苫米地理論&定理を学び、苫米地式を実践する <竹原邦雄 / CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 <竹原邦雄 / CoacH T> ブログ

タグ:エスティーム

Q-480:「俺の処方を勝手に変えるな」と怒られました <vol.4;想像を超えるリアリティの出し方>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

vol.1;無明

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38266229.html

 vol.2;ゴールを包摂しエフィカシーを上げる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38272080.html

 vol.3;エフィカシーは“全て”に影響する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38285926.html

vol.4;想像を超えるリアリティの出し方

 

 

Q:私は4年目の内科医です。私自身がまだ先輩に指導を受けている立場ですが、研修医を指導することもしています。先日、先輩医師から引き継いだ患者さんの処方を変更したら、あとで「俺の処方を勝手に変えるな」とすごく怒られました。研修医もその場にいたので、とても悔しい思いをしました。コーチであり医師でもある先生は、どう思われますか?

 

A4:「情動的になり、論理的思考ができなくなってしまった脳」を、前頭前野優位に戻し、IQを高め、エフィカシーを上げていくためにはどうすればいいでしょうか?

 F-404:自由訳「守破離」 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 

 じつは、苫米地博士は、強力な解決策を教示されています。それは「新しいエスティーム」を活用すること。

エスティーム(Esteem)は「尊重する」「高く評価する」という意味。エフィカシー(Efficacy)と似ているように思われるかもしれませんが、両者はしっかり区別するべきものです。

(区別と差別の違いはこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 なぜなら、これまでのエスティームは、社会の中での地位のことを指すから。社会的地位とは「現状の中に居続ける」ことで意味を成します。それは「過去に囚われる」ということ。

例えば、「研修医」より「4年目の内科医」の方が偉く、「4年目の内科医」よりは「先輩医師」の方が偉いというのは、過去に囚われた従来のエスティームです。

 Q-458:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.2;権力とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37957648.html

 

エスティームを高めることは「自分を現状に縛り付ける」「過去の呪縛を強める」ことを意味します。ですから、「過去は一切関係ない」をプリンシプルとするコーチングで重視されることはありませんでした。

 L-248202210月介護施設研修 -08;「過去には一切こだわらない」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38119777.html

 

ただ、エスティームが高い人は、じつは、エフィカシーも高い傾向があります。

そこで苫米地博士は、そのようなエスティームを活用するために、新たな意味を追加し再定義されました。それが「(自分の社会的地位を誇るのではなく)自分のゴールの凄さを自ら誇る」というものです。

Q-256:私、立ち直れるかな? <前編;個人の視点で>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28693339.html

 

 

エスティームの新しい解釈(オーセンティック・コーチング 2026)

「オーセンティック・コーチング 2026」(p133)より引用

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Amazon.co.jp: オーセンティック・コーチング2026 ~本物のコーチング~ eBook : 苫米地英人:

 

 

 ゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域、4)自分中心を捨て去るの4つ。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 自分中心を捨て去りながら現状の外に設定するゴールは、当然、“自分”という枠組みを超え社会にひろがっていきます。抽象度が上がるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんな抽象度の上がったゴールを誇ることが新しい「エスティーム」。つまり、旧「エスティーム」は自分のことであり、新「エスティーム」は社会のことだということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 さらに時間を入れて考えると、旧「エスティーム」は過去であり、新「エスティーム」は未来だということができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 よって、苫米地博士によるエスティーム再定義のポイントは、「自分/過去」から「社会/未来」への意識(視点)の変化 だといえます。これは次世代コーチングの「(関数pの再定義を促すのではなく)可能世界w1から別の可能世界w2への移行を促す」という定義と合致します。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 苫米地式コーチングの形式定義は「可能世界間の移行」。それがここまで取り上げてきた「Efficacyw1)→w2」です。新しいエスティームまで入れて考えると

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

 自分のゴールを誇ることでエスティームを高める

 →エスティームが高まることでエフィカシーが上がる

 →現状w1からゴールの世界w2に移行する = Efficacyw1)→w2

 

 

 新しい「エスティーム」と「エフィカシー」が高い人(=ゴールの抽象度の高さを誇り、かつ、ゴール達成を確信している人)は、高い抽象度で現状の外側をしっかりと見ることができるようになりますそれは「無明ではなくなっていく」ということ

 L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

そういう人だからこそ、圧倒的な利他性を持つことができます。

 

 

  圧倒的な利他性

 

 

 私が感じる御質問の課題(case)は「無明」。そして、解決(plan)は「利他性」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 その「利他性」を、苫米地博士は“苫米地英人アカデミー”の中で詳細に定義されています。このブログでその内容を明かすことはできませんが、じつは、博士の著書でエッセンスを感じることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 以下、苫米地博士の著書「老い方を今すぐ、アップデート 老害にならずに『第二の人生』を生きるヒント」(TAC出版、p68)より引用します。「利他性」という“関数”によりアクセスする次元を感じながら読み進めてください。Feel

 F-433~:イメージするための表現の関数

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432465.html

 

 

世界の見え方を変える究極の方法

 新しい「発想」を得るには、新しい視点を手に入れることが大切です。

 別の視点から世界を見ることで新しい発想は自然に生まれてきます。

 問題はどうやって別の視点を手に入れるのか、ということです。別の視点を手に入れましょうと言われても、それが簡単にできないからみなさん、悩むわけです。

 

 私がこれまで別の視点の例として挙げてきたのは居酒屋の店長とアルバイトの違いです。店長の視点はどうやって店の売上を上げるか、で、そのためには集客を考えたり、コストを下げたりといった方策をいろいろ行います。

 しかし、アルバイトはどうでしょうか? 時間給で働くわけですから売上なんか関係ありません。極端な話、集客どころか、お客なんか来ないほうが楽にお金が入るでしょう。つまり、店長にとってお客さまは「ありがたい」存在であり、アルバイトにとってお客は「迷惑な」存在なのです。

 これが、視点の違いで見えるものが変わるというわかりやすい例です。ビジネスパーソンなら一度は聞いたことがあるでしょう。上司の視点、社長の視点、顧客の視点で世界を見直してみる。要は、視点を一段、高めてみると見えるものが自然に変わってくるということです。

 

 問題はそれをどうやって行うかです。上司や店長の気持ちを想像することによって、その視点を手に入れることは可能といえば可能ですが、想像はあくまで想像なのでどうしてもリアリティが出ません。一番いいのは自分がその立場になることですが、これだとしょっちゅう転職を繰り返すことになってしまい現実的ではありません。

 想像を超えるリアリティの出し方は、究極的には、たぶん一つしかないと思います。

 それが利他的になることです。

 なぜなら「利他」はとても簡単に他人の立場になれる方法だからです。相手をよく観察して手助けできるところがあれば手助けをする。これが利他の基本の一つです。

 想像はその人の思考をなぞるだけですが、「利他的になる」となれば、相手の力になろうとするのが自然です。相手の力になろうとすれば、自然に相手の視点で動くことになるわけで、結果として世界の見え方が変わるのです。

 これが視点を変えるということです。

 みなさんは、これまでの人生のなかで「視点を変えてみましょう」という言葉を何度も聞かされてきたはずです。しかし、ほとんどの人が何をどうしていいかわからなかったはずです。

 実はそのやり方が利他でした。利他によって新しい付加価値を生み出し、世界を変えることにもつながるのです

 引用おわり

 

 

 想像はその人の思考をなぞるだけですが、「利他的になる」となれば、相手の力になろうとするのが自然です。相手の力になろうとすれば、自然に相手の視点で動くことになるわけで、結果として世界の見え方が変わるのです。

 これが視点を変えるということです。

 

 コーチであり医師でもある先生は、どう思われますか?」に対する私の最終的な答えは視点を変えるビッグチャンス!

 Q-265:臨場感世界をまったく同じように感じることが<前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29084873.html

 

 ぜひ、「利他性」を意識に上げながら、「先輩医師」や「研修医」、そして患者さんや縁ある人々と向き合うようにしてください。きっと「世界の見え方が変わる」はずです。

 Q-266:臨場感世界をまったく同じように感じることが<後編;視点を上げる>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29135063.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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F-275:冗長性と多様性 <vol.7DevSecOps

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Q-464:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.8;抽象度×エソテリシティ×リーダーシップ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38038884.html

 

 

老い方をいますぐ、アップデート

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Q-460:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.4;エスティーム>

 

 私のゴールのひとつは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴール達成のための縁起のひとつとして、気楽なクラブ活動を続けています。それが「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」↓

1

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 その活動中に「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけをいただきました。貴重な縁をきっかけに考えたことを言語化します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1;慈悲の注意ポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37932649.html

 vol.2;そもそも権力とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37957648.html

 vol.3;リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html

 vol.4;エスティーム

 

 

 最初(Q-457/vol.1)に「コンパッション=慈悲の注意ポイント」を確認しました。それは「①情動で出た慈悲は疑え」「②慈悲はルールの世界ではない」「③この世をよくしたいなら権力から離れる」。

 その「③この世をよくしたいなら権力から離れる」に関する苫米地博士の言葉が

 

この世界をよくしようと思うことになんの問題もありません。大いにやってほしいところです。ただし、権力を持ってそれを実現する方向で考えるとしたら、それは若い時の迷いです。迷いは無知からくるものです。根源的には無明といいますが、簡単にいうと無知。

 

 

 初めてこの部分を読んだとき(2019年)、「『この世界をよくしよう』という思いを『権力を持ってそれを実現する方向で考える』ことが『迷い』であり『無知』である」ということが理解できませんでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

おそらく「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけをされた方も同じだと思います。

 Q-172:自身の信念を失いそうです vol.4;コーチ向け

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24495212.html

 

 それは「『コンパッション=慈悲の注意ポイント』がゲシュタルト化していない」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 私自身のモヤモヤはずっと続いていましたが、最初のバージョンの「オーセンティック・コーチング」(20224月出版)を読んだ後に解消しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 きっかけは新しい「エスティーム」の理解でした。以下、最新のバージョンである「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p131)より引用します。

 

 

◎エスティームの新しい解釈

 鬱になるのは前頭前野の活性が下がって大脳辺縁系が優位になっているからです。エフィカシーが上げられない原因も同様で、大脳辺縁系の活性が優位になり、IQが下がっている状態だからです。情動的になり、論理思考ができなくなってしまった脳を、前頭前野で思考できるようにすればエフィカシーも上がってきます。別の言葉で言えば、マインドの使い方を間違えているためにエフィカシーが上がってこないのです。マインドの使い方を変えていけば、エフィカシーも自然に上がってくるはずです。

 では、マインドの使い方をどう変えていけばいいのでしょうか?

 これについてはすでにいろんな書籍で書いていますので、そちらも参照してほしいのですが、本書で新しく伝えるのはエスティームの効用です。

 セルフエスティームという言い方もしますが、本書ではエスティームで統一します。

 エスティームの意味は「尊重する」「高く評価する」という意味で、エフィカシーと似ているように聞こえますが、コーチングでは両者を明確に分けています。

 なぜなら、コーチングにおけるエスティームとは、社会の中での地位のことを指すからです。課長よりも部長のほうが高いエスティームであり、部長よりも社長のほうが高いエスティームを持っているということです。

 しかし、社会的地位とは現状の中に居続けることで意味を成します。「私はこの会社の部長なんだ」ということに誇りを持っていればこそ、それを実現したいと思うわけです。つまり、エスティームを高めることは自分を現状に縛り付けることを意味します。ですから、エスティームはコーチングではクローズアップされることが少ない言葉になります。ただし、人間の心理とは不思議なものでエスティームが高い人はエフィカシーも高いことが往々にしてあります。

 ですから、今回、私はエスティームに新たな意味を追加し、再定義しました。この再定義によってエスティームはコーチングにおいて重要な言葉となります。

 エスティームの新しい定義とは自分の社会的地位を誇るのではなく、「自分のゴールの凄さを自ら誇る」というものです。部長や社長といった社会的な地位を誇るように、自分のゴールの高さを自ら評価し、誇るのです。

 これまでのエスティームは「私もとうとう社長にまで上りつめた。凄いな、私は」としみじみ思うことでした。しかし、これからのエスティームは「私のゴールは社会的貢献度がとても高い。現にあそこやあそこの国の人々の暮らしを豊かにできそうだ。私って凄いなあ」としみじみと思うということです。

 自分が持っているゴールを誇ることでエスティームを高める。エスティームが高まれば、エフィカシーも自然に高まってくるのです。

 引用終わり

 

 

エスティームの新しい解釈(オーセンティック・コーチング 2026)

「オーセンティック・コーチング 2026」(p133)より引用

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コーチングにおけるエスティームとは、社会の中での地位のことを指す 社会的地位とは現状の中に居続けることで意味を成しますつまり、エスティームを高めることは自分を現状に縛り付けることを意味します

 

 こちらの「エスティーム」が、私たちが離れるべき「権力」に相当するもの。前回(Q-459)確認したとおり、その正体は「組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステム」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html

 

 苫米地博士は、これまでの「エスティーム」に新しい意味を追加し、再定義をされました。それが

 

 自分の社会的地位を誇るのではなく、「自分のゴールの凄さを自ら誇る」

 

 ゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域、4)自分中心を捨て去るの4つ。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 自分中心を捨て去りながら現状の外に設定するゴールは、当然、“自分”という枠組みを超え社会にひろがっていきます。抽象度が上がるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 さらに時間でいうと、旧「エスティーム」は過去であり、新「エスティーム」は未来です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 つまり、博士によるエスティーム再定義のコアは、「自分/過去」から「社会/未来」への意識(視点)の変化 だといえます。これは次世代コーチングの「(関数pの再定義を促すのではなく)可能世界w1から別の可能世界w2への移行を促す」という定義と合致します。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 苫米地式コーチングの形式定義は「可能世界間の移行」。それを「Efficacyw1)→w2」と記述します。

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

 自分が持っているゴールを誇ることでエスティームを高める。エスティームが高まれば、エフィカシーも自然に高まってくるのです

 

 新しい定義の「エスティーム」と「エフィカシー」が高い人(=ゴールの抽象度が高く、かつ、そのゴール達成を確信している人)は、高い抽象度で現状の外側をしっかりと見ることができるようになります。

そういう人が圧倒的な利他性を持ち、徹底的な自己犠牲と揺るぎない責任感で生きていると、まわりの人々も自然と感化されていきます(その理由は↓)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 言い換えると高い理想と直接的実行

それを苫米地博士は“ゲバラ主義”と表現されます。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

“ゲバラ主義”のようなブリーフで生きている人をイメージできたなら、「上に上がるのではなくて下に下がろうとする」ということが腑に落ちるはず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「この世をよくしたいなら権力から離れる」の鍵は、やはり抽象度にありそうです。

 F-402:「抽象度」を説明する際に用いている図が誤解を与えていることを知り、止観を経て、気づいたこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36958351.html

 

Q-461につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記(Q-459の追記のつづき)-

情動的になり、論理思考ができなくなってしまった脳を、前頭前野で思考できるようにすればエフィカシーも上がってきます。別の言葉で言えば、マインドの使い方を間違えているためにエフィカシーが上がってこないのです。マインドの使い方を変えていけば、エフィカシーも自然に上がってくるはずです

 

 情動的になる」ことを防ぐために般若心経が説く「空(くう)」について確認し、「論理思考ができなくなってしまった脳」をリブートするためにトゥールミンロジックについて学び実践するどうやら私の試みの方向性は間違っていなかったようです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 *「トゥールミンロジック」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

しかしながら、私は“だまし討ち”にあい、「組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステム」から弾きだされました。

 I-017:ブログ更新予定 ~「恐れはダークサイドに通じる」を克服するために~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

 その本質的な理由は「現状の外(旧『エスティーム』の外)へのゴール設定の促しが不十分であったため、相手の無意識が『関数pの書き換え』と感じた」からでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 そもそも病院長である私と創業家一族の間には利害関係が存在していました。「コーチはクライアントのコンテンツには一切関わらない」という鉄則の意味を、私はこの厳しい経験を通じて学びました。

 Q-443:コンサルティングとコーチングは同時にできるでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37416250.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

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Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?

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オーセンティック・コーチング2026

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F-388:“心身の不調”の一考察 ~苫米地式コーチング認定コーチとして~ <vol.4;新しいエスティームのfirst step

 

 はじめに(F-385/vol.1)、私が医師として経験した<ケース>を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

私が感じた本質的課題(case)は「ゴールがない」こと。

 

その根治的解決法(plan)は、もちろん、「ゴールを設定し、ゴールに向かって生きる」ことです。そのプロセス中に、人は「『宇宙に対して果たす機能』がわからない」というスピリチュアルペインを克服していきます。

 L-122202111月医療・介護研修… -03;ゴールがスピリチュアルペインを解決する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32663640.html

 

  ゴールを設定し、ゴールに向かって生きる

 

 その間に起こること(起こすべきこと)を、コーチとして考察します。

 

 vol.1;本質的課題と根治的解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36235572.html

 vol.2;動物の本能から生じる情動

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36282736.html

 vol.3;満たされない承認欲求が「かまってちゃん」を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36325746.html

 vol.4;新しいエスティームのfirst step

 

 

 エフィカシーは「ゴール達成能力の自己評価」。よって、ゴールを設定しないことには高めようがありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

ところが、ゴールはエフィカシーが高くないとなかなか設定することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 “心身の不調”を抱えるような人に対して、まわりはどのように接すればいいのでしょう?

 

 

 コーチとしての私は、苫米地博士が再定義された「エスティーム(Esteem)」が鍵になると思っています。

L-172202203月シークレット… -05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 

 新しいエスティームとは、「自分のゴールの凄さを自ら誇る」というもの

 そのエスティームを高めるfirst stepとして、「何か凄いゴールを設定しようと決めた自分」を自ら誇ってみる!

 

 

現状の外にゴールを設定するということは、これまでの慣れ親しんだコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)の外側に飛びだすということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 当然、不安を感じ、落ち着かない感じがします。さらには、現状の外を貫くと、まわりから攻撃されるようになります。「Not Normal」だから。

 Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなってしまいます。このような場合どのようにすればいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 そんな現状の外の感覚を保ち続けることは、決して楽ではありません。強力なホメオスタシスに抗うことになるからです。だからこそ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「何か凄いゴールを設定しようと決めた自分」を自ら誇ってみる!

 

新しい定義のエスティーム(Esteem)を高めることができると、今まではスコトーマに隠れ認識することができなかったゴール(の芽のようなもの)がチラチラと見えてきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 次に行うのは、そのゴール(の芽のようなもの)を五感で体感すること。

 L-07520211… -04;抽象度を上げてIQを向上させる苫米地式トレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29486824.html

 

ゴール自体は不明瞭なはずですが(明瞭なら現状の中です)、ゴールを達成した自分の状態やその時自分がいる世界はクリアに感じることが可能。「クリア」とは、「臨場感豊か」という意味です。

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

 「ゴールを達成した自分の状態」や「ゴールを達成した自分がいる世界」の臨場感を豊かに感じられるようになる頃には、さらなるゴールを設定できるようになっているはず。

もちろん、ゴール達成に向けて自然に生きているでしょう(=気楽)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

それが(かつての)夢を達成していく感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 *「臨場感豊か」の秘訣はこちら↓

 L-111~220218… -13~4;臨場感を高めてリアリティを合成する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31473967.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31509419.html

 

 もちろん、「ゴールを達成した自分の状態」や「ゴールを達成した自分がいる世界」の臨場感を豊かに感じられるようになる頃には、「かまってちゃん」を克服しています。エスティーム⇆エフィカシーが相乗的に高まっていくから。

 反対にいうと、いつまでも「かまってちゃん」のままなら、エスティームを高めることも、ゴールを設定することも、エフィカシーを高めることもできないでしょう。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

私が思う「かまってちゃん」の特徴は、1)とことん自分中心、2)まわりへの配慮が乏しい、3)過去へのこだわりが異常に強い、4)あくまでも被害者(まわりへ迷惑をかけている=加害者側であることを決して認めない) という感じ。

 

 この中でまずあらためるべきなのが

 

F-389につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

私が思う「かまってちゃん」の特徴は、1)とことん自分中心、2)まわりへの配慮が乏しい、3)過去へのこだわりが異常に強い、4)あくまでも被害者(まわりへ迷惑をかけている=加害者側であることを決して認めない) という感じ

 

 もう一つ付け加えると、5)社会常識に欠ける。

 

 それは「Not Normal」とは違います。コーチのブリーフとしての「Not Normal」は社会で共有されている価値観を十分理解した上で、「あえてはみ出す(従わない、無視する)」というもの。はみ出す方向性は、より抽象度の高い方、すなわち空(くう)に向かってです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 *「抽象度」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

より高次の次元にはみ出すと、当然、はじかれることになります。ただし、それに対して他人や社会を攻撃することはありません。すべて“自分”が「因」であり、「果」は自身の責任だと理解しているから。それが「自責」です。

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 一方、「かまってちゃん」は、平然と他を攻撃します。あくまでも自分は被害者だから。それが「他責」。

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

実際、「私はこんな辛い思いを抱えている」といった内容を一方的に相談してきて、相手の都合などまったく考慮しようとせず、ただ解決だけを求める人がいます(しかも名前さえ明かさずに)。そのような人は、まさに「かまってちゃん」。

 Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13215570.html

 

私の場合、「かまってちゃん」には厳しく接するようにしています。このようなイメージを非言語で伝えながら

 

自身のその未熟さが苦の根源であり、成長こそが解決である

 

 その気づきがない限り、無限の可能世界への扉が開くことはありません。当然、自由な未来などありません。低抽象度次元に居続けることを自ら許容し続けるかぎり、いつまでも過去の延長線上を生き続けることになるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

必要なのは「社会的洗脳」を自ら解き放つこと。まずは解き放とうと覚悟を決めることです。

L-06020208月シークレットレクチャー -06;必要なのは意思と覚悟

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28153740.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社より再版、p58)より引用します。

 

 

「いつも幸せな自分」でいるために

 

不幸の原因はすべて自分にある

 あなたは「いまの自分」を不幸だと感じていますか?

 もちろん、「禍福はあざなえる縄の如し」で、幸せなときもあれば、不幸なときもあるでしょう。どちらにしても、少しでも自分は不幸だと感じることがあるのなら、不幸だと思うその原因を突き止めて、自分を変えなくてはなりません。

 本書で目指すのは「常に、圧倒的に幸福でいられる自分」です。「なりたい自分」像は人それぞれであっても、この点だけは万人に共通の夢であるはず。まず、

 「不幸はどこから来るの?」

 ということから、考えてみましょう。

 といっても、答えは簡単。不幸の裏にはすべて、「自分の失敗」があります。

 世の中には、いろんな悩みを抱えた人がいます。「一流大学に落ちた」「希望の企業に就職できなかった」「仕事の成果があがらず、出世できない」「安月給で暮らしに汲々としている」「恋人にふられた」「子育てがうまくいかない」「忙し過ぎて、自分の時間がない」「人づき合いが苦手で、友達が少なく孤独だ」「発想が貧困で、平凡な企画しか出てこない」……。でも、どんな不幸ももとを正せば、自分の行動の結果です。

 だからこそ、そこのところをちゃんと自覚している人はよけい切実に、自分を不幸だと感じてしまうのでしょう。

 その点、自分に責任がなければ、気楽なものです。「受験に失敗したのは親のDNAのせい」とか、「医学部に進学できないのは、家が貧乏なせい」「出世しないのは、上司がバカなせい」などと、自分の不幸を人のせいにできれば、ずいぶんと気が楽になります。失敗の責任を自分以外の誰か、または自分が所属する社会とかに転嫁しちゃえば、同じ不幸でも大して苦痛を感じないのです。

 だからといって私は、「自分が不幸になったら、誰かに責任転嫁しましょう」と言いたいのではありません。そんなことをしたら、「自分の人生は他人に操られていい」となってしまいますから、「奴隷の人生」を勧めることになってしまいます。そうではなくて、

 「不幸の原因はすべて自分にあると、潔く認めなさい」

 と進言したいのです。「いつも幸せな自分」でいるためにも、不幸は自分が招いていることを自覚していることが必要だからです。

 そもそも、これから行おうとしているのは内部表現を「不幸な自分」から「幸せな自分」に書き換える作業でもあります。自分の不幸をしっかり認識することが大事なのは言うまでもありません。

 

あなたはなぜ、自分が不幸だと思うのですか?

 不幸の責任は自分にあることを認識したら、次に、どうして自分はその不幸を不幸だと感じるのかを考えてみてください。

 

 誰かと比べて、不幸なのではありませんか?

 社会の価値観と照らし合わせると、不幸なのではありませんか?

 自分が思い描いていた仮想的な自分の成功と比較して、不幸なのではありませんか?

 

 そう、たいていの場合、不幸は相対的なものです。何か物差しがないと、不幸かどうかを認識できません

 逆に言えば、「絶対的な不幸」というのはないのです。

 ならば、自分を何かと比べるのをやめればいい。それだけで不幸感はなくなります。すると、自分は不幸だと悩むこともなくなります。不幸から自由になれるのです。

 それほど簡単な話なのに、自らの不幸を嘆く人のなかには、悩むことをやめずに、自分をやめてしまう人、つまり自殺を選んでしまう人が後を絶ちません。やめるべきものは何か、その選択を誤ってしまうのです。

 なんてことを言うと、「不幸をやめられないから、苦労しているんじゃあないか」という声が聞こえてきそうですが、そうではないでしょう? 1章で、

 「自我は空である。物理的な実体ではなく、情報に過ぎない」

 ことを学んだあなたは、それができることをすでに知っています。不幸は、自分が何かと比較することでつくりだしたものなのだから、その比較対象とした情報を消去すればいいだけです。

 とはいえ、これも前章で述べたように、ホメオスタシスのフィードバックが強すぎて、なかなか不幸をやめられない人も多いと推察します。本章では、「不幸をやめるための考え方」についてお話ししていきましょう。

 最も大切なのは、いまのあなたが当然の如く受け止めている「世の中の価値観」を、根本から疑ってみることです。

 いまの社会は、命も含めて何事にも“偏差値”をつけて、その価値観を多くの人に押し付けています。これはある種、「社会的洗脳」です。どうして、そういう社会になったのかということも含めて理解することで、その洗脳から自らを解き放ってください。

 引用終わり

 

 

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F-033:その男、〇〇につき

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F-348:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.1Off the wall

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F-367~:義を見て為さざるは、勇無きなり

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F-387:“心身の不調”の一考察 ~苫米地式コーチング認定コーチとして~ <vol.3;満たされない承認欲求が「かまってちゃん」を生みだす>

 

 はじめに(F-385/vol.1)、私が医師として経験した<ケース>を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

私が感じた本質的課題(case)は「ゴールがない」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

その根治的解決法(plan)は、もちろん、「ゴールを設定し、ゴールに向かって生きる」ことです。そのプロセス中に、人は「『宇宙に対して果たす機能』がわからない」というスピリチュアルペインを克服していきます。

 L-122202111月医療・介護研修… -03;ゴールがスピリチュアルペインを解決する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32663640.html

 

  ゴールを設定し、ゴールに向かって生きる

 

 その間に起こること(起こすべきこと)を、コーチとして考察します。

 

 vol.1;本質的課題と根治的解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36235572.html

 vol.2;動物の本能から生じる情動

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36282736.html

 vol.3;満たされない承認欲求が「かまってちゃん」を生みだす

 

 

前回(F-386)は、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社、p76)より引用しました。その中にこんな文言(青字)があります

 

「感情」の解剖図鑑

 

 

動物にはもともと、身の安全を守るために群れをなす習性があります。

 進化の結果、人間は一人でも行動できるようになりましたが、脳内には、仲間を求める仕組みがまだ残っています。集団で行動していた時代の名残が、生物としての人間の脳に残っているのです。たとえば、一人暮らしの人が寂しさを感じてしまうのは、そのせいです。

 引用終わり

 

 

その「名残」は、じつは、コーチングにも大いに関係します。「名残」を克服できないと、いつまでも過去に囚われたままです。

その「名残」のひとつが「エスティーム(Esteem)」。

L-172202203月シークレット… -05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 

そのエスティームについて、苫米地博士はこのように書かれています。「オーセンティック・コーチング」(CYZOp125)より引用します(青字)。

 

 

オーセンティック・コーチング

 

 

 エスティームの意味は「尊重する」「高く評価する」という意味で、エフィカシーと似ているように聞こえますが、コーチングでは両者を明確に分けています。

 なぜなら、コーチングにおけるエスティームとは、社会の中での地位のことを指すからです。課長よりも部長の方が高いエスティームであり、部長よりも社長のほうが高いエスティームを持っているということです。

 しかし、社会的地位とは現状の中に居続けることで意味を成します。「私はこの会社の部長なんだ」ということに誇りを持っていればこそ、それを実現したいと思うわけです。つまり、エスティームを高めることは自分を現状に縛り付けることを意味します。ですから、エスティームはコーチングではクローズアップされることが少ない言葉になります。

 引用終わり

 

 

 エスティームを高めることは自分を現状に縛り付けることを意味します

 

 「だから、エスティームと関係なく生きよう!」と言うことは簡単ですが、実際にエスティームを手放すことは簡単ではありません。「集団で行動していた時代の名残」であり、遺伝子レベルで書き込まれているから。

 

 ところで、米国の心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow1908~1970年)の「欲求階層説」を御存知でしょうか?

 

 

 

自己実現理論(Wikiより引用)

欲求階層説(自己実現理論)

Wikipediaより引用

マズローの欲求段階説 - Wikipedia

 

 

マズローは、「人間は自己実現に向けて絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を五段階の階層で理論化しました。それが「欲求階層(段階)説」で、「自己実現理論」とも呼ばれています。

それによると、人間の欲求は五段階のピラミッドのようになっており、下位の段階の欲求が満たされるとより高次の欲求を目指すと説明されています。

その欲求とは下位より、1.生理的欲求(Physiological needs)、2.安全の欲求(Safety needs)、3.所属と愛の欲求(Social needs/Love and belonging)、4.承認(尊重)の欲求(Esteem)、5.自己実現の欲求(Self-actualization)の五つ。

そう、下から四段階目がエスティーム。日本語でいうと「承認欲求」です。

 PM-05-13~5そもそも教育とは?-6)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 この「承認欲求」が満たされない苛立ちを、私は、<ケース>を観察しながら感じました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ため息をやめれば年収1億円への道が開ける」(宝島社、p205)より引用します。

 

 

「かまってちゃん」は自己愛の歪んだ表出?

 他人にかまってほしいという願望を持つ人間のことを、一般的に「かまってちゃん」と呼びます。たとえば、ツイッターに「困ったな~」「疲れた」といったツイートを頻繁にアップし、「どうしたの?」「大丈夫?」といった心配する返信を期待する人などは、典型的なかまってちゃんと言ってもよいでしょう。

 このような軽度のかまってちゃんは、適当に相手をしていれば満足するし、うっとうしければ無視すればいいので、有益ではないけれども有害でもありません。しかし、重度のかまってちゃんを放置すると、冗談ではすまされない嘘や自傷行為によって自分に注目を集めようとするなど、関わる人間を心身ともに疲弊させます。

 なぜかまってちゃんのような人間がいるのか。私は自己承認欲求が異常に強いことがその原因だと考えています。

 「自分を認めてほしい」と願う自己承認欲求は、社会的動物である人間ならば誰しもが持っている欲求です。ところが、コンプレックスや情緒不安定などによって自分に自信がない=エフィカシーが低い人間は、その状態を許容してもらうために周囲の人間を巻き込もうとします。重度になればなるほど、手段を選ばずに。

 パーソナリティ障害の一種である自己愛と混同されることもありますが、こちらは過剰なまでの自信や幼少期に矯正されなかった全能感などが根底にあるため、かまってちゃんとは逆に、無駄にエフィカシーが高い点が違います。

 自分がかまってちゃんだという自覚がある人は、エフィカシーを高める努力をすれば、自然と自己承認欲求が弱まります。

 また自分の身近にかまってちゃんがいる場合は、無視するのが最良の対策と言えるでしょう。本人に自覚と改善の意志がない限り、自己承認欲求は弱まってくれないからです。それどころか、中途半端に相手をすると確実にエスカレートするのでご用心を。

 引用終わり

 

 

 「自分を認めてほしい」と願う自己承認欲求は、社会的動物である人間ならば誰しもが持っている欲求です。ところが、コンプレックスや情緒不安定などによって自分に自信がない=エフィカシーが低い人間は、その状態を許容してもらうために周囲の人間を巻き込もうとします。重度になればなるほど、手段を選ばずに

 

 <ケース>で紹介した患者さんの心の内は、まさにこんな感じでしょう。

 

 根治的解決法は、最初(F-385/vol.1)に提示したとおり、「ゴールを設定し、ゴールに向かって生きる」こと。ゴールがなければ、エフィカシーを高めようがありません。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

でも、よほどいいコーチに巡り会わないかぎり、ゴールを設定すること自体が難しいでしょう。決して少なくない人が、「ベーシックトラスト」のレベルで大きな問題を抱えているからです。

Q-229:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか? 後編;しつけと教育の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27824108.html

 

 博士が書かれている「エフィカシー」とは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。簡単にいうと、「私はゴールを達成できる」という確信。

その確信に、根拠はまったくいりません。ただ「できる」と確信するだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

  ただ「できる」と確信するだけ

  

 それがエフィカシー。

エフィカシーを高めることは一見簡単そうに思えますが、実際にはそんなに簡単ではありません。なぜでしょうか?

 

そう、エフィカシーは「ゴール達成能力」の評価であり、ゴールを設定しないことには高めようがないから。

 F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

  エフィカシーは「ゴール達成能力」の評価であり、ゴールを設定しないことには高めようがない

 

その一方で、現状の外にある本物のゴールというのは、エフィカシーが高くないとなかなか設定することができません。

 F-314~5:デジタル自傷行為 <plan-side -2;ゴール×エフィカシーの“秘密”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32626694.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32678098.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 “心身の不調”を抱えるような人に対して、まわりはどのように接すればいいのでしょう?

 

F-388につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 エスティームを高めることは自分を現状に縛り付けることを意味します。ですから、エスティームはコーチングではクローズアップされることが少ない言葉になります

 

 それは過去の話。「オーセンティック・コーチング」以降、エスティームはコーチングにおいても重要な概念になりました。

 

 以下、「オーセンティック・コーチング」(p126)より再引用します。本文で引用した部分のつづきです。

 

 

ただし、人間の心理とは不思議なものでエスティームが高い人はエフィカシーも高いことが往々にしてあります。

 ですから、今回、私はエスティームに新たな意味を追加し、再定義しました。この再定義によってエスティームはコーチングにおいて重要な言葉となります。

 エスティームの新しい定義とは自分の社会的地位を誇るのではなく、「自分のゴールの凄さを自ら誇る」というものです。部長や社長といった社会的な地位を誇るように、自分のゴールの高さを自ら評価し、誇るのです。

 これまでのエスティームは「私もとうとう社長にまで上りつめた。凄いな。私は」としみじみ思うことでした。しかし、これからのエスティームは「私のゴールは社会的貢献度がとても高い。現にあそこやあそこの国の人々の暮らしを豊かにできそうだ。私ってすごいなあ」としみじみと思うということです。

 自分が持っているゴールを誇ることでエスティームを高める。エスティームが高まれば、エフィカシーも自然に高まってくるのです。

 引用終わり

 

 

 この“新たなエスティーム”が、「かまってちゃん」克服の鍵だといえそうです。

 

 

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ぜひゴール設定の“基本”と“ポイント”を体得してください↓

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一緒に楽しみましょう!

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