L-245:2022年10月介護施設研修 -05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣
2022年10月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。
当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。
*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました
01;未来(ゴール)が見えない原因
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html
02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html
03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html
04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38079540.html
05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣
前回(L-244)、「呼吸を意識に上げてコントロールするワーク」を行いました。
重要なのは、呼吸を「意識する」のであって、「意図する」のではないということ。あくまでも「お腹をへこませるような感覚」で、自然な逆腹式呼吸を続けます。
L-211:2022年07月… -09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール
→ …
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36874418.html
「自然な…」とは「無意識で…」ということ。その無意識を意識に上げることがポイントです。苫米地博士が書籍(「オーセンティック・コーチング 2026」p109)に書かれている表現でいうと、「無意識と意識の境界で一部だけは意識して、一部だけは無意識にする」という感じ↓
F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html
普段は意識しないような呼吸をしている自分の感覚に鋭敏になると、自然と変性意識が生成されます。そのとき「周囲の状態から意識が切り離されている感覚」が生じるはず。
L-189:2022年06月医療… -12(Q&A);「ゲシュタルト」「I×V=R」と逆腹式呼吸
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35722171.html
その理由は「呼吸は重要なホメオスタシス活動」であり、呼吸を意識に上げながらコントロールすることは「ホメオスタシスに介入する窓口になる」から。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
生体としての内部表現は、無意識下で物理的世界とフィードバック関係を保ちながら維持されています。それは臨場感が物理空間にあるということ。
F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html
その物理空間とは、抽象度を軸にとった場合の情報空間の底面。物理も情報であり、物理空間は情報空間の一部です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
そんな物理空間を内省的に意識に上げることで、目の前は意識が介入した空間に変わっていきます。もう少し詳しくいうと、純粋な物理空間とはいえない「意識という情報的行為が介入した、やや情報空間にゆらいだ物理空間」へと変わっていきます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
そのような“ゆらいだ空間”への臨場感が強まるほど、人は深い変性意識状態となります。
Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html
深い変性意識状態は「これまでの洗脳を解きやすい意識状態」といえますが、一方で「さらに強力に洗脳されてしまいやすい意識状態」だともいえます。
F-426:さくら <vol.3;“洗脳”が解ける(解けかけている)感触>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37839377.html
初回(L-241)に述べた「スコトーマ(Scotoma)」を用いると、「これまでのスコトーマが外れやすい状態」であり、一方で「さらに巨大で強大なスコトーマが生じやすい状態」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
スコトーマが外れる/生じるポイントは3つあります。それは 1)知識、2)重要性、3)役割(責任)。その3つのポイントを、過去からではなく、未来側から新たに生みだす縁起が「ゴール(Goal)」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
最新の知識でいうと、カテゴリー・ゴール「抽象度」「エソテリシティ」「リーダーシップ」が、「脱洗脳になるか?」それとも「さらなる洗脳になるか?」を決めるといえます。
Q-464:この世をよく… <vol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38038884.html
チームでいうならリーダーのゴール(とくに「抽象度」「エソテリシティ」「リーダーシップ」というカテゴリーのゴール)、介護施設なら施設長のゴール、社会福祉法人なら理事長のゴールが、「脱洗脳になるか?」それとも「さらなる洗脳になるか?」に強く影響します。
F-295~6:苫米地式次世代リーダーシップ <vol.2~3;次世代リーダーの要件>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31657555.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31709558.html
すごく簡単にいうと、鍵になるのは、リーダーの「ノット・ノーマル」度。高い倫理観や圧倒的な利他性を獲得した上での「ノット・ノーマル」です。
F-331:分断緩和のための処方箋 vol.2;本当は今までずっと苦しかった
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33464142.html
以下、苫米地博士の著書「40歳から『差がつく』生き方」(PHP研究所、p85)より引用します。
ノット・ノーマルになってこそ本当のゴールが見える
ルー・タイスは、「ゴールが先にあり、その他すべては後から生まれる」と言っている。だが、ゴールそのものを見つけられない人が多い。
ゴールというのは、現状の外側にある。現状の外側は、そんなに簡単には見えない。日本型組織のサラリーマン社会の中で、「同期よりも早く出世すること」が自分のゴールだと思い込んでいる人ばかりを見て生きていると、自分のゴールを探そうと思っても、もう見えない状態になってしまっている。
まず、ゴールを見える状態にすることから始めよう。意図的にゴールを見つけようとしなければ、ゴールは見つからない。
ゴールは、現状の外側にある。「同期より早く出世したい」とか「もっとボーナスをたくさんもらいたい」と考えているノーマルな人間には、自分の本当のゴールは見えない。ゴールを見えるようにするには、ノット・ノーマルにならないといけない。
ノット・ノーマルと言っても、犯罪的なことをするわけではない。法律を守った上で、誰も疑わないで続いている慣習やしきたりを「本当にそれって、正しいの?」と疑ってみるだけだ。
一例を挙げると、私が疑問に感じているのは、国会になぜ服飾規定があるのかということ。女性議員がショールで入場しようとしたら、入れてもらえなかったことが報道されている。そんな規制が本当に必要なのか疑わしい。
今はあまり行かなくなったが、以前は、議員会館によく行く機会があった。私はいつも革パンをはいて、鎖をジャラジャラさせていくので、必ず入り口の金属探知器に引っかかる。毎日のように議員会館に行っていたので、ブザーがピーピー鳴っていても、守衛さんは「もういいですよ」という顔をする。
でも、きちんと鎖をはずし、ブザーが鳴らなくなるまでゲートを何回も通ってから、会館の中に入っていた。面倒くさいと言えば、面倒くさいが、それでも革パンをはいていったし、鎖もはずしていかなかった。議員の人たちから「苫米地さんはいいですね。いつも好きな格好ができて。我々は好きな格好ができないんですよ」とよく言われた。そのときに初めて服飾規定というものがあることを知った。
アントニオ猪木議員は、国会に入るときにはトレードマークのマフラーをはずしているそうだ。猪木議員のマフラーがなぜダメなのか。まったく意味のない服飾規定だ。
本来、こんな規定は憲法違反ではないかと思う。寒ければマフラーをしようが何をしようが、まったくかまわないはずだ。議員が風邪を引いたらどうするのか。世界中で人権のない場所は、日本の国会ではないかとすら思う。
マフラーが武器になるというのであれば、それを持ち込ませないのは合理性があるが、マフラーを規制するのは単に「ノット・ノーマル」だからだ。服飾が「ノーマル」でないとダメだという、憲法の規定にはない、誰が決めたかわからないものに縛られているのだ。
もちろん、天皇陛下が臨席される折に礼服を着ましょう、というのはよくわかる。天皇陛下に対する礼儀である。私だって、そういうときには革パンははいていかない。
だが、普段は関係ないはずだ。お互い選挙で選ばれた人同士が国民の権利をどうするかを話し合う最大の場なのに、自分たちが着るものさえ自由に決められないのはおかしな話だ。自分たちが事実上の制服に縛られているのに、「学校の制服をやめましょう」と言っている政治家がいるのは理解に苦しむ。
日本国民の代表である国会議員が、誰が決めたかわからない「ノーマル」と呼ばれるものに縛りつけられている。彼らは自分たちの意思によって何でも決められる人たちだ。それなのに、自分の意思ではないところの「ノーマル」という実体のないものに動かされてしまっている。結局、日本の総理大臣も、閣僚も、議員も「ノーマル」な世界にどっぷりと浸かっている人たちなのである。
引用終わり
ノーマルな人間には、自分の本当のゴールは見えない。ゴールを見えるようにするには、ノット・ノーマルにならないといけない
ノット・ノーマルと言っても、犯罪的なことをするわけではない。法律を守った上で、誰も疑わないで続いている慣習やしきたりを「本当にそれって、正しいの?」と疑ってみるだけだ
…リーダーは、「ゼロトラスト」を大前提に、「常に疑う人」です。
F-228~:ゼロトラスト
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html
そして、「ゼロトラスト」を教えながら、フォロワーを「思考し続けるように導く人」でもあります。
PMⅠ-06-12:仮説07)思考停止
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
そんなリーダーが導く組織は、ゴールに向かいながら、「幸せで楽しい」「最高にうれしい」があたりまえの組織に書き換わっていくはずです。
(傍から見ると「ノット・ノーマル」に見えるでしょうけど)
(L-246につづく)
CoacHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
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次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。
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クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
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Q-065:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?
Vol.2;西洋医学と東洋医学の違い
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958654.html
Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html
Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなってしまいます。このような場合どのようにすればいいでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html
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