苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:F:フリーテーマ > F-231~ 3錠じゃないと飲まん!

F-2313錠じゃないと飲まん! <前編:排中律>

 

 先日、縁深い人から、私のブリーフシステム(BS)について鋭い御指摘をいただきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 0100かで極端だよねw

 

 その時、まず思い出したのが、長渕剛さんが「花びらの色は白か黒かのどっちかだ~」と歌う「勇気の花」。桜島オールナイトライブ(2004年)の1曲目だったので、あの夜の熱狂が鮮やかによみがえりました(トリガー&アンカー)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 続いて思い出したのが認知科学者 苫米地英人博士に教えていただいた「排中律(はいちゅうりつ)」という概念。それは「任意の命題に対して、それが成り立つか、成り立たないかいずれか一方であって、その中間はないことを述べた論理学の法則」です(日本大百科全書より)。

 苫米地博士の書籍でいうと、「ディベートで超論理思考を手に入れる 超人脳の作り方」(CYZO)内に記載があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076426.html

 

 「中間はない」という発想の根底には「完全性」があります。それは単調論理であり、不完全性定理や不確定性原理以前の西洋哲学の世界観です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「不完全性」が証明された現代は非単調論理。縁起で代表される釈迦哲学がベースです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 先程の例えでいうと、「花びらの色は無限にあるともいえるし、ないともいえる」という感じ。「空(くう)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 もちろん、苫米地理論は縁起ベースです。

 PM-01~:苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12893266.html

 

そして、コーチングを上手く行うためには、縁起の理解と実践が欠かせません。そうでないと「可能世界w1」を見いだせないから。

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 0100かで極端だよねw

 

 そんな御指摘をいただいたとき、「やれやれ、苫米地式認定コーチとしてまだまだだな~」というセルフトークをしてしまいました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

すぐに「私らしくない。次は〇〇している」とReplacement

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27729316.html

 

さらに止観瞑想を行い、しばらくの間、私の「BS=自我=関数p(←上記リンク記事『F-222』内に解説あり)」を生みだしている刷り込みや価値観を観察しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *止観瞑想はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

 コーチングを学び始めた頃の私ならきっと、「BS=自我=関数p」の再定義に取り組んだはずです。「苫米地式認定コーチにふさわしい私」を求めながら。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 だけど、それはNG。「関数pの再定義を促すのではなく、可能世界“w”から別の“w1”に移行することを促す」ことが本物のコーチングです。

 つまり、取り組むべきはゴール設定(更新)!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 すかさず私は新たなゴールを設定しました。もちろん、気楽にw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 その結果として、「関数pの再定義」が起こり、RASが変化し、スコトーマが外れたのでしょう

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 医師として働く現場でさっそく「排中律」を見つけました。「3錠じゃないと飲まん!」と拒薬する高齢男性患者さんの思考です。

 (以下、プライバシー保護の観点で変更を加えています)

 

 簡潔に説明すると、ある内服薬を「2錠ではなく、3錠にしろ」と主張するのです(claim)。その根拠(warrant)や事実(data)ははっきりしませんでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

おそらく、なんらかの情動体験が張り付いています。それは身体的苦痛や心理・精神的苦痛を伴った失敗の記憶でしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

 思いどおりにいかなかった患者さんは「3錠じゃないと飲まん!」と怒りだし、1錠さえも内服しなくなりました。その結果、身体的苦痛がさらに強まるかもしれないのに。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 

 これは典型的な「ファイト・オア・フライト」。大声をだしながら威嚇し(fight)、治療を拒否してしまっています(flight)。

この大脳辺縁系優位の状態を今回のテーマと重ねると、短絡的な「fightか? flightか?」の排中律といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 薬はもちろんのこと、すべてに「良い面」と「悪い面」があります。この世は(あの世も)不完全であり非単調なのだから。だからこそ「本当に解決できるのか?(solvency)」や「かえって不都合が生じるのではないか?(disadvantage)」などを多角的に吟味しなければなりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935992.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935916.html

 

 このケースの場合、「2(錠)が3(錠)になる」ことでかえって身体的苦痛が強まる可能性がありました。医学的判断としての最適はやはり「2」。

 その判断に不満を持つことは否定しません。患者さんの自由ですし、そもそも世界自体が不完全だから。真実となりえる可能性は無限にあり、どれを真実に選ぶかは各自のフリーゴールによるべきです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

とはいうものの、やはり「20にする」という判断は受け入れられません。身体的苦痛が強まる未来は患者さんのゴール側の世界(w1)ではないはずだから。知識不足によりスコトーマが生じている患者さんは、起こりうる未来を正しく認識できていません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

意識をゴール側に導きながらスコトーマを外していくというサポートは、コーチ兼医師としての私の責任だと思っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

 仮に患者さんが訴えるとおりに「23にする」場合、患者さんの認知的不協和は解消し、心理的苦痛は軽減するでしょう。思いどおりであり、「理不尽度」が下がるから。

 S-04-06~07:心に深い傷を負う理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22746255.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22817135.html

 

 しかしながら、その心理的苦痛の軽減はたいして続かないはずです。「23にする」ことで身体的苦痛が悪化してしまったら、やがては心理的苦痛も増強してしまいます。前よりもひどく。

 体と心、脳と心はそもそも同じもの。「体と心」「脳と心」でひとつです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 

 23にしろ。さもなければ20にする

 

 この発想に潜む問題(課題)とはどのようなものでしょうか? その問題(課題)を解決するためにはどうすればいいでしょうか?

 

F-232につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

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F-2323錠じゃないと飲まん! <中編:排中律に潜む問題とその解決>

 

 先日、縁深い人から、私のブリーフシステム(BS)について鋭い御指摘をいただきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 0100かで極端だよねw

 

 その時思い出したのが認知科学者 苫米地英人博士に教えていただいた「排中律(はいちゅうりつ)」という概念。それは「任意の命題に対して、それが成り立つか、成り立たないかいずれか一方であって、その中間はないことを述べた論理学の法則」です(日本大百科全書より)。

 

「中間はない」という発想の根底には「完全性」があります。それは単調論理であり、不完全性定理や不確定性原理以前の西洋哲学の世界観です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「不完全性」が証明された現代は非単調論理。縁起で代表される釈迦哲学がベースです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

コーチングを上手く行うためには、縁起の理解と実践が欠かせません。そうでないと「可能世界w1」を見いだせないからです。

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 指摘をいただいた後、私は新たなゴールを設定しました。もちろん現状の外に。

 その結果として、「関数pの再定義」が起こり、RASが変化し、スコトーマが外れたのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 医師として働く現場でさっそく「排中律」を見つけました。「3錠じゃないと飲まん!」と拒薬する高齢男性患者さんの思考です。

 (プライバシー保護の観点で変更を加えています)

 

 前編:排中律

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28339618.html

 中編:排中律に潜む問題とその解決

 

 

 23にしろ。さもなければ20にする

 

 今回は、このような排中律に潜む問題(課題)とその解決を考えていきましょう。

 

 前回御紹介した患者さんは、自身の主張が論理的ではないことを理解しているようでした。「20になる」ことでかえって身体的苦痛が強まってしまうことはわかっていたはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 しかしながら、本人の無意識は、身体的苦痛の解決よりも心理・精神的苦痛の解消を優先しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 

 この場合の心理・精神的苦痛とは、簡単に言うと「認知的不協和」のこと。その解消のために本人(の無意識)が選択した行動が「私の言うとおりにしろ」と大声で怒鳴ることでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

  

その「私の言うとおりにしろ」という発想自体が苦痛の源です。そもそも「私」は独立して存在してはおらず、すべて縁によって起こっているから。

「私」とは「無限にひろがる関係の結び目」のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 だから、「私」の抽象度が低いままでは、私=縁起をしっかり感じることができません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

縁起を感じることができないと、つい「自分100%、相手0%」を求めてしまいがち。その当然の帰結として、社会的苦痛が生じていきます。実際、その患者さんは家族とは疎遠でした。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14401412.html

 

鍵は“自分”の定義。

 ただし、“自分”にこだわり囚われるほど、自由がどんどん奪われていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 “自分”とはブリーフシステム(BS)のことですが、そのBSはもともと他人の判断基準であり、社会の価値観だから。しかも、すべて過去です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 誰もが「“私”は本当の私ではない」という矛盾と「本当の“自分”がわからない」という苦しみを抱えています。スコトーマに隠れ、気づいていないだけです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その苦しみが「スピリチュアルペイン」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 それは臨場感世界が情報空間にまでひろがっている人間だからこその苦しみであるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 

 ここまでがケースサイド(case side)。問題(課題)を見つけるパートです。

 見つけた問題(課題)を解決するパートがプランサイド(plan side)。では、明らかになったスピリチュアルペインを解決するプランは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 そう、答えはコーチング!

 コーチングの実践によって、1)心から望む何かを、2)自分中心を捨てながら、3)現状の外に見いだし続けることが解決です。

 その“何か”がゴール。“何か”を実現する根拠なき確信がエフィカシーです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 本物のコーチのもとでコーチングをしっかり実践していくと、より抽象度の高い次元に「可能世界w1」を見いだすことができます(Imagination)。その「w1」の臨場感が高まっていくほど(Vividness)、「w1」は現実化していきます(Reality)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

それとともにゴール(w1)側から「pの再定義」がおこり、結果として“自分”が拡大していきます。

 (重要な部分なので再度引用します。クリアではない方はこちらを確認してください↓)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 ゴールを設定し、エフィカシーを高めながら、“自分”を拡大・拡張していく

 

コーチングの実践は、スピリチュアルペイン克服の力となり、トータルウェルビーイング実現の礎となっていきます。

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

F-233につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 「ゴールが先、認識は後」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 すべてはゴール設定からはじまります。問題の解決はもちろんのこと、問題の発見自体がゴール設定の結果です。よって、「ゴールにより思考が決まる」といえます。

ゴールの抽象度が上がるほど、情動→論理→社会的情動となり、より自由になっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 ゴールを設定しスピリチュアルペインを克服していく生き方そのものが幸せである

 

 そのように私は思っています。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

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F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

F-2333錠じゃないと飲まん! <後編:排中律を昇華させるポイント>

 

 先日、縁深い人から、私のブリーフシステム(BS)について鋭い御指摘をいただきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 0100かで極端だよねw

 

 その時思い出したのが認知科学者 苫米地英人博士に教えていただいた「排中律(はいちゅうりつ)」という概念。それは「任意の命題に対して、それが成り立つか、成り立たないかいずれか一方であって、その中間はないことを述べた論理学の法則」です(日本大百科全書より)。

 

「中間はない」という発想の根底には「完全性」があります。それは単調論理であり、不完全性定理や不確定性原理以前の西洋哲学の世界観です。

 「不完全性」が証明された現代は非単調論理。縁起で代表される釈迦哲学がベースです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

コーチングを上手く行うためには、縁起の理解と実践が欠かせません。そうでないと「可能世界w1」を見いだせないからです。

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 指摘をいただいた後、私は新たなゴールを設定しました。もちろん現状の外に。

 その結果として、「関数pの再定義」が起こり、RASが変化し、スコトーマが外れたのでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 医師として働く現場でさっそく「排中律」を見つけました。「3錠じゃないと飲まん!」と拒薬する高齢男性患者さんの思考です。

 (プライバシー保護の観点で変更を加えています)

 

 前編:排中律

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28339618.html

 中編:排中律に潜む問題とその解決

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28368500.html

 後編:排中律を昇華させるポイント

 

 

 0100かで極端だよねw

 

 ところで、なぜ「01」ではなく、「0100」だったのでしょう?

 

とくに意図はなかったのかもしれませんが、私のRASは反応しました。今回は「0」と「1」と「100」の関係について考えてみたいと思います。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

 まずは「1」と「100」から。

 

 最初に臨場感に関するワークを行いましょう。

しばらくの間呼吸を意識に上げて、息を吐きだすときに心身を緩めてください。逆腹式呼吸です。

(苫米地博士による「逆腹式呼吸」の解説はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28075823.html

 

 ゆらぎとリラックスの2つを得られたら、今度はイメージング。次の2つの状況を想像しながら、湧きあがる体感をしっかり感じてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

A:目の前に1万円がある

 

 B:目の前に100万円がある

 

 どうですか? 体感がずいぶん違うのでは?

 さらに、その「1万円」や「100万円」に火が燃え移り、目の前で灰に変わっていったらどうでしょう。1100ではまったく違う感じがするはずですw

 

 情報空間にまでホメオスタシスが働いている人間のマインドは、「臨場感のあるリアリティ」が「実際の体験なのか?」、それとも「想像力によってイメージしたものなのか?」を区別しません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *ホメオスタシス(恒常性維持機能)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そのカラクリを利用して臨場感を高める技術がビジュアライゼーション(Visualization)です。そして、「一番臨場感が高いイメージがリアル」というプリンシプルが「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

 では、次のイメージング。今度はこの2つを想像してください。

 

 A’:日本の一般会計が1001万円

 

 B’:日本の一般会計が100100万円

 

 先ほどと違って大した差を感じないのでは?

というか、そもそもイメージそのものが難しいはず。こちらの場合、1100は同じとみなすことができます。

 

 

 実際は、ABも、A’B’も、その差は99万円で変わりません。

1」と「100」の関係自体はまったく同じですが、その関係の評価が変わっているのです。マインドでの情報処理により。

 

 すべてマインドが生みだしている

 

 関係をどう見るかはマインド次第です。もっといえば関係自体をマインドが生みだしています。その関係とは、じつは“自分”のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 だから、たとえば人間関係の悩みといったものも自分次第。“自分”のマインド次第です。

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

 次は「0」と「1」と「100」の関係です。

 

 先ほどの「1」と「100」の抽象度を上げると「存在する」。一方、「0」は「存在しない」です。「1」「100」と「0」はまったく違うものであり、正反対の概念といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 まとめると、「01かで極端だよねw」と「0100かで極端だよねw」の「1」と「100」の使い分けは表現の差であり、本質的な違いではないといえます(ともに「存在する」)。

ところが、「01」「0100」という場合の「0」と「1」「100」の間には本質的な相違が存在しています。それは無と有の違い。「0」とその他の数字とはまったく異なる概念です。

 

 

 と、ここまでが「不完全性定理や不確定性原理以前の西洋哲学の世界観」での話。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 「不完全性」が証明された現代は、非単調論理であり、縁起ベース。「0」も「1」も「100」もすべて同じものとみなすことができます。空(Sunya)の「0」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ここから先は守秘義務内容w

続きは苫米地博士のワークスDVD2弾「空の理解と体得」で御確認ください。

 苫米地英人博士公式サイト>DVD教材>DVD2弾「空の理解と体得」

 苫米地英人DVD第2弾「空の理解と体得」 (maxpec.net)

 

 

 最後にもう一度「2(錠)を3(錠)にしろ。さもなければ20にする」について考えてみましょう。

 

 もしも「3」と「0」を同じとみているのなら空観といえますが、もちろんそうではありません。最も抽象度が高い空とは正反対の煩悩レベルに囚われ、大脳辺縁系優位に陥っています。「ファイト・オア・フライト」の状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 それは情動的な排中律。

 

 情動を切り離した論理的な思考を行うときは、大脳辺縁系から前頭前野背外側野優位に移行しています。現代ディベート論理を用いれば、「2」「3」「0」の違いをしっかり把握した上で、最適解を導くことができるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 非単調論理による排中律の克服です。

 

 さらに抽象度を高め論理を超越していくと、前頭前野内側野が発火します。そうなると自由自在。いったんは「2」「3」「0」を同じと観た上で(空観)、あえて違いを活用することができます(仮観)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

活用とは「役割を持たせる」こと。その役割はゴールが生みだします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 やはり「Goal comes 1st.」。

 排中律が生みだす不協和を情動→論理→超論理と昇華させていくこともゴール次第といえます。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 「空」を体感したまま、「仮」として全身全霊でゴールに向きあう

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26892359.html

 

 そんな「中」の意識状態が排中律を昇華させる最大のポイント。それこそが本当の思考であり、生であるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 ここから先は守秘義務内容w 続きは苫米地博士のワークスDVD2弾「空の理解と体得」で御確認ください

 

 …DVD発売当時は守秘義務だった内容を、苫米地博士自ら、ブログでがっちり説明され、バラだんでわかりやすく解説されています。下記リンクからどうぞ↓

 

 *「空」を定義する ~現代分析哲学とメタ数理的アプローチ~2011.11.06

 Microsoft Word - 空論文20111106v212.doc (tomabechi.jp)

 

 *2022年の飛躍に基本的な苫米地用語を習得しよう」(2022.01.24、バラいろダンディ)

 Dr.苫米地 2022年の飛躍に苫米地用語「抽象度」を習得しよう - YouTube

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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「空」を定義する-1(苫米地英人博士、2011.11.06)

苫米地英人博士のブログ(リンク記事)より引用

http://tomabechi.jp/

 



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