苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-362 各エリアのゴールについて想いを馳せている状態とは?

Q-362各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか? -A1<ノートとメモの違い>

 

バランスホイールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態(=考えている状態)というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

バランスホイールの円にメモしている程度で、頭の中で想いを馳せていたり、思い描いている感じなのでしょうか?

アファメーションにする際、ペンやタイピングで詳細に描写していく(言語空間に降ろしていく)というイメージであっておりますでしょうか?

頭の中にゴールがあって、アファメーションにする際に、初めて物理世界でゴールが表現される感じでしょうか?

 

 A1<ノートとメモの違い>

 

 

ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)。

 L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 かつての私は、「バランスホイール」の代わりに、「自分中心を捨て去る」を挙げていました。

苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、step.6)の中に、ゴールの基本条件は「自分の本音にフタをしないこと」「それと同時に、自分中心を捨てること」「ゴールは必ず現状の外に設定する」とあるから。

L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 

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 現在の私は、1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)+4)自分中心を捨て去る といった感じにゴールのポイントをアップデートしています。

 Q-358:止められてもやりたいゴールが見つかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

 変更した理由は、別に3つにこだわらなくていいと気づいたから。「STAR WARS」が好きすぎるからなのでしょうか、私はつい「3つでワンセット」と考えてしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 それは冗談w、本当の理由は「『バランスホイール』という概念(ゲシュタルト)の重要性に気づいた」からです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 これまでも「バランスホイール」は重要であると思っていましたが、学べば学ぶほど意味深く感じるようになりました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 今回は、現在の私が感じている「バランスホイール」について、しっかりお伝えします。少し難解かも知れませんが、リラックスしながら読み進めてください。

気楽にどうぞw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 まずは「バランスホイールの円にメモしている程度で、頭の中で想いを馳せていたり、思い描いている感じなのでしょうか?」から。

 

 「想いを馳せる」「思い描く」はそのとおり。その“意識状態”を違う表現で言い表すと、「ノート」。決して「メモ」ではありません。

 (“意識状態”について、詳しくはこちらを↓)

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

バランスホイールの円にメモしている程度」は物理空間での行動を指しているのでしょうか? それならば問題はありません。「メモ」はトリガーとして機能します。

F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

情報空間で行っているのは、あくまでも「ノート」です。「メモ」ではなく、「ノート」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 ところで、「ノート」と「メモ(メモノート)」の違いはクリアでしょうか?

 

 以下、苫米地博士の著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、p52)より引用します。この短い文章の中に、御質問への“答え”はすべて含まれているはず。しっかり感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

ノートは何のためにとるのか

 忘れないため、知らないことを書き留めるため、あとでまとめるため、他人に見せるためのように、あとで見直すことを前提にした目的はメモノートの目的であってホントのノートの目的とは異なると、第1章で言いました。

 

 ホントのノートの目的とは、「脳を活性化させて見えないものを読み取り、自分の新しい思考で物事への理解を深めるため」です。

 なぜ、見えないものを読み取り、自分の新しい思考を作る必要があると思いますか?

 このことは、自我と煩悩の話で説明するとよくわかります。

 

 人には、出世がしたい、有名になりたい、金持ちになりたい、おいしいものが食べたい、きれいな女の人・イケメンと結婚したい、などなどさまざまな煩悩があります。

 それは自我によって表面化します。自我は、この世の中で自分にとって何が重要かを決める基準値です。

 

 こういう煩悩を抱えた人がつくったノートがどんなものか、容易に想像がつきます。

 世界の中心は自分ですから、自分にとって都合のいい状況を見つけ出すノートをつくります。

 そんな人ばかりが生きている世の中は、一体どうなると思いますか?

 差別や戦争が起き、世界中、殺戮と飢餓で満ち満ちてしまいます。そんな世界に生きていたいとはだれも思いません。

 差別もなく平和で、人々は幸福に笑顔で毎日をおくっている世界が実現できたら素晴らしいではありませんか。もちろん私たち自身も幸せになります。

 これが、ノートが「役に立つ」大きな意味です。

 それには、自分の煩悩だけではない少し大きな煩悩を見つけるとよいのです。それがいまの自分には見えないものを読み取ることです。

 

 見えないものを読み取るとは認識することです。自分のいまの思考では理解できなかった新しい別な思考世界ができあがります。

 どうすれば少し大きな煩悩を見つけることができるのでしょうか。

 小さな煩悩を脇に置き(仏教用語では「止観」と言います)、認識できることを増やして高い視点で思考すればよいのです。

 高い視点でものを見て理解するためにノートをつくるのです。

 

 認識が増えた(存在に気づいた)わかりやすい例を挙げます。

 友人のロンドン旅行の話をきっかけに、ロンドンの歴史に大変興味を持った人がいます。彼が新聞を開くとなぜかロンドンに関する記事や本の情報が目に飛び込んできます。電車の中吊り広告さえ目ざとく見つけます。

 それまでまったくロンドンに興味がなかった彼は、新聞にロンドンに関する記事があっても、存在すら気がつかなかったかも知れません。記事を読んでいても何も知識として吸収されていなかったでしょう。認識されていなかったからです。

 こうしたことは、だれにでも当てはまります。自分もこういう経験を何度もしたことがある、と思っていますね。

 引用終わり

 

 

 ノートの目的とは、「脳を活性化させて見えないものを読み取り、自分の新しい思考で物事への理解を深めるため」

 

 その「新しい思考で物事への理解を深めるため」に行うのが「コンセプチュアル・フロー」。ノートの基になっている思考方法のことで、苫米地博士が無意識に行っている思考方法をモデル化されたものです。

 博士は「ノートは『コンセプチュアル・フロー』を目に見えるようにしたもの」と定義されています。とても重要な知識ですので、ぜひこちらで詳細を確認してください↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

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 「コンセプチュアル・フロー」をゲシュタルト化できたでしょうか?

 

 ゲシュタルト化できたら、4つの御質問に対してのシンプルな回答がよく理解できるはず。そう、一言で答えると「コンセプチュアル・フロー」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 次回以降、すこし掘り下げながら解説します。

 

Q-363につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

私は「コンセプチュアル・フローそのものに大きなエネルギーが内包されている」と感じています。最後(Q-365)に取り上げます。

 

 

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427647.html

 

 

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Q-363各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか? -A2<止;煩悩を意識する>

 

バランスホイールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態(=考えている状態)というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

バランスホイールの円にメモしている程度で、頭の中で想いを馳せていたり、思い描いている感じなのでしょうか?

アファメーションにする際、ペンやタイピングで詳細に描写していく(言語空間に降ろしていく)というイメージであっておりますでしょうか?

頭の中にゴールがあって、アファメーションにする際に、初めて物理世界でゴールが表現される感じでしょうか?

 

 A1<ノートとメモの違い>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33589654.html

 A2<止;煩悩を意識する>

 

 

いただいた4つの御質問に対してシンプルに回答すると、「コンセプチュアル・フロー」。

 

 「コンセプチュアル・フロー」とは、ノートの基になっている思考方法のことで、苫米地博士が無意識に行っている思考方法をモデル化されたもの。

 博士は「ノートは『コンセプチュアル・フロー』を目に見えるようにしたもの」と定義されています。詳細はこちら↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 人には様々な煩悩があります。

 前回引用した文章の中で、苫米地博士は「煩悩は自我によって表面化する」と書かれていました。自我とは「この世の中で自分にとって何が重要かを決める基準値」のこと。それを評価(重要性)関数と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その煩悩=評価関数が認識できる/できない世界を決めています。つまり、目の前の世界は自我の投影です。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 一方で、御承知のとおり、自我は部分関数でもあります。その本質は「あらゆる関係の結び目」。当然、関係が変われば、自我は変わっていきます。“自分”は縁により起こるのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 つまり、「自分という存在はあるけれど(評価関数)、永遠不変ではない」「自分は変化し流転するものとしてある(部分関数)」。それが無常。

 コーチング的に言い換えると、「自分の中にはあらゆる可能性があり、何を選ぶかによって“自分”という存在が決まる」。“自分”は完全に“自”に由ります。本当は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

その“自分”を自由意思で選ぶ行為がゴール設定です。そして、そのゴールの大切なポイントが「人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)」。

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

 人には様々な煩悩があります。

 その煩悩を認識し意識に上げ制御するために、じつは「バランスホイール」がとても役立ちます。なぜでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方 『なりたい自分』になれるプライミングの技術」(フォレスト出版、p177)より引用します。

 

 

まずは自分で自分の煩悩を意識する!

 要はバランスの問題です。煩悩、つまり、プライミングを強化する訓練をあえてしているわけですから、自分の抑制力も上げなければなりません。そのためには自分の遺伝子情報とルールや社会的規範といった抽象的な情報との間のバランスを取ること、つまり自己統制のバランスをとることです。

 その為には、自分の欲求と社会的規範のそれぞれを客観的に吟味する必要があります。具体的には、自分の中に何らかの衝動が起きてきた時、衝動の元は何かを、内省的に細かく吟味しなければなりません。こういう作業を止観といいます。煩悩を止めて観るのです。

 たとえばおなかがすいたとき、おなかがすいてご飯を食べたいのはなぜかということを認識してください。認識するだけでいいのです。認識しないことが無意識の暴走を引き起こすのです。

 認識をすれば、コントロールできるからです。認識できてもコントロールできない、もしくは認識する能力を失ってしまったとしたら、それは精神的な病です。

 認識することで、意識に上げることができます。正常な人間であれば、意識に上げればコントロールすることができます。だから、意識に上げるだけでいいのです。

 相手をコントロールする技術の本を読むと、たいてい相手に気づかれないようにやれと書いてあります。相手に気づかれれば意識に上げられ、内省的な吟味に変わって、相手をコントロールできなくなるからです。自分自身の場合も同じです。

 引用終わり

 

 

 自分の遺伝子情報とルールや社会的規範といった抽象的な情報との間のバランスを取る

=自己統制のバランスをとる

 

 その「自己統制のバランス」のためにバランスホイール!

 通常、「趣味」というカテゴリは「自分が楽しければいいという世界」(←それでいいのですよ)。それが「家族」のカテゴリになると「家族が楽しい」とひろがり、さらには「地域の人が」→「世界が」→「未来が」とゴールにより“自分”が拡張していきます。

 その感覚が「自己統制のバランス」を可能にします。その本質は「抽象度が上がる」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ふつうは「趣味」「お金(ファイナンス)」「健康」といった煩悩に囚われがちですが、バランスホイールを常に意識に上げていると“自分”の抽象度を選択することができるようになります。自らの意思で。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 「“自分”を選択する」ことは、残念ながら、この時代を生き抜くためにますます重要になっています。なぜなら、社会(とくに政治の世界)は「人の命より自分の金」といった煩悩にまみれているから。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 お金にまつわる様々な欲望に駆られる“自分”も、お金に束縛されず自由に生きる“自分”も、お金に関係なく他人のことを思いやることができる“自分”も、全部“自分”のマインド次第

 

 気がついていないだけで、さまざまな人やさまざまなもの、さまざまな事象や出来事との関係性が“自分”を形作っています。その関係性に対して、煩悩を制御しながら、どう観る(認識する)か?

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 それが“自分”を決めていきます。だからこそ、「バランスホイール」!

まずは煩悩を意識に上げる「止」に取り組んでください。バランスホイール全体に「想いを馳せ」ながら。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

Q-364につづく)

 

 

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

Q-317:今、逃げましたよね? <中編;怒っていい時の条件>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31628205.html

 

 

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Q-364各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか? -A3<観;抽象度を上げた世界から眺める>

 

バランスホイールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態(=考えている状態)というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

バランスホイールの円にメモしている程度で、頭の中で想いを馳せていたり、思い描いている感じなのでしょうか?

アファメーションにする際、ペンやタイピングで詳細に描写していく(言語空間に降ろしていく)というイメージであっておりますでしょうか?

頭の中にゴールがあって、アファメーションにする際に、初めて物理世界でゴールが表現される感じでしょうか?

 

 A1<ノートとメモの違い>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33589654.html

 A2<止;煩悩を意識する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 A3<観;抽象度を上げた世界から眺める>

 

 

 前回(Q-363)は「バランスホイール」の重要性を確認しました。

 

気がついていないだけで、さまざまな人やさまざまなもの、さまざまな事象や出来事との関係性が“自分”を形作っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その関係性に対して、煩悩を制御しながら、どう観る(認識する)か?

 

 それが“自分”を決めていきます。だからこそ、バランスホイールが重要!

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

 しかしながら、煩悩を制御しながら“自分”を決めていくことは、決して簡単ではありません。なぜでしょう?

 

 そう、「気がついていない」から。それは自分とまわりとの関係性や自分のいる世界や宇宙全体のあり方などを正しく認識できていないことを意味します。

コーチングに寄せて言うと、「スコトーマに隠れている」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを生みだすものは、「自分は〇〇だ」「世界は△△だ」という先入観や思い込みです。それらは情動を伴った体験の記憶や受け入れた情報の記憶により作られたブリーフシステム(Belief SystemBS)が生みだしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 私たち人間は「自分が重要だと思うもの」「認識したいと思うもの」しか認識していません。重要度が低くRASを通過しない情報は、まったく認識できません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 それがA1Q-362)で引用した中で苫米地博士が仰っていた「煩悩は自我によって表面化する」「自我は何が重要かを決める基準値」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 認識することができなければ、本当は眼前に限りなくひろがっている可能世界(possible world)を感じることができないばかりか、自分の中に眠る無限の能力を解放することもできません。

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 そんな状態を、仏教では「無明」と表現します。無明は「人間が根本的に持っている無知」のこと。現代的にいうと、「自我が生みだすスコトーマが外れない状態」です。

 L-133202111… -02;自我とRAS&スコトーマとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33004210.html

 

 では、無明から抜け出し、能力を解放するために、どうすればいいでしょうか?

 

以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方 『なりたい自分』になれるプライミングの技術」(フォレスト出版、p180)より引用します。

 

 

抽象度を上げた世界から眺める!

 ここでこの本で一番最初に話したところに戻ってきます。これが抽象度を上げるということです。

 

 「抽象度の上がった世界から眺める」

 

 これが我々の脳の進化です。ゲシュタルト能力といいます。前頭前野の発達の結果です。脳の進化の素晴らしいところは、抽象度を上げることができ、さらにそれをコントロールすることができることです。

 物理的な空間認識のみでは時間的推論はできませんが、それを抽象度を上げることによってできるようになります。その存在がたとえば遺伝子情報の欲求であったとしても、その欲求を抽象度を上げたところから眺めることによって、自然にコントロールできます。これは人類が最初から持っている能力です。

 ですから、どうやってコントロールするかを考える必要はありません。抽象度を上げることができて、そこから内省的に吟味ができれば、勝手に自己の制約の中におけます。

 選んで犯罪者になる人は、どうしようもありません。知らずに自分の煩悩に突き動かされる人、英語では「crime of passion」(衝動的犯罪)を起こしてしまう人というのは、その瞬間に抽象度の高い世界から自分の欲求行動を見ることができないのです。だから抑えることができないのです。

 これは簡単です。意識に上げるだけでいいのです。

 抽象度を上げるということがすべてです。IQが上がるというのも抽象度が上がるということです。煩悩をコントロールすること、プライミングをかけるということも抽象度を上げるということです。

 すべての基本は抽象度を上げるということです。これにより自らコントロールする仮想現実が生成され、またプライミングが働き、煩悩がコントロールされます。瞑想などで知られる「サトリ」の訓練も、エッセンスは抽象度を上げること。これに尽きます。

 弘法大師空海の言葉で言えば、「地」、「火」、「水」、「風」、「空」という物理空間の上に抽象度を上げた「識」を認識しようということです。逆説的のようですが、これにより煩悩の火を消して、あるがままの本当のRが観られるようになるのです。

 引用終わり

 

 

 抽象度を上げるということがすべて。IQが上がるというのも抽象度が上がるということ。煩悩をコントロールすること、プライミングをかけるということも抽象度を上げるということ

 

 自我によるスコトーマを外す鍵は「抽象度を上げる」こと。抽象度を上げた視点から正しく見ることができるから、無明から抜け出して本来の力を発揮することができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度とは、情報空間における視点の高さのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 私たちがリアルだと思っている現実世界(R)は、じつは一番臨場感が高い(V)イメージ(I)に過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「一番臨場感が高いイメージ(I×V)」を一言で言えば“情報”。

 一人ひとりのマインド(脳と心)に存在する様々な情報によって、目の前の世界はダイナミックに作られています。つまり、一人一宇宙。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といった? <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 だから、「頭の中にゴールがあって、アファメーションにする際に、初めて物理世界でゴールが表現される感じでしょうか?」という感覚は正解です。

 

 物理世界を認識しているのではなく、認識が物理世界を生みだしている

 

 その理を理論化したものが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 さて、最初(A1/Q362)に回答した「4つの御質問に一言で答えると『コンセプチュアル・フロー』」を体感できたでしょうか?

 

 私の感覚を言語化すると、

 

バランスホイールの各カテゴリのゴールに向かうコンセプチュアル・フローを同時に行うことが「各エリアのゴールについて想いを馳せている状態(=考えている状態)

L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

そこからもう一段引き上げた視点でバランスホイール全体を俯瞰することが「抽象度を上げた世界から眺める!

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 そして、その意識状態からあえて抽象度を下げて物理空間を生みだすために行う作業が「ビジュアライゼーション」「アファメーション」「セルフトークのコントロール」

 

 そんな感じです。

 重要なので繰り返しますが、物理世界を認識しているのではなく、認識が物理世界を生みだしています。私たちは、じつは、臨場感でリアリティをダイナミックに合成しています。

 L-111~220218… -13~4;臨場感を高めてリアリティを合成する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31473967.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31509419.html

 

Q-365につづく)

 

 

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F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

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Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

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Q-365各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか? -A4<円融;一人ひとりの「仮の役割」を認め、慈しむ

 

バランスホイールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:各エリアのゴールについて想いを馳せている状態(=考えている状態)というのは、バランスホイールの図を眺めながら、頭の中で考えている感じなのでしょうか?

バランスホイールの円にメモしている程度で、頭の中で想いを馳せていたり、思い描いている感じなのでしょうか?

アファメーションにする際、ペンやタイピングで詳細に描写していく(言語空間に降ろしていく)というイメージであっておりますでしょうか?

頭の中にゴールがあって、アファメーションにする際に、初めて物理世界でゴールが表現される感じでしょうか?

 

 A1<ノートとメモの違い>

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 A2<止;煩悩を意識する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 A3<観;抽象度を上げた世界から眺める>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33640525.html

 A4<円融;一人ひとりの「仮の役割」を認め、慈しむ

 

 

 最初の回答(A1/F-362)の追記内で、「私は『コンセプチュアル・フローそのものに大きなエネルギーが内包されている』と感じている」と書きました。

 

「感じる(feel)」とは、「超言語・超論理の右脳空間に構築された巨大で抽象的な構造を体感する」こと。「構造」とは「ゲシュタルト(Gestalt)」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 *「論理」についてはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 その「右脳空間に構築された巨大で抽象的な構造」の起点は、もちろんゴール。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴールのポイントは 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール) +4)自分中心を捨て去る の4つです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33485940.html

 

そのようなゴールを言語化せずに追求し続けることで、左脳言語野から右脳言語野へと移行することができます。そして、前頭前野外側部(論理)から前頭前野内側部(社会的情動)へと“超越”することができるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 それが「抽象度が上がる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

ゴールの抽象度が上がれば上がるほど、つまり自分中心を捨て去るほど、主語は「私は(が)」から「私たちは(が)」「社会は」「未来が」へと変化していきます。それは自我が拡張していくということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

その「自我の拡張」はコーチングの成果といえます。「可能世界“w”から別の“w1”へ移行」した結果として起こる「関数pの再定義」です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

211213バラだん04

「バラいろダンディ」(TOKYO MX20211213日放送回)より引用↓

コーチングの基本概念を習熟して新年に向けてエフィカシーをブーストしよう Dr.苫米地 2021年12月13日 - YouTube

 

 

 「可能世界“w”から別の“w1”への移行」とは、ゲシュタルトが巨大化することでもあります。繰り返しますが、その結果として「関数pの再定義」が起こり、自我が拡張します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その変化を意識的に引き起こしていく思考法が「コンセプチュアル・フロー」です。

 L-08120213… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 そのコンセプチュアル・フローに内包されるエネルギーとは生命力!

 

 「思考停止という病」(KADOKAWAp79)の中で、苫米地博士は、生命現象を「ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けること」と定義されています。

 F-310:映画のおもしろさってvol.7;ゴール×抽象度×ゲシュタルト=〇〇〇〇>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32428293.html

 

 

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生命現象とは、ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けること

 

 これは「ゴールに向けて、抽象度を上げながら、ゲシュタルトを巨大化していく」というコンセプチュアル・フローとぴったり重なります。

 

 だから、コンセプチュアル・フローは生命現象そのものであり、コンセプチュアル・フローによって生みだされるエネルギーと創造力は“生命力”そのものです。東洋哲学的に表現すると“気”。

 

 私は「ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けること」こそがコーチのブリーフだと思っています。“気”を大きくクリエイティブに育てていく存在がコーチです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そんなコーチは、「『自己』を超えた視点で、高度な問題を発見する」という存在でもあります。未来(ゴール)の視点で“因”を生みだし、その“果”として「問題を解決する(解決に導く)」という存在です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

未来が“因”で、現在が“果”

 

それがコーチングを実践する者にとっての因果関係。その“因”を生みだすものがゴールです。

Q-204~:「縁起」と「因果」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 ゴールを人生のあらゆる領域に設定し、バランスホイール全体に「想いを馳せ」続けるから、私たちは煩悩を意識に上げて「自己制御のバランスをとる」ことができます(止)。

 Q-363各エリアのゴールについて想いを馳せている… -A2<止;煩悩を意識する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 

そこからもう一段引き上げた視点でバランスホイール全体を俯瞰する(=抽象度を上げた世界から眺める!)から、煩悩の火を消してあるがままの本当のRが観られるようになります。すると、脳力を全開にし、誰にとっても“幸福(well-being)”な可能世界w1を創造することができるようになります(観)。

Q-364各エリアのゴールについて想い… -A3<観;抽象度を上げた世界から眺める>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33640525.html

 

 その時、バランスホイール(バランスの)の各カテゴリのゴールは、巨大な一つのゲシュタルトとなっているはず。

 

 それが「円融」であり、超バランスホイール(バランスの

 

 私はその境地が「〇〇(←漢字2文字)」であると確信しています。

 

最後に、苫米地博士の著書「夢がかなう脳! 『悟りの力』で脳力を全開にする究極メソッド」(PHP研究所、p95)より引用します。「〇〇」をイメージし、感じながら読み進めてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

一人ひとりの、それぞれに異なった「仮の役割」を認め、慈しむ

 では、中途半端ではない「空」や「仮」の理解とはどんなものでしょうか。

 まず、すべての存在が「空」なのはわかりきっていることです。けれども、隣でうるさい音を立てながらポップコーンを食べている人が、横にいる彼女の手を握っているとしたら、その人はいま、映画にデートという役割を持たせていることになります。

 一方、自分はあくまでも娯楽という役割をこの映画に持たせています。また、前の席に座っている人は映画業界志望で、「勉強」という役割を映画に持たせているかもしれません。

 つまり、映画という「空」なるものに「仮の役割」があるわけですが、それがどんな役割かは、映画を観ている観客それぞれによって違うわけです。すべての観客はそれぞれに異なった「仮の役割」を期待して、その映画との関係を結んでいる。それぞれがそれぞれにまったく違った関係性を結びつつ、しかも、いまこのとき、同じ映画館で一緒に映画を観ている。このように想像を働かせていくのも、「縁起」の思想の一つのあり方だといえます。

 重要なのは、「空」なるものに「仮の役割」があり、しかもその「仮の役割」は決して一つではない、ということです。極限してしまえば、「仮の役割」は、人の数だけ違うといっても過言ではないでしょう。

 いま挙げた映画のたとえの場合、眼前で上映されている映画に役割を持たせているのは、一人ひとりの観客です。その一人ひとりの、それぞれに異なった「仮の役割」を認め、慈しむ。それが大乗仏教的な発想だといえるでしょう。

 なぜなら、「縁起」の思想によれば宇宙を成り立たせているのは「お互いの関係性」だからです。

 

 私たち一人ひとりが「空」なる宇宙に「仮」なる役割を持たせることができる大変な、宇宙そのものと同じだけ重い存在であると知ることができる。それが中観の視点です。

 「縁起」の思想によれば、宇宙とはさまざまな関係性によって成り立っているものです。ということは、逆にいえば、一人ひとり(あるいは一つひとつ)の存在は、お互いの関係性の中ではじめて成り立っているものであると同時に、すべてこの宇宙を構成し、成り立たせている、貴重な存在ということになるのです。

 いうなれば、一人ひとりが、この移ろいゆく時空の中で、お互いに宇宙を生み出している不思議な存在ということになります。

 そのことを認められるのが大乗仏教の思想なのです。

 このように、「空観」と「仮観」の見方を繰り返し、両者のバランスを取った見方に到達すれば、オウム真理教のポアの論理のような考え方は出てきません。

 このような、完全に「空観」「仮観」を理解したバランスのいい状態が大乗仏教の「中観」なのです。

 引用終わり

 

 

 私たち一人ひとりが「空」なる宇宙に「仮」なる役割を持たせることができる大変な、宇宙そのものと同じだけ重い存在であると知ることができる。それが中観の視点

 

 同様に、「空」なるバランスホイール(バランスの)のカテゴリに「仮」なる役割=ゴールを設定することができる。そのゴールは無限にあってよく、その一つひとつが中観宇宙そのもの。その中観宇宙が巨大な一つのゲシュタルトとなっていくのが、円融であり、超バランスホイール(バランスの

 

 そのようなイメージが、いただいた御質問と向き合っている間に湧き上がってきました。

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

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-追記-

 コンセプチュアル・フローは生命現象そのものであり、コンセプチュアル・フローによって生みだされるエネルギーと創造力は“生命力”そのものです。東洋哲学的に表現すると“気”

 

 では、「エネルギー&創造力=生命力=気」の正体(本質)は?

 

 私の“確信”はこちら↓

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