苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-334~ 何かいい仕事はありませんか?

Q-334:何かいい仕事はありませんか? <vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる>

 

 昔、病院長として“経営”に関わっていたとき、私にとって最も重要だったのは「人」でした。「お金」ではなくて。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 もっと正確に表現すると、重要なのは「縁ある人々(&その縁ある人々)の幸福」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 院長3年目に認知科学者 苫米地英人博士と情報的に出会い、学び、確信に至りました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

「すべてマインド次第!」だと。もちろん、「縁ある人々の幸福」もマインド次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 そして、私は苫米地式コーチング認定コーチになりました。「縁ある人々の幸福」を本気で実現するために↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 当時私が働いていた医療法人には、とても立派な禅道場がありました。そこで毎朝禅を組む理事長には御理解いただけたはずですが、自身のエゴのために禅を組む人たちにはなかなかわかってもらえませんでした。私の取り組みやその意図について。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

そういえば、一緒に働いていたベテラン医師から、「いつもこんなひどい目にあわされているのに、なぜそんなに楽しそうなのか?」と質問されたことがあります。真剣に。

(その医師×苫米地博士のエピソードはこちら↓)

F-017:すぐに行動する

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7030948.html

 

 答えはシンプル 「ゴールがある」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

私には止められても達成したいゴールがありました。ゴールのために実現している状態(エンドステート)のひとつが「縁ある人々の幸福」です。

Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 “ゴールのために実現している状態(エンドステート)”は、ゴールへ向かうコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「縁ある人々の幸福」というCZを、残念ながら、私は“経営陣”と共有することができませんでした。

(その原因と対策について考察しました↓)

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124527.html

 

 

 なぜこんな話をしているのかといえば、今、医療や介護の現場は危機的状況にあるから。ストレートに表現すると、「医療・介護現場で人が壊れている」。

 

 例えば、日本医療労働組合連合会(医労連)が愛知県内の看護職員約5000人に実施した調査では、80%が「仕事を辞めたい」、75%が「慢性的に疲れている」と回答しています(毎日新聞、2023512日配信)。

 私の住む鹿児島では、看護師の大量退職によって、救急医療の拠点である鹿児島市立病院が病床稼働率を最大7割に制限する事態に陥りました。(南日本放送、202344日配信)。

 そして、つい最近、神戸市の甲南医療センターに勤務していた医師(当時26歳)が、長時間労働が原因でうつ病を発症し自殺したと労災認定されていたことが報道されました(読売新聞、2023817日配信)。翌日会見した母親の「医師を守れない病院に患者を守り救う資格はあるのか」という訴えが胸に刺さります。

 

 

 私は、医療・介護現場から御依頼をいただき、職員向けに講演・研修を行っています。もちろん、コーチとして。

 ありがたいことに途切れることなく御相談をいただいているのですが、それは過酷な現場がますます閉塞感に包まれているからなのかもしれません。実際、依頼されるテーマは「イライラ対策」「疲れへの対処」「モチベーション維持」「職場が明るくなるために」といったものが多くなっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 そんな中、ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 

 お話しを伺っていて感じたのは“Hopeless”。その職場というよりは、業界の未来に対する絶望です。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

私のRASは「不安・恐怖(Fear)」「義務感(Obligation)」「罪悪感(Guilty)」を見つけました。そのような思いが、情動と一体となって、管理職職員のピュアなwant toを重たいhave toに変えてしまったのでしょう。

PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 *RASはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 御相談に対して私は、スコトーマやゲシュタルトについて説明しながら、「すべてマインド次第」であることを伝えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

最初から「いい仕事」があるのではなく、自身のマインドがリアルタイム&双方向的に「いい仕事」を生みだしている と。

 F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

 つまり、マインド次第で、すべての仕事がやりたいことに変わる

 

 以下、苫米地博士の著書「すべての仕事がやりたいことに変わる -成功をつかむ脳機能メソッド40」(サイゾー)より、「はじめに」の一部を引用します。

 

 

 「仕事」を通じて自己実現を目指すためには、どういうものの見方や技術が必要か-。そういった視点で私自身が培ってきた知見を改めて振り返り、生まれたのが今回の本です。

 本書を一冊読むだけで、読者の皆さんの仕事と人生の両方がダイナミックに変わり出す内容になるよう、より深化した内容と、これまでよりもっとわかりやすい表現を心がけました。本書は脳機能理論を駆使した、いわば「ドクター苫米地流・仕事術の決定版」といえるでしょう。

 

 さて、本書を手にされた皆さんは当然、「仕事がデキるようになりたい!」という願望を持っておられることでしょう。では、「仕事がデキるようになる」とは、どのようなことでしょうか?

 大半の人は、経験や知識によって培われたノウハウ、身につけたスキルといったものが、「仕事がデキる」ために絶対に欠かせないと思っているのではないでしょうか。努力してノウハウを会得し、スキルを磨いて、与えられた仕事を効率よくこなし、会社や組織に対する貢献度を高める。すると、上司や会社からの評価が高くなって、出世できて給料もよくなる。そんな図式を思い描いておられる人が多いのではないでしょうか。

 実は、みなさんが本当の意味で「仕事がデキる人」に生まれ変わるためには、そういった発想を根底から変える必要があります。

 私にいわせれば、仕事ができる人とは、自分が人生において成し遂げたい夢やゴール(目標)を正しく設定できている人のことです。自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功するのです。

 逆にいえば、ゴールの設定さえ正しくできれば、あなたは必ず、仕事ができるひとに変われます。ゴールの設定のしかた、そのものが問題なのです。仕事のノウハウやスキルは方法論ですが、ゴールの設定さえ正しければ、方法論はあとからいくらでもついてくるのです。

 本書では、だれにでも実践可能で仕事の能力が飛躍的に向上するノウハウをいくつか紹介しますが、それらは目指すゴールがあってこそ、初めて意味を持つのだと、まず理解しておいてください。

 さて、たいていの人は目標を設定する際に、外的な条件や自分の置かれている現状から「このくらいが現実的だろう」と考えるでしょう。たとえば、「現在300万円の年収をせめて500万円くらいにはしたい」とか「売上げを30%アップさせたい」といった目標を立て、このくらいなら努力すれば達成できるだろう、と考える。実は、それは目標設定のしかたとして、まったく間違っており、成果が望めない方法です。

 本書で詳しく説明しますが、中途半端なゴール設定では無意味なのです。得てして、努力さえすれば達成可能に思えることほど、人間はできないものです。これは、脳の働きがそのようになっているからです。人間の脳には、たとえそれが思わしいものではなくとも、「現状」にとどまり続けようとする働きが備わっているのです。

 あなたが本当に変わりたいと願うのなら、目標の設定は絶対、現状を基準に考えてはいけません。いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態こそ、ゴールとして設定すべきなのです。

 引用終わり

 

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたのは、もちろん、マインド。具体的には「外的な条件や自分の置かれている現状から『このくらいが現実的だろう』と考える」という情報処理です。

 Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 「何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定!

いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」をゴールとして設定することです。

 Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 

 もちろん、その時に取り組んでいる仕事は「いい仕事」です。必ず。

 

Q-335につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-067~Connect the dots 2019(ワーク付き)~経営と医療と教育をコーチングとディベートでつなぐ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_309400.html

F-237~:「出口が見えない」と「出口戦略」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419486.html

F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

Q-223~:コーチングが重要なのは理解しているが、医療現場は忙しすぎて実践できない

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416549.html

 

 

すべての仕事がやりたいことに変わる

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: すべての仕事がやりたいことに変わる―成功をつかむ脳機能メソッド40 eBook : 苫米地 英人:

 



Q-335:何かいい仕事はありませんか? <vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」。

 未視聴の方は、まずは講義動画を御確認ください。こちらからどうぞ↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 熱中症とは、「高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態」のこと。厚生労働省の「熱中症予防のための情報・資料サイト」には、「熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう」と書かれています↓

 熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

 「熱中症について正しい知識を身につける」ことは、とっても重要。ここで注意するべきは、「正しい知識」の「知識」は情報とは異なる ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

情報とは、「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念です。あらゆるものがそうなりえます。宇宙はそもそも情報なのだから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

そのような情報に対して、知識とは、「大量の情報をもとに構築された概念の塊」であり、「全体性をもったまとまりのある構造」のこと。そう、ゲシュタルトです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

ちなみに、知識が増えるとは「概念の数が増える」ことをいいます。その増えた概念の塊が、1つ上の抽象度次元でさらに大きな一塊の概念となっていくと、理解が深まります。ジョブス風に表現すると「connect the dots = 頭がよくなる」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

*抽象度はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「正しい知識」の「知識」は情報とは異なる という言葉中の「正しい」とは、「絶対的に正しい」「未来永劫にわたって正しい」という意味ではありません。情報次元であれ、物理次元であれ、必ず不完全性が働きます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 では、何が「正しい」を決めるのでしょう?

 

 コーチとしての答えは「ゴール」。ゴールが生みだす世界観(ゲシュタルトまたはコンフォートゾーン =一人一宇宙)が、“かりそめの正しさ”を生みだします。本当は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 現代社会において「(より多くの人にとって)正しい」を生みだすのは、論理的思考をベースとした議論のはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *「論理的思考をベースにした議論」について、詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 ところが、実際の「正しい」は、声の大きさ(権力)や洗脳度(深さ・多さ)で決まっています。“ワクチン”がいい例です。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 この厳しい状況において、とくに重要な意味を持つワークを紹介します。connect the dots = 頭がよくなる」を体感するワークです。ぜひともスコトーマを外し、覚醒してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

 <ワーク> 「connect the dots = 頭がよくなる」を体感する

 

 1)環境省の熱中症予防サイトには、「熱中症の基礎知識」として3つの要因が掲げられています。「環境」「からだ」「行動」です。まずは、その3つを確認してください。

 

熱中症を引き起こす3つの要因

環境省HP「熱中症予防サイト」より引用

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

 

 23つの要因(環境・からだ・行動)を確認したら、下記文章をお読みください。おなじみの「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」(Club Tomabechi)の付録②からの引用です。

キーワードは“世代”。「第0世代」と苫米地理論の「第1世代」「第2世代」「第3世代」というdotsconnectする(=ゲシュタルトを統合する)感覚で、ゆっくりと読み進めてください。

 

 

苫米地理論の3つのパラダイム

 私がアメリカの大学で研究していたころに発見したのが、「サイバーホメオスタシス仮説」です。認知科学の限界を見据えて作った第二世代の苫米地理論が「超情報場仮説」です。そして今回の「生命素粒子仮説」が第三世代の理論となります。

 

1.    サイバーホメオスタシス(CH)仮説

2.    超情報場仮説

3.    生命素粒子仮説

 

 第一世代の苫米地理論が「サイバーホメオスタシス仮説」であり、第二世代が「超情報場仮説」であり、最新の第三世代理論が「生命素粒子仮説」と言えます。では現代の大勢を占めるパラダイムは何かといえば、第一世代以前と言えます。強いて言うならば第0世代ともいうべきものです。

 物理宇宙が存在し、頭の中に情報空間があると思っているのが第0世代であり、現代のパラダイムです。時間が過去から未来へと流れており、過去の行動によって未来が決まっているという決定論に縛られています。

 いくつもの未来があることを知らず、現状の外に抜け出ることを夢見ることすらできないのが、現代のパラダイムです。目の前の現実以外を信じることができず、その奥にある不思議な世界を知らないのです。

 その悪夢から抜け出すことが、第一の転生となります。

 引用終わり(つづきは「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」でどうぞ)

 

 

 3)「苫米地理論の3つのパラダイム」を意識に上げながら、博士の「熱中症」の講義を再度視聴してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 逆腹式呼吸でリラックスを深めながら、「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」という“2種類のホメオスタシス(生体恒常性)”をイメージしてみましょう。

五感をフルに使って、しっかり感じてください。Feel

 F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 

生体ホメオスタシスの働き

認知ホメオスタシスの働き

「バラいろダンディ」(TOKYO MX202387日放送回より引用)

熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 

 4)「苫米地理論の3つのパラダイム」を意識に上げて「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」を五感で感じながら、再度環境省の熱中症予防サイトにある「熱中症」の3つの要因(環境・からだ・行動)を確認してください。

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

きっと違和感を感じるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 もしも違和感を感じたなら、リラックスを深めながら、その違和感を立体的にひろげていきましょう。

 (ヒント:「環境」「からだ」「行動」を抽象度という軸で並べなおす感じ)

 

 

 “気楽”にどうぞw

 F-104:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

Q-336につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 熱中症とは、「高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態」のこと。そのときは体温が上昇しますが、それを医療現場では「発熱」とは呼びません。ご存じでしたか?

 

 熱中症によって体温が上昇した状態は「高体温」です。

 

「発熱」と「高体温」 …2つの概念を分けるのがホメオスタシスの働き。前者ではホメオスタシスが機能しており、後者ではホメオスタシスが機能していません。

 

 詳しく説明すると、「発熱」は感染症などに対応するために体温を高めにリセットした結果として起こります。つまり、再設定した高めの体温を維持するためにホメオスタシスがしっかり働いている状態。

 (「感染症などに対応するために体温を高めにリセット」自体が、「生きながらえる」ためのホメオスタシス機能といえます)

 

 一方、「高体温」は体温設定自体は変更がないのに、「環境」「からだ」「行動」といった要因により適切な体温が維持できない状態。つまり、ホメオスタシスが十分には働いていない状態です。

 

 だから医療現場では、「発熱」と「高体温」をしっかり区別し、それぞれに応じて対処します。

 (区別と差別の違いは? はっきりしない方はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

ただし、多くの人(の無意識)にとって、そのホメオスタシスとは「生体ホメオスタシス」のはず。

 

もしも視点が物理空間に限定されたままなのであれば、つまり「生体ホメオスタシス」だけしか考えられないのであれば、その思考は「第0世代」といえます。

(つづきはQ-337/vol.4の「本文」で)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-184:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -01;抽象度&超情報場理論

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

F-284~:気楽 ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

Q-268~:薬をやめることができますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421168.html

Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版


 

Q-336:何かいい仕事はありませんか? <vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32265870.html

 vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (202387) - YouTube

 

 

 その講義の中で、苫米地博士は「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」という概念を使い分けられていました。

 「生体ホメオスタシス」は、情報空間の底面である物理空間で働く恒常性維持機能のこと。対して「認知ホメオスタシスは」は、情報空間にひろがる恒常性維持機能のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

生体ホメオスタシスの働き

認知ホメオスタシスの働き

「バラいろダンディ」(TOKYO MX202387日放送回より引用)

熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 

前回はワークを紹介しました。その最後は、「4)『苫米地理論の3つのパラダイム』を意識に上げ、『生体ホメオスタシス』と『認知ホメオスタシス』を五感で感じながら、再度環境省の熱中症予防サイトにある『熱中症』の3つの要因(環境・からだ・行動)を確認する」というもの。いかがでしたか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 

熱中症を引き起こす3つの要因

環境省HP「熱中症予防サイト」より引用

環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)

 

 

 もしも違和感を感じたなら、その違和感は「異なる抽象度次元がごっちゃになっている」ことから生じているはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

その原因は「視点が物理次元に囚われ、高次の情報次元がスコトーマに隠れている」。つまり、思考のパラダイムが「第0世代」だということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 もっとはっきりいうと、「正しく観ることができず、因果関係がわからない」という無明です。

 Q-215:毎回同じ話ばかりである

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27050392.html

 

 *「因果関係」について、こちらをどうぞ↓

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 脳が発達した私たち人間は、ホメオスタシスが情報空間にもひろがっています。それを理論化したものが、前回(Q-336/vol.2)紹介した苫米地理論の第一世代「サイバーホメオスタシス仮説(理論)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 私は映画を観るのが大好きなのですが、手に汗を握りながらワクワク・ドキドキを楽しむことができるのは、ホメオスタシスが情報空間にまでひろがっているからです。

 F-304~:映画のおもしろさって何だろう? ~Indy 5」の評価が割れた理由を考える~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426094.html

 

 この“情報空間に働く「認知ホメオスタシス」”の理解は、「何かいい仕事」と巡り会うためにも重要!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p100)より引用します。「何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)について感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

「なりたい自分」になるために知っておくべき四つのこと③

●ホメオスタシス

 昔、私は当時のハーバード大学の医学部長にいったことがあります。

 

 「すごい発見をした。人間のホメオスタシスは情報空間に広がっていることを発見した」

 

 要するに、催眠もホメオスタシスで定義できるということです。内部表現世界の中に「手がここにありますよ」と書き込まれると、手はそこにいくしかありません。そこにいくしかない原理をホメオスタシスといいます。

 たとえば「暑くなると汗をかく」「走ると心臓の鼓動が速くなる」といった具合に環境と自分との間にはフィードバック関係があります。

 ホメオスタシスとは恒常性維持機能のことですが、生体をより長く生きながらえさせるために安定的な状態を維持しようとする傾向のことです。つまり内部表現状態を環境との情報フィードバック関係から常に更新している生体の自律的な機能のことです。

 単純にいうと、環境と生体のフィードバック関係です。

 これは秒単位のものもあれば、月単位のものもあります。人間の体は夏と冬では違いますが、これはシーズン単位のサイクルです。フィードバック関係には、必ずサイクルがあります。環境と生体のフィードバック関係で、自分の身体を安定的な状態へ更新していく。いきなりは変わりません。かけっこであれば、最初ゼーゼーいって、だんだんゆったりと安定してきます。

 先ほどの「手がここにありますよ」というのは、ホメオスタシス環境への書き込みです。

 たとえば、外が暑ければ、体はあわてて汗をかかなければなりません。どういうことかというと、内部表現の中に「外は暑い」という情報の書き込みがホメオスタシスフィードバック情報としてあるからです。

 

●「暑い」と書き込めば『汗が出る』

 今、「暑い」という情報を書き込まれたら「暑い」に対して、フィードバック関係で何らかの対処をしなければなりません。そのメカニズムが備わっているから、我々は進化し、種は保存されてきたわけです。それが発汗です。

 ですから、内部表現に「手はここ」と書き込まれたら、自動的にそこに手を持っていくしかないわけです。

 催眠も内部表現の操作です。これが内部表現の概念とホメオスタシスの関係です。

 私はそれを発見したと思い、ハーバードの医学部長のところにかけこみました。そして、催眠現象は、我々のホメオスタシスが情報空間まで広がっているということで説明できるという話をしました。

 すると「そんなことはホメオスタシスの定義の中に入っている」といわれました。日本の医学部の教科書には書いてありませんが、ホメオスタシスをいい始めた人は、ハーバードの何世代か前の医学部長だったそうです。

 その人の定義では、ホメオスタシスは物理空間だけでなく、情報空間にも広がっていると最初からいっていたそうです。無知な後の学者が、それを物理空間だけの話だと思っていただけのことで、自分が発見したわけではありませんでした。

 

●内部表現を書き込むと

 どちらにしてもホメオスタシスというのは、医学部に学ぶ場合においては生体と環境の関係です。その生体というのは物理的なものですが、実際は心の世界まで広がった空間です。我々の用語では内部表現です。もちろん環境とは、物理的現実世界のことであり、これも仮想世界に臨場感があるときは内部表現の一部です。

 ということは、物理世界で暑いだけではなく、臨場感世界で暑いという画が描ければ、汗をかかなければいけないわけです。

 実際、それはやれます。気功や暗示で汗はかけます。何もそれは物理世界の温度が上がったからではありません。気功師は気を送ることによって、その人のホメオスタシス情報空間、内部表現を書き換えているわけです。

 もちろんそんなことをいうと、気功も催眠やプラシーボ効果と同じだといわれてしまうかもしれませんが、これらも内部表現の書き込みという意味では同じです。

 私はクラスで内部表現の書き込みの方法を教えていますが、そうすると気功も催眠もプラシーボ効果もできてしまいます。この本では実際にその方法を紹介します。これが内部表現とホメオスタシスの関係です。

 

●洗脳されない人は一人もいない!

 プライミングの説明に入る前に、ここまでをまとめます。「サトリ」の人以外は誰も通常意識状態にはいません。

 つまり、誰もRにはいないということです。Rがゆらいでいる体感的な物質的現実世界があります。ただ仮定上、Rという言葉を使います。

 まず物理的現実世界(R)があって、変性意識下の物理的現実世界があります(R’といいます)。そして、仮想世界(Pと呼びます)があります。

 そして臨場感を物理的現実世界(R)から仮想世界(P)に持っていくのが、トランス深化の技術です。実際にはR’からPへの移行です。

 それには催眠の方法もあれば、気功の方法もあります。言葉による書き込み、ストックホルム症候群に象徴される脅迫などもあります。

 人間は物理的現実世界だけでなく仮想世界ともホメオスタシス関係を持てるように進化した種族です。

 ということは、洗脳されない人は一人もいないということです。よく催眠にかかる人とかからない人がいるといわれますが、ウソです。

 催眠にかからない人がいるとすれば、とっくに死んでいます。ご飯を食べられないし、言葉も理解できません。

 人間の脳と心は一体化しているため、必ず仮想世界に臨場感を持てるように進化しています。ということは、100%催眠にかかります。特定の技法が合うか合わないか、術者が上手いか下手かなど、個人差はありますが必ずかかります。

 

Rは消えない!

 洗脳されない人はいません。人類である以上、全員洗脳されます。好きな音楽は個人によって違いますが、音楽の世界自体がトランスです。メロディーやリズムは触ることができませんが、そこに強い臨場感を感じます。

 テレビもたとえばニュースが好き、連ドラが好き、と好みの違いはありますが、何かひとつは好きな番組があります。映画もそうです。いかにリアルな映画であっても物理的に触れられない仮想世界であり、ここにある現実世界(R)ではありません。

 ということは、我々は物理的現実世界(R)以上に仮想世界(P)に臨場感を持つこともできるということです。

 ただし、物理的現実世界が消えることはありません。どんなにすごい映画を見ていても、心臓が止まってしまう人はいません。

 「あまりに臨場感があるから、呼吸するのを忘れた」

 という人はいません。催眠だとイスから転げ落ちるくらいのことはありますが。

 つまり、我々は必ず物理的現実世界の臨場感を持っています。映画を見ながら、長い時間イスに座っていたとしても、微妙に体を動かしています。なぜなら、人間はずっと同じ姿勢でいると細胞が壊れてしまうからです。こうしてどんなに映画の世界に入り込んでいたとしても、物理的現実世界とのホメオスタシスを築いています。つまり完全なRを体感できる人は(サトっている人は別として)いないように、完全なPの人もいません。いるとすれば、あの世に行っています。我々はサトリ(R)とあの世(P)の間に日々生きているのです。

 物理的現実世界の臨場感が全く消えてしまうということはありませんが、仮想世界優位の状態には誰でもなれます。

 ですから、催眠にかからない、もしくは洗脳されない人はいないということになります。

 つまり、この本の技術が役に立たない人は一人もいないという結論になります(もちろん上手い下手は別ですが)。

 引用終わり

 

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)を感じられましたか?

 

 次回は、その解決(plan)について考えていきましょう。

 

Q-337につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

F-225Don’t look back in anger

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28015120.html

F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30503310.html

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 

脳と心の洗い方

Kindle版はこちら↓

脳と心の洗い方 Forest2545新書 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 



Q-337:何かいい仕事はありませんか? <vol.4;「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする>

 

ある医療法人にて、管理職のポジションにいるベテラン職員からこのような相談を受けました。

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 何かいい仕事」を探し求めるというのは、「まったく間違っており、成果が望めない方法」です。

 まず取り組むべきことはゴール設定。「いまのあなたからは想像もつかないくらいスケールの大きな目標、現状のままでは決して達成できない状態」を、ゴールとして設定することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分の決めたゴールに向かって、「やりたいこと」だけをやりたいようにやっていける人が、仕事ができるようになって、成功する

 その時に取り組んでいる仕事は、必ず「いい仕事」!

 

 何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)と、その解決(plan)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 vol.1;すべての仕事がやりたいことに変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32250926.html

 vol.2;認知ホメオスタシス -前編(ワーク付き)-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32265870.html

 vol.3;認知ホメオスタシス -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32300998.html

 vol.4;「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする

 

 

 先日(202387日)、認知科学者 苫米地英人博士が、出演されている「バラいろダンディ」(TOKYO MX)内で講義をされました。タイトルは「熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう!」↓

 熱中症発生のメカニズムを理解して猛暑を乗り切ろう! Dr.苫米地 (2023年8月7日) - YouTube

 

 ところで、熱中症のときは体温が上昇しますが、それを医療現場では「発熱」とは呼ばず、「高体温」と呼びます。

 

「発熱」と「高体温」 …2つの概念を分けるのがホメオスタシスの働き。前者ではホメオスタシスが機能しており、後者ではホメオスタシスが機能していません。

 

 詳しく説明すると、「発熱」は感染症などに対応するために体温を高めにリセットした結果として起こります。つまり、再設定した高めの体温を維持するためにホメオスタシスがしっかり働いている状態。

 (「感染症などに対応するために体温を高めにリセット」自体が、「生きながらえる」ためのホメオスタシス機能といえます)

 

 一方、「高体温」は体温設定自体は変更がないのに、「環境」「からだ」「行動」といった要因により適切な体温が維持できない状態。つまり、ホメオスタシスが十分には働いていない状態です。

 

 だから医療現場では、「発熱」と「高体温」をしっかり区別し、それぞれに応じて対処します。

 (区別と差別の違いは? はっきりしない方はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

ただし、多くの人(の無意識)にとって、そのホメオスタシスとは「生体ホメオスタシス」のはず。

 

もしも視点が物理空間に限定されたままなのであれば、つまり「生体ホメオスタシス」だけしか考えられないのであれば、その思考は「第0世代」といえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「視点が物理空間に限定されたまま」「『生体ホメオスタシス』しか考えられない」は、高次の情報次元がスコトーマに隠れている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

その“高次の情報次元がスコトーマに隠れている状態”が、「何かいい仕事はありませんか?」という言葉を生みだしたマインドが抱える課題(case)であるはず。

ならば、その解決(plan)は“スコトーマを外す”ことといえます。スコトーマを外し、自ら「いい仕事」を見いだすことが真の解決です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを外し、自ら解決する

 

そのためにはクリアしなければならない3つのポイントがあります。

 

 1つ目は「知識」。

そもそも知識がなければ、理解どころか、認識することさえできません。さらに厳しいのは、経験(とくに成功体験)を重ねるほど知識(認識)不足を自覚できなくなる点。そのような状態が「無明」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

 

ゴールを意識に上げながらしっかり知識を得ることができると、そのたびにスコトーマが外れる可能性が高まります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

知識とは、「現状のwからゴール側のw1への到達可能性関数」のことでもあります。知識により、ゴール(w1)を実現するチャンスがひろがります。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

余談ですが、知識を得る学習とは、「ゴールの世界(w1)を現実化しようするホメオスタシス活動」と考えることができます。

 PM-05-06~08:そもそも教育とは?-3-1~3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

その場合のホメオスタシスとは主に「認知ホメオスタシス」のことですが、それをまるで「生体ホメオスタシス」にまで落とし込んだかのように、(結果として)自我を書き換えていくのがコーチングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

その“落とし込む”が、“「認知ホメオスタシス」を自由自在にコントロールする”という感覚(最後に掘り下げます)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

 2つ目のポイントは「重要度(重要性)」。

 コーチングを受ける前の「重要度」は、過去の記憶でつくられたブリーフシステムが生みだしています。そのことに無自覚なままであれば、いつまで経っても人生は「無人運転」「自動運転」のまま。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 *「無人運転」「自動運転」はこちら↓

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 他人や社会に埋め込まれたアルゴリズムからの脱却は、“現状の外”へのゴール設定からはじまります。「Goal comes 1st./ゴールが先」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 

 3つ目のポイントは「役割」。「責任」と言い換えることもできます。

 知識があり、重要度が高くても、「自分には責任がない」と思った途端に認識しづらくなります。だから責任の自覚、すなわち「自責」が大事。

「自責」とは、自分の自由意思でこの世界を生き抜くという決意のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

 以上が「スコトーマ外し」のための3つの課題。それらの課題をクリアしながらゴールを再設定するたびに(caseplan)、心は自由になっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 抽象度が上がる(上がりやすくなる)から。

 

 さぁ、ゴールを設定しましょう!

もしも「現状の外」という条件が難しいのであれば、「人生の目標って何だろう?」「どんな人生ならもっとワクワクするかな?」といった感じで、気楽に取り組んでください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p175)より引用します。参考にしてください。

 

 

人生、やりたいことをやろう

人生の目標の見つけ方

 とはいえ、「目標が見つかればいいんだけど、見つからないから困っているのだ」という人や、「人生の目標だなんて考えたこともない」という人もいるでしょう。そういう皆さんは、どのようにゴールを持てばよいのでしょうか?

 何も難しく考える必要はありません。誰にでも「好きなこと」や「やりたいこと」「やっていて楽しいこと」があるでしょう。そして、「やりたくないこと」「やっていてストレスがたまってしょうがないこと」があるでしょう。目標が見つからない人がゴールを設定するには、「やりたくないことをやめて、やりたいことだけをやるにはどうすればいいか」 -そこから考え始めればよいのです。

 ゴール設定については『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』(徳間書店)などの私のほかの著書で詳しく述べていますので、ここでは簡単な解説にとどめておきます。

 まず自分の生活の中で「やりたいこと」と「やりたくないこと」を分けて、「やりたくないこと」はやめます。そして、「やりたいこと」をもとに、「ゴールを現状の外に設定」します。ただし、「勤めている会社の役員になる」などは現状の延長線上にありますから、ゴールとは呼べません。現状の延長線上にゴールを設定しても、コンフォートゾーンは移動せず、脳の免疫力も高まりません。

 

 現状の外のゴールとは、例えば「起業して日本人のレジャーのあり方を根本から変える事業を展開する」「世界中の病気で動けない人々に雇用を提供する会社をつくる」「地球から飢餓をなくすために〇〇をする」「人類から戦争をなくすために〇〇をする」など、現在の仕事や生活の枠を完全に超えたところにあるゴールです。

 重要なポイントは、「人から笑われるような途方もなく大きなゴールを現状の外に設定する」ことです。現状の外にゴールを設定することによって、コンフォートゾーンが移動し、そのゴールに向かって脳の免疫力が働くからです。

 

 実現方法が分かっているかどうかを気にする必要はありません。コンフォートゾーンが移動することにより、スコトーマ(盲点)がはずれ、これまでに見えなかった景色が見えてくるからです。これは非常に大きな快感です。コンフォートゾーンが移動し、スコトーマが外れることにより、これまで見えなかったような道筋が浮かび上がってきて、その途方もないゴールを実現する手段が見えてきます。大きなゴールを描いてコンフォートゾーンが移動すれば、実現方法は後から見えてくるのです。

 本書は健康がテーマですから、ゴール設定についてはこれ以上詳説する紙幅がありませんので、私の他の著書を参考にしてください。

 

人生の主役はあなた自身

 右のゴール設定の原則は、年齢に関係なく同じです。

 中高年やシニアと呼ばれる皆さんの中には、「子どもに大学を卒業させるのが今の目標」とか「初孫の顔を見るのが私の目標」といった方もいらっしゃると思います。

 しかし、子どもに大学を卒業させることが目標なら、子どもが大学を卒業した後、あなたの人生は目標を失ってしまいます。子どもを生きがいにしてきた人の中には、子どもが就職して家を出たことが原因でうつ病になる人もいるのです。

 また、初孫の顔を見るのが目標なら、子どもが結婚せず、結婚してもなかなか妊娠しないなら、あなたはどうするでしょうか。

 子どもや孫といった「自分以外の誰か」を目的・目標にしてはいけません。厳しいことをいうようですが、それは子どもや孫といった他人に依存しているのと同じです。他人に依存する人は、自分の目的のために他人を利用する危険があります。子どもの成績が悪く、親の自分が思っている大学に行けそうにないからイライラして、子どもを叱り飛ばすというように。

 

 あなたの人生の主役は、他の誰でもありません。主役はあなた自身です。

 ゴール設定に当たっては、年齢にかかわらず、「自分がやりたいこと」から考え始めてください。自分が心からやりたいと思う大きなゴールが、脳の免疫力を味方にします。人生の目標を達成するために、結果として「健康で長生き」というオマケがついてくる -そう考えるのが真に健康的な思考法です。

 

 POINT

 健康は目的ではなく、人生の目標を達成する手段

 引用終わり

 

 

 今回は、ある医療法人のベテラン職員からいただいた相談に回答しました。その相談とは

 

 何かいい仕事はありませんか?

 

 私の答えは、「スコトーマを外すと、『いい仕事』が見つかる」「『いい仕事』のために、まずはゴールを設定する」。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ゴール側の臨場感が高まると(=ホメオスタシスが働くと)、結果として自我が書き換わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 自我はブリーフシステム(Belief SystemBS)と言い換えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

過去の記憶でつくられていたBSが、ゴールが生みだす未来の記憶により書き換わっていく

 

 それが「自由自在」。

 「自ら設定したゴールに由り(自由)、自身の在り方を決める(自在)」ことが、自由自在です。

 F-211:研修医時代の思い出 ~自由な発想の教授からの“無茶振り”に学ぶ~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27234407.html

 

 その「自身の在り方」=ゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が、職業(仕事)のカテゴリであれば「いい仕事」であるし、家庭のカテゴリであれば「いい家庭」であるし、健康のカテゴリであれば「いい状態(well-being)」であるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 つまり、すべてマインド次第!

 マインド次第で、すべてがやりたいことに変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 さぁ、今すぐゴールを設定しましょう!

“やりたい”はあなたのマインドが生みだします。いろんな“やりたい”を見つけたあなたは、人生のあらゆる領域で“well-being”を実現しているでしょう。お楽しみに。

 

 

 以上、私の回答です。

 御相談ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記1

そのホメオスタシスとは主に「認知ホメオスタシス」のことですが、それをまるで「生体ホメオスタシス」にまで落とし込んだかのように、(結果として)自我を書き換えていくのがコーチングです

 

 念のため補足します。

 コーチはコンテンツには関わりません。クライアントに対して、指示や具体的なアドバイスをすることはありません。

 Q-297:弟子にしてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30430928.html

 

 たいていの指示やアドバイスは、自由を奪い、むしろスコトーマを強化してしまいます。

なぜなら、それらはより抽象度が低い次元でのマネジメントの話だから。実際、情報量が多く具体的であるほど、素晴らしい指示やアドバイスであると評されるはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

 

 では、一方でスコトーマを外すために多量の(それも具体的な)情報を提供しつつ、その一方で新たなスコトーマが生じてしまうのを防ぐために、どうすればよいでしょうか?

 

その答えが「スコトーマ外しの心得」。それは(つづきはこちらで↓)

Q-253:最近また頭痛がひどくなりました <vol.2;スコトーマ外しの心得>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28623749.html

 

 

-追記2

 今回は「生体ホメオスタシス」と「認知ホメオスタシス」を明確に区別して書き進めました。しかし、両者は本質的には同じもの。同じものの抽象度の違いです。

 (クリアでない場合はこちら↓)

 L-003~420211月シークレットレクチャー -03~4;身体と心は〇〇〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は9/24(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32237668.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-118:認知的不協和時に無意識が全力で働きゴールに向かっている気がしています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20682162.html

Q-140:若かったら挑戦しますけど、もう年なのでガマンします

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22528302.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

Q-256~:私、立ち直れるかな?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420158.html

Q-271~:現状の外に飛び出す勇気やエネルギーが全く出ませんでした。それでも自己責任なのですね ~綸言汗の如し~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421412.html

Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

Q-314~:こんな私に誰がした

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 

脳に免疫力をつければ病気にならない!

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 脳に免疫力をつければ病気にならない! eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 



このページのトップヘ