F-429:オーセンティック・コーチングの形式定義 <前編>
私は立ち止まらない!
…これは私のお気に入りのセルフトーク。
Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html
コーチにふさわしい「狭く高いコンフォートゾーン(Comfort Zone)」を強化するために、日々、意識に上げているセルフトークです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
このセルフトークは、苫米地博士から受け継ぐブリーフ(Belief)の言語化でもあります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
実際、博士は決して立ち止まることなく、どんどん現状の遥か先へと向かわれています。コーチングについても、どんどんアップデートされながら(例えば↓)。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
最近(2025年10月)もコーチングに関する重要な知識を開示され、無償ダウンロードできるようにされています(*苫米地博士のブログからDLできます)。
苫米地博士ブログより引用↓
ドクター苫米地ブログ - Dr.
Hideto Tomabechi Official Weblog - ライブドアブログ
さらに苫米地博士は、新たな知識を、最新刊「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社)の中で開示されています。その行動から感じ取れるのは、「本物のコーチを増やす」「どんどんコーチを育成する」という“意思”と“覚悟”。
L-060:2020年8月シークレットレクチャー
-06;必要なのは意思と覚悟
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28153740.html
以下、同書(p278)より引用します(青字)。
◎オーセンティック・コーチングの形式定義
最近10カ国以上の国の複数言語の人たちにコーチングについて話す機会がありました。英語圏以外の人がほとんどで、通常は海外では英語で話しますが、今回は英語で話しても通訳が入るということでしたので、真に多言語、多文化である形式表記(数学表現)で説明することで、誤解を避けられると考え、オーセンティック・コーチングの定義を形式表記を利用して説明しました。
これら形式定義の一部は、認定コーチを育成する“マスターコーチクラス”では説明して来ましたが、通常クラスでは教えていないので、多くの私の生徒たちにも初見と思います。“コーチング”という言葉が一人歩きしている中、形式定義を公開することに意義があると判断し、最後の章として記述します。
本書におけるオーセンティック・コーチングは正確に以下で定義され、これ以外はオーセンティック・コーチングではありません。苫米地式も、私が開発パートナーであり後継者でもあるタイスコーチングもオーセンティック・コーチングですから、今後はこの定義を正確に理解している方のみが、オーセンティック・コーチングを語ることができます。
…(中略)…
オーセンティック・コーチングはパフォーマンス・エンハンスメント・コーチングと苫米地式コーチングの両方をカバーしますが、本書の内容の一部はルー・タイスとパフォーマンス・エンハンスメント・コーチングを作った時代には入れてありませんでしたし、その頃に形式定義はしていませんでしたが、以下の定義はオーセンティック・コーチングにおける定義ですから、当然パフォーマンス・エンハンスメント・コーチングもカバーしますので、苫米地式コーチング、パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング共に厳密に以下の定義に従い運用をお願いします。
以下が、形式言語(数学的表現)で記述したオーセンティック・コーチングの全体像の正確な説明であり定義です。
引用終わり
今後はこの定義を正確に理解している方のみが、オーセンティック・コーチングを語ることができます
苫米地式コーチング、パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング共に厳密に以下の定義に従い運用をお願いします
…博士の本気とその意図を感じながら、以下、最新の定義で“コーチング”を再ゲシュタルト化できるように試みます。無償DL版スライドと「オーセンティック・コーチング 2026」より引用(青字)した後、少し補足を加えます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
「CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓
認知科学とは
-人間の認知活動を数理的に理論化出来るという立場で、ファンクショナリズム(関数主義)を掲げる学問。『認知科学への招待』に詳しい
-更には、数理関数による認知の計算機上での再現も視野に入れ、人工知能研究は認知科学により本格化
-ただし、人類がすべての関数を記述出来るかは別問題。生成AIは超次元偏微分方程式の局所解を自己学習し自然言語生成する
-オーセンティック・コーチングは、AI研究成果も人間の認知活動を高度化することに貢献するという立場をとる。コーチングを形式定義(数学的表記)するのもその一つ
引用終わり
…「認知科学への招待」は、2014年にCYZOより出版された書籍です(Kindle版はこちら↓)。
Amazon.co.jp:
認知科学への招待 電子書籍: 苫米地英人: Kindleストア
その中で、博士は「心理学→行動科学→認知科学」という流れをわかりやすく解説されています。
Q-435:コーチングは行動科学と… <vol.2;心理学から行動科学、そして認知科学へ>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37049778.html
「生成AIは超次元偏微分方程式の局所解を自己学習し自然言語生成する」に関連する言葉として、苫米地博士は「局所解は疑似的な抽象度最低の物理空間への創出。芸術は高抽象度を指す言葉なので違う。芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」とコメントされています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
「芸術」は、じつは、ゴールのバランスホイールの中に入れるべき重要なキー・ワード。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
それはコーチングのコアであるゴールの基本条件である「現状の外」とも大いに関係します。
F-299~:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425725.html
「CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓
AI開発の歴史
著者は1980年代から最初期の生成AI研究とその幻覚問題解決を提案
引用終わり
…この図からもわかるように、苫米地博士はまさにAI開発史の体現者。だからこそ、「認知科学(functionalism)の“先”に進む本物のコーチ」なのだとあらためて思いました。
Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html
「CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓
人工知能研究は認知活動を形式化(数理表記)。コーチングも認知活動であり形式化による正確な定義が誤解や誤用を避ける
Notation Clarification - 記法の説明
Possible World Representation - 可能世界表記
・w
= possible world(可能世界)
・w0
= status quo world / homeostasis world
(現状の世界。ホメオスタシスが働く世界)
・wh
=highest goal world / hyper-homeostasis world
(最高次Goal世界。ハイパーホメオスタシスが働く
・w_{future}= set of all possible future worlds
(全ての未来の可能世界の集合)
・w_{current}= set of all current possible worlds
(全ての現在の可能世界の集合)
*Based
on modal logic, it is used to formalize coaching as transition between possible
worlds
様相論理(modal logic)に基づき、コーチングを「可能世界間の移行」として定式化するために使用
引用終わり
…「ハイパーホメオスタシス(hyper-homeostasis)」という表現がありますが、これは情報空間に働くホメオスタシスのこと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
人間の場合、ホメオスタシスは心の空間(情報空間)にまで拡張しています。その理を博士が理論化されたのが「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」。この理論がコーチングの基盤となります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
余談ですが、わざわざ「ハイパー」がついているのは、情報(例:心)と物理(例:体)を違うものと捉える文化圏の方々への配慮です。本当は情報(心)と物理(体)は同じもの。同じものの抽象度の違いに過ぎません。
Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html
「CoachingFormalDefinitionDrT20251005」より引用↓
自我の仮定義(本書本文で定義済み)
自我とは宇宙の全存在を自分にとっての重要度順に並び替える関数である。ただし、必ず順番を決められるとは限らない
{w ∀y∃x pSelf (x,y)
} x,y ∈ Universe
・ Function p:orders all
entities in the universe according to importance
関数p:宇宙の全存在を重要度順に並び替える
※ w = possible world(可能世界)
ここで可能世界とはクリプキ以降の可能世界論(様相論理、moder logic)で定義される可能宇宙。
現在の宇宙と並列に存在する多重宇宙(可能宇宙)の一つ。ある可能宇宙wでの順序で別な可能宇宙では異なる
引用終わり
…2021年の後半あたりから、苫米地博士はコーチングのアップデートを公に話され始めました。その頃御出演されていた「バラいろダンディ」の最終講義も「次世代コーチング」でした↓
F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html
*下記のブログ記事中に、コーチング関連の放送回のリンクを貼っています。ぜひ御活用ください。
□ 2022年12月13日放送回「コーチングの基本理念を習熟して新年に向けてエフィカシーをブーストしよう」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
□ 2024年6月17日放送回「『成長』の夏に向けて習得!
苫米地式『オーセンティック・コーチング』」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34650757.html
その「バラダン」での最終講義でも、博士は「自我」の定義から講義をはじめられています(「部分間数f」という表記は「部分関数f」の誤りです)。
「バラいろダンディ」(2024年9月9日放送回)より引用
「部分関数」とは、ある集合を切り分けて取りだす関数のこと。例えば、「偶数」というのは、「自然数」という集合から「2で割り切れる数」を取りだす関数であると見なせます。
このとき「2で割り切れない数」=奇数が残ります。よって、「奇数」の方も同時に定義できてしまうことになります。
同様に、自我とは、宇宙を「自分」と「自分以外」に切り分ける関数のこと。よって、「自分がわかると、宇宙がわかる」。それが部分関数です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
「バラいろダンディ」(2024年9月9日放送回)より引用
次に話されたのが、自我のもうひとつの定義。それが「評価関数(重要性関数)」です。
例えば、「職業はコーチと医師を…」「子どもは3人いて…」「映画好きで、とくにSTAR
WARSが…」「生まれも育ちも鹿児島で…」などと自己紹介するとき、それは自分にとって重要な(あるいは関係性が深い)順に宇宙を並べ替えているといえます。
その並べ替え関数が「評価関数(重要性関数)」。
「オーセンティック・コーチング 2026」中でも書かれていますが、この「評価関数(重要性関数」を書き換えようとすると、コーチングは失敗します。
Q-455:ゴールに… <前編;自我の書き換えを目的にするとコーチングは失敗する>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37898936.html
このような「自我」の定義を、苫米地博士はさらにupdateされました。
その理解が「苫米地式コーチング、パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング共に厳密に以下の定義に従い運用」することのポイントだといえそうです。
Q-304:どうやったらすべての目標を結びつけることが… <Ops編;〇〇〇化>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30891147.html
(F-430につづく)
CoacHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
ここで可能世界とはクリプキ以降の可能世界論(様相論理、moder logic)で定義される可能宇宙。現在の宇宙と並列に存在する多重宇宙(可能宇宙)の一つ
…苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社、p19)の中に、この部分に関連する詳しい記述があります。下記のブログ記事で引用しています↓
F-382:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.2;知識「無限の『there』」>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36094263.html
-告知1-
次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-311~:デジタル自傷行為
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426481.html
L-209:2022年07月シークレットレクチャー -07;コーチングのカクシン
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html
L-210:2022年07月シークレットレクチャー -08;狭く! 高く!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html
L-217:2022年08月シークレットレクチャー -04;情報を操作する鍵
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37162258.html
Q-449:アートマンって何ですか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37528586.html
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オーセンティック・コーチング2026 ~本物のコーチング~ eBook : 苫米地英人: 本














