苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-342~ 瞑想をするとエネルギーがなくなってしまう気がします...

Q-342:瞑想をすると思慮深い方向に向かってしまい、エネルギーがなくなってしまう感じがします <前編;ヒーラーの視点で>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q慈悲の瞑想やブログにあった「黙って食え瞑想」をしています。

今生きていることの奇跡や、存在していること、普通に日常生活を送れることの奇跡を感じ、心が満たされ、認知的不協和が解消されてしまうような気がします。

もちろん、奇跡だからこそ、たった一度の人生を悔いなく生きたいと思いますが、「ゴールを達成するぞ!」のようなギラギラ感やワクワク感、ロケットの様なエネルギーがうち上がる感じはあまり起こらず、「いかに生きるべきか、死ぬべきか」という思慮深い方向性に向かってしまいます。深い知性の森に入り込む感じです。

そして、その知性の森に1カ月くらい留まってしまっております。

このままでいいのでしょうか?

 

 前編;ヒーラーの視点で

 

A1:最初に結論を述べると、ヒーラーとしての私の答えは「素晴らしい」。コーチとしての答えは「あなたらしくない」です。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 *ヒーリングとコーチングについて、こちらもどうぞ↓

 F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419486.html

 

御指摘の「黙って食え瞑想」の目的は、「自分や世界を正しく見る」こと。絶対的な「正しい」はないことを承知の上で、あえて「自分や世界」を“正しく見る”のが「黙って食え瞑想」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 *「黙って食え瞑想」について、詳細はこちら↓

 F-205:花オクラ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26892359.html

 

 では、そのときの「自分や世界」とは何のことでしょう?

何が“正しい”を決めるのでしょうか?

 

 

 “正しい”の基準となるのは「ゴール」です。

 L-09920218… -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 ゴールは 1)心から望むもので、2)自分中心を捨てながら、3)現状の外に設定するもの。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 現状の外に設定したゴールが、「自分や世界」を新たに生みだします。正確にいうと、先に「世界(w1)」が決まり、その世界にふさわしい「自分(関数p)」が定まる という感じ。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 ゴールが生みだす「自分や世界」とは、ゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のことです。それは現在のコンフォートゾーンとはまったく異なります。なぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

そう、ゴールは現状の外だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールがしっかりと現状の外にあり続けると、ゴール側(=現状の外)のCZと現状のCZの間にギャップが生じます。そして、そのギャップが「認知的不協和」を生みだします。

そのギャップ(=認知的不協和)こそが、エネルギーと創造性の源です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 ギャップが大きいほど、つまり現状から大きく飛びだすほど、エネルギーと創造性は大きくなります。

 Q-178:家族ががんで治療中です。どうすれば… -02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 「ギャップが大きい」「現状から大きく飛びだす」をさらに言い換えると、「より高い抽象度」。よって、鍵となるのは「抽象度のコントロール」だといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

奇跡を感じ、心が満たされ、認知的不協和が解消されてしまう」は、「高次の抽象度にゴールを設定する」ための、さらには「設定したゴールが生みだすCZを臨場感豊かに感じる」ための、大切な意識状態です。まずはその感覚をしっかり記憶してください。

 Q-306~8:私のまわりではそうでもないですvol.1~3:コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30925409.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30976461.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30996032.html

 

それはリラックスを深めながらしっかり瞑想することで到達できる境地。「すべてがつながっている」「とてつもなくある」を体感している「空(くう)」の境地です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

だから、私の回答は「素晴らしい」。

 

 

 ゴール側のCZをしっかり作れると、ゴール実現のための行動は自然に行えるようになります。“努力”や“根性”なしに。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 なぜでしょうか?

 

 答えは「ゴールに向かってホメオスタシスが働く」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 では、ゴール側のコンフォートゾーンを作り、しっかりホメオスタシスを働かせるためにはどうすればいいのでしょう?

 

 答えは「瞑想」。キーワードは「情報場」。

 以下、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p8)より引用します。

 

 

「瞑想」こそ、この不確実な世界に 無限の可能性を拓く唯一の方法

 この世は、何と曖昧で頼りない世界なのでしょう……

 いいえ、だからこそ、私たちには無限の可能性が開かれているのです。

 私たちは、この世界を自分の自由な意思で、存分に書き換えることができるのです。

 なぜなら、この世界は「あるともいえるし、ないともいえる、情報の世界」なのですから。

 

 本書は、自分の脳を使ってこの世界を自在に書き換える本です。自分自身を開放するだけでなく、宇宙を思いのままにするための方法を解き明かすことを目的としています。

 そのための道具が「瞑想」であり、キーワードは「情報場」です。

 

 「瞑想」も「情報」も非常に難解で一筋縄ではいかない概念です。ただ、難解なことを難解に解説してもしょうがないので、本書ではできるだけ平易な表現を心がけました。また、瞑想初心者であるみなさんが、すぐにでも瞑想に取り組めるよう、実践的なワークを中心に構成しています。それぞれの瞑想法の目的や効果についての解説も入れていますが、あまり解説にとらわれず、ワークを実践するようにしてください。大切なことは、解説に書かれている言葉を理解することではなく、瞑想をすることで情報空間に強い臨場感を持ち、世界や自分を自由自在にコントロールするための方法を、“体感的”に身につけていただくことです。

 実は、これまで1冊丸ごと瞑想について書くことをためらっていました。その内容があまりに強力なため、正しく理解せずに用いるとさまざまな弊害を生む可能性があるからです。

 しかし私は今、世界を書き換える方法を開示する時期が到来したと考えています。そう、人類はそろそろ次の進化のステージへと進むべき時が訪れたと。

 本書を読み終えたとき、あなたは自在に「情報場」にアクセスして操作するパワー、「超瞑想力」を備えていることでしょう。

 それはすなわち、人類の新しい進化の道に一歩踏み出したことに他なりません。

 それでは、最強の思考技術の世界をどうぞお楽しみください。

 引用終わり(つづきはこちらでどうぞ↓)

 Amazon.co.jp: 思うままに夢がかなう 超瞑想法 eBook : 苫米地英人:

 

 

 博士は「自分自身を開放するだけでなく、宇宙を思いのままにするための方法を解き明かすことを目的としている」と書かれています。

 この部分を読み変えると、「『宇宙を思いのままにする』ために、まずは『自分自身を開放する』」。その「自分自身を開放する」が、ゴールのポイントである「2)自分中心を捨てる」に相当するはず。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 自分自身を開放する

 

 それは過去の記憶から生まれた先入観や思い込みを脱ぎ去り、それらにべったりと張り付いた情動を捨て去るということ。先入観や思い込みは自我そのものです。だから、それらを脱ぎ去ることは“超自我”を意味します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 もちろん、それは簡単なことではありません。人間の脳にはスコトーマがあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんな自我によるスコトーマを外すために行うのが「正しく見る」。

 苫米地博士は「『正しく見る』を徹底して行うことが超瞑想の基本」と書かれています。そして、「『正しく見る』ことを徹底して行えば、前頭前野が活性化して思考の抽象度が高まり、低い抽象度の情動は簡単に制御することができる」とも。

 

情動を制御しながら抽象度を上げていくと、「情報空間でどのような情報場が形成され、それぞれがどのような関係で結ばれ、その結果、物理空間にどのような影響を与えているか」がリアルに感じられるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 シンプルに言い換えると、ゲシュタルト化→統合→理解が深まる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そのための思考法が「コンセプチュアル・フロー」。よって、私は「瞑想」と「コンセプチュアル・フロー」を並行して行うことをお勧めしています。

 L-08120213… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 まずは「知性の森」に留まりながら、「瞑想&コンセプチュアル・フロー」をどんどん行ってください。

 

Q-343につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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F-275:冗長性と多様性 <vol.7DevSecOps

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Q-343:瞑想をすると思慮深い方向に向かってしまい、エネルギーがなくなってしまう感じがします <後編;コーチの視点で>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q慈悲の瞑想やブログにあった「黙って食え瞑想」をしています。

今生きていることの奇跡や、存在していること、普通に日常生活を送れることの奇跡を感じ、心が満たされ、認知的不協和が解消されてしまうような気がします。

もちろん、奇跡だからこそ、たった一度の人生を悔いなく生きたいと思いますが、「ゴールを達成するぞ!」のようなギラギラ感やワクワク感、ロケットの様なエネルギーがうち上がる感じはあまり起こらず、「いかに生きるべきか、死ぬべきか」という思慮深い方向性に向かってしまいます。深い知性の森に入り込む感じです。

そして、その知性の森に1カ月くらい留まってしまっております。

このままでいいのでしょうか?

 

 前編;ヒーラーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32449644.html

 後編;コーチの視点で

 

A2:私の回答は、ヒーラーとしては「素晴らしい」、コーチとしては「あなたらしくない」。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 *ヒーリングとコーチングについて、こちらもどうぞ↓

 F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419486.html

 

 前回(Q-342)のポイントをまとめると、

 □ゴールが生みだす「自分や世界」とは、ゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のこと。それは現在のコンフォートゾーンとはまったく異なる

 □ゴールがしっかりと現状の外にあり続けると、ゴール側(=現状の外)のCZと現状のCZの間にギャップが生じる。そのギャップこそが「認知的不協和」であり、それがエネルギーと創造性の源

 □ギャップが大きい=現状から大きく飛びだしている=より高い抽象度 であるほど、エネルギーと創造性は大きくなる。よって、鍵となるのは「抽象度のコントロール」

 □ゴール側のCZをしっかり作れると、ゴール側にホメオスタシスが働くようになり、ゴール実現のための行動が自然に行えるようになる

 □ゴール側のコンフォートゾーンを作り、しっかりホメオスタシスを働かせるために行うのが「瞑想」。キーワードは「情報場」

 □具体的には、「瞑想」とは、「情報空間でどのような情報場が形成され、それぞれがどのような関係で結ばれ、その結果、物理空間にどのような影響を与えているか」を“正しく見る”こと

 

 

 奇跡を感じ、心が満たされ、認知的不協和が解消されてしまう」というのは、しっかりと前頭前野が働いている状態です。その反対に、動物的な大脳辺縁系優位の状態に陥ると、「正しく見る」ことができなくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 だから「素晴らしい」。

私は、コーチングのためには、まずはヒーリングが必要だと思っています。前頭前野優位を保っている状態が“ヒーリングされている状態”です。

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 では、「素晴らしい」の先に進みましょう。

コーチの視点でいうと、「知性の森」に留まり続けるのは「あなたらしくない」。その理由はCZ化してしまっているからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

ここでいう“CZ化”とは、「引きこもる」「閉じこもる」という感じ。それはCZのダークサイドです。

F-308:映画のおもしろさって何だろう? <vol.5;コンフォートゾーン②>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32330077.html

 

そのままでは、さらなるエネルギーや創造性は発揮できません。お気づきのとおり。

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態では

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

 

 

 前回は、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所)より引用しました。その書籍の中で博士が教えてくださっているのは、「自分自身を開放するだけでなく、宇宙を思いのままにするための方法」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 御指摘の「黙って食え瞑想」は、「正しく見る」ための瞑想であり、「自分自身を開放する」ための方法。じつは、苫米地博士が教えてくださる「超瞑想法」は“3つのステップ+1”から成ります。

 ステップ1:正しく見る

 ステップ2:自由自在に見る

 ステップ3:臨場感を維持する

1:インプリメンテーション(実装)  です。

 

 だから、「正しく見る」ことができるようになったら、次の「自由自在に見る」に進みましょう。そのポイントは「自我を離れる」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 もちろん、「正しく見る」ためにも「自我を離れる」ことが必須。でも、それはまだ「空(くう)」の段階です。次の「自由自在に見る」は「仮(け)」の実践。

空(正しく見る)と仮(自由自在に見る)が同時にできて「中観」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

具体的にいうと、これまでとは違う情報因果を選ぶことで、世界(w1)や自分(関数p)のあり方を変えていきます。それが「自由自在」!

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 3つめのステップは「臨場感を維持する」。

 臨場感が強ければ強いほど、情報場のコントロールは容易になります。まるで物理空間でものを動かすように、情報因果を書き換えていくことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その詳細は下記記事にまとめました。“臨場感”の本質を感じていただきたくて、オタクレベルで「STAR WARS」を取り上げていますw

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 「超瞑想法」の3つのステップを踏まえた上で、最後に行う仕上げが「インプリメンテーション(実装)」。

 Q-196未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

 

 以下、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう超瞑想法」(PHP研究所、p174)より引用します。じつは引用文中で、苫米地博士は「抽象度のコントロール」をされています。「たとえば」「また」の後は抽象度を下げ、その後に抽象度を再度上げてまとめるという感じ。そのコントロール感(→並列処理)を感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

世界を変えた偉人たちは、実装力に優れている

 人類の歴史に名を残す科学者や政治家、経営者たちは、物理世界に数々の変革をもたらしました。彼らが物理世界のあり方や人々の意識を変えることができたのは、超瞑想力と実装力に優れていたからです。

 彼らは超瞑想を実践することで、目指すべき未来がはっきりと見えていましたし、その未来を現実のものとするためのすべての情報因果も見えていました。

 そして、情報因果を物理空間に落とし込むための圧倒的な知識を持っていました。

 だからこそ、世界や自分を思い通りに変えることができたのです。

 

 たとえば、日本を代表する企業であるソニー。ソニーの創業者といえば、日本屈指の名経営者といわれる井深大さんと盛田昭夫さんです。

 井深さんと盛田さんの偉大さは、ソニーという巨大グローバル企業の礎を築いたことではありません。それは物理空間での結果に過ぎず、根本的なことではないのです。

 彼らが世の中に大きな影響を及ぼす偉大な経営者になれたのは、情報空間の場の因果関係を見極めて、変えようとしたからです。

 ソニーの代表的な発明品といえば、日本初のテープレコーダーやトランジスタラジオです。彼らは「テープレコーダーやトランジスタラジオで一儲けしよう」という抽象度の低い思考ではなく、「世の中を変えてやろう」という抽象度の高いビジョン、大きな志を持っていました。まずは「世の中を変えてやろう」というビジョンがあり、ビジョンを実現するために情報空間に働きかけて情報因果を組み立てていったのでしょう。そして、その情報因果を物理空間に落とし込むためのインプリメンテーションとして開発されたのが、テープレコーダーやトランジスタラジオです。

 井深さんの技術者としての圧倒的な専門知識があったおかげで、テープレコーダーやトランジスタラジオを物理空間に実装することができて壮大な情報因果の道筋が完成し、ソニーという企業は井深さんや盛田さんが思い描いたであろう大企業へと発展することができたのです。

 また、ソフトバンクの創業者・孫正義さんにとってのインプリメンテーションは、ソフトウェア流通事業への参入でした。ソフトウェア流通事業への参入をきっかけに事業を拡大させ、現在のような電気通信、インターネット関連、出版社、プロ野球チームなどを傘下に擁する巨大企業に成長することができたのです。

 孫さんの場合、特筆すべきは、ソフトウェア流通事業を選ぶまでに2年間もかかっていることです。自ら開発したポケットコンピューターを2億円でシャープに売ってから、ほぼ2年間は「見ること」に徹していたそうです。当然、ほかの社員は不安になります。まわりからみれば、社長は何もせずに資産を食い潰しているようにしか見えないからです。

 しかし実際は、孫さんは瞑想空間でありとあらゆる因果関係を徹底的に見て、思考実験を繰り返していました。物理空間に落とし込むまでに、情報因果を11つ検証したわけです。そして2年間見続けた結果、「これだ!」とソフトウェア流通事業への参入を決めたのです。

 すぐれた経営者の行動は、傍から見るとどこか直感的な印象を受けます。インタビューなどでも「自分は運がよかっただけ」「時代が追い風になった」といったコメントを残している人もいます。しかし、物理空間での成功は、決して直感や運によってもたらされたものではありません。彼らは瞑想によって情報空間の因果関係を徹底的に検証し、自分がめざす抽象度の高いビジョンを実現できる情報因果を組み立て、そのうえで物理空間において圧倒的な知識や技術を用いて適切な事象をインプリメントしています。

 その結果、他の追随を許さない結果を得ることができているのです。

 物理空間の成果は、すべてが情報因果の写像であり、必然なのです。

 引用終わり

 

 

 鍵は抽象度のコントロールです。それも並列処理でのコントロール。

 御質問中の「思慮深い方向性」が「I×V」、「エネルギーが打ち上がる感じ」が「R(化)」に相当します(ハズ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

抽象度を加えると、

 思慮深い方向性 = I×V = 抽象度↑

 エネルギーが打ち上がる感じ = R(化)=抽象度↓

 

 その2つの方向性(↑,↓)を、同時に意識に上げ続けることが大事。それが「ゲバラ主義」!

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 ぜひとも、「知性の森」というあの世(情報次元)を散策しながら、同時にこの世(物理次元)で自由自在に生きてください。「たった一度の人生を悔いなく生きる」ために。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 今回は「臨場感」「コンフォートゾーン」「抽象度」の3つを軸にまとめました。

 その3つを体感しながらしっかりマスターするために、じつは、“映画”がとても役立ちます。ぜひ下記記事も合わせて確認してください↓

 F-304~:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426094.html

 

 記事(F-304~)内で言及している「ゴール達成の秘訣」と「『ゴール達成の秘訣』の秘密」を体得したなら、自然に「深い知性の森」から抜けだすことができるようになります。

 なぜでしょう?

 (私の答えはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

Q-175脳内の歩くというイメージの臨場感を上げて物理世界で実際に歩いているということになるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

Q-259~:コーチングは弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまないのだろうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419730.html

 

 

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