苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:L:講義・研修・セミナー編 > 2021年08月シークレットレクチャー(コーチング×医療×脱洗脳 -2)

L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

*初回の講義はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 

 

 まずはウォーミングアップを兼ねた質問からw

 F-196:コーチとして考える「ウォーミングアップ」と「クーリングダウン」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26364639.html

 

 コーチングのコア中のコアは「ゴール」です。

 では、ゴールの基本条件は何でしょう? 3つあげてください。

 

 

 そう、「現状の外」「心から望む/100%want to」「人生のあらゆる領域にまんべんなく(バランスホイール)」です。教科書的には。

ひとつずつ確認していきましょう。

 

 

1>現状の外

現状(Status Quo)とは、現在のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのCZはセルフイメージ(self image)により決められています。セルフイメージはセルフトーク(self talk)により双方向的に作られながら、無意識に保存されます。

ちなみに、セルフトークは「言葉(words)」「映像(pictures)」「感情(emotions)」という思考の3つの軸により構成されています。

 L-067202011… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 そんなCZ=セルフイメージはブリーフシステム(Belief SystemBS)のあらわれともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ブリーフとは「前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターン」のこと。そのパターンを生みだすものは“記憶”。もちろん、通常は過去の記憶です。

 だから、私たちは過去に囚われているといえます。先ほど「現在のコンフォートゾーン」と表現しましたが、その「現在」の正体は過去です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 コーチングでは、「このまま続く時間延長上の未来」まで含めて「現状(ステイタス・クオ、Status QuoSQ)」と定義します。よってコーチングでいう未来とは、現状の外、すなわち「今のままでは達成不可能な何か」「このままではけっして叶わないこと」をゴールとして設定することではじめて生じるもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴール設定により“未来”が新たに生みだされる

 

 その新たな“未来”に戻る力となるものがエフィカシーです。エフィカシーとは「自身のゴール達成能力の自己評価」のこと。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5616012.html

 

 ゴール設定により生みだした新たな未来。そして、そこに到達する(戻る)ことができるという確信。この2つ(ゴール×エフィカシー)がそろったときに、時間が未来から過去へと流れはじめます。

 L-068202011… -03;じかんかじ(時間舵)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28988329.html

 

 だから、コーチングを実践する者の体感は「back to the futurew

 F-060BTTF

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13626536.html

 

コーチングに過去は一切関係ありません。意識するのは未来だけです。

 

 

 2>心から望む/100%want to

 「心から望むこと」「100%want to」「止められてもやりたいもの」 それがゴールの大切な条件です

 

 といった話を講演等で行うと、必ず「そんなの当たり前だろ」という表情をする方がいます(私にはそんな心の声が聞こえています)。

 Q-309:私のまわりではそうでもないです。私がvol.4:〇〇〇〇>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31022550.html

 

 ところが、「心から望むこと」「100%want to」「止められてもやりたいもの」をゴールとして設定することは、決して簡単ではありません。

 

 なぜでしょうか?

 

 そう、「私は本当の“私”ではない」から。

 

 繰り返しますが、セルフイメージはブリーフシステム(Belief SystemBS)のあらわれ。ブリーフとは「前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターン」のこと。そのパターンを生みだすものは過去の記憶です。

 

 もっと詳しくいうと、過去の記憶とは、「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」のこと。それらには他人の意見や社会の価値観といったものがたっぷりと刷り込まれています。だから、「私は本当の“私”ではない」。

 つまり、誰もが「無人運転」「自動運転」のまま生きている ということ。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 コーチングの実践によって“ゴールを設定し、エフィカシーを高める”ということは、「本当の“私”」を創造することともいえます。

 そして、その過程中にエネルギーと創造力が爆発します。例えば、「want to」と「have to(~ねばならない)」の生産性の差は、なんと、756倍です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 

 3>人生のあらゆる領域にまんべんなく(バランスホイール)

 現状(SQ)とは、「本当の“私”」ではない「私」が認識している世界です。その時間延長上の未来も、「本当の“私”」ではない「私」が生みだす世界。

 その世界(未来)以外、つまり現状の外は、スコトーマに隠れ認識することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 では、どうやってゴールを設定すればいいのでしょう?

 

 鍵はバランスホイール!

 人生のあらゆる領域にゴールを設定しようとすることで、スコトーマが外れやすくなります。

 Q-255:バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 なぜでしょう?

 (私の答えは「追記」で)

 

 

 以上がコーチングのコア中のコアである「ゴール」の基本条件です。

 

 その基本条件を十分理解した上で、それでも私はゴールの条件を1)心から望む、2)自分中心を捨て去る、3)現状の外 としています。なぜなら

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

L-100につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 では、どうやってゴールを設定すればいいのでしょう?

 鍵はバランスホイール!

 人生のあらゆる領域にゴールを設定しようとすることで、スコトーマが外れやすくなります。なぜでしょう?

 

 答えはシンプル。「抽象度が上がるから」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 R5.4/2に予定していた最終回「抽象度」は中止することになりました。御了承ください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30969181.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

Q-217:家庭や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27388111.html

 

 

ゴール



L-10020218月シークレットレクチャー -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

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3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 

 

 前回は「ゴールの基本条件」について確認しました。それは「現状の外」「心から望む/100%want to」「人生のあらゆる領域にまんべんなく(バランスホイール)」の3つ。

 

 一方で、私は「自分中心を捨て去る」を重要視しています。ゴールのポイントとして。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 よく「なぜバランホイールではないのですか?」といった質問をいただきますが、決して「バランスホイール」を軽視しているわけではありません。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 では、なぜ「自分中心を捨て去る」をゴールの基本条件としているのか? というと、

「苫米地博士が複数の本でそのように書かれている」からw

 

 その本のひとつが「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」。徳間書店から出版され(2012年)、開拓社から復刊されています(2018年)。以下、そのp152(開拓社ver.)から引用します。

 

 

ゴール設定の基本条件

 このように、「自分中心」というゴミが人々の頭を曇らせています。

 「自分中心」であることを捨てることにより、やりたいことが見えてきたり、これまでに味わったことのない抽象度の高い幸せ(人間の幸せ)を感じたりすることができるのです。「自分中心」であることを捨てることは、ゴールを設定する前提条件です。

 

 したがって、ゴール設定の基本は、

 ●自分の本音にフタをしないこと。

 ●それと同時に、自分中心であることを捨てること。

 ということになります。

 例えば、「将来は金持ちになってモテモテになりたい」という本音にフタをする必要はありません。抽象度の低い本音の欲求はゴールにはなりえませんが、本音は究極のwant toですから、新しい自分へとスタートするためのエンジン・ブースターにはなります。

 本音の理想像が「金持ちになりたい、モテたい」というようなものならば、厳しいことを言いますが、その人はまず、自分が極めて自分中心であり、抽象度が非常に低いということを理解しなくてはなりません。

 「今のオレの抽象度は低すぎるけど、そこから出発するしかないな」というくらいの厳しめの目で自分を見てください。

 そして、本音のwant toをスタートのブースターにして、抽象度を上げていきます。出発点は本音でいい。でもそこから抽象度を上げる必要があるのです。「金持ちになりたい、モテたい」というのなら、その本音を満たすと同時に、より多くの人たちの役に立てるゴールを考えます。

 

 例えば、あなたが食品メーカーでのキャリアを生かしたゴールを設定したいなら、「食品添加物を一切使わない和食ベースのインスタント食品を開発販売する会社を立ち上げ、ジャパニーズ・フードの素晴らしさを新しいスタイルで世界に発信し、飢餓に苦しむ貧しい国々には自社のインスタント食品を無償で提供する」というようなゴールが考えられます。

 あるいは、あなたが自動車メーカーでの経験を生かしてゴールを設定したいなら、「製造過程でも環境を汚染しない究極のエコ・カーを開発販売する会社を起業し、世界中の後進国に工場をつくり雇用を増やし、地球環境保護と貧困撲滅に貢献する」というゴールが考えられるでしょう。

 ここで、私の著書をはじめて読む読者は、「ゴールが壮大すぎる! 自分には実現不可能だ!」と思うかもしれません。しかし、

 

 ●ゴールは必ず現状の外に設定する。

 

 これもゴール設定の重要な条件なのです。

 引用終わり

 

 

 「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」の中で、博士は様々な「頭のゴミ」を指摘されています。「感情」「他人の刷り込み」「これまでの自分」「マイナスの自己イメージ」、そして「have to」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「have to」とは、「~ねばならない」というセルフトークのこと。セルフトークは「言葉」「映像」「感情」の3つの軸による思考のことです。

 L-067202011… -02;思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 先ほどの「頭のゴミ」を「捨てなければならない」と“努力”している間は、本当に捨てることはできません。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 「頭のゴミ」は頑張って捨てるものではなく、結果として手放すもの。では、何の結果でしょうか?

 

 そう、ゴールを設定し(w1)、ゴールにふさわしい自己イメージ(p)に変わった結果。

 F-222:コーチングの基本理念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 「ゴールにふさわしい自己イメージ(p)」とは、ゴール側のコンフォートゾーンともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ゴール側のコンフォートゾーンをしっかり作れると、「頭のゴミ」を捨てることは“努力”や“根性”なしに自然に行えるようになります。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 なぜでしょうか?

 

 答えは「ゴールに向かってホメオスタシスが働く」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 では、ゴール側のコンフォートゾーンを作りホメオスタシスを働かせるためにはどうすればいいのでしょう?

 

L-101につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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-関連記事-

Q-238~:気楽に生きたいのですが

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

Q-243~:続・気楽に生きたいのですが… ~「気楽に生きる」ということ~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418403.html

 

 

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L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

 

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(初回の講義はこちら↓)

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 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

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 01;ゴールの基本条件

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 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 

 

 ゴール側のコンフォートゾーンをしっかり作れると、「頭のゴミ」を捨てることは“努力”や“根性”なしに自然に行えるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 なぜでしょうか?

 

 答えは「ゴールに向かってホメオスタシスが働く」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 では、ゴール側のコンフォートゾーンを作りホメオスタシスを働かせるためにはどうすればいいのでしょう?

 

 答えは「超瞑想」です。

 以下、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p8)より引用します。

 

 

「瞑想」こそ、この不確実な世界に 無限の可能性を拓く唯一の方法

 この世は、何と曖昧で頼りない世界なのでしょう……

 いいえ、だからこそ、私たちには無限の可能性が開かれているのです。

 私たちは、この世界を自分の自由な意思で、存分に書き換えることができるのです。

 なぜなら、この世界は「あるともいえるし、ないともいえる、情報の世界」なのですから。

 

 本書は、自分の脳を使ってこの世界を自在に書き換える本です。自分自身を開放するだけでなく、宇宙を思いのままにするための方法を解き明かすことを目的としています。

 そのための道具が「瞑想」であり、キーワードは「情報場」です。

 

 「瞑想」も「情報」も非常に難解で一筋縄ではいかない概念です。ただ、難解なことを難解に解説してもしょうがないので、本書ではできるだけ平易な表現を心がけました。また、瞑想初心者であるみなさんが、すぐにでも瞑想に取り組めるよう、実践的なワークを中心に構成しています。それぞれの瞑想法の目的や効果についての解説も入れていますが、あまり解説にとらわれず、ワークを実践するようにしてください。大切なことは、解説に書かれている言葉を理解することではなく、瞑想をすることで情報空間に強い臨場感を持ち、世界や自分を自由自在にコントロールするための方法を、“体感的”に身につけていただくことです。

 実は、これまで1冊丸ごと瞑想について書くことをためらっていました。その内容があまりに強力なため、正しく理解せずに用いるとさまざまな弊害を生む可能性があるからです。

 しかし私は今、世界を書き換える方法を開示する時期が到来したと考えています。そう、人類はそろそろ次の進化のステージへと進むべき時が訪れたと。

 本書を読み終えたとき、あなたは自在に「情報場」にアクセスして操作するパワー、「超瞑想力」を備えていることでしょう。

 それはすなわち、人類の新しい進化の道に一歩踏み出したことに他なりません。

 それでは、最強の思考技術の世界をどうぞお楽しみください。

 引用終わり(つづきはこちらでどうぞ↓)

 Amazon.co.jp: 思うままに夢がかなう 超瞑想法 eBook : 苫米地英人:

 

 

 博士は「自分自身を開放するだけでなく、宇宙を思いのままにするための方法を解き明かすことを目的としている」と書かれています。

 この部分を読み変えると、「『宇宙を思いのままにする』ために、まずは『自分自身を開放する』」。その「自分自身を開放する」が「自分中心を捨て去る」に該当するはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 自分自身を開放する

 

 それは過去の記憶や情動から生まれた先入観や思い込みを脱ぎ去り、先入観や思い込みにべったりと張り付いた情動を捨て去るということ。先入観や思い込みは自我そのものです。だから、それらを脱ぎ去ることは“超自我”を意味します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 もちろん、それは簡単なことではありません。人間の脳にはスコトーマがあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんな自我によるスコトーマを外すために行うのが「正しく見る」。

 苫米地博士は「『正しく見る』を徹底して行うことが超瞑想の基本」と書かれています。そして、「『正しく見る』ことを徹底して行えば、前頭前野が活性化して思考の抽象度が高まり、低い抽象度の情動は簡単に制御することができる」とも。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

感情を制御しながら抽象度を上げていくと、「情報空間でどのような情報場が形成され、それぞれがどのような関係で結ばれ、その結果、物理空間にどのような影響を与えているか」がリアルに感じられるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 シンプルに言い換えると、ゲシュタルト化→統合→理解が深まる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そのための思考法が「コンセプチュアル・フロー」です。よって、私は「超瞑想」と「コンセプチュアル・フロー」を同時に行うことをお勧めしています。

 L-08120213… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 最後に、「思うままに夢がかなう 超瞑想法」の中に書かれている「正しく見るためのワーク」を紹介します。ぜひ同書を確認しながら実践し、「正しく見る」を“体感的”に身につけてください。

1.      すべての行為を意識に上げる:歩行禅

2.      時間と空間を超えて見る:黙って食え瞑想

3.      スコトーマを外す:写真縁起瞑想

4.      すべてのものの関係を見る:因果関係瞑想

5.      時間の流れを逆に観る:時間因果瞑想

6.      抽象度を上げた視点で見る:統合瞑想

 

L-102につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「正しく見るためのワーク」は、ワークスDVD3弾「現実からの覚醒 超自我の構築と宇宙創造」でも紹介されています(Disc2)↓

 苫米地英人DVD第3弾「現実からの覚醒 ~超自我の構築と宇宙創造」 (maxpec.net)

 

 

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 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-205:花オクラ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26892359.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-190:家族ががんで治療中です… -14(最終回);「I×V=R」を用いた3rd. StepRを高次元への“R”へ ~縁ある者たちの役割~vol.5

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25475104.html

 

 

超瞑想法

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 思うままに夢がかなう 超瞑想法 eBook : 苫米地英人:

 



L-10220218月シークレットレクチャー -04;思考が臨場感を生みだす

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 

 

 前回は、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p8)より引用しました。その中で博士は「私たちは、この世界を自分の自由な意思で、存分に書き換えることができる」と書かれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 その理由は「この世界は『あるともいえるし、ないともいえる、情報の世界』」だから。「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 今回の講義(全3回)を通してのキーワードである「I×V=R」でいうと、「一番臨場感の高い(V)イメージ(イマジネーション、I)が現実(R)」です。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 現実とはイメージ(イマジネーション)

 

 その理を苫米地博士が提唱されている「超情報場理論(仮説)」の枠組みで表現すると、「この世界はすべて情報でできている」。

 PM-01-11~17:超情報場仮説(理論)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 私たちが“リアル”だと思っている物理的現実世界、つまり目の前の世界はすべて幻想です。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 その“幻想”の正体が「情報」。五感+言語という6つのモーダルチャンネル(情報入力経路)からの情報が、まずは神経を通して脳に伝えられます。そして、脳が「情報」を認識し、それをもとにまた「情報」を作りだします。だから、情報であり、幻想。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「この世界はすべて情報でできている」「目の前の世界はすべて“幻想”」ということは、「イメージと臨場感さえあれば、リアリティは合成できる」ということです。

 Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 イメージと臨場感さえあれば、リアリティは合成できる

 

 臨場感は情報と自分の記憶が結びつくことで生まれます。その情報と記憶の関連性を無作為に組み合わせていくことが思考です。

よって、思考が臨場感を生みだすといえます。

 

 最後に苫米地博士の著書「思考停止という病」(KADOKAWAp103)より引用します。思考と記憶&情報との関係が生みだす臨場感を感じてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 知識量がランダムウォークを生み出す

 自分で考えるためには、まずはデータや知識が必要になります。

 思考はランダムウォークであり、ヒルクライミングだと言いました。つまり、思考とは、記憶と情報の関連性を無作為に組み合わせていくものです。

 そこで必要なのが、情報であり、知識なのです。

 それが足りなければ、思考を組み合わせたり、ある問題を解決したりするための道筋を歩くこともできません。

 思考停止するのは、知識がないことが原因です。

 それでもなんとかやってこられたかもしれませんが、本気で自分の頭で考える脳を手に入れたいと思うなら、知識量を増やすことを考えましょう。

 簡単にいえば、勉強することです。

 勉強というとつまらなく聞こえるかもしれませんが、それはこれまでの学校教育のせいです。学校での勉強は、ほとんどの人が「つまらないもの」「大変なもの」と感じながら取り組んでいたと思います。

 しかし、そうではありません。

 あなたはすでにゴールを設定しているわけですから、勉強したいことだけをすれば良いのです。

 本当に興味があって、ゴールにつながっていることであれば、その知識を手に入れることは何より楽しいはずです。一つひとつの情報に対して、学んでいくことはこれほどない喜びに変わるのです。

 Have toの勉強ほどつまらないものはないですが、want toの勉強はこれほどない楽しみになるのです。

 たとえば、私は興味を持ったものに対して、徹底的に知識を手に入れます。ギターはもちろん、葉巻やライカ(カメラ)にハマると、10時間くらい語れるほどの知識を一気に吸収します。情報を仕入れるのが楽しくてしょうがないので、仕事を忘れるくらい夜通しでやってしまいます。

 仕事においても同じです。

 2011年、『現代版 魔女の鉄槌』(フォレスト出版)という本を上梓しました。この本は、電子書籍・SNSが日本に入ってきて、ニューメディアが生まれたことで、新しい魔女狩りが始まることへの警鐘を鳴らすものでした。

 この本を書く際、いくつもの魔女狩りに関する本を読み漁りました。

 仕事部屋は大量の書籍で埋まっていましたが、新しい情報を読むのが楽しくてたまりませんでした。もちろん、数日ですべて読破しました。

 日本人は、学ぶこと、勉強することは、大変なこと、つまらないこと、苦しいことだと思い込んでいます。

 知識の習得ほど、楽しく、面白いものはないのです。

 引用終わり

 

L-103につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 

思考停止という病

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 思考停止という病 eBook : 苫米地英人:

 



L-10320218月シークレットレクチャー -05;知らないことを見える化する

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 

 

臨場感は情報と自分の記憶が結びつくことで生まれる

情報と記憶の関連性を無作為に組み合わせていくことが思考

よって、思考が臨場感を生みだす

 

 前々回(L-101)、自我によるスコトーマを外すために行うのが「正しく見る」であることをお伝えしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

スコトーマを外す/生みだすポイントは1)知識、2)重要性、3)役割の3つ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを外すための大前提は知識です。だから、学習により大量の情報を得て、その情報をしっかり知識化していくことが重要です。

 PM-05-06:そもそも教育とは?-3-1~3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 では、ここで問題。

 そもそも知らないと認識できないはずなのに、なぜ新しい情報を認識し知識を得ることができるのでしょう?

 

 抽象度を上げてシンプルに問いなおします。情報と知識の違いは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ビジネスで圧勝できる脳科学」(サイゾー、p82)より引用します。

 

 

 34 思考のスピードを上げる実践ワーク③ 月100冊の本を読む

 Read 100 books every month.

 

 「何を読むか」よりも「どう読むか」

 1ヶ月に最低100冊の本を読む。「そんなの無理!」と言われそうですが、前項で紹介したトレーニングをきちんと実践すれば、1日に3~4冊は読めるようになるはずです。

 ただし、興味がある分野の本だけを読んでも抽象度は上がりません。ジャンルを限定せずに読むことが大切。ゴールと合致した内容の本は一見役に立ちそうですが、そういう本ばかり読むと見える範囲が狭まり抽象度は低くなります。少し具体的な内容が書いてあると「こうすればいいのか!」と納得した気になり、自らの思考が停止するからです。

 具体的には売れている本を端から読むのがおすすめ。ベストセラー・ランキングの1~100位を全部読むのです。ただし小説や漫画は除外します。100冊読書は興味・嗜好を充たすためではありません。大切なのは「反論を考えながら読む」こと。書いてあることが「正しいか・正しくないか」を判断しながら読むのです。

 正しくないと思ったら自分なりの反論を考えます。間違っていても構いません。常に考え、判断を下しながら読むことが肝心で、それによって抽象度が上がり、並列思考も養われるのです。

 「売れる本」がいい本とは限りませんが、注目を集めていることは事実です。「売れる本」という抽象度で眺めれば共通点が見つかるかもしれません。「なぜ、売れたのだろう」と理由を考えながら読むことも大事です。

 

 知らないことを見えるようにする

 ところで本を読む目的として「新たな知識の習得」を挙げる人がいます。しかし、そんなことはできません。人間は原則として「知らないことは認識できない」からです。普通の本の読み方では読んだつもりになるだけで、「新しい知識」はほぼ習得できないのです。

 もちろん、どんな本からでも「情報」は得られます。しかし「情報」と「知識」は違います。情報は「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念。あらゆるものがそうなりえます。

 ゲシュタルトを思い出してください。ゲシュタルトができると、知識がないものも認識できると書きました。つまり、知識とゲシュタルトを組み合わせた「文脈」の中で認識が生まれるのです。図式化するとこうなります。

 情報(入力)→文脈(知識+ゲシュタルト)→認識

 つまり、100冊読書は「知らないことを見える化する」トレーニングなのです。

 ちなみに、「毎月100冊も本を買うのは出費がかさんで大変」という人は同じ本を何度も読み返しても構いません。何度か読んでゲシュタルトができると、次に読み直したときに細部の意味までわかってきます。いい本だと思った本は何度も読み返しましょう。

 引用終わり

 

 

情報(入力)→文脈(知識+ゲシュタルト)→認識

 情報は「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念であり、知識とゲシュタルトを組み合わせた「文脈」の中で認識が生まれる

 

 新しい情報を認識し知識を得ることができる理由は「ゲシュタルト能力があるから」。ゲシュタルトとは「全体性をもったまとまりのある構造」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

1つ上の抽象度でより大きなゲシュタルト(全体)を作るから、未知の情報(部分)を認識することができるようになります。

 

「情報」と「知識」の関係性も同じ。

私たちの目の前にある情報は、脳が過去の記憶をもとに「これは重要である」と判断してはじめて認識されます。過去の記憶にない情報は脳内のフィルターであるRASをすり抜けることができません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

例えば「詰込み型教育」と揶揄される方法において、詰め込まれるものはただの情報です。

学ぶほど知識が増えていくように感じるかもしれませんが、それは錯覚。じつは情報が増えているだけです。それら大量の情報をひとまとめにして概念化(ゲシュタルト化)した時にはじめて知識となります。

つまり、知識とは、大量の情報をもとに構築された概念の塊であり、全体性をもったまとまりのある構造(=ゲシュタルト)。知識が増えるとは、「概念の数が増えること」といえます。ジョブス風に表現すると「connect the dots」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

ちなみに、増えた概念が一つ上の抽象度でさらに大きな一塊の概念となっていくことが「頭がよくなる」こと。ゲシュタルトが巨大化するたびに理解は深まっていきます。前々回(L-101)の表現でいうと、「ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」ことが「頭がよくなる」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

いったん統合したら、それはひとつの概念といえます。例えば「チワワ」「ブルドック」「ダックスフンド」「ラブラドールレトリーバー」を統合して「犬」としたら、それはひとつの概念であり、ひとつのゲシュタルトです。

このゲシュタルト化→統合→理解が深まる」はとても大切です。「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架けるためのポイントでもあるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *詳しくはこちら↓

 L-08120213… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

「ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」は「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架けるためのポイント

 

 だからこそ、私はゲシュタルト化→統合→理解が深まる」に気をつけています。

 

L-104につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

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 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-244:「ゴール」「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 

ビジネスで圧勝できる脳科学

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L-10420218月シークレットレクチャー -06;「私」とは何? <前編>

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

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3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

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 01;ゴールの基本条件

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 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 

 

「ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」は「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架けるためのポイント

 

 だからこそ、私はゲシュタルト化→統合→理解が深まる」に気をつけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

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 これから数回に分けて「気をつけている(べき)」という主張(claim)の根拠(warrant)をまとめます。リラックスしながら読み進めてください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 

 突然ですが、問題です。

 「ムーディー」「ポルスネール」「ベルガマスコ」といった言葉が並んでいたら、皆さんは何をイメージしますか?

 F-199:“あの人”の言葉は… Vol.3;「こんなにほったらかしにして」を生みだすスコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26545746.html

 

 きっと「何も想像できない?」「わからない」といった内省言語が生まれているはずw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31022550.html

 

 では、「ムーディー」「ポルスネール」「ベルガマスコ」「チワワ」だったら?

 

 無意識下で、なんとなく「犬」というイメージが浮かんでいませんか?

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

もしも「犬」が浮かんでいたなら、それが人間が持つゲシュタルト能力です。

 Q-268:薬をやめることができますか? <前編:induction

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29185121.html

 

 「ムーディー」「ポルスネール」「ベルガマスコ」「チワワ」「ブルドック」「ダックスフンド」「ラブラドールレトリーバー」という概念(部分)が「犬」という概念(全体)と双方向の関係性を構築することがゲシュタルト化。

それは平面的な紐づけではなく、包摂(包含)関係です。つまり、抽象度が上がるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度の上げ下げがいつでもスムーズにできることが大切なのですが、実際には特定の抽象度(部分)についロックオンしてしまいがち。そうですよね?

 Q-212:世の中はどうしてドリームキラーばかり<回答3KからSへ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26967876.html

 

そんな意識状態が大切なものを見えなくしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

例として「私」について考えてみましょう。「私」を全体としたとき、部分とは何でしょうか?

 

物理的な身体は60兆個の細胞で構成されているといわれています。億ではなく、兆オーダーです。

「細胞」から1つ抽象度を上げると「臓器(専門的には器官/organ)」。その場合、臓器が全体で、細胞が部分です。ちなみに、臓器は約200種類あります。

 

さらに抽象度を上げると「器官系」。器官系とは「一定の機能を果たすために協力して作業を営む一連の器官群(system)」のことです。具体的には、消化器系、循環器系、呼吸器系、泌尿器系など。ここでは器官系が全体で、臓器が部分です。

 

器官系からもう一段抽象度を上げると個体レベルの「体」。その場合、体が全体で、器官系が部分。ここまでをまとめると、体>器官系>臓器>細胞となります。

 

 じつは、「体」(全体)を構成するのは「器官系>臓器>細胞」(部分)だけではありません。人の体には100~1000兆個の細菌が存在しているといわれています。重さでいうと、なんと1.5kg以上。

とくにビフィズス菌などの「善玉菌」と呼ばれる腸内細菌は重要で、それらは人と共生関係にあります。まさに双方向の縁起!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 そんなすべての関係性が集まって「私」。

 「私」を構成する細胞や細菌はどんどん入れ替わっていくので、「私」とは「ダイナミックに変化し続ける無常な存在」だといえます。「あるともいえるし、ないともいえる」「あるとはいえないが、ないともいえない」という「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 皆さんが「私」をイメージする時、細胞や細菌の臨場感は高くないはず。肝臓や腎臓といった臓器さえ意識には上がっていないでしょう。

 

でも知らないわけではなく、ちゃんとわかっている

 

それがゲシュタルトの感覚です。

包摂関係ができたなら、それはもう「ひとつ」の存在であり、全体と部分の双方向性をもつゲシュタルト。

 

全体に意識がありながら、ちゃんと部分を認識している

 

そんな心の状態を保てるから、部分の意味を“正しく”見いだすことができます。

 

 では、「私」の抽象度をさらに上げていくとどうなるでしょうか?

 

 私の答えは (個としての)人間 →(種としての)人類 →地球上の全生命。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「全生命」が全体で、「私」は部分 皆さんは「全生命の一部である」という感覚をお持ちでしょうか?

 

 その感覚=イメージ(I)×臨場感(V)が豊かな現実(R)を生みだしていくはずです。

 

L-105につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 とくにビフィズス菌などの「善玉菌」と呼ばれる腸内細菌は重要で、それらは人と共生関係にあります。まさに双方向の縁起!

 

 “ワクチン”は大切な縁起を破壊してしまうよう。社会(未来)がとても心配です。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 

-追記2

 では、「私」の抽象度を上げていくとどうなるでしょうか?

 私の答えは (個としての)人間 →(種としての)人類 →地球上の全生命

 

 じつは、この答えでは全然抽象度が足りません。なぜでしょうか?

 (続きは次回に)

 

 

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 今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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PM-07-09~11:「平成」という元号に埋め込まれたコード

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L-104用(ゲシュタルト)




L-10520218月シークレットレクチャー -07;「私」とは何? <中編>

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 

 

全体に意識がありながら、ちゃんと部分を認識している

 

そんな心の状態を保てるから、部分の意味を“正しく”見いだすことができます。RAS&スコトーマの働きにより。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 では、「私」の抽象度をさらに上げていくとどうなるでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私の答えは (個としての)人間 →(種としての)人類 →地球上の全生命。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「全生命」が全体で、「私」は部分 皆さんは「全生命の一部である」という感覚をお持ちでしょうか?

 

 その感覚=イメージ(I)×臨場感(V)が豊かな現実(R)を生みだしていくはずです。

 ただし、この答えでは全然抽象度が足りません。なぜでしょう?

 

 答えは「視点が物理次元に囚われているから」。

 前回(L-104)、「抽象度の上げ下げがいつでもスムーズにできることが大切だが、実際には特定の抽象度(部分)についロックオンしてしまいがち」「そんな意識状態が大切なものを見えなくしている」と書きました。

 

 その特定の抽象度とは、多くの場合、(抽象度を軸とした場合の)情報空間の底面である物理次元(空間)のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「(個としての)人間 →(種としての)人類 →地球上の全生命」という変化の場合、具体的な情報量は減っていく(潜在的情報量は増えていく)ので、確かに「抽象度が上がる」とはいえるはず。しかし、「地球上の」という言葉にあらわれているとおり、意識は物理次元(空間)に囚われています。

空・仮・中でいうと、空(くう)が抜けて実(じつ)になってしまっている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 *詳しくはこちらを確認してください↓

 PM-06-21:仮説14)空なき実観の行き着く先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

これまでの説明での「私」とは、主に物理次元(空間)上の存在(体)の話であり、せいぜい「共有する4次元時空上での生命共同体」としての話です。繰り返しますが、物理次元(空間)とは情報空間の底面ですので、これまでの「私」は写像について語っているに過ぎません。

 

 苫米地博士は「『脳と心』『体と心』で一語。『脳と心』『体と心』で1つのゲシュタルト」と語られています。わかりやすく表現すると

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 「脳」「体」は情報空間の底面である物理空間にあり、それは情報空間にシームレスにひろがる「心」の投影

 

 この理を苫米地博士が理論化されているのが「超情報場理論(仮説)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 ところで、「特定の抽象度(部分)についロックオンしてしまう意識状態が見えなくしている大切なもの」はクリアでしょうか?

 

 より高次の情報空間まで正しく見ることができたとしても、自由に見ることができなければ、本当の意味でのゲシュタルト化→統合→理解が深まる」はできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 以下、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p80)から引用します。以前お伝えしたとおり(L-101)、博士は「自分や世界を正しく見るワーク」として、1)歩行禅、2)黙って食え瞑想、3)写真縁起瞑想、4)因果関係瞑想、5)時間因果瞑想、6)統合瞑想 を紹介されています。

ワークを実践し「正しく見る」をマスターした後に取り組む「自由自在に見る」について感じてください。Feel

 

 

正しく見ることができたら次は情報場に介入!

 繰り返しになりますが、超瞑想によって自分や世界を自由自在にコントロールするとは、情報空間の場の因果関係に働きかけて、結果として物理空間にも大きな影響を及ぼすことです。

 そのための第一ステップが、本章でお教えしてきた情報空間の場の因果関係を正しく見るための超瞑想法です。

 ここで紹介したワークを実践することによって、抽象度はどんどん上がっていきます。そして、この世界に存在するいろいろな事象が、情報空間に無数にある場の因果関係の写像であることがわかります。あなた自身やこの世界の存在は、情報の関係性によって生じています。

 本章で「正しく見る」ことを学んだみなさんには、次のステップに移っていただきます。次のステップは、情報空間の場の因果関係に介入することです。

 「情報空間の場の因果関係に介入する」というと、なんだか難しそうに聞こえますが、実際はとても簡単です。なぜなら、相手は情報であり、その関係性を認識する(見る)主体は何かといえば、あなたの脳と心だからです。

 あなたの脳と心がさまざまな事象の関係性をどう認識するか(見るか)が、自分や世界のあり方を決めています。

 つまり、あなたの脳と心をコントロールすることで、情報空間の場の因果関係を自由自在にコントロールすることができ、ひいてはあなた自身やこの世界の物理的なあり方を自由自在にコントロールすることができるのです。

 

 本書では、情報空間の場の因果関係を自由自在にコントロールすることを「自由自在に見る」と表現します。

 自由自在に見ることができれば、自分や世界を思いのままに変えることができるのです。

 引用終わり

 

L-106につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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 今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-175脳内の歩くというイメージの臨場感を上げて物理世界で実際に歩いてるということになるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 

超瞑想法(文庫版)

Kindle版はこちら↓

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L-10620218月シークレットレクチャー -08;「私」とは何? <後編>

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 08;「私」とは何? <後編>

 

 

 前回(L-105)は「情報空間の場の因果関係に介入する」ことに関して、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所、p80)から引用しました。

 その中で博士は「場の因果関係に介入することは、実際はとても簡単」と書かれています。なぜ簡単かというと、「関係性を認識する(見る)主体は自分自身」だから。詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 「自分自身」とはマインドのこと、マインドとは「脳と心」のことです。

 

 あなたの脳と心がさまざまな事象の関係性をどう認識するか(見るか)が、自分や世界のあり方を決めている

 

 繰り返しになりますが、やはり、「脳と心」をひとつのゲシュタルトと理解できることが最大のポイント。「脳」と「心」、あるいは「体」と「心」がどこかで結びついているのではなく、「脳と心」「体と心」でひとつです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p96)より引用します。

 

 

心と身体は切り離せない!

 私の研究分野は機能脳科学です。

 機能脳科学や認知科学は心と体を同時に扱う学問です。認知科学は英語でいう「コグニティブサイエンス」です。これは『洗脳原論』で少し書きましたが、ファンクショナリズム、つまり心を関数としてとらえるという立場から生まれてきた学問です。

 心を関数としてとらえるということは、心と体が切っても切り離せないという大前提があります。関数があれば、関数を走らせるハードウェアであるコンピューターが存在しています。

 そのコンピューターの状態を抽象化して記述しているものが関数です。これはどの抽象度で記述しているかで、心といったり、脳といったりしているということです。つまり、どちらとも切り離せないというのがファンクショナリズムの本来あるべき姿です。

 機能脳科学は心と体を扱う学問であり、切り離せないものです。もちろん、デカルトの二元論は間違っているということになります。外部表現というものはありません。すべて内部表現です。物理的現実世界と我々が思っている世界は、我々の内部表現と連結しているのです。

引用終わり

 

 

 これまで言及してきた「より大きなゲシュタルトをつくる」=connect the dots=「抽象度を上げる」とは、“ひとつ”をしっかり体感することです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして、より大きなゲシュタルトをつくり、connect the dotsし、抽象度を上げた“ひとつ”が「私」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その「私」とは、情報空間中にひろがる縁起のことです。臨場感豊かに感じることができる縁起が「私」の正体といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 だから私はゲシュタルト化→統合→理解が深まる」に気をつけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

「自分中心」という煩悩を克服できないままであれば、結局のところ、ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」は内向きに収束する小さな宇宙の話に過ぎません。

 (詳しくはこちらでどうぞ↓)

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 だからコーチング! だからゴール設定!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 自分中心を捨て去ったゴールを現状の外に設定するからこそ、情報空間中にひろがる縁起を「私」としていくことができます。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 情報空間中にひろがる縁起を体感する

 

 それは「とてつもなくある」という「空(くう)」を体感することでもあります。その空の体感がコーチングの基盤です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「私」とは関係性

「知らないことを見える化する」とは、縁起を正しく見て、新たな縁起=「私」を自由自在に生みだすこと

 

その実践がコーチングであるといえます。新たな縁起=「私」=新たな可能世界w1 を創造し続けることがコーチングです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

L-107につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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-関連記事-

F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

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Q-306~:私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんけど

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424264.html

 

 

脳と心の洗い方

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L-10720218月シークレットレクチャー -09;「I×V」とは〇〇

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

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 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 08;「私」とは何? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html

 09;「I×V」とは〇〇

 

 

これまで言及してきた「より大きなゲシュタルトをつくる」=connect the dots=「抽象度を上げる」とは、“ひとつ”をしっかり体感することです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

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 *抽象度はこちら↓

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして、より大きなゲシュタルトをつくり、connect the dotsし、抽象度を上げた“ひとつ”が「私」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その「私」とは、情報空間中にひろがる縁起のことです。臨場感豊かに感じることができる縁起が「私」の正体といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、それを踏まえたうえで、今講義のキーワードである「I×V=R」について考えていきましょう。

 

 

 御存知のとおり、「I×V=R」とは「夢をかなえる方程式」のこと。

ひとつのゲシュタルト(全体)である「I×V=R」を部分に分けると、「I」「×」「V」「=」「R」となります。それがdots

 そのうち「I」「×」「V」をconnectしてひとつのゲシュタルトとしたのが「I×V」。

 

 その「I×V」はコンフォートゾーン(Comfort zoneCZ)と考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

通常は過去の記憶でつくられた「“現状(Status QuoSQ)”というCZ」です。

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

エネルギー保存の法則のようなイメージだと思いますが、「I×V」を一定(不変)と理解している人が少なくありません。むしろ、そう感じている方が大多数でしょう。例えば「『I』の抽象度が上がると、『V』の臨場感が下がる」 皆さんはいかがですか?

 

I×V」はホメオスタシスで強力に維持されるCZといえるので、そのイメージは決して間違ってはいません。実際、苫米地博士も「抽象度が上がると、臨場感が下がる」と話されています。一般向けには。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 一方で、博士は「『抽象度が上がると、臨場感が下がる』は臨場感に関する誤解」とも話されます。私たちは、じつは、抽象度が高い世界にも強い臨場感を感じることができます。それがIQIntelligence Quotient)です。

 F-242:鉄は熱いうちに打て

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28734264.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社から再販)から引用します(p129)。

 

 

情報の断片から、全体を見晴らす「直観力を磨く」

 抽象度を上げるためにはもうひとつ、「上級者向け」のトレーニングがあります。

 これはIQを高めるためのものです。

 なぜIQの高さが求められるかと言うと、内部表現を書き換えるなど、抽象空間で情報操作をする際には、無意識のうちに全体像を身体的に感じて、複数のことを同時進行で考えながら、瞬時に自分オリジナルの考えを導き出すことが必要だからです。

 たとえて言うなら、複雑に絡まり合った何万本の糸のなかから、あれこれほぐす手間をすっ飛ばして、直感的に目的の1本をつまみ出す、という感じでしょうか。IQが高いと、糸の複雑な絡まり合いも整合的な宇宙に映り、そこで糸をほぐす操作を体感しながらも、欲しい糸だけが浮き上がって見えるわけです。

 魔法なんかではありません。たとえば将棋でも、名人となれば頭の中に5手、6手先、いやイメージ的にはあたかも最後まで読んでいるかのような空間が広がっています。そのなかで無意識的に勝負の展開についての無数のケースを想定しながら、自分の指す手を決めているのです。

 これも抽象空間で高いIQを発揮しているからこそ、できることです。チェスと違って獲った駒をまた盤面に戻せるのでおそらく、将棋の勝負のパターンはスーパーコンピューターでも事実上計算しきれないくらいの計算量になるはず。それを名人は、抽象度を上げることによって格段に少ない計算量にし、驚異的なスピードでやってのけてしまいます。

 このように、IQとは一言で言えば、情報空間における操作能力-抽象度の高い空間で、五感をともなう身体的な操作ができる能力を意味します。

 少ない情報からその千倍、万倍もの整合的な宇宙を広げ、そこでいかに臨場感を体感し、思いのままに情報を操作できるか、ということがIQの指数になります。わかりやすく言えば、それは「直観力」のようなもの。長嶋茂雄元監督が備えている“カンピュータ”のような機構を、脳のなかにつくることでもあります。

 引用終わり

 

 

 IQとは「情報空間における操作能力」

IQとは「抽象度の高い空間で、五感をともなう身体的な操作ができる能力」

 

 抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。だから、私たちは抽象度が高い世界にも臨場感を感じることができます。

ただし、高い抽象度次元に強い臨場感を感じるにはスキルが必要。まずマスターするべきなのは「〇〇〇〇」です。

 

L-108につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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-追記-

抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。だから、私たちは抽象度が高い世界にも臨場感を感じることができます。ただし、高い抽象度次元に強い臨場感を感じるにはスキルが必要

 

 スキルを磨くには実践あるのみ! 楽しいワークをどうぞw

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

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-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-196:未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

Q-294~:孤独を感じています。私はどんなゴールを設定すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423127.html

Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423870.html

 

 

新・福音書

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L-10820218月シークレットレクチャー -10R =w w1(コントロ-ルされたP1=P2

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

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3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

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 01;ゴールの基本条件

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 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

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 03;自分中心を捨て去る=解放

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 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

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 06;「私」とは何? <前編>

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 07;「私」とは何? <中編>

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 08;「私」とは何? <後編>

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 09;「I×V」とは〇〇

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 10R =w w1(コントロ-ルされたP1=P2

 

 

 IQとは「情報空間における操作能力」

IQとは「抽象度の高い空間で、五感をともなう身体的な操作ができる能力」

 

 抽象度と臨場感は、じつは、まったく異なる軸です。だから私たちは抽象度が高い世界にも臨場感を感じることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

ただし、高い抽象度次元に強い臨場感を感じるにはスキルが必要。まずマスターするべきなのは「Rゆらぎ」です。下記ブログ記事内で「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、開拓社より再販)より「Rゆらぎ」に関する部分を引用しています。参考にどうぞ↓

 Q-156~157191019/20 鹿児島セミナーレポート -13~14QA vol.4~5

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23721710.html

 

前回(L-107)、「抽象度が高い世界にも強い臨場感を感じることができる」ことと「それがIQIntelligence Quotient)である」ことをお伝えしました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 

IQをしっかり発揮し、抽象度を上げながら同時に臨場感を上げていく」ために欠かせないのが「Rゆらぎ」。例えば逆腹式呼吸を意識に上げながら行うことも「Rゆらぎ」。物理次元(空間)でリラックスを得ながら、情報次元へとゆらいでいくことができます。

 F-163antiからwith、そしてwellvol.1「生」;好きなことだけやる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 なぜ呼吸なのかというと、「呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスの中で最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールできる」から。つまり、意識をホメオスタシス(恒常性維持機能)に介入させる窓口として呼吸を利用します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

Rゆらぎ」の「R」はReality(現実世界)の「R」。そのRに意識を向けると、その瞬間にRではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するからです。

 

 すべて自分のマインドがダイナミックに生みだしている

 

 その理を体感している状態が「Rゆらぎ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 *「理」について、詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

「意識を向ける」を別の言葉で表現すると「モニタリング」。

Q-286:ドーパミンの分泌をコントロールvol.6;モニタリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 

モニタリングの瞬間に、「R」は「Rゆらぎ」に、すなわち物理空間から情報空間に移行していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

もともと物理空間は情報空間の一部です。抽象度という軸で考えたときの情報空間の底面を特別に物理空間と呼びます。なぜ特別なのかというと、物理空間には物理因果という強力な約束事(法則)が働いているから。私たちが「時間」と称するものもそのひとつです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

だから「Rゆらぎ」は、意識を4次元時空の束縛から解放することだともいえます。つまり、自由への第一歩!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 ところで、皆さんは考え事をしていて目の前の世界が急に認識できなくなった経験はありませんか? 緊張やショックで世界がフワフワしているように感じたことは?

 

例えば「信号が変わったことに気がつかなかった」「目の前が真っ暗になった」「頭の中が真っ白になった」など。その時、目の前の物理空間(現実世界:R)よりも、実体を持たない情報空間(現実ではない世界:P1)により強い臨場感を感じているはずです。

「より強い臨場感(V)を感じている世界(I)」がその瞬間のリアル(R)です。

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 その状態(RP1)を「モニタリング」しながら、自分でコントロールする新たな情報空間(P2)に移動することが、「情報場の操作」であり、「場の移動」。

 (「情報場」についてはこちらでどうぞ↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

苫米地博士のバラダンでの講義と重ねると、目の前の物理空間(現実世界:R)を仮想世界wと正しく見て、新たな仮想世界w1(コントロールされたP1=P2)へと自由自在に移行すること(正確には「移行を促すこと」)がコーチングであるといえます。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

211213バラだん04

銀河系ゼミナール∞(20211213日放送回)より引用

「コーチングの基本概念を習熟して、新年に向けてエフィカシーをブーストしよう」

https://www.youtube.com/watch?v=45-1UEYkl7Q

 

 

L-109につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29357204.html

Q-284~5:ドーパミンの分泌をvol.4~5;ドーパミンをモニタリングする>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29791782.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29811912.html

Q-286:ドーパミンの分泌をvol.6;モニタリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

Q-287:ドーパミンの分泌をvol.7;モニタリング&ラベリングの意義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29863863.html

 

 


L-10920218月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 08;「私」とは何? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html

 09;「I×V」とは〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 10R =w w1(コントロ-ルされたP1=P2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31398098.html

 11;モニタリング&ラベリング

 

 

皆さんは考え事をしていて目の前の世界が急に認識できなくなった経験はありませんか? 緊張やショックで世界がフワフワしているように感じたことは?

 

例えば「信号が変わったことに気がつかなかった」「目の前が真っ暗になった」「頭の中が真っ白になった」など。その時、目の前の物理空間(現実世界:R)よりも、実体を持たない情報空間(現実ではない世界:P1)により強い臨場感を感じているはずです。

「より強い臨場感(V)を感じている世界(I)」がその瞬間のリアル(R)です。

F-195:新たな概念「PPPD」の考察

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 その状態(RP1)を「モニタリング」しながら、自分でコントロールする新たな情報空間(P2)に移動することが、「情報場の操作」であり、「場の移動」。

 (「情報場」についてはこちらでどうぞ↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

苫米地博士のバラダンでの講義と重ねると、目の前の物理空間(現実世界:R)を仮想世界wと正しく見て、新たな仮想世界w1(コントロールされたP1=P2)へと自由自在に移行すること(正確には「移行を促すこと」)がコーチングであるといえます。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

新たな情報空間(の因果)に強い臨場感を感じることができるほど、その情報空間(P2)の事象に介入することができるようになります。まるで、物理空間でモノを動かすように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その「新たな仮想世界w1(コントロールされたP1=P2)」を生みだすことがゴール設定。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

そして、生みだした「w1(コントロールされたP1=P2)」がゴール側のコンフォートゾーンです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 新たな情報空間=ゴール側のコンフォートゾーンの臨場感が強まるほど、ゴール実現に近づきます。

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が実現した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 

 鍵となるのはゴール設定と臨場感の強化!

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

臨場感強化のワークとして、私が強くお勧めするのが「モニタリング&ラベリング」。前回取り上げた「モニタリング」と同時に「ラベリング」を行うことがポイントです。

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

「ラベリング」を行うとき、意識はすでにゴールを達成した世界(P2)にあります。そして、その結果として目の前の世界を認識することになります。ゴールの世界(未来)が「因」で、目の前の世界(現在)が「果」です。

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 ゴールの世界(未来)が「因」で、目の前の世界(現在)が「果」

 

それは未来から現在へと向かう時間の流れを生きるということ。だから、コーチング実践者の時間観は「back to the future」!

F-060BTTF

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13626536.html

 

「モニタリング&ラベリング」で変わるのは時間の感覚だけではありません。「ラベリング」を行うとき、意識はすでにゴールを達成した世界(P2)にあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

よって、ゴールの世界(ゴール側のコンフォートゾーン)の重要度で目の前の世界を認識することになります。重要度とは評価関数のこと、その評価関数とは「自我」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

私たちは目の前の世界をありのままに認識しているようでいて、じつは重要なこと(モノ)のみを認識しています。重要度の低いこと(モノ)はRASにはじかれ認識することができません。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

そのような重要度を「ゴールから考えたとき、どれくらい重要か」という尺度に統一することが、この「モニタリング&ラベリング」の目的です。それはゴールを実現した未来のブリーフシステムで今を生きることを可能にします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

L-110につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 「ラベリング」に関する記述を、苫米地博士の著書「ビジネスが変わるコグニティブ・サイエンス(まんが苫米地式02)」(CYZOp123)から引用します。ゲシュタルトづくりの参考にされてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 ⑤仕事に3つのラベルを貼る

 ここからは、あなたの日々のビジネスのパフォーマンスを高めるための、より具体的なテクニックを紹介していきます。

 ビジネスでは、日々いろいろな出来事が起こりますが、すべてが同じ重要度だというわけではありません。私たちは、さまざまなタスクの重要度を判断し、優先順位をつけて対処しています。

 では、その重要度をはかる尺度は、どのようになっていますか?

 「社長命令だから」とか「今日締め切りだから」といった具合に、そのときの状況によって、尺度をコロコロと変えてはいないでしょうか。

 仕事の重要度は、「自分のゴールから考えたとき、どれくらい重要か」という尺度に統一して判断しましょう。

 そのための方法がラベリングです。目の前のものごとに、心の中で「ラベル」を貼って分類するテクニックです。

 ここで使うラベルは「T」「Nil」「D」の3種類だけです。

 Ttrue(真実)を表すラベルで、自分のゴールに関係のあることに貼ります。ポジティブなことだけではなく、ゴール達成の妨げになる要因も、ここに含まれます。妨げについては対処法を講じましょう。

 Nilはプログラミング言語で、「値なし」を意味します。自分のゴールと関係ないことには、このラベルを貼ります。

 Ddelusion(雑念)を表します。ものごとを「自分のゴールと関係があるか否か」という尺度だけで判断するべきところに、「T」でも「Nil」でもない感情が湧いてきたら、このラベルを貼ります。

 引用終わり

 

 

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今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html

Q-225:ラベリングにおけるゴールに関連があるないの判断基準はエンドステートでの自分の姿なのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27711225.html

 

 

まんが苫米地式2 ビジネスが変わるコグニティブ・サイエンス

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L-11020218月シークレットレクチャー -12;「D」の対処法

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 04;思考が臨場感を生みだす

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 06;「私」とは何? <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html

 07;「私」とは何? <中編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html

 08;「私」とは何? <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html

 09;「I×V」とは〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html

 10R =w w1(コントロ-ルされたP1=P2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31398098.html

 11;モニタリング&ラベリング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html

 12;「D」の対処法

 

 

臨場感強化のワークとして、私が強くお勧めするのが「モニタリング&ラベリング」。

前々回取り上げた「モニタリング」と同時に「ラベリング」を行うことがポイントです。

F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html

 

 今回も苫米地博士の著書「ビジネスが変わるコグニティブ・サイエンス」(CYZOp124)から引用します。前回引用した部分の続きです。

 

 

 ⑥ゴールにかかわるラベルだけを残そう

 「D」は少しわかりにくいと思いますので、説明します。

 あなたは現在も会社員だけれども、「起業して社長になる」というゴールを設定しているとします。あなたのもとには、いろいろなタスクが舞い込みます。それぞれのタスクに対して、起業に役立つなら「T」、役立たないなら「Nil」のラベルを貼ります。この分類は、あくまでも客観的に、クールに行います。

 しかしあるとき、ひとつのタスクに対して、「これは、同僚の〇〇がやるべきことじゃないか。こんなものまで私のところにもってきやがって!」といった怒りが湧いてきたとします。この感情は、「自分のゴールと関係があるか否か」という尺度とは関係のないものであり、「T」でも「Nil」でもありません。

 そのことに気づいたら、「自分は雑念にとらわれてしまった」と反省し、「D」のラベルを貼るのです。

 これら3つのラベルを使って、持ち込まれるタスクや目の前で起こることを、3種類に分類していきましょう。ラベル貼りはできるだけ時間をかけずに、情報が入ってきた瞬間に行います。

 ラベリングでは、まず「D」の出番を減らすようにしましょう。仕事中に「タバコが吸いたい」と思ったり、「SNSが気になる」と思ったりするのも「D」です。

 次に「Nil」の頻度を下げましょう。「Nil」のラベルが貼られるタスクの内容は、基本的に「have to」だからです。

 最終的に「T」だけになれば、あなたのビジネスにおける生産性はきわめて高い状態になっているはずです。

 このテクニックは、タスクの分類・整理に役立つだけではありません。客観的な判断を瞬時に行い続けることにより、前頭前野が鍛えられ、思考の抽象度が上がります。ラベリングは、IQを高めるトレーニングでもあるのです。

 最初のうちは、1時間限定でもかまいません。慣れてくれば、脳がつねに無意識のレベルでラベリングを行っているようになります。

 引用終わり

 

 

 ラベリング:ゴール側から客観的な判断を瞬時に行い続けること

 → 前頭前野が鍛えられ、思考の抽象度が上がる

IQが高まる

→ 高次の抽象度次元に強い臨場感を感じられる

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 以前確認したとおり(L-102)、イメージと臨場感さえあれば、リアリティを合成することができます。それが「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html

 

 臨場感を高める鍵が「前頭前野」。その前頭前野にとっての大敵が情動(「D」)。だから、自身の状態をモニタリング&ラベリングし、「D」を減らすことが大切

 

とはいうものの、正直に話すと、今でも私は「D」が絶えません。

 

しかし、それでいいと思っています。生じるエネルギーをちゃんとコントロールしているから。そして、そのエネルギーを未来(ゴール実現)に向けて活用しているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *「エネルギーを未来(ゴール実現)に向けて活用」の例はこちら↓

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

決して「D」そのものが悪いわけではないはず。もしも「Fight or Flight」に陥りかけても大丈夫。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

モニタリングし続け、未来(ゴール)側からしっかりラベリングできていればOKです。

最も重要なのは「より高次の抽象度次元へ志向し続ける」というブリーフ!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

もちろん、そのようなブリーフのためには、まずはゴールが必要です。ブリーフをハビット&アティテュード化するためには、モニタリング&ラベリングで前頭前野優位を維持し続けなければなりません。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

その双方向性を理解した上で、それでも私は「志向し続ける」という意思が最も大切だと感じています。その意思とは「意図(intention)が生みだす覚悟」だともいえるはずです。

 F-265:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.9;“初心”とは?>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30002338.html

 

そして、その覚悟は「尽きることのないエフィカシーの源泉」になるはず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 意図 → 覚悟 =「志向し続ける」という意思 = エフィカシー

 

そう、今にも爆発しそうな覚悟!

 

覚悟=エフィカシーが沸き立つ状態だからこそ、「D」をエネルギーと創造力に変え、磨き上げたスキルを存分に発揮できる

 

まさに爆発しそうな先人との縁により、そのような気づきを得ました↓

 F-100:芸術は爆発だ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

L-111につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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-告知1

今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

S-03-23D)「物理次元で発散」でのコントロール ~苫米地式アンガーマネジメント~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21995353.html

S-03-24:苫米地流「正しく怒るための技術」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22076231.html

 

 

まんが苫米地式2 ビジネスが変わるコグニティブ・サイエンス

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