苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-244~ 「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 

 

 認知科学者 苫米地英人博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の中に、ゴールのカテゴリとしての「職業」と「趣味」の関係について書かれている部分があります。以下、同書からの引用です(p59)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 よって、職業のゴールを探す大前提としては、まずは好きなことをしているのかを確認し、していなければ、「趣味」の観点から「職業」を見ていくことになります。

 いま「なぜ、突然『趣味』なのか?」と思った人もいるでしょう。しかし、意外に思うかもしれませんが、「職業」と「趣味」はよく似たゴールなのです。

 引用終わり

 

 

 書籍ではこの後「◎職業のゴールがわからなければ、趣味のゴールから探していく」に続きます。コーチングに興味がある方にとって必読の書です。ぜひお読みください。

 

 「職業」と「趣味」はよく似たゴール

 

 苫米地博士が鹿児島で講演してくださったときも、職業のゴールを見つけるために趣味のゴール設定がとても重要であることを話してくださいました。早いもので、もう6年が経ちます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702480.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7702640.html

 

 当時の私はコーチとしてデビューしたばかり。頭の中はまだまだ病院長としての仕事でいっぱいでした。博士の講演を舞台袖で拝聴しながら、「職業」や「社会への貢献」「生涯学習」ばかりで、「趣味」をないがしろにしていることに気が付きました。スコトーマが外れたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 心から欲する趣味は何だろう?

 

 すぐに思い浮かんだのは映画。そう、子どもの頃から私は映画が大好き。

幼少期の思い出は辛いものばかりですが、映画との縁に関してはラッキーでした。

鹿児島で上映される映画の多くをフリーで観れる境遇だったため、毎週のように映画館に通っていました。とくに大学浪人中は、本当に毎週映画を観にいきました。確か60本以上観たはずです。「人生においてこんなに映画を観れる年はない」とセルフトークしながらw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24905509.html

 

「映画好き」というブリーフを生みだしたのは、間違いなく「情動を伴った体験の記憶」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

その意味では映画にこだわるほど過去に囚われるともいえますが、博士と出会う前の私はそんな映画鑑賞さえ楽しめなくなっていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4406033.html

 

 いわゆるストレスにより、つねに大脳辺縁系優位の状態だったから。エヴァ風にいうと「裏コード ザ・ビースト」な感じですw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 抽象度が低い“煩悩渦巻く現実”に縛り付けられ、映画で描かれる仮想世界に自由にアクセスできなくなっていたのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「映画で描かれる仮想世界に自由にアクセスできない」を言い換えると、「臨場感が感じられない」であり、「ホメオスタシスが働かない」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社)より引用します(p15~)。

 

 

 ♰ホメオスタシス仮説

 ここで、なぜ変性意識下において、仮想世界がリアリティをもって眼前にひろがるのか、そのメカニズムを解く仮説を論じていこう。それは、人間の内外の環境変化に関わらず、生理的性質を一定に保とうとする恒常性機能、ホメオスタシス(homeostasis)と関係があるものと考える。もともとホメオスタシスは、生体と物理的環境の関係におけるフィードバック関係において、気温が上がれば発汗するなどの作用で生体の恒常性を維持し、それにより生体の正常性を保つための、生物の自律的なメカニズムを指す言葉である。しかし、どうやら人間は、脳機能の進化により、本物の外的物理環境ではない、触ることのできない想像上の環境、すなわち仮想的な世界(仮想現実世界)に臨場感を感じ、生体レベルで恒常性維持のフィードバック関係を築くことができるようになったらしい。

 映画を見ていると手に汗を握るのは、まさにこれである。認知科学の用語では内部表現というのだが、記憶や現在の思考、概念などの抽象的情報を含む心的な自我の表現と、これに対応する外部的に自分を取り巻く環境(物理的現実世界もしくは仮想現実世界)とのあいだで、ホメオスタシス・レベルのフィードバック関係を成り立たせる能力が人間にはあるのだ。

 外部からの刺激を、頭のなかのスクリーンに映しだす内部表現は、外的な環境が変化するのに合わせて、みずからの情報内容を刻一刻と更新するわけであるが、たとえ外的な環境が本物の物理環境ではなく、映画や小説などの仮想的な環境であったとしても、一度臨場感のあるフィードバック関係が成立していれば(要するに映画に熱中していれば)、外的な環境における状態変化が生体レベルにまで、フィードバックして影響を与えてしまうのである。たとえそれが現実の物理世界と異なる情報であったとしても、このホメオスタシス・フィードバックの関係において、内部表現が脳内の劇場で与えられた架空の情報を、あたかも本物のように上映すると、観客である認識機能は、それを真の情報だと思いこみ、実際に視覚化してしまう。

 たとえば、何も見えていない状態で、「ここに蓮の花が生えている」という情報をインプットする(外的環境に暗示の言葉などで描写する)と、本当に蓮の花が現われてくる。映画や小説で涙を流してしまう(架空の出来事で、実際に生体が反応する)のも、このためであると説明できる。同様に、催眠状態における幻視、幻覚、幻聴、運動支配、退行といった現象も、情報空間にまでひろがったホメオスタシス機能として説明できるとするのが、ホメオスタシス仮説である。これは、仮想世界に臨場感を感じることができる人間の脳機能の作用を一般的に仮説化したものであるが、同時に「聖痕現象」と呼ばれるような精神側から肉体側への極端な影響が与えられる現象も説明することができる。

 たとえば、術者が「焼けるように熱い」と言いながら、箸を変性意識下にある人の腕にあてると、焼け火箸のように感じて、実際にその箇所が火傷したような状態になる場合がある。あるいは受難の日、イエスが十字架につけられたとき打ちこまれた釘の傷を連想させる瘢痕が手のひらにでき、ときにはそこから血が噴き出す現象が、「聖痕現象」であるが、これも仮想の情報によって、脳が稼働し、肉体に変化をもたらしたものである。

 引用終わり

 

 

 人間は、脳機能の進化により、本物の外的物理環境ではない、触ることのできない想像上の環境、すなわち仮想的な世界(仮想現実世界)に臨場感を感じ、生体レベルで恒常性維持のフィードバック関係を築くことができる

 

冒頭で紹介した言葉でいうと、「強烈につくりたい」「人に影響を与える」「感動させるストーリーテリング」を現実化するのが臨場感。

突き詰めると、「アート」とは高次元の情報場(あの世)へのアクセスであり、「才能」とはそれを高い臨場感のまま物理空間(この世)で表現する能力といえるはず。岡本太郎さん風にいうと、「爆発」がアート、「爆発させる力(覚悟)」が才能です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 ポイントは臨場感。

その臨場感は、たとえば映画でいうと、観る人の心に由ります。映画そのもののおもしろさももちろん関係しますが、あくまでも観る人(観察者)の心次第。“おもしろさ”を決めるのは、各人の心であり、臨場感だということです。

F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

すべてが「臨場感のあるフィードバック関係」次第であり、臨場感が「一人一宇宙」を生みだしている

 

 その理をプリンシプル化したものが、「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式:I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

F-245につづく)

 

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 抽象度が上がると、臨場感が下がります。

 しかし、それは「臨場感についての認識の誤解(by苫米地博士)」w

 詳しくは下記ブログ記事をどうぞ。後半は「STAR WARS」を用いたワークを紹介しています↓

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

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 第3回目(R4.6/19開催)のテーマは「ゴール」。詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28683163.html

 

 

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-関連記事-

F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

洗脳原論

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F-245:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.2;双極性障害>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 

 

 ポイントは臨場感。

その臨場感は、たとえば映画でいうと、観る人の心に由ります。映画そのもののおもしろさももちろん関係しますが、あくまでも観る人(観察者)の心次第。“おもしろさ”を決めるのは、各人の心であり、臨場感だということです。

F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

すべてが「臨場感のあるフィードバック関係」次第であり、臨場感が「一人一宇宙」を生みだしている

 

 その理をプリンシプル化したものが、「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式:I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「I×V=R」が「夢をかなえる方程式」であることは事実ですが、一方で「夢を阻む方程式」にもなりえます。すべてマインド次第。「臨場感のあるフィードバック関係」次第です。

 Q-068:認知的不協和の状態にあり… Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 

 ところで、皆さんは「双極性障害」について御存知ですか?

 

 双極性障害は、気分が高揚する「躁(そう)状態」と、気分が落ち込む「うつ状態」が、何も症状がない時期をはさみながら、何回も繰り返しあらわれる病気です。私が医師になった頃は「躁うつ病」と呼ばれていました。

 発症年齢の平均は20代前半ですが、老若男女問わずどんな人でも発症し得ます。遺伝性はなく、生涯有病率(一生のうちに一度は病気にかかる人の割合)は0.6%ほどとされています。

 その特徴は、最低7日間の躁状態があるか、最低4日間の軽躁状態と最低2週間のうつ状態があること。一日の中で気分が入れ替わるケースは除外されます。

 具体的な症状はこんな感じです

 

 <躁状態>

    気分が高揚したまま一方的に話し続ける

    次々とアイデアが浮かんできて止まらない状態になる

    寝ないで活動し続けても疲れを感じない

    気分爽快

    世界が明るく感じられる

    偉くなったように感じられ、尊大な態度をとる

    攻撃的になる(人によっては幻覚や妄想を伴う場合あり)

    お金を使いすぎる(借金を重ねる)

    一人称が「僕」から「俺」に変わる

    「初めて本当の自分になれた」という内省言語

 

 <うつ状態>

    何事にも興味が持てなくなる

    今まで楽しいと思っていたことが楽しめなくなる

    「死にたい」と思う気持ちが起こる(希死念慮)

    不眠、倦怠感、食欲異常(過食の場合もあり)

    学校や会社に行けなくなる

    日常生活動作(ADL)ができなくなる

    「私ってなんてダメなんだろう」という内省言語

 

 私は精神科専門医ではありませんが、専門であっても「双極性障害」の診断は難しいそうです。次の2つのタイプがあることが関係するとされています。

 

 ●双極Ⅰ型障害;典型的な躁状態とうつ状態があらわれるタイプ。1週間以上続く躁状態が一度でもあらわれていればⅠ型と診断される

 ●双極Ⅱ型障害;躁状態よりも軽い「軽躁状態」とうつ状態があらわれるタイプ。軽躁状態が4日以上続き、うつ状態があるとⅡ型と診断される

 

 「軽躁状態」は、気分がよく、仕事がはかどり、いろんなアイデアが湧いてくるような、いわゆる「ノってる」状態です。入院をするほどの症状ではありませんが、まわりの人には「人が変わったように」感じられます。

 コーチング的にいうと、人が変わる=ブリーフシステム(BS)がかわる=コンフォートゾーン(CZ)がかわる=RAS&スコトーマがかわる。もちろん、そのはじまりはゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 Ⅰ型はわかりやすいのですが、Ⅱ型の軽躁状態かの判断は難しく、見落とされることがあるそう。双極性障害であらわれるうつ状態とうつ病の症状はほとんど変わらないため、軽躁状態に気づかなかった場合にうつ病と診断されることが起こり得ます。

双極性障害の患者さんが抗うつ薬による治療を受けても効果はなく、むしろ治療により躁状態が急にあらわれる場合(躁転)があるとされています。

じつはⅡ型は、Ⅰ型と比較すると躁状態は軽いものの、病態がコントロールしやすいとはいえません。むしろⅠ型の方が薬が効きやすいそうで、「Ⅱ型だから軽い」とはいえないようです。

「軽く考えないことが大切」です。思い当たる方は、ぜひ精神科に御相談ください。

 

 

 と、ここまでが精神医療の話。ここからは一般向けの話に戻ります。

 

 先ほど「『軽躁状態』は、気分がよく、仕事がはかどり、いろんなアイデアが湧いてくるような、いわゆる『ノってる』状態です」と書きました。

ドキッとしませんでしたか?

 

 このブログをお読みの方のほとんどが当てはまっているはずw

 なぜなら、皆さんはコーチングに強い興味があり、日々実践しているはずだから。

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「エフィカシー」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 エフィカシーとは「ゴール達成能力の自己評価」ですが、それは「ゴール設定によりうみだした新たなイメージの臨場感」と表現することができます。つまり、「I×V=R」のVVividness)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

人生のあらゆる領域にゴールを設定し、エフィカシーが十分に高いと、目の前が「ゴールの世界の一部」に感じられます。すると、気分が高揚したまま次々とアイデアが浮かぶような創造的な状態になります。寝ないで活動し続けても疲れを感じないほどエネルギッシュで、いつも気分爽快。世界はますます明るく輝いて感じられるでしょう。

モチベーションでいえば100%want toしかない状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

そんな様子は、傍から見ると、先に示した躁状態と変わりません。

周囲の人には「(コーチングによって)人が変わった」ように感じられ、関係が深いほど不安が大きくなります。思わず「どうしたの?」「大丈夫?」「心配だから病院に行こう」と働きかけてしまうでしょう。

医学的な知識があればなおさら、認知的不協和が強く働くはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

本人からすると、それらの働きかけはすべてドリームキリング。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 まわりが必死になればなるほど、本人の無意識は強く抵抗します。Push-push backにより。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882703.html

 

 

 こんな話をすると、コーチングを学び実践することに不安を感じるかもしれません。

 

でも、もちろん大丈夫。本物のコーチング(Authentic Coaching)を学んでいけば。

(軽躁)状態とコーチングマインドは、似ているようでいてまったく異なるものです。両者の間には決定的な違いがあります。鍵は「〇〇〇」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

F-246につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 でも、もちろん大丈夫。本物のコーチング(Authentic Coaching)を学んでいけば

 

 反対にいうと、本物のコーチング(Authentic Coaching)を学ばなければ危険。かえって大切な縁を失ってしまうことになりかねません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 本物(Authentic)かどうかを見分けるポイントとして、私はゴールの定義を吟味するように勧めています。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 詳しくは苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)をお読みください。

 

 

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 第3回目(R4.6/19開催)のテーマは「ゴール」。詳細はこちら↓

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html

Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html

Q-217:家庭や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27388111.html

Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 

オーセンティック・コーチング



F-246:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.3;高揚(興奮)>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 

 

人生のあらゆる領域にゴールを設定し、エフィカシーが十分に高いと、目の前が「ゴールの世界の一部」に感じられます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

すると、気分が高揚したまま次々とアイデアが浮かぶような創造的な状態になります。寝ないで活動し続けても疲れを感じないほどエネルギッシュで、いつも気分爽快。世界はますます明るく輝いて感じられます。モチベーションでいえば100%want toしかない状態です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

前回取り上げた躁(軽躁)状態とコーチングマインドは、似ているようでいてまったく異なるものです。両者の間には決定的な違いがあります。鍵は「抽象度」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

「抽象度が上がる」「抽象度を上げる」とは、「頭の中で理解が深まる」こと

 

この場合の“頭”とは、情報空間での情報処理を行う心のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その時、抽象度を軸とした場合の情報空間の底面である物理空間上の頭の中、すなわち脳内でも変化が生じています。中枢神経系の神経伝達物質であるドーパミンが分泌されているのです。

PM-04-22:「抽象度を上げる」ときにマインド(脳と心)で起きる変化 -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8900535.html

 

 ドーパミンは食事で摂取したフェニルアラニンやチロシンを元に作られ、興奮した状態をつくるアドレナリン、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンに変わります。

かつてはアドレナリンやノルアドレナリンの単なる前駆物質と考えられていましたが、ドーパミンそのものに、運動調節、ホルモン調節、快の感情や意欲・学習に関わる重要な働きがあることがわかってきました。

 

ドーパミンが減ると運動や思考が緩慢になってしまいます。

一般でも10歳老いるごとに10%のドーパミンニューロンが死滅するといわれており、年をとるごとに物理空間での身体の運動や情報空間での思考のスピードが遅くなる原因とされています。

病的にニューロン死が起きた結果ドーパミンが不足してしまう病気がパーキンソン病です。反対に、ドーパミンが増えすぎると幻覚や妄想などの問題を生じます。

 F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ♪」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268333.html

 

 このようにドーパミンは運動系の脳内物質です。

したがって「抽象度を上げる」とは、マインド(情報的な心、物理的な脳)の高度な運動といえます。

 

ドーパミンは気持ちよさや喜びを感じさせる神経伝達物質でもあり、その経路は報酬系と呼ばれています。前回取り上げた「気分が高揚したまま一方的に話し続ける」「次々とアイデアが浮かんできて止まらない状態になる」「寝ないで活動し続けても疲れを感じない」「気分爽快」「世界が明るく感じられる」といった状態は、まさにドーパミンが満ちあふれている状態です。

 さらにドーパミン分泌により交感神経が刺激されると、「血圧が上がる」「脈が速くなる(動悸)」「呼吸がはやくなる」といった身体症状があらわれるようになります。

 それは副交感神経が優位となる「リラックス」とは真逆の興奮状態です。

 F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <1st.Step;「どうせ私なんか」と思った時は

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27570183.html

 

 勘違いされることが多いのですが、決して興奮自体が悪いわけではありません。ただし、コントロールを失うと危険。

一度興奮状態が起こると、扁桃体によって感情(情動)が増幅され、どんどんエスカレートしていきます。同時に前頭前野の働きは抑制され、IQが下がっていきます。

その結果、抽象度が高い社会的情動(感性)レベルどころか、あたりまえの論理的思考すら怪しくなっていきます。

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

詳しくは下記リンクのシリーズ編第3弾(S-03~)で取り上げていますが、2011年にカナダのバンクーバーで暴動が発生しました。立ち並ぶ店のショーウインドを割ったり、車をひっくり返し放火したりする騒ぎは、駆けつけた警官を襲撃しパトカーを炎上させるまでにヒートアップ。

バンクーバーの町全体が炎上したかのようなこの大騒ぎのきっかけは、なんと、アイスホッケーの試合でした。地元のチーム カナックスが敗れたことに怒ったファンが暴徒化したのです。

 S-03~:心のエネルギーと何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 アイスホッケーなどスポーツ観戦に限らず、誰かに自分を重ね合わせて高揚(興奮)しているときは、前頭前野が活発に働いています。想像力や思考力を働かせているからです。

 ところが、感情(情動)が増幅されていくにつれて、扁桃体を含む大脳辺縁系の働きが活性化していきます。さらに高揚(興奮)が強まると、IQが下がり、論理的な思考や理性的な判断ができなくなっていきます。その状態が「ファイト・オア・フライト」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 ここで認知科学者 苫米地英人博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します(p139)。

 

 

 〇他人の行動に興奮できるのも、人間だけ

 また、ミラーニューロンの働きや、「共感できる能力」により、人間は、自分以外の人の行動を見て興奮することもできます。「他人のスポーツの試合を見て、自分がプレーしているかのように興奮する」「映画を観て、登場人物に感情移入し、興奮する」といったことは、ほかの動物にはできないはずです。

 そして、人が試合結果や映画のあらすじを知るだけでは満足できず、わざわざ会場に行ってスポーツの試合を観たり、映画館に行って映画を観たりするのは、興奮するためです。興奮すればドーパミンが分泌され、快感や幸福感を得ることができます。

 なお、興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなります。スポーツ中継なら、映像で観るよりも競技場で観た方が、そして遠くの席よりも近くの席で観た方が、興奮度はより高くなります。

 引用終わり

 

 

 興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなる

 

…vol.1F-244)で解説したとおり、すべてが「臨場感のあるフィードバック関係」次第。臨場感が「一人一宇宙」を生みだしています。その理をプリンシプル化したものが「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 臨場感が高ければ高いほど現実化しやすくなる一方で、「興奮の度合い」が大きくなりコントロールを失うと現実化が困難になっていきます。

 

 その問題(case)を解決する(plan)のがコーチング(Authentic Coaching)。鍵は、やはり、「抽象度」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

F-247につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなる

 

 最近、臨場感maxの映像体験をしました。映画「Top GunMaverick」!

なんと主演のトム・クルーズはじめ俳優陣は、数カ月にわたる訓練を受けた後、実際に音速で飛行する戦闘機内で演技を行ったそうです。自ら撮影機器を操作して。

そんな事前情報と圧倒的体感(言語+五感)が、臨場感を高め、興奮を大きくしたのでしょう。公開2週目にして2005年公開の「宇宙戦争(原題:War of the Worlds)」の最終興収を抜き去り、トム・クルーズ主演作史上最大の大ヒット作となっています(米国)。

 

CG全盛のデジタル時代におけるこの実映像体験後、私はあらためて「リアルとは何か?」を考えました。

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

  

 *こちらもどうぞ↓

 F-106~:超実写版「ライオン・キング」で描かれた“超現実”を生きる極意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_383531.html

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。後日、告知を行います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

Q-169~:自身の信念を失いそうです

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html

Q-240~:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418402.html

 

 

「感情」の解剖図鑑




F-247:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.4;木鶏(ワーク付き)>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 

 

 興奮の度合いは、臨場感が高ければ高いほど大きくなる

 

臨場感が高ければ高いほど(V)現実化しやすくなる(R)一方で、「興奮の度合い」が大きくなりコントロールを失うと現実化が困難になっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その問題(case)を解決する(plan)のがコーチング(Authentic Coaching)。鍵は、やはり、「抽象度」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 ところで、「木鶏(もっけい)」という言葉を御存知でしょうか?

 

 木鶏とは、「荘子(達生篇)」に収められている故事に由来する言葉です。

「荘子」は荘子(荘周、紀元前369年~紀元前286年頃)という人物の著書とされる道家の文献のこと。今から約2300年前、中国戦国時代(周から秦の間)の書物です。

 

 以下、Wikipediaより引用します。

 木鶏 - Wikipedia

 

 木鶏(もっけい)とは、荘子(達生篇)に収められている故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように全く動じない闘鶏における最強の状態をさす。

 故事では紀悄子という鶏を育てる名人が登場し、王からの下問に答える形式で最強の鶏について説明する。

 紀悄子に鶏を預けた王は、10日ほど経過した時点で仕上がり具合について下問する。すると紀悄子は、「まだ空威張りして闘争心があるからいけません」と答える。

 更に10日ほど経過して再度王が下問すると「まだいけません。他の闘鶏の声や姿を見ただけでいきり立ってしまいます」と答える。

 更に10日経過したが、「目を怒らせて己の強さを誇示しているから話になりません」と答える。

 さらに10日経過して王が下問すると、「もう良いでしょう。他の闘鶏が鳴いても、全く相手にしません。まるで木鶏のように泰然自若としています。その徳の前に、かなう闘鶏はいないでしょう」と答えた。

 上記の故事で荘子は道に則した人物の隠喩として木鶏を描いており、真人(道を体得した人物)は他者に惑わされること無く、鎮座しているだけで衆人の範となるとしている。

 

 

 この故事中の変化を抜きだすと、1)空威張り・闘争心剥きだし → 2)他を見たらいきり立つ → 3)強さを誇示 → 4)泰然自若。それぞれコーチの視点で解説します。

 

 1)空威張り・闘争心剥きだし:つねに大脳辺縁系優位の「ファイト・オア・フライト」の状態。前回(F-246)の話題でいうと、ドーパミンやアドレナリンがいっぱい出てすっかり高揚(興奮)してしまい、交感神経優位となっている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 高揚(興奮)自体が悪いわけではありませんが、コントロールを失うと危険。扁桃体によって感情(情動)が増幅され、どんどんエスカレートしていきます。同時に前頭前野の働きは抑制され、IQが下がり、抽象度が高い社会的情動(感性)レベルどころか、あたりまえの論理的思考すらできなくなります。

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 *論理的思考についてはこちら↓

 S-01~:よりよい“議論”のために(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11613757.html

 

 2)他を見たらいきり立つ:ふだんは前頭前野優位で落ち着いた思考をしているが、何かをきっかけ(トリガー)に容易に大脳辺縁系優位に切り替わる状態。まわりには「人が変わった」ように感じられます。その後は1)の状態です。

 

 ちなみに、まわりが「人が変わった」と感じるときは、実際に認識・理解・評価・判断の基準が変わっています。“基準”とはブリーフシステムのこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 その結果、RAS&スコトーマが変化し、本人にとっても「まわり」「世界」が変わって感じられます。その時視野は狭くなっており、「自分さえよければ」といった利己的な意識状態に陥っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 3)強さを誇示:大脳辺縁系優位に陥ることはなく、つねに前頭前野優位を維持できている状態。しかし、その前頭前野の使い方に問題(harm)があるという段階です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808495.html

 

 問題の根本(内因性、inherency)にあるのは差別意識(のハズ)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

例えば、「強い方が偉い」「1位の方がすごい」のような、「何らかの評価基準を前提とした上下関係における上からの見下し」といった偏見のこと。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 差別意識をうみだすものは「不完全性」の無理解。不完全性を理解していない(できない)本質的な原因は縁起を理解(&体得)できていないことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 *詳しくはこちらをどうぞ↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅!」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 4)泰然自若米国の心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow1908~1970年)が唱えた「欲求階層説」「自己実現理論」でいうと、「自己実現」の階層から「自己超越」に至る段階。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 泰然自若とは「落ち着いていて、まったく動じない状態」のこと。私は「自己超越=徳(泰然自若)=空観」と理解しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

臨場感が高ければ高いほど(V)現実化しやすくなる(R)一方で、「興奮の度合い」が大きくなりコントロールを失うと現実化が困難になっていきます。その問題(課題)を解決するために、「現状の外へのゴール設定を繰り返しながら抽象度の階梯を駆け上がり、自己実現→超越を目指す」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

それが高揚(興奮)から「ファイト・オア・フライト」化してしまうことを防ぐポイント。コーチングにより誰もが「木鶏」へと近づいていくことができます

 

 それでいいのでしょうか?

 もちろん「木鶏」は大間違いです。もしも「木鶏」で留まるなら、そのコーチングは本物(Authentic)とはいえません。

 

 最後にワークを紹介します。重要なワークですので、ぜひ取り組んでください。気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

<ワーク>

本物のコーチング(Authentic Coaching)をイメージしながら、「木鶏」に潜む問題点を感じる(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

F-248につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 ワークに関連する米国映画「ユニバーサル・ソルジャー / Universal Soldier」(1992年)を紹介します。「破壊王」ローランド・エメリッヒの初監督作で、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンが主演。ストーリーはこんな感じです。

 ベトナム戦争後半、錯乱した上官を制止しようとした主人公は相討ちとなり死亡。その遺体は米軍に回収され、25年後、極秘裏の実験によりユニバーサル・ソルジャーとして蘇る

 蘇った姿はまさに「木鶏」です。

 

 

-追記2

差別意識をうみだすものは「不完全性」の無理解。不完全性を理解していない(できない)本質的な原因は縁起を理解(&体得)できていないことです

 

 苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」から2回に分けて引用します(p74~)。苫米地式コーチングにおける「縁起の理解と体得」のポジションを確認してください。

 

 

 ◎スピリチュアリティのゴールの大切さ

 もうひとつ、キリスト教圏で生まれたコーチングらしい「社会貢献」のカテゴリーとして「スピリチュアリティ」があります。

 これはカトリシズムのような博愛主義をベースとしたもので、宗教という枠組みの中での人格形成であったり、霊性や精神性をいかに上げていくのかがゴール設定の際に重要になってきます。

 事実、敬虔なクリスチャンであったルー・タイスはキリスト教的な人格をいかに高度化していくかというゴールを持っていましたし、そのゴールに向かう力が世界の数々の紛争をおさめてきた原動力にもなっていました。

 キリスト経がそれほど根付いていない日本で「スピリチュアリティ」を実行するとすれば、仏教の枠組みの中で考えることになるでしょう。いかに悟りに近づいていくかが日本人に理解しやすい「スピリチュアリティ」ではないかと思います。

 引用終わり(F-248につづく)

 

 

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。詳しくはこちら↓

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-関連記事-

F-098~:なぜ2位ではいけないのだろうか? ~「順位づけをすり込むことはよくないが、1位を目指さないといけない」の意味~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_377712.html

F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

オーセンティック・コーチング




F-248:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.5;「ゴール」と「現状の自我」の間>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29025709.html

 vol.5;「ゴール」と「現状の自我」の間

 

 

 前回(F-247)は「木鶏」という故事を紹介しました。それは「道に則した人物の隠喩」であり、「他者に惑わされること無く、鎮座しているだけで衆人の範となる」こと。

 具体的には1)空威張り・闘争心剥きだし → 2)他を見たらいきり立つ → 3)強さを誇示 → 4)泰然自若 という変化(成長)のことです。

 PM-05-13~15:そもそも教育とは? -06)人間形成

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 この「木鶏」には本質的な誤りがあります。もしも本当に「木鶏」になったなら、それは立派な奴隷といえるでしょう。「ユニバーサル・ソルジャー」のような。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 その理由を感じていただくのが、前回のワークでした。

 

<ワーク>

本物のコーチング(Authentic Coaching)をイメージしながら、「木鶏」に潜む問題点を感じる(Don’t think, feel!)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 では、私の答えを。

問題点をあえて言語化するなら、「ゴールを他者に決められている」。ゴールとは1)心から望むものであり、2)自分中心を捨て去りながら見いだすものであり、3)現状の外に設定するものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 「木鶏」の場合、最初からゴールを、さらには生きる世界(w0)そのものを、他者に決められています(正確には「ゴール」とはいえません。「ゴールらしきもの」と理解してください)。「最強」がゴール、「闘鶏」が世界、「王と鶏を育てる名人」が他者です。「ユニバーサル・ソルジャー」なら、「命令(ミッション達成)」がゴール、「戦場」が世界、「軍(上官)」が他者。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

ゴールが他人からの刷り込みのままであれば、それは奴隷の状態です。「木鶏」とは優秀な奴隷のこと。「木鶏」として生きることは「無人運転」「自動運転」と同じ。「衆人の範」とは理想的な奴隷という意味です。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 

 苫米地博士と出会いコーチングを実践する前の私も“奴隷”でした。次から次に発生する「~ねばならない」がゴール、「波乱万丈の人生」が世界、「情動を伴った体験と情報の記憶で生みだされたブリーフシステム=現状の自我」が他者です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 コーチング未実践者の「現状の自我」は他者です。つまり、「私は“本当の私”ではない」ということ。だから“奴隷”!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

  

 ここでいう“奴隷”とは、過去の記憶で作り上げたコンフォートゾーン(CZ)にどっぷりつかっている状態のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 CZの外側はスコトーマに隠れ認識することさえできません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 さらに、たいていの場合、そのCZは秘かに権力により生みだされているバイオパワーによって強力に維持されています。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 それ故、CZの外側、すなわち3)現状の外にゴールを設定することは簡単ではありません。そもそもスコトーマに隠れていて見つけることができず、仮に見つけたならドリームキラーから総攻撃を受けるでしょう。それも権力を持ったドリームキラー(既得権益)から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 だから、リーダーの自覚(覚悟)とコーチのサポートがないまま「ゴールを設定し、達成する」ことは不可能です。ぜひこちらもチェックしてください↓

 PM-06-06:仮説01)変わらないコンフォートゾーン(CZ)が生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 PM-06-07:仮説02)「want to」「have to」とコンフォートゾーン(CZ)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 今シリーズのテーマに沿うと、「『ゴール』と『現状の自我』の間」には高い高い障壁が存在しています。では、その障壁を超えて「橋を架ける」ためにはどうすればいいのでしょうか?

 

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)からの引用(◎スピリチュアリティのゴールの大切さ、p74~)の続きです。

(前半部分は前回の追記1を参照してください)

 

 

 ただし、「スピリチュアリティ」の場合は知識の習得ではありません。日本では仏教に取り組むというと、経典を学ぶことや、禅の修行を連想する人が多いと思いますが、それではさきほど説明した「生涯学習」のカテゴリーになってしまいます。「スピリチュアリティ」の場合は知識の習得ではなく、実践が大切です。「霊性を上げる」ために、いかに人間的に優れた人になるか、そのために社会に何をすればいいのかをゴールの一つとして持つことです。

 自分は無神論者だから関係ないとは思わず、「スピリチュアリティ」を実践することとは、突き詰めていけば、人間的に優れた人になることだと思ってください。それはたとえ無神論者であっても重要なことですから、「スピリチュアリティ」のカテゴリーの中でゴールを設定することは大切になってくるのではないかと思います。

 それにこのゴールは簡単に言ってしまえば、「社会が良くなる」ということでもあります。そのために自分の霊性を上げる。仏教的に言えば、悟るということであり、コーチング的に言えば、悟りを越えることです。

 このあたりの詳しいことは私の『超悟り入門』を読んでほしいのですが、いまここで簡単に説明すると「悟りとはこの世が幻であることを理解する」ことです。幻であるからこそ、痛みも苦しみも、幸せも快楽も自分の思いのままになるわけです。つまり、すべては自分で作り出しているものであり、それを理解することが悟りです。これがわかると悟りは決して答えではないことが見えてきます。悟ったという状態であり、理解したという学びであり、だからこそ、悟りは越えていくものなのです。

 引用終わり

 

 

 「橋を架ける」ための秘訣は、「この世が幻であることを理解」した上で、「悟りを超えていく」こと。空(くう)の体得と仮(け)の実践です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 空と仮、すなわち中観でしっかり生きることは「臨場感」の秘密でもあります。

 

F-249につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

空と仮、すなわち中観でしっかり生きることは「臨場感」の秘密でもあります

 

 映画鑑賞中にしっかりモニタリングし(空)、意識状態をコントロールすることは(仮)、とても大切な中観ワークになります。より高い「臨場感」でワークを行うため、私はあえて映画館に行きますw

 

 その映画館に関する話題をひとつ。

 日本でも大ヒットとなっている「Top GunMaverick」。音速で飛行する戦闘機コクピット内での実撮影など、圧倒的体感(言語+五感)が高い臨場感の秘密でしょう。

 

 映像と同じくらい衝撃的だったのが“音”。前作の世界観をさらにスケールアップした音楽には、私の大好きなハンス・ジマー(Hans Florian Zimmer1957年~)が関わっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 でも、「Top GunMaverick」では、音楽以上に「音圧」が印象的でした。まさに「圧」。まるで音が次々とぶつかってくるようで、「音とは“密度波”である」ことを肌で体感しました。

 

 きっとその「音圧」のせいです。台湾の映画館(IMAX)では、なんと、上映中に天井の一部が崩落しました。幸いけが人はいなかったそうですが上映は中止となり、観客は「Top GunMaverick」の世界(あの世、w1)から台湾の日常世界(この世、w0)に引き戻されました。

 

 この映画館でのアクシデントから、私たちは「中観と臨場感」に関する重要な教えを学ぶことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。詳しくはこちら↓

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-088:「ダメ。ゼッタイ。」を超える!-5/5(ワーク付き)-

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17573387.html

F-207:マトリックス/Matrix -02Reloaded;現実を生みだすもの>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27012198.html

L-05620208月シークレットレクチャー -02;「〇〇〇〇」でゴールの世界に誘う

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q-115:「秘密のワーク」やってみました 後編;臨場感をさらに高めるために

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20377591.html

 

 

オーセンティック・コーチング



F-249:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.6;臨場感という橋を架ける-前編->

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29025709.html

 vol.5;「ゴール」と「現状の自我」の間

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29092768.html

 vol.6;臨場感という橋を架ける-前編-

 

 

 今回の連載は「臨場感」がテーマ。

 vol.1F-244)では、苫米地博士の著書「洗脳原論」(春秋社)から「ホメオスタシス仮説」に言及されている部分を引用しました。

 

 ホメオスタシス(Homeostasis)とは、体温や血圧・心拍などを安定的な状態に保とうとする恒常性維持機能のこと。その働きが情報空間にまで拡張しているというのが「(サイバー)ホメオスタシス仮説」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それは仮想世界に臨場感を感じることができる人間の脳機能の作用を一般的に仮説化したもの。臨場感とは「ホメオスタシス・フィードバックの強度」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

映画や小説で涙を流してしまう(架空の出来事で、実際に生体が反応する)のもホメオスタシスの働きによります。臨場感が高いほど、より強く反応します。

この事実から導きだされたプリンシプルが「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

認知科学以降の世界においては、「リアル(現実、R)」とは、「その時一番臨場感が高い(V)イメージ(I)」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 認知科学以前の世界では、例えば「映画館は物理的現実世界であり、映画の世界は仮想現実(バーチャルリアリティ)である」と考えられていました。だから、光や音や映像(3D)を工夫し、さらには座席までも動かして臨場感を上げようと試みました(4DX)。

 

 ところが、臨場感を上げるのに、本当は光や音や映像は必要ありませんでした。その事実にあらためて気づいたときの衝撃を、苫米地博士は「小説で涙を流す問題」と表現されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 映画を観ているときは、映画で描かれる世界がリアル(現実)で、映画館(物理的現実世界)の方がバーチャルです。それが情報空間にホメオスタシスが働く人間にとっての真実。

「リアル」とは「今、自分が臨場感を感じている世界」のことです。

 

 コーチング理論に当てはめると、ゴールの世界(=ゴール側のコンフォートゾーン)を臨場感を持ってイメージするなら、脳はそのイメージの世界を現実だと判断します。そして新たなコンフォートゾーン(CZ)のイメージに対してホメオスタシスが働き、自然に達成していきます。「Invent on the way」しながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 シンプルに表現すると、

 ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 鍵は「臨場感」。ここで大切な注意点が2つあります。

 1つはエモーションコントロール。vol.3F-246)で確認したとおり、臨場感が高まるほど高揚(興奮)しますが、高揚(興奮)しすぎると臨場感を失います。

 (詳しくはこちらをどうぞ↓)

 S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 それを防ぐために「木鶏」が理想とされてきたのですが、vol.5F-248)で考察したとおり、「木鶏」には根本的な問題があります。それが2つ目の注意点。

では、それらの注意点=課題(case)に対する解決策(plan)は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

以下、苫米地博士の著書「すごいリーダーは『脳』がちがう 人を動かす3つの条件」(三才ブックス)から引用します。問題と解決をイメージしながらお読みください。

 

 

 重要なのはリアライズドバーチャリティ

 リーダーになるということは、他人を引き寄せるということ-。

 そのためには、同調能力がカギを握っています。同調能力とは、リーダーの考えや決断を、従わせる者に対してさも自分の考えと同じだと思わせる力です。

 例えば、オバマに熱狂した人々は、彼が主張する政策をさも自分の意見と同じだと思って支持しています。イラク戦争の反対、ウォール街の批判、グリーンニューディール……。彼をリーダーへと祭り上げた環境の力が、国民を同調させたのです。

 自ら進んで政治家の政策を支持したり、社長の訓示に頷いたり、キャプテンの指示を仰いだりするのも、リーダーに同調すればこそ。

 では、どのようにして、自分の考えを他人に同調させられるのでしょうか。

 他人を同調させるためには、その人の心(=脳)の中にある「臨場感空間」をコントロールしなければなりません。

 

 臨場感空間?

 何だか物々しい……と思われた方もいるかもしれません。しかし、物理的現実世界とは一線を画したこの世界・空間は、皆さんの脳の中に必ずあります。この世界(臨場感空間)があるから、皆さんは生きているのです。

 臨場感とは、さもその場に身を置いているような感じのことです。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚……。ある空間に対して、あたかも五感で感じているような感覚を、臨場感を持つといいます。

 

 臨場感は、もともと人間が持っている感覚能力です。この能力のおかげで、人間はさまざまな情報をリアルに感じることができます。映画を観ているとき、自分が映画の世界の中で振る舞っているような感覚に陥ったことがあるでしょう。アクションシーンでは、自分も格闘しているように感じ、ラブシーンでは、相手役と恋愛しているように感じ、雄大な景色のシーンでは、自分もその中にいるように感じる……。これは映画という仮想空間(ヴァーチャルリアリティ)に臨場感を持っていることを意味します。

 

 人間はある世界に強い臨場感を持つと、その世界が仮想空間であってもリアルだと認識し、実際にリアルになってしまいます。

 例えば、キリスト教徒が何もしていないのに、キリストが磔にされたときと同じように手から血を流す、いわゆる聖痕現象がそうです。普通に考えればありえないでしょう。刃物などで刺さないかぎり、自分の手から血など流れません。これは信者がキリスト世界に強い臨場感を持つことで、キリスト世界がリアルだと感じたために起こった現象です。仮想空間をリアルだと認識したために、身体がそちらの世界に反応して血を流してしまったのです。他にも、イメージ療法で重い病気が治ったりすることがありますが、同じ現象といえます。

 

 これらは物理的現実世界において、すべての重要な変化は心の中のイメージから始まっていることを意味しています。

 人にはそれぞれ自分の心の中でわき上がったイメージの世界があり、それが物理的現実世界に投影されます。「会社を起こす」「お金を稼ぐ」「好きな女性ができる」「戦争が起こる」「地球が滅亡する」……。自分のイメージの世界に臨場感を持つと、それがリアルになっていきます。これを臨場感世界の現実化(リアライズドバーチャリティ)といいます。

 臨場感を持った世界(臨場感空間)が、リアルとなる。ということは、その人が持つ臨場感空間をコントロールできれば、その人のリアルをコントロールできることになります。もっといえば、その人に「自分がコントロールされている」とは気づかせずに、その人の行動や考えが、コントロールする人の意のままに動くことになるのです。

 引用終わり

 

 

 ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる

 

 それが私たちのマインド(脳と心)で起こっている変化ですが、多くの場合、その変化は映画や小説、テレビやSNS、そして他人との会話など、外から与えられた臨場感に対する変化です。それはいわば「“シンのゴール”がないまま他によって作られた『マトリックス/Matrix』で生かされている状態」。そうとは知らずに。

 F-206~:マトリックス/Matrix

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

 まずはシンのゴール設定を!

ゴールとは1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その上で、作り上げたイメージ(CZ)に対して、自分でホメオスタシスのフィードバックを変えていかなければなりません。自分のマインド(脳と心)に対して意識的かつ意図的に介入していくのです。その鍵が「臨場感」。

 

 それが「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架けるということです。

 

F-250につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる

 それが私たちのマインド(脳と心)で起こっている変化ですが、多くの場合、その変化は映画や小説、テレビやSNS、そして他人との会話など、外から与えられた臨場感に対する変化です

 

 またまた「Top Gun」に関する話題です。

 最初の映画は1986年の全米興行成績1位を記録。日本でも社会現象化しました(あのレイバンのサングラス、私も持ってますw)。

 映画公開後、海軍への入隊志願者が急増しました。なんと劇場には入隊勧誘のためのブースまで設けられていたそうです。志願者のじつに90%が「Top Gun」を観ていたといいます。これはまさに「外から与えられた臨場感に対する変化」。

  

 Wikipediaによると、米国海軍戦闘機兵器学校では映画のセリフを口にすることは「プロ意識に欠ける」とされ、ペナルティとして5ドルの罰金をその場で支払うルールがあったそうです。

 S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html

 

「プロ意識」とは「木鶏」のこと、「罰金」は「高揚(興奮)を抑える工夫」と考えることができそうです。

 

 

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-関連記事-

F-11630年後の自分は何歳なのか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20682390.html

F-152:人事考課

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F-173:コーチとして観る「Field of Dreams」;トウモロコシ畑の中の野球場

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F-227:ジョコビッチのwp

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28113432.html

Q-175:脳内の歩くというイメージの臨場感を上げて物理世界で実際に歩いているということになるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

Q-196:未来の抽象度の高いイメージ(I)を臨場感高く想像すれば(V)実現する(R)と考えていました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25936863.html

 

 

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F-250:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.7;臨場感という橋を架ける-後編->

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は、今(20225月下旬)話題の“あの人”のもの。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 (シリーズの最後で誰の言葉かを明かします。想像しながらお読みくださいw

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29025709.html

 vol.5;「ゴール」と「現状の自我」の間

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29092768.html

 vol.6;臨場感という橋を架ける-前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29139372.html

 vol.7;臨場感という橋を架ける-後編-

 

 

 ゴール設定→臨場感→ホメオスタシスが変化→CZが移動→スコトーマが外れる

 

 まずはシンのゴール設定を!

ゴールとは1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)現状の外に設定するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その上で、作り上げたイメージ(ゴール側のコンフォートゾーン、CZ)に対して、自分でホメオスタシスのフィードバックを変えていかなければなりません。自分のマインド(脳と心)に対して意識的かつ意図的に介入していくのです。その鍵が「臨場感」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 これはとっておきの秘密なのですがw、「臨場感→ホメオスタシスが変化」の際に意識に上げておくべき重要なポイントがあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

それは「強い臨場感を感じている意識状態はまわりに伝わる(ひろがる)」という事実。ヒーラーっぽく表現すると、「臨場感は感染する」のです。

 F-122:免疫力をあげる!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 その「臨場感の感染」のことを「ホメオスタシス同調」と呼びます。

 顔色などを読んで反応しているのかもしれませんし、声色が関係するのかもしれませんが、私たち人間は視覚・聴覚情報以外にも様々な情報を用いて通信しています。たとえば“気”とか。

 いずれにせよ、「臨場感→ホメオスタシスが変化」は物理空間の身体に強い影響を与えます。人と人との関係でいえば、お互いの身体状態(心拍・呼吸・月経周期など)が次第に同調していきます。“同じ空間”にいるだけで。

 

 そもそも「恒常性維持機能」と訳されるホメオスタシスは、「生体が環境とフィードバック関係を持つことにより、生体の機能をより安定的にしようとする働き」のこと。

走ると心拍がはやくなり、止まるとゆっくりもとに戻るのはホメオスタシスの働きです。まばたきや呼吸といった秒単位のもの、生理周期など月単位のもの、体毛の状態など年周期のものまで、様々なサイクルで環境と自我がフィードバックをしながら、自分の状態を生きながらえさせるように常に調整しています。このような「生体の安定的な状態を維持しようとする機能」がホメオスタシスです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 

 さらに、環境対生体のフィードバック関係は情報空間にまで拡張しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

つまり、「環境」とは、物理的現実世界だけでなく、心が思い描く世界も含まれるということ。だから仮想世界であるはずの映画を観ながら、あるいは小説を読みながら、涙が流れるというホメオスタシス現象が起きるのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

環境は情報空間にひろがっている

生体も情報空間にひろがっている

 

 人間の身体のホメオスタシス状態は、単に一緒にいるだけで同調します。それと同じく、考えていることも相手と同調していきます。「絶対にできる」「必ずよくなる」と確信している人がいると、いつの間にか不安(不満)が希望に変わっていくように。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

ホメオスタシス同調はとくに好感を抱いている相手に対して強く起こることが知られています。同調は双方向ですが、基本的には強い臨場感を持つ方に寄っていきます。

ゴール側のイメージ(CZ)の臨場感が強い者が、自然にリーダーになっていくということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 私は「リーダーの資質」そのものが、「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」ための最大のポイントだろうと思っています。その詳細については次回に。

 

  

 強い臨場感を感じている意識状態はまわりに伝わる(ひろがる)

 

 それは「気功」の秘密でもあります。

気功は言葉を使わない内部表現書き換えのこと。同時に言葉を使うなら、五感と言葉を統合した感覚で内部表現を書き換えるから、より強い臨場感を伝える(ひろげる)ことができます。

 

 気功でもっとも重要なことは確信です。「気はある」と、そして「自分は気が操れる」と確信すること。

 

 では、その確信のためにはどうすればいいのでしょう?

 

 答えは「成果をあげていく」こと。確信(最初は思い込みでOK)と成果の両輪が回り続けることで、どんどん腕が上がっていきます。

 

 気は確信。確信とは「臨場感」

  

 以下、苫米地博士の著書「夢が勝手にかなう『気功』洗脳術」(マキノ出版)から引用します。1回目はそのままストレートに読み、2回目は引用文中の「自分」を「ゴール側の自我」に、「他人」「相手」を「現状の自我」に置き換えて読み進めてください。「臨場感という橋を架ける」というイメージが体感できるはず。

(わかりやすいように、「自分」を、「他人」「相手」を、で一部表記します)


  

 「秘伝功」で他者といっしょに夢を実現する

 他人の病気を治したり、他人と夢を共有して実現したりするための気功法を簡単に述べたいと思います。自分の夢を実現するためには、どうしても他人の協力を得ないといけない場面があるのです。

 前述したとおり、他人に気を送ることで、病気を治したりすることを秘伝功といいます。実は秘伝功は、自分に気を送る養生功よりも簡単です。

 ただ、自分の気のエネルギーがへるので、注意が必要なだけ。気がへると死んでしまうのは、第1章でのべたとおりです。それを防ぐためには、他人から気をもらうか、後に紹介する「大周天」で無限の気を得るようにしてください。

 

 なぜ秘伝功が養生功よりも簡単かというと、他人のことは客観的に観ることができるからです。

 方法は、養生功と同じで、相手のゴールと自分のゴールのLUBを作り、そこに気を送るようにします。

 なので、まず相手のゴールを見極める必要があります。病気を治す場合は、簡単です。「病気を治す」というのが相手のゴールだからです。その場合は、自分のゴール(自分の体の健康状態)はあまり関係ありません。

 それに対して、仕事で気功を使う場合は少し工夫が必要です。

 たとえば、自分と上司の場合-。

 自分のゴールが「出世する」で、上司のゴールも「出世する」ならば、「課の売上を上げる」というLUBを作ります。二人同時に出世するためには、課の売上を上げないといけないからです。二人のゴールを「会社の売上を上げる」にしてしまうと、抽象度が上がりすぎるので、臨場感が下がってしまいます。なので、LUBという概念が重要になってきます。

 また、自分のゴールが「お金持ちになる」ことで、妻のゴールが「一戸建ての家を買う」ことだったら、「お金持ちになって一戸建ての家を買う」ことをLUBにすればいいということです。

 LUBを作ったら、そのLUBを気の玉に練り込み、妻に気を送ります。妻が不在の場合には、その存在を感じながら、妻が今いると思われる方向に気を送るといいでしょう。

 その後、自分の頭にも気を練り込みます。こうすることで、臨場感が高まります。

 そうすることで、共通のゴールにお互いが臨場感を持てるので、お互いの内部表現が書き換わります。内部表現が書き換われば、あとはホメオスタシス・フィードバックで自動的に夢は実現します。

 引用終わり

 

 

 この連載は次回が最終回です。最後のサブテーマは「選択」。

人間は、究極的に「奴隷として幸せに死ぬか」「その世界を離れてひとりぼっちの神官として死ぬか」この2つのどちらかをとるしかありません。

皆さんはどちらを選びますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

F-251につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

  

-追記-

 気は確信。確信とは「臨場感」

 

 自分は気を操ることができると思い込めれば思い込めるほど、気功は上達していきます。しかし、それと同時に、落とし穴がどんどん大きくかつ深くなっていきます。「自分には特別な力がある」「自分は神だ」などと勘違いしやすくなっていくのです。

それはvol.2vol.3で取り上げた「高揚(興奮)」の状態。その対策としてvol.4の「木鶏」が語り継がれてきたのだと思いますが、「木鶏」は根本的に間違っています。

 

 では、どうすればいいのでしょうか?

 

 答えは「選択」です。次回をお楽しみに。

 

 

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 第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29009685.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

PM-06-17:仮説12)リーダー、マネジメント、コーチの役割と抽象度の関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html

F-127:続・クライシスの本質 ~首相による「一斉休校要請」と社会の反応を読み解く~ <後編>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21664503.html

F-190:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです <中編;リーダー>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25988048.html

Q-176:コーチはリーダーとマネージャーの役割・機能を持つと考えてよいのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25016029.html

Q-210:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか? <回答1:ゴール&リーダーの観点で>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26886756.html

 

 

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F-251:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.8;選択>

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 この言葉は米国俳優 トム・クルーズ(Thomas Cruise Mapother Ⅳ、1962~)のもの。「Top GunMaverick」公開時の来日会見での発言です(20225月下旬)。

 その意味をコーチとして考えてみました。

 

 vol.1;臨場感

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 vol.2;双極性障害

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28916956.html

 vol.3;高揚(興奮)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28968302.html

 vol.4;木鶏

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29025709.html

 vol.5;「ゴール」と「現状の自我」の間

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29092768.html

 vol.6;臨場感という橋を架ける-前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29139372.html

 vol.7;臨場感という橋を架ける-後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29197133.html

 vol.8;選択

 

 

 前回述べたとおり、私は「リーダーの資質」そのものが、「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」ための最大のポイントだろうと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「リーダーの資質」とは、1)情報収集能力(=高い抽象度)、2)同調能力、3)責任能力の3つ。

 F-104:「映写機の故障により上映できるか分りません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 1)情報収集に欠かせないのが「高い抽象度の視点」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

ゴールと関連していうと「さらなる“現状の外”」。より高い抽象度次元であり、より“現状の外”であるほど、社会(未来)に与えるインパクトは大きくなります。「まったく新しい“w1”」を生みだすことになるから。

 

 昨年末(2021年)、認知科学者 苫米地英人博士は、一般向けにコーチングの奥義を明かされました。その奥義とは

 

コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w”から別の“w1”に移行することを促す

 

 *詳しくはこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 通常は「より高い抽象度次元」「さらなる“現状の外”」「まったく新しい“w1”」になるほど認識しにくくなります。スコトーマに隠れるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 リーダーの 2)同調能力とは、そんな感じにくい世界に対して高い臨場感を感じてもらうことです。しっかり同調するから導くこと(lead)ができるのですが、一方で高い臨場感ゆえにドリームキリングを生みだすことになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 もしもドリームキラーがあらわれたときは、まずはその状況を肯定しましょう。「私らしい!」「Yes, I’m good!」と。コーチング実践者であり、すでに立派なリーダーである証だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

余談ですが、そのようなセルフトークは「ネガティブループ」のマネジメントにもなります。

 Q198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

その後、自分自身が“現状の外”にゴールを設定した結果であることをしっかり認識した上で、ゴール実現のための大切な縁起であることを理解し、見つけた課題(ケース)を解決(プラン)していってください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

その積み重ねが 3)責任能力を育て(自責)、ますますリーダーらしくなっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

 あなた自身が「可能世界“w”から別の“w1”に移行する」ことがうまくできるほど、あなたと縁がある人たち、関わるコミュニティ、共有する未来にも「ww1」がひろがりやすくなっていきます。「強い臨場感を感じている意識状態はまわりに伝わる(ひろがる)」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1F-244)で確認したとおり、私たちは誰もがマインド(脳と心)の中にスクリーンを持っています。ホメオスタシスで維持されるスクリーンを。

 vol.6F-249)で確認したとおり、記憶や現在の思考、概念などの抽象的情報を含む心的な自我の表現(=内部表現)が、脳内の劇場で与えられた架空の情報をあたかも本物のように上映すると、観客である認識機能はそれを真の情報だと思いこみ、実際に現実化してしまいますrealized virtuality)。それが「I×V=R」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

コーチングでは、関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w”から別の“w1”に移行することを促す

 

 つまり、マインド内のスクリーンへの新たな投影(新作上映)が「移行」。これまでのこのシリーズの内容をシンプルにまとめると、「移行」とは以下の3 stepからなります。

 

 <1st. step>まずはゴールを設定し、新たな“w1”を思い描く(I

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

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2nd. step>「ゴールを達成できる」という確信(=エフィカシー)と「必ず成し遂げる」という責任(=覚悟)を胸に「やるべきこと(=エンドステート)」に挑む

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

  

 <3rd. step>臨場感(V)が高まるとともに「Invent on the way」しながら現実化していく(R

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

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 しかしながら、多くの方が経験されているとおり、その実践は決して簡単ではありません。ゴールは「3)現状の外」に設定するものだから。そもそもスコトーマに隠れて認識できないゴールをどうやって見つければいいのでしょう?

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 解決する能力は、じつは、すでに誰もが持っています。「ゲシュタルト能力」です。あとはそのすばらしい力を覚醒させるだけ。

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 「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられます(=connect the dots)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 双方向性が働いてひとつのゲシュタルトができるということは、その橋が架けられた状態がコンフォートゾーン(comfort zoneCZ)になるということ。

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 CZには強力なホメオスタシス(恒常性維持機能)が働きます。そのCZを安定的に保つように。臨場感が高まれば高まるほど、ホメオスタシス・フィードバックはますます強くなっていきます。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その結果起こる現象が<3rd. step>の「Invent on the way」。まるで引き寄せられるかのように様々な“縁”が結びつき、今まではまったく思いつかなかった解決法を“発見”し、まわりにも伝わっていきます(ひろがっていく)。

 

 

 アートとは、才能によるもの。

 アーティストの才能とは、自分が強烈につくりたいもので、人に影響を与えるということ。

 それは笑いだったり、笑顔だったり、感情をつくりだす、人を感動させるストーリーテリングです。

 

 

 “個”のwant to(「自分が強烈につくりたい」)が「2)自分中心を捨てる」ものであるほど、つまり抽象度が高く自己を超越したものであるほど、まわりの縁起空間に大きなインパクトを与えます(「人に影響を与える」)。“個”という部分と“みんな”という全体の双方向性の関係が生まれるから。

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 「Top GunMaverick」では、トム・クルーズや監督 ジョセフ・コシンスキーを中心とした制作陣の「人を感動させるストーリーテリング」に多くの観客が同調しました。強烈なドーパミン・セロトニン体験をしながら。

 

 その“感動”はしっかり伝わり、今もひろがっています。米国では「タイタニック」初公開時の記録を抜き去り、米パラマウント・ピクチャーズ最大のヒット作となりました(7/13時点で6192万ドル、約782億円)。ここ日本でも100億円に迫っており、2022年最大のヒットとなっています。

 

新旧の「Top Gun」が生みだした社会現象は、じつは、人間のマインドに内包されている危険性を教えてくれています。その危険性とは「バイオパワー」のこと。ドーパミン分泌を引き起こす報酬系と結びついた脳のレベルでのバイオパワーです。

F-061~:バイオパワー(生権力)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 自由意思でゴールを設定し、自身の人生のリーダーとして高い抽象度と臨場感と責任をもって、「マインド内のスクリーンへの新たな投影(新作上映)」を楽しむ

  

 それがバイオパワーに打ち克つ生き方であると感じました。「Top GunMaverick」鑑賞後の高揚(興奮)を味わいながら。

 

 

 最後に苫米地博士の著書「脳の呪縛を解く方法」(KADOKAWA)から引用します。

人間は、究極的に「奴隷として幸せに死ぬか」「その世界を離れてひとりぼっちの神官として死ぬか」のどちらかをとるしかありません。

皆さんはどちらを選びますか?

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 バイオパワーから逃れる方法③ -自分で調べ、考える

 本章を締めくくるに当たり、ひとつみなさんにアドバイスしておきましょう。それは、ソーシャルメディアでやり取りされる意見についてです。

 ソーシャルメディアを通じて意見をどんどんいう人がいますが、私は次々と意見が出てくること自体が不思議でなりません。

 

 ほんらい意見とは、自分で調べ、自分で考えた内容を指すのです。

 ところが、次から次にいろいろなことをいう人の意見は、自分で調べたわけではないし、自分で考えたことでもありません。要するに、どこかから持ってきた借り物なのです。元になった意見も、やはり誰かからの借り物であったり、権力側のバイオパワーによるバイアスがかかったものであったりします。

 それを頭に入れて、さも自分の意見であるかのように感じているとすれば、それはテレビを見てテレビが伝える情報を鵜呑みにしているのと変わりません。意図的につくりだされた他人の考えを、ただ頭に刻み込んでいるだけの話です。

 

 他人の意見を受け入れることは、つまるところ他人のバイオパワーに従うことであり、それが自由を失う奴隷の道であることは、すでに指摘したとおりです。

 私は、他人がいうことではなく、もっと大きな世界での、言語化されていない具体的な現象を見ることのほうが、よほど重要だと考えています。

 言語化された情報を読むときも、意見は聞かずに現象だけを読むのです。ソーシャルメディアへの接し方でも、この原則は変わりません。

 私たちに重要なことは、現象を見て、それを自分の胸に落とし、内側から発せられる自分の声に耳を傾けることなのです。

 すると、自分が望み、何をやりたいかということが、よりよく見えるようになります。それを知ることが、自由への貴重な第一歩になります。

 

 人間は、究極的に「奴隷として幸せに死ぬか」「その世界を離れて一人ぼっちの神官として死ぬか」この2つのどちらかをとるしかありません。私は、後者を選びました。もちろん、どちらを選ぶとしても、それはみなさんの自由です。

 ただ、この選択を主体的に行うことができれば、生きづらさの半分は解消することができる。

 私は、そう考えています。

 引用終わり

 

 

 さぁ選択を!

もしも苫米地博士と同じように後者を選ぶのなら、その決断(決意)が「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」ための第一歩。とても重要で貴重な第一歩です。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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