苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-311~ デジタル自傷行為

F-311:デジタル自傷行為 <case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ>

 

 「デジタル自傷行為」という概念をご存じですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 デジタル自傷行為とは、「ソーシャルメディアに匿名で自分を傷つけるような内容の投稿をしたり、それを他者に送ったり共有したりする」というもの。

 

 米ウィスコンシン大学オークレア校Cyberbullying Research Centerの研究(2019年)によると、米国の中高生4972名の調査によって、1)8.6%の生徒が自分に関する意地の悪い投稿をしている、2)5.1%が自分に対するネットいじめを経験している ことが明らかになったそうです。

つまり、約9%の若者がデジタル自傷行為を行っているということ。

 さらには、デジタル自傷行為経験者は、1)死にたいと思う(自殺念慮)確率が5~7倍高く、2)実際に自殺を図る(自殺企図)確率が9~15倍高い こともわかりました。

 

 「デジタル自傷行為」を生みだした現代社会が抱える課題(case)と解決(plan)について、コーチとして考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ

 

 

 「約9%の若者がデジタル自傷行為を経験」「自殺念慮5~7倍」「自殺企図9~15倍」という事実(data)は、とても衝撃的に感じられると思います(claim)。決して少なくない若者が死にたいほど苦しんでいるということだから(warrant)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 衝撃的なのは私も同じなのですが、その一番の理由(point of view)は一般とは大きく異なるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

このブログをお読みの皆さまには理解していただけると思いますが、私には問題の本質がスコトーマに隠れてしまっているように感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ディベートでいうならクリティーク(Kritik)。「前提となっているパラダイムそのものが違う(おかしい)」という感じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 

実際のところ、コーチとしての私が驚いたのは、「約9%」という数字の少なさです。

私には、若者だけでなく、大人まで含めたほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っているように感じられます。そうとは知らずに。

Q-327:最近「記憶が抜ける」ようなvol.2;感情が起こるメカニズム -後編-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31891038.html

 

皆さんはどうですか?

 

 

 一般的な「デジタル自傷行為」という概念は、おそらく、認知科学者 苫米地英人博士がおっしゃる“第0世代”をベースとしたもののはず。それは「物理空間がある(情報空間はスコトーマに隠れがち)」「自分がいて、他人がいる」という機械論(&決定論)的な世界観です。

関係と存在でいうと、「存在があり、関係が生まれる」というもの。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そのような“第0世代”に対して、現在の苫米地理論は“第3世代”。「物理空間と情報空間は抽象度の違い(物理空間は情報空間の底面)」「自と他の違いはなく、その本質は空(くう)」と考えます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *「空」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 関係と存在でいうと、「関係が存在を生みだす」という縁起。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

さらに突き詰めると、「この世に絶対はない(アプリオリはない)」「すべて心(マインド)が生みだしている」というプリンシプルに至ります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 *「すべて心(マインド)が生みだしている」はこちら↓

 F-2333錠じゃないと飲まん! <後編:排中律を昇華させるポイント>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28402002.html

 

 

 クリアでしょうか?

 少し具体的に考えてみましょう。

 

 通常、「行為」とは、物理空間での行動のこと。その物理空間での行動を、情報空間では「思考」と呼びます。

 苫米地博士がよくおっしゃっている表現でいうと、「思考は情報空間での運動」です。

 Q-302:「死が迫る老人を慮りながら、目の前の世界をよりよくしていく感じ」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30818379.html

 

 とても大切なことなので繰り返しますが、「物理空間と情報空間は抽象度の違い(物理空間は情報空間の底面)」です。つまり、「脳と心」「体と心」でひとつ。「行動(運動)と思考」でひとつです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 それが理解できると、「ほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っている(そうとは知らずに)」の意味がわかるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

「『行動(運動)と思考』でひとつ」を、“第2世代”である超情報場理論のフレームで表現し直すと、「物理空間での行動(real performance)は、情報空間での思考(self image self talk)の写像」。

 Q-155191019/20 鹿児島セミナーレポート -12QA vol.3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23604469.html

 

 それなのに、一般的な「デジタル自傷行為」という概念は、高次の情報空間がスコトーマに隠れ(lock out)、底面である物理空間ばかりに囚われています(lock on)。

 

きっとソーシャルネットワークという情報空間への書き込みを「デジタル行為」としているのだと思いますが、その書き込み自体は物理空間での行動(real performance)のことです。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 そうではなく、情報空間での行為のことを“デジタル行為”というのであれば、それは思考(self image self talk)そのものの話です。つまり、自分に対してネガティブなイメージや内省言語が生まれた時点で“デジタル自傷行為”だということ。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 *「内省言語」はこちら↓

 L-07920213月シークレットレクチャー -02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 

 それが「ほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っている(そうとは知らずに)」という理由。そう、ブリーフシステム(Belief SystemBS)のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 御承知のとおり、BSとは、人の行動や行動性向といわれる無意識の行動を決めるシステムのこと。BSは「強い情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」でつくられています。つまり、過去。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 脳の記憶特性は失敗駆動型であり、“失敗”であるほど強く記憶されます。“失敗”とは「予想と違う」「予期とは異なる」ということであり、必ずしもネガティブを意味するわけではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 しかしながら、人が実際に思い出すのは痛みを伴うネガティブな記憶ばかり。そうですよね?

 

その記憶には「辛い」「悲しい」「悔しい」「許せない」「情けない」といったwetな情動がべったりと張り付いています。ラベリングでいうと「D」です。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 さらには、その記憶には「他人の視点」や「社会の価値観」といった“外”からのモノサシがたっぷりと刷り込まれています。つまり、「私は“本当の私”ではない」ということ。本当は誰もが「無人運転」「自動運転」のままです。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 私たちの目の前の世界は、シンプルにいえば、各自のBSが生みだしています。

先程、情報空間での行動(運動)が思考であると書きました。その思考とは、「記憶と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」でもあります。

つまり、思考がイメージ(I)と臨場感(V)を生みだし、現実(R)をつくりだしているのです。そうとは知らずに。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 以下、苫米地博士の著書「現代洗脳のカラクリ 洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」(ビジネス社)の第2章(p71~)から一部を引用します。ブリーフシステムとRAS&スコトーマ、そして洗脳との関係性を感じながら読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

網様体賦活系 = Reticular Activating System

 私たちは自分の見ている世界が現実で、目の前の世界は正しいと思っています。しかし、それは大きな錯覚です。

 私たちは誰一人として現実世界など見ていないのです。自分が見たいと思っているもの、重要だと判断したものしか見えていません。

 というのも、人間の脳の基底部に網様体賦活系(RASReticular Activating System)という、不要な情報をフィルターするシステムがあり、RASは特定の情報(例えば自分の趣味に関する情報など)だけを抜き出して、あとは認識にあげないようにしているからです。

 ですから、男性は妻が妊娠すると妊婦が街に多いことに気づくのです。当然ながら突如妊娠ブームが起きたわけではありません。彼の妻が妊娠する前から街には妊婦が多かったのです。

 ところが、妊婦に関する事柄に男性は無関心ですから気がつかないのです。目の前に妊婦がいてもわからないし、マタニティマークをさげた女性がいても、そのマークが目に入りません。自分の妻が妊娠し、妊娠に類することに興味を持ったことで初めて、それが“見える”ようになるのです。

 人は、「これが大事だ」と思わなければ、認識できないのです。

 

RASがあるから洗脳される

 その最も有名な例がカクテル・パーティー効果と呼ばれるものです。

 カクテル・パーティーでは多くの人が同時にさまざまなことをしゃべっています。横の2人、後ろのグループなどがまったく違う話題を話しているのが普通です。そんな喧騒の中でも私たちは目の前の人との会話が成立するのは、不要な情報を遮断しているからです。

 もちろん、周りの会話は耳には入ってきますし、人々の動きも見えます。しかし、それを認識するかどうかはRASにおける重要度が判断し、重要でなければ情報として入ってきても意識にはあげないのです。逆に何でもかんでも意識にあげてしまったら、わずらわしくて会話など成立しません。

 そもそも人の世界は情報の渦です。目に見えるもの、聴こえるものをすべて認識していたら、とてもではありませんが生活などできないでしょう。

 重要ではないものは見ているようで見ていない。大した話でなければ聞き流す。こういったことをしていかなければ脳の情報処理は追いつかないのです。

 ですから、その情報が重要かどうかの取捨選択は、人が生きていく上で、なくてはならない機能となります。

 ところが、RASのこの機能こそが人を洗脳に導いてしまうのです。

 重要な情報を認識する能力があるがゆえ、人は重要な情報を見逃してしまうのです。

 引用終わり

 

F-312につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 そのような“第0世代”に対して、現在の苫米地理論は“第3世代”。「物理空間と情報空間は抽象度の違い(物理空間は情報空間の底面)」「自と他の違いはなく、その本質は空(くう)」と考えます

 

 詳しくいうと、“第1世代”が「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 “第2世代”が「超情報場理論」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 そして、“第3世代”が「生命素粒子理論」。知能の正体にまで迫る理論です。

 Q-330:最近「記憶が抜ける」ようなvol.5;イメージの限界が自分の限界>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31958269.html

 

 

-追記2

さらには、その記憶には「他人の視点」や「社会の価値観」といった“外”からのモノサシがたっぷりと刷り込まれています。つまり、「私は“本当の私”ではない」ということ。本当は誰もが「無人運転」「自動運転」のままです

 

 …だから、「デジタル自傷行為」という概念中の「自」そのものの再構築が必要。私は“本当の私”ではないのだから。

 Q-169~:自身の信念を失いそうです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

F-030:「人間関係が嫌になった」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

F-037:「もうおねがい ゆるしてください」 ~心の傷はやがて脳の傷になってしまうという科学的事実~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

F-093:安全行動

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18223480.html

F-156:人間関係リセット症候群

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23823944.html

F-157:指一本でも役に立ちたい

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html

 

 

現代洗脳のカラクリ

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 現代洗脳のカラクリ eBook : 苫米地英人:

 



F-312:デジタル自傷行為 <case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇>

 

 「デジタル自傷行為」という概念をご存じですか?

 

 デジタル自傷行為とは、「ソーシャルメディアに匿名で自分を傷つけるような内容の投稿をしたり、それを他者に送ったり共有したりする」というもの。

 

 米ウィスコンシン大学オークレア校Cyberbullying Research Centerの研究(2019年)によると、米国の中高生4972名の調査によって、1)8.6%の生徒が自分に関する意地の悪い投稿をしている、2)5.1%が自分に対するネットいじめを経験している ことが明らかになったそう。

つまり、約9%の若者がデジタル自傷行為を行っているということ。

 さらには、デジタル自傷行為経験者は、1)死にたいと思う(自殺念慮)確率が5~7倍高い、2)実際に自殺を図る(自殺企図)確率が9~15倍高い こともわかりました。

 

 「デジタル自傷行為」を生みだした現代社会が抱える課題(case)と解決(plan)について、コーチとして考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

 case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇

 

 

 現代のパラダイムは“第0世代”。そのパラダイムにおいては「約9%の若者がデジタル自傷行為を行っている」は正しいのでしょうが、苫米地博士に学ぶ私たちにとっては正しくはありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 苫米地理論をベースとしたコーチングのゲシュタルトで考えると、若者だけでなく、大人まで含めたほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っているといえます。そうとは知らずに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 それはブリーフシステム(Belief SystemBS)の成り立ちを考えると理解できます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

*もしもクリアでない場合は、前回の記事を確認してください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

 

 そのBSが重要度を決め、RAS&スコトーマの働きによって目の前の世界が生みだされます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その世界とは、もちろん、“自傷”の投影。だから辛いのです。だから苦しいのです。セルフトーク(=思考=情報空間での運動)でいうなら、「こんなはずではなかった」ばかり。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24979591.html

 

 さらには、「もうおねがい ゆるしてください」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10114934.html

 

 若者だけでなく、大人まで含めたほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っている

 目の前の世界は“自傷”の投影

 

 コーチングをシンプルに言い表すと、「ゴールを設定し、エフィカシーを上げる」。それが基本中の基本です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ですが、実際には、ゴールを設定することも、エフィカシーを上げることも、簡単ではありません。そうですよね?

 

「ゴールを達成する自己能力の自己評価」であるエフィカシーはだだ下がり それが現代社会の姿であるはずです。

 F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

「私のような凡人には」「〇〇は苦手で」「もっと若ければ」「とてもできるようには思えない」 そんなセルフトークは、自身を傷つけるばかりではなく、やがては縁起空間をも傷つけていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 他責となって。

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 脳の働きでいうと大脳辺縁系優位。イライラしながら周囲に当たり散らし、怒りを発散した後は「どうせ私なんか」と落ち込んでしまう

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そして、少し元気を取り戻したかと思えば、「こんな私に誰がした」と恨み辛みばかり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 そのような“エフィカシーが下がりきった状態”のことを、認知科学者 苫米地英人博士は「ブス」と表現されます。以下、博士の著書「悩みを幸せに変える法則」(主婦と生活社、p41)より引用します。

 

 

ブスをやめる方法

 「自分の見た目に自信がない」と言っている人って、世代問わず多いですよね。

 周りは全然そんなこと思っていなくても、私はブスだからとか、自分はダメだからと、常に自己否定から入る人。こういう人が自己評価を上げるには、どうしたらいいんでしょうか?

 というよりまず、そもそもブスってなんですか? その基準はなんなのでしょう?

 

 最初に言っておきますが、ブスは見た目ではありません。

 見た目というものは、個々人の好みですから、定義しても無意味です。では、ブスの定義とは何かといえば、それは自己評価の低い人。コーチングの用語でいうとエフィカシーの低い人のことです。

 ブスは、自分でブスだと思っているからブスになるのです。ただ、それだけのことです。

 だから、もちろん男だってブスはいます。エフィカシーが低いということをブスというふうに理解していいでしょう。

 

 ブスは、ほかの人がブスでないとイヤなのです。それはなぜかというと、自己能力の自己評価が低いから、ですね。

 つまり、自己評価が高い人がいると、居心地が悪い。だから、足を引っ張ろうとするんです。

 それを、コーチングの用語ではコンフォートゾーンといいます。

 コンフォートゾーンというのは、自分と同じ自己評価の低い人たちと一緒にいると心地よいというもの。ですから、だめな人はだめな人、つまりブスはブスで集まるわけです。

 

 他人の目なんか関係ありません。外見は、先ほど述べたように個々人の好みですから、あなたを美人だと思う人は、世界中にいるはずです。

 

 それより問題は「私はブスだから……」と、自己評価を自分で低くしていることです。反対に、「自分は美人でしょ、モテるのよ」と言ってくる人も、はっきりいってブスです。人からの同意を強引に得ようとしているわけで、結局は自分を認められないわけですからね。こういう人がいわゆる“イタい人”です(笑い)。

 

 それでは、ブスから抜け出せる、自己評価を上げる方法をお教えしましょう。

 といっても、鏡に向かって、「あなたってキレイね。すごいね」と言いましょう、などというわけではありません。

 もちろん、それは自己評価を上げるための、ひとつのテクニックではありますが、どちらかといえば、小手先の技でしかありません。結局は「でも、本当はキレイじゃない!」となって悲観したり、整形手術に走ったりして、ますます自己評価を下げてしまいがちなやり方です。

 

 そんなことをするよりも、もっと先にやらなければいけないのは、自分のあるべき理想の姿を見つけること。そして、その姿をはっきりイメージすることです。コーチング用語でいうと、ゴールの設定からです。

 もちろん、その理由は“容姿だけ”という偏ったものではなく、心から尊敬できる最高の存在を見つけだすことです。それがあなたのあるべき姿です。

 その姿を明確にした瞬間から、あなたはもうブスではなくなるのです。

 ここで重要なのは、理想の姿に向かって努力することではありません。明確にイメージして、今すぐなりきること。これがポイントになります。

 勉強ができるようになるとか、美容整形で鼻を高くする、とか、自分の能力を上げるのではありません。能力の自己評価を上げればいいのです。

 今は自分らしくないだけ。本来の自分はそうじゃないんです、と。

 今どうか、ではなく、未来に確実にどうなっているか、ということです。

 

 たぶん、周りはあなたを「変わってしまった」と言って非難するでしょう。心配してアドバイスしてくれる人も出てくるかもしれませんが、そういうのもすべて無視してください。

 なぜなら、彼らの本心は「あなたが変わると居心地悪くなる」ということだからです。

 ほとんどの人が自覚症状もなく、変わろうとするあなたの足を引っ張り、ブスでいつづけるように説得するのです。

 

 ここで踏ん張るには、あなたが理想像になりきる以外にありません。もうこれまでの関係性は通用しないと、周りにも自分自身にも宣言することが必要なのです。

 その瞬間、あなたはブスからさよならすることができます。

 

 平安時代の美人は今、みんなブスに見られるでしょう(笑い)。

 価値観なんて、時代で変わるし、今の自分がブスだと思っている人はその人が悪い、それで終わりです。

 「この場の価値観なんて私に向いていない。私は未来の美人よ」でしょう?

 ブスを卒業するなんて、とても簡単なことだったのです。

 引用終わり

 

 

 ブスの定義とは何かといえば、それは自己評価の低い人。コーチングの用語でいうとエフィカシーの低い人。ブスを卒業するなんて、とても簡単

 

 今回のテーマは“デジタル自傷行為”。

 それは情報空間での運動=思考のことであり、ブリーフシステムによる無意識下の情報処理のことです。

 本当はほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っていて、各自の目の前にひろがる世界はその“自傷”の投影です。博士の言葉を借用すると「ブス」。

 

 でも、それは本当の姿ではありません。誰もが「ブス」であるはずがなく、世界は決して「ブス」なんかではありません。

 

 本来の姿とはまったく異なる「ブス」に閉じ込められ、しかもその事実に全く無自覚である

 

それが、私が感じている社会の課題(case-side)。その解決(plan-side)は、もちろんコーチングです。

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「エフィカシー」ですが、そのゴール×エフィカシーには重大な“秘密”が隠されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

F-313につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は11/26(日)の予定です。10月下旬に御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-075Preventable Trauma Death

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15833962.html

Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

Q-236:アウトプット自体が苦手。恐怖心に近いです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

Q-251:最近席を譲られることが多いのですが、恐縮してしまいます。エフィカシーが高い方はどう思うのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28572935.html

Q-271~:現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

Q-293:私のような凡人にはとてもできそうになく、悶々とした日々を過ごしています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30321962.html

 

 

悩みを幸せに変える法則

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 悩みを幸せに変える法則 eBook : 苫米地英人:

 



F-313:デジタル自傷行為 <plan-side -1Appetite for Destruction

 

 「デジタル自傷行為」という概念をご存じですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 デジタル自傷行為とは、「ソーシャルメディアに匿名で自分を傷つけるような内容の投稿をしたり、それを他者に送ったり共有したりする」というもの。

 

 米ウィスコンシン大学オークレア校Cyberbullying Research Centerの研究(2019年)によると、米国の中高生4972名の調査によって、1)8.6%の生徒が自分に関する意地の悪い投稿をしている、2)5.1%が自分に対するネットいじめを経験している ことが明らかになったそう。

つまり、約9%の若者がデジタル自傷行為を行っているということ。

 さらには、デジタル自傷行為経験者は、1)死にたいと思う(自殺念慮)確率が5~7倍高い、2)実際に自殺を図る(自殺企図)確率が9~15倍高い こともわかりました。

 

 「デジタル自傷行為」を生みだした現代社会が抱える課題(case)と解決(plan)について、コーチとして考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

 case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32525868.html

 plan-side -1Appetite for Destruction

 

 

テーマは“デジタル自傷行為”。

 それは情報空間での運動=思考のことであり、ブリーフシステムによる無意識下の情報処理のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 本当はほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っていて、各自の目の前にひろがる世界はその“自傷”の投影です。苫米地博士の言葉を借用すると「ブス」。

 でも、それは本当の姿ではありません。誰もが「ブス」であるはずがなく、世界は決して「ブス」なんかではありません。

 

 本来の姿とはまったく異なる「ブス」に閉じ込められ、しかもその事実に全く無自覚である

 

それが、私が感じている社会の課題(case-side)。その解決(plan-side)は、もちろんコーチングです。

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「エフィカシー」ですが、そのゴール×エフィカシーには重大な“秘密”が隠されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 ところで、皆さんは六本木(東京)の「Pe’z Magic Ears and Eyes Only」を訪れたことがありますか?

 

Pe’z Magic Ears and Eyes Only

Pe’z Magic Ears and Eyes OnlyHPより引用

ホーム (earsandeyesonly.com)

 

 

 そこは、じつは、苫米地博士に学ぶ者にとっての聖地。博士のこだわりの音響機材から流れ出る音(音色)は、ド素人の私が聞いてもわかるくらいの圧倒的な美しさ。さらに屋久杉による豊かな音響が加わり、異次元の世界に誘われるような感覚になります。

ぜひとも唯一無二の変性意識体験を味わってください。おいしい食事とともにw

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 そんなPe’z Magicを訪れたとき、私の無意識は必ず1枚のレコードジャケットにlock onします。Slashのサインが入ったGuns N’ Rosesのデビューアルバム「Appetite for Destruction」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 そのアルバムを初めて聴いたのは1987年。

当時の私のセルフイメージは、まさに「Appetite for Destruction」といった感じでした。縁起空間中にひろがる“自傷”が私を生みだし、目の前の世界を構築していたのでしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 酒やたばこに溺れるという“自傷”

 ギャンブルに狂うという“自傷”

 無為に過ごすという“自傷”

 そして、すべてに唾を吐き続けるという“自傷”

 

 そのような“自傷”に抗いながら、私は医師になり、夫になり、親になりました。

ですが、心の深淵では憎悪の念がくすぶり続けていました。その結果、新たな家族のおかげで日常がどんどん豊かになる一方で、心の中はますます貧しくなっていました。

同じような思い(記憶)に苦しんでいる方は少なくないはず。皆さんはどうですか?

F-221:不安と不満のはざまで<ちょっとブレイク;今、親を憎んでいる人たちへ>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27776349.html

 

 おそらく私の人生のどん底は2007年です。その年の前半は心身ともに疲れ果てていて、微笑むことさえできなくなっていました。

 S-04-21:鏡の中の自分に微笑みかけることができない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23794257.html

 

 ところが、その夏、私は心の力(The Power of Mind)を取り戻しはじめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7556145.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702279.html

 

とは言っても、その力はまだまだ不安定。戻ったと思ったら、すぐに消えたりの繰り返しでした。コーチとして分析すると、抽象度が上がったり、下がったりしていたのだと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんなフワフワした状態の時に、苫米地博士と出会いました。情報的に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 その後、夢中になって博士に学びながら、私は理解しました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

人が輝き社会が希望に満ち溢れるのはゴール次第 だと。

 

 

繰り返しますが、ほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っています。各自の目の前にひろがる世界は、その“自傷”の投影です。

そんな世界をゴール側から再構築するたびに(w1)、“自”そのものが書き換わっていきます(関数p)。ゴールにふさわしいように。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *「w1」「関数p」はこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 そのときのwantは、まさに「Appetite for Destruction」!

 ただし、それは物理的現実世界を破壊する欲求ではなく、過去へのとらわれや社会的束縛を打破するwant

 抽象度の階段を駆け上がるwantであり、まったく新しい“自分”に生まれ変わるwantであり、「revenge」を「avenge」に昇華させるwantです。

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

自=過去の記憶でつくられた現状を破壊する!

 

そのための莫大なエネルギーと創造性を、本当は誰もが持っています。

その力を解き放つはじまりがゴール設定です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

最後に、苫米地博士の著書「現代洗脳のカラクリ 洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」(ビジネス社、p123)から引用します。自身の中に眠る大きな力を感じてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

誰もが持っている現実を書き換える力

 私たちはなぜこれほどテレビに弱いのか、といえば、テレビが信用できる情報源だと思い込んでいるからもありますが、テレビは長時間臨場感空間を支配する媒体だからです。

 東京大学の教授が公共の電波を使って言っているのだから、ウソを言うはずがない。NHKは国民に対してウソを言うはずがない。こんなふうに思い込んでいるから弱いのです。

 311以降、テレビに対する信用度はガタ落ちになりましたが、10年ほど前は、「だって昨日テレビで言ってたから」という言葉ひとつで説明できてしまった時代があったのです。絶大な信用があったのですから洗脳など簡単にできたのです。

 もうひとつ重要なことは、私たちは基本的に映像に弱いということです。

 映像に弱いという意味は、映像の影響を受けて、簡単に“現実”を書き換えてしまうということです。

 例えば、映像を見ているときの私たちの状況を考えてみましょう。

 現実の状況は映画であれば映画館の中であり、テレビであればリビングに座っているでしょう。

 ところが、身体の“現実”は、スクリーンや画面から与えられた情報に反応しています。だから、手に汗を握ったり、驚いて心臓がドキドキしたりするのです。

 これはホメオスタシス同調と呼ばれるもので人間の身体は外界の状況に合わせて自然に反応します。暑かったら汗をかき、寒ければ鳥肌を立てて体温維持をはかります。

 このホメオスタシスの同調作用は多くの動物が持っていますが、外界だけでなく、自分が想像した世界に対してまで反応するのは人間だけです。

 想像世界にまでホメオスタシス同調を拡張できる人類は、この能力によって“現実”を書き換える力を獲得したのです。

 洗脳がらみの取材などで、よく「なぜ、人は洗脳されてしまうんですか。他人の言いなりになってしまうのですか」といった質問をされるのですが、その答えは、人間にはもともと“現実”を書き換える想像力があるからです。

 この“現実”を書き換える想像力があるからこそ、人は洗脳に弱いのです。

 引用終わり

 

F-314につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

そこは、じつは、苫米地博士に学ぶ者にとっての聖地。博士のこだわりの音響機材から流れ出る音(音色)は、ド素人の私が聞いてもわかるくらいの圧倒的な美しさ。さらに屋久杉による豊かな反響が加わり、異次元の世界に誘われるような感覚になります

 

 苫米地博士は「聖地」という表現は好まれないはず。不完全性が抜けてアプリオリ性が芽生えることはとても危険だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 あくまでも空(くう)としての「聖地」です。各自のマインドが、仮としての「異次元の世界」を生みだします。

 PM-02-16:空観、仮観、中観

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は11/26(日)の予定です。10月下旬に御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-076Ya Ya(あの時代を忘れない)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15961773.html

F-082~:ダメ。ゼッタイ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

F-252It’s my life~No goals, No life~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html

F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

 

現代洗脳のカラクリ(Kindle版)

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 現代洗脳のカラクリ eBook : 苫米地英人:

 

 

F-314:デジタル自傷行為 <plan-side -2;ゴール×エフィカシーの“秘密” -前編-

 

 「デジタル自傷行為」という概念をご存じですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 デジタル自傷行為とは、「ソーシャルメディアに匿名で自分を傷つけるような内容の投稿をしたり、それを他者に送ったり共有したりする」というもの。

 

 米ウィスコンシン大学オークレア校Cyberbullying Research Centerの研究(2019年)によると、米国の中高生4972名の調査によって、1)8.6%の生徒が自分に関する意地の悪い投稿をしている、2)5.1%が自分に対するネットいじめを経験している ことが明らかになったそう。

つまり、約9%の若者がデジタル自傷行為を行っているということ。

 さらには、デジタル自傷行為経験者は、1)死にたいと思う(自殺念慮)確率が5~7倍高い、2)実際に自殺を図る(自殺企図)確率が9~15倍高い こともわかりました。

 

 「デジタル自傷行為」を生みだした現代社会が抱える課題(case)と解決(plan)について、コーチとして考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

 case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32525868.html

 plan-side -1Appetite for Destruction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32577084.html

 plan-side -2;ゴール×エフィカシーの“秘密” -前編-

 

 

テーマは“デジタル自傷行為”。

 それは情報空間での運動=思考のことであり、ブリーフシステムによる無意識下の情報処理のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 本当はほぼすべての人が“デジタル自傷行為”を行っていて、各自の目の前にひろがる世界はその“自傷”の投影です。苫米地博士の言葉を借用すると「ブス」。

 でも、それは本当の姿ではありません。誰もが「ブス」であるはずがなく、世界は決して「ブス」なんかではありません。

 

 本来の姿とはまったく異なる「ブス」に閉じ込められ、しかもその事実に全く無自覚である

 

それが、私が感じている社会の課題(case-side)。その解決(plan-side)は、もちろんコーチングです。

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「エフィカシー」ですが、そのゴール×エフィカシーには重大な“秘密”が隠されています。その“秘密”とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴール×エフィカシーが、“自傷”が投影された現状を破壊し(Appetite for Destruction)、新たな現実を生みだす

 

 ゴールがまったく新しいImageImagination)を生みだします。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 そのImageとは、ゴール側のコンフォートゾーン(CZComfort Zone)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのCZのレベルがエフィカシーです。

 Q-310:私のまわりではそうでもvol.5:コレクティブ・エフィカシー -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 

 ここでいう“レベル”とは、ホメオスタシス・フィードバックの強度のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 つまり、一般的に「ゴールを達成する自己能力の自己評価」と定義されるエフィカシーは、臨場感(sense of reality)の鍵であるということ。「ゴールを達成する(している)自分」に対する臨場感(=Vividness)の高さがエフィカシーです。

 F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 ゴールを設定し(I)エフィカシーを上げていくほど(V)、“自傷”が投影された現状よりもゴール側のCZにホメオスタシスが働くようになります。すると、どんどんスコトーマが外れ、ゴールを達成する方法をクリエイティブに発見(発明)していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 シンプルに表現すると、

 ゴール×エフィカシー →ホメオスタシスが変化 →CZが移動 →スコトーマが外れる →invent on the way →現実化(ゴール達成)

 

 それが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 以下、苫米地博士の著書「現代洗脳のカラクリ 洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用」(ビジネス社、p125)から引用します。“新たな現実を生みだす”ための極意を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

現実にあるもの

 最後にもうひとつ、人が洗脳されるポイントを紹介しましょう。

 それはリアリティです。

 何度も説明していますが、映画を見ている間の私たちは変性意識状態であり、そこで展開されるストーリーに夢中になることで“現実”を書き換えられています。

 しかし、映画が終わり、映画館を一歩外に出れば、正気に戻ります。いくら『スター・ウォーズ』に夢中になったからといっても、フォースの力を使って、ものを動かそうなどとはあまり思いません。

 その一方で、『燃えよドラゴン』などのカンフー映画を見たあとはどうでしょうか?

 男子は特にそうですが、むやみに突きを打ち、足を高く蹴りあげてみたくなります。数日後、空手道場に入って身体を鍛え始めてしまう人も出てくるでしょう。身体反応だけでなく、現実の生活まで変わってしまうこともあります。

 同じ映像というジャンルなのに、この違いはどこにあるのか、というとリアリティの差です。

 カンフーは現実の世界に実在するものですが、フォースはありません。この差が大きいのです。

 オウム真理教の入り口も実はここにありました。

 信者たちはスピリチュアルに傾倒していましたから、麻原彰晃が行った空中クバンカなど、一見超人的に見える写真は強烈な刺激でした。「こんな凄いことができる人間がいる。しかも日本にいる!」といったリアリティが信者たちを動かしたのです。

 情報番組を見て、バナナやコーヒーが売り切れになったのも同じ理由です。

 情報操作だけではそう簡単に洗脳はされません。いえ、洗脳はされるのですが、対象物が現実にないと行動を起こすことができず、結果的としても洗脳が起きにくいのです。

 『スター・ウォーズ』と『燃えよドラゴン』との違いもここでした。

 『スター・ウォーズ』があまり行動を促さないのは現実的な行動として起こせるのがコスプレぐらいだからです。

 一方、『燃えよドラゴン』の場合は、行動の選択肢がいくつもあります。コスプレもそうですし、ヌンチャクを買って振り回すこともできますし、道場に入門するという道もあります。

 もしも、映画館の目の前に道場があれば、つい入門してしまう人もいたはずです。

 このように、その気になったときに現実的な行動を起こせるものがあることが洗脳には重要です。

 1970年代、極真空手は一大空手ブームを巻き起こしています。極真空手の総裁 大山倍達を主人公とする空手漫画『空手バカ一代(空バカ)』が少年漫画誌で連載されると池袋にあった極真会館には毎日200人の入門者が殺到したのです。

 故・梶原一騎が原作を担当した『空バカ』は、私がいま言った洗脳のテクニックが至る所に仕込まれていますから、機会があれば読んでみるといいでしょう。

 ともかく、洗脳とは人を変性意識状態にして情報の書き換えを行い、洗脳者の望む選択肢に導くことです。

 そのための方法論は私たちが「洗脳」という言葉から思い描く特殊性、非日常性とは異なり、ごく当たり前の手法の積み重ねであることのほうが多いのです。

 ですから、洗脳は気づいてしまえばいいのです。「これは洗脳手法だね」とわかってしまうだけで、洗脳は簡単に解けてしまうものなのです。

 引用終わり

 

 

    映画を見ている間の私たちは変性意識状態であり、そこで展開されるストーリーに夢中になることで“現実”を書き換えられている

    ポイントはリアリティの差。いくら『スター・ウォーズ』に夢中になったからといっても、フォースの力を使って、ものを動かそうなどとはあまり思わない

 

 ゴール×エフィカシーが、“自傷”が投影された現状を破壊し(Appetite for Destruction)、新たな現実を生みだします。

しかしながら、通常は過去の記憶でつくられた「現状」の方が、ゴールが生みだす「新たな現実」よりも圧倒的にリアリティが高いため、なかなか破壊することができません。

PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 

 

 ところで、「フォースの力を使って、ものを動かそう」としたことはありませんかw?

 

 …SW3部作(プリクエル・トリロジー)からJedi master オビ=ワン・ケノービを演じているユアン・マクレガーは、自動ドアの手前でつい手をかざしてしまうそうです。じつは私も同じw

その「つい〇〇してしまう」がホメオスタシスで、ホメオスタシス・フィードバックの強度が臨場感です。

 F-306:映画のおもしろさって何だろう? <vol.3;臨場感③>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html

 

 苫米地博士が引用文中で挙げられている「“現実”を書き換える」ためのキーワードが「変性意識」「ストーリー」「夢中」。

その3つをうまく活用することで「ゴール×エフィカシー」をブーストすることができます。

 

F-315につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 ゴール×エフィカシー →ホメオスタシスが変化 →CZが移動 →スコトーマが外れる →invent on the way →現実化(ゴール達成)

 

ゴール×エフィカシーが現実化することを、苫米地博士は「realized virtuality」と表現されています。日本語では「臨場感世界の現実化」です。詳しくはこちら↓

F-249:「ゴール」と「現状の自我」のvol.6;臨場感という橋を架ける-前編->

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29139372.html

 

 

-追記2

ゴール×エフィカシーが、“自傷”が投影された現状を破壊し(Appetite for Destruction)、新たな現実を生みだします。しかしながら、通常は過去の記憶でつくられた「現状」の方が、ゴールが生みだす「新たな現実」よりも圧倒的にリアリティが高いため、なかなか破壊することができません

 

 ゴールが生みだす新たな現実を創造するための破壊が「創造的破壊」。ヨーゼフ・シュンペーターの言葉です↓

 F-254:イノベーションがうまれるとき <前編;視点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29415081.html

 

 

-追記3

苫米地博士が引用文中で挙げられている「“現実”を書き換える」ためのキーワードが「変性意識」「ストーリー」「夢中」。その3つをうまく活用することで「ゴール×エフィカシー」をブーストすることができます

 

 夢中度=オタク度ですw

 では、オタクネタを。本文で紹介したユアン・マクレガーは昨年(2022年)米国出身の女優と再婚しました。奥様(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、SWの新作ドラマ「アソーカ/AHSOKA」で新共和国の将軍 ヘラ・シンドゥーラを演じています。

惑星ライロスのリーダー チャム・シンドゥーラの娘であり、反乱者(REBELS)「ゴースト・チーム」のリーダーでもあったヘラ(スペクター2)がずっと探し続けていたのが、若き“BokkenJedi エズラ・ブリッジャー(スペクター6)。

そのエズラがついに(続きはディズニー+の「AHSOKA」でどうぞw

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は11/26(日)の予定です。10月下旬に御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 

現代洗脳のカラクリ(新装版)

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 現代洗脳のカラクリ eBook : 苫米地英人:

 



F-315:デジタル自傷行為 <plan-side -3;ゴール×エフィカシーの“秘密” -後編-

 

 「デジタル自傷行為」という概念をご存じですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 デジタル自傷行為とは、「ソーシャルメディアに匿名で自分を傷つけるような内容の投稿をしたり、それを他者に送ったり共有したりする」というもの。

 

 米ウィスコンシン大学オークレア校Cyberbullying Research Centerの研究(2019年)によると、米国の中高生4972名の調査によって、1)8.6%の生徒が自分に関する意地の悪い投稿をしている、2)5.1%が自分に対するネットいじめを経験している ことが明らかになったそう。

つまり、約9%の若者がデジタル自傷行為を行っているということ。

 さらには、デジタル自傷行為経験者は、1)死にたいと思う(自殺念慮)確率が5~7倍高い、2)実際に自殺を図る(自殺企図)確率が9~15倍高い こともわかりました。

 

 「デジタル自傷行為」を生みだした現代社会が抱える課題(case)と解決(plan)について、コーチとして考えてみました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html

 case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32525868.html

 plan-side -1Appetite for Destruction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32577084.html

 plan-side -2;ゴール×エフィカシーの“秘密” -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32626694.html

 plan-side -3;ゴール×エフィカシーの“秘密” -後編-

 

 

 ゴール×エフィカシーが、“自傷”が投影された現状を破壊し(Appetite for Destruction)、新たな現実を生みだす

 

 新たな現実を生みだす鍵が「リアリティ」。そのリアリティとは「その気になったときに現実的な行動を起こせるものがあること」。もちろん、それは夢をかなえるための鍵でもあります。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

“自傷”が投影された現状を破壊し、新たな現実を生みだす

 

しかしながら、通常は過去の記憶でつくられた「現状」の方が、ゴールが生みだす「新たな現実」よりも圧倒的にリアリティが高く、なかなか破壊することができません。

現実的な行動を起こせるもの」を見つけたからといって、簡単に新たな現実が生みだされるわけでも、夢がかなうわけでもありません。

PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 そもそもゴールは現状の外。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

シンのゴールはスコトーマに隠れ認識できないはずですし、仮に認識できたとしても決してクリアではありません。もしもクリアに感じられるのなら、立ち止まって「現状のではないか?」と疑うべき。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 

 

 前回の引用文の中で、苫米地博士が挙げられていたのが「変性意識」「ストーリー」「夢中」。それが「“現実”を書き換える」ためのキーワードです。

その3つをうまく活用することで、ゴール×エフィカシーをブーストすることができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 核となるのは「ストーリー」。

 言語化された「ストーリー」は想起性が高いため、抽象度を上げたときにも強い臨場感を維持することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 さらには、言語化された「ストーリー」は繰り返し読むことができるので、脳内で同じ体験を繰り返すことになり、「新たな現実」=ゴールの世界(w1)の臨場感を強化できます。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 そんな「ストーリー」の条件として、苫米地博士は「他人が作った抽象度の高い情報空間であること」を挙げられています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 自分が作った物語でイメージを膨らませるのは、ただの妄想。それは誰もが常日頃行っていることです。あまり意識せずに。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

「他人が作った」は、ゴールの重要な条件である「自分中心を捨て去る」の感覚を身につける訓練にもなるはず。

L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 ただし、「他人が作ったストーリー」には注意点があります。それが「抽象度」。低い抽象度の物語で他人の情報空間をコントロールできるようになったとしても、あまり意味がありません。それどころか、洗脳されてしまう危険が高いでしょう。

 F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

苫米地博士は、お経や聖書など、人類が長く受け継いできた物語を勧められています。さらに「スター・ウォーズ」。そう、前回博士が「あまり行動を促さない」と書かれていたスター・ウォーズです。

F-008SWな一日

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615496.html

 

以下、「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p154)より引用します。「あまり行動を促さない」はずのSWを使って臨場感を高める意味を、「変性意識」「ストーリー」「夢中」というゲシュタルトを統合しながら感じてください。Feel

(映画「スター・ウォーズ」に関するネタバレがあります)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 

架空の世界を使って臨場感を高めよう「スター・ウォーズ華厳瞑想」

<解説>

 お経や聖書にいまいち関心を持てないという人は、マンガや映画を使って瞑想しましょう。

 昔の日本人にはお経は身近なものでした。また、キリスト教の国では今でも聖書はとても身近な書物です。しかし、日本に住む現代人にとっては、お経も聖書も少々縁遠いものかもしれません。

 ならば、自分たちにとってもっとも身近なメディア、たとえばマンガや小説、映画を使って臨場感を強めるのもアリなのです。

 自分や世界を変える力を持っているのは、お経や聖書ではなく、あなた自身の心です。その大原則さえ外さなければ、どんな道具を使って瞑想してもかまいません。

 もちろん瞑想の道具にする小説や映画は吟味しなければいけません。どんな物語を選ぶべきかは、すでにお話ししました。

 たとえば、手塚治虫の漫画「ブッダ」を読めば、釈迦の教えを強い臨場感で瞑想できるかもしれません。

 映画でいえば、個人的におすすめなのは70年代にスタートした大人気SF映画「スター・ウォーズ」です。「スター・ウォーズ」が描いているのは、実は華厳の世界です。架空の銀河を舞台にした壮大な物語の中に、釈迦の教えがちりばめられています。

 ここでは「スター・ウォーズ華厳瞑想」と名づけて、「スター・ウォーズ」を使って瞑想する際のポイントをお教えします。

 

<ワーク>

「スター・ウォーズ華厳瞑想」は、お経と同じく、ひとつひとつのシーンに描かれている情報に意識を向けて、臨場感を強めることが大切です。特に、物語の背後にある華厳の世界観に留意する必要があります。

強い臨場感を維持したまま瞑想することができれば、「あなたの情報場」を書き換えることができます。

それでは、「スター・ウォーズ」の物語の中に描かれている華厳の世界観について、いくつかポイントを挙げてみます。

 

●フォースとは「心の力」

 主人公をはじめとしたジェダイの騎士たちが使う「フォース」という超能力。あれは「心が生み出す力」のことです。

●ダース・ベイダーは「十法界」

 帝国軍のダース・ベイダーの描き方。エピソード46では彼はフォースの暗黒面に落ちた悪役として描かれていますが、もともとは(エピソード13では)心優しき優秀なジェダイの騎士 アナキン・スカイウォーカーでした。彼は、愛するものを守りたいという情動にとらわれた結果、怒りや憎しみに心を支配されてフォースの暗黒面に落ちてしまいます。しかしエピソード6で、息子であるルーク・スカイウォーカーが銀河帝国皇帝に苦しめられる姿を見て、再び善の心を取り戻し、息子を苦しめる皇帝を自らの手で倒します。ダース・ベイダーの中には善の心も悪の心もあり、彼自身がどちらかを選ぶかによって彼の生き方が変わるということであり、それは十法界と同じ考え方です。

●ヨーダやオビ=ワン・ケノービは「観音様」

 エピソード46でルークを導く存在としてオビ=ワン・ケノービやヨーダが登場します。彼らは物理世界でルークを導くだけでなく、自らが死んだ後も時空を超えてルークに語りかけ、彼を導こうとします。オビ=ワンやヨーダは、いつでも仏陀になれるのに、人々を導くために現世に留まっている観音様のような存在です。

 エピソード6の最後のシーンでは、善の心を取り戻したダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)がヨーダ、オビ=ワンとともに観音様として登場します。どれだけ悪いことをしても、心を入れ替えれば、すべての人が救われますよという結末は、いかにも大乗仏教的です。

 

 ほかにも、宇宙空間をワープして一瞬でほかの場所へ移動するシーンがありますが、ワープはまさに瞑想のパワーだし、ルークが恐怖に向き合うシーンも仏教的な描き方をしています。スター・ウォーズが華厳の世界をあらわしている証拠は、挙げればきりがないくらいです。

 とは言え、西洋人が作った映画ですから、すべてが仏教的ではありません。

 典型的なのが、帝国軍の宇宙要塞 デス・スターが星を丸ごと破壊してしまうシーンや、共和国がデス・スターを破壊してしまうシーンです。まるで天罰のように一気に人を殺してしまうのは、西洋的といえるでしょう。

 それを除けば、大筋は仏教的で、華厳瞑想の道具としてはいい映画だと思います。

 引用終わり

 

 

 変性意識」「ストーリー」「夢中」を活用して「“現実”を書き換える」という感覚を感じていただけたでしょうか?

 F-307:映画のおもしろさって何だろう? <vol.4;コンフォートゾーン①>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32279767.html

 

 感じ足りない方はこちらもどうぞw

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

 以上、コーチ(&SW好き)として、「デジタル自傷行為」を生みだした現代社会が抱える課題(case)と解決(plan)について考えてみました。

 解決は、もちろん、コーチング!

 いつもと違った視点(「変性意識」「ストーリー」「夢中」)で、コーチングを感じていただけたら幸いです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 *「変性意識」について、こちらもどうぞ↓

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *「夢中」はこちら↓

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

「変性意識」「ストーリー」「夢中」を活用して「“現実”を書き換える」という感覚を感じていただけたでしょうか?

 

 苫米地博士はDVD教材「ストーリーテリング洗脳術」の中で内部表現書き換えの奥義を明かされています。

関連することがDVD教材「『右脳言語野の覚醒』特殊音源プログラム」(フォレスト出版)でも解説されています。

 

 

右脳言語野の覚醒

フォレスト出版HPより引用

右脳言語野の覚醒 (forestpub.co.jp)

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は11/26(日)の予定です。10月下旬に御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

F-117~Field of Dreams

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

F-304~:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426094.html

 

 

超瞑想法

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 思うままに夢がかなう 超瞑想法 eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 



このページのトップヘ