苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-377~ 学びと破門で脅しをかける

F-377:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~ <vol.1;「無限の可能性」を感じられなくするもの>

 

 徹底的に「自らに由る」ことで、他人や社会の制約や束縛から解放されて、心から望む「なりたい自分」になりましょう。ほんとうに「やりたいこと」をやりましょう。

 すると、そのうちに気づくはずです。「私たちは最初から、すべてから、自由なのだ」ということに。本来、人間は、生まれながらに自由な存在なのです。

 

 これは苫米地博士からのメッセージ。「ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック」(マキノ出版、p32)に書かれている言葉です。

 (下記ブログ記事で引用しています↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35798727.html

 

 

ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック

 

 

 今、自由ですか?

いつも自由を感じていますか?

 

 

 私たちは、最初から、すべてから、自由。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 誰もが自由意思でゴールを設定し、夢を叶え、幸せを実現することができます。そして、そこから生まれる豊かさを平等に分かち合うことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 つまり、自由でフェアな社会こそが、人類の本来の姿。

 (「自由」と「フェアネス」の関係はこちら↓)

 S-02-18:良心に従い、フェアネス、そして自由を追求する生き方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19678041.html

 

 なぜそう言い切れるのかというと、生命現象はエントロピー縮小系だから。

 F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33671632.html

 

 

DrT神奈川大講演-12

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

 私たちは、本来は、時間の経過とともに抽象度の次元を上がっていく存在です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

抽象度が最も高い頂点が「空(くう)」。そこが人類のゴールであり、本当のスタートです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 現状の外にゴールを設定すると、時間は未来(ゴール)から現在へと流れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

だから、自由でフェアな社会(=縁起空間)こそが人類の本来の姿。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 ところが、現実世界においては、自由は奪われ、フェアネスは無視されてばかり。人々の心は不安に覆われ、希望がどんどん失われています。

 F-129The Sweet Hello, The Sweet Goodbye -1;不安に襲われる若者、希望を失う老人

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21892496.html

 

 なぜこんなことになってしまっているのでしょう?

 社会を本来の姿に戻すために、私たちは何を心がけるべきなのでしょう?

 

 

 私がまず思うのは「知識」を得ること。

 L-174202203… -07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 

 知識がないから、自由やフェアネスが失われていきます。知識を得て実践することで、希望を取り戻すことができます。自由やフェアネスとともに。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 ここで言う「知識」とは、もちろん、コーチングに関するもの。「実践」とは、現状の外へのゴール設定とエフィカシーを高めることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 私たちは、最初から、すべてから、自由。

 それは無限の可能性を秘めているということですが、多くの人は可能性(可能世界)を感じることができません。スコトーマがあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、「無限の可能性(可能世界)」を感じるために、偏見を捨て去る必要があります。その偏見の代表が差別意識。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

自分ではそのつもりはなくても、日本に生きる私たちのブリーフシステム(Belief SystemBS)には、様々な差別が刷り込まれています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 その理由の1つは「絶対神を信じる宗教観がない」から。日本的な文化には「神の下で平等」という感覚がありません。

 PM-06-18~20:仮説13)宗教の限界

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526199.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14687391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14687476.html

 

 もう1つは「差別をベースとした儒教・道教的な思想が徹底的に刷り込まれている」から。

 L-163202201月シークレット… -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 

封建社会だったという江戸時代よりも、むしろ現代の方が差別は強くなっているはず。その象徴が「世襲」です。

 L-144202111月小学校親子講演会 -07;「最高のCOT=コーチング」の真の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33432688.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『日本』を捨てよ」(PHP研究所、p95)より引用します。

 

 

フェアネスなき日本では既得権益者が優位に立ちつづける

 一方、キリスト教化されなかった日本の不運は、言うまでもなくフェアネスが存在しないこと。

 近代になってフェアネス(公正)という言葉だけは輸入したものの、土台となる一神教がなく、むしろフェアネスを否定する儒教思想が浸透しているわけですから、これは仕方がないでしょう。

 フェアネスのない日本社会では、ディベートが機能せずに「情状酌量」がまかり通り、裁判所から企業まで、さまざまな組織の問題解決能力が低いまま放置されている。あるいは、「お客様は神様」思想がはびこって健全な経済活動の妨げとなっている。これらの点はすでに指摘したとおりです。

 しかし、日本社会にフェアネスがないことによる最大の弊害は、もっと別の所にあります。

 それは、社会の成員の可能性を奪ってしまうこと。

 くりかえし述べてきたように、フェアネスは「神の前ではだれも偉くない」という一神教的な思想に起源をもっています。だから、アメリカをはじめとするキリスト教圏では、苛烈な資本主義がのさばり巨大な経済格差が生まれる一方で、「だからといって金持ちや権力者が偉いわけではない。本質的には人はみな平等だ」との良識が維持されているのです。

 そうである以上、少なくとも建前上は、すべての人に均等に自己実現の機会が与えられていなければ平等とはいえない。実際、アメリカではだれもが支配者側に入り込む(あるいは、支配者と戦う新興勢力として成功する)チャンスを与えられているのです。つまり、個人の可能性を生かす社会。

 ところが、日本社会は違う。フェアネスがないため、「本質的には人はみな平等だ」というメンタリティがありません。金持ちや権力者は、ほんとうに偉い人になってしまいます。

 つまり、「自分たちと対等な人間の一人が成功した、権力の座に昇りつめた」ではなく、「成功した、権力の座に昇りつめた人は、自分たちとは違う」と、差別的な人間観が生まれてしまうのです。

 こうなると、同じ社会の成員といっても、人それぞれに価値が違うことになる。価値が違う以上、対等に扱われる必要はない。したがって、平等にチャンスを与えられなくてもかまわないとの発想になります。

 機会の平等がない社会はいったいどうなるでしょうか。ひと言でいえば、封建社会になります。

 日本では、国会議員の子が国会議員になる確率は、一般人の子が国会議員になる確率の約三万倍。ちなみに自民党では世襲議員の比率は約50パーセント、国会議員全体で約40%です(「世論力テレビ」調べ)。これは明らかに違憲です。最低でも親の選挙区には出られないといった程度のルールは必要でしょう。

 ほかにも、医師は二世や三世が多い職業として知られています。また、あまり知られてはいませんが、日本ではアカデミズムの世界も「世襲」の比率が非常に高い。

 法科大学院制度で多額の学費が必要になったことにより、今後は弁護士など法曹の世界もいまよりいっそう世襲化が進むでしょう。

 さらに、個人の才覚だけがものを言うはずのビジネスの世界でさえ、似たようなことが起きています。

 楽天の会長兼社長である三木谷浩史氏は、父親は神戸大学名誉教授、母親は戦前にアメリカで学んだ帰国子女という名門の家柄で、大学を卒業すると、名家出身者が多かった当時の日本興業銀行に入行しています。

 同じようにIT企業を起こした新興起業家でありながら、ごくふつうの家庭で育ち、東大中退で大企業経験もない堀江貴文氏は徹底的に財界から嫌われ、最終的にはつぶされてしまった。

 一方の三木谷氏は財界の覚えめでたく、それは経団連を退会するようなあからさまな反抗をしたあとでも変わりません。そこに出自による差別を見て取るのは、不自然なことでしょうか。

 このように、機会の平等がない社会では、もともと有利な立場にいる人と、そうでない人とのあいだで、自己実現の可能性に大きな開きがあるのです。

 引用終わり

 

F-378につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 しかし、日本社会にフェアネスがないことによる最大の弊害は、もっと別の所にあります。それは、社会の成員の可能性を奪ってしまうこと

 

…20199月から2020年にかけて文部科学大臣だった萩生田光一氏は、大学入学共通テストの英語民間試験導入をめぐって、「身の丈に合わせて」と発言しました。炎上したことが影響したのか、突如民間試験導入が見送られることになり、受験生やその家族を巻き込んで教育現場は大混乱に陥りました。

F-210:広がりゆく存在の意識 ~2021年秋の重要度の変化を俯瞰して~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27184497.html

 

Wikipediaで「文部科学大臣」を確認すると、「日本の文部科学省の長たる国務大臣」と記載されています。「文部科学省」は「日本の行政機関のひとつ。教育、学術、スポーツ、文化および科学技術の振興、宗教事務等を所管する」で、「教育」は「教え育てることであり、ある人間を望ましい状態にさせるために、心と体の両面に、意図的に働きかけることである。教育を受ける人の知識を増やしたり、技能を身につけさせたり、人間性を養ったりしつつ、その人が持つ能力を引きだそうとすることである」です。

 つまり、「その人が持つ能力を引きだそうとする」ことが教育であり、それを所管する文部科学省のトップが文部科学大臣だということ。

ところが、その教育行政のトップは「身の丈に合わせろ」と発言しました。

 

身の丈を自らのばす大人に育てあげ、身の丈を互いにのばしあう社会をつくりあげる

 

そんなゴールをあたりまえのように共有し、その達成に向けて誰もがエネルギーと創造性を爆発させている社会になることを願ってやみません。

F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8430748.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-174:こんなはずではなかった

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24979591.html

F-252It’s my life~No goals, No life~ <ワーク付き>

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F-348~:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~

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L-05220207月シークレットレクチャー -02;縁により「呪縛」は「希望」にかわる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27587288.html

 

 

「日本」を捨てよ



F-378:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~ <vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法>

 

 私たちは、最初から、すべてから、自由。

 それは無限の可能性を秘めているということですが、多くの人は可能性(可能世界)を感じることができません。スコトーマがあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、スコトーマを外し「無限の可能性(可能世界)」を感じるために、偏見を捨て去る必要があります。その偏見の代表が差別意識。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 現代社会において、差別意識はますます強くなっています。その象徴が「世襲」です。

 (詳しくは「F-377/vol.1」で。こちらからどうぞ↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35845452.html

 

 

 今の日本での「世襲」は血縁の意味合いが強くなっていますが、少し抽象度を上げると「情報空間(情報場)を受け継ぐ」ことと解釈できるはずです。苫米地博士が前回(F-377)の引用文内で書かれていたとおり、医療の世界も「世襲」だらけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 実際のところ、民間の病院は血縁の「世襲」ばかりですし、公立系の病院においても学閥という「世襲」が存在し続けています。私が知る範囲では。

昔ほどではないにせよ、今でも大学医局の力は絶大です。医療過疎地においてはとくにそう。

 F-011:もっと忖度できる医師を派遣してください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040523.html

 

その医療過疎地で働きながらよく感じるのですが、「世襲」の最大の問題(課題)はコンフォートゾーン化にあるといえます。「代々受け継がれている利権を守ることが絶対でありすべて」となると、そのコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を自ら打ち破ることは不可能でしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

CZを維持することは、現状の最適化です。それは過去の全面肯定。

だから、「世襲」を繰り返すほど、無意識はますます過去に囚われていきます。過去に囚われたリーダー(アプリオリ権力リーダー)の下では、チームはますます疲弊するばかり。

 F-294:苫米地式次世代リーダーシップ vol.1;“これまでのリーダー”はもう機能しない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31605153.html

 

 なぜなら、チームを構成する者のwantはないがしろにされ、have toばかりがどんどん強まっていくから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「世襲」が生みだすCZの「C」とは、「既得権益にとってComfort」という意味です。

PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 問題(課題)は他にもあります。

 「世襲」を是とする組織はピラミッド構造が強固で、たいていの場合、上(既得権益)から求められる成果を上げることで出世する仕組みになっています。ここでいう「成果」とは、もちろん、「既得権益にとってComfort」の維持・拡大です。

それは「本物の能力ではなく、ゴマすり度に応じて評価される」という構造。私自身、“女王蜂”と隷従する“働き蜂”にずいぶん悩まされました。苫米地博士と出会う前に。

 F-081:鹿児島ミツバチ騒動 ~女王蜂と働き蜂の関係に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16542626.html

 

 「世襲」というCZにおいては、既得権益の機嫌を害するような意見は出てきません。問題(case)や解決(plan)を見つけても、即座に誰か(ゴマすり“働き蜂”)に潰されます。まさに「出る杭を打つ」ように。

 Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 すると、チーム内のエネルギーと創造性はなくなり、惰性で動くようになります。完全なる思考停止の状態で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

そんなチームでは、誰もが自分のポジションに縛られたフレームしか持てなくなります。その結果、ますますスコトーマだらけになります。重要性を見失い、役割も責任も感じないのだから当然です。

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

それはゴールを失った状態であり、生きていないに等しい状態です。苫米地博士がよく用いられる表現でいうと「奴隷」、私のイメージなら「Working Dead」。ルー・タイスさんがよく話されていた研究でいうと「余命1年6ヶ月」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 現状の外へのゴール設定がないままなら、当たり前ですが、現状の外に出ることはありません。つまり、

 

抽象度が上がらず、エントロピーは縮小しない

=自由もフェアネスもない

 

それがThe「世襲」というシステム。

 

 

まずは自分自身や周囲を観察して、世襲的なものを見つけてみましょう。ここでいう「世襲的なもの」とは、「情報空間(情報場)を受け継ぐ」ものです。

 

  今まで続けてきたというだけの慣習

  時代の変化に取り残された習慣

  やめたらいけないような感じがするだけの仕事

なぜやっているのかわからない作業

なんとなくやっていることすべて

 

“ぬるま湯”に感じられることをすべてリストアップしたら、「それらをやめたらどうなるか?」とイメージしてみましょう。湧き上がる情動(D)を意識に上げながら。

L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 

 それが自ら洗脳を解く“脱洗脳”の最初の一歩となります。とても重要な一歩です。

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2024年度版」(CYZO)のMonthly Dr.Tomabechi’s Column3月)より引用します。

 

 

洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう究極の脱洗脳法

 現代が認知戦の時代であり、現実に洗脳社会であっても、私たちが生きているのが情報空間であることには変わりありません。情報空間である以上、自分で情報を操作し、内部表現を書き換えることはできるのです。誰かに洗脳されたり、内部表現を書き換えられる前に自分で自分の情報を書き換えてしまえば、洗脳社会に生きていてもあなたが洗脳されることはありません。なぜなら、自分で自分を書き換えてしまえば、自分で自分を洗脳したことと現象としては同じだからです。そうすると、社会の洗脳や認知戦の攻撃から逃れることができるのです。

 どうすれば、自分で自分を洗脳レベルまで書き換えられるでしょうか。ここでも鍵はゴールの設定なのです。そもそもなぜ第三者に洗脳されているかといえば、自分のゴールが見えていないからです。自分の好きなこと、自分がどうしてもやりたいこと、叶えたいことなどがはっきりと見えていないからこそ、洗脳の魔の手があなたに伸びてくるのです。

 しかし、もしあなたにゴールがあれば、どんなふうにメディアを使って洗脳情報をあなたの前に並べても、あなたの心が揺れることはありません。なぜなら、自分のゴールに合致するなら、よい情報として受け取るでしょう。自分のゴールに関係しなければ、その情報はスコトーマに入っていて見えないからです。ですから、他人から洗脳されることはないわけです。

 ゴールがあれば、たとえ認知戦の最中であっても、必要な情報にだけアクセスして、自分のゴールを叶えていけるでしょう。これが究極の脱洗脳法なのです。自分で自分の脳を自分のゴールに洗脳してしまいましょう。すなわち、現状の外のゴールをしっかり設定するということです。そうするとそれが免疫のように機能して、洗脳が効かなくなります。これが現代のような洗脳社会、認知戦の社会において、洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法なのです。

 引用終わり

 

 

自分で自分の脳を自分のゴールに洗脳してしまいましょう

 

 その「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのでしょう?

 

F-379につづく)

  

 

CoaHing4M2 EDGE                 

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 


-追記-

“ぬるま湯”に感じられることをすべてリストアップしたら、「それらをやめたらどうなるか?」とイメージしてみましょう。湧き上がる情動(D)を意識に上げながら

 

 「やりたくないことをやめる思考実験」はこちら↓

 F-369:義を見て為さざるは、勇無きなり vol.3;「義を見て為さざる」の問題点 -義務-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35457949.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-211:研修医時代の思い出 ~自由な発想の教授からの“無茶振り”に学ぶ~

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L-162202201月シークレットレクチャー -06;ゴールを見つける近道

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L-177202203月シークレットレクチャー -10(最終回);自由なマインドで「物事を俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク

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新・夢がかってにかなう手帳 2024年度版



F-379:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~ <vol.3;自由→フェアネス→平和>

 

 私たちは、最初から、すべてから、自由。

 それは無限の可能性を秘めているということですが、多くの人は可能性(可能世界)を感じることができません。スコトーマがあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、スコトーマを外し「無限の可能性(可能世界)」を感じるために、偏見を捨て去る必要があります。その偏見の代表が差別意識。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 現代社会において、差別意識はますます強くなっています。その象徴が「世襲」です。

 (詳しくは「F-377/vol.1」で。こちらからどうぞ↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35845452.html

 

 

「世襲」を突き詰めると、それは「情報空間(情報場)を受け継ぐ」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

  今まで続けてきたというだけの慣習

  時代の変化に取り残された習慣

  やめたらいけないような感じがするだけの仕事

なぜやっているのかわからない作業

なんとなくやっていることすべて

 

 それらはすべて過去であり、「世襲」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

さらにいうと、そんな現実(=過去)は“本当の自分”ではありません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

  

 だから、「世襲」空間から抜けだすこと、すなわち“脱洗脳”が重要!

 (「洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう究極の脱洗脳法」は「F-378/vol.2」で↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35894360.html

 

 “脱洗脳”の方法として苫米地博士が教えてくださっているのが、

 

自分で自分の脳を自分のゴールに洗脳する

 

 その「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 私の最初の答えは「資本主義支配からの脱出」です。それは「お金」という現代版最強煩悩の克服。

 Q-383~:現在の若者は、男女問わず、貧しくなってしまったのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429499.html

 

 それこそが今を生きる私たちに必須の「自由」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく」(日本文芸社、p187)より引用します。

 

 

生権力の入り込む隙間のないバーチャルな世界

 生権力(バイオパワー)のことは既にPART1で書きました。資本主義そのものが「パノプティコン」を持っています。つまり、お金そのものが看守が塔の上から監視しているかもしれないという本質的な生権力を持っているといえるのです。

 誰もがお金持ちになりたいという気持ちを持っていますから、その煩悩をたきつけるだけで、資本主義の理想的な奴隷になってくれるからです。

 そのとき、その人は誰かに頭を押さえつけられたという感覚も、脅されたという感覚も持ちません。むしろ積極的に権力に従ってしまいます。奴隷に、奴隷であることを気づかせない、最も恐ろしい生権力であるということがいえます。

 

 ところが、その強大な資本主義のお金という権力に取り付かれた煩悩だらけの人間がバーチャルな情報空間で、情報通貨を使用するようになると、一瞬にしてその権力が失われることになります。なぜなら、その情報空間には生権力が入り込む隙間がないはずだからです。

 サンフランシスコに本社を置くリンデンラボ社が運営する「セカンドライフ」というバーチャルな世界があります。そこでは、リンデンドルという仮想通貨を使って土地に投資したり、ギャンブルを行うことができます。

 儲けると現実通貨に換金するリアルマネートレーディングが公認されており、アメリカのドルとの交換レートは2009年末で、1ドルに対して262リンデンドルでした。

 

 しかし、煩悩だらけの人間がセカンドライフで得た地位や財産を現実のお金に代えるためにこの世の物理空間に出てきたとたんに、その人は資本主義の支配者たちの奴隷に戻ってしまいます。

 私はセカンドライフの成功を眺めながら「この世に出てくるなよ。あの世の人はあの世で成功するしかない。この世にくるな」と心の中で叫んでいました。それでも現実には、私の願いは叶えられませんでした。

 今や、資本主義を代表する支配者たちが本当に恐れる世界は、マイクロソフトやグーグル、ヤフーなどのアメリカの新産業から生まれ、直感的にその世界に可能性を見いだしたユーザーがつくり出したバーチャルな世界にあるのです

 物理空間に財産をいくら築き上げたとしても、人々の欲望があの世の世界、つまりパソコンの中の情報空間に一斉に向かうとしたら、新しい生権力はヤフーやグーグルなどのプロバイダー空間の中に生まれ、資本主義の支配者の力が及ばない世界に入ってしまうのです。

 

 ちなみに私がジャストシステム基礎研究所の所長を務めていたときに、「ベチユニット」という今でいうデジタルキャッシュを提案しました。

 もちろん、現実の通貨との交換性はありません。実は、私はそれほど遠くない将来にこのベチユニットを復活させたいと考えています。

 引用終わり

 

 

 著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp48)の中で、苫米地博士はこのように書かれています。

 

 そもそもコーチには、最初に「職業とはお金儲けをする手段ではありません」とクライアントに伝える役目があります

 

 これを最初に伝える理由は職業の定義をわかっていない人が多いから。ほとんどの人の無意識には「職業=お金を稼ぐ手段」と刷り込まれています。それこそが洗脳です。

 だから、「職業」と「お金(ファイナンス)」をしっかり切り分けることは、重要な脱洗脳となります。

 F-333:分断緩和のための vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33566734.html

 

 ただし、「お金から自由になる」というのは「freedomfrom)」。それはまだ本当の自由とはいえません。

釈迦哲学をベースとする苫米地式における「自由」とは、「自らに由る」こと。その「自」とは、「関数p」のことではなく、「ゴール設定で生みだす世界(w2)」のことです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 よって、「『自分のゴールに洗脳』の先には、一体何があるのでしょう?」に対する2つ目の答えは「『自(自我)』の拡大」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 自我が拡大するほど、「自」と「他」の区別はなくなっていきます。その「無分別」の世界でこそ、本当のフェアネスが実現します。

 Q-099:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684556.html

 

自我を拡大し、フェアネスを体現する

 

 それがゴールの条件「自分中心を捨て去る」の意味です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 そして、それは「抽象度を上げる」ことと同義であり、さらには「エントロピーの縮小」と同じ。まとめると

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

無分別 =自分中心を捨て去る =抽象度を上げる =エントロピーの縮小

 

 

 この「無分別 = =エントロピーの縮小」が極まった状態が「空(くう)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 すべてが「空」とわかる意識状態だからこそ、シンの平和を思い描くことができ(ゴール設定)、その平和を実現することができる(ゴール達成) はず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 大切なのは「空」がわかった上での「仮」としてのゴール設定&達成

その「空」と「仮」を包摂した視点が「中」です。コーチングのベースにあるものは、この「中観」です

 Q-401:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35784970.html

 

 苫米地博士が引用文中で語られている「ベチユニット復活」は、もちろん、「中観」。それはすでに実装されており、縁起のつながりを拡大しながら進行中のよう↓

 F-123~:「I」を「R」に実装する ~苫米地博士によるFederation of Cyber States(サイバー国連邦)設立提案~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_393431.html

 

 自然体で、しかも楽しげでありながら、ますますとてつもないことを成し続けられている苫米地博士の情報場に触れさせていただくことで、私たちはアプリオリ権力ではない本物のリーダーシップを学んでいるはず。

 F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

 無意識から無意識に伝授される「自由、フェアネス、平和のためのリーダーシップ」を。

 

F-380につづく)

 

 

CoaHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 そのとき、その人は誰かに頭を押さえつけられたという感覚も、脅されたという感覚も持ちません。むしろ積極的に権力に従ってしまいます。奴隷に、奴隷であることを気づかせない、最も恐ろしい生権力であるということがいえます

 

 最近、私は、私自身の中に「お金」よりも強い生権力があることに気づきました。それは恐ろしくもあり、一方で素晴らしくもあるバイオパワー(Bio-Power)。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 そのバイオパワーは「『自分のゴールに洗脳』の先には、一体何があるのでしょう?」に対する究極のセルフアンサーだともいえそう。次回、言語化を試みます。

 F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬頃から配信を開始する予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-354:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.6(最終回);HealingCoaching the worldw1w2…

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34702391.html

L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

Q-278:親として何を助言していけば良いのか知りたいと思いました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29631346.html

 

 

洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく

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F-380:学びと破門で脅しをかける ~自由、フェアネス、平和のために~ <vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの>

 

 私たちは、最初から、すべてから、自由。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それは無限の可能性を秘めているということですが、多くの人は可能性(可能世界)を感じることができません。スコトーマがあるから。

 だから、スコトーマを自らコントロールする“脱洗脳”が重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ここでいう“脱洗脳”とは、「自分のゴールに洗脳する」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その「自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのでしょう?

 

 vol.1;「無限の可能性」を感じられなくするもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35845452.html

 vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35894360.html

 vol.3;自由→フェアネス→平和

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35945742.html

 vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの

 

 

 最近、私は、私自身の中に「お金」よりも強い生権力があることに気づきました。それは恐ろしくもあり、一方で素晴らしくもあるバイオパワー(Bio-Power

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 

 私が病院長を務めていた頃の話です。

 法人職員およびその家族を対象に「PX2」を開催していただきました。わざわざ鹿児島までお越しいただきファシリテーターを務めてくださったのは、なんと、青山龍苫米地式コーチング認定ヘッドマスターコーチ!

 PM-03-17~18苫米地理論との出会い ~現状の外のイメージ実現と挫折~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 夢のような2日間の後、青山コーチから衝撃的な話を伺いました。それは苫米地式コーチングの認定証を破ったあるコーチの話でした。

 

 私にとって認定証はとても重要なものです。それは苫米地博士の情報場にアクセスするトリガーであり、コーチとしてのエフィカシーの象徴のようなもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

そのような大切な認定証を破ることを想像しただけで、寒気を伴った嫌悪感に襲われました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

私にはとてもできない

 

そんなセルフトークをモニタリングしながら、私は、私の思考から空観がすっぽり抜け落ちていることに気がつきました。それは「苫米地博士に関する情報場」に対して実観になっているということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「苫米地理論やコーチングはすばらしい。だから、絶対に学ぶべきだ!」

 「PX2でもっといい職場になる。だから、必ず浸透させる!!

 

 空観が抜けた私のそんな強い思いが、職員を苦しめ、経営陣の怒りに火をつけました。すべては私から始まっていました。すべては私の心に因がありました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 そんな気づきから9年が経過し、このブログ執筆中に再び気がついたのは、「いまだに実観的なコンフォートゾーンを維持している」という事実。それは情報空間(情報場)を強固に受け継いでいる状態であり、まさに「世襲」。もちろん、シンの自由はありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 今回のテーマ「学びと破門で脅しをかける」は、書きはじめる前にぼんやりと浮かんでいたイメージです。

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

 自分でもよくはわかっていなかったのですが、あらためて考えると、「学び」とは苫米地博士の情報場と密につながりたいという欲求であり、「破門」とはその情報場からはじき出されることに対する恐怖だったよう。

 Q-236:アウトプット自体が苦手。恐怖心に近いです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 いずれも抽象度が低いレベルでの情動であり、主語は「自分(関数p)」のまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私は即座に「私らしくない。私は自由・フェアネス・平和のために苫米地理論をひろげている伝承者だ」とセルフトークを行いました。

 (さらに「即座にセルフトークをする私」に対して「私らしい」も)

 Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 もしも「苫米地理論の継承者」というセルフイメージだけなら、「世襲」を強化してしまう危険が高いでしょう。私の場合はとくに。

その思い上がりが、やがて重大なスコトーマを生じさせるに違いありません。

 F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30503310.html

 

 コーチングでいう「ゴール」とは、自分(関数p)のことではなく、社会(w2)のことです。多くの場合で「継承者」に受け継がれるものは、「『世襲』コンフォートゾーン」であり、本当の意味でのゴールではありません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 コーチングの祖 ルー・タイス(Lou Tice)さんが仰っていたとおり、「ゴールが先、認識は後(Goal comes first, Reality is second.)」です。

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 よって、「自由・フェアネス・平和」という言葉をも超えた次元にゴールがあり、その実現のために「苫米地理論をひろげている伝承者」という機能・役割があるという関係が真。

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 そのことがクリアになったとき、私の中で「学びと破門で脅しをかける」的なバイオパワー(生権力)は消えました。代わりに生まれたのが「苫米地式次世代リーダーシップを体現しているリーダー」というバイオパワー。

 F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

 以下、苫米地博士の著書「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版、p195)より引用します。博士が提示されている具体的事例から、言語を超えた次元でメッセージを受け取ってください。Feel

 

日本転生 絶体絶命の国の変え方

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権力に寄らないリーダーシップを養え

 前項で権力に寄らないリーダーシップを生み出すという話をしました。もちろん、それは可能なのですが、一筋縄ではいかないことも多々あるでしょう。

 なぜなら、権力に寄らないリーダーシップとは既存の力に頼らないことを意味するからです。

 たとえば、「これから素晴らしい事業をやります」と言っても、その資金を証券会社を利用して第三者割当で増資するというのは、あらゆる有価証券に係わる法やルール、証券業界システムなどの権力に寄ることになるでしょう。素晴らしい事業をお金なしでやりますというのも相当無理があるのです。

 現実の話として人を集めて組織を動かすということは必ずどこかで権力の縛りが入ってきます。そのときに「権力に縛られない行動をどう取るのか?」が重要になってくるのです。

 といっても、これは心構えの話ではありません。実際の行動として、がんじがらめのなかでどう行動するかなのです。今後日本を生まれ変わらせるために必要な要諦の一つです。

 そのための要諦をいくつか紹介しましょう。

 

 まずは自分自身が「権力には縛られない」という人格を持つことです。これはいま言った「心構えの話ではない」に通じるもので決意として縛られないと誓うことを言います。誓いを立てたら、それを行動に移すために権力構造を徹底的に分析し理解します。分析・理解することによってはじめて縛られない行動を取ることが可能になります。

 ここで一つ、私がやった事例を挙げましょう。政治の世界でインターネット戦略がまだよく整っていないときの選挙の話です。ルールを作る側もインターネットがどういうものか、よく理解していませんから、ルールもざっくりしたものだったのです。「公示期間の前の日までYouTubeの更新はOK。公示期間に入ったら更新はできないが、アップしたものを削除する必要はない」などといったものでした。つまり、公示期間前の選挙運動をインターネット上では許可していたのです。ですから、私はインターネットを使って応援している候補を公示前からサポートすることができたのです。

 要はルールを熟知してルールを利用するという作業です。このやり方は正攻法ではない、と思われる人も多いでしょう。権力と真っ向勝負をしたいと考える人もいるでしょう。

 しかし、このやり方も権力に縛られない、とても効果的な方法なのです。

 

 もう一つ例を挙げましょう。

 いまでは東証でも認められている下方修正条項付きの転換社債を日本で初めてやったのは私です。ニューヨークのプライベートエクイティファンドと組んで、海外のオフショア市場で日本の中小企業の転換社債を引き受けたのです。

 ところが東証はこれに異議を唱えたのです。当然のことですが、日本の有価証券取引法上で違反ではありません。日本の企業が海外で発行する債権は日本のルールが適用されません。買い手も外国人ですから何の問題もないのです。しかし、東証は怒りました。それは自分たちの利益を侵害するというのが本音だったのです。

 私はそれでもやりました。なぜなら、私には根拠があったからです。

 日本では上場企業が社債を出すには、当時最低でも3ヶ月、普通は半年かかりました。これは、慎重というよりも硬直していると言っていいほど当時のニーズに合致してしなかったのです。

 いまでもそうですが、日本の企業のほとんどは中小企業です。彼らは資金がほしいときにはすぐにほしいのです。半年など論外で来月、ヘタしたら来週ほしいのです。5億、10億円の資金があれば生き返る2部上場優良企業は多かったのです。

 私は彼らを救うために、日本で最初に海外のオフショア市場で下方修正条項付きの転換社債を引き受けたのです。そうすれば、3日後には資金の振り込みができたのです。これで生き返った中小企業がどれだけあったか。私のやっていることのほうが明らかに正しかったのです。日本の金融市場の世界よりも。

 私には日本の産業構造を高度化するというゴールがありました。そういった確信があったからこそ、既存の権力と戦うことができたのです。これがまさに権力に寄らないリーダーシップの前提となります。

 別の言葉で言えば、権力に縛られない行動を取ることが、次世代のリーダーとなるための突破口になるのです。

 既得権益をはじめとする権力にがんじがらめになった日本を大きく変えるためには、こうした考え方はもちろん、私が長年提唱してきた、抽象度の高いゴールをいかに設定するかが大切です。同時にリーダーを支える周囲の人たちも、新しいリーダーシップの構造を理解することで、硬直した日本社会を一変させることができるのです。

 引用終わり

 

 

私には日本の産業構造を高度化するというゴールがありました。そういった確信があったからこそ、既存の権力と戦うことができたのです。これがまさに権力に寄らないリーダーシップの前提となります

 

 とてつもなく大きなゴール。そのゴールを達成できる(している)という確信

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 そして、ゴール実現のために、日々アサンプション・アップデートを重ねながら行動し続ける直接的実行!

 F-270:冗長性と多様性 <vol.2;アサンプション・アップデート>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30321842.html

 

 

自分のゴールに洗脳」の先には、一体何があるのだろう?

 

 …そんな自問を続ける中、強く感じたのは「学びと破門で脅しをかける」的なバイオパワー。気づきとともに新たに生まれたのが「苫米地式次世代リーダーシップを体現しているリーダー」というバイオパワー。

 

 そして、そのさらに先で体感したのは ゲバラ主義」そのものでした。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

 最後にもう一度、苫米地博士のメッセージを紹介します。「ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック」(マキノ出版、p32)より。

 

 

ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック

 

 

 徹底的に「自らに由る」ことで、他人や社会の制約や束縛から解放されて、心から望む「なりたい自分」になりましょう。ほんとうに「やりたいこと」をやりましょう。

 すると、そのうちに気づくはずです。「私たちは最初から、すべてから、自由なのだ」ということに。本来、人間は、生まれながらに自由な存在なのです。

 

 

 生まれながらの自由な心で、今、どんな社会(w2)が見えますか? どんな未来(w3,4,…)が感じられますか?

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

  

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-206~:マトリックス/Matrix

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