苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:ゲシュタルト

L-068202011月シークレットレクチャー -03;じかんかじ(時間舵)

 

202011月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「Don’t think, feel!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01目の前の世界はすべて〇〇でつくられている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28908637.html

 02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 03;じかんかじ(時間舵)

 

 

人生のあらゆる瞬間において、人間は過去の自分であると同時に未来の自分でもある

 

 これはアイルランド出身の詩人・作家 オスカー・ワイルド(Oscar Fingal O’Flahertie Wills Wilde1854~1900年)の言葉です。

 

 私が読んだある本には、この言葉を引用しながら、「過去→現在という意味で今はベストなのだから自信を持て。ただし、現在→未来という意味ではスタート地点でありこれからなのだから謙虚であれ」と書いてありました。

 

 著者が伝えたいことはよく理解できます。ヒーリングの視点ではOKだと思います。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

しかし、コーチング的にはNGです。コーチングマインドを持つ者にとって、時間は未来から現在、現在から過去に向かって流れています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 時間の流れといえば、私の好きな映画監督 クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan1970~)の作品に「時間の逆行」を扱ったものがあります。2020年に公開された「TENET テネット(原題はTenet)」です。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 ネタバレ防止のため本予告で使われていたシーンに留ますが、物語の途中で「過去→現在チーム」と「未来→現在チーム」が同時に同じビルを爆破する場面があります。

 

今「?」となっている方はゲシュタルトができていませんw

それは当然です。劇中では「時間挟撃(きょうげき)作戦」と呼ばれていましたが、「過去→現在」と「未来→現在」が交錯するという世界はなじみがない(=記憶がない)ため、イメージすることが難しいのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

映画を観て、全体像がわかると、ゲシュタルトができて理解することができます。

(一回観ただけの私はまだ「?」のままですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ノーラン映画は一筋縄ではいかないものばかり。

とくに「TENET」は難解で、伏線がたくさんちりばめられています。しかも、その伏線回収は観客の想像力まかせだったりします。

じつは、短い「TENET」というタイトルにも驚きの秘密が隠されています。興味のある方は西暦79年に古代ローマの町 ヘルクラネウム(現在のイタリア・カンパーニャ州エルコラーノ)で見つかったとされる「SATOR Square」をチェックしてみてください。

 

 

Sator Square(Wikipedia)


Wikipediaより引用

SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS - Wikipedia

 

 

 本題に戻ります。

 オスカー・ワイルドもクリストファー・ノーランも、おそらく、大切な事実(fact)がスコトーマに隠れたまま。時間の本質に関して理解していない(=ゲシュタルトができていない)はずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 “本質”とは、「時間は流れていない」ということ。

 本当は人類には現在しかありません。ゴールを設定することではじめて未来から過去へと向かう時間の流れが生みだされます。つまり、時間の流れを生み、その進行方向を決める舵(rudder)がゴール。

 「TENET」風に表現するとw、ゴールが「じかんかじ(時間舵)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴール=時間舵を決めるのは、各人の思考であり、自由意思!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 *詳しくはこちらをどうぞ↓

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

現在地球上で暮らしている70数億人のほとんどすべての人が、「過去から未来に向かう」という時間観を受け入れているはずです。ゴールが「現状(w0)の最適化」だから。

しかしながら、それは完全な間違い。ゴールとは現状の外、つまり「このままでは絶対にありえない世界(w1)」のことです。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

今、皆さんの目の前にひろがっている世界は、過去の記憶を使って認識されるもの。だから「過去」です。そして、今想像する未来は過去の何らかの記憶を用いたイメージです。だから、やっぱり「過去」です。

「このまま続く時間軸上の未来」のことを、コーチングでは「現状(SQStatus Quo)」と呼びます。

F-060BTTF

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13626536.html

 

私たちは過去の記憶によりつくられたブリーフに合致したものだけを認識しています。過去の記憶でつくられる世界以外、つまり“現状の外”はスコトーマに隠れ認識することができません。スコトーマを生みだす(外す)ポイントは 1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 前回、「鹿児島と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?」と質問しましたが、浮かんだイメージはすべて記憶(知識)に基づくもので、かつ重要度が高いものだったはずです。

 

 

別の例で考えてみましょう。

私は医師でもありますが、皆さんは「医師」と聞いてどんなイメージが浮かびますか?

 

 浮かんだイメージの源をたどっていけば、実際の体験の記憶か伝聞等で得た情報の記憶に行きつくはず。案外、マンガやTVドラマなどの主人公のイメージだったりするのでは?

 

 「医師」に関して当事者として述べさせてもらうと、私が知る医師は誰もが学び続けています。大量の情報を手に入れ、知識を増やし続けています。とても勉強熱心な方ばかり。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 ところが、日々増えていく知識のおかげで、かえってスコトーマが外れにくくなってしまいます。俗にいう「専門バカ」。正直に話すと、それが私の「医師」のイメージです。

(私自身も含めたイメージですよw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 

 知識がないとそもそもスコトーマに隠れたままでいつまでも認識できないが、知識が新たなスコトーマを生みだしさらなる認識を妨げる

 

 

 では、そんなジレンマを解決するためにどうすればいいでしょうか?

 

L-069につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

前回の「追記2」内で「本文中の桜島の写真を見て、違和感を覚えませんか?」と質問しました。写真はこちら↓

 

桜島-2

 

 

 スコトーマを生みだす(外す)ポイントは 1)知識、2)重要性、3)役割(責任)の3つ。

 

1)知識がないとスコトーマに隠れたまま。桜島のことを詳しく知らない方には違和感は生じないはずです。

 

 2)重要度がとても高い人、簡単にいうと桜島が好きな人はすぐに気づくはず。私の意図も含めて“理解”することができます。

 

 ふだんの重要度がそんなに高くなくても桜島をよく知る人は、私の問いかけを縁に3)役割が生まれ、違和感の正体にきっと気がつくでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 では、答えを。

 これは鹿児島市とは正反対の垂水(たるみず)市側から撮った写真です。お酒好きな方は「森伊蔵」という焼酎を御存知だと思いますが、その辺りですw

 鹿児島市側からは見えない火口が見えています。

(中央やや左。灰で色が変わり、噴煙があがっています)

 

 鹿児島県の人口は約158万人(R3.10月)。その4割近くの約60万人が鹿児島市在住です。鹿児島市民は「火口が見える桜島」に違和感を覚えるはずです(重要度がそこそこ高い方に限定されるでしょうが)。

さらにいうと桜島は複雑な形をしており(北岳・中岳・南岳があり、火口も2つあります)、地域によって見え方が全然違います。よく目にする写真はほとんど鹿児島市側から撮影されていますので、無意識にある共有言語(映像)としての桜島は「火口が見えないバージョン」のはずです。

 

 私たちは、つねに、「言葉(words)」「映像(pictures)」「感情(emotions)」の3つの軸で思考を行っています。

 一人ひとりの思考が(I×V)、目の前の現実を生みだしています(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。近日中に告知を行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-025The Last

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8292241.html

F-076Ya Ya(あの時代を忘れない)

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

F-225Don’t look back in anger

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28015120.html

Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 

 

L-067202011月シークレットレクチャー -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 

202011月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「Don’t think, feel!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01目の前の世界はすべて〇〇でつくられている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28908637.html

 02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 

 

 あらためまして、CoacH Tですw

 

 前回は「コンフォートゾーン(CZ)」を外れることで生じる「認知的不協和」について解説しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 その場合、心理的に不安定な状態になります。それを「Rゆらぎ」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 「心理的に不安定」はゲシュタルトが不完全な状態ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

ゲシュタルトが不完全なときは、無意識はRASをオープンにして情報を集め(認識)、過去の記憶と結びつけながら理解しようとします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 そうしてゲシュタルトができあがることが「理解」。ゲシュタルト同士が結びつき(connect the dots)、巨大なゲシュタルトが新たにできることが「理解が深まる」です。深く理解してはじめて、ベストな評価や判断が行なえるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 繰り返しますが、私たちは過去の記憶と結びつけながら認識・理解・評価・判断を行っています。ポイントは「過去」だということ。先ほどの「ベストな評価・判断」の「ベスト」を決める基準は、あくまでも「過去」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 では、自己紹介のつづきを。

 レクチャー中の私の背後には桜島があります。背景画像が桜島だというだけではなく、壁の向こう側にはリアルな桜島が本当に存在しています。そう、ここは鹿児島。

 鹿児島と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

 

 おそらく、多くの方が映像でイメージしているはず。

しかも、先に「桜島」という言葉(words)に触れていたので、鹿児島のイメージとして桜島と関連する映像(pictures)を想起された方が多かったはずです。いかがですか?

 

 

桜島-2

 

 

 私たちは、じつは、「言葉(words)」と「映像(pictures)」に「感情(emotions)」を加えた3つの軸で思考しています。

 以下、苫米地式コーチング認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社、p292~)より引用します。

 

 

 思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 人が思考する時の言葉・映像・感情からなる3つの要素。

 

 人間は「言葉(Words)」と「映像(Pictures)」と「感情(Emotions)」という3つの軸によって思考しています。私たちは「言葉」を使って考えます。その言葉が「映像」を想起させます。そして、その映像は「感情」を生み出します。人間は、この3つの軸で常に自分自身に話しかけています。この3つの軸による思考を「セルフトーク」といいます。

 この思考体系は、別の言葉では「アファメーション」ともいいます。アファメーションとは「事実として認識したことを宣言する」ことです。「信念について述べる」ことともいえます。ここでの「事実」とは実際の事実とは限りません。人間の『無意識』は、自分自身に事実として認識したことを真実としてそのまま受け入れます。

 アファメーションのプロセスは、人間がこの3つの軸で思考することを応用した技術です。

 

 

 私たちの目の前の世界は過去の記憶と紐づいた言葉と映像でできあがっていて、そこには感情(情動)が貼り付いています。感情の多くはネガティブなものです。なぜなら、私たちは“失敗”を強く記憶するから。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 私たちは、そうとは知らずに、いつも過去=“失敗”に囚われています。言葉・映像・感情(情動)が一体となった“失敗”の記憶によって大脳辺縁系が活性化してしまうと、文字どおり“動物的”になってしまいます。「ファイト・オア・フライト」です。

だから私は、クライアントさんの“過去”は一切聞きませんし、話させません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

私自身、未来の結果として“今”を生きるよう心がけています。つねにゴールを意識に上げながら。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

あえて「CoacH T」と名乗るのは、ゴールの果として“今”を生ききるための私なりの工夫です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

L-068につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

ゲシュタルトが不完全なときは、無意識はRASをオープンにして情報を集め(認識)、過去の記憶と結びつけながら理解しようとします。

そうしてゲシュタルトができあがることが「理解」。ゲシュタルト同士が結びつき(connect the dots)巨大なゲシュタルトが新たにできることが「理解が深まる」です。深く理解してはじめて、ベストな評価や判断が行なえるようになります

 

 理解のための情報収集が「学習」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 それは「ゴールに向かうホメオスタシス活動」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

-追記2

 本文中の桜島の写真を見て、違和感を覚えませんか?

 

 (鹿児島の方に限定されるかもしれませんが)ぜひ違和感の正体を考えてください。

 次回(L-068)の追記内で謎解きをします。

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。後日、告知を行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

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Q-167:自分を苦しめているのは記憶です。過去に苦しめられていることを感じています。コーチングで変化を実感しますか? <プチワーク付き>

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Q192~:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

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Q-238~:気楽に生きたいのですが

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Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

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Q-243~:続・気楽に生きたいのですが… ~「気楽に生きる」ということ~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418403.html

 

 

マインドの教科書




Q-263:コーチングは弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまないのだろうか? <vol.5;「『老病死(+生で四苦)』を理解し克服する」ために>

 

 医療関係者より御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:コーチングについて、ある医学誌に「健康度や問題意識が高く、自ら向上したいというエネルギーが充実している当事者の場合には適応になるかもしれないが、弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまない手法である」と書かれていました。

 タケハラコーチはどのように思われますか?

 

 vol.1自我から離れ、高い抽象度で物事を捉える技術

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28742699.html

 vol.2;肯定的立場で(affirmative

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28786054.html

 vol.3;否定的立場で(negative

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28812088.html

 vol.4;ケース&プラン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28852840.html

 vol.5;「『老病死(+生で四苦)』を理解し克服する」ために

 

 

 まずは医療・介護現場にコーチング(Authentic Coaching)がひろがり、誰もがゴールを見つけスピリチュアルペインを克服している。すると、老病死(+生で四苦)が縁でコーチングを実践しはじめた人たちがどんどん生命エネルギーをとりもどし、人生(世界)を輝かせ、社会全体および未来が豊かになっていく

 苫米地博士に学びながら、私はそのようなビジョンに向かっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 御質問への今回の回答は「そもそも論」。それは根源的なレベルでの課題発見であり(ケース)、より抽象度の高い次元での問題解決です(プラン)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 先に解決(結論)を言えば、「『老病死(+生で四苦)』を理解し克服する」

 

 じつは、四苦の克服そのものが、「抽象度を上げる」ことの因であり果であるといえます。双方向の縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 *縁起について、こちらもどうぞ↓

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 「生老病死」という四苦を理解するためには、「生」「老」「病」、そして「死」をそれぞれゲシュタルト化し、より高次の抽象度次元で「生老病死(四苦)」とひとつに統合(connect the dots)する必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その統合=ゲシュタルト再構築が行なわれると、理解がさらに深まり、“意味”がわかります。ゴールとのつながりがはっきりと感じられるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 では、具体的に考えていきましょう。

 

 「健康でありたい」や「美しくありたい」という願うことは自然なことです。でも、それは原始的な欲望のあらわれであり、強力な煩悩です。その証拠に、健康や美容はお金と強く結びつき、巨大産業化しています。

 そこには「他人の視点」や「社会の価値観」がたっぷりと刷り込まれており、誰もが「仮想の自分」を追い求めているはずです。そんな3つのモノサシ」は「刷り込まれてきた考え方や価値観」の代表です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

 マズローの欲求階層説(自己実現理論)で考えると、多くが最下層の「生理的欲求(Physiological needs)」レベルだったりします。高くても「承認欲求(Esteem)」レベルでしょう。その上の「自己実現欲求(Self-actualization)」や「自己超越欲求(Self-transcendence)」ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 認知科学者 苫米地英人博士は、この「欲求階層説」について、「人間の欲求が、最も抽象度の低い物理空間(脳幹レベルの欲求)から、しだいに抽象度の高い情報空間(前頭葉レベルの欲求)へと段階的に上がっていくことを説明したものだ」とコメントされています。

 その「抽象度の変化」そのものが、じつは「健康」と大きく関係します。

 

 そもそも「健康」とは何でしょう?

 

 …WHO的には「身体的に、精神的に、社会的に、そしてスピリチュアルに、完全に幸福な(満たされた、良好な)状態」のこと。単に「病気がない」とか、「弱っていない」ということではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859675.html

 

 このWHO的「健康」には、少なくとも3つのスコトーマが潜んでいます↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859828.html

 

 それに対して、苫米地理論における「健康」とは、「そのときの自分の状況にとって正常な状態」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7859896.html

 

その「状況」や「正常」を決めるものがゴール。あくまで未来側からの判断です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 ここで苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店)から引用します(p2~)。博士が行間に込められたメッセージ(気)を感じてください。Don’t think, feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 もちろん、健康でありたい、美しくありたいと思う気持ちを私は否定しません。そのために努力することも悪くはないでしょう。

 誰もが健康になりたい、やせて美しくなりたいと思っていて、メディアはその欲望をくすぐるさまざまな健康法を次々と紹介します。「健康市場」「健康産業」という言い方があるように、健康や美容にまつわる市場は日々拡大しており、その規模は2兆円ともいわれています。

 それなのに、健康ブームをあおる人たちは本当のことを決して言っていないように、私には思えるのです。

 それが何だか分りますか?

 それは健康も病気も、あなたの体はすべて脳に支配されているということ。

 健康を考えるにあたって、大事なのは脳だということです。

 

 ご存じの方も多いかもしれませんが、私はアメリカのイエール大学、カーネギーメロン大学やハーバード大学附属病院との共同研究などで機能脳科学、認知科学、計算言語学などの研究を行ってきました。その中で私が特に注目しつづけたのは、脳における情報処理が体に圧倒的な影響を与えることでした。

 

 たとえば、病気の患者さんには「呼吸が苦しい」「体が痛い」などの物理レベルのリアリティがあります。しかし、医師たちから「痛みはすぐになくなります」「必ずよくなりますよ」と診断され、患者自身も「必ずよくなる」という情報にリアリティを感じると、医学的な所見では回復の見こみがないと診断された患者さんでも、めきめきと回復することがあります。また反対に、回復が見込めるはずの患者さんでも「自分はもうダメだ」と思った場合には、病状がどんどん悪化してしまいます。

 

 つまり、「よくなる」「悪くなる」「自分は健康だ」「病気だ」など、自分の体に関して述べられるどんな情報にリアリティを感じているか、つまり、脳で情報をどのように処理しているかによって、体の状態が明らかに変わるのです。

 

 これは、聞き慣れない読者にとっては眉唾に感じられるかもしれません。「思うだけで体調が変わるなんて、おかしなことを言う」と思っている方も多いでしょう。

 しかし、これまでの私の本を一度でも読んだことがある人ならご存じのはずですが、認知科学の理論では不思議なことでも何でもありません。

 脳は頭蓋骨の中におさまっていて、外界と触れることがありません。脳にとっては「どういう情報が入力されるか」がすべてです。

 その入力される情報の中でも、人間は物理レベルのリアリティ(殴られた、腫瘍ができた等)より情報レベルのリアリティ(悲しい、痛い、負けたくない、治りたい等)に強く影響されます。

 私が多数の著書で解説してきた洗脳がその典型的な例です。

 私は大学で人工現実生成に関する研究を行っていましたが、被験者を催眠状態にして「君は目が見えないよ」と暗示をかけると、被験者は「先生、どうしよう!? 目が見えません!」といいながら、私が立っている場所をちゃんと迂回して部屋を歩きます。実際には目が見えているのに、「君は目が見えない」という情報を脳が処理しているため、「見えているのに、見えていない」という反応を体が示しているのです。

 こうした知見を医療の現場で活用してもらうため、私は長年、医師や看護師などの医療従事者に対してメディカル・コーチングの指導を行っています。それらのセッションでは、本書で詳しく解説する「情報空間のエネルギーを使って患者のリアリティを書き換え、治療に活かす技術」を教えています。

 引用終わり

 

 

物理的身体はマインド(脳と心)での情報処理の結果。抽象度を軸とした場合の情報空間の底面(=物理空間)への写像です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「脳と心」は同じもの。同じもの(マインド)の抽象度の違いです。「脳」のことを高次の情報空間では「心」と呼び、「心」のことを物理空間(情報空間の底面)では「脳」というだけのこと。
 生命(現象)はすべての抽象度次元にシームレスに存在しています。

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 その理解と実践が「情報空間のエネルギーを使って患者のリアリティを書き換え、治療に活かす」ことを可能にします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

それが、私がコーチング(Authentic Coaching)を勧める理由のひとつです。

 

Q-264につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 超情報場理論(仮説)について、こちらもどうぞ↓

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 

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 第3回目(R4.6/19開催)のテーマは「ゴール」。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28683163.html

 

 

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-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419486.html

Q-064:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

Q-167:自分を苦しめているのは記憶です。過去に苦しめられていることを感じています。コーチングで変化を実感しますか? <プチワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24320549.html

Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 

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F-242:鉄は熱いうちに打て

 

 前回(F-242)、長渕剛さんの言葉を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 

 長渕さんの言葉から受けたインスピレーションを言語化していく間、研修医時代の記憶がフラッシュバックしました。もう四半世紀以上前のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7385143.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7385278.html

 

 ゆらぎによってスコトーマが外れたのでしょう。当時よく言われていた「鉄は熱いうちに打て」という言葉を思い出しながら、いまだに物理空間に囚われていることに気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

「鉄は熱いうちに打て(Strike while the iron is hot)」は、「熱して軟らかいうちが鍛えどきの鉄と同じように、人も柔軟で吸収力のある若いうちに鍛えるべきである」といった意味で使われています。

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 研修医の頃は「時期」「タイミング」の話だと思っていました。「若いうち」という特定の時間、つまり物理空間上の一点(限定された範囲)に囚われていたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 それだと無意識は「年を重ねると、柔軟性を失い、吸収力が落ちる」というイメージ(I)を肯定してしまいます。ここで言う「肯定」とは、「臨場感が高まる」ということ(V)。

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、「柔軟性を失い、吸収力が落ちる」は現実化してしまうでしょう(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 抽象度という軸を考えると、物理空間は情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その底面には物理法則が働きます。熱した鉄は時間の経過とともに冷え、どんどん硬くなっていきます。物理的因果律により。
 だから、「熱して軟らかいうちが鍛えどき」は真。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 しかし、私たち人間は違います。

本当は物理空間上に限定された存在ではなく、高次元の情報宇宙に拡張している存在です。その事実に無自覚なだけです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

その証拠に、私たちは情報空間にまでホメオスタシスを働かせています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

そもそも私たちは記憶を使って目の前の世界を認識しています。だから「一人一宇宙」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 同じ世界(宇宙)に生きているように感じられるのは錯覚で、ある臨場感空間を共有しているだけです。いわば「共同幻想」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 さらにいうと、人類の脳には過去も未来もなく、現在しか存在していません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 記憶とはフレームがあるものですが、頭の中にバラバラに保存された情報にはフレームがないからです。フレームとは「枠組み」のこと。私たちはフレーム(枠組み)をつくって、その中だけで思考しています。

「頭の中にバラバラに保存された情報にはフレームがない」ということは、私たちは何も記憶していないともいえます。バラバラな情報が合成され“記憶”となるのは“今、この一瞬”。

よって、「一宇宙」の「一」はダイナミックに生みだされ続けているといえます。

Q-220:ゴールに対するスケジュールはたてますか? <後編;人類には“今”しかない>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

 

 

 ということは、人間の場合、「熱いうち」とは物理空間上の特定の座標の話ではなく、ダイナミックに変化するマインド(脳と心)の状態のことであるといえます。意識状態です。

 

 では、「熱い」意識状態を生みだすためにはどうすればいいのでしょうか?

 

 そう、ゴール設定。現状の外にゴールを設定することです。それも人生のあらゆる領域に(バランスホイール)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 繰り返しますが、現実とはフレームとして認識される世界のこと。表現をかえると「ゲシュタルト」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ゲシュタルトは、一度できあがると固定化されてしまいがちです。例えば「〇〇は△△である」という思い込みにより、思考は硬直化し、世界は限定的になっていきます。まるで鉄が冷えて硬くなるように。

 

 よって、「鉄は熱いうちに打て」を人間に当てはめると、「ゴール設定(更新)によってゲシュタルトを再構築し続けよ」と言い換えることができます。その感覚をアップル社の創設者の一人 スティーブ・ジョブス(Steven Paul Jobs1955~2011年)は「connect the dots」と表現しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 ゲシュタルトはコンフォートゾーン(CZ)と考えることもできます。ホメオスタシスが働き安定的に維持されるイメージ上の空間です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 CZの外側は認識することができません。ゴールはそのCZの外側に、すなわち今までのゲシュタルトをはるかに超えたところに設定するものです。

だから、ゴール設定は簡単ではなく、コーチを必要とします。

 

 コーチの役割はゴール設定のサポートだけではありません。エフィカシーを上げながら、ゴール達成まで徹底的にサポートします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールを設定し、その達成を確信していると、CZが変化しはじめます。これまでのゲシュタルトがより大きなゲシュタルトに統合されていきながら(connect the dots)、気づき(ひらめき)とエネルギーと創造性を得ることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

ゴールが「鉄は熱いうちに打て」の「熱」を生みだします。

 だから、ゴールをたくさん設定してください。人生のあらゆる領域に(バランスホイール)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 そして、ゴールをどんどん更新し続けてください。気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

コーチングの実践が「鉄は熱いうちに打て」そのものです。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「ゴール設定」について、認知科学者 苫米地英人博士の最新コメントを紹介します。「2022年度版 新・夢が勝手にかなう手帳」(CYZO)の Monthly Dr.Tomabechi’s Column4月)からの引用です。

 

奴隷のゴールでもよいから、まずはゴールを設定する

 最初に設定するゴールは何でもよいのです。最初のうちは仮のゴールです。資本主義という洗脳にまみれた奴隷のゴールでも、親に書き込まれた「よい大学、よい会社」という競争社会まっしぐらなゴールでもとりあえずよいでしょう。例えば、「お金持ちになりたい」「出世したい」「スタイルがよくなりたい」「頭がよくなりたい」でもよいのです。まずは仮でよいのでゴールを設定することです。仮のゴールであっても、設定すればスコトーマ(心理的盲点)が外れます。ゴールを掲げると初めて見える風景があります。その風景が見えたらそこでまた新しいゴールを見つけましょう。

 情報空間における自分のコンフォートゾーン(居心地のよい空間)を少しずつ真のゴールへと移動させていくことです。どうやって移動させるかといえば、ゴールを設定し、スコトーマを外し、そこで見えた新しい風景や入ってきた新しい情報でまたゴールを更新すればよいのです。新しいゴールによって、また別のスコトーマが外れて、新しい情報が入ってきます。その情報をもとにまた新しいゴールを設定するのです。このポジティブなゴール更新サイクルを回しているうちに、自分の真のゴールが見つかります。少なくとも資本主義という洗脳が外れていき、自分のIQが上がっていくことに気づくでしょう。IQが上がったというよりは、洗脳が外れて、本来のIQに戻ったのです。

 ゴールを設定し、スコトーマを外し、新しい情報が入ってきたり、新しい風景が広がるというのはとても楽しいことです。楽しみながら、どんどんこのポジティブなゴール更新サイクルを回していきましょう。

 

 

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-関連記事-

Q-192~:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410371.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

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Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

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Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html

Q-250:コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で多角的に学びたいと思っています。お勧めの著者や本を教えてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28566857.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2022年度版



F-235:自由訳「revenge」と「avengevol.2;「re」と「a」の記憶

 

 ある縁をきっかけに、「revenge」と「avenge」について思い巡らしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 それは私にとって切実なテーマ。今も理不尽な体験の記憶がよみがえるからです。そのたびに“復讐”という言葉が頭をよぎります。

 (その“理不尽な体験”からの学びはこちら↓)

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 きっと誰もが決して許すことのできない思いを抱えているはず。イヤな記憶にべったり張り付く情動とうまく向き合うことができなければ、自分自身はもちろん、大切な人たちまで苦しめ続けることになります。SW風に表現するとダークサイドです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 ゴールに向かって自由に気楽に生き続けるために、「revenge」と「avenge」について考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 vol.1;「re」と「a」の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28439282.html

 vol.2;「re」と「a」の記憶

 

 

 「avenge」は「空復讐」と表現できるはず。「復讐といえるが、復讐ではないともいえる」「復讐とはいえないが、復讐ではないともいえない」といった感じです。「復讐を超えた復讐」ともいえるでしょうか。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 そのようなことをイメージしていたら、空観の「avenge」が導く超情報場に触れた気がしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 今回は「そのようなことをイメージしていたら」の部分を掘り下げます。

私の場合、「revenge」「avenge」という言葉(トリガー)によって引っ張り出される意識状態や記憶(アンカー)の多くが映画にまつわるもの。気楽に読んでくださいw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 

まずは大学生活をエンジョイしている時(1990年)に公開された「Revenge(邦題:リベンジ)」から。トニー・スコット監督、ケビン・コスナー(Kevin Costner1955~)主演の映画です。

簡単に内容を紹介すると、アメリカ海軍を退役した主人公(ケビン・コスナー)が、かつての上官を訪ね、若い上官の妻(マデリーン・ストウ)と不倫する というもの。怒った上官に半殺しにされた主人公の復讐が描かれています。

 

 当時の私はまったく共感することができませんでした。ブリーフシステムが強烈にはじき出す感じです(認知的不協和)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 *共感について、詳しくはこちら↓

 Q-169~:自身の信念を失いそうです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

 

 前回お伝えしたとおり、「revenge」は「自分に焦点をあてた心情」で行われる復讐です。映画で描かれていたのは動物的な私憤。まさに「revenge」だったといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 

 次の「revenge」は2005年。壮大な物語が描かれた偉大なシリーズの完結編です。その映画とは?

 

 そう、「Star WarsEpisode Ⅲ-Revenge of the Sith」!

 数千年にわたってジェダイ(Jedi Order)と敵対関係にあったシス(Sith Order)は、そのブリーフが私憤レベルであるがゆえに弱体化し、ついにジェダイに滅ぼされました。

それから1000年後の復讐劇。ダース・シディアスの視点でみても30年以上の長い年月をかけた綿密な復讐の集大成が描かれています。

 

 最近もシリーズ全体を観なおしましたが、どうも腑に落ちません。結局、シディアスは何がしたかったのでしょう?

 

ダークサイドがすべてをスコトーマに隠したともいえますが、シンのゴールがないからいつまで経ってもダークサイドであり、「revenge」のままだったといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ちなみに、Epi.Ⅲの23年後を描いた「Star WarsEpisode Ⅵ-Return of the Jedi」(1983年)で、シディアスはこのような発言をしました。

おまえもすぐに私のよさがわかるようになる

この言葉に滲み出ているのは“絶対性”。それは空が抜け落ちた実観(じつがん)の表出です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

その実観が争いと差別を生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 

 ところで、「Return of the Jedi」が公開された時の邦題は「ジェダイの復讐」でした。1997年に特別篇が公開されたときも「復讐」のまま。2000年夏にファンによる改題署名運動が行われたのですが、それでも「復讐」というタイトルは変わりませんでした。

ところが、2004年にDVD BOXが発売されたときには、直訳である「ジェダイの帰還」に変更されていました。見事なアサンプションアップデートです。

(さらにオタクな話を追記でw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 ジェダイとシスの抽象度の違いを考えると、確かにジェダイに「revenge/復讐」は似合いません。「もっと広く他者を想うような心の働きからの『公共の正義』に基づいた行為」を指す「avenge」の方が適切でしょう。「正義」という表現は×ですけど。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 「avenge」という言葉を知ったのも、じつは映画が御縁。その映画とは「The Avengersといっても、あの「アベンジャーズ」ではなく、レイフ・ファインズやユマ・サーマンが出演した方。イギリスで1960年代に制作されたTVシリーズ「おしゃれ㊙探偵」の映画版です(1998年)。

 

 2012年、あの「アベンジャーズ」、「Marvel’s The Avengers(邦題:アベンジャーズ)」が公開されました。

多種多様なキャラクターが同一の世界観に存在するMCUMarvel Cinematic Universe)のテーマは、「もっと広く他者を想うような心の働きからの『公共の正義』に基づいた行為」である「avenge」。

逡巡するヒーローやヒロインたちは、「avenge」の意味や「正義」の定義を巡って、「Captain AmericaCivil War」(2016年)で決別し、「AvengersInfinity War」(2018年)を経て「AvengersEndgame」(2019年)で再集結します(assemble!)。

その過程が丸ごと「avenge」として描かれています。

 

様々な可能世界がゲシュタルトとして存在し、ときに傷つけあい、ときに支えあいながら、より大きなゲシュタルトに統合されていく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

そんな感覚を楽しく学ぶことができ、しかも感動してしまう珠玉のシリーズです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

映画からの学びと感動はバランスホイールの他のカテゴリにもひろがっていき、人生全体をますます豊かにしていくはずです(Total Well-being)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 *Total Well-beingについてはこちら↓

 F-176~:“幸福(well-being)”とは?「antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

MCUの最新作(28作目)は「Doctor Strange in the Multiverse of Madness」。日本では2022年5月4日に米国に先駆けて公開されます。

そういえば認知科学者 苫米地英人博士は、前作「Doctor Strange」(2016年、MCUとしては14作目)を絶賛されていました。「I×V=R」がしっかり感じられる作りだったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

苫米地博士のバラダンでの講義から引用すると、コーチングの目的は「一人ひとりの自我が生みだしている可能世界wから、ゴール設定により新たにうみだすw1への移行」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

ww1はまさにmultiverseといえます。新作はコーチングがますます上手くなるきっかけになるかもしれません。

(「苫米地博士の講義」はこちら↓)

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 次回は「revenge」と「avenge」について思い巡らすことになったきっかけを取り上げます。そのきっかけとは、「The Batman」(2022年)。

revenge」と「avenge」を1つ上の抽象度で統合している名作です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

F-236につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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-追記1

 じつは「Epi.Ⅵ:Return of the Jedi」の最初の副題は「Revenge of the Jedi」でした。

同じ時期にパラマウント社が劇場版「Star Trek」第2弾の副題「Vengeance of Khan」を発表すると、類似していることを理由にルーカスフィルムから猛烈な抗議を受けたそうです。その結果、パラマウント社は副題を「The Wrath of Khan」に変更しました。

ところが、公開直前にもかかわらず、「高潔なジェダイに『revenge』は似合わない」と気づいたジョージ・ルーカス(George Walton Lucas Jr.1944~)は、副題をあっさり「Return of the Jedi」に変更してしまいます。STの副題を強引に変更させたのにもかかわらず。まったく見事なアサンプションアップデートです。

 

ちなみに、日本では「すでに認知されている」「関連商品生産ずみ」「復讐の方がインパクトが強い」といった理由で、改題されずに「ジェダイの復讐」のまま公開されました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 これらのエピソードには「コンフォートゾーン」に関する重要なポイントが感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 

-追記2

 映画「Star Trek」は2009年にJJ・エイブラムスによってリブートされました(エイブラムスはその後「Star Wars」の続編づくりにも取り組んでいます)。

そのリブート版第2作「Star Trek Into Darkness」(2013年)では、「Doctor Strange」で主役を演じるベネディクト・カンバーバッチが“重要な役どころ”で出演しています。

 

 いろいろなdotsが複雑かつダイナミックに絡み合う縁起を感じながら鑑賞すると、もっともっと深く味わえるのが映画。まるで人生の縮図、まさにmultiverseといえます。

 

 

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-関連記事-

F-008SWな一日

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F-014:「THE LAST JEDI」評 ~ネタバレなしversion

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F-206~:マトリックス/Matrix

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Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

The_Avengers(wiki.)

Wikipediaより引用




Q-248:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -06(補足);調和

 

子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。反対に「気楽」や「気軽」が大っ嫌い!

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

ところが、認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ間に、「努力」「根性」がコンフォートゾーン(CZ)の外になり、「気楽」がCZ化していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そんな「気楽」について、いただいた御質問に回答しながら考えてみました↓

 Q-238~:気楽に生きたいのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

 Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 「100%want toで生きよう」「楽しく働こう」といった話をすると、必ずといっていいほど「やりたいことだけで生きられればそもそも苦労はしない」「みんながやりたいことだけやっていたら社会が成り立たない」といった御意見(claim)をいただきます。ときには「楽しく働かれるといい迷惑だ」といった苦言も。

 「want to」や「Not Normal」を貫く生き方は、気楽ではありますが、決して楽ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 ところで、want toを非難する人たちのことをドリームキラーと呼びますが、最大・最強のドリームキラーとなるのは誰でしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 そう、自分自身。心の中の不安や恐怖・義務感・罪悪感といったものが、want toをいつの間にかhave toに変えていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

では、そんな内なるドリームキリングに対して、どう対応すればよいのでしょうか?

 

 そのような問いを念頭に、「気楽に生きる」ということについてあらためて考えてみました。気楽に読んでくださいw

 

 01;肩書が変われば、機能・役割が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28362960.html

 02:昇進うつはなぜ起こる?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28380339.html

 03;昇進うつの解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28391533.html

 04;「一人一宇宙」はゴールに向かう夢の一部

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28416456.html

 05;「時間は未来から過去に流れる」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28437135.html

 06(補足);調和

 

 

 このシリーズは前回で完結する予定でしたが、前回の下記部分(青色)について御質問をいただいたので補足します。

 

このことからわかるように、起こったこと(fact)の解釈はその後に生じること、つまり未来の出来事で書き換わります。未来の出来事によって過去の出来事の解釈(=意味)が変わるのですから、「因果関係」の「因」は未来(より高次の抽象度次元)にあるといえます。

未来の結果が現在、現在の結果が過去

それが「時間は未来から過去に流れる」ということです。

 

Q:時間の流れではそういえますが、仏教の時間観とは合わないのではないでしょうか?

 

A:苫米地博士の情報場へのアクセスが私にもたらした最初の衝撃は時間観の変化でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

「時間は未来から過去に流れている」ことを実感するたびに自由を感じたことを思い出します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 博士から「プランク時間」を学び、時間が離散的であることを理解した時の「?」が2nd. Impact。なにせ「人類を救う」とまで思っていた時間観(未来→過去)が打ち砕かれたのですから、とてつもなく大きな衝撃を受けました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 その「?」を解消してくださったのも苫米地博士です。フォレスト出版から販売されているDL教材「タイム・レボリューション」で学んでいる間に、両立するはずのない2つの世界が統合されていく感覚に包まれました。

 (教材はこちら↓)

 苫米地英人博士 新教材 ビジョナリーマインド&タイム・レボリューション (forestpub.co.jp)

 

 それはゲシュタルトができ、ゲシュタルト同士がconnectし、さらに大きなゲシュタルトが再構築されるという感覚。そのときに、これまでのすべてをひっくり返すような衝撃とともに、まったく新しい世界が生みだされます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 「さらに大きなゲシュタルトが再構築される」というのは「抽象度が上がる」と同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げながら巨大なゲシュタルトをつくりあげるほど、より大きなエネルギーとクリエイティビティを手に入れることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

 

 その巨大なゲシュタルトを縁起空間として捉えると、「時間の流れ」と「仏教の時間観」は矛盾しないはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 最後にもうひとつ。「抽象度を上げながら巨大なゲシュタルトをつくりあげるほど得られるエネルギーとクリエイティビティ」とは、「調和のエネルギー」であり、「縁起力」です。

 

以下、苫米地博士の「新・夢が勝手にかなう手帳 2021年度版」(サイゾー)【付録②】から一部引用します。調和のエネルギー=縁起力をぜひ感じてください(feel!)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 バランスホイールを作り、すべてのゴールを実現しよう

 最後にとっておきの秘密を公開します。私たちの脳の無意識の情報処理能力はとてつもなく大きいです。例えば、あなたはいま手帳を持ちながら、この文章を読んでいることでしょう。何かを握るとか、持つというのはかなり複雑な筋肉の動きを必要とします。握りすぎても力が入りすぎてもダメですし、弱すぎると手帳は手から滑り落ちてしまいます。

 でも無意識に手帳を持ちながら、文字を目で追い、文章を読みながら、その内容を理解しようと言語野を活性化させています。それだけではなく、さっき食べた料理を消化しながら、心臓は血液を全身に循環させつつ、呼吸もしています。全身で免疫の戦いは継続していて、そのため脳は大きな役割を果たしています。

 何が言いたいかといえば、ゴールは複数持つほうがよいということです。ルー・タイスはバランスよくゴールを持つように言いました。それをバランスホイールといいます。

 一つだけのゴールでは視野狭窄になります。視界が狭くなるのです。視野が狭くなることは一概に悪いこととはいえません。エネルギーは一つのものに注いだ方が、結果には結びつきます。とはいえ、人生は長いものです。それに多くのゴールがある方が、相乗効果が期待できるのです。

 自分の人生を丸い車輪としてイメージしてみてください。その車輪がいびつだと車輪はうまく転がりません。逆にきれいな丸い形だと人生はうまく転がっていきます。どこかが尖っていると、うまく人生が回らないのです。自分自身にこう問いかけましょう。「キャリアのこと、プライベートのこと、家族のこと、親族のこと、友人のこと、自分自身の生きがい、どうやったらすべての目標を結びつけられるだろうか」と。

 自分の脳内で達成したい人生目標を視覚化します。ビジネスだけにゴールを設定しすぎると、人生のバランスを失います。人生の主たる要素のすべてをカバーするゴールにしていきましょう。

 職業やファイナンス、精神性、家族や親戚、自分や周りの健康、社会生活、コミュニティ、趣味といった人生の重要な領域それぞれについてゴールをしっかり立てます。その上で、そのすべてのゴールがしっかりと自分の個人的なビジョンや達成したいことと結びつくことが重要です。この調和がしっかりしていると、すさまじいパワーを生みだすことになるからです。

 引用終わり(続きは夢手帳2021でどうぞw

 

 

 調和のエネルギーは絶大です。

 そのエネルギーが未来をさらに“気楽”に書き換えていきます。

 

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 抽象度を上げながら巨大なゲシュタルトをつくりあげるほど、より大きなエネルギーとクリエイティビティを手に入れることができます

 

 そのための思考法が「コンセプチュアルフロー」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25217507.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25259581.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25282178.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

 

 

-追記2

 今年(2022年)も「新・夢が勝手にかなう手帳」(サイゾー)が発売されています。こちらからどうぞ↓

 ドクター苫米地のプレミアムアイテム・ショップ (tomabetique.com)

 

 

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 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2022年度版

TOMABETIQUE HPより引用

https://www.tomabetique.com/

 



Q-241:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~ 中編;3つのコミュニケーション

 

子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。反対に「気楽」や「気軽」が大っ嫌い!

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

情動を伴った体験や情報の記憶により、「『努力』『根性』を好ましく感じ、『気楽』『気軽』を忌み嫌うブリーフ」がつくられていたのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

ところが、認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ間に、「努力」「根性」がコンフォートゾーン(CZ)の外になり、「気楽」がCZ化していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *「気軽」は△。その理由はこちら↓

 Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13215570.html

 

 そんな「気楽」について、いただいた御質問に回答しながら考えてみました↓

 Q-238~:気楽に生きたいのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

 

 今回は、別の御質問に回答しながら、「気楽に生きる際の注意点」について考察したいと思います。

 (質問には変更を加えています)

 

 

Qバランスホイールの中で現状の外のゴールがなくなってしまいました。毎日、無気力感に悩まされており、薬も服用しております。

現状の外にゴールを設定することに、あまりにも深い絶望を感じてしまいました。

 

 前編:“現状の外”に疲れたら

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28303455.html

 中編:3つのコミュニケーション

 

A2下記の文章はヴィクトール・フランクル(Viktor Emil Frankl1905~1997年)のもの。著書「苦悩の存在論 -ニヒリズムの根本問題」(新泉社)からの引用です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 わたしたちは患者に安らぎを与えなかった。形而上学的軽率という見せかけの安らぎを与えなかった。また患者が自分の実存の意味を見出して、自分自身に立ちかえらないかぎり、わたしたちは患者が安らぐのを許さなかった

 

 

 ヒーラー&コーチ(×医師)としての秘密をお話しします。私はいつも「3つのコミュニケーション」を意識に上げています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 シンプルに表現すると、

1)ラポールを形成する = Healing

2)情報場を最適化する = Logical Thinking

3)現状の外に飛びだす = Coaching

 

 以下、簡潔に説明します。

 

 

 1ラポールを形成する = Healing

 私たちが認識している目の前の世界は、すべて幻想です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 *詳しくはこちら↓

 Q-220:ゴールに対するスケジュールはたてますか? <後編;人類には“今”しかない>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

 

 「幻想」とは「いちばん臨場感が高いイメージ(I×V)」のこと。その「I×V」がその人にとっての「現実(R)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

私たちは各自の幻想の世界に生きている一方で、その幻想を共有することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 共有したイメージの世界(I)に高い臨場感を持つことができれば(V)、同じようにホメオスタシスレベルをずらすことができ、コンフォートゾーンを共有することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *ホメオスタシスはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

その時に生まれる“親近感”が「ラポール(rapport)」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 ラポールが形成されると、RAS&スコトーマの働きにより、同じようなことを認識し、同じように理解し、似たような評価で、同じような判断を行うようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのような状況(ラポール形成)でしっかりリラックスとゆらぎを共有してもらうことが第1のコミュニケーション。ヒーリングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 

2)情報場を最適化する = Logical Thinking

 しっかりリラックスしゆらいでいれば、前頭前野優位を保ちながら本来の能力を発揮することができます。反対に大脳辺縁系優位になってしまうと、心身とも緊張しパフォーマンスが低下します(ファイト・オア・フライト)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 前頭前野優位を保つことができると、高次の抽象度次元の情報を正しく見て、その因果関係を再構築することができます。アサンプションアップデートによる最適化です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 再構築・最適化に有用なのがトゥールミンロジック。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *詳しくはこちら↓

 S-01~:よりより議論のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 トゥールミンロジック(ディベート)をフル活用しながら、共有している情報場を再構築・最適化していくことが第2のコミュニケーション。それは論理的思考の実践です。

 

 

 3)現状の外に飛びだす = Coaching

 トゥールミンロジック(ディベート)の目的は、「論理的思考によりスコトーマを外し、不完全性を前提に最適解を最短時間で導く」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 繰り返しますが、それは「現状の最適化」。実行(実装)により理想が現実化する一方で、新たな難題が生じます。変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 ゴールを設定(更新)し取り組むうちに、その壁を乗り越えることができます。ゴールのポイントは 1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定する。ハイレベルの「現状の外」とは、「論理という系の外」のこと。論理を超えた抽象度次元(超論理)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html


 そんな「現状の外」にゴールを設定しエフィカシーを高めることができると、目の前の世界がすべてゴール実現のためのプロセスに感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「超論理なのに『T』」という状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 結果として、ブリーフシステム=自我=pが書き換わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *「関数p」については下記記事で。苫米地博士のすごい講義を取り上げています↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 書き換わったブリーフシステム=自我=pは、これまでの過去の呪縛からすっかり解放されています。それが論理の壁を乗り越えた先で手に入れるシンの自由です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 現状の外で自由を手に入れるサポートが第3のコミュニケーション。それはヒーリングと論理的思考を包摂したコーチングのことです。

 

 

 それら3つのコミュニケーションを実践すると、相手との関係性が良好になるだけでなく、自分自身を丸ごと肯定することができるようになります。なぜなら、「今までの私(私たち)」と「ゴール側の私(私たち)」をともに包摂(包含)する大きなゲシュタルトができるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 より大きなゲシュタルトができるほど(connect the dots)、ますます気楽になっていきます。そして、「見せかけの安らぎ」が不要となり、「自分の実存の意味」を見いだしながら、「自分自身に立ちかえる」ことができるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 理解が深まり、“意味”がわかるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

Q-242につづく)

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

  

 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-089~:無人運転と自動運転の違い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

ヴィクトール・フランクル(Wikipedia)

ヴィクトール・フランクル

Wikipediaより引用

 


 

F-227:ジョコビッチのwp

 

 今回のタイトルは「ジョコビッチのwp」。

 

 「w」とは可能世界(possible world)のこと。それは各人の心の内にひろがる臨場感世界であり、自我宇宙のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 「p」とは宇宙を何らかの基準で並べ替える関数のこと。一言でいうと自我です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界wから別のw1への移行を促します。詳しくは認知科学者 苫米地英人博士の講義動画で確認されてください(下記ブログ記事内にリンクがあります)。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 「ジョコビッチ」とは、テニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ(Novak Dokovic1987年~)のこと。グランドスラム優勝は歴代1位タイの20回で(*追記3で解説)、世界ランキング1位通算在位は歴代1位の346週。名実ともにテニス史上No.1のプレーヤーです

 

Novak_Djoković_Trophy_Wimbledon_2019(Wikipedia)

2019年、ウィンブルドン

Wikipediaより引用

 

 と、通のように書きましたが、じつは、テニスのことはまったく知りません。

最近、「ジョコビッチ反撃のノロシ!『精神的苦痛受けた』5億円の損害賠償求め豪政府を提訴へ」という記事を目にしたときも、ぼんやりと「あの個性派俳優がなぜ?」と思ったくらいです。

(それはマルコヴィッチ。冗談です)

 

 そのジョコビッチは新型コロナウイルスに対するワクチン接種に慎重な立場を取っているそう。接種義務化に反対を表明し、自身のワクチン接種については公表していません。

 そんな言動の根底には何らかのブリーフがあります。「情動を伴った体験の記憶」や「抽象化された情報の記憶」によりつくられる価値観や信念といえるものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ジョコビッチは、2022年の全豪オープンに参加するため、同1/5にオーストラリアに到着しました。当局より「ワクチン接種義務が免除された」と説明されていたそうです。

 ところが、厳しい渡航制限下のオーストラリア国内で特権だと批判が湧き起こったせいなのか、突然入国を拒否されてしまいます。すでに到着しているのに。

 裁判所命令によりいったんは入国が許可されますが、結局豪州当局からビザを取り消され国外退去処分となりました。

 その後、「精神的苦痛を受けたとして豪政府に対し、約5億円の損害賠償を求めて同国連邦裁判所に提訴する」ことが報道されています。

 

 私が感心したのは「約5億円の損害賠償」という主張(claim)の根拠(warrant)。一体どんなものだと思いますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 答えは「優勝賞金約35000万円+精神的苦痛の賠償」。

 そう、優勝することが前提なのです。これは「優勝して当然」「私は世界No.1のプレーヤーだ」というセルフイメージ。そのイメージはゴール達成の確信、すなわちエフィカシーが生みだしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 表現をかえると「自分の潜在能力(I)に対する高い臨場感(V)」。その「I×V」が史上No.1という現実(R)をうみだしてきたのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

おそらく「夢をかなえる方程式」を体得しているはず。本物のコーチと縁がつながっているに違いありません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 感心する一方で、気になる点もあります。

 

 それは「精神的苦痛を受けた」という表現。

史上No.1の選手が本当に傷ついているなら(p)、ちょっとがっかりです。私がコーチなら、「あなたらしくない」と声掛けをしながら、エモーションコントロールを教えるでしょう。

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

「精神的苦痛はよくない」「落ち込んではいけない」といいたいのではありません。「精神的苦痛をコントロールできない(しない)ことはあなたらしくない」と伝えたいのです。コントロール下であれば、落ち込んでいても全然かまいません。

コントロールとは「自分の自由意思(&責任)で選択する」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

 本物のコーチがついているなら、いつまでも精神的苦痛を感じたり落ち込んだりすることはありません。なぜなら、コーチングマインドには必ずゴールが存在するから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 物理空間での身体的苦痛と違って、情報空間上(心)のバグといえる精神的苦痛は完全に自分次第。自身のマインド次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定したゴールを持つ者にとって、「精神的苦痛を受けた」「落ち込んだ」はすでに(すぐに)過去の話。どんどん遠ざかる過去に拘泥するのではなく、自然と未来(ゴール)にフォーカスし続けます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 ただし、ゴール達成の阻害要因になるのなら(可能性が少しでもあれば)、リスクマネジメントとして「精神的苦痛を受けたとして提訴する」はあり。

それは前頭前野背外側野をフル活用する論理的な対応です。おまけとして「ファイト・オア・フライト」を防ぐ(すぐにリカバーする)ことができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 *「論理的な対応」の詳細はこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 コーチングマインドを発揮した理想的な対応は、「精神的苦痛や情動をゴールと統合する」こと(connect the dots)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その統合は、抽象度を上げながら、「情動レベルの私憤」を「社会的情動あるいは感性レベルの公憤」にブーストしていくことを可能にします。

 PM-06-11:仮説06)二つの怒りとその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 それはEvolution。関数pの革新的進化です。

 ここで忘れてはならないのは、コーチングは、「pの再定義」ではなく、「可能世界wから別のw1への移行を促す」ということ。ゴール設定で新たな「w1」を生みだすことがブーストであり、「関数pの革新的進化」はその結果です。

 Q-117:「コーチングは変わるためにあるものではない」の真意とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20576958.html

 

 「ww1への移行」により、結果として「pの再定義」が起こり、そのプロセスが縁起宇宙にひろがっていきます。それがRevolution

 F-208:マトリックス/Matrix -03Revolutions;脳の呪縛を解き放つ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27063566.html

 

その関係はゲシュタルトであるはず。部分であるEvolutionと全体であるRevolutionが双方向性をもって成り立ち、1つの統合的意味を持っているゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 さて、「ジョコビッチ反撃のノロシ!」の先にあるw1とはどんな世界なのでしょう。

 騒動の原因について同じブリーフ(おそらくゴールも)を持つ者として、しっかり見守りたいと思います。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 そんな言動の根底には何らかのブリーフがあります。「情動を伴った体験の記憶」や「抽象化された情報の記憶」によりつくられる価値観や信念といえるものです

 

 じつはもう1つ気になる点があります。

英大衆紙サン(電子版)によれば、ジョコビッチの母・ディアナさんが「現地滞在中に隔離されたホテル(の部屋)はノミやウジ虫でいっぱいだった。息子は囚人のように扱われた」と訴えているそうです。

Q-097:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_376974.html

 

 

-追記2

 「内村航平、離婚トラブルに『嫁姑問題』も関係 名物ママの深い息子愛」

 ちょうど追記1を書いている時に、私のRASが拾い上げた見出しです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 

-追記3

「ジョコビッチ」とは、テニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ(Novak Dokovic1987年~)のこと。グランドスラム優勝は歴代1位タイの20回で、世界ランキング1位通算在位は歴代1位の346週。名実ともにテニス史上No.1のプレーヤーです

 

 これは原稿執筆時の話。ジョコビッチが出場できなかった大会は、スペインのラファエル・ナダル(Rafael Nadal Parera1986年~)が優勝しました。その結果、グランドスラム優勝回数を21回とし、単独1位に躍り出ました。

 

 縁起宇宙は果てしなくひろがり、ダイナミックに変化しています。その理「無常」をあらためて実感しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

-関連記事-

F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

F-117~Field of Dreams

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

Q-192~:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410371.html

Q-227~:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416707.html

 

 

-告知1

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを計画しました。1年間を通してのテーマは「Well-being」。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 最終回は2022220日(日)開催。テーマは「Total Well-being ~『total』に秘められた生命力を知る~」です。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27953269.html

 

 超情報場でお会いしましょう!

 

<お問い合わせ・申し込み>

 coachfor.m2@gmail.com

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 


Q-231:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか? <vol.2RAS&スコトーマと専門性の関係>

 

 先日、認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。コーチとして。

 私が取り上げたのは「認知機能の低下で情緒が不安定になり、環境に反応して起こる」とされている「BPSDBehavioral and Psychological Symptoms of Dementia、行動・心理症状)」。

 厚生労働省HPBPSD:認知症の行動・心理症状」

 s0521-3c_0006.pdf (mhlw.go.jp)

 

講演後に行われたシンポジウムで、大学教授からこのような御質問をいただきました。ありがとうございます。

 

Q:「スコトーマは医療の現場では『認知バイアス』として知られている」ということでしたが、とくに注意バイアスの話に思えました。

 認知症の患者さんでは、記憶障害のため財布などを見つけられない時に、「ここに置いたはず」→「娘が盗った」という被害妄想がおこりがちです。特に大切なものにバイアスがかかりやすいと思いますが、コーチング(コーチ)の視点では、「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対してどのように対応すればよいでしょうか?

 

 回答を一般~コーチング実践者向けに再構成し、6回に分けてお届けします。

 vol.1:認知症の2つの症状>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27839838.html

 

A2Wikipediaには「認知バイアス(cognitive bias)とは、認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、非常に基本的な統計学的な誤り、社会帰属の誤り、記憶の誤り(虚偽記憶)など人間が犯しやすい問題である」と書かれています。

 関連する概念として「確証バイアス」「リスキーシフト」「コンコルド効果」「錯誤相関」「一貫性バイアス」「自己中心性バイアス」「感情バイアス」「熱い認知/冷たい認知」「事前確率無視」「フレーミング効果」「アンカリング」「自己奉仕バイアス」「投影バイアス」「外集団同質性バイアス」「後知恵バイアス」「確証バイアス」「根本的な帰属の誤り」「正常性バイアス」「生存者バイアス」などが挙げられています。

 

 ↑これらの「関連する概念」は、すべて抽象度が下がる方向性です。情報量を増やし細分化していくことが“専門性”といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

教授が「認知バイアス→注意バイアス」と抽象度を下げたことは、専門家(研究者)としてのブリーフのあらわれのはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのブリーフが「RASを規定し、スコトーマを生みだす」ということが、まさに私が(とくにシンポジウムで)お伝えしたかったことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを生みだす/外すポイントは3つ。1)知識、2)重要性、3)役割 です。

 知識が増えるほどスコトーマは外れやすくなりますが、一方でその知識が新たなスコトーマを生みだします。

 

その事実に人類は古くから気づいていました(=スコトーマが外れていた)。例えば、ギリシャの哲学者 ソクラテス(紀元前469~紀元前399年)は「無知の知」と表現し、中国の孔子(紀元前552or551~紀元前479年)は「知之為知之 不知為不知 是知也」と語っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 ところが、それから2500年も経つというのに、現代人の多くは「必ずスコトーマが生じる」という事実を実感していません。Wiki.に書かれている「人間が犯しやすい問題」という表現が不完全性を前提にしていないのなら、その象徴といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

さらにいうと私たち現代人は、どんどん増え続ける情報量によって、ますます“大切な何か”を見失っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 

 「情報量が増える」「細分化する」ことでかえって全体が見えなくなってしまうことを、「木を見て森を見ず」「森を見て山を見ず」と言い表したりします。それらの言葉が示しているのは「ゲシュタルトの重要性」です。

 ゲシュタルトとは「全体性を持ったまとまりのある構造」「部分と全体の双方向の関係性」のこと。先ほどの例えでいえば「木:部分<森:全体」「森:部分<山:全体」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ちなみに、「AB」は「AよりBの方が抽象度が高い」という意味でもあります。

あるゲシュタルトと別のゲシュタルトを統合し「より大きなひとつのまとまり(新たなゲシュタルト)」を作りあげたとき(connect the dots)、スコトーマが外れ、理解がより深まります。抽象度が上がるから。
 その時、きっとひらめきを得るでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 医療というdotとコーチングというdotconnectする

 

 

 医療とコーチングを包摂した新たな次元をイメージしながら(feel!)、当日の講演やシンポジウムで話をさせていただきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 実際に新たなブレークスルーは医学や医療のど真ん中とは違うところで起こったりします。例えば「被害妄想がでている老人に対しての対応」といった課題(case)への解決(plan)も。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 次回は「被害妄想がでている老人に対してどのように対応すればよいでしょうか?」への回答として、医療・介護現場でひろがりつつある“ある技法”を紹介し、苫米地式認定コーチとして解説します。

 

Q-232につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

「情報量が増える」「細分化する」ことでかえって全体が見えなくなってしまうことを、「木を見て森を見ず」「森を見て山を見ず」と言い表したりします。それらの言葉が示しているのは「ゲシュタルトの重要性」です

 

 「木」「森」「山」などの概念そのものがひとつのゲシュタルト。それらを「ある」と思ってしまうことで重大なスコトーマが生じます。繰り返しますが、Wiki.に「人間が犯しやすい問題」と書かれていることは、その象徴のはずです。

 F-171:アンチ(anti)からウィズ(with)、そして vol.4-3「死」;well-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24786250.html

 

 

-関連記事-

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 

L-05420207月シークレットレクチャー -04;小乗から連綿と受け継がれる大乗へ

 

20207月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「現世利益」、キーワードは「トータルペイン(とくにスピリチュアルペイン)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;現世利益の多くは「理想的な現状」のこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27551211.html

 02;縁により「呪縛」は「希望」にかわる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27587288.html

 03;縁起とはホメオスタシスが働く〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27606540.html

 04;小乗から連綿と受け継がれる大乗へ

 

 

前回(L-053)、認知科学者 苫米地英人博士が提唱される「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」を紹介しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

ホメオスタシス(Homeostasis)とは、「恒常性維持機能」のこと。私たちが環境の変化にもかかわらず体温や血圧、心拍数といったものを保つことができるのは、この機能によります。そんな恒常性維持機能が「情報空間にまで働いている」というのがCH理論です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 五感で感じ取る世界だけでなく、思考で生みだされる次元にまでホメオスタシスが拡張しているということは、「ホメオスタシスで維持される“私”、すなわち自我は物理空間に限定されない」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

  “私”=自我は時空を超えてひろがっています。縁起として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 CH理論の次のステップである「超情報場理論(仮説)」まで加味すると、その縁起の一部に人の認知があると考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 その認知は高い抽象度から生じます。人の認知も含めた縁起=自我=“私”は抽象度が高いところが先にあるのです。因として。

苫米地博士に学びながら、私は、その「因」に戻っていく過程が「人間形成」「進化・向上」なのだろうと感じています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんな「因」に戻る過程のどこかで意識が“個”を超越すると、“私”=自我が大きな全体(=縁起)の一部であることが実感できます。それは新たなゲシュタルトの構築です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 その「個を超えたゲシュタルト構築」を、アブラハム・マズローは「self-transcendence(自己超越)」と名付け、スティーブ・ジョブスは「connect the dots」と表現しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 それは「個の小さな願望から始まった小乗」が「時空を超え連綿と受け継がれる大乗」へと変化していく(因に戻る)ことでもあります。そんな意識状態で過ごす日々そのものが「現世利益」です。なぜなら、それはスピリチュアルペインの克服だから。

 L-00720201月シークレットレクチャー -07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

 再び私の「過去語り」に戻ります。前々回も触れた「だまし討ち」の詳細です。

 

 2007年、突然、病院長に就任することになった私は、「平成研究会」という名の学習会を立ち上げました。職員の「平成」を実現するために。

 PM-07-09~11:「平成」という元号に埋め込まれたコード

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16541640.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 とは言うものの、「どうすれば『平成』を実現できるか?」がクリアだったわけではありません。むしろ、私自身が苦しみもがいているような状態でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7556145.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702279.html

 

 2年に及ぶ暗中模索が続いた後、ついに“光”を見いだしました。それが苫米地博士の情報場に初めて触れた時の実感。

 その後、計300回開催した「平成研究会」は、苫米地理論やコーチングについて学ぶ場に変わっていきました。そして、青山龍マスターコーチによる病院へのPX2導入が実現。さらには、苫米地博士による霧島市(鹿児島県)での講演という夢までもが現実化しました。

 PM-03-17~18:苫米地理論との出会い ~現状の外のイメージ実現と挫折~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 このブログをお読みの方には、その過程を肯定的に理解していただけるはずです。

 ところが、病院の経営陣はそうではありませんでした。

 

 20184月、突然、病院の顧問弁護士から「あなたはすでに辞めている」という通知が届きました(←実話です)。法律違反はもちろんのこと、憲法で保障された基本的人権をも踏みにじるような愚行と悪意に心底驚きました。

私の方も弁護士をたてると、病院側はすぐに調停を申し立てました。そのタイトルは「20183月末で退職している事件」(←本当に実話です)。

 退職は真っ赤なウソ。完全なだまし討ちです。最初から論理が破綻していた経営陣は“証拠”として誹謗中傷だらけの文書(「タケハラはこんなにイヤなヤツです」)と職員90名以上の嘆願書(「だから、職員一同やめて欲しいと願っています」)を提出しました。裁判所に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

信じられないでしょうが、これも本当の話。その“証拠”は病院側の主張を自ら否定することになりました。自滅するほどIQが低下していたのは、「ファイト・オア・フライト」に陥ったからでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ちなみに、“証拠”には「タケハラはいつも苫米地理論を研究している」「タケハラは職員にwant toで働こうと呼びかけ、自分は本当にwant toで働いている」といった内容が書かれていました。念のために記しておきますが、院長を務めた11年の間、私は他のどの医師よりも多く働きました。病院内で。その上で医師会活動や大学・行政関連の会議に出席するなど、病院外での活動もこなしていました。嫌いな宴席への出席も含めて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 そんな私の「本当にwant toで働いている」という姿が、「タケハラはこんなにイヤなヤツです」という主張(claim)の根底にある唯一の事実(data)。事実と主張をつなぐ根拠(warrant)はきっと「want toなど許せない」なのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 そういう判断に至る理由は「経営陣自身がhave toで生きているから」のはずです。Have toに満ちたコンフォートゾーンを崩されることがたまらなくイヤだったものと思われます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 一連の経験を通じて、私は、「want toばかりしている」が誹謗中傷ではなく誉め言葉になる社会、いや当たり前になっている未来の実現を思い描きました。それは「コレクティブエフィカシーの実現」というゴールが生み出すビジョンです。

 F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 

 最後に「過去語り」に関する質問をひとつ。

 

私はなぜ“失敗”したのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 その本質的な理由(ケースサイド)と抜本的な解決(プランサイド)を考えてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 見いだした答えは「現世利益」を実現するための重要なポイントになるはずです。そして、それは「過去語り」を「未来語り」に書き換えていく秘訣でもあります。

次の講義ブログ化の際に取り上げます(20208月シークレットセミナー)。

 

 

愛の反対は憎しみではない。無関心だ

 美の反対は醜さではない。無関心だ

 信仰の反対は異端ではない。無関心だ

 生の反対は死ではない。生と死の間(にあるもの)への無関心だ

 

The opposite of love is not hate, it’s indifference.

The opposite of beauty is not ugliness, it’s indifference.

The opposite of faith is not heresy, it’s indifference.

And the opposite of life is not death, but indifference between life and death.

 

エリ・ヴィーゼル(19282016年) 
1986
年にノーベル平和賞を受賞したハンガリー(当時)出身のユダヤ人作家

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-関連記事-

F-157:指一本でも役に立ちたい

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

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PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

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S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

F-213:仕事楽しみですか? ~want toが非難される社会~ <中編:営業・マーケティング・ブランディング>

 

 先日、興味深い出来事が報道されました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 東京 JR品川駅のコンコースに掲載されたメッセージ広告に対して「不快」「社畜回廊」「ディストピア」「仕事は楽しみじゃなきゃいけないのか」「つらくてもなんとか仕事を頑張っている人を傷つける言葉だ」などの批判が相次ぎ、わずか1日(2021104日)で取り下げることになったというもの。

人材育成などの事業を手掛ける広告主(アルファドライブ)は、広告を取り下げただけでなく、謝罪まで行いました。

 

 その広告とは、「今日の仕事は楽しみですか。

 

この出来事を、前編(F-212)は「モチベーション・自由・ゴール」の観点で、中編(F-213)は「営業・マーケティング・ブランディング」の観点で考察します。後編(F-214)ではさらに踏み込み、社会に突き付けられている課題の分析と解決の提案を行います。

 

前編:モチベーション・自由・ゴール

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27291839.html

中編:営業・マーケティング・ブランディング

 

 今回は「営業・マーケティング・ブランディング」がテーマ。まずはコーチの活動を例に、それぞれの概念を確認してみましょう。

 

 コーチは、じつは、「営業」をしません。ここでいう営業とは「売り込み」のこと。「私があなたのコーチングをします」「コーチングを受けてみませんか?」という類のものです。

 営業をしない理由のひとつは、「push-push back」が働くから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 とくに初対面の時にコーチングがお金や損得の話と紐づいてしまうと、ゴール側からブリーフを書き換えて潜在能力を発揮していくことが困難になりかねません。そのリスクを回避するために、コーチは営業を行いません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 同じ理由で、家族や友人、職場の仲間などに対するコーチングは避けるべき。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 

 コーチングを学び、実践する過程で、私はそのリスクを身をもって体験しました。

 PM-06~:第六章(職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題)目次

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 コーチは営業はしない

 

 しかしながら、マーケティングはしっかり行います。マーケティングとは「スコトーマ外し」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 コーチングについて、コーチングと関係する様々な概念について、その根底にある認知科学や分析哲学の知見について、そして、すべてを包摂する苫米地理論について 知っていただくための活動が私にとってのマーケティングです。そのような思いを胸に、このブログを書いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25349531.html

 

 結果として、苫米地式コーチング認定コーチである私の存在を知っていただくこともマーケティングの一部。その本質は「縁がつながること」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ブランディングの核にあるべきは「生みだす付加価値」「提供する機能」というファクト(data)。その上で、その価値や機能がどのように認識されるかがブランド力になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

価値や機能は物理空間上に限りません。むしろ、情報空間において圧倒的な差が開きます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

例としてコーチングはとてもわかりやすいと思いますが、私の感覚でいえば「どれだけwell-beingになったか?」というクライアント側の実感が付加価値。それは心(情報空間)における変化であり、コーチが提供した時間や単なる知識量のことではありません。

 *「well-being」についてはこちらをぞうぞ

 F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 「ファクトを前提にイメージを浸透させる」という意味では、マーケティングとブランディングは同じです。しかし、抽象度を下げると、発信者側(例:コーチ)に主体があるマーケティングに対して、ブランディングは受信者側(例:クライアント)の判断であるという違いがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 営業とマーケティングとブランディング

 

 では、「今日の仕事は楽しみですか。」を、その3つの視点で考えてみましょう。

 

 この「今日の仕事は楽しみですか。」は営業にはなっていません。「誰が、誰に、何を売り込みたいのか?」がまったくわからないからです。その理由は「ゲシュタルトができていないから」と考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

全体像がわからないままでは、部分である「今日の仕事は楽しみですか。」が何を意味するのかがわかりません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そこで、品川駅で表示された実際の広告映像を確認してみました

 

「出勤中のみなさま」 *1秒でスクロールアウト

 「今日の仕事は楽しみですか。」 *スライドイン後3秒でスクロールアウト

「今日の仕事が楽しみだと思える仕事が増えたら、この社会はもっと豊かになるはず」 *縦スクロール

「だからAlphaDrive/NewsPicksが新規事業の生まれる組織づくりをサポートします」 *縦スクロール

「ビジネスに衝動を。ビジネスに鼓動を」 *縦スクロール

 「AlphaDrive/NewsPicks」 *縦スクロール後センターで停止。全体で約15

 

 問題となった「今日の仕事は楽しみですか。」は、約3秒間のスクロール画像(実質的には1秒ほどの静止画)でした。それが切り取られて拡散し、炎上を引き起こしたのです。

 

 炎上した理由を調べていると、意外な原因に行き着きました。じつは、炎上のきっかけとなった切り取り写真の出どころは広告主(アルファドライブ)の代表取締役兼CEOのツイッターだったのです。

 おそらく品川駅にいる人々に向けた広告というよりも、広告の様子を撮影した写真を用いたSNSでの情報拡散によってインパクトを高め、ひろくスコトーマを外そうとしたのでしょう。

 

各種メディアで大きく取り上げられたのですから、「スコトーマ外し」という意味でマーケティングは成功です。事実、私は今回の騒動でアルファドライブという会社の存在を知りました。

 

 しかし、ブランディングとしては失敗といえるでしょう。多くの人々のイヤな情動記憶(アンカー)を引き出してしまったから(トリガー)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 実際のところ、「不快」「社畜回廊」「ディストピア」「仕事は楽しみじゃなきゃいけないのか」「つらくてもなんとか仕事を頑張っている人を傷つける言葉だ」などの批判が相次ぎ、わずか1日で謝罪と訂正・撤回が行なわれています。このように

 

 

アルファドライブ(広告掲載について)

AlphaDrive HPより引用

AlphaDrive/NewsPicksの広告掲載について | AlphaDrive/NewsPicks

 

 

 この「AlphaDrive/NewsPicksの広告掲載について」を読む限り、広告主は炎上した理由を理解していません。

 

問題(case)はもっと根深いところにあり、解決(plan)は意外に身近なところにあるはずです。次回、掘り下げます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

F-214につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

問題(case)はもっと根深いところにあり、解決(plan)は意外に身近なところにあるはずです

 

 認知科学者 苫米地英人博士の著書に「営業は『洗脳』 一瞬でお客を支配する禁断の営業術」(CYZO)という本があります。「問題と解決」をはるかに超える次元で学ぶことができます。

 

 

-関連記事-

F-031:「人間関係が嫌になった」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

営業は「洗脳」

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L-04820207月マネジメント研修会(医療法人、鹿児島県)レポート -08;「疑問や難しかったことQA

 

 20207月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いたマネジメント研修を行いました。タイトルは「『余裕』を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~」です。

 内容について紹介し、いただいた御質問や御意見に対して回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変お待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27054655.html

 02;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修1;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27105005.html

 03;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修2;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27142761.html

 04;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修3;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27162802.html

 05;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修4;ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27201242.html

 06;「余裕」を生みだす魔法のスキル ~折れない心の作り方~ <研修5

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27221449.html

 07;「印象に残ったもの」QA

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27259023.html

 08;「疑問や難しかったことQA

 

研修後のアンケートにはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

アンケートでは理解度と満足度をそれぞれ10段階の目盛りで評価していただきました。これは医療現場でも疼痛の評価等に使われる方法で「VAS(バス、Visual Analog Scale)」と呼ばれています。

今回の研修は、理解度:6.161.910)、満足度:6.792.110)という結果でした。

 それでは御意見・御質問に回答いたします。「疑問や難しかったこと」です。

 

 

・言葉が難しいですが、自分なりの受けとらえでよいのでしょうか?

 

A:まずは「言葉が難しい」に回答し、このブログ記事の最後で「自分なりの受けとらえでよいのでしょうか?」について考察します。

 

スコトーマを思い出してください。「心理的な盲点」と訳されるスコトーマは、1)知識、2)重要性、3)役割 が関係します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そもそも知識がないと情報を認識することさえできません。知識があったとしても、重要性や役割がないと(合致していないと)スコトーマが外れず、やはり認識することはできません。

 

 しかしながら、私たちは、実際には知らない情報を知識化していくことができます。それが「学習」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 では、なぜ私たちは、知識がないはずの情報を認識し、理解することができるのでしょうか?

 

 

・言葉の意味

 

A答えは「ゲシュタルト能力があるから」。ゲシュタルトとは「全体と部分の双方向性で成り立つ1つの統合的意味を持つまとまり」のこと。そのゲシュタルトが意味を決めます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 別々のゲシュタルト同士を組み合わせてより大きなゲシュタルトをつくると(connect the dots)、さらに意味がよくわかるようになります。ゲシュタルト統合能力=理解力です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 「ゲシュタルト統合」は、じつは、「抽象度を上げる」ことと同義です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

・全体的に難しい(用語など)

・いろいろと難しかったです

・専門用語がなかなか覚えられなかった

・専門用語をまず理解しないと入りにくいので、表のようにあるとわかりやすい

 

A:専門用語は「難しい」「なかなか覚えられない」「理解しないと入りにくい」はそのとおり。「」などにまとめて、繰り返し確認することは大切な工夫といえます。

 私のブログの「PM-02:苫米地理論における重要用語解説」は、表にはしていませんがw、繰り返し「わかりやすく」学んでいただくことを意図しています。活用してください↓

 PM-02~:第二章「苫米地理論における重要用語解説」目次

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12936581.html

 

 では、再び問題です。難しいものをどんどん覚えて理解していくために、もっとも大切なことは何でしょうか?

 

 

・全体的に少し難しく感じました。ネットで検索します

・意外と「自分がどうなりたいのか?」とか自分のゴールを考えると言葉がすぐにはでてこず難しかったです

・ゴール設定の3つのポイント(とくに3つ目の現状の外)

 

A答えは「ゴール」。

ネットで検索」するときは、まずは自分のゴールを明らかにしてください。ゴールは 1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定する ものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「意外」と感じたのは正直な感想のはず。

しかしながら、実際には「自分がどうなりたいのか?」がわからない人ばかりです。ほとんどすべての人が「無人運転」、よくて「自動運転」のような状態のはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

これからは「何のために?」を常に意識に上げながら生活してください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

それは強力な依存症対策にもなります。ぜひお子さんたちにも教えてあげてください。

F-082~:ダメ。ゼッタイ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html

 

 

・セミナーの内容はなんとなく理解できるが、実際の仕事面で活かすとなるとまだイメージが足りないです

 

A:繰り返しますが、最も重要なのは「ゴール」。イメージはゴールから生まれます。時間の流れを加味して述べると「ゴールが先、イメージが後」「ゴールが生みだす未来からイメージが流れてくる」という感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

・みんなでゴールを共有するのは難しいと思います。理念だけでなく、他にゴールを目指せるものがありますか?

・レジリエンス(が難しかった)

 

A:「ゴールが先、イメージが後」「ゴールが生みだす未来からイメージが流れてくる」

 

 その時、イメージの臨場感を高めてくれるのが、ゴールを共有した仲間の存在です。臨場感が高まれば高まるほど(V)、そのイメージは(I)現実化していきます(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「ゴールを共有するのは難しい」と感じる時は、もっと抽象度を上げてください。みんなと一緒に。必ずどこかで共有できるはずです。

 私の経験を述べると、病院長時代は「老病死(+生で四苦)に苦しむ患者さんや家族のwell-beingのために、まずは職員自身がwell-beingでいることが必要」と考え、「各人がwell-beingを見いだし実現する」ためにコーチングをひろげようとしました。みんなの心に訴え続けたのは「誰でもwell-beingになれる」という事実と「みんなでwell-beingになろう」という願い。

 いつも向かい風でしたが、必ず達成できると信じていました。エフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 結局「だまし討ち」にあい排除されることになりましたが、結果的にもっと自由に「『well-beingを見いだし実現する』ためにコーチングをひろげる」ことができるようになりました。

「みんなでwell-beingになろう」という願いが生みだす縁起は、ありがたいことに、今も拡大し続けています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 *“向かい風”から学んだことはこちら↓

 PM-06~:第六章「職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題」目次

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 どうしても「ゴールを共有するのは難しい」と感じるときは、何らかのトラブルが発生するのを待ちましょうw

もしもトラブルが生じたなら、「余裕で解決し、前より良くなっている」というゴール側のイメージを共有してください。それがレジリエンスのはじまり。「危機(クライシス)」とは転換点のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

 レジリエンスについてはこちらをどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25697811.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25743784.html

 

 

・ストレスチェック制度、分析されても職場環境の改善には活かされていないのでは?

 

A:今回の研修ではストレスチェック制度の結果を分析し、「2つの“労働環境”改善が重要」という話をしました。「分析されても職場環境の改善には活かされていないのでは?」というコメントは、残念ながらスコトーマが外れていないことを示しています。

 ぜひ下記記事を再チェックし、紹介したワークに取り組んでください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27142761.html

 

 

・テーマに沿った話ではなかった

 

A:私がこの研修を通じて理解していただきたかったことは、「すべてマインド次第」という事実。もちろん研修テーマであるマネジメントも「すべてマインド次第」です。それを一言で言うと「中観」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 具体的にゴール・モチベーション・スコトーマといった概念を解説した上で、ワークを紹介し、さらにレジリエンスと重ねました。

すべてマインドに係る重要な知識であり、マネジメントのど真ん中の話です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 それを「テーマに沿った話ではなかった」と感じることは自由ですが、そこにスコトーマが生じていることはしっかり自覚されてください。

「必ずスコトーマが生じえる(不完全性、ゼロトラスト)」、そして「ゴールの共有&コレクティブエフィカシーでスコトーマを外すことができる」というのが、まさに私がお伝えしたことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 

・言葉が難しいですが、自分なりの受けとらえでよいのでしょうか?

 

A:結論から述べると、必ず「それぞれ」であり、いつも「自分なり」 一人一宇宙です。だから同じ研修を受けたはずなのに、多種多様な感想が生まれます。

物理的現実世界とは、じつは、共同幻想にすぎません。それが認知科学や物理学が導きだした答えです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 そして、その「一宇宙」や「共同幻想」には必ずスコトーマが生じています。

 

 だからこそ、「ゴールの共有&コレクティブエフィカシーでスコトーマを外す」というマネジメントが重要であるといえます。詳しくはこちらをどうぞ↓

 F-078~:ヘンリー・フォードの教え

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_342433.html

 

あなたができると思おうが思うまいが、どちらにしてもあなたは正しい

Whether you believe you can do a thing or not, you are right.

 

フォード・モーターの創設者 ヘンリー・フォード(18631947年)

  

L-049につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

「ネットで検索」するときは、まずは自分のゴールを明らかにしてください

 

 認知科学者 苫米地英人博士の言葉を紹介します。詳しくは博士の著書「その検索はやめなさい」(主婦と生活社)をお読みください。

 

 情報と情報がどうつながっているか? その関連性を探ることが「検索」

 

 

-追記2

 どうしても「ゴールを共有するのは難しい」と感じるときは、何らかのトラブルが発生するのを待ちましょうw もしもトラブルが生じたなら、「余裕で解決し、前より良くなっている」というゴール側のイメージを共有してください

 

 詳しくはこちらをどうぞ↓

 S-03-12A)「概念の階層にエネルギーが生じる」レベルでのコントロール -中編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21033212.html

 

 

-関連記事-

F-010:先にゴールがあり、その結果として健康になる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882140.html

F-031:「人間関係が嫌になった」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

F-037:「もうおねがい ゆるしてください」~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

F-048Before ACT-FAST

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11822808.html

F-059:虐待で残る「分子の痕跡」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523096.html

F-075Preventable Trauma Death

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15833962.html

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 

-告知-

 コーチングを応用した研修に御興味のある方々は、下記連絡先(メール)に御連絡ください。みんなでエフィカシーを高めあう、明るくあたたかい未来をぜひ手に入れてください。

 (現在は主にオンラインで研修を行っています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 連絡先(メール):coachfor.m2@gmail.com

 

その検索はやめなさい(Kindle)

Kindle版はこちら↓

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