苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-403~ 自由訳「守破離」

F-403:自由訳「守破離」 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 

 

まずは「守破離」の確認から。青字部分Wikipediaからの引用です。

 

もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法り尽くしてるともるるとても本を忘るな」を引用したものとされている。

 

 千利休(せんのりきゅう、1522~1591年)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての茶人。天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の側近として多くの大名に影響力を持っていましたが、その秀吉から切腹を命じられ自ら生涯を閉じたとされています。

 

絹本著色利休像(wikipedia)

絹本著色利休像

Wikipediaより引用

千利休 - Wikipedia

 

 

 秀吉の怒りを買った原因は諸説あるそうですが、どれも今なら何らかのハラスメントに該当するような話。

S-04-02~4:軋轢が生じる理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22463773.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22527815.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22599317.html

 

時代背景や儒教の影響を考えると、「本を忘るな」の「」は、差別的な思想を根底に持つ「本分」や「本性」の「本」だったのかもしれません(自由訳です)。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 要するに「でしゃばるな」ということ。

そう言えば、文部科学大臣の「身の丈に合わせて」という発言が問題になったことがありましたが、一部の政治家のブリーフはいまだに“大名”のままなのでしょう(自由訳です)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20173855.html

 

 

修行に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修行が始まる。師匠の教えに従って修行・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。さらに鍛錬・修行を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる、このようにして新たな流派が生まれるのである。

 

 先ほど「差別的な思想を根底に持つ『本分』や『本性』の『本』」と書きましたが、多くの人(の無意識)にとっての「本分」や「本性」は、きっと今でも差別的なまま。差別が前提となった世界がコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)になっているはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

それは「無分別ではない」ということ。そのCZ=分別に留まったままであれば、シンの平和が訪れることはないでしょう。

 F-379:学びと破門で脅しをかける <vol.3;自由→フェアネス→平和>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35945742.html

 

 無分別とは、「あるものと別のものを分け隔てない」ということ。それは「すべてを同じとみる視点」であり、その本質は「抽象度を上げる」ことです。

双方に精通しその上に立脚」とは、「包摂」のこと。それはまさに「抽象度を上げる」ことといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるほど、世界は“立体的”に感じられます。

逆にいうと、抽象度が上がらないと、世界はいつまでも“平面的”なまま。苫米地博士に学ぶ前の私は「守破離」を“平面的”に理解していて、「破離」を「変わること」と信じて疑いませんでした。

Q-117:「コーチングは変わるためにあるものではない」の真意とは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20576958.html

 

 そういえば以前の私は、よく「変わっている」と言われました。

 もちろん、博士に学ぶ今も「変わり者」と揶揄されますが、その本質は違います。以前は「形無し」、今は「型破り」です。

 Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなって

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 私が考える「形無し」と「型破り」の違いは自由 「自らに由る」という覚悟があるかどうか。その本質は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 「本を忘るな」とあるとおり、教えを破り離れたとしても根源の精神を見失ってはならないということが重要であり、基本の型を会得しないままにいきなり個性や独創性を求めるのはいわゆる「形無し」である。無着成恭は「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」と語っており、これは十八代目中村勘三郎の座右の銘「型があるから型破り、型が無ければ形無し」としても知られる。

 

 コーチとして感じる「本を忘るな」の「」とは、抽象度の高い次元に向かい続ける方向性のこと。それは言語を超えているはずですが、あえて言語化すると「意図(intentionality)」でしょうか。

 Q-377:同じ抽象度で最適化されたゴールのような気がします

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34573983.html

 

 「」とはゲシュタルトのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

コーチング実践者にとって、型=ゲシュタルトを生みだすのはゴールです。意図からゴールが生まれ、ゴールが型=ゲシュタルトを生みだします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 時間の流れを考えると、未来側から「型破り」が行われ、新たな型=ゲシュタルトが生みだされます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚」とは、ゲシュタルトの統合のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

ゲシュタルトを統合すると抽象度が上がり、抽象度が上がるとさらなる統合がしやすくなります。その好循環を意図的に引き起こす方法が「コンセプチュアル・フロー」。

L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 コンセプチュアル・フローを重ねることで到達する境地が「型破り」。「り尽くしてるともるるとても本を忘るな」が自然にできる意識状態です。それは、いわば「コントロールされた『Rゆらぎ』」。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 そのような意識状態のことを、仏教では「観自在」と表現します。コーチング実践にふさわしい意識状態です。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 では、「観自在」の意識状態でまず観るべきものは何でしょう?

 

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO)の付録②から引用します。

 

 

ホメオスタシスは情報空間にも働く

 私は1980年代に『小説で涙を流す問題』という論文を書いたことがあります。現在のApple Vision Proのような空間コンピューティングの先駆けの技術の臨場感研究をやっていた頃の話です。

 その当時、VRVirtual Reality)の臨場感を高める方法として考えられていたのは、(1)視覚や解像度はより広く高い方がよい、(2)仮想世界への操作参加性が高い方がよい、(3)知的整合性が必要、というものでした。

 その研究をしている頃に、日本に一時帰国した際には、「来日中の苫米地博士」と日経新聞に掲載されました。

 その一時帰国の際に山手線に乗っていたときに、私の隣に座っている女子学生が小説を読みながら涙を流していました。その姿を見たとき、私は「負けた」と思いました。

 なぜなら、小説には、ディスプレイの画角もなければ、データグローブなどを使用した操作参加性もないからです。小説を読みながら涙を流しているということは、小説という情報世界に、涙が流れるほどのホメオスタシス活動が繋がっているということです。

 その体験がヒントとなり、私はホメオスタシスが可能世界にまで広がることを発見したのです。

 人類の進化により、前頭前野の働きで、ホメオスタシスの働きは情報空間にまで広がりました。ゲーム機器の進化やスマートフォンなどの電子機器が日常のツールとなり、情報空間に入り浸っている人が大半となっている現在となっては当たり前に感じるかもしれませんが、ホメオスタシスが生理現象として物理身体に働いているものだと考えられていた1980年代当時は、そのことは大きな発見だったのです。

 このCH理論の発見がきっかけとなり、ハーバード大学で始まった脳機能の研究に参加するよう当時の医学部長に誘われることになりました。

 さらには、そういった研究を通じて理論化したものがコーチングの師であるルー・タイスからも評価され、次はコーチングの理論化をしてほしいと依頼されたことから、ルー・タイスの晩年のプログラムを私が作ることになったのです。

 引用終わり

 

 

 その体験がヒントとなり、私はホメオスタシスが可能世界にまで広がることを発見した

 

 「観自在」の意識状態でまず観るべきものとは、「可能世界までに広がるホメオスタシス」。物理空間だけでなく情報空間にも働いているホメオスタシスが、私が思う「守破離」のポイントです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

  ホメオスタシスは可能世界にまで広がる

 

 その「発見」を、苫米地博士が理論化されたものが「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 苫米地博士とルー・タイスさんの邂逅により、それまでのコーチングシステム(Ex. IIE)を「破離」する新しいシステムが生まれました(Ex.苫米地式、TICE式)。

 その新たなコーチングシステム(&プリンシプル)が、コーチが「守」するもの。

 

 では、「破」や「離」は

 

F-404につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 本文でカットした「守破離」の引用のつづきを記載します。この具体的な内容は、もちろん、抽象度が下がる方向性です。

 Q-430~:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を作って説明してもよいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431266.html

 

 

 個人のスキルを表すため、茶道、武道、芸術等、あるいはスポーツや仕事等々において様々な成長のプロセスに用いることが出来、以下のように当てはめることができる。

 守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)。~自律的に作業を遂行できる(1人前)

 破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)

 離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)

 

<例(落語)>

 守:古典落語を忠実に表現することができる

 破:古典落語をより面白くアレンジすることができる、あるいはよりわかりやすく表現することができる

 離:経験を活かし新作落語を作ることができる、あるいは、落語から進化した新たな芸風を作ることができる。

 引用終わり

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-194:継続は力なり

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F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

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Q-372:リハビリを嫌がる患者さんに強制することは、虐待なのではないでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34136622.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版


 

F-404:自由訳「守破離」 vol.2;「守」× Healing

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 

 

  ホメオスタシスは可能世界にまで広がる

 

 その「発見」を、苫米地博士が理論化されたものが「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

 ところで、恐怖と不安の違いはクリアでしょうか?

 

 「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p28)の中で、苫米地博士はこのように書かれています。

 

 

「感情」の解剖図鑑

 

 

  恐怖:基本的には「すぐ間近に迫った脅威」に対して抱くもの

  不安:最低でも数時間、長ければ数年後に訪れると予測される脅威に対して抱くもの

 

 つまり、不安を抱くためには、時間と空間を超えた推論や予測が不可欠だということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

その推論や予測を可能とするのが前頭前野の働き(自己発火)。そして、その働きに大きく関係するのが「IQIntelligence Quotient)」です。

L-153202111月医療系研修会 -08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33866119.html

 

IQとは、「抽象度の高い世界に強い臨場感を感じながら身体性を持って操作できる能力」のこと(IQ向上のワークはこちら↓)。

 L-07520211… -04;抽象度を上げてIQを向上させる苫米地式トレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29486824.html

 

 抽象度の高い世界、すなわち可能世界に強い臨場感を感じるほどホメオスタシスの働きは強くなり、ホメオスタシスの働きが強くなるほど臨場感は高くなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ただし、それは必ずしもいいことばかりではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935916.html

 

ある可能世界に対しての不安(の臨場感)が強すぎると、その不安は恐怖に変わります。不安を感じさせているのは「将来、恐怖を感じさせられるような出来事が起こるかもしれない」という予知にすぎないのに、まるでそうした出来事がすぐに、あるいは確実に起こるかのように脳が錯覚し(=臨場感が高い)、恐怖回路を発火させてしまうから。

F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 そうなると、大脳辺縁系が活性化し、前頭前野の働きが弱まるため、「思考や論理によってブリーフシステム(Belief SystemBS)を変え、不安を処理する」ことが難しくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 その「大脳辺縁系>前頭前野」という動物的な状態が「ファイト・オア・フライト」↓

 PM-04-07~8医療・介護現場で生じる苦しみの悪循環 ~ Fight or Flight

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 私は、とくに医療・介護の現場において、「ファイト・オア・フライト」に陥ったまま抜け出せない方々から相談を受けます。

秘密を明かすと、その時に心がけているのは、「話を聞かない」こと。

 

 「話を聞かない」は失礼だと思われるかもしれませんが、それは「同調しない」ということであり、「臨場感空間を共有しない」ということです。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 もしも同調してしまったなら、同じようなスコトーマ(Scotoma)ができてしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマが外せないと、解決できないばかりか(plan-side)、真の問題や本当の課題に気づくことさえもできません(case-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

状況が許せば気が済むまで話をしていただきますが、私自身は細かい内容はまったく気にしていません。話を伺っている間にしているのは、BSの分析であり、最も臨場感が高い可能世界の推測であり、「どうやったらその可能世界(臨場感空間)をひっくり返せるか?」という推論です。

L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 

  どうやったらその可能世界(臨場感空間)をひっくり返せるか?

 

 丁寧にいうと、「ひっくり返す」とは、大脳辺縁系優位を断ち切ることであり、人間らしい前頭前野優位の状態に戻す(&維持する)ことです。それが私の中でのヒーリング。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 今回のテーマ「守破離」でいうと、「どんな状況でも前頭前野優位を維持できる(すぐにリカバーできる)」ことが「」。

 

 そんな能力のことを、苫米地博士は「レジリエンス(resilience)」と表現されています。

 F-187~8:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -04~5;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25802632.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25868437.html

 

 その本質は「いつも『リラックス』と『ゆらぎ』をキープできる」こと。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 一言でいうと「コンフォートゾーン化」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 以下、苫米地博士の著書「超一流脳のつくり方」(エイ出版社、p26)より引用します。

 

 

11/55 リラックスさせればひらめきの素 ドーパミンが分泌されやすくなる

 思考のために必要な運動ホルモンとして知られるドーパミン。前頭前野にドーパミンが流れたときに脳は興奮状態になり、アイデアがひらめきやすくなります。ドーパミンの量は多すぎても少なすぎてもだめ。ちょうどいい量が流れたとき、抽象度が上がります。ドーパミンが前頭前野に流れるのは、リラックスしているときです。つまり、リラックスしていると、ひらめきが起こりやすくなります。ドーパミンが流れていないときに、いいアイデアが生まれることはないのです。

 ニュートンはリンゴの木を見ているときに「万有引力の法則」を見つけました。アルキメデスは風呂に入っているときに「浮力の原理」を発見しました。ファインマンはカフェで食事をしているときに「量子力学の経路積分」を思いつき、ノーベル賞を受賞しています。このようにアイデアが生まれる瞬間とは、常にリラックスしているときです。誰でも経験があるのではないでしょうか。机でいくら考えてもよいアイデアが浮かんでこない。ちょっと散歩してみたり、タバコを吸ってみたりして、急にひらめくという経験があると思います。

 そんなときに重要なのが、ひらめくためには、その前提として大量の知識が必要だということです。ニュートンがリンゴの木を見て「万有引力の法則」を発見したのも、それまでにいくつもの物理法則を勉強していたからです。散歩をしているときに急にひらめくのも、それまでに多くの情報を集めて考えていたからです。

 ひらめきに必要なもの。それは、大量の情報とリラックスした状態です。リラックスして、適量のドーパミンを分泌するための方法があります。いちばん簡単な方法は、呼吸法です。息を吐き出しながら身体をゆるめるという呼吸法をマスターすることができれば、リラックスすることができます。太陽の光を浴びることでもリラックスできます。過去にうまくいったことを思い出すだけで、ドーパミンが分泌されます。これは、「アイデアがひらめく方法」「同時にいくつも思考できる方法」とも言い換えることができます。「超一流脳」を身につける前提が、リラックスすること、前頭前野に適量のドーパミンを流すことなのです。

 より高次の情報空間を認識することができるようになります。

 

POINT 超一流脳への道

 超一流脳に欠かせないドーパミン

 分泌させる方法を覚えよう

 引用終わり

 

 

 ドーパミンが前頭前野に流れるのは、リラックスしているとき

 ドーパミンの量は多すぎても少なすぎてもだめ。ちょうどいい量が流れたとき、抽象度が上がる

 

 繰り返しになりますが、私が考える「」とは、「どんな状況でも前頭前野優位を維持できる(すぐにリカバーできる)」こと。

 

 そのためには、しっかりリラックスして、適度なドーパミンを前頭前野に流すことが必要。そんな「心と脳」の状態をしっかり維持することが「守」です

 Q-192:コーチングはマインドを使える人のための… Vol.1;抽象度&ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25534400.html

 

 「ドーパミン」については、こちらのブログ記事をご覧ください↓

 Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

F-405につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

そうなると、大脳辺縁系が活性化し、前頭前野の働きが弱まるため、思考や論理によってブリーフシステム(Belief SystemBS)を変え、不安を処理するのは難しくなります

 

 「論理」についてはこちらをどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 

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―関連記事―

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超一流脳のつくり方

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F-405:自由訳「守破離」 vol.3;「破」× Coaching

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 vol.3;「破」× Coaching

 

 

 前回(F-404)は「守」について考察しました。私がイメージする「守」は、「どんな状況でも前頭前野優位を維持できる(すぐにリカバーできる)」こと。一言でいうと「コンフォートゾーン化」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

「どんな状況でも前頭前野優位を維持できる(すぐにリカバーできる)」と書かれると、「怒ってはいけない」「落ち込んではいけない」と思ってしまう方もいらっしゃるはず。その「~してはいけない」はhave to化につながるので要注意です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 もちろん情動や感情をコントロールすること(=前頭前野優位)は大切ですが、「怒ってはいけない」「落ち込んではいけない」ということではありません。苫米地博士は、むしろ(コントロールした上で)「しっかり怒れ」「ちゃんと落ち込め」と話されます。

 S-03-24:苫米地流「正しく怒るための技術」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22076231.html

 

 

 ちょっとしたワークをしてみましょう。

以下の表現を縁に浮かび上がるイメージを感じながら、「言葉(words)」「映像(pictures)」「感情(emotions)」に落とし込んでみてください。

L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 

 「折れない心をつくる」

 「感情的にならないで生きる」

 

 どんなイメージが浮かびますか?

 

 

 もしも「折れない心をつくる」「感情的にならないで生きる」といった表現に何の違和感も感じないのなら、きっとマインド(脳と心)は社会に洗脳されたまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 もっとはっきりというと、「思考停止」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 そんな人生に本当の意味での自由はなく、これからも「無人運転」「自動運転」が続いてしまうでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 「折れない心をつくる」「感情的にならないで生きる」といった表現がまかりとおる世界は、人を家畜化しようとしている世界です。もっと現代的に表現するなら、感情がなく反抗もしないロボットのように働くことを強いる奴隷社会。

 F-207:マトリックス/Matrix -02Reloaded;現実を生みだすもの>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27012198.html

 

 奴隷社会の存続を許しているのは、一人ひとりのブリーフシステムです。もちろん、そのブリーフには他人の考えや社会の価値観がたっぷりと刷り込まれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 時間でいうと、そんなブリーフシステムは、過去の呪縛に囚われたままの状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 書きながら(怒りとともに)思い出しましたが、雇われ院長でありながら創業家に対して“尖っている”私に対して、「御恩と奉公だから」と諭すように話してくださる先輩職員がいました。

個人の信条であり価値観であるため面と向かって反論はしませんでしたが、私は「そのブリーフが奴隷でいることを許容している」とやんわり伝えました。

L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 自由に生きて欲しかったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 下記ブログ記事で掘り下げましたが、まだ勤務し続けているというその職員さんのマインド(脳と心)は、今もがんじがらめに縛られているはずです↓

 F-367~:義を見て為さざるは、勇無きなり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429934.html

 

 「折れない心をつくろう」「感情的にならずに生きよう」といったスローガンにただ従うのは、奴隷社会を支配する既得権益の思うつぼ。人はときに感情的であっていいし、辛いときには心が折れていいのです。いや、むしろそうあるべき。

 Q-366~:医師からのパワハラがひどすぎて心が折れました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428654.html

 

 なぜだと思いますか?

 

 そう、その体験を縁に新たなゴールを見つけるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 「心が折れる」のはダメな人間の証拠ではなく、人間の素晴らしさの証拠である

しっかり「守」しながら新たなゴールを見つけることで、それまでは想像すらできなかった「破」がはじまる

 

 

 それが現状の外へゴールを設定するコーチングの機能。コーチングは「破」をブーストするものだといえます。

F-240:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.4;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <実践編;レジリエンス>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28657999.html

 

 怒りや憤り、苦しみや悲しみを感じたとき、私は「lucky!」とセルフトークをするようにしています。

 Q-395~:セルフトークのコントロールをやっていますが、時折強い孤独感を

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429935.html

 

 もちろん、理不尽であるほど、情動のコントロールは難しくなります。うまくコントロールできないと、その理不尽感は抑えられない怒りとなり、自分自身とまわりを蝕んでいくでしょう。

 S-04-06~7:心に深い傷を負う理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22746255.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 だからこそ、コーチング!

 コーチングの知識を学び実践することで、「守」を貫き、理不尽感をエネルギーに変えながら、「破」を実践することができます。

 

 その課程で動物的な怒りは人間的な怒りに昇華していきます。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 そして、もっと大きなゴールを見つけていきます。自分の人生が変わるだけでなく、社会を丸ごと変えてしまうようなすごいゴール 例えば「世界から戦争と差別をなくす」といったすごいゴールを。

 Q-392コーチングとは基本的に利他的になることでゴールを達成すること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35248836.html

 

 以下、苫米地博士の著書「自伝 ドクター苫米地『脳の履歴書』」(主婦と生活社、p36)より引用します。苫米地博士のゴールの原点を感じてください。Feel

 Q-173:苫米地博士のゴールはなぜ「世界平和」ではないのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905311.html

 

 

反体制者としての意識

 現在に至るまで、私の歴史を振り返ってみると、やはり反体制だといえるだろう。政府予算をもらって研究することはあっても、姿勢は一貫して反体制で、実際に今も国を訴えられないかと考えている事柄があるぐらいだ。

 それはなぜなのかと改めて考えてみると、おそらく多くの「弱者」を見てきているからかもしれない。それも他の人よりもはるかに多く。

 たとえばアメリカに暮らしていれば、本当に黒人が差別されていることがわかる。特に私が行っていた高校があったホワイトハウスプレーンズはユダヤ人とプロテスタントのお金持ちの世界だった。世界全体で見ればユダヤ人は差別されているのかもしれないが、少なくともアメリカではする側かどうかは別にして、差別されてはいない。

 しかし黒人は明らかに差別されている。そういう事実から感じることはすごく大きかった。世界中、いろいろなところを回っているから、そういうことを感じる機会はやはり多い。

 私が小学生で仙台にいた時には橋の下に本当に被差別部落があった。私の友達にその部落の子がいたのだが、遊びに行くと『ここに遊びに来てはいけません』と、逆にその友達のお母さんに怒られたぐらいだ。そういうことは子供の頃から見てきている。

 中学生になりニューヨークに行った時も、その時代のアメリカには人種差別がまだいっぱいあった。それこそ70年代初め頃だから、至るところに差別があった。

 カリフォルニアやニューヨークは別として、ニューヨークのちょっと北に行くとニューイングランドという地域がある。ボストンのあるマサチューセッツ州よりさらに北のニューハンプシャー、バーモント、メインといった州に広がる地域だが、そこにタングルウッドという屋外音楽堂があって、ボストン交響楽団が毎年夏にコンサートを開いている。ボストン交響楽団といえば指揮者の小澤征爾さんのおかげで日本でも有名だろう。

 私の父親が好きで、楽しみにして聴きに行ったことがあったのだが、ダンブルウッドはニューイングランド、ようするに田舎のど真ん中で、人種差別がすごく激しい町なのだ。

 実際に向こうに行くとコテージ、民宿みたいな小さなところに泊まるほかにないのだが、父が車で泊まりに行くと、明らかに空室があるのに関わらず日本人お断りといった対応で、差別されたと怒って帰ってきたこともあった。そういう時代だったのだから、おそらく小澤さんも人知れぬ苦労をされたのではないかと思う。

 日本だと、総じてそこまでの差別は感じないだろう。もちろん当時の日本でも、部落問題や在日外国人に対する差別はあったのだろうが、それが日常茶飯事というかそこまであからさまな対応はしてなかったはずだ。

 アメリカではそうした差別は日常茶飯事、つまり当たり前のことだったのだ。特に黒人が差別されていた現実は自分の目で見ている。

 正義感、というわけでもないが、その影響を受けたとしたら、祖父の話はよく聞いていたからおそらくはその影響かもしれない。

 祖父は明治生まれの政治家なのだが、昔の人は本当に清廉潔白だ。闇米には一切手を出さない、というのも祖父にとっては当たり前で、国会で演説をしていた時に、声が出なくなって倒れたという話もあるほどだ。

 しかしそれは祖父だけが特別だったわけではなくて、明治生まれの政治家にとってはそうした清廉潔白さは当たり前だったのだ。

 私が物心ついた時にはもうほとんど引退していたから、祖父と直接会話したということはほとんどないが、唯一覚えているのは議員宿舎のお風呂に入れてもらっていたことだ。

 祖父は北海道選出の議員だったから、東京の議員宿舎に住んでいて、そこでよくお風呂に入れてもらっていた。

 祖父は孫をお風呂に入れることが楽しみだったようで、そのお風呂のために私はわざわざ議員宿舎に連れて行かれていたのだ。

 ずいぶんあとになって聞いた話なのだが、その当時で祖父もだいぶ齢だったから、私を風呂場で落としてしまい私は溺れて死にかけたことがあるらしい。

 その危機を助けてくれたのが、議員宿舎の隣の部屋にいた、現参議院議長の江田五月さんのお父さんの江田三郎さん。

 だから江田五月さんのお父さんは私の命の恩人なのだ。私は祖父と一緒にお風呂に入っていたことは覚えているが、さすがにその一件は覚えていない。

 引用終わり

 

 

 もしも理不尽な思いを感じたら、逆腹式呼吸等でしっかり「守」をキープしながら、理不尽を生み出す構造やシステムを分析しましょう。トゥールミンロジックを駆使して。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「トゥールミンロジック」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 もしもその構造・システムが「改善したいこと」かつ「改善できないこと」であるならば、新たなゴールが見つかるはずです。「want to」かつ「現状の外」だから。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

そのゴールを目指し無我夢中“で挑んでいるうちに、きっと「破」の境地に到達します。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

F-406につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-347:先生って怒ることがあるんですか? ~ Fight for liberty~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34314141.html

Q-316~:今、逃げましたよね?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

Q-378:「エネルギー大丈夫かな?」と思ってしまうことがあります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34621653.html

Q-411~:やり場のない怒りはどのようにゴール設定すればよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430485.html

 

自伝 ドクター苫米地『脳の履歴書』

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F-406:自由訳「守破離」 vol.4;「離」× Leadership

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 vol.3;「破」× Coaching

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37071026.html

 vol.4;「離」× Leadership

 

 

これまでの人生で、私は、たくさんの理不尽を経験してきました。きっと私の“脳と心”は傷だらけでしょう。

 F-037:「もうおねがい ゆるしてください」 ~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

 

苫米地博士に学ぶようになってから、理不尽な思いを感じても逆腹式呼吸等でしっかり「守」をキープし、“理不尽”を生み出す構造やシステムを分析できるようになりました。トゥールミンロジックをフル活用しながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「トゥールミンロジック」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 もしもその構造・システムが「改善したいこと」かつ「改善できないこと」であるならば、必ず新たなゴールを見つけられる と私は信じています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして実際に、体験した“理不尽”を、ゴールを設定する想像力と達成する創造力に変えてきました。家族をはじめ、多くの縁に支えられながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 「“理不尽”を生み出す構造やシステム」が大きいほど、新たに設定するゴールの抽象度は上がっていきます。例えば、家庭より職場、職場より地域コミュニティ、地域コミュニティより日本社会、日本社会より世界情勢、そして、さらなる未来というように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がると、「自分事と感じる空間」の次元も上がっていきます。それが「コンフォートゾーンをより高く!」という感覚。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それは部分関数としての自我が拡張していくこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

そして、もちろんそれは「自分中心を捨て去る」ということでもあります。その「自分中心を捨て去る」は、ゴールの重要なポイントのひとつ。ゴールのポイントは1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る です。

L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 

 既得権益にはじき出されてしまいましたが、病院長を務めた11年間、私はずっと本物のリーダーであり続けようとしていました。今思うと、そのプロセスは「リーダーシップ」のカテゴリへのゴール設定(更新)とゴール達成の取り組みでした。

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124527.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

バランスホイールに「リーダーシップ」を追加した理由

 今の日本のリーダーたちを見ていると、既得権益にしがみつき、お金と煩悩を満足させる利己的な行動ばかりをしています。なぜそうなるかというと、抽象度の低いゴールしかもっていないからです。

 現在のリーダーたちからは、本当に日本をよくしていこうという意志が見えてきません。つまり、日本のリーダーたちにはリーダーシップがないということです。

 リーダーシップとは、フォロワーをある目標に導いていく能力のことです。企業であれば、プロジェクトリーダーが部下たちをプロジェクトの成功に向けて導いていくことをいいます。自衛隊であれば、作戦遂行に向けて上官が部下を率いていくことをいうでしょう。

 そのときに、プロジェクトリーダーや上官が部下を従わせることができるのは、権力を持っているからです。それらの権力は法律や組織のルールがあるから発生しているものです。

 世襲議員も、地盤、看板、カバンという親から受け継いできた組織的権威から発生している権力によって当選しているのです。つまり、日本でリーダーとされている人たちは権力者と同じ状態になっているのです。権力者は権力を握った時点でゴールを達成しており、あとは権力の座を維持することしか考えません。

 本当に求められる次世代のリーダーは、アプリオリ権力によらないリーダーです。アプリオリ権力とは、法律・世襲・慣習などに基づいた「当たり前の前提」となっている権力のことです。

 そのアプリオリ権力から指名を受けたアプリオリリーダーは、特定のアプリオリ権力の利益を優先することになります。しかし、アプリオリ権力の利益を優先すれば、全メンバーの利益と相反する可能性があります。

 ですから、次世代リーダーはアプリオリ権力から指名された権力ではないことが重要となります。メンバーの利益のためにアプリオリ性は低ければ低いほどよいのです。

 私たちの本当の敵は、現在の権力の座に座るトップではありません。本質的な敵は権力構造です。その権力を基盤としたシステムを私たちは倒す必要があるのです。その権力構造こそ、現状の世界w1ということです。

 次世代リーダーは、高い抽象度で現状の外側を誰よりも見ることができる必要があります。そして、圧倒的な利他性を持ち、徹底的な自己犠牲と揺るぎない責任感で、全メンバーにとって理想の世界w2を生み出せる人です。そのような次世代リーダーになるためには、本物のコーチングを身につけることが必須になります。

 これからの日本ではコーチングとリーダーシップの両輪が必要となってきます。

 そのため、コーチングのクラスとは別に、次世代リーダーシップのプリンシプルをクラスで教え始めています。皆さんにはこれからリーダーシップについても学び、次世代リーダーになっていってほしいと思います。

 引用終わり

 

 

 私たちの本当の敵は、現在の権力の座に座るトップではありません。本質的な敵は権力構造です。その権力を基盤としたシステムを私たちは倒す必要があるのです。その権力構造こそ、現状の世界w1ということです

 

 この部分に学びながら痛感したのは、「私はずっと“敵”を見誤っていた」ということ。問題の本質を理解していなかったので、間違った解決法に固執してしまいました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 私の本当の“敵”は、「権力を基盤としたシステム」であり、「現状の世界w1」でした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 そのことに気づかないまま関数pの再定義、すねわちブリーフシステムの書き換えに走ってしまったことが、私の“失敗”の本質なのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そのような貴重な経験を重ねた私が思う「守破離」の「離」とは、「全メンバーにとって理想の世界w2を生み出す」こと。そして、現状の可能世界w1よりも臨場感豊かにw2を感じられるように導くこと

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 以前から苫米地博士が使われていた表現で言い直すと

 

  「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 

 それが「コーチングとリーダーシップの両輪」で実践する「離」だと感じています。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

F-407につづく)

 

 

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-追記-

私の本当の“敵”は、「権力を基盤としたシステム」であり、「現状の世界w1」でした

 

 この部分の理解は、エモーションコントロールという意味でもとても重要。

 F-352:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.5Heal the world

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34599783.html

 

 自身の中に「怒り」や「恨み」を感じたときに冷静かつ客観的に分析すると、その対象が特定の人であることが少なくありません。例えば「石破総理は〇〇。福岡大臣も〇〇」というように。

 Q-197前代未聞の国会愚弄事件をなぜ衆参両院の憲法審査会は取り上げなかったのでしょうか? クズ政府の他責にせず自己責任なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26238799.html

 

この状態で解決しようとすると、おそらくうまくいきません。働きかけが「関数pの再定義」に向いてしまうから。すると、強力な無意識の抵抗と戦うことになってしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 大切なのは、新たなゴール設定で「別の可能世界w2」を生みだし、その臨場感を高めること。時間でいうと「未来への働きかけ」です(過去は一切関係なし!)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 それが「怒り」や「恨み」を(結果として)コントロールする最良の方法だと思います。

 Q-398~:恨みをメールで送りつけたい気持ちがあります

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429964.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33361361.html

L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

Q-392コーチングとは基本的に利他的になることでゴールを達成することなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35248836.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版




F-407:自由訳「守破離」 vol.5(最終話);苫米地式「守破離」の真髄

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 vol.3;「破」× Coaching

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37071026.html

 vol.4;「離」× Leadership

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37109372.html

 vol.5;苫米地式「守破離」の真髄

 

 

  「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 

 それが「コーチングとリーダーシップの両輪」で実践する「離」

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 と前回(F-406)書きましたが、じつは、この表現は入門者向け。コーチング実践者にとってはふさわしくありません。なぜでしょう?

 

 

 そう、「ゴール(w2)」と「現状の自我(w1)」に臨場感という橋を架けた状態は「ストレッチ・ユア・コンフォートゾーン」だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それは「全面肯定」と同じ。

 コーチがクライアントを「全面肯定」するのはOKですが、クライアントが自身を「全面肯定」するのは危険です。まず間違いなく、エネルギーとクリエイティビティを失うでしょう。

 Q-178:家族ががんで治療中です。どうすれば… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

コーチングを学び実践していくと、かつての夢がどんどん実現していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

それは「かつては“現状の外”だったゴールの世界が現状になっていく」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

夢が大きければ大きいほど、新たな現実(←かつての夢)に対して強力にホメオスタシスが働きます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

ホメオスタシス(恒常性維持機能)で維持される強固なコンフォートゾーンは確かな幸せを感じさせてくれますが、一方でさらなる夢に向かうエネルギーとクリエイティビティを奪ってしまいます。

 PM-06-06:仮説01変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 そんな状態では、あたりまえですが、さらなるゴールを設定し達成することができません。だから、CZは狭く! 高く!

 L-210202207月シークレットレクチャー -08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 

 

 ところで、このシリーズの1本目(F-403/vol.1)で、私はこのような問いかけを行いました。

 

 

 苫米地博士とルー・タイスさんの邂逅により、それまでのコーチングシステム(Ex. IIE)を「破離」する新しいシステムが生まれました(Ex.苫米地式、TICE式)。

 その新たなコーチングシステム(&プリンシプル)が、コーチが「守」するもの。

 

 では、「破」や「離」は

 

 

 これまで真剣に考えてこられた方々には申し訳ありませんが、私はこのような疑問を生みだす発想自体がよくないと思っています。トゥールミンロジックでいうなら「クリティーク(Kritik)」です。

 S-01-18反論力を身につける4つの戦略

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 

 「破」や「離」は、目的ではなく、高次元への志向の結果として起こることです。「高次元への志向」とは、より高い抽象度次元へと向かう方向性のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 苫米地博士が神奈川大学で行われた講演で明かされましたが、生命現象はエントロピー縮小系です。つまり、高次元に向かうことが生命であり、高次元に向かう力こそが生命力!

 F-400:縁起から得た“希望/HOPE”の体感 <後編;苫米地理論学習中の気づき>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36884253.html

 

 よって、高次元への志向 = より高い抽象度次元へと向かう方向性 が、生命現象の「」だといえます。「り尽くしてるともるるとてもを忘るな」の「」です。

 その「」のことを、苫米地博士は「ヒルクライミング」とも表現されています。

 

 以下、苫米地博士の著書「思考停止という病」(KADOKAWAp156)より引用します。

 

 

ヒルクライムする脳のつくり方

 どれだけ論理力を高めても、やはり重要なのは知識です。知識量が大量にあると、思考のヒルクライミングが起こります。これは、私が昔から言っている抽象度が高まるということを意味します。

 

 本書で目指すべき状態は、この「自分の脳で考え続け、ヒルクライミングする脳」をつくり出すことです。ヒルクライミングは、大量な情報のゲシュタルト化により、思考の抽象度を高め、本物のクリエイティビティを発揮することです。

 それは、思考の階段を登って、新しいゲシュタルトを生み出すことだと言えるでしょう。

 「自分の頭で考え続け、ヒルクライミングする脳」は、一部の数学者や科学者、偉業を成した人が手に入れている脳なのです。

 一般に、成功者がやっていることもたいていの場合、現状の最適化にすぎません。最適化することはビジネスにおいては必要ですし、最適化においても抽象思考をしていますが、私が言っているのは、まったく新しくクリエイティブする思考です。

 この章では、思考のヒルクライミングをする脳をつくる方法をお伝えしていきたいと思います。

 2章で紹介した、大量の情報が必要というのは言うまでもありません。知識がなければ、ヒルクライムすることはありません。

 情報がないところで、抽象度を上げてみても何も発見できません。

 

 大事なのは抽象化するトレーニングを行うことです。

 まず、その前に改めて抽象化の説明をしましょう。

 引用終わり(つづきはこちらでどうぞ↓)

 Amazon.co.jp: 思考停止という病 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 

 

 「自分の脳で考え続け、ヒルクライミングする脳」をつくり出す

 

 その上でさらなるゴールを設定し、より高次元(そのtopは「空」)に向かい続ける結果として起こることが、苫米地式「守破離」といえるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 毎回冒頭で紹介していた「『守破離』は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの」という表現もミスリードです。修行における過程で「守破離」が生じるのは、あくまでも結果だから。

ゴール設定およびゴール達成の結果として起こるのが「守破離」です。

 Q-219:ゴールに対する<前編(入門者向け);ゴールが先、スケジュールは後>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27441932.html

 

ゴールは人生のあらゆる領域に設定し(バランスホイール)、どんどん更新していくもの。その過程で、エントロピー縮小系である生命が、新たな現実(かつての夢)を「破」り「離」れていくのは当然のことです。

 Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 それを一言でいうと、無常。

 

 しかしながら、ゴールを生みだし続ける源、すなわち生命力の源は変わりません。それが「高次元への志向」であり、「より高い抽象度次元へと向かう方向性」であり、「ヒルクライミング」です。それが苫米地式の、そして生命現象の「」であるはず。

 F-380:学びと破門で脅しをかける <vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35997725.html

 

そして、その「」を常に意識に上げ続けることが、世阿弥の「初心忘るべからず」にも通じる、苫米地式の真髄だといえます。

 F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 最後に、もう一歩踏み込みます。

私は、その「」と「意図性(intentionality)」をしっかり重ね合わせることが最も重要だと思っています。

 Q-333:最近「記憶が抜ける」vol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

 それが苫米地式の真髄の真髄であるはずです(自由訳です)。

 F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

夢が大きければ大きいほど、新たな現実(かつての夢)に対して強力にホメオスタシスが働くことになります。強固なコンフォートゾーンは確かな幸せを感じさせてくれますが、一方でさらなる夢に向かうエネルギーとクリエイティビティを奪ってしまいます

 

 では、全面肯定しつつも現状に留まる(留まらせる)ことなく“現状の外”を志向し続けるためにはどうすればいいのでしょうか?

 Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 私はこのように考えています↓

 L-06320209月シークレット… -03;全面肯定しつつ、“現状の外”を志向する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28501205.html

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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