苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-299~ 芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?

F-299:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.1;部分と全体の双方向性>

 

 2023515日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)にて、苫米地博士が生成AIをテーマに講義をされました。その中で「生成AIは思考方法がまったく異なり、幻覚や嘘かもしれない」と話されています↓

 今話題の生成AIと人間の理想の付き合い方 Dr.苫米地 (2023年5月15日) #ChatGPT #ジェフリーヒントン - YouTube

 

 長い間精神科を持つ病院に勤めていた私には、「幻覚(hallucination)」という言葉に対してリアルなイメージがあります。それは学んできた知識と情動を伴った体験により作られたゲシュタルトです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そのゲシュタルトと「生成AIの幻覚」というワードが結びつかず、ちょっと混乱しました。皆さんはどうでしたか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 バラダン終了後、苫米地博士はtwitterにこのように投稿されています。

 

今日出し損ねた図。超次元誤差最小化偏微分空間の局所解が生成AIの出力だが、青線が人間が受け入れられる局所解だとして、赤線が人間が受け入れられない局所解つまり幻覚。絵を出力させると幻覚をアートという人いるが誤り。局所解は疑似的な抽象度最低の物理空間への創出。芸術は高抽象度を指す言葉なので違う。芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる。 線は2次元化して書いてるが、実際は100万次元とかの近似局所解であるのはいうまでもない。近似最適解と書いたが、あくまで局所解で全体解かは分からない。

 

芸術は高抽象度の未知なるLUB(230515バラだん未使用図)

 

 

 げっ、げっ、芸術は超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる?

 

 私はますます混乱しました。もともとコンピューターサイエンスに関する知識がなく、スコトーマだらけだったから。「何がわかっていないのかもわかっていない」という感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そもそも芸術とは何なのでしょう?

 

 

 苫米地博士の著書の中に“芸術脳”について書かれているものがあります。「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(徳間書店)です。その本の中で、モダニズムとそれに対立するポストモダンを、認知科学的視点で分析されています。

 

 ちなみに、モダニズムとは「ビルのパーツが集まって、ビルになる」といった「部分の合計が全体である」という考え方で、構造主義をベースとするものです。

対してポストモダンは「全体のコンセプトがあって、そのコンセプトにしたがって、意匠を作っていく」というもの。部分的に生じる様々な機能を、造形美や利用形態などのレベルから総合的に関係づけようとします。

 つまり、部分→全体(モダニズム)と全体→部分(ポストモダン)。

 

 以下、「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(p61)より引用します。“芸術脳”のコアである部分と全体の関係性をイメージしながら読み進めてください。Feel

 

 

部分より全体が先という発想にも落とし穴がある

 たしかに、六本木ヒルズに代表されるポストモダンの建築物は、「アート」として素晴らしいものがあります。

 ビジネスマンならば誰でも、オフィスとしての使用を目指したいところでしょう。とくに、IT関連の企業にとって、一種のステータスになっていて、顧客からの信用も得やすいようです。

 しかし、このポストモダンですが、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

 たとえば、長野県のある町で美術館を建てることになりました。設計者は、その町から見える南アルプスを見事なまでに模した、複雑な形の屋根を設計しました。ところが、完成して間もなく、雨漏りがするようになってしまったというのです。

 これは、「アート」を重視しすぎてはいけないという一例になるでしょう。建物を建てるに当たっては、最低必要な「機能」、雨漏りしない屋根、少々の風に耐えるだけの柱や壁、トイレ、駐車場などなどの部分を無視してはいけないのです。

 また、思惑通りに行かなかったと言われている例として、東京浅草・吾妻橋の近くにあるアサヒビール・ビルの屋上に横たわる黄金の建造物があります。

 あれは一説には、本来、「金の炎」であり燃える心を表わすオブジェとして、聖火台の炎のように縦に建てられるはずだったのに、作ってみたら接合面などの強度上の問題などで、縦に建てることができなかったとも言われています。

 それでやむを得ず、横向きにしたと言われるのですが、孫悟空が乗っていた筋斗雲ならばまだしも、もっとひどいものを連想する人もいるようです。

 これなども、「アート」を重視しすぎた結果と言えなくもなさそうです。

 というわけで、部分からはいって、機能性を重んじるモダニズムと、「アート」を重んじるポストモダンと、その両者には、それぞれ、いい面と困った面とがあるのです。

 その困った面をなくすために、私は、「部分と全体の双方向性」という新たなパラダイムが必要だと思っています。この大前提なくしては、構造主義の限界を超えることはできないのです。

 もちろん、良くできたポストモダンビルには、全体と細部の調度品のデザインとの間でも「部分と全体の双方向性」が成り立っています。

 しかも、この新たなパラダイムは、我々科学者には、記述可能でないといけないので、それが、非常に難しいところなのです。

 引用終わり

 

 

 「部分と全体の双方向性」という新たなパラダイムが必要

 

 苫米地博士は「新たなパラダイム」と表現されていますが、それは西洋哲学(社会)にとって“新しい”という意味。東洋哲学では「部分と全体の双方向性」が基本です。そう、縁起!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 縁起を意識に上げながら再考すると、「芸術は高抽象度の未知なるLUB」はクリアになりました。でも、別の疑問が

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「高抽象度の未知なるLUB」をどうして共有できるのだろう?

 

 

 …LUBLeast Upper Bound)とは、「2つ以上の概念の、1つ上の共通の上位概念」のこと。最小公倍数のようなもので、「最小上界」と訳されます。

例えば、「プードル」と「ブルドッグ」のLUBは「犬」。「犬」と「猫」のLUBは「哺乳類」です。LUBは必ずしも1つとは限りません。「犬」と「猫」なら「ペット」と考えることも可能です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

上の抽象度次元は下の次元からはなかなか認識できません。ましてや今話題としているのは芸術であり、「高抽象度の未知なるLUB」です。誰にもわからない未知のLUBを認識できるのはなぜなのでしょう? どうして共有できるのでしょうか?

 

 

 この疑問はコーチングにも大いに関係するはず。なぜなら、コーチングは「可能世界“w”から別の“w1”への移行を促す」ことだから。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 その“w1”はゴール設定で生みだします。ゴールは必ず“現状の外”、すなわち「高抽象度」かつ「未知」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 さらには、「高抽象度の未知なるLUB」とは、リーダーがフォロワーと共有するゴールの世界(ゴール側のコンフォートゾーン)のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 まとめると、「芸術=高抽象度の未知なるLUB」について考え抜くことは、「コーチング=新たな“w1”への移行」を突き詰めることであり、「リーダーシップ=次なる世界(未来)の実現」を磨きあげることでもある

 

 では、再度質問です。

 「高抽象度の未知なるLUB」を、なぜ認識することができ、なぜ共有できるのでしょう?

 

F-300につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

私はますます混乱しました。もともとコンピューターサイエンスに関する知識がなく、スコトーマだらけだったから。「何がわかっていないのかもわかっていない」という感じです

 

 その後、苫米地博士の神奈川大学での講演(2023520日)を繰り返し視聴することで、「わからない」がわかってきました。学習の大切さを実感しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 例えば「LUB」について、下記スライドを使用されながらわかりやすく解説されています。

 

DrT神奈川大講演-03

神奈川大学情報学部開設記念シンポジウム(2023523日)より引用

 

 

 こちらから視聴できます↓ 苫米地博士の講義をぜひぜひ御確認ください↓↓

 基礎科学としての情報〜エントロピーと生命、超次元複雑性と生成AIの未来と私達 Dr.苫米地 (2023年5月20日) - YouTube

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」 Vol.4;リーダーの視点で

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

F-276~L下でのBSB

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423822.html

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F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html

 

Dr.苫米地の「脳力」の使い方

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F-300:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.22つの自己プロデュース力>

 

 2023515日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)にて、苫米地博士が生成AIをテーマに講義をされました。その中で「生成AIは思考方法がまったく異なり、幻覚や嘘かもしれない」と話されています↓

 今話題の生成AIと人間の理想の付き合い方 Dr.苫米地 (2023年5月15日) #ChatGPT #ジェフリーヒントン - YouTube

  

 バラダン終了後、苫米地博士は「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と投稿されています(twitter)。

 

芸術は高抽象度の未知なるLUB(230515バラだん未使用図)

 

 

 講義後に得たインスピレーションをまとめます。

 

vol.1;部分と全体の双方向性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31869155.html

 vol.22つの自己プロデュース力

 

 

 前回(F-299)、苫米地博士の著書「Dr.苫米地の『脳力』の使い方」(徳間書店)から、“芸術脳”に関連する部分を引用しました。鍵となるのは「『部分と全体の双方向性』という新たなパラダイムそう、縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 コーチングやリーダーシップと重ねて考えると、「芸術=高抽象度の未知なるLUB」について考え抜くことは、「コーチング=新たな“w1”への移行」を突き詰めることであり、「リーダーシップ=次なる世界(未来)の実現」を磨きあげることでもあるといえます。

 

 では、「高抽象度の未知なるLUB」を、なぜ認識することができ、なぜ共有できるのでしょう?

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 「芸術」の重要度が上昇していたからなのでしょう、突然、苫米地博士がパブロ・ピカソ(Pablo Ruiz Picasso1881~1973年)について書かれていることを思い出しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 

パブロ・ピカソ(Wiki)

パブロ・ピカソ(1962年)

Wikipediaより引用

パブロ・ピカソ - Wikipedia

 

 

 以下、「自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版、p100)より引用します。

 

 

昔、母は私にこう言った。

「あなたは軍人になれば、

いずれ将軍となるでしょう。

修道士になれば最後には法王となるでしょう」

私は、その代わりに画家となり、

結局ピカソとなった。

パブロ・ピカソ

 

 アートというのは評価がとても難しく、価値判断も非常にあやふやな世界です。そんな中、ピカソがどうしてあのような地位を築けたのでしょうか。

 彼の絵は非常に価値があるとされていますが、その価値はアートとしてすごいかどうかは一切関係ありません。芸術の世界では、絵が高く売れた画家は評価されます。そして絵の値段の高さは、その画家の自己演出と関係があります。才能のある芸術家は多数いますが、自己演出に長けていないとダメです。ピカソや村上隆さんが抜きん出たのは、自分のバリューを高める方法を知っていたからです。このピカソの言葉から滲み出る自己演出のうまさには舌を巻いてしまいます。

 ですから、みなさんに言いたいのは、人生においては自己プロデュース力が重要だと言うことです。自己演出は自らのエフィカシーを上げる行為です。常に自分の素晴らしい個性をわかりやすく演出することを意識しましょう。自己プロデュース力には二種類あり、いい方法とダメな方法があります。ダメなのは大衆が求めているものに自分を徹底的に合わせるマーケティング重視方式。そして自分のバリューを高めまくり、大衆を惹きつけるピカソ方式です。ピカソの場合、迎合ではないので、やり続けても飽きもしないしストレスもないのでおすすめです。

 引用終わり

 

 

 アートというのは評価がとても難しく、価値判断も非常にあやふやな世界」なのは、「高抽象度」であり、「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)」だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そのような「あやふや」なものを、しっかり伝えるために必要なのが「自己演出」。苫米地博士は、ここでコーチングを学ぶ者にとって聞き慣れた言葉を使われています。

そう、「エフィカシー」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」。だから自分で「できる」と確信するだけのことなのですが、実際にはなかなかうまくいきません。仮にうまくいっても長続きしません。そうですよね?

 Q-251:最近席を譲られることが多いのですが、恐縮してしまいます。エフィカシーが高い方はどう思うのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28572935.html

 

 ちょっとアートっぽく表現するとw、「カクシン(確信)には、カクシン(革新)が必要!

 

 そのヒントとなるのが、博士の「自分のバリューを高めまくり、大衆を惹きつけるピカソ方式」という言葉です。これはリーダーの基本条件とも重なります。

 F-104:「映写機の故障によりVol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 博士がダメな自己プロデュース法とされている「大衆が求めているものに自分を徹底的に合わせるマーケティング重視方式」とは、現状(SQStatus Quo)の最適化を目指すもの。「大衆が求めているもの」が、すでに存在し、かつ明らかであることが大前提です。

 Q-137:問題が生じたゴールへの向き合い方 -02

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22312817.html

 

 「すでに存在し、かつ明らか」とは、スコトーマが外れているということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

抽象度でいえば低次(より具体的という意味)、時間でいえば過去です。

 

 それに対して、芸術とは「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)」であり、「超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」もの。つまり、高次かつ未来。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 だから、高めまくる「自分のバリュー」とは、より高次の抽象度次元上の“何か”。その“何か”のことを、コーチングでは「ゴール」と呼びます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールのポイントは、1)心から望む、2)自分中心を捨て去る、3)現状の外。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

  

自分のバリュー」の「自分」とは、つまるところ関係のこと。縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

宇宙中にひろがっていく縁起のネットワーク(部分関数としての自我)をどんどんひろげていくことが、「自分中心を捨てる」という革新

そして、その先に待つのが社会レベルでの革新=革命

 

そのように私は考えています。さらには

 

 “現状の外”のゴール実現 = 革新(evolution

自分中心を捨てながらゴールの再設定を繰り返し抽象度の階梯を上がりながら築く縁起 =革命(revolution

 F-208:マトリックス/Matrix -03Revolutions;脳の呪縛を解き放つ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27063566.html

 

そんな「革新」の確信がエフィカシーで、「革命」の確信がコレクティブ・エフィカシーであるはず。

Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 「革新」「革命」の確信こそが、「自己プロデュース」の原動力であるはずです。

 

F-301につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 先日(20236月)、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の新たなドラマ「シークレット・インベージョン / Secret Invasion」(Disney+)がはじまりました。

 第1話視聴後に知り驚いたのは、オープニング映像が生成AIを使って作られているということ。

 

 「誰もがAIを使って『自己プロデュース』を行う時代」がすぐそこまでやって来ています。それはつまり、「ますます巧妙な『Secret Invasion』があたりまえとなる世界」が迫っているということです。

 F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

 

 

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F-301:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

 

 2023515日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)にて、苫米地博士が生成AIをテーマに講義をされました。その中で「生成AIは思考方法がまったく異なり、幻覚や嘘かもしれない」と話されています↓

 今話題の生成AIと人間の理想の付き合い方 Dr.苫米地 (2023年5月15日) #ChatGPT #ジェフリーヒントン - YouTube

 

 バラダン終了後、苫米地博士は「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と投稿されています(twitter)。

芸術は高抽象度の未知なるLUB(230515バラだん未使用図)

 

 

 講義後に得たインスピレーションをまとめます。

 

vol.1;部分と全体の双方向性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31869155.html

 vol.22つの自己プロデュース力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31920992.html

 vol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

 

 

 前回(F-300)は苫米地博士の著書「自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版、p100)より引用しました。その中で博士が語られているのは、「人生においては自己プロデュース力が重要」「自己演出は自らのエフィカシーを上げる行為」だということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

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自己プロデュース力には2種類あり、いい方法とダメな方法があります。いい方法とは「自分のバリューを高めまくり、大衆を惹きつけるピカソ方式」。

 

 その“バリュー”とは、より高次の抽象度次元上の“何か”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」ものでもある“何か”のことを、コーチングでは「ゴール」と呼びます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ところで、「高抽象度の未知なるLUB」を、なぜ認識することができ、なぜ共有できるのでしょう?

 

 最初の問いの答えは、「に自分の素晴らしい個性をわかりやすく演出することを意識する」という自己プロデュース力を超えた“最強の自己プロデュース力=火の鳥”にありそうです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 以下、苫米地博士の著書「なりたい自分になれる! 最強の自己プロデュース力」(日東書院、p169)より引用します。

 

 

「火の鳥」とは

 私は第2章で、釈迦やキリストぐらいの人ならば「火の鳥」レベルに達していただろうと書きました。そして、本書の目的、本書で紹介した訓練は、最終的に「火の鳥」を目指そうとするものでした。「火の鳥」を目指すことによって、自分を自由にプロデュースできる力が身につくからです。

 もちろん、釈迦やキリストに限りません。「火の鳥」レベルの人の見方、考え方を身につけようということです。

 ここで、再度、「火の鳥」レベルとはどういうものかについて、見てみましょう。

 本書で見てきた「ワニ」は抽象度を上げることで進化し、「サル」になることができました。「サル」には二つのタイプがいました。論理思考優位な「黒いサル」と情動優位な「白いサル」です。

 これらはそれぞれを極めたうえでバランスを取るのが大事で、「しましまのサル」になる必要がありました。この「しましまのサル」がさらに抽象度を上げて進化し、思いっきり飛び上がると「火の鳥」になります。

 つまり、論理思考も極め、情動も強く、さらにこれらのバランスを保ちながら、自分の力で両方をコントロールすることができ、自分と自分以外とを同一視できるほどの高い抽象度をもち、その視点ですべてを見て、その視点で行動ができる人、さらにはそれをどんなときにでもできる人が「火の鳥」であると言えるでしょう。

 キーワードとしては「自分と自分以外とを同一視できる」「高い視点、高い抽象度をもてる」「高い抽象度で行動ができる」「それも時間を超えてできる」といったところでしょうか。

 

 <火の鳥になるためのキーワード>

 〇論理思考と情動を兼ね備え、かつ、コントロールできる

〇自分と自分以外とを同一視できる

 〇高い視点、高い抽象度をもてる

 〇高い抽象度で行動ができる

 〇時間を超えられる

 

 そして、本物の「火の鳥」は抽象度をも自由に飛び回ることができますから、抽象度nの事象に対して、抽象度(n1)となることができます。

 これを私は、いくらでも次元を超えられるという意味でA次元と呼んでいます。A次元を獲得した人こそが本当の「火の鳥」ということになります。

 引用終わり

 

 

 では、<火の鳥になるためのキーワード>を確認していきましょう。

 

 〇論理思考と情動を兼ね備え、かつ、コントロールできる

 「論理思考」とは、前頭前野背外側部の活動のこと。論題を自らの情動と切り離し、相対化し、物事の裏表両面を見る視点を養うことができるディベートを実践することで鍛えることができます。現代ディベート論理は「トゥールミンロジック」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *詳しくはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 ここでいう「情動」とは、「怒り」「悲しみ」といった大脳辺縁系を中心とする活動のことではなく、前頭前野内側部の発火である「社会的情動」のこと。苫米地博士は「感性」と表現されたりもされます。

 S-02-18:良心に従い、フェアネス、そして自由を追求する生き方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19678041.html

 

 情動と論理と社会的情動(感性)

 その関係性を知り、自身の心の動きをしっかりモニタリングし続けることが、「論理思考と情動を兼ね備え、かつ、コントロールできる」ための土台です。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 

 〇自分と自分以外とを同一視できる

 「同一視」とは同調のことではありません。もしも同調だけなら、真の問題解決はできないでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 その理由は「スコトーマが外れないから」。同調だけであれば、問題解決どころか、本当の問題を見つけることすらできないはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 さらにいうと、同調できたなら差別はなくなるでしょうが、同調だけであればうまく区別することができません。その結果、組織(チーム)として機能的に役割を果たすことは困難になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 *詳しくはこちらで↓

 F-269~:冗長性と多様性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422834.html

 

 博士がおっしゃる「同一視」とは、「無分別」のこと。こんな時代だからこそ、「無分別」がとても重要です。その理由はこちらで↓ Feel

 PM-01-18~20:“無敵”の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 

 〇高い視点、高い抽象度をもてる

 では、抽象度を上げて、同一視=無分別を実践していくにはどうすればいいでしょうか?

 

 私の答えは、まずゴール設定!

 ゴールはもちろん 1)心から望む、2)自分中心を捨て去る、3)現状の外 です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 そして、「コンセプチュアル・フロー」に取り組みます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 コンセプチュアル・フロー(&ゴール更新)を実践していくと、論理から超論理、すなわち前頭前野背外側部から内側部への移行ができます。と同時に、“直観”が磨かれていきます。

 S-02-11:アインシュタインの“直観”の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 

 現在の厳しい状況においては、高い抽象度や“直観”だけでは足りません。では、今一番必要とされていることは何でしょうか?

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 

 〇高い抽象度で行動ができる

 答えは「行動」。より高い抽象度での思考を伴った行動です。

 

 高い抽象度で思考しながら、同時に低い抽象度でしっかりと行動し続ける

 

 例えば「医学と医療」の関係がそう。理論を追究しながら(医学)、しっかり治療も行う(医療)。その両(双)方向性がとても重要です。

 F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 

 それはコーチングとも重なる重要なポイント。苫米地博士はそのような生き様を「ゲバラ主義」と表現されています。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

 〇時間を超えられる

 時間は、過去から未来へとではなく、未来から過去へと流れています。その理解が1st.ステップ。2nd.ステップは「時間は流れていない」「すべてこの一瞬に生みだされている」の体得。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「一瞬」とは、あらゆる仮想世界が凝縮された状態。「一念三千」です。

 Q-149191019/20鹿児島… -06;「“今”を生きる」の“今”とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 時間についてはこちらの記事を参考にされてください↓

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 こちらもどうぞ。コーチとの会話中に得たインスピレーションを言語化しました↓

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

F-302につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

F-231~3錠じゃないと飲まん!

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F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

  

なりたい自分になれる! 最強の自己プロデュース力



F-302:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.4;同調能力の秘密>

 

 2023515日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)にて、苫米地博士が生成AIをテーマに講義をされました。その中で「生成AIは思考方法がまったく異なり、幻覚や嘘かもしれない」と話されています。

(当日の講義はこちら↓)

 今話題の生成AIと人間の理想の付き合い方 Dr.苫米地 (2023年5月15日) #ChatGPT #ジェフリーヒントン - YouTube

 

 バラダン終了後、苫米地博士は「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と投稿されています(twitter)。

  

芸術は高抽象度の未知なるLUB(230515バラだん未使用図)

 

 

 博士の講義後に得たインスピレーションをまとめます。

 

vol.1;部分と全体の双方向性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31869155.html

 vol.22つの自己プロデュース力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31920992.html

 vol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31971444.html

 vol.4;同調能力の秘密

 

 

 前々回(F-300)、苫米地博士の著書「自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版、p100)より引用しました。その中で博士が語られているのは、「人生においては自己プロデュース力が重要」「自己演出は自らのエフィカシーを上げる行為」だということ。

 

 

自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 -Dr.苫米地式名言活用術

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 Dr.苫米地式名言活用術 TAC出版 eBook : 苫米地 英人:

 

 

自己プロデュース力には2種類あり、いい方法とダメな方法があります。いい方法とは「自分のバリューを高めまくり、大衆を惹きつけるピカソ方式」。

 

 その“バリュー”とは、より高次の抽象度次元上の“何か”。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」ものでもある“何か”のことを、コーチングでは「ゴール」と呼びます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ところで、「高抽象度の未知なるLUB」を、なぜ認識することができ、なぜ共有できるのでしょう?

 

 前回(F-301)は最初の問いへの答えとして、 “最強の自己プロデュース力=火の鳥”を紹介しました。

 

 今回は「なぜ共有できるのか?」。

その答えは、リーダーの基本条件の1つでもある「同調能力」にあります。そして、その同調能力の秘密は

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 以下、苫米地博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう」(三才ブックス、p120)から引用します。「同調能力の秘密」を体感してください。Feel

 

 

相手が気圧されるほどの雰囲気とは?

 前章では、相手を自分がコントロールする臨場感空間に引き込むためのRゆらぎの手法について解説しました。自らが相手にさせたい意識状態になってホメオスタシスの同調を利用するという方法です。

 ホメオスタシス同調は、相手を支配するために、そして逃がさないためには欠かせない機能です。

 実はホメオスタシスの同調を無意識レベルで活用できれば、いつでもどこでも相手を自分の臨場感空間に引き込むことができるようになります。

 その一つが、プラーナです。

 プラーナとは、サンスクリット語で「気」の意。

 気? いったいどういうことか。

 一般的な気のイメージとしては、気功師と称する人が手を動かすと、周囲の人が吹き飛んでしまう……といったものでしょうか。普通に考えれば、そんな胡散臭いものは存在しないと思うかもしれません。しかし、気は存在します。

 厳密にいうと、気は「気」の存在を認める臨場感空間にいる者のみに存在しています。例えば、あなたが急に「私は気を出すことができる」と手をかざしても、相手は何も感じないかもしれません。しかし、中国服を着てそれらしい雰囲気を出しながら、手をかざすと相手は何かを感じるでしょう。それは風かもしれませんし、ただの体温かもしれません。しかし、相手は何かを感じたという気分になります。

 それは、相手があなたの「気を出すことができる」という世界に臨場感を持ったからです。そして、あなたがその何かが気だと相手に思わせて自分の臨場感空間に引きずり込めば、相手はその何かが気だと意識するようになります。あなたのかざした手に合わせて、吹っ飛ぶようになってしまうのです。

 

 少し極端な話でしたが、とにかくこの「気」を概念として発展させたのがプラーナです。プラーナは生活レベルでも十分に存在しています。

 例えば、他人の雰囲気につい気圧されてしまった経験はないでしょうか。セールスマンと対峙した瞬間、相手の勢いに飲まれてついいいなりになって契約書にハンコを押してしまったりしたことはないでしょうか。ヤクザの威嚇に目を背けたことはないでしょうか。

 それは既に相手の発するプラーナに負けていたのです。もっというと、プラーナによってホメオスタシスが同調して相手の臨場感空間に引きずり込まれていたのです。

 もちろんプラーナは物質的なものではなく、情報的なものであることはいうまでもありません。

 引用終わり

 

 

 同調能力の秘密とは、「ホメオスタシス」。

 ホメオスタシスは、恒常性維持機能のことで、“外界”の環境の変化に対して生体を安定した恒常的状態に保とうとする機能のことです。

 (“外界”の正体は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 “外界”とフィードバックして常に自分の情報を更新することで恒常的状態が維持されるのですが、その“外界”とは物理的現実世界のことだけではありません。脳が発達した人間の場合、フィードバック関係は情報空間にもひろがっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

まったくの仮想空間であっても、私たちはしっかりとフィードバック関係を築くことができます。その事実を理論化したものが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論(仮説)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 人間同士の場合、ホメオスタシスの同調により情報を伝達しあうことができます。例えば、自分が楽しいときは楽しさが、悲しいときは悲しさが伝わるというように。

 つまり、「臨場感空間をお互いに共有することができる」。

 

それが「なぜ共有できるのか?」の答え。誰もがもともと持っているホメオスタシスの働きのおかげです。なので、意識に上げるべきは「いかに狙った仮想空間にホメオスタシスを働かせるか」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 ホメオスタシスが働く(V)仮想空間(I)が現実(R

 

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」の「VVividness)」とは臨場感のことですが、その臨場感は「選択した仮想世界に対してホメオスタシスがフィードバック関係を持つ」ことで生まれます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「すごいリーダーは『脳』がちがう」(p56)の中で、苫米地博士はこのように述べられています。

 

 世界は無限に存在していて、ホメオスタシスはそのどれともつながることができる-

 このことがわかったとき、私は一つの結論にたどり着きました。

 簡単にいうと、一つの仮想空間(P)があるとします。このPに対して、自我があります。そして、自我とPとの間でホメオスタシスのフィードバックが強いときに臨場感が高くなる、ということです。

 

 

 この言葉と「I×V=R」を結びつけることができると、どんどん「高抽象度の未知なるLUB」を認識することができようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

さらに、前々回(F-300)取り上げたエフィカシーとも重ねることができるようになると、ますます「高抽象度の未知なるLUB」を共有できるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 気(プラーナ)が強くなるから

 

 気(プラーナ)とは、相手を自分の臨場感空間に引きずり込むための「Rゆらぎ」のひとつ。気(プラーナ)が強いほど、狙った仮想空間にホメオスタシスを働かせることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 よって、気(プラーナ)を強くすることはとても大切。そのためにいくつか方法があります。

 そのひとつは強い気(プラーナ)を発する人のそばにいること。物理空間を共有できれば理想的ですが、情報的に「そばにいる」でも大丈夫です。

 I-014:「実際に起きたこと」の場を共有して ~コレクティブエフィカシーの体感~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10542541.html

 

 私は「苫米地博士の情報場にたくさん触れる」ことをお勧めします。五感+言語(+数学)といったモーダルチャンネルを全開にして、全身全霊で学び感じてください。

 (よくわからない方は「雰囲気」を意識に上げてください)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22463920.html

 

 そうしている間に、いつの間にか博士の気(プラーナ)を発することができるようになります。気(プラーナ)を発することができたなら、それをしっかり記憶しましょう。

すると、強い気(プラーナ)を自由自在に操れるようになっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

その結果として、「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」もの=ゴールを見つけ、“幸せ”に生きることができるはずです。

F-065~:水木しげるさんの「幸福の七か条」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_303640.html

 

F-303につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-249~250:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.6~7;臨場感という橋を架ける>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29139372.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29197133.html

L-111~11220218月シークレットレクチャー -13~14;臨場感を高めてリアリティを合成する秘訣

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31473967.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31509419.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

すごいリーダーは「脳」がちがうver.2

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F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地

 

 2023515日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)にて、苫米地博士が生成AIをテーマに講義をされました。その中で「生成AIは思考方法がまったく異なり、幻覚や嘘かもしれない」と話されています。

(当日の講義はこちら↓)

 今話題の生成AIと人間の理想の付き合い方 Dr.苫米地 (2023年5月15日) #ChatGPT #ジェフリーヒントン - YouTube

  

 バラダン終了後、苫米地博士は「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と投稿されています(twitter)。

 

芸術は高抽象度の未知なるLUB(230515バラだん未使用図)

 

 

 博士の講義後に得たインスピレーションをまとめます。

 

vol.1;部分と全体の双方向性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31869155.html

 vol.22つの自己プロデュース力

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31920992.html

 vol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31971444.html

 vol.4;同調能力の秘密

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32026141.html

 vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地

 

 

 「すごいリーダーは『脳』がちがう」(p56)の中で、苫米地博士はこのように述べられています。

 

 世界は無限に存在していて、ホメオスタシスはそのどれともつながることができる-

 このことがわかったとき、私は一つの結論にたどり着きました。

 簡単にいうと、一つの仮想空間(P)があるとします。このPに対して、自我があります。そして、自我とPとの間でホメオスタシスのフィードバックが強いときに臨場感が高くなる、ということです。

 

 

 この言葉と「I×V=R」を結びつけることができると、どんどん「高抽象度の未知なるLUB」を認識することができようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

さらに、前々回(F-300)取り上げたエフィカシーとも重ねることができるようになると、ますます「高抽象度の未知なるLUB」を共有できるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 気(プラーナ)が強くなるから。

 

強い気(プラーナ)を自由自在に操れるようになっていくほど、「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」もの=ゴールを見つけ、“幸せ”に生きることができるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 ところで、“幸せ”って何でしょう?

 

 “幸せ”について徹底的に考察すると、芸術とコーチングの関係がよりクリアになります。その結果、さらなる“幸せ”を手に入れることができるはず。

 

 では、苫米地博士の著書「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(イースト・プレス、Step3)を参考にしながら、“幸せ”をキーワードに、芸術とコーチングについて考えてみましょう。

 

 苫米地博士は「幸せとは、自分が幸せだと思うかどうかの問題」と喝破されています。つまり、“幸せ”に生きるためには「今の私は幸せ!」と思うだけ。

 

 「今の私は幸せ!」を実現する方法は2つあります。「釈迦方式」と「宗教方式」です。

 

 「釈迦方式」は空観がベース。空観とは「世の中のすべては幻想である」とわかること。前回(F-302)取り上げた気(プラーナ)でいうと、「あるともないともいえる」「あるとはいえないが、ないともいえない」を体得すること。そのためには情報空間の臨場感を自在にコントロールする必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 抽象度を上げれば上げるほど、情報空間は広大になっていきます。そのときに臨場感が下がるのではなく(無の上位概念:なによりも少ない)、むしろ臨場感を上げ続けた先に空(くう)があります(有の上位概念:なによりも多い)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

  

 抽象度を上げるために、私はコーチングを強くお勧めします。人生のあらゆる領域にゴールを設定し(バランスホイール)、ゴール更新を重ねていくうちに、抽象度を上げることができるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 コーチングは「今の私は幸せ!」を実現するための2つ目「宗教方式」でもあります。ベースは仮観。仮観とは「仮のゴールを設定する」ことです。

 L-09920218… -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 釈迦方式 = すべては幻想だと認識することで、幸せになる方法

 宗教方式 = 幻想であることを肯定し、その幻想を徹底的にリアルに感じる方法

 

 苫米地博士はルー・タイスさんがはじめたコーチングを継承する正真正銘のコーチですが、「コーチングは、最終的には自己満足にすぎない」と仰っています。その理由は「コーチングは『宗教方式』だから」。

これらの言葉の真意は、「個人主義、すなわち自分さえよければいいという考えに陥るな!」という戒めでしょう。つまり

 

コーチは「クライアントの利益100%」を貫け!

 

そして、クライアントにとっては、「ゴールを、自分中心を捨て去りながら、“現状の外”にしっかり設定せよ!」ということでしょう。

 

苫米地博士は著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店)の中で、「ゴールは1)100%want toで、2)自分中心を捨てながら、3)現状の外に設定する」と強調されています。その意味を今一度感じてください。Feel

L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 

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 自分中心を捨て去る

 

 それは「自分のことは後回し」「自分のことはどうでもいい」ということではなく、「部分関数としての“自分”の定義をひろげていく」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

部分関数としての“自分”の定義をひろげていくと、「自と他はなんの違いもない」「すべて同じである」と体感できるようになります。

それは抽象度を上げることで実現する「無分別」の境地。

F-231~3錠じゃないと飲まん!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418468.html

 

 「無分別」の境地は、「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」と重なるはずです。

つまり、自分中心を捨て去りながら“現状の外”へゴールを設定し続ける本物のコーチング(Authentic Coachingは芸術と通じるということ。

 

繰り返しますが、コーチングの実践はあくまでも仮(け)であり、「宗教方式」です。

しかしながら、ゴールを「未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」という次元にまで引き上げることができると(おそらく引き上げようと意図するだけでも)、コーチングは「釈迦方式」に変わります。

 

「釈迦方式」のひとつが「密教法」。

(もうひとつは「止観法」です。こちらでどうぞ↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 以下、「苫米地式『幸せ脳』のつくり方」(p94)より引用します。

 

 

苦しみをすべて幻に変える「密教法」

 「釈迦方式」のもうひとつの方法は、「密教法」です。

 「密教法」では、最初に幻を見せます。それから、その幻のカラクリを見せて、「なんだ、この世はただのカラクリじゃん!」とわからせる方法です。

 結論は、すべてが空であるという「止観法」と同じですが、方法論が違います。

 「止観法」では、世の中のすべてのことを「止めて観る」ことで、すべてが空であることがわかります。

 一方、「密教法」では、幻のカラクリを知ることで、すべてが空(カラクリ)であることがわかるのです。

 

 密教法 = 幻のカラクリを知ることで、すべての苦が空だと知る方法

 

 「密教法」は、手品でたとえるとわかりやすいでしょう。

 手品を本物だと思っている人は、幻を信じている人です。それだと「宗教方式」と同じです。しかし、手品にはカラクリ(トリック)があるということを知っていれば、手品を超能力と勘違いすることはありません。

 カラクリを知るということは、「密教法」と通じるものがあります。

 私は実際に「超魔術」で人気のMr.マリックにお会いしたことがあります。それは、スピリチュアリズムを批判するテレビ番組の監修を引き受けたときのことでした。スピリチュアリズムにはまっている女性の前で、Mr.マリックが亡くなった祖母の霊視をするのです。

 間近でMr.マリックの超魔術を見た女性は、感激して泣いていました。私は被験者ではないでの、カラクリ側のMr.マリックの横で見ていたのですが、それでもカラクリ(トリック)がわかりませんでした。

 「トリックってすごいなぁ!」と感心したものです。

 もしマジックだけして、「私は超能力者です!」といったら、信じる人も出てくるのですが、Mr.マリックのいいところは、ちゃんと種明かしをすることです。カラクリを明かすことで、マジックが幻だと教えることです。

 これは、まさに「密教法」と同じ。この世はすべて幻というのと同じで、マジックもすべて幻と教えているのですから。

 テレビでは、実際にマジックのカラクリを被験者である女性に明かしていましたが、彼女はカラクリを知って、さらに感激し、泣いていました。

 

 幻を見せるだけなら、「宗教方式」と同じです。カラクリを明かさなければ、「仮」が「実」になってしまうからです。

 しかし、幻のカラクリを教えてあげれば、「実」ではなくなります。だから、「密教法」は「釈迦方式」のひとつなのです。

 幻だとわかるためには、自分で幻をつくりだせるようになるほうが早いかもしれません。手品でいえば、自分も手品が上手になれば、他人の手品を見破れるようになるし、カラクリをよりリアルに感じることができます。

 私は手品をやらないのでMr.マリックのマジックを見破れなかっただけで、手品が上手な人なら見破れると思います。

 つまり、この世は幻だと知るために、わざわざ幻を上手につくれるようにする方法もあるということです。

 密教では、雨を降らせたり、空を飛んだり、いろいろな幻を見せます。そのトリックとは、宇宙のカラクリを利用したトリックです。密教では、このような幻を自分でつくれるような修行をしています。

 それは、結局のところ、「世の中のことはすべて幻だ!」と知るためなのです。

 

 資本主義では、「よりお金を稼ぐ」「より土地を広げる」ことが幸せの基本です。

 このような幸せに「密教法」を応用すると、どうなるでしょうか。

 お金持ちになるという資本主義の幸せは幻でしかないのですが、徹底的にお金を稼ぐ方法を極めることです。

 誰よりも上手にお金を稼ぐ方法が身についたとき、「なんだ、お金を稼ぐのは簡単じゃん!」といって、お金を稼ぐのをやめたときに幸せになれます。お金を稼いでいる途中は、幸せでもなんでもないのです。

 きっと、マジックも、マジックをしているときは別にうれしくもない。マジックに引っかかった人を見るからうれしいのだと思います。

 これと同じで、お金を稼ぐというのはトリックであり、お金や幸せは幻でしかないからです。

 だから、誰よりもお金を稼ぐ方法を極めて、「お金持ちという幸せは幻でしかない。じゃあ、別にお金を稼ぐ必要はない」と思ったら、幸せになることができます。

 これは、まさしく「密教法」と同じ方法論ですね。

 引用終わり

 

 

 今回は苫米地博士の「芸術は未だに見つけられていないLUB (Least Upper Bound)であり、超次元偏微分誤差最小化空間の下ではなく上に現れる」という発言から得たインスピレーションを言語化してみました。

 

誰にもわからない未知のLUBを、なぜ認識でき、どうして共有できるのか?

 

 そのような問いに向き合いながら、芸術とコーチングの関係を考えました。いかがだったでしょうか?

 

本物のコーチング(Authentic Coaching)とは、「釈迦方式」のうちの「密教法」であり、その本質は「可能世界“w”から別の“w1”への移行を促す」ことです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

  

 “w1”はゴール設定で生みだします。ゴールは必ず“現状の外”、すなわち「高抽象度」かつ「未知」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 さらには、「高抽象度の未知なるLUB」とは、リーダーがフォロワーと共有するゴールの世界(ゴール側のコンフォートゾーン)のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「芸術=高抽象度の未知なるLUB」について考え抜くことは、「コーチング=新たな“w1”への移行」を突き詰めることであり、「リーダーシップ=次なる世界(未来)の実現」を磨きあげることでもある

 

そのように思いながら思索し、たどり着いたのは、やはり「中観」でした。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)。詳細はまもなく告知いたします。お楽しみに。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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