苫米地理論/定理を学び、苫米地式を実践する<竹原邦雄 / CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 <竹原邦雄 / CoacH T> ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-455~ Self Control

F-455Self Control version 0.0.0;情動>

 

 40年以上前の話です。

 

 鹿児島の深夜のローカル番組に3人組音楽ユニットが出演し、生演奏を披露しました。その時の歌詞が

 

  自由へと走るのに どうして僕たち立ちすくむ

  束の間の輝きで 自由のありかを証明するのさ

 

 ユニット名と曲名はわかりますか?

 

 

 答えは「TM NETWORK」(現在はスペースなしの「TMNETWORK」)の「Come on Let's Dance (This is the FANKS DYNA-MIX)」。3rdアルバム「GORILLA」の先行シングルとして、1986年に発売された曲です(若い~)↓

 TM NETWORKCome On Let's DanceMusic Video

 

 当時の私は、「自由」という言葉と、その「自由」を感じさせるグルーヴ感に強く惹かれました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 不安・恐怖により抑圧された闇“の中で生きていたから。

 F-217:不安と不満のはざまで <1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 なけなしのお金で「GORILLA」を買い求めたのは、きっと“希望”が欲しかったから。「いつか自由になれる」という希望が欲しかったのだと思います。

 F-220:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <4th. Step;不満から希望へ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27735209.html

 

 「GORILLA」の8ヶ月後に発売されたのが、4thアルバム「Self Control」。そのタイトル曲での「セルフコンロール♪ セルフコンロール♪ セルフコントロール♪ 」と繰り返されるコーラスがとても胸に響きました↓

 TM NETWORKSelf Control (方舟に曳かれて)Music Video

 

 

  なぜ「Self Control」という言葉がこんなにも胸に響くのだろう?

 

 

 そんなことをよく考えたことを覚えています。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 今春(2026年)、ある御縁により、再び「Self Control」について考えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 昔と違うのは、今の私には基盤“があること。その”基盤“を意識に上げながら、40年前の「自問」に対して、コーチとして「自答」します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 version 0.0.0;情動

 

 

 …40年前に「Self Control」という言葉が胸に響いた理由は、とてもシンプル。当時の私は父親譲りの“瞬間湯沸かし器”で、感情のコントロールがまったくできませんでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「怒りを爆発させては、後で落ち込む」という“いつものパターン”を繰り返す日々が、本当にイヤで仕方がありませんでした。大切な大学入試の面接でもつい「カァー」となってしまい、怒りにまかせて言い返してしまう始末。

 F-446BLACK RAIN <後編;強い倫理観が「命を失っても譲れないゴール」を生みだす>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38296909.html

 

 「こんな自分はもう終わりにしよう」「今度こそ生まれ変わろう」と何度思ったことか

 

でも、全然変わることができませんでした。

 Q-450:現状が嫌でしょうがなくてコーチングを学び始めましたが、ちっとも変わりません。こんな私でもコーチングを受ければ変わることができるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37819886.html

 

 なぜなのでしょう?

 

 

 そう、“瞬間湯沸かし器”がコンフォートゾーン(CZ)化していたからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

意識上は「父親似の超短気」を拒絶していましたが、無意識はしっかり受け入れ肯定していたはずです。子どもが小さい頃、一緒に入ったゲームセンターに「ちゃぶ台返し」があり、ずいぶんはしゃいでしまいました。それは昔のCZの名残だったはずです。

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 40年前の私にとっての「Control」の対象は「情動」。「Self Control」の「Self」のイメージは、「情動をしっかりコントロールしている私」であり、「前頭前野優位を(余裕で)維持している私」のことだったはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

その「情動のコントロール」が、私にとっての「Self Control version 0.0.0>」

 

 それはコーチとしてはもちろん、とくに医療従事者として、とても大切な資質だといえます。老病死の臨場感が高い医療や介護の現場では、誰もが情動優位になりやすいから。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 実際、私はよく「情動のコントロール」について相談を受けます。医療・介護の現場で。

少し秘密を明かすと、その時に心がけているのは「話を聞かない」こと↓

F-404:自由訳「守破離」 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 

 「話を聞かない」は失礼だと思われるかもしれませんが、それは「同調しない」ということであり、「臨場感空間を共有しない」ということです。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 もしも同調してしまったなら、同じようなスコトーマ(Scotoma)ができてしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマが外せないと、解決できないばかりか(plan-side)、真の問題や本当の課題に気づくことさえもできません(case-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

状況が許せば気が済むまで話をしていただきますが、私自身は細かい内容はまったく気にしていません。話を伺っている間にしているのは、ブリーフシステム(BS)の分析であり、最も臨場感が高い可能世界の推測であり、「どうやったらその可能世界(臨場感空間)をひっくり返せるか?」という推論です。

L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 

 

  どうやったら可能世界(臨場感空間)をひっくり返せるか?

 

 

 そう表現すると、例えばオセロのように「黒を白へひっくり返す」ような感じがするかもしれません。ディベートでいうなら、相手のデータ(data)をそのまま利用してワラント(warrant)を逆向きにひっくり返す「ターンアラウンド(T/A)」といった感じでしょうか。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 しかしながら、大切なのは「ネガティブ(negative)をポジティブ(positive)に変える」というようなことではありません。本当に大切なのは

 F-254:イノベーションがうまれるとき <前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29415081.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版、p226)より引用します。

 

 

抽象度を上げれば、情動はなくなる

 前頭前野は、人間の脳の中で最後に進化した部分と考えられています。

 脳は生物とともに進化してきた臓器で、脊椎動物ならばどの生物もよく似た脳の基本構造を持っています。それは、脳幹、小脳、大脳からなっており、異なるのはそれぞれの部分の大きさだけです。

 いうまでもなく人間の大脳が最も発達していますが、なかでも大脳新皮質といわれる新しくできた部分が大きいという特徴があります。

 前頭前野は、大脳新皮質の中でも一番新しく生まれた部分なのです。

 

 別の角度から見ると、この脳の基本構造の違いは、爬虫類を底辺としてだんだん高等な生物に上がっていき、最後に人間に進化したということの証拠です。

 これは同時に、脳の進化とともに脳が処理する情報の抽象度が上がってきた、ということを示しています。

 つまり、前頭前野を働かせて考えるということは、すなわち抽象度を上げるということなのです。

 では、抽象度を上げて考えるというのは、具体的にどういうことでしょうか。

 端的にいえば、それはイヤなことといいことの差がないということにほかなりません。

 たとえば、私たちはふだんイヤなことが起これば悲しいし、いいことが起これば嬉しいと感じます。

 しかし、ひとつ上の抽象度で考えると、悲しいも嬉しいも、どちらも同じ「情動」です。そして、「それは情動だ」という認識が生まれれば、悲しいも嬉しいも関係なくなってしまいます。

 つまり、喜怒哀楽を超えている、ということになるわけです。

 引用おわり

 

 

 ひとつ上の抽象度で考えると、悲しいも嬉しいも、どちらも同じ「情動」

 「それは情動だ」という認識が生まれれば、悲しいも嬉しいも関係なくなる

  = 喜怒哀楽を超えている

 

 大切なのは「ネガティブ(negative)をポジティブ(positive)に変える」ということではなく、「抽象度を上げる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げることができると、あらゆるもの -例えば「時間」や「空間」- を超えた認識が生まれます。そして、「善悪」といった価値判断からも解放されていきます。

 Q-366:医師からのパワハラがひどすぎて心が折れました <前編;case-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33974189.html

 

 

  抽象度を上げて、情動(=喜怒哀楽)を超えていく

 

 

 それが、今の私が40年前の“自分”に伝授する「Self Control version 0.0.0>」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

F-456につづく)

 

 

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 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

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 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

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 コーチとしての活動を大幅に見直すことにしました。現在、いろいろ思索中です。

 

 

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 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

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F-456Self Control version 0.2.0;認知>

 

 

  なぜ「Self Control」という言葉がこんなにも胸に響くのだろう?

 

 コーチングを学ぶ前の私は、そんなことをよく考えました。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 今春(2026年)、ある御縁により、再び「Self Control」について考えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 昔と違うのは、今の私には基盤“があること。その”基盤“を意識に上げながら、40年前の「自問」に対して、コーチとして「自答」します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 version 0.0.0;情動

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 version 0.2.0;認知

 

 

情動(=喜怒哀楽)を超えていく

 

 それが40年前の“自分”に伝授する「Self Control version 0.0.0>」。

 

 そのポイントは「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 それは「ゲシュタルトが大きくなる」ことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ゲシュタルトとゲシュタルトが結びつくことで“より大きなゲシュタルト”ができると(connect the dots)、さらに理解が深まります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 例えば、「情動」がクリアになるほど、その下の抽象度で「喜」「怒」「哀」「楽」の各ゲシュタルトを深く理解できるようになります。さらに上の抽象度次元で「情動」を包摂する“より大きなゲシュタルト”を作ることができると、これまで以上に「情動」のイメージはクリアになり、「喜」「怒」「哀」「楽」はさらに深く理解できるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そうやって自身の思考を少し高い抽象度で再構築していくのが「コンセプチュアル・フロー」↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 コンセプチュアル・フローは、「ゴール側から見て思考をビジュアル化する方法」であり、「ゴールを達成するために、いま見ている世界よりひとつ上の世界から見た自分の視点を作る方法」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 シンプルに表現し直すと、それは「ゴール側から新たな縁起をつくる方法」であり、「複雑な関係を立体的に思考する方法」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

 

 では、「情動」を包摂する“より大きなゲシュタルト”とは何でしょう?

 

 

 答えはいくつもあると思いますが、コーチングのフレームでいうなら「思考」。「言語(words)」「映像(pictures)」「情動(emotions)」が、思考の3つの軸です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

「思考」という“より大きなゲシュタルト”がクリアになるほど、「情動」についての理解が深まり、「情動」をコントロールしやすくなります。

L-09120217… -03;思考とは「〇〇と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30514015.html

 

その「思考」をコントロールすることが、私にとっての「Self Control version 0.1.0>」です。

 L-199202207月医療・介護研修会 -09;運動や思考を促進させるカラクリ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36354942.html

 

 

 ところで、「思考」とは別に、「認知」という言葉があります。「認知科学(cognitive science)」の「認知」です。

余談ですが、苫米地博士は、著書「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(徳間書店、「はじめに」)の中で、「『cognitive』を日本では『認知』と訳していますが、あまり適切な訳とは思えません」と書かれています。

 

Dr.苫米地の「脳力」の使い方

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一方で、今春(2026年)出版された「見えない戦争の正体 -米中露が仕掛ける『認知戦』-」(フォレスト出版、p46)の中では、対談者の佐藤勝さんの「『認知』とは人間の脳の働きを基礎とした判断力や思考力のことです。そして、そうしたものを研究する学問が認知科学です」というコメントに賛同されています。

 L-253202212… -02;帰納的方法論(induction)と演繹的方法論(deduction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38330191.html

 

 

見えない戦争の正体 -米中露が仕掛ける『認知戦』

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 「人間の脳の働きを基礎とした判断力や思考力」という表現でわかるように、「認知」は物理的な脳やその働き(function)、そして判断や判断後の行動までも含む“より大きなゲシュタルト”です。

 つまり、高次の情報空間での運動といえる「思考」と、情報空間の底面(物理空間)での運動といえる「行動」までも包摂する概念が「認知」。

 Q-361 “自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

その「認知」をコントロールすることが、私にとっての「Self Control version 0.2.0>」。

 Q-337:何かいい仕事はvol.4;「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32316938.html

 

 そのような「認知」のことを、苫米地博士はこのように定義されています

 

 

  今生きている我々が縁起として維持しているダイナミックなホメオスタシス状態のひとつの現れ

 

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社より再版、p209)より引用します。

 

 

新・福音書

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存在は抽象から物理へ流れる

 ところで、生命システムを含む宇宙のあらゆるシステムで確認されているひとつの傾向に、「エントロピーの増大」があります。物質状態や情報状態がどんどん均一的なランダム状態に向けて崩れていくことを、熱力学の用語を利用して「エントロピーの増大」と呼ぶことはよく知られていると思います。まさにランダム性がどんどん増大していくことがエントロピーの増大です。一方、宇宙は隅々までもともとランダムなものであることがチャイティンとゲーデルの証明でわかったわけですが、これはどう解釈すればいいのでしょうか?

 私は「時間は未来から過去に流れる」とする時間に関する哲学は、「存在は抽象から物理に流れる」とする存在に関する哲学と一致すると考えています。つまり、もともと未来はきわめて抽象度の高い空間で、それが未来から現在そして過去へと流れるなかで抽象度の低いほう、つまり物理状態へ流れていっているということです。我々がバカな選択をしない限りは2億年後の人類(とはもう呼ばない種に進化していると思いますが)は、きわめて高い抽象空間に生きているはずです。そして、2億年後の我々は、抽象度のほとんどない生物、たとえば三葉虫だったわけです。

 太陽系は約2億年で銀河系を一周します。我々は一周ごとに進化の階段を上がりどんどん抽象度を上げてきたということです。さらに2周、3周する頃には我々の抽象度はどこまで上がっていることでしょう。

 ここでエントロピー増大の法則を考えてみます。抽象度という視点をいれないと、エントロピーは宇宙の始まりが一番小さく、そこからどんどん増大して2億年先の未来は現在よりもさらに増大している。つまり、2億年後の未来は現在よりもさらにランダムな宇宙であるという結論となります。

 しかし、私はそうは見ていません。

 チャイティンの証明にあるように、宇宙はつねにランダム性、つまりエントロピー最大の状態をあらゆる場所に偏在的、つまりユビキュィタスに内在しています。これは宇宙の始まりも現在も2億年後の未来も変わりません。エントロピーが極大なのは一番抽象度の低い空間、つまり物理空間であり、抽象度が上がるにつれて、エントロピーは下がっていきます。そしてエントロピーが極小なのが「空」の世界ということになります。

 一方、物理空間には、たとえば太陽系という構造、ビルという構造物、生命システムという系など、エントロピーが極大とはほど遠い存在があります。これらの存在がエントロピーを増大させていないのは、天体を認識する我々の認知があったり、ビルを構築しそれを認識する我々の認知があったり、生命システムを内省的に認識できる我々の認知があったりするからです。つまり物理空間は、それを認識する我々の認知があって初めてランダム状態からエントロピーが小さい存在になるのです。

 認知とは、今生きている我々が縁起として維持しているダイナミックなホメオスタシス状態のひとつの現れです。内部表現の存在がエントロピーをダイナミックに制御している、と言ってもいいでしょう。

 引用おわり

 

 

 認知とは、今生きている我々が縁起として維持しているダイナミックなホメオスタシス状態のひとつの現れです。内部表現の存在がエントロピーをダイナミックに制御している、と言ってもいいでしょう

 

 その縁起として維持しているダイナミックなホメオスタシス状態」をゴール側からコントロールすることが、今の私が40年前の“自分”に伝授する「Self Control version 0.2.1>」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

F-457につづく)

 

 

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 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

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 コーチとしての活動を大幅に見直すことにしました。現在、いろいろ思索中です。

 

 

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 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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F-457Self Control version 1.0.0TCZ

 

 

  なぜ「Self Control」という言葉がこんなにも胸に響くのだろう?

 

 コーチングを学ぶ前の私は、そんなことをよく考えました。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

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 今春(2026年)、ある御縁により、再び「Self Control」について考えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 昔と違うのは、今の私には基盤“があること。その”基盤“を意識に上げながら、40年前の「自問」に対して、コーチとして「自答」します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 version 0.0.0;情動

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38478473.html

 version 0.2.0;認知

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38498875.html

 version 1.0.0TCZ

 

 

 サブタイトルの「TCZ」とは、「Total Comfort Zone」のこと。今春(2026年)公開された苫米地博士の論文「潜在ポテンシャル統一理論」の中で、博士はTCZを「認知の安定領域」と定義されています↓

https://tomabechi.jp/TomabechiNDUpaperJApublic.pdf

 https://tomabechi.jp/TomabechiSlidesSCJA20260422.pdf

 

 「主体が安定して住みうる世界の全体」がTCZ。コーチングのフレームでいうと、「現在のCZ+未来(ゴール側)のCZ」がTCZです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 TCZは、静的な集合ではなく、「認知ホメオスタシスのもとで動的に維持される領域」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

認知ホメオスタシス」とは、「情報空間に働くホメオスタシス」のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

私たちは「体温」「血圧」「脈拍」「血糖値」「酸素飽和度(SpO2)」といった指標で測る物理的身体だけでなく、「私は〇〇だ」「社会は〇〇である」といった情報的イメージ(ブリーフシステム≒CZ)をも、強力に維持しようとしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 例えば、医療・介護現場で実際に経験したケースとして、こんなことがありました。

 (個人情報保護のために変更を加え抽象化しています)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

<ケース>

 ふだんはとても穏やかな90代女性。

 短期間に脳梗塞を2回発症しているが、運動麻痺はなく、認知機能検査は境界領域。BPSDBehavioral and Psychological Symptoms of Dementia、認知症に伴う行動・心理症状)は目立たずに経過していた。

 Q-230:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がvol.1:認知症の2つの症状>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27839838.html

 

 ある日、めまい・ふらつきを感じ、主治医(脳外科)を受診。脳梗塞再発が疑われ、経過観察のため入院となった。緑内障に対して点眼(自己管理)を続けていたが、主治医の判断で点眼は看護師が行うことになった。

 すると、「薬を取り上げられた」と激怒。すぐに病院側が謝罪し点眼薬を返却したが、不穏・興奮が治まらず退院することになった

 F-195:新たな概念「PPPD」の考察

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 

 これは「『自己コントール感』を失ったことで、大脳辺縁系優位(fight or flight)に陥ったケース」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 今回のテーマとしている「TCZ」で考えると、「認知の安定領域から外れ、強烈に戻ろうとした」という感じ。その強烈な力の正体が「ホメオスタシス・フィードバック」。ホメオスタシスは「安定的な心の空間(可能世界w)」を維持しようとします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 医療現場では「『自己コントロール感』が維持されると、治療(回復、改善)がスムーズに進む」という心理特性が応用されています。麻酔科(ペインクリニック)では、「患者自己調節鎮痛法(PCAPatient Controlled Analgesia)」という治療法があるそうです↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19572825.html

 

 

ところで、これまでの私は「自責」と「Self Control」を同じように考えていました。自己コントロール感があると、理不尽度が下がり、“情動のコントロール(version 0.0.0)”も行いやすくなるから。

 S-04-07:心に深い傷を負う理由-2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

「自責」の「責」とは、「さまざまな理不尽を引き受け、この世界の理を踏まえて生きていく」という心構えのこと。そんな「責」をしっかり自覚し、「自分の自由意志でこの世界を生き抜く」というのが「自責」です。

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

それは、無人運転や自動運転ではなく、「自分自身の思考で未来を切り拓いていく」という覚悟のことでもあります。そんな覚悟を生みだす「思考(認知)の安定領域」が「TCZ」。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

「自責」とは、「ゴールを自分で決める(更新し続ける)」ということであり、「TCZの再定義を自分で行う」ということだといえるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そのような「認知の安定領域」のコントロール、すなわち「ゴールの設定(更新)」と「TCZの再設定」が、今の私が40年前の“自分”に伝授する「Self Control version 1.0.0>」

 

 

 ここで気をつけないといけないのが、「私たちはRASのフィルターをかけられた世界を生きている」という事実。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

その「RASのフィルターをかけられた世界」は、これまでの自分が重要だと判断した世界であり、強力なホメオスタシスで維持されている世界です。

その世界の外側を、私たちは認識することができません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 つまり、私たちは過去に閉じ込められている

 Q-167:自分を苦しめているのは記憶です。過去に苦しめられていることを感じています。コーチングで変化を実感しますか? <プチワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24320549.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社より再販、p90)より引用します。

 

 

「ラクでいたい」と「変わりたい」の狭間で

 未来ベースの時間観に立ち、ホメオスタシスを利用すれば、これまでの自分をリセットし、自分を新しくつくりかえることができます

 前述のとおり、ホメオスタシスとは、生体を安定した恒常的状態に保とうとする機能のこと。人間では、このホメオスタシスの機能が、体温など物理空間での生体安定だけでなく、情報空間に対しても働いています。

 例えば、私たちはアクション映画を観て心臓がドキドキしたり、手に汗をかいたりします。しかし、人物が闘ったり爆発が起きたりしているのは、物理空間の出来事ではなく、映画という情報空間での出来事です。それなのに動悸や発汗があるのは、情報空間に対してもホメオスタシスが働いているからです。

 「自分は人見知りで初対面の人が苦手だ」と考えている人は、初対面の人を前にすると緊張して動悸がします。それも、「自分は人見知り」という情報に対するホメオスタシスです。また、「オレはモテる!」と思い込んでいる男性は、好みの女性を見つけると声をかけずにはいられません。それも、「オレはモテる!」という情報に対するホメオスタシスです。

 

 私たちは自分では意識せずに、「自分がラクでいられる範囲」の中にとどまっています。「自分は昔から目立たない地味な人間だ」と思っている人は、知らず知らずに目立たないように行動し、目立ちそうになると冷や汗が出て思わずその場を立ち去るなど、強力なホメオスタシスが働きます。「目立たない」ということが、その人にとって「ラクでいられる範囲」だからです。

 この「ラクでいられる範囲」のことをコンフォート・ゾーンと呼びます。

 コンフォート・ゾーンは非常に強固で、ホメオスタシスは非常に強力です。あなたを「ラクでいられる」コンフォート・ゾーンの中にとどめて安定させるために、強力なホメオスタシスが働きます。「変わりたい」と願い、「オレは変われる」といくら口で言っても、すでにできあがっているコンフォート・ゾーンからはずれないように、ホメオスタシスが思考と行動を制限します。人が変わろうとしても変われないのは、コンフォート・ゾーンとホメオスタシスが原因です。

 しかし、ホメオスタシスの働きを逆に利用することができるのです。

 引用おわり

 

 

未来ベースの時間観に立ち、ホメオスタシスを利用すれば、これまでの自分をリセットし、自分を新しくつくりかえることができます

 

 その「自分をリセットし、自分を新しくつくりかえること」を、つまり「ゴールを自分で決める(更新し続ける)」「TCZの(再)定義を自分で行う」ということを、「Self Control」と考えてよいのでしょうか?

 

F-458につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE        

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-追記-

 「Self Control」は、「TM NETWORK」(現在はスペースなしの「TMNETWORK」)の9枚目のシングル曲(19872月発売)↓

 TM NETWORKSelf Control (方舟に曳かれて)Music Video

 

 その中にこんな歌詞があります

 

  自由のナイフで とらわれた心を

  粉々にするさ バラバラするさ

  

  おもいきり泣いて おもいきり笑って

  君をとりもどせ 夢をとりもどせ

 

 “あの頃”を思い出しながら聴いていたら、曲をきっかけに思い描くイメージが昔とはまったく異なることに気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「自由のナイフ」で「粉々」「バラバラ」にする「とらわれた心」とは何のことでしょう?

 とりもどす「」「」とは何なのでしょう?

 

 

-告知1

 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 コーチとしての活動を大幅に見直すことにしました。現在、いろいろ思索中です。

 

 

-告知2

 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-032:ある医師の勇気に触れて学んだこと ~○○○→思考→言葉→行動→習慣→性格→運命→○○→~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9366814.html

F-332:分断緩和のための処方箋 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33515591.html

Q-271~現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

Q-353:傷つくような他人の言動に出くわした場合、どのような態度で接することが正解なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33148921.html

Q-445:パーキンソン病の母が雨の日も畑に行ってしまうので(しかもよく転ぶ)、とても困っています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37455827.html

 

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!(Kindle版)

Kindla版はこちら↓

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



F-458Self Control version 2.0.0shared-low-TCZ

 

 

  なぜ「Self Control」という言葉がこんなにも胸に響くのだろう?

 

 コーチングを学ぶ前の私は、そんなことをよく考えました。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 今春(2026年)、ある御縁により、再び「Self Control」について考えました。

 昔と違うのは、今の私には基盤“があること。その”基盤“を意識に上げながら、40年前の「自問」に対して、コーチとして「自答」します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 version 0.0.0;情動

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38478473.html

 version 0.2.0;認知

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38498875.html

 version 1.0.0TCZ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38519459.html

 version 2.0.0shared-low-TCZ

 

 

 今の私が40年前の“自分”に伝授するSelf Control version 1.0.0>」は「ゴールの設定(更新)」と「TCZの再設定」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 TCZTotal Comfort Zone)とは、「認知の安定領域」のこと。

(詳しくはこちらをどうぞ↓)

https://tomabechi.jp/TomabechiNDUpaperJApublic.pdf

 https://tomabechi.jp/TomabechiSlidesSCJA20260422.pdf

 

 「主体が安定して住みうる世界の全体」がTCZ。コーチングのフレームでいうと、「現在のCZ+未来(ゴール側)のCZ」がTCZです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 前回(F-456)紹介した苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社より再販)の中に、このような言葉があります(p90)。

 

 

未来ベースの時間観に立ち、ホメオスタシスを利用すれば、これまでの自分をリセットし、自分を新しくつくりかえることができます

 

 

 その「自分をリセットし、自分を新しくつくりかえること」を、つまり「ゴールを自分で決める(更新し続ける)」「TCZの(再)定義を自分で行う」ということを、「Self Control」と考えてよいのでしょうか?

 

 

 苫米地博士に、コーチングやマインドについて、そして宇宙の理について学んでいるうちに、「これまでの自分をリセットし、自分を新しくつくりかえる」ということだけでは物足りなくなっていきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 視点が変わったから。そして、「Self」というイメージそのものが書き換わっていったから。

 F-254:イノベーションがうまれるとき <前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29415081.html

 

 ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る。自分中心を捨て去り設定するゴールとは、自分のことではなく、社会(未来)のことです。

 L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 

 そもそも私たちはRASReticular Activating System、網様体賦活系)のフィルターをかけられた世界を生きています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 そのRASはブリーフシステム(Belief SystemBS)により、つまり他人や社会の価値観によって生みだされています。時間でいえば、すべて過去です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 だから「自分」「私」という言葉を使うほど、他人や社会、そして過去に縛られることになります。それは「自由」を失うということ。

 L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 以下、苫米地博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44 もう、努力してはいけない!」(学研プラス、p22)より引用します。

 

 

人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 絶対成功する44のルール eBook : 苫米地英人:

 

 

ルール3 「私」という単語は使わない

 私たちは一人ひとり違った世界を生きています。あなたの世界の中ではあなたが主役です。あなたは自分の好きなことができ、好きな未来を作り上げることができます。

 どんなことが好きなのか、どんな未来を作り上げるのかをしっかりと把握するためには、あなたは自分自身をよくよく見つめ直す必要があります。自分自身を見つめるとは、自分自身のやっていることを意識したり、行動一つ一つを意識に上げていくことから始まります。

 逆説的に聞こえるかもしれませんが、自分を見つめようとするときに、自分というものに囚われてしまうとうまくできません。たとえて言うと、ある建物の全貌を見ようとするとき、その建物の中にいたのでは見ることができないのと同じです。自分という建物を見るためには、その建物の外側に出てから見る必要があるのです。しかも、建物だけをじっと見ても何もわかりません。建物と周囲のものとの関係が見えてはじめて、その建物を理解できるのです。

 ただ、これは簡単ではありません。普段はみな、自分という殻の中にいるため、その殻から抜け出して自分を外側から見るという練習をしたことがないからです。

 上座部仏教(釈迦没後数百年以上経って成立した大乗仏教に対して釈迦の時代の原型に近い仏教)にヴィパッサナー瞑想というものがあります。その中に言葉による認知科学でいうラベリングを使用した手法があります。これは自分のやっていることを逐一、言葉で実況中継するというものです。

 ものごとをありのままに見るための方法として取り入れられており、特に自分自身の行動について実況中継するのは、自分自身をありのままに見るための方法とされています。

 どんなふうにやるのかというと、歩きながら「今、右足が地面を踏んでいる」「右足が地面から離れて前に移動している」「右足が地面についた」「左足が地面から離れて前に移動している」といった具合に、自分のやっていることで普段は特に意識するようなことでなくても、ひとつひとつ言葉にしていきます。こうすることで、自分の行動を意識することができ、自分を見つめることができるのです

 瞑想なので声に出す必要はないのですが、行動をしっかり言葉にする必要があります。

 ただし、このとき「私」という言葉を使ってはいけないことになっています。「私」という言葉を使ってしまうと、「私」に囚われてしまい、「私」という殻から抜け出すことができなくなってしまうからです。「私」という殻から抜け出せなければ、自分自身をありのままに見ることもできません。

 また、「私」に囚われることは過去に囚われることでもあります。「私」=「自我」というものはそれ単独では定義できず、必ず何かとの関係性によってのみ定義されます。

 例えば、「苫米地英人」を定義しようとしても単独ではできません。

 「苫米地英人」を定義しようとすると、父は誰で母は誰で、どこの大学を出ていて、どんな著作を出していて、どんな会社を経営していて、どんな食べ物が好きで、どんな趣味で……と何かとの関係性を並べていくしかないのですが、このときの関係性とはすべて過去のことです。現在につながることもありますが、本質は過去から続いている現在です。

 過去に囚われてはいけないという話はすでにしたとおりです。「私」という単語を使うたびに、「私」に囚われて自分自身を外側から見ることができなくなり、同時に過去に囚われてしまうという二重の意味で避けなければならないわけです。

 自分というものに囚われないために「私」という言葉を使わないというのは、ヴィパッサナー瞑想だけの話ではありません。「私」という言葉を使うたびに、自分というもの(自我)に囚われてしまいます。

 あなたは自分の自我を自由に作ることができます。しかし、すでにあるかのように思っている仮の自我に囚われてしまっているうちは、自由には作れません。「私」という単語を使わないことから、仮の自我からの解放が始まります。

 引用おわり

 

 

 あなたは自分の自我を自由に作ることができます。しかし、すでにあるかのように思っている仮の自我に囚われてしまっているうちは、自由には作れません。「私」という単語を使わないことから、仮の自我からの解放が始まります

 

 仮の自我からの解放

 

 それが「自分中心を捨て去る」の感覚。それが「自由」の感覚。そして、それが「Self Control version 2.0.0>」の感覚です

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 一人ひとりのマインド(脳と心)が認識しているもの それが一人ひとりにとっての世界です。伝統的にそれを「内部表現」と呼んでいますが、その内部表現には自分自身も含まれます。

 Q-488:初めてセミナーに<理論編-2;「なりたい自分」になるための基礎知識>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38453314.html

 

 つまり、認識している世界(可能世界w)=内部表現 =自我(関数p/s)。目の前にひろがる世界(宇宙)と自分は、じつは、表裏一体の関係です。

 Q-455:ゴールに <前編;自我の書き換えを目的にするとコーチングは失敗する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37898936.html

 

 ここで質問。

その「世界(宇宙)=内部表現 =自我」は何で成り立っているでしょうか?

 

 

そう、答えは「他者との関係」です。「自分」というのは、物理的実体もなければ、独立して存在することもない、情報の網の目の一点です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 すなわち「自分」とは、書き換え可能な「情報状態(情報場)」であり、縁起として維持しているダイナミックなホメオスタシス状態のあらわれ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 その書き換えを自由自在に行うのがコーチングです。

そして、そのコーチングのポイントが「自分を書き換えようとするのではなく、世界(可能世界w)を書き換える」こと。これまでの「可能世界w1」から「ゴール側の可能世界w2」に移行した結果として、「自分」も書き換わっていきます。

F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 「可能世界w」とは、他者との関係で成り立つ縁起空間のことです。

 L-229202209月シークレットレクチャー -04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 

 そして、それはホメオスタシスで強力に維持されるTCZ(=認知の安定領域)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 よって、なるべく多くの人たちと、例えば「うれしい」「楽しい」「気持ちがいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったTCZを共有することが、望ましい「Self Control」である といえます。

 Q-447:未来において「被害者」という評価をひっくり返す<後編;plan-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37492526.html

 

 

  なるべく多くの人たちと「うれしい」「楽しい」「気持ちがいい」「すがすがしい」「誇らしい」といったTCZを共有する = shared-low-TCZ

 

 それが今の私が40年前の“自分”に伝授する「Self Control version 2.0.0>」です。

 

F-459につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE        

 竹原邦雄 / CoacH T   

 

 

 

-追記-

 *前回と同じ問いかけです。前とは違って感じられませんか?

 

 「Self Control」は、「TM NETWORK」(現在はスペースなしの「TMNETWORK」)の9枚目のシングル曲(19872月発売)↓

 TM NETWORK「Self Control (方舟に曳かれて)」Music Video

 

 その中にこんな歌詞があります

 

  自由のナイフで とらわれた心を

  粉々にするさ バラバラするさ

  

  おもいきり泣いて おもいきり笑って

  君をとりもどせ 夢をとりもどせ

 

 “あの頃”を思い出しながら聴いていたら、曲をきっかけに思い描くイメージが昔とはまったく異なることに気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「自由のナイフ」で「粉々」「バラバラ」にする「とらわれた心」とは何のことでしょう?

 とりもどす「」「」とは何なのでしょう?

 

 

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 私の意図は「縁起の力により、ゴール側の世界(未来)を創り、ゴールに向かってブーストしていく!」

 L-258202212… -07;「ゴール間の縁起の力」「メンバー間の縁起の力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38385551.html

 

 コーチとしての活動を大幅に見直しました。

 

202682日(日)に「コーチング説明会&セミナー<260802>」を開催します↓

I-157:【告知】「コーチング説明会&セミナー<260802>」開催の御案内

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38524753.html

 

 

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 クラブ活動を行っています。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-441:風になりたい <vol.5;自我の求心力>

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F-442:風になりたい <vol.6;「本当の“自分”」「本当のゴール」

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Q-456:ゴールにふさわしいブリーフシステムを構築するためには <後編;「現状の外×自分中心を捨て去る」のダイナミズム>

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Q-471~:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

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