要な情報がどんどん流れ込むようになります(引き寄せの法則)。その結果、イメージどおりの未来に自分を導きます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

では、どうすれば“未来”に思考の基準を置いて物事を考えることができるのでしょうか?

 

答えは、もちろん、ゴール。“未来”を生きるためにはゴールが必要です。希望が夢になり、夢がゴールに変わるとき、時間の扉が開き“未来”の結果として“現在(今)”を生きれるようになります。ゴールある者にとって、時間とは未来から過去に流れるものです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

その意味では「正しい判断を行うために、生きる意味・働く理由を真剣に考え、人生をかけて挑みたい大志を強く意識することが重要だと思います」と考えたことは正解といえます。しかし、ここにも当時意識していなかった落とし穴がありました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

それは「正しい判断」というときの“正しさ”とは絶対の基準ではないという事実。

この世に“唯一絶対のモノサシ”は存在しません。そのことは不確定性原理で導きだされ、不完全性定理で証明されています。「私にとって(私のゴールにとって)正しい」はありですが、その事実を「あなたにも正しい(はずだ、べきだ)」と当てはめることはできません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

 まとめると、「『すべては空(くう)である』と認識し、『この世は共同幻想である』と理解した上で、仮(け)として生みだしたゴール側からしっかり判断し自然に行動する

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823843.html

 

 それが、貴重な学びを経て、コーチとしての私がたどり着いた「トリアージ(triage)」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14833876.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 宗教なくして科学は不具であり、科学なくして宗教は盲目である

 

 このアインシュタインの言葉にも解決するべき問題(課題)があります。不完全性が証明された“現在”においては、「宗教」という言葉は上書きされるべきものです。

下記ブログ記事で解説しています

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14526199.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14687391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14687476.html

 

 

-関連記事-

    PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

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http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_400247.html

    S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17563396.html

    S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ心のエネルギーをコントロールする方法~(目次)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19879680.html

 

 

F-133The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -5SadSweetに書き換える準備となるヒーリング<老人向け 前編>

 

過去の記事(F-128)で、スウェーデンの男女デュオ ロクセット(Roxette)のボーカル マリー・フレデリクソン(Marie Fredriksson)を取り上げました。最後に御紹介したのは「The Sweet Hello, The Sad Goodbye」という曲。

内科医としての私が医療・福祉の現場で経験するのは「The Sad Goodbye」ばかり。でも、苫米地博士に学ぶ今は、「ヒーリング&コーチングで『The Sweet Goodbye』を実現できる」と信じています。

今回は、その「The Sweet Goodbyeを実現するために」がテーマです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21580684.html

 

 1不安に襲われる若者、希望を失う老人

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21892496.html

 2The Sweet Goodbye」とは?(ワーク付き)

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21970436.html

 3SadSweetに書き換える準備となるヒーリング<若者向け>

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22043888.html

 4SadSweetに書き換えるコーチング<若者向け>

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/22117623.html

 

 

 このシリーズのvol.3F-131)で、医師としての私が経験したケースを御紹介しました。

 脳出血後「死にたい」「殺してくれ」と口にするようになった50代男性患者さんの息子さん(まだ20代の若者)に対して、私は延命治療のひとつである人工栄養について説明しました。その際に息子さんが泣きながら発したのが、「父には生きていてほしいですけど、父自身は『生きたくはない』『もう死にたい』と思っているはずです」「私自身も生きている価値がないと思っています」という言葉でした。

 

 生きている価値がない

 

 最初は父親のことをいっているのかと思いましたが、その後のやり取りで息子さんが自分自身を「生きている価値がない」と評価し、「死にたい」と苦しんでいることがわかりました。父親と同じように生きる目的(ゴール)を見失っているのでしょう。いや、そもそも生きる目的(ゴール)を、もっと言えば生きる意味を見いだせていないのかもしれません。

その苦しみは「スピリチュアルペイン」。思春期にすでに生じていますが、多くの人はいつの間にかスコトーマに隠れ感じなくなる根源的な痛み(苦しみ)です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 そんな若者のためのヒーリング(F-131)とコーチング(132)について、そのポイントをまとめました。

 次に父親の世代、あるいはその父親(祖父母)世代に対するヒーリング(133~135)とコーチング(136、137)について、私の考えを述べたいと思います。

 

復習になりますが、若者のヒーリングとは「生命本来の状態に戻してあげる」ことです。

「本来の状態」とは、「生命の維持(生存)のためにホメオスタシスが働いている状態」のこと。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

コーチング理論を用いると、「生存することは生命本来のコンフォートゾーンである」といえます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

 つまり、若者の場合、身体的にはもともと元気な状態であり、とくに心理・精神的なケアを行いながら(ヒーリング)、その上でコーチングを行っていくと、必ず本来の元気(生命力)を取り戻していきます。ゴールを追求する過程で「人生の意味」を見つけ、スピリチュアルペインを克服するからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8293317.html

 

 かつてのゴールを達成しつつさらなるゴールを目指して生きていると、抽象度がどんどん上がり、ますます“健康”になっていきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 しかし、その“健康”(←WHO的定義)はいつまでもは続きません。年を重ねるとともに体力は衰え(老)、その経過で病気になり(病)、いつしか必ず生を終える日が来るから(死)。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859675.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7859828.html

 

老人の場合、元気を失っていくのは身体面(身体的苦痛)ばかりではありません。若者以上に精神面が落ち込んでいきます(心理・精神的苦痛)。その代表が思考にも関係するドーパミンです。一般的には10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年を重ねるごとに物理空間での身体の運動と同じように情報空間での思考のスピードが遅くなっていきます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8900535.html

 

そこに退職や引退による社会的機能・役割の喪失、友人や家族など身近な者との別れといった社会的喪失が重なっていきます(社会的苦痛)。やがて「自分もいつかは死ぬ」ことを感じはじめると、スコトーマが外れ、突然「自分の存在や意味」が突きつけられていることに気づくのです。

その時、衝撃とともに感じる苦しみが「スピリチュアルペイン」。本当は思春期から青年期にかけて生じていますが、いつの間にか感じなくなっていた(スコトーマに隠れていた)根源的な痛みです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11386276.html

 

 では、そんな老病死(+生で四苦)に苦しむ老人にとってのヒーリングとは、どのようなことをいうのでしょうか?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045953.html

 

F-134につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

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-関連記事-

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21142618.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_292583.html

 

 


Q-133190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -12

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。Q-130からは「疑問や難しかったこと」です。

 

 

・言葉の意味がわからない

・初めての参加で難しい単語が並び少し難しいと感じました
・用語が難しいところがあった
・内容はとてもいいと思いますが、もう少しわかりやすく話してください

 

A:今回の講演ではまず最初に「スコトーマ(Scotoma)」について説明しました。スコトーマとは「認識の盲点」のこと。その盲点に関係するのは1)知識、2)重要性 です。私はさらに3)役割 を意識しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 「初めて参加」の方々にとっては、今までスコトーマに隠れ続けていた未知の世界(知識)がいきなり現れたのです。「意味がわからない」「難しい」と困惑するのは当然のこと。その困惑は「認知的不協和」と考えることができます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 

・少し専門用語が多かったので、具体的にもっとわかりやすい言葉、例を挙げてほしかった
・何となくの理解しかできませんでした。知りたいことが具体的にでてきませんでした。すいません

 

A:「具体的」「わかりやすい」というのを、「イメージしやすいように」と受け取りました。その後のセミナーや講演は今まで以上に、1)なるべくシンプルに表現する、2)図・表・写真などを活用する、3)ありそうな具体例をたくさん提示する ことを意識しています。

 

1)なるべくシンプルに表現する」というのは、「抽象度を上げる」ということ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 「2)図・表・写真などを活用する」は、「ビジュアル化することでfeelしやすくする」です。これは言語の抽象度を超えるということであり、右脳言語野に働きかけることともいえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 「3)ありそうな具体例をたくさん提示する」は、特に強い情動を伴った体験の記憶を引きだすことを意図しています。

今回の講演で「転倒による骨折事例」を取り上げたのは、医療・介護の現場で働く皆さまには必ず苦い思い出があるはずだからです。その時の体験を思い出していただきながら、「解決するべき課題は何か?」「次はどうすればよいか?」などと自問していただけるように心がけました。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21491494.html

 

 ちなみに、失敗や期待外れが生じた際に「なぜそうなったのか?」という理由(仮説)をたくさん立て、修正法をつくる(トゥイーキング)システムを、「エクスプラネーション・パターン法」といいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

講演時間の制約はありますが、今後もこれらのことをしっかり心がけていきます。

 

 

・ほとんど難しかったですが、「あー」と思うこともありました

 

A:「意味がわからない」「難しい」と嘆く方々を観察していて私がいつも感じるのは、「もったいない」という思い。認知的不協和は、もちろん心地よくはないですが、生じたエネルギー(ソワソワ、イライラなど落ち着かない感じ)を使って新しいもの(こと)を創造するチャンスでもあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12931592.html

 

 ある程度の知識を蓄積した時、まるで「すべてがつながる」ような感じで、突然クリアになることがあります。それが「ゲシュタルト(Gestalt)」ができた瞬間です。ゲシュタルトとは、形態を意味するドイツ語で、「全体性をもったまとまりのある構造」のことを指します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 その様子を、アップル社の共同創設者 スティーブ・ジョブス(19552011年)は「connect the dots」と表現しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 では、「ゲシュタルトをつくる」ことや「connect the dots」を実現するために大切なものは何でしょうか?

 

 

・全体的に難しかったですが、先生の分野についてもっと詳しく知り、今度お話ししたいと思いました

 

A答えは「ゴール(Goal)」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ゴールがあるからこそ、「もっと詳しく知りたい」といったようなモチベーションが生じます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 もっと正確にいえば、モチベーションとは生じたり消えたり(上がったり下がったり)するものではありません。ゴールが生みだす世界(コンフォートゾーン)に自然に向かうホメオスタシス・フィードバックです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 そんなホメオスタシス・フィードバックで迎える別れや旅立ちのことを、私は「The Sweet Goodbye」と呼んでいます(ロクセットの曲名からインスパイア!)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21970436.html

 

 

・今欲しい言葉がいっぱいでてきて、驚きとうれしさを感じました

 

A:「今欲しい言葉がいっぱいでてくる」のもゴールがあるからです。そのゴール達成のために私の話が重要だと(無意識が)判断したことで「スコトーマが外れた」のです。「驚き」の正体はスコトーマが外れた体感、「うれしさ」はゴールに近づく確信です。

 

 

・人を責めないで反省をすること。ゴールに向かって考えていく

 

A:人のせいにすると現状肯定になります。なぜなら、無意識は「私は悪くないから変わらなくていい」と判断するから。

大切なのはゴールを見失わないこと。もちろん、ゴールは“現状の外”に設定します。「このままでは達成できないもの(だけど、絶対に達成したい何か)」です。

 

ゴールがあっての反省であれば、それは現状を打破するためのヒントを見つける行為になります。「スコトーマ外し」です。

そうやってスコトーマを外しながら新たな気づきを蓄積していくと、ある時、突然、目の前がクリアになった感じがします。それが「connect the dots」の瞬間!

 その時、理解はさらに深まります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

 そして、その積み重ねが「人間形成」を可能にします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9963845.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9966391.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10116950.html

 

Q-134につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

Q-132190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -11

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。Q-130からは「疑問や難しかったこと」です。

 

 

・人の位置、天井、床などのデザインを覚えて、それを再現すると覚えているつもりで覚えていないことが多く難しかったです

 

A:人は一度認識すると、次回からはたいして認識しません。細かい情報はスコトーマに隠れてしまうのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 試しにスマホのホーム画面を描いてみてください。アプリのデザイン、配置など正確に再現できるでしょうか?

 

 どうですか?

 縦横に何列ならんでいるかさえ思い出せない方もいるはずw

 

 前回(Q-131)御紹介したとおり、目の前の世界はアプリオリに「ある」のではありません。わずか1/100000の情報量で各人のマインド(脳と心)が生みだしている「あるともないともいえる(あるともないともいえない)」ものです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21828929.html

 

それを大乗仏教では「空(くう)」と表現します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

 

 

・自分の認識を自分でうまくコントロールするのは難しいと思いました。他人から教えてもらうと案外すんなり切りかわったりする気がします

 

A目の前の世界を生み出すものは“重要度”です。そして、その重要度は過去の記憶によりつくられています(ブリーフシステム)。そして、それは自我そのもの。よって、「認識を自分でうまくコントロールするのは難しい」のです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 「他人から教えてもらうと案外すんなり切り替わる」のは、他人との縁により一時的に重要度が変わるから。RAS(網様体賦活系)のフィルターを通過する情報が変わり、見える(感じる)世界が一変します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 しかし、その変化はたいてい“一時的”です。いつの間にか「見慣れた世界」(=コンフォートゾーン)に戻ってしまいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 

ホメオスタシス(恒常性維持機能)が強力に働いているからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 

・勉強会の内容を聞いて「わかっているんだけれど」という気持ちになるが、実際の行動へ結びつけることが難しい(切迫した必要性がないから。それはゴールがないから?)

 

Aでは、「認識を自分でうまくコントロールする」ために必要なものはなんでしょうか? 気づきを「実際の行動へ結びつける」ために最も重要なことは?

 

 そのとおり! 答えはゴールです。ゴールが「切迫した必要性」を生みだします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

“現状の外”にあるゴールが必要性を生みだし、新たな重要度を、すなわち新しい自我をつくりだします。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 

RASに関して知りたいです

 

ARAS(ラス)とは「Reticular Activating System」の略で、網様体賦活系と訳されます。脳が持つ機能のひとつで、五感で受け取る膨大な情報の中から重要な情報だけを選びだすフィルターの役割を担っています。

 そのRASを、「過去の記憶」ではなく、「未来の記憶」で書き換えるものがゴールです。

ゴールを達成した未来の記憶でつくった重要度で生きていると、目の前の世界は「ゴール達成のきっかけ」に感じられます。うれしいことも悔しいこともすべて大切な「きっかけ」。

そんな境地でいると、やがては未来からの時間の流れを感じられるようになり、「未来に戻る」という感覚になります。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13626536.html

 

 

・一人の人が見守りや言葉遣いをちゃんとしてても、他の人たちがしてないと難しい(悲しい)なぁと思った。チームワークをつくることが難しい

 

A:「チームワークをつくる」ための最大のポイントは、「ゴールの共有」です。ゴールを共有するということは、「同じ未来に生きる(見る、感じる)」ということ。

もちろん、「同じ未来に生きる」といっても、人により見える(感じる)細かい情報には差があります。抽象度が高いところではがっちり一致していても、抽象度が低い具体的な話になると相違が生まれます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

じつはその相違が重要!

ゴールをしっかりと共有しながら違う意見を受け入れることで、お互いに「認識を自分でうまくコントロールする」ことができるようになります。「他人から教えてもらうと案外すんなり切りかわる」から。

 私は、その先に“無敵”があると信じています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5446097.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5448151.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

Q-133につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 RAS(ラス)とは「Reticular Activating System」の略で、網様体賦活系と訳されます。脳が持つ機能のひとつで、五感で受け取る膨大な情報の中から重要な情報だけを選びだすフィルターの役割を担っています

 

 その先は苫米地博士の教材「マインド・プロファイリングⅡ -Everlasting Influence-」(フォレスト出版)で学ぶことができます。

 フォレスト出版HP>マインド・プロファイリングⅡ紹介ページ:

 https://www.forestpub.co.jp/mp2/

 

 

マインドプロファイリングⅡ(フォレスト出版)

マインド・プロファイリングⅡ

フォレスト出版HPより引用

 

 

Q-128190919リスクマネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)Q&A -07

 

 20199月、鹿児島県の医療法人にて、「リスクマネジメント」をテーマとした研修を行いました。タイトルは「すべてはマインド(脳と心)が生みだしている ~イヤな気持ちをエネルギーと創造性に変える科学的方法~」です。

 内容について御紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 研修内容はこちら(Q-122)↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21034051.html

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

 アンケート結果概要(Q-123):

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/21141120.html

 

 いただいた御意見・御質問に回答いたします。まずは「印象に残ったもの」です。

 

 

・はじめに見た絵2枚とアインシュタインの絵です

 

A:絵とはトリックアートのこと。目の前の世界が一瞬で変わってしまうことを楽しく体験していただくために、毎回トリックアートを使用しています。

 

 「一瞬で変わってしまう」のはスコトーマが外れるからです。スコトーマとは「心理的盲点」のことで、知識や重要性などにより生まれます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 私たちは目の前のすべてを認識していると思いがちですが、じつはほとんど認識していません。さらに「目の前の世界」は刻一刻と変化しています。気づかないうちに。

 そのダイナミックな変化のことを仏教では「無常」と表現します。無常である理由は「すべては他の何かとの関係性で成り立っている」からです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

・「〇〇と△△に見える絵」を見たらスッキリしました

 

A:きっと「○○にも△△にも見えるようになったらスッキリした」ということでしょう。「スッキリ」はゲシュタルトができたときの体感です。ゲシュタルトとは形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 以下、20201月に発売された苫米地博士の新刊「苫米地式 聴くだけで脳が生まれ変わるCDブック」(清談社Publico)から引用します。

 

 たとえば、「キリスト教とイスラム教、どちらが優れているか」という論争があったときに、「どちらも宗教じゃないか。それぞれの教義に立ち返れば、争う必要なんかないはずだ」と考えられる力。これも抽象化能力です。つまり、抽象化能力とは、一般的な視点(抽象度)より高い視点(抽象度)でものごとを見ることで、知らなかったことと持っている知識の共通項を見いだして、その共通項でくくることができる能力のことです。

 これはゲシュタルトを構築する能力(ゲシュタルト能力)と相通ずる部分があります。ゲシュタルトとはドイツ語で「全体が一つひとつの構成要素(パーツ)の総和以上のものになるもの」のことです。一見、バラバラに見える事柄を見て、そのなかに共通の法則を見いだして理解するのがゲシュタルト能力です。

 わかりやすい事例でいえば、航空写真で見ると文字が書いてあるように見える「人文字」もゲシュタルトでしょう。一人ひとりは色のついた紙を掲げているだけなのですが、はるか上空から見れば文字が書かれているように見えます。

 (中略)

 このように、いくつかの事象、現象、ものごとを前に俯瞰して高い視点から見ることで、あるひとつの法則性を見いだすことができる力。これが頭のよさの第2の構成要素「理解力=抽象化能力」です。一見、なんの法則性もないカオス(混沌)のなかにあるものも、抽象度を上げて俯瞰して見ることで、なんらかの方向性を見いだせることがよくあります。

 引用終わり

 

 「スッキリ」は頭がよくなったことを示す体感ともいえます。

 

 

30秒間目を閉じ、30秒間自分のまわりを記憶し、〇色がいくつあったか耳で聞くことで見る印象が変わる

 

A:過去のブログ記事でワークを紹介しています。まだ未体験の方はぜひワークを行ってみてください↓

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19371125.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19572599.html

 

 「印象が変わる」のはRASを通り抜ける情報が変化し、今まで気になっていたことが認識に上がらなくなり(=スコトーマに隠れる)、反対に気に留めていなかったことを感じられるようになった(=スコトーマが外れる)からです。RASとは網様体賦活系のことで、五感で受け取る膨大な情報から重要なものだけを選びだす脳の機能のこと。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 ちょっとしたきっかけで「印象が変わる」という事実を知ることは、とてもとても重要です。重要度を自らコントロールすることで目の前の世界(あるいは未来)を自在に変えられることを確信できるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 

・意識すると見える。認識するとさらに世界が変わる

・視点、考え方で物事は変わるんだなと思いました

 

A反対に重要度を誰かにコントロールされてしまうと、「大切な何か」がスコトーマに隠されてしまいます。「情報が書き換わると現実が変わる」のです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_386190.html

 

 最近の話題でいうと、歌手の槇原敬之さんが警視庁組対5課に逮捕されました(2020213日)。容疑は「20183月に覚醒剤と危険ドラッグを所持していた」というもの。

ところが尿検査は異常なく、自宅からも覚醒剤の所持を裏付ける証拠は出てこなかったそうです。自供もなく、むしろ否認の状態(「僕は長いこと、薬やってません」「検査をしても反応は出ないと思います」)。法律の専門家からは、不起訴あるいは裁判で無罪の可能性が指摘されています。

ではなぜ、2年前の情報を持ち出して、今逮捕したのでしょうか?

 

 きっと権力者(既得権益)が隠したい何かがあったに違いありません。F-107~「超実写版『ライオン・キング』で描かれた“超現実”を生きる極意」で紹介したジョン・ファブロー監督のコメントを引用すると、「可能性に対する感受性や責任感を持つことが大事」といえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_383531.html

 

 

・自分が考えていることや見えていることはほんの一部だということが分かりました。視野を広げることが大切だと思いました

 

A:そのとおり!「視野を広げること」とは「抽象度を上げること」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 そして、その「抽象度を上げること」のスタートとなるものがゴール設定です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

Q-129につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 ますます広がりをみせる「新型コロナウイルス」ですが、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号をめぐり、驚くべき出来事がありました。

 2020218日に船内の感染管理のずさんさを告発した神戸大学医学研究科感染症内科 岩田健太郎教授を挑発するかのように、橋本岳厚労副大臣が船内の様子を画像でツイートしました(同220日、約2時間後に削除)。

 二人の見解の相違は、「頭のよさの第2の構成要素『理解力=抽象化能力』」の違いによるといえます。

 

 そして、その「頭のよさの第2の構成要素『理解力=抽象化能力』」の違いは、お二人のゴールの違いに帰結します。

 

 

苫米地式 聞くだけで脳が生まれ変わるCDブック


F-113:情報が書き換わると現実が変わる vol.4;戦争をせずに他国を支配するマニュアル -後編-

 

 情報が書き換わると現実が変わる

  …と言われたら、皆さんはどのようなことをイメージしますか?

 

今回は、身近な話題から国家規模の策略まで、「情報が書き換わると現実が変わる」ことをテーマにシリーズでお届けします。

 Vol.1;言語編

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20086131.html

 Vol.2;非言語編

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20173981.html

 Vol.3;戦争をせずに他国を支配するマニュアル -前編-

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20276927.html

 

 

 前回のブログ記事で、永世中立国 スイスの「民間防衛白書」を紹介しました。そこには「戦争をせずに他国を支配するマニュアル」なるものが含まれています。諜報機関などが画策する洗脳により、他国の民衆を情報的に支配し、最終的には国全体を乗っ取ることを目的としたものです。その過程には大きく6つの段階があるとされています。

 

 第一段階:工作員を送り込み、政府上層部を掌握。さらなる洗脳を行う

 第二段階:メディアを掌握し、大量に宣伝。大衆を扇動しながら、無意識を先導(誘導)する

 第三段階:教育を掌握し、国家意識を破壊する

 第四段階:平和や人類愛をプロパガンダとして利用し、抵抗する意志を破壊する

 第五段階:メディアや教育を利用し、自分で考える力を奪う(思考停止に導く)

 第六段階:国民が無抵抗で腑抜けになった後、大量の植民を行う

 

 …前回(F-112)、第三段階まで検証しました。その続きです。

 

 第四段階:平和や人類愛をプロパガンダとして利用し、抵抗する意志を破壊する

 …「民間防衛白書」には、「不満な者、欺かれたい者、弱い者、理解されない者、落伍した者は、特に美辞麗句に引き寄せられる」と記載されているそうです。CIAの工作活動を行っていた「テレビ放送の父」のTV局が、「愛は地球を救う」と謳うキャンペーンで感動を演出していることは単なる偶然なのでしょうか?

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/10691562.html

 

 第五段階:メディアや教育を利用し、自分で考える力を奪う(思考停止に導く)

 …大衆を思考停止に導く方策として、「3S政策」が知られています。「3S」とは、「Sport、Screen、Sex」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15096276.html

 

最近のケースでいうと、ラグビーのワールドカップ(W杯)が挙げられます。日本人の多くにとって、今までラグビーは興味の対象外だったはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

ところが、今年(2019年)の秋に日本で開催されたラグビーW杯はメディアで大きく取り上げられ、日本中が感動と熱狂の渦に包まれました。1着1万3000円のオフィシャルユニフォームは爆売れし(20万枚以上)、観客動員数は170万4443人(台風で中止となった3試合を除く1試合平均:3万7877人、チケット完売率:99.3%)を記録。大会組織委員会の試算で4372億円の経済波及効果を生みだし大成功となったW杯に関連して、総理大臣までもが「夢のような一ヶ月間でした」とツイートしました。

 

 その「夢のような一ヶ月」(正確には6週間)をはさむ期間に、日本は立て続けに台風に襲われ、記録的な大雨と洪水により多くの国民が被害を被りました。内閣改造を強行したものの2名の大臣がすぐに辞任。さらには、すでに申し込みが始まっていた英語民間試験導入が突然中止になるなど、まるで悪夢のような出来事が続いています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/20173855.html

 

急に明るみにでた「桜を見る会問題」も、すでに終わったことのようにされている「モリカケ問題」と同じように、いつの間にか静かに“散っていく”のでしょう。東京五輪が近づくにつれ。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 世界に目を向けるとさらに深刻な問題ばかりです。ますます深まる対立は人類が終焉に向かっていることを感じさせます。そんな地球規模の危機的状況までも忘れてしまうのであれば、人類は本当に考える力を奪われているのかもしれません。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14120540.html

 

 第六段階:国民が無抵抗で腑抜けになった後、大量の植民を行う

 …医療・福祉の現場では労働力不足が大問題となっています。それは私の住む鹿児島のような地方ほど深刻です。そんな状況に対処しようと、昨年12月に外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案が成立しました。様々な問題を抱える技能実習制度の実態把握や見直しがないまま、衆院で約17時間(野党欠席による審議空回し時間含む)、参院で約21時間の審議の後、またもや強行採決されました。

 今回の法案は、「『特定技能1号』の場合最長5年(技能実習制度と合わせて最長10年)の間外国労働者を安い賃金で酷使した挙句、本人たちが望んでも永住させない」という目論見だとされていますが、事実上の移民政策だともいえます。

 いずれにせよ、「今後日本をどのような形にするのか?」「日本人という定義をどのように変えていくのか?」という本質的な議論がないまま、そして国民の関心も低いまま、日本や日本人という“現実”の書き換えが粛々と進行しています。

 

 あらためて皆さんに伺います。

 

 情報が書き換わると現実が変わる

  …と言われたら、どのようなことをイメージしますか?

 

(F-114につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

Nittele_24Hour_Television_logo(Wiki.

24時間テレビ「愛は地球を救う」

番組シンボルマーク

Wikipediaから引用

 

 

Q-110190126鹿児島コーチングセミナーQ&A -07

 

 2019126日、鹿児島市でコーチングをテーマとしたオープンセミナーを開催しました。いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263179.html

 

 「もっと知りたいこと」に関する御意見です。

 

 

Q:スコトーマを外した時に生まれる新たなスコトーマの対策

 

A:御指摘のとおり、スコトーマが外れると新たなスコトーマが生まれてしまいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

ところで、皆さんは「無知の知」という言葉を御存知でしょうか?

 

「無知の知」は、ギリシャの哲学者ソクラテス(紀元前469年頃~紀元前399年)の言葉だと言われています。「人間は世界の全てを知ることはできないことを知っていること」、あるいは「自分の知識は完全ではないということを知っていること」を指します。

 

現代科学風にいうと「不完全性/不確定性を理解していること」であり、コーチングの要諦でいえば「スコトーマの存在を常に意識していること」です。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 

じつは論語にも同じような言葉があります。「知」について弟子から質問された時、孔子はこのように答えました(為政第二 第17)。

 

これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為す。これ知るなり

(知之為知之 不知為不知 是知也)

 

わかりやすくいうと、「知っていることを“知っている”とし、きちんと知らないことは“知らない”とする。これが知っているということだ」ということ。なんか当たり前のことを言っている気がしませんか?

でも、さすがは孔子。なかなか鋭いことを指摘しているのです。

 

私が深く関わる医療・福祉業界を例に考えてみましょう。

経験を積みベテランになればなるほどいい医療・福祉従事者になるかといえば、そうともいえません。知識や経験は確実に増えているはずなのに、かえって肝心なことがわからなくなったりするのです。

例えば、「食べられなくなった時に人工栄養をするべきなのか?」「何もせずにやつれていく様をただ見守るだけでいいのか?」「患者さんが望んでいない場合でも、治療は行うべきなのか?」「患者さんの安全のためだったら手足を縛ってもいいのか?」「嫌がる患者さんを無理やり車椅子に乗せたり、リハビリをガンガン行うことは虐待ではないのか?」…etc

 

「私は最高の○○だ」というセルフイメージは成功に欠かせません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

しかし、そのイメージが過去の成功の記憶に基づくものであれば、時代の変化に取り残されることになってしまうかもしれません。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

時間は未来から流れ、状況はダイナミックに変化していくものだからです。過去の成功の記憶がスコトーマを生み、進化・成長を阻害してしまいます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 「私は最高の○○だ」というセルフイメージは、過去の実績ではなく、未来の確信でつくりあげるものです。その確信、すなわち「ゴール達成能力の自己評価」がエフィカシーです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

しかし、いくらエフィカシーが高くても、スコトーマの存在さえ知らないようでは決して成功することはできません。

 

解決するべき課題が認識できず、修正法をつくる機会(トゥイーキング)を失うから。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13397552.html

 

まわりの人との縁起が見えないため、よりよい関係を築けないから。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

そして、未来(ゴール)が不明瞭なままで、今行うべきことがわからないからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 

中国の古典からもうひとつ、今度は礼記(らいき)から御紹介します。礼記とは周末秦漢時代の礼に関する理論および実際を記録編集したものです。

 

学然後知不足

 

「学然後知不足」は「学びてしかる後に、足らざるを知る」と読みます。「学ぶことによって自分に不足しているものがわかってくる。だから、学ぶことには終局がない」という意味です。つまり、「スコトーマを外すために学び続けよ!」と訴えているのです。

 

仏教の祖である釈迦は「苦しみは無明ではじまる」と語りました。苦しみの根源である「無明」こそ、「スコトーマの存在を知らないこと」「スコトーマが外せないこと」です。

 

「私は何でも知っている」「私はいつも正しい」と思って生きている人がよくみせるイライラが、「スコトーマ」という概念の重要性を教えてくれます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

私たちは、まずは自分自身が苦しみから解放されるために、そして、まわりの人々を苦から解放するために、「スコトーマ」の存在を知り、それを外し続けなければなりません。もちろんwant toで。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

しかしながら、「スコトーマ」の存在を知ってはいても、それを外すことは容易ではありません。「スコトーマ」はそもそも認識できないのだから。

 

でも大丈夫。私たちは、じつは、簡単にスコトーマを外すことができます。

 

 

Q:ネガティブをスコトーマに隠し、ポジティブなマインドにする実践的なやり方について

 

Aその「簡単にスコトーマを外す方法」というのは、「ゴールを共有すること」。そして、「(特に抽象度の)違いを常に意識しながらゴール実現に向けてサポートしあうこと」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 私は今までいろいろな対立を経験してきました。(私に対する)激しい誹謗中傷が書かれた文書を裁判所に提出されたこともあります。そんな辛い記憶があるからこそ、ゴールを共有し、抽象度の違いを意識し、スコトーマを外しあい(ネガティブをスコトーマに隠しあい)、未来に向かってポジティブに生きる大切さを(スコトーマを外して)しっかり認識することができるのだと思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615695.html

 

 私たちはともに生きています。「ネガティブをスコトーマに隠し、ポジティブなマインドにする実践的なやり方」とは、「ゴール実現に向けてともに生きていることを決して忘れないこと」。つまり、縁起の実践です。そして、その縁起の実践こそが「無明」の克服につながります。

 

Q-111につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

The Power of Mind Ⅰ」第六章(職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題):仮説13)宗教の限界

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14526199.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14687391.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14687476.html

 

 

ソクラテスの死(wiki)

ソクラテスの最期を描いた「ソクラテスの死」

ジャック=ルイ・ダヴィッド画、1787

Wikipediaより引用

 

 


Q-107190126鹿児島コーチングセミナーQ&A -04(ワーク付き)

 

 2019126日、鹿児島市でコーチングをテーマとしたオープンセミナーを開催しました。いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263179.html

 

 「印象に残ったこと」に関する御意見です。

 

 

Q:スコトーマなどの思い込みが印象に残りました

 

A:スコトーマ(Scotoma)はギリシア語由来の言葉で「盲点」を意味します。もともとは眼科で用いられる医学用語でしたが、ルー・タイス氏により「心理的盲点」として拡張されました。目の前のモノはすべて見えていると思いがちですが、実際は物理空間すらしっかりとは見えておらず、情報はザルで水をすくうように抜け落ちています。

 

スコトーマを生みだすポイントは2つ(より詳細には3つ)。

一つ目は「知識」。私たちは、そもそも知らないものは認識することができません。

二つ目は「重要性」。私たちは自身にとって重要な情報しか認識していません。

三つ目のポイントとして、私は「役割」を強く意識しています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 前々回(Q-105)、「『重要性を意図的に変えることで目の前の世界が変わる』ことを実感するためのワーク」を御紹介しました。簡単なワークですので再度取り組んでみてください。

(今回は“青”で行ってみましょう)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19371125.html

 

work> 注:まず12に取り組んだ後、3以降を読んでください

1.    周囲を見回し、情景を記憶する(30秒間)

2.    次の30秒間は目をつぶり、今記憶したばかりの情景を正確に再現する

work

3.    次に(閉眼のまま)記憶の中の情景から“青いもの”探し出す(30秒間)

4.    ゆっくりと目を開け、実際の情景にある“青いもの”を探す(30秒間)

 

 どうですか?

 今までまったく認識していなかった“青いもの”がたくさん目に飛び込んでくる感じがしませんでしたか?

 

 きっと“青”をたくさん見つけたはず。ワーク前より“青”の重要性が高まったことで、RASのフィルターを通る情報が変化し、スコトーマが外れたからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

そして、それはワークの前と後で目の前の世界が変わったことを意味します。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823843.html

 

豊かな人生を送るために、「スコトーマがあること」「思い込みの世界に生きていること」を実感することは重要です。反対にそれを理解できないと、いつまでも限定的な小さな世界に囚われ続けることになります。
 ちなみに、仏教ではその状態を「無明(むみょう)」と表現します。

 

 

Q:コンフォートゾーンから外れる時の気持ちをどうとらえるかが印象に残りました

 

A:とてもいい御指摘です。

 コンフォートゾーンから外れることを無意識はとても嫌がります。だから、すぐに元のコンフォートゾーンへ戻ろうとしてしまうのです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040892.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882652.html

 

 「今までとは違う何かを行う」「これまでの自分を脱ぎ捨ててまったく新しい自分になる」etc …それは今までのコンフォートゾーンを抜け出そうとすること。だから、不安に襲われ震えたり(武者震い)、急に「やらない理由」「しないでいい言い訳」が思いついたり、実際に体調を崩したりします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6040752.html

 

 そんなネガティブフィードバックを防ぐために、まずゴール設定!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 ゴールは“現状の外”なのであくまでも漠然とした感じですが、ゴールを達成した時の様子は鮮明に想像できるはず。ゴールを達成した自分が見ている風景、聞いている音、感じている体感 そんなイメージを楽しく描きながら、そこに過去の楽しい体感、心地よい感触、誇らしい感動などをのせていくと、ゴール側のコンフォートゾーンができあがっていきます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/17573387.html

 

 そして、臨場感が「現状のコンフォートゾーン」<「ゴールのコンフォートゾーン」となった瞬間に、不安は期待に変わり、「やらない理由」「しないでいい言い訳」は消え失せ、気が充実し心身ともに満ちた状態になります。その時、その状態こそが“自分”だと確定してください。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18684707.html

 

 コンフォートゾーンから外れるソワソワ感を感じたときは、すぐにゴールの世界にジャンプしワクワク感に変えてください。イメージが鮮明で、ワクワク感が強いほど、その新たな世界は現実化します。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 

Q:依存を脱出するヒントについて

 

A:ポイントは臨場感です。ゴールを設定し、ゴール側のコンフォートゾーンを作り、その臨場感を高めること。

 

ゴールが何らかの依存の状態(現在のコンフォートゾーン)と同時に成り立たないものであれば、臨場感が「依存」<「ゴール」となった瞬間に依存を抜け出すことができます。もちろん、身体的依存などの問題などは精神医療のサポート下で行われるべきですが、鍵はあくまでゴール設定であり、ゴール側のコンフォートゾーンの強化です。

(日常生活に支障があるような状況や抑うつを伴う状態は必ず医療のサポートが必要です。特に「消えたい」「死にたい」「もうどうなってもかまわない」などの考えが浮かぶような場合は、早急に精神科のサポートを受けてください)

 

 依存克服にかかわらず、現状のコンフォートゾーンの脱出は「~ねばならない(have to)」ではなく、「~したい(want to)」で行うもの。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

 「あれをしたい」「これもやりたい」がたくさんあり、「○○している場合じゃない」と無意識が判断するとき、「○○」そのものが認識できなくなります。スコトーマに隠れるから。

 その感覚を言葉にすると、「頑張って克服した」ではなく、「そういえばいつの間にか気にならなくなった」という感じ。

 

 依存からの脱出は頑張って取り組むものではありません。ゴール設定の結果です。

 

Q-108につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 201910月に、鹿児島市と霧島市で、コーチングセミナーを開催します!

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19527371.html

 

 

Q-096181122福祉講演会(鹿児島県)- 18 <最終回;後編>

 

 20181122日に、鹿児島県の福祉施設にて、コーチングをテーマとした講演を行いました。これまで講演後にいただいたコメントに回答してきました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15981131.html

 

毎回、「そもそも不完全な宇宙に生きている、必ずスコトーマを持った私たちが、『よりよく生きるために心がけるべきこと』とはなんでしょうか?」と問いかけてきましたが、その答えはイメージできたでしょうか?

 

 私の答えは「ゴールを共有し、スコトーマを外しあいながら、お互いのエフィカシーを高めあう」です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/18223018.html

 

 そのことを認知科学者 苫米地英人博士は、「悪いくせをやめる方法」として書かれています。以下、「薔薇色脳 ~悩みが1分で解決できる人生好転50のメソッド」(主婦と生活社)から引用します(段落を1か所変更しました)。

 

 引用開始

 あなたはコーヒー派ですか、紅茶派ですか? こう聞かれたときに、「コーヒー」などと無意識に答えるのは、その90%が、子どもの頃の親のモノマネをしていることがとても多いのです。つまり、あなたの好き嫌いの嗜好は、実は親の影響をかなり受けているのです。

 それは習慣についても同じ。喫煙などは、子どものときに親が吸っていたから自分も吸うようになったという人は多いでしょうし、親に殴られて育った人は同じような親になるとよく聞きます。

 しかし、くせに関していえば、自分が気づいた時点で、直すことができます。本当にやめたいと思えば、人間はやめます。身体に悪いと知っていてもタバコを吸っていた人も、本当に身体が悪くなったらタバコはやめるわけですから。本気でやめるモチベーションさえあれば、たいていのくせはやめることができるのです。

 ところで、くせというのはすべて悪いわけではありませんよね。直す必要のないくせもあるのです。そのへんは自分で、これはいいくせ、これは悪いくせだと判断ができると思います。

 さて、今ここでうなずいた方はちょっと危険です。

 

実はいいくせ、悪いくせの判断は自分ではなかなかつきにくいからです。逆によいと判断したくせのほうにこそ、直さなければいけないものが潜んでいることが多いのです。周囲に迷惑をかけているのに、本人は気がついていない。これが最悪のくせでしょう。人に指摘されるまでわからないので、かなりやっかいなのです。

 パートナーがいれば、パートナーに指摘してもらうのがいちばんなのですが、パートナーがいない場合は、過去を振り返って、「他人から指摘されて不快に思ったこと」をもう一度、吟味してください。必ず、そこに悪いくせは潜んでいます。ただし、過去を吟味するときは他人事のようにやってください。過去の怒りまで思い出したり、自分やパートナーを責めるのは禁物です。素晴らしいアドバイスだと思って生かす方向性で行ってください。

 まず、くせを指摘しあう前に、2人の共通目標を持ちましょう。何年後にマイホームを持つでもいいし、子どもを有名校に合格させるでも、なんでもかまいません。お互いにとって利益になる目標を掲げて、その実現のために、やめるべきくせ、やめなくていいくせを洗い出していくのです。

 私がおすすめするのは「くせ・マトリックス」を作ることです。縦軸は目標にとってプラスか、マイナスか。横軸はそのくせに本人が気づいているか、いないか、です。目標に対してマイナスで、気づいていないくせは、必ず直さなければいけません。ただし、この表に書かれた時点で、あなたの意識には悪いくせだと認識されます。さらに、あなたにとってプラスになる目標も提示されているのですから、直すことができるのです。

 これを機会に、家族や恋人同士でくせ・マトリックスを試してみてはいかがですか? ただし、必要以上の指摘をして、ケンカにつながらないよう、重々ご注意を(笑い)。

 引用終わり

 

 

 「パートナーがいれば、パートナーに指摘してもらうのがいちばん」なのは、お互いのスコトーマを外すことができるから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

そのために「共通目標」を持つことが重要ですが、それはコーチングスキルを使ってゴールを設定し、ひとつ高い抽象度で共有する(LUBをとる)ことで実現できます。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html

 

 「ゴールをひとつ高い抽象度で共有する」の具体的な例として、医療・福祉施設の経営者のゴールが「超高齢化社会向けの医療・介護のノウハウを理論化して社会に役立てている」で、職員のゴール(願望)が「海外旅行をしたい」であるというケースを考えてみましょう。
 この場合、「これから超高齢化社会を迎える諸外国にノウハウを伝える海外拠点ができ、サバティカルを兼ねてスタッフ(チーム)が交代で勤務している」といったものが、「ひとつ高い抽象度で共有するゴール」となります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4448691.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4449018.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516484.html

 

 

 パートナーはたった一人に限定する必要はありません。

 

想像してください。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

働く仲間全員がゴールを共有し、その実現に向かって助言しあい(スコトーマを外しあい)、励ましあっている職場を(コレクティブエフィカシーの実現)。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

お互いが自分にしか認識できないものをちゃんと伝え、誰もが自分にしかできない機能をしっかりと発揮して、(その結果として)ますます活気づいているチームを。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882609.html

 

明るく、あたたかく、心地よい感じがしませんか?

 

それを実現するものが「ともに働くこと」「ともに生きること」だと私は思っています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 

 以上で、20181122日に、鹿児島県の福祉施設で行った、コーチングをテーマとした講演に関するQAを終わります。

 

 医療・福祉や教育に関する講演はもちろんのこと、コーチングを用いた研修(リスクマネジメント、リーダー育成、スタッフ能力開発等)に興味のある方は、気軽に御相談ください。

パーソナルコーチングも受け付けています。

連絡先:coachfor.m2@gmail.com

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 


 

Q-086181122福祉講演会(鹿児島県)- 08

 

 20181122日に、鹿児島県の福祉施設にて、コーチングをテーマとした講演を行いました。講演後にいただいたコメントに回答いたします。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/15981131.html

 

そもそも不完全な宇宙に生きている、必ずスコトーマを持った私たちが、「よりよく生きるために心がけるべきこと」とはなんでしょうか?

私の答えはこのシリーズの最後で)

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6194669.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 

「わからなかったことや難しかったことは?」という質問に対する皆さまの御意見です。

 

・初めて聞く単語が気になって、集中できないことがあった

・言葉の意味を教えてもらいたい

・専門用語の解説

 

A:「初めて聞く単語が気になる」ことや「意味がわからない」ことで「集中できない」のは、ゲシュタルトができていないからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6193912.html

 

 そこを乗り越えて全体をつかむことができると、一つのキーワードからどんどん世界が広がり(そして、それらがつながり)、まったく新しいアイデアがひらめくようになります。アップルの共同創業者の一人であるスティーブ・ジョブス(19552011年)は、それを「connect the dots」と表現しました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/7383761.html

 

 ゲシュタルトを構築するために必要なのは知識!

 

 最初はなかなか理解できなくても、繰り返し見聞きするうちにいつの間にかゲシュタルトができ、しっかりと理解できるようになります。幼児の頃、文法や細かい意味が分からなくても自然と言葉を覚えたように。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/13628437.html

 

このブログは、皆さんのゲシュタルト構築をサポートするために存在しています。リンクをたくさん張っていますので、ぜひ繰り返し確認してください。

PMⅠ第二章(重要用語解説)目次:

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12936581.html

 

 

・なかなか○○という文字が見えなかったです

・スコトーマの問題で視点の切り替えが難しかった

 

Aひとつ上の回答で「ゲシュタルトを構築するために必要なのは知識!」と書きました。

 

知識は間違いなく大切なのですが、しかしながら、その知識がスコトーマを生む原因となる場合もあります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html

 

 知識の呪縛を断ち切りスコトーマを外し続けるために、「視点の切り替え」はとても重要です。そして、その「視点の切り替え」のためには、つねに「視点」を意識することが大切。

 

 ただし、その視点は他人の影響を受け(とくに親、教師)、過去の記憶によりつくられています。つまり、視点とはブリーフシステムであり、その正体は他人であり過去。それが“わたし”です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html

 

 よって、「視点の切り替え」とは、ブリーフシステムを変えることであり、“わたし”(人格、自我)を変えることといえます。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html

 

 難しいはずですよね(苦笑)。

 

 

・○○の言葉が見つけがたく、集中して違う角度からしっかり見るととても強烈でした

 

A繰り返しますが、「視点の切り替え」は決して簡単ではありません。しかし、それができると、その体験は“強烈”なものとなります。

 

自我が変わるだけでなく、重要性が変化しRASのフィルタリングが変わることで、今まで見えていたものが意識にあがらなくなり、今までまったく見えていなかったものが見えるようになるからです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html

 

 それは認識する目の前の世界、自分が存在する(と感じる)宇宙が変化したということ。

 

 そもそも私たちは「一人一宇宙」に生きています。同じ時空に存在しているように思えるのは幻想(共同幻想)です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823843.html

 

 

・日常生活の中で具体的にどんなことに注意していけばいいのでしょうか?

 

Aだからこそ、私たちはいつでも「生まれ変わる」ことができます。いつでも「世界を変える(change the world)」ことができます。

 

 よって、大切なのは意図(intension)。

 

 「日常生活の中での具体的な注意点」とは、「いつも問い続けること」です。例えば「私の人生とは何なのか?」「私は何のために生まれてきたのか?」「本当はどのように生きたいのか?」など。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/16542626.html

 

 その問いは、奴隷マインド克服のきっかけになるだけではなく、生きるエネルギーを生みだす大切な縁起にもなります。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html

 

 なぜなら「生と死の間にあるもの」を見つけることになるから。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_318161.html

 

 第二次世界大戦中にナチスにより強制収容所に送られた体験を「夜と霧」に記した精神科医 ヴィクトール・E・フランクル(19051997年)は、「意味への意志」を最も重要な人間の行動力だとしました。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8045695.html

 

 

・ゴール設定(が難しいと感じた)

 

Aコーチングにおける“現状の外”へのゴール設定は、「意味への意志」を磨き、「生と死の間にあるもの」を見いだすきっかけになります。

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 でも、“現状の外”はスコトーマに隠れて認識できないのですから、ゴール設定は決して簡単ではありません。

 

 現状のままでは難しいゴール設定を可能とする方法があります。

それはプロのコーチにコーチングを受けることです。コーチとの縁が「自分を構成する関係性をごっそり変えることで、新たな自分を創造すること」を可能とします。

 

 

・自分で、自分の可能性をとどめてしまっている

 

A人の無意識はいつも現状維持を求めています。それは体温や血圧が一定に保たれるのと同じように、ホメオスタシス(恒常性維持機能)で強力に維持されています。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html

 

 人の心はいつもダシオシミ

 

 そんな心の呪縛を断ち切るために意図(intension)が重要なのです。その意図が「意味への意志」を生みだし、ゴールとなり、「生と死の間にあるもの」に結実していきます。

 

 その過程(人生)で、人は自身の潜在能力を発揮し、ますます幸せになり、そして夢をどんどん実現していくはずです。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

Q-087につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

ヴィクトール・E・フランクル(Wiki.)

ヴィクトール・E・フランクル

Wikipediaより引用

 


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