苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-433~ イメージするための表現の関数

F-433:イメージするための表現の関数 <前編;メディカルコミュニティ>

 

 認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ医療関係者の中で、博士自ら示された条件を満たす方々と、情報空間で定期的にミーティングを開催しています。

(*物理空間も情報空間です。「物理的リアルではない、ネット空間で」という意味です)

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 その目的は「メディカルコミュニティ内の情報交換」と「自主的な学習」。「情報交換」でスコトーマを外し、「学習」によりゲシュタルトを再構築する というイメージです。

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 さらに私自身は「コレクティブ・エフィカシー強化」もミッションとして掲げています。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

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  スコトーマを外し、ゲシュタルトを再構築し、コレクティブ・エフィカシーを強化する

 

 その根底にはゴールがあります。

私たちが共有しているゴールは「戦争と差別をなくす」ですが、きっとメディカルコミュニティのメンバーの無意識には「生命現象を解き明かす」というゴールもあるはず。

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 私の場合、医師を志したのは“炎の行者”との御縁により「加持でガンが消える理由を知りたい」と思ったからです。

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研修医の頃には初志をすっかり忘れていましたが、苫米地博士との御縁により「知りたい」は「生命現象を解き明かす」に変わり、そして今は「宇宙の理を体得する」に上書きされています。いつの間にか。

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  生命現象を解き明かし、宇宙の理を体得する

 

 大乗仏教のフレームでいうと、それは「空の理解と体得」だといえます。「空観」です。そして、生命現象や宇宙の理をわかった上で“何を行うか?”が「仮観」。

空を維持したまま、しっかり仮を行うのが「中観」です。現代的にいうと、「オーセンティック・コーチング(Authentic Coaching)」が中観です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

博士は「コーチングは仮観」と発言されたりもしますが、苫米地式は間違いなく中観です。釈迦方式であり、さらには密教方式だから。

F-303:芸術はvol.5;芸術とコーチングとリーダーシップに共通する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

 

 

 著書「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(イースト・プレス)の中で、博士は「幸せとは、自分が幸せだと思うかどうかの問題」と書かれています。つまり、“幸せ”に生きるためには「今の私は幸せ!」と思うだけ。

 L-225202208月シークレットレクチャー -12;幸せを求めていないだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37299218.html

 

「今の私は幸せ!」を実現する方法は2つあります。「釈迦方式」と「宗教方式」です。

 

 「釈迦方式」は空観がベース。空観とは「世の中のすべては幻想である」とわかること。

例えば、気(プラーナ)も「空(くう)」であり、「あるともないともいえる」「あるとはいえないが、ないともいえない」というものです。気を感じ操作するためには、情報空間(情報場)の臨場感を自在にコントロールする必要があります。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 抽象度を上げれば上げるほど、情報空間は広大になっていきます。そのときに臨場感が下がるのではなく、むしろ臨場感を上げ続けた先に空(くう)があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げるために、私はコーチングを強くお勧めします。人生のあらゆる領域にゴールを設定し(バランスホイール)、ゴール更新を重ねていくうちに、抽象度を上げることができるからです。

 Q-425:現状の外側に100%want tovol.3update ofBalance Wheel」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36631145.html

 

 コーチングは「今の私は幸せ!」を実現するための2つ目「宗教方式」です。ベースは仮観。仮観とは「仮のゴールを設定する」ことです。

 L-09920218… -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

  釈迦方式 = すべては幻想だと認識することで、幸せになる方法

  宗教方式 = 幻想であることを肯定し、その幻想を徹底的にリアルに感じる方法

 

 苫米地博士はルー・タイスさんがはじめたコーチングを継承する正真正銘のコーチですが、「コーチングは、最終的には自己満足にすぎない」と仰っています。その理由は「コーチングは『宗教方式』だから」。

これらの言葉の真意は、「個人主義、すなわち自分さえよければいいという考えに陥るな!」という戒めでしょう。つまり

 

コーチは「クライアントの利益100%」を貫け!

 

そして、クライアントにとっては、「ゴールを、自分中心を捨て去りながら、“現状の外”にしっかり設定せよ!」ということでしょう。博士がよく用いられている表現でいうと「利他性」です。

 L-214202208… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 

  ゴールを、自分中心を捨て去りながら、“現状の外”にしっかり設定せよ = 利他性!

 

自分中心を捨て去る=利他性とは、「自分のことは後回し」「自分のことはどうでもいい」ということではなく、「部分関数としての“自分”の定義をひろげていく」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

部分関数としての“自分”の定義をひろげていくと、「自と他はなんの違いもない」「すべて同じである」と体感できるようになります。

それは抽象度を上げることで体得する「無分別」の境地。究極の無分別が空観だといえます。

F-231~3錠じゃないと飲まん!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418468.html

 

繰り返しますが、コーチングの実践はあくまでも仮(け)であり、「宗教方式」です。

しかしながら、意識を空の次元にまで引き上げることができると(おそらく引き上げようと意図するだけでも)、コーチングは「釈迦方式」に変わります。

(*「意図性(intentionality)」はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

「釈迦方式」のひとつが「密教法」。

(もうひとつは「止観法」です。こちらでどうぞ↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 以下、「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(p94)より引用します。

 

 

苦しみをすべて幻に変える「密教法」

 「釈迦方式」のもうひとつの方法は、「密教法」です。

 「密教法」では、最初に幻を見せます。それから、その幻のカラクリを見せて、「なんだ、この世はただのカラクリじゃん!」とわからせる方法です。

 結論は、すべてが空であるという「止観法」と同じですが、方法論が違います。

 「止観法」では、世の中のすべてのことを「止めて観る」ことで、すべてが空であることがわかります。

 一方、「密教法」では、幻のカラクリを知ることで、すべてが空(カラクリ)であることがわかるのです。

 

 密教法 = 幻のカラクリを知ることで、すべての苦が空だと知る方法

 

 「密教法」は、手品でたとえるとわかりやすいでしょう。

 手品を本物だと思っている人は、幻を信じている人です。それだと「宗教方式」と同じです。しかし、手品にはカラクリ(トリック)があるということを知っていれば、手品を超能力と勘違いすることはありません。

 カラクリを知るということは、「密教法」と通じるものがあります。

 私は実際に「超魔術」で人気のMr.マリックにお会いしたことがあります。それは、スピリチュアリズムを批判するテレビ番組の監修を引き受けたときのことでした。スピリチュアリズムにはまっている女性の前で、Mr.マリックが亡くなった祖母の霊視をするのです。

 間近でMr.マリックの超魔術を見た女性は、感激して泣いていました。私は被験者ではないでの、カラクリ側のMr.マリックの横で見ていたのですが、それでもカラクリ(トリック)がわかりませんでした。

 「トリックってすごいなぁ!」と感心したものです。

 もしマジックだけして、「私は超能力者です!」といったら、信じる人も出てくるのですが、Mr.マリックのいいところは、ちゃんと種明かしをすることです。カラクリを明かすことで、マジックが幻だと教えることです。

 これは、まさに「密教法」と同じ。この世はすべて幻というのと同じで、マジックもすべて幻と教えているのですから。

 テレビでは、実際にマジックのカラクリを被験者である女性に明かしていましたが、彼女はカラクリを知って、さらに感激し、泣いていました。

 

 幻を見せるだけなら、「宗教方式」と同じです。カラクリを明かさなければ、「仮」が「実」になってしまうからです。

 しかし、幻のカラクリを教えてあげれば、「実」ではなくなります。だから、「密教法」は「釈迦方式」のひとつなのです。

 幻だとわかるためには、自分で幻をつくりだせるようになるほうが早いかもしれません。手品でいえば、自分も手品が上手になれば、他人の手品を見破れるようになるし、カラクリをよりリアルに感じることができます。

 私は手品をやらないのでMr.マリックのマジックを見破れなかっただけで、手品が上手な人なら見破れると思います。

 つまり、この世は幻だと知るために、わざわざ幻を上手につくれるようにする方法もあるということです。

 密教では、雨を降らせたり、空を飛んだり、いろいろな幻を見せます。そのトリックとは、宇宙のカラクリを利用したトリックです。密教では、このような幻を自分でつくれるような修行をしています。

 それは、結局のところ、「世の中のことはすべて幻だ!」と知るためなのです。

 

 資本主義では、「よりお金を稼ぐ」「より土地を広げる」ことが幸せの基本です。

 このような幸せに「密教法」を応用すると、どうなるでしょうか。

 お金持ちになるという資本主義の幸せは幻でしかないのですが、徹底的にお金を稼ぐ方法を極めることです。

 誰よりも上手にお金を稼ぐ方法が身についたとき、「なんだ、お金を稼ぐのは簡単じゃん!」といって、お金を稼ぐのをやめたときに幸せになれます。お金を稼いでいる途中は、幸せでもなんでもないのです。

 きっと、マジックも、マジックをしているときは別にうれしくもない。マジックに引っかかった人を見るからうれしいのだと思います。

 これと同じで、お金を稼ぐというのはトリックであり、お金や幸せは幻でしかないからです。

 だから、誰よりもお金を稼ぐ方法を極めて、「お金持ちという幸せは幻でしかない。じゃあ、別にお金を稼ぐ必要はない」と思ったら、幸せになることができます。

 これは、まさしく「密教法」と同じ方法論ですね。

 引用終わり

 

 

密教では、雨を降らせたり、空を飛んだり、いろいろな幻を見せます。そのトリックとは、宇宙のカラクリを利用したトリックです。密教では、このような幻を自分でつくれるような修行をしています

 

 密教方式である苫米地式コーチングにおいても、「このような幻を自分でつくれるような修行」を行っていきます。コーチングでの「」とは、「並列宇宙(可能世界)w2」のこと。

 L-218202208… -05;多くの人々が創った宇宙が同時に存在している

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37173442.html

 

その幻を生み出す最初のステップがゴール設定。ゴールとは「未来に存在し得るすべての可能世界を自分にとっての重要度で並び変える関数(ただし、必ず順番を決められるとは限らない)」のことです。

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 とくに“メディカルコーチング”においては、「宇宙」や「生命現象」の「カラクリ」について熟知する必要があります。その基盤となるのが苫米地理論第1世代「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ちなみに、書籍(「思考停止という病」p79)で公開された苫米地博士の生命現象の定義は、「ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けること」↓

 L-11920219月シークレット -07;人間だから持つことができる強大な生命力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32215001.html

 

 さらに、神奈川大学での講義(2023520日)にて、「生命現象はエントロピー縮小系である」ことも明かされました↓

 F-400:縁起から得た“希望/HOPE”の体感 <後編;苫米地理論学習中の気づき>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36884253.html

 

 これらの教えを「情報交換」しながら「自主的な学習」を行う縁起が、苫米地式メディカルコミュニティのミーティングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 前置きが長くなりましたが、昨年末(2025年)のミーティングにて、“あるコーチ”がこのような発言をされました。

 

 

  イメージするための表現の関数

 

 

 皆さんは、例えば下記のような関数を見たとき(trigger)、どのようなイメージが浮かびますか(anchor)?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -08

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 

 イメージするための表現の関数」は、コーチング(とくにメディカル・コーチング)において、どういう意味を持つのでしょう?

 

F-434につづく)

 

 

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F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

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Q-383~:現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか?

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L-194202207月医療・介護研修会 -04;「言語束縛」を外すための二つの方法

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F-434:イメージするための表現の関数 <後編;表現=共感覚化>

 

 認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ医療関係者の中で、博士自ら示された条件を満たす方々と、情報空間で定期的にミーティングを開催しています。

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

昨年末(2025年)のミーティング中に、“あるコーチ”がこのような発言をされました。

 

 

  イメージするための表現の関数

 

 

 イメージするための表現の関数」は、コーチング(とくにメディカル・コーチング)において、どういう意味を持つのでしょう?

 

 *前編はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38050052.html

 

 

 その時の発言をもう少し詳しく再現すると、「今まで何かを入力して何かを出力するツールとして捉えていたけど、じつはイメージするための表現の関数だった」という感じ。正確ではないかもしれませんが、そのように記憶しています。

 F-408:自動翻訳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37188303.html

 

 「ツールtool)」とは、「道具」「工具」「用具」のこと。少し抽象度を上げると「手段」「方法」のことです。「道具」「工具」「用具」は、抽象度を軸とした場合の情報空間の底面(=物理空間)で用いる“具体的存在”のこと。「手段」「方法」は、その “具体的存在”の使い方のことだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

よって、「ツールとして捉えていた」というのは、「抽象度を下げる縁起として捉えていた」と読み解くことができます。わかりやすくいうと、マネジメントのためのものということです。

PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 一方、「イメージimage)」とは、「心の中に思い浮かべる姿や情景」「心象」のこと。それは言語を超えた抽象度次元での情報処理のこと(あるいは結果)です。「思考の3つの軸」でいうと、抽象度は「emotions(大脳辺縁系)」→「words(大脳の言語野)」→「pictures(大脳の前頭前野、とくに内側部)」の順に上がっていきます。

 L-067202011… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

よって、「イメージするための表現の関数」というのは、「抽象度を上げるための縁起」と読み解くことができます。

 L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

 まとめると

 

  苫米地博士がコーチングに導入された関数は、抽象度を下げるためではなく、抽象度を上げる(引き上げる)ための縁起

 

 

DrT251005 CoachingFormalDefinition -11

CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓

251003_地上最強グローバルサミット v8(Blog

 

 

 そのように理解したとき、博士の「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れるもの」という表現を思い出しました。

 F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 

  超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる

 

 

 それこそがゴールの感覚。1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール、4)自分中心を捨て去る という基本条件を満たすゴールの感覚です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 苫米地博士は「利他性」という言葉をよく用いられます。それを私は「1)現状の外×4)自分中心を捨て去る」だとイメージしています。その本質は「抽象度を上げる」こと。

 L-214202208… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 

 抽象度を上げていくと(とくに言語抽象度を超えると)、通常は臨場感が下がります。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 コーチング・プリンシプル「I×V=R」が示すとおり、イメージ(Image/Imagination)の臨場感(Vividness)が下がると、現実化(Reality)が難しくなってしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 では、より抽象度の高い次元にゴールを設定しながら、その臨場感を維持する(さらに強める)ためにはどうすればいいのでしょう?

 

 

 その「より高い次元に強い臨場感を感じ続ける感覚」を、“あるコーチ”は「イメージするための表現の関数」という言葉で言い表されたのではないかと思いました。

ポイントは「表現」という言葉。それは、

 

超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上」を、言語の抽象度よりは高いがなるべく低い「LUB (Least Upper Bound)」に落とし込んだもの

 

という意味で用いられたはず。

 Q-429:宇宙は「包摂半順序束」。そのtopである空(くう)は「有と無を包摂する概念」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36937284.html

 

 きっとそれはより抽象度の高い次元にゴールを設定しながら、その臨場感を維持する(さらに強める)」ための秘訣 共感覚化 です。

 L-08720213月シークレットレクチャー -10;言葉を使わずに臨場感を高める“秘技”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30239571.html

 

 以下、苫米地博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44 もう、努力してはいけない!」(学研プラス、p146)より引用します。

 

 

ルール37 五感で感じたものを別の感覚で置き換えてみる

 「五感で感じたものを別の感覚に置き換える」というのは「共感覚」の訓練です。「共感覚」も私の本を読まれている方には繰り返しになりますが、初めての方のために説明しましょう。

 実はごくまれに先天的に「五感で感じたものを他の感覚で自然に置き換えて認識できてしまう」という人がいます。こういう人を「共感覚者」といいます。

 例えば、音を聞いてその音に色がついているように感じるとか、味を音で感じるといったことです。他の感覚を色で感じたり、色を見て他の感覚が湧き上がってくるという人は案外たくさんいるようです。

 赤い色(暖色)を見て暖かさを感じ、青い色(寒色)を見て寒さを感じるという人は多いですが、これなども共感覚のいい例だと思います。

 このように、共感覚というのは誰でも感じることができるものです。先天的に持ち合わせていなくても、訓練することで身につけることができます。

 訓練のやり方としては実際に繰り返しやってみるということだけです。ある音を聞きながら色とか味などをイメージしてみるとか、逆にその色や味を感じたら音を思い出してみるとか、そんなふうに「五感で感じたものを別の感覚で置き換えてみる」のです

 誰でも身につくのですが、ある程度の訓練が必要なので一朝一夕にできるようになるわけではありません。ですが、この共感覚が身につくと、いろいろな点でメリットがあり、さまざまなことに応用できます。

 

 その一つが「ゴールの臨場感の高まり」です。「幸せ体験をコピペする」や「一日に何回も夢実現の喜びを思い出す」の項でも触れましたが、ゴールの臨場感が現状の臨場感にまさることで夢は実現します。ですから、ゴールの臨場感をできる限り高める必要があるのです。このとき、視覚や聴覚だけでなく五感すべて、さらにはその五感を別の感覚に置き換えて感じてみることで、臨場感はよりいっそう高まります。これが共感覚の強みです。

 共感覚のメリットにはもう一つ大きなメリットがあります。

 こちらはゴールではなく、現状で共感覚を使います。現状に対して共感覚を使うと、それまで五感で認識していたこと以外のものが見えてくる可能性があるのです。まさに、スコトーマはずしです。

 五感のような、情報をインプットする器官(情報の入口)のことを、モーダルチャンネルと呼びますが(ちなみに私は五感プラス言語の6つが人間にとってのモーダルチャンネルと捉えています。言語も情報を認識するための器官と考えています)、共感覚はあるものごとを普段とは違ったモーダルチャンネルを通して認識することです。これによって、それまで認識できなかったことが認識できるようになる可能性があります。

 

 スコトーマができた状態を放っておくと、ある部分がいつまで経っても見えませんから、そこにつけ込まれて他人に利用されたり、奴隷化するのに利用されたりしてしまいます。当然、人生を変えることができなくなってしまいます。

 例えば、多くの人が「勤勉はいいことだ」と思っています。みんなが一生懸命に働くことで会社の業績が上がり、社員の給料やボーナスも上がると思っていることでしょう。怠けることはよくないことだ、人間が堕落してしまうなんて思っているかもしれません。

 こうした考え方は間違いとは言えないまでも、ある一面しか捉えていません。勤勉とか一生懸命といったことのよくない部分はスコトーマとなって隠されてしまっているのです。何がよくない部分なのかと言えば、「一生懸命働くことはいいことだ」という考え方を利用して、奴隷のように働かせようとする人間が出てくる可能性があるといったことです(たいていはこういう人間やシステムが存在します)。

 人の奴隷になっている状態では、夢がかなうこともありませんし、人生が変わることもありません。同じものでも別の感覚で認識する癖をつけるようにしましょう。

 引用終わり

 

 

 その五感を別の感覚に置き換えて感じてみることで、臨場感はよりいっそう高まります。これが共感覚の強みです

 

 五感とは、「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」のこと。それらは環境の情報を取り込むための情報入力経路であり、モーダルチャンネルと呼びます。

 脳が発達した人間の場合、言語もモーダルチャンネルです。さらに得意な人にとっては数学もモーダルチャンネル。つまり、関数もモーダルチャンネルだといえます。苫米地博士にとっては、間違いなくそうでしょう。

F-381:ロバート・メーガーのvol.1induction「すべてが情報である」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36045078.html

 

 よって、「五感で感じるゴールの世界(w2)や自我のイメージを関数におきかえる」こと、あるいは逆に「関数を五感で感じるゴールの世界(w2)や自我のイメージに変換する」ことは、共感覚化となり、臨場感を強化する縁起となります。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 さらには「共感覚よって、それまで認識できなかったことが認識できるようになる可能性がある」ことより、スコトーマが外れる可能性まで高まります。だから

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

イメージするための表現の関数」は、言語を超えた次元で行うコーチング(とくにメディカル・コーチング)の秘訣である

 

 

“あるコーチ”の言葉を縁に、そのようなことを考えました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

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