苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-276~ セルフトークのマネジメントについて

Q-276:セルフトークのマネジメントについて <前編;記憶と睡眠と学習>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:セルフトークのマネジメントについて質問させてください。

人間の記憶は予想よりも悪いことか、良いことを記憶すると学んでおりますが、ゴール側の自己イメージで予測に反して悪かった場合、「自分らしくない、次はこうしよう」とマネジメントし記憶に残っていき、ゴール側の自己イメージで「自分らしい」とセルフトークした場合、予測通りとなり記憶に残らないとなるとの認識であっていますでしょうか?

この状態だと予測より悪かった記憶が増えていってしまうと感じますが、セルフトークのマネジメントとして正しく出来ていますでしょうか?

 

結論からいうと、御質問の内容は完全に“正解”です。セルフトークのマネジメントとしてはもちろん、もっと本質的な点で。

前編は“記憶”をキーワードにまとめ、後編では“本質的な視点”で再考します。

 

前編;記憶と睡眠と学習

 

 

A1:記憶が「予測」と関係するのは重要なポイント。

予測が外れたときの「あ、間違えた」という認識が長期記憶化のコツです。認知科学者 苫米地英人博士は「予測記憶法」と名付けられていますが、「あ、間違えた」のインデックスを脳に埋め込むことで、刺激が脳に認識され、長期記憶化が可能になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

海馬での短期記憶を側頭葉での長期記憶に上げていく作業はREM睡眠中に行われています。よって、「刺激が脳に認識され」の「脳」とはREM睡眠時の脳のことです。

睡眠中の「脳」ですから、私たちは基本的にこの部分に関わることができません。だから、「自分らしくないとインデックスを立てさせることが重要なのです。しかも「次はこうしよう」とreplacement pictureと紐付けて記憶するのですから大正解です。

Q-226ReplaceしたらそれがDominantになればいいのですかね?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27729316.html

 

以下、苫米地博士の著書「脳を鍛える『超』記憶法」(アスコム、p116)から引用します。

「セルフトークのコツ」を体感してください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 仕事で結果がでる「予測記憶法」

 続いては、前章でも紹介した予測記憶法のビジネス応用バーションです。そもそも、予測記憶法は脳が「あ、間違えた」と思ったときにインデックスを立てる特性を利用したものでした。間違えたとき、つまり、期待とは違う結果が出たときに脳の記憶は活性化されるわけです。

 たしかに私たちは仕事での失敗をよく覚えています。しかし、不思議なことに私たちは同じようなミスをよくします。なぜでしょうか? それはあなたが自分で自分を失敗しやすい人間にしてしまっているからです。例えば、「あ、間違えた」と思ったときに脳の記憶の神経コネクションが活性化しますが、ここでさらに「俺はなんてバカだったんだろう」とまで思ってしまったら、「俺はバカだ」まで記憶してしまうのです。つまり、自分を貶めた状態で記憶が長期化している可能性が高いのです

 さてここで、子供の頃に自転車の練習をしていたときのことを思い出してください。「危ない! そっちに行っちゃダメ」と言われると、ますますそっちに行ってしまって、障害物にぶつかってしまった経験を多くの人が持っていると思います。なぜこんな現象が起きるのかというと、人は見ている方向に向かって進む性質があるからです。その性質は物理空間だけでなく、情報空間でも起こります。つまり、あなたが「なんて俺はバカなんだ」と思うだけで、あなたは自分で自分をバカになる方向に導いてしまっているのです。だから、失敗がなくならないのです。

 しかも、私たちの脳は、失敗経験はすぐに覚える一方で、成功体験はなかなか覚えようとしません。よくビジネス書に、「人を叱るときは7つ誉めて1つ叱る」などと書かれていますが、7つ誉めても人の脳裏に残るのは、叱られた1つのほうです。なぜなら脳の記憶特性が失敗駆動型だからです。プラスのイメージよりも、マイナスのイメージを好んで記憶するからです。

 「あ、間違えた」まではいいのです。問題はそのあとに「なんて俺はバカだった」という情報まで乗せてしまうことです。情報を乗せるのであれば、自分を否定せず、「あ、間違えた。よし、これで俺は仕事を1つ覚えた」というやり方をしなければいけません。

 ところが、大抵の人は、「それはそうなんですけど、それができないから苦労するんです」と言うわけです。私はこれが不思議でたまりません。第1章でもお話ししたように、そもそも過去の記憶は合成されたものです。自分で好きなように書き換えることができるのです。だから、失敗した数日後でも、「よし、これで俺は仕事を1つ覚えた」と思うことは簡単にできるはずです。しかし、失敗を繰り返す人は大抵の場合、こういうふうに思うようです。

 「同じ失敗をしたのは事実。記憶の書き換えなどというウソはつきたくない」と。

 ところが、これこそが記憶の書き換えです。同じ失敗を人は繰り返すことはできません。今回の失敗は、前回の失敗とは必ずどこかが違っています。同じように見えるかもしれませんが、探せば違いは出て来ます。しかし、失敗した人は失敗の共通点ばかりを探して、「ほら、また同じ失敗をした」と思うから、同じ失敗になるのです。つまり、記憶の書き換えをマイナス方向にしているのです。だから、書き換え方をプラス方向に変えるだけで、失敗の記憶は、いい経験という記憶になるのです。

 ところが、失敗する人は、それでも否定します。「なんと言われても失敗は失敗だから」と言い張るのです。確かに失敗は失敗です。それは間違いありません。しかし、「失敗はいい経験になる」も同じように間違いではありません。これなどは誰もが経験している事実です。つまり失敗を繰り返す人は、失敗をプラス方向に書き換えようとしても、それにリアリティが出せないからうまく書き換えられないだけなのです。一言で言ってしまえば、リアリティの作り方がヘタ。それだけの話だったのです。

 となったら答えは簡単です。リアリティは過去の記憶によって作ることができますので、失敗して落ち込んだ記憶と、なにかがうまくいったり、誉められたりした記憶を合成すればいいのです。やり方はまず、過去の記憶の中から「楽しい、嬉しい、気持ちいい。誇らしい」といった幸せを感じた経験を思い出します。そのときの状況、言われた言葉、自分の気持ちを掘り起こして、その感覚を記憶します。続いてその感覚を十分に高めた状態で、失敗の記憶を思い出すのです。ただし、失敗の記憶は克明に思い出してはいけません。「こんな経験をしたんだ。それでも、俺はまだ仕事もできてるし」といった「それでもなんとかなっている誇らしい自分」として捉えるようにしてほしいのです。すると、過去の失敗は次第に、それを乗り越えたいまの私という具合に変わっていきます。それを少しでも実感できるようになったら、今度はセルフトークです。コーチング用語でアファメーションと言いますが、自己評価を上げるような言葉で自分を表現していくのです。

 なにがあってもポジティブに捉えて、自分に対して語りかけるのです。基本は「失敗した」ではなく「いい経験をした」です。実際に失敗したとき、あなたはいい経験をしているはずですから、それをきちんと見つけてください。それこそが自分にウソをつかないということなのですから。

 引用終わり

 

 

 「セルフトークのコツ」とは、「自己評価を上げるような言葉で自分を表現していく」こと。「エフィカシーを高める」ことこそがセルフトークのマネジメントです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 冒頭で私は「replacement pictureと紐付けて記憶するのですから大正解」と書きました。

replacement」とは、ゴールを達成した世界、すなわちゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 あらゆる領域にしっかりゴールが設定されている人にとっては、人生で起こるすべてが「いい経験」です。たとえ「だまし討ち」により屈辱を味わったとしても。

 

*私自身の「いい経験」はこちら↓

 PM-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

怒りや悔しさといった情動処理とは別に、脳はゴール達成に向けてフル回転で働きます。まったく新しい経験であれば、大脳新皮質は神経コネクションを新たに構築します。過去記憶のバリエーションとしての経験であれば、コネクションを強化します。これがREM睡眠中に行われる長期記憶化です。

神経コネクションとは、シナプスによる「細胞と細胞のつながり」や「情報のやり取り」のこと。脳がよりよく機能できるのは、この神経コネクションができていくからです。

新生児の脳は、神経細胞は多いものの、コネクションが少ないためにうまく機能しません。反対に大人の脳は、神経細胞の数はどんどん減っていきますが、神経コネクションがとてつもなく増えていますから、高度な機能を発揮することができます。

 この神経コネクションの構築・強化が「学習」です。

 

抽象度の低い脳科学的な視点でいうと、学習とは「環境からの情報によって神経回路網が変化する」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度の高い認知科学的視点では、学習とは「失敗とそれを修正しようとする調整の繰り返し」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 

 さらに苫米地理論で考察すると、学習とは「環境と情報をやり取りしながらゴールの世界を現実化していくホメオスタシス活動」といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

 *ホメオスタシスはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 だから、ゴールを前提としている時点で“大正解”。さぁ、セルフトークをw

 

Yes, I’m good

 

Q-277につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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-関連記事-

F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

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Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

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Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

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Q-277:セルフトークのマネジメントについて <後編;「記憶と睡眠と学習」と「〇〇」>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q:セルフトークのマネジメントについて質問させてください。

人間の記憶は予想よりも悪いことか、良いことを記憶すると学んでおりますが、ゴール側の自己イメージで予測に反して悪かった場合、「自分らしくない、次はこうしよう」とマネジメントし記憶に残っていき、ゴール側の自己イメージで「自分らしい」とセルフトークした場合、予測通りとなり記憶に残らないとなるとの認識であっていますでしょうか?

この状態だと予測より悪かった記憶が増えていってしまうと感じますが、セルフトークのマネジメントとして正しく出来ていますでしょうか?

 

結論からいうと、御質問の内容は完全に“正解”です。セルフトークのマネジメントとしてはもちろん、もっと本質的な点で。

前編は“記憶”をキーワードにまとめ、後編では“本質的な視点”で再考します。

 

 前編;記憶と睡眠と学習

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29571673.html

 後編;「記憶と睡眠と学習」と「〇〇」

 

 

A2:前回(Q-276)は、苫米地博士の著書「脳を鍛える『超』記憶法」(アスコム、p116)から引用しながら、記憶と睡眠と学習についてまとめました。

その本の中で、苫米地博士は「現代における記憶の本当の役割」について言及されています。それは何だと思いますか?

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

答えは「未来に対して記憶を使っていく」こと。

 

過去の記憶は、目の前の現実を補うためではなく、新しい認識を作るためのリアリティを補うために使うのが正解です。

Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

では、「新しい認識」を作りだすためには?

 

そう、ゴール設定!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴール(w1)が、結果として関数pを書き換え、現状(w0)を飛びだすことを可能にします。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 コーチングの祖 ルー・タイスさんの言葉を用いると「Goal comes 1st.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 「関数p」とは、過去の記憶により生みだされたブリーフシステム(BS)のことです。そして、「現状(w0)」とは、そのブリーフシステムがつくりだす現在(=過去の延長上)のコンフォートゾーン(CZ)のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ルーさんの「Goal comes 1st.」とは、ゴールによってまったく新しいBSCZを生みだすことができるという意味です。その実現のために「未来に対して記憶を使っていく」のです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 

御質問が「ゴール側の自己イメージ」からはじまっている時点ですでに“正解”です。「YesI’m good!」「It’s like me!」とセルフトークしながら、「ゴール側の自己イメージ」を存分に体感してください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

おっしゃるとおり「予測通りとなり記憶に残らない」かもしれませんが、まったく問題はありません。なぜなら

 

すでにゴールの世界(w1)にいるから

そして、ゴール側が“アタリマエ”だから

 

それが「I×V=R」の感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 では、「I×V=R」をしっかり体感しながら、再度「記憶と睡眠と学習」について考察してみましょう。シンのゴール設定に欠かせない大前提であり、かつ本気でゴールを追究するから獲得できる「〇〇」が感じられるはず。

 その「〇〇」が“本質的な視点”で私が得た答えです。

 (“本質的な視点”はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 考察を終えたら「追記」をお読みください。苫米地博士の著書「頭が10倍よくなる超睡眠脳の作り方」(宝島社)から引用しています。すぐに「〇〇」がクリアになるはずw

ぜひ原著も読み、「記憶と睡眠と学習」と「〇〇」の関係を味わってください。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ...以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 以下、苫米地博士の著書「頭が10倍よくなる超睡眠脳の作り方」(宝島社)から引用します。「記憶と睡眠と学習」と「〇〇」の関係を感じてください。Feel

 

 

 今年のテーマである「自由」とは、もうひとつの自由です。英語でいうと「Liberty」になります。Libertyとは、「~からの自由」ではなく、「~への自由」、「心の自由」、「完全なる自由」です。「人間はもともと自由な存在である」と言うときに使う自由がLibertyです。

 ただ、人間はさまざまな制約を自らに課して、自由では無い状態に自分自身を追い込んでいます。とはいえ、あくまで自分の意思で制約の世界にいるわけで、逆にいえば、「自分は自由だ」と思うことができれば、いつでも本来の自由な状態に戻ることができるのです。

 すべては、自分の意思次第。これが完全なる自由です。

 

 さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本書の本題です。

 「自由」というテーマを設定したとき、これまで私が取り組んできたことにも、新しい側面が見えてきました。

 そのひとつが「睡眠」についてです。

 昨年末に発売された『脳機能を活性化する「超」快眠術』(牧野出版)で、私ははじめて眠りについて書きました。同書の中で私は、「なぜ人は生きていくために睡眠が必要なのか? この謎はいまだに解明されていません」としつつも、現状の研究でもっとも有力とされているいくつかの仮説と正しく眠るための方法をご紹介しました。

 しかし、今年のテーマを「自由」と決めたとき、睡眠について、これまでとはまったく異なるイメージが浮かんできました。それは、

 

 「眠っているときこそ、人間は自由になれるのではないか

 

 ということです。

 なぜ、そんなイメージを抱いたのか。

 

 たとえば、脳波のことがあります。

 睡眠中、人間の脳は自然とθ波優位となり、眠りが深くなるにしたがってδ波が強くなっていきます。このθ波支配、δ波支配という脳波の状態は、実は密教の高僧が深い瞑想をしているときの脳波と同じなのです。

 瞑想中の高僧は圧倒的な自由の感覚に包まれて、とてつもなく高度な抽象思考をしています。普通の人は、覚醒時に脳波をθ波、δ波支配まで下げることはできません。

 しかし、誰でも眠るだけで、脳波をθ波、δ波支配にすることができます。簡単にいってしまえば、「人間は眠るだけで瞑想状態になることができる」のです。

 

 人間が「完全なる自由」、つまり「Liberty」を取り戻すことができれば、圧倒的に高い抽象思考ができるようになります。つまり、IQが上がるということです。

 ただし、普通に日常生活を送っていると、物理的にも精神的にもさまざまな制約を受けて、抽象度が下げられてしまっています。このIQが下げられている状態が、まさに現代人がおかれている状況なのです。

 しかし、正しい睡眠状態を作ることで、人間は真に自由な状態になることができ、高い抽象思考ができるのではないか、と考えたわけです。

 引用終わり(続きはぜひ原著で)

 

 

 シンのゴール設定に欠かせない大前提であり、かつ本気でゴールを追究するから獲得できる「〇〇」とは「自由」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 セルフトークのマネジメントとともに睡眠の重要性も意識に上げ、両方をゴール側からしっかりコントロールしてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

「記憶と睡眠と学習」と「自由」と「ゴール」をconnectすれば、ゴールがどんどん現実化するばかりか、ますます豊かな世界(未来)を生みだせるでしょう。楽しみですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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