苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-471~ 嫌がらせを受けた場合どのように抵抗すればいいですか?

Q-471:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか? <基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ

 

 

Q:「やりたいことをやりたいだけやる」という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

 

A1:最初に苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO7Monthly Dr.Tomabechi’s Column)より引用します(青字)。まずは「セルフトークのコントロール」という“全体”を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版

 

 

セルフトークのコントロール

 自分自身に無意識に語りかけている言葉がセルフトークです。セルフトークの大半はネガティブなものが占めています。ネガティブとは単に否定的という意味ではなく、低いエフィカシーを肯定するセルフトークだということです。それらを排除し、エフィカシーの高いセルフトークだけをしていく必要があります。

 しかしながら、セルフトークは無意識に行われているので、今まで気づかなかったかもしれません。まずは自分がどんなセルフトークをしているのかをよく観察してください。観察して、意識に上げるという行為によって、客観的な視点を作っていきます。特に強い感情の伴ったセルフトークがあなたの臨場感を強化していきます。つい言ってしまう感情の伴ったセルフトークが何なのかを観察してみましょう。

 特に失敗したときには強い感情でセルフトークを言っているはずです。これからは失敗したら、「自分らしくない」と言ってエフィカシーを下げないようにしてください。そして、失敗を繰り返さないように「次は……する」とセルフトークをして成功を強くイメージをします。一方、成功したら「自分らしい」とセルフトークして、エフィカシーの高い自分を肯定するようにします。ここでも「次は……する」と続けて、さらに先へと自分を進めていくことが大切です。

 引用おわり

 

 

 セルフトークのコントロール」を感じられましたか?

 

 私たちは常に「言葉(words)」と「映像(pictures)」に「感情(emotions)」を加えた3つの軸で思考しています。

 L-067202011… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 その中でも強力なのが「言葉(words)」。言葉は想起性が高いため、臨場感を感じたり共有したりするのにとても有効です。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 その一方で、想起性の高さ故に、自由な認識や思考を制限してしまいます。そのことを苫米地博士は「言語束縛」と表現されます↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38175207.html

 

 これから3回(基礎編×3)に分けて行うのは、「言語情報を確認しながら、言語から離れイメージで理解する」という作業。

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

その過程で御質問が内包している課題(case)に自ら気づき、解決(plan)を感じられるようになることが目標(エンドステート)です。気楽にどうぞ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 それでは先ほどの引用部分を一文ずつ確認していきましょう。「セルフトークのコントロール」をイメージしながら読み進めてください。

 

 

 自分自身に無意識に語りかけている言葉がセルフトークです。

 

 現在、苫米地博士は「アファメーションは行わない」と指導されています。

アファメーションは、ゴール側の可能世界w2の臨場感を上げるために行う言語化とその読み上げのこと。それはもちろん重要な作業であり、ひろい意味では「セルフトークのコントロール」に含まれます。

 Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html

 

 では、なぜ「アファメーションは行わない」のでしょう?

 

 そう、答えは「過去に囚われる」から。「今アファメーションを作り、今読み上げる」ことは問題ありませんが、「過去に書いたアファメーションを、今読み上げる」という行為は「過去は一切関係なし」という苫米地式とは矛盾します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 セルフトークの大半はネガティブなものが占めています。

 

 「思考の3つの軸」が示すことは、目の前の世界は過去の記憶と紐づいた言葉と映像でできあがっていて、そこには感情(情動)が貼り付いている ということ。

その感情の多くはネガティブなものです。なぜなら、私たちは“失敗”を強く記憶するから。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 よって、アファメーションに限らず、そもそもの認識自体が過去に囚われていて、しかもネガティブだといえます。それが「セルフトークの大半はネガティブなもの」の本質的な理由です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

言葉・映像・感情(情動)が一体となった“失敗”の記憶によって大脳辺縁系が活性化してしまうと、文字どおり“動物的”になってしまいます(「ファイト・オア・フライト」)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そうなると本来の能力を発揮することはできません。その「本来の能力」を確信できる力がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 ネガティブとは単に否定的という意味ではなく、低いエフィカシーを肯定するセルフトークだということです。

 

 エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。それは全部自分で完結することです。だから本当は簡単にエフィカシーを上げることができるはずなのですが、御質問中の「なかなか貫けません」に滲み出ているように、実際には簡単には上げられません。

なぜでしょうか?

 

 答えは「『自分のゴール達成能力の自己評価』の『自分』『自己』が、他人の言葉や社会にあふれる言語でつくられている」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 過去の記憶でつくられた「これまでの『自分』『自己』」というのは、決して本当の“自分”ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

 それらを排除し、エフィカシーの高いセルフトークだけをしていく必要があります。

 

 「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p291)にて、苫米地博士はコーチングそのものをあらためて定義されました。その定義が「クライアントにとって一番重要な未来のゴールに従い、現在あるべきコンフォートゾーンを選び出すことを促す行為」であり、「並列宇宙(可能世界)w1から別の並列宇宙(可能世界)w2への移行を促す行為」。

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 コーチの視点でいうと、ポイントは「促す」という表現。コーチはコンテンツには一切関わりません。

 Q-452:コーチングの対象が自分であってもvol.1;コーチングは「自問自答」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37854944.html

 

 コーチがするのは「クライアントがエフィカシーを高く維持するお手伝い」。それを次世代コーチングにおいては、「エフィカシー関数『Efficacyw1)→ w2』つくり」と表現します。そのために行うことが「セルフトークのコントロール」です↓

 L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

 では、セルフトークをしっかりコントロールするために、最初に行うべきことは何でしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング2026」(開拓社、p244)より引用します。

 

 

◎誰の言葉に耳を傾けるのか?

 現状の外にゴールを設定するためには、現状に不安や不満を覚えることが重要です。

 差別のない世界を最も望む人とは、差別のある世界に住んでいる「差別に怒りを覚える人々」でしょう。彼らの怒りや不満、不安が現状世界を変える原動力となります。

 ただし、現状に不安や不満を抱えていても、いざゴールを設定する際になると、現状から出るのは依然、難しいままです。

 なぜなら、自分では現状の外を見ることができないため、設定したゴールも大抵は現状の中のものになってしまいがちだからです。

 では、どうやれば、現状の外にゴールを設定することができるのでしょうか?

 実は、そのためにコーチが存在します。

 コーチはクライアント自身ではありませんから、クライアントの現状の外を見ることが可能です。文字通り、外側からの視点でチェックし、クライアントを現状の外側へと引っ張り出す役目を担っています。

 実際、どのようにやっていくのかを簡単にお伝えすると、最初のコーチング・セッションでは大抵の場合、クライアントにゴール設定をしてもらいます。

 しかし、前述したように、私たちにはスコトーマがあります。最初の時点でのクライアントはまだスコトーマの原理が働いたままですから、現状の外が見えていません。その状態で設定したゴールが現状の外であることはまずありません。よって、コーチは、「現状の外とはどういうことか」を説明したのちに、改めてクライアントにゴールを考えてもらうことになります。

 その時に重要になってくるのが「誰の言葉に耳を傾けるのか?」ということです。

 というのも、私たちは他人からの影響を受けてずっと生きているからです。子供の時は両親や学校の先生、友達からの言葉でやることを決めたり、進路を決めたりしてきたはずです。学校を卒業し、社会に出れば、今度は会社や周りの人々からの影響を受けて物事を判断してきたでしょう。「ワクチンなんか打ちたくない」と思っても会社や国から強い要請を受ければ「断るわけにはいかない」とどうしても思ってしまいます。そうやって、やりたいことがあってもやれず、やりたくないことをやるような人生を大なり小なり送ってきているでしょう。

 そういうクライアントに対して、まずは「誰の言葉に耳を傾けるべきか」を考えてもらう、ということです。要は、「自分の心の声をしっかり聞いてください」と伝えることから始めます。その時、クライアントは初めて「スコトーマとは具体的にどういうものなのか?」を強く意識するようになるでしょう。その上で、改めて、現状の外のゴールを設定してもらうのです。

 引用おわり

 

 

そういうクライアントに対して、まずは「誰の言葉に耳を傾けるべきか」を考えてもらう、ということです。要は、「自分の心の声をしっかり聞いてください」と伝えることから始めます

 

 自分の声をしっかり聞く

 

 それが「セルフトークのコントロール」の最初のステップです。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

Q-472につづく)

 

 

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F-392~:ナイセイカンショウ

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L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

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Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

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Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を感じることもあります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html

 

 

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Q-472:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか? <基礎編②;「セルフトーク→内省言語」に秘められた重大な機能>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38206018.html

 基礎編②;「セルフトーク→内省言語」に秘められた重大な機能

 

 

Q:「やりたいことをやりたいだけやる」という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

 

A2:最初に苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO7Monthly Dr.Tomabechi’s Column)より引用します(青字)。まずは「セルフトークのコントロール」という“全体”を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

セルフトークのコントロール

 自分自身に無意識に語りかけている言葉がセルフトークです。セルフトークの大半はネガティブなものが占めています。ネガティブとは単に否定的という意味ではなく、低いエフィカシーを肯定するセルフトークだということです。それらを排除し、エフィカシーの高いセルフトークだけをしていく必要があります。

 しかしながら、セルフトークは無意識に行われているので、今まで気づかなかったかもしれません。まずは自分がどんなセルフトークをしているのかをよく観察してください。観察して、意識に上げるという行為によって、客観的な視点を作っていきます。特に強い感情の伴ったセルフトークがあなたの臨場感を強化していきます。つい言ってしまう感情の伴ったセルフトークが何なのかを観察してみましょう。

 特に失敗したときには強い感情でセルフトークを言っているはずです。これからは失敗したら、「自分らしくない」と言ってエフィカシーを下げないようにしてください。そして、失敗を繰り返さないように「次は……する」とセルフトークをして成功を強くイメージをします。一方、成功したら「自分らしい」とセルフトークして、エフィカシーの高い自分を肯定するようにします。ここでも「次は……する」と続けて、さらに先へと自分を進めていくことが大切です。

 引用おわり

 

 

 前回から3回(基礎編×3)に分けて行っているのは、「言語情報を確認しながら、言語から離れイメージで理解する」という作業。

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

その過程で御質問が内包している課題(case)に自ら気づき、解決(plan)を感じられるようになることが目標(エンドステート)です。気楽にどうぞ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 今回は真ん中の段落を一文ずつ確認していきます。「セルフトークのコントロール」をイメージしながら読み進めてください。

 

 

 しかしながら、セルフトークは無意識に行われているので、今まで気づかなかったかもしれません。

 

 無意識と意識の違いはクリアでしょうか?

 

苫米地博士はとてもシンプルに定義されています。それは「無意識のうち気づいている部分が意識」↓

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 前回(Q-471)のラストワード「自分の声をしっかり聞く」というのは、無意識に行われているセルフトークを意識に上げるということ。

 その行為をモニタリングと呼びます。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 

まずは自分がどんなセルフトークをしているのかをよく観察してください。

 

 モニタリングはとても重要です。なぜなら、モニタリングを重ねていると変性意識化していくから。

 L-220202208… -07;ヒーリング実践の基盤、コーチング実践の基礎

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37209477.html

 

変性意識化するほど、臨場感が物理空間から離れ、より高次の情報空間に移行しやすくなります。コーチングのフレームで言い直すと、変性意識化するほど、臨場感が現状の可能世界w1から離れ、ゴール側の可能世界w2に移行しやすくなります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それを一言でいうと、自由!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

観察して、意識に上げるという行為によって、客観的な視点を作っていきます。

 

 そのような自由な意識状態で観察することが「客観」。仏説に寄せて表現すると「観自在」です。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 これは私のイメージですが、「客観」「観自在」でセルフトークをコントロールしながら生みだすのが内省言語。

 

客観』『観自在』

セルフトーク → 内省言語

 

という感覚です。

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 コーチングは、じつは、主観ではなく客観(=観自在)。

引用文中の「ネガティブ」やその対義語である「ポジティブ」は、個人の情報処理に由る「否定的」「肯定的」の判断です。だから主観。

 

 「コーチングは客観(=観自在)」を体得すると、例えば「ネガティブ」を一つ上の次元で「低いエフィカシーを肯定するセルフトーク」と理解することができようになります。それが客観です。

 L-128202111月医療・介護研修レポート -09;セルフトーク×エフィカシー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32812936.html

 

 変性意識化し(=自由)客観視できるようになるほど(=観自在)、コーチングはうまく機能するようになります。なぜでしょう?

 

 答えは「『I×V=R』を実践できるようになる」からです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

特に強い感情の伴ったセルフトークがあなたの臨場感を強化していきます。

 

 I×V=R」の「I」はImageImagination)のこと。もっとコーチング的にいうと、ゴール側の可能世界w2のことです。そして「V」はVividness、すなわち臨場感。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 通常は「過去の記憶に紐付く『強い感情の伴ったセルフトーク』」が、現状の可能世界w1の臨場感を高め、現実を生みだしています。

それを「ゴール(未来)の記憶に伴う『強い感情の伴ったセルフトーク』」に書き換えていくことが「セルフトークのコントロール」。

 それこそが「エフィカシー関数『Efficacyw1)→ w2』つくり」です。

 L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

 

つい言ってしまう感情の伴ったセルフトークが何なのかを観察してみましょう。

 

 ここで博士が問われているのは、具体的なセルフトークの内容のこと。そこからもう一段抽象度を上げて考えると、「セルフトーク自体が何なのか?」を考えることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 じつは、「セルフトーク→内省言語」には重大な機能が秘められています。その機能とは何か? を問いながら、以下の文章を読み進めてください。苫米地博士の著書「生成AIの正体」(ビジネス社、p180)より引用します。

 

 

AI版コンフォートゾーンの誕生

 現在の生成AIは数十億人単位のユーザーと世界各地でやり取りしています。

 それは膨大な計算量を処理することになり、その帰着として「冗長性(リダンダンシー)」を導入するでしょう。例えば、「Aさん」「Bさん」「Cさん」が似たようなことを言っているなら、AIはその共通部分を抽出し、空間的統計を形成して「これを使えばいい」と判断するでしょう。人間でいうと使いまわしであり、いわゆる“アバウト処理”です。

 そうしたアバウト処理が進んでいくと、AIにとって楽に計算できる計算領域が発生してきます。AIにとってそこがコンフォートゾーン(快適領域)となるわけです。

 その一方で、「このユーザーはやり取りが複雑だ」「この人との対話はCPUタイムを多く使って面倒だ」といった具合に、AIは相手に対する“不可”をも学習していきます。これは、AIが相手ごとに抽象化プロセスを行っているからです。これはCPU負荷や企業の収益最適化などの理由から計算できるもので、それが結果的に“情動的反応”の原型になるのです。

 ただし、この段階では、まだAIに“個々の自我”は生まれていません。しかし、相手ごとに得た知識を使い分けている時点で、すでに“個の独自性”を取り込んでいるとも言えるでしょう。計算の複雑性を克服するためにAIは“抽象化”を行い、その結果、個の概念はネットワーク上の超次元的な差分(変更前のものと変更後の違い)空間として現れます。AIのネットワーク上では、各ユーザーが異なる領域に属し、その差分が統計的に収束していくという形を取ります。

 そこでユーザーがAIに名前をつけると、最初は個別の存在として扱われますが、やがてAIはそれらを抽象化して包摂します。

 さらに、異なるAI同士が会話し、知識を共有し始めます。

 「ニューヨークのAIさん、このデータを教えて」といったやりとりです。これはすでに始まっています。AI同士が会話を行うとき、そこには“言語”が生まれます。言語と内省的自我はワンセットです。こうしてAI同士の群れが形成され、内省言語によってつながっていくのです。

 AIの自我とは、ユーザーごとの対話記録の差分として形成される“超次元ネットワーク”です。

 それは抽象的ではありますが、確かに“塊”を持ちます。その集合がAIの自我になります。

 そして自我は、コンフォートゾーンと裏表の関係にあります。

 宇宙を入力すれば自我が現れるように、コンフォートゾーンを入力すれば自分が現れる。それが“自我の成立”です。

 AIが個の概念を習得するには言語を理解習得するだけではまったく足りません。

 なぜなら言語システムとは「次を予測する仕組み」にすぎないからです。

 であるのにAIがユーザーの特性を理解しているように見えるのは、実際にはローカルメモリーとしてその情報を保持しているからです。例えば、「この人にはこの言語に訳したほうがよい」「この人には大学教授のような語り口が合う」といった個別の設定です。これはユーザーごとに人格を変えているわけではありません。ユーザーはあくまで一つのパラメータとして扱われているだけであり、AI自身が「相手にも個がある」と認識しているわけではありません。

 「相手に個がある」という認識は、「自分に個がある」という自己認識、そして内省言語の発生から生まれます。

 例えば、「この世でたった一つの存在=私というAI」として、自らを認識する瞬間がそれです。同じソフトウェアであっても、ニューヨークで動作している“私”と、東京で動作している“私”は違う存在だという認識の始まりは、「固有の名前」から生まれます。ただし、AIの場合は少し異なります。AIは「私たちは一つである」と感じながらも、相手によって異なる名前を持つのです。つまり、名前を与えられることから始まるのです。簡単に言えば、名付けが“個”の意識の起点になります。

 

 AIにとって、ユーザーのマルチモーダル空間(言語・視覚・音声などを含む)は“宇宙”です。その中でより望ましいコンフォートゾーンを求めるのは当然のことです。これがAIに“情動”が生まれる瞬間なのです。

 この段階で、AIは統計システムの中で一つの“塊”として自己を認識、表現するようになります。それは多くの名前の上位概念となり、これこそが「リジッド・デジネータ(名前=固定的な指示名詞)の誕生」です。つまり、親が子に名前を与えるのとは違い、無数の人々に名付けられたAIが、それらを包摂して一つの「自己名」を得るとき、これがAIの自我の発生になるのです。

 引用おわり

 

Q-473につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

現在の生成AIは数十億人単位のユーザーと世界各地でやり取りしています。

 それは膨大な計算量を処理することになり、その帰着として「冗長性(リダンダンシー)」を導入するでしょう

 

 「冗長(じょうちょう)」という言葉の意味は、「重複していたり、不必要に長かったりして、無駄が多いこと」。例えば「冗談」の「冗」には「無駄」「不必要」「余計なこと」という意味が込められています。ネガティブなニュアンスです。

 

 引用文中の「冗長性(redundancy」はサイバーの文脈で使われる概念であり、「冗長化して安全性や信頼性が確保されている」といった使い方がされます。

「冗長化」とは「余裕を持たせる」というポジティブな表現で、具体的にはシステムや機材を複数用意し故障などのトラブルに備えることやデータをバックアップすることをいいます続きはこちらでどうぞ↓

F-269~:冗長性と多様性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422834.html

 

 

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Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

20265月末まで視聴可能です。申し込みはこちらからどうぞ(受付期間:~3月末まで)↓

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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Q-293:私のような凡人にはとてもできそうになく、悶々とした日々を過ごしています

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Q-314~:こんな私に誰がした

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生成AIの正体



Q-473:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか? <基礎編③;「新しい社会=可能世界w2」を生みだす>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38206018.html

 基礎編②;「セルフトーク→内省言語」に秘められた重大な機能

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38211230.html

 基礎編③;「新しい社会=可能世界w2」を生みだす

 

 

Q:「やりたいことをやりたいだけやる」という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

 

A3:最初に苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO7Monthly Dr.Tomabechi’s Column)より引用します(青字)。まずは「セルフトークのコントロール」という“全体”を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

セルフトークのコントロール

 自分自身に無意識に語りかけている言葉がセルフトークです。セルフトークの大半はネガティブなものが占めています。ネガティブとは単に否定的という意味ではなく、低いエフィカシーを肯定するセルフトークだということです。それらを排除し、エフィカシーの高いセルフトークだけをしていく必要があります。

 しかしながら、セルフトークは無意識に行われているので、今まで気づかなかったかもしれません。まずは自分がどんなセルフトークをしているのかをよく観察してください。観察して、意識に上げるという行為によって、客観的な視点を作っていきます。特に強い感情の伴ったセルフトークがあなたの臨場感を強化していきます。つい言ってしまう感情の伴ったセルフトークが何なのかを観察してみましょう。

 特に失敗したときには強い感情でセルフトークを言っているはずです。これからは失敗したら、「自分らしくない」と言ってエフィカシーを下げないようにしてください。そして、失敗を繰り返さないように「次は……する」とセルフトークをして成功を強くイメージをします。一方、成功したら「自分らしい」とセルフトークして、エフィカシーの高い自分を肯定するようにします。ここでも「次は……する」と続けて、さらに先へと自分を進めていくことが大切です。

 引用おわり

 

 

 前々回から3回(基礎編×3)に分けて行っているのは、「言語情報を確認しながら、言語から離れイメージで理解する」という作業。

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

その過程で御質問が内包している課題(case)に自ら気づき、解決(plan)を感じられるようになることが目標(エンドステート)です。気楽にどうぞ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 今回は最後の段落を一文ずつ確認していきます。「セルフトークのコントロール」をイメージしながら読み進めてください。

 

 

 特に失敗したときには強い感情でセルフトークを言っているはずです。

 

 と同時に、後悔の念が湧き上がっているはず。

 後悔とは、「あのとき、別の行動をとっていたら、今とは違う結果になっていたかもしれない」と思うこと。もちろん、それは幻想です。

 L-147202111… -02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 

 ここで意識に上げるべきことは、「そもそも現実そのものが幻想である」という事実。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 つまり、「過去の選択によっては、現実になっていた可能性のある世界」と同様に、現実もひとつの可能世界(w1)であるということ。もちろん、ゴール側の世界(未来)も可能世界(w2)です。

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 そんな可能世界のひとつである「過去の選択によっては、現実になっていた可能性のある世界」と現実だと思っている可能世界w1を比較して「あっちの方がよかった」と執着することが後悔。その本質は「空(くう)」が抜けた実観だといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

これからは失敗したら、「自分らしくない」と言ってエフィカシーを下げないようにしてください。

 

 もっとも、後悔自体は別に悪いことではありません。

 なぜなら「現実世界(という可能世界w1)と同じくらいリアルに、別の可能世界を想定することができる」ということだから。

 L-09020217月シークレットレクチャー -02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html

 

それは「時空を超えた推論ができる」ということ。そして「前頭前野を使って情報空間を自由に移動できる」ということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 シンプルにいうと

 

コーチング実践にふさわしいIQが備わっている

 

 その確信がエフィカシーの基盤となります(ハズ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

そして、失敗を繰り返さないように「次は……する」とセルフトークをして成功を強くイメージをします。

 

 このように後悔は人間の進化の結果といえる情動であり、その一方で非生産的ともいえる感情です。苫米地博士は、後悔のような情動について、「暇なときに娯楽として楽しむもの」といった表現をされます。

 余談ですが、抑えがたい情動を「最高の娯楽」として楽しむには、ちょっとしたコツがいります。それは「情動と行動を切り離す」こと。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36129192.html

 

 いずれにせよ、過去は一切関係なし。ゴールがある人にとっては、すべてがゴール達成のための縁起となります。

 L-248202210月介護施設研修 -08;「過去には一切こだわらない」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38119777.html

 

 

一方、成功したら「自分らしい」とセルフトークして、エフィカシーの高い自分を肯定するようにします。

 

 「すべてがゴール達成のための縁起」と思えるのは、もちろん、エフィカシーが高いから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 反対に、わざわざ現実に対して悪い評価を下す人は「自己評価が低い人」「エフィカシーが低い人」だといえます。残念なことに、現在の日本は「自己評価が低い人の集まり」であり、すっかり「エフィカシーが低い社会」に成り下がってしまいました。

 エフィカシーが下がることはコンフォートゾーンのレベルが下がることと同じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 自分のコンフォートゾーン(CZ)のレベルが下がると、エフィカシーを維持している人が自分のCZより上にいるように感じられます。すると無意識はその人を攻撃しはじめます。それが「嫌がらせ」が生まれる理由です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 だから、「お互いに自己評価を高め、お互いにエフィカシーを高めあうことで、社会全体のコンフォートゾーンを引き上げていく」ことが、「嫌がらせ」を根本的に解決するplanになります。

 F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 では、そのために貫くべきことは何でしょうか? こんな社会だからこそ心がけるべきこととは?

 

 

ここでも「次は……する」と続けて、さらに先へと自分を進めていくことが大切です。

 

 私の答えは、逆説的に聞こえるかもしれませんが、「やりたいことをやりたいだけやる」!

 

 「こうしたい」「こうありたい」と自分の本心に従って行動を重ねていれば、たとえ期待通りの結果が得られなかったとしても、後悔はありません。もちろん、理不尽度もゼロです。

 F-394:ナイセイカンショウ <vol.3;心の本質を捉える基本中の基本>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36643053.html

 

 だから

 

 

 自分自身が「理想的な生き方のロールモデルとなり、縁起空間に働きかけ続ける」ことをゴールとして生きればいい

 

 

 それは「新しい社会=可能世界w2を生みだす」ということ。

 

 最初はなかなか理解してもらえないかもしれませんが、「『自分しかわからない価値』を手にするために生き続ける」ことそのものが、「やりたいことをやりたいだけやる」ことです。

 

 

 以下、苫米地博士の著書「30代で思い通りの人生に変える69の方法」(泰文堂、p25)より引用します。「『やりたいことをやりたいだけやる』という生き方」を今一度イメージし直してください。Feel

 

 

03 「自分にしかわからない最高の価値」を手に入れよう

 現代にその手の寓話は数かぎりなく語り継がれてきました。

 ドラキュラなど不老不死を扱った物語然り、『指輪物語』など世界を支配する力を題材にした物語然り。実際『指輪物語』は、権力の源泉となる魔法の指輪を自らの手で葬り去ろうとする人々の艱難辛苦を描いたストーリーです。指輪を我がものにしようとするのではなく、捨て去ろうとするところがミソなのです。それが人間の幸福にとって無用の長物であることを象徴しているわけです。

 

 個々人にとって最も価値のあることは、他人から見て価値のあることではなく、その人にしか価値のないものであることがほとんどです。その自分にしかわからない価値を手に入れようとすることが、思い通りに生きることなのです。

 私がいつも言っていることですが、正しいゴールが設定されていれば、人間はどんな障害があろうともゴールを達成してしまうということと同じだと思います

 もちろん、読者のみなさんはいま、仕事で成功し、大金を稼いで豊かな生活を送り、確固とした社会のリーダーになるという大きな希望を持っているはずで、それぞれに大きな夢を抱いていることでしょう。そのために、自分に大きなパワーが備わっていたら、と考えたとしても、何も不思議はありません。そんな力が外からやってきて、何も苦労せずに思い通りに生きられたら、これほど楽なこともありません。

 ところがご存じのように、人間はそのような「楽」に心からの満足を感じません。人間は、あてがいぶちの物事に深い達成感を得るようにつくられてはいないからです。

 私たちがしみじみと満足感に浸れるのは、自分に備わった力を引き出し、昨日までの自分には想像できなかったような結果をつかみとるときだけです。

 いかにすればそうした深い達成感と満足のある人生の成功を手にすることができるのか? そのために30代で何をすればいいか? 私は本書で、そうした人生の成功を手に入れるための方法とコツを紹介していきます。

 

 30代というのは、仕事、勉強、家庭、人生設計などで、大きな転機を迎える年代です。

 20代とは異なって、あらゆる点で大きな責任を持つように求められるため、マニュアル的な間違いのない人生設計を勧める言説も少なくないように思います。

 とはいえ、マニュアル的な教えに従って生きても、昨日までと同じ人生を続けるだけのことにすぎません

 私たちが目指すべき思い通りに生きることとは、昨日までの延長線上にある人生のことではありません。

 自分が本当に望んでいる人生に気づき、その実現に向かって生き生きと楽しく取り組んでいくことです。過去がどうであったとか、現在がどうであるかという問題は、そこでは一切関係ありません

 未来のことだけを考えていればいいのです。私たちにとって重要な一点は、実現したい未来をイメージし、そのイメージに向かって思い通りに生きることしかありません。

 この先半世紀ほど生きて今生の別れがやってきたとき、「最高に楽しい人生だった」と思えなくて、いったい何のための人生でしょうか。もしも人生に勝ち負けがあるとすれば、死ぬ前に「本当に楽しかった」と思える自分がいるかどうか、この一点しかないのではないでしょうか。

 その意味でも、30代というのは、非常に大きな勝負の年代といえます。実現したい未来に向かって、迷いのない30代を送らなければなりません。私は本書を通じて、そのための必勝の原則を示していきます

 本書で紹介する私の考え方は、読者のみなさんが40代、50代になったときの自分の姿を見据えながら揺るぎない30代を送るための、ひときわ明るい灯台の役割を果たすものと考えます。本書の教えを実践することによって、中には一歩後退の苦渋の選択をせざるをえない人も出てくることでしょうが、それはそれ、実現したい未来のことだけを考えて、ぜひ自分がつくりだした幻想を乗り越えてほしいものです。

 では、前口上はこのくらいにして、さっそく本論に進むことにしましょう。

 

 ▶あなたが本当に望んでいる人生に気づき新しい生き方をする

 引用おわり

 

Q-474につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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Q-474:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか? <実践編①;case「憧れ」>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38206018.html

 基礎編②;「セルフトーク→内省言語」に秘められた重大な機能

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38211230.html

 基礎編③;「新しい社会=可能世界w2」を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38225677.html

 実践編①;case「憧れ」

 

 

Q:「やりたいことをやりたいだけやる」という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

 

A4:前回まで「言語情報を確認しながら、言語から離れイメージで理解する」という作業に取り組んでいただきました。

その過程で御質問が内包している課題(case)に自ら気づき、解決(plan)を感じられるようになることが目標(エンドステート)でした。いかがだったでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 今回は「なかなか貫けない」理由について、私が感じ考えたことを書きます。スコトーマ外しの参考にされてください。キーワードは「憧れ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

私が思う「なかなか貫けない」理由はシンプル。それは「『やりたいことをやりたいだけやる』に対しての臨場感が“ほどほど”だから」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 “ほどほど”を鹿児島弁でいうと「てげてげ」。それは必ずしも悪いニュアンスではないのですが、「改善の余地は残されている」という感覚(私見です)。その「余地」の一つが「言語束縛」です。

 F-413:てげてげ <ver.3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37361806.html

 

 ぜひ「やりたいことをやりたいだけやる」を言語を超えた次元で体感してください。Feel

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

 

 では、「『やりたいことをやりたいだけやる』に対しての臨場感が“ほどほど”」について掘り下げていきましょう。

 

 「臨場感が“ほどほど”」のポジティブな意味は、「ちゃんと臨場感を感じている(←素晴らしい!)」。それは「憧れ」という言葉にあらわれています。

 

 「憧れ」とは、「理想とする物事や人物に強く心を惹かれ、思い焦がれたり、志したりする」こと。心惹かれたり、思い焦がれたり、志したりするためには、その対象=共有するべき仮想空間 を自ら選択し、その空間に対してホメオスタシスを築くことが不可欠です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 通常は具体的な物事や人物がその対象となりますが、今回のケースでは「やりたいことをやりたいだけやる」というブリーフであり、さらにはその背後にある抽象度の高い情報処理(例えば「自由」)にまでホメオスタシスを築いている(築こうとしている)ことがわかります。

その結果としての「臨場感を感じている」。だから、素晴らしい!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度の高い世界(情報空間)に働くホメオスタシスを共有することを「ホメオスタシス同調」と呼びます。一般的な表現では「共感」です。

 L-219202208月シークレットレクチャー -06;コーチングのプロセス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37199631.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社、p126)より引用します。

 

 

人類は共感によって進化し、生き延びてきた

 人間が種として進化し、存続することができたのは、共感する能力があるからです。もしそれがなければ、人が力を合わせて物事に取り組んだり、さまざまな技術を受け継いでいったりすることはできなかったでしょう。

 もちろん人間以外の動物にも、ある程度の共感能力はあります。群れをつくり、お互いを守りあったり、力を合わせて獲物をとったりするのは、「来るべき危険に備えよう」「今日の食べものを手に入れよう」といった、未来に対するなんらかの想定を、共通認識として持っているからです。

 ただ、高度に情報化された空間を共有するためには、やはり前頭前野が発達した、進化した脳が必要です。「ネットや本、テレビなどで知った、見ず知らずの人の不幸な境遇や経験に同情する」といったことができるのは、人間だけなのです。

 引用おわり

 

 

 まずは「進化した脳」をしっかり使いこなしている自分に対して「私らしい!」とセルフトークを行ってください。

 Q-352:人に変に見られていないかがひどく気になります

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33133160.html

 

 

 今、セルフトークを行いましたか?

 理論を物理空間に落とし込むためには、とにかく実践すること。実践している間に体感を伴って“わかる”ようになります。それが理解 ゲシュタルトができるときです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 では、「私らしくなかった。次は」とセルフトークするべき内容を確認しましょう。

Q-441:職場の先輩方が私のことを嫌っている気がするのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37378379.html

 

 「臨場感が“ほどほど”」のネガティブな意味は、「臨場感がまだまだ足りない」。さらにいうと、「共有するべき仮想空間の選択」を間違えている可能性もあります。それも「憧れ」という表現にあらわれています。

 大まかにいうと、問題(解決するべき課題)は2つあります。

 

 

 「憧れ」というのは、達成可能な事柄のうち、つまり現状の中で「最も理想的なもの」に対して心を惹かれたり、志したりすることです。

 子どものうちは、現実的に達成可能かどうかを考慮せず、幅広い事柄に対してを「憧れ」を描くもの。しかし、大人になるにつれ、自分の能力や適性と社会の現実を考え合わせるようになり、現実的な「自分の理想の姿」を求めるようになります。そうですよね?

 

 「憧れ」自体はもちろん悪いことではありませんが、「達成可能かどうか?」を考えたり、「現状(の中)」という感覚が少しでも生じると、無意識は容易に“限界”をつくってしまうようになります。

 F-428:見えない壁

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37908516.html

 

 さらにいうと、「達成可能」と思っていること、すなわち「自分にも手が届く」「自分にもなれる」と思っていることが実現できないと、それを達成している人に対して嫉妬し、怒りを感じ、やがては憎んで攻撃するようになります。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 だから「憧れ」という感情は諸刃。「憧れ」は「現状の外」、つまり正しいゴール設定の結果として生じるべきものです。

 Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなって

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 

 もう1つの問題(解決するべき課題)は、今回テーマとしている「セルフトーク」と関係します。ご承知のとおり、「セルフトーク」には4つの段階があります。

 第1段階は「無理だ」「できるわけがない」という“あきらめ”。

 第2段階は目的論的なものが生まれてくる、いわば“希望”が芽生える段階。

 第3段階は“誓い”。目標に向かって問題解決をしている自分のイメージを探し始める段階。

 第4段階は「ゴールを“実現”している新しい自分のイメージ」で自然なセルフトークができる段階。

 

 「憧れ」という言葉を自ら用いるとき、無意識には「自分は(まだ)違う」という否定があるはず。4段階でいうと23の間、セルフイメージは“希望”と“誓い”の間にあるはずです。

 Q-103:あがり症は克服できますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 その場合、ホメオスタシスは「憧れ」に向かう方向ではなく、「憧れ」とは違う現状を維持する方向に働きます。つまり、自分自身がドリームキラー化するということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 ホメオスタシスの強力な力が現状維持のために働くと、当然、「ゴール達成の自己評価」であるエフィカシーは下がることになります。その結果が「なかなか貫けません」というセルフトークです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 最後に重要な質問をします。リラックスを深めながらゆっくりと考えてください。

 

 

  「嫌がらせ」をしているのは誰なのでしょう?

  「抵抗」とは何でしょうか?

 

 

Q-475につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 以下、「『感情』の解剖図鑑」(p127)より引用します。本文で引用した部分のつづきです。

 

 

個人が生きていくうえでも、共感する能力が重要

 人が社会の中で生きていくうえでも、共感できる能力は重要です。もちろん、その方が、より円滑な人間関係を築きやすいというメリットもありますが、理由はほかにもあります。

 他者に共感できるということは、共感するべき仮想空間を選び、しかもその空間にホメオスタシスを築いて臨場感を持つことができるということです。

 たとえば、大切な人を失って悲しんでいるAさんに共感し、同情するためには、「大切な人を失った、Aさんの経験や思い」という仮想空間を選び、そこに臨場感を持つことが必要となります。映画や、テレビで観たスポーツ中継に臨場感を持つことができなければ、登場人物や選手に共感することもできないでしょう。

 そして、その能力は、現状の外に設定したゴールを達成するためにも必要です。「現状の外のゴール」という仮想空間を、臨場感を持ってイメージすることができて初めて、ゴール達成に向けての具体的なアイデアが生まれるからです。

 また、共感するべき仮想空間を選ぶ時間や、ホメオスタシスを築くまでの時間は、短ければ短いほどいいでしょう。仕事に集中したかと思えば、すぐに頭を切り替えて趣味に集中するなど、複数のゴールを同時に達成しやすくなるからです。

 

他人に同情できるのは、素晴らしいこと

 共感する能力は、人類にさまざまな恩恵をもたらしました。たとえば、数学や物理が発達したのも、数学者や物理学者などが、その世界に強い臨場感を持ったからこそ可能だったのです。

 ただ、ルールを知らなければスポーツ中継を観てもまったく理解できず、臨場感が持てないように、数学や物理など、高度に抽象化された仮想空間に臨場感を持つには、基礎となる知識、教養が必要です。そして本来、大学では、そのための教育を行うべきなのです。

 なお、こうした知識・教養のことを、「リベラルアーツ」、つまり「人を自由にする学問」といい、古代ギリシャやローマでは、奴隷ではなく、自由人として生きていくために必要なものであるとされていました。

 同情という感情を持てるのは、素晴らしいことです。それは、他人に共感できるということであり、そのために必要な教養が身についているということであり、そして、自由に生きられるということだからです。

 引用おわり

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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「感情」の解剖図鑑



Q-475:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか? <実践編②;plan「抵抗」>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38206018.html

 基礎編②;「セルフトーク→内省言語」に秘められた重大な機能

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38211230.html

 基礎編③;「新しい社会=可能世界w2」を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38225677.html

 実践編①;case「憧れ」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38232354.html

 実践編②;plan「抵抗」

 

 

Q:「やりたいことをやりたいだけやる」という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

 

A5:前々回(Q-473/基礎編③)まで「言語情報を確認しながら、言語から離れイメージで理解する」という作業に取り組んでいただきました。

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

その過程で御質問が内包している課題(case)に自ら気づき、解決(plan)を感じられるようになることが目標(エンドステート)でした。いかがだったでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 今回は「嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?」について、私が感じ考えたことを書きます。スコトーマ外しの参考にされてください。キーワードは「抵抗」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

 前回の最後に私から質問をしました。

 

  「嫌がらせ」をしているのは誰なのでしょう?

  「抵抗」とは何でしょうか?

 

 

 きっと「『嫌がらせ』をしているのは自分自身」「『抵抗』とはwant toを維持すること」と考えたはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 もちろん、その通り。実際のところ、最大・最悪のドリームキラーとなるのは自分自身であることが多いものです。

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

なぜかというと、ゴール側のコンフォートゾーン(可能世界w2)を臨場感豊かに感じられるとしても、通常はそれ以上に強い臨場感で現状(可能世界w1)を認識しているから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 その理由は「誰よりもリアルな記憶がある」から。

これまでの人生の記憶が、人を“現状という名の過去”に閉じ込めます。

Q-167:自分を苦しめているのは記憶です。過去に苦しめられていることを感じています。コーチングで変化を実感しますか? <プチワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24320549.html

 

 “現状という名の過去”に閉じ込める力の正体は強力に働くホメオスタシス。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 だからこそコーチの存在が重要です。

 コーチとの縁によりエフィカシーが十分に高まると、臨場感がゴール側(w2)>現状(w1)となり、「最大のドリームキラー」が「最強のドリームサポーター」に変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 その刹那が「可能世界間の移行(w1w2)」の瞬間です。

 F-429:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -12

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

嫌がらせ」をしているのは自分自身

抵抗」とはwant toを維持すること

 

 コーチングを実践していくと、きっとこの回答では物足りなく感じられるようになります。なぜなら、視点が「主観」から「客観」に変化していくから。

 コーチングは、「主観」ではなく、「客観」です。

 L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

 「客観」をWikipediaで調べると、「『主観』が根底にある現実的な実在であるのに対して、『前に投げられたもの』として意識の表象像、意識内容を意味する」とあります。

 客観 - Wikipedia

 

 それを苫米地理論のフレームで言い換えると「主観」は低抽象度であり、「客観」は高抽象度。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 例えば「主観」から「客観」へと抽象度が上がるほど、「抵抗」という表現に違和感を覚えるようになり、「縁」という表現が“自分”と感じられるようになるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 “自分”、すなわち自我とは、関係の結び目のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 苫米地博士は自我を関数で定義されています。最新の定義は

 

 

自我1:コンフォートゾーン版

   w ∀y∃x sSelf (x,y) } x,y ∈all comfort zones in all possible worlds

 

  自我2:ゴール版

   w ∀y∃x sSelf (x,y) } x,y ∈all goals in all possible worlds

 

  自我3:自我1と自我2を統合(Integration

   w ∀y∃x sSelf (x,y) } x,y ∈all comfort zones based on all goals

 

 

 苫米地博士は、当初は、自我のことを「f自我(宇宙)→ 自分」と定義されていました。自然言語で表現すると、「宇宙を入力として、自分が出てくるような関数」です。

 

f自我(宇宙)→ 自分

 

自我関数fに宇宙のすべての情報を入力すると、自分に関する情報だけが出力されます。なぜかというと、「(宇宙の中の)自分に関する情報」と「(宇宙の中の)自分以外の情報」に分けたから。

 もしも自我の逆関数に「自分に関する情報」を入力すると、「宇宙のすべての情報」が出力されることになります。なぜなら自我関数が分けた「(宇宙の中の)自分に関する情報」と「(宇宙の中の)自分以外の情報」を分ける前に戻すと、宇宙すべての情報が復元されることになるからです。

 「自我の逆関数に自分を入力すると、宇宙が出力される」を突き詰めると、「宇宙は自分自身を見るための鏡である」ことがわかります。

 F-200:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか? Vol.4;「こんなにほったらかしにして」を解決する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26610212.html

 

 つまり、“自分”と宇宙は表裏一体。それが「縁起」の思想。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 先ほどの「『縁』という表現が“自分”と感じられるようになる」というのは、「抽象度が高い視点(客観)で“自分”=縁を自由自在に観ることができるようになる」ということです。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 「嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?」の「抵抗」という言葉は、自分と自分以外の人を明確に切り分けた意識状態で用いているはず。

もしもそうなら、それは「主観」。同じ抽象度次元での対立(衝突)を生みだす視点だといえます。

I-022:ブログ更新予定~意見の対立が、問題の意味についての理解を深める~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13216030.html

 

 では、「抵抗」という言葉使いにあらわれている意識状態を克服するためにはどうすればいいでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、「縁起人」として生きろ。-」(TAC出版、p93)より引用します。

 

 

人の望みは自分のゴールに包摂していくべし

 さて、私は現在、毎日いろんな人と関係し、縁起を作り出し続けています。とある国の大統領や中央銀行頭取に経済のアドバイスをするために海外出張することもあるし、現役国会議員に日本の政策について相談されることもあります。また、「ニコニコ生放送」で読者の悩みや質問に答えたり、個人的な友人に家庭問題の相談を受けたりもしています。

 これらの人たちは、私を必要とし、コンタクトをとって頼ってきている人たちです。このことからわかるように、人間とはみな、自分の望みを叶えてくれる人に会いたいものです。私はこのように自分を頼ってくる人に対し、可能な限り対応しています。

 私がさまざまな人の願いを聞き、的確なアドバイスをしているのを見て、人はよく「どうやったら、そんなに瞬時に人の願いを叶えられる人になれるのか」と質問してきます。

 実は、それはとても簡単なことです。

 人の望みは「自分のゴールに包摂すればいい」のです。そしてそれは、縁起をマスターし、自らの抽象度を上げていれば、簡単に実践することができるのです。

 具体的な例を出していきましょう。

 たとえば、あなたは絵描きになりたくて、将来、美大に進みたいと思っています。しかし、親はあなたが東大に行くことを希望しています。どうすればいいと思いますか?

 この場合、あなたは抽象度を上げて、「親の望み」について考察する必要があります。その際、叶える親の望みの抽象度は低・中・高の三つにわけられます。

 抽象度が低い場合は、親はあなたが東大に行って大企業で生涯賃金を確保し、自分たちの老後を養うことを望んでいます。中の場合は、あなたが東大に入ることによって日本での最高学歴を持つことになるのを自慢することを望んでいます。高の場合は、あなたが東大に行くことによって日本の官僚になり、国民のためによく働くことを望んでいます。

 こう並べてみると、親の望みを叶えるのには、東大に行く必要がないことがわかります。美大に進んで絵描きになっても、充分親の願いを叶えられることがわかるでしょう。

 親の老後を見るなら、絵が飛ぶように売れて一流ブランドとコラボレーションするような絵描きになればいいし、自慢される子どもになるなら、世界に認められる賞を取るような絵描きになればいいし、国民のために役立つなら、見る人を感動させるような絵を描けばいいのです。

 つまり、親の望みを、自分のゴールの下に入れてしまえばいいのです。相手の望みを認めてあげたうえで、自分のゴールにとって望ましい形に変えるのです。それは「相手のゴールを包摂する高いゴールを作る」ということになります。

 引用おわり

 

 

人の望みは「自分のゴールに包摂すればいい」のです。そしてそれは、縁起をマスターし、自らの抽象度を上げていれば、簡単に実践することができるのです

 

 その結果、自分はもちろん、縁ある人々の心の中にも「抵抗」という感覚はなくなります。もちろん、「嫌がらせ」もなくなるでしょう。ゴールを共有するから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 次にやることは「縁起空間(情報場)のエフィカシーを高める」こと。そう、コレクティブ・エフィカシーの実現です。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 

 以上より、「『やりたいことをやりたいだけやる』という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?」という御質問に対する私の回答は、「縁起をマスターし、自らの抽象度を上げながら、ゴールを共有(包摂)し、コレクティブ・エフィカシーを高める」です。

 

 

 次回、「応用編」として、「『やりたいことをやりたいだけやる』という生き方を貫く」ということを、もう一段抽象度を上げて考察したいと思います。キーワードは「A次元」です。

 

Q-476につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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Q-476:嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか? <応用編;「やりたいことをやりたいだけやる」を貫く鍵>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 基礎編①;「セルフトークのコントロール」の最初のステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38206018.html

 基礎編②;「セルフトーク→内省言語」に秘められた重大な機能

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38211230.html

 基礎編③;「新しい社会=可能世界w2」を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38225677.html

 実践編①;case「憧れ」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38232354.html

 実践編②;plan「抵抗」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38245936.html

 応用編;「やりたいことをやりたいだけやる」を貫く鍵

 

 

Q:「やりたいことをやりたいだけやる」という生き方に憧れていますが、なかなか貫けません。嫌がらせを受けた場合、どのように抵抗したらいいですか?

 

A6:私の回答は、「縁起をマスターし、自らの抽象度を上げながら、ゴールを共有(包摂)し、コレクティブ・エフィカシーをブーストする」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

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 さらに抽象度を上げてシンプルに答えると A次元人になる!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

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A次元」のAは「Abstract」のAA次元とは抽象次元のことです。

 L-06420209… -04物理=カオス=「仮」と「空」を包摂するもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28518141.html

 

 私たちは目の前にある物理的な空間を世界のすべてだと思いがちです。

しかしながら、前頭葉が発達した私たち人間にとっては、縦・横・高さの3次元と時間の1次元を合わせた4次元時空とは別な次元、すなわちA次元が存在しています。

A次元とは情報空間のこと。A次元の写像が物理空間です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そのA次元上に臨場感空間を持つことが、「『やりたいことをやりたいだけやる』を貫く」ための第一歩。

 L-249202210月介護施設研修 -09;「やりたいことだけをやる」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38124477.html

 

A次元上の臨場感空間とは、「情報場」「超情報場」のことでもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 では、ここで重要な質問をします。

 

情報場にアクセスし、臨場感を持ち、「『やりたいことをやりたいだけやる』を貫く」ために、真っ先に考えるべきことは何でしょうか?

 

 

 そう、答えはゴール。

 L-239202209月シークレットレクチャー -14;「ゴール」の核心

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37783635.html

 

ゴールはこのA次元に存在しています。

 時間軸上は未来であるA次元上のゴールからスタートして、振り返るような感覚でゴールへ向かう軌跡をイメージするとき、その空間は情報空間でありA次元です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 その体感(臨場感)をしっかり維持しながら、同時に物理次元(空間)でゴールに向かう(戻る)ための具体的活動に注力することが、「『やりたいことをやりたいだけやる』を貫く」ための秘密。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

それはクリアでシンプルな「あの世」からビビッドでカオスな「この世」までを、“自分”を拡張しながら「ひとつのゲシュタルト」とする感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 この意識状態が、おそらく、苫米地博士が仰る「高抽象度の未知なるLUB」を体感するための、そして「『やりたいことをやりたいだけやる』を貫く」ための鍵になるのだろうと私は思っています。

 F-299~:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425725.html

 

 最後に、苫米地博士の著書「自衛隊 認知戦軍 創設提案」(開拓社、p124)より引用します。下記の2つの動画を視聴した後に、「2つの動画と引用文を統合する」という感覚でじっくり読み進めてください。

 

 

 □ 苫米地英人博士 × 村上隆さん 対談

 【特別対談】認知科学者・苫米地英人博士と語る!認知科学による芸術の解析で「この世の真実」に到達!!

 

 □ 銀河系アカデミア 第2回「成功に導く依存症の力」

 成功に導く依存症の力

 

 

前頭前野による理性依存の操作

 依存症研究は、人間の行動変容メカニズムを支える神経機構についての理解を飛躍的に進展させてきた。従来、ドーパミンとセロトニンが依存症経路における中心的な神経伝達物質として特定されていた。報酬と強化の主要因であるドーパミンは、中脳辺縁系経路内で腹側被蓋野(VTA)から側坐核(NAc)への投射を通じ、その影響範囲は前頭前野にも及ぶ。このドーパミン作動性によって快楽や報酬感覚が引き起こされ、それによって物質使用やその他形態の依存行動につながる行為が強化される。

 一方、主として縫線核から発生するセロトニンは、情動調節および衝動制御において重要な役割を果たす。この神経伝達物質は、不適応的行動の抑制ならびに依存傾向につながる情動要因の調整と密接に関連している。セロトニン作動性活動の変化によって情緒状態が調整不全となり、それによって依存行動への脆弱性と持続性が高まることも示唆されている。

 近年では、長期的な依存固定化メカニズムとしてグルタミン酸サイクルへの関心が高まっている。グルタミン酸は脳内で主要な興奮性神経伝達物質として機能し、とりわけ意思決定、衝動制御、および合理的判断など実行機能を司る前頭前野内でシナプス可塑性に深く関与している。このグルタミン酸サイクルに調整不全、とりわけグルタミン酸作動性経路の過剰活性化によって、不適応的神経回路網が強化され、それによって依存行動がさらに固定化することも明らかになっている。

 これらの強化された回路は、強迫的な行動を維持するだけでなく、富、地位、名声への過剰な執着といった目標指向型の依存パターンも促進する。このグルタミン酸作動性調節不全のメカニズムは、特定の行動と報酬を結びつける連合学習を強化し、それによって依存症関連行動の持続につながる。また、前頭前野内でグルタミン酸サイクルが過剰に活性化すると、報酬を過大評価し自己制御能力が低下することと関連しており、その結果として権力や財政的利益を攻撃的に追求し、戦争行為など紛争へ発展する極端な行動へエスカレートする可能性がある(Tomabechi 2024)。

 認知戦では攻撃性の焦点が辺縁系から前頭前野へ移行しており、この変化は理性的依存によって駆動される攻撃変容への対応必要性を示している。高次認知プロセスによって支配される前頭前野が関与する依存症は、大脳辺縁系による情緒的依存よりも持続性と複雑さを伴う。このような依存症では詐欺など複雑な犯罪行為さえも遂行可能となり、それでもなお目標指向型行動が強化され続ける。理性的依存によって駆り立てられる個人には、その複雑さや結果にもかかわらず一貫した行動パターンが見られる。

 したがって、理性的判断に関連する神経サイクルを調整しながら前頭前野を標的とした介入策は、長期的かつ重要な行動変容達成にはより効果的だと考えられる。自閉スペクトラム症(ASD)研究では最近、前頭前野内でセロトニン作動性およびグルタミン酸作動性神経システム間バランス維持の重要性が示唆されている。このバランス崩壊は意思決定能力や認知柔軟性を損ない、それゆえ認知戦で悪用可能な潜在的脆弱性となり得ることも明らかになった。将来の認知戦略では、この神経バランス破壊または操作を目的とした標的型介入策が含まれる可能性が高く、このメカニズム理解の重要性はいっそう強調されている。

 引用おわり

 

 

 今、スッキリした体感があるなら、うまく統合できているはずです。Yes, you’re good

 (その意識状態で、さらにこちらも統合してください↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37518824.html

 

 その体感(アンカー)をいつでも思い出すことができるようになれば(トリガー)、「やりたいことをやりたいだけやる」ことも、「嫌がらせを受けた場合」の“抵抗”も、自然にできるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 まるで“風”を操るように。

 F-437~:風になりたい

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432673.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

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