苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-319~ 速いスピードで移動した人は長生き?

Q-319:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想>

 

 私は兼業コーチです。前々回(Q314~)は医師としての私に向けられたシリアスな質問に、コーチとして回答しました↓

 Q-314~:こんな私に誰がした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 前回(Q-316~)は医師としての経験を、コーチとして考察しました。

 Q-316~:今、逃げましたよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

 

 今回はコーチとの会話中に得たインスピレーションをまとめます。

 

 vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想

 

 

 コロナ禍の間はなかなかできなかったのですが、昨秋以降(2022年)はけっこうなペースで上京しています。そのことを御存知のコーチと会話しているときに、このような質問をいただきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22636357.html

 

Q:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 

 確か続く言葉は「飛行機をよく利用される方も長生きなのでしょうか?」だったはず。

 

お互いにすっかりリラックスした中での会話です。表情からは冗談で言っていることが伝わってきました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 しかし、私の無意識は反応しました。スコトーマを外し大切なことに気付くきっかけ(縁起)になる予感がしたのです。“気”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その“気”から得たインスピレーションが今回のテーマ。まずは「時間」から。

 

 

 おそらく、「速いスピードで移動した人は長生き」は「時間の遅れ(time dilation)」のことでしょう。それは「2人の観測者がいるとき、互いの相対的な速度差により、または重力場に対して異なる状態にあることによって、2人が測定した時間経過に差が出る」という相対性理論が予言する現象のこと。

 

 そう、時間は相対的!

 

認識する側がどうとらえるかによって、時間の長さは拡張したり、縮小したりします。

この事実を理解することはとても重要です。「絶対はない」「完全はない」ということを体得するチャンスだから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

では、簡単なワークに取り組んでみましょう。

1)まずは「1分間」という時間の長さをイメージしてください

2)イメージできたら、秒針のある時計を見ながら、1分間息を止めてください

さぁ、どうぞ。

 

 どうですか? 「思った以上に1分間は長かった」と実感したのでは?

その体感をゴールと結び付けたなら、今まで以上に「1分間」を有効に使えるようになります。なぜでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 もう1問。この“息止めワーク”は、「〇〇」を意識に上げるいい機会にもなります。それはとても重要なこと。「〇〇」とは何で、なぜ重要なのでしょう?

 (そもそも「意識に上げる」という行為自体が重要。詳しくは↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 以下、博士の著書「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44」(学研プラス、p42)から引用します。上記2問の答えを予想しながら読み進めてください。

 

 

ルール8 1分間、息を止めてみる

 「一日が24時間よりも長かったらいいのに」なんて思ったことはないでしょうか。中にはいつも「どうしてこんなに時間がないのだろう」なんて思いながら、忙しいことを何もしない言い訳に使っている人もいるようです。

 本当にそんなに時間がないのでしょうか。一度、自分自身の時間がどんなふうに使われているか、細かく調べてみるといいでしょう。時間の使い方についてきっちりと精査してみると、案外、無駄な時間が多いことに気がつくはずです。

 「いや、それでもやっぱり時間が足りない」という人は、試しに時計を見ながら「1分間」だけ息を止めてみましょう。

 これをやってみると、1分間という時間がいかに長いかを実感することができます。1分間息を止めてみると、たったの1分なのになかなか過ぎていってくれません。息が苦しくなって「早く1分経ってくれ」と思っても、秒針はゆっくりゆっくり進みます。1分ってこんなに長かったのか」と再認識させられることでしょう。

 それまで1分間という時間がどれほど長いのか実感できていなかったはずです。たった1分間でも集中して何かをやれば、かなりいろいろなことができます。そのことがわかるだけでも、大きな気付きでしょう。

 

 1分間息を止める効果には、もう一つ、大きなものがあります。それは、普段はほとんど意識していない「自我」というものを意識できるということです。

 人は本来、いつでも自我というものを意識して、自分を見続けていなければならないはずなのですが、ほとんどの人は自分というものを意識して見ることをしていません。当然、自分に対する気付きもありません。自我を見つめることができなければ、自我を確認することはできません。

 息を止めている間は、息を止めることに集中しているはずです。自分の呼吸(止めている呼吸)に集中しているわけですから、この瞬間だけは少なくとも自我を見つめていることになります。自分の呼吸を意識に上げるためには、どうしても自分というものを意識せずにはできません。

 こんな話があります。釈迦は菩提樹の下で悟りを開いたあとで、子どもたちからみかんをもらい、そのみかんを他のお腹をすかせた子どもたちに配りました。そのとき、釈迦はみかんをもらった子どもたちに「みかんをよく見て、ひとつひとつよく噛んで、味わいなさい」と言います。そして、「ほら、たしかにみかんはあったでしょう」と言うのです。

 みかんの色つや、手触り、におい、味といったものを感じてこそ、みかんの存在が確かめられるのです。何も考えずにぼ~っとテレビを見ながら、何個食べたのかもわからないくらいぱくぱく食べたのでは、みかんを食べたことすらすぐに忘れてしまい、それではみかんは存在していなかったのと同じことだということを釈迦は子どもたちに言いたかったのです(この時代、テレビはありませんが)。

 人生も同じです。意識して、自分というものを見て、聞いて、触れて、嗅いで、味わってこそ、存在が確かめられるのです。テレビを見て、げらげら笑っているだけでは、存在していないのと何ら変わりません。

 

 息を止めることで、自我を意識でき、生きている自分の存在を確認できます。今、私は間違いなく生きていると確認できるのです。

 生きている自分という存在を確認するために、1分間、息を止めてみましょう。そして、1分間という長さを実感しましょう。時間がないと思っていたことが、実はただ時間を無駄にしていただけなのではないかと思えるようになっていきます。時間を有効に使うように、生活パターンも変わってくることでしょう。

 なお、苦しくなったり、気分が悪くなったときは、無理せずにすぐに呼吸をするようにしましょう。また、何度も続けてやると、酸素不足になって脳に悪い影響を及ぼす恐れもありますので、あくまでも試しに一度やってみるという程度にしてください。一度、1分間の長さを実感したらそれを忘れないようにして、普段は普通の呼吸を意識してみるようにするといいでしょう。

 引用終わり

 

 

 質問の答えは、「時間の長さが拡張し、ますます有効に時間を使えるようになるから」と「〇〇とは自我。自我を意識すると、生きている自分の存在を確認できる」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 自我を意識に上げながら、ゴール側から時間を有効活用していると、ゴールのバランスホイールが整いやすくなります。

 Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 抽象度が上がっていくからです。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がると、もっとすごいゴールを、どんどん見つけることができるようになります。人生のあらゆる領域に。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その頃には、ゴール(未来)側から時間がどんどん流れてくるような感覚になっているでしょう。「時間は未来から現在、現在から過去へ向かって流れる」という感覚です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 でも、忘れないでください。「時間」は幻想だということを。

 

 時間とは、理論上想定された「時」と「間」に、便宜上名前をつけただけ。名づけを縁に概念化(ゲシュタルト化)し、「存在する」と思い込んでしまっているだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「時間」は人間の意識が作り上げた幻想にすぎません。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

Q-320につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

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Q-320:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.2:「時間は体感」を体得する4つのステップ -前編->

 

 私は兼業コーチです。前々回(Q314~)は医師としての私に向けられたシリアスな質問に、コーチとして回答しました↓

 Q-314~:こんな私に誰がした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 前回(Q-316~)は医師としての経験を、コーチとして考察しました。

 Q-316~:今、逃げましたよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

 

 今回はコーチとの会話中に得たインスピレーションをまとめます。

 

 vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31680099.html

 vol.2:「時間は体感」を体得する4つのステップ -前編-

 

 

 「時間」は人間の意識が作り上げた幻想。言い換えると「時間は体感」。

 次は「『時間は体感』を体得する4つのステップ」を確認しましょう。

 

1st.ステップは、「時間は幻想」と知ること。

 時間とは、理論上想定された「時」と「間」に、便宜上名前をつけたもの。名づけを縁に概念化(=ゲシュタルト化)し、「存在する」と思い込んでしまっているだけです。

 「時間」は人間の意識が作り上げた幻想にすぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 *しっくりこない方は、こちらのワークをどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31680099.html

 

 2nd.ステップは「時間は幻想」の裏付けとなる知識を理解すること。学習し、納得することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 理解とは「ゲシュタルトができる」こと。ゲシュタルトができてはじめて、私たちは物事を認識することができます。しかし、その時、同時に新たなスコトーマが生まれます。必ず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 それが「知のジレンマ」。学べば学ぶほど、かえってわからなくなる危険が生じてしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 では、どうすればいいのでしょう?

 

 解決のひとつは、「ゲシュタルト同士を統合する」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 例えば、専門的な「プランク時間」というゲシュタルトとより身近な「1秒」というゲシュタルトを統合(connect the dots)することができれば、「時間は幻想」ということが腑に落ちます。より大きなゲシュタルトができるから。

それが「理解が深まる」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 では、実際にゲシュタルトをつくりましょう。まずは「プランク時間」から。

 

 物理学の世界では「時間の最小単位」が定義されています。それが「プランク時間」。

「量子論の父」といわれるドイツの物理学者 マックス・プランク(Max Karl Ernst Ludwig Planck1858~1947年)が提唱した「プランク時間」は5.3912…×1044秒。約0.00000000000000000000000000000000000000000005秒です。

 

 

Max Planck(1933)

1933年のマックス・プランク

Wikipediaより引用

マックス・プランク - Wikipedia

 

 

 時間に最小単位があるということは、「時間は離散的である」ということ。わかりやすく言い換えると、「時間は連続的ではない」。つまり、「『時』と『時』には、必ず『間』がある」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

ある2つのプランク時間の間が「時間」です。そして、プランク時間があらわれては消え、あらわれては消える その発生・消滅の繰り返しが「時間の経過」。

 ちなみに、仏教では、その繰り返しを「刹那生」「刹那滅」と言い表します。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

時間どころか、宇宙まで含めて、「今作られ(刹那生)、今消える(刹那滅)」というのが釈迦の教え。その「生」と「滅」を生みだす力が「縁起」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 次は「1秒」というゲシュタルトをつくりましょう。

 以下、苫米地博士の「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社、p21)から引用します。「目の前で苫米地博士が講義をしてくださっている」と強くイメージしながら読み進めてください。

 Q-139:問題が生じたゴールへの向き合い方 -04(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22463920.html

 

 

1秒」も、人間の都合によって作り出された「相対的な単位」

 「時間は幻想だ」と私が言っても、こう反論する方がいるかもしれません。

 「1年は365日、1日は24時間、1時間は60分、1分は60秒という時間は、人間が勝手に変えることはできない“絶対的な法則”ではないのか?」と。

 

 たしかに「1秒」という時間は、現在、

 『セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の9192631770倍の継続時間』

 と定義されています。

 一般の人には何が何やらさっぱり分からないと思いますが、要は安定的な原子の活動を基準にして1秒という時間を定義しているのです。

 このような定義があると、「1秒という絶対的な時間」が存在すると思い込んでしまう人もいるかと思います。

 しかし、この定義だって、「まずは人間の側が決めた1秒という時間があり、その1秒にふさわしい時間で、何回計測しても同じように動く、きわめて安定的な運動をする原子(セシウム133)を探し出し、万人に通用する1秒の定義とした」だけなのです。原子の側から決まったわけではなく、人間の都合で勝手に1秒の長さを決めているわけです。後付けの定義だと言えます。

 

 では、人間にとっての都合のいい「1秒」はどう決められたかといえば、1日を86400分の1に区切っただけです。自転周期の関係上、地球上に生きる生物にとっての時間は「124時間」が前提となっており、その24時間を細かく砕いて1時間、1分、1秒という時間を作っていったのです。

 ただ、「1日が24時間」という時間感覚だって、たまたま地球が24時間(正確には約23時間564.06秒)かけて一周するという自転サイクルがあり、人間が「124時間」という時間感覚に順化して進化したために当たり前のように思っていますが、あくまで相対的な時間に過ぎません。もし仮に人間が地球以外のほかの惑星に暮らしていたなら、1日の長さは、18時間だったかもしれないし、37時間だったかもしれないのです。

 「1秒=1日を86400分の1に区切った時間の長さ」とするなら。別の惑星では1秒の時間的な長さはまったく異なります。

 時計を見ると、1秒が絶対的な基準となって、1秒が60回積み重なって1分となり、1分が60回積み重なって1時間となり、1時間が24回積み重なって1日を作っているような錯覚に陥ります。

 でも、そうじゃないんです。1秒は「絶対的な最小の単位」ではなく、あくまで人間にとって心地いい時間感覚の中で定義された「相対的な最小単位」に過ぎないのです。そして相対的な1秒の積み重ねで生まれる1分、1時間、1日、1年も、相対的な時間であると言うことができます。

 いかがですか。「1日は24時間しかない」と考え、自分自身を“124時間の牢獄”に束縛していること自体、ナンセンスだと思えてきませんか?

 引用終わり

 

 

 自分自身を“124時間の牢獄”に束縛していること自体、ナンセンスだと思えてきませんか?

 

 もしも「124時間の牢獄”」を感じられ、しかも「ナンセンス」だと思えたなら、それはゲシュタルトができた(統合された)証。

「『時間は体感』を体得する」ための2nd.ステップ完了です。

 

Q-321につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

でも、そうじゃないんです。1秒は「絶対的な最小の単位」ではなく、あくまで人間にとって心地いい時間感覚の中で定義された「相対的な最小単位」に過ぎないのです。そして相対的な1秒の積み重ねで生まれる1分、1時間、1日、1年も、相対的な時間であると言うことができます

 

 心地いい」とは、コンフォートゾーン(CZComfort Zone)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 本当は「相対的」なのに、自分の中で勝手に「絶対的」にしてしまいかねないのが、CZの怖いところ。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 だから自らのCZを吟味し続けることが重要です。

 Q-306~8:私のまわりではそうでもないですvol.1~3:コンフォートゾーン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30925409.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30976461.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30996032.html

 

 

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Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

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Q-195:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか? Vol.4;脳の呪縛を解き放つ(ワーク付き)

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Q-297:弟子にしてください

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Q-321:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.3:「時間は体感」を体得する4つのステップ -後編->

 

 私は兼業コーチです。前々回(Q314~)は医師としての私に向けられたシリアスな質問に、コーチとして回答しました↓

 Q-314~:こんな私に誰がした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 前回(Q-316~)は医師としての経験を、コーチとして考察しました。

 Q-316~:今、逃げましたよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

 

 今回はコーチとの会話中に得たインスピレーションをまとめます。

 

 vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31680099.html

 vol.2:「時間は体感」を体得する4つのステップ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31693510.html

 vol.3:「時間は体感」を体得する4つのステップ -後編-

 

 

 時間とは、理論上想定された「時」と「間」に、便宜上名前をつけたもの。名づけを縁に概念化(ゲシュタルト化)し、「存在する」と思い込んでしまっているだけです。

 「時間」は人間の意識が作り上げた幻想にすぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「時間は幻想」と知ることが、「『時間は体感』を体得する」ための1st.ステップ。

 2nd.ステップは「時間は幻想」の裏付けとなる知識を理解すること。学習です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 しっかり理解(学習)できると、「自分自身を“124時間の牢獄”に束縛していること自体がナンセンス」と思えてきます。拡張もするし縮小もする時間の長さを決めるのは、「自分自身の主観」だとわかってくるから。

そのように「体感時間は主観」を体得し、「脳の活動次第」と確信することが3rd.ステップ

 

 すこし補足します。体感時間には物理空間の体感時間と情報空間の体感時間があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 もちろん、物理と情報は同じ。抽象度の違いにすぎません。同じとわかった上で、あえて分けて考えることがポイントです。

その理由は、「物理空間には、物理法則という特別かつ強力な束縛が働く」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

物理空間の体感時間は、人によって極端に変わることはありません。例えば、世界最速のスプリンターであっても、100mを走るのは10秒弱。それは普通の大人と比較しても数秒~十数秒の違いでしかありません。

 このように物理空間においては、体感時間を無限に拡張することは困難です。

 

 一方、情報空間の体感時間、すなわち脳の中だけで形成される時間感覚は、人によって大きく異なります。

苫米地博士がよくおっしゃるのは、「優秀なプログラマーは500倍生産性が高い」。それは普通のプログラマーよりも、圧倒的に少ない時間で、圧倒的な成果を出すということ。

 

そんな“圧倒的”を生みだすのは、「脳のタスク処理の速度」の違いです。それはもともと持っている脳の機能の差ではなく、“脳の使い方”の差です。

 

 だから、3rd.ステップ(「体感時間は主観」「脳の活動次第」とわかること)では、自我をしっかり認識に上げることがポイントになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 具体的には、「自身の脳のタスク処理速度が遅いことを認識し、もっとスピードアップできると確信する」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

そうすることでスコトーマが外れ、体感時間を拡張することができるようになります。

 (次回「体感時間を拡張するための4つの要因」を取り上げます)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

最後の4th.ステップは「意図性(intentionality)」

 「次に何をするか」という将来に対する自分の意図が「意図性(intentionality)」です。

 F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 前回(Q-320)確認したとおり、時間には最小単位があります。時間は離散的であり、断続的。「時」と「時」には必ず「間」が、つまり次元の壁が存在しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 その次元の壁を飛び越えるのが“生命現象”。

 苫米地博士は著書「思考停止という病」((KADOKAWAp79)の中で、“生命現象”を「ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら、新しいゲシュタルトをつくり続けること」と定義されています。シンプルに考えると、「ゴールが次元の壁を超えさせる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールを生みだすものが「意図性(intentionality)」です(ハズ)。その「意図性(intentionality)」が、オリジナルを決め、存在の意義を決めます。

今回のテーマでいうと、「(体感)時間を決める」。

 Q-303:どうやったらすべての目標をDev編;ゴールを〇〇と結びつける>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30871998.html

 

 最後に、苫米地博士の「新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版」(Club Tomabechi)のMonthly Column11月)から引用します。「時間は体感」を体得する4つのステップをイメージしながら読み進めてください。Feel

  1st.:「時間は幻想」と知る

  2nd.:「時間は幻想」の裏付けとなる知識を理解する

  3rd.:「体感時間は主観」を体得し、「脳の活動次第」と確信する

  4th.:「意図性(intentionality)」

 

 

「過去は関係ない」という言葉の真の意味

 8月のコラムでは、古いSF作品の『スタートレック』を例にとって、ワープした直後に停電などが起きて、オリジナルとコピーの二人の自分が残されてしまったらどうするか、という思考実験を紹介しました。

 オリジナルの私と移動した宇宙船にいるコピーの私のうち、いずれを消去するべきかという哲学上の問題は、実は物理学の奇妙な現実と符合します。したがって、これは単にSFの話ではありません。哲学の仮説でもありません。我々の現実そのものなのです。

 「いやいや、私はワープなどしていません」と思うかもしれませんが、私たちは一瞬ごとにワープしているのです。これは哲学的な話ではなく、極めて科学的で物理学的な話です。

 時間は連続的に流れているわけではなく、プランク定数という最小単位があり、離散的なものです。すなわち、プランク秒ごとに次元の断層があり、私たちはワープしているのです。

 もちろん未来のコピーの私の元となっているのは現在の私です。一方で時間は未来から流れてくることを考えれば、未来の私がいるから、現在の私がいるのです。これこそが双方向性です。強いて言うならば、お互いがお互いの原因であり結果です。双方向的なのです。

 ただ、未来に行けば行くほど、理想の自分に近づきます。コピーを繰り返すことで、理想の自分に還っていくイメージです。意図があるので、コピーはオリジナルになります。未来に近づけば近づくほど、コピーならぬオリジナルに近づいていくのです。

 これが「過去は関係ない」という言葉の真の意味です。未来から観たら、過去は単なる劣化コピーです。過去にさかのぼるほど、劣化コピーの劣化の度合いがひどくなっていくのです。

 逆に未来に行けば行くほど、より洗練され、ゴールに近づいていきます。つまり、過去は一切関係ありません。関係あるのは理想の未来だけです。

 引用終わり

 

Q-322につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-184:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -01;抽象度&超情報場理論

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

L-08820213月シークレットレクチャー -11コンセプチュアル・フローに隠された“秘密”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30266822.html

Q-252~:最近また頭痛がひどくなりました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419633.html

Q-301:身体的な苦痛や精神的な苦痛を抱えるクライアントさんで、本人が気づいていなかったり、あるいは能動的に解決することを望んでいない場合、コーチは何らかのかかわりを持つべきでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30808832.html

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版



Q-322:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.4:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -前編->

 

 私は兼業コーチです。前々回(Q314~)は医師としての私に向けられたシリアスな質問に、コーチとして回答しました↓

 Q-314~:こんな私に誰がした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 前回(Q-316~)は医師としての経験を、コーチとして考察しました。

 Q-316~:今、逃げましたよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

 

 今回はコーチとの会話中に得たインスピレーションをまとめます。

 

 vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31680099.html

 vol.2:「時間は体感」を体得する4つのステップ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31693510.html

 vol.3:「時間は体感」を体得する4つのステップ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31732537.html

 vol.4:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -前編-

 

 

 もうずいぶん昔の話ですが、苫米地博士の本を読みだした頃、私はゴールのカテゴリ(バランスホイール)に「時間」を設けました。

 L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

自由な時間が欲しかったからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 その頃読んだのが「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社)。

当時の苫米地博士は毎週のように新刊を発表されていて、「超『時間脳』で人生を10倍にする」というタイトルに説得力を感じました。「超『時間脳』で人生を10倍にする」というイメージ(I)が鮮明(V)で、学びがリアル(R)だったという感じ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

今ならそれが「非言語の働きかけによる臨場感の強化」だったとわかります。その頃からすでに「苫米地式」「苫米地流」の学びは始まっていたのです。「本」という媒体を遥かに超える次元で。

L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 重要な縁を感じる本のp33に書かれているのが「体感時間を拡張するための3つの要因」。その3つとは、「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ(抽象度)」です。

 

 

     クロックサイクル

 ひとつのタスクに対して、どれだけ速く処理できるかを計るものさし

 人間の脳のクロックサイクルは約1MHz

 

     並列度

 同時に処理できるタスク数を指す

 並列度が高ければ、同時に処理できるタスクの数が増え、システム全体としてのタスク処理のスピードが上がる

 

     グレインサイズ(抽象度)

 「グレインサイズを大きくする」とは、「1回のアクション処理できる情報量が増える」こと。「抽象度を上げる」ことと同じ

 

 

 抽象度とは、情報空間における視点の高さのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 *情報空間はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 抽象度が上がるほど、具体的な情報量は減っていきます。一番抽象度が高い次元が「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

具体的情報量をで表示すると、情報空間は下図のようになります。

 (「宇宙=四角錐」という意味ではありませんよw

 

 

宇宙の構造

 

 

抽象度が上がるほど、具体的な情報量は減っていきます。その一方で、潜在的な情報量はどんどん増えていきます。コーチングのフレーム(ゲシュタルト)でいうと、抽象度が上がるほど可能性が大きくなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

それは「より多くの情報(可能世界)にアクセス可能」ということ。

抽象度が上がるほど、それまではまったく想像もできなかったような情報(世界)が感じられるようになります。“現状の外”が認識できるようになるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

クリア、ピュア、シンプル、スッキリ それが“現状の外”にゴールを見いだしたときの私の感覚。

Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

潜在的情報量(可能性)をで表示すると、情報空間は下図のようになります。

 (「宇宙=逆円錐」という意味でもありませんw

 

 

潜在的情報(可能世界)と物理空間

 

 

 繰り返しますが、抽象度とは、情報空間における視点の高さのことです。

 抽象度を上げて、より高い視点から物事を俯瞰することができれば、より多くの情報にアクセスできるようになります。低い抽象度では認識することができなかったことも、抽象度を高くすることで認識できるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 同じようにグレインサイズを上げることで、1回のアクションで複数のタスクを処理できるようになります。複数のタスクを同時に処理できるということでは並列度と似ていますが、並列度が「アクションの数を増やして、タスク処理の数も増やす」のに対して、グレインサイズは「アクションの数はそのままで、タスク処理の数を増やす」。

 詳しくは「超『時間脳』で人生を10倍にする」のp33をお読みください。

 

 最後に、博士の別の書籍「201冊目で私が一番伝えたかったこと」(ヴィレッジブックス、p159)から引用します。

まずは「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ(抽象度)」というゲシュタルトをそれぞれ作り、そのゲシュタルト同士を統合するイメージ(connect the dots)でお読みください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 

クロックサイクル(脳の処理速度)を上げるコツは「慣れ」

 ここでは、脳のタスク処理を高速化することについて、もっと掘り下げていきましょう。脳のタスク処理を高速化することができれば、仕事、勉強、読書などの時間当たりの効果をこれまでの10倍、100倍にもできます。また、複数のタスクを同時に処理することで、仕事を効率化することも可能になります。

 これらを実現するためには、次の三つの要因が重要になります。

 

1.    クロックサイクル

2.    並列度

3.    抽象度(グレインサイズ)

 

 クロックサイクルは、脳をコンピュータのCPUに例えた際の「処理能力」を意味します。

 前項で紹介した倍速脳とは、このクロックサイクルが上がった脳のことを言います。クロックサイクルが向上すると、それまで60分かかっていた情報処理の時間を、30分、10分、5分と短縮していくことができます。

 クロックサイクルとは、脳の情報処理速度であり、一つのタスク(仕事・任務)をどれだけ速く処理できるかを測るためのモノサシなのです。

 2番目の並列度は、前項でも「並列思考」という言葉で紹介しましたが、一つのタスクをしながら、同時に他のタスクを処理すること。シリアル(直列的)ではなく、パラレル(並列的)な思考をするということです。前項で説明したように、初めのうちは意識下においては通常二つ程度のことしか同時には行えませんが、思考を無意識化することによって、無限に並列思考を行うことができるようになります。

 この12を組み合わせることで、人間の思考スピードは飛躍的にアップすることになります。一つのことを考えたり行ったりするクロックサイクルを単純に2倍にして、その状態で二つのことを同時に行えば、4倍速になります。このような状態を、私は「超並列思考」と呼んでいます。多くの人にとっては、とても信じられないようなことかもしれませんが、これはトレーニングによって誰にでもできるようになるものなのです。

 3の抽象度は、最も重要な要因になります。これは、グレインサイズとも言い、1回のアクションで処理できる情報量を意味しています。グレインとは、本来「穀物の粒」のことで、グレインサイズを大きくするということは、つまり「1回のアクションで処理できる潜在的情報量を増やすこと」ということなのです。繰り返しになりますが、抽象度とは情報空間における視点の高さのことです。

 より高い視点に立って物事を俯瞰できれば、より多くの情報にアクセスすることが可能になります。

 クロックサイクルや並列度をどれだけ上げていっても、抽象度が低ければ、たいした結果は得られません。それは、自動車機械工と、自動車会社の社長を例に挙げればわかりやすいのではないかと思います。

 二人とも同じクロックサイクルと並列度を持っていても、彼らの思考に要求される抽象度の高さはまったく異なります。社長はより高次な抽象度の思考を要求されますし、機械工はより低次の抽象度の思考を要求されています。

 ちなみに、一人の機械工がクロックサイクルと並列度を極限まで高めて、彼だけが異常に速いスピードで部品の組み立てを行ったとしても、周囲の人間や機械がそれに追いつけなければ、生産性の向上に全く貢献できないどころか、逆に生産性を下げてしまうという現象が起きる可能性があります。

 このように、クロックサイクルや並列度、思考の抽象度は、個人が置かれた状況によって、その速さや効率性の重要度が変わってくるものなのです。つまり、クロックサイクルを上げることは、あくまでもケース・バイ・ケースであり、これ以上アップさせても意味がないというケースも存在するのです。とは言っても、自分のクロックサイクルが集団の中で著しく低い場合は、それをアップしなければなりません。

 

 さて、クロックサイクル、並列度、思考の抽象度を高めていくと、思考のスピードが飛躍的に向上します。

 本来私たちは「AならばBBならばC……」といったように長いチェーンをつないでいって、逐次的に情報処理をしています。これを直列思考(シリアル思考)と言い、この方法では自ずと思考の速度に限界があります。

 この限界のことを「瓶の首」になぞらえて、シリアルボトルネックと呼びます。瓶の首は細くなっているため、膨大な情報を一度に処理する際の妨げになっているからです。しかし、クロックサイクル、並列度、思考の抽象度を上げていくことによって、このシリアルボトルネックを外すことができるようになるのです。

 シリアルボトルネックを外せるようになるポイントは、やはり思考の無意識化ができるかどうかにかかっています。車の運転と同じように、複数の思考を同時に行うことに「慣れる」ことが必要になってくるのです。初めのうちは脳が疲れてしまうかもしれませんが、少しずつでいいので、複数のことを同時に考えるトレーニングを続けていきましょう

 引用終わり

 

 

 ...今回のテーマは「『体感時間』を拡張するための4つの要因」。3つは「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ(抽象度)」でした。

残りの1つとは何でしょうか?

(待てない方はこちらw↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31641663.html

 

Q-323につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 苫米地博士のDVD教材に「超高速脳ブートキャンプ」(フォレスト出版)というものがあります。クロックサイクルを高速化するための理論を学び、スキルをマスターすることができます。詳しくはこちらでどうぞ↓

 脳のCPUをハイスペックに変える!超高速脳ブートキャンプ|超クロックサイクル高速化トレーニング (forestpub.co.jp)

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424263.html

 

 

201冊目で私が一番伝えたかったこと

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Amazon.co.jp: 201冊目で私が一番伝えたかったこと 電子書籍: 苫米地英人: Kindleストア

 



Q-323:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.5:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -後編->

 

 私は兼業コーチです。前々回(Q314~)は医師としての私に向けられたシリアスな質問に、コーチとして回答しました↓

 Q-314~:こんな私に誰がした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 前回(Q-316~)は医師としての経験を、コーチとして考察しました。

 Q-316~:今、逃げましたよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

 

 今回はコーチとの会話中に得たインスピレーションをまとめます。

 

 vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31680099.html

 vol.2:「時間は体感」を体得する4つのステップ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31693510.html

 vol.3:「時間は体感」を体得する4つのステップ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31732537.html

 vol.4:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31746698.html

 vol.5:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -後編-

 

 

 「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社)のp33に書かれているのが「体感時間を拡張するための3つの要因」。その3つとは、「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ(抽象度)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

    クロックサイクル

 ひとつのタスクに対して、どれだけ速く処理できるかを計るものさし

 人間の脳のクロックサイクルは約1MHz

 

    並列度

 同時に処理できるタスク数を指す

 並列度が高ければ、同時に処理できるタスクの数が増え、システム全体としてのタスク処理のスピードが上がる

 

    グレインサイズ(抽象度)

 「グレインサイズを大きくする」とは、「1回のアクション処理できる情報量が増える」こと。「抽象度を上げる」ことと同じ

 

 

今回のテーマは「『体感時間』を拡張するための4つの要因」。残りの1つは何でしょうか?

 

 答えは「モチベーション」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 モチベーションが高まっていないと、人のマインド(脳と心)は「創造的回避(Creative Avoidance)」の方向に活性化します。つまり、目の前のタスクを回避する(サボる)ために様々なアイデアを編みだすようになるということ。もったいないですよね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 反対にモチベーションが高まっていると、マインドが活性化し、「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ」も高まります。全力かつ自然にタスクに取り組む感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 では、どうすればモチベーションを高めることができるのでしょう?

 

 答えはシンプル。ゴール設定です。自身のモチベーションがアップするようなゴールを自分で設定すればいいだけ。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 そのシンプルな関係を理解したとき、私はこれまでの自身の思考が“奴隷的”だということに気づきました。その“奴隷的”の象徴が「自由な時間が欲しい」というセルフトーク。

 L-067202011… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 「自由な時間が欲しい」「自由が欲しい」という思考には、前提として束縛が存在しています。アプリオリな束縛から逃れた状態がfreedomfrom)です。

 つまり、「自身の心が束縛や不自由を生みだしている」ということ。だから“奴隷的”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 これまで確認してきたとおり、「時間は幻想」です(1st. step)。裏付けとなる知識を学び、しっかり理解することができれば(2nd. step)、「体感時間は主観」「脳の活動次第」と確信できるようになります(3rd. step)。

 あとは「体感時間」を自分でコントロールするだけ。その時に鍵となるのが「意図性(intentionality)」です(4th. step)。

 F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

 「意図性(intentionality)」が、オリジナルを決め、存在の意義を決めます。自分とは何者なのかを決め、(体感)時間を決めます。

 シンプルにまとめると、「自我=宇宙を決める」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 以下、苫米地博士の著書「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社、p177)より引用します。「自分とは何者なのかを決め、(体感)時間を決める」「自我=宇宙を決める」ことができる心の状態を感じながらお読みください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

未来から過去へ流れる時間を体感できたとき、絶対的な自由を手にすることができる

 そもそも、「時間が過去から未来に向かって流れている」という時間感覚は、創造主が世界を作ったと定義する西洋の伝統的な宗教観をよりどころにした時間観に過ぎません。

 創造主である絶対神がビッグバンを引き起こして、宇宙を創造したことからすべてが始まっていて、その始まりから次々と玉突き的に因果が起こって現在が生まれ、そして未来につながっていくという考え方です。そう考えないと、創造主の存在を肯定できないからです。

 しかし、「時間は過去から未来に流れている」と考えている限り、過去の束縛から脱することはできません。

 過去が現在や未来を決めているとしたら、現在や未来は過去の出来事から生じる必然ということになります。過去に起こったことが「因」で、現在や未来が「果」であるのなら、現在や未来はどれだけ頑張っても変えられない。なぜなら、過去の出来事自体は変えることができないからです。つまり過去からやってくる現在や未来を黙って受け入れるしかない、ということになってしまうのです。

 しかし、先ほどもお話ししたように、時間は「未来から現在、現在から過去に流れている」のです。

 未来から過去へ流れるという時間観は、古くは釈迦の思想を研究するグループであるアビダルマの仏教哲学者が主張していますし、現在では最先端の現代分析哲学でも同じ結論が出ています。

 未来が「因」であり、現在や過去は「果」なのです。

 「未来から過去に時間が流れている」という時間感覚をもてたとき、あなたは時間をはじめとしたさまざまな束縛から自由になり、自由意志を獲得することができます。

 なぜなら、未来を決めるのは、過去の出来事でもなければ、両親や学校の先生、テレビのコメンテーターでもありません。この世界を創造した神でさえないのです。未来を決める唯一の意志は、あなた自身の意志なのです。

 あなた自身が決めた未来の因果によって、現在も過去も決まっていくのです。

 引用終わり

 

 

苫米地博士の本を読みだした頃、私はゴールのカテゴリ(バランスホイール)に「時間」を設けました。自由な時間が欲しかったから。

 L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 博士に学ぶうちにスコトーマが外れ、「自由な時間が欲しい」という発想自体が“奴隷的”であることに気づきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 本当は因果が逆で、「自由だから時間が“ある”」。

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

つまり、自分自身の自由意志で設定したゴール(未来)の因果によって、現在も過去も書き換えることができるということ。

F-175:脳内を書き換えると「環境」が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

 それが時間における自由!

 Q-220:ゴールに対するスケジュールは<後編;人類には“今”しかない>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

 

 さらにいうと、ゴールを更新(再設定)していくたびに、自由に豊かさが加わっていきます。抽象度が上がり、“自分”が拡大していくから。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 今回の「体感時間を拡張するための4つの要因」は、もちろん、自由意志で設定したゴールが存在することが前提です。まずはゴール。Goal comes first

 F-287:気楽 ver.2 04;さらに“自分”の「リミッターをはずす!」-後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31208923.html

 

 「ゴールの臨場感を高めながら『時間を生みだす』『次元の断層をワープする』」というのが、今の私のゴールのカテゴリ「時間」の感覚です。大げさに言えば、自我=宇宙創造により“時間”を生みだす感じ

 

 

 そのようなことを「速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?」という言葉を縁に考えていたら、またまたスコトーマが外れ、新たなインスピレーションが湧きあがってきました。

 

 それは「時間」と同様に人を“奴隷的”にしてしまう強力な“牢獄”。自由意志でゴールを設定するために必ず克服するべきものです。

 

Q-324につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 苫米地博士のDVD教材に「超並列脳マルチブースト・グレインサイズ」(フォレスト出版)というものがあります。脳を「超並列処理モデル」に変えるための理論と実践を体得することができます。詳しくはこちらでどうぞ↓

 超並列脳マルチブースト・グレインサイズ~超グレインサイズ向上トレーニング~ (forestpub.co.jp)

 

 

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

F-206~:マトリックス/Matrix

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F-212~:仕事楽しみですか? ~want toが非難される社会~

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超『時間脳』で人生を10倍にする(文庫版)

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 超「時間脳」で人生を10倍にする eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 



Q-324:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.6:〇〇という“牢獄”>

 

 私は兼業コーチです。前々回(Q314~)は医師としての私に向けられたシリアスな質問に、コーチとして回答しました↓

 Q-314~:こんな私に誰がした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 前回(Q-316~)は医師としての経験を、コーチとして考察しました。

 Q-316~:今、逃げましたよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

 

 今回はコーチとの会話中に得たインスピレーションをまとめます。

 

 vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31680099.html

 vol.2:「時間は体感」を体得する4つのステップ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31693510.html

 vol.3:「時間は体感」を体得する4つのステップ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31732537.html

 vol.4:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31746698.html

 vol.5:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31785852.html

 vol.6:〇〇という“牢獄”

 

 

 前回は「体感時間を拡張するための4つの要因」を紹介しました。それは「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ(抽象度)」、そして「モチベーション」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

それら4つの要因は、自由意志で設定したゴールが存在することが前提です。まずはゴール。Goal comes first

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「ゴールの臨場感を高めながら『時間を生みだす』『次元の断層をワープする』」というのが、今の私のゴールのカテゴリ「時間」の感覚です(バランスホイール)。大げさに言えば、自我=宇宙創造により“時間”を生みだす感じ

 Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 そのようなことを「速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?」という言葉を縁に考えていたら、またまたスコトーマが外れ、新たなインスピレーションが湧きあがってきました。

 

 それは「時間」と同様に人を“奴隷的”にしてしまう強力な“牢獄”。自由意志でゴールを設定するために必ず克服するべきものです。

 

 

 最初のインスピレーションをリアルにするために、私は「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社)を読み直しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

すると、エピローグでこんな文章を見つけました。

以下、「超『時間脳』で人生を10倍にする」(p183)から引用します。

 

 

 昨年、私は『年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方』(宝島社)という本を書きました。

 その本のテーマは「お金の呪縛からの脱洗脳」でした。

 世の中の大多数の人は、お金を稼ぐため、お金持ちになるためにあくせく働き、「奴隷の人生」を強いられています。だからこそ私は「無限のお金を手に入れるための超簡単なテクニック」をお教えして、人間が死ぬまで囚われ続ける「お金の悩み」から読者のみなさんを解放しようと試みました。

 本書はある意味では、『超金持ち脳の作り方』の姉妹編と言うことができます。

 「時は金なり(Time is money)」ということわざがあります。この言葉は「時間は大切なものだから、ムダに使ってはいけませんよ」という意味で使われますが、一方で人間が「時間は限りあるもの」だとみなしている意識の表われです。また、時間とお金を等価な存在だと認識し、自分の人生の価値をお金によって規定(束縛)するように、時間によっても規定(束縛)しているようにも思われます。

 しかし、お金も時間もともに幻想であり、どちらも無限に増幅させることができます。いくらでも増やせるもの、つまり相対的な価値しかないものによって、自分のかけがえのない人生を束縛するなんて、馬鹿げたことだと思いますよね。そこに気付いていただきたいために、『超金持ち脳の作り方』と本書を書いたと言っても過言ではありません。

 引用終わり

 

 

 そう、「時間」と同様に人を“奴隷的”にしてしまう強力な“牢獄”とは、「お金(money)」。

 

 かつての私も含むほぼすべての人が、「お金には絶対的な価値がある」と刷り込まれています。それが「お金という“牢獄”に心が閉じ込められている」という言葉の意味。

 F-206~:マトリックス/Matrix

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

試しに1万円札を取り出し、破いてみてください。

 

実際にできないばかりか、イメージすることさえ難しいはず。どうですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

「年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方」(宝島社)の中には、「苫米地式お金持ち脳」の大前提が記されています。

それは「『情報空間でお金を稼ぐこと=ノーリスクのギャンブル』という思想」。

 肝心なのは「バーチャルバリューによって、いかに情報空間を制するか?」であると書かれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 では、その書籍の中から「お金から脱洗脳するための5つのポイント」を紹介します。ぜひ自分自身を、そして縁ある人々を、“牢獄”から解放してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

1.    お金が絶対じゃないことを理解する

 大きな転換点は、金本位制から現在の管理通貨制度へ移行したとき。

 管理通貨制度の下では、もはや通貨には物理的後ろ盾はありません。ディベートでいうとワラント(&バッキング)なしの状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 通貨の価値の根拠は、その国が法律によって「この通貨には価値がありますよ」と保証していることのみ。つまり、「信用」だけです。

 F-228~:ゼロトラスト

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418030.html

 

 苫米地博士は「通貨を、金本位から信用通貨にした段階で、お金は絶対的なものではなく、相対的なものであるという本音が出た。しかし、その真実は隠蔽されたまま、『お金の価値は絶対』という論理が人々の意識に定着し続けた」と述べられています。

 そういえば、「よーく考えよう、お金は大事だよ」とアヒルが歌う洗脳もありましたね。

 

 「お金の価値は、絶対・不動のものではなく、変動するもの」を体得する通過儀礼的ワークが「1万円札を破る」。さぁ、do it

 

2.    飢餓を恐れない

 お金がないとき、人のマインドでは「お金がない→食べ物が買えない→飢え死にする」というように不安・恐怖が暴走します。その結果が「fight or flight」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

それは遺伝子レベルの強力な煩悩。

反対にいうと、その煩悩をコントロールすることができれば、お金への執着は消えます。それが人間形成であり、そのためにあるのが教育です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

3.    お金で失敗することを恐れない

 苫米地博士がお金への執着を取り除く方法として教えてくださるのが「イメージトレーニング」。コーチングでは、ゴールの世界のイメージ(コンフォートゾーン)を強化していきます。ポイントは未来かつポジティブです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 一方、お金の脱洗脳の場合は、過去&ネガティブ。これまでのお金に関する失敗をあえて再体験します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

思考の3つの軸(wordspicturesemotions)をフル活用しながら、「お金に関する失敗」を再現してください。さぁ、どうぞ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

イメージトレーニングの最後にはこんなセルフトークを。「でも、今、私は生きている!」。

 

 このトレーニングを重ねると、「お金がない だから何?」と開き直れるようになります。

 

4.    自分の労働の価値を自分で決める

 労働とお金の関係についての大前提は、「価値の基準になるのはあなたの労働そのものであり、お金は相対的な評価でしかない」ということ。

 情報空間においては、価値の源泉となりうるものがあれば信用を創造することができ、無限にバリュー=お金を生みだすことができます。

 

 さぁ、自分の労働の対価をいくらにするか決めてください。

 

 自分の労働の価値、さらには自身の存在の価値を自由に決めることは、エフィカシーを高めるトレーニングにもなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

5.    借金を恐れない

 大切なのは「知識」。「fight or flight」対策のフレームでいうと、文脈情報の積み重ねが恐れを消し去ります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 では、借金を恐れないための文脈情報を確認しましょう。

 お金とは、紙幣や硬貨のことではなく、マネーサプライのことです。マネーサプライとは、実際に世の中に出まわっているお金の流通量で、通貨供給量ともいいます。具体的には、現金通貨(紙幣や硬貨)、預金通貨(普通預金や当座預金)、郵便局や農協への預貯金など。

 そんなマネーサプライは、国や法人、個人の借金の合計金額のこと。例えば「1万円札」は「国があなたから1万円分の価値を借りている」という証明書。通貨とは国に対する債権の証拠です。国が発行した通貨は、「国(政府)⇔国民」「国(政府)⇔法人」「法人⇔個人」などの間で流通していきます。

 その観点でお金を見直すと、一般に「プラスの状態」だと思われている「預金・貯金」も、「マイナスの状態」だと思われている「借金」も、違いがないことがわかります。

 すべてのお金は誰かから借りた(預けられた)ものであり、その本質は空(くう)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 今回は「お金から脱洗脳するための5つのポイント」を紹介しました。

 

 お金は、絶対・不変のものではなく、人の価値を規定するものでもなく、決してマイナスにはならない!

 

 これをしっかりマスターすることが、「お金という“牢獄”」から自由になる第1歩です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

Q-325につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 苫米地博士のDVD教材に「ニルヴァーナ」(フォレスト出版)というものがあります。それは「洗脳にまみれたウソ成功法則すべてのカラクリを暴き、なぜ自己啓発に翻弄され続けてきたのかを知り、今こそ本当に目覚める」ための“新覚醒コーチング”。詳しくはこちらでどうぞ↓

 ニルヴァーナ (forestpub.co.jp)

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-152:人事考課

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年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方



Q-325:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね? <vol.7:君は1万円札を破れるか?>

 

 私は兼業コーチです。前々回(Q314~)は医師としての私に向けられたシリアスな質問に、コーチとして回答しました↓

 Q-314~:こんな私に誰がした

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html

 

 前回(Q-316~)は医師としての経験を、コーチとして考察しました。

 Q-316~:今、逃げましたよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html

 

 今回はコーチとの会話中に得たインスピレーションをまとめます。

 

 vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31680099.html

 vol.2:「時間は体感」を体得する4つのステップ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31693510.html

 vol.3:「時間は体感」を体得する4つのステップ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31732537.html

 vol.4:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31746698.html

 vol.5:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31785852.html

 vol.6:〇〇という“牢獄”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31801885.html

 vol.7:君は1万円札を破れるか?

 

 

前回(Q-324)は「お金から脱洗脳するための5つのポイント」を紹介しました。そのポイントとは、1)お金が絶対じゃないことを理解する、2)飢餓を恐れない、3)お金で失敗することを恐れない、4)自分の労働の価値を自分で決める、5)借金を恐れない。

 

 「お金は、絶対・不変のものではなく、人の価値を規定するものでもなく、決してマイナスにならない!」という事実を無意識にすり込むために、「1万円札を破る」というワークがとても重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 破ることができましたか?

 

 ...1万円札破った?」と尋ねると、「破りたいけど、破れない」と答える方がほとんどです。無意識が全力で抵抗しているからでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 「破れない」という方は、ぜひ苫米地博士の著書「君は1万円札を破れるか? ~お金の洗脳を解くと収入が倍増する」(マキノ出版)をお読みください。

 

君は1万円札を破れるか?

Kindle版はこちら↓

君は1万円札を破れるか? | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

 ところで、私には「1万円札を破る」に紐づく強烈な情動記憶があります。その記憶を紹介して、このシリーズを終わります。

 F-257:不満と傲慢のはざまで... vol.1;「不安と不満のはざま」を抜けだした後に待つ試練>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29576555.html

 

 

 私が住む鹿児島で、苫米地博士に御講演いただいたことがあります。早いものでもう7年経ちますが、今でも昨日のことのように思い出します。緊張や感動、感謝とともに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 博士の御講演が大盛況のうちに幕を閉じた後、ちょっとしたトラブルが発生しました。楽屋(控室)前まで受講者が押し寄せてしまったのです。もちろん、そうなることを予測し、事前に対応を打ち合わせていました。ところが、担当者が立ち入り禁止エリアへの進入を許してしまいました。

 

それをコーチング・プリンシプルで説明すると、受講者の「会いたい」という熱意=気(I×V)が、「会えない」という約束事を書き換えた(R)という感じ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 苫米地理論でシンプルに表現するなら、「会えない(w0)」から「会える(w1)」への情報場の移動です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 現場責任者から報告を受けた私は、一目会いたいと願う受講者が楽屋前に集まっていることを苫米地博士にお伝えしました。すると

 

おっ、いいよ。全然大丈夫!

 

わずか0.2秒ほどで快諾していただき、すぐに即席のサイン&撮影会がはじまりました。

Q-185:家族ががんで… -09;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する>実践編vol.4(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

 

感動と興奮の渦の中(みんなドーパミンがあふれ出していましたw)、博士が楽しそうにサインをされていると、一人の若者が博士の目の前で一万円札を破り、その破ったお札にサインをしてほしいと申し出ました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

嬉しそうに1万円札にサインする苫米地博士の姿を拝見しながら、私の心に声が響きました。

 

 解放 創造 拡散 自由!

 

 ...これが“私”のcallingなのでしょう。

 F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

 

 

 今回は「速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?」というコーチの言葉を縁に得たインスピレーションを言語化しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 突きつめて得た“答え”は、やはり、中観。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

「時間」も「お金」も幻想です。名づけを縁に概念化(ゲシュタルト化)し、「存在する」と思い込んでしまっているだけ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「時間」や「お金」は人間の意識が作り上げた幻想に過ぎないからこそ、それぞれの自由意思でしっかりコントロールする必要があります。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 そのはじまりがゴール設定!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 だから、「コーチングを実践し続ける者は豊かに生きることができる」。

 L-06520209… -05;「生と死の間/between life and death」に向き合い、「生/life」そのものを磨き上げる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28529789.html

 

 

 最後に、苫米地博士の著書「年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方」(宝島社、p181)から引用します。中観の感覚をぜひマスターしてください。

 

 

世界のお金はすべて自分のもの

 そもそもこの世の中にあるお金と、お金で手に入れられるすべてのものは、すでにあなた自身のものなのです。

 そうした世界の捉え方は、仏教の「空の論理」に基づいています。

 「空」とは、「何でもないものであり、かつすべてを包摂するもの」だと私は考えます。空っぽでありながら、空っぽであるがゆえにあらゆるものであるという概念です。

 よく「無」という概念と混同されがちですが、「無」とは「何もないこと、何ものでもないこと」であり、「空」とは根本的に異なります。

 さて、空の論理に従えば、この宇宙に存在するすべてのもの、さらに宇宙そのものが誰のものでもないし、実在すらしていないんです。ただ、あなたという一人の人間が「自分の周りに宇宙が存在し、その宇宙にはさまざまなものが満ち溢れている」と考えるから、宇宙は「ある」ことができるのです。その考え方を、仏教では「縁起」といいます。すべての存在は縁、つまり相互の関係性によって起こるのです。

 だから、あなたの体も、あなたが「ここに自分の体が存在して、自分のものである」と思っているから、自分のものになっているだけであって、本来はあなた自身のものでもないし、誰のものでもないんです。

 お金も、そのほかすべてのものも同じです。

 この世のすべては、誰のものでもない。だからこそ、私のものでもあり、あなたのものでもあるんです。そう思えば、そう存在するんです。

 

 私も日々そう考えて、生活しています。

 オフィス近くにある某高級ホテルのラウンジは、私の会議室です。

 六本木の東京ミッドタウン内にある高級ブランドのショップは、すべて私のクローゼットです。

 近くのディーラーに展示されているフェラーリも、すべて私のもの。

 ショップにある洋服も、ディーラーにあるフェラーリも、必要な分は店の外へ持ち出していますが、すべてが必要なわけではないので残りは店内にストックしています。店の外へ持ち出すとき、何も分かっていない店員が「店の外で着ちゃダメです」というから、お小遣いをあげているんです(笑)。

 そして、世の中に出回っているお金も、すべて私のものです。

 今はとりあえず世界中の人に預けているので、自分の金庫に入っていないだけなんです。

 

 あなたにとっても、同じことです。

 「この世のすべては自分のもの」と思いさえすれば、世界は「あなたのもの」になるのです。

 引用終わり

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 苫米地博士の教材に「ビジョナリーマインド&タイム・レボリューション」(フォレスト出版)というものがあります。西洋哲学と東洋哲学を包摂した次元で“時間”を学べる究極の講義が視聴できます。ぜひレボリューションを体感してください↓

 苫米地英人博士 新教材 ビジョナリーマインド&タイム・レボリューション (forestpub.co.jp)

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方(文庫)



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