苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:L:講義・研修・セミナー編 > 2022年01月シークレットレクチャー(「□」-2)

L-157202201月シークレットレクチャー -01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です



2021年11月シークレットレクチャー

 

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

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 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 

 

 メインテーマ「」とは、「フレーム」のこと。

 フレームは、「人工知能の父」と呼ばれるマービン・ミンスキー(Marvin Lee Minsky1927~2016年)が提唱した概念で、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のことです。

そのフレームを、苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

 フレームとは、「認識の枠組み」のこと。フレームを持たないと、人はうまく情報を認識することができません。それを「スコトーマに隠れる」「スコトーマが外れない」などと表現します。

ちなみに、スコトーマを外すことができるのは、1)知識、2)重要性、3)役割(責任)がそろったときです。つまり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 人は知らないことは認識できない

 

例えば、普通に文章を読むだけでは、「情報」は得られても、「知識」はなかなか得られません。それなのに、なぜ私たちは学習できるのでしょう?

 PM-05-06~8そもそも教育とは?-3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 答えは「ゲシュタルト能力がある」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

ゲシュタルトができると、知識がないものも認識することができます。苫米地博士は「知識とゲシュタルトを組み合わせた『文脈』の中で認識が生まれる」と話されています。

L-10320218月シークレットレクチャー -05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

人は、物事を解決するにあたって、「関連することだけをふるい分けて抽出し(RAS)、それ以外の事柄に関しては無視(=スコトーマに隠す)して思考する」という能力を持っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

つまり、ある枠組みを作って、その中だけで思考することができるということ。その「枠組み」がフレームです。

Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

そのフレームとは、認識の枠組みであるだけでなく、行動の枠組みでもあります。行動の枠組みの中にはさらにいくつもの小さな枠組み(サブフレーム)があり、それらの選択の組み合わせにより実際の行動が決まっていきます。

例えば、「昼食にラーメンを食べる」という場合、「昼食」に関するたくさんの記憶が「昼食フレーム」を構成しており、「ラーメン」に関する記憶がいくつもの「ラーメンフレーム」をつくっているという感じ。

その中から「この前とんこつだったから、今日は味噌だな」とか、「眠くなるから軽めにしよう」「給料日前だから安くすまそう」などとサブフレームが選択され、「コンビニでカップ味噌ラーメンを食べる」という行動が選ばれる

それが「フレームの選択により行動が決まる」ということです。

 F-260:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.4;「Connecting the dots~ゲシュタルト、フレーム、スクリプト~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29738652.html

 

 「関連することだけをふるい分けて抽出し(RAS)、それ以外の事柄に関しては無視(=スコトーマに隠す)して思考する」というフレームは、コーチングにおいてとても重要です。なぜでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「その検索は止めなさい 欲しい情報が一瞬で手に入る超速フィルタリング脳の作り方」(主婦と生活社、p28)より引用します。キーワードは“思考”。

ぜひとも「RAS」に関するゲシュタルトを再構築してください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 

RAS(ラス)のからくり

 情報収集をするうえで、なぜ収集するよりも放出することのほうが大切なのか?

 それはRASの機能に大きく影響しているからです。

 私の本の読者ならご存じだと思いますが、RASというのは、あなたにとって重要な情報を自然に集めてくれる脳機能のことです。例えば、韓国旅行を計画した途端に韓国に対する情報(電車の中の中吊り広告の韓国特集や、新聞の韓国の記事など)が目につくようになるのはRASの機能によるものです。

 では、なぜ韓国情報が自然に目につくようになったのでしょうか? それはあなたが韓国情報は「重要だ」と判断したからです。

 ではRASはどうやって、それを重要だと決めたのでしょうか? たいていの人は「それは韓国に関する情報に触れて、興味を持ったから決めたんだ」と答えるのではないかと思いますが、実はちょっと違うのです。

 「韓国に関する情報に触れて、興味を持ったと“あなたが発信した”から韓国の情報は重要だと決まった」のです。

 つまり、最初に情報を発信したのはあなたなのです。

 これはどういうことかといえば、あなたが韓国に興味を持つ前は、韓国情報は「この世に存在していなかった」からです。

 もちろん、現実的には韓国情報は昔からあふれるように存在していました。しかし、あなたは、韓国に関心を持つまで、その情報に興味を持たなかったはずです。関心がなければ、存在しないのと同じ。だから、あなたが興味を持つまで「あなたにとって韓国情報はこの世にはなかった」というわけです。あなたの脳が韓国情報を意識できるようになったのは(=RASが重要と判断するようになったのは)、あなたが「韓国ってなんか面白そうだ」と決めたからです。

 たぶん、ここで「いやいや、先に韓国情報を収集したから、韓国ってなんか面白そうだと判断したんじゃないか」という反論が出てくるでしょう。

 確かにそうなのですが、「韓国ってなんか面白そう」と思ったのは、その情報を自分の脳機能を使って「思考」した結果です。先ほどからいうように、大切なのは「思考」するということなのです。

 これは逆の場合を考えればもっとわかるでしょう。

 つまり「思考」がない情報がどんなものかということです。

 それは、よく飲み屋でオジサンたちが語っているウンチクです。前日に見たテレビの情報番組、あるいは新聞雑誌などで見知った「情報」という名のマメ知識を、部下たちを相手に披露する。これが「思考」なき情報のいい例です。

 もうひとつ、ある女性雑誌では毎年、読者が選ぶ好きな男性タレントを発表していますが、ここ10数年はずっと同じタレントが1位を取っているようです。選んだ人たちがそのタレントの熱狂的なファンだったり、「演技が好き」など好きな理由があるなら問題はないのですが、実は彼を選んだいちばんの理由は、「好きなタレントとして毎年選ばれているほどだから、やはりこの人しか考えられない」というものだったのです。ここにも情報に対する「思考」はありません。あるのは思考停止です。

 

 以上のことを踏まえて「情報とは何か」というものが見えてくるのではないでしょうか?

 情報とは、あなたが意識するまでは単なるデータです。目の前に無数に存在するのに、まったく気がつかない空気のような存在です。

 しかし、いったん興味を持ったならば、毎日見ていたモノの中からすら新情報発見ということも可能なのです。昨日見たはずの中吊り広告の中に、雑誌記事の中に、いつも会話を交わしている同僚の言葉の中に、あなたがついさっき興味を持った事柄に対する情報が含まれているのです。そしてその情報は、実はあなたが「思考」という形で発信し始めたから、入ってくるようになったということです。これが情報というものです。

 

 ちょっと整理してみましょう。

 1. 情報とはあなたが意識するまで単なるデータである。

 2. 情報発信とは「思考」である。

 3. 「思考」を発信する場所は抽象空間=脳内である。

 4. 情報は発信することによって収集できる。

 

 ということになります。

 情報のやり取りというのは自分が情報を出すからフィードバックがあるわけで、一方的に自分が受け取るだけというのはありえないということです。それが情報の普遍的ルールというわけです。

 もうひとつ例を出しましょう。

 いま、ある人がお金持ちになりたいと決めました。なぜなら、財布を開けたら、空だったからです。銀行口座を見たら、残高がなかったでもいいですが、とにかくその人はお金がないという情報を環境(=世間、もっといえば、レジにいた店員など)に対して出した瞬間、「金持ちになろう」と決めたのです。そして、金持ちになるのが重要だと決めたその人のRASは、そこからお金持ちになるための情報を拾うようにセットされるというわけです。

 引用終わり(この続きは次回引用します)

 

L-158につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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F-311:デジタル自傷行為 <case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ>

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Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

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L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

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 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

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 02;フレーム=BS(囚)問題

 

 

フレームとは、「関連することだけをふるい分けて抽出し(RAS)、それ以外の事柄に関しては無視して(スコトーマ)思考する」ためのもの。

そんなフレームは、コーチングにおいてとても重要です。なぜでしょう?

 

 

 前回は苫米地博士の著書「その検索は止めなさい 欲しい情報が一瞬で手に入る超速フィルタリング脳の作り方」(主婦と生活社、p28)より引用しました。博士がポイントとして挙げられていたのは

 

     情報とは意識するまで単なるデータである

     情報発信とは「思考」である

     「思考」を発信する場所は抽象空間=脳内である

     情報は発信することによって収集できる

 

 以下、「その検索は止めなさい」(p32)より2回に分けて引用します。前回引用分の続きです。

 “思考”を意識に上げながら読み、RASとの関係性をアップデートしてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

他人から埋め込まれたRASと自分で埋め込むRAS

 情報発信の意味と、RASの機能を解説しましたが、ここでひとつ注意してほしいことがあります。

 RASには落とし穴があるのです。

 「開けた財布が空だった」これは環境に対する情報提供であり、そのフィードバックとして「くそ! 金持ちになってやる」というゴールが生まれました。ところが、このゴールを決めるという行為が、実はなかなかクセ者なのです。

 なぜなら、自分で思っている以上にあなたは情報に左右されているからです。

 先ほど、飲み屋でオジサンたちが語るウンチクは情報発信ではないといいました。なぜなら、「思考」がないからなのですが、なにもオジサンたちだけではありません。ほとんどの人が情報に対して「思考」をしていないのです。

 「テレビでこういっていた」「雑誌にこう書いてあった」といった裏づけのない情報を、多くの人が鵜呑みにしています。

 数年前、テレビの情報番組で紹介された納豆ダイエットが、番組が終了したほど大騒動になった件などは、その象徴的な出来事です。一時期、売り場からごっそり売り切れたものでした。そこには思考がまったくありません。この思考停止状態こそがRASの落とし穴となるのです。

 そもそも、タンパク質のかたまりである大豆を、大量に食べれば食べるほどやせるなんてありえないと、ちょっと考えればわかるはずです。

 何も思考せず。「へー、納豆ってダイエットに効くんだ」と思っただけでも、RASはしっかり働いてくれます。すると、納豆を食べることがいかに効果的かという情報ばかりを次から次へと拾い始めてしまいます。

 「この雑誌でもいいといっていた。あの人もいいといっていた」と、納豆は素晴らしいという情報だけがバンバン蓄積されて、納豆の絶対視化が進んでしまうのです。実際には効果があるかどうかなど、自分で判断していないのに、です。その結果がやらせの発覚です。

 この例でもわかるとおり、RASは他人から埋め込まれても立派に機能するということです。さらに衝撃的なことにはRASの重要度を決めているのは、ほとんどの場合、他人から埋め込まれた情報によっていることが多いということです。

 例えば、あなたがあるモノを重要だと判断するようになったのは何がきっかけだったでしょうか?

 よく考えてください。あの人がそういっていたから、あの本にこう書いてあったからといったことがけっこうあるのではないでしょうか。さらに、記憶を遡ってください。ほぼすべての人の行き着くところは自分の両親か、自分を育ててくれた人になるのです。

 「これは安全、これは危険」というのを教えてくれたのは両親です。食べ物の好みにしても、物事の好き嫌いにしても、両親を見て学んだ部分はかなり大きいのではないでしょうか。

 私がよく例に出す、コーヒーを飲むか、紅茶を飲むかといったちょっとした選択の決定にまで、親の影響は及んでいるのです。

 もちろん、親に決められたからすべてが悪いということではありません。それがあなた自身の人格を作ったことは間違いのない事実ですし、その人格にしても、すべてがすべて両親によって作られたわけでもありません。環境にもよるでしょうし、時代背景にもよるでしょう。

 親から学んだことだけで人格は作られるわけではありません。私がいいたいのは、たいていの人が親や他人から埋め込まれたRASを持っているということと、そのRASについて自分なりの判断を少なくとも1度や2度はしておくべきだということです。

 もっとも危険度が高いのは、まったくの他人から埋め込まれたRASです。

 こちらはかなり深刻な問題です。先ほど紹介したようにテレビ番組からの情報もあるだろうし、小・中・高・大学の教師からだって埋め込まれているでしょう。読んだ本でも、見た映画からでもRASは埋め込まれてしまいます。

 例えば、昔の映画では主人公の多くがタバコを吸っていました。それを見て「カッコいい」と思ったからこそ、いまの50代、60代の男性の多くはタバコを吸っているのです。この世代は、20歳を超えたらタバコを吸わないと大人じゃないとすら思っていました。

 しかし、いまの20歳の若者にはタバコを吸う習慣はありません。それはタバコが魅力的な嗜好品だという刷り込みを社会がしていないからです。

 それどころか、いまや喫煙は社会悪のようなイメージすら持たれ、喫煙スペースがあったとしても、それはトイレの横など、気分のいい場所にはないのです。販売価格も高くなる一方で、昔と違って、タバコを吸う行為はカッコ悪いのです。

 ブームや流行だって、その構造は一緒です。

 なにがカッコよくて、なにがカッコ悪いかは、実はかなりの確率で他人から埋め込まれたRASの重要度だといえるのです。

 人は簡単に他人から重要度を埋め込まれてしまう存在なのです。とはいえ、埋め込まれることに関していえば、それほど大きな問題ではありません。

 それによって何かを学ぶこともあるでしょうし、流行といった経済活動はこれで成り立っているわけですから全否定はしません。

 要は、自分で認識できればそれでいいのです。

 パソコンのウイルスソフトのように定期的にチェックができれば、埋め込まれたRASの重要度を取り除いたり、逆にそれを利用することだってできるのです。

 では、他人から埋め込まれたRASの重要度をどうやって認識し、取り除くのか?

 これはなかなか難しい問題です。なぜなら自分自身では、どれが他人に埋め込まれた重要度なのか、自分で重要性を決めたものなのか、判別するのは難しいからです。なにしろ、コーヒーが好きなのか、紅茶が好きなのかということすら、自分の判断で決定したのか、他人の意見によってなのか、とてもあいまいだからです。

 しかし、それを一気に解消する方法があるのです。

 それは何か?

 自分で判断しなければいいのです。

 自分の好みや重要度で判別しない方法をとればいいのです。

 引用終わり(この続きはすぐ後に引用します)

 

 

 …RASの落とし穴となるのは、「思考停止状態」。

 RASの重要度を決めているのは、ほとんどの場合、他人から埋め込まれた情報です。他により埋め込まれたRASが、一人ひとりが認識している目の前の世界を決めています。

そのRASについて、「“自分なりの判断”を行わない」ことが「思考停止」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 そもそもRASReticular Activating System、網様体賦活系)とは、脳の活性化ネットワークのことで、五感から入力される大量の情報の取捨選択を行うフィルターのようなもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

人は、そのフィルターを通過した情報のみを認識し(=スコトーマが外れる)、通過しない情報は認識することができません(=スコトーマに隠れる)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 博士が書かれている「コーヒーが好きなのか、紅茶が好きなのか」でいうと、「食後にコーヒーを飲む」といった無意識化された行動パターンがハビット(Habit)で、「どちらにしますか?」と聞かれて「コーヒー」と答える無意識の判断がアティテュード(Attitude)。

 そのハビット&アティテュードを制御しているのが ブリーフシステム(Belief SystemBS)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 つまり、「関連することだけをふるい分けて抽出し(RAS)、それ以外の事柄に関しては無視して(スコトーマ)思考する」ための“フレーム”とは、コーチングでいうブリーフシステム(BS)のこと。そのフレーム=BSが行動の枠組みでもあるというのは、ハビット&アティテュードのことを指します。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 毎朝コーヒーを飲んでいる人は、紅茶に変えてみるだけでもスコトーマが外れます。もしも新しい発見により重要度が変わったなら、フレーム=BSは確実に変化していくでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 ところが、多くの場合、その変化は長続きしません。なぜ?

 

 そう、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が働くから。強力なホメオスタシスがこれまでのフレーム=BSを維持するように働いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 私たちは過去の記憶がつくるフレームにいつまでも囚われたままです。「囚」という「無人運転」(よくて「自動運転」)が、多くの人の人生や社会の現実の姿です。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 今回のメインテーマ「」とは、「フレーム」のこと。

 私たちはあるフレーム()を作ってその中だけで思考するわけですが、同時にフレームに囚われています。それがBS)です。つまり

 L-01020201… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 本質的に人は不自由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そんな「フレーム=BS)問題」を一気に解消する方法が、「自分で判断しない」「自分の好みや重要度で判別しない方法をとる」。再度「その検索は止めなさい」(p38)より引用します。

 

 

 「そんなことができるのか」と思った読者の方も多いでしょうが、実はこのやり方はとても簡単です。自分で重要度を決めないということは他人の重要度を使うというだけの話です。つまり、他人が選んだ情報によって自分の情報をスクリーニングすればいいのです。

 そのやり方は、例えば本屋に行ってベストセラーの1位から10位の本を買って読めばいいのです。

 要は、自分の基準は捨てる。自分の外にある客観的な基準で情報の重要度を決めて、その順で見ていくわけです。もしくは純粋にランダムで、物事を選択するのです。キンドルやiPadを使ってもいいでしょう。電子書籍でアメリカで一番売れている雑誌を読むのはおすすめです。その雑誌はアメリカ社会がいちばん重要だと判断したものですが、自分の基準ではありません。

 自分の基準ではない重要なものとはこういうことをいうのです。いまの自分とはるかにかけ離れたものを基準にすることによって、他人に埋め込まれたRASの重要度から離れ、同時に他人に埋め込まれたRASの重要度に気づくということになるのです。

 

 徹底的に他人を使いましょう。他人の視点を使うことで、初めて自分の新しい視点ができるのです。新しい視点を得れば、物事の見え方はガラリと変わります。

 昨日まで完全に把握していたと思っていたものが、突然、真新しく見えることもあるでしょう。新情報や、新発見が続々と到来するのです。あなたを取り巻く世界は何も変わっていないのに、です。

 これが革命的な情報収集のスタートとなります!

 引用終わり

 

 

 いまの自分とはるかにかけ離れたものを基準にすることによって、他人に埋め込まれたRASの重要度から離れ、同時に他人に埋め込まれたRASの重要度に気づくということになる

 

 これを「こだわりを捨てる」と表現します。仏教的にいうと、「我執を捨てる」「放下着(ほうげじゃく)」。

 Q-297:弟子にしてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30430928.html

 

 コーチングのフレームで表現し直すと、「まったく新しいこだわりをつくる(それも人生のあらゆる領域に)」。それは、もちろん、ゴール設定からはじまります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 つまり、「自身の自由意思で見いだしたゴール側から、『フレーム=BS(囚)』を再構築していく」ことが、本物のコーチング(Authentic Coaching)だということ。

 F-337:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.2;ゴールは自分という“殻(w0)”を抜け出して初めて見えてくる>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33775039.html

 

 その自由意思獲得のために、「フレーム=BS(囚)」という思考停止状態のまま生きていることに気づき、あえて「フレーム=BS(囚)」を止める

 

 それがフレーム=BS)問題を解決する第一歩となります。

 F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33671632.html

 

L-159につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 そのRASについて、「“自分なりの判断”を行わない」ことが「思考停止」

 

 引用文にあるとおり、“自分なりの判断”は決して簡単ではありません。その解決として、苫米地博士が提案されているのが「他人の視点を使う」こと。

 ディベーターでもある博士は、「論理的視点を使う」ことも強く勧められています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 詳しくはこちらでどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

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F-263~4:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.7~8;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し>

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L-07420211月シークレットレクチャー -03;ブリーフシステムによる〇〇思考を止める

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L-09420217月シークレットレクチャー -06;ブリーフシステムと人格や未来との関係

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L-09720217月シークレットレクチャー -09;ブリーフシステムを壊し、スコトーマを外すための方法

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その検索はやめなさい

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L-159202201月シークレットレクチャー -03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

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 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

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 02;フレーム=BS(囚)問題

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 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 

 

 今回のメインテーマ「」とは、「フレーム」のこと。

 私たちはあるフレーム()を作ってその中だけで思考するわけですが、同時にフレームに囚われています。そのフレームとは、ブリーフシステム(Belief SystemBS)のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ブリーフシステム(BS)とは、「自分はこういう人間だ」「世界はこうなっている」といった、信じて疑うことのない固定的な思考のこと。「信念」や「こだわり」と呼ばれるものは、BSのあらわれです。

 Q-169~:自身の信念を失いそうです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

 

 「世界を平和にしたい」「未来のために行動するべき」といった社会的にプラスな思考だけでなく、「この世はお金がすべて」「お金さえあれば何をしても許される」といった差別的な思考も、「信念」であり、「フレーム」であり、BS)です。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 もともとBS自体が過去の記憶でつくられています。具体的には「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

とくに情動記憶は、その人の信念に強く影響し、強固な認識のパターンを生みだします。認識のパターンとは、「何を認識し(RASを通過)、何を認識しないか(スコトーマに隠れる)」を決めるもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

つまり、目の前の世界そのものが、各自のBS次第ということです。

 L-066202011月シークレット… -01目の前の世界はすべて〇〇でつくられている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28908637.html

 

 繰り返しますが、ブリーフシステム(BS)自体が過去の記憶でつくられています。そして、そのBSが目の前の世界を生みだします。ということは

 

昨日までの記憶で今日を生き、過去の延長として明日を迎える

 

私たちはいつまでも過去に囚われ続けたまま。だから「フレーム=BS)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

その結果、「自分はこういう人間だ」「世界はこうなっている」という個々人が強く信じて疑うことのない固定的な思考=信念は、自身の中でどんどん“絶対化”され、日に日に強化されていきます。この世に(あの世にも)“絶対”などないというのに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

自身の中でどんどん“絶対化”されていく

 

これはとても危険なことです。なぜなら、前回(L-158/02)確認したとおり、フレーム=BS)は行動の枠組みでもあるから。

ハビット&アティテュードと呼ばれる無意識下の行動(性向)を制御しているのは、昨日までの記憶で作られたブリーフシステムです。

L-09620217… -08;ブリーフシステムとハビット&アティテュードと抽象度の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 それは 自我そのもののマップ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その「自我そのもののマップ」=世界観が目の前の世界を生みだしています。一人一宇宙として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 その世界(一人一宇宙)の中で「自我そのもののマップ」のままに行動し続けるのは、自由ではなく、「無人運転」。よくて「自動運転」です。だから

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 本質的に人は不自由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 この事実を、まずはしっかり認識すること。その上でのコーチングです。

 L-148202111月医療系研修会 -03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 

 コーチングとは、「自身の自由意思で見いだしたゴール側から、『フレーム=BS(囚)』を再構築していく」こと。そのために、まずは「現状のフレーム」を解体していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、「現状のフレーム」を解体してスコトーマを外し、より高い次元のフレームを再構築していくために、何を心がければよいでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社、p102)より引用します。「フレーム解体」の“ちょっとしたコツ”をマスターしてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

現状のフレームを解体するためには?

 多くのビジネスマンは、

 〇「営業職のフレーム」「総務職のフレーム」「企画職のフレーム」など職種ごとのフレーム

 〇「A社のフレーム」「B社のフレーム」「C社のフレーム」など会社ごとのフレーム

 にはめ込まれて、仕事をしています。

 特定のフレームが生まれてしまうと、その他のフレームの存在が見えなくなり、自分が属するフレーム以外の処理ができなくなります。結果として、処理できるタスクの数が限られてしまい、全体として見たときにタスクの処理スピードは遅くなってしまいます。

 そこで、今のビジネスマンがやるべきことは、「現状のフレームを解体することでスコトーマを外し、より高い次元のフレームを構築する」ことです

 そのためにはまずは、

 ・自分のフレームを疑う

 ・幅広い知識・関心をもつ

 という二つのことが必要です。それぞれについて、以下に解説します。

 

 □自分のフレームを疑う

 まずは常に自分のフレームを疑う姿勢をもってください。

 「このフレームは本当に正しいのかな」「ほかのフレームがあるんじゃないのかな」と考え続けることが大切です。

 フレームが強くなればなるほど、人はそのフレームに束縛され、行動を制限されます

 たとえば、今の世の中、大企業が赤字を出したり、人員を削減したりして、次々と倒産をしています。「大企業で働くこと=安定した生活」という図式は、もはや過去のものです。

 しかし現実はどうでしょう。いまだに「一流大学に進学して、上場企業・有名企業に就職することが人生の成功だ」というフレームを信じている人がたくさんいるし、そのフレーム通りに行動している人があまりに多すぎる。それは、「一流大学に進学して……」というフレームがあまりにも強烈すぎて、ほかの生き方、ほかの価値観に想像が行きつかないのです。

 オレオレ詐欺に引っかかる高齢者も同じです。一度「電話をかけてきたのは息子だ」→「息子は今すごく困っている」→「私が助けてあげないと!」という強烈なフレームが生まれてしまうと、どれだけ銀行員が「絶対詐欺ですから」と説得しても、脳がその説得を聞こえなくしてしまうのです(聞こえているとしても、脳が必要のない情報としてとらえるため認識しない)。

 だから、これだけオレオレ詐欺は社会問題に発展して、みんなが口をそろえて「気をつけましょう」と言っているのに、引っかかってしまうのです。

 また、過去に大きな成功を手にしている人や組織ほど、過去の成功をもたらしたフレームが強固なものとなり、ほかのフレームに目が向かなくなります。気付いたら時代に取り残されていたということにもなりかねません。

 旧財閥系の古い体質の企業などでは、いまだに稟議書を挟み板で回していたり、お茶くみ当番が決まっていたりと、おかしなしきたりがたくさんあります。でも、社内にいる社員たちは「これがうちの会社のやり方だ」「この方法だからこそ、今の繁栄があるんだ」と思い込み、変えようともしません。というか、そもそもほかのフレームがあることさえ、気付いていないのでしょう。

 経団連も過去のフレームに囚われて、スコトーマに陥っています。

 経団連は、昭和30年代の高度成長期に成功した輸出型企業が中心になっています。経団連の社長たちは「昭和30年代の経済右肩上がりの時代の考え方・方法論が正しいんだ」というフレームが外せないでいます。

 しかし、昭和30年代と今では、経済状況も人びとのニーズも変化しています。今の円高の世界経済の中では、彼らのフレームはほとんど役に立ちません。

 にもかかわらず、過去に大きな成功をつかんでしまった分、フレームはより強固になり、ほかのフレームで仕事をしようという発想にならないのです。だから日本の経済は苦しみ、行き詰まっているのです。

 打開策は簡単です。経団連の社長たちが自分たちのフレームをいったん解体し、今の時代にふさわしい新しいフレームをもてばよいのです。

 普通のビジネスマンも同じことです。

 多くの人は、上司から教えられたり、自分なりに工夫して、フレームを構築します。

 今までそのフレームで滞りなく仕事を処理していたならば、あなたはきっと

 「このフレームに従って仕事をすれば問題は起こらない」「このフレームは絶対だ」と信じ込んでしまっているでしょう。

 それこそ「スコトーマ」なのです。

 はっきり言いましょう。

 「あなたのタスク処理のスピードは遅すぎます!

 「もっと効率的なタスク処理のフレームは、必ず存在します!

 まずは自分のフレームを疑ってください。

 引用終わり(この続きは次回引用します)

 

 

 フレーム解体のポイントの1つは、「自分のフレームを疑う」こと。

 F-263~4:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.7~8;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29906587.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29951903.html

 

 ここで重要なのは“気楽に取り組む”ことです。これまでのフレーム=BSを強く否定したり、「必ず変えよう」などと意気込むと、なかなかうまくいきません。

だから気楽。その気楽が“ちょっとしたコツ”です。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

L-160につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

フレーム解体のポイントの1つは、「自分のフレームを疑う」こと。ここで重要なのは“気楽に取り組む”ことです。これまでのフレーム=BSを強く否定したり、「必ず変えよう」などと意気込むと、なかなかうまくいきません

 

 その理由は?

 

 そう、これまでのフレーム=BSを否定するとエフィカシーが下がりやすく、「必ず変えよう」と意気込むとhave toになりがちだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 だから“気楽”♪

 F-072:「糖尿病リスク予測ツール」に思う vol.2;わかっちゃいるけどやめられない♪

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15394923.html

 

 *さらに根本的な理由(RCARoot Cause Analysis)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

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-関連記事-

F-143:不要不急 vol.4;レジリエンスをコーチング理論で考える <ワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22931091.html

F-327:お大事に <前編;人と人のコミュニケーションの原点>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33262415.html

L-01020201… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

Q-314~:こんな私に誰がした

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

Q-345:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始? <vol.2;「走りながら考える」 コーチング実践編・自由>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32510309.html

 

 

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L-160202201月シークレットレクチャー -04;フレーム解体×ゴール設定

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 

 

 コーチングとは、「自身の自由意思で見いだしたゴール側から、『フレーム=BS(囚)』を再構築していく」こと。そのために、まずは「現状のフレーム」を解体していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 では、「現状のフレーム」を解体してスコトーマを外し、より高い次元のフレームを再構築していくために、何を心がければよいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 前回(L-159)は、苫米地博士の著書「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社、p102)より引用し、「現状のフレームを解体する」ために必要なことを確認しました。

1つ目は「自分のフレームを疑う」、2つ目が「幅広い知識・関心をもつ」。

以下、同書より再引用します。前回引用分のつづきです。

 

 

 □幅広い知識・関心をもつ

 幅広い知識がないことも、高次元のフレームを構築することができない原因のひとつです。

 たとえば「営業職のフレーム」しか持っていない人がいるとします。その人が、偶然聞きにいった講演で「ユーザーの心をつかむ商品開発」という話を聞いたとしても、たぶん脳はほとんど記憶しないと思います。

 逆に「商品開発職のフレーム」をもっている人ならば、その講演の一言一句を聞き逃すまいと脳が活性化するはずです。

 人間の脳は無意識に情報を取捨選択しています。この機能を司っているのが、RASReticular Activating System)という脳のフィルター機能です。脳に入ってくるすべての情報を記憶していては脳がパンクしてしまう可能性があるために、RASが情報をふるいにかけているのです。RASが「この情報は重要ではない」と判断すると、その情報は認識されません。

 先ほどの例で言えば、「営業職のフレーム」しかもっていない人の脳にとっては、「ユーザーの心をつかむ商品開発」という情報はほとんど役に立たないとRASが判断し、ふるい落としてしまったのです。一方、「商品開発職のフレーム」をもっている人の脳にとっては、「仕事に直結する必要不可欠な情報だ」とRASは判断して、しっかりと脳に記憶させます。

 脳は現状のフレームに役立つ情報しか記憶しないようになっているのです。

 でも、それでは「営業職のフレーム」「商品開発職のフレーム」としてクロックサイクルは上がっていくかもしれませんが、グレインサイズを上げることはできません。

 だからこそ、より幅広い知識・関心をもつことが大切なのです。

 営業職の人が、日ごろから商品開発や経営など幅広い仕事内容について知識や関心をもっていたとします。そうすれば先ほどの例のように、偶然聞きにいった講演で商品開発や経営の話が出てくれば、脳が「この新しい情報は、この知識と関係があるので、認識しよう」と動いてくれるはずです。

 引用終わり

 

 

 脳は現状のフレームに役立つ情報しか記憶しないようになっている

 だからこそ、より幅広い知識・関心をもつことが大切

 

 ただし、その「より幅広い知識・関心」は、どんなに真剣に取り組んでも(どんなに気合いを入れても)、今のフレームのままでは手にすることができません。「脳は現状のフレームに役立つ情報しか記憶しない」のだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 大切なのはゴール!

ゴールがすべてのはじまり。「Goal comes 1st.」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「より幅広い知識・関心」を認識するためには、必ず抽象度を上げなければなりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そこでゴール!

 ゴールの基本条件は 1)現状の外にある、2)心から望むものを、3)人生のあらゆる領域に設定すること(バランスホイール)。その基本3原則に加えて、苫米地博士は 4)自分中心を捨て去ることを挙げられています。

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 3)人生のあらゆる領域にゴールを設定することは、複数のカテゴリを同時に意識に上げ続ける訓練になります。その結果、自然に抽象度は上がっていきます。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

4)自分中心を捨て去るというのは、儒教的な「滅私」「無私」という意味ではなく、「部分関数としての“自分”をどこまでも拡大・拡張していく」ということ。それは「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」ことそのものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 そもそも2)心から望むもの の多くは抽象度の低い次元にあります。仏教でいう「煩悩」とは、抽象度を引き下げる力のこと。ほとんどの人は、煩悩により、抽象度が最も低い物理空間に縛られています。だから「フレーム=BS)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

 1)現状の外へのゴール設定により煩悩を克服できるようになっても、私たちは情報次元で強力に縛られます。その代表が言語。

コーチングの観点で考えると、「言語(化)」には下記のような課題があります。

 ①want tohave toに変わる

 ②ドリームキラーが生まれる

 ③エフィカシーが下がる

 ④抽象度の上限ができる

 ⑤言語により構築された世界を超えて非言語情報処理を行うことが困難になる

 (詳しくはこちらでどうぞ↓)

 L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 

私がよく引用する「考えるな、感じろ (Don’t think. Feel.)」は、映画「燃えよドラゴン(原題:Enter the Dragon)」の中で主人公(ブルース・リー)が発する言葉。

ここでいう「考えるな(Don’t think)」は、「思考=情報処理活動をするな」という意味ではなく、「言語情報処理をするな」という意味です。詳しくは「言語により構築された世界(抽象世界)を超えて、非言語情報処理を行え」。

その「非言語情報処理」が「感じる(Feel)」です。

L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html

 

脳の機能でいえば、「前頭前野外側部を抑えて、前頭前野内側部を活性化する」ということ。さらには「左脳言語野の活性を抑え、右脳言語野を活性化する」

それがコーチング中にコーチが行っていることです。

L-08320213月シークレットレクチャー -06;心の本質を捉える基本中の基本

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30130987.html

 

 別の表現でいうと、「可能世界wから別のw1への移行を促す」。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

コーチングは可能世界 w から別の w1 への移行を促す

 

 

 「可能世界wから別のw1への移行を促す」ためにまず行うことが、「ゴール設定」です。

 F-336~:次世代プロファイリング×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428209.html

 

 ゴール設定という行為によりエネルギーと創造性が生まれます。ゴールこそがエネルギーと創造性の源です。

 (正確には「ゴール設定→〇〇〇〇〇〇→エネルギー&創造性」です↓)

 Q-178:家族ががんで治療中です。どうすればいい… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

L-161につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 RASが「この情報は重要ではない」と判断すると、その情報は認識されません

 

 …試しに、こちらのブログ記事を「この情報は重要である」とセルフトークしながら読み直してください。スコトーマが外れ、新たな認識を得られるかもしれませんよw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34150617.html

 

 

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(セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明を行います)

セミナー開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-0543つのロック(&1つのキー) <ワーク付き>

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L-161202201月シークレットレクチャー -05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 

 

 ゴール設定により、「これまでの『フレーム=BS)』を打ち壊し、新たな『フレーム=BS)』を作りあげる」ためのエネルギーと創造性を生みだす

 

 今回は「これまでの『フレーム=BS)』」と「ゴール設定後の新たな『フレーム=BS)』」の関係性を確認しましょう。

 

 ところで、皆さんは「全人的苦痛」と訳される「トータル・ペイン(Total Pain)」のことを御存知でしょうか?

 

 「トータル・ペイン(Total Pain)」は、緩和ケア(緩和医療)における重要な概念です。

緩和ケアとは、「患者とその家族のQOLQuality of Life、生活の質・人生の質)を改善するための取り組み」のことをいいます。

 解決(解消)する領域として4つのカテゴリーが設定されています。「身体的」「心理・精神的」「社会的」、そして「スピリチュアル」です。

さらに、その4つを別々に考えるのではなく全体として捉えるために、「全人的(トータル)」という概念が用いられています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

 

全人的苦痛(トータルペイン)

厚生労働省HP>第2回終末期懇談会 資料2-2より引用

終末期医療に関する懇談会 (mhlw.go.jp)

 

 

 この「全体(トータル)」と「部分(4つの領域)」の関係は双方向性。東洋哲学的にいうと「縁起」、西洋哲学では「ゲシュタルト」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。それは「全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまり」のことです。部分を積み重ねたから全体がわかるのではなく、全体がわかったから部分の意味が決まることともいえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

例えば、「ハシをつくる工〇」という言葉を目にしたとき、その「ハシ」が「箸」なのか「橋」なのかは判断ができません。ところが、「〇」に入る文字が「場」なら「ハシ」は「箸」だと分かり、「事」なら「ハシ」が「橋」だと分かります。

「ハシをつくる工場」という全体が分かってはじめて、「ハシ」が「箸」だとわかる

つまり、「全体が分かることで部分が分かる」ということ。この全体と部分の関係がゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

ルネ・デカルト(15961650年)やアイザック・ニュートン(16421727年)の時代からつい最近までのおよそ300年もの間、とくに西洋哲学をベースとする学問の世界においては「部分が全体をつくる」という考え方がスタンダードでした。それを構造主義と呼びます。

そのため「部分が全体をつくる」「部分を順に見ていけば全体が分かる」「部分を順に追っていけば答えが分かる」という考え方は、現代を生きる私たちの無意識にも刷り込まれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

実際には「全体が部分から成り立っているだけでなく、全体と部分が双方向的に関係しており、全体がわかることで部分がわかる」という関係です。

この全体と部分との双方向の関係が「ゲシュタルト」。

ゲシュタルトによって事象を認識する能力を「ゲシュタルト能力」といいます。それは「対象の本質をとらえる力」ともいえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

「トータル・ペイン」でいうと、全体が「全人的苦痛(トータルペイン)」、部分が「4つの苦痛(身体的、心理・精神的、社会的、スピリチュアル)」です。

 図にあるとおり、「身体的苦痛」「心理的苦痛」「社会的苦痛」「スピリチュアルペイン」はまったく違うものです。その違う概念を「同じ」と認識する力がゲシュタルト能力。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34120540.html

 

「同じ」と認識できたとき、じつは、抽象度が上がっています。抽象度が上がった結果として、「対象の本質をとらえる」ことができるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 今回の講義のテーマとしている「フレーム」と「ゲシュタルト」は同じ概念と考えることができます。つまり、「一つ上の次元にフレームをつくることができると、理解がより深まり、本質をとらえることができるようになる」ということ。

 そして、ここが今回の一番のポイントなのですが、誰もがその素晴らしい能力を持っています。ゲシュタルト能力として。その能力を十分に発揮するためには“工夫”が必要なだけです↓

 L-142202111月小学校親子講演会 -05;人の成長や進化・向上は情報空間で起こる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

 

 「一つ上の次元にフレームをつくる」ことを、苫米地博士は「グレインサイズを大きくする」と表現されます。

 グレインとは、もともとは「穀物の粒」のこと。「グレインサイズを大きくする」とは、直訳的には「粒が大きくなる」ことであり、転じて「1回のアクションで処理できる情報量が増える」ことです。

 Q-347:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始? <vol.4;「走りながら考える」 同時並行“の意味>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32562546.html

 

 抽象度を上げてより高い視点から物事を俯瞰することができると、より多くの情報にアクセスできるようになります。「身体的苦痛」「心理的苦痛」「社会的苦痛」「スピリチュアルペイン」という各フレームではわからなかったことが、「全人的苦痛(トータルペイン)」という大きなグレインサイズ(=高次の抽象度)では理解できるようになるのです。

それが「1回のアクションで処理できる情報量が増える」という意味。

 

 人生を豊かにしていくためには、フレームをどんどん大きくしていく必要があります。今のフレームを維持しているままでは、さらなる素晴らしい世界を認識することができないからです。同じフレームのままでは、なかなかスコトーマを外せず、新たなゴールを設定することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 以下、苫米地博士の著書「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社、p109)より引用します。「人生を豊かにする」ことを「高次元のフレームを構築する」ことと結びつけながら読み進めてください。

きっと「これまでの『フレーム=BS)』」と「ゴール設定後の新たな『フレーム=BS)』」の関係性が感じられるはず。Feel

 

 

高次元のフレームを構築する

 「自分のフレームを疑う」ことで、スコトーマの元凶となっている現状のフレームを解体できます。

 また「幅広い知識・関心をもつ」ことで、新しい情報をキャッチでき、別の新しいフレームを構築する土台になります。

 さあ、いよいよ高次元のフレームを構築しましょう。

 

 ①同じレベルのグレインサイズで、別のフレームを構築し、臨場感を高める

 まずは現状のフレームと同じぐらいのレベルの、別のフレームを作ります。

 もともと「営業職のフレーム」をもっていた人ならば、「商品開発職のフレーム」「PR職のフレーム」「総務職のフレーム」などを作ります。

 その際には、「幅広い知識・関心をもつ」ことでキャッチした新しい情報がベースになります。

 とはいえ、完璧な「商品開発職のフレーム」「PR職のフレーム」「総務職のフレーム」を作る必要はありません。彼らの仕事の目的や一日の流れ、彼らの考え方などをイメージできれば十分です。大切なことは、そのイメージをどんどん強めて、脳の中で「自分が本当に商品開発職(もしくはPR職、総務職)の仕事をしている」かのように感じることです。

 実際にその仕事をしているかのようなリアルな感覚を持つことを「臨場感を強める」と言います(臨場感については、第3章で詳しく説明します)。臨場感を極限まで強めることができれば、あなたは情報空間においては、商品開発職になり、PR職になり総務職になることができるのです。

 

 ②もともとのフレームと①で構築した別のフレームを統合させ、もっと大きなフレームを作る(グレインサイズを上げる)

 「自分のフレームを疑う」ことで現状のフレームはいったん解体されます。

 しかし先ほどもお話ししたように、人間の脳はフレームがないと物事を認識したり、処理することができません。そのため、フレームが解体されると、無意識が「別のフレームはないか」と探し始めます。

 そのときにもともとのフレームと①で構築した別のフレームを統合させ、高次元のフレームを構築し、その新しいフレームを自分のフレームとして脳に認識させるのです。

 たとえば、「営業職のフレーム」「商品開発職のフレーム」「PR職のフレーム」「総務職のフレーム」を統合させることで、「会社経営のフレーム」を作ることができます。

 また「コーヒーを運ぶ」「料理を作る」「オーダーをとる」「お客さんを案内する」というフレームを統合させれば、「飲食店を経営する」という高次元のフレームを作ることができます。

 高次元のフレームをもつことができれば、ひとつひとつのタスクのグレインサイズが大きくなり、1回の処理でより多くの情報を扱うことができるようになります。結果として、タスク処理のスピードも上がるのです。

 引用終わり

 

 

 「これまでの『フレーム=BS)』」と「ゴール設定後の新たな『フレーム=BS)』」の関係性を感じられたでしょうか?

 

 まずは過去の記憶でつくられた「これまでの『フレーム=BS)』」を解体

→ スコトーマが外れる

→ 新たなゴール設定

→ 高い次元に「新たな『フレーム=BS)』」を再構築

=グレインサイズが大きくなる

=抽象度が上がる

 → 人生がますます豊かになる

 

 それが「」と「」の関係性です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

L-162につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

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Q-166:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか? <コーチング実践者向け回答 vol.6

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Q-322~3:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.4~5:「体感時間」を拡張するための4つの要因>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31746698.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31785852.html

 

 

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L-162202201月シークレットレクチャー -06;ゴールを見つける近道

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 06;ゴールを見つける近道

 

 

 人生を豊かにしていくためには、フレームをどんどん大きくしていく必要があります。今のフレームを維持しているままでは、さらなる素晴らしい世界を認識することができません。スコトーマが外れないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 フレームを大きくするために、「これまでの『フレーム=BS)』」を解体し、高い次元に「新たな『フレーム=BS)』」を再構築していきます。

 

 まずは過去の記憶でつくられた「これまでの『フレーム=BS)』」を解体

→ スコトーマが外れる

→ 新たなゴール設定

→ 高い次元に「新たな『フレーム=BS)』」を再構築

=グレインサイズが大きくなる

=抽象度が上がる

 → 人生がますます豊かになる  という流れです。

 

 今回は“高い次元に「新たな『フレーム=BS)』」を再構築”がテーマ。それはゴールの重要なポイント「自分中心を捨て去る」と同じ意味です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 前々回(L-160/04)、コーチがコーチング中に行っていることを取り上げました。「言語により構築された世界(抽象世界)を超えた“超言語の次元”に誘う」「前頭前野外側部を抑えて、前頭前野内側部を活性化する」「左脳言語野の活性を抑え、右脳言語野を活性化する」、そして可能世界wから別のw1への移行を促す」。

 L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 最後の「可能世界wから別のw1への移行を促す」は、苫米地博士のバラいろダンディでの講義(20211213日放送回)中の表現です↓

 銀河系ゼミナール20211213日放送回)

 「コーチングの基本概念を習熟して、新年に向けてエフィカシーをブーストしよう」

 https://www.youtube.com/watch?v=45-1UEYkl7Q

 

 その講義の中で、苫米地博士はコーチングの基本概念を話されました。それは「クライアントとの一対一の関係の中でマインドの使い方を教える」こと。その“教え”の中には、「マインドとは何か?」が含まれます。さらには「私(自我)とは何か?」「宇宙とは何か?」も。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

実際のコーチング・セッションでは、苫米地理論をベースとしたマインドの使い方を伝授しながら、実践として「ゴールを設定し、エフィカシーを高める」ことに取り組みます。それがコーチングの具体的な作業です。

 PM-01~:苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12893266.html

 

 ゴールの基本条件は、1)現状の外、2)心から望む(100%want to)、3)人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)の3つ。

 L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 ゴールのことを苫米地博士は「将来達成したい世界」と表現されています。ゴールは自分のことではなく社会の姿、それもより抽象度の高い世界のことであると。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

そんなゴールは“自”と“他”を分ける“自分”という視点を超越した「未来における縁起のつながり」のことでもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 つまり、“自分”を超越した視点で見いだすゴールこそが、本当のゴール。それがゴールの基本条件4)自分中心を捨て去る です。このことを理解した上での

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 ゴールを設定し、エフィカシーを高める

 

 エフィカシーとは、「自分のゴールを達成する自分の能力の自己評価」のこと。全部自分の話ですので、本来は自分自身で決めることができ、いくらでも上げることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ところが、実際にエフィカシーを上げることは簡単ではありません。それどころか、とくに最近は多くの人のエフィカシーは下がるばかりです。

 F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 その理由が自我=ブリーフシステム(BS)=コンフォートゾーン(CZ)=「私はこういう人間だろう」にあります。今講義のテーマに沿って表現し直すと、「フレームの呪縛」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

たいていの場合、「私はこういう人間だろう」は情動を伴った体験の記憶(情動記憶)や抽象化された情報の記憶で作られています。その記憶には他人のモノサシや社会の価値観がたっぷりすり込まれているため、私たちは生きるにつれどんどん束縛されていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 情動記憶に紐付く情動(感情)、例えば不安や恐怖、怒りといったものは、抽象度を引き下げるように働きます。その代表例が「Fight or Flight」と呼ばれる状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

つまり、私たちは情動記憶により物理次元(しかも過去)に閉じ込められている ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 だから、『フレーム=BS)』です。

 私たちは自分の頭で考え行動しているつもりでも、ほとんどが思考停止状態であり、「無人運転」「自動運転」のまま。苫米地博士はそのような生き方を「奴隷の人生」と表現されます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

 ゴールを現状の外に設定し、エフィカシーを上げながらその実現に挑むから、私たちは自我=ブリーフシステム=コンフォートゾーン=「私はこういう人間だろう」というフレームを自ら書き換えていくことができます。

それがシンの自由であり、本物のコーチング(Authentic Coaching)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そんなコーチングの奥義を、苫米地博士が明かされました。それが

 

コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“wから別の“w1に移行することを促す

 

 

211213バラだん04

バラいろダンディ(20211213日放送回)より引用

 

 

 あえて「関数pの再定義」を避けるのには理由があります。なぜ?

 

「関数p」とは自我のこと。その自我=BSCZ=「私はこういう人間だろう」というフレーム()をダイレクトに書き換えることは、決して簡単ではないからです。

 (その理由は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 人のマインドはバグだらけ。そのバグのことを、苫米地博士は「頭のゴミ」と表現されています。

 Q-254:最近頭痛がひどくなりました <vol.3;コロナ禍での頭痛を改善するポイント>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28641910.html

 

 以下、博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社より再版、p148)より引用します。「『頭のゴミ』とは何か?」と問いながら読み進めてください。

 (「頭のゴミ」の正体も、その解決法も、すでに書いてありますw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

「やりたいこと」を見つける近道

 「やりたいことが分からない」「自分が本気になれそうなことが見つからない」と言う人がいます。なぜ、やりたいこと、自分が本気になれることが見つからないのか。その理由をズバリと言うと、「自分中心に考えているから」です。

 「自分は何をやりたいんだろう?」

 「自分は何を本気で好きなんだろう?」

 いわゆる「自分探し」の人たちの自問の世界には、自分しかいません。他人がいないのです。

 「やりたいこと」を探す人たちは、幸福感のようなものを求めて「本気になれるもの」を探しているのでしょう。しかし、繰り返して言うように、人間の幸福とは自分だけのものではありません。他人が幸福になってこそ自分の幸福なのです。それなのに、「自分は何をやりたいんだろう?」と自分だけの世界で自問していては、本気になれるものが見つかるはずがないのです。

 

 「やりたいことが分からない」と言う人に、私はこんな視点をおすすめします。「自分が何をすれば他人が喜ぶだろう?」という視点で考えるのです。実は、それが「やりたいこと」を見つける近道なのです。

 自分が本気になれるものが分からない人でも、自分がしたことで他人が喜んだという経験はあるはずです。

 例えば、もしもあなたが“スイーツ男子”なら、いろんな人のためにスイーツを本気で手づくりしてみる。そうして多くの人に喜んでもらうことで、あなたの前頭前野眼窩内側部が発火して、「みんなの幸せが自分の幸せ」だということを体感できます。他人を幸せにして前頭前野眼窩内側部が発火するたびに、あなたの抽象度は確実に上がっていきます。

 あるいは、「君に話を聞いてもらうと、考えが整理できてありがたいよ」と他人から言われるタイプの人がいます。

 そのタイプの人は、人の話を聞いて情報整理するのが上手なのです。

 例えば、会社の同僚が提案書や報告書をつくるのに手間取っているなら、話を聞いて、情報を整理して、書類作成を手伝ってあげると喜ばれるはずです。

 そうして前頭前野眼窩内側部が発火する幸福感を経験していくのです。もしかすると、社内で情報整理や書類作成のプロフェッショナルとして認められ、果てはその道のプロとして起業するというゴールが見えてくるかもしれません。

 「事業プランを考えているが、成功するビジネスモデルが見えてこない」という場合は、自分中心の枠の中で考えているからです。自分がビジネスをしようとしている業界で、自分が何をすれば人びとの役に立てるのか。

 あるいはもっと身近でもかまいません。

 自分と取引を行う人々は、自分が何をどうすれば喜んでくれるのかを考えます。

 自分が何をしたいのかという自分中心の発想を捨て、抽象度を上げ、「自分が何をすれば人々は喜ぶだろう?」という発想に切り替えれば、ビジネスモデルは見えてくるはずです。

 

ゴールの基本条件

 このように、「自分中心」というゴミが人々の頭を曇らせています

 「自分中心」であることを捨てることにより、やりたいことが見えてきたり、これまでに味わったことのない抽象度の高い幸せ(人間の幸せ)を感じたりすることができるのです。「自分中心」であることを捨てることは、ゴールを設定する前提条件です。

 

 したがって、ゴール設定の基本は、

 ●自分の本音にフタをしないこと。

 ●それと同時に、自分中心であることを捨てること。

 ということになります。

 引用終わり

 

L-163につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

そんなゴールは“自”と“他”を分ける“自分”という視点を超越した「未来における縁起のつながり」のことでもあります

 

それが自我。ゴールが生みだす「空(くう)としての自我」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

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開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

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Q-362~:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

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L-163202201月シークレットレクチャー -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

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 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

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 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

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 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 06;ゴールを見つける近道

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

 07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 

 

このように、「自分中心」というゴミが人々の頭を曇らせています。

 「自分中心」であることを捨てることにより、やりたいことが見えてきたり、これまでに味わったことのない抽象度の高い幸せ(人間の幸せ)を感じたりすることができるのです。「自分中心」であることを捨てることは、ゴールを設定する前提条件です。

 

 したがって、ゴール設定の基本は、

 ●自分の本音にフタをしないこと。

 ●それと同時に、自分中心であることを捨てること。

 ということになります。

 

 前回(L-162/06)、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社より再版、p148)より引用しながら、「ゴールを見つける近道」を確認しました。それが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 自分中心を捨て去る!

 

 

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 この「自分中心を捨て去る」には、じつは、注意が必要。自身の中に眠る無限の可能性や潜在的な能力を自ら封印してしまうことになりかねないからです。

 PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 

 ところで、皆さんは「無我」という言葉を聞いてどのようなイメージが浮かびますか?

 

 自分は後回し →自より他が優先

 我欲や私心をなくす →自分の欲望や感情に囚われない

 我はないほうがいい →一切の欲望をなくすことが正しい

 

 これらの表現に違和感を感じない方は注意!

洗脳されているかもしれないから。「前ならい」「右向け右」のように子どもの頃から仕掛けられている儒教洗脳です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 例えば、「論語」の中には、このような文言があります。

 

<子罕第九の四>

子 四を絶つ。 意(い)毋く、必(ひつ)毋く、固(こ)毋く、我(が)毋し

 

一般的には、「」は「私意(自分本位の考え)」、「」は「思い込み」、「」は「自己主張」、「」は「我の強さ」と解釈されています。

 

 意=私意は抽象度が低く、

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 必=思い込みはスコトーマを生み出し、

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 固=自己へのこだわりは自らを過去に閉じ込める墓穴となり、

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 我=我の強さ(自己主張の強さ)は軋轢→争いの原因となる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 だから、これら4つを絶つ「四絶」は正しい。人は「四絶」を実践するべきである

 

 

 どうですか? 今、モーレツな違和感を感じていますか?

 

 

 苫米地博士は「四絶は洗脳である」と喝破されています。さらには、「論語や孔子の教え自体が洗脳である」と。

 F-336:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 

 「洗脳論語」(三才ブックス、p104)の中で、苫米地博士は「四絶」のことを「『無我』を誤解釈した支配の論理」と書かれています。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 儒教洗脳から脱洗脳されると、意毋く」=自分の意志がない、「必毋く」=必要性がない、「固毋く」=個性がない、「我毋し」=自分がない という意味だと理解できるようになります。
 このような気づきが現状の外にゴールを見いだすために重要です。

 Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

 「我は存在しない(ないことが正しい)→一切の欲望をなくせ →全て君子に捧げよ」という儒教に対して、大乗仏教のゴールは「自分と自分以外の全員が幸せになる」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その前提にあるのは、「すべてがつながっている」「関係が存在を生みだす」という縁起。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 釈迦が説いたのは、「無我」ではなく、「非我」です。

 

自分は存在する。ただし、無常であり、「あるともないともいえる」「あるともいえないし、ないともいえない」

=空(くう)

 

 “自分”とは、アプリオリにあるものではなく、空としてある関係性の結び目のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 その“自分”=関係性 を拡大していくことが「自分中心を捨て去る」。それは「“自分”の定義を、臨場感を維持しながら、より高次の抽象度次元に拡張していく」ことです。そのど真ん中には、もちろん、自分がいます。関係性の結び目として。

 F-328:お大事に <後編;最も大切にしなければいけないこと>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33311888.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

“自分”=無限にひろがる関係性。そのど真ん中は自分

 

 この理を体感を伴って理解できていることが、コーチングのスタートラインに立つときの感覚。そこから宇宙創造、未来創造がはじまります。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 最後に、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p37)より引用します。

 私は医療・介護現場で働き続ける医師でもありますが、医療従事者こそ脱洗脳が必要だと痛感しています。医療システムが悪用されるのを目の当たりにしながら。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 医療業界全体を蝕み続ける強烈な洗脳を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

「仁」という差別

 日本人の多くは、2人がいれば常にどちらが上か、無意識に選別してしまうのではないでしょうか。立場や年齢などで敬語を使ったり、偉そうに振る舞ったりします。人の数だけ階層があると言えるでしょう。

 典型的なのが、接客です。例えば、日本のキャビンアテンダントは、客に対して低姿勢でおもてなしの態度を取ります。これは、客は上位で自分達は下位というクラス分けをしているからです。

 しかし、アメリカでは違います。アメリカのキャビンアテンダントは、客に対してまるで友達であるかのように振る舞い、時としては横柄と受け取られるような態度すら取ります。彼らは、客と自分達が対等な関係だと判断しているのです。

 客と店員に差がある日本と、差がないアメリカ。サービス業というビジネスで考えた場合、どちらの接客態度がいいのかはわかりませんが、少なくとも日本のやり方は、明らかに儒教の影響を受けています。

 階層を作りたがるのは、日本だけではありません。中国や韓国など、儒教国であるアジアの国々はことごとくそうです。

 「論語」は差別を生みます。

 論語では、何度も繰り返し繰り返し「仁」が登場します。仁には、始めから君子の概念が埋め込まれています。君子を頂点とした世界における支配関係の中での横の繋がりが仁です。ある特定のカテゴリに属した途端、仁が発生します。暴力団が暴力団員にだけ仁義を切るのと同じです。

 逆に言えば、君子の支配下にいない人達とは、仁はありません。隣の国とは仁はありません。だからこそ、戦争や差別主義を生み出すのです。

 論語が巧妙なのは、仁を相手に上手く受け入れさせているところです。論語の中で、これだけ何度も仁が登場すれば、読む者は当然「仁はいいことだ」と思うようになります。その上、「仁は絶対的によいものだ」ということを前提に話を進めているので、仁が差別を招くと思う人は少ないでしょう。

 もちろん、仁のない国に差別はないかと言われるとそんなことはありません。どの国にも差別はあります。20世紀のドイツ国民は、自分達の能力の高さを誇り、それがユダヤ人排斥という選民思想へと繋がりました。

 私は、50年前のライカのレンズを愛用していますが、非常によくできており、触った感じなど、とても50年前に作られたものとは思えません。当時、これほどのレンズを作ることができたのは、ドイツだけだったのではないでしょうか。

 そう考えると、彼らが世界一だと豪語する気持ちもわからないではありません。当時のドイツは、工業生産国としては、猛烈にエフィカシー(自分の能力に対する自己評価)が高かったのでしょう。

 このように仁のない国でも差別は存在しますが、儒教ほど長く差別主義を正当化し、国家から受け入れられてきた例は他にありません。

 抽象化した概念としてみれば、仁は「仲よくしましょう」、徳は「いいことをしましょう」という意味で用いられるかもしれませんが、深く掘り下げてみると、その背後にあるのは差別です。

 地下鉄サリン事件などで多くの人を殺傷したオウム真理教と本質的には同じです。彼らにとっての仁は教団内だけでした。それ以外の人間は殺してもいいという論理で動いていたのです。

 引用終わり

 

L-164につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。

開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-181:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart-6;「常識」という洗脳からの解放

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F-347:先生って怒ることがあるんですか? ~ Fight for liberty~

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S-02-17:洗脳ではなく教育であり続けるための大切な問い

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洗脳論語

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L-164202201月シークレットレクチャー -08;コーチングによる〇〇〇〇〇〇〇の結果として起こること

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 06;ゴールを見つける近道

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

 07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 08;コーチングによる〇〇〇〇〇〇〇の結果として起こること

 

 

コーチングでは、関数 p の再定義を促すのではなく、可能世界 w から別の w1 への移行を促す

 

 これがコーチングの要諦。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

コーチングは可能世界 w から別の w1 への移行を促す

 

 

 ゴールそのものは決して自分のことではありませんが(w1=)、ど真ん中は自分でないといけません(p=ブリーフシステム=自我)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「ど真ん中は自分」ではない状態が“奴隷”。当たり前ですが、“奴隷”のままでは決して幸せになることはできません。

 L-01020201月シークレットレクチャー -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

 では、“奴隷”の状態から脱し、シンの自由を得て、「可能世界 w から別の w1 へ移行」するために手に入れるべきものは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 答えは「知識」。

 L-09320217月シークレットレクチャー -05;大量の情報を得て、知識化していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30566304.html

 

 ちょっと歴史的な話をすると、かつては「正しいもの以外は知識とは呼ばない」ことが大前提だったそう。それを「単調論理」と呼びます。

 その大前提を外し、「間違っていても知識と呼ぶ」「真偽値が定まっていない知識を知識として認める」としたことで、かえってこの世界をより正確に記述できるようなりました。それが「非単調論理」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 苫米地博士は、おなじみの「新・夢が勝手にかなう手帳 2024年度版」(Club Tomabechi)の中で、「知識は『異世界転生術』の1つ目の魔法」と書かれています。シンプルにまとめると、

     知るということは、知らなかった世界から、知っている世界へ移動すること

     Aという情報場からBという情報場へ移動するための乗り物が知識

     知識がないと移動できない。逆に適切な知識があれば、どんな不思議な世界へも転生できる

     知識が正しいかどうかは、場が移動できるかどうかで決まる

     知識がなければ、そしてそれを理解するだけの抽象度にいないと、転生は起こせない

     圧倒的な知識が背景にあるからこそ、圧倒的な結果が出せる

 

 

 では、知識を得るためにはどうすればよいのでしょう?

 

 博士が教えてくださるのは「DVDや動画教材を繰り返し視聴しながら、自分の中に落とし込む」こと。「自分の中に落とし込む」というのは、俗に言う「腑に落ちる」という感覚と同じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31993466.html

 

 その本質は「ゲシュタルト化」です。

 

ゲシュタルトとは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」を指します。人はゲシュタルトとして目の前の世界を認識しています。つまり、ゲシュタルトが意味を決めるということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

釈迦哲学に寄せて表現すると、ゲシュタルトとは、「全体と部分の双方向性で成り立ち、1つの統合的意味を持つまとまり」のこと。人の場合は「統合的な人格」のことともいえます。その根幹にあるのは縁起の思想です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 私たちは、潜在的には複数のゲシュタルトを持つことができます。しかしながら、ホメオスタシス(恒常性維持機能)を維持できるのは1つだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その鍵となるのが“臨場感”。

複数のゲシュタルトのうち、最も臨場感の高いゲシュタルトが選択されて“現実”となります。その理をプリンシプル化したものが↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 繰り返しますが、人は同時に1つのゲシュタルトしか維持できません。

 ところが、私たちは複数のゲシュタルトを統合して“1つ”とすることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 ゲシュタルトを統合すると、物事をより深く理解できるようになります。なぜでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そう、抽象度が上がるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ゲシュタルトの統合を繰り返しながら抽象度を上げ続けていくと、いつか「空(くう)」に到達するはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 それが「悟り」。すべてのスコトーマが外れるときです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 以下、苫米地博士の著書「お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう説くか?」(小学館、p178)より引用します。“コーチングの本質”をイメージしながら読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

悟りとはすべてのスコトーマが外れる体験

 この本の第3章で、自我とは自分にとって重要な順番で記述した評価関数であることをお話ししました。そして、自我によって生まれるのがスコトーマです。

 脳の認識機能は、自分にとって重要なものは見えるが、重要でないものは見えないようになっています。例えば目の前の恋人は自分にとって重要なので見えていますが、テーブルに置かれたペンは重要ではないので目に入りません。目の前の物質だけでなく、概念についてもスコトーマは起こります。書くということを知らない原始人が目の前にあるペンを見ても、その存在そのものを認識できないでしょう。

 釈迦は瞑想によって自我はない(または空である)と知りました。それが悟りの状態です。自我がなくなった状態ですから、すべてのスコトーマが外れており、すべてを認識することが可能になっています。目の前の恋人や机の上のペンだけでなく、「自分」も「宇宙」もすべて同時に認識できるのです。

 自我という評価関数がなくなりますから、重要度に順番はつきません。宇宙のすべてのものを、同じように重要だと感じます。洗脳されたものを含めてあらゆる価値観から解放された状態、その境地が釈迦の悟りなのです。

 悟りとは「自分」と「宇宙」の両方を完全に認識すること、ともいうことができます。「自我」やあらゆる「概念」は数学の部分関数として考えることができます。部分関数とは何でしょう。たとえば「偶数」という部分関数では、自然数nを入力すると「2468……」と偶数を出力します。偶数を定義すれば、奇数も自動的に定義されます。自然数で偶数でないものが奇数だからです。

 すべての「概念」は、宇宙のすべてからものを選び出す部分関数ということができます。「犬」という概念は、宇宙のすべての犬を選び出す部分関数です。「人間」という概念は、宇宙のすべての人間を選び出す部分関数であり、現在だけでなく、過去に生きていた人間、未来に生まれてくる人間すべてを含んでいます。

 同じように、「自我」の概念とは、宇宙のすべてから、たったひとりの「自分自身」を選び出すという部分関数と言うことができるでしょう。

 そして、偶数が定義されると奇数が定義されるように、「自我」が定義されると、それ以外の「宇宙のすべて」も同時に定義されるのです。ということは、自分を正確に認識できれば、宇宙も完全に見ることができる。すべてが認識できるということです。

 釈迦には、自分、そして宇宙のゲシュタルトが見えました。ゲシュタルトとは、今までランダムに見えていたものを高い抽象度で見ることで整合的なパターンとして認識できることを言います。動物もゲシュタルト能力を持っています。犬でも肉やドッグフードを同じ食べ物として認識しているからです。人間の場合は、さらに抽象度の高いゲシュタルト能力を持っています。

 多くの人間が集まっている様子を見て、ただ「たくさん人がいる」ではなく、「朝なので通勤の人が多い」「コンサートに来た客が行列をなしている」と理解することができるのです。

 釈迦には自分と宇宙のゲシュタルトがわかったのです。それは宇宙を大まかに定義することではなく、分子、素粒子といった部分のひとつひとつが等しく重要でありながら、宇宙という全体と統合された理解です。当然、自分と宇宙のゲシュタルトは言語を超えた体感に他なりません。

 そして釈迦が、この境地を人に伝えるにはどうすべきかと考えて生み出された説明原理が十二支縁起なのです。悟っていない、すなわちすべてを認識できていない「無明」から、誤った認識の「行」が生じ、最終的に苦が生まれると説明したのです。逆に、悟ってしまえば、誤った認識はないのですから、苦もありません。すなわち煩悩から解き放たれた状態なのです。

 引用終わり

 

 

コーチングでは、関数 p の再定義を促すのではなく、可能世界 w から別の w1 への移行を促す

 

 その「別の w1」は、ゲシュタルトを統合することで到達できる、より高い抽象度次元にひろがる世界のこと。

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 以前お伝えしたこと(L-161/05)と統合すると、「グレインサイズが大きくなる=ゲシュタルトの統合=抽象度が上がる」で“1つ”。つまり

 L-161202201… -05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 

 まずは過去の記憶でつくられた「これまでの『フレーム=BS可能世界w)』」を解体

→ スコトーマが外れる

→ 新たなゴール設定

→ 高い次元に「新たな『フレーム=BS別の w1)』」を再構築

=グレインサイズが大きくなる

=ゲシュタルトを統合

=抽象度が上がる

 → 人生がますます豊かになる

 

 

 人生がますます豊かになる

 

それがコーチングによるゲシュタルト統合の結果として起こることです。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

L-165につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

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開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-301:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.3;最強の自己プロデュース力=火の鳥>

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Q-371:共感覚がなかなかうまく実践できません <vol.3;実践編>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34120540.html

 

 

お釈迦さまの脳科学

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L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

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 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

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 02;フレーム=BS(囚)問題

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 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 06;ゴールを見つける近道

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

 07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 08;コーチングによる〇〇〇〇〇〇〇の結果として起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34355540.html

 09;「自分中心を捨て去る」とは

 

 

コーチングでは、関数 p の再定義を促すのではなく、可能世界 w から別の w1 への移行を促す

 

 これがコーチングの要諦。「可能世界 w から別の w1 へ移行」するために手に入れるべきものが「知識」です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

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 「知識」を獲得するために、苫米地博士が強く勧められているのが読書。しかも、大量の読書。なんとコーチ向けには「月300冊。一日10冊読めばいいだけ。余裕じゃん」と話されています。

 

 ただし、ただ読むだけでは、情報は得られても、知識はなかなか習得できません。その理由を考えながら、下記文章をゆっくり読み進めてください。

苫米地博士の著書「ビジネスで圧勝できる脳科学」(サイゾー、p82)より引用します。

 

 

ビジネスで圧勝できる脳科学

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 34 思考のスピードを上げる実践ワーク③ 月100冊の本を読む

 Read 100 books every month.

 

 「何を読むか」よりも「どう読むか」

 1ヶ月に最低100冊の本を読む。「そんなの無理!」と言われそうですが、前項で紹介したトレーニングをきちんと実践すれば、1日に3~4冊は読めるようになるはずです。

 ただし、興味がある分野の本だけを読んでも抽象度は上がりません。ジャンルを限定せずに読むことが大切。ゴールと合致した内容の本は一見役に立ちそうですが、そういう本ばかり読むと見える範囲が狭まり抽象度は低くなります。少し具体的な内容が書いてあると「こうすればいいのか!」と納得した気になり、自らの思考が停止するからです。

 具体的には売れている本を端から読むのがおすすめ。ベストセラー・ランキングの1~100位を全部読むのです。ただし小説や漫画は除外します。100冊読書は興味・嗜好を充たすためではありません。大切なのは「反論を考えながら読む」こと。書いてあることが「正しいか・正しくないか」を判断しながら読むのです。

 正しくないと思ったら自分なりの反論を考えます。間違っていても構いません。常に考え、判断を下しながら読むことが肝心で、それによって抽象度が上がり、並列思考も養われるのです。

 「売れる本」がいい本とは限りませんが、注目を集めていることは事実です。「売れる本」という抽象度で眺めれば共通点が見つかるかもしれません。「なぜ、売れたのだろう」と理由を考えながら読むことも大事です。

 

 知らないことを見えるようにする

 ところで本を読む目的として「新たな知識の習得」を挙げる人がいます。しかし、そんなことはできません。人間は原則として「知らないことは認識できない」からです。普通の本の読み方では読んだつもりになるだけで、「新しい知識」はほぼ習得できないのです。

 もちろん、どんな本からでも「情報」は得られます。しかし「情報」と「知識」は違います。情報は「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念。あらゆるものがそうなりえます。

 ゲシュタルトを思い出してください。ゲシュタルトができると、知識がないものも認識できると書きました。つまり、知識とゲシュタルトを組み合わせた「文脈」の中で認識が生まれるのです。図式化するとこうなります。

 情報(入力)→文脈(知識+ゲシュタルト)→認識

 つまり、100冊読書は「知らないことを見える化する」トレーニングなのです。

 ちなみに、「毎月100冊も本を買うのは出費がかさんで大変」という人は同じ本を何度も読み返しても構いません。何度か読んでゲシュタルトができると、次に読み直したときに細部の意味までわかってきます。いい本だと思った本は何度も読み返しましょう。

 引用終わり

 

 

 私たちの認識には必ずスコトーマがあります。スコトーマが生じる/外れるポイントは3つ。1)知識、2)重要性、3)役割(責任)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

私たちは、そもそも知らないものを認識することができません。だから、「ただ読むだけでは、知識は習得できない」。

 ところが、実際には、新たな知識をどんどん獲得していくことができます。その秘密が前回(L-164/08)取り上げたゲシュタルトを生みだす能力にあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

1つ上の抽象度でより大きなゲシュタルトを作ると、未知の情報を認識することが可能になります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

私たちの目の前にある情報は、脳が過去の記憶をもとに「これは重要である」と判断してはじめて認識されます。過去の記憶にない情報は脳内のフィルターであるRASをすり抜けることができません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

例えば「詰込み型教育」と揶揄される方法において、詰め込まれるものはただの情報です。

学ぶほど知識が増えていくように感じますが、それは錯覚で、ただ情報が増えているだけ。それら大量の情報をひとまとめにして概念化(ゲシュタルト化)した時にはじめて知識となります。つまり、知識とは、「大量の情報をもとに構築された概念の塊」のこと。

だから、概念化(ゲシュタルト化)がとても重要!

 L-11620219月シークレットレクチャー -04;論理という“劇薬”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32149982.html

 

ちなみに、知識が増えるとは「概念の数が増える」ことです。その知識をさらにひとまとめにして「より大きな概念の塊」をつくるほど、抽象度がどんどん上がっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 それが「IQIntelligence Quotient)」。IQとは、「抽象度の高い世界に強い臨場感を感じながら身体性を持って操作できる能力」のことです。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」のvol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 「可能世界 w から別の w1 への移行を促す」ためには、コーチ自身が1)無意識のうちに全体像を身体的に感じて、2)複数のことを同時進行で考えながら、3)瞬時にオリジナルの考えを導きだせる ことが必須↓

 L-10720218月シークレットレクチャー -09;「I×V」とは〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 

だから、コーチは学習し続けています。

ここでいう“学習”とは、グレインサイズが大きくなる =ゲシュタルトを統合 =抽象度が上がる ための活動のこと。

PM-05-06~8そもそも教育とは?-3)学習を促進する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

“学習”の結果、「自分中心を捨て去る」ことがますます自然にできるようになります。

 (「自然にできる」理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

「自分中心を捨て去る」とは、“自分”=関係性 を拡大していくことであり、“自分”の定義をより高次の抽象度次元に拡張していくことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その「より高次の抽象度次元に拡張した“自分”」とは、「ゴールが生みだす『可能世界w1』」そのものといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

L-166につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 知識とは、「大量の情報をもとに構築された概念の塊」のこと

 

 「苫米地思考ノート術」(オープン・エンド、p63)の中で、苫米地博士は、知識とは「潜在的に他者と共有しうる物事の関係性」と定義されています。

 Q-179~80:家族ががんで治療中です… -03~4;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 

 

苫米地 思考ノート術

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 そのことを踏まえながら、あらためて「より高次の抽象度次元に拡張した“自分”」と「ゴールが生みだす『可能世界w1』」の関係性を感じてください。Feel

 Q-181:家族ががんで治療中です… -05;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 理論編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25194921.html

 

 

-告知1

2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。

開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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L-166202201月シークレットレクチャー -10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

 02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 03;フレーム解体×ブリーフシステム(BS

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34229897.html

 04;フレーム解体×ゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34244552.html

 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34284848.html

 06;ゴールを見つける近道

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34301571.html

 07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 08;コーチングによる〇〇〇〇〇〇〇の結果として起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34355540.html

 09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

 

 ここまで“コーチがコーチング中に行っていること”を言語化しました。シンプルにまとめると、

 

 これまでの「フレーム=BS)」を解体し、新たな「フレーム=BS)」を生みだす

 

 理論と実践でいえば、これまでは理論編。コーチングにおける「マインドの使い方を伝授」のパートに相当します。

 L-03420204月シークレットレクチャー -03;「自由」とゴールと「貢献」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26648449.html

 

ラスト2回は実践編です。「可能世界 w から別の w1 へ移行」するため基礎的ワークを紹介します。ぜひ“初心”に立ち返って取り組んでください。

F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 

 まずは「呼吸」!

呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識に上げてコントロールすることができます↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

そのため「意識をホメオスタシスに介入させる窓口」として呼吸を利用することが有効です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 可能世界 w から別の w1 へ移行するためには、現状()を維持するホメオスタシスに介入して、ゴールが生みだす新たな世界()を維持するように書き換える必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その介入のための大切なワークです。

 

 

 <呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 

① 息を吸うときにお腹を引っ込め、吐くときに緩める

- 背筋を伸ばす。視線は中空を漂わせる(鼻先を軽く見ている状態)

- お腹をへこませつつ、鼻からゆっくり息を吸い込んでいく(胸を張って上に引っ張られる感覚)

- 意識は眉間(目と目の間)に集中

- 完全に息を吸いきったら、一瞬だけ息を止めて、ゆっくり鼻から息を吐き出していく

- 同時に、全身の力をゆっくり抜きながら、へこませたお腹を戻していく

- 首、肩、肘、手、腰、膝、つま先 …と、上から順に意識して力を抜いていく

 

5分ほど継続したら、意識を下丹田(へそよりやや下)に集中し、徐々にあたたかくなっていくようにイメージする

 

③ 「呼吸による全身のリラックス」「眉間に意識を持っていく」「腹部にあたたかみを感じる」を同時に行い続ける

 

 

基本は逆腹式呼吸。そして、その呼吸を意識に上げることです。

呼吸を意識できるようになると、次第に自分の呼吸のパターンのようなものが見えてきます。どこで息が浅く速くなるのか、どこで息が止まるのかがわかるようになると、呼吸だけでなく自分の心もうまくコントロールできるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

そうやって無意識を意識に上げることが「Rゆらぎ」です。

R」は現実世界(Reality)のこと。その「R」に意識を向けると、その瞬間に「R」ではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するからです。

それが「フレーム=BS)」を解体するときの感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「フレーム=BS)」がうまく解体できると、きっとフワフワした感じがするはず。そのタイミングを逃さずに、しっかりゴール設定を行います。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ゴールを設定したら、ゴール側の「フレーム=BS)」を再構築していきます。鍵は“臨場感”。臨場感を高める基本は「アファメーション」「ビジュアライゼーション」「セルフトークのコントロール」です。

 L-08420213… -07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html

 

 

 今回は“臨場感を高める重要な技術”をもう一つ紹介します。それは「スタニスラフスキー・システム」。

 L-150202111月医療系研修会 -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書 禁断の自己改造プログラム」(講談社、開拓社より再版、p155)より引用します。博士が書かれている「未来をリアルに感じる工夫」のコアは実践です。「実践とは何か?」と問いながらお読みください。Feel

 

 

「なりたい自分」の未来をリアルに感じる工夫をする

 未来の自分のイメージをリアルに感じるためには、それに関する知識と経験を増やす努力・工夫が必要です。

 ただ「成功したい」と言うだけで、社長の椅子に座ったこともなければ、社長と呼ばれる人に会ったこともない、成功者がどんな仕事をしているのかもまったく知らない、というのでは、臨場感を持ちようがないでしょう?

 だから、できるだけ未来の夢に関連性のある人や場所、出来事などに触れて、それらをリアルに感じるようにする努力が必要なのです。それが、未来に対して縁起をつくってあげることにもつながります。

 たとえば、大臣になって日本を平和で幸せな国にしたい人は、総理大臣や外務大臣、財務大臣たちの動向にいつも関心を持ち、国会の傍聴に行くくらいでないといけません。

 貧富の差のない真に平等な社会を築くために、ノーベル賞モノのスキームを発明する経済学者になりたい人は、ノーベル賞の授賞式を見学したり、すでにノーベル賞を受賞した人に会いに行ったりする必要があります。

 私自身が経験した学者の世界では、何か新しい学問分野を研究しようと思ったら、論文を読むよりもまず、その分野の最高峰の学会に顔を出すのが通例です。重要な研究成果をあげた研究者たちの顔を見て、実際に会話することで、その分野のリアリティが生まれるのです。それが、自分自身の研究成果をあげることにもつながります。

 学問の世界だけではなく、どんな仕事でも、その現場をリアルに体験することは大切です。その臨場感をしっかり感じたうえで、抽象化の作業をしていくのです。

 いまの自分と未来の自分の間の距離が遠ければ遠いほど、体験的に臨場感を得るのは難しくなりますが、もっと近いところで「こういうことを経験し、こういう知識を身につければ、臨場感を維持できる」というポイントはどこかにあるはずです。

 それに、未来の自分そのものズバリのシミュレーションができなくとも、「夢を実現した気分になれる」体験なら、工夫しだいでどうにでもなるでしょう。

 その意味で使えるのは、「メソッド演技」方式です。これは一言で言うと、リアルな複数の記憶を組み合わせて、体験を合成する演技術です。

 ちょっと簡単に触れておくと、ルーツはスタニスラフスキーという人がつくった演技理論です。その理論を20世紀になって、リー・ストラスバーグが体系化し、有名になりました。

 そのスタニスラフスキーに関して、おもしろいエピソードがあります。あるとき、モスクワ芸術劇場で主役を張っていたチェーホフ(『桜の園』や『かもめ』で有名な劇作家であり、短編小説家である、あのチェーホフの甥に当たります)が、記憶を基本とするスタニスラフスキーの理論に挑戦したのです。

 それは、「父が死に、墓場に埋葬される。そのときの息子の演技」です。チェーホフは完璧に演じ切り、スタニスラフスキーからも絶賛されました。それで、チェーホフは誇らしげに言ったのです。「私の父は健在だ。だから、父の死に関わる記憶はない。でも、完璧な演技ができた。演技には記憶の再現が重要だというあなたの理論は間違っている。私の勝ちだ」と。

 しかし、それはチェーホフの間違い。スタニスラフスキーの勝ちです。なぜなら、実際に体験していないことでも、体験したことのある複数の記憶を合成すれば、あたかも体験したように演じられるからです。

 スタニスラフスキーの理論の骨子はまさにそこにあったわけで、チェーホフは彼の理論を証明したに過ぎなかったのです。

 話を元に戻しましょう。記憶を合成することにより、役者が実にリアルな、迫真の演技をするように、私たちも記憶を利用すれば、未来体験の臨場感を維持することが可能です。

 もし、あなたが「起業して上場を果たし、マザーズの壇上に上がりたい」のなら、実際に壇上に行かなくとも大丈夫。何かの祝賀パーティの出席したときの記憶-会場の雰囲気や拍手の音、乾杯のシーンなどを思い出したり、何かを申請するときに書類をつくった記憶を上場審査になぞらえたりすれば、あたかも上場体験をしたようなリアルな臨場感が出せるでしょう。

 そうして、未来に対して縁起をつくることができるわけです。もちろん、合成に使う記憶の素材は、どれもリアルであることが最低条件ですが。

 とにかく、未来の自分をリアルに感じるためには、「なりたい自分」が将来どこで何をしているかを想像して、その場所に行ってみる、関連する何かをやってみる、試してみる、関係者に会ってみることが重要です。

 引用終わり

 

 

 ゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む(100%want to)、3)人生のあらゆる領域に設定(バランスホイール)、そして4)自分中心を捨て去る。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 「自分中心を捨て去る」たびに、抽象度が上がっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ふつうは抽象度が上がるほど、臨場感が下がっていきます。具体的情報量が減っていくから。ところが、Rをゆるがせると、抽象度を上げながら同時に臨場感を上げていくことができるようになります。それがゴール達成の秘訣!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

だから、①逆腹式呼吸でリラックスを深め、②その呼吸を意識に上げて、③ゆらぐこと(Rゆらぎ)が基本呼吸を用いてリラックスとゆらぎを得るのです。

 

 大事なのは実践し続けること。

 実践とは、高次元のゴール側のビジョンを、情報空間の底面である物理空間に落とし込むホメオスタシス活動のこと。その直接的実行が“実践”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そして、そのための基本中の基本が「呼吸」!

ぜひとも今回のワークを無意識下で実践し続けてください。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

L-167につづく)

 

 

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開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです

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新・福音書

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L-167202201月シークレットレクチャー -11(最終回);モーツァルトの音楽を“体感”するワーク

 

20221月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通してのメインテーマは「」です

フレームとは、「ある知識を表現するための知識の単位とその結合方法」のこと。苫米地博士は「その状況、現象、事物の特徴などを、逐一、記述していく方式で物事を定義していく方法論」と表現されています。

(認知科学から苫米地理論への流れはこちらでどうぞ↓)

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

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 01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

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 02;フレーム=BS(囚)問題

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 05;高次元のフレームを構築する=グレインサイズを大きくする

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 06;ゴールを見つける近道

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 07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

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 08;コーチングによる〇〇〇〇〇〇〇の結果として起こること

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 09;「自分中心を捨て去る」とは

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 10;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34408574.html

 11;モーツァルトの音楽を“体感”するワーク

 

 

ラスト2回は実践編です。「可能世界 w から別の w1 へ移行」するため基礎的ワークを紹介します。ぜひ“初心”に立ち返って取り組んでください。

F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

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 前回(L-166/10)は「呼吸」を取り上げました。

呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、意識に上げてコントロールすることができます↓

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そのため「意識をホメオスタシスに介入させる窓口」として呼吸を利用することが有効です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 意識をホメオスタシスに介入させた後に行うのは「共感覚」!

 Q-369~:共感覚がなかなかうまく実践できません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428764.html

 

 以下、苫米地博士の著書「モーツァルトの奇跡! “重ね聴き”脳力開発法」(宝島社、p8)より引用します。

 

モーツァルトの奇跡! “重ね聴き”脳力開発法

 

 

天才モーツァルトを知る7つのキーワード#2 共感覚

音を見、色を聴く ― 光の音楽を生んだ感性

 

ある知覚から別の知覚を生じる

 なぜ、モーツァルトは音を使って光の世界を表現することができたのでしょうか。それは、モーツァルトが共感覚者だったからです。

 人間には、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚という5つの知覚があります。いわゆる五感です。この五感で、ある知覚が別の知覚を生じさせる現象のことを共感覚といいます。

 たとえば、聴覚が視覚を生じさせる共感覚では、ある音を聴いたとき「この音は銀色で丸い」というように音が形で見えることになります。聴覚が味覚を生じさせると「この音は甘い」というふうになりますし、触覚につながると「この音はザラザラしている」というように感じられます。「この音はザラザラしている」というとザラついた音質を比喩的に表現していると思われるかもしれませんが、そうではなく、共感覚では肉体的な感覚として「ザラザラしている」と感じられるのです。

 子供の頃は知覚がまとまっており、誰もが共感覚を持っています。成長するにつれて知覚が分化していき、共感覚が失われるのです。大人になっても味覚と嗅覚は比較的近いところにあるので、みなさんもその感覚はなんとなくわかるのではないでしょうか。

 共感覚にもさまざまなものがありますが、音を聴くと光が見えるのが光共感覚です。モーツァルトは、この光共感覚をもっていました。ですので、自分が見ていた光の世界を音に置き換えることができました。光共感覚がなければ、決して光の世界を音で表すことはできなかったでしょう。

 

光共感覚を保ったまま育つ天才

 ただ、こうした光共感覚自体はめずらしいものではありません。長時間、音楽に接しながら成長すると、大人になっても光共感覚を保つことがあります。

 クラシックの世界では、幼少の頃から楽器を長時間練習するのが当たり前です。これは、昔も今も変わりません。モーツァルトがクラヴィア(鍵盤楽器)のレッスンを始めたのが4歳のとき。ベートーヴェンもショパンも、4歳でピアノのレッスンを始めています。

 現在でも、ショパンコンクールの予選をめざすような人は、小さいときから18時間ほどピアノを練習しています。本選ではなく予選に出るだけでこの練習量ですから、すさまじい世界ですよね。

 このように子供の頃から長く音楽に接していると、光共感覚になるケースが多くあります(私自身は生得的な光共感覚者で、あらゆる音が立体的な光として見えます)。

 ですので、モーツァルト以外のクラシックの作曲家にも光共感覚の人が少なからずいたはずです。そのような作曲家には、音が光として見えていました。自分が作曲した曲が演奏されると、光の世界が立ち上がったことでしょう。

 しかし、そうした作曲家には表現すべき光の世界があらかじめ見えていたわけではありません。作った曲が結果的に光の世界となっただけです。ですから、光の世界を音楽で表すこともなかったのです。

 モーツァルトには、表現すべき光の世界が見えていました。そして光共感覚を使い、その世界を音に置き換えていったのです。

 引用終わり

 

 

 モーツァルトには、表現すべき光の世界が見えていました。そして光共感覚を使い、その世界を音に置き換えていったのです

 

 そんなモーツァルトの音楽を“体感”することが今回のワーク。

 

 苫米地博士は「モーツァルトを聴くだけでIQが上がる」と語られていますが、その理由はクリアでしょうか?

 

 鍵となるのは「ドーパミン」です。ドーパミンは「心地いい」「楽しい」といった感情をもたらす神経伝達物質のこと。

 モーツァルトの音楽を聴くと、中脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや、VTAVentral Tegmental Area)というドーパミン神経系の拠点が刺激されます。腹側被蓋野が刺激されるとドーパミン分泌(放出)がおこり、腹側被蓋野の先にある腹側線条体の側坐核(そくざかく、NAccNucleus accumbens)が刺激されます。

側坐核は快楽や幸福感を司る部位なので、そこが刺激されることで「心地いい」「楽しい」といった気分になっていきます。

(「ドーパミン」について、詳しくはこちらでどうぞ↓)

Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 今、「なぜモーツァルトなのか?」と疑問に思っているのでは?

 

 その理由として、苫米地博士は「モーツァルトの音楽が持っている情報量の多さ」を挙げられています。その「情報量の多さ」の根拠が「倍音」です。

 博士によると、モーツァルトの曲は倍音が精密に設計され、倍音同士の干渉にいたるまで細かく計算されているそう。そのため描かれている世界の精度が非常に高く、他の作曲家の作品より情報量が多いのだそうです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 ここで注意するべきなのが、「情報と知識は違う」こと。

 L-10320218月シークレットレクチャー -05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

 いくら情報量が多くても、脳は意味のない情報は処理しようとしません。スコトーマに隠れるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 モーツァルトの音楽は完璧に統合された“意味のある情報”であるため、聴くだけでたくさんのドーパミンが分泌されるそうです。その“意味のある情報”とは「ゲシュタルト」のこと。反対に「ゲシュタルトが意味を決める」ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そんなモーツァルトの音楽を聴きながら、さらにドーパミン分泌を加速する方法があります。それが「ゴール(の世界)」のイメージングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールの世界を思い描き、さらには共感覚を用いて体感しながら、モーツァルトを聴く!

 

 それが「可能世界 w から別の w1 へ移行」するため基礎的ワークです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 モーツァルトを“体感”したら、あらためて「新たな『フレーム=BS別の w1)』を再構築」に取り組んでください。きっと今まで以上に“豊かさ”を感じられるはずです

 (その理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 まずは過去の記憶でつくられた「これまでの『フレーム=BS可能世界w)』」を解体

→ スコトーマが外れる

→ 新たなゴール設定

→ 高い次元に「新たな『フレーム=BS別の w1)』」を再構築

=グレインサイズが大きくなる

=ゲシュタルトを統合

=抽象度が上がる

 → 人生がますます豊かになる

 

 

あらためて伺います

「囚」を見て、どのようなイメージが浮かびますか?

 

 

2021年11月シークレットレクチャー2

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 モーツァルトの楽曲を用いた応用的ワークを紹介します。

 

 前々回(L-165/09)、「可能世界 w から別の w1 への移行を促す」ためには、コーチ自身が1)無意識のうちに全体像を身体的に感じて、2)複数のことを同時進行で考えながら、3)瞬時にオリジナルの考えを導きだせる ことが必須であると書きました。

 L-10720218月シークレットレクチャー -09;「I×V」とは〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 

 その感覚をマスターするためのワークです。「モーツァルトの奇跡!」(宝島社)内で紹介されているワークをまとめます。

 

 STEP1:音と動きをイメージする>

 -個々の楽器の音をイメージできる」ことが目標

-まずは弦楽器、金管楽器、木管楽器、メロディ系打楽器(ピアノなど)、リズム系打楽器(ティンパニーなど)の各カテゴリの楽器の音の出方、響きの特徴をつかむ

-そして、音色や音の響き、揺らぎを脳と身体で体感する

 -さらには演奏者の動きも。「すべての芸術は身体表現。身体をリアルに感じられると、その芸術に対する理解が深まる」by苫米地博士

 

STEP2:メロディラインを聴き分ける>

 -交響曲や室内楽では複数のメロディが同時に進行している

例:主旋律:ヴァイオリン、副旋律:フルート

 -モーツァルトの曲を聴きながら、複数のメロディラインを聴き分ける

 -同時に、演奏者の動きや、その動きによって音が楽器や演奏者の身体に響いて振動しているところをイメージする

 -モーツァルトの曲という抽象度の高いものを、まず個々のメロディという低い抽象度でとらえることを意図している

 -「複数のものを並列して捉える能力」や「物事を分解する能力」が刺激される

 

STEP3:メロディを別の感覚に置き換える>

 -共感覚者になるトレーニング

 -モーツァルトの曲を聴きながら、(例えば)色をイメージする。例えば

  「ヴァイオリンが弾いたメロディは水色」

  「フルートのこのパートは赤から青へのグラデーション」

  「ピアノが弾いているこの和音は濃い緑色」

 -モーツァルトの楽曲がもつ抽象的な世界の臨場感が高まる

  →モーツァルトが描こうとした世界がくっきりと像を結び、自分の身体で触っているようにリアルに感じられるようになる

 

STEP4:ゲシュタルトをつくる>

 -聴き分けたメロディラインを再統合してゲシュタルトをつくる

  =楽曲をひとつの総体として味わう

 -抽象度を上げて楽曲をアートとして体感することが目的

 -抽象度の高いモーツァルトの楽曲がアートとして体感できれば、IQは飛躍的に上がる

 

 

-追記2

 さらなる応用的ワークは「モーツァルトの重ね聴き」。苫米地博士の著書「聴くだけ! クラシック音楽で脳が目覚める」(ペダルファーブックス)に詳しくまとめられています。重ね聴き音源(CD)付きです。

 

聴くだけ! クラシック音楽で脳が目覚める

 

 

-追記3

 究極のワークはDVDCD教材「『悟り』への道」(Club Tomabechi)で。

CDdisc2)に収録された「シンフォニア/悟り、その先へ」は、モーツァルトに加え、苫米地博士の「ダヴィンチ脳音源Ⅱ・Ⅳ」を含む11曲が重ねられています。

圧倒的悟り体験により、さらなる“現状の外”が感じられるはずです。

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

 

 

-告知1

2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。

セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。

開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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