苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-300~ 「心身相関」と「超情報場理論」

Q-300:「心身相関」と「超情報場理論」 <前編>

 

 これまでたくさんの御質問をいただきました。ありがとうございます。

 

 なるべくスピーディーに、かつシンプルに回答するように心がけています。「シンプル」とは、「抽象度高く」という意味です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そんなQAの中からセレクトし、掘り下げてきたのが、この「Q:質問等回答編」。なんと、今回で300回目です!

 

 

 1つのことを突き詰めていくと、やがて「型」ができあがります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 このブログでいうと、関連する苫米地理論&コーチング用語の解説(data)やそれらを応用した考察(warrantのつもりw)としっかりリンクしながら、毎回新たな主張(claim)を行うことが「型」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 リンクを貼りながら私が心がけているのは、「巨大な縁起空間づくり」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その「縁起空間」は、認知科学者 苫米地英人博士との縁により創造する「情報宇宙」。そして、それは「いつか現実化(R)するイメージ(I)」を臨場感豊かにしていく(V)エネルギーと創造性の源です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *「I×V=R」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

 1つのことを突き詰めていくと、やがて「型」が洗練されていき、“意味”がわかるようになります。それは「より深く理解できる」ということ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 一方で、スコトーマをさらに外すことは困難になります。本当はもっと深い“意味”があるかもしれないのに、無意識が探究をやめてしまうからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、新たなゴール設定が重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールは、もちろん、“現状の外”。“現状の外”にゴールがあり続けると、結果として選択や行動が変わり続けることになります。ブリーフシステムがゴールに合わせて書き換わっていくからです。
 「型破り」「not normal」 ...それがコーチのブリーフです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

今回の「Q:質問等回答編」は、今まで構築してきた「型」を壊してみたいと思います。具体的にいうと

 

質問するのは私w

ぜひ私の疑問を解決してください。

 

 

Q:苫米地理論をよく学ばれている方々と話をしている時に、「心身相関」の話題になりました。「心と体は密接に結びついている」という「心身相関」についての説明に対して、ある方が「それって苫米地博士がいつもおっしゃっていることと同じですね」とコメントされました。

苫米地博士が語られるのは「超情報場理論(仮説)」。それと「心身相関」は同じなのでしょうか?

もしも違うのであれば、苫米地理論をしっかり理解しているはずの人が、なぜ「同じ」と感じたのでしょう?

 

 

 …2週間ほど後に投稿する<後編>(Q-305)でセルフアンサーします。

 それまでの間、「心身相関」と「超情報場理論」について考察し、「『同じ』と感じた理由」まで推測してください(ヒント;原因は私にあります)。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 *超情報場理論(仮説)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

Q-305につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p93)より引用します。考察の参考にされてください。

 

 

 ●誰も物理的現実にはいない!

 ところで、これは本書のテーマのひとつでもあるのですが、我々は常になんらかの変性意識状態にあるわけですから(サトっている人は例外として)、我々の内部表現が指している「外部世界」は常に内部表現なわけです。

 更にいえば、我々が物理的現実世界として今認識しているつもりの世界が、プロローグで述べたように、過去に他者から学んだ知識を前提に認識されているのであり、その意味で我々は誰も物理的現実世界にはいないのです。

 映画の『マトリックス』のような世界にいるのであり、もともと外部世界は我々の内部表現の中にあるのです。

 つまり内部表現と外部世界を切り離して考えることはできないのです。「物理」という言葉を外部的現実世界を表す言葉とすれば、情報と物理を切り離すことはできないのです。

 脳と心を切り離すことができないといい換えてもいいでしょう。

 昔、心と体は別々に考えられていました。これをデカルトの二元論といいます。ニュートンが「俺は物理の世界をやるから、君は心の世界をやれ」とデカルトにいったとかいわなかったとか。本当にいったかどうか知りませんが。

 しかし、今は心と体が引き離せないことがわかってきました。脳がなければ心がありませんし、心の存在しないものは死んだ脳で、そんなものはもはや脳とはいいません。

 ですから、私が内部表現というときに、内部と外部を分けていると理解されるなら大間違いです。内部表現イコール外部表現もしくは外部世界です。我々の心の中、脳の中に映っている世界を内部表現といいます。

 そして実際に自分の心、相手の心の操作というのは、内部表現の書き換えが具体的な技術になります。

 引用終わり

 

 

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Q-305:「心身相関」と「超情報場理論」 <後編>

 

 これまでたくさんの御質問をいただきました。ありがとうございます。この「Q:質問等回答編」は、なんと、300回を超えました!

 

 1つのことを突き詰めていくと、やがて「型」が洗練されていき、“意味”がわかるようになります。それは、より深く理解できるということ

 

 …一方で、スコトーマをさらに外すことは困難になります。本当はもっと深い“意味”があるかもしれないのに、無意識が探究をやめてしまうからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 だから、新たなゴール設定が重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールは、もちろん、“現状の外”。

 “現状の外”にゴールがあり続けると、結果として選択や行動が変わり続けることになります。ブリーフシステムがゴール側に書き換わっていくから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

今回の「Q:質問等回答編」は、今まで構築してきた「型」を破ってみたいと思います。質問をするのは私。ぜひ私の疑問に対する答えを考えてください。

 

Q:苫米地理論をよく学ばれている方と話をしている時に、「心身相関」の話題になりました。「心と体は密接に結びついている」という「心身相関」についての私の説明に対して、「それって苫米地博士がいつもおっしゃっていることと同じですね」とコメントされました。

苫米地博士が話されるのは「超情報場理論(仮説)」。それと「心身相関」はまったく違うと思うのですが、同じと理解するべきなのでしょうか?

もしも違うのであれば、苫米地理論をしっかり理解しているはずの人が、なぜ「同じ」とコメントされたのでしょう?

 

 <前編>はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30763624.html

 

 

 昨秋(20229月)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状が長引く「long COVID」のリスクに、COVID-19発症前の心理状態が関連していることを示唆する研究結果が発表されました(「JAMA Psychiatry」)。

 シンプルにまとめると、「罹患前の抑うつレベルが高い場合、long COVIDのリスクが32%高い」。同様に「不安:42%」「危惧:37%」「ストレス:46%」「孤独感:32%」とリスクが上昇し、複数該当する場合にはlong COVID化する可能性が50%になるそうです。

 

 この研究結果は驚くものではありません。医療・介護現場で働く誰もがすでに感じているはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

だから、「ぼんやりとした感触が科学的検証のおかげでクリアになった」という感じでしょう。多くの医療従事者にとっては。

F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

 現在の医療・介護現場では、COVID-19のような感染症を、物理次元だけで捉えるのではなく、より高次の抽象度次元(情報空間)全体で捉えようとしています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *抽象度はこちら↓

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その代表が「3つの感染症」という概念です。

 F-186:「新型コロナウイルス感染症」との縁で気づいたこと -033つの“感染症”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25734821.html

 

3つとは「生物学的」「心理的」「社会的」のこと。それら別々の(と思える)ものを「1(あるいは『同じ』)」とみなせるようになると、理解がより深まります。ゲシュタルトが大きくなる(=統合される)からです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 今回のテーマでいうと、心と体はそもそも同じ1つのもの。視点(抽象度)が違うだけです。心のことを物理空間では身体といい、身体のことを情報次元で心と表現するだけのこと。

重要なので繰り返しますが、「そもそも同じ1つのもの」です。

L-003~420201… -03~4;身体と心は〇〇〇〇

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 この関係性は、「心と体」だけでなく、すべてに当てはまります。その事実を体感を伴って理解することが悟り。2600年前に釈迦が「縁起」として説き、大乗の天才たちによって「中観」としてまとめあげられた思想 それを理解し体得することが悟りです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 さらに認知科学者 苫米地英人博士によって、先人の叡智は理論化されました。それが「超情報場理論(仮説)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

心と体はそもそも同じ1つのもので、表記する抽象度が違うだけ それが「超情報場理論」。対して、「心身相関」は「心と体はまったく別のものである」という前提で、その2つが「けっこう関係する」という考えです。

 

冒頭の例(long COVID)でいうと、心理状態と身体におこる症状が「けっこう関係する」というのが「心身相関」。対して、「超情報場理論」は4次元時空をも超えていきます。「COVID-19発症前の心理状態」と「罹患4週間後の身体(症状)」は同じ1つのものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

 「それって苫米地博士がいつもおっしゃっていることと同じですね」とコメントされた方は、もちろん、苫米地理論をしっかり理解されていました。

では、なぜ「同じ」とコメントされたのでしょう?

 

 原因は私にありました。もっと正確にいうと、「私の手の動き」にありました。

 言葉では「『(別のものであるという前提での)心と体は密接に結びついている』という『心身相関』」を語りながら、私の手は抽象度の階層をしっかり示しながら、高次元の「」と底面での「」が「そもそも同じ」というジェスチャーをしていたのです。無意識に。

 

 それが非言語の働きかけとなって(トリガー)、「心と体はそもそも同じ1つのもの」という認識を引き出したのでしょう(アンカー)。相手の思考空間の中で。

その言語化が「それって苫米地博士がいつもおっしゃっていることと同じですね」です。

 F-158:無我夢中 <前編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 この経験を通じて、私は改めて「非言語の働きかけ」の力を感じました。それからは言葉以上に「非言語の働きかけ」に気を配り続けています。

 L-08220213… -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 

 以上が私のセルフアンサーです。

 いかがだったでしょうか?

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

この関係性は、「心と体」だけでなく、すべてに当てはまります。その事実を体感を伴って理解することが悟り。2600年前に釈迦が「縁起」として説き、大乗の天才たちによって「中観」としてまとめあげられた思想 それを理解し体得することが悟りです

 

 悟りとコーチングの関係について、苫米地博士が「オーセンティック・コーチング」(CYZO)内で言及されています。以下、同書(p74)から引用します。「超情報場理論」をイメージしながらお読みください。Feel

 

 

 ◎スピリチュアリティのゴールの大切さ

 もうひとつ、キリスト教圏で生まれたコーチングらしい「社会貢献」のカテゴリーとして「スピリチュアリティ」があります。

 これはカトリシズムのような博愛主義をベースとしたもので、宗教という枠組みの中での人格形成であったり、霊性や精神性をいかに上げていくのかがゴール設定の際に重要になってきます。

 事実、敬虔なクリスチャンであったルー・タイスはキリスト教的な人格をいかに高度化していくかというゴールを持っていましたし、そのゴールに向かう力が世界の数々の紛争をおさめてきた原動力にもなっていました。

 キリスト経がそれほど根付いていない日本で「スピリチュアリティ」を実行するとすれば、仏教の枠組みの中で考えることになるでしょう。いかに悟りに近づいていくかが日本人に理解しやすい「スピリチュアリティ」ではないかと思います。

 ただし、「スピリチュアリティ」の場合は知識の習得ではありません。日本では仏教に取り組むというと、経典を学ぶことや、禅の修行を連想する人が多いと思いますが、それではさきほど説明した「生涯学習」のカテゴリーになってしまいます。「スピリチュアリティ」の場合は知識の習得ではなく、実践が大切です。「霊性を上げる」ために、いかに人間的に優れた人になるか、そのために社会に何をすればいいのかをゴールの一つとして持つことです。

 自分は無神論者だから関係ないとは思わず、「スピリチュアリティ」を実践することとは、突き詰めていけば、人間的に優れた人になることだと思ってください。それはたとえ無神論者であっても重要なことですから、「スピリチュアリティ」のカテゴリーの中でゴールを設定することは大切になってくるのではないかと思います。

 それにこのゴールは簡単に言ってしまえば、「社会が良くなる」ということでもあります。そのために自分の霊性を上げる。仏教的に言えば、悟るということであり、コーチング的に言えば、悟りを越えることです。

 このあたりの詳しいことは私の『超悟り入門』を読んでほしいのですが、いまここで簡単に説明すると「悟りとはこの世が幻であることを理解する」ことです。幻であるからこそ、痛みも苦しみも、幸せも快楽も自分の思いのままになるわけです。つまり、すべては自分で作り出しているものであり、それを理解することが悟りです。これがわかると悟りは決して答えではないことが見えてきます。悟ったという状態であり、理解したという学びであり、だからこそ、悟りは越えていくものなのです。

 引用終わり

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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