F-409:病院嫌い ~最適化の外側で遊べ!~ <前編>
医療現場で直接言われることはそう多くはありませんが、ときどき“病院嫌い”という方に遭遇します。
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わざわざ言わないだけで、そう思っている人はけっこういるはず。皆さんはどうですか?
病院を嫌いだと思う人の気持ちはよくわかります。医師である私がいうのもなんですが、私も病院が嫌いだから。
Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?
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相手の中に“病院嫌い”を感じたとき、私はついその理由を探ってしまいます。相手のブリーフシステム(Belief System、BS)を分析するクセがついているからなのでしょう。
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それはコーチとしてのハビット&アテュテュード。
L-096:2021年7月… -08;BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係
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ただし、スコトーマを作り思考を限定してしまうのが嫌なので、コーチとしての私はパターン分類はしていません。
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それでもあえて分類するならば、“病院嫌い”は大きく5つのカテゴリに分けることができそうです(自由訳です)。
Q-407:BSをゼロベースで観察することが困難な中… <vol.1;フレーム問題>
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シンプルにまとめると…
1)
過去に病院で嫌な経験をしている
2)
未来(老病死)に対して不安や恐怖を感じている
3)
必要性は認めるが信用していない
4)
自分らしくないという感覚が強い
5)
必要性を感じていない
…少し抽象度を下げながら、2回に分けて考察します。
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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
1)
過去に病院で嫌な経験をしている
人は過去の記憶を使って世界を認識しています。その「過去の記憶」とは、たいてい“失敗”の記憶。
PMⅠ-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html
“失敗”とは、「予期(予想)と違う」ということ。必ずしもネガティブな情動を伴うことではありませんが、実際は「悲しい」「悔しい」「辛い」「許せない(怒り)」といった情動が張り付いていることが多いもの。
PMⅠ-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html
私の場合、まだ幼い頃に病院で体験した記憶が出てくることがあります。言葉(words)、映像(pictures)、そして情動(emotions)が一体となったベタベタした感触の記憶が。
L-067:2020年11月… -02;思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html
そんな“イヤな記憶”が無意識に病院を遠ざけます。
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2) 未来(老病死)に対して不安や恐怖を感じている
病院は「老病死(+生で『四苦』)」の臨場感がとても高い場所です。
Q-263:コーチングは… <vol.5;「『老病死(+生で四苦)』を理解し克服する」ために>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28871834.html
「老病死」に対する不安や恐怖が克服できていないと、創造的回避が働き、あれこれ理由をつけて病院を避けようとします。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html
不安や恐怖が強くて大脳辺縁系優位になってしまうと、理性を失い情動が暴走してしまいます。そのような状態を「fight or flight」と表現します。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html
3) 必要性は認めるが信用していない
「老病死」に対する不安や恐怖を克服すると、病院にいても余裕で前頭前野優位を維持できるようになります。
Q-264:コーチングは… <vol.6;「老病死(+生で四苦)」を理解し克服する>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28898728.html
医療や介護現場で働く者は必ずしも「老病死」に対する情動を克服しているわけではありませんが、病や死を前にしてもけっこう冷静さを保てるようになります。簡単にいうと、慣れるからです。
F-075:Preventable
Trauma Death
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15833962.html
その前頭前野をフル活用した論理的な思考により「病院は信用できない」という結論に至ると、当然ながら“病院嫌い”になります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html
それは「『老病死』に対する病院の機能・役割はしっかり認めるものの、決して過信はしない」という感じ。
F-228~:ゼロトラスト
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html
COVID-19にまつわる騒動以降、「過信はしない」から「嫌い」に傾いてしまった方が多いのではないでしょうか?
F-184~:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410505.html
私自身は、医療システムが悪用されるのを目の当たりにしながら、医療従事者こそ脱洗脳が必要だと痛感しました。
L-163:2022年01月シークレット… -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html
以下、苫米地博士の著書「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版、p155)より引用します。
他人の刷り込みでつくられる自我
つまらない記憶が澱のように溜まるという問題をここまで考えてきて、私たちは、大きな問題に突き当たります。
それは、自分が重要だと思っている情報とはいったい何だろうか、という問題です。
答えを先にいえば、それは「自我」ということになります。とっつきにくい言葉かもしれませんが、自我とは、自分が自分をどう認識しているかという内容のことです。
たとえば、「あなたは、どういう人ですか」と問われた場合、「私の名前は、〇×で」「私の生まれは、△×で」「私の仕事は……」というように、私たちは自分にとって重要だと思う情報を並べて自分がどういう人間かを伝えます。
父親は誰で、母親は誰で、好きな食べ物は何で…… どんな情報でもいいわけですが、それは全部、自分にとって重要な情報だと思っていることです。
そうやって、自分で自分のことを定義したものが、自我です。
私は、自我とは重要性の評価関数であると定義しています。
つまり、自我とは、宇宙のすべてのものを重要性の順番で並び替える関数のことなのです。
だから、他人と自分とでは重要だと思っていることの順番が異なり、自我も違うわけです。
さて、自分が重要だと思っている情報が外から刷り込まれているということは、自我も他人によってつくられているということにほかなりません。
自我というと、たいていの人は自分固有のものであると考えていますが、実際は他人の刷り込みが勝り、自分固有のものはほとんど表に出ていない可能性が高いのです。
これは、恐ろしいことです。
このことに関連して、先日、私はとても気味の悪い体験をしました。
私の事務所のすぐ近くに、行きつけの喫茶店があります。
私は毎日、この喫茶店で何人もの人と会い、仕事の打ち合わせや相談事に応え、長いときには5時間、6時間を過ごします。来客は1日に20人くらいあり、全員が1杯、2杯のお茶を飲んでいくし、食事もします。そのため、私はすでに何百万円も使い、なおも1日2万円を超す喫茶店代を使い続けている、一番の常連さんです。
ある日、いつものとおりにそこで人と打ち合わせをしていると、従業員がこういいました。
「きょうは日本戦があるので、貸し切りなんですよ」
午後6時からは貸し切りだというわけです。
それで追い出されたのですが、ただの「貸し切り」ではなく、これは日本戦だから席を立ってもらうのは、当然であるというニュアンスです。
その日本戦というのは、サッカーの試合です。サッカーの試合があることも、日本がどこと対戦するのかも、知りませんでした。
ところが、その従業員は、日本戦には何百万円も注ぎ込んでいる常連を簡単に追い返せるほどの権威がある、とあたり前に感じているわけです。
その従業員のこの自我は、おそらく「電通」の権力が生み出したものでしょう。
テレビをつければ、連日のようにタレントや似非文化人たちが「日本戦を見なければ日本人じゃない」というような言説をのたまっています。
彼らがそうしていると同じように、「日本戦がある」と一言いえば、たとえどんな常連客といえども「それならいたし方ないですね」と文句も言わずに納得して当然と思っているのです。
アメリカでは、大戦前から国内向けに3S政策というものを行ってきました。
3Sとは、スポーツ、セックス、スクリーンの頭文字の3つのSです。
その3Sを与えてやれば、国民は考える能力を奪われて、国を楽に統治することができるというわけです。
GHQは戦後、それを日本でも行いました。
すると、日本人はアメリカ人と同じようにハマり、それが現代の日本政府にも脈々と受け継がれてきました。
それは、政府が意図的にそういう政策をとり、長い時間をかけて洗脳を行い、国民一人ひとりにそういう前頭前野のパターンをつくりあげているということです。
だからこそ、その従業員にとって、当たり前のことになっているのです。
常連を追い出すのも当たり前、店が貸し切りになるのも当たり前、「日本戦」という言葉の意味を相手が理解するのも当たり前、誰からも文句をいわれないのも当たり前、日本人全員が日本戦に熱中するのも当たり前。
しかし、私にいわせれば、サッカーをやったこともない人間が試合を見て面白いと感じること自体が何かおかしいのです。
あるいは、日本が勝った、負けたといって、歓喜するようなことでも悲哀を感じるようなことでもありません。そこで、歓喜したり、がっかりすることが「日本人」なのだと、「電通」に刷り込まれているだけです。
もちろんこう書いても、日々テレビを見て完全に「電通」に取り込まれている人たちは、私の発言を不快に思うだけでしょう。
スポーツにかぎらず、刷り込みによってつくられた自我によって、私たちはあらゆることで踊らされています。
イヤな記憶や、つまらない記憶ばかりが溜まっていくという悩みも、自我がそれを思い出させています。要するに、あなたの自我があなたを不幸にしているのです。
なぜ不幸にしているかといえば、自分で重要だと思っていることは、もともとそう簡単に手に入らないものにしてあるからです。いくら強く望んでも、誰もがワールドカップで優勝することはできないし、優勝しなければ不幸を感じるように、きちんと仕組まれているからです。
引用終わり
…博士の言葉を縁に2つの内省言語が湧き上がりました。
L-079:2021年3月シークレットレクチャー
-02;内省言語を発生させる
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html
1つは「病院側が患者さんやその家族に『当たり前』を押し付けていないか?」という自問。もしも医療側の「当たり前」を押し付け続けたら、当然“病院嫌い”は増えるでしょう。病院が「have to」ばかりになるから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
もう1つは「業界全体が完全に洗脳されているのではないか?」という疑念。それがまさにこの数年間、私が目の当たりにしてきたことです。
F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html
(F-410につづく)
CoacHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。
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クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-197~:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか?
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L-207:2022年07月シークレットレクチャー -05;正しい「過去の記憶」の使い方
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html
Q-407~:ブリーフシステムをゼロベースで観察することが困難な中、どのように分析を行えばいいのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430427.html
Q-411~:やり場のない怒りはどのようにゴール設定すればよいのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430485.html
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