F-267:「Classic」
前編;トリガー&アンカー+ゲシュタルトwith時間の流れ
子どもの頃、私は「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031488.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031602.html
あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして心を込めて書いたのがこのブログ記事↓
F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html
そして、第2弾が前回までのこちら↓
F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html
“あの頃”とは80年代から90年代にかけて。
そんな私の青春時代によく聞いていたのがカナダ出身のミュージシャン ブライアン・アダムス(Bryan Guy Adams、1959年~)。
私の師である認知科学者 苫米地英人博士と同じ63歳にして現役バリバリのロッカーであり続けるブライアンは、今年(2022年)3年ぶりのアルバム「So Happy
It Hurts」を発表しています。
“あの頃”を彷彿させるストレートなアルバム!
聴くだけで力がみなぎってくるロックな12曲が収録された名盤です。
(タイトルチューン「So Happy It Hurts」はこちら↓)
(174) Bryan Adams - So Happy
It Hurts - YouTube
そして最近、既発のアルバムにベスト盤「Classic」をカップリングした2枚組の「So Happy It Hurts」として再リリースされました。
その「Classic」を縁に湧き上がったインスピレーションを言語化します。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
前編;トリガー&アンカー+ゲシュタルトwith時間の流れ
私にとってブライアンのベストアルバムは7枚目。今回の「Classic」も全曲知っている(持っている)曲ですし、わざわざ買い直す必要はなかったのかもしれません。
それでも迷わず予約したのは、曲を聴くことで(トリガー)、“あの頃”の記憶がよみがえってくるから(アンカー)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html
一曲ごとにトリガー&アンカーがあり、一つのゲシュタルトを構築しています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
そのゲシュタルト(曲)が十数曲集まってさらに大きな一つのゲシュタルト(アルバム)になっていく…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
そんなクリアな感覚がたまらなく心地よいのです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html
例えば、ほぼ同じ曲で構成されている2枚組ベストでも、年代順に収録されている「ANTHOLOGY」(2005年)とランダムな「2CD AUSTRALIAN TOUR EDITION」(2013年)ではまったく違うゲシュタルトが組み上がります。
L-081:2021年3月… 04;言語を用いたゲシュタルト構築<応用編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html
「ベストアルバム」という抽象度でみると、「同じような曲で構成されている似たようなもの」です。私の妻にはその違いはわからないでしょう。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
しかし、私にとっては「ベストアルバム」それぞれがトリガー&アンカー化されています。
例えば、1993年の初ベスト「So
Far So Good」と2017年の「Ultimate」では想起される世界がまったく別物。前者では当時の恋人との甘い思い出がよみがえり、後者ではその恋人と築いている家庭の楽しい思い出が呼び覚まされます。
F-001:やり場のない…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html
「Classic」によって、どんなアンカー体験をして、どのようなゲシュタルトができるのだろう?
…そんなことを気楽に思いながら届いたばかりのCDの封を切り、子どもを送る車の中で聞きはじめました。すると…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html
「Summer of ‘69」の聞き慣れたギターのイントロが聞こえ…
(んっ、何かが違う?)
2曲目は美しいピアノソロではじまる「(Everything I Do)I Do It for You」…
(やっぱり違う!)
…どうやら昔の曲をオリジナルと同じように(アレンジなしで)演奏し、“あの頃”と同じように歌っているよう。60代となったブライアンの“今”の声で。
私は大きな感動に包まれました。今までとは明らかに違う感覚です。それは「次元をはるかに越えた“場”」に一気にアクセスしたような体感!
PMⅠ-01-11~17:超情報場仮説(理論)-1~7
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html
…その体感をしっかり記録したくなって、このブログ記事を書きはじめました。もちろんブライアンを聴きながら。
(今聞いているは“あの頃”の「Reckless」!)
おそらく「次元をはるかに越えた」感じがしたのは、「時間の流れ」が加わったからでしょう。一念三千世界が凝縮したような圧倒的な体感を確かに感じました。
「一念三千」は天台宗(中国)の実質的な開祖 智顗(ちぎ)の言葉。苫米地博士が座右の銘とされています。詳しくは下記ブログ記事でどうぞ。博士による「一念三千」の解説を引用しています↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html
*こちらもどうぞ↓
F-243:人は、生きている時は自分の心の中、亡くなると親しい人の心の中にいる
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28791954.html
今までのベストアルバムでは、それぞれの曲と紐付く記憶が想起され(もちろん1つではありません)、それらがベスト盤発売当時の記憶と紐付きながら、現在側から統合されて一つのゲシュタルト(アルバム)を構築していたはず。
Q-219:ゴールに対するスケジュールは… <前編;ゴールが先、スケジュールは後>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27441932.html
コーチング中によく説明する「時間は未来から過去に流れている」という感覚です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
ところが「Classic」では、過去の曲を“今”の演奏と歌で再現していることで(しかも、原曲に忠実に)、約40年という時間の厚みが一点に集中している感じがしました。
Q-220:ゴールに対するスケジュールは… <後編;人類には“今”しかない>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html
それは「はるか昔の曲なのに、最新の曲でもある」という“ゆらぎ”。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html
そして、まるで「現在・過去・未来のすべてがこの一瞬に凝縮している」という体感!
Q-235:「財布を娘に盗られた」といった… <vol.6;記憶が織りなす「一人一宇宙」>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html
…じつは、「Classic」の4曲目途中で聴くのをやめたまま、この原稿を書いています。
一生に一度の「Classic」を縁とするゲシュタルト構築体験をしっかり味わおうと思ったから。
原稿を書き終えたら、すぐに聴いてみるつもりです。一念三千世界に浸りながら。
一体どんなイメージが湧きでるのでしょう?
きっとそれは新たな夢のはじまり。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
さらなる“w1”への第一歩となるはずです。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
(F-268に続く)
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
じつは、「Classic」の4曲目の途中で聴くのをやめたまま、この原稿を書いています
…その「4曲目」とは「Heaven」。1984年にリリースされた「Reckless」の4曲目でもあります↓
(174) Bryan Adams - Heaven -
YouTube
*こちらもどうぞ。1996年の“伝説のライブ”より↓
(174) Bryan Adams - Heaven
(Live At Wembley 1996) - YouTube
“あの頃”の「Heaven」のイメージは、今、しっかり現実化しています。そして“今”はさらなる「Heaven」に向かう途中。もっと正確にいうと、ゴールに向かう“今”が丸ごと「Heaven」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
傍から見ると、決して「Heaven」には思えないはずです。実際、「なんでそんなに楽しそうなのですか?」「なぜ前向きでいられるのですか?」と質問されたりします。
Q-077:180804講演会レポート -5:とても心配していましたが、お元気そうでよかった
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15700744.html
そういえば、最近も「大変なご苦労をされてきたのですね」と同情されました。ブログをお読みの方から。
Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html
悔しさ、悲しみ、怒り、憤り…
確かに私は数え切れない程の苦渋を味わってきました。親友からは「波瀾万丈」とからかわれたりします。
それでも「Heaven」!
ゴールがあり続けるかぎり「So Happy It Hurts」!!
F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html
-告知1-
2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。
メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~Reload&Revolution~」。詳細はこちらでどうぞ↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html
R4.11/27に開催する予定だった第8回(「現状の外」)は、急なスケジュール変更のため中止とさせていただきます。御了承ください。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-064:「第九」に込められたベートーベンの思い
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14248557.html
F-076:Ya Ya(あの時代を忘れない)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15961773.html
F-128:Fading Like a
Flower
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21580684.html
F-225:Don’t look
back in anger
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28015120.html
F-252:It’s my life!
~No goals, No life~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html