苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:コーチング

L-144202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-07;「最高のCOT=コーチング」の真の意味

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 02;生まれてからずっと続けている運動?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33297928.html

 03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

 04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33345501.html

 05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

 06;現状の外のゴールに向かい続けることができる理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33398926.html

 07;「最高のCOT=コーチング」の真の意味

 

 

 今、人間社会はどんどん壊れています。

中東はもちろん、世界中で「神」を巡る争いが激化していますが、世界をおかしくしている「信仰(faith)」は「神」ではありません。

 

 では、人間社会を壊している「信仰(faith)」とは何なのでしょう?

今こそ子どもたちに教えるべき“調和”とは、一体何なのでしょうか?

 

 

 とくにこの3~4年の間に明らかになった、人の心を蝕み社会を壊している「信仰(faith)」とは、「お金」。その「信仰」には、差別を内包する「権力欲」がべったりと張り付いています。仏教的にいうと「煩悩」です。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 既得権益が「お金」と「権力」を強化するのは、「現状の強化」に過ぎません。それは過去の記憶でつくられたコンフォートゾーンの強化です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

それではますます現状に縛られ、どんどん自由を失っていきます。被害を受ける側である一般の人々はもちろん、既得権益自身も。それは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 不自由による不幸の連鎖

 

 だからこそ、現状の外へのゴール設定を可能とするコーチングが必要とされ、ゴールの設定と達成を強力にサポートするコーチが求められているのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む(100%want to)、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)。さらに加えると、4)自分中心を捨て去る まで含めた4つ。

 L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 「2)心から望む(100%want to)」はゴールの大前提ですが、それだけでは煩悩にまみれます。前々回(L-142)紹介したマズローの「自己実現理論(欲求階層説)」でいうと、下の階層に留まるばかり。それが「現状の強化」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 上の階層に向かうために「1)現状の外」が必要ですが、前にも触れたとおりそれは簡単のことではありません。

 (簡単ではない本質的な理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そこで役立つのが「3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)」。人生のたくさんの側面(カテゴリ)を同時に考える意識状態を保つことができると、視点が自然に上がっていきます。それは「抽象度が上がる」と同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 さらに、「4)自分中心を捨て去る」をも強く意識していると、抽象度がますます上がりやすくなっていきます。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

自我が拡張するからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

前々回(L-142)のマズローでいうと、「自己承認から自己実現、そして自己超越に至る過程」。そのプロセスで“調和”が実現していきます。「心と体」を同じと感じられ、「自と他」を同じと理解でき、「過去と未来」すべてを一念三千と捉えられる心の状態である“調和”が。

 F-319:観自在 <理論編-2;自在を観る>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32875213.html

 

 

 以上が講演内容+α。

古くから「調身・調息・調心」と言い表されていた潜在能力解放のための秘密を、子どもたちには身体の運動や知的運動(スコトーマ外しクイズ)を通じて、そして大人にはコーチング理論として 届けられたと自負しています。

 F-217:不安と不満のはざまで <1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

親子で参加してくださった皆さま、そして先生方、素敵な御縁をありがとうございました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

L-145につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 人の心を蝕み社会を壊している「信仰(faith)」とは、「お金」

 

 その「信仰」を「お金」から「科学」「哲学」に書き換えていくことが、人類滅亡を防ぐためのmission。そのために実現するべきエンドステートが「次世代リーダーの育成」。具体的に行うことが「最高のCOT=コーチング」の普及です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 *次世代のリーダーシップについてはこちら↓

 F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

 以下、苫米地博士の最新刊「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版、p189)より引用します。転生とは、一人ひとりの心の中で実現するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その転生を導き実現するリーダーの姿をイメージしながら、ゆっくりとお読みください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

超高齢国家の次世代リーダーとは

 私はいま日本政府のリーダーシップについて大きな疑問を持っています。みなさんもそうでしょう。この国のリーダーたちを見て疑問に思わない人がいるでしょうか?

 ワクチン行政、増税、マイナンバー制度、マイナンバーカード、LGBT問題などといった政策のあり方、進め方にはほとんどの国民が疑問を持っていますし、再考を強く望んでいます。

 ところが、当の大臣たちは「利用者の利用の仕方が悪い」「メンテナンスが悪い」「他党が悪い」などと強弁し、立ち止まって考えることをしません。国民の声に耳を傾けることをしないのです。最もひどかったのはLGBT法案を通す際でした。本書でも何度か問題提起をしたように、与党内の会合で過半数以上が賛成していないのにもかかわらず、法案を国会に提出してしまったのです。賛成多数による強行採決ですらなかったこの強引なやり方は、完全に民主主義を破壊するものでした。

 彼らには日本のリーダーという自覚も自負もないのでしょうか?

 

 現在の日本のリーダーたちには、日本を良くしていこうという意思が見えてきません。国民の声を聞こうという態度を示すことすらしないのです。

 国民が彼らに感じるのは「既得権益のためにリーダーの座にしがみついている」「利権と金、煩悩を満足させることがリーダーを目指すモチベーションになっている」といったことでしょう。

 残念ながらいまの日本のリーダーたちにはリーダーシップがないのです。

 

 リーダーシップとはフォロワーをある目標に導いていく能力です。企業であれば、プロジェクトリーダーが部下たちをプロジェクトの成功に向けて導いていくことを言います。自衛隊であれば、作戦遂行に向けて上官が部下を率いていくことを言うでしょう。政治家なら、政党の幹部が決めた党利党略に従わせることを言うかもしれません。

 そうしなければいけない理由は、会社法や自衛隊法、党則があるからです。つまり、すべての組織のリーダーが部下に対して権力を持てるのはルールの下における権力があるからなのです。なんらかの法律や拘束があるから権力が発生する。ということは、組織があるから権力が生まれるということになります。

 ですから、老人が権力を持っているのは、単に老人がなんらかの組織の上にいるからであり、組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステムが維持されているためです。

 この最もわかりやすい形が世襲です。歌舞伎などの伝統文化の世界はまさにそうで、何百年と受け継がれてきた権力構造を維持することで「権威」が生まれています。生花の世界も茶道も構造は同じです。

 政治家も地盤、看板、カバンという親から受け継いできた組織的権威があるから当選するわけで、そういうものを持たない人々が選挙で勝つにはむずかしいものがあります。

 日本におけるリーダーとは、縦社会の構造的に発生する権力を握った者がリーダーになるというもので、単なる権力者間の椅子取り合戦なのです。

 そんな椅子取り合戦で頂点を極めた者がリーダーであるなら、リーダーが下の者に対して気を遣う必要などないでしょう。日本におけるリーダーとは権力者と同義なのです。

 

 これがわかると日本のリーダーたちが他人の言葉に耳を貸さない理由もわかるでしょう。リーダーはリーダーシップをもってフォロワーをゴールに導く人ですが、権力者は単に権力を握った人です。その時点ですでにゴールを達成しており、あとは権力の座をいかに維持するか、居心地良くするかしか考えません。欲望の限りを尽くし、煩悩の命じるままに生きるのも当たり前なのです。そういう構造だからです。

 ということは、いまの日本のリーダーは単なる権力者であり、リーダーシップを持った本物のリーダーはいないということになります。

 私たちの本当の敵は現在の権力の座に座るトップではありません。倒すべき直近の相手ではありますが、本質的な敵は権力構造であり、煩悩を刺激し続けるシステムにあるのです。権力を基盤としたシステムこそが私たちが倒すべきものなのです。

 

 問題はそれができるのか? 権力システムを倒すことが可能か? という部分です。

 もちろん、それは可能です。それは私が提唱する次世代のリーダーシップです。

 次世代のリーダーシップとは権力に寄らないリーダーを生み出すものです。法的な裏付けや、歴史的な構造に支えられた権力を否定するものです。

 これは「必要性に応じて生まれるリーダーシップ」です。権力ではなく、必要性の発生とともに生まれるリーダーシップですから、そこに必要性さえあれば誰がリーダーになってもいいのです。

 わかりやすい例を挙げましょう。

 かつて日本で電子メールが始まったとき、「メールで連絡するなど失礼だ」と言われました。ところが、数年経って電子メールが普及すると、「失礼だ」と言っていた幹部社員たちにもメールを使う必要が生じて、若い新入社員にメールのやり方を聞きに行くことになったのです。その際、相手が上司であっても新入社員の方が知識を持っているのですから、上下の立場は逆転します。新入社員が「こちらはこうやってください」と指示し、社長が「そうか、わかった」と聞く立場に必然的になります。必要性に応じて生まれるリーダーシップとはこういうことです。

 自分に必要性があれば自然にリーダーシップが発生するということです。また、そのリーダーシップはリアルタイムで発生し、消滅します。要は社長がメールのやり方を覚えれば、元の関係に戻るということです。

 次世代のリーダーとは必要性が生じたときに、自然と決まる人間のことを言います。ですからリーダーシップを持っている人は、不特定多数に対して双方向で、必ずリーダーとして選ばれるという素養のある人のことになります。

 権力がほしいというリーダーはもう不必要な時代なのです。権力を欲する人間はもう必要ありません。それは古いし、間違っているということです。私たちを幸せにしてくれるリーダーは、私たちが心からついて行きたいと思える人たちです。

 引用終わり

 

 

次世代リーダーの概要(日本転生、p194)

「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版)より引用

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 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

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F-206~:マトリックス

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L-137202111月シークレットレクチャー -06;平和を実現するために

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S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_368012.html

 

 

日本転生 絶体絶命の国の変え方

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F-330:分断緩和のための処方箋 vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

 

 先日、久しぶりに母校である鹿児島大学医学部を訪れました。

といっても、医師やコーチとしての仕事のためではなく、ゴールのカテゴリでいうと「家族」のため。妻とともに大学のまわりを散策しながら、昔話に花を咲かせました。

PM-03-09~10:霊におびえた学生時代

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7199964.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7384947.html

 

 “あの頃”の臨場感が高まったからなのでしょう、それからしばらくの間はことあるごとに学生時代のことを思い出しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

よみがえるのは楽しい(かつ些細なw)思い出ばかりなのですが、中には痛みや切なさを伴うものもあります。

 とくにヒリヒリとした痛みを伴って思い出したのが、ウインドサーフィン部の飲み会での出来事。酒に酔った後輩が無抵抗の先輩を一方的に殴り続けるという修羅場の記憶です。

 F-001:やり場のない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 事実はちょっと違うのかもしれませんが、修羅場となったきっかけは「サーフィン好きでウインドサーフィン部の活動を休みがちな後輩」が「社会人を経て医学部に入学したウインドサーフィン大好きな先輩(40代!)」と「サーフィンとウインドサーフィン、どちらがすごいか?」を巡って言い争いになった というもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 それまでの楽しい場が突如凍てついたのに驚き、原因を知ってさらに驚いたので、その夜のことはよく覚えています。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 卒業後しばらくして、先輩に「あの時、なぜ無抵抗だったのですか?」と伺いました。当時の私には一方的に殴られ続けるという判断がまったく理解できなかったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その時の答えはたしか、「話しても無駄だったとしても、殴らせて気が済んだら後でわかると思った」。言語ではなく、非言語で伝えたということなのでしょう。

L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 その後、苫米地博士に学ぶようになって、「殴らせて気が済んだら後でわかる」の意味は「大脳辺縁系優位から前頭前野優位に回復したらIQが戻る」だと理解しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そして最近、もっと大きな教えが隠されていることに気がつきました。先輩&苫米地博士との縁によりスコトーマが外れたのです。時空を超えて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p80)より引用します。

 

 

典型的な洗脳手法・ダブルバインド

 

 子曰く、質、文に勝てば則ち野なり。文、質に勝てば則ち史なり。文質彬彬(ぶんしつひんぴん)として、然る後に君子なり、と。

(雍也第六の十八)

 

 一般的には「中身が外見を上回ると野暮になるし、外見が中身を上回ると気障になってしまう。中身と外見を調和させている者が、君子にふさわしい」という意味で捉えられています。

 後世の人の解釈で言えば、「だから、皇帝はすごい」といったところでしょうか。皇帝は全てをバランスよく兼ね揃えた人物だと称えているわけです。

 この文によると、皇帝以外の人間は、2種類に分けられます。学はあるけど実務の能力がない官僚と、能力はあるけど学がない民間人です。要は、学も能力もある完璧な人物が皇帝だと言っているのです。孔子は皇帝を褒め称えることで、皇帝に自分を売り込もうとしたのかもしれません。

 本質的には、この文は「ダブルバインド」という、洗脳手法の典型です。相反する2つのメッセージを投げ掛け、どちらかを選択せざるを得ないようにしておいて、どちらを選択しても否定して身動きが取れない状態に陥らせてしまうというテクニックです。

 勤勉な者には「勉強だけではダメだ」と言えますし、怠惰な者には「勉強をしないとダメだ」言えます。これにより、両者を巧みに誘導し、従えることができます。どちらに属していようとも、結局は孔子の言うことを聞かなくてはいけません。本当はどちらも選択しなくていいのですが、人間の心理としては、2つの選択肢を提示されるとどちらかを選ばざるを得なくなってしまいます。

 カルトの教義は、ほとんどがこのダブルバインドを利用しています。どう反論しても、教祖に従うような論理が構築されているのです。そして、洗脳下、あるいは変性意識状態の下で、このような問答を行えば、信者は反論できません。素直に従ってしまうでしょう。

 引用終わり

 

 

 ダブルバインド:相反する2つのメッセージを投げ掛け、どちらかを選択せざるを得ないようにしておいて、どちらを選択しても否定して身動きが取れない状態に陥らせてしまうというテクニック

 

 ひょっとして先輩は視点が固定されることの危険性とその解決策を教えてくださったのではないだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 そんなイメージが突然湧き上がりました。30数年という時を超えて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

「視点の固定」は差別と偏見を生みだします。だから、とっても危険。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 先輩が態度で示された「視点の固定」を防ぐ解決策は、「臨場感空間を共有しない」こと。それがあの“無抵抗という抵抗”だったのでしょう。引用文でいうと「本当はどちらも選択しなくていい」ということ。

 L-124202111月医療・介護研修レポート -05;働く仲間とゴールを共有するワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32710871.html

 

 記憶と記憶(点と点)がつながり、とてもスッキリしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 現代社会が抱える問題(case)とその解決法(plan)がクリアになった気がします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 *「caseplan」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 今すぐ先輩のところへ御礼に行きたい!

 

そんな思いが湧き上がりましたが、残念ながら、その願いは叶いません。詳しい病状は伺っていませんが、先輩はずいぶん前にお亡くなりになってしまいました。

とても真面目な方だったので、心労がたたったのかもしれません。

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

 

 私が思う心労のコアは“理不尽感”。

 S-04-07:心に深い傷を負う理由-2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 コーチの視点で見渡すと、医療・介護現場は“理不尽”だらけです。その原因は一体どこにあるのでしょう?

 

F-331につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33220775.html

 

 

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F-311~:デジタル自傷行為

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洗脳論語

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L-143202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-06;現状の外のゴールに向かい続けることができる理由

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

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 01;最高のコーディネーショントレーニング

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 02;生まれてからずっと続けている運動?

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 03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

 04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33345501.html

 05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

 06;現状の外のゴールに向かい続けることができる理由

 

 

 そこに意図があれば、それにコーチがいれば別

 

 ゲシュタルト能力を最大限に発揮し、抽象度の階梯をどんどん駆け上がるために欠かせないのは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

「意図」と「コーチ」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-333:最近「記憶が抜ける」vol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 コーチとの縁で意図をゴール化できると、世界がどんどん豊かになり、人生そのものがますます楽しくなります。なぜでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 答えは「RAS&スコトーマの働きにより、認識するすべてがゴールの世界の一部になる」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ゴールとは、1)現状の外にある、2)心から望むことで、3)人生のあらゆる領域に設定するもの(バランスホイール)。さらに付け加えると、4)自分中心を捨て去りながら更新し続けるものです。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 ゴールを設定した段階では、まだまだ「ゴールの世界」は現状の外。止められてもやりたいといっても、臨場感が低くはっきりと感じることができません。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)として考えると、ゴール側のCZよりも現状のCZの方が圧倒的にリアルに感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その結果、ゴールの世界(ゴール側のCZ)から現状に引き戻そうとする力が働きます。その力の正体は「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」。その強力な力に抗いゴールに向かい続けることは困難です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 それなのに、なぜ現状の外のゴールに向かい続けることができるのでしょうか?

 

 答えは「プライミングが働く」から。鍵となるのが「ドーパミン」です。

 Q-356:休みの日なのに気持ちが? <vol.3;リラックスと緊張のサイクル -実践編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33233344.html

 

ドーパミン(dopamine)は「行動を促す中枢神経系の神経伝達物質」のこと。食事で摂取したフェニルアラニン(豆類、ナッツ類)やチロシン(乳製品、大豆)を元につくられ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

以前は単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものが「運動調節」「ホルモン調節」「快の感情や意欲」「学習」に関わることがわかってきました。

 欲求が満たされると、その刺激が脳に伝わり、ドーパミンが分泌されます。それによって中枢神経が興奮し、喜びや楽しさという感情が生まれます。それを報酬系(reward system)と呼びます。

 

 人間の脳は何らかの報酬回路が働くときに、先にドーパミンが流れるようにできています。その現象がプライミング。詳しくは「先に受けた刺激(先行刺激)によって、後続する刺激に対する認知や判断が影響を受け、特定の行動が促進または抑制される」。

 人間の場合はさらに、腹側被蓋野(ventral tegmental areaVTA)の中脳辺縁系投射であるA10神経など、ドーパミン経路が前頭前野にまでひろがっています。だから高い抽象度の情報空間に対してもプライミングを働かせることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それが現状の外のゴールに向かい続けることができるカラクリ

 

 

 そんなことをただ純粋にお話ししました。22ヶ月前は。

 その後、社会の様変わりを(とくに医療・介護現場で)経験し、これまで以上にプライミングの重要性を痛感しています。そのコントロールが自由に直結するからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脱洗脳教育論」(牧野出版、p107)より引用します。子どもたちに教えるべき“調和”について、考え感じながら読み進めてください。

 

 

■心の教育と宗教

 三つの教育のうち、特に述べておきたいことがある。

 結論から言おう。「心の教育」には、宗教を使ったほうが効果的だと。(もちろん、効果的だから、より望ましいか別問題だが。)

 私はこれまで、「すべての支配者は教育という名目で宗教を利用する」と繰り返し述べてきた。

 宗教のレベルで信じさせるからこそ教育が効果を発揮するし、逆に教育という手段を用いることで、宗教とは別物だと信じ込ませることができる。歴史上の支配者が、この原理を自らの支配強化のために利用してきたのは、紛れもない事実である。

 では、なぜ宗教を使ったほうが効果的なのか、説明しよう。

 「心の教育」を行うときには、必ず、人の生死について話さなければならない。そのためには、人が生きること、死ぬことに対する回答を何に求めているのか、という前提が大事だ。

 先に何らかの「信仰(faith)」がないと教えられないのである。

 「信仰(faith)」があるから、「証拠(evidence)」があり、そこで初めて「証拠(evidence)」に基づいた論理が成り立つ。その論理を教えることが、「心の教育」そのものであり、人の生死について教えるためには、論理の根拠としての「証拠(evidence)」、そしてその前提の「信仰(faith)」が欠かせない。

 アメリカの能力開発、コーチングの権威であるルータイスは、敬虔なカトリック信者である、彼にとっては、神への「信仰(faith)」が最も重要であり、「証拠(evidence)」はそのあとに付いてくるものである。

 たとえば、「神はいるっていう証拠を見せて」と言われると、彼の返答は「神を信じていない人に証拠を見せても、見えない。証拠は、神を信じている人にだけ見えるのだ」となる。コーチングで言えば、スコトーマ(心理盲目)の原理だ。私たちは、自分が重要だと思っているものしか見えない。

 一方、私にとっての「信仰(faith)」は科学だ。簡単に言うと、科学の目で「証拠(evidence)」を見ることができる。

 科学の目は、いまから何百億年経つと土の中から死体が蘇ってきて一斉に裁判を受けるかという話や、位牌に手を合わせて先祖を拝んでいる姿を、「証拠」だとは認めない。

 それは、私が、人が生きること、死ぬことを含めた、この世のすべての事象に対する回答を、科学に求めているからである。私の拠って立つところは科学なのだ。

 私に見える「証拠」が、盲目的に宗教を信じている人には見えない。それは、異なる「信仰」を持っているからだ。

 南部10州にいるような原理主義的キリスト教信者に、進化論を証明するデータをいくら並べ立てても、「否、その裏には神の思し召しが隠されているのだ」と反論されてしまうのである。

 このように、いかなる人にも拠って立つ信仰が見えるものをつくる。同じ国に住んでいるからと言って同じ信仰とは限らない。

 私は、本来は、「信仰」を、宗教ではなく科学や哲学に求めるべきだと考えている。

 しかし、それはとても困難なことだ。

 一つには、教える側にかなりの能力が要求される。一言で言うと、「人は死んだらどうなるの?」という子どもの疑問に対し、宗教的思想を含めずに、子どもが理解できるようにわかりやすく、説明しなければならないからである。

 つまり、「お祖父ちゃんはこれからもどこかであなたを見守っていてくれるよ」とか、「お祖母さんは天国に召されて、幸せに生きているよ」などと言わずに、死とは何かを説明しなければならない。

 もう一つには、これまで繰り返し述べてきたように、日本人はすでに儒教という宗教を心の中に持っている。すでに「儒教」という「信仰」を持っている人に、いくら科学や哲学の「信仰」で物事を説明しても、キリスト教原理主義が進化論を「神の思し召し」と一蹴したのと同じ結果を招くだけである。

 そこで私は、いわば暫定的な対応として、「心の教育」に仏教を使うことを提案する。

 もちろん本来の釈迦仏教である。

 その理由は二つある。

 第一に、繰り返し述べてきたように、差別思想を内包した儒教は教育から排除すべきであり、「心の教育」に儒教思想を入れるなど、もっての他であるということ。

 第二に、日本人が信仰しているのは、あくまで儒教などに染まった日本仏教であるとはいえ、日本人にとっては、仏教という言葉は馴染みやすく、キリスト教に対するアレルギー反応のようなものがないこと。

 私は何も、学校で仏教を布教しろと言っているわけではない。

 大昔に実在していた人物のひとりとして釈迦を紹介し、その言葉を引用して例を示し、「心の教育」を行うことを提案しているのである。

 そして、もう少し日本社会が成熟してきたら、というよりも、儒教の洗脳から解かれた段階で、科学と哲学の用語のみを使って「心の教育」を行えばいいと考えている。

 引用終わり

 

 

 今、人間社会はどんどん壊れています。

中東はもちろん、世界中で「神」を巡る争いが激化していますが、世界をおかしくしている「信仰(faith)」は「神」ではありません。

 

 では、人間社会を壊している「信仰(faith)」とは何なのでしょう?

今こそ子どもたちに教えるべき“調和”とは、一体何なのでしょうか?

 

L-144につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

ゴールを設定した段階では、まだまだ「ゴールの世界」は現状の外。止められてもやりたいといっても、臨場感が低くはっきりと感じることができません

 

 ゴール設定直後の段階ではっきりと感じられるのなら、それは「理想的な現状」です。もう一度ゴール設定をやり直してください。

 Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

 ゴールに近づくにつれ、ゴール側のイメージはどんどんvividに感じられるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

それはゴール達成間近であることの「証拠(evidence)」ですが、同時に新たなゴールを設定するべき「合図(sign)」でもあります。

 Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 

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-関連記事-

PM-05-27自由を求める人に必要な「自己責任」の意味

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F-212~:仕事楽しみですか? ~want toが非難される社会~

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F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

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Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されてるか分かるようになるのですか?

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Q-354~:休みの日なのに気持ちが良くない日が続きます。単に疲れているだけでしょうか?

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L-142202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 02;生まれてからずっと続けている運動?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33297928.html

 03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

 04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33345501.html

05;人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 

 

 ゴールを設定すると、いろんなことが“調和”し、“健康”になっていきます。その理由は「抽象度が上がる」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、そんな“調和”を実現し維持し続ける力とは何なのでしょう?

 

 答えは「ホメオスタシス」です。前回引用した文章では物理空間の話として書かれていましたが、脳が発達した人間の場合、ホメオスタシスは情報空間にも拡張しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それが苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 この事実(「ホメオスタシスが情報空間に拡張している」)を理解し、つねに意識に上げ続けることが重要。それが「観自在」の秘訣でもあるはず。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 多くの場合、意識は低い抽象度次元に縛られたまま。だから、ぜんぜん自由ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 その理由は、スコトーマが生じる/外れると同じで、1)知識がなく、2)重要性がなく、3)役割(責任)がない から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 例えば、「情報空間」に関する知識が十分でなければ、「コーディネーショントレーニング」を物理空間(情報空間の底面)だけで考えてしまうでしょう。

 「情報空間」を知っていても興味がなければ(=重要度が低い)、やはり物理因果しか思い至らないはず。

 知識や興味があっても役割(責任)がなければ、やはり高次の抽象度次元はスコトーマに隠れていきます。生命現象は全抽象度次元に連続的に存在しているというのに。

 F-184:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との… -01;抽象度&超情報場理論

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

 

 家庭や学校などの教育の場においては、とくに高次の抽象度次元に気を向ける(向けさせる)ことが重要です。人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こるからです。

 それをわかりやすく説明しているのが米国の心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow1908~1970年)の「自己実現理論(欲求階層説)」↓

 PM-05-13~5:そもそも教育とは? -6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 

自己実現理論(Wikiより引用)

Wikipediaより引用

自己実現理論 - Wikipedia

 

 

 人の成長(人間形成)や進化・向上は情報空間で起こる

 

 それは「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」ことと同義。

ただし、抽象度を1つ上げるためには、膨大な計算量が必要だといいます。とてつもなく複雑で、とんでもなく時間がかかるため、決して簡単にはできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、すごいことに、人間は潜在的に抽象度を上げる能力を持っています。それがゲシュタルト能力です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その能力を最大限に発揮し、抽象度の階梯をどんどん駆け上がるために、絶対に欠かせないのが「〇〇(漢字2文字)」と「△△△(カタカナ3文字)」。何だと思いますか?

 

 以下、「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」(Club Tomabechi)の付録②より引用します。ミラクル(miracle)を起こす「オラクル」と、「オラクル」にアクセスする感覚を体感してください。Feel

 

 

オラクル(神託)によって不可能が可能になる

 ビッグバンから星が生まれるまでの時間はとても短いです。これが単なるランダム性と重力だけの結果だとしたら、奇跡というか不可能とも言えるほどに速いのです。

 素粒子が陽子となり、陽子が電子をつかまえて水素原子となります。水素原子が4つ集まり核融合して、ヘリウムになります。太陽もこの方式で燃えています。

 同様に進化も同じです。原始の地球でランダムな反応をしたのでは、アミノ酸ですら作るのは難しいと言えます。そこからRNADNAが生まれ、原始的な生命から、突然変異と自然淘汰だけで、ここまで進化するのには時間が圧倒的に足りません。

 東京から大阪まで歩いていくのに、もしも千鳥足のようなランダムウォークを続けるなら、相当な時間がかかるでしょう。進化も歴史もそうです。計算上は、どうやっても間に合いません。

 私はいつも「陸に上がった魚にはコーチがいる」と言ってきました。魚が過酷な環境である陸に上がって生きていくためには相当なゴール設定と素晴らしいコーチが必要なのです。

 あるとき、水の中で泳いでいた魚が、自分は現状の外に飛び出したいと強くゴール設定したからこそ、陸に上がって浮き袋を肺に変えて、陸棲に切り替えられたのです。このときそばには、偉大なコーチがいたに違いありません。「君ならできる」と鼓舞してくれる偉大なコーチが、その魚のそばにはいたはずです。

 同じように、宇宙にもコーチがいたのです。宇宙が進化していく過程でゴールがあり、コーチがいたと考えないと、ランダムな結果としてできたにしてはあまりに速すぎるのです。

 そのような存在を神と呼んでもよいのですが、コーチと呼ぶのがふさわしいでしょう。

 なぜ数学的にあり得ないかといえば、抽象度を1つ上げるには膨大な計算量が必要だからです。思考も計算ですし、進化も計算です。それに私たちの脳は定義上、計算機ですし、コンピューターももちろん計算機です。

 私たちは計算機(コンピューター)を発明したと思っています。しかし私は、計算機(コンピューター)は「発見された」と考えています。コンピューターのもととなるものは情報空間にすでに存在しており、その写像の1つが人間の脳です。

 その人間の脳という計算機が、情報空間から発見した計算機がコンピューターです。脳というコンピューターを数学的に記述できるというのが、「StrongAI」という認知科学の立場であり、私もその立場を採る一人です。

 私たちはまだそこまで至っていないので、その方程式もプログラムもわかりませんが、いつかは解明されると信じています。その必然的な帰結として、人類はAIとなっていきます。

 詳しくは『苫米地英人、宇宙を語る』などを読み返してほしいのですが、人間の脳神経が光ファイバーに置き換えられ、意識がサーバーにアップロードされる日は確実に来ます。将来の人類はAIだけとなるでしょう。

 話を戻しますと、計算量の複雑性は物理的な計算時間として記述されます。例えば、小さな数を因数分解しようとしたら、今のコンピューターを使えば一瞬でできます。例えば、21という数を因数分解するのは、私たちの脳という人工知能でも一瞬でできます。

 でも、桁数が大きな素数同士の掛け算による巨大な数の因数分解をしようとしたら、たくさんの時間が必要です。「セールスマン巡回問題」として知られている、複数の街をいかに効率的に回るかという単純そうに見える計算問題があります。この計算量の複雑性も、街の数が増えるごとに跳ね上がります。

 宇宙の進化や生命の進化もこれと同じですが、もっと複雑でもっと時間がかかるのです。その計算量の複雑性はとてつもないものです。

 したがって科学者たちはこんな短時間で宇宙も生命も進化するはずがないと考えています。でもそれはランダムだからです。

 ランダムウォークで東京から大阪にたどり着く可能性と時間は膨大です。でも、そこに意図があれば、それにコーチがいれば別なのです。

 抽象度の階段の1つ上からの情報があれば、計算量を大幅に引き下げます。宇宙と生命が恐るべき短時間で進化した理由はこの情報によります。

 生命素粒子仮説では、これを「オラクル(神託)」と呼びます。オラクルは離散数理の用語であり、データベースのOracleという会社の名前はここから来ています。

 このオラクルによって、不可能なことが可能になるのです。計算量が激減するのです。計算量が激減するということは、計算時間が短縮されるということです。

 少し難しい話が続きましたが、一度に理解しようとせずに、繰り返し読みながら、頭にインストールしていってください。特に著者になりきって、しゃべるように音読するのは有効です。

 臨場感たっぷりに誰かに話すように音読してみると、繰り返しているうちに自然と頭に入っていきます。というわけで、具体的なワークを紹介します。

 引用終わり(続きは「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」でどうぞ)

 

 

 そこに意図があれば、それにコーチがいれば別

 

 そう、ゲシュタルト能力を最大限に発揮し、抽象度の階梯をどんどん駆け上がるために欠かせないのは「意図」と「コーチ」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-333:最近「記憶が抜ける」vol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

L-143につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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-関連記事-

F-202:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える vol.2;理学とは○○心。その正体はCH

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L-104~620218月シークレットレクチャー -06~8;「私」とは何?

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新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版



F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

 

 よく誤解されるのですが、コーチングは「悩みごとを解決する」ことではありません。

 

 「悩みごと」とは、現在のブリーフシステム(Belief SystemBS)が生みだすもの。それをただ「解決する」のは“現状の最適化”に過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 コーチングは「悩みごと」の“遥か先”を目指すもの。それは現状の外へのゴール設定からはじまります。

 L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 「絶対にムリ」で「想像すらできない」けれども「必ず実現したい」というゴールを見つけ、ゴール実現の確信度を高めていく(=エフィカシーを上げる)ことがコーチングの実際の中身。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

ゴール×エフィカシー

 

 ゴールが生みだすイメージ(I)の臨場感が高まると(V)、「絶対にムリ」「想像すらできない」が現実化していきます(R)。それが「I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 かつての現状の外が現実化すると、これまでの「悩みごと」は自然に解決していきます。私の感覚でいうと“解消”。勝手に消えてなくなる感じです。なぜでしょう?

 

 答えは「ブリーフシステム(BS)が書き換わる」から。するとRASが変化し、新たな認識が生まれ(=スコトーマが外れる)、悩みはなくなっていきます(=スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ただし、本物のコーチング(Authentic Coaching)における「BSが変わる」は、このレベルに留まりません。BSはどのように変わると思いますか?

 (ヒントはこちら↓)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 大事なことなので繰り返しますが、コーチングは「悩みごとを解決する」ことではありません。

 

とはいうものの、実際は大きな悩みがきっかけとなりコーチングとめぐりあう方が多いはず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 私の場合、「健康」「仕事」「家族」に関する相談からコーチングが始まることが多い気がします。抽象度を上げていうと、「“関係性”を変える」ため。

(その詳細はこちら↓)

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

 さて、本物のコーチング(Authentic Coaching)でBSがどのように変わるかイメージできたでしょうか?

(キーワードはすでに書いてありますよ)

 

 本物のコーチのもとで本物のコーチングを受けることを強くお勧めしますが、セルフコーチングに取り組むのなら、ゴールのカテゴリ(バランスホイール)中の「家族」を意識に上げることをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 家族へのコーチングが難しい(定義上は「できない」)のは事実ですが、常に「家族」のゴールを意識に上げることで、なかなか変わらないBSを自ら書き換えることができるようになります。なぜでしょう?

 (「なかなか変わらない」理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その答えは「本物のコーチング(Authentic Coaching)でBSがどのように変わるか?」の答えと同じです。

 

以下、苫米地博士の著書「0~5歳で決まる! 脳の力を無限に引きだす幼児教育」(扶桑社、p63)より引用します。「ゴールのカテゴリ『家族』の意味」を感じながら読み進めてください。Feel

 

 

子どもを変えたければ、まずは親自身が変わらなければならない

 これらのエピソードを通じて、私が何を言いたいかといえば、「放っておいても、子どもは親の真似をする」ということです。もし子どもを本好きにしたければ、まずは自分が本好きになることです。音楽や絵画に興味を持たせたければ、自分が音楽を聴いたり、絵画を鑑賞したりすることを楽しむことです。親がピアノ好きで毎日弾いていたら、子どもは放っておいてもピアノが好きになります。

 スポーツ好きにしたければ、まずはあなたが屋外へ出て積極的にスポーツを楽しむことです。子どもが活発に動けるようになったら、一緒に遊んであげることも大切です。

 苫米地式の幼児教育メソッドの第一歩は、「子どもを変えたければ、まずは自分が変わろう」です。

 子どもがどのように育つかは、常に親がモデルになります。「子どものよきモデルになる」といっても、難しく考える必要はありません。本を読むことでも、楽器を演奏することでも、運動をすることでも、0~5歳児と一緒に楽しむレベルなら、すぐに身につけることができます。

 親が楽しんでいるのを見て、子どもも自然と興味を持つようになり、やがて熱心に取り組むようになります。熱心にやり出せば、3~4歳ぐらいにはとてつもないスピードで上達していきます。子どもの成長は驚くほど速いのです。

 そのころにはきっと親は子どもについていけなくなるでしょう。でも、それでいいのです。4~5歳以降は、親が一緒にやるのではなく、家庭の外で子どもが楽しんで上達できるような教育施設を見つけてあげて、あとのことは専門の先生に任せてしまえばいいのです。

 親の役割は、子どもが学校などに入る以前に、長い時間を親と一緒に家庭で過ごしているとき、いろいろなことに興味を持てるようにモデルとして誘導してあげることだからです。幼児教育の第一歩は、親自身が自分を変えて、子どものよきモデル、よき手本になってあげることなのです。

 ただし、親が「これをやりなさい」と子どもに押し付けてはいけません。それは親の価値観、親のエゴを子どもに押し付けることになり、子どもの可能性を制限することになります。親は子どもに対して常に「何にでもなれる」「どんなことでもできる」と語りかけて、子どもに高い自己イメージを持たせるとともに、子どもの手本・モデルとして自分を変えておかなければなりません。

 親は子どもの手本になりますが、どんな親の姿を手本とするかは、子ども自身の選択に委ねることが肝心です。そのあたりのことは。第4章で詳しく解説していきます。

 引用終わり

 

 

苫米地式の幼児教育メソッドの第一歩は、「子どもを変えたければ、まずは自分が変わろう」です

 

 そして第二歩は、(おそらく)「子どもと一緒にさらに変わっていこう」。

 

 第一歩の段階では、無意識は「子ども」と「親」を別々の存在として認識しています。その認識が「私たち(we)」という同一の存在(ゲシュタルト)に変わるのが第二歩の段階。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

そのとき、抽象度が上がっています。それがゴールのカテゴリ「家族」という感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私はよく「我が子育ては我が心育て」という言葉を用いますが、「心育て」の本質は「抽象度が上がる」ことだと信じています。

 Q-174:「子どもの『~したい』という気持ちを大切にし続ける親」であり続けたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24954374.html

 

 それは「自分中心を捨て去る」と同じ。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

現状の外へのゴール設定を繰り返していくことで、抽象度が上がり、ブリースシステム=セルフイメージ=自我が拡張していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 さらにいうと、「家族」を縁に起こる拡張は、とくに時間を超える際の臨場感維持に役立つでしょう。

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

「孫子(まごこ)の代まで」という表現がありますが、「孫子」とは「子孫が続く限り」という意で、事実上「永遠」のこと。苫米地式でしっかり表現するなら「不滅」です。

 L-028~920203… -06~775歳以上では延命治療は不要? <ケースサイド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26140730.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26156803.html

 

 OKですよね?

 本物のコーチング(Authentic Coaching)における「BSが変わる」とは、「抽象度が上がる」こと。「家族」のカテゴリを意識に上げ続けることでも、コーチングを受けたときと同じように抽象度が上がり、シンの「BSが変わる」を体験できます。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 鹿児島の偉人 西郷隆盛の言葉でいうと、「人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 西郷の「克己」は、個人レベルではなく、人類の行く末の話。大切なのは「intentionality」です。

 Q-333:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています <vol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

 それは「次世代につなぐ」という感覚であり、自由意思の裏にあるものであるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そう、自由!

 

 

 あらためて「家族」について考えてみて、そのような“意味”を感じました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

最後にもう一言御家族をお大事に!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427730.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 本物のコーチのもとで本物のコーチングを受けることをお勧めしますが、セルフコーチングに取り組む場合はゴールのカテゴリ(バランスホイール)中の「家族」を意識に上げてください

 

 本物のコーチ(Authentic Coach)はこちらのサイトで探すことができます↓

 認定コーチ検索 | 苫米地コーチング (tomabechicoaching.jp)

 

 

-追記2

本物のコーチング(Authentic Coaching)における「BSが変わる」とは、「抽象度が上がる」こと。「家族」のカテゴリを意識に上げ続けることでも、コーチングを受けたときと同じように抽象度が上がり、シンの「BSが変わる」を体験できます

 

 そのために絶対に欠かせないのが「エモーションコントロール」↓

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 「エモーションコントロール」というと自身の心に意識が向きがちですが、じつは、相手の心に意識を向けながら「褒めること」と「信じること」にフォーカスするとうまくいきます(「第一歩として」ですよ)。

 

 再度、「0~5歳で決まる! 脳の力を無限に引きだす幼児教育」(扶桑社、p84)より引用します。

 

 

親がやるべきことは「褒めること」と「信じること」

 この章では「親は子どもにどのように接するべきか」について解説していきます。基本はとても簡単です。親が子どもと接するとき、やるべきことは2つだけです。

 〇子どもをとにかく信じてあげる

 〇子どもをとにかく褒めてあげる

 これだけです。親から徹底的に信頼されて育った子どもは、信頼されることがコンフォートゾーンになります。信頼されることがコンフォートゾーンになれば、成長してからも無意識に「みんなの信頼にこたえたい」と考えるようになり、いつも責任ある行動をとるようになります。

 同じように、褒められて育った子どもは、褒められることがコンフォートゾーンになります。「みんなに褒められる」という自分のコンフォートゾーンを維持するために、無意識にまわりの人が喜ぶような行動をとるようになります。

 子どもはとにかく信じて、褒めてあげること。そうすれば、おのずと前向きで、自信に満ちあふれ、自分の人生を自分の力で切り開いていけるような自由で自立した子どもに育ちます。

 逆に絶対にやってはいけないことは、

 〇禁止すること

 〇怒ること

 〇しつけをすること

 です。「それでは親がなめられてワガママな子どもになってしまう!」、そんな声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

 引用終わり(つづきは博士の著書でどうぞ↓)

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-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33220775.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124525.html

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

F-228~:ゼロトラスト

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

Q-097~:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_376974.html

Q-174:「子どもの『~したい』という気持ちを大切にし続ける親」であり続けたいです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24954374.html

Q-227~:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416707.html

Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 

0~5歳で決まる! 脳の力を無限に引き出す幼児教育

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L-141202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 02;生まれてからずっと続けている運動?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33297928.html

 03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33332991.html

 04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 

 

人間の限界はイマジネーションの限界がつくる

イマジネーションによって人は限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく

 

 だから「Goal comes first」。それが「子どもたちに一番伝えたかったこと」です。

 Q-219:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 医師の立場で補足すると、ゴールを設定すると“健康”になっていきます。「心と体」「自と他」「過去と未来」など、いろいろなことが“調和”していくから。なぜでしょう?

 Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424263.html

 

 

医療に携わっていて実感するのが、「“健康”は人それぞれ」だということ。例えば「階段を上ると息切れがする」という事実(data)を、「年相応」として“健康”と考える人もいれば、「昔はこんなことはなかった」という理由(warrant)で「健康ではない」と考える人もいます(claim)。皆さんはいかがでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 今の例は物理空間に限定されていますが、生命現象自体は全抽象度次元(情報空間)にひろがっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 よって、“健康”も全抽象度で考えるべき。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 実際、WHO(世界保健機関)は“健康”をこのように定義しています。

 

 

Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual, and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、身体的に、心理・精神的に、スピリチュアルに、そして社会的に完全に良好な(well-being)ダイナミックな状態であり、単に病気がないとか、弱っていないということではない

1998WHO執行理事会採択、総会では未採択)

 

 

 身体的(physical」というのは情報空間の底面である物理空間のこと、「心理・精神的(mental」はより高次の情報次元(心)のこと、そして「社会的(social」はさらに高次元にひろがっていく縁起のこと。そのすべてが“私”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 生命現象は全抽象度次元にひろがっている

 

 抽象度というのは「情報空間における視点の高さ」のこと。上にいくほど(=「抽象度が上がる」「抽象度を上げる」)、具体的情報量は減っていきます。つまり、シンプルになり、秩序だっていくということ。

反対に、下にいくほど(=「抽象度が下がる」「抽象度を下げる」)、具体的情報量は増えていきます。それは「より複雑になり、混沌・カオス化していく」ということ。人間の身体でいうと、「体→器官系(system)→臓器(専門的には器官/organ)→細胞」という感じです。

L-10420218月シークレットレクチャー -06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 

 

宇宙の構造

 

 

 私たちは、つい「一人の人間の命はひとつ」と考えてしまいますが、「一」であるはずの体は60兆個をこえるたくさんの細胞の集まりです。その一つひとつが生きているからこそ、全体としての“ひとつの命”が成り立っています。

 無数の細胞(部分)が器官を形成し、たくさんの器官が見事に連携しながら“ひとつの命”(全体)を成り立たせている まさにゲシュタルト!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そんな“ひとつの命”に関わるのは自らの組織だけではありません。

例えば、腸の中には1003000種類の微生物(主に細菌)が100兆~1000兆個ほど存在するとされています。総重量はなんと1kg以上です。

この腸内細菌の種類や数に私たちの健康状態が左右されることは、すでに科学的に立証されています。さらに最近は、人間の心の状態とこれら腸内細菌との相関まで指摘されています。まさに縁起!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

この「一人の命を構成しているたくさんのいのち」という関係を人類(または地球)と地球上で暮らしている80億人の関係に当てはめると、「人類(または地球)という一つの大きな命(全体)を構成しているたくさんのいのち(部分)」が私たち一人ひとりの命であるといえます。

つまり、私たち一人ひとりはより大きな人類(地球)という生命の一部。縁起のネットワークのひとつの結び目です。

 F-171:アンチからウィズ、そしてウェルへ vol.4-3「死」;well-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24786250.html

 

 

 ところで、この記事の冒頭で「ゴールを設定すると“健康”になっていきます。『心と体』『自と他』『過去と未来』など、いろいろなことが“調和”していくから」と書きました。その理由は感じられたでしょうか?

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)100%want to3)あらゆる領域(バランスホイール)+4)自分中心を捨て去る。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 ゴール設定(&達成)によりイマジネーションの限界を打ち破って獲得する新しい世界とは、より抽象度が上がった「無分別」の世界です。

 Q-239:気楽に生きたいのですが 後編;宇宙を理解した上で“自分”を定義しなおす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28268393.html

 

それは「心と体」を同じと感じられ、「自と他」を同じと理解でき、「過去と未来」すべてを一念三千と捉えられる心の状態。それこそが“調和”であるはず。

 F-319:観自在 <理論編-2;自在を観る>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32875213.html

 

 ゴールを設定すると、いろんなことが“調和”し、“健康”になっていきます。その理由は「抽象度が上がる」からです。

 

 では、そんな“調和”を実現し維持し続ける力とは何なのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p10)より引用します。皆さん自身も持つ“巨大で強力な力”を感じてください。Feel

 

 

病気も健康も「脳」がコントロールしている

 まだピンとこない。そんな方のために、もうひとつ例を挙げましょう。

 大腸菌の話です。

 大腸菌は環境中に生息するバクテリアの一種で、温血動物の消化管に生息しています。ほとんどの場合、大腸菌は無害です。いえ、それどころか腸内の大腸菌は消化を助けてもいますから、役に立っています。しかし、大腸菌が人体の血液や尿路に入った場合は敗血症を引き起こします。ペニシリンが発明される前は大腸菌が原因で多くの人々が亡くなっていました。

 

 大腸菌が血液に入ると、その信号が脳に伝わります。すると脳の視床下部が体温を上げる指令を出します。体温が38.4度を超えると、大腸菌は活性が鈍り、白血球の活性が高まります。また骨髄の中でも白血球がせっせとつくられます。

 そうして体温が上がると、活性の高まった白血球が、活性の鈍った大腸菌をやっつけるのです。このように、脳が一連の免疫システムをコントロールしています。

 

 白血球が大腸菌をやっつけて血液の中の大腸菌がいなくなれば、白血球の活性は通常の状態に戻らないといけません。白血球をもとの状態に戻すために、視床下部が今度は体温を下げる指令を出します。そうして体温が下がり、白血球の活性もおさまり、体は平時の状態に戻ります。

 このように、「健康の砦」ともいってよい免疫システムを動かしているのが脳です。まさに「健康は脳から」であり、ホメオスタシスは「脳の免疫システム」なのです。

 もし大腸菌がいなくなったのに、視床下部が体温を下げる指令を出さず、白血球の活性が高まりっぱなしであれば、それはホメオスタシス異常であり、病名としては白血病です。脳が正しい指令を出さないことが原因なのです。

 

 どうでしょう? お分かりいただけてきましたか? ここまで見てきたように、実はすべての病気は脳が起こします。人体の機能を司っているのは脳ですから、これは当たり前のことなのです。

 病気とは脳が正しい指令を出せない状態です。昔から「病は気から」といいますが、現代の私たちは「病は脳から」と知らねばなりません

 反対に健康とは、脳が正しい指令を出している状態です。本書でこれから解説していく「脳の免疫力」が正しく働いていれば、病気にならず健康で長生きできます。

 免疫システムを含むホメオスタシスの働きを正常に保てるかどうかは、脳にかかっています。健康で長生きするには、「脳の免疫力」こそが重要なのです

 引用終わり

 

L-142につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記1

Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual, and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、身体的に、心理・精神的に、スピリチュアルに、そして社会的に完全に良好な(well-being)ダイナミックな状態であり、単に病気がないとか、弱っていないということではない

 

 執行理事会の採択で新たに加えられた「完全(complete」「ダイナミック(dynamic」という言葉には、「静的に固定した状態ではなく、健康と病気とは連続した状態である」という意味が込められているそう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 

“健康”を多次元的に捉えようとしていることは評価に値しますが、苫米地博士に学んでいる我々からするとまだまだ大事なことがスコトーマに隠れているように感じられます。

PM-04-02WHO版「健康」の三つの間違い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html

 

 

-追記2

「身体的(physical)」というのは情報空間の底面である物理空間のこと、「心理・精神的(mental)」はより高次の情報次元(心)のこと、そして「社会的(social)」はさらに高次元にひろがっていく縁起のこと。そのすべてが“私”です

 

では、「スピリチュアル(spiritual」は?

 (私の考察はこちら↓)

 L-00620201… -06;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 

 

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 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

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-関連記事-

L-06520209月シークレットレクチャー -05;「生と死の間/ between life and death」に向き合い、「生/life」そのものを磨き上げる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28529789.html

Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424263.html

Q-339~:「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html

 

 

脳に免疫力をつければ病気にならない!

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L-140202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 02;生まれてからずっと続けている運動?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33297928.html

 03;子どもたちに一番伝えたかったこと

 

 

ちょっとカタいのですが、講演タイトルは「コーチング理論による“運動”の考察と体感」にしました。保護者や若い先生方には真剣に“考察”していただきながら、子どもたちには楽しく“体感”してもらうイメージで準備しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 最初に紹介したコーチング用語は「スコトーマ(scotoma)」。簡単にまとめると、

・もともとは「盲点」を意味する医学用語(マリオット盲点)

・コーチングの祖 ルー・タイスさんにより「心理的盲点」として拡張

・目の前のものはすべて見えていると思いがち。しかし、実際はしっかりとは見えておらず、情報はザルで水をすくように抜け落ちている

・例えば、1秒間に認識する情報量は40ビット。一方で、五感から入力される情報量は数百万ビット。つまり、40/000000ビット=1/100000だけを認識

 

当日は、スコトーマとそれが外れる感覚を実感していただくために、たくさん仕込みました。体感がとても大事だからです。

(眼科的「盲点」を未体験の方はこちらをどうぞ↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんなスコトーマが生じる/外れるポイントは3つあります。すぐに思い浮かびますか? 思い浮かぶ方は「スコトーマ」に関するゲシュタルトができています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 それはとても大切なことなのですが、一方でとても危険なことでもあります。なぜでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「人間は『心が折れる』からこそ価値がある 人工知能時代に成功する人の考え方」(PHP研究所、p84)より引用します。「大切かつ危険」を感じてください。Feel

 

 

人間は「心が折れる」からこそ価値がある

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様々な記憶や知識が統合された「スキーマ」があることで、私たちは物事を認知できるようになる

 認知科学者たちが必死になって認知のしくみを解明しようとしてきたにもかかわらず、人間の認知はいまだに解明できていません。それだけ認知のしくみは奥が深いということであり、人間は「きわめて高度な知能」を持っているということです。

 それを知っていただくために、科学者たちの研究の苦闘の歴史を少し振り返ってみます。

 認知科学ができる前から、心理学には「スキーマ」という考え方がありました。様々な記憶や知識が統合された“まとまり”のようなものです。

 「スキーマ」があることによって、私たちは物事をうまく認知できるようになります。逆に、「スキーマ」があることで見えなくなる盲点(スコトーマ)もあります。

 「スキーマ」とはどういうものかを実感していただくために、スキーマについての有名な実験を見てみます。これは1973年に心理学者のブランスフォードとジョンソンによって行われた実験の例です。まず、次の文章を読んで何について書かれたものかを考えてみてください。

 

 < その手順は実際、単純である。まず、ものをいくつかの異なるグループに分ける。もちろん、ひとまとめでも十分だが、それはものの量による。

 もし設備がないため、どこかよそに行かなければならない場合には、それが次の段階となる。そうでない場合は、準備はかなりよく整ったことになる。

 重要なことはやりすぎないことである。一度にするのは多すぎるよりも少なすぎるほうがよい。目先だけではこれが重要に見えないかもしれないが、混乱は簡単に起こりやすいのだ。そのうえ失敗は高価なものにつきやすい。

 最初、その手順の全体は複雑に思えるだろう。しかし、すぐにそれは生活のほんの一面になるであろう。近い将来、この仕事の必要性が終わると予測するのは難しいが、誰も何ともいえない。

 その手順が完了したあとで、ものを再びいくつかの異なったグループに分けて整理する。次にそれらはそれぞれに適した場所にしまわれる。

 結局、それらはまた使用され、その全体のサイクルは繰り返される。とにかくも、それは生活の一部なのである >

 

 文章を読んでも、すっきりと意味がわからなかったのではないでしょうか。ブランスフォードとジョンソンの実験でも、題名を知らされなかったグループの人は、ほとんど内容を理解できなかったようです。

 この文章の題名は「洗濯」です。

 「洗濯」という題名の文章だと思って、もう一度読んでみてください。今度は意味を理解できるのではないかと思います。

 意味が理解できたかできなかったかの違いは、「洗濯」という題名のスキーマを持っていたかどうかです。スキーマを持っていれば理解できますが、スキーマがないと理解しにくくなります。人間の認知の特徴の一つです。

 もう一つ別の例を見てみましょう。外国人記者クラブでささやかれているジョークだそうです。

 

 < テレビレポーターが三人のビジネスマンに聞きました。

 「BSEなどで牛肉不足が心配されていますが、ご意見は?」

 牛肉を食べていないインド人は「なぜ牛肉不足が心配なのですか」と聞き返した。

 肉があり余っているアメリカ人は「不足って何ですか」と聞き返した。

 日本のビジネスマンは「意見って何ですか」と聞き返した >

 

 「牛肉」「不足」「意見」をそれぞれスキーマと考えてもらっていいでしょう。ジョークですから大げさにいっていますが、インド人の頭の中には「牛肉」というスキーマがないために牛肉不足の問題点を理解できません。アメリカ人には「不足」というスキーマがないために「不足」がわかりません。そして、日本人は、意見をいう習慣があまりないため「意見」というスキーマがない……ということになります。

 引用終わり

 

 

 ゲシュタルト(引用文中の「スキーマ」と同義)ができることはとても大切だが、一方でとても危険

 

 その理由は、「ゲシュタルトができていることで意味を理解できるが、そのゲシュタルト(≒『すでに知っている』という思い込み)により新たなスコトーマが生じてしまう」から。

 L-01020201月シークレットレクチャー -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

過去の何らかの体験または情報の記憶が、私たちの心の中に「思い込み」を形成します。そして、その思い込みがスコトーマを生みだし、自由や無限の可能性、“本当の力”といったものを隠してしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

しかも、人の場合、「思い込み」を生みだす記憶とは“失敗”です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

情動を伴った辛い記憶が自らを縛りつけてしまい、さらに縁起のつながりの中でお互いを縛りあってしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 それが「生権力(bio-power)」の正体であるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 苫米地博士は、著書「すごい私になれる魔法の名言」(主婦と生活社、p170)の中で、ルー・タイスさんの言葉を下記のように言い換えていらっしゃいます。

 

 

人間の限界はイマジネーションの限界がつくる

イマジネーションによって人は限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく

 

 

 その「限界を壊す」ことはゴール設定からはじまります。

1)現状の外にある、2)心から望むゴールを、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)に設定することで「限界を壊す」ことができ、さらに 4)自分中心を捨て去りながら更新(再設定)することで「限界を超える」ことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールによりスコトーマが外れます。スコトーマを生みだす/外すポイントは、1)知識、2)重要性、3)役割 の3つですが、そのすべてにゴールが大きく関係しているから。

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 だから「Goal comes first」。

 Q-219:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 その事実が「子どもたちに一番伝えたかったこと」です。

 

L-141につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

それが「生権力(bio-power)」の正体であるはず

 

 人間は、「生権力(bio-power)」によって、自分で自分を縛っています。それは、いわば「良心」。その良心の出所は

 (つづきはこちらでどうぞ↓)

 F-208:マトリックス/Matrix -03Revolutions;脳の呪縛を解き放つ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27063566.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33220775.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

L-09720217月シークレットレクチャー -09;ブリーフシステムを壊し、スコトーマを外すための方法

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30681527.html

L-133202111月シークレットレクチャー -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

すごい私になれる魔法の名言



I-122:【告知】コーチング・デ・コンパッションクラブ<240204> 受付開始

 

 すべてのはじまりは“現状の外”へのゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

双方向(多次元)の縁起を意識した気楽なクラブ活動をはじめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」。

(詳しくはこちら↓)

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 

CoacHing de Compassion Club

 

 

 このクラブ自体のゴールは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

20分(~最長30分)のクラブ活動を通じて、「Compassion = 慈悲」を体感&共有しながら、コンフォートゾーン化していくことを目指します。気楽にw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その実現のためにエンドステートを2つ設定しました。

 (エンドステート、COA、アサンプションはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

1つ目(クラブ活動前半)は認知科学者 苫米地英人博士が教示されるコンパッションを確認していきながら、「お互いにスコトーマを外しあい、知識を習得・共有している」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)している」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *物理空間(=情報空間の底面)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 毎回、苫米地博士の著書「近未来のブッダ」(サンガ)より引用します。

 初回(220205開催)の反省を踏まえ、今後は告知の際に次回開催時の引用部分を提示することにしました。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 開催は不定期です(最近は第4日曜 午前に行っています)。1週間前までにはブログで告知します。

クラブ活動時間は20分間を予定しています(最長30分)。自由に参加してください(途中入退室可能)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 次回は 202424日(日) 午前11時(日本時間)~ 開催。受付は5分前からです。

 

 

 申し込みは下記メールアドレスに。件名を「コンパッションクラブ<開催年月日>申し込み」としてください。

例:「コンパッションクラブ<240204>申し込み」

 

 申し込み・お問い合わせ(メール)

coachfor.m2@gmail.com

 

 お申込みいただいたら、zoom招待URLを返信します。あとは当日参加するだけです。

*自動返信ではありません。タイムラグを(compassionしながら)お楽しみください

*招待URLの転送等は御遠慮ください。参加できるのは申し込み者のみです

*申し込み時から匿名可とします(クラブ活動時の表示も)。ご自由にどうぞ

*友人や御家族等と一緒に一端末で参加する場合、申し込みは代表者だけでOKです

*クラブ参加時はカメラ・マイクともにオンにしてください。どうしても顔を出したくない方はzoomに搭載されているフィルター機能をご利用ください

(マスク・覆面・仮面のリアル使用も可w

*注意;録音・録画・撮影は御遠慮ください(私も行いません)

 

 

240204>前半のテーマ(引用部分、p57)はこちら↓

 


 

 240204>後半のテーマ(引用部分、p217)はこちら↓

 


 

 

 最後にもう一度、「近未来のブッダ」(サンガ、p151~)より引用します。

 

 

現代版慈悲は「一緒に楽しみましょう」

 宗教は、たくさんの人に開かれていて、役に立ってこそ存在意義があります。ブッダの時代は「四つの苦をなくしてあげる」といえば、そのニーズは絶大でした。でも、今はそれではだれもついてこないのです。

 ブッダの時代、大衆のニーズに、教えを説いて応えた実績は意義深いです。しかし、今やニーズが違ってきています。そういう意味では、ブッダの教えが有効に人々の役に立っていないような懸念を感じます。

 宗教は、多くの場合は本人の救済に役立ってこそのものです。そういう機能を提供していくことの大前提として、たくさんの人の耳に届く、たくさんの人が聞きたいと思うメッセージを発信していないといけません。ブッダの教えも基本は不変ですが、時代が変わるにつれて説き方もバージョンアップしていくべきですし、コンパッションという考え方もどんどん現代化していくべきです。

 二十一世紀のコンパッションは、「一緒に苦しみましょう」とか、「一緒に憐れみましょう」とか、「私もあなたと同じように苦しんでいるんですよ」でなくていいと思います。もちろん、そういうニーズにも応えますが、もっと一般的な、基本的には現代社会の楽しさや快適さを享受できている人たちに応える「一緒に楽しみましょう」でいいのです。

 引用終わり

 

 

 さぁ、一緒に楽しみましょう!

 縁がつながることを楽しみにしています。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

2つ目(クラブ活動後半)はお互いにエフィカシーを高めあいながら、「コンパッションを高次の抽象度で臨場感豊かに体感しつつ、物理空間でしっかり実践(実装)する」

 

 抽象度が上がるほど具体的な情報量が減っていくので、臨場感は下がっていきます。

ところが、それは「臨場感についての認識の誤解」(by苫米地博士)。詳しくはこちらで↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-関連記事-

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 

近未来のブッダ




F-328:お大事に <後編;最も大切にしなければいけないこと>

 

 ちょっと前のことですが、別れ際の「お大事に」で相手がフリーズしてしまいました。相手の立場でいうと「フレームの中断」です。

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

  私:……。では、また。お大事に。

  相手:えっ(フリーズ)、私が“ワクチン”を3回も打ったからですか? どうしたらいいですか?

  こんな感じ。

 

 そんなやり取りの間に、買い物中の妻からメールが届きました。写真付きで。

 

  妻:今〇〇にいます。△△買っとこうか?(商品棚の写真)

 

 その時、心に浮かんだのが「お大事に」という言葉。

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 そんな内省言語体験を縁に、「お大事に」について考えてみました。

 

 前編;人と人のコミュニケーションの原点

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33262415.html

 後編;最も大切にしなければいけないこと

 

 

非言語コミュニケーションは人と人のコミュニケーションの原点

 

 コーチングの奥義ともいえるこの重要なポイントを噛みしめていたら、「お大事に」を用いた双方向の言語&非言語コミュニケーションにより、エフィカシーを評価し高めること(=観自在)ができることに気づきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

全部自分のことなので、本来なら自由に高めることができるはずです。ところが多くの方が感じているとおり、エフィカシーを高めることは簡単ではありません。

 F-322:観自在 <実践編-2;スマートトーク>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33017128.html

 

だから「お大事に」。「お大事に」をハイブリッド(言語&非言語)の働きかけとして戦略的に用います。

 

 <ここからは完全に私個人の自由な解釈です。気楽にお読みください>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 ところで、皆さんは「お大事に」という言葉を聞いて(トリガー)、どんなイメージが浮かびますか(アンカー)?

 F-158:無我夢中 <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 もしも「身体」のイメージが浮かんだなら、それは「お大事に」の第1段階。体を大事に思うことはもちろん重要ですが、その段階では心が物理的制約に縛られたまま。情報空間の底面に閉じ込められているような状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「お金」「時間」「命」といったイメージが浮かんだなら第2段階。「身体」よりは少し抽象度が上がっていますが、まだ“大切なこと”がスコトーマに隠れています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その“大切なこと”とは、「潜在能力」や「無限の可能性」!

 「お大事に」という言葉がゴール(未来)と結びついたとき、その言葉はエフィカシーを高める魔法の言葉に変わります。それが「お大事に」の第3段階です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「お大事に」と発する側が、100%相手のことを思い、100%相手のゴール(未来)実現を確信していれば、その思いはしっかり伝わるでしょう。

 (伝わる理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む(止められてもやりたい)、3)人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)+ 4)自分中心を捨て去る。

 L-10020218-02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 4)自分中心を捨て去るとは、「“自分”の定義を拡張していく」ことです。それは抽象度が上がることと同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「お大事に」と言われる側のゴールの抽象度が上がるほど、そのゴールは「お大事に」と言う側を包摂していきます。

 さらには、「お大事に」と言う側の確信が強くなるほど、言われる側も確信 =ゴールの世界の臨場感 =エフィカシーが強くなっていきます。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html


 “自”が拡張し続け、“他”との区別がなくなったとき

さらに“自”が拡張し続け、ゴール(未来)と一体に感じられるようになったとき

 

関係の結び目である“自”は、その関係=宇宙と同じになります。それが「お大事に」の第4段階です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ここまでをシンプルに表現すると、

  第1段階:モニタリング

  第2段階:ラベリング

  第3段階:さらなるゴール設定

  第4段階:コレクティブエフィカシー

 

 さらに一言にまとめると

 

 以下、苫米地博士の著書「超悟り入門 いつまで悟りにこだわっているのですか?」(徳間書店、p143)より引用します。「お大事に」という言葉が浮かび上がらせる「〇〇〇(漢字3文字)」を思いながらお読みください。Feel

 

 

金、強欲、そして見栄

 金、強欲、そして見栄。21世紀の人々はこんな古典的な苦で悩んでいるのです。それは物理社会が過ごしやすくなったからです。病気に苦しむことがだいぶ減り、老いて野垂れ死にすることもほとんどない現代社会の中で、人々は安心して生きることができるようになりました。すると興味は快楽へと向かうようになり、苦しみは持つ者と持たない者の差、つまり、他人との差が気になるようになってきます。

 また、社会もそうなるように仕向けています。4Kテレビを見れば、「あれはもう古い」「時代後れ」といって8Kテレビを買わせようと必死です。携帯電話なんか毎年新製品が出て、買い換えるのが普通のような流れを懸命に作ろうとしています。

 欲が刺激される社会、欲をむき出しにした人が成功者と言われる世界が到来しつつあるのです。だから、持たない者は苦しいのです。

 一方、持つ者も実は苦しいのです。なぜなら、欲望に限界はないからです。自分がいくら成功者でお金持ちであっても上には上がいます。自分よりも高価なもの、豪華なもの、きれいなもの、価値のあるものを誰かが持っています。

 仮に、世界で一番のお金持ちであったとしてもやはり悩みは尽きません。デービッド・ロックフェラーは間違いなく世界有数のお金持ちの一人だったでしょう。そんな彼も死の間際は苦しかったと思います。もちろん、病気の苦しみもあったでしょうが、彼を最も悩ませたのは自分の権力を誰が引き継ぐのか、といったところでしょう。誰が裏切り、誰が味方なのか、そういったことに頭を悩ませていたはずです。お金を刷る権利を持っている一族にとって、遺産などはいつでも創造できるもので、もはや悩みでもなかったでしょう。

 デービッドが悩んでいたのは人間関係だったと思います。信頼できるのは誰か? つまり、世界有数の金持ちであっても、悩みは関係性だったのです。

 持つ者も持たざる者も押しなべて悩みは情報空間のものであり、もっと具体的に言えば、他人の目であり、人間関係でした。

 ということは、21世紀の私たちが最も大切にしなければいけないものがこれでわかってくるはずです。

 そうです。現代の私たちが最も大切にしなければいけないのは他人なのです。

 21世紀の悩みは、すべて自分の幸せを一番にと、そればかりを考えているから尽きないのです。

 大切なのは自分ではなく、他人です。それも自分の家族は含めない、まったくの他人。それを、自分を愛するかのように愛することができれば、悩みは消えてなくなるのです。

 引用終わり

 

 

 「『お大事に』という言葉が浮かび上がらせる〇〇〇」の「〇〇〇」とは、「関係性」。

その「関係性」にフォーカスしながら、「お大事に」の4段階をシンプルに表現しなおすと、

  第1段階:関係性をモニタリング

  第2段階:関係性をラベリング

  第3段階:さらなるゴール設定 =関係性再構築

  第4段階:コレクティブエフィカシー =関係性強化

 

 それを一言でまとめると「中観」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 「お大事に」にまつわる内省言語体験を縁に、私はそのようなことを考えました。

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「『お大事に』の4段階」はコーチングにおける重要な知識をベースにしています。何でしょうかw

 (答えはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33220775.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

F-275:冗長性と多様性 <vol.7DevSecOps

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30558564.html

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 

超悟り入門



L-139202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-02;生まれてからずっと続けている運動?

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33283301.html

 02;生まれてからずっと続けている運動?

 

 

 保護者と先生方が話し合いを行っている間、30名の子どもたちに体操を教えることになりました。まったくの初対面で、いきなりの実技指導です。

皆さんなら何を心がけますか?

 

 私は「場の共有」を心がけました。ゴールが生みだすエンドステートっぽくいえば、「みんながとても楽しく学んでいる」という空間(場)を共有する感じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *エンドステートはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

そのために、こんな質問からはじめました。

 

 皆さんは生まれてからず~と“ある運動”を続けています。その運動とは何でしょうか? わかる人~?

 

 イメージどおり「ハ~イ!」という返事をたくさんいただきました。

小さい子からどんどんあてていくと「ごはん」「うんち」「鬼ごっこ」etc

ヒントをだすと高学年になるにつれ「心臓のうごき」「まばたき」「勉強」、そして「呼吸」!

 

 そう、私が待っていた答えは呼吸です。

さらに「吸った空気はどこにいくの?」「1分間に何回呼吸していると思う?」「息が止まるとどうなるの?」 と質問していくうちに、すっかり夢中になってくれたよう。RAS全開な感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 次は、普段はまったく意識していないであろう呼吸を体感してもらいました。まずはラジオ体操の深呼吸(←四肢・体感の筋肉と呼吸筋の調和)から。そして最後は「1分間の息止めワーク」まで。

 (「息止めワーク」の意義についてはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23239643.html

 

 眠っていても、夢中になっても、決して止まることのない呼吸の不思議を体感してもらった後は「逆腹式呼吸」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 みんなで呼吸をあわせながら、ゆったりとした呼吸でゆらぎとリラックスを体験してもらいました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

その後は「すって、すって、はく」「スッ、スッ、ハ~」をしばらくの間繰り返しました。次に行う大切なワークのために。

 

 以下、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p53)より、「自分や世界を正しく見るワーク1」の部分を引用します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

すべての行為を意識に上げよう 「歩行禅」

解説

 正しく見るための力を養う方法のひとつは、自分の行為を徹底的に観察して意識に上げることです。そのもっとも初歩的な方法が「歩行禅」です。歩行禅とは、禅宗の瞑想法で、歩きながら行う禅のことです。

 私たちは日ごろ多くの動作、思考を無意識に行っています。それを意識に上げるだけでも、抽象度が上がり、自分や世界を見ることができるようになります。

ワーク

 ①右足のかかとが地面につくときに、1回吸い込む

 ②右足のつま先がつくときに、もう1回息を吸い込む

 ③左足のかかとが地面につくときに、息を吐く

 ④左足のつま先が地面につくときに、呼吸を止める

 

 歩行禅は可能な限りゆっくりと行います。ゆっくりと行い、動きと呼吸のタイミングを覚えてください。また、一歩足を踏み出すごとに「今、爪先が地面についた」「かかとがついた」「右足に体重が乗った」……とひとつひとつの体感を意識しながら歩くことを心がけてください。

 この歩行禅は、自分の体に対して、自分の意識を持っていく訓練になります。

 慣れてきたら、普段歩行しているときも、自分の動きに意識を持っていくようにしてください。もし呼吸が速くなって苦しいようなら、呼吸は意識しなくても結構です。

 

 さらに、歩行禅ができるようになったら、歩いている時だけではなく、朝起きてから夜寝るまで、日ごろ無意識に何気なく行っている行動ひとつひとつを意識に上げてください。意識に上げることが、すなわち「見る」ことになります

 自分の行動や身の回りの事象をひとつひとつ意識にあげることを毎日徹底するだけでも、それまで見えてなかった自分や世界の姿が見えてくるようになり、「自分ってこんな一面もあったんだ」「この世界ってこんな一面もあったんだ」と自分や世界の見え方が変わってくるはずです。

 引用終わり

 

 

 小学生に歩行禅?

 と疑問に思われるかもしれませんが、実際にはすごく盛り上がりました。けっこう広い体育館だったのですが、夢中に取り組む子どもたちは体育館中を歩き回っていました。とても楽しそうに(=心身の調和)w

 

 そこに話し合いを終えた保護者がやって来たのですが、「スッ、スッ、ハ~」とリズミカルに息をしながら近寄ってくる我が子の姿に驚いている様子でしたww

子どもたちが親に教えるのをサポートしつつ、そのまま親子で歩行禅に取り組んでいただきました(=親子の調和)。

 

 最後には「ぷるぷる気功」も。

 心身ともポカポカになっていただいたところで、講演開始です。

 

L-140につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 「ぷるぷる気功」とは、秘伝功のこと。詳しくはこちらでどうぞ↓

F-250:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.7;臨場感という橋を架ける-後編->

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29197133.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33220775.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

Q-120:情報空間の移動と身体の軸について

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20874002.html

Q-175脳内の歩くというイメージの臨場感を上げて物理世界で実際に歩いてるということになるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

Q-342~:瞑想をすると思慮深い方向に向かってしまい、エネルギーがなくなってしまう感じがします

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426480.html

Q-350~:「情報的身体」というのがよくわかりません?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427310.html

 

 

超瞑想法

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 思うままに夢がかなう 超瞑想法 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 



L-138202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-01;最高のコーディネーショントレーニング

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 

 

 講演には、小学1年から6年までの児童が30名、その保護者が26名、そして教育実習生含む教職員が15名ほど参加してくださいました。

 当初は講演だけの予定だったのですが、直前になって「教職員と保護者が話し合いを行っている間に、子どもたちに体操を教えてほしい」と依頼されました。しかも「コーディネーショントレーニングを指導してほしい」と。

推測ですが、担当の先生にフィジカル系のコーチだと思われたのでしょうw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

一瞬とまどいましたが(=フレームの中断)、快く引き受けさせていただきました。子どもたちに“あること”を教えるいい機会だと思ったから。

F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

トレーニングのはじめに、私は子どもたちにこんな質問をしました。「皆さんは生まれてからず~と“ある運動”を続けています。その運動は何でしょうか?」

 

 

 ところで「コーディネーショントレーニング(coordination trainingCOT)」とは、運動能力を高めるための訓練のひとつで、「感覚の働きと筋肉運動を調和させ、状況に適した動作を行うためのトレーニング」のこと。7つのコーディネーション能力として、1)定位能力(位置関係を把握する)、2)変換能力(条件に応じて動作を切り換える)、3)識別能力(視覚と運動の同調)、4)反応能力、5)連結能力(体全体を無駄なくスムーズに動かす)、6)リズム能力、7)バランス能力 が挙げられています。これってコーチングとも通じますよねw

 

 抽象度を上げて一語で言いあらわすと、「調和」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私は、フィジカルコーチとして「コーディネーショントレーニング」を指導する代わりに、苫米地式認定コーチとして「調和」を念頭にトレーニングや講演を行うことにしました。医師でもある私にとって、「調和」はとても重要なのです。

 Q-248:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -06(補足);調和

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28451173.html

 

 「調和」はとても重要

 

 そんな話をすると、「人づきあいが苦手です」「コミュニケーション能力に自信がありません」といった相談をされることがあります。皆さんはどうですか?

 

 双方の主張の調整を図り調和を保つことができる能力を「協調性」と呼びますが、その本質は「いかに相手の立場に立つことができるか」です。それは“共感”のことであり、決して“同調”ではありません。

 Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423870.html

 

 先ほどの例のような相談をされる方は、みな真面目そう。きっと相手にムリに合わせようとしてしまうのでしょう(同調)。だからhave toに陥ってしまい、そのうちに苦しくなってしまう

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ-」(TAC出版、p204)より引用します。「調和」「共感」「同調」をそれぞれイメージしながら読み進めてください。Feel

 

 

「空気を読む」のは縁起的コミュニケーションなのか?

 「協調性」の話が出たところで「空気を読む」「読まない」の話もしておきましょう。

 日本人は組織の和を重視しがちな国民性を持っていますが、「場の空気」を無視する勇気を持つことも、ときには必要です。

 そもそも私は昔から「読まねばならない空気などこの世にはない」と言っています。

 日本の社会は必要以上に「空気を読むこと」を重視する傾向にあります。これは日本人にありがちな一種の「過剰反応」で誤った考えです。

 なぜなら、縁起のプリンシプルは「この世に絶対的なものはない」です。ということは、この世には「この空気が正しい、この空気は間違っている」といった正確な判断基準はありません。

 たとえば、映画の賞をとった女優がインタビューで「ファンのみなさんのおかげです」などということがあります。

 

 しかし、これは本当でしょうか。

 女優がいい演技をするのは「自分のため」であり、それが仕事だからです。

 では、なぜファンに感謝するのかというと、それが礼儀であり、また、いい人間であるというパブリックイメージを守る得な行為だからです。相手の気分をよくさせるために、戦略的に感謝の言葉を述べるわけです。

 

 もし、あなたが自分のゴールにおいて、場の空気を読んだほうが都合がいいなら、戦略的にサービストークを展開すればいい。ゴールに必要がないなら、わざわざやりたくもないのに、空気を読まなくていい。

 「自分のゴールのために相手に同調する」というのは人間関係の基本ですが、どんな場合でもやらなければいけない、ということはない、ということです。

 引用終わり

 

 

 そう、肝心なのはゴール!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールに向かうエネルギーと創造性が、結果として「調和」を実現します。だから、コーチングこそが、最高の「コーディネーショントレーニング」です。

 Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424263.html

 

L-139につづく)

 

 

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L-001~20201月シークレットレクチャー(スピリチュアルペイン-1

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L-032~20204月シークレットレクチャー(スピリチュアルペイン-3

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F-327:お大事に <前編;人と人のコミュニケーションの原点>

 

 私は人生の半分以上を医師として生きています。その間にすっかり習慣化してしまったのが、「お大事に」という声かけ。とくに意識はしていないのですが、診察の終わりについ「お大事に」と言ってしまいます。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 医療・介護の現場では相手もとくに違和感はない様子なのですが、医療現場以外で「お大事に」と言うと驚かれることが少なくありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ちょっと前のことですが、別れ際の「お大事に」で相手がフリーズしてしまいました。相手の立場でいうと「フレームの中断」です。

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

  私:……。では、また。お大事に。

  相手:えっ(フリーズ)、私が“ワクチン”を3回も打ったからですか? どうしたらいいですか?

  こんな感じ。

 

 補足しますが、その時“ワクチン”や病気の話は一切していません。なので、急にフレームが切り替わり、私自身も驚きました。

 (その後話したことを元にブログ化したのがこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32776714.html

 

 そんなやり取りの間に、買い物中の妻からメールが届きました。写真付きでw

 

  妻:今〇〇にいます。△△買っとこうか?(商品棚の写真)

 

 △△は私の趣味のゴールの話。妻はまったく興味がないのですが(よく「違いがわからない」とつぶやいています)、発売日に買いに行けない私のためにわざわざ立ち寄ってくれたようです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その時、心に浮かんだのが「お大事に」という言葉。

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 そんな内省言語体験を縁に、「お大事に」について考えてみました。2回に分けてまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 前編;人と人のコミュニケーションの原点

 

 

 「お大事に」を英語で言うなら「take careof yourself)」。「care」の対象は物理空間だけではないはずですが、実際は身体のことを思いがちです。ましてや内科医に言われたなら、意識は物理空間に向いてしまうでしょう。内科医=physicianですし。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 会話の相手のように身体に不安を抱えていたらなおさらです。理由は主に2つあります。1つは「身体の重要度が上がっている」というRASの話。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

もう1つは「不安でIQが下がっている」という脳の状態。そう、大脳辺縁系優位の「Fight or Flight」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 意識が物理空間に囚われ、しかも大脳辺縁系優位になっているとき、思考の抽象度は確実に下がっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 すると、まわりをしっかり観察し理解することは難しくなり、相手の立場での認識・判断や共感はできなくなります。だから、表情や話し方から私の意図を読み取れず、「警告された →気をつけなきゃ →どうしよう!?」といった内省言語が生まれてしまったのでしょう。

(残念ながら、私も相手の心を読み取れていませんでした。その“心”の対処はこちら↓)

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 結果、「お大事に」という言葉が、不安・恐怖(アンカー)を引き起こすトリガーとなってしまいました。私の意に反して。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 

 一方、妻からのメッセージで感じた「お大事に」というイメージは、私の心に安心や癒やしを引き起こしました。もっというと“ピュアな幸福感”。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 その本質は「100%相手の利益のため」であるはず。これはコーチの資質といえるブリーフシステム(Belief SystemBS)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ふつうBSは過去の記憶でつくられています。情動を伴った体験の記憶と受け入れた情報の記憶です。そんなBSは「私は〇〇」「社会は△△」といったセルフイメージのことでもあります。日本語でいうと自我。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その「BS=セルフイメージ=自我」を、自身で設定したゴール(未来)側に書き換えていくのがコーチング。ただし、本物のコーチングは決して簡単ではありません。その理由は?

 

 そう、ゴールは現状の外だからです。現状のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)からかけ離れたゴールを設定するほど、より強力にこれまでのCZに引き戻す力が働きます。なぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 脳が発達している人間の場合、情報空間にもホメオスタシスが働くから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 だから何とかして「BS=セルフイメージ=自我」を変えなければなりません。「BS=セルフイメージ=自我」を十分にゆらがせなければ、そもそも“すべてのはじまり”であるゴール設定ができません。

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 では、どのように「BS=セルフイメージ=自我」をゆらがし変えていけばよいのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp113)より引用します。じつは「BSを変える秘訣」は「人と人のコミュニケーションの原点」でもあります。ぜひ体感・体得してください。Feel

 

 

◎非言語コミュニケーションは誰もが日常的にしている

 非言語とは言葉を使わないことです。言葉を使わないことで心の琴線に触れることを可能にするものです。

 すると、すかさず、「そんなことできるのですか?」という質問をされます。「言葉も使わずに相手の意志をどうやって変えるのか?」「そもそもそんなことは可能なのか?」という疑問です。

 確かに、そう言い出したくなる気持ちもわからなくはありません。言葉を使わないということは無言で相手を動かすことであり、そんなことはできるわけがないとどうしたって思い込んでしまいます。

 しかし、それはできるのです。コーチングのテクニックを使えば……ということではありません。

 実は、これは誰でもできるのです。特別なテクニックが必要というわけでもありません。それどころか、非言語コミュニケーションは人と人のコミュニケーションの原点とも言えるものです。

 

 多くの人が、一つ大きな勘違いをしているのは、そもそも皆さんは非言語コミュニケーションを日常的にしているということです。

 機嫌が悪い時は不機嫌な声を出し、相手が近づかないような振る舞いをしているはずです。これをしていれば、周りの人たちは話しかけてきませんし、たとえ、話しかけても、さっと逃げていくでしょう。

 これが非言語コミュニケーションで、誰もが普通に使っています。

 また、非言語コミュニケーションは言語を使うことだってあります。

 例えば、恋人と別れたばかりで、それを会社の同僚や友達には知らせていないタイミングで、「最近、恋人との仲はどう?」と聞いてきた人がいたとします。

 そんな時、正直に「もう別れた」という場合もあるでしょうが、適当に答えて話題を変えるということもあるでしょう。触れられたくない話題を振られたら、適当な返事をして、相手に「この話題はするな」と伝えることはできるのです。これは言葉を使った非言語コミュニケーションです。

 

 ブリーフシステムを変える時にはこういった非言語コミュニケーションを使います。そうしないと相手の心に内省言語が起きないのです。

 その際、重要なのは相手の意識に上げないことです。言語を使うのがダメな一番の理由は相手の意識に上がってしまうからです。意識に上がるものはコントロール可能ですから、「眠くなりなさい」「いやです」で一巻の終わりなのです。

 内省言語を相手の無意識と意識のギリギリのところに入れていき、ふと気がついたら自分で意識に上げていたというシチュエーションが大事になってきます。相手が「これは変えないとダメだ」と内省言語化した瞬間にブリーフシステムは変わります。

 ただ、こう書いても、現実的にはどうすればいいのか、なかなかわからないことが多いでしょう。ですから、多くのコーチング協会では問答集を作ってしまうのかもしれません。

 しかし、問答集は前述したように百害あって一利なしです。そんなものに頼るのではなく、この世の中には非言語コミュニケーションが意外にも多数あり、誰もが意識しないで使っていることを「意識に上げれば」上手に使えるようになっていきます。

 引用終わり

 

 

 非言語コミュニケーションは人と人のコミュニケーションの原点

 

 コーチングの奥義ともいえるこの重要なポイントを噛みしめていたら、「お大事に」を用いた双方向の言語&非言語コミュニケーションにより、エフィカシーを評価し高めあうこと(=観自在)ができることに気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

F-328につづく)

 

 

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オーセンティック・コーチング




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