苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

タグ:ゲシュタルト

F-423:微笑み返し <後編;コーチが微笑みとともに伝えること>

 

 医療・介護の現場はとても過酷です。そんな場で働く医療従事者でもあるコーチが、先日、こんな秘密を教えてくれました

 

  怒っている人には優しさで返しています

 

 いつもニコニコされているコーチの話を伺いながら(trigger)、私は過去に経験した看取りを思い出していました(anchor)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 それは70代後半の女性の“人生最期の瞬間”の記憶

 F-421:微笑み返し <前編;ゴールに関係ない感情は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37661867.html

 

 その患者さんの息子への対応中に、私はずっと怒りを感じていました。自身の中の怒りに気づくたびに苫米地式らしく意識に上げていたことが↓

 F-422:微笑み返し <中編;“思考の言語化”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37697198.html

 

私が観察する限りでは、ほとんど全ての人が死をhave toと捉えています。その結果、大脳辺縁系優位になりがちで、言動が情動に支配されがち。もちろん医療従事者においても、多くの人がこの状態(死=have to)に囚われているはずです。

 F-409~:病院嫌い ~最適化の外側で遊べ!~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431576.html

 

 そもそも死をwant toにすることはできるのでしょうか?

 もしもできるというのなら、どのようにすればいいのでしょう?

 

 

 最初(F-421)に紹介した息子にとって、母親の死はhave toでした。それだと死は苦しみのまま。心の中にhave toが潜んでいると、死だけではなく、生きる(生まれる)ことも、老いることも、病気になることも、苦しみとなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 その「生老病死」のことを、ご承知のとおり、仏教では「四苦」と表現します。「老いることは苦しみである。病になることも苦しみである。死ぬことも苦しみである。そして、それらの苦のはじまりとして、そもそもこの世に生まれることが苦しみである」という釈迦の気づき(四門出遊)に由来するのが「四苦=生老病死」です。

 PM-04-06生老病死の四苦とスコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 

 その「四苦=生老病死」とは、すべて抽象度0の物理空間上の現象です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 前頭葉が発達した人間にとっての宇宙とは、決して物理空間に限定されるものではありません。底面である物理空間のはるか高次元に階層を持ってひろがっている情報空間すべてが宇宙です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そして、その情報空間すべて=全抽象度次元に生命現象はひろがっています。

 F-381:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.1;「すべてが情報である」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36045078.html

 

 

  生命現象は全抽象度次元にひろがっている

 

 

 抽象度というのは「情報空間における視点の高さ」のこと。上にいくほど(=「抽象度が上がる」「抽象度を上げる」)、具体的情報量は減っていきます。つまり、シンプルになり、秩序だっていくということ。

反対に、下にいくほど(=「抽象度が下がる」「抽象度を下げる」)、具体的情報量は増えていきます。それは「より複雑になり、混沌・カオス化していく」ということ。人間の身体でいうと、「体→器官系(system)→臓器(専門的には器官/organ)→細胞」という感じです。

L-10420218月シークレットレクチャー -06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 

 私たちは、つい「一人の人間の命はひとつ」と考えてしまいますが、「一」であるはずの体は60兆個をこえるたくさんの細胞の集まりです。その一つひとつが生きているからこそ、全体としての“ひとつの命”が成り立っています。

 

  無数の細胞(部分)が器官を形成し、たくさんの器官が見事に連携しながら“ひとつの命”(全体)を成り立たせている

 

それはゲシュタルトだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そんな“ひとつの命”に関わるのは自らの組織だけではありません。

例えば、腸の中には1003000種類の微生物(主に細菌)が100兆~1000兆個ほど存在するとされています。総重量はなんと1kg以上です。

この腸内細菌の種類や数に私たちの健康状態が左右されることは、すでに科学的に立証されています。さらに最近は、人間の心の状態とこれら腸内細菌との相関まで指摘されています。まさに縁起!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

この「一人の命を構成しているたくさんのいのち」という関係を人類(または地球)と地球上で暮らしている80億人の関係に当てはめると、「人類(または地球)という一つの大きな命(全体)を構成しているたくさんのいのち(部分)」が私たち一人ひとりの命であるといえます。

つまり、私たち一人ひとりはより大きな人類(地球)という生命の一部。縁起のネットワークのひとつの結び目です。

 F-171:アンチからウィズ、そしてウェルへ vol.4-3「死」;well-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24786250.html

 

 

私たち一人ひとりは縁起のネットワークの結び目

 

 

 それが苫米地博士の「自我」の定義。部分関数としての自我です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 例えば、物理空間において“寝たきり状態”で能動的に機能を発揮できないとしても、その姿から誰かが何かを得たなら、それは立派な貢献といえます。その時の貢献は情報的なもので、“認識者”の情報宇宙にひろがっていきます。

 L-03020203… -0875歳以上では延命治療は不要?<プランサイド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26197802.html

 

よって、どんな状況でも、貢献し続けることは可能!

そもそもすべてが情報です。その情報を私たち人間は臨場感豊かに感じることができます。だからこそ、死後も貢献し続けることができるのです。縁ある誰かが存在し続けるかぎり↓

F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

例えば「死後に献体する」という場合、「献体」という物理空間での行為だけではなく、「『献体』の意思表示が縁ある者に与えた影響」そのものがすでに立派な貢献です。

そこから学んだ何かを誰かが活かし続ける限り、献体を希望した者の貢献は続くことになります。たとえ死後に献体が行われなかったとしても。

F-157:指一本でも役に立ちたい

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 なぜでしょうか?

 

 そう、すべては双方向の関係性であり、縁起だから。私たち人間の場合、その縁起宇宙(超情報場)にはホメオスタシスが働いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

物理的には必ず死を迎えますが、情報的には死ぬ(=消滅する)ことはありません。縁によりスコトーマが外れ、縁によりスコトーマに隠れるだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その理(=不生不滅)を理解し体得することが“「四苦」を超越する”こと。そのような意識状態で生きている人が“微笑み返し”を行うたびに、きっと大きな“何か”を伝えることができるはず

 

 「怒っている人には優しさで返しています」というコーチの言葉を縁に、私は、このようなことを考えました。

F-390:“心身の不調”の一考察 <vol.6(最終話);根治的解決法 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36459545.html

 

以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ、p78)より引用します。「広がりゆく存在の意識」を感じながら、ゆっくりと読み進めてください。Feel

 

 

広がりゆく存在の意識

 仏教とは「縁起の教え」で、縁起をわかるためにいろいろな修行法があるというのが基本だと私は考えています。縁起がわかりにくいので「空」という考え方や、いくつもの修行の方法論が発明されているのです。

 修行を続けて悟りの階梯の中で縁起が本当にわかると、自分という存在が宇宙全体に広がるし、最低でも人類みんなに広がります。帰属意識の話をすでにしましたね。修行によって前頭前野が鍛えられ、思考の抽象度がどんどん上がっていくにつれ、「私」「私の家族」というこぢんまりとした帰属意識は、学校や会社、地域の人、市区町村、都道府県、日本、アジア……どんどん広げていくことができます。その最たるものが、「慈悲の瞑想」として世間で言われている「生きとし生けるもの~」です。

 そして、そうした自分が存在するこの世の中でなんだかんだと役に立つことが大乗の世界、慈悲の世界です。大きな煩悩を認める。その瞬間に前頭前野を使って「私は何をできるか」を考える。その行為を慈悲というのです。

 「他の人のため」の慈悲ですが、大きな慈悲なら、その「他の人」に自分も自然と入ってきます。たとえば、「この世から戦争と飢餓をなくす」ことという私のゴール設定の対象は「全人類」です。そこにはもちろん「私」が含まれているわけです。

 大事なのは、慈悲は必ず行為を伴うということです。行為のない慈悲はあり得ません。自分以外の人に役立つ行為が慈悲なのです。

 引用終わり

 

 

 広がりゆく存在の意識 自分が存在するこの世の中でなんだかんだと役に立つことが大乗の世界、慈悲の世界

 

 私が「怒っている人には優しさで返しています」と話すコーチから感じ取ったのは、この「大乗の世界」「慈悲の世界」の感触。

 F-209:マトリックス/Matrix -04Resurrections;慈悲的人類の進化>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27122988.html

 

 その体感をコーチングのフレームに変換すると、「コレクティブ・エフィカシー」です。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんけどvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 

  大乗の世界 =慈悲の世界 =コレクティブ・エフィカシー

 

 

 それが高抽象度次元へのアクセスを示す“微笑み”とともにコーチが伝えることだと気づきました。私なりに一言でいうと、“無敵”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

  

 それは死さえもwant toに変える生命現象“覚醒”の秘訣だと思っています。

 Q-429:宇宙は「包摂半順序束」。そのtopである空(くう)は「有と無を包摂する概念」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36937284.html

 

 

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次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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近未来のブッダ




L-236202209月シークレットレクチャー -11;複雑な関係を立体的に思考する

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html

 10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の次に行うこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37713427.html

 11;「複雑な関係を、立体的に思考する」ために

 

 

  ゲシュタルトなし →恐怖が生まれる →大脳辺縁系優位に陥る

  ゲシュタルトあり →恐怖が鎮まる →前頭前野優位を維持

 

 だから、知識を得て、どんどんゲシュタルト化する。それが「真の意味でなりたい自分になる」という決意をした次に行うこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そのゲシュタルト化は、ゴール側からの新たな縁起づくりでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 ところで、「知識」とは何でしょう?

 

著書「苫米地 思考ノート術」(オープン・エンド)の中で、苫米地博士は、知識を「ある可能世界から別の可能世界への到達可能性関数」「潜在的に他者と共有しうる物事の関係性」と定義されています。詳しくはこちら↓

L-174202203… -07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 

 

苫米地 思考ノート術

Kindle版はこちら↓

苫米地式 思考ノート術 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

 次世代コーチング・プリンシプルに沿っていうと、「現状の可能世界w1からゴール設定で生みだす新たな可能世界w2に移行する」ために必要なものが「知識」。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

ただし、「知識」だけでは足りません。知識はあくまでも大前提です。

 

 著書「40歳から『差がつく』生き方 奴隷マインドを捨て、ノット・ノーマルで行け!」(PHP研究所、p143)の中で、苫米地博士はこのように書かれています。

 

 

40歳から「差がつく」生き方

Kindle版はこちら↓

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仕事はみな、知識と論理で成り立っている。知識そのものは脳の側頭葉や前頭前野にパターンとして入っているが、それをどうやって組み合わせて使うかを考えるのは、すべて左脳の作業だ。だから、四〇歳までは、まず左脳を鍛えておく。大量の知識を頭に入れて、知識をもとに論理を自在に使えるようにしておかないといけない

 

 

 「知識」とともに必要なのが「論理」。現代の論理は「トゥールミン・ロジック」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 その「知識」と「論理」は左脳の世界。「側頭葉や前頭前野にパターンとして入っている」知識を「どうやって組み合わせて使うかを考える(=論理)」のは、「すべて左脳の作業」です。

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 さらに博士は、このように書かれています。

 

 

右脳は前頭前野などと連携して自分を評価する働きをする。「幸せだ」とか「幸せでない」と評価するのは右脳である。幸せを感じる機能は、子どもにも大人にも高齢者にも必要なものだ

 

 

 左脳的な働きだけでは、人は「幸せ」を体感することはできません。前回のテーマでいうと、左脳だけでは「まともな論理と“カルト”の差を見極める」ことは困難。「幸せ」を見いだしたり、「差を見極める」ためには、「左脳を抑えて、右脳で観る」という感覚が重要です↓

 L-180202206… -03;「幻覚」を見破り「付加価値」を生み出すヒント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35494210.html

 

 さらにいうならば

 

 

  左脳を超えて、右脳で観る

 

 

 それがコーチング実践(実戦)の感覚です。「右脳で観る」からこそ、「『目の前の世界』や『人生』を丸ごと変える」ことができるようになります。その目的は「人々をリッチにする」「社会や未来をリッチにする」こと。

 L-070202011… -05「過去は一切関係なし」のリザベーション(reservation

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29045573.html

 

 リッチ(rich)とは、「金持ち」という意味ではなく、「豊かさ(well-being)」のことです。コーチングは「豊かさ(well-being)」のためにあります。

 L-179202206月医療・介護研修会 -02;「仕事観」を書き換える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35479161.html

 

 つまり、コーチングとは、「左脳的な働きを超え、右脳的な働きをブーストし、豊かになる」こと。それができるコーチング実践者のことを、苫米地博士は「超人」と表現されます。

 F-289:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.2;超人脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31299309.html

 

 では、コーチングを実践し“超人化”するために何に取り組めばいいのでしょう?

 

 私のお勧めは「コンセプチュアル・フロー」↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 以下、苫米地博士の著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、p186)より引用します。

 

 

コンセプチュアル・フローは頭の中で

 コンセプチュアル・フローについて、理解できましたか?

 第3章の書き方例やこの章の具体例を見て今日から始められそうだと思った人は、すぐに実行に移してください

 最初はゆっくりで大丈夫。スピードはしだいにあがります。時間に制限はありません。すぐに抽象度が上げられない、ラベリングできない、ゲシュタルトがつくれない、といってあきらめてはいけません。

 

 大事なのは、コンセプチュアル・フローという思考方法になじんでいくことです

 何度もいいますが、自分のゴールを忘れないのはもちろんのこと、一度つくったゲシュタルトは持ち歩いてください。何かに接したとき、思いついたことをノートに書き込んでください。もうひとつ上のゲシュタルトが必ずできます。

 スコトーマがどんどん消えていき、いろいろなものが認識できるようになります。他者と潜在的に共有できる物事の関係性が見えてきて、頭の中には確実に知識が増えます。つまり、IQが上がり頭がよくなるということです。

 

 ノートは頭の中でつくること、これが目標です。だんだんコンセプチュアル・フローで思考することに慣れてきたら、紙のノートに書く必要はありません。前にも話しましたが、頭の中なら3Dで考えられます。複雑な関係が立体的に思考できます。

 

 コンセプチュアル・フローを駆使すれば、夢の実現につながることは、賢明な読者ならお気づきですね。

 さあ、ゴールを目指して豊かな人生のために、未来の人類が幸せになれるよう、いますぐノートをとりはじめましょう。

 引用終わり

 

 

頭の中なら3Dで考えられます。複雑な関係が立体的に思考できます

 

 その「『複雑な関係』を、言語や論理を超えた次元で、ゴール側から『立体的に思考』する」ことがコーチングの実践。それが「ゴール側からの新たな縁起づくり」です。

 F-364:シコウサクゴ <後編:コーチング中は「from思考錯誤×3 to試行錯誤」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35211211.html

 

L-237につづく)

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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Q-362~:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

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L-235202209月シークレットレクチャー -10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の次に行うこと

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html

 10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の次に行うこと

 

 

「心から望む可能世界Whを選択した結果として、ゴールにふさわしい自我関数pに変わる(自在)」という自由意思

 

 それが私が思う「欠かすことのできない“心構え”」。一言でいうならば「意図」です。

 Q-377:同じ抽象度で最適化されたゴールのような気がします

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34573983.html

 

 「心から望む可能世界Wh」というのは、現在の自我が認識できる抽象度よりも高次の次元にひろがります。それが「現状の外」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんな高抽象度次元にゴールを設定し実現するためには、当たり前ですが、前頭葉前頭前野をフル活用する必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そのためには「不安・恐怖 → 大脳辺縁系優位」を防止することが絶対条件。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

大脳辺縁系優位に陥ることなく前頭前野優位を維持し続けるために行うのが、「エモーションコントロール(emotion control)」です↓

 F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

 いわゆる“カルト”は恐怖を利用して洗脳を仕掛けてきます。例えば「COVID-19」「mRNAワクチン」といった“茶番”においては、死の恐怖がうまく利用されてしまいました。

(さらには「思いやり」に紐付くような抽象度の高い情動も)

L-173202203月シークレット… -06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34980243.html

 

 前頭前野(外側部)を使って論理的に考えることは重要ですが、まともな論理と“カルト”の差を見極めることは簡単ではありません。その見極めのためには「〇〇」が必要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社、p152)より引用します。「〇〇」を想像しながら読み進めてください。Feel

 

 

NASAと洗脳

 一九六〇年代以降も、実は、感覚を遮断するだけである程度洗脳ができてしまうという内容の論文が、ひきつづきいくつか発表された。それによると、変性意識状態では被暗示性が高まり洗脳されやすくなるということだけではなく、感覚を遮断される期間を教えないほうが効果があることもわかった。

 「これからあなたを真っ暗な独房に二日間入れ、感覚遮断します」と言って入れるのと、「あなたがどれくらい入っていなくてはならないか、わかりません」と、いきなり投げ込まれる場合では、まったく効果が違う。これはなぜか。

 人間の心理は、ある事象に関して知識がないと、恐怖が生まれる構造になっている。だから、知識のない状態で感覚遮断された環境に置かれると、恐怖心が高まり相手に従いやすくなる、というのがひとつの説明である。約三〇年前、ヘッブの実験ですでに確かめられていたその効果は、オウムの独房修行を行なおうとする信者や、自己啓発セミナーに参加しようとする人々の心理状態にもそのまま当てはまる。

 その後、同様の感覚遮断実験を含めて、無重力状態で意識がどうなるのかという脳機能研究による心理物理実験は、現在でもNASAなどでつづけられている。それは洗脳の実験というわけではないが、そこで得られたデータは人間の無意識ないし非常に意識の深いところに関わる貴重な研究データなので、何らかの形で洗脳者の手に渡って悪用されるようなことがあれば大変危険である。

 しかし現在のところ、米軍は洗脳という技術を積極的に軍事活用しているのではないと思われる。というひとつの理由は、たとえば私が留学していた私立大学は、米軍から予算が多く出ている関係で、いわゆる米軍のエージェントの人たちが通学していて、私のように国籍がアメリカでない留学生と一緒に研究をしていた。加えて学内には、KGBのエージェントも在籍していた。これは私の大学に限ったことでなく、アメリカ社会の体質がオープンなのであって、よい意味でも悪い意味でも開けているのである。そのせいかベルリンの壁崩壊前に一度、学内の研究員に地元CIAから、学内におけるKGBの活動が活発なので、何か不審なことがあったらもよりのCIAに連絡してほしい、という警告書が配られたことがあったくらいだ。

 そういう玉石混淆の学問の世界では、洗脳をあからさまに研究すると、する側もされる側も非常に大きなリスクを負う。最悪の場合される側も命のリスクを負うが、する側も国家的なリスクを負う。

 洗脳分野の研究は、常に最新のテクノロジー、最新の実験結果を利用しなければならない世界である。そういった技術を、われわれ現役の大学にいる人間たちや、アルパネット(Arpanet 現在のインターネット)で繋がっていたわれわれの横のネットワークも含めて、一切知られずにやるというのは不可能なのだ。

 引用終わり

 

 

人間の心理は、事象に関して知識がないと、恐怖が生まれる構造になっている

 

 まともな論理と“カルト”の差を(前頭前野優位を維持したまま)見極めるためには、「知識」が必要です。米国CDCCenters for Disease Control and Prevention、疾病予防管理センター)の表現でいうと、それは「文脈情報」のこと。

 F-126:続・クライシスの本質 ~「一斉休校要請」と社会の反応を読み解く~ <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664055.html

 

文脈情報とは、「関連する知的な情報(のかたまり)」のことです。それを苫米地博士は「ゲシュタルト」と表現されます。つまり

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

  ゲシュタルトなし →恐怖が生まれる →大脳辺縁系優位に陥る

  ゲシュタルトあり →恐怖が鎮まる →前頭前野優位を維持

 

 だから、知識を得て、どんどんゲシュタルト化する。それが「真の意味でなりたい自分になる」という決意をした次に行うこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 そのゲシュタルト化は、ゴール側からの新たな縁起づくりでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

L-236につづく)

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-184~:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410505.html

F-418~:私、うっちゃいました

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L-234202209月シークレットレクチャー -09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 

 

 「常識」という名の洗脳が恐ろしいのは、私たちの脳の仕組みに原因があります。

 人間の脳には、スコトーマ(盲点)があります

 世の中のすべてのことを見ているのではなく、自分にとって重要度の高いものしか目に見えないようにできているのです。

 

 これは前回引用した苫米地博士の著書「あなたは常識に洗脳されている」(大和書房、p25)中の言葉。

 

 

あなたは常識に洗脳されている

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つい忘れてしまいがちですが、まずは「『必ずスコトーマがある』という事実を意識に上げ続ける」ことが重要。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 次のステップは「スコトーマを消す」です。そのためのワークが「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、p116)の中にあります。

 

 

苫米地 思考ノート術

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<ワーク:スコトーマを消す>

①知識を増やす

知識により新たなスコトーマが生じるため、②以下のワークと同時に取り組む

②因果を逆に考える

未来を「因」とし、現在を「果」とする。「時間は未来から過去へと流れる」の体感

③自分の視点を否定する

固定観念に縛られず、今までの見方を否定してみる

④正しいと思っている常識を疑う

自分の中にある過去の記憶にまつわる判断を「本当にそう思ったのか?」と自問する

 

*①以外の3つは「スコトーマをダイナミックにずらして確率を上げる方法」

連続的にワークを行い、大胆にずらすことがポイント。詳しくはこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36911560.html

 

 

 スコトーマがダイナミックにずれると、きっと“めまいのような体感”を感じるはず。

 F-195:新たな概念「PPPD」の考察

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 それは「Rゆらぎ」の体感ともいえます。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

そのときに“より高次の抽象度次元”に意識が向いていると、今まではまったく認識できなかったゴールを見つけられます。なぜでしょう?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 答えは「抽象度が上がる →新たな認識 →新たな思考 →理解が深まる →ますますスコトーマが外れる」という変化が起こるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 この「理解が深まる」ことが「ゲシュタルト化」です。情報を見て(聴いて)、その情報に意味を持たせ、もっと大きな枠組みで理解をする能力がゲシュタルト能力です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ゲシュタルト能力は、抽象化能力と同じ。この世の中にある(起こる)一見バラバラなものに隠された法則が認識でき、それらの関連性を見いだすことができると(connect the dots)、新しいゲシュタルトができあがります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

それが理解であり、抽象度が上がるということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 その過程でゴールに向かう足がかりを見つけ(=抽象度が上がる方向性)、同時にゴールを達成する具体的な方法(=抽象度が下がる方向性)を“inventon the way)”していきます。

 F-251:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.8;選択>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29250667.html

 

 私は、これらすべてのプロセスにおいて、欠かすことができない“心構え”があると思っています。コーチングの成否を左右するといっても過言ではない、クライアント自身が獲得すべき“心構え”。それは

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書 -禁断の自己改造プログラム」(講談社、開拓社より再版、p150)より引用します。

 

 

本当に「なりたい自分」になる決意を堅固にしよう

 私たちが目指すのは、社会や他者に洗脳されやすい抽象度の低い状態から抜け出し、同時に自分を束縛する自我から自らを解き放ち、真の意味で「なりたい自分」「叶えたい夢」「実現したい幸せ」を手に入れることです。

 つまり、「奴隷の幸せ」は求めていない-。

 本章で内部表現を書き換えるに当たって、まずその点を再認識しておきましょう。

 私がなぜ、「奴隷になるな、奴隷になるな」としつこく繰り返すか。それは逆説的に言うと、奴隷が一番幸せであることは間違いないからです。

 自分で何も考えずに、社会の思惑通りに生きるなら、それほど簡単なことはありません。社会や他人に操られていればいいわけですから、何も自分で考えなくていいし、何も自分で決定する必要はないし、自分のしたことに対して何ひとつ責任をとることもない。だからお気楽だし、ハッピーなのです。

 元来が怠け者にできている、楽なほうに流れたい人間にとって、これほど強烈な甘い誘惑はありません。そのために、人はついつい「奴隷の幸せ」を求めてしまう、という見方もできます。でも、本書はそこに、

 「それでいいんですか?」

 という一石を投じたい。「いいわけがない」ことは明快過ぎるくらい明快だからです。

 これまで再三お話ししてきたように、奴隷はある意味で社会や他者にだまされた状態のまま、そうとは気づかずに、自分の夢や幸せとはこういうものだと思いこまされているだけです。哲学的に言うなら、単純に、

 「奴隷の幸せは、幸せではない」

 ということです。

 それは「間違った知識は、知識ではない」のと同じ。たとえば、あなたが誰かから携帯の番号を教えてもらったとして、相手が番号を言い間違えたにせよ、自分が聞き間違えたり、メモリに入力し間違えたりしたにせよ、相手の携帯につながらなければ、その番号は知識と言えるでしょうか? 答えは「ノー」です。正しい知識でなければ知識ではないのです。

 同様に、自由な幸せしか幸せとは言えない。よって、「奴隷の幸せ」は幸せではない、ということです。

 賢明なるみなさんは、すでにこの点を理解されていると思いますが、「奴隷の幸せ」というのは「わかっちゃいるけど、やめられない」ほどの魔力を持つもの。そこに引き戻されることのないよう、プロローグで提示した強烈な“脅し”を思い出してください。要は、

 

 「あなたは一生分の後悔に苦しみながら、死の淵をさまよい続けたいですか?」

 

 ということです。甘い誘惑に負けたら、どんな不幸が待っているかをしっかり認識しておくことが、「奴隷の幸せ」に堕してしまいそうになる自分にブレーキをかけるうえでも役立つでしょう。

 ここは腹を括って奴隷の人生からオサラバし、「私は真の意味でなりたい自分になるんだ」という決意をしっかりと固めてください。

 そして前章のトレーニングを積んだら、あなたはもう準備万端。次の「内部表現を書き換える」技術の習得へとステップアップしていくことができます。

 引用終わり

 

 

 「奴隷の幸せ」というのは「わかっちゃいるけど、やめられない」ほどの魔力を持つもの

 

 その「魔力」の正体は、「情報空間に働くホメオスタシス(フィードバック)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ホメオスタシスが「奴隷の幸せ」に働くのは、「奴隷の幸せ」がコンフォートゾーン化しているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「奴隷の幸せ」がコンフォートゾーン化するのは、それが動物にとってのデフォルトだから。人間も放っておくと動物に戻ってしまいます↓

 F-420:私、うっちゃいました <後編;デフォルト化した社会を変えるために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37623972.html

 

 そのようなコンフォートゾーンを抜け出す力の起点となるのが、真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 アップデートした苫米地式コーチングのフレームで言い直すと、「心から望む可能世界Whを選択した結果として、ゴールにふさわしい自我関数pに変わる(=自在)」という自由意思

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それが私が思う「欠かすことのできない“心構え”」。一言でいうならば、「意図」です。

 Q-377:同じ抽象度で最適化されたゴールのような気がします

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34573983.html

 

L-235につづく)

 

 

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-追記-

その過程でゴールに向かう足がかりを見つけ(=抽象度が上がる方向性)、同時にゴールを達成する具体的な方法(=抽象度が下がる方向性)を“inventon the way)”していきます

 

 その思考(意識状態)に欠かせないのが「コンセプチュアル・フロー」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-072:「糖尿病リスク予測ツール」に思う vol.2;わかっちゃいるけどやめられない♪

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F-263~4:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.7~8;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し>

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29951903.html

F-345:知らないと言う罪と知りすぎる罠

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F-360:自由訳「OODA」 <vol.6;「OODA」とは〇〇〇そのもの ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35009043.html

L-08820213月シークレットレクチャー -11;コンセプチュアル・フローに隠された“秘密”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30266822.html

Q-387~:同じ職場でお客さんに対しての話し方がおかしい人がいます。どう接すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429772.html

 

 

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L-232202209月シークレットレクチャー -07;コーチングの実践は実戦

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

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 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

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当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 

 

新たな「エフィカシー関数」をつくりながら、「自分で自我関数pを変え始める

 

 それがコーチング中に起こること。「コーチが黙っているからこそ起こる」ことです。

 Q-448:未来において「被害者」<補足;「自我関数→エフィカシー関数」×超楽観>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37503636.html

 

 そのためにはコーチに対する信頼が必要なのは言うまでもありません。ところが、その「信頼」が曲者。私たちは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態をうまく保つ必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

「自由意思で想像するゴール側の可能世界w2をしっかり創造する」ために。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 ところで、「民、信なくんば立たず (民無信不立)」という言葉をご存じでしょうか?

 

 これは「論語(顔淵第十二)」に記載されている孔子の言葉です。

あるとき子貢という弟子が政治の目的について尋ねました。そのときの孔子の回答が「食を足らし、兵を足らし、民これを信にす」 ...1)食糧の充足、2)軍備の充実、3)信用の確立 です。

Q-415:やり場のない怒りはどのようにゴール設定vol.5;条件・娯楽・目的>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36129192.html

 

子貢が「この3つのうち、仮に1つを諦めねばならないとしたらどれを除きますか?」と質問したところ、孔子は「軍備だよ」と即答したそう。

さらに「残りの2つのうち、1つを諦めるとするとどちらですか?」と尋ねると

 

もちろん食糧だ。人間はいつか死ぬ。死は逃れられないが、信用が失われては社会そのものが成り立たなくなる

 

 と答えたのだそうです。その「信用が失われては社会そのものが成り立たなくなる」が「民、信なくんば立たず (民無信不立)」です。

 L-203202207月シークレット… -01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 

孔子は食糧よりも信用を選びました。それは「命よりも信用の方が大切だ」という弟子たちへのメッセージです。

(*そもそもこの問い自体がダブルバインド。詳しくはこちらでどうぞ↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33414117.html

 

ここを苫米地式で考察すると、物理空間上の個の存在よりも、より抽象度の高い情報次元での縁(社会的つながり)の方に重きを置いていることがわかります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

孔子は見抜いていたのです。宇宙はすべて関係性で成り立っていると。

見抜けた理由は「巨大なゲシュタルトを構築していたから」のはず。ゲシュタルトができるから、しっかり理解することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

さらに、ゲシュタルトどうしがつながりより大きなゲシュタルトができあがると(connect the dots)、ますます理解が深まっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 さすが孔子! さすがは論語!

 

 

と安易に納得せずに、まずは疑ってみることが、「決して過信はせずに、しっかり確信する」というブリーフ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p6)より引用します。

 

 

差別の思想は、人間が元来持っている性質の1つです。人間だけではありません。群れをなす全ての生物に当てはまります。ボスとその他に差別され、時には争いすら起こります。これは、生物が持つ生き残るための本能です。

本能を超えて、差別思想を根絶するのは、並大抵のことではありません。キリストや釈迦ほどの知慧と勇気が必要なのかもしれません。しかも、それほどの知慧や勇気を以てしても、数百年も経てば、いつの間にか奴隷と差別のシステムへとすり替わってしまいます。

 

 では、孔子はどうなのでしょうか。「論語」を生み出し、儒教をアジア全体にまで広げた希代の教祖は、キリストや釈迦と同じように権威に抗い、差別を否定していたのでしょうか。

 実は、孔子はキリストや釈迦と違って、始めから差別思想を支持していました。そして、権威中心の「支配の論理」を採用していたのです。

 

 子曰 學而時習之 不亦説乎 有朋自遠方來 不亦楽乎 人不知而不慍 不亦君子乎

 

 子曰く、学びて時に之を習う。亦説ばしからずや。朋有り遠方自り来たる。亦た楽しからずや。人知らずして慍みず。亦君子ならずや、と。

(学而第一の一)

 

 これは、論語でも有名な冒頭の言葉です。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 言葉の意味は次の通り。

 

 「知識を学び、常にそれを実践に移す。何と楽しいことか。また、友人が遠くから訪ねてくれる。これも何と楽しいことか。人に認められなかったとしても少しも気に掛けない。これが本当の君子ではないだろうか」

 

 なかなか「ためになる」言葉……と思った方は、もう一度よく読んでみてください。本当にためになる言葉でしょうか。

 確かに、「学びて時に之を習う」や「朋有り遠方自り来たる」は、その通りかもしれません。しかし、よくよく考えてみれば、当たり前の話です。改めて言われるまでもないでしょう。

 私が素直に頷けないのは、最後の節。

 「人知らずして慍みず。亦君子ならずや、と」

 そのまま現代語訳にすると「人に認められなかったとしても少しも気に掛けない。これが本当の君子ではないだろうか」ですが、この裏を返せば「目立つな」という意味に受け取れます。精一杯勉学に励み、目立たないようにすることは美徳だと説いているわけです。

 どうですか。ちょっとおかしいとは思いませんか。

 どうして目立つことが悪いのでしょうか。目立っていても学ぶ人は学びます。学ぶことと目立つことは関係ありません。むしろ、学んで目立ったほうが、人生としては豊かに過ごせるのではないでしょうか。

 論語は、日本人にとってはとても身近な書物です。中には、論語を生きる指針として大切にしている人もいます。実際、論語を学べば、「心豊かな人生を送ることができる」と思っている方も多いのではないでしょうか。

 しかし、この解説からもおわかりの通り、官僚にはいいかもしれませんが、私の本音では未来ある若者には勧めたくない生き方です。

 論語が私達を輝かしい未来へと導くことはないでしょう。むしろ、逆です。読み方次第で論語は私達の人生を見誤らせる危険な書とさえ言えます。論語を通じて感じることは、孔子は人々に奴隷になることを奨励するため、自分の教えを広めたのではないかということです。

 「そこまで言うほど……」と戸惑われた方は、もう一度先ほどの文をよく読んでみてください。

 一見すると、誰もが受け入れやすいことが書かれていますが、吟味してみると、その裏側にはとんでもない真意が隠されています。

 ここで子(=孔子)が本当に言いたいことは、「目立つな」ということです。

 「目立つな」というのは、「成り上がってはいけない」ということ。もっと言えば、「一生小役人でいなさい」「奴隷でいなさい」ということです。せっかく何かを学んでも、それを最大限に活かそうとせず(例えば、起業しない)、一役人として知識を埋もれさせるように促しているのです。現在でも「出る杭は打たれる」の喩え通り、何らかの分野で成功して目立った人が叩かれる風潮があります。

 本来、人は身につけた知識を活かして、成長します。そして、新しい世界へ飛び出していくことが、また人を成長させます。

 しかし、孔子はそれをよしとはしていません。なぜなら、奴隷が成長したり、奴隷が自分自身の考えを持ち、夢を持って羽ばたいていったりすると困るからです。日本を含むいわゆる儒教国では、それが今でも一般的な風潮として蔓延っています。

 論語の本質的な役割は「権力者が民衆を支配できるように洗脳する」ことです。皇帝などの権力者が、民衆をひと所に縛り付けて奴隷にするために利用した、洗脳書とさえ言えるのです。

 前半に誰もが受け入れやすい文言を入れておき、後半に本当に言いたいことを入れるのは、論語の1つの定型ですが、これは厳しく言えばカルトの教義にありがちな手法です。「世界平和」や「潤いのある人生を送るために」といった文の後に、多少怪しい文言を挟んでも、読む人はすんなりと受け入れてしまいます。

 論語にはそうした「支配の論理」が随所に散見されます。ですから、論語を鵜吞みにするのは、大変危険と言えるのです。

 残念ながら、現在の日本は、論語による「支配の論理」に洗脳されています。数千年の時をかけて埋め込まれた思想は、今や日本人の遺伝子レベルにまで浸透しています。その結果、日本人は無意識のうちに「支配の論理」に縛られた判断を余儀なくされています。

 そこで、私は日本を「脱洗脳」するために、あえて論語を取り上げることにしました。というのも、論語は「権力者のために用いる洗脳書」ではありますが、だからこそ「洗脳されないため」に活用することができます。

 そのためには、まずは「先生」という言葉を使うのをやめなければいけません。権威を疑い、覆さなければいけません。

 仮に、あなたが学校あるいはお稽古事で「先生」の立場であり、生徒に「先生」ではなく「~さん」と呼ばれたことに少しでも違和感があれば、論語によって洗脳済みだと自覚してください。国会議員でも、弁護士でも、会計士でも、医師でも同じです。

 

 人間は必ず何かに洗脳されています。親、教師、友人、マスメディアなど、何者かに洗脳され、束縛されて生きています。そして、日本にとって最も大きな束縛の1つが「論語」なのです。

 本当に心豊かな人生を送りたいのであれば、論語による束縛から解放されなければいけません。そして、論語だけではなく、あらゆるものからも脱洗脳し、一度、本当の自由を獲得しなければなりません。

 論語は、そのためのテキストとしては、とても多くの示唆に富んでいます。

 本書では、孔子が残した言葉を私が再解釈することで、論語からの脱洗脳を試みています。

 本書を読めば、論語による「支配の論理」から解放されるだけでなく、あらゆる束縛が見えるようになります。何が「表」で何が「裏」かが、わかるようになります。私達を取り囲む、全ての「仕掛け」が見えるようになります。

 皆さんが、より豊かで楽しい人生を謳歌できるために、苫米地式「論語」を是非とも学んでいただければ、と思っています。

 引用終わり

 

 

人間は必ず何かに洗脳されています。親、教師、友人、マスメディアなど、何者かに洗脳され、束縛されて生きています。そして、日本にとって最も大きな束縛の1つが「論語」なのです

 

 その束縛から自身を解放し、自由なマインドを手に入れるのがコーチング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 コーチングは脱洗脳であり、脱構築です。その根底には釈迦哲学があります。

 L-217202208月シークレットレクチャー -04;情報を操作する鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37162258.html

 

 「民、信なくんば立たず」を釈迦哲学で再解釈するなら、「関係により存在が生まれる」という縁起。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

縁起の思想は、2600年前に釈迦が見いだした真理であり、哲学や科学の発展により明らかになった真実。その本質は「アプリオリ性の完全否定」。哲学でいえば「不完全性定理」であり、物理学でいえば「不確定性原理」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 不完全性や不確定性が示すのは、無常であり、無限の可能性。ところが、孔子や論語に象徴される権力構造(既得権益)は、一見抽象度が高い「もっともらしいイメージ」を仕掛け、人々が潜在能力を開放しようとするのを潰そうとします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 コーチングマインドを持つ者が戦うのは「目には見えない権力構造」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そして、その戦いの第一歩が「現状の外へのゴール設定」

 Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 コーチングの実践は実戦です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

L-233につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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F-228~:ゼロトラスト

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Q-423~:現状の外側に100%want toのゴール設定を行うためにはどうすればいいでしょうか?

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Q-448:未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています <補足;「自我関数→エフィカシー関数」×超楽観>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 前編(case-side)と後編(plan-side)の2回で終えるつもりでしたが、少し補足します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 *前編(case-side)↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37464625.html

 *後編(plan-side)↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37492526.html

 

 

Q:私は両親による虐待を受けながら育ち、親戚に預けられた後もいじめに耐えながら生き抜いてきました。時間は未来から流れるとか言っていますが、未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています。いつか必ず復讐してやります

 

A3:前回までを簡潔にまとめると

 

 大脳辺縁系優位:抽象度↓ IQ↓ 「復讐」は失敗する

 前頭前野優位:抽象度↑ IQ↑ 「復讐」は成功する ←慈悲の実践

 

 という感じ。

 (抽象度はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「大脳辺縁系優位か?」「前頭前野優位か?」に大きく関係するのが、「情動のコントロール(emotion control)」です。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 私は「『情動のコントロール』自体はヒーリングであって、コーチングではない」と思っています。事実として、コーチングのクラスにおいて、苫米地博士が「情動のコントロール」を指導されることはほとんどありません。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

「情動のコントロール」ができないままであれば、抽象度を上げることができません。抽象度を上げることができないと、IQは低いまま。ゴールは現状の外に設定するものなのに、低い抽象度・低いIQのままではゴールを見つけることができません。スコトーマが外せないから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 コーチングとは、自由な意識状態で客観的に自分(=現状宇宙w1)を見つめ、自由な思考により新たな宇宙(=ゴール宇宙w2)を生みだすもの。その結果として、自我(関数p)が書き換わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 それを苫米地博士が一般向けに開示されたのが202112月(「バラいろダンディ」)。そのときのテーマは「コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!」でした↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 「コーチングの基本概念を習熟」と「エフィカシーをブースト」はワンセット。それらをひとまとまりのゲシュタルトとして理解することで、コーチングのさらなるスキルアップができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 もう少し具体的にいうと、「f自我(宇宙)→自分」という自我関数と「Efficacyw1)→w2」というエフィカシー関数をひとつのゲシュタルトと理解できること。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「現状宇宙w1」を入力したときに「自分」が出力されるのがコーチング前の状態です。コーチングを経て高いエフィカシーを維持できると、「現状宇宙w1」を入力すると「ゴール宇宙w2」が出力されます。

それがコーチングマインド!

以前の表現でいうと、「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」という状態です。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

  「現状宇宙w1」を入力すると「ゴール宇宙w2」が出力される

 

 ゴールの基本条件でいうと、それは「4)自分中心を捨て去る」を体得した状態。

 L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 

 私の感覚を言葉にすると、それは「開放」。

 L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 

 そんなプロセス(開放)を経なければ、「復讐」は必ず失敗します。

 

 

 その理由を「情動」や「IQ」を超えた次元で考えてみましょう。

 

自と他を分別した心の状態、つまり「自分」が主体の「復讐」は特定の誰かに向かうもの。多少抽象化され社会に向かうとしても、その社会とは「現状世界w1」です。

それは過去の延長に過ぎず、ますます「被害者」というセルフイメージに閉じ込められることになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 対して、「4)自分中心を捨て去る」という無分別の境地で行う「復讐」の主体は「ゴール世界w2」。そんな境地での「復讐」は、自然とさらなる未来(w345…)に向かっていくはずです。きっと「被害者」や「加害者」といったこだわりを包摂する遥かに高い次元へ向かっていきます。

 Q-411~:やり場のない怒りはどのようにゴール設定すればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430485.html

 

 私の感覚でいえば、前者が「revenge」、後者が「avenge」。

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

 では、「re a」のためには何を心がければいいのでしょう?

 

 

 答えは「超楽観」!

 

 御存知のように、コーチングは「楽観」「悲観」のレベルで行うものではありません。なぜ?

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 そう、「楽観」「悲観」は「主観」だから。それは「自分」が出力されるこれまでの自我の状態です。

 

コーチングにおいて重要なのは「客観」。それを苫米地博士は「外側視点(外的視点)」とも表現されています。

L-220202208月シークレットレクチャー -07;ヒーリング実践の基盤、コーチング実践の基礎

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37209477.html

 

 だから「楽観」ではなく、「超楽観」!

 

 以下、苫米地博士の著書「すごい私になれる魔法の名言」(主婦と生活者、p22)より引用します。真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください。Feel

 

 

楽観的では足りない、超楽観的で正解

 「なんとかなる」という無責任な言葉を、しっかり吟味し受け止める能力が、あなたを成功に導きます!

 

 みなさんは楽観的に物事をとらえることを難しいと思いますか? もしもそう思うのであれば、それは“楽観的”を誤解しているからそう思ってしまうのです。物事を明るく前向きに考えることって、本当はとても簡単です。ですから、そのコツをぜひとも身につけてください。

 まず、楽観的に考えられない人たちがよく口にするのが、「物事をよく考えられるような情報がない」ということです。病気でいえば、いい薬がない、いい治療法がないという状況では明るくはなれるわけがない、ということです。

 しかし、それっておかしくないですか? いい薬があったり、いい治療法があるなら、そもそも悲観的にならないでしょう。いい情報などどこにもなくても、気楽でいられることが楽観的なのです。であるのに、「それでもなんとかなると思うよ」と誰かが楽観的なアドバイスをしたら、たぶんほとんどの人が「無責任なことを言わないで!」と内心ムッとするのです。楽観的になりたいのに変ですよね。

 もちろん、ムッとする気持ちもわかります。しかし、繰り返して言いますが、いい治療法も、いい薬も現状、何もないのです。となったら、「なんとかなるんじゃないの?」しかないのです。

 楽観的とは、この無責任きわまりない言葉をしっかり吟味し受け止める能力だったのです。この言葉をしっかり受け止められると、感情的だった脳が理性的な思考を取り戻すことができます。そうなったら、いよいよ“超楽観的”を手に入れるコツを説明するときでしょう。

 先ほど“楽観的は無責任”な言葉だと言いましたが、“超楽観的は責任ある”言葉になります。この場合の責任とは、言っている本人の責任です。他人がどれほど無理だ、ダメだと言っても、自分だけは“なんとかなるんじゃないのかな”と確信できる能力を身につけることを言います。

 その方法ですが、やり方は簡単です。目の前にあるものすべてが自分にとってラッキーな出来事だと納得できるようになるだけです。実際、多くの人がそれをすでにやっています。

 例えば、目的地に遅れそうになって道を急いでいるときでもおいしそうな焼き鳥屋を見つけたら「今夜寄るか」と瞬間思うでしょう。その瞬間を認識し、その気持ちを大事にすることで超楽観的はスタートするのです。

 もちろん、イヤなこと、悲観的なことが目に入ってきてもいいのです。あえて“いいこと探し”をする必要はありません。大切なのはラッキーを見逃さない目。たったこれだけのことを意識するだけでも、状況は劇的に変わってきますので、試してみてください。

 引用終わり

 

 

 先ほど“楽観的は無責任”な言葉だと言いましたが、“超楽観的は責任ある”言葉になります。この場合の責任とは、言っている本人の責任です

 

 今回私が一番伝えたいことは、「f自我(宇宙)→自分』という自我関数と『Efficacyw1)→w2』というエフィカシー関数をひとつのゲシュタルトと理解できること」の重要性。

 

 じつは、自我関数はもう一つあります。それが重要性評価関数「w∀y∃xp自我(x,y)}x,y∈宇宙」。その最初の「w」とは、各自が生みだすオリジナルの「可能世界」であり、「一人一宇宙」のこと。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 

  ある可能世界「w」において宇宙の全ての存在間で「xyより重要」を定義するpという関数

 

 

 というのが「w∀y∃xp自我(x,y)}x,y∈宇宙」の意味。

 

その「w」が過去の記憶でつくられた「自分」、つまり「被害者」が生みだすものであれば、その世界(現状宇宙w1)で「復讐」に成功したと思おうが、それはただそれだけのことです。

 S-04-11~3:本当の幸せを感じられない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23107579.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23170992.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23234058.html

 

 そうではなく、「w」を未来(ゴール)の記憶でつくる「ゴール世界w2」に書き換えるなら、そこで成し遂げる「復讐」は、きっと縁ある人々を勇気づけ希望を与えるものになります。

 L-05220207月シークレットレクチャー -02;縁により「呪縛」は「希望」にかわる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27587288.html

 

  w」は自身が生みだす可能世界である。では、どのような「w」を生みだすか?

 

 それを自分で決めてください。

 F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

それが博士が仰る「本人の責任」です。

S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

 以上です。補足を加えた私の意図まで感じていただけたらうれしく思います。

 御質問ありがとうございました。

 

 

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-追記-

 前々回(Q-446)はジェダイのヨーダ(Yoda)、前回(Q-447)はシスのパルパティーン(Sheev Palpatine)について触れました。これらのキャラクターには実在のモデルがいることを御存知ですか?

 

 じつはヨーダのモデルとなったのは、理論物理学者 アルベルト・アインシュタイン(1879~1955年)。

 アルベルト・アインシュタイン - Wikipedia

 

 ヨーダの顔立ちはアインシュタインの乱れた髪と深い知性から取り入れられ、その教えは知識の力と責任に対するアインシュタインの慎重な姿勢を反映しているのだそうです。

 S-02-11:アインシュタインの“直観”の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 

 対してパルパティーン(ダース・シディアス)のモデルとなったのは、米国第37代大統領 リチャード・ニクソン(1913~1994年)。

 リチャード・ニクソン - Wikipedia

 

 SWの創造主 ジョージ・ルーカスは「法と国家安全保障を名目に制度を操作し対立を利用して絶対的な支配を築く指導者」、つまり「抽象度の低いリーダー」を描こうとしました。

 F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30503310.html

 

 前者は科学の象徴であり、後者は政治の象徴 SWの物語を「科学vs政治」と理解するなら、それは決してフィクションではなく、現在進行形の戦いのメタファーだとえいます。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 私がSWを観ていて感じるのは、「攻撃ではなく、慈悲によって打ち克つ」という希望。

慈悲こそが、本当の意味での「復讐」を可能とする力(フォース)なのだと信じています。

 L-06520209… -05;「生と死の間/ between life and death」に向き合い、「生/life」そのものを磨き上げる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28529789.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地

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L-08620213月シークレットレクチャー -09;部分を統合し、全体を書き換え、部分に落とし込むワーク ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30210986.html

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

 

すごい私になれる魔法の名言




F-403:自由訳「守破離」 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 

 

まずは「守破離」の確認から。青字部分Wikipediaからの引用です。

 

もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法り尽くしてるともるるとても本を忘るな」を引用したものとされている。

 

 千利休(せんのりきゅう、1522~1591年)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての茶人。天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の側近として多くの大名に影響力を持っていましたが、その秀吉から切腹を命じられ自ら生涯を閉じたとされています。

 

絹本著色利休像(wikipedia)

絹本著色利休像

Wikipediaより引用

千利休 - Wikipedia

 

 

 秀吉の怒りを買った原因は諸説あるそうですが、どれも今なら何らかのハラスメントに該当するような話。

S-04-02~4:軋轢が生じる理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22463773.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22527815.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22599317.html

 

時代背景や儒教の影響を考えると、「本を忘るな」の「」は、差別的な思想を根底に持つ「本分」や「本性」の「本」だったのかもしれません(自由訳です)。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 要するに「でしゃばるな」ということ。

そう言えば、文部科学大臣の「身の丈に合わせて」という発言が問題になったことがありましたが、一部の政治家のブリーフはいまだに“大名”のままなのでしょう(自由訳です)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20173855.html

 

 

修行に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修行が始まる。師匠の教えに従って修行・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。さらに鍛錬・修行を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる、このようにして新たな流派が生まれるのである。

 

 先ほど「差別的な思想を根底に持つ『本分』や『本性』の『本』」と書きましたが、多くの人(の無意識)にとっての「本分」や「本性」は、きっと今でも差別的なまま。差別が前提となった世界がコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)になっているはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

それは「無分別ではない」ということ。そのCZ=分別に留まったままであれば、シンの平和が訪れることはないでしょう。

 F-379:学びと破門で脅しをかける <vol.3;自由→フェアネス→平和>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35945742.html

 

 無分別とは、「あるものと別のものを分け隔てない」ということ。それは「すべてを同じとみる視点」であり、その本質は「抽象度を上げる」ことです。

双方に精通しその上に立脚」とは、「包摂」のこと。それはまさに「抽象度を上げる」ことといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるほど、世界は“立体的”に感じられます。

逆にいうと、抽象度が上がらないと、世界はいつまでも“平面的”なまま。苫米地博士に学ぶ前の私は「守破離」を“平面的”に理解していて、「破離」を「変わること」と信じて疑いませんでした。

Q-117:「コーチングは変わるためにあるものではない」の真意とは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20576958.html

 

 そういえば以前の私は、よく「変わっている」と言われました。

 もちろん、博士に学ぶ今も「変わり者」と揶揄されますが、その本質は違います。以前は「形無し」、今は「型破り」です。

 Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなって

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 私が考える「形無し」と「型破り」の違いは自由 「自らに由る」という覚悟があるかどうか。その本質は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 「本を忘るな」とあるとおり、教えを破り離れたとしても根源の精神を見失ってはならないということが重要であり、基本の型を会得しないままにいきなり個性や独創性を求めるのはいわゆる「形無し」である。無着成恭は「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」と語っており、これは十八代目中村勘三郎の座右の銘「型があるから型破り、型が無ければ形無し」としても知られる。

 

 コーチとして感じる「本を忘るな」の「」とは、抽象度の高い次元に向かい続ける方向性のこと。それは言語を超えているはずですが、あえて言語化すると「意図(intentionality)」でしょうか。

 Q-377:同じ抽象度で最適化されたゴールのような気がします

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34573983.html

 

 「」とはゲシュタルトのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

コーチング実践者にとって、型=ゲシュタルトを生みだすのはゴールです。意図からゴールが生まれ、ゴールが型=ゲシュタルトを生みだします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 時間の流れを考えると、未来側から「型破り」が行われ、新たな型=ゲシュタルトが生みだされます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚」とは、ゲシュタルトの統合のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

ゲシュタルトを統合すると抽象度が上がり、抽象度が上がるとさらなる統合がしやすくなります。その好循環を意図的に引き起こす方法が「コンセプチュアル・フロー」。

L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 コンセプチュアル・フローを重ねることで到達する境地が「型破り」。「り尽くしてるともるるとても本を忘るな」が自然にできる意識状態です。それは、いわば「コントロールされた『Rゆらぎ』」。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 そのような意識状態のことを、仏教では「観自在」と表現します。コーチング実践にふさわしい意識状態です。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 では、「観自在」の意識状態でまず観るべきものは何でしょう?

 

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO)の付録②から引用します。

 

 

ホメオスタシスは情報空間にも働く

 私は1980年代に『小説で涙を流す問題』という論文を書いたことがあります。現在のApple Vision Proのような空間コンピューティングの先駆けの技術の臨場感研究をやっていた頃の話です。

 その当時、VRVirtual Reality)の臨場感を高める方法として考えられていたのは、(1)視覚や解像度はより広く高い方がよい、(2)仮想世界への操作参加性が高い方がよい、(3)知的整合性が必要、というものでした。

 その研究をしている頃に、日本に一時帰国した際には、「来日中の苫米地博士」と日経新聞に掲載されました。

 その一時帰国の際に山手線に乗っていたときに、私の隣に座っている女子学生が小説を読みながら涙を流していました。その姿を見たとき、私は「負けた」と思いました。

 なぜなら、小説には、ディスプレイの画角もなければ、データグローブなどを使用した操作参加性もないからです。小説を読みながら涙を流しているということは、小説という情報世界に、涙が流れるほどのホメオスタシス活動が繋がっているということです。

 その体験がヒントとなり、私はホメオスタシスが可能世界にまで広がることを発見したのです。

 人類の進化により、前頭前野の働きで、ホメオスタシスの働きは情報空間にまで広がりました。ゲーム機器の進化やスマートフォンなどの電子機器が日常のツールとなり、情報空間に入り浸っている人が大半となっている現在となっては当たり前に感じるかもしれませんが、ホメオスタシスが生理現象として物理身体に働いているものだと考えられていた1980年代当時は、そのことは大きな発見だったのです。

 このCH理論の発見がきっかけとなり、ハーバード大学で始まった脳機能の研究に参加するよう当時の医学部長に誘われることになりました。

 さらには、そういった研究を通じて理論化したものがコーチングの師であるルー・タイスからも評価され、次はコーチングの理論化をしてほしいと依頼されたことから、ルー・タイスの晩年のプログラムを私が作ることになったのです。

 引用終わり

 

 

 その体験がヒントとなり、私はホメオスタシスが可能世界にまで広がることを発見した

 

 「観自在」の意識状態でまず観るべきものとは、「可能世界までに広がるホメオスタシス」。物理空間だけでなく情報空間にも働いているホメオスタシスが、私が思う「守破離」のポイントです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

  ホメオスタシスは可能世界にまで広がる

 

 その「発見」を、苫米地博士が理論化されたものが「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 苫米地博士とルー・タイスさんの邂逅により、それまでのコーチングシステム(Ex. IIE)を「破離」する新しいシステムが生まれました(Ex.苫米地式、TICE式)。

 その新たなコーチングシステム(&プリンシプル)が、コーチが「守」するもの。

 

 では、「破」や「離」は

 

F-404につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 本文でカットした「守破離」の引用のつづきを記載します。この具体的な内容は、もちろん、抽象度が下がる方向性です。

 Q-430~:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431266.html

 

 

 個人のスキルを表すため、茶道、武道、芸術等、あるいはスポーツや仕事等々において様々な成長のプロセスに用いることが出来、以下のように当てはめることができる。

 守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)。~自律的に作業を遂行できる(1人前)

 破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)

 離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)

 

<例(落語)>

 守:古典落語を忠実に表現することができる

 破:古典落語をより面白くアレンジすることができる、あるいはよりわかりやすく表現することができる

 離:経験を活かし新作落語を作ることができる、あるいは、落語から進化した新たな芸風を作ることができる。

 引用終わり

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-194:継続は力なり

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26246029.html

F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

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F-355~:自由訳「OODA

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429448.html

Q-372:リハビリを嫌がる患者さんに強制することは、虐待なのではないでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34136622.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版


 

Q-431:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか? <後編>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 *前編(Q-430)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36948508.html

 

 

Q:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか?

 

A2:ゲシュタルトを統合すると、物事をより深く理解できるようになります。なぜでしょう?

 

 そう、答えは「抽象度が上がる」から。

 

じつは、前編では「抽象度のコントロール(上げ下げ)」を意識に上げながら回答しました。前編冒頭の「答えは『マインドの使い方』」の後の「もうちょっと具体的にいうと」、そして「さらに具体的にいうと」は、いずれも抽象度が下がる方向性です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 具体的情報量が増えることにより抽象度が下がると、共有可能な情報量が増えた分臨場感空間を共有しやすくなります。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 御質問中の「説明を平易にしたり」や「例え話を作って説明」は抽象度を下げてより具体的にする方向性であるはず。「平易」を「わかりやすく」ではなく「シンプル」と考えるなら、「説明を平易にしたり」は抽象度を上げる方向性になります。

大切なのは「相手の理解を見極めながら、抽象度をコントロールする」こと。その「コントロール」を“もうちょっと具体的”(←抽象度を下げる方向性)にいうと、「上げ下げ」です。

 L-104~620218月シークレットレクチャー -06~8;「私」とは何?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html

 

 情報発信者の抽象度が高すぎると、受信者は理解ができません。一方で話し手の抽象度が低すぎると、聞き手は興味を失います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

目指すのは「ギリギリ理解できるラインをちょっと超えたところ」。秘密を明かすと(←抽象度が下がる方向性)、私はLUBLeast Upper Bound、最小上界)の「Least」の感覚を大切にしています。

 F-299:芸術は高抽象度の未知なるLUB。ではvol.1;部分と全体の双方向性>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31869155.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『オトナ脳』は学習できない」(フォレスト出版、p22)より引用し(青字)、少し解説を加えます(←抽象度を下げる方向性)。

 

 

勉強ができても使えない人とは?

 これは、サッカーだけでなく、一般社会でも同じです。

 たとえば、試験勉強だけできて東大卒の人間がビジネスの世界で必ずしも「頭が良い人」ではないのと同じです。東大卒でも全然使いものにならない人もいますし、学歴はなくても圧倒的な実績を持っている人もいます

 

 簡単にいえば、「勉強だけができる人」と「頭が良い人」は違うわけです。

 

 「勉強だけができる人」というのは、過去に見たことがある問題をやらせれば高い点数をとるでしょう。しかし、今まで見たことのない問題に出くわしたときに、できない可能性が高い。彼らは過去問題集をひたすら解いている人なのです。

 一方で「頭が良い人」は、今まで見たことのない問題も解くことができるのです。彼らは過去問題集などやらなくても、その分野の基本的な参考書なり教科書を一冊読んでいるだけで、応用問題も解けてしまうのです

 

 では、「勉強だけができる人」と「頭が良い人」の違いは何でしょうか?

 

 決定的な違いは、「高い視点を持てるか」ということです。サッカーの例でいえば、高い視点を持つということが「高い所から試合全体を見渡せる能力」なのです。

 この「高い視点を持つ」ということを「抽象度が高い」と本書では説明します。

 

 

 この「勉強だけができる人」と「頭が良い人」の対比はとてもわかりやすいはず。皆さんの頭の中には具体的な人物が浮かんでいるのではないでしょうか?

 

 両者の違いは抽象度。「高い視点」とありますが、時間まで含めて考えると、「より遠い『このままでは達成できない未来』まで見据える人」が「頭が良い人」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

脳は知っているモノしか見えないが

 ここで、少し脳の話をします。

 私が拙著の中でいつも書いているのは、

 

 「脳は知っているモノしか認識できない」

 

 ということです。

 たとえば、私がホワイトボードを原始人に見せたとしましょう。これをホワイトボードだと知らない原始人は、ただの壁くらいにしか思わないでしょう。

 つまり、黒板すらない世界の原始人にホワイトボードを教えようとすると、非常に苦労するのです。現代なら小学生でも三歳児でもホワイトボードを認識できます。原始人は大人でもホワイトボードを認識することはできません。

 しかし、高い視点で物事を見ることができる(抽象度が高い思考ができる)原始人はホワイトボードを見て、文字を書くところだと認識できる可能性があるのです。

 地面に木の棒かなにかで文字や書いたことがある原始人で、高い視点で物事を見ることができる(抽象度の高い思考ができる)原始人なら、ホワイトボードという知らないモノを見ても、何かわかってしまう。

 

 つまり、この抽象度が高い思考ができると、

 

 「知らないモノも認識できるようになる」

 

 ということです。

 

 

 この部分の前半は「スコトーマ(Scotoma)」の話。スコトーマは1)知識、2)重要性、3)役割(責任)がそろったときに外れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 知識がないとそもそも認識できないのですが、知識があることでさらなる認識を妨げてしまいます。それを「知のジレンマ」と表現したりしますが、人間はそのジレンマを解消することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 その秘密が「ゲシュタルト能力」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ゲシュタルト能力により、私たちは「知らないモノを見ても、何かわかってしまう」ことができます。抽象度を上げてシンプルにいうと... 「ひらめき」です。

 F-289:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.2;超人脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31299309.html

 

 

IQが高いということは?

 実は、抽象度が高い思考ができるようになると、圧倒的にIQが上がります。

 IQというのは、

 

 「抽象度の高い空間に対して身体性を持って操作できるか」

 

 という能力をいいます。

 先日、数学者とある程度高度な数学の話をしたときのことを例に説明します。そのとき、複素数空間(想像上の数字である虚数と実数からなる空間)の話を、お互い手ぶりで話しました。

 虚数空間(という数学者のイメージ上の空間)のことを手ぶりで話すのは変に思われるかもしれません。でも、IQが高ければ、実際には存在していない虚数空間をまるで存在しているかのように指で感じて、臨場感を持って話ができるわけです。

 これがIQが上がるということなのです。

 IQが高い状態というのは、

 

 「いかに触れられない世界を自分の身体で触っているかのように感じられるか」

 

 なのです。そして、重要なのが単に高い抽象度の世界を感じられるというレベルじゃないということです。操作できなければならないのです。

 その世界をまるで今、目の前にある世界のように手で触れ、舌で味わい、身体で感じることができ、さらに操作できるのがIQなのです

 たとえば、「三つの図形から共通のパターンを見つけ出し四つ目の図形を推定する」といったIQテストも、パターンを見つけ出すという抽象化能力(「ゲシュタルト能力」ともいう)を要求します。

 しかし、このような図形のパターン化能力程度の抽象能力では、現代の情報化社会で通用するIQレベルには不足しています。学校のIQテストで良い点をとる程度の抽象度は、真のIQとはいえないのです

 そして、真のIQの高い「新しい脳」をつくるのが本書の最終目的なのです。

 

 

 その世界をまるで今、目の前にある世界のように手で触れ、舌で味わい、身体で感じることができ、さらに操作できるのがIQ

 

 コーチング」という情報空間(情報場)を五感で感じることは、決して簡単ではないはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「触れられない世界を自分の身体で触っているかのように感じられる」ことをイメージしながら、私はこのブログで「『コーチング』に関する知識のネットワーク化」に取り組んでいます。

抽象度を上げて一言でいうと、「縁起づくり」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

誰でも「新しい脳」をつくれば、IQが上がる!

 ですから、本書のノウハウをマスターすれば圧倒的にIQが上がります。本来、見えないものが見えてくるでしょう。

 この章の冒頭で話した「脳を鍛える」系の本やゲームで紹介されているトレーニングは、今ある知識の中からの脳の運動神経を速くして、いかに最適な解を求めるかということを訓練しているだけ。

 たくさんやれば、誰だってだんだん速くなりますし、老化も防ぐでしょう。しかし、ただそれだけのことです。

 そこには、本当の抽象化という概念が入っていません。だから、IQは上がらないのです。

 

 しかし、IQが上がれば全然違う能力が手に入ります。

 今までであれば、ある試験に合格しようと考えたとき、一年間かけて基本の教科書、数々の参考書、過去問題集などを使って勉強する必要があったかもしれません。

 しかし、抽象度の高い思考ができるようになってIQを上げることができれば、基本の教科書を一度読んだだけで合格することが可能になるでしょう(本書の後半では、記憶力アップや速読のテクニックにも触れます)。

 IQが上がれば、今まで一年かかったものを一日でマスターすることだって可能なのです

 

 本書のノウハウをマスターして、IQが上がったあなたを想像してみてください。あなたなら、何をしますか?

 引用終わり(つづきはこちらでどうぞ↓)

 Amazon.co.jp: 「オトナ脳」は学習できない! Forest2545新書 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 

 

Q:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか?

 

今回はとくに抽象度のコントロール(上げ下げ)を意識しました。言語を超えた次元で感じていただけたら幸いです。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 

 最後に、「自分なりの解釈」について。

 

詳しくは下記記事で取り上げましたが、最近、「抽象度」を説明する際に用いている図が誤解を与えていることを知りました↓

 Q-429:宇宙は「包摂半順序束」。そのtopである空(くう)は「有と無を包摂する概念」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36937284.html

 F-402:「抽象度」を説明する際に用いている図が誤解を与えていることを知り

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36958351.html

 

 この経験を経て強く心がけるようになったのは、「自我を消す」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 抽象度を下げて言うと、「苫米地博士の教えをそのまま(解釈や加工なしで)伝える」こと。なるべく私のブリーフを介入させないように心がけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

抽象度を上げて言い直すと、それは「中観」の感覚。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 その中観の感覚で思考しながら確信したのは、「ゴール側から相手の理解度を観察し、抽象度を調整し続ける」ことの重要性。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

すべてはゴール達成とさらなるゴール設定のため

  

 もちろん、そのゴールとは、クライアントさんのゴールです。「自分の利益0」「相手の利益100%」がしっかり維持できているのであれば、「説明を平易にしたり、(自身のブリーフを介入させないように気をつけながら)自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよい」のではないかと思います。

 Q-361:“自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

 

 以上が私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-302:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.4;同調能力の秘密>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32026141.html

L-05820208月シークレットレクチャー -04;抽象度を上げる秘訣 <ワーク付き>

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Q-320~1:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.2~3:「時間は体感」を体得する4つのステップ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31693510.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31732537.html

 

 

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Q-430:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか? <前編>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか?

 

A1:まずは私から質問させていただきます。コーチングとは何でしょうか?

 

 

 答えは「マインドの使い方」。

 F-395:ナイセイカンショウ <vol.4;認知戦に打ち勝つための「ナイセイカンショウ」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36687231.html

 

 もうちょっと具体的にいうと、「ゴール達成のためのマインドの使い方の技術」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 さらに具体的にいうと、「現状の外にゴールを設定して、エフィカシーを上げる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 最近の苫米地博士は「現状の可能世界w1から、現状の延長線上では達成できない可能世界w2への移行」と表現されています。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 「w1からw2へ」という方向性は、抽象度でいうと、より高次元へと向かう方向性です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるほど具体的な情報量は減り、よりシンプルになっていきます。そして、具体的な情報量が減りシンプルになるほど、より多くの情報を得ることや具体的情報の共有は難しくなっていきます。すると、(情報共有という意味では)スコトーマが生じやすくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

私たちは目の前の世界をゲシュタルトとして認識していますが、知識のもととなる情報が乏しいままであれば、新たなゲシュタルトを生みだすことは困難です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 *「情報」「知識」「ゲシュタルト」の関係はこちら↓

 L-09320217月シークレットレクチャー -05;大量の情報を得て、知識化していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30566304.html

 

 ところが、1つ上の抽象度で大きなゲシュタルトができると、未知の情報を認識することができるようになり、理解が深まります。そのような特殊な力が、脳が発達した人類に備わる「ゲシュタルト能力」です。

 Q-407~:ブリーフシステムをゼロベースで観察することが困難な中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430427.html

 

 以下、苫米地博士の著書「2024年度版 新・夢が勝手にかなう手帳」(CYZO、付録②)より引用します。「情報」「知識」「ゲシュタルト」、そして「抽象度」の関係性を考えながらゆっくりと(&繰り返し)読んでください。Feel

 

 

1つ目の異世界転生術の魔法は「知識」

 まず1つ目は「知識」です。

 「知は力なり」と哲学者フランシス・ベーコンが言ったとされていますが、私なら「知識は情報空間における移動の関数である」と言い換えます。

 知識によって、ある空間から別な空間へワープできるのです。知るということは、知らなかった世界から、知っている世界へ移動することです。

 情報空間に浮かんでいる情報場があったとして、Aという情報場からBという情報場へ移動するための乗り物が知識です。知識がなければ移動できません。逆に適切な知識があれば、どんな不思議な世界へも転生できます。

 あなたが理想世界に転生できたとしたら、そのための知識を得たからにほかなりません。

 逆に知識がなければ、その空間でどんなにがんばったところで、移動はできません。転生できないのです。

 昔、スマホがなかった頃に、男女が出会い、連絡先を交換するときは家の電話番号を紙に書いて渡したものです。

 例えば、女性が男性に向けて、紙の切れ端か何かに、ささっと自宅の電話番号を書きます。それを男性に渡して、二人は別れます。

 そこに書かれた数字の羅列が本当に彼女の番号なのかは、それとも嘘の番号なのかは、その時点で彼には知りようがありません。

 後日、彼はその番号に電話をします。もしその電話番号が正しければ電話がつながり、うまくすれば次のデートの約束も取り付けられるでしょう。

 ここで紙に書いた数字は「知識」と同じです。その知識がその状況において有効かどうかは、場を移動できるかどうかで判断されます。

 もしそれが(正しい)知識ならば、二人は再び会うことができます。間違っている知識ならば、二人が再び出会うことはほぼありません。移動できないのです。

 もちろん知識の絶対的な正しさというものは存在しません。後に取り上げる不完全性定理により、絶対的な正しさやそのモノサシ自体がなくなったからです。

 その知識が正しいかどうかは、場が移動できるかで決まります。電話番号が正しい知識ならば、電話がつながり、その二人の関係は始まります。

 というわけで、1つ目の異世界転生術の魔法は「知識」ということになります。知識がなければ、そしてそれを理解するだけの抽象度に自分がいないと、奇跡のような異世界転生は起こせないのです。

 ではワークです。この魔法を使うためにも、土台となる知識が必要です。

 その「知識」を得るためにまずはたくさんの勉強をしましょう。古典と呼ばれる名著を次々と手当たり次第に読みましょう。

 AmazonKindleのような電子書籍リーダーにたくさんの名著をダウンロードしておいて、日々スキマ時間に読んでもよいでしょう。私の書籍ももちろん繰り返し読んでください。

 私のDVDや動画教材でセミナーを視聴している人は、繰り返し視聴しながら、自分の中に落とし込みましょう。圧倒的な知識が背景にあるからこそ、圧倒的な結果が出せます。

 圧倒的な異世界転生術の基礎には圧倒的な知識が必要です。私の著作は200冊を超えますが、千里の道も一歩からと思って、一冊一冊熟読してください。

 はじめの一歩としては、この苫米地手帳を繰り返し読むことです。繰り返し読んで、理解して、IQや視点の抽象度を上げていきましょう。

 音読するのもよいでしょう。そうやって身体に落とし込んで初めて見えてくることがあります。知識が身になるのです。

 引用終わり

 

 

 知識がなければ、そしてそれを理解するだけの抽象度に自分がいないと、奇跡のような異世界転生は起こせない

 

 ポイントを整理すると、

     知るということは、知らなかった世界から、知っている世界へ移動すること

     Aという情報場からBという情報場へ移動するための乗り物が知識

     知識がないと移動できない。逆に適切な知識があれば、どんな不思議な世界へも転生できる

     知識が正しいかどうかは、場が移動できるかどうかで決まる

     知識がなければ、そしてそれを理解するだけの抽象度にいないと、転生は起こせない

     圧倒的な知識が背景にあるからこそ、圧倒的な結果が出せる

 

 

 では、そんな大切な知識を得るためにはどうすればよいのでしょう?

 

 博士が教えてくださるのは「DVDや動画教材を繰り返し視聴しながら、自分の中に落とし込む」こと。「自分の中に落とし込む」というのは、俗に言う「腑に落ちる」という感覚と同じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31993466.html

 

 その「自分の中に落とし込む」「腑に落ちる」が「ゲシュタルト化」です。

 

ゲシュタルトとは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」を指します。人はゲシュタルトとして目の前の世界を認識しています。つまり、ゲシュタルトが意味を決めるということ。

Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

釈迦哲学に寄せて表現すると、ゲシュタルトとは、「全体と部分の双方向性で成り立ち、1つの統合的意味を持つまとまり」のこと。人の場合は「統合的な人格」のことともいえます。その根幹にあるのは縁起の思想です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 私たちは、潜在的には複数のゲシュタルトを持つことができます。しかしながら、ホメオスタシス(恒常性維持機能)を維持できるのは1つだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その“1つ”を決めるのが“臨場感”。

複数のゲシュタルトのうち、最も臨場感の高いゲシュタルトが選択されて“現実”となります。その理をプリンシプル化したものが「I×V=R」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 繰り返しますが、人は同時に1つのゲシュタルトしか維持できません。

 ところが、私たちは複数のゲシュタルトを統合して“1つ”とすることができます。それがゲシュタルト能力。ゲシュタルトを統合すると、物事をより深く理解できるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 

 さて、今回の御質問は「説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいか?」ですが、私の回答が感じられたでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 もしも感じられなかったら、ぜひ「抽象度」を意識に上げながら読み直してください。きっとゲシュタルトの統合が起こり、スコトーマが外れ、理解がさらに深まるはず。Feel

 L-213202207月シークレットレクチャー -11;<ワーク3>スコトーマを消す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36911560.html

 

Q-431につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-356:自由訳「OODA」 <vol.2Orient

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L-205202207月シークレットレクチャー -03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

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新・夢がかってにかなう手帳 2024年度版




L-213202207月シークレットレクチャー -11(最終回);<ワーク3>スコトーマを消す

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36874418.html

 10;<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36900186.html

 11;<ワーク3>スコトーマを消す

 

 

 前回(L-212/10)は、「ラベリング」を取り上げました。

 L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 誰もが無意識の中に「苦手」や「不得意」をたくさん抱えています。その評価(判断)の多くは、過去のドリームキリングにより刷り込まれたもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 その「苦手」「不得意」という評価関数を変えていくことで、自由度の高い人間になることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

そして、「現状の外」というこれまでのコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)の外側にいることで感じる不安や恐怖に打ち克つこともできるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 真面目な方ほど「B」「D」「T」「Nil」の評価が正しいかどうかを気にしがちですが、その「正しいかどうかを気にする」というハビット&アティテュードも、きっとドリームキラー的な刷り込みです。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 ラベリングにおいては、「正しいラベルを貼ったかどうか?」を気にする必要はありません。今回のテーマに沿って言うならば、「“これまでの正しい”を疑い、ゴールが生みだす“まったく新しい正しい”を信じきる」ことが重要!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ラベリングによって自我が変わっていくと、自分を縛っているものから自由になっていきます。すると無意識は、今まで縛られてきた制約に自然に気づくようになり、ゴールに関係するかどうかを勝手に判断するようになります。なぜでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

 答えは「物理空間の呪縛から解き放たれ、より高次の情報空間で自由に思考できるようになる」から。それをシンプルにいうと、「抽象度が上がる」「IQが高くなる」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

苫米地博士の著書「超瞑想法」(PHP)に沿って言い直すと、「正しく見る」「自由自在に見る」「臨場感を維持する」を体得していきます。

F-360:自由訳「OODA」 <vol.6;「OODA」とは〇〇〇そのもの ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35009043.html

 

 

超瞑想法

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 繰り返しますが、「物理空間の呪縛から解き放たれ、より高次の情報空間で自由に思考できるようになる」というのは、抽象度を思いのままに上げることができる状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんな意識状態をしっかり維持したまま以下のワークを行うと、「スコトーマを消す」ことがさらにうまくできるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

<ワーク3:スコトーマを消す>

①知識を増やす

知識により新たなスコトーマが生じるため、②以下のワークと同時に取り組む

②因果を逆に考える

未来を「因」とし、現在を「果」とする。「時間は未来から過去へと流れる」の体感

③自分の視点を否定する

固定観念に縛られず、今までの見方を否定してみる

④正しいと思っている常識を疑う

自分の中にある過去の記憶にまつわる判断を「本当にそう思ったのか?」と自問する

 

*①以外の3つは「スコトーマをダイナミックにずらして確率を上げる方法」

連続的にワークを行い、大胆にずらすことがポイント

 

 

 このワークは、じつは、苫米地博士の著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、p116)に記載されているワークです。以下、同書(p68)より引用します。

 

 

苫米地 思考ノート術

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理解を深める

 話をノートの目的のところに戻します。

 ノートをとる目的は「脳を活性化させて見えないものを読み取り、自分の新しい思考で物事への理解を深めるため」です。

 また、「高い視点でものを見て理解するためにノートをつくる」とも言いました。

 このことについて説明しましょう。

 

 抽象度を上げていままで気づかなかった認識が生まれると、新たな思考ができ、理解が深まります。

 この理解が深まることを「ゲシュタルト」と言います

 情報を見て(聴いて)、その情報に意味を持たせ、もっと大きな枠組みで理解をする能力がゲシュタルト能力です。

 ゲシュタルト能力は、抽象化能力とイコールです。

 ゲシュタルトとは、「部分と全体を統合すること」です。部分の合計が全体だという意味ではありません。

 あくまで部分と全体の相複合関係を維持しながら、全体としてのひとつの総合認識をつくり上げることです。

 たとえば、文法を考えてみてください。

 全体がわからなければ品詞が決まらない用法がたくさんあります。一部の言語学者なら「先に品詞や文法ルールがあって全体が決まる」と言うかも知れませんが、実際は全体がわかって初めて品詞が決まるのです。

 この世の中にある(起こる)一見バラバラなものにも隠された法則があります。その法則や関連性を見出して初めて「新しいゲシュタルトができた」と言えます。

 

 ゲシュタルトという言葉をしっかり理解するために、2つの説明をしましょう。

 ゲシュタルト心理学を知っていますか?

 簡単に言うと、ゲシュタルト心理学とは「部分や要素では意味をなさないものを、全体的な枠組みで意味を見出そうとする心理学」のことです。

 

 次のページの図を見てください。

 11つの点にはまったく意味がありませんが、全体を見て1個の洋ナシと認識したとたん個々の点が意味を持ちます。

 

 

ゲシュタルト図:洋ナシ(苫米地思考ノート術)

ゲシュタルト図:洋ナシ

「苫米地 思考ノート術」より引用

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 もうひとつは、経済学・経済原理でゲシュタルトを説明するとこうなります。

 個人個人では烏合の衆のような購買活動を、高い抽象度からひとつの消費パターン(ゲシュタルト)として見るのが経済学であり、そのパターンを理論化したのが経済原理です。

 つまり、高金利の住宅ローンを借りて家を建てた挙句に破産してしまった人たちの行動と、折り込みチラシを見て10円だけ安いダイコンを1キロ先のスーパーまで買いに行く主婦の行動の間にも、共通の法則が見出せるわけです。

 

 ノートの目的のひとつは、ゲシュタルト能力を身につけることです

 こう言い換えることもできます。

 抽象度の低いところは行き当たりばったりの世界ですが、宇宙は整合性のとれた世界です。ノートは、見えない宇宙を見えるようにするためにあるということです。

 

 講演を聴きに行くのは、講演者の話を聴くことで自分が何らかの発想を生むためです。講演会だけではなく、新聞・本を読んでも、会議でも同じことです。

 ノートでは、自分のゲシュタルトをつくるだけではなく、もうひとつ異なる種類のゲシュタルトをつくることも可能です。

 それは、相手の心の中を知りたい場合です。

 対象となる講演者、新聞記事や本の作者、会議のプレゼンテーターは自分の中にアイデアや考え方、価値観など抽象的なものをゲシュタルトとして持っています。それを実際の場では抽象度を下げて具体的なものに変えて表現しています。

 その相手のゲシュタルトを聞き手(読み手)が理解したとき、ノートを利用することができます。

 

 たとえば、小説家の場合を例に挙げましょう。

 大勢のファンを持つ小説家はたいてい自分のゲシュタルトを作品の中に盛り込むのが上手です。

 小説空間としてのゲシュタルトと、自分自身の世界空間としてのゲシュタルトの両方を小説中で展開しています。読者が常にそれを感じることができるように、小説を書いているものです。

 

 この小説家の2つの空間をビジュアル化してノートをつくると、小説家のゲシュタルトがわかるのです。

 

 こうしたゲシュタルトのつくり方は、評論家が小説を読むときには有効だと言えるでしょうけれど、それとて評論家は自分の批評のために小説を読んでいるわけです。

 

 なかなか相手のゲシュタルトを読み取れない場合は、ノートをつくって理解することも可能だという程度です。

 引用終わり

 

 

 抽象度の低いところは行き当たりばったりの世界ですが、宇宙は整合性のとれた世界です。ノートは、見えない宇宙を見えるようにするためにあるということです

 

 私がこの言葉から感じたのは、

 

行き当たりばったりの世界」を過信することなく、「整合性のとれた世界」をしっかり確信する

→ 抽象度を上げ続ける

 

 それが苫米地博士が語られていた「この世界、この時代に仕掛けられた様々な嘘や罠を見破り、本当に目指すべき『生き方と幸福』について学ぶ」ための大切なブリーフ

 

そのように私は思っています↓

L-203202207月シークレット… -01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 

 

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F-398:赤いGと白いG ~よくわかんないけど、なんかわかった!~

 

前回(F-396~)お伝えしたとおり、コーチとしての私が意識しているのは「ちょっと混乱」を引き起こすこと。その理由は「『Rゆらぎ』のきっかけになる」からです。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 ゆらぐ(&リラックスする)ほど、より高次の情報空間にアクセスしやすくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 変性意識(ASCAltered State of Consciousness)が深まるから。

 F-391:童謡か? 軍歌か?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36506396.html

 

コーチングでは関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w1”から別の“w2”に移行することを促す」でいうと、「別の“w2”に移行」することは「Rゆらぎ」なしではできません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 反対にいうと、他人に「Rゆらぎ」を仕掛けられると、相手にとって都合のよい「別の“w2」に連れ去られてしまうかもしれません。そうとは知らぬ間に。

 S-02-17:洗脳ではなく教育であり続けるための大切な問い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19572431.html

 

 だからモニタリングが重要!

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

最近、私の無意識は強いゆらぎを感知しました。そのひとつである「ヘンザイ」について考察したのが前回までのこちらの記事↓

F-396~:ヘンザイ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431106.html

 

 今回は別のケースを分析します。私が感知したゆらぎとは「ガンダム」です。

 (今、どんなイメージが浮かんでいますか?)

 F-215:これりすくん

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27469761.html

 

 

 今年(2025年)のはじめに、息子のひとりから「今、上映中の『ガンダム』がおもしろいよ。観に行かないの?」というメッセージが届きました。

 私はアニメ好きとはいえませんが、ファーストガンダム“(1979年~)に熱狂した世代。大人になってDVD(映画版三作)を再視聴し、子どもの頃には理解できなかった物語の奥深さ(=抽象度の高さ)に驚き感動したひとりです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 とは言っても、そこから「ガンダム」ワールドに回帰したわけではなく、2016年にTV放送された「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」を息子たちと“つまみ観”した程度。だから「観に行かないの?」と促されても、「ふ~ん」という感じでした。

 重要度が低かったのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 ところが、117日(2025年)から公開されていた映画「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」(「ジークアクス」と読みます)の“緑のおじさん”が「シャリア・ブル」だとわかった途端に重要度が爆上がりし、さらにあの“赤い彗星”の姿を見て臨場感が沸騰しました。

 情報と記憶が激しく結びついたから。

 L-10220218月シークレットレクチャー -04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 

 でも、残念ながら、時すでに遅し。

 スケジュールの都合で映画を観に行けなかった私は、配信が始まるのを静かに待ちました。

 

 そして、心待ちにしていた第1話「赤いガンダム」で

(聞いていた話と違う! でも、予告にシャアの後ろ姿?)

 

さらに、第2話「白いガンダム」で

(え~っ? シャアが“中”から「見せてもらおうか」って言ってる!) ←私の内省言語

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

 

 …先ほど「そこから『ガンダム』ワールドに回帰したわけではなく」と書いてしまいましたが、家の中はけっこう“ガンダム”があふれていて(SWほどではないです)、劇中の効果音や楽曲を集めた音源集も所有しています(しかもTV版と劇場版の両方とも)。

 だから、とくに音や音楽には敏感なのですが、第2話は完全に昭和の「ガンダム」でした。ただし、ストーリーはまったく別物(シャアが乗っちゃってるし)。

 F-344:止められないんだ! これを聴いて、脚本を書くときのインスピレーションに

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34150617.html

 

  すごく似ているけど、別物(なんか違う)

 

 これは「まずフレームを中断し、アンカー&トリガーを利用して、フレームの組み換えを行う」という超やばいやつ。“洗脳”の方法論そのものです。

 (詳しくはこちらでどうぞ↓)

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 すっかりGQuuuuuuXの世界にコミットしてしまっている自分を観察しながら、あらためてTVや映画(&ネット空間)の怖さを感じました。

 F-112~3:情報が書き換わると… vol.3~4;戦争をせずに他国を支配するマニュアル

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276927.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20377720.html

 

 以下、苫米地博士の著書「テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方」(PHP研究所、p25)より引用します。

 

 

洗脳とは「内部表現」の書き換え

 テレビは映像を中心に、人間の視覚情報に訴えかけることが可能なメディアです。しかも同時に何千万人もの人に対して、同じ情報を与えることができる。だからこそ「洗脳装置」として、非常に優秀な存在になったといえます。

 どうしてテレビによって洗脳が可能になるのか、簡単に解説します。

 人間の体は、暑さを感じれば意識しなくても汗をかきます。汗が蒸発したときの気化熱によって、体を冷やそうとするためです。反対に寒くなれば、勝手に体がガタガタ震えて熱を生み出し、体を温めようとします。呼吸や瞬き、心臓の鼓動なども、私たちが意識せずとも周りの環境変化に合わせてスピードや深さを調整しながら、勝手に動いています。

 このように温度や湿度といった外部の環境変化が起こっても、生命を同一の状態に維持するために自動的に体が反応することを「ホメオスタシス」(恒常性維持機能)と呼びます。

 重要なのは、このホメオスタシスが脳の進化により、外部の環境変化に対応するだけではなく、意識の内部変化にも対応するようになっていることです。

 人間は、カレーを食べれば「辛い!」と思ったり、恋人と楽しい時間を過ごしているときは「幸せだなあ」と感じるといったように、つねに意識の中で「表現」しています。これを心の内部の表現という意味で「内部表現」と呼びます。

 怖い映画を見て主人公に感情移入しているときは、「怖い」という内部表現が自分の意識に書き込まれている。すると体はその内部表現に反応して、ホメオスタシスのフィードバックが起こり、脈拍が速まったり、手のひらに汗をかいたりします。

 小説を読んで感動し、涙を流したりするのも同じことです。

 人間は脳の進化の結果、物理的な空間の変化だけでなく、自分の心の中の変化においてもホメオスタシスが働くようになっているのです。

 洗脳という行為をひと言で説明するなら、人間の内部表現を書き換えることによって、「ホメオスタシスの状態を変える」こと。

 ほとんどの人は「死ぬのはイヤ」「痛いのは嫌い」というホメオスタシスをもっていますが、自爆テロの実行犯は、洗脳によって「死後の世界はすばらしい」というように内部表現が書き換えられてしまっているので、死を恐れることなくテロに向かうのです。

 洗脳者は、洗脳対象の内部表現をすべて書き換えて、自分に都合のよい行動を進んで起こるように仕向けます。つまり、ほんとうにうまくいった洗脳は、洗脳された側も幸せなのです。

 テレビは私たちの心の中に、臨場感を感じる空間をつくりだします。そしてその空間に、映像と音声を介して絶え間なく情報を書き込んでいく。その情報が私たちの内部表現に変化をもたらし、自分が感じている空間の認識を変えさせて、結果的に自分自身をも変化させてしまう。

 だからこそいまの世の中では、テレビが最高の洗脳装置なのです。

 引用終わり

 

 

テレビは私たちの心の中に、臨場感を感じる空間をつくりだします。そしてその空間に、映像と音声を介して絶え間なく情報を書き込んでいく。その情報が私たちの内部表現に変化をもたらし、自分が感じている空間の認識を変えさせて、結果的に自分自身をも変化させてしまう

 

 情報が私たちの内部表現に変化をもたらす」のは、「ホメオスタシスが脳の進化により、外部の環境変化に対応するだけではなく、意識の内部変化にも対応するようになっている」から。

 

その事実を理論化したものが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 このホメオスタシスの働きを自らコントロールし、「可能世界w1から別のw2に移行する」ことがコーチングです。

 L-171202203… -04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 

 そんなコーチングのコアは「ゴール」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域に設定(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る の4つ。

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

1)現状の外とは、これまでの記憶でつくられたコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)の外側ということ。現状の外側を認識することはできないため、現状の外にあるゴールは「よくわからない」という感じです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ところが、フレームを中断し、そこに新たな情報を投げ込むと、新たな情報を取り込んでフレームの組み換えが行われるので、現状の外のゴールを見つけやすくなります。その状態が「Rゆらぎ」です。

 Q-423~:現状の外側に100%want toのゴール設定を行うためにはどうすれば

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431018.html

 

ゴールに近づく新たなフレーム(I)が再構築され、そこにホメオスタシスが働くようになると、「可能世界w2」の臨場感が高まり(V)、やがて現実化していきます(R)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

その可能世界w2=ゴール側のCZは、ホメオスタシスで維持されるゴールの世界。苫米地理論の第2世代「超情報場理論」でいうと「ゴールが(を)包摂する情報場」。古い心理学用語で言うと「ゲシュタルト」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 ゴール側に新たな情報場(ゲシュタルト)ができあがると、きっとこのような内省言語が生まれます

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

  よくわかんないけど、なんかわかった!  by マチュ

 

 

 このような内省言語(感覚)は、コーチングがうまく機能している証です。

  (...とガンダムが言っている) 

 

 以上、「ゆらぎ」のモニタリング(&息子)を縁にひろがった思考を、気楽に言語化してみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

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テレビは見てはいけない

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F-396:ヘンザイ <前編;ちょっと混乱

 

 前回(F-395)までのテーマは、「ナイセイカンショウ」。

 

今、どんなイメージが浮かんでいますか?

 

 もしも「内政干渉」と記したなら、各人のイメージのずれはきっと少ないでしょう。これまでの教育等により、なんとなくではあっても「内政干渉」という概念(ゲシュタルト)を共有しているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 もしも白衣を着た私が「ナイセイカンショウ」を「無精管症」や「内性感症」と表現したなら、多くの人はまじめな話だと判断するでしょう。無粋な冗談だとは思わずに。

「医学」や「医療」というフレームで情報処理を行うからです。

 Q-407:ブリーフシステムをゼロベースで観察することがvol.1;フレーム問題>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35931899.html

 

 もしも少しだけ違和感を感じる場合(例えば「ナイカンショウ」「ナイセイショウ」「ナイセイカン」など)は、ちょっと混乱するはず(or すっかり興味を失う)↓

F-392~:ナイセイカンショウ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431017.html

 

 

とくにコーチとしての私が意識しているのは、「ちょっと混乱」を引き起こすこと。その理由は「『Rゆらぎ』のきっかけになるから」です。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 ゆらぐ(&リラックスする)ほど、より高次の情報空間にアクセスしやすくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

コーチングでは関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w1”から別の“w2”に移行することを促す」でいうと、「別の“w2”に移行」することは「Rゆらぎ」なしではできません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 反対にいうと、他人に「Rゆらぎ」を仕掛けられると、相手にとって都合のよい「別の“w2」に連れ去られてしまうかもしれません。そうとは知らぬ間に。

 S-02-17:洗脳ではなく教育であり続けるための大切な問い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19572431.html

 

 だからモニタリングが重要!

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

最近、私の無意識は強いゆらぎを感知しました。「ヘンザイ」という言葉をきっかけに。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 御承知のとおり、このブログは「苫米地博士の教えをしっかり届ける」ことを目的としています。そのために「博士の大量の著書の中から最もマッチする文章をピンポイントで引用する」ことを心がけています。

 最近引用させていただいたのが「百年後の日本人」(角川春樹事務所、p82)中の「意識の遍在化」(引用文はこちら↓)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36662809.html

 

 その引用文を読みながら、私は「ちょっと混乱」しました。フレームが中断した、あるいは切り離されたような感覚に襲われながら

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳力」(アスコム、p249)より引用します。

 

 

空間支配のためのフレーム中断とオーバーロード

 空間をコントロールする手法には「フレーム中断」というものもあります。これも内部表現の書き換えの一種です。

 催眠術で起こすような「カタレプシー」もこれで起こすことができます。「カタレプシー」というのは受動的にとられた姿勢を、それが不自然な姿勢であっても保ち続けて、自分の意志で元に戻そうとしない状態のことを言います。

 たとえばこうです。

 「どうもどうも」などと言いながら相手に右手を差し出すと、相手も間違いなく右手を差し出してきます。このとき、相手の目を見ながら、何気なく、すうっと右手を引っ込めます。すると、相手は右手を出したまま、しばらくはその姿勢を保ち続けるのです。握手をするものだと思って出した手が、肩透かしを食らった感じで宙ぶらりんになっているにもかかわらず、その手を引っ込めることをしません。「握手」という一連の動作は一つのフレームとして記憶されており、これが中断されると内部表現切り離し状態が起きるのです。この状態が「カタレプシー」で、一種の催眠状態と言えます。

 思いっきり肩透かしを食らわせてしまうと、相手も気付きますが、握手をしない程度にこちらも宙ぶらりんな位置に手を置いておくと、ほぼ間違いなく相手も手を出したままの姿勢を保ちます。これも空間のコントロールの一つの手法です。このコントロール下で相手に働きかければ、相手は同調するしかありません。

 また、こんな方法もあります。

 ビジネスで名刺交換のときにわざと自分と違う人の名刺を出すのです。挨拶をして、お互い名刺を出した瞬間に自分の名刺が違うことに気付いたふりをして、「あ、ごめんなさい、間違えました」なんて言いながら、正しい自分の名刺と交換して出すのです。

 間違えた名刺を正しい名刺と交換するのに少し時間がかかるわけですが、相手はそのあいだ、ずっと名刺を出した状態のままで待っているはずです。これも「カタレプシー」です。これによって相手は暗示がかかりやすい状態になり、コントロールが容易になります。

 あるいは、誰かとお酒を飲んでいたとします。たいてい、最初に「乾杯」と言ってグラスを合わせますが、このとき、自分はふっとグラスを引っ込めてしまうのです。このままでは不自然ですから、「あれ、このグラス、なんか手触りが変わってるよね」とか「なんか、音楽、うるさいよね」とか、別の情報を与えて相手を混乱させてしまうのです。

 うまくやらないと「なんで乾杯なのにグラスを引っ込めてるのよ」とか「そんな話は乾杯してからにしてよ」なんて言われて失敗してしまいますから、さりげなく、ごく自然にやる必要があります。

 うまくできれば、相手はグラスをもったまま「カタレプシー」の状態になりますから、このときに暗示をかけるととてもかかりやすいのです。

 どんどん相手より先に話題を与え続けるというのは、「カタレプシー」状態をつくるうえで有効なテクニックです。人間の脳はある程度以上の過多な情報を与えられると、情報処理能力を超えてしまって、臨場感が現実世界と切り離されてしまうのです。オーバーロードというテクニックです。電話などで一方的にしゃべり続けるというのもオーバーロードにより「カタレプシー」を引き起こすための有効な手段です。

 相手を暗示にかかりやすい状態にしたら、あとはイメージでも、場合によっては言葉でも、こうなりたい、こうしてほしいという表現をするだけでいいのです。

 引用終わり

 

 

 フレーム中断、オーバーロード このコントロール下で相手に働きかければ、相手は同調するしかありません

 

 私が「百年後の日本人」中の「意識の遍在化」のところで「ちょっと混乱」したのには理由があります。もう修正されているかもしれませんが、引用文を選ぶ際に読んでいたKindle版の「百年後の日本人」には「意識の在化」と書いてありました。

 

 「偏在」というフレームのまま博士の文章を読んでいる間、クリアな感じは得られませんでした。それは「ゲシュタルトの統合ができず、理解できない状態」。体感でいうと「霧が晴れない感覚」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 「何かおかしい」という内省言語を経てたどり着いた仮説が「『在』の誤植であろう」。

その仮説を検証するため、すぐに書籍を引っ張り出して確認しました。すると、やはり書籍版には「在」と書かれていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

この時点で明らかなのは、「Kindle版と書籍版で『ヘンザイ』の表記が違う」という事実。どちらが正しいかまではわかりません。

しかし私は、「遍在」が正しいと確信しました。「偏在」だとゲシュタルト化せず、「遍在」だとクリアなゲシュタルトができるから(connect the dots)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

  遍在と偏在

 

 この2つの言葉を眺めながら、「ヘンザイ」の使い分けと統合がコーチングの実践にとても重要であることに気がつきました。

 F-289:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.2;超人脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31299309.html

 

F-397につづく)

 

 

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