苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:L:講義・研修・セミナー編 > 2021年11月医療系研修会(認知症)

L-146202111月医療系研修会 -01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 

 

 私が取り上げたのは「認知機能の低下で情緒が不安定になり、環境に反応して起こる」とされているBPSDBehavioral and Psychological Symptoms of Dementia認知症に伴う行動・心理症状

 厚生労働省HPBPSD:認知症の行動・心理症状」

 s0521-3c_0006.pdf (mhlw.go.jp)

 

 認知症の症状の中心は「認知機能の低下」です。

具体的には「記憶するのが苦手になる」「時間・場所・人の認識があいまいになる」「物事の手順に戸惑う」「会計や計算が苦手になる」など。それらを「中核症状」と呼びます。

 

 そんな中核症状に対して、BPSDは「周辺症状」とも呼ばれています。

 BPSDの「B」はBehavioralで、「物理空間での行動(症状)」のこと。そして、「P」はPsychologicalで、「情報空間での行動(心理症状)」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 具体的にはこんな感じ↓

【行動症状】暴力、暴言、徘徊、拒絶、不潔行為(例:便を壁にこすりつける)等

【心理症状】抑うつ、興奮、不安、幻覚、妄想、睡眠障害 等

 

 いずれも「環境への反応」だと考えられています。苫米地理論でいうと第1世代。情報空間に拡張したホメオスタシス活動のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 コーチングのゲシュタルトで考えると、【行動症状】はハビット(habit)、【心理症状】はアティテュード(attitude)に相当するはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ハビットとは「無意識の行動」のことで、抽象度を軸にとった場合の情報空間の底面、すなわち物理空間におけるパフォーマンスのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 アティテュードは「無意識の判断」であり、「行動の性向」のこと。それは思考の一部であり、高次の情報空間(知識宇宙)におけるパフォーマンスのことです。

F-311:デジタル自傷行為 <case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

 

 じつは、認知機能低下(中核症状)の程度とBPSD(周辺症状)は、必ずしも相関しません。著しい認知機能低下があるのに落ち着いているケースもあれば、認知機能低下は軽度なのにとても大変なケースもあります。

その違いはどこにあるのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p93)より引用します。

 

 

ストレスが認知症を引き起こす

 医学的にはっきりしているのは、「ストレスが認知症を引き起こす」ということです。アルツハイマー病の場合はある遺伝子と老化の2つの要素が発症にかかわっていますが、認知症はストレスでも発症するということが分かっています。

 一般的に「ボケ」と呼ばれているケースの多くは認知症です。

 認知症では、「新しい記憶を長期記憶化できない」「短期記憶を保てない」という症状が出ます。通常、短期記憶は3~4日の間は保たれますが、認知症の人では1~2時間で消えてしまいます。短期記憶は眠っている間のレム睡眠中に長期記憶に保存されますから、短期記憶が1~2時間で消えてしまうということは、レム睡眠までに消えてしまい長期記憶に保存されない、つまり新しい記憶を長期記憶化できないということになります

 このような症状を呈する要因は、脳の海馬と呼ばれる部位の損傷です。そして、海馬の損傷の原因は、副腎皮質から出るコルチゾールと呼ばれるホルモンです。この因果関係は、脳トレと違って、医学的にはっきりとしています。強いストレスを感じる出来事があって、コルチゾールが出て、海馬が損傷して、ボケる。認知症はこのようなプロセスで発症します。

 

 認知症は脳の老化だけが原因だと思っている人が多いようですが、このように認知症の重要な原因のひとつはストレスです。最近話題になることの多い若年性認知症などは、まさにストレスが引き金となっています。

 もちろん、脳の神経細胞は加齢とともに減っていき、それにともない脳機能も低下していきますが、それは徐々に進みます。一方、認知症では急速に記憶障害が進みます。脳機能の低下が急速に進む場合は、脳の老化が原因ではなく、ストレスが原因です。この理由からも、「脳の老化を防ぐ〇〇」や「脳トレ」に認知症の予防効果を期待することが難しいことがお分かりいただけると思います。それよりはストレスがない生活がはるかに重要です。

 引用終わり

 

 

 脳機能の低下が急速に進む場合は、脳の老化が原因ではなく、ストレスが原因

 

 そして、そのストレスがBPSDをさらに悪化させます。

 BPSDでみられる「情緒が不安定になる」「妄想で人を責める」「声を荒げる」「暴言・暴力がみられる」「無気力になる」「睡眠リズムが乱れる」などの症状は、「認知機能の低下で苦手なことが増えた」ことにより「精神的に追い込まれる」ことで起こると考えられているそう。

 

 「苦手が増えた」はセルフイメージの低下を引き起こします。「これまでの私と今の私」、あるいは「理想(期待)と現実」との間に生じたギャップは、大きなエネルギーを生みだします。そのエネルギーは、多くの場合、いわゆる“ストレス”になってしまいがちです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 コーチングに寄せていうと、セルフイメージの低下はコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)から下向きに外れた状態と同じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

CZを外れると、気持ちが落ち着かなくなり、人間的な思考を司る前頭葉前頭前野よりも動物的な大脳辺縁系の方が優位になりやすくなります。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

大脳辺縁系優位になると、生じたエネルギーが攻撃(暴言・暴力、他罰)や逃避(閉じこもり、治療・介護の拒否、自罰)に使われます。その状態が「ファイト・オア・フライト」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ここまでをまとめると、ストレス →認知機能低下 →さらなるストレス →BPSD悪化。

 

  

 ところで、「ファイト・オア・フライト」は認知症の方に限った話ではありません。それは誰もが持つ「恐怖により引き起こされる“危機回避のためのシステム”」です。
 その本質は「迅速に危機を回避するために、『前頭前野での評価』をショートカットする」というもの。高次の認知機能(認識・理解・評価・判断など)よりも、根源的な反応(闘争or逃走)が優先されます。

L-07320211月シークレットレクチャー -02;情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29431450.html

 

 繰り返しますが、「ファイト・オア・フライト」は認知症の方に限った話ではありません。

実際、認知機能がまったく低下していなくても、“BPSDのような言動”を認めるケースがあります。様々な「ハラスメント」はその一例でしょう。

S-04-02~4:軋轢が生じる理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22463773.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22527815.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22599317.html

 

 では、“BPSDのような言動”には、何が影響するのでしょうか?

 

L-147につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

認知症の症状の中心は「認知機能の低下」です。具体的には「記憶するのが苦手になる」「時間・場所・人の認識があいまいになる」「物事の手順に戸惑う」「会計や計算が苦手になる」など。それらを「中核症状」といいます

 

 補足すると、認知症は下記の4つのタイプに大別されます。

 

 □アルツハイマー型認知症(ADAlzheimer disease

・認知症全体の6割で最多

 ・記憶を司る海馬(かいば)を中心に脳が萎縮

 ・「記憶があいまい」「同じことを何度も言う」「もの忘れ」など

 

 □血管性認知症(VaDvascular dementia

 ・脳出血や脳梗塞により脳の神経細胞がダメージを受ける

 ・認知機能低下+「歩行が不安定」「呂律が回らない」「むせる」

 ・リハビリや会話・歩行が効果的

 

 □レビー小体型認知症(DLBdementia with Lewy bodies

 ・「レビー小体」が脳の広範囲に溜まる

 ・認知機能が変動する(オン/オフ)

 ・認知機能低下+「幻視」「ひどい寝ぼけ」「筋肉がこわばる」「手足が震える」

 

 □前頭側頭型認知症(FTDfrontotemporal dementia

 ・「理性的な行動ができない」「人への配慮ができない」「ルールを守れない」

 ・同じ行動を繰り返し、万引きなどの反社会的な行動があらわれる

 ・家族だけでは対処が難しいため、早めの公的介入が重要

 

 

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L-147202111月医療系研修会 -02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 

 

 前回(L-146)は「認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの」について確認しました。それは“ストレス”。シンプルにまとめると、ストレス →認知機能低下 →さらなるストレス →BPSD悪化 という感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 BPSDBehavioral and Psychological Symptoms of Dementia)とは、認知症に伴う行動・心理症状のこと。具体的には「情緒が不安定になる」「妄想で人を責める」「声を荒げる」「暴言・暴力がみられる」「無気力になる」「睡眠リズムが乱れる」などの症状をいいます。

 

実際には、認知機能がまったく低下していなくても、“BPSDのような言動”を認めるケースがあります。様々な「ハラスメント」はその一例でしょう。

S-04-02~4:軋轢が生じる理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22463773.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22527815.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22599317.html

 

 では、“BPSDのような言動”には、何が影響するのでしょうか?

 

 

 苫米地博士に学ぶ前の私であれば、おそらく「性格」と答えたでしょう。もちろん、その答えは正確ではありません。

 

 人が「これが自分の性格だ」と思っているものは、他人との比較や過去の記憶に基づいて勝手に抱いたイメージに過ぎません。

 そして、その「自分は〇〇な性格」「自分は△△な人間」という自己イメージは、ブリーフ化しながら、ブリーフシステム(Belief SystemBS)やコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を形成していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 私たちは無意識的に自己イメージ=BSCZに沿った行動や思考をしています。それが前回取り上げたハビット&アティテュード。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

そのハビット&アティテュードにより、自己イメージ=BSCZはますます強化されていきます。それは「現状維持の壁」が分厚くなっていくということであり、ますます世界が固定化していくということです。

PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 そんな現状や世界が“差別”と紐付いている というのが、「認知機能がまったく低下していなくても、“BPSDのような言動”を認める」ことの主因であるはず。
 私は「差別が“BPSDのような言動”の根底にある」と思っています。

 PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

人の特性はBSで決まる

 

 

じつは、人が持つブリーフシステム(BS)は1つではありません。

私の経験をお話しすると、かつて対峙した“既得権益”は、「いつも差別全開」という感じではありませんでした。

Q-329:最近「記憶が抜ける」ようなvol.4;自己イメージと臨場感世界は双方向性を持った縁起>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31941786.html

 

前頭前野にはその人がつくりあげたいくつものBSが収められており、それが人間の複雑かつ不安定な内面の動きをつくりだします。

つまり、人間の内面で深い葛藤が起こるのは、前頭前野のBS同士が互いに矛盾を起こすから

L-09420217月シークレット… -06;ブリーフシステムと人格や未来との関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30598161.html

 

 さらに、前回お伝えした「これまでの私と今の私」「理想(期待)と現実」といったギャップが加わると、ますますイライラしたり落ち着かなくなったりしていきます(「ファイト・オア・フライト」)。その場合、言動はもっとBPSD的になってしまうでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「『性格』のカラクリ “イヤな他人”も“ダメな自分”も一瞬で変えられる」(誠文堂新光社、p188)より引用します。前頭前野優位を余裕で維持し、さらに磨きあげている自身の姿をイメージしながら読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

人はさまざまな幻想に支配されている

 私たちを束縛したり振り回したりしている幻想は、他にもたくさんあります。

 

 「いい学校に進み、いい会社に入ってこそ幸せである」「家庭を持ってこそ幸せである」「自分の家を建ててこそ幸せである」といった幸福感。

 「社会人はこうあるべき」「家族はこうあるべき」といった暗黙のルール。

 「会社を辞めたら食べていけなくなる」「結婚しなければ孤独で寂しい人生になる」といった恐怖。

 

 日々の生活の中で、親や兄弟、教師、友人、メディアなどによって摺り込まれたこうした価値観は、情動と結びつき、ブリーフシステムとして前頭前野に蓄積されていきます。

 いずれも実体はなく、幻想にすぎません。

 

 いい学校に進み、いい会社に入ったから、家庭を持ったから、家を建てたからといって、幸せになれるとは限らず、むしろ苦しみを抱えることも多いでしょう。

 「~はこうあるべき」といった価値観やルールは決して絶対的なものではなく、場所や時代が違えば簡単に変わってしまいます。

 恐怖という感情の無意味さについても、PART3でお伝えした通りです。

 

 しかし、私たちはそれらを盲目的に信じ込まされています。

 「自分の意思で選んだ」「自分の意思で行った」と思っている選択や行為のほとんどは、誰かに選ばされていたり、やらされたりしていることであり、多くの人が、こうした過去の記憶、他者の価値観をもとに、自分の未来を決めてしまっているのです。

 

 もっとも、私は、ブリーフシステムの存在自体を否定しているわけではありません。

 ブリーフシステムは、社会による教育の成果でもあります。

 教育が行われ、ブリーフシステムによって行動が制御されなければ、人間はもっと本能のおもむくままに、利己的に生きることになってしまうでしょう。

 

 ただ、過去に摺り込まれた他者の価値観に振り回され、縛られて生きるのは、やはり「幸せ」ではありません。

 それは、他者によって洗脳され、支配され、奴隷化して生きることだからです。

 自分の本当の意思、自分の本当の望みに気づくことなく、他者の欲望を満たすために踊らされ続けて一生を終えるのは、とてもむなしいことだと思いませんか?

 

 なお、現代の日本において、もっとも強力な洗脳装置として機能しているのが、テレビです。

 

 映像や音が生み出す臨場感は、人の脳に強いインパクトを与えます。

 近年、多少はテレビ離れが進んだとはいえ、テレビが流す情報を鵜呑みにしてしまう人は、まだまだたくさんいますし、テレビで活躍した人、テレビで人気のある人が選挙で選ばれ、政治家になることも少なくありません。

 テレビからの情報は、現代の日本人のブリーフシステムに、かなり色濃く反映されているはずです。

 これは、異常かつ危険な状態であるといえるでしょう。

 

 また、多くの人は何も気づかずに、大手広告代理店やテレビ局、芸能プロダクションなどが提示する価値観を受け入れ、彼らが次々と与える欲望にとらわれています。

 洋服、旅行、グルメ、人にうらやましがられるような生活……

 たまに欲しいものを手に入れても、すぐにまた欲しいものが現れるため、本当に満足できることはありません。

 まさに、仏教でいうところの、「餓鬼」の状態に陥ってしまっているのです。

 人は、洗脳による支配から自由になったとき、初めて自分の本当の意思に基づいて未来を選択できるようになります。

 そのためには、思考の抽象度を高め、物事をより俯瞰して眺めること、スコトーマをずらし、見える世界を変えることなどが必要です。

 

 PART2PART3でご紹介したのは、単なる「『性格』を変える方法」ではありません。

 さまざまな洗脳から解放され、他者からの摺り込みによるものではない、自分自身の価値観に基づいて、本当の意味で自由に生きていくための方法なのです。

 

 人はさまざまな幻想に支配されている

 Point

 ・人々が信じる価値観やルールは、時代や場所で簡単に変わる。

 ・現代の日本におけるもっとも強力な洗脳装置はテレビ。

 ・テレビから流れる情報は、日本人のブリーフシステムに大きく影響を与えている。

 引用終わり

 

 

 人は、洗脳による支配から自由になったとき、初めて自分の本当の意思に基づいて未来を選択できるようになる

 そのためには、思考の抽象度を高め物事をより俯瞰して眺めること、スコトーマをずらし見える世界を変えることなどが必要

 

 前頭前野のBS同士の矛盾を解決し、心の内の深い葛藤を解消するためには、抽象度を高めることが必須です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、恐怖や不安が強いと、そもそも抽象度を高めることができません。大脳辺縁系優位の「ファイト・オア・フライト」とは、抽象度が下がる(あえて下げる)遺伝子レベルの反応です。

 

 よって、恐怖や不安への対処が重要といえます。健康な人にとってももちろん、認知症の方(&サポーター)にはなおさら、恐怖と不安のマネジメントが求められます。

 

L-148につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-告知1

2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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「性格」のカラクリ


 

L-148202111月医療系研修会 -03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 

 

 人は、洗脳による支配から自由になったとき、初めて自分の本当の意思に基づいて未来を選択できるようになる

 そのためには、思考の抽象度を高め物事をより俯瞰して眺めること、スコトーマをずらし見える世界を変えることなどが必要

 

 前頭前野のブリーフシステム同士の矛盾を解決し、心の内の深い葛藤を解消するためには、抽象度を高めることが必須です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、恐怖や不安が強いと、そもそも抽象度を高めることができません。大脳辺縁系優位の「ファイト・オア・フライト」とは、抽象度が下がる(あえて下げる)遺伝子レベルの反応です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 よって、恐怖や不安への対処が重要といえます。健康な人にとってももちろん、認知症の方(&サポーター)にはなおさら、恐怖と不安のマネジメントが求められます。

 

 

 今回は、「闘争逃走反応」と訳される「ファイト・オア・フライト(Fight or Flight)」について確認しましょう。

 

 文字どおり「闘うか、逃げるか」という心理状態に陥る「ファイト・オア・フライト」は、前頭前野の働きをあえて抑えて“直感的な判断”を行うことといえます。大脳辺縁系が「闘う」と判断すれば、脳内にドーパミンやノルアドレナリンが分泌されて闘う準備が整います。

 (「ドーパミン」について、詳しくはこちらをどうぞ↓)

 Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはその程度分泌されているか

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 その時はとても“動物的”。怒りっぽく攻撃的で、まわりのことは考えられず、他罰的になっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10692725.html

 

さらには、時間を超えた推論ができないため、未来を自由に思い描けなくなっているはず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 米国CDCが公表した「危機に瀕した時の行動(Negative Behavior)」でいうと、1)不必要な対処を求める、2)特別な関係に依存する、3)不必要に商業取引や渡航を制限する、4)MUPS(複数の医学的に説明困難な身体症状)があらわれる といった特徴が認められます。

 F-126~:続・クライシスの本質 ~首相による「一斉休校要請」と社会の反応を読み解く

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664055.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664503.html

 

 このような心の状態は、決して特別な状態ではなく、誰もが経験しうるものです。

実際、老病死(+生で四苦)の場である医療現場において、「ファイト・オア・フライト」は日常茶飯事。例えば、東京消防庁の調査によると(R1.12/16R2.12/10)、在宅での看取り予定にもかかわらず救急要請が行われた112件のうち、じつに97件で(救急要請を行った)家族の希望により不搬送になったそう。慌ててしまい救急を要請してしまったが(=大脳辺縁系優位)、救急隊が到着する頃(H28年全国平均:830秒)には冷静になっていた(=前頭前野優位)ということでしょう。

 F-216:激烈な腹痛の最中に得たインスピレーション -真夜中に、一人きりで-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27521647.html

 

 とくに生死にかかわるような危機的状況では、人の心は「拒絶→不安・恐怖→回避→希望の消失→パニック」と変化していきます。

CDCがまとめた「Psychology of a Crisis」には、こうした事態に対処するための4つの基本原則が示されています。それは

F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」 Vol.4;リーダーの視点で

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

1)     最初に最悪の可能性を伝え、それが改善していることを数字で伝える

2)     「必ず解決します」などの約束はNG。むしろ状況の不確定性を正確に伝え、その問題を解決するプロセスについてのみ伝える

3)     問題解決のプロセスが進んでいることや状況が改善していることを伝えるために、それを示すデータや数字を継続的に提供し続ける

4)     恐怖を認め、問題に関連する文脈情報を与える

 

 この4つの基本原則は、「レジリエンス(resilience)」においても重要です。

レジリエンスは物理学の用語で、「外力による歪み」を意味するストレスに対して、「ストレスを跳ね返す力」の意味で使われています。そこから心理学の世界にひろがり、「社会的ディスアドバンテージや自分に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを対応させる個人の能力」を表す言葉として用いられるようになりました。

シンプルにいうと「自発的治癒力」。それは「脆弱性(vulnerability)」の反対概念であり、「精神的回復力」「抵抗力」「耐久力」とも訳されています。

 F-142:不要不急 vol.3;レジリエンス <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22878502.html

 F-143:不要不急 vol.4;レジリエンスをコーチング理論で考える <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22931091.html

 

苫米地博士は、レジリエンスを「有事の際に迅速にリカバーし、元より強固になることができる性向」といった意味で使われています。それは「転んでもただでは起きぬ」というブリーフシステム(Belief SystemBS)が生みだすアティテュード。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 じつは、これこそが“次世代のリーダー”に求められるブリーフ。「希望を持ち続ける」「決して諦めない」=「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ことを可能にするブリーフです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その鍵となるのは「〇〇〇〇(←漢字4文字)」。

 以下、苫米地博士の著書「『イヤな気持ち』を消す技術」(フォレスト出版、p185)より引用します。ヒーリングにおいても、コーチングにおいても、とても重要な「〇〇〇〇」をクリアにしてください。Feel

 

 

トラウマをとるには高度な脱洗脳テクニックが必要

 さて、私のクライシスサイコロジーの講座は、そろそろ第2段階に移ろうとしています。今度は、講座の卒業生を対象に、トラウマを抱えてしまった人のトラウマを取り除く方法を伝授することを考えています。

 なぜなら、東日本大震災から間もなく2年がたとうとし、その恐怖体験がトラウマになってしまった人がじっさいに現れるころだからです。

 第1段階の講座の卒業生たちは、多くの被災者の心を救ったとは思いますが、彼らがカバーしきれないほど大勢の人々が心に問題を抱えていることは否定しようがありません。

 

 これは心に直接働きかける心理操作手法のため、ここで紹介することはできませんが、少しだけさわりを述べましょう。

 トラウマは、特殊な変性意識の状態です。

 変性意識というのは、たとえばトランス状態など、日常的な意識状態ではない意識の状態のことを意味しています。トラウマに囚われ、突然かっとなったり、みるみる鬼のような形相になったり、相手を襲ったりするときが、この変性意識状態に当たります。

 強い恐怖や恐怖体験は、それそのものが日常的な意識ではなく変性意識なのです。

 

 実は、変性意識が生まれる状態というのは、高度な催眠を受けている状態のようなものです。そして、変性意識下では、特定の記憶にアクセスしやすくなり、逆にアクセスしにくくしたりということができます。

 

 たとえば、相手に催眠をかけ、お父さんやお母さんの名前や、離婚した相手のことや、うれしかった思い出など、秘密をたくさん聞き出します。その後、催眠から起こす前に「いま、私が訊いたことは忘れましょう」といって、それから目覚めさせるわけです。

 そうやって、占師はたくさん聞き出した相手の秘密を「あなたは、何年前にこういう経験をしたでしょう?」と的中させます。

 相手に「この占師は本物だ」と感激させる仕掛けです。

 その逆に、特定の記憶にアクセスしやすくする方法として有名なのは、退行催眠です。半覚せい状態で記憶をさかのぼっていくと、昔の忘れていた記憶をたくさん引っぱり出すことができます。

 

 さて、たとえば交通事故に遭ったというような恐怖体験がトラウマになり、それが一生消えないというような場合があります。

 それは、事故の体験そのものが強烈な変性意識であり、変性意識は脳の記憶回路に直接的に強烈に働きかけます。

 それそのものが、あっという間に長期記憶化してしまうような強烈な体感をつくるわけです。

 そんな強烈な恐怖の記憶をどうすれば取り除くことができるかといえば、それは一種の脱洗脳のテクニックによって可能なのです。

 

 わかりやすくいえば、たとえば大震災や原子力の過酷事故を含む強烈な恐怖体験は、それそのものが特殊な催眠術です。

 それは、心を1つの臨場感世界に釘づけにする技術とみなすことができ、広い意味での催眠術なのです。

 とすれば、その催眠術を一気に解く、脱洗脳の方法があるのです。

 それは、長期記憶化した恐怖、つまり変性意識体験を一度引っぱり出して、その変性意識そのものをぶち壊すという方法です。

 それは「思い出せませんよ」と洗脳して思い出せなくするのではなく、変性意識そのものを解いてしまう脱洗脳なのです。

 これは、少々高度な介入技術を必要とするため、いま私は、精神科医や臨床心理士などの資格を持つ医療関係者だけに伝授しています。

 私がなぜ、守秘義務のもとで、専門家にしか教えていない第2段階の講座の話を紹介したかといえば、トラウマを抱える人に、それを取り除く技術があるということを知ってほしかったからです。

 トラウマがあり、それが元でやるべきことができない。

 あるいは、それが障害になって、進みたい方向に人生を向かわせられない。

 そういう悩みを持つ人は、ひとりあれこれ悩まないで、専門家のもとを訪ねることを私はお勧めします。

 自分で解決不可能な心の問題に戦いを挑むことほど、愚かなことはありません。

 戦えば戦うほど、傷口が開くということになりかねません。

 トラウマにいくら刃を向けても、傷つくのは自分自身です。

 肝心なのは、クライシスサイコロジーを理解して、まずは恐怖体験を長期記憶化させないこと。それでも、あっというまに長期記憶化されてしまうような恐怖体験をしてしまったときは、私が脱洗脳のテクニックを伝授しているような専門家たちに頼んで、トラウマを解いてもらうことです。

 それが、強烈な恐怖体験から逃れ、人生の質を高める、一番の方法でしょう。

 引用終わり

 

 

 長期記憶化した恐怖、つまり変性意識体験を一度引っぱり出して、その変性意識そのものをぶち壊す

 

 

 「希望を持ち続ける」「決して諦めない」=「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵も「変性意識」です。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 次回(L-149)、誰にでもできる(じつは行っている)「『変性意識』の活用法」を紹介します。

 

 *「変性意識」について、こちらもどうぞ↓

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

L-149につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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F-048Before ACT-FAST

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F-187~8:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -04~5;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !!

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F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

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Q-204~:「縁起」と「因果」

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イヤな気持ちを消す技術

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L-149202111月医療系研修会 -04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 

 

 人は、洗脳による支配から自由になったとき、初めて自分の本当の意思に基づいて未来を選択できるようになる

 そのためには、思考の抽象度を高め物事をより俯瞰して眺めること、スコトーマをずらし見える世界を変えることなどが必要

 

 前頭前野のブリーフシステム(Belief SystemBS)同士の矛盾を解決し、心の内の深い葛藤を解消するためには、抽象度を高めることが必須です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところが、恐怖や不安が強いと、そもそも抽象度を高めることができません。大脳辺縁系優位の「ファイト・オア・フライト」とは、抽象度が下がる(あえて下げる)遺伝子レベルの反応です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 よって、恐怖や不安への対処が重要といえます。健康な人にとってももちろん、認知症の方(&サポーター)にはなおさら、恐怖と不安のマネジメントが求められます。

 

 

 その鍵が「変性意識」。

変性意識(Altered State of ConsciousnessASC)とは、「目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態」のこと。苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」です。

 L-11420219月シークレット… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 

 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。抽象度が上がるほど、文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば、「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「呼吸」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

呼吸を用いてRをゆらがせながらゴール側の世界(w1Imagination)の臨場感を高め続けると(Vividness)、やがてイメージが現実になっていきます(Reality)。「invent on the way」しながら。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 つまり、ゴール(未来)にふさわしい変性意識を維持するから、「希望を持ち続ける」「決して諦めない」というハビット&アティテュードが自然にあらわれ、「ゴール側の世界(w1)」が現実化していく ということ。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 そのときの“変性意識”は「ゴールに向かう(戻る)ホメオスタシス・フィードバック」といえるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 それでは、変性意識の活用法について確認しましょう。

 以下、苫米地博士の著書「洗脳護身術」(三才ブックス、開拓社より再版、p103)より引用します。

 

 

目を合わせるだけのマインドエンジニアリング

 カタレプシーを巧みに利用する術は、慣れてくれば数秒で相手を変性意識化させられる。しかし、これには相手に触れなければならないという限界がある。そこでここでは、目を合わせただけで相手を変性意識化させる高等テクニックを紹介しよう。

 この方法は、生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用すればいい。自らを深い変性意識状態にしたうえで、相手と目を合わせるのである。そうすると相手は変性意識化してしまう。気功の世界などでは、この方法は古くから知られており、目から気が出ているからと考えられている。実際には、何らかの視覚情報が相手に伝わるからであると推測されるが、何度も練習をしてコツを掴むと、相手の目を見ただけで、相手を変性意識化できるようになる。

 方法論として、まずは通常の状態で相手と向き合い、相手の目と目の間を凝視する。ここで注意するのは、決して相手の目そのものを見てはいけないということ。相手の目に焦点を当てると、左右両方の目に視線が行ったりきたりして不安定になり、ホメオスタシスの同調を引き起こせない。しかも、相手が自分より技量の高い術者だと、逆にこちらが洗脳されるおそれがある。凝視するのは必ず相手の目と目の間だけだ。そうすれば、相手側は自分の目を正視されているように感じるだろう。また、視線を定めるときは決して怖い顔をしてはいけない。柔和な顔で、軽く微笑むくらいがいいだろう。

 このテクニックは、皆さんの通常の交渉にも十分活用できる。相手の目を見て話すのはコミュニケーションの基本だが、この方法を用いるとより効果的なアイコンタクトとなる。

 さて、問題はここからだ。相手の目と目の間を注視しながら、逆腹式呼吸を使って自らを深く変性意識化させる。練習がしっかりとできている人は、過去の変性意識状態を思い出すだけで、自らを変性意識化できるはずである。そして相手を見ながらも焦点は、ずっと遠い先を見つめる感じにする。すると相手は、自分の心の中を見透かされているような、不思議な気分になるだろう。そして自然に変性意識状態に陥るのである。

 これは精神世界の柔術のようなものだ。人間の身体のつくりを力学的に利用して相手を投げ飛ばすように、人間の心のつくりを気学的に利用して投げ飛ばす洗脳技術なのである。

 引用終わり

 

 

 生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する

 = 自らを深い変性意識状態にする

→ 相手と目を合わせる

→ 相手は変性意識化してしまう

 

 博士が開示されたこの奥義は、恐怖と不安のマネジメントにも活用できます。

 

 これまで取り上げてきた「ファイト・オア・フライト」は、人間らしい前頭前野(理性)よりも、動物的な大脳辺縁系(情動)の方が優位になる状態です。

 大脳辺縁系は大脳の古い部分で、魚類や両生類といった進化の古い段階にもみられます。その大脳辺縁系の一部に扁桃体(へんとうたい)という部分があります。

扁桃体の役割は、「海馬と連携して記憶を司る」ことと「海馬に働きかけ、出し入れする記憶の増幅や減弱を行う」こと。後者は「評価関数」としての働き。そう、“自我”の機能のひとつです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

短期記憶の貯蔵庫である海馬は、長期記憶の貯蔵庫である側頭葉との記憶の出し入れをするゲートの役割を果たしています。その記憶により、前頭前野に認識のパターンができあがっていきます。それがブリーフシステム(BS)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

脳の仕組みと記憶の仕組み(「イやな気持ち」を消す技術)

「イヤな気持ちを消す技術」(フォレスト出版、p33)より引用

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 記憶により、前頭前野に認識のパターンができあがる

 

 ここで問題が生じます。人間は“失敗”を記憶するようにできているから(失敗駆動型)。

つまり、前頭前野にできあがった認識のパターン=BS=自己イメージは、“失敗”により作られているということ。

PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 さらにいうと、その前頭前野にできあがった認識のパターン=BS=自己イメージは、目の前の世界そのものでもあります。

“自我”のもうひとつの機能は「部分関数」。それからわかるのは「“自我”はあらゆる関係の結び目である」ということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

つまり、関係が変われば、自分が変わり、目の前の世界も変わっていく

 

その「自分」と「世界」は“失敗”の記憶から成っています。だから、私たちはイヤな気持ちに囚われてしまうのです。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

だからこそ、「生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法」は、とてもとても重要であるといえます。

 

L-150につづく)

 

 

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32300998.html

Q-361 “自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

 

洗脳護身術

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L-150202111月医療系研修会 -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 

 

 生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する

 = 自らを深い変性意識状態にする

→ 相手と目を合わせる

→ 相手は変性意識化してしまう

 

 苫米地博士が開示されたこの奥義は、恐怖と不安のマネジメントにも活用できます。動物的な大脳辺縁系優位になるのを防ぐ予防法として、あるいは「ファイト・オア・フライト」の状態から人間的な前頭前野優位に戻る(戻す)技として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 では、抽象度を下げて、より具体的に確認していきましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 人間においては、網膜(目)からの視覚情報が視覚野(大脳の後頭葉)に向かうメインルートだけではなく、直接扁桃体に向かうサブルートが存在しています。そのため視覚野の機能を失っても、扁桃体で人の表情を判断することができます。

つまり、「人は無意識に他人の表情を分析し、記憶と照らし合わせながら心を推測している」ということ

 

 視覚野に障害がある(=目が見えない)患者さんを対象にした英ウェールズ大学の研究によると、相手が無表情な場合は「対象が男性か女性かに関係なく、感情を読み取りづらい」といった傾向が確認されたそう。目が見えないのですから当然です。

ところが、明確な感情(怒り、喜び)を示した人の顔を見せた場合、単なる当てずっぽうを上回る正解率を示したそう。悲しい顔とうれしい顔、怯えている顔と幸せそうな顔といった感情表現の場合でも、ほぼ同様の確率で正解したそうです。目が見えないはずなのに。

 F-045:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから 中編:ブラインドサイト

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11294790.html

 

ちなみに、人の顔を動物の顔に置き換えると、襲いかかろうとしているのかどうかなどを見分けることができなかったと報告されています。どうやら表情から感情を読み取る力は人と人の間に限定されるようです。

Q-233~4:「財布を娘に盗られた」といったvol.4~5:ユマニチュードの5つのステップ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27926812.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27962873.html

 

 繰り返しますが、私たちは無意識に相手の表情を読み取り、記憶と照合しながらその状況を評価しています。それは「ファイト・オア・フライト」のジャッジのためともいえるはず。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/9815429.html

 

 

 生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する

 = 自らを深い変性意識状態にする

→ 相手と目を合わせる

→ 相手は変性意識化してしまう

 

 だから、自分自身が常にリラックスし続け(変性意識状態)、和やかな表情(和顔施)で、相手と目を合わせること(眼施)には、とても大きな意味があります。それは扁桃体に働きかけて、相手を人間らしくする(=前頭前野優位)ということです。

 F-044:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと 前編:布施

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11142143.html

 

 反対に、相手の怒りや悲しみの表情を見ることで自身の扁桃体が発火すると、情動(その多くは辛い系)を伴った記憶が増幅されながら引っ張り出され、大脳辺縁系優位になってしまいます。

その時の状態は、自律神経の働きでいうと「交感神経優位」、コーチングでいうと「コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)から外れた状態」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

そのような状態では、“ストレス”は高まるばかり。もちろん、IQは低下します。進化の過程に例えると、サルやゴリラレベルに一時的に退化してしまう感じです。だから

 

自分自身が徹底的にリラックスし続け(変性意識状態)、和やかな表情(和顔施)で、相手と目を合わせ続ける(眼施)

 

相手がリラックスしている皆さんの表情から喜びや楽しさ、うれしさといった情動を読み取ると、扁桃体の発火は起こらず、穏やかな前頭前野優位の意識状態が伝わります。ホメオスタシスの同調性により。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

仮に相手が何らかのストレス状態にあったとしても、楽しそうな表情を見ることで「ファイト・オア・フライト」から脱しやすくなるはず。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/8166400.html

 

 医療や介護の現場には、「〇〇さんを見るだけで気分がよくなる」「〇〇さんといると、とても落ち着く」といわれるヒーラーが必要です。

 Q-342:瞑想をすると思慮深い方向に向かってしまい<前編;ヒーラーの視点で>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32449644.html

 

では、そんなヒーラーになるためにはどうすればいいのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「一瞬で相手をオトす洗脳術」(マキノ出版、p21)より引用します。リラックスをさらに深め(=変性意識化=V↑)、和やかな自分の姿をしっかりイメージしながら(I)、ゆっくり読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

心は伝播する

 内部表現の書き換え、つまり一目ぼれは、「変性意識」のときに起こります。変性意識とは、臨場感を感じている世界が物理的な現実世界ではなく、映画や小説といった仮想世界にある状態を指します。

 もちろん、現実世界の臨場感がまったくなくなるということはありません。現実世界よりも、仮想世界の臨場感がより強い状態のことです。

 映画を見ているときや夢を見ているときなどがそうです。

 催眠状態も変性意識のひとつの状態です。この意識の変性度の高い状態が、一般的にトランス状態といわれています。

 内部表現は、物理的な現実世界だけでなく、仮想世界にも臨場感を強く感じます。

 たとえば、映画でビルが爆破されるシーンを見たとき、ドキッとします。実際に生体レベルで心臓がドキッとする。また、小説の中の感動的な一節を読んでいると、本当に涙が流れてくる。

 これらは変性意識にある状態だといえるでしょう。

 こうした変性意識下でほかの人と同調すると、内部表現の情報は伝達します

 再度、映画を例に話していきましょう。

 2次元のスクリーンに映る俳優たち。そのひとりである俳優が、役柄になりきって強い哀しみに打ちひしがれた演技をします。このとき俳優は、人生でもっとも哀しかった思い出を記憶から引っ張り出し、涙を流したとします。

 すると、観客にもその哀しみが伝わり、俳優と同じように涙を流します。

 -これこそが、同調です。哀しみという強い内部表現が、ひとりの俳優から、その映画を見た全世界の観客たちに伝わっていく

 内部表現はなぜ同調して伝達するのか、そのからくりは現代の科学では説明できません。

 しかし、この事実は、名だたる演技理論のバックボーンとなり、たくさんの名優が実践しています。その演技理論とは、「メソッド演技法」といわれています。

 19世紀、ロシアの演出家であるコンスタンチン・スタニスラフスキーが提唱し、20世紀の演劇論に大きな影響を与えた演技法に「スタニフラフスキー・システム」があります。

 そのスタニスラフスキー・システムを、リー・ストラスバーグが「メソッド演技法」として体系化しました。リー・ストラスバーグは、世界を代表する演劇学校であるニューヨークに拠点を置くアクターズ・スタジオの創始者です。

 アクターズ・スタジオは、ポール・ニューマン、ジェームズ・ディーンから、ジャック・ニコルソン、メリル・ストリープ、アンジェリーナ・ジョリーら、錚々たる名優たちを輩出し続けています。

 演劇にかかわる者ならば、このメソッド演技法を知らない人はいないでしょう。メソッド演技法とは、シーンに合わせて、俳優が自分の実人生から最も強烈な記憶を引っ張り出してくる演技法です。つまり、強い内部表現を伝達するための方法なのです。

 そうした俳優の演技を見て、私たちは泣いたり、笑ったり、怒ったりします。そうした感情の動きこそが、俳優たちの強い内部表現の現れが、あなたに伝達したという証なのです。

 自分の記憶にリアルな臨場感を持たせると、観客も同じ臨場感を感じるということが「同調」です。

 スタニスラフスキーは、それを「プラーナ」と呼びました。プラーナとは、東洋医学でいう「気」と同じだと考えればいいでしょう。

 気は、物理エネルギーではありません。「気を送る」とは、「情報空間における書き換え」を意味します。

 単純に相手と自分が臨場感空間を共有すると、なぜか自分の書き換えた内部表現が相手に伝わります。もちろん、正確に伝わるわけではないにせよ、かなりの部分が伝わります。

 私はそのことを「ホメオスタシス(恒常性維持機能)の同調」と呼んでいます。物理的な情報だけでなく、情報的な情報も同調するのです。

 引用終わり

 

 

 自分の記憶にリアルな臨場感を持たせると、観客も同じ臨場感を感じる =気(プラーナ)

 

 それがヒーリングの秘訣。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 相手を自然に笑顔にする「和顔施」や「眼施」は、自分自身が心から笑顔でいられるからできます。心から笑顔でいられるのは、もちろんhappyだから。

 

 そして、いつもhappyなのは

 

L-151につづく)

 

 

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2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

  

-関連記事-

F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268334.html

F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419486.html

Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

Q-354~:休みの日なのに気持ちが良くない日が続きます。単に疲れているだけでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427647.html

Q-361 “自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 


一瞬で相手をオトす洗脳術

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L-151202111月医療系研修会 -06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 

 

 相手を自然に笑顔にする「和顔施」や「眼施」は、自分自身が心から笑顔でいられるからできます。心から笑顔でいられるのは、もちろん、happyだから。

 F-044:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと 前編:布施

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11142143.html

 

 そして、いつもhappyなのは、「本当にやりたいことを、完全な自由意思でゴールに設定し、その実現に向けて全力で(かつ自然に)生きている」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 ゴールは、1)現状の外で、2)心から望み、3)人生のあらゆる領域に設定するもの。さらには 4)自分中心を捨て去ったもの です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

3)人生のあらゆる領域とは、バランスホイールのこと。「職業」「趣味」「家族」「生涯学習」「地域への貢献」「社会(未来)への貢献」「健康」「ファイナンス」といった各カテゴリに、それぞれ独立したゴールを設定していきます。

 Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 

バランスホイール

 

 

 コーチングを学びはじめたばかりの方には意外でしょうが、本物のコーチ(authentic coach)は、とくに「趣味」のカテゴリを重要視します。「趣味」と「職業」は共通点が多く、マインドの使い方が似ているからです。

 もしも「職業」のゴールで悩んだなら、「趣味」を糸口にすることをお勧めします。「ワクワクできること」がゴール設定の基本です。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

 以下、苫米地博士の著書「『言葉』があなたの人生を決める 【実践ワークブック】」(フォレスト出版、p62)より引用します。「自分にとっては何が幸せなのか?」と問いながら読み進めてください。Feel

 

 

RULE_014 複数のゴールを設定するとき「バランス・ホイール」をイメージする

[趣味のゴールが決まれば仕事のゴールも決まる]

 人生の目標について訊ねると、一番多い答えが「仕事」です。確かに生活の中で仕事に関わる時間は大きなウェイトを占めますが、人生という枠組みの中では、仕事はたくさんあるゴールのうちの一つに過ぎません。同じくらいに、健康や趣味、家族や地域社会への貢献といったことも重要です。

 私たちが考える幸福とは、これらの幸福がバランスのよい状態のことです。仕事やお金以外の幸福を手に入れようとすることは、ゴールを設定する上で大事なことだと思います。これを「バランス・ホイール(もともとはタイヤの内側にある複数の棒状の金属)」と呼んでいますが、要は仕事だけでなく、家族や人生、精神的なことについてのゴールも取り入れなくてはいけないということです。

 私が常々感じているのは、自分の「趣味」は仕事と同じくらい悩んで決める必要がある、ということです。趣味は直接的に自分の役に立つわけではないですが、徹底的に好きでないとできません。考えただけで嬉しくて仕方がなくなり、他の時間を削ってでもやりたいほどのことでないと、趣味とは言えません。実は、趣味のゴールを見つけられたら、職業のゴールを見つけるのも容易なのです。なぜならば、職業のゴールも、趣味のゴールと同じくらいわくわくできて楽しいものでなくてはならないからです。趣味に対する熱意と同じベクトル量を仕事でも持てれば、仕事のゴールは簡単に見つかるでしょう。

 このように人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つのは大切なことです。

 たとえば将来の夢で「サッカーの世界最高峰リーグのFCバルセロナで活躍したい」と考えたとします。これは仕事のゴールと言えます。

 これに「世界中の子どもたちにサッカーの楽しさを教えたい」という社会貢献に対するゴールを加えます。あるいは「結婚したら、家族と過ごす時間を大切にしたい」という家庭に対するゴールを加えていきます。

 このように人間のゴールは一つだけではありません。要は複数のバランスのとれたゴールを設定することが大切なのです。

 引用終わり

 

 

 私たちが考える幸福とは、これらの幸福がバランスのよい状態のこと

仕事やお金以外の幸福を手に入れようとすることは、ゴールを設定する上で大事なこと

 

 バランスホイールを本気で考えることは、自分にとっての幸福を定義する大切なきっかけになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以前(L-147/02)確認したとおり、「自分の意思で選んだ」「自分の意思で行った」と思っている選択や行為のほとんどは、誰かに選ばされていたり、やらされたりしていることです。

私たちは、そうとは知らないだけで、さまざまな幻想に支配されています。

 Q-345:自身の人生をvol.2;「走りながら考える」 コーチング実践編・自由>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32510309.html

 

 自分にとっての幸福を定義するためには、まずは“自分”を定義しなければなりません。それは部分関数としての自我を一つひとつ確認していくということ。“自分”を構成する関係性の認識(=モニタリング)です。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 関係性を認識することができたなら、次は重要な順に関係性を並べ替えていきます。そのプロセスは、評価関数(重要度関数)としての自我の再定義になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 自分にとっての幸福が定義できたなら、次はその幸福が人生の何割を占めるか考えていきます。これは「幸福のバランス」を考えていくということ。

それぞれ円グラフの何割を占めるかを図示しながらバランスホイールを完成させていくと、ゴール設定(再設定)の目安とすることができます。

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 

「幸福」の条件とそのバランスを考える(「言葉」があなたの人生を決める【実践ワークブック】」)

「『言葉』があなたの人生を決める 【実践ワークブック】」より引用

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 じつは「幸福のバランス」を考えるだけでは、まだまだ足りません。欠けているもの/ことは何でしょうか?

 (ヒントはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33566734.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33619443.html

 

L-152につづく)

 

 

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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-関連記事-

F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

F-318~:観自在

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

F-330~:分断緩和のための処方箋

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427910.html

Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424263.html

Q-362~:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428110.html

 

 

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L-152202111月医療系研修会 -07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33811307.html

 07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

 

 

 自分にとっての幸福が定義できたなら、次はその幸福が人生の何割を占めるか考えていきます。これは「幸福のバランス」を考えていくということ。

それぞれ円グラフの何割を占めるかを図示しながらバランスホイールを完成させていくと、ゴール設定(再設定)の目安とすることができます。

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 

「幸福」の条件とそのバランスを考える(「言葉」があなたの人生を決める【実践ワークブック】」)

「『言葉』があなたの人生を決める 【実践ワークブック】」より引用

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 じつは「幸福のバランス」を考えるだけでは、まだまだ足りません。欠けているもの/ことは何でしょうか?

 

 答えは「抽象度」。「幸福のバランス」全体を俯瞰する高次の視点です。

具体的には、「人生全体の幸福」の視点を保ちながら(引き上げながら)、「各カテゴリの幸福」をバランスホイール化していきます。抽象度の上げ下げを並行して行う感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私たちはつい「『幸福』や『幸せ』がある」と考えてしまいがちですが、その「幸福」や「幸せ」は“自分”の認識という縁により生じています。そう、縁起のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

縁起を現代風に言い換えると「関係」。「関係」が生じることで「存在」が生じ、「存在」するということは「関係」があるということです。ここでの「関係」と「存在」は、因果関係ではなく、双方向の関係性です。

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 そんな「関係」と「存在」の本質とは「情報(状態)」。「すべてが情報である」というのが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 「超情報場理論」をシンプルに記すと、「情報空間が存在し、そのうち最も抽象度の低い世界が物理空間である」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 物理空間を包摂するような超次元空間が存在しており、“情報”がすべてを包摂しています。その“情報”のことを、釈迦哲学(大乗仏教)では「空(くう)」と表現します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 以下、苫米地博士の著書「お釈迦様の脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?」(小学館、p177)より引用します。博士は衝撃的なことを書かれています。もしも混乱したなら、その混乱を楽しんでください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 

お釈迦さまの脳科学

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悟りとは縁起でも空でもない

 仏教の本質は、方便ではなく釈迦が悟りによって得た教えにあります。では、釈迦の「悟り」とはいったい何でしょうか。

 上座部仏教は、それを「縁起」であると言い、大乗仏教は「空」だと説きました。

 しかし、釈迦の悟りとは縁起でも空でもありません。「今まで縁起や空の話をしてきたのに、何を言い出すんだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 釈迦が悟りを開いた後、最初に十二支縁起を語ったのはおそらく事実でしょう。その縁起の思想を大乗では空と言い換えました。

 しかし、悟りの内容とその後語ったことをイコールと決めつけてよいのでしょうか。例えば、私が悟った後、最初に発した言葉が「腹減った」だったとしても、誰も「悟り=腹減った」とは考えないでしょう。十二支縁起は悟りについての説明原理にすぎないのです。

 悟りとは言語を超えた体感です。

 縁起も空も言語に過ぎません。自動車学校で教わる運転のしかたと、実際に自動車を運転する「感覚」がまったく別の次元にあるように、悟りとは説明を超えた体感なのです。

 釈迦は瞑想によって悟りに至りました。中国禅の「無」の思想により誤解を招いていると思いますが、瞑想とは何も考えないことではなく、脳をフル回転させておこないます。徹底的にIQを高めて抽象思考をするのです。そこでは概念や言語を超えた抽象度になるのです。言語化が不可能な高い抽象度は、脳で感じるしかありません。悟りとは究極的に抽象度が高まった体感なのです。

 引用終わり

 

 

 悟りとは究極的に抽象度が高まった体感

 

 その「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるものがゴール!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

すべての事象は空であるけれども、縁起(関係性)によって機能(役割)を与えられています。そして、その機能(役割)によって存在となります。

 

すべてが縁起により機能を与えられ、何らかの存在としてある

 

その機能を自ら生みだす行為がゴール設定。つまり、「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるゴールとは、“自分”そのもの。

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その“自分”とは、宇宙のすべてから、たった一人の「私」を選び出す部分関数です。偶数が定義されると奇数が定義されるように、“自分”が定義されると(“自分”以外の)「“宇宙”のすべて」も同時に定義されます。

 つまり、「“自分”を正確に認識できれば、“宇宙”も完全に認識することができる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

そのような「スコトーマが完全に外れた状態」を体感できれば、シンの「幸福」や「幸せ」を感じることができるでしょう。そこまでいかなくても、抽象度を上げ続けることで、偽りではない「幸福」や「幸せ」を見つけることができるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのような意識状態は、きっと“根源的な痛み”を克服します。

 

L-153につづく)

 

 

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-追記-

抽象度を上げ続けることで、偽りではない「幸福」や「幸せ」を見つけることができるはずです

 

 「自分にとっての幸福」をしっかり定義することは、とても大切です。その取り組みが思考のフレームワーク=ゲシュタルト(gestalt)を作り、そのゲシュタルトにより理解が深まるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 だから、偽りではない「幸福」や「幸せ」を見つけることができる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 以下、苫米地式認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社、p254)より引用します。「人生に何を求めているのか?」と自問しながら、ゆっくり読み進めてください。

 

 

◇人はみな幸福を求めている

 ここまででマインドの仕組みと使い方についての知識がだいぶ増えてきたことと思います。

 その知識を使うことであなたは、なりたい自分になることもできますし、いままでは考えもしなかったゴールを実現することもできるでしょう。

 しかし、だからこそ、いまここで改めて考えてみて欲しいことがあります。それは「あなたは人生に何を求めているのですか?」ということです。

 

 あなたにとって人生で大切なものはなんですか?

 あなたは人生を誰とどう過ごしたいですか?

 あなたの人生においてどんな喜びや情熱や感動が欲しいですか?

 あんたの人生で何を手に入れたいですか?

 あなたはどこに行ってみたいですか?

 あなたはなぜ仕事をするのですか?

 あなたはなぜ家に帰るのでしょうか?

 あなたはなぜ休暇をとるのでしょうか?

 あなたはなぜそれを買うのでしょうか?

 何があなたをそうさせているのでしょうか?

 

 こうやって立ち止まって考えてみると、あらゆる人間は、生まれや育ちに関係なく、同じ基本的なことを求めていることが分かります。それは、無意識のうちに「幸福(Happiness)」を求めているのです。

 ですから、このレッスンを始める前に、少し時間を取って、自分に次の質問をしてみてください。

 「何が私に幸福をもたらしてくれるのだろうか?」と。

 引用終わり

 

 

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-関連記事-

F-266:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.10(最終話);「傲慢」を克服し「心の力(The Power of Mind)」を引きだす縁起>

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Q-346:自身の人生を変えることに専念? それともコーチング活動を開始? <vol.3;「走りながら考える」 コーチング実践編・縁起>

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マインドの教科書



L-153202111月医療系研修会 -08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33811307.html

 07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33851880.html

 08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

 

 

すべてが縁起により機能を与えられ、何らかの存在としてある

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その機能を自ら生みだす行為がゴール設定です。つまり、究極的に抽象度が高まった体感」で感じるゴールとは、“自分”そのもの。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その“自分”とは、宇宙のすべてから、たった一人の「私」を選び出す部分関数です。偶数が定義されると奇数が定義されるように、“自分”が定義されると(“自分”以外の)「“宇宙”のすべて」も同時に定義されます。

 つまり、「“自分”を正確に認識できれば、“宇宙”も完全に認識することができる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

そのような「スコトーマが完全に外れた状態」を体感できれば、シンの「幸福」や「幸せ」を感じることができるでしょう。そこまでいかなくても、抽象度を上げ続けることで、偽りではない「幸福」や「幸せ」を見つけることができるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのような意識状態は、きっと“根源的な痛み”を克服します。

 

 

 ところで、皆さんは「全人的苦痛(total pain)」という概念をご存じでしょうか?

 

 「全人的苦痛(total pain)」は、「身体的」「心理・精神的」「スピリチュアル」「社会的」という各ゲシュタルトでの苦痛を、さらに統合して“ひとつ”とみる概念です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 

全人的苦痛(トータルペイン)

厚生労働省HP>第2回終末期懇談会 資料2-2より引用

終末期医療に関する懇談会 (mhlw.go.jp)

 

 

 「統合して“ひとつ”とみる」は、「抽象度が上がる」と同義。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がると、今まではスコトーマに隠れていた問題(case)とその解決(plan)を知ることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 おそらく、ほとんどの人にとって、スコトーマに隠れているのが「スピリチュアルペイン」。それが私の考える“根源的な痛み”です。

 L-00720201月シークレットレクチャー -07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

抽象度を上げ続けると、“根源的な痛み”=スピリチュアルペインを明らかにすることができるようになり(inherency)、ゴール設定に取り組むことで偽りではない「幸福」や「幸せ」を見つけられるようになります(solvency)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935992.html

 

 スピリチュアルペインは、一般的には「自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛」とされています。

多くの場合、思春期に芽生えはじめ、大人になるにつれ徐々に忘れていき(=スコトーマに隠れる)、中年期や老年期での老病死(+生で四苦)を縁に、突如、再認識することになります(=スコトーマが外れる)。

 PM-04-12:次世代型緩和ケアの鍵となるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8293317.html

 

 じつは、スピリチュアルペインを再認識する縁は、もっと身近にあります。

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p95)より引用します。初回(L-146/01)に引用した部分のつづきです。

 

 

目標がある人はボケない

 男性の場合、認知症になることが多いと分かっているタイミングがあります。

 それは、仕事を定年退職したときです。これまで部長などと呼ばれて部下もいた人たちが、定年退職で“ただの人”になる、その自己喪失感のストレスで認知症になるのです。

 女性の認知症の要因で多いのは家族です。子どもが結婚して家を出ていったとか、夫が死んで知らない土地で子ども夫婦と暮らすことになったとか、家族に起きた出来事でストレスが増えたときに認知症になるケースです。

 認知症の脳の状態は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と同じ状態です。PTSDの人々の脳では、強いショックとなった出来事を忘れようとして、海馬が損傷します。認知症もショックを忘れようとして海馬細胞が痛むのです。ですから認知症は“老人性PTSD”ともいえます。

 では、どのように認知症を防ぐことができるのでしょうか?

 それは本書のテーマのひとつでもありますが、「人生の目標を持って生きること」です。自分なりの人生の目標を持って生きることが、何よりのボケ防止になります。

 定年退職で認知症になってしまう人は、自分なりの人生の目標がないから、肩書きを失うことが強いストレスとなってボケてしまうのです。

 子どもが巣立って認知症になってしまう人も、自分なりの人生の目標がないからです。

 自分の人生の目標を会社や家族といった他者に求めてはいけません。それは単なる依存です。成熟した大人のやることではありません。

 「目標がある老人はボケない」ということは、まわりの人たちを見れば納得できるはずです。身近にいるボケたという人は、アイデンティティを会社や子どもに依存していた人たちでしょう。会社や子どもに依存せず、自分の目標を持って生きているシニアに、ボケたという人はいないはずです。

 「自分は生きている間にこれを成し遂げたい」という自分だけのゴールを持ち、そのゴールに向かって生きること。それが認知症を予防する最大の方法です。

 反対に、ゴールを持たず、毎日、つまらないと思う仕事を嫌々続け、ストレスの多い人生を送っていると、40~50代でも早々にボケてしまう危険があります。

 「ゴールと健康」については第3章でもくわしく述べますので、そちらも参考にしてください。

 

POINT

 認知症予防には脳トレよりもストレス対策が有効

 引用終わり

 

 

 繰り返しますが、スピリチュアルペインの一般的定義は「自分の存在や意味を問うことに伴う苦痛」です。「自分の存在や意味」を問うことが苦痛になるのは、問うこと自体がhave toだからのはず。モチベーションがhave toになのは、恐怖が根底にあるからでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

恐怖に支配された状態では、絶対にゴールを設定することはできません。

PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 その理由はOKですよね?

 

 そう、恐怖に支配された状態とは、大脳辺縁系優位の「ファイト・オア・フライト」の状態です。抽象度が下がった状態では、ゴール設定はできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 当たり前のことですが、ゴールはwant toで設定するものです。その意識状態(want to)の根底にあるのは「価値」!

 

 ここで気をつけてほしいのは、その「価値」とは、決して他人や社会から与えられるものではないということ。さらいうと、決して過去に縛られるものではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 コーチングでいう「価値」とは、100%自分自身による“素晴らしい未来の確信”のこと。それをエフィカシーと呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

コーチングの肝はゴールを設定し、エフィカシーを高めること。その結果、前頭葉前頭前野で自己発火がおこる

 

 苫米地博士が書かれている「目標がある人はボケない」は、前頭前野で自己発火が起こることに由ります(ハズ)。

 Q-067:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いて… Vol.4;生命(現象)と病の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14248940.html

 

L-154につづく)

 

 

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-関連記事-

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

F-212~:仕事楽しみですか? ~want toが非難される社会~

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F-336~:次世代プロファイリング×ゴール設定

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428209.html

Q-334~:何かいい仕事はありませんか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426303.html

 

 

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L-154202111月医療系研修会 -09;「明日への希望」から生まれる“幸福”の好循環

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33811307.html

 07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33851880.html

 08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33866119.html

 09;「明日への希望」から生まれる“幸福”の好循環

 

 

コーチングの肝はゴールを設定し、エフィカシーを高めること。その結果、前頭葉前頭前野で自己発火がおこる

 

エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のこと。そのポイントは「自己評価」であることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

価値基準を外に置き、それが絶対であると思うことは、「誰かに支配される」ということ。それは“奴隷”と同じです。苫米地英人博士は“奴隷”にすり込まれているという「3つのモノサシ」を挙げられています↓

F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

私たちは現状に縛られ、“殻(w0)”に閉じ込められたまま生きています。まずはその事実を知り、“殻(w0)”に気づくことが重要です。

F-336:次世代プロファイリングvol.1;コーチングにプロファイリングは必要?>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33723264.html

 

エフィカシーは自己評価なので、本来は自分自身で高めることができます。時間の流れや因果関係を加味すると、「成果が上がる →エフィカシーが高まる」ではなく、「エフィカシーが高い →成果が上がる」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

つまり、エフィカシーとは、「達成できる」「実現できる」という確信のみ(claim)。その確信に根拠(warrant)や事実(data)は必要ありません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 ところが、私たちは、自分でエフィカシーを下げてしまいがちです。

その理由は、“失敗”を記憶しており、思い出すときに「あのときの自分はバカだった」とか、「自分が許せない」などと過去の自分を否定するようなことを(心の中で)つぶやいてしまうから。そのつぶやきが“殻(w0)”を強化していきます。

PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

エフィカシーを上げるために重要なのは、「私はあのときベストを尽くした」「私はすごい人間だ」というように、「今、ここ」にいる自分を堂々と肯定すること。それこそが「セルフトークのコントロール」です。

Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 

コーチングの肝はゴールを設定し、エフィカシーを高めること。その結果、前頭葉前頭前野で自己発火がおこる

 

 「止められてもやりたい」が湧き上がるようなゴールをたくさん持ち(バランスホイール)、ゴール実現を確信しながら挑戦を続けていると、神経伝達物質であるドーパミンがたっぷりと分泌されます。それが「自己発火」のはじまりです。シンプルに記すと

 

 ゴール×エフィカシー

→中脳の腹側被蓋野(VTA)からドーパミン放出

  →腹側線条体の側坐核(NAcc)の刺激によりμオピオイド大量放出

  →セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が放出される

  →“痛み”の信号が脊髄で抑制され、「うれしい」「楽しい」「誇らしい」等が↑

  →ドーパミンがさらに放出される(されやすくなる)

  →μオピオイドがさらに↑

  →セロトニンがさらに↑

  →

 

 …これが“幸福”の好循環。

側坐核は快楽や幸福感を司る部位です。そこが刺激され幸せな気持ちになると、「和顔施」や「眼施」がますます強力にできるようになります。

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 

コーチングの肝はゴールを設定し、エフィカシーを高めること。その結果、前頭葉前頭前野で自己発火がおこる

 

 では、そのゴールとエフィカシーは何を源泉とするのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「全速脳 ~脳は鍛えると100倍加速する」(宝島社、p145)より引用します。「死」だけではなく「老病死(+生で四苦)」を、さらには人生全体をイメージしながら読み進めてください。Feel

 

 

4-06 「生きよう」という気持ちが失われたときに死んでしまう人間

 人間は、ときに自らの死を予告するような死に方をすることがあります。

 「どうも、私はこの先、あまり長くないような気がする」

 とても死ぬようには見えないような元気はつらつとしていた人が、あるときを境にして急に自らの死について口にし、3日くらいたつとぽっくりと逝ってしまった。

 この手の話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。まだ、自然死するような年齢ではなかったし、特別な病気を抱えていたわけでもない。にもかかわらず、まるで自分が予告したことを律儀に実行したかのように、突然死を迎えるわけです。

 「あの人は、あんな風に予言していたけれど、きっと虫の知らせか、偶然だったのだろう」

 身近にこういう「自分の死を予告して死ぬ人」が現れると、みな一様に不可解さを感じ、「ありえないこと」が起きたと考えますが、私からすれば、これはごくごく自然な出来事なのです。

 その人は「私はもう十分生きた。もう死んでも構わない」と思ったはずです。その「私には明日は必要ない」という諦念と覚悟が、その人の死期を決めたというのが、私の解釈です。

 人間というものは、じつは「生きたい」とか「生きよう」という考え方や気持ちを喪失すると、死んでしまう生き物なのです。そう考えてすぐには死ななくても、確実に死期は早まるようになります。

 それとは裏腹に、「私にはどうしてもやりたいことがある。だから、明日が来るのが待ち遠しくて仕方がない」と考えている人は、そうそう簡単には死にません。

 そういう人は、たとえどんなに重い病気に罹っていたとしても、医者や周囲の人びとの予想を遥かに超えて長生きしていきます。

 これは、私が何の根拠もなく勝手に考えてそう述べているわけではありません。上述したようなことと同じ現象は、世界中で生み出された数々の記録文学の中に多々登場するのです。

 例えば、自らの強制収容所体験を記録した精神科医、ヴィクトール・フランクルは著書『夜と霧』の中で、こう記しています。

 

 《自分の未来をもはや信じることができなくなった者は、収容所内で破綻した。そういう人は未来とともに精神的なよりどころを失い、精神的に自分を見捨て、身体的にも精神的にも破綻していったのだ》

 

 フランクルが言っていることは、つまり未来を信じることができる人はどんな苦境にあっても生き抜き、信じることができなくなった人はいともたやすく死んでしまう、ということなのです。

 『夜と霧』を読んだことがない人も、じつはこの「信念」の法則の原理を知っているはずです。現に、その証拠として、私たちは過酷な状況に置かれると、自分自身や仲間に向かって、「希望を捨てるな!」と激励します。そして、それが問題解決のための原動力になっていることを、体験的にわかっているのです。

 アメリカの労働省のデータによれば、仕事をリタイアした人の平均寿命は、リタイアからわずか1年半。つまり、私たちは追い求めるべきゴールを失った場合、たったの1年半で生きる気力を失って死んでしまうケースが多いのです。

 

 私たちは、この法則のことをすっかり忘れて生活しています。

 時に危機的な状況ではない、安穏とした日常を送っている場合は、このことを思い出す必要がないかもしれません。しかし、そんな平和な状況にあっても、法則それ自体は静かに働いているのです。

 ですから、「自分はもう長くないだろう」などと自分の寿命を心の中で受け入れてしまうと、その通りの現実があなたに襲いかかってくるのです。

 そのような意味では、これまでに死んでしまった人びとは、全員が全員、その死に際して「もう死のう」と思い、諦めたのではないかと私は推測しているのです。

 仮にそのようにはっきりとは意識していないにせよ、病や事故の苦しみから逃れるため、あるいは未来への希望を損失してしまったがゆえに、もしくはそれまでの人生に心から充足して「もうこれ以上望むものはない」と思ったがゆえに、その人の脳は、無意識のレベルで、ほぼ間違いなくこうした信念を受け入れてしまっているのです。

 そのために、死を迎えるときは、細胞分裂回数が限界を迎えたわけでもないのに、簡単に死んでしまうのです。

 

まとめ

 長寿を実現するためには、まず自分たちが「明日への希望」を失わないようにする!

 引用終わり

 

 

 「私にはどうしてもやりたいことがある。だから、明日が来るのが待ち遠しくて仕方がない」と考えている人は、そうそう簡単には死なない

 

 医師として四半世紀以上働いていますが、「『明日が待ち遠しくて仕方がない』という人は、なかなか老いず、病にもならず(なっても克服し)、そうそう簡単には死なない」ことを強く確信しています。

 

 そう、私が感じているゴールとエフィカシーの源泉とは、「明日が待ち遠しくて仕方がない」という思い。一言でいうと“希望(hope)”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 

 とはいうものの、命あるものは必ず老いるし、いつかは死ぬときがきます。物理空間には強力な物理法則(因果)が働いています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その間に認知機能が衰え、いわゆる認知症と呼ばれる状態になることもあるかもしれません。情報空間には必ず不完全性が働きます。どんなにストレスフリーな生活をしていても、認知症を完全に予防できるわけではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 確実に老い、たぶん病になり、必ず死ぬ。その間に認知症になるかもしれない

 

それでも「明日への希望」を失わないために、私たちは何を心がけるべきでしょうか?

 

L-155につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 次回の開催は2024428日(日)(←再変更しました)。詳細はこちらで御確認ください↓

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-関連記事-

F-322:観自在 <実践編-2;スマートトーク>

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L-155202111月医療系研修会 -10;「明日への希望」を失わないために

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33811307.html

 07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33851880.html

 08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33866119.html

 09;「明日への希望」から生まれる“幸福”の好循環

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33904272.html

 10;「明日への希望」を失わないために

 

 

 確実に老い、たぶん病になり、必ず死ぬ。その間に認知症になるかもしれない

 

それでも「明日への希望」を失わないために、私たちは何を心がけるべきでしょうか?

 

 

 この記事は医療従事者向けに行った講演をもとにしています。講演は認知症と深く関わる方々を対象としていました。

認知症の診療で必ず行われる検査に「改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)」というものがあります。開発者 長谷川和夫医師は、認知症医療に取り組みながら、認知症ケア職の人材育成にも尽力されたそうです。

 

認知症ケアで長谷川先生が大切にされていたのが「パーソン・センタード・ケア」。それは「認知症の人を一人の『人』として尊重し、その人の立場に立って考え、ケアを行う」という考え方です。コーチングに寄せていうと、「ブリーフシステム(Belief SystemBS)を評価し、共感する」という感じでしょうか。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「認知症の人を一人の『人』として尊重し」の『人』とは、釈迦哲学的にいうと「関係性の結び目」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 よって、「パーソン・センタード・ケア」の「パーソン」は、たんに認知症の人だけを指すのではなく、縁ある人びとすべてにひろがります。「パーソン」とは、「双方向性の縁起のつながり」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 私は、その縁起の体感こそが、「明日への希望」を失わないための最大の鍵だと思っています。コーチングでいうと、ゴールの共有とコレクティブ・エフィカシーです。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 

 ところで、認知症医療の大家である長谷川先生は、先輩医師からこのように言われたそう。

 

 「君自身が認知症になってはじめて君の研究は完成する」

 

 この言葉が、長谷川先生の心の中で反響し続けていたに違いありません。

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 201710月に行われた講演で、長谷川先生は自らが認知症であることを明かされました。その後、メディアの取材にも積極的にも応じられています。

以下、認知症公表後の長谷川先生の発言(青字)を紹介します。

 

Q:「自分の姿を見せることで、認知症とは何か、伝えたい」と講演活動を続けられている原点は?

A:忘れられない患者さんがいらしたんですよ。その人はね、五線紙があるでしょう、音符を書く。そこに彼は『僕の心の高鳴りはどこに行ってしまったんだろうか』という悲痛な叫びが書いてある。「僕にはメロディーがない。和音がない。共鳴がない。帰ってきてくれ。僕の心よ、全ての思いの源よ。再び帰ってきてくれ。あの美しい心の高鳴りは、もう永遠に与えられないのだろうか」とも。

それを心にずっと秘めて、これはもう絶対にこの道は認知症に対する研究、診療っていうのは何がなんでも続けるぞと思った。

自分は勉強として、脳がどんなふうになっていくというのはいっぱい研究してきたけども、本人の心の中を見たのはこれが初めてだった。

もうだめだとか。もう僕はあかんとか。もう何もできなくなるのかとか。どんどんひとりになる。自分が認知症になってみたら、そんなに生やさしい言葉だけで、人様に申し上げることはやめなくてはならないと。こんなに大変だと思わなかったな、ということだよね。

NHKスペシャルより-

 

「認知症の人と自分とは同じだ」と同じ目線に立ち、従来のケアに加えて「その人らしさ」を尊重する。その性格を形成していく背景を粘り強く推し量り、「その人らしさ」を理解して、お互いに代えがたい存在であることを認め合う。認知症ケアには、そんな姿勢が求められると思います。

私は、こうした日本の認知症ケアを、世界に広めていくべきだと考えています。

「認知症の人の心は、私の心と同じ。あの人も私と同じように楽しみたい、幸せになりたいと思っているんだ」という気持ちをもって、本人に接してみる。こうして、認知症になっても安心して暮らせる社会をつくっていくことが、これからの日本に求められることではないでしょうか。

私はいま、子どもたちに認知症のことを理解してもらうための絵本を作りたいと考えています。

-認知症公表後の週刊誌(文春)の取材より-

 

 長谷川先生のコメントからは、「双方向性の縁起のつながり」に対する熱い思いが感じられます。それは個人を超えた次元(=克己)で「認知症に対する研究、診療」に向かう情熱。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

「縁起のつながり」の中で、先生の思いはさらなる未来に向いています。それが「認知症になっても安心して暮らせる社会をつくる」というゴール。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴール実現のためのCOA(コース・オブ・アクション)の1つが、「子どもたちに認知症のことを理解してもらうための絵本を作る」というもの...

Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 身体的にも心理・精神的にも徐々に老いていく長谷川先生と先生を支え続けた人たちの思いは、「だいじょうぶだよ:ぼくのおばあちゃん」(ぱーそん書房)という絵本になって現実化しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

だいじょうぶだよ:ぼくのおばあちゃん

 

 

 その過程では、個人のレベルを遥かに超えた次元(超自我)でのゴール共有とコレクティブ・エフィカシーが実現していたに違いありません。

 L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 

そのゴール共有×コレクティブ・エフィカシーが、「明日への希望」を失わないための最大の希望!

 

 これが長谷川和夫先生との御縁で、コーチ兼医師としての私が体感したイメージです。

(↑「オラクル」なのかもしれません)

L-142202111月小学校親子… -05;人の成長や進化・向上は情報空間で起こる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33383147.html

 

L-156につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

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-追記-

 講演内容をブログ用にリライトしながら、苫米地博士が「ネオテニー(幼態成熟)」について言及されているのを思い出しました。

 

 以下、苫米地博士の著書「全速脳 ~脳は鍛えると100倍加速する」(宝島社、p150)より2回に分けて引用します。前回引用分(L-154/09)のつづきです。

皆さん御自身の「ゴール共有×コレクティブ・エフィカシー」を体感しながら読み進めてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

4-07 人類が進化してきた理由はネオテニー(幼態成熟)にあり?

 これまで説明してきましたように、私たち人間が、頭の中で何を思っているか、何を考えているかは、私たちの寿命に大いに関連があります。

 私は以前、脳が人間の若さを決めると述べましたが、この命題は次のように言い換えることができると思います。

 脳が人間の死を決定する。

 

 ということは、脳を働かせて常に若々しく保っている人は、肉体と精神の若さをも維持し、なおかつ長寿になることができる、といえるでしょう。

 超長寿時代における若返りとは、ひとえに脳の若返りのことを指しているのです。私たちは、心肺が停止すれば死にますが、心臓が止まってしまうのは、脳が停止命令を出すからに他なりません。

 脳を若々しく働かせ、その状態をできるだけ長く維持することができれば、私たちだって、ヒマラヤのヨーガ行者たちのように長生きすることが可能です。

 近い将来、現代を生きる人類の寿命は、飛躍的な向上を見せ、私たちはその変化に度肝を抜かれることになるはずです。

 

 その兆候はすでに現れています。

 新しい世代が世の中に登場するたびに、街を歩く若者たちはどんどん幼く見えるようになっているように思います。若者だけにとどまらず、社会で重要な地位についている50代の人びとも、例えば昭和一桁世代が50代だった頃とは、外見も考え方もまったく違うと言ってもいいでしょう。

 これは、日本人だけに起きている現象ではありません。もちろん、経済的に貧しい発展途上国では、このような現象は目立っていませんが、欧米の先進国では、それぞれの国民に同じような変化を見て取ることができます。

 それらの先進国においては、そうした変化と軌を一にするように、国民の平均寿命の継続的な長期化現象が起こっているのです。

 現代人がどんどん幼くなっていることを、私は必ずしも否定的には捉えていません。なぜなら、それは人間の進化のプロセスだと捉えているからです。

 

 ご存じの方もいるかもしれませんが、ネオテニーという言葉があります。

 日本語に訳した場合、「幼態成熟」といい、幼い形態を維持しながらも成熟することを意味します。人間はそのネオテニーの代表的存在といわれています。

 一般的にいって、ライオンや熊などの動物は、産声を上げるとすぐに自分の足で立ち上がろうとし、ごく短期間で成熟した大人と同じ物を食べるようになります。そういった動物たちは、誕生したときは、確かに赤ん坊の形態をとっていますが、最初からほとんど大人と同じような状態で生まれてくるのです。

 つまり、脳や身体が速く発達することで、環境に適応した生体器官の特殊性を瞬く間に獲得していくのです。

 しかし、一方で、人間の赤ん坊は違います。生まれたばかりの状態では、爪や歯などもしっかりしていないし、すぐに二足歩行できるようには足腰が発達していません。

 また、人間が社会で生き抜いていくための一人前の身体と頭脳を持つまでには、十数年という年数を必要とします。そのうえ、ただほったらかしにしているだけでは、一人前にはなれず、基本的な能力を身につけさせるためには、じつにさまざまな教育や訓練を親や学校が受けさせる必要があります。

 さらにいうなら、人間の赤ん坊は、見るからに無防備な姿で生まれてきますが、十数年の年月を費やして、成人としての身体を獲得できたとしても、その外見的特徴は基本的に大きく変わりません。幼いときの形態のまま、ただ単にサイズが大きくなる、というだけなのです。

 引用終わり(つづきは次回に)

 

 

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L-156202111月医療系研修会 -11;講演後感想「コーチング理論はいつか学んでみたいです」他

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

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 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

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 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

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 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

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 07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

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 08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

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 09;「明日への希望」から生まれる“幸福”の好循環

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 10;「明日への希望」を失わないために

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 11;講演後感想「コーチング理論はいつか学んでみたいです」他

 

 

 このシリーズは今回で最終回です。講演後にいただいた御意見を紹介し、コーチとしてコメントいたします。

 

□今後の活動のヒントを得ることができました。自分自身を振り返る機会にもなりました。コーチング理論はいつか学んでみたいです

 

A:「ヒントを得る」ことを、コーチングでは「スコトーマが外れる」と表現します。スコトーマは 1)知識があり、2)重要性が高く、3)役割(責任)を感じているときに外れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 講演を縁に実際に「ヒントを得る」ことができたのは、心の中にゴールがあるからでしょう。はっきり自覚してはいないかもしれませんけれど。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴールが重要性と役割(責任)を決めることは理解しやすいと思います。じつは、ゴール自体が知識を得ることにも大きく関係しています。

コーチングにおいて重要な概念である「ゲシュタルト(化)」において、ゴールがとても重要な役割を果たしているのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 *「ゴールがとても重要な役割を果たしている」の詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 心の中にあるゴールを、ぜひ大切にされてください。ゴールがたくさん増えるほど、世界はどんどん豊かになっていきますよ。お楽しみに。

 Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 次は「コーチング理論はいつか学んでみたい」について。

 「いつか学んでみたい」はセルフトークの第2段階です。「いつかは」という表現の根底にある無意識の判断は「今はしなくていい」。だから、行動は起こらず、「コーチング理論を学んでみたい」はいつの間にか意識から消えていきます。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。

 Q-103:あがり症は克服できますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 もしも「~したい」という思いが湧き上がってきたら、すぐにゴール設定し、しっかりスケジュール化してください。タイムリミットを決めるのです。

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 その場合、本来の目的を見失わないように注意してください。真面目な方ほど「want toがいつの間にかhave toに変わってしまう」状況に陥りがちだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 ちなみに私は、「want to have to」を防ぐ対策として、「不安・恐怖(F)」「義務感(O)」「罪悪感(F)」に気をつけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 大切なのはゴールです。ゴールを持ち続けること、そして更新し続けることです。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

□スタッフ間での情報共有やゴール設定の必要性、地域に出ていくことの大切さを再認識しました

 

A:「スタッフ間での情報共有やゴール設定」は、とても重要です。先ほどのスコトーマを外しやすくなるだけでなく、抽象度を上げやすくなるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

自分にとっても相手にとってもwantなことを考えると1つ抽象度が上がり、構成する人が多くなるほどさらに抽象度を上げやすくなります。

そして、抽象度が上がるほど、さらなるゴールを見つけやすくなります。現状の外が認識できるようになるからです。

Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 ところで、本編で触れた「コレクティブ・エフィカシー」には2種類あります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 1つは「高いエフィカシーを持った個人が集まることにより、お互いがお互いのゴールの存在を認め合い、お互いのエフィカシーをさらに高め合う状態」。

 もう1つは「同じゴールを共有した組織の構成員による集合的なエフィカシー」のこと。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 詳しくは苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp122~)を御確認ください。

 

 

オーセンティック・コーチング

 

 

□様々な職種の方の講演やシンポジウムを聴き、つながりや連携の大切さを改めて知ることができました。支援をする側と支援を受ける側だけでなく、人それぞれの見方や感じ方の違いがあるため、その方の想いに耳を傾けていきたいと思います。私自身、社会人1年目であり、周りの方からも「今、あなたが感じていること」を大切にと言われることもあるため、本日の講座でまた新たな見方や考え方を知れたため、これからに活かしていきたいと思います

 

A:「つながりや連携」をいつも意識に上げてください。それを釈迦哲学で表現すると「縁起」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 縁起の視点を持ち続け、「すべてがつながっている」ことが感じられるようになると、本編で御紹介した「和顔施」や「眼施」がより強力にできるようになります。

 ぜひ「老病死(+生で四苦)」から、患者さんやその御家族を解放してあげてください。

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 

□「スコトーマは医療の現場では『認知バイアス』として知られている」ということでしたが、とくに注意バイアスの話に思えました。

 認知症の患者さんでは、記憶障害のため財布などを見つけられない時に、「ここに置いたはず」→「娘が盗った」という被害妄想がおこりがちです。特に大切なものにバイアスがかかりやすいと思いますが、コーチング(コーチ)の視点では、「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対してどのように対応すればよいでしょうか?

 

A:皆さんはどのように対応しますか?

 

 この御質問にはしっかりと回答いたしました。こちらで御確認ください↓

 Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html

 

 

OT(←「作業療法士」のこと)が地域の中で認知症者が活動できる場を見つける方法は多岐に渡ると感じました。タケハラ先生の講演では非常に興味深く拝聴しました。痛みの中のスピリチュアルペインはなかなか視点が向きにくいところだなと感じました。常に広い視野を持ち、認知症者の心の中にある想いをくみ取り、関わる人々で共有し人生の目的・ゴールを設定していくことの大切さを学びました

 

A:「人生のゴールを設定し、そのゴールに向かってしっかり生きる」ことで、まずは御自身のスピリチュアルペインを克服してください。

 L-00720201月シークレットレクチャー -07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 スピリチュアルペイン克服の先には、シンの幸福(well-being)が待っています。心から幸せを感じながらゴールに向かって挑戦し続けていると、その幸せは自然にひろがっていきます。ホメオスタシス同調により。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 だから私は、コーチングを医療や介護の現場に届けるための活動を続けています。

 PM-04-09:ますます緊張する医療・介護現場の福音となるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166400.html

 

 現在はオンライン中心ですが、御要望に応じてしっかりと講義・講演や研修プログラムの作成を行っています。例えば↓

 L-120~202111月医療・介護研修(医療法人、鹿児島県)レポート

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426762.html

 

気楽に御相談ください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 以上で、講演内容のブログ記事化といただいた御意見・御質問への回答を終わります。

お声がけいただいた事務局の皆さま、そして御参加いただいた皆さま、貴重な機会をありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 講演内容をブログ用にリライトしながら、苫米地博士が「ネオテニー(幼態成熟)」について言及されているのを思い出しました。

 

 以下、苫米地博士の著書「全速脳 ~脳は鍛えると100倍加速する」(宝島社、p153)より引用します。前回(L-155/10)のつづきです。「死」だけではなく、「老病死(+生で四苦)」を、つまり人生全体をイメージしながら読み進めてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 以上に挙げた点が、人間がネオテニーの代表的存在であるといわれる理由です。進化論においては、このネオテニーが進化のプロセスで重要な役割を果たしているという有力説があります。

 その理由としては、ネオテニーは脳や身体が発達するのが遅い反面、環境の変化に適応する能力が高いという特徴を有するためです。

 環境が激変してしまった場合、先に挙げたライオンや熊など生まれてすぐに従来の環境に適応した生体器官を獲得する生き物は、生き残る確率が下がってしまいます。しかし、人間のようなネオテニーは、環境が激変したとしても一定の生存率を維持できるのではないか、と考えられているのです。

 これは、あくまでも仮説にすぎませんが、人間の進化の謎は、この幼い状態をより長く続けられることこそに隠されているのかもしれません。

 

 いつまでも若々しく活発な脳を維持することができるなら、私たちの人生の可能性は飛躍的に広がり、そこから得られる収穫もまた豊かなものになるでしょう。これは、健康な肉体と精神を維持しながら、人間として活躍していく人に共通する生き方になるでしょう。

 逆をいえば、そういった生き方ができない人びとは、残念な人生を送らざるをえないことになっていきます。楽しみや心地よさ、喜びを感じる対象、世の中にコミットしているという実感も機会も持てず、長生きは不安でしかないと感じる人生になるでしょう。

 

 つまり、寿命の「格差」が広がれば広がるほど、一人ひとりの人間の幸不幸の落差が大きくなっていくのです。

 ですから、もし、あなたが素晴らしい未来を手に入れたいのなら、脳を若返らせるしかないのです。

 脳を若々しく保ち、自らのゴールに邁進する人生を多くの人は送りたいと思っています。そのための方法は次章で詳しく述べますが、ここでは日常的にできる簡単な方法を紹介します。

 まずは、新しいことに挑戦したり、生活に変化をつけたりすること。新しいことにチャレンジすると脳の中に新しいネットワークが作られ、活性化します。

 次に心配や後悔などに多くの時間を費やさないように気をつけましょう。こういった心の習慣は脳細胞の減少を早め、老化を促進します。過去はあくまでも過去であり、現在のあなたとは何ら因果関係もないのです。たとえ昨日不幸なことがあったとしても、次の日も不幸が起きるとは限らないのです。現在はむしろ未来からやってきます。未来に対するいいイメージを持っていたら、脳は自然と若い状態でいられます。

 第2章でも述べましたが、読書も脳を活性化させます。読書で得た新しい知識の群が脳の中に新しいネットワークを張り巡らし、動きを活発化させます。また、次章で言及するIQも高まり、より抽象的思考が可能になります。

 一般的に、世の中でIQが高いとされている人びとは、ほぼ例外なくみな読書家です。その事実だけを見ても、読書はIQを高めるための最善にして最高の手段であるといえるでしょう。そして、IQの高さを保つということは、脳の若さを保つことと等価なのです。

 

 まとめ

 いつまでも若々しい脳を維持できれば人生は限りなく豊かなものになるうる

 引用終わり

 

 

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