苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-240~ 無気力感に悩まされています

Q-240:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~ 前編;“現状の外”に疲れたら

 

子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。反対に「気楽」や「気軽」が大っ嫌い!

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

情動を伴った体験や情報の記憶により、「『努力』『根性』を好ましく感じ、『気楽』『気軽』を忌み嫌うブリーフ」がつくられていたのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

ところが、認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ間に、「努力」「根性」がコンフォートゾーン(CZ)の外になり、「気楽」がCZ化していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *「気軽」は△。その理由はこちら↓

 Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13215570.html

 

 前回まで、そんな「気楽」について、いただいた御質問に回答しながら考えてみました。

 Q-238~:気楽に生きたいのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

 

 今回は、別の御質問に回答しながら、「気楽に生きる際の注意点」について考察したいと思います。

 (質問には変更を加えています)

 

 

Qバランスホイールの中で現状の外のゴールがなくなってしまいました。毎日、無気力感に悩まされており、薬も服用しております。

現状の外にゴールを設定することに、あまりにも深い絶望を感じてしまいました。

 

前編;“現状の外”に疲れたら

 

A1:苫米地式コーチング認定コーチとして、クライアントさんには「ゴールからすべてが始まる」と説明しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 私の師は認知科学者 苫米地英人博士。その苫米地博士の師はコーチングの祖 ルー・タイスさんです。ルーさんの言葉に「ゴールが先、認識は後」という言葉があります。

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 Goal comes first.

 

 「ゴール(設定)がすべてのはじまりである」という教えを、クライアントさんにしっかりと伝え、私自身もいつも意識に上げています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

一方で、私はゴール設定の前段階にも注力しています。ヒーラーとして。

コーチングにはヒーリングが必要です。そのヒーリングにはコーチングが役立ちます。

詳しくはこちらでどうぞ↓

Q-068:認知的不協和の… vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

Q-069:認知的不協和の… vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

ヒーリング&コーチングを探求するモチベーションの源泉はゴール!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 私のゴールは幼少期の情動体験から生まれたものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854577.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7031387.html

 

 真面目に考察すると、他人から刷り込まれたブリーフが生みだすwantであり、「無人運転」「自動運転」といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 苫米地博士のパーソナルコーチングを受けている間、そのことについて徹底的に考えました。コーチとなり7年目に入っていますが、じつは今も考え続けています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 本気のゴールは何か? どんな世界を実現したいのか?

 

 

 もしも「現状の外にゴールを設定すること」に疲れたなら、ちょっとその“場”から離れてみましょう。“場”とは、もちろん、超情報場のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 

 具体的にいうと「ゴールのカテゴリを変える」。

もしも「職業」や「ファイナンス」で疲弊したなら、「趣味」「家族」「健康」などにフォーカスすることをお勧めします。

 いろいろな意味で、ゴールのバランスホイールはとても重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

 「無気力感」をちゃんと自覚(モニタリング)できていれば大丈夫です。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 呼吸を意識に上げながらリラックスとゆらぎを得ていきましょう。心身が整ったら、心静かに自問してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28037699.html

 

本当に「無気力」なのか? それとも「やる気がない」だけなのか?

 そして

 本気のゴールは何か? どんな世界を実現したいのか?

 

 

 「無気力」は「No Energy」。身体が疲れきっていたり、弱っていたりして、エネルギーがない状態を指します。

多くの場合、原因は抽象度が最も低い物理空間にあります。よって、対処もまずは物理空間で行います。「4つのR」でいうと、RelaxRestRecreationです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 一方、体力はあるのに、物事に取り組む意欲が湧かないのが「やる気がない」。

 この場合、主な原因は物理空間上の身体ではなく、より高次の情報空間、すなわち心にあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 身体と心、脳と心はそもそも同じものです。同じものの抽象度の違い。「身体と心」「脳と心」でひとつです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 もしも「深い絶望」を感じてしまったなら、まずは物理的身体を整えましょう。休養や栄養に気を配りながら。必要なら薬物治療も受け入れて。

 Q-116:薬に頼ることに、じつは、抵抗があります

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477470.html

 

 その後は必ず自分の心と向き合ってください。

 (↑この表現には注意が必要です。その理由は?)

 

 続きは次回に(Q-241)。

 それまでの間、下記の文章の意味を考えてください。ヴィクトール・フランクル(Viktor Emil Frankl1905~1997年)の著書「苦悩の存在論 -ニヒリズムの根本問題」(新泉社)からの引用です。

 

 わたしたちは患者に安らぎを与えなかった。形而上学的軽率という見せかけの安らぎを与えなかった。また患者が自分の実存の意味を見出して、自分自身に立ちかえらないかぎり、わたしたちは患者が安らぐのを許さなかった

 

Q-241につづく)

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

「無気力」は「No Energy」。身体が疲れきっていたり、弱っていたりして、エネルギーがない状態を指します。多くの場合、原因は抽象度が最も低い物理空間にあります。よって、対処もまずは物理空間で行います。「4つのR」でいうと、RelaxRestRecreationです

 

 残りの1つはRelation。それは関係性のこと。

最近、「リモートでもいいので誰かとつながってください。安心感を得られ、不安が和らぎます」という主張(claim)を目にしました。

間違いではありませんが、それは極めて物理に近い情報次元での対処。RelaxRestRecreationと同じレベルです。

 

 本来のRelationは「高次の情報次元にひろがる縁起」のこと。よって、苫米地式で考えると、4つめの「RRelation」とは「超瞑想の実践」といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 以下、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう 超瞑想法」(PHP研究所)からの引用です。

 

 超瞑想とは、自分の心をコントロールして、自分や世界を形作っている関係性(ネットワーク)を変えることで、自分や世界のあり方を自由自在に変えてしまうことです。それはオカルトとはまったく次元の異なる、科学的ともいえる行為です。

 

 

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-関連記事-

PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 

超瞑想法

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Amazon.co.jp: 思うままに夢がかなう 超瞑想法 eBook : 苫米地英人:

 



Q-241:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~ 中編;3つのコミュニケーション

 

子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。反対に「気楽」や「気軽」が大っ嫌い!

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

情動を伴った体験や情報の記憶により、「『努力』『根性』を好ましく感じ、『気楽』『気軽』を忌み嫌うブリーフ」がつくられていたのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

ところが、認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ間に、「努力」「根性」がコンフォートゾーン(CZ)の外になり、「気楽」がCZ化していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *「気軽」は△。その理由はこちら↓

 Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13215570.html

 

 そんな「気楽」について、いただいた御質問に回答しながら考えてみました↓

 Q-238~:気楽に生きたいのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

 

 今回は、別の御質問に回答しながら、「気楽に生きる際の注意点」について考察したいと思います。

 (質問には変更を加えています)

 

 

Qバランスホイールの中で現状の外のゴールがなくなってしまいました。毎日、無気力感に悩まされており、薬も服用しております。

現状の外にゴールを設定することに、あまりにも深い絶望を感じてしまいました。

 

 前編:“現状の外”に疲れたら

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28303455.html

 中編:3つのコミュニケーション

 

A2下記の文章はヴィクトール・フランクル(Viktor Emil Frankl1905~1997年)のもの。著書「苦悩の存在論 -ニヒリズムの根本問題」(新泉社)からの引用です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 わたしたちは患者に安らぎを与えなかった。形而上学的軽率という見せかけの安らぎを与えなかった。また患者が自分の実存の意味を見出して、自分自身に立ちかえらないかぎり、わたしたちは患者が安らぐのを許さなかった

 

 

 ヒーラー&コーチ(×医師)としての秘密をお話しします。私はいつも「3つのコミュニケーション」を意識に上げています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 シンプルに表現すると、

1)ラポールを形成する = Healing

2)情報場を最適化する = Logical Thinking

3)現状の外に飛びだす = Coaching

 

 以下、簡潔に説明します。

 

 

 1ラポールを形成する = Healing

 私たちが認識している目の前の世界は、すべて幻想です。

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 *詳しくはこちら↓

 Q-220:ゴールに対するスケジュールはたてますか? <後編;人類には“今”しかない>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

 

 「幻想」とは「いちばん臨場感が高いイメージ(I×V)」のこと。その「I×V」がその人にとっての「現実(R)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

私たちは各自の幻想の世界に生きている一方で、その幻想を共有することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

 共有したイメージの世界(I)に高い臨場感を持つことができれば(V)、同じようにホメオスタシスレベルをずらすことができ、コンフォートゾーンを共有することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *ホメオスタシスはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

その時に生まれる“親近感”が「ラポール(rapport)」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837769.html

 

 ラポールが形成されると、RAS&スコトーマの働きにより、同じようなことを認識し、同じように理解し、似たような評価で、同じような判断を行うようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そのような状況(ラポール形成)でしっかりリラックスとゆらぎを共有してもらうことが第1のコミュニケーション。ヒーリングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 

2)情報場を最適化する = Logical Thinking

 しっかりリラックスしゆらいでいれば、前頭前野優位を保ちながら本来の能力を発揮することができます。反対に大脳辺縁系優位になってしまうと、心身とも緊張しパフォーマンスが低下します(ファイト・オア・フライト)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 前頭前野優位を保つことができると、高次の抽象度次元の情報を正しく見て、その因果関係を再構築することができます。アサンプションアップデートによる最適化です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 再構築・最適化に有用なのがトゥールミンロジック。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *詳しくはこちら↓

 S-01~:よりより議論のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 トゥールミンロジック(ディベート)をフル活用しながら、共有している情報場を再構築・最適化していくことが第2のコミュニケーション。それは論理的思考の実践です。

 

 

 3)現状の外に飛びだす = Coaching

 トゥールミンロジック(ディベート)の目的は、「論理的思考によりスコトーマを外し、不完全性を前提に最適解を最短時間で導く」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 繰り返しますが、それは「現状の最適化」。実行(実装)により理想が現実化する一方で、新たな難題が生じます。変わらないコンフォートゾーンが生みだす「現状維持の壁」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 ゴールを設定(更新)し取り組むうちに、その壁を乗り越えることができます。ゴールのポイントは 1)心から望み、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定する。ハイレベルの「現状の外」とは、「論理という系の外」のこと。論理を超えた抽象度次元(超論理)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html


 そんな「現状の外」にゴールを設定しエフィカシーを高めることができると、目の前の世界がすべてゴール実現のためのプロセスに感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「超論理なのに『T』」という状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 結果として、ブリーフシステム=自我=pが書き換わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *「関数p」については下記記事で。苫米地博士のすごい講義を取り上げています↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 書き換わったブリーフシステム=自我=pは、これまでの過去の呪縛からすっかり解放されています。それが論理の壁を乗り越えた先で手に入れるシンの自由です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 現状の外で自由を手に入れるサポートが第3のコミュニケーション。それはヒーリングと論理的思考を包摂したコーチングのことです。

 

 

 それら3つのコミュニケーションを実践すると、相手との関係性が良好になるだけでなく、自分自身を丸ごと肯定することができるようになります。なぜなら、「今までの私(私たち)」と「ゴール側の私(私たち)」をともに包摂(包含)する大きなゲシュタルトができるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 より大きなゲシュタルトができるほど(connect the dots)、ますます気楽になっていきます。そして、「見せかけの安らぎ」が不要となり、「自分の実存の意味」を見いだしながら、「自分自身に立ちかえる」ことができるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 理解が深まり、“意味”がわかるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

Q-242につづく)

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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-関連記事-

F-089~:無人運転と自動運転の違い

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

F-206~:マトリックス/Matrix

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html

 

ヴィクトール・フランクル(Wikipedia)

ヴィクトール・フランクル

Wikipediaより引用

 


 

Q-242:毎日、無気力感に悩まされています ~気楽に生きる際の注意点~ 後編;無気力とやる気のなさ

 

子どもの頃、私は「努力」や「根性」という言葉が好きでした。反対に「気楽」や「気軽」が大っ嫌い!

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

情動を伴った体験や情報の記憶により、「『努力』『根性』を好ましく感じ、『気楽』『気軽』を忌み嫌うブリーフ」がつくられていたのだと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

ところが、認知科学者 苫米地英人博士に学ぶ間に、「努力」「根性」がコンフォートゾーン(CZ)の外になり、「気楽」がCZ化していきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 *「気軽」は△。その理由はこちら↓

 Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13215570.html

 

 そんな「気楽」について、いただいた御質問に回答しながら考えてみました↓

 Q-238~:気楽に生きたいのですが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418094.html

 

 今回は、別の御質問に回答しながら、「気楽に生きる際の注意点」について考察したいと思います。

 (質問には変更を加えています)

 

 

Qバランスホイールの中で現状の外のゴールがなくなってしまいました。毎日、無気力感に悩まされており、薬も服用しております。

現状の外にゴールを設定することに、あまりにも深い絶望を感じてしまいました。

 

 前編;“現状の外”に疲れたら

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28303455.html

 中編;3つのコミュニケーション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28329961.html

 後編;無気力とやる気のなさ

 

A3:前回(Q-241)、ヒーラー&コーチ(×医師)として私がいつも意識に上げている「3つのコミュニケーション」を紹介しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

それら3つのコミュニケーションを実践すると、相手との関係性が良好になるだけではなく、自分自身を丸ごと肯定することができるようになります。なぜなら、「今までの私(私たち)」と「ゴール側の私(私たち)」をともに包摂する大きなゲシュタルトができるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 より大きなゲシュタルトができるほど(connect the dots)、ますます気楽になっていきます。そして、「見せかけの安らぎ」が不要となり、「自分の実存の意味」を見いだしながら、「自分自身に立ちかえる」ことができるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 理解が深まり、“意味”がわかるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 

 わたしたちは患者に安らぎを与えなかった。形而上学的軽率という見せかけの安らぎを与えなかった。また患者が自分の実存の意味を見出して、自分自身に立ちかえらないかぎり、わたしたちは患者が安らぐのを許さなかった

ヴィクトール・フランクル(Viktor Emil Frankl

 

 

 前編(Q-240)で「自分の心と向き合う」という表現には注意が必要だと書きました。その理由はクリアでしょうか?

 

 私の答えは「『自分の心』にフォーカスするほど、過去(wBSp)に囚われ、未来(w1)が思い描けなくなる」から。

 

 *「w」「p」「w1」はこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 ところで、認知科学者 苫米地英人博士は、「無気力(感)」をどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

 以下、博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)から引用します。

 

 

疲労からくる無気力と間違ったゴール設定によるやる気のなさ

 現代のサラリーマンには、無気力な人が少なくありません。仕事をやる気はあるのに、身体がついていかないのです。その原因は、睡眠不足や栄養不足です。身体と心にいいものを食べてしっかり眠ることが、無気力を克服する一番の方法だといえます。

 また、何かやりたいこと、達成したいゴールがあり、それに向かって全力で取り組んだ結果、気力を使い果たしてしまうこともあります。その場合も、ゆっくり休養をとる以外に、気力を回復する方法はありません。

 一方、身体は動くのに、「無気力で会社に行けない」という人の多くは、「会社の仕事をやる気がない」人です。

 彼らは、会社に行かないために、「体調が悪い」「気持ちが沈んでいる」など、さまざまな理由を作り出します。つまり、「会社に行かない」という方向に、たくさんの気力を使っているのです。

 何かを「やる気がない」というのは、ゴールが間違っている状態です。本当はやりたくないと思っていることを、無理矢理やっているから、やる気が起きなくなってしまうのです。「やる気がない」状態を克服するには、現在、ゴールだと思っているものを見直し、本当にやりたいと思えることを見つけるしかありません。

 引用終わり

 

 

 もしも「現状の外にゴールを設定すること」に「深い絶望」を感じたなら、物理的身体を整えながら自分の心と向き合ってください。

 前編;“現状の外”に疲れたら

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28303455.html

 

 その時は過去(wBSp)に囚われないように気をつけながら、「3つのコミュニケーション」を意識に上げてください。

 中編;3つのコミュニケーション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28329961.html

 

 そして、「過去(wBSp)」も「未来(w1)」もすべて包摂した“自分”としっかり向き合うのです。そのときの“自分”とは「縁起宇宙中にひろがる自我」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 本気で向き合っているとスコトーマがどんどん外れ、スピリチュアルペインを感じるとともにシンプルな問いかけが聞こえてくるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

 本気のゴールは何か? どんな世界を実現したいのか?

 

 

 それは縁起宇宙=自我からのメッセージです。

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

私は「心の声が聞こえてくるまでマインド(脳と心)に負荷をかけ続けること」が重要だと思っています。ニーズがないと閃きはおこらないから。

そのニーズはゴールが生みだします。「どんな世界を実現したいのか?」という“声”の「因であり、果でもあるもの」がゴールです。

 

そもそも負荷がかかっていないこと自体が問題(case)です。それは現状のCZにどっぷりつかっているということだから。それがフランクルのいう「見せかけの安らぎ」。

だからこそ、“現状の外”にゴールを設定(更新)し続けるのです(plan)。「自分の実存の意味」を問いながら。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

その時に「無気力」「絶望」に陥らないこと。

そのために常にリラックスを心がけましょう。そして、挑戦自体を楽しんでください。「うまくいかない」「何とかしたい」の先にある光(希望)を感じながら。

F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

 最後にもうひとつ。この事実をいつも心に留めておいてください。

 

すべてマインドが生みだしている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

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 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第1回目のテーマは「A次元」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28324598.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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「感情」の解剖図鑑



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