苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:L:講義・研修・セミナー編 > 2022年7月シークレットレクチャー(「信」-1)

L-203202207月シークレットレクチャー -01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 

 

 最近、衝撃的な事実(data)が公表されました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 総務省の統計によると、2024101日時点での日本人人口12380万人で、前年から898千人も減少しています。これは秋田県(89万人)や和歌山県(88万人)が丸ごと消えたようなもの。驚くべき数字です。

 統計局ホームページ/人口推計/人口推計(2024年(令和6年)10月1日現在)‐全国:年齢(各歳)、男女別人口 都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口‐

 

 その理由は「出生数の低下」と「死亡数の増加」のダブルパンチ。

 

 合計特殊出生率の最新値は未発表ですが、1947年の4.54をピークに下がり続けた出生率は、2023年に過去最低の1.20にまで下がっています。人口維持に必要な値は2.10とされていますので、このままでは日本人は激減していきます。

 令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況

 gaikyouR5.pdf

 

私は医療・介護の現場にいるので厳しく実感していますが、「死亡数の増加」はさらに加速しています。今年(2025年)1月の死亡数は178412人(人口動態統計速報)。これは過去最多を記録した前年1月より、さらに21762人も多い数。なんと、13.9%増の異常値です↓

今年1月死亡数が異例の激増!いったい日本で何が起こっているのか? | アゴラ 言論プラットフォーム

 

 「COVID-19のせいで世界中で人口が減っていて、各国の平均寿命も短くなっている。だから仕方がない」という意見を見聞きします。

もしもそうであるのなら、なぜ世界で一番“コロナワクチン”を打った日本で大幅な人口減少が進行しているのでしょう? なぜ予想をはるかに超えるスピードで日本人が減り続けているのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「まずは、『信じる』ことをやめなさい ~脳、宗教、歴史からわかった人を操る「サイン」の秘密! 騙されずにこの時代を勝ち抜くただ一つの方法」(泰文堂、p6)より引用します。

 

 

人が信じるとき、そこには「騙し」が存在する

 何かを「盲信する」ことほど危険なことはありません。

 この世のありとあらゆる大きな権力、または権力者やカリスマには、常に煩悩にまみれた思いが働いているからです。つまり、そこには意図や思惑があり、決して完全神でも聖人君子でもありません。

 何かを信じた瞬間、あなたはコントロールされる側に回るのですいわば、リーダーとフォロワーの関係ですフォロワーであること、それは自分の自由な人生を歩めないことを意味します

 リーダーが何かを命じれば、動かざるをえない状況に陥ります。リーダーが間違っていることに気づいても、指摘できなくなりますし、リーダーの間違いにさえ気づけなくなるということです。

 これを洗脳と呼びます。つまり盲信は、簡単に洗脳されてしまうのです。

 

 実際、過去には某カルト教団による国家転覆を狙った事件も起きています。末端信者は、まっとうな信仰をしているつもりが、気がつけば国家転覆を狙っている一員になっていた、ということも起きてしまいました。

 2012年末に発覚した、尼崎連続変死事件においても一種の洗脳事件でした。家族同士で殺し合うという恐ろしい事件でしたが、間違っているとわかっていても誰も逆らえない状況に陥ったのでしょう。

 イスラム圏で起こる自爆テロ事件も同じことで、何も変わりがありません。何かを盲信していれば、そこにスコトーマ(盲点)が生まれ、他から見れば間違っていることも「正しいこと」にしてしまうのです

 だから自分がやっていることは正しいことだ、と信じ過ぎることは危ないのです。何かを信じることで、あなたは常にフォロワーになってしまいます。

 フォロワーは決して、自分の人生を歩むことはできません。あなたの「信じている」ものも、人も、世界も「常に正しい」ものではないからです。

 

まずは信じることをやめなさい

 あなたが「自分の人生を生きたい」「もっと自由に生きたい」と思うのなら、

 まずは、信じることをやめなさい

 何かを盲信するのではなく、何かに救いを求めるのではなく、自分を信じるべきなのです。

 さきほど、

 「信ぜよ、さらば救われん」

 という言葉が誤解である、といいましたが、これをあえて私なりに言い換えるとするならば、

 「疑え、さらば救われん

 となるかもしれません。

 本書は、宗教的な視点、国家や経済的な視点から個人レベルまでの「信仰と幸福」について考察していきます。

 この世界、この時代に仕掛けられた様々な嘘や罠を見破り、本当に目指すべき「生き方と幸福」について学んでみてください

 引用終わり

 

 

 疑え、さらば救われん

 

 この心構えのことを「ゼロトラスト」と呼びます。

「ゼロ」は「0」、「トラスト」は信頼を意味する「trust」で、「『何かを完全に遂行することは不可能』という認識」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

ゼロトラスト、すなわち過信しないことは、レジリエンスの大原則。

 F-142:不要不急 vol.3;レジリエンス <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 

  決して過信しない!

 

 その大切さは身にしみるほど感じていますが、一方で医師としての私は確信の力もはっきりと感じています。簡潔にいうと「プラセボ(placebo)」のこと。つまり

 F-157:指一本でも役に立ちたい

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

  確信が重要!

 

 

 コーチングにおいて重要な概念にエフィカシーというものがあります。それは「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。そのポイントは「根拠はまったくいらない」。

ただ信じ切るだけ というのがエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 つまり、コーチングを実践するには

 

  確信=エフィカシーが必要!

 

そのエフィカシーは、過信(あるいは慢心)とどう違うのでしょうか?

 

 

これから3回の講義で考えるのは、「信」とは何か?

目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

L-204につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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まずは、「信じる」ことをやめなさい

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L-204202207月シークレットレクチャー -02;〇〇とは情報である

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 

 

 前回(L-203/01)、医師としての私は「確信の力」をはっきりと感じていると書きました。その力とは、「プラセボ(placebo)」のこと。

 F-157:指一本でも役に立ちたい

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 もっとわかりやすくいうと、「イメージの力」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

苫米地博士は、著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店)の中で、「イメージの力」のことを「脳の免疫力」と表現されています。

以下、同書の「イメージが健康をつくる」(p36)より引用し(青字)、解説を加えます。

 

 

イメージが健康をつくる

脳が体を書き換える

 「脳の免疫力」を高める方法は

 ・「情報空間」を味方につけること。

 ・健康な状態をあなたの「コンフォートゾーン」にすること。

 と前述しました。

 

 

 動物の多くは世界と五感でつながっています。見える情報(視覚)、聞こえる情報(聴覚)、匂える情報(嗅覚)、味わえる情報(味覚)、そして触れる情報(触覚)です。

脳(特に前頭葉)が発達した人間の場合、さらに言語情報も含めた6つの情報入力経路(モーダルチャンネル)より得られた情報を自らの脳で処理し、事物や現象や世界を認識しています。つまり

 

認識する世界はどこまでいっても情動だけで構築されている

 

 その情報の世界が「情報空間」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

 1つ目の「情報空間」を味方につけることですが、まず、情報空間という言葉自体、皆さんにとっては聞き慣れないものだと思います。

 これは認知科学で使用する用語で、健康の文脈で単純化していえば、「情報空間=脳/物理空間=体」です。情報空間(脳)は物理空間(体)にさまざまな影響を及ぼします。冒頭で紹介した前屈の実験を思い出してください。「脳は体を書き換える」のです。

 

 

 情報空間=脳/物理空間=体」という表現について、「『情報空間=/物理空間=体』なのではないか?」と困惑する方もいらっしゃるはず。脳は、体と同様に、物理空間上の“実体”であるから。

 

もちろん、そのとおりです。

 「健康の文脈(ゲシュタルト)で単純化」しているので「情報空間=脳/物理空間=体」と表現されていますが、より正確には「情報空間=/物理空間=体」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 さらにいうと、「脳も、体も、心も、すべて情報」であり、“実体”はありません。「脳/体」と「心」はそもそも同じ情報の抽象度の違いに過ぎず、「脳/体と心」でひとつです。

 Q-192:コーチングはマインドを使える人のための… Vol.1;抽象度&ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25534400.html

 

それが「認識する世界はどこまでいっても情動だけで構築されている」が示すこと。

その理を理論化したものが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

ハーバード大学の「祈り」の研究

 脳が体を書き換える例をさらに一つ紹介しましょう。

 それは「祈り」の研究についてです。

 アメリカのハーバード大学やコロンビア大学などの名門大学を含む全米70校以上の大学医学部では、「祈り」が治癒に与える影響について真剣な研究が行われています。それらの研究では、医師や家族が患者の回復を祈ると、治癒率が驚異的に伸びるというデータが得られています。

 こうした結果を研究者たちは、こんなふうに結論づけています。「他人に回復を祈ってもらうことにより、患者は自分が治癒したイメージを持ちやすくなり、その治癒のイメージが免疫力を高めて病気の治癒を促しているのだ」と。

 これを本書の理論で説明すると、「祈りを契機に、健康で元気な自分に向かって脳の免疫力が働き、脳が体を書き換えた」ということになります。

 単純化していえば、どのようなイメージを描くかが極めて重要なのです。

 健康で元気な自分のイメージを描けば細胞や免疫システムが活性化し、反対に病気の自分などをイメージすると細胞や免疫システムの活性が鈍ります。

 こうしたメカニズムを応用したイメージ療法は世界中の医療現場で実践されています。ホワイトボードにがんの絵を描き、そのがんを白板消しで消すというイメージ療法で、本当にがんが治ったという報告もあります。

 がんが消える様子が脳内でリアルにイメージされ、脳が体を「自分はがんだ」から「自分は健康だ」に書き換えた結果、がんが治ったのです。

 

 

 医療・介護に携わる方は、誰もが「病気の自分などをイメージすると細胞や免疫システムの活性が鈍る」ことを実感しているはず。

 PM-04-04収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

それを「病は気から」と表現しますが、本当は「健康も病もすべては気から」です。

 Q-249:病気をどのように考えていますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28540879.html

 

ここでいう「気」とは「情報」のこと。

健康で元気な自分のイメージ」という情報に対する臨場感が高いほど、実際に細胞や免疫システムは活性化します。

Q-379自分を下に引き戻そうとする意識が働くことがあります<前編;case-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34636842.html

 

 なぜなら、生命とは「情報」だから。すべてが情報です。

 

 

生命とは「情報」である

 「箱を潰す」イメージをすると、それまでより深く前屈できる。

 がんが治る、がんが消えるイメージを持てるとがんが治る。

 これが「情報空間(心)」を味方につけたということです。

 どういうことか説明しましょう。

 先に述べたよう、脳は頭蓋骨の中におさまっていて、外界と触れることはありません。頭蓋骨を切って、大脳を外に出しても、触感がないために脳は外界を感知しません。

 脳が外界と触れるのは、脳の入出力チャンネルである「モーダルチャンネル」(「五感」と「言語」を合わせたもの)を介してのみです。脳は、神経を通じてもたらされる電気信号によってのみ外界を認識します。

 すなわち、脳にとっては生命活動=「情報」なのです。

 私たちが生きているということ、生活しているということは脳にとっては「情報処理活動」なのです。

 

 

 脳にとっては生命活動=「情報」

 

 だから、情報を「自由に認識し、自在に操作する」ことができるようになると、生命活動(現象)そのものを自由自在にコントロールできるようになります。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 ところが、情報を自由に認識することは、決して簡単ではありません。必ずスコトーマが生じるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そして、生命活動(現象)を完全にコントロールすることもできません。不完全性や不確定性が働くから。さらに物理空間においては、物理法則という秩序が働いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 

物理空間は抽象度が低い世界

 一方で、私たちは物理的な空間に生きています。

 これは簡単なことで、皆さんもよくお分かりですよね? 私たちはお腹がすけばご飯を食べ、病気になれば治療をし、眠たくなれば眠ります。つまり、「物理空間(体)」の活動をしています。

 ここでまたひとつ、認知科学の新しい言葉を使います。物理空間は、情報空間のいちばん下の抽象度に位置している。ということです。

 抽象度って何? と思われた方も多いでしょうが、これは要するに「情報量の大小」を言っています。情報量が多ければ多いほど抽象度は低く、情報量が少ないほど抽象度は高くなります。

 

 たとえば、「犬」「猫」より、犬も猫も含んだ「哺乳類」の方が情報量は少なく、抽象度が高い。「人間」は「苫米地英人」より抽象度が高い。しかし「人間」は「霊長類」より抽象度は低い。イメージがつかめましたか?

 なぜ「人間」の方が「苫米地英人」より情報量が少ないかというと、「人間」は「苫米地英人」「前田日明」「山田太郎」といったさまざまな対象を包摂しているからです。

 すべてのものは情報量の大小(抽象度)で序列化できます。

 そして私たちの生命活動はすべて情報処理活動なので、物理空間(体)は情報空間(心)の一部です。情報空間中で最も抽象度が低く、物理法則が働くエリアが物理空間です。物理空間は情報空間の一部であり、抽象度の最も低い空間なのです。

 引用終わり(続きは次回引用します)

 

 

 情報空間中で最も抽象度が低く、物理法則が働くエリアが物理空間

 

 私たちは、つい、物理空間だけを認識してしまいます。そして、物理空間だけで理解し、評価し、判断してしまいがちです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 すると、自分や世界を形作っている抽象度の高い情報空間の関係性を“正しく認識する”ことができないため、シンの問題や課題を見つけることができず(case-side)、解決することもできません(plan-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 だから、まずはより抽象度の高い次元に、しっかりと気を向けることが必要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

L-205につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

私たちは、つい、物理空間だけを認識してしまいます。そして、物理空間だけで理解し、評価し、判断してしまいがちです

 

 その理由は主に3つあります。

 

1)「物理空間が広大な情報空間の一部分であることを知らない」という知識不足

 Q-180:家族が… -04;「I×V=R」を用いた<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 

2)「生命とは何か?」「宇宙とは何か?」という根源的問いに対する関心(重要度)の低さ

Q-066:認知的不協和の状態にあり頭痛が… Vol.3;宇宙の構造と生命(現象)の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14106619.html

 

3)そもそも役割(責任)がない

F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

 では、これら3つに大いに関係することは何でしょうか?

 (答えは↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *スコトーマについて、詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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L-11920219月シークレットレクチャー -07;人間だから持つことができる強大な生命力

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L-141202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33345501.html

 

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L-205202207月シークレットレクチャー -03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 

 

 情報空間中で最も抽象度が低く、物理法則が働くエリアが物理空間

 

 私たちは、つい、物理空間だけを認識してしまいます。そして、物理空間だけで理解し、評価し、判断してしまいがちです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 すると、自分や世界を形作っている抽象度の高い情報空間の関係性を“正しく認識する”ことができないため、シンの問題や課題を見つけることができず(case-side)、解決することもできません(plan-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 だから、まずはより抽象度の高い次元に、しっかりと気を向ける必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 コーチ兼医師としての私にとって、その「高い次元に気を向ける」ことが「診察」です。つまり


  「診」るのは物理空間の現象 =「果」
  「察」するのは高次の情報空間の関係性 =「因」

 

 前回(L-204/02)確認したとおり、「すべてが情報」です。

そして、その情報には階層性があり、双方向的に関係しあいながら、ダイナミックに“自分”や“宇宙”を生みだしています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 縁起の帰結として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 では前回同様、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店)の「イメージが健康をつくる」(p36)より引用し(青字)、解説を加えます。Feel

 

 

イメージが健康をつくる(前回引用分のつづき)

情報空間のエネルギーが健康をつくる

 ここまでで、

 ●人間を含む生命現象は情報処理活動であり、

 ●この世界はすべて情報空間であり、

 ●情報空間の最も抽象度の低いところに物理空間がある、

 という話をしました。

 

 重要なポイントなので繰り返しますが、「すべて情報空間」であり、「情報空間の最も抽象度の低いところ」が「物理空間」です。つまり、「物理も情報である」ということ。

すべてが情報です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 それが理解できると、「心と体は密接に関わりあっている(心身相関)」という考えが内包する課題が感じられるようになります。

 Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 

 さて、健康の話に戻りましょう。なぜ健康においてこの話が重要なのかというと、物理空間のエネルギーよりも強力な情報空間のエネルギーが健康な心身をつくるからです。

 

 

 物理空間のエネルギーよりも強力な情報空間のエネルギーが健康な心身をつくる

 

 「脳にいい食材」「体にいい食べ方」などは、すべて物理空間の話。それも大切ではありますが、より重要なのは「情報空間のエネルギー」です。

 Q-339~「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html

 

ところが、多くの場合、そのエネルギーを活用することはできず、そもそも認識することができません。1)知識、2)重要性、3)役割(責任)のいずれかが欠けているから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「高い次元に気を向ける」ことは、自ら 2)重要性や 3)役割(責任)を生みだし、結果として 1)知識を手に入れる ことで実現できます。そのために必要なのが「ゴール」。

はじまりはいつもゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 情報空間のエネルギーの強さを理解するために、こんなケースを想像してみましょう。

 飛行機からパラシュートなしで人が飛び降りて死んだとしたら、その人の死因は何だと思いますか?

 地面に叩きつけられたこと?

 落下速度に耐えられず呼吸困難?

 多くの人はそんな死因を想定するでしょう。

 しかし実際には、「死ぬ!」と思うその心理的ショックによる急性心筋梗塞などでショック死するのです。つまり、「死ぬ!」と思う情報空間のエネルギーが物理空間の体を殺してしまうのです。

 

 想像しただけで死んでしまう。これが情報空間のエネルギーです。

 

 考えたことで自分を殺すことができる。そこまで強力なエネルギーを、情報空間(心)から物理空間(体)に向けて発生させられるほどに、情報空間のエネルギーは強力です。

 

 反対に、死が迫るような状況でも「自分は絶対に生きる!」と確信している人は、「生きる!」という情報空間のエネルギーが物理空間の体に働きかけて、生きのびます。

 

 

 この部分を読んでいて浮かんできたのは“希望/HOPE”という言葉。私にとって“希望/HOPE”はとても重要な概念(ゲシュタルト)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 “希望/HOPE”を重要と感じるのは、私の中に強烈な情動記憶があるから。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

“希望/HOPE”は、遥か昔からずっと(A long time ago …)、私のブリーフシステム(Belief SystemBS)のど真ん中にありました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

そのきっかけは“ある映画”との出会い↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615496.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542066.html

 

そして、苫米地博士との御縁により、“希望/HOPE”はさらに重要になりました。

コーチ、ヒーラー/医師、そしてリーダーとしての機能をしっかり発揮し続けるために、“希望/HOPE”が絶対に必要だからです。

Q-068~69:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています

Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 

 そんなことは夢物語だと思いますか?

 しかしこれは現在の認知科学では自明のことで、「現実(リアリティ)」とは、「脳が臨場感を持っている情報空間のこと」を指します。

 たとえば映画を観て映画の世界に引き込まれているとき、脳は映画の世界(情報空間)に臨場感を持ち、映画の情報空間を「リアリティ」として認識します。

 

 スクリーンの中でトム・クルーズが銃撃に巻き込まれたとき、それをスクリーンで観ているあなたも心臓がドキドキしたことがあるでしょう。それは情報空間のリアリティに対して体が反応していたということです。そして、それはホメオスタシスが情報空間にも広がっているからです。

 それと同じように、人間の体は、「スネをぶつけてアザができた」というように物理空間での出来事に反応するだけでなく、「風邪が早く治る」と確信すればその「情報空間」のリアリティに対して体が反応し、早く治ります。先ほどの例のように「死ぬ!」と信じた場合には、脳はその情報空間をリアリティとして認識し、体の機能が止まり死んでしまいます。

 

 

 「現実(リアリティ)」とは、「脳が臨場感を持っている情報空間のこと」

 

 この科学的事実をプリンシプル化したものが「I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「I×V」が「R」、すなわち「現実(リアリティ)」であることを体感し体得するために、映画(&音楽)がとても役立ちます。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

 情報空間のエネルギーは物理空間のあなたの体を書き換えます。そして情報空間のエネルギーは四六時中、人間の体に変化を与えています。

 昨日の夫婦喧嘩を思い出して再び頭に血が上るとか、テレビの幽霊特集を観て血の気が引くとか、小説を読んで泣いたり笑ったりするのも情報空間のエネルギーに対する反応です。

 情報空間のエネルギーは、私たちが普段生きている(つもりの)物理空間のエネルギーよりも圧倒的に強力です。

 たとえば、食事とトレーニングで筋肉を鍛え上げたパワーリフティングの選手も、試合の直前にショッキングな知らせを受け取ると、力を出せなくなります。これは情報空間のエネルギーが物理空間に影響を及ぼした分かりやすい例です。

 そして、これから説明するように、情報空間の強力なエネルギーは、人を病気にしたり、健康にしたりもするのです。

 では、そのメカニズムは? 情報空間と健康がどう関係するの?

 そう思っている方もいるでしょう。

 そこで次に「コンフォートゾーン」について理解していただきます。

 

POINT

情報空間のエネルギーが健康を左右する

 引用終わり(つづきはこちらでどうぞ↓)

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 情報空間のエネルギーは四六時中、人間の体に変化を与えている

 

 情報空間のエネルギー」が変化を与えるのは、もちろん、物理空間上の「」だけではありません。生命は情報であり、生命現象は情報空間中にひろがっています。そのすべてを「情報空間のエネルギー」が書き換えます。

 Q-301:身体的な苦痛や精神的な苦痛を抱えるクライアントさんで、本人が気づいていなかったり、あるいは能動的に解決することを望んでいない場合、コーチは何らかのかかわりを持つべきでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30808832.html

 

 その「情報空間のエネルギー」を、しっかり認識し、フル活用するために行うのが「診察」。その診察とは、「超瞑想」であり、「観自在」の実践である と私は思っています。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

L-206につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-049~:同じ人間なのだから診れるだろう

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Q-314~:こんな私に誰がした

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L-206202207月シークレットレクチャー -04;「想像力×創造力」の源

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 

 

 情報空間のエネルギーは四六時中、人間の体に変化を与えている

 

 情報空間のエネルギー」が変化を与えるのは、もちろん、物理空間上の「」だけではありません。生命は情報であり、生命現象は情報空間中にひろがっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

そのすべてを「情報空間のエネルギー」が書き換えます。

 Q-301:身体的な苦痛や精神的な苦痛を抱えるクライアントさんで、本人が気づいていなかったり、あるいは能動的に解決することを望んでいない場合、コーチは何らかのかかわりを持つべきでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30808832.html

 

 その「情報空間のエネルギー」を引き出す方法を、コーチング入門者向けにいうと

 

ゴール設定を促し、エフィカシーを高める

 

 苫米地博士は「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の冒頭(p2)で、「コーチングのコアとは、『ゴール』と『ゴールの設定』」と書かれています。さらに「コーチングのテクニックのすべてはゴールを設定し、それを達成するためにある」とも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

オーセンティック・コーチング

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 そもそもゴールとは、「人生の目的」であり、「未来を創りだすもの」。

 

ゴールとして未来を想像し、ゴール実現に挑戦しながら未来を創造する

 

その想像力×創造力の源となるのが、「情報空間のエネルギー」。

博士はよく「ポテンシャルエネルギー」と表現されていますが、「情報空間のエネルギー」は、より高次の抽象度次元に上がるほど大きくなります。つまり

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

  鍵は抽象度。どれだけ抽象度を上げることができるか!

 

 

 そんな抽象度とゴールの関係について、最近、苫米地博士はとても大切な知識“を明かされています。

 (「知識」と「情報」の違いはこちら↓)

 L-10320218月シークレットレクチャー -05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

  

 以下、「新・夢が勝手にかなる手帳 2025年度版」(CYZO)のMonthly Dr.Tomabechi’s Column6月)より引用します。「知っている」と思うと、スコトーマの働きで、重要な情報を認識できなくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 しっかり意識(気)を向け、RASをコントロールしながら、ゆっくりと読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 

6月:抽象度を上げたゴール設定

 ゴールを設定する際に重要となるのは「抽象度を上げる」ということです。抽象度とは概念に階層性がある中で、その概念を定義する情報量の大小のことです。「抽象度が高い」とは物事を俯瞰してより高い次元で見ることをいいます。

 家で飼っているペットのラッキーがチワワだったとしたら、ラッキーに対するゴールよりも、チワワ、犬、動物の順番でより抽象度の高いゴールとなります。

 しかし、単に概念の抽象度を上げたところにゴールを設定しても、それだけでは足りません。それは、チワワや犬は単なる概念であって、チワワや犬という物理的な存在はいないからです。

 チワワという抽象度には、潜在的にほぼ無限の存在がいます。過去・現在・未来すべてのチワワを指すわけですから、ほぼ無限にいるということです。チワワに対してゴールを設定するということは、少なくともその中に現在いる物理的な存在を意識していないと、実際にゴールを達成することはできないのです。

 「世界の飢餓をなくす」は抽象度の高いゴールですが、飢餓状態にいるのは一人ひとりの人間です。抽象度を上げたゴールを設定したら、ちゃんとその中に存在する個々の対象を観て、その人たちのゴールも包摂しているかを確認していきましょう。

 引用終わり

 

 

抽象度を上げたゴールを設定したら、ちゃんとその中に存在する個々の対象を観て、その人たちのゴールも包摂しているかを確認していきましょう

 

 一方で「抽象度を上げたゴール」を探究しながら(更新・再設定)、一方で「ゴールの中に存在する個々の対象」をしっかり観て役に立ち続ける

 

その心構えのことを、苫米地博士は「ゲバラ主義」と表現されます。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 苫米地式は「ゲバラ主義」です。そして、その本質は「中観」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 私自身は、ゲバラ主義や中観を維持し続けるためには、「意思」と「覚悟」が欠かせない と思っています。「意思」と「覚悟」がシンの「信」を支えるから。

 L-06020208月シークレットレクチャー -06;必要なのは意思と覚悟

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28153740.html

 

L-207につづく)

 

 

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-追記-

その「情報空間のエネルギー」を引き出す方法を、コーチング入門者向けにいうとゴール設定を促し、エフィカシーを高める

 

 「入門者向け」という表現をきっかけに(トリガー)、「ならば、実践者(expert)向けは何だろう?」という内省言語が生まれること(アンカー)が私の狙い。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 皆さんの内省言語はいかがだったでしょう?

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 

 私が思うコーチング実践者向けの「『情報空間のエネルギー』を引き出す方法」は

 

  いきなり抽象度の高い方法で潜在能力を引き出し、「超情報場」を変化させる

 

多くの人々が創った宇宙が同時に存在しています。その創られた宇宙が「超情報場」。

 

「すべてが情報である」

「情報場は次元を超えている」

「場の一部に人間の認知がある」

 

そのようなことを理解した上で、抽象度が高い「超情報場」を正しく観る“ことができるようになると、現実世界を“自在に動かす”ことができるようになります。

それが「可能世界w1w2」。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 そのサポートが本物(authentic)のコーチの役目↓

 Q-313:私のまわりではそうでもないですvol.8:レベルの高いコーチングは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31130216.html

 

詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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F-120:男はつらいよ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21034159.html

F-219:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <3rd. Step;覚悟を決める!>

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F-228~:ゼロトラスト

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F-388:“心身の不調”の一考察 ~苫米地式コーチング認定コーチとして~ <vol.4;新しいエスティームのfirst step

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36367342.html

Q-194:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか? Vol.3;マインドを100%活用するという覚悟(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25604736.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版



L-207202207月シークレットレクチャー -05;正しい「過去の記憶」の使い方

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 

 

ゴール設定を促し、エフィカシーを高める

いきなり抽象度の高い方法で潜在能力を引き出し、「超情報場」を変化させる

 

 これらは「『情報空間のエネルギー』を引き出す方法」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 いずれも鍵となるのは「抽象度」。抽象度を上げるほど、より大きなエネルギーを引き出すことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

ところが、抽象度を上げることは、決して簡単ではありません。その理由は「つい物理空間だけを認識してしまう」から。私たちは「物理空間だけで理解し、評価し、判断してしまいがち」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 例えば、「痛み」という言葉(ゲシュタルト)から、どんなイメージが浮かぶでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 浮かぶイメージは人それぞれ。

 作業中に指を切ったことを思い出す人もいれば、転倒して骨折したときの痛みを思い出す人もいるでしょう。私は今、自転車同士で衝突して指の爪が剥がれたことを思い出しました。そのときのズキズキ感とともに。

 F-125VW

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21491696.html

 

 おそらく、多くの人にとっての「痛み」とは物理的身体の痛みのことでしょう。しかしながら、その身体の痛みは、心理・精神的な痛みとは切り離せないはずです。

「体」と「心」は別々のものではなく、「体と心」でひとつだから。

 F-385: “心身の不調”の一考察 <vol.1;本質的課題と根治的解決法>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36235572.html

 

 私の例でいうと、「指の爪が剥がれた」のは、家族で出かける直前。友達と遊んでいたときのアクシデントでした。

「今から出かけるというのに、何をしているのかお前は。バカがッ」と父親に怒鳴られたときのズキズキは血だらけの指の痛みだったはずですが、今思い出す記憶に伴う痛みは心の痛みです。「心の叫び」と表現した方が的確かもしれません。

 Q-270:薬をやめることができますか? <後編:plan-side(ワーク付き)>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29241226.html

 

 私の場合、そのズキズキは成長とともに悪化し、両親との絶縁という社会的苦痛へと拡大していきました。そしてズキズキは、心の奥深くにずっと潜んでいたスピリチュアルペインを剥き出しにしました。

 L-00720201月シークレットレクチャー -07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

全人的苦痛(トータルペイン)

厚生労働省HP>第2回終末期懇談会 資料2-2より引用

終末期医療に関する懇談会

 

 

 そのスピリチュアルペインは、苫米地博士との御縁により解消していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ゴールを見つけたから。そして、さらなるゴールの存在を確信できるようになったから。

 L-023~420203… -01~2;スピリチュアルペインを解決するのは自由意思でのゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25974037.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26014834.html

 

 さらにいうと、時間の流れが変わったから。

時間の流れが変わったのは、「正しい『過去の記憶』の使い方」を学んだからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳を鍛える『超』記憶法」(アスコム、p146)より引用します。

 

 

正しい「過去の記憶」の使い方

 過去の記憶がなぜ必要かと言えば、相手の立場に立ってみたときに、リアリティを出すためです。要は相手のことを知らなければ、相手の立場に立つことなどできない、ということです。簡単に言えば私たちはオバマ大統領の立場になることは不可能です。なぜなら、彼の日々の生活がまったく想像できないからです。その一方で親しい同僚の立場ならそれなりに理解できます。なぜなら、その同僚の会社での状況や、生活態度、住んでいる地域、モノの好みや性格なんかを知っているからです。学生時代からの友達ならばもっとわかるでしょう。これが過去の記憶が持つリアリティです。つまり、本来、過去の記憶とは、目の前の現実を補うために使うのではなく、「新しい認識を作るためのリアリティを補うために使う」というのが、正しい使い方だったのです

 例えば、さきほど例に出した企画会議の話を覚えているでしょうか。新しい企画が出たときに、「この人に任せたら、この部分の不安は解消できる」などと新しい意見をさらに出して育てていく会議と、「それは前例がない」といって潰す会議の話でした。実はこの会議の出席者たちはどちらも過去の記憶を使っています。前者は、新しい刺激を見た上で、過去の記憶を使っているからこそ、「この人に任せたら、この部分の不安は解消できる」とリアリティをもって言えるわけですし、後者は、記憶で世界を覆ってしまっているからこそ、「それは前例がない」とどんな企画も否定してしまうのです。つまり、どちらの例も、過去の記憶が必要です。が、結果はまったく違います。過去の記憶は使い方次第なのです。過去の記憶を正しく使うと前者の会議になりますし、過去の記憶に縛られると後者の会議になるわけです。

 

 過去の記憶は正しく使えば、悪いことなどありません。しかし、悪い記憶の使い方との差がよくわからない私たちは大抵の場合、過去の記憶を、現実との関係性の維持のために使おうとします。だから、ダメなのです。それをしていたら、過去の記憶に縛られ、新しい刺激をとらえることはできません。過去の記憶は「新しい認識」を作るための材料、リアリティを作るために使うべきなのです。そのためにこそ、私たちは過去の出来事をデータとして記憶するのです。

 過去のデータを使って新しい認識を作るとき、ともするとスコトーマの原理が働いてしまいます。スコトーマとは盲点という意味で、本人は記憶を正しく使おうと思っていても、思い込みで物事を判断してしまうあまり、ついつい悪い記憶の使い方になってしまうことです。例えば大企業の社長は、過去に多くの成功を経験しています。その成功体験に囚われすぎてしまうと、目の前の問題が正確に見えなくなってしまいます。要は高度経済成長時代の問題解決法を、不況時の問題解決法として使うのはリスクが高いのです。

 新しい現実が目の前にあったとき、過去の記憶のピースを整合性を持ってきちんと再合成してリアリティを作ることができる人。それが新しい認識を作り、未来を創造できる人なのです。

 そして、「記憶とは未来を作るために使うべきもの」ということなのです。

 

 さてここまで本章で述べてきたことは3つあります。1つ目は、過去の記憶と自分の関係性を変えること、2つ目は、自分の重要度を変えること、そして3つ目は、新しい認識を作ることでした。実はこの3つが第3章の終わりでも触れたゴールを作る方法でもあります

 そもそもゴールとはどうやって作るのかズバリ言えば、過去のコンフォートゾーンから飛び出して、さらに居心地の良いコンフォートゾーンを作ることなのです。過去の記憶という、自分の慣れ親しんだ不安のない世界にいても、未来を見ることはできません。私たちはこの居心地の良さから一度出なければいけないのです。

 本章で語っていたのは、まさにそれでした。古いコンフォートゾーンからどうやってでるか? その方法こそが関係性を変えることであり、重要度を変えるということでした。過去の記憶は、この関係性を変えるためにこそ使うべきだったのです。

 それが未来の記憶となります。この未来の記憶こそがゴールなのです

 引用終わり

 

 

過去の記憶とは、目の前の現実を補うために使うのではなく、「新しい認識を作るためのリアリティを補うために使う」というのが、正しい使い方

 

 この引用文を今回のテーマ「信」を用いて考えると、

 

過去の記憶」は決して過信することなく、「未来の記憶」=ゴールをしっかり確信する

 

 と理解することができます。

 Q-421~:コーチングを受けるとどうなりますか? -version 2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430928.html

 

L-208につづく)

 

 

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-関連記事-

F-228~:ゼロトラスト

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

L-038~4020204月シークレット… -07~9;「スピリチュアルペイン」を超越する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26764416.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26799142.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26819669.html

Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 

脳を鍛える「超」記憶法

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L-208202207月シークレットレクチャー -06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 

 

 前回(L-207/05)引用した文書の中で(「脳を鍛える『超』記憶法」p146)、苫米地博士はこのように書かれていました。

 

1)    過去の記憶と自分の関係性を変えること

2)    自分の重要度を変えること

3)    新しい認識を作ること

この3つがゴールを作る方法

 

 そもそもゴールとはどうやって作るのかズバリ言えば過去のコンフォートゾーンから飛び出して、さらに居心地の良いコンフォートゾーンを作ること

 

 

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 御承知のとおり、コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)から飛び出すことは簡単ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 仮に飛び出したとしても、飛び出した状態を維持することは至難の業。これまでの(過去の)CZに戻ろうとする強力な力が働くからです。

 (その力の正体は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 CZを生みだすものは「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」。

BSとは、「人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステム」のこと。強く信じる固定的な考え方であり、その人の価値観です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そんなBS2つの要因でつくられます。「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」です。

 Q-276:セルフトークのマネジメントについて <前編;記憶と睡眠と学習>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29571673.html

 

 以下、苫米地式コーチング認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社、p307)より引用します。

 

 

マインドの教科書

 

 

ブリーフシステム(Belief System
信念が集まってできあがった脳内の統合的なシステム

 ブリーフ(信念)とは、脳内の前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターンのことです。そのパターンは情動記憶が元となって作られます。強い情動記憶は、その人の信念を作り、認識のパターンを作り出します。その信念はあたかも自分自身の中で決まっているルールのように行動や判断を規定します。脳内にはそのような認識のパターンがたくさんできています。

 住んでいる国や街やコミュニティーにも、それぞれの法律やルールがあって、それらが集まってシステムとなって働いているように、脳内にもたくさんのブリーフがルールとなってシステムが作り上げられます。それがブリーフシステム(信念体系)です。

 ブリーフシステムは、私たちのあらゆる判断や行動、そしてアティテュードやハビットを制御します。ブリーフシステムに反する判断や行動は取らないため、人生を変えたければ、このブリーフシステムを変える必要があります。

 ブリーフシステムを変えるためには新たなゴールが必要です。その際のゴール設定のルールの1つが「現状の外側にゴールを設定する」ことです。つまり、現状(ステイタス・クオ)とは、いまのブリーフシステムが変わらなければ起こりえる未来のことです。

 引用終わり

 

 

 ブリーフシステムに反する判断や行動は取らないため、人生を変えたければ、このブリーフシステムを変える必要があります

 

 そのブリーフシステム(BS)は、現状の外へのゴール設定により、結果として変わるもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「直接的にBSを変えようとしない」「そもそもBSには関わらない」というのが、コーチングの鉄則です。

 F-392:ナイセイカンショウ <vol.1;関数pの再定義ではなく、可能世界“w1”から別の“w2”への移行を促す>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36550679.html

 

 その理由はBSを変えることは一番難しい」から。

 F-220:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <4th. Step;不満から希望へ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27735209.html

 

では、BSを変えることが難しいのはなぜなのでしょう?

 

 

 答えは「BSは階層性を持っている」から。そう、BSには階層性があり、より上の階層が下の階層を支配しています。上の階層が変化しないかぎり、下の階層が変化することはありません。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 その一方で、BSの階層は、双方向の依存関係にあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 BSの階層の上下関係は、しばしば脳の抽象的な思考を妨げるように働きます。その代表が「煩悩」です。

 L-185202206月医療・介護研修会 -08;つまらない夢を失った瞬間に訪れるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35626365.html

 

  自分に少しでも利益があるように

自分さえよければ

 

 そんな「自分、自分、自分」という“小さな器”への執着が、スコトーマを強化し、シンのゴールを感じられなくしてしまいます。

 Q-427:現状の外側に100%want tovol.5;小さな器を粉砕するためのワーク>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36673501.html

 

 *スコトーマはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 苫米地博士は、著書「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社、p102)の中で、“小さな器”を破壊するために必要なことを2つ書かれています。1つ目が

 

自分のBS(書籍内では「フレーム」と表現)を疑う

 

つまり、「決して過信はしない」ということです。

L-159202201月シークレットレクチャー -03;フレーム解体×ブリーフシステム

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 

L-209につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

苫米地博士は、著書「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社、p102)の中で、“小さな器”を破壊するために必要なことを2つ書かれています。1つ目が

 

 …2つ目は「幅広い知識・関心をもつ」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 L-160202201月シークレットレクチャー -04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 

 

超時間脳で人生を10倍にする

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-告知1

2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-228~:ゼロトラスト

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

L-157202201月シークレットレクチャー -01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

L-168202203月シークレットレクチャー -01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

L-171202203月シークレットレクチャー -04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

Q-277:セルフトークのマネジメントについて <後編;「記憶と睡眠と学習」と「○○」>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29595418.html

Q-407~:ブリーフシステムをゼロベースで観察することが困難な中、どのように分析を行えばいいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430427.html

 

 

 

L-209202207月シークレットレクチャー -07;コーチングのカクシン

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 

 

 苫米地博士は、著書「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社、p102)の中で、“小さな器”を破壊するために必要なことを2つ書かれています。1つ目が

 

自分のブリーフ(書籍内では「フレーム」)を疑う

 

つまり、「決して過信はしない」ということ。

L-159202201月シークレットレクチャー -03;フレーム解体×ブリーフシステム

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 

 

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  決して過信はしない

 

 その一方で、コーチングでは「しっかり確信する」ことがとても重要!

 

 コーチングの重要なプリンシプル「I×V=R」でいうと、「VVividness」、すなわち臨場感が一番高い「IImage/Imagination」が「RReality」だからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

  臨場感を持った世界(臨場感空間)が、そのときの“リアル”

 

ということは、ゴールを達成した臨場感空間を確信するほど、自身にとっての“リアル”をコントロールできることになります。つまり

 

  イメージ×臨場感 が先、“リアル” は後

 

その感覚を言語化した表現が「臨場感世界の現実化(realized virtuality)」。「virtual reality」ではなく、「realized virtuality」↓

L-09020217月シークレットレクチャー -02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html

 

 

 コーチングで行うことは、「『イメージ』を生みだすゴール設定のサポート」と「『臨場感』を高める強力な働きかけ」です。それが「ゴール設定を促し、エフィカシーを高める」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「エフィカシー(Efficacy)」とは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 自己評価なので、本来はマインドの力で自由に高めることができます。

もちろん、過去は一切関係ありません。現状の外に設定するゴールとは、“これまでの自分”の影響を受けない、まったく新しい未来(世界)のことだから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

私がコーチとしてとくに伝えたいのは、「成果があがったからエフィカシーが高まる」のではなく、「エフィカシーが高いから成果があがる」という事実。

それがコーチング実践者にとっての因果関係です。

Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 本物のコーチは ゴール×エフィカシー で生みだす可能世界w2(へ向かうプロセス)だけに関わります。現状の可能世界w1から、現状の延長線上では絶対達成することはない可能世界w2への移行のお手伝いをするのがコーチの役割です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 その“お手伝い”の核心が、「しっかり確信する」こと。

 L-03520204月シークレットレクチャー -04;エフィカシーとは縁起の結実の確信

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26686871.html

 

コーチがクライアントの無限の可能性を確信し、クライアントが自身のゴール達成(&ゴール再設定)を確信する

 

 すると、クライアントの思考(wordspicturesemotions)は、ゴール側の世界w2(&w3w4…)にふさわしいように書き換わっていきます。自然に、かつダイナミックに。

 L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 そのプロセス中に、ブリーフシステム(Belief SystemBS)が書き換わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

現状の可能世界w1から、現状の延長線上では絶対達成できない可能世界w2への移行

 

 そのw1w2はパラレルワールドのようなもの。それらは並行して存在する可能世界であり、交わることもつながることもない宇宙です。

 なので、w1からw2に移行するためには、断絶した2つの可能世界の間をジャンプする必要があります。その“ジャンプ”を可能とする力がエフィカシーです。

 Q-136:問題が生じたゴールへの向き合い方 -01

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22228056.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

エフィカシーとは「自己のゴールに対する自己の達成能力の自己評価」

 エフィカシーとは、「自己のゴールに対する自己の達成能力の自己評価」のことです。つまり、自分で設定したゴールを自分が達成できるとどれだけ自分自身が評価しているか、の度合いです。コーチングでは、クライアント自身がエフィカシーを上げていけるようにコーチがお手伝いをします。それがコーチの中心的な作業といってもよいでしょう。

 しかしながら、実際には現状w1の外側の世界であるw2に対してエフィカシーを上げるのは大変です。それは、現状w1の外側はスコトーマの原理(自分にとって重要なもの以外は盲点になること)により見えないからです。

 私たちは自分にとって重要なものしか見えません。自分にとって重要なものしか見えないという世界がw1です。

 重要性評価関数である自我関数pによって、重要だと認識されたものだけが集まった世界がw1です。可能世界w2は、現状w1の延長線上にはない世界ですから、見えないのです。

 それを見えるようにしてあげるお手伝いをコーチがします。そのお手伝いがエフィカシーを上げていくことです。

 ここでも、現状の世界w1の内側に設定したゴールに対して「自分は達成できる」というエフィカシーに上げていくことがコーチングだと勘違いしている人が多いのです。それではエフィカシーを上げたことにはならないのです。

 

エフィカシー関数を作るのがコーチの役割

 本物のコーチングにおいてエフィカシーを上げるとはどういうことかを理解してもらうためにエフィカシー関数を導入しましょう。

 次の式がエフィカシー関数です。

 

  Efficacyw1)→ w2

 

【解説】エフィカシーは、現状宇宙w1からゴール宇宙w2に移行する自己能力の自己評価関数である

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

 このエフィカシー関数を作っていくのがコーチの仕事なのです。この式が、私がエフィカシーを上げると言っている意味です。

 ここでゴール宇宙w2は、自分がやりたいことだけをやっている世界です。誰かに言われたからやっている世界とは異なります。

 多くの人は「少しはやりたくないことをやるのも必要なのではないですか」と言いますが、それは現状宇宙w1の世界であって、理想のゴール宇宙w2の世界ではないのです。その理想の世界w2へ移行できるというエフィカシー関数を作ってあげるのがコーチの役割です。

 引用終わり

 

 

 Efficacyw1)→ w2」という関数が、コーチングにおける「確信」の中身。

そして、このエフィカシー関数こそが、コーチングシステムの核心です。

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

L-210につづく)

 

 

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Q-414:やり場のない怒りはどのようにゴール設定すればよいのでしょうか? <vol.4;〇〇-感情-怒り>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36114843.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版



L-210202207月シークレットレクチャー -08;狭く! 高く!

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 08;狭く! 高く!

 

 

現状の可能世界w1から、現状の延長線上では絶対達成できない可能世界w2への移行

 

 そのw1w2はパラレルワールドのようなもの。それらは並行して存在する可能世界であり、交わることもつながることもない宇宙です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 つまり、排他的

 

 なので、w1からw2に移行するためには、断絶した2つの可能世界の間をジャンプする必要があります。その“ジャンプ”を可能とする力がエフィカシー。最近の苫米地博士の表現を用いると、エフィカシー関数「Efficacyw1)→ w2」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 w1w2は、それぞれコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)だと考えることもできます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 3つ前の記事(L-207/05)の表現を使って、さらに「信」まで加えると

 

  w1:過去の記憶で覆い尽くした(強化した)CZ ←決して過信しない!

  w2:過去の記憶で補った「新しい認識を作る」ためのCZ ←しっかり確信する!

 

 と考えることができます。

 

 

 コンフォートゾーン(CZ)とは、「セルフイメージにより決められる、その人(組織)にとって心地よい空間」のこと。一般的には、CZの中では、リラックスでき、IQが上がり、パフォーマンスが向上します。

 Q-355:休みの日なのにvol.2;リラックスと緊張のサイクル -基礎編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33196855.html

 

ただし、「心地よい空間」とは、必ずしも理想的なものを意味しません。例えば、不平・不満・泣き言・愚痴・文句がCZになっている場合、その不平・不満・泣き言・愚痴・文句を言う状況を維持するように無意識が働きます。

Q-271~現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

 

 多くの場合、過去の記憶で強化する“現状(Status QuoSQ)”がCZになっています。つまり、「無意識は、昨日のような今日を生き、今日のような明日を迎えようとする」ということ。

 そのままでは「現状を突き破る、まったく新しい明日」は生みだせません。

 Q-391:現状の外かな~ということをイメージするととても気分が悪くなって

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35232931.html

 

 だから、「CZは常に疑う」ことが重要!

 それがコーチング実践者のハビット&アティテュードです。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 具体的なセルフトーク(内省言語)でいうと、「このコンフォートゾーンは本当に良いものなのだろうか?」↓

 F-239:「出口が見えない」と「出口戦略」 vol.3;ヒーリングとコーチングのLUBで考える <理論編後編;コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28608833.html

 

 では、常にCZを疑う私たちは、どのようなことを心がければいいのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

コンフォトートゾーンを「広げる」のは×、「上げる」のは〇

 コンフォートゾーンは広げるのではなく、狭めて上げることが重要です。子ども向けのコーチングプログラムであるPX2だと、「コンフォートゾーンを広げなさい」と教えますが、それは子どもはまだ自我関数pができあがっていないからです。

 生まれてから数年や十数年しか経っていない子ども時代は、そもそもコンフォートゾーンが狭いわけです。家庭と家族などの基本的なコンフォートゾーンしかもっていませんから、子どもに「コンフォートゾーンを作っていきましょう。そして、それを広げていきましょう」と伝えるのは当たり前のことです。

 子どものときは、コンフォートゾーンを出るとか出ないとかが問題ではなく、まずはコンフォートゾーンを形作ること「クリエイティブ・ユア・コンフォートゾーン」が大切です。次にそれを広げていく「ストレッチ・ユア・コンフォートゾーン」へとつなげていけばいいのです。

 しかし、大人はしっかりと自我関数pができあがっています。その大人がコンフォートゾーンを広げようとすると、ゴールの設定がw1の中でのステップ・バイ・ステップ方式になり、現状w1に縛り付けられるリスクが高くなるのです。

 大人は、コンフォートゾーンを狭めて上げるということが重要です。現状の外側である可能世界w2にゴールを設定することで、現在のコンフォートゾーンに対して排他的な狭くて高いコンフォートゾーンができてくるのです。

 ホメオスタシスはコンフォートゾーンに対して働きますから、コンフォートゾーンを狭めて上げることで、ホメオスタシスのループを狭めて強力に働かせることができます。そうしないと、現状から抜け出すことはできません。居心地のよい所に片足を突っ込んだまま、馴染みのない不安な場所であるw2に飛ぶことはできないのです。

 引用終わり

 

 

 …CZを疑う(過信しない)私たちが心がけるのは、狭く! 高く!

 

 それが「可能世界w1からw2へジャンプ」する秘訣。その狭く高いCZへ向かうエネルギーこそが、本物(Authentic)のエフィカシーです。

 Q-422:コーチングを受けるとどうなりますか? -version 2- <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36570553.html

 

L-211につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 CZを疑う(過信しない)私たちが心がけるのは、狭く! 高く!

 

 もうひとつ心がけることを挙げれば、「『CZは空である』と意識に上げ続ける」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

  すべて空

 

 バラバラな情報が合成され“記憶”となるのは“今、この一瞬”です。

 (詳しくはこちら↓)

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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F-228~:ゼロトラスト

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F-346:ヘンシン! <ワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34261064.html

Q-356:休みの日なのに気持ちが良くない日が続きます。単に疲れているだけでしょうか? <vol.3;リラックスと緊張のサイクル -実践編-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33233344.html

Q-357:休みの日なのに気持ちが良くない日が続きます。単に疲れているだけでしょうか? <vol.4;リラックスと緊張のサイクル -超越編-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33248780.html

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版


 

L-211202207月シークレットレクチャー -09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 

 

コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を疑う(過信しない)私たちが心がけるのは、狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それが「可能世界w1からw2へジャンプ」する秘訣。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

その狭く高いCZへ向かうエネルギーこそが、本物(Authentic)のエフィカシーです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 もうひとつ心がけることを挙げれば、「『CZは空である』と意識に上げ続ける」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

  すべて空

 

 バラバラな情報が合成され“記憶”となるのは“今、この一瞬”です。

 (詳しくはこちら↓)

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 

 ラスト3回は、「CZは空である」と意識に上げ続けながら、「(CZは)狭く! 高く!」を実践し、「可能世界w1からw2へジャンプ」する意識状態を作り上げる ためのワークを紹介します。まずはこちらから

 

<ワーク1> 逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール → モニタリング =Rゆらぎ

基本は逆腹式呼吸です。その理由は?

 

そう、呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、(ある程度は)意識でコントロールできるから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

「可能世界w1からw2へのジャンプ」とは、昔ながらの表現でいうと、「内部表現の書き換え」のことです。

Q-199:状況は意味により変わる? 意味は状況の中にある?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26292382.html

 

内部表現の書き換え(w1w2)とは、負の現状を維持するように働くホメオスタシスに介入して、自分が思い通り行動できるように新たな情報を記述すること。

そのホメオスタシスへの介入に、呼吸がとても役立ちます。

(「ホメオスタシスへの介入」はこちら↓)

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p151)より引用します。

 

 

「脳の免疫力を上げる」トレーニング②

情報空間のリアリティを上げる

 

物理空間のリアリティから離れる

 1章で、「現実(リアリティ)とは脳が臨場感を持っている情報空間のことである」と説明しました。

 例えば、あなたがいま椅子に座っていて、椅子が固くてお尻が痛いということが気になっていれば、その椅子の固さという物理的現実世界がいまのあなたの現実世界です。

 一方、あなたが小説を夢中で読んでいて、椅子の固さなど忘れているときは、小説の中の世界がいまのあなたの現実世界です。人間は小説を読んで涙を流すこともありますが、それは脳が小説の情報空間に臨場感を感じ、小説の情報空間を「現実」と認識しているからです。

 情報空間のイメージに臨場感があるなら、脳はそのイメージを現実だと認識します。すなわち、臨場感を持って「健康で元気な自分」をイメージすれば、脳が「健康で元気な自分」を現実ととらえ、「健康で元気な自分」を維持するように脳の免疫力を働かせるようになります。

 

 では、どうすれば臨場感を持って「健康で元気な自分」をイメージできるのでしょうか。そのためにはまず体を徹底的にリラックスさせる必要があります。その理由は単純です。例えば肩がこっているとか、首が緊張しているなどの自覚があると、その神経の緊張に対して脳の免疫力が働き、物理空間(=肩や首の緊張)のリアリティが、これからつくろうとするイメージの情報空間のリアリティより勝ってしまうからです。

 固い椅子に座って小説を読んでいると、読書に集中できませんね。お尻が痛くなってきて、その痛みが気になって、小説の世界に入り込めません。それは、お尻が痛いという物理空間のリアリティが、小説の情報空間のリアリティより勝ってしまっているからです。

 ですから、情報空間のリアリティを高めるには、まず体を徹底的にリラックスさせる必要があります。体を徹底的にゆるめてリラックスしたときに初めて、物理空間の臨場感を離れて、情報空間の臨場感を高めることができます。そのための方法として洋の東西を問わず昔から行われてきたのが、呼吸法です。

 

逆腹式呼吸で体をゆるめる

 リラックスのために私がお勧めしているのは「逆腹式呼吸」です。女性には「腹式呼吸が苦手」という人もいますが、逆腹式呼吸は何もむずかしいことはありません。

 ゆっくり息を吐き出しながら、体から力を抜いてゆるめていきます。息を吸い込むときは何も意識せず、吐き出しながら体をゆるめる、それだけです。

 何が「逆」なのかというと、ゆっくり息を吐きながら、お腹をふくらませ、息を吸い込みながら、お腹をへこませるという点です。一般的な腹式呼吸では、吐くときにお腹がへこみ、吸うときにお腹がふくらむのですが、逆腹式呼吸はその逆。ゆっくり吐きながらお腹をふくらませ、吸いながらお腹をへこませます。

 といっても、お腹の動きについては特に意識しなくてけっこうです。また姿勢や横隔膜がどうかなども意識しなくてけっこうです。そんなことをいちいち意識していたらリラックスできませんからね。

 「ゆっくり吐きながらゆるめる」ということが大切な点です。上手に体をゆるめるには、ゆっくり息を吐きながら、頭から順に、首、肩、背中、腰、腿、膝、ふくらはぎ、足首、つま先というぐあいに、上から下へ向かって全身を徐々にゆるめていくイメージで行うとよいでしょう。

 ばい菌を吸い込んだり喉の粘膜を乾燥させたりしないように、吸うときは鼻から吸います。吐くときは口と鼻のどちらでも、あるいは両方でもかまいません。

 ちなみに、なぜリラックスのためにこの呼吸法がよいのかというと、人間は息を吸うときに自然と筋肉が弛緩し、吐くときに緊張しやすいからです。そのため、吐くときに意識して体をゆるめることによって、リラックス状態をつくることができるのです。

 この逆腹式呼吸を数分も続けると、かなりリラックスできるはずです。リラックスできているかどうかを確認するために、片方の手でもう一方の手首をつかみ、水平になるくらいまで持ち上げて、パッと離してみます。手がストンと落ちるようなら、十分にリラックスできています。もし手がストンと落ちなかったり、こわばった感じで落ちるようなら、まだ筋肉が十分にゆるんでいないということですので、もうしばらく逆腹式呼吸を続けます。

 最初のうちは十分にリラックスできるまでに時間がかかるかもしれませんが、続けていけばすぐにリラックスできるようになります。慣れると2呼吸ほどでリラックス状態に入ることができます。

 

POINT

逆腹式呼吸で健康になる

 引用終わり

 

 

 「ゆっくり吐きながらゆるめる」ということが大切な点です

 

 逆腹式呼吸は「ゆっくり吐きながらゆるめる」のが基本。

 慣れてきたら、下記チェックポイントを意識に上げながら逆腹式呼吸を続け、リラックスをさらに深めていきましょう。

 

□背筋を伸ばす。視線は中空を漂わせる(鼻先を軽く見ている状態)

□お腹をへこませつつ、鼻からゆっくり息を吸い込んでいく(胸を張って上に引っ張られる感覚)

□意識は眉間(目と目の間)に集中

□完全に息を吸いきったら、一瞬だけ息を止めて、ゆっくり鼻から息を吐き出していく

□同時に、全身の力をゆっくり抜きながら、へこませたお腹を戻していく

□首、肩、肘、手、腰、膝、つま先 …と、上から順に意識して力を抜いていく

 

…5分ほど継続したら、意識を下丹田(へそよりやや下)に集中し、徐々にあたたかくなっていくようにイメージします。「呼吸による全身のリラックス」「眉間に意識を持っていく」「腹部にあたたかみを感じる」を同時並列的に続けます

 

 

 

 リラックスしていますか?

 

重要なのは、呼吸を「意識する」のであって、「意図する」のではないということ。あくまでも「お腹をへこませるような感覚」で、自然な逆腹式呼吸をつづけてください。

  

ふだんは意識しない「呼吸をしている自分」の感覚に鋭敏になると、自然と変性意識が生成されます。それは「周囲の状態から意識が切り離されていく」という状態。

Q-361:“自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

 そして、それは「Rゆらぎ」を体現している大切な感覚です。しっかり記憶しておいてください。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 「Rゆらぎ」の「R」とは、「Reality」のこと。

R」に意識を向けると、その瞬間に「R」ではなくなります。自分の意識という認識が介入するから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

R」→「Rゆらぎ」になると、「物理空間の臨場感を離れて、情報空間の臨場感を高める」ことがしやすくなります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それは「より抽象度の高い次元(情報場)に臨場感を感じることができる」という状態。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その状態が、「『CZは空である』と意識に上げ続けながら、『(CZは)狭く! 高く!』を実践し、『可能世界w1からw2へジャンプ』する意識状態」の基盤。

そして、「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の礎です。

 

L-212につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-228~:ゼロトラスト

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

L-05620208月シークレットレクチャー -02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

L-11920219月シークレットレクチャー -07;人間だから持つことができる強大な生命力

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32215001.html

Q-286:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.6;モニタリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 

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L-212202207月シークレットレクチャー -10;<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36874418.html

 10;<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 

 

 ラスト3回は、「コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)は空である」と意識に上げ続けながら、「(CZは)狭く! 高く!」を実践し、「可能世界w1からw2へジャンプ」する意識状態を作り上げる ためのワークを紹介します。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 *「空(くう)」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 2つ目のワークは「過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 通常の「ラベリング」は“現状”に対して行います。その“現状”とは重要なもの/ことの集まり。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

私たちは重要なもの/ことのみを認識しており(=RASを通過)、重要度の低いもの/ことは認識していません(=スコトーマに隠れる)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その「重要なもの/ことの集まり」とは、「コンフォートゾーン(CZ)」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そして、重要度を決めるのが「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 以前(L-208/06)取り上げたとおり、BSには階層性があり、より上の階層が下の階層を支配しています。上の階層が変化しないかぎり、下の階層が変化することはありません。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 その一方で、BSの階層は、双方向の依存関係にあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 BSの階層の上下関係は、しばしば脳の抽象的な思考を妨げるように働きます。その代表が「煩悩」です。

 L-185202206月医療・介護研修会 -08;つまらない夢を失った瞬間に訪れるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35626365.html

 

 つまり、重要度を決めるBSの階層性はグチャグチャ。若いときは「矛盾」「葛藤」「混乱」というカオス状態です。そんな乱れた階層性を、抽象度に沿った形に整えていくことが、人の進化・成長の過程だといえます。

 L-176202203月シークレットレクチャー -09;ラベリングにより到達する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35045101.html

 

 その取り組みの一つとして、BSの階層性を「ゴールから考えたとき、どれくらい重要か?」という尺度に統一するのがラベリング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの抽象度が上がるほど、重要度に影響するBSの階層性は整っていくことになります。抽象度に高低に合わせて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 BSは自我と同義。自我の定義でいうと、重要度とは「重要性評価関数」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その重要性評価関数は、過去の記憶によりつくられています。その記憶は“失敗駆動型”。つまり、情動がべったり張り付いた“失敗”の記憶により、私たちの自我はつくられているということ。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 そんな自我(重要性評価関数)を、「過去の出来事」や「ドリームキラー」から開放することが、今回のワークの目的です。すなわち「自我を解放する技術」!

 Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 

<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 思い出した過去の出来事に対して、「B」「D」「T」「Nil」の4種類のラベルを貼り付ける

B:「煩悩」のB、「社会に洗脳されている(Brain Wash)」のB

D:「雑念(Delusion)」のD。「雑念」とは現在の情動で過去を評価すること

T:「True」。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係あればT

Nil:「値がない」という意味。過去に遡って、「今あるべき現在」に関係なければNil

 

例;「レストランで静かにしていたらほめられた」ことを思い出した場合

-「今あるべき現在」=ゴールを達成している自分に関係あればT

-「親の煩悩だ」←B(過去の自分からみての評価)

-「親に埋め込まれていたなぁ」←D(今の自分の感想)

-「人前でしゃべることが苦手になった」←T(ゴール達成の阻害要因)

 

 

 最後に、苫米地博士の著書「営業は『洗脳』 一瞬でお客様を支配する禁断の営業術」(CYZOp126)より引用します。

 

現状の外のゴールに向かっていくことは、これまで臨場感空間を共有していた人にとっては心乱される行為です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 関係が密であり臨場感の強度が強いほど、強力なドリームキラーに変わってしまいます。そんなドリームキラーに打ち克つ方法を体得してください。

 (補足すると、最も「関係が密であり臨場感の強度が強い」のは“自分自身”です↓)

 Q-203:「自分自身が最大のドリームキラー」という意味はどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26417115.html

 

 

ドリームキラーの排除法 その2

 もうひとつのドリームキラー排斥法は、先ほどのルー・タイス方式に合わせて、苫米地ワークス方式とでも呼びましょう。

 ルー・タイス方式は簡単で非常に有効なのですが、そこにはある条件がつきます。それは、まだ誰にも教えていない場合に限られるということです。

 つまり、誰にも教えないルー・タイス方式は、すでに誰かに教えてしまった人、過去に教えてしまってボロボロに言われてしまった人には手遅れなのです。

 小さい頃から「おまえには無理だ」「おまえはダメだ」と言われ続けてきてしまった人は、これから先、誰にも言わないと決めたとしても、すでに何かに挑戦しようとすると「私には無理だ」という思いが反射的に現れて、モチベーションが下がってしまうのです。

 そんなケースでも有効なのが、苫米地ワークス方式です。

 苫米地ワークス方式は、ドリームキラーの発言の評価を変えるという方法です。「ダメだ」と言われたことを本当にダメなのかと疑ってみるというものです。

 たとえば子どもの頃、親とレストランに来て「騒いだらダメ」と叱られた記憶があるとします。これがその人の中で大きくなってしまうと、人前で大きな声を出したり、大きな音を出したりすることができない人間ができあがってしまいます。つまり、歌手になりたいとか、政治家になりたいと思っても、この記憶が邪魔をして、人前で歌ったり、演説したりすることができない人になってしまうのです。

 叱られたのではなく、レストランでおとなしくしていたことをほめられた場合も同じです。レストランでは騒いではいけない、おとなしくしなければいけないと言われているのと同じだからです。

 子どもというのはレストランだろうと、電車の中だろうと、道端だろうと、基本的に騒ぐものなのです。つまり、騒ぐに決まっている存在をわざわざレストランに連れてきた親の行為自体が間違いです。自分がレストランで食事をしたいからという親の欲望を満たすために、本来、騒ぐのが当然である子どもを騒がせないようにしようとしているだけです。

 たとえばファミリーレストランなどであれば、別に子どもが騒いでも周りもそれほど神経質なまでに不快に思うわけではありません(だから、“ファミリー”レストランなのです)。

 騒いではいけないようなレストランには子どもは連れて行かないというのが正解ですし、騒いでもいいレストランなら騒がせておけばいいのです(ものを壊したり、人のものを盗ったりと言った行為の場合は「騒ぐ」というのとは話が別です)。

 「でも、食事中に騒ぐと本人も食べることに集中できませんし、おいしさも味わえないと思うんです」

 もし、そう考えるのであれば、それを子どもに伝えて、納得してもらうべきなのです。

 「食事中に立ち歩いたり、騒いだりしたら、消化に悪いし、おいしくないでしょ」と言えばいいのです。

 しかし、たいていの親はそうはしません。

 「こら、騒ぐな!」とか「おとなしくしなさい!」などと怒鳴りつけてしまうのです。これはまさにドリームキラーそのものです。

 親が騒いでいる子どもを叱るのは、自分が恥ずかしいと思うからです。他の客に「あの親は子どもを騒がせる親だ」と思われるのが恥ずかしいのです。実際に周りは、子どもを怒鳴りつける行為のほうに眉をひそめているにもかかわらず、親は怒鳴りつけるのが正しいと思ってしまっているのです。本当は自分の煩悩を子どもに押し付けているだけなのに、それが教育だなどと勘違いしている親があまりにも多いのには困ったものです。

 怒鳴りつけたとき、親が「私が恥をかくから騒ぐのはやめなさい」と言っているのだと、子どもは敏感に察知します。そうすると、子どもの無意識は「人前で自分がやりたいことを自己主張することは恥ずかしいことなんだ。少なくとも私の大好きなお父さん、お母さんは恥ずかしいって思うんだ」と感じ取ってしまうのです。

 だから、人前で発言できない大人とか、初対面の人に営業をかけられない大人を作るための第一歩は、レストランでおとなしくさせることから始まるのです。

 もし、営業の仕事をしていて、初対面の人と話すのが苦手とか、人に自分の意思を伝えるのが苦手だという人がいたら、子どもの頃、こういったレストランでの出来事に似た経験をしている可能性が高いと言えます。いつの間にか、無意識が自分を制約するようになっているのです。

 そこで、苫米地ワークス方式は実際そのときに起きた情動を全部自分でひっくり返してみようというものです。苦しかった、辛かった、嫌だったという気持ちが起こった体験を思い出し、それに対して客観的に評価をし直すのです。

 親の言うことが絶対だった子どもの頃ではなく、現在の自分が当時の親の発言を評価するのです。

 「なんだ。あのとき、レストランで親が怒ったのは、自分が恥ずかしかっただけじゃないか」

 評価関数を変えてやると、こんなふうに評価そのものも変わってきます。こんなふうに、過去の記憶そのものは消せないにしても、嫌な記憶、抑圧された記憶などから引き起こされた情動を打ち消すことはできるのです。

 こうしたトレーニングをしていくと、いままで苦手だと思い込んでいたことが、実は誰かに刷り込まれただけで、本当は苦手ではなかったと思えるようになっていきます。

 通常の能力で普通にやればできるはずなのに、無意識のうちに逃げてしまうのは、心のどこかにドリームキラーの影響が残っている可能性が大きいのです。

 引用終わり

 

 

 苫米地ワークス方式は実際そのときに起きた情動を全部自分でひっくり返してみようというもの

 

 自分でひっくり返すことができるようになるほど、本当の意味で自由自在に生きられるようになります。それは“観自在”という意識状態を体得する重要なプロセスです。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

L-213につづく)

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-228~:ゼロトラスト

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

Q-225:ラベリングにおけるゴールに関連があるないの判断基準はエンドステートでの自分の姿なのでしょうか?

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Q-287:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか? <vol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 

 

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L-213202207月シークレットレクチャー -11(最終回);<ワーク3>スコトーマを消す

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36874418.html

 10;<ワーク2>過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36900186.html

 11;<ワーク3>スコトーマを消す

 

 

 前回(L-212/10)は、「ラベリング」を取り上げました。

 L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 誰もが無意識の中に「苦手」や「不得意」をたくさん抱えています。その評価(判断)の多くは、過去のドリームキリングにより刷り込まれたもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 その「苦手」「不得意」という評価関数を変えていくことで、自由度の高い人間になることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

そして、「現状の外」というこれまでのコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)の外側にいることで感じる不安や恐怖に打ち克つこともできるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 真面目な方ほど「B」「D」「T」「Nil」の評価が正しいかどうかを気にしがちですが、その「正しいかどうかを気にする」というハビット&アティテュードも、きっとドリームキラー的な刷り込みです。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 ラベリングにおいては、「正しいラベルを貼ったかどうか?」を気にする必要はありません。今回のテーマに沿って言うならば、「“これまでの正しい”を疑い、ゴールが生みだす“まったく新しい正しい”を信じきる」ことが重要!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ラベリングによって自我が変わっていくと、自分を縛っているものから自由になっていきます。すると無意識は、今まで縛られてきた制約に自然に気づくようになり、ゴールに関係するかどうかを勝手に判断するようになります。なぜでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

 答えは「物理空間の呪縛から解き放たれ、より高次の情報空間で自由に思考できるようになる」から。それをシンプルにいうと、「抽象度が上がる」「IQが高くなる」。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

苫米地博士の著書「超瞑想法」(PHP)に沿って言い直すと、「正しく見る」「自由自在に見る」「臨場感を維持する」を体得していきます。

F-360:自由訳「OODA」 <vol.6;「OODA」とは〇〇〇そのもの ver.2

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超瞑想法

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 繰り返しますが、「物理空間の呪縛から解き放たれ、より高次の情報空間で自由に思考できるようになる」というのは、抽象度を思いのままに上げることができる状態です。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんな意識状態をしっかり維持したまま以下のワークを行うと、「スコトーマを消す」ことがさらにうまくできるようになります。

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<ワーク3:スコトーマを消す>

①知識を増やす

知識により新たなスコトーマが生じるため、②以下のワークと同時に取り組む

②因果を逆に考える

未来を「因」とし、現在を「果」とする。「時間は未来から過去へと流れる」の体感

③自分の視点を否定する

固定観念に縛られず、今までの見方を否定してみる

④正しいと思っている常識を疑う

自分の中にある過去の記憶にまつわる判断を「本当にそう思ったのか?」と自問する

 

*①以外の3つは「スコトーマをダイナミックにずらして確率を上げる方法」

連続的にワークを行い、大胆にずらすことがポイント

 

 

 このワークは、じつは、苫米地博士の著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、p116)に記載されているワークです。以下、同書(p68)より引用します。

 

 

苫米地 思考ノート術

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理解を深める

 話をノートの目的のところに戻します。

 ノートをとる目的は「脳を活性化させて見えないものを読み取り、自分の新しい思考で物事への理解を深めるため」です。

 また、「高い視点でものを見て理解するためにノートをつくる」とも言いました。

 このことについて説明しましょう。

 

 抽象度を上げていままで気づかなかった認識が生まれると、新たな思考ができ、理解が深まります。

 この理解が深まることを「ゲシュタルト」と言います

 情報を見て(聴いて)、その情報に意味を持たせ、もっと大きな枠組みで理解をする能力がゲシュタルト能力です。

 ゲシュタルト能力は、抽象化能力とイコールです。

 ゲシュタルトとは、「部分と全体を統合すること」です。部分の合計が全体だという意味ではありません。

 あくまで部分と全体の相複合関係を維持しながら、全体としてのひとつの総合認識をつくり上げることです。

 たとえば、文法を考えてみてください。

 全体がわからなければ品詞が決まらない用法がたくさんあります。一部の言語学者なら「先に品詞や文法ルールがあって全体が決まる」と言うかも知れませんが、実際は全体がわかって初めて品詞が決まるのです。

 この世の中にある(起こる)一見バラバラなものにも隠された法則があります。その法則や関連性を見出して初めて「新しいゲシュタルトができた」と言えます。

 

 ゲシュタルトという言葉をしっかり理解するために、2つの説明をしましょう。

 ゲシュタルト心理学を知っていますか?

 簡単に言うと、ゲシュタルト心理学とは「部分や要素では意味をなさないものを、全体的な枠組みで意味を見出そうとする心理学」のことです。

 

 次のページの図を見てください。

 11つの点にはまったく意味がありませんが、全体を見て1個の洋ナシと認識したとたん個々の点が意味を持ちます。

 

 

ゲシュタルト図:洋ナシ(苫米地思考ノート術)

ゲシュタルト図:洋ナシ

「苫米地 思考ノート術」より引用

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 もうひとつは、経済学・経済原理でゲシュタルトを説明するとこうなります。

 個人個人では烏合の衆のような購買活動を、高い抽象度からひとつの消費パターン(ゲシュタルト)として見るのが経済学であり、そのパターンを理論化したのが経済原理です。

 つまり、高金利の住宅ローンを借りて家を建てた挙句に破産してしまった人たちの行動と、折り込みチラシを見て10円だけ安いダイコンを1キロ先のスーパーまで買いに行く主婦の行動の間にも、共通の法則が見出せるわけです。

 

 ノートの目的のひとつは、ゲシュタルト能力を身につけることです

 こう言い換えることもできます。

 抽象度の低いところは行き当たりばったりの世界ですが、宇宙は整合性のとれた世界です。ノートは、見えない宇宙を見えるようにするためにあるということです。

 

 講演を聴きに行くのは、講演者の話を聴くことで自分が何らかの発想を生むためです。講演会だけではなく、新聞・本を読んでも、会議でも同じことです。

 ノートでは、自分のゲシュタルトをつくるだけではなく、もうひとつ異なる種類のゲシュタルトをつくることも可能です。

 それは、相手の心の中を知りたい場合です。

 対象となる講演者、新聞記事や本の作者、会議のプレゼンテーターは自分の中にアイデアや考え方、価値観など抽象的なものをゲシュタルトとして持っています。それを実際の場では抽象度を下げて具体的なものに変えて表現しています。

 その相手のゲシュタルトを聞き手(読み手)が理解したとき、ノートを利用することができます。

 

 たとえば、小説家の場合を例に挙げましょう。

 大勢のファンを持つ小説家はたいてい自分のゲシュタルトを作品の中に盛り込むのが上手です。

 小説空間としてのゲシュタルトと、自分自身の世界空間としてのゲシュタルトの両方を小説中で展開しています。読者が常にそれを感じることができるように、小説を書いているものです。

 

 この小説家の2つの空間をビジュアル化してノートをつくると、小説家のゲシュタルトがわかるのです。

 

 こうしたゲシュタルトのつくり方は、評論家が小説を読むときには有効だと言えるでしょうけれど、それとて評論家は自分の批評のために小説を読んでいるわけです。

 

 なかなか相手のゲシュタルトを読み取れない場合は、ノートをつくって理解することも可能だという程度です。

 引用終わり

 

 

 抽象度の低いところは行き当たりばったりの世界ですが、宇宙は整合性のとれた世界です。ノートは、見えない宇宙を見えるようにするためにあるということです

 

 私がこの言葉から感じたのは、

 

行き当たりばったりの世界」を過信することなく、「整合性のとれた世界」をしっかり確信する

→ 抽象度を上げ続ける

 

 それが苫米地博士が語られていた「この世界、この時代に仕掛けられた様々な嘘や罠を見破り、本当に目指すべき『生き方と幸福』について学ぶ」ための大切なブリーフ

 

そのように私は思っています↓

L-203202207月シークレット… -01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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