苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-330~ 分断緩和のための処方箋

F-330:分断緩和のための処方箋 vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

 

 先日、久しぶりに母校である鹿児島大学医学部を訪れました。

といっても、医師やコーチとしての仕事のためではなく、ゴールのカテゴリでいうと「家族」のため。妻とともに大学のまわりを散策しながら、昔話に花を咲かせました。

PM-03-09~10:霊におびえた学生時代

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7199964.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7384947.html

 

 “あの頃”の臨場感が高まったからなのでしょう、それからしばらくの間はことあるごとに学生時代のことを思い出しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

よみがえるのは楽しい(かつ些細なw)思い出ばかりなのですが、中には痛みや切なさを伴うものもあります。

 とくにヒリヒリとした痛みを伴って思い出したのが、ウインドサーフィン部の飲み会での出来事。酒に酔った後輩が無抵抗の先輩を一方的に殴り続けるという修羅場の記憶です。

 F-001:やり場のない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

 事実はちょっと違うのかもしれませんが、修羅場となったきっかけは「サーフィン好きでウインドサーフィン部の活動を休みがちな後輩」が「社会人を経て医学部に入学したウインドサーフィン大好きな先輩(40代!)」と「サーフィンとウインドサーフィン、どちらがすごいか?」を巡って言い争いになった というもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 それまでの楽しい場が突如凍てついたのに驚き、原因を知ってさらに驚いたので、その夜のことはよく覚えています。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 卒業後しばらくして、先輩に「あの時、なぜ無抵抗だったのですか?」と伺いました。当時の私には一方的に殴られ続けるという判断がまったく理解できなかったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その時の答えはたしか、「話しても無駄だったとしても、殴らせて気が済んだら後でわかると思った」。言語ではなく、非言語で伝えたということなのでしょう。

L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 その後、苫米地博士に学ぶようになって、「殴らせて気が済んだら後でわかる」の意味は「大脳辺縁系優位から前頭前野優位に回復したらIQが戻る」だと理解しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そして最近、もっと大きな教えが隠されていることに気がつきました。先輩&苫米地博士との縁によりスコトーマが外れたのです。時空を超えて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p80)より引用します。

 

 

典型的な洗脳手法・ダブルバインド

 

 子曰く、質、文に勝てば則ち野なり。文、質に勝てば則ち史なり。文質彬彬(ぶんしつひんぴん)として、然る後に君子なり、と。

(雍也第六の十八)

 

 一般的には「中身が外見を上回ると野暮になるし、外見が中身を上回ると気障になってしまう。中身と外見を調和させている者が、君子にふさわしい」という意味で捉えられています。

 後世の人の解釈で言えば、「だから、皇帝はすごい」といったところでしょうか。皇帝は全てをバランスよく兼ね揃えた人物だと称えているわけです。

 この文によると、皇帝以外の人間は、2種類に分けられます。学はあるけど実務の能力がない官僚と、能力はあるけど学がない民間人です。要は、学も能力もある完璧な人物が皇帝だと言っているのです。孔子は皇帝を褒め称えることで、皇帝に自分を売り込もうとしたのかもしれません。

 本質的には、この文は「ダブルバインド」という、洗脳手法の典型です。相反する2つのメッセージを投げ掛け、どちらかを選択せざるを得ないようにしておいて、どちらを選択しても否定して身動きが取れない状態に陥らせてしまうというテクニックです。

 勤勉な者には「勉強だけではダメだ」と言えますし、怠惰な者には「勉強をしないとダメだ」言えます。これにより、両者を巧みに誘導し、従えることができます。どちらに属していようとも、結局は孔子の言うことを聞かなくてはいけません。本当はどちらも選択しなくていいのですが、人間の心理としては、2つの選択肢を提示されるとどちらかを選ばざるを得なくなってしまいます。

 カルトの教義は、ほとんどがこのダブルバインドを利用しています。どう反論しても、教祖に従うような論理が構築されているのです。そして、洗脳下、あるいは変性意識状態の下で、このような問答を行えば、信者は反論できません。素直に従ってしまうでしょう。

 引用終わり

 

 

 ダブルバインド:相反する2つのメッセージを投げ掛け、どちらかを選択せざるを得ないようにしておいて、どちらを選択しても否定して身動きが取れない状態に陥らせてしまうというテクニック

 

 ひょっとして先輩は視点が固定されることの危険性とその解決策を教えてくださったのではないだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 そんなイメージが突然湧き上がりました。30数年という時を超えて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

「視点の固定」は差別と偏見を生みだします。だから、とっても危険。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 先輩が態度で示された「視点の固定」を防ぐ解決策は、「臨場感空間を共有しない」こと。それがあの“無抵抗という抵抗”だったのでしょう。引用文でいうと「本当はどちらも選択しなくていい」ということ。

 L-124202111月医療・介護研修レポート -05;働く仲間とゴールを共有するワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32710871.html

 

 記憶と記憶(点と点)がつながり、とてもスッキリしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 現代社会が抱える問題(case)とその解決法(plan)がクリアになった気がします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 *「caseplan」はこちら↓

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 今すぐ先輩のところへ御礼に行きたい!

 

そんな思いが湧き上がりましたが、残念ながら、その願いは叶いません。詳しい病状は伺っていませんが、先輩はずいぶん前にお亡くなりになってしまいました。

とても真面目な方だったので、心労がたたったのかもしれません。

F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

 

 私が思う心労のコアは“理不尽感”。

 S-04-07:心に深い傷を負う理由-2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 コーチの視点で見渡すと、医療・介護現場は“理不尽”だらけです。その原因は一体どこにあるのでしょう?

 

F-331につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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F-020:研究はすべてに通じる

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F-311~:デジタル自傷行為

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洗脳論語

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F-331:分断緩和のための処方箋 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 

 私が思う心労のコアは“理不尽感”。

 S-04-07:心に深い傷を負う理由-2

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 コーチの視点で見渡すと、医療・介護現場は“理不尽”だらけです。その原因は一体どこにあるのでしょう?

 

vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

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 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 

 

 私は今も医師として“命”と向き合っています。

現在の機能(役割)は「人生の最終段階(End of Life Stage)」のサポート。必然的に“命の終わり”である死の迎え方について、御家族と話をする機会があります。

L-027~3020203月シークレット… -05~875歳以上では延命治療は不要?

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26140730.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26156803.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26197802.html

 

 90代の母親の延命治療について、その娘さんに確認したときの話です。

 詳しい説明をする前から、娘さんは「延命治療は望みません」と強く意思表示されていました。それは前頭前野背外側部での論理的な判断なのでしょう。ちょっとクールな印象を受けました。

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 多くの人は「ムリはしない」「自然な形で」と心に決めていても、死にゆく親の姿を見ると動揺してしまうもの。その場合、前頭前野よりも“動物的な大脳辺縁系”の方が優位になりがちです。その状態を「Fight or Flight」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 だから私は、ひととおりの説明を行いました。いつものように。

 すると、クールだった娘さんがだんだん落ち着きのない様子に変わっていきました。ため込んでいた感情が一気にあふれ出しているような感じです。

 Q-326~7:最近「記憶が抜ける」ようなvol.1~2;感情が起こるメカニズム>

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31891038.html

 

 きっと死を臨場感豊かに感じてしまったのでしょう。母親の死のイメージが娘さんの心の中で現実化したに違いありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 情動が論理を覆い隠す場合、私は抽象度を上げることを心がけます。そのために意識的に用いるのが「文脈情報」。それは「関連する知的情報」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 このケースでは「医学的判断」「本人の意向」「まわりの状況」「QOL(本音はQOD)」という4つのゲシュタルト(臨床倫理4分割法)についてお話しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そして、「生老病死=人生」という視点でそれら4つのゲシュタルトを統合していくように導きました。すると、娘さんは冷静さを取り戻していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 理解が深まったから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 その時の表情はもはやクールではなく、柔らかくあたたかい感じでした。そして、こんな言葉をつぶやかれました。

 

 本当は今までずっと苦しかった

 

 娘さんの心の中で、一体何が起こったのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「40歳から『差がつく』生き方」(PHP研究所)から引用します。今回は2回に分けて。まずはこちらから(p97)。

 

 

自分を縛りつけている「ブリーフシステム」をぶち破る

 ゴールを見つけるには、自分の殻を破らなければいけない。コーチングでは、自分を縛っているものを「ブリーフシステム(信念のシステム)」と言う。

 「自分を縛っているものは何か?」ということを突きつめていくと、実は、自分を縛っているのは、親でも学校でも会社でもないことがわかる。「親の言うとおりにしなければいけない」とか、「学校の規則に縛られている」と自分が思っているだけであって、本当は「自分のブリーフシステム」に自分が縛られているのである。

 つまり、自分が自分を縛っているということだ。

 自分の頭の中の話だから、ブリーフシステムを破ることは、それほど難しいことではない。やれば誰でもできる。

 成人になると、親から「こうしなさい」「これはしちゃダメだ」と言われても、親の考えを受け入れるかどうか自分で決めることができる。親の考えを受け入れたのは、自分自身だ。

 会社に入ると会社の常識を教え込まれるが、受け入れることもできるし、拒否することもできる。受け入れたのは自分自身だ。

 外部から入ってくる情報は、最初は自分自身のものではないが、受け入れた時点で自分のものになり、それによって自我がつくられていく。結局、今の自我をつくったのは、誰でもない、自分である。

 「会社の利益のためになることをするのが一番いいことだ」「常識から外れないことが大事だ」という情報を受け入れて、今日まで過ごしてきたのも自分自身だ。一度、それらのすべてをご破算にして、本当にその情報を受け入れていいのか考えてみる。それがゴールを見つけるのに必要な作業だ。

 引用終わり

 

 

 本当は「自分のブリーフシステム」に自分が縛られている

 

 ブリーフシステム(Belief SystemBS)とは、「人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステム」のこと。「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 BSは強く信じる固定的な考え方であり、心の中にできあがった価値観ともいえます。外部から入ってくる情報は、受け入れた時点で自分のものになり、やがて自我となっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 BSと同じようなシステムは、個人レベルだけでなく、組織レベルや社会レベルでもみられます。その一例が「常識」や「慣習」といった目に見えないプレッシャーです。

 F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

 医療でいうと、より救命に特化する(=重要度が上がる)ほど、「生かし続ける」方向にプレッシャーがかかります。「助けられるかもしれないのに何もしないなんてありえない」という感じで。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

先ほどの娘さんは、じつは、医療従事者でした。母本人の意向もあり、家族間では「延命治療はしない」ことを共有していたそう。そして、家族の代表者として、今までそう話し続けてきました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 でも、医療機関や介護施設で「延命治療は不要」と話すたびに、とても苦しかったそうです。「『冷たい娘だと思われているだろうな』と思い悩んできた」と教えてくださいました。

 

 「本人の思いどおりにしてあげたい」というピュアなwant toが、「死んで欲しくない」という情動と「延命治療を行うべき」という医療業界の“常識”によって、have toに変質していったのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 それは「不安・恐怖(Fear)」「義務感(Obligation)」「罪悪感(Guilty)」に起因する臨場感空間の書き換えといえるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

もっとハッキリいうと「社会的洗脳」です。

 F-181:“幸福(well-being)”とは? -6;「常識」という洗脳からの解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25428736.html

 

 では、社会的洗脳状態から脱するために、私たちは何を心がけるべきなのでしょう?

 

 再び「40歳から『差がつく』生き方」(p113)より引用します。キーワードは「Not Normal」です。Feel

 

 

「ノット・ノーマル」な生活で、ブリーフシステムを破る

 言い換えれば、「現状」というのは、自分のブリーフシステムの範囲内で行動を続けることである。

 ブリーフシステムとは、先ほど説明したようにコーチングの用語で、自分の頭の中にある「自分の行動を縛っている枠組み」「自分を縛っている信念のシステム」のことを言う。つまり、「『かくあるべし』という自分自身のブリーフシステムを維持したままで起きる可能性のあることは、すべて『現状』である」ということである。たとえ確率が低かろうと、社長になることは「現状」なのだ。

 逆に言うと、会社に残っても「現状の外側」に行くことはできる。自分のブリーフシステムを変えて「枠」を飛び出し、今の会社を思いっきり変革するという方法もある。

 「現状の外側」というのは、国家で言えば法律の外側ということである。法律を変えないと外側には枠を広げられない。

 個人の場合は、ブリーフシステムを変えないと、現状の外側に枠を広げていくことができない。

 ブリーフシステムの枠組みをつくっている情報の出所は、すべて他人である。親から聞いたこと、学校の先生から聞いたこと、上司から聞いたこと、あるいは本で読んだことが、情報として自分の中に入ってくる。

 100%外部からの情報だが、それを自分が受け入れて、脳の前頭前野でパターン化してしまう。ブリーフシステムが自分の頭の中の法律になり、「こう生きるべきだ」「こう行動するべきだ」という「信念の体系」がつくりあげられていくのだ。

 この「信念の体系」ができあがってしまうと、自分自身が求める本当のゴールが隠されてしまい、見えなくなってしまうことが多い。これがスコトーマ(心理的盲点)だ。スコトーマとは、「いつも、何回も見ているのに、見えていないもの」「自分は見ている気になっているのに、見えていないもの」のことである。自分の頭の中で「かくあるべし」と強烈に思ってしまっているために、「見ているのに、見えていない」状態になってしまうのである。

 先ほど挙げた私の会社員生活の例で言えば、もし「タイムカードは、何が何でも押すべきものだ。そんなこともできないなんて、会社人として恥ずかしい」と信じ込んでいるとすれば、タイムカードを押さなくていい理由など見えなくなるはずである。

 「ノット・ノーマル」な生活をしてみると、ブリーフシステムという自分の枠が、自ずと少しずつ破れてくる。そうすると、その外側にあるものがチラチラと見えてくる。外側に見える楽しそうなものを、とりあえずのゴールにして、自分の頭の中でシミュレーションしてみる。もし、そのゴールを達成したときに自分が心の底から、本当に嬉しくなれそうなら、それを暫定的な「ゴール」として設定すればいいのである。

 引用終わり

 

 

 自分のブリーフシステムを変えて「枠」を飛び出す

 

 そのためにコーチングがあります。コーチングを実践し「枠」を飛び出した者の生き方が「Not Normal」。コーチングこそが社会的洗脳状態から人を解き放つ“希望”です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

F-332につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

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Q-243:続・気楽に生きたいのですが~「気楽に生きる」ということ~

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40歳から「差がつく」生き方

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F-332:分断緩和のための処方箋 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 

 自分のブリーフシステムを変えて「枠」を飛び出す

 

 そのためにコーチングがあります。コーチングを実践し「枠」を飛び出した者の生き方が「Not Normal」。コーチングこそが社会的洗脳状態から人を解き放つ“希望”です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

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vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

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 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

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 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 

 

 前回(F-331)は、医療面談中に「本当は今までずっと苦しかった」とつぶやいた娘さんとの縁をまとまめした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

娘さんからするとカウンセリング的に感じられたかもしれませんが、私が行ったのはあくまでコーチングです。今までの悩みから解放されたのは、新たなゴール設定の結果に過ぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

  コーチングとカウンセリング

 

この2つの決定的な違いはクリアでしょうか?

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp208)より引用します。それぞれのゲシュタルトをイメージしながらお読みください。

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 本書の中でも書いているように、いまコーチングという名前を使ったカウンセリングがとても多くなってしまっています。これまで私はそれが悪いことだとはあまり思っていませんでした。なぜなら、カウンセラーたちがコーチング業界に進出することで、コーチングが注目されると思っていたからです。カウンセラーたちがコーチングを学んでくれるだろうという期待を持っていました。

 ところが、私の期待とは裏腹に、多くのカウンセラーはコーチングのおいしいところだけをつまみ食いし、従来のカウンセリングに加味しただけで、コーチングと名乗るようになってしまっています。その証拠に、多くのカウンセラーたちは「コーチングを学ぶと人間関係がうまくいく」「上司や部下との関係がうまくいく」というものを宣伝文句にしています。

 人間関係がうまくいく、上司や部下との関係がうまくいくということは悪いことではありませんが、それをコーチングの名前で言ってしまうと問題が発生します。

 実際、私はここ最近「コーチングとカウンセリングはなにが違うんですか?」という質問を何度か受けるようになってきました。両者は明確に違うのですが、外から見ると同じように見えるようなのです。

 基本的に私はカウンセリングは人々の悩みに答えるものだと思っています。一方、コーチングは本質的に悩みに答えるものではないと考えます。明確な違いはここにあります。もちろん、コーチングでも人々の悩みは解決します。しかし、本質的にはコーチングはお悩み相談ではないということです。

 何がどう違うのかと言いますと、コーチングとは「人生を変える」ものと言えるでしょう。ただし、「人生を変える」と言うだけならば、カウンセリングやお悩み相談もそうです。悩みや問題が解決すれば、人生は良い方向に変わっていくわけですから、そういう意味ではお悩み相談でも確実に人生は変わります。

 では、コーチングにおける「人生が変わる」とは何でしょうか?

 それは「人生をまるごと変えること」を意味します。“まるごと”とはこれまでの現状から抜け出して、まったく新しい世界、未知の世界に向かって踏み出していくことを言います。その際、重要なのが現状から抜け出すことです。

 一方、お悩み相談は目の前の問題を解決するものです。仕事の悩み、恋の悩み、人間関係の悩みといったものにアドバイスを与えることで日々の改善をしていくものです。その際、重要なのは現状に居続けることです。悩みというものは現状がほころんだ時に生じるものですから、そのほころびを修正するのがカウンセリングに代表されるものなのです。

 もうおわかりでしょう。カウンセリングやセラピー、メンタルトレーニングなどはいかに自分を現状に合わせていくかを目標にするものであり、逆にコーチングはいまいる現状から出て新しい居場所を作りましょう、というものになります。つまり、まったく違うものなのです。

 ですから、「現状をケアしたい」という思いを持っているのにコーチングを受けてしまったり、いまの現状から抜け出したいという時にカウンセリングを受けたりすると、満足いく結果を得られない可能性があるわけです。

 カウンセリングは悩みへの対症療法を基本としています。コーチングは悩みに関わるのではなく現状の外のゴールに関わります。悩みがなくなるのはあくまでコーチングの副作用です。新しいゴールを設定し、いまいる現状から抜け出せば、いまの悩みが消えるのは当然です。コーチングとは新しいゴールを設定することであり、現状から抜け出すための方法論なのです。

 引用終わり

 

 

 実際、私はここ最近「コーチングとカウンセリングはなにが違うんですか?」という質問を何度か受けるようになってきました。両者は明確に違うのですが、外から見ると同じように見えるようなのです

 

 「違いがわからず同じように見える」のは、それぞれのゲシュタルトが不十分だからです。その一番の理由は「知識不足」。知識がないとスコトーマが生じ、正しく認識することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 改めて伺いますが、「コーチング」と「カウンセリング」の違いはクリアでしょうか?

 

 

 コーチングは「現状の外への志向」。現在の悩みもその悩みにつながる過去の出来事も一切関係ありません。だから「コーチングは本質的に悩みに答えるものではない」。

コーチングでも人々の悩みは解決する」のは、自然にスコトーマに隠れていくからです。

 (本質的には別の理由があります。その“理由”がこのシリーズの主題です↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

一方、「人々の悩みに答える」ものであるカウンセリングは、悩みにしっかりフォーカスした上で「課題を見つけ(case-side)、解決する(plan-side)」ことが基本です。つまり、「現状の最適化」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 このように2つはまったく違う概念(ゲシュタルト)です。コーチングは「いまいる現状から出て新しい居場所を作る」ことであり、カウンセリングは「自分を現状に合わせていく」ものです。

 

 ここでもしも「コーチングとカウンセリング、どちらがすごいか?」といった排中律的な発想に陥ったなら、分断が加速し“幸福(well-being)”から遠ざかるでしょう。

F-2313錠じゃないと飲まん! <前編:排中律>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28339618.html

 

どこかで誰かが“理不尽”な思いをするような差別的な社会では、暗くて重い怨念が溜まっていくばかり。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

コーチングとカウンセリングは決して対立するものではなく、むしろ補完しあうものです。では、「補完」のために欠かせないことは何でしょう?

 

今度は苫米地博士が「X(当時はtwitter)」に投稿された文章を紹介します。20221113日、宮台真司さんのポスト(ツイート)を苫米地博士がリポスト(リツイート)された際のコメントです。

 

 

 苫米地式は未来のビジョンによる引力の極大化を企図する点アドラー的(コーチング的)。

 先の宮台図式は過去からの引力の最小化を企図する点フロイト的(カウンセリング的)。

 苫米地式を否定するものではなく補完たり得る。

 相手の不安を無視できればアドラーonlyで進められる。僕もそうする。

 

 

 苫米地博士は、コーチングは「未来のビジョンによる引力の極大化」であり、カウンセリングは「過去からの引力の最小化」であるとされています。

シンプルにまとめると、

コーチング:未来の創造

カウンセリング:過去との決別

 

 繰り返しますが、コーチングには過去は一切関係ありません。コーチングの中身は「ゴールを設定して、エフィカシーを上げる」こと。ゴールは100%未来のことであり、エフィカシーはゴール達成(=未来創造)の確信です。

つまり、コーチングは“未来”だけ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 対してカウンセリングは「現状のほころびを修正する」こと。その「現状」とは、過去の記憶でつくられたブリーフシステム(Belief SystemBS)が生みだすもの。

だから、カウンセリングは“過去”との対峙です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 時間の流れでいうと、「未来→現在→過去」がコーチングで、「過去→現在→未来」がカウンセリング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 このようにコーチングとカウンセリングはまったく違うもの。真逆で、正反対のものといえます

 

 

 という考えに囚われたままだと、おそらく「補完」はできないでしょう。どうしても「コーチングvsカウンセリング」的な対立の視点でみてしまうから。

 

 対立を克服し補完しあうためには「ゲシュタルトの統合」が欠かせません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 統合することで対立する(ように思える)概念を“同じ”とみられるからこそ、各概念(ゲシュタルト)を本当に理解して補完しあうことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 今回のテーマであるコーチングとカウンセリングでいうと、両者を統合して同じ「引力」とみられるからこそ、状況に応じて「引力」を使いこなすことができるようになるということ。

 (「引力」の正体はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 時間(「未来→現在→過去」vs「過去→現在→未来」)でいうなら、「時間はどちらにも流れていない」。

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるっていいますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

 それがわかると“一念三千”の意識状態になれます。

 F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 その意識状態が「コーチングとカウンセリングの補完」を可能にします。

一言でいうなら「観自在」です。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

F-333につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

時間(「未来→現在→過去」vs「過去→現在→未来」)でいうなら、「時間はどちらにも流れていない」

 

 「時間は過去から流れて未来に向かう」というのは真っ赤な嘘であり、洗脳です。誰もが成長するまでに時間洗脳を浴び続け、やがて社会常識化し、お互いを縛りあっています。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 コーチングでは「時間は未来から現在、そして過去に向かって流れている」と教えますが、そのレベルに留まってしまうとカウンセリングやヒーリングと対立しかねません。

よって、“一念三千”の理解はとても重要。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

 本物のコーチング(Authentic Coaching)の、そしてコーチングの基礎理論である苫米地理論の根底にあるのは「中観」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 その「中観」を「意識に上げ続ける」ことが大切なポイントだと私は思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33361361.html

Q-061~:犬好きではいけないのですか?

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Q-339~:「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?

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S-03-24:苫米地流「正しく怒るための技術」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22076231.html

 

 

オーセンティック・コーチング



F-333:分断緩和のための処方箋 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

 

 対立を克服し補完しあうためには「ゲシュタルトの統合」が欠かせません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 統合することで対立する(ように思える)概念を“同じ”とみられるからこそ、各概念(ゲシュタルト)を補完しあうことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

その補完により“苦しみ”を克服することができます。理解が深まるから

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33414117.html

 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33464142.html

 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33515591.html

 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

 

 

私はよくこのような相談をされます。

 

Q:仕事とプライベートとのバランスが取れません。どうすればよいでしょうか?

Q:仕事に対してプライベートの比重が大きくなっていて罪悪感があります(逆パターンあり。その場合は「義務感」が主)。どうすればいいでしょうか?

 

 世間的にいうと「ワークライフバランス」の悩み。皆さんならどのように答えますか?

 

 

急速に進行する少子高齢化対策として、2000年代には「次世代支援育成推進法」「少子化社会対策基本法」「改正児童福祉法」が次々と施行されました。さらには政府が設置した「少子化社会対策会議」等によって、「子ども・子育て応援プラン(新新エンゼルプラン)」が作成されています。

20年後の現在、状況はますます悪化しています。それは問題の本質を外していることの証。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

「少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンス」と危機感を煽る現政権が掲げているのが「異次元の少子化対策」。ですが、肝心の中身は決して異次元ではなく、ますます現状を強化してしまいそう。

岸田総理が語る「異次元」とは、一体何を意味しているのでしょう?

F-254~:イノベーションがうまれるとき

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421781.html

 

 リラックスを深めながら真の課題(case)とその解決(plan)を考えていると、「ワークライフバランス」というイメージが浮かんできました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 Wikipediaで「ワークライフバランス」を調べると、このように記載されています(引用を青字で表示)。

 ワーク・ライフ・バランス - Wikipedia

 

ワーク・ライフ・バランス(英:work-life balance)とは、ひとりひとりの人が自分の時間を、仕事とそれ以外で、どのような割合で分けているか、どのようなバランスにしているか、ということ。

仕事と、仕事以外の生活(友人関係、家族関係、趣味)に関しての、日々の時間の割合・比率。「働き過ぎ」に陥らず、友人・家族などとの時間や趣味などに時間をしっかりと割り当てることで心身を健康に保ち、過労死や自殺を防ぐことを目的とする。日本では「仕事と生活の調和」とも訳される。

 引用終わり

 

 

一読するだけでは何の問題もないように感じられるかもしれませんが、「仕事と生活の調和」という表現には大きな危険が潜んでいます。「無意識に誤ったイメージを擦り込んでしまう」という危険です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

work-life balance」という英語表記がわかりやすいと思いますが、この表現が示すのは「同じ抽象度の概念として『work』と『life』があり、その2つのバランスをとる」ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

図にすると、このような感じです。

 

work-life balance

 

 

これは「『ワーク』の対立概念として『ライフ』があり、その二つは相容れない(だからバランスをとる必要がある)」といっているようなもの。その“視点の固定”は、vol.1F-330)で確認したように、差別と偏見を生みだします。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

  差別と偏見

 

 それが私が感じる危険の正体です。「ワークライフバランス」という言葉の根底にある考えそのものがおかしいのです。ディベートでいうなら「クリティーク(Kritik)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 

 この本質的な誤りの原因は「不完全性の欠如」でしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 東洋哲学的にいうなら「縁起の無理解」。一言でいうと「無明」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

いずれにせよ、「ワークライフバランス」という言葉を用いるほど、人々は自由を奪われていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

まるで呪いをかけられたかのように、物事の本質が見えなくなってしまうから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

そのいい例が「仕事」や「労働」の定義。Wikipediaの「ワーク・ライフ・バランス」の頁には、このような驚くべき内容が記載されています。

ワーク・ライフ・バランス - Wikipedia

 

仕事・労働は、賃金を得るための生活の糧であり、個々の暮らしを支える重要なものである。また、充実した生活・人生を送るための糧でもあり、仕事・労働にやりがいや生きがいを見出すことも大切な要素である。しかし近年は仕事のために他の私生活の多くを犠牲にしてしまう仕事中毒(ワーカホリック)状態となり、心身に疲労を溜め込みうつ病に代表される精神疾患を患ったり、過労死や自殺に至ったり、家庭を顧みる時間がなくなることで家庭崩壊に陥るなどの悲劇を生む事例が後を絶たなくなった。

仕事をしなければ収入が得られず、経済的に困窮する原因となる。逆に時間の大半を仕事に費やす長時間労働では心身の健康を害するほか、家庭や地域との和を乱す原因ともなる。これらを両立するには、仕事と(その他の)生活のバランスを取ることが必要である。

仕事と生活のバランスを崩したことで起こる悲劇の急増は、国民(労働者)にとって日々の私生活や将来への大いなる不安を抱かせることになり、却って社会の活力を低下させてしまうことになる。さらには多忙で安定した生活ができないことにより出生率低下・少子化に繋がり、人口を減らす原因となってしまうとも考えられている。

こうしたことから、仕事と生活のアンバランスが原因で引き起こされる多くの悲劇を抑えようと、「仕事と生活の調和」、ワーク・ライフ・バランスが叫ばれるようになった。

 引用終わり

 

 

 仕事・労働は、賃金を得るための生活の糧」。

 ↑この誤った認識がwant tohave toに変え、仕事や労働を苦痛に変えています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「イヤでもお金のために働かないといけない」という社会の空気が、「感情労働」という誤った概念を生みだしました。

 F-043:「感情労働」という問題とその解決のイメージ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10987351.html

 

 さらには、人間関係そのものをギスギスしたものに変えてしまっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

 

 このブログをお読みの方々はしっかり理解されているとおり、「ワーク(=仕事・労働)」とは、「自分の機能を目の前の社会に果たすこと」であり、「何かしらの価値を生みだすこと」です

 Q-059:今まで「仕事をしなければならない」という気持ちが強いでした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076206.html

 

資本主義という社会のひとつの体系において、その「果たした機能」や「生みだした価値」がお金に換算されるというだけ。仕事は決して「賃金を得るための生活の糧」ではありません。「賃金生活の糧」という発想は、既得権益が生みだしたシステムが一般大衆に仕掛けた洗脳です。

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 そんな社会的洗脳から脱出し、“私”を自由に再構築していくのがコーチング。コーチングでまず伝えるのが

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp48)より引用します。“脱洗脳”という視点でお読みください。

 

 

◎コーチが最初にクライアントに伝えること

 そもそもコーチには、最初に「職業とはお金儲けをする手段ではありません」とクライアントに伝える役割があります。

 これを最初に伝える理由は職業の定義をわかっていない人が多いからです。いま、ほとんどの日本人は職業=お金を稼ぐ手段だと信じて疑いません。

 しかし、本当にそうでしょうか?

 確かに資本主義社会では仕事をすると賃金が発生します。しかし、それは資本主義社会だからであって、共産主義社会ではそうではありません。

 共産主義社会では仕事をしたからといって賃金が発生する仕組みにはなっていないのです。しかしながら、共産主義国に職業がないかと言えば、そんなことはありません。

 職業=賃金というのは資本主義社会だから成り立つ論理であって、どこでも通用するものではないのです。

 では、職業とは何かというと、自分の機能を社会に提供するものです。自分の能力を社会に提供することこそが職業であり、賃金が入るか、入らないかは二の次です。いまの日本で職業に賃金が発生しているのは資本主義社会だからです。資本主義とは、社会に何か自分の機能を提供すれば、その対価を得るシステムなのです。なので、仕事をするとお金が入ってくるのです。

 つまり、お金と職業はイコールではありません。まずはこのことをしっかり理解してほしいのです。

 

 さて、お金と職業の関係ですが、いまの説明で納得できましたか?

 たぶん、しっくり来ていないでしょうね?

 

 「それは理想だろうけど、現実問題として、仕事をすることでお金を稼いでいるのだから、仕事=お金じゃないのか」あるいは「じゃあ、お金はどうやって稼ぐんだ?」という疑問で頭がいっぱいになっているはずです。

 ですから、本書ではこの部分をまずしっかり書いていこうと思います。

 そもそも「じゃあ、どうやってお金を稼ぐんだ」という疑問には「それはファイナンスのゴールを設定します」と答えます。「職業とファイナンスを分けて考えることで、しっかりしたゴールが見えてきますよ」と伝えます(詳細はのちほど)。

 また、「職業とは社会に自分の機能を提供するもの」という言葉を理想主義だと思ってしまう人も多いようです。しかし、その考え方はまさに拝金主義の影響としか思えません。

 一度、よく考えてみてください。かつて人類にはお金というシステムがなかった時代がありました。ところが、その時代であっても職業はあったはずです。

 例えば、力の強い者は重い荷物を運ぶことを職業としたでしょう。手先が器用な者は道具や生活必需品を作ることが職業だったでしょう。狩りが得意な者は狩りをし、ケガや病気を治すことに長けた者は医者になっていったのです。

 かつての共同体での生活を考えれば、それぞれが自分の機能とは何かを考え、それを人々に提供することで共同体の成員として認められ、職能を持った成員が増えることによって共同体は強固になっていったのです。

 職業とはこういうもので、そこにお金は何の関係もありません。

 これを古代の話だと言って一蹴しようとする人もいますが、それならば医者という職業を考えてみましょう。彼らはお金のために働いていますか? お金をもらわなければ治療をしませんか?

 飛行機の中で急病人が出た場合、見てみぬふりをする医者はまずいないでしょう。「お金をもらわなければ治療しない」と言う医者はいないはずです。ということは職業とお金は関係ないのです。

 さきほども話した通り、社会に自らの機能を提供することでお金が入ってくるのはいまが資本主義社会だからです。社会に機能を提供すれば、お金が対価として自然に発生する社会に住んでいるから、お金が発生しているだけなのです。

 引用終わり

 

F-334につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

これを古代の話だと言って一蹴しようとする人もいますが、それならば医者という職業を考えてみましょう。彼らはお金のために働いていますか? お金をもらわなければ治療をしませんか?

 

 私個人の見解ですが、世の中にはいろんな“医者”がいます。今までは「あの先生はちょっと」という感じですんでいましたが、もうそんな時代ではなくなりました。「職業とはお金儲けをする手段ではない」としっかり理解していないと、命を奪い奪われるという厳しい社会に変わってしまっています。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は3/31(日)の予定です(←3/24から変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

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オーセンティック・コーチング



F-334:分断緩和のための処方箋 vol.5;「ワークライフバランス」の落とし穴 <plan-side

 

 対立を克服し補完しあうためには「ゲシュタルトの統合」が欠かせません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 統合することで対立する(ように思える)概念を“同じ”とみられるからこそ、各概念(ゲシュタルト)を補完しあうことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

その補完により“苦しみ”を克服することができます。理解が深まるから

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

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 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

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 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

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 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

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 vol.5;「ワークライフバランス」の落とし穴 <plan-side

 

 

「ワークライフバランス」という言葉は、「『ワーク』の対立概念として『ライフ』があり、その二つは相容れない(だからバランスをとる必要がある)」といっているようなもの。その「視点の固定」は、vol.1F-330)で確認したように、差別と偏見を生みだします。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

仕事の目的は「機能」や「価値」であり、決してお金ではありません。

お金は、資本主義を選択した社会における「機能」や「価値」を交換・貯蔵するための道具にすぎません。

仕事の意味は、稼いだお金の中にあるのではなく、果たした機能や価値そのものにあります。

 F-027~:プロとアマの違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268331.html

 

 例えば、Aさんの収入がBさんの収入の2倍だからといって、Aさんの「果たした機能」や「生みだした価値」がBさんの「果たした機能」や「生みだした価値」の2倍といえるでしょうか?

 

 今、違和感を感じなかった方は、“お金というモノサシ”(I)に強い臨場感を感じているはず(V)。そのモノサシは、差別と偏見を助長するだけでなく、無間地獄という現実(R)を生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp20)より引用します。

 

 

お金をゴールにすると無間地獄が待っている

 しかし、それでいいのでしょうか?

 彼らが言うゴールとは「金持ちになる」以外にありません。確かにお金を得ることは悪いことではないでしょう。「金をたくさん稼いだ自分は凄い」という満足感も得られるはずです。

 しかし、彼らがそれで豊かな暮らしをしているのかというと決してそういうふうには見えないのです。もちろん、金銭的には豊かです。いくらでも物欲を満たすことはできるでしょう。

 ところが、それで人は満足しないのです。

 その証拠に世界の富豪たちの行動を見てください。彼らはすでに何十兆円もの資産を持っています。それどころか、通貨発行権すら手に入れている富豪までいます。しかし、それでも満足しているようには見えません。

 金で満足したら、次は名誉というのであればまだ話はわかりますが、あれだけお金を持っているのに、まだお金が欲しいようなのです。

 その理由は彼らが強欲だからでしょうか? 一般的には、強欲が理由だと言われますが、本質的には違います。

 人はもともと欲しがるようにできているのです。

 人の満足感とは、欲しいものを手に入れたらそれで終わりというものではありません。例えば、「欲しかったあの服を買ったらもう服はいらない」とは決して言わないはずです。服を手に入れたら、それに似合うバッグや靴が欲しくなります。新しいバッグや靴を手に入れたら、それに似合う服がまた欲しくなります。欲望に際限はありません。

 これはお金も同様で、いくら大量に手に入れても、これで満足ということにはならないのです。一般の人から見れば、「それだけお金があれば、もう満足でしょう」と思うほどのお金持ちになっても金銭欲は収まりません。

 なぜ、お金持ちたちは満足できないのでしょうか?

 実は、これは強欲ではなく、限定合理性という、人ならば誰もが持つ習性なのです。

 この限定合理性を提唱したのはノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者のダニエル・カーネマンです。彼は「我々の満足感は資産の量ではなく、資産の変化にある」と指摘しています。人はお金に限らず、自分の資産が「増える」と嬉しくて「減る」と不快になる生き物だったのです。

 お金持ちたちは強欲ではなく、資産の変化に興味があり、生き物としての摂理に忠実に従っているだけだったのです。

 ですから、人がお金をゴールにした瞬間、永遠に満足することのない無間地獄にハマり込むのです。

 それを避けるため、お金持ちたちは、お金のゴールではなく、社会貢献のゴールに重きを置くようになります。多くの大富豪がチャリティや社会問題に取り組もうとするのは、そういう意味もあるのです。

 ただし、お金のゴールはそう簡単に捨て去ることはできません。いくらチャリティや基金、社会問題に取り組んでも、気づけば金銭を発生させることが目的となってしまったり、歪んだ正義を振りかざしたりするようになってしまいます。

 ビル・ゲイツ氏やジョージ・ソロス氏ら大富豪が慈善事業や財団を作っていますが、活動の詳細を見ていくと、本当に世界のための行動になっているのか、怪しく感じられるものもあります。少なくとも彼らが社会貢献をしようとすると、残念ながら歪んだ形になることが多いのです。

 結局、利潤やお金をゴールから外せない人たちが何かをすると必ず社会が歪むということです。

 引用終わり

 

 

 利潤やお金をゴールから外せない人たちが何かをすると必ず社会が歪む

 

 現在の社会の歪みの原因(case)は、ゴール設定のミスだといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その1つのあらわれが「ワークライフバランス」という概念(ゲシュタルト)。

「対価としてお金を得る『ワーク』、それ以外の『ライフ』」といった社会的洗脳が、私たちを苦しめ続けています。

 

お金の重要度が増すほど、「ワーク」ばかりか、「ライフ」そのものが苦しくなります。すべてが「have to」に変わってしまうから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「限定合理性という、人ならば誰もが持つ習性」の根底にあるのは“恐怖”。お金がなくなることへの恐怖です。恐怖に支配されてしまうと、IQが下がり、心身はこわばり、ますます本来の能力を発揮することができなくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 だから、まずは恐怖をコントロールすることが重要。その第一歩は「自分の中にある恐怖に気づくこと」です。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

「気がついていないだけで、じつは恐怖によってコントロールされている」というケースは少なくありません。例えば「給料のいい仕事を選ぶ」という場合、「お金を得る喜び」の裏には「お金がないことへの恐怖」が隠れています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 埋め込まれた恐怖(洗脳)に気づき、「自分でコントロールする」と決意する

 

 それがコーチングのはじめに行うべきことです。

 F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「ゴールの設定」。

 L-069202011月シークレットレクチャー -04;ゴールこそがコーチングのすべて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29018262.html

 

 「ゴールを設定し、そのゴールを達成する確信度を高めていく」ことが、コーチングの具体的な中身です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールのポイントは、1)現状の外、2)心から望むもの、3)人生のあらゆる領域に設定(バランスホイール)+4)自分中心を捨て去る。

 

最近、私はますます「バランスホイール」の重要性を感じています。詳しくはこちら↓

Q-362~各エリアのゴールについて想いを馳せている状態というのは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428110.html

 

 今回のテーマでいうと、「仕事」と「お金(ファイナンス)」のカテゴリをしっかり切り分けることが重要です。その上で、人生のその他の領域(「趣味」「健康」「家族」「社会への貢献」「生涯学習」)も含め、しっかりゴールを設定していきます。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

バランスホイールを俯瞰しているような意識状態を維持していると、必ずバランスがとれるようになっていきます。なぜでしょう?

 

そう、抽象度が上がっていくからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その時の体感は、「ワークライフバランス」ではなく、“ライフワークバランス”。

 

「ワーク」と「ライフ」が対立概念である限り、決して幸福を得ることはできません。人生において、何かひとつのこと(例えば「仕事」など)で永続する幸福を得ることは不可能です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

仕事があれば家庭があり、家庭があれば地域コミュニティーがあり、もちろん自身の精神性や健康もあります。「余暇をこう過ごしたい」という個人的な思いや「老後はこうなりたい」「未来の世界はこうなっていてほしい」という時空を超えた思いも幸福に大いに関係します。そうですよね?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

人生のいろいろな方向性に対し、それぞれのゴールを設定する。そして、そのすべてを包摂したセルフイメージの世界を“人生のゴール”としてつくり上げる。その抽象度の高い“人生のゴール”に向かうのが“ライフワーク”です。

L-135202111月シークレットレクチャー -04;「囚」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33051194.html

 

“ライフワーク”というひとつの抽象度の高い次元に、人生(縁起宇宙)のあらゆる要素がバランスよく含まれている

 

その状態が“ライフワークバランス(lifework balance)”であり、「ワークライフバランス(work-life balance)」に代わる“幸福(well-being)”の秘訣だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

F-335につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

今回の“ライフワークバランス”は、かつて病院長を務めていた頃に思いつきました。もう10年以上も前のことです。

I-017:ブログ更新予定~「恐れはダークサイドに通じる」を克服するために~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11594310.html

 

当時は「ワークライフバランス(work-life balance)」に否定的な見解は見当たりませんでしたが、現在は「ワークライフインテグレーション(work-life integration)」や「ワークインライフ(work in life)」といった新たな概念が生まれています。

 

 かつての私が主張していた“ライフワークバランス”も含め、それらの新しい概念にも限界が感じられます。今の私には。

 

 次回は「分断緩和のための処方箋」の最終話。

 

 分断とは何か? 処方箋とは?

 

 そのような問いに対する解を、コーチ兼医師の立場で書き綴ります。

 

 

-告知1

2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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PM-04-17:スコトーマ① 日本の医療は誰のため? 何のため?

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F-044~:笑顔のままお亡くなりになった患者さんから学んだこと

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F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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オーセンティック・コーチング



F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

 

 対立を克服し補完しあうためには「ゲシュタルトの統合」が欠かせません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 統合することで対立する(ように思える)概念を“同じ”とみられるからこそ、各概念(ゲシュタルト)を補完しあうことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

その補完により“苦しみ”を克服することができます。理解が深まるから

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vol.1;サーフィンvsウインドサーフィン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33414117.html

 vol.2;本当は今までずっと苦しかった

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33464142.html

 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33515591.html

 vol.4;「ワークライフバランス」の落とし穴 <case-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33566734.html

 vol.5;「ワークライフバランス」の落とし穴 <plan-side

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33619443.html

 vol.6;「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴール

 

 

 前回(F-334/vol.6)まで、「ワークライフバランス」という言葉が抱える本質的な問題(case-side)とその解決(plan-side)について考察しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 あらためて感じたのは、「バランスホイール(balance wheel)」の重要性。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 「ゴールを人生のあらゆる領域に設定する」ということを考えたとき、絶対に外せないのが「健康」のカテゴリ。そのゴール(側のCZ)のイメージは、きっと「いつまでも若々しく、元気いっぱい」という感じでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ところが、現実はそんなわけにはいきません。人は確実に老い、ときに病み、そして必ず死んでいくのだから。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

その事実を受け入れることができないと、“理不尽”はますます大きくなるばかり。もちろん、苦しみもどんどん大きくなっていきます。

 Q-353:傷つくような他人の言動に出くわした場合、どのような態度で接することが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33148921.html

 

 ただし、老病死(+生で四苦)をただ受け入れるだけでは、まだまだ十分とはいえません。何が足りないのでしょうか?

 

 そう、答えは「抽象度」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 医療や介護の現場では、よく「年には勝てない」という表現を見聞きします。それは半分正解で、半分間違い。いえ正確には、ごく一部に限って正解で、ほぼ間違いというべきでしょう。

 Q-140:若かったら挑戦しますけど、もう年なのでガマンします

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22528302.html

 

 正解なのは、「物理空間においては『年には勝てない』は事実」だから。その事実を受け入れるからこそ、理不尽度を下げることができ、“今”を生ききることができるようになります。

 Q-205:「縁起」と「因果」 vol.2;縁起と因果の違いを理解する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26507222.html

 

 ほぼ間違いなのは、「物理空間は情報空間のほんの一部に過ぎない」から。抽象度を軸にとった場合、物理空間は広大な情報空間の底面です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「熱力学および統計力学において定義される示量性の状態量」であるエントロピー(entropy)を用いると、物理空間ではエントロピーが増大しカオス化していき、情報空間ではエントロピーが縮小しシンプル化していきます。時間の経過とともに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 苫米地博士が神奈川大学での講義(2023年)で解説されていますが、なんと生命現象はエントロピー縮小系です。

 Q-338:エンドステートに対する臨場感の問題?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32350876.html

 

 

DrT神奈川大講演-12

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

つまり、私たちは時間の経過とともに抽象度の次元を上がっていく存在だということ。その頂点が「空(くう)」です。

F-318:観自在 <理論編-1観自在菩薩行深般若波羅蜜多時

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32825990.html

 

 ただし、抽象度の次元を上がっていく間も、物理空間上の身体は変化していきます。エントロピーが増大しながら。

確実に老い、ときに病み、必ず死ぬという物理宇宙の因果律から、私たちは決して逃れることができません。それが“生きる”ということです。

 F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html

 

 まとめると、「生きるとは、心の次元と身体の次元のギャップが拡大していくこと」。

 

 それが、私が今一番感じている「分断」です。

では、その分断を緩和するためにはどうすればいいのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新福音書 禁断の自己改造プログラム」(講談社、p182)より引用します。

 

 

本当の「自由意思」って何?

 次に、本当の意味での「自由意思」とは何なのかを考えてみましょう。もちろん、定義上は、「不完全性定理」の宇宙の外側で発効される意思のことですが、現実問題として、それだけでは、言葉遊びにしか聞こえないかもしれません。

 そこでもう一度、物理宇宙と情報宇宙の関係を考えてみましょう。もともと、情報宇宙というものがあります。そして、その宇宙の自由度が低い空間を物理宇宙と呼びます。ここで自由度が下がるということは、抽象度が下がるということです。

 前項でお話ししたように、「未来の縁起に働きかけて、現在の選択を行う」ことは、一見自由意思のなせるわざに見えます。ただし、厳密に言うとそれは、「時空を包含した内部表現という系の内側において自由に見える意思」に過ぎず、本来の意味での自由意思であるか否かは、判断が難しいところです。

 そもそも、我々が働きかけることのできる未来は、現在もしくは過去の経験で得た知識をもとに想定したもの。自由意思によって未来を知りえたわけではありません。知識というのはすべて、過去の認識の結果です。それゆえにどうしても、現在および過去の因果から自由にはなれないのです。

 つまり、本当の自由意思とは、内部表現の外側から未来に関する何らかの知識を手に入れて、それを現在の行動に反映させることでしか得られないはずです。

 では、どうすれば内部表現の外側に飛び出せるのでしょう? それはやはり、物理の因果から離れてどんどん抽象度を上げていくしかありません。そして、「ここが限界」というところまで到達して、さらにもうひとつ上げられたら、そこが内部表現の外側であり、仏教で言う「空」です。

 内部表現が神の創った宇宙だとするなら、ここから「空」なる宇宙に頭を出した瞬間、「神を超えた」ことになります。悟りの世界は神を超えたところにあるということです。ただそれがどこにあるのかと言うと、内部表現世界のいたるところにあるということです。内部表現の抽象度をどんどん上げた内部表現の内側に、神を超える外側があるということです。

 そこに至る準備ステップとして、まさにゲーデルとチャイティンの証明のインパクトをしっかりと考えてみましょう。宇宙そのものが全抽象度にわたってランダム性を内包しているとはどういうことか。それは、我々はもともと何物からも、「神」からさえも自由であるということです。まず、ここを認識していないと、我々はわざわざ自分自身を自分の記憶で縛ってしまいます。その閉じた記憶の内部表現世界でさえももともとランダム性が内包されているのにもかかわらず、です。まずは、自分は本来自由であるということをしっかり認識してください。

 そして、自分自身を自分の記憶から解放する「止観」をしっかりと行い、そのうえで抽象度をどんどん上げていくのです。自由度をどんどん上げていくと言ってもいいです。そうするとごくたまにだと思いますが、これだという体感を得られるときがあるはずです。理性を超越する瞬間です。

 もちろん、そんな本当の意味での自由意思に動かされるような体感は、そうしょっちゅうあるものではないでしょう。それがやりたければ、お釈迦様のように、山にこもって「空」の世界まで臨場感を上げるトレーニングを積むしかありません。

 私たちはそこまで狙う必要はなく、内部表現の外側から叡智を得るのは数年に一度がいいところだと思います。

 私自身がそういう瞬間を感じるのは5年に一度くらい。「何かが降りてきた」としか思えないひらめきから、科学の世界を変えるような(と自分では思える)何かを発見したときです。前に述べた、トマベチ・アルゴリズムを発見したときなどは、まさにそういう瞬間でした。

 科学者や芸術家などは、誰も気づかないことを発想するのが仕事ですから、天から何かが降りてくるような瞬間に、数年に一度くらいは遭遇するようです。

 そんなふうに考えると、これまでの歴史には世界を一変させる数々の発見がちりばめられていますが、それらはみな、自由意思の賜物なのだとわかります。天才とは、高いレベルで抽象思考をし、ときどき内部表現宇宙から「空」へ頭を出せる人なのかもしれません。

 もちろん、誰にだってチャンスはあります。ふだんから高い抽象度で思考する習慣をつけていれば、いずれは内部表現の外側に飛び出す瞬間を体験できるはずです。

 かなりハードルは高いけれど、本当の自由意思とはそういうものだということを心に留めておいてください。目標はあくまでも、

 「何事も、社会や他人、過去のしがらみ、つまり自分自身の記憶から自由になって判断する自分になる」

 ことで、その先にもうひとつ、最終ゴールとして、

 「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」

 ことを掲げておくのがベストでしょう。

 いずれにせよ、大切なのは、ふだんから抽象度を上げて思考することです。

 引用終わり

 

 

 内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する

 

 それが分断緩和のための処方箋。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 つまり、中観で生きるということ。

そのためにコーチングを学び実践し続けるということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「内部表現から頭を突き出し、真の自由意思を獲得する」というゴールこそが、人類の進化を促し、社会を幸福(well-being)にする。その時、個の人生においても、心の次元と身体の次元のギャップを解消している

 

そのようなイメージを私は抱いています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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