苫米地式コーチング認定コーチ CoacH T <タケハラクニオ> ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学び九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

カテゴリ:Q:質問等回答編 > Q-204~ 「縁起」と「因果」

Q-204:「縁起」と「因果」 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 医師としてたくさんの「老病死」と向き合ってきました。ポカポカとあたたかく感じられるときもあれば、ヒリヒリ・ジリジリするような厳しい感じばかりのときもあります。

救急や高度医療の場であるほど、後者が多くなるような気がします。認知的不協和が生じやすく、「ファイト・オア・フライト」に陥りやすくなるからでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 十分に説明がなされた看取りであっても、「ファイト・オア・フライト」は起こりえます。

東京消防庁の調査によると(R1.12/16R2.12/10)、在宅での看取り予定にもかかわらず救急要請が行われた112件のうち、じつに97件で(救急要請を行った)家族の希望により不搬送になったそうです。慌ててしまい救急を要請してしまったが(=大脳辺縁系優位)、救急隊が到着する頃(H28年全国平均:830秒)には冷静になっていた(=前頭前野優位)ということでしょう。

 

 老病死+生で「四苦」です。一般的に四苦は「人生での大きな苦しみ」とされていますが、それは患者さん本人だけではなく、家族も、そして医療・介護従事者も、関わる誰もが共有する苦しみであるといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045953.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166400.html

 

私が経験したあるケースでは、家族からは「なんで私がいないときに死んでしまったの?」と問われ、スタッフからは「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」と相談されました。今回は、それらの疑問について考えてみたいと思います。

 

 

 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 もう少し詳しく説明すると、このような状況でした。

(一部変更しています)

 

がん終末期の診断で緩和ケア中の90代女性。

幸い心配された痛みや吐気はほとんど認めませんでしたが、食欲がないため徐々に瘦せ細っていきました。ずっと付き添う娘さんは、母親にちょっとした変化があるとすぐに大騒ぎするようなナーバスな状態。不安が募り、心配でどうにもならないといった感じでした。

ある日、娘さんが自宅に戻ったほんの1時間くらいの間に母親の状態が急変。まず呼吸がとまり、その後心拍がなくなりました。連絡を受け慌てて戻ってきた娘さんは、ピクリとも動かない母親の前でしばらく茫然としていました。やがて泣き始めると「なんで私がいないときに」と取り乱し、その後は「ごめんなさい」を繰り返しながら母の体に顔をうずめていました。

 

 

 娘さんには「母をしっかり看取りたい」という強い思いがあり、実際に泊まり込みに近い形でずっと付き添いをされていました。その根底には「『家族に見守られながら静かに息を引き取る』という最期(のイメージ)を是とするブリーフ」が存在していたはずです。

 ブリーフシステムとは「前頭前野の認識のパターン」のことです。それは「人が未来を予測する期待のパターン」でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 娘さんにとって、自分がいない間の心肺停止という「理想(期待)とは程遠い現実」は受け入れがたいものだったに違いありません。

理想(期待)と現実のギャップは認知的不協和を生みだします。「こんなのイヤだ~」といった感じで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 たまに誤解されるのですが、認知的不協和自体は決して悪いことではありません。それはゴールを実現するためのエネルギーと創造性のあらわれです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

しかしながら、このケースではもう理想(期待)を実現することはできません。母親はすでに亡くなってしまったのです。その事実を理解したからこそ、行き場を失ったエネルギーが「なんで私がいないときに死んでしまったの?」という問い(嘆き)をうみだしました。

 (「心のエネルギー」について、詳しく考察したこちらの記事をどうぞ↓)

 S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 娘さんにとって、そもそも母親の「老病死(+生で四苦)」は受け入れがたいクライシスでした。そのクライシスは心の中で「拒絶→恐怖→回避→希望の喪失」という段階を踏んで進行していきます。

 F-035~:クライシス(危機)の本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 

 そんなクライシスの進行に対して、米国CDC4つの基本原則を踏まえた対処を推奨しています。

 1)最初に最悪の可能性を伝え、2)問題を解決するプロセスを示し、3)継続的にデータを提供し、4)関連する文脈情報を与える です。詳しくはこちらで↓

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 私たちはCDCのガイドラインに沿った働きかけを行っていました。もしもこのまま苦しみが目立たず経過し、母親の手を握りながら“最期の別れ”を静かに迎えることができたなら、娘さんはそれほど取り乱さなかったのかもしれません。

 しかし、「死」は予期せぬタイミングでやってきました。がんと診断された時点で想定されていたけれども、なかなか受け入れられない(受け入れたくない)ままに。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「死の受容のプロセス」の研究は、「段階的」とするものと「段階的ではない」とするものに大きく二分されるそうです。

前者の代表として有名なのが米国の精神科医 キューブラー=ロス(Elisabeth Kübler-Ross1926~2004年)。代表的な著作「死ぬ瞬間 On Death and Dying」(1969年)には、1)否認→2)怒り→3)取引→4)抑うつ→5)受容 というプロセスが記されています。

(計200人との対話の中で気づいたことであり、すべてが同様の経過をとるわけではないと明記されています)

 

 

なんで私がいないときに死んでしまったの?

 

 患者さんやその家族に対して、私なら、例えばキューブラー=ロスのいうプロセスのどの段階にあるかを判断し、その状況(ゲシュタルト)に合わせて答えるでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

「怒り(私憤)」なら、「死の正確な予期はできない」ことや「四苦から解放された」という事実を淡々と伝える感じで。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 「抑うつ」なら、「娘さんに辛い思いをさせたくなかったのでしょう。優しいお母さんですね」と寄り添う感じで。私なりの慈悲の実践です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24495212.html

 

 ただし、本音を言えば、それでは解決になりません。ただの気休めです。

 

 次回、本当の問題(ケース)とその解決(プラン)について考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

Q-205につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 ブリーフシステムとは「前頭前野の認識のパターン」のことです。それは「人が未来を予測する期待のパターン」でもあります

 

 前頭前野におさめられた期待のパターンは、その人の人格を決めます。人格とは「個人の心理的特性」のこと。つまり、ブリーフが心理的特性を決め、人格という形であらわれるということ。

 そのブリーフは、じつは、1つではありません。

 前頭前野には、その人が作り上げたいくつものブリーフが収められています。それらがお互いに矛盾を引き起こし、複雑な人間の心の動きをうみだします。詳しくは苫米地博士の著書「イヤな気持を消す技術」(フォレスト出版)をお読みください。

 

 そのようなブリーフを、ゴールを達成した未来側からつくりなおしていく(ととのえていく)のがコーチングです。“現状の外”に見いだしたゴールに向かう間に、自分自身はもちろん、宇宙全体が一変していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 すべてマインド次第。すべてゴール次第です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

-追記2

ただし、本音を言えば、それでは解決になりません。ただの気休めです

 

 「ただの気休め」はコーチとしての意見。

 ヒーラーとしては「されど気休め」です。文字どおり“気を休める”ことはとても大切だと思っています。

 Q-068:認知的不協和の状態に… Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

 Q-069:認知的不協和の状態に… Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 

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Q-205:「縁起」と「因果」 vol.2;縁起と因果の違いを理解する

 

 医師としてたくさんの「老病死(+生で四苦)」と向き合ってきました。ポカポカとあたたかく感じられるときもあれば、ヒリヒリ・ジリジリするような厳しい感じばかりのときもあります。

あるケースでは、家族からは「なんで私がいないときに死んでしまったの?」と問われ、スタッフからは「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」と相談されました。そんな疑問について考えてみたいと思います。

 

 

 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26486822.html

 vol.2;縁起と因果の違いを理解する

 

 前回(Q-204)、「死の受容のプロセス」の研究は「段階的」とするものと「段階的ではない」とするものに大きく二分されることと、前者の代表として米国の精神科医 キューブラー=ロス(Elisabeth Kübler-Ross1926~2004年)が有名であることを書きました。

キューブラー=ロスの代表的な著作「死ぬ瞬間 On Death and Dying」(1969年)には、1)否認→2)怒り→3)取引→4)抑うつ→5)受容 というプロセスが記されています。

 

 いわゆる「死の受容」は、苫米地式認定コーチ&マスターヒーラー&医師である私にとってとても重要なテーマです。しかしながら、私がイメージする「死の受容」は「避けられない死という現象をしっかり受け入れる」というものではありません。「段階的」ではなく、「段階的ではない」でもありません。

強いて言うなら「同時多発的なぐちゃぐちゃなものを意図的にクリアにしていく」という感じ。もちろん、抽象度を上げることで。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 キューブラー=ロスの「1)否認→2)怒り→3)取引→4)抑うつ→5)受容」は一方向的です。しかも、過去から未来への一方向性。

 コーチングでは「時間は未来から過去へと流れる」という言い方をします。じつは、それは入門者向け。実際のコーチングでは時間を一方向的で単調なものとは考えません。「死の受容」と同じように「同時多発的なぐちゃぐちゃなものを意図的にクリアにしていく」ものだと私は理解しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 キューブラー=ロスと同様に、今回取り上げているケースでも根本的な問題(課題)を抱えていました。娘さんはもちろん、医療従事者も。

それは「『縁起』と『因果』を混同している」ということ(ケースサイド)。その解決を伴わない対処はすべて“気休め”です。

家族の「なんで私がいないときに死んでしまったの?」も、スタッフの「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」も、本当の答えを見いだすためには縁起の理解が欠かせません。その「縁起の理解」からシンの解決がはじまります(プランサイド)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 そこで今回は取り上げたケースを掘り下げながら、「縁起」と「因果」の違いを明らかにしていきます。

 

 

 選択をするということは「縁」が生まれることです。

がんと診断されたとき、母親と娘さんは「積極的な治療は望まない」「痛みや苦しみをとる治療だけを希望する」という選択をしました。自らの自由意思で。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 過去の選択という「縁」、すなわち関係が生まれることによって、現在という刹那が起こります。これが「縁起」。

 母と娘の選択により、救命(延命)のための病院ではなく、看取りを目的とする私たちとの関係が生まれました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 共有するエンドステートは「全人的苦痛を克服(可能な限り軽減)」し、「穏やかな最期を実現する」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 ここで重要なのは「縁起」と「因果」は違うということ。選択が「因」(原因)となって現在という「果」(結果)が生まれるのではありません。

 過去の選択による因果で現在があると考えると、「因」によってオートマチックに「果」が生じることになってしまいます。つまり、一度選択したら、自動的に未来が1つに決まってしまうということ。それでは決められた目的地に向かう「自動運転」のような人生になってしまいます。

(さらに、その選択を他人が行っていたら「無人運転」です↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 未来は自動的に決まるものではありませんし、1つでもありません。未来とは縁起による無限の可能性のことです。

 母娘の選択により私たちとの新たな関係が生じ、ゴールが生みだすエンドステートを共有した双方向の関係性の中で(可能世界の1つとして)“緩和ケア”が行われ、突然ではありましたが「全人的苦痛を克服(可能な限り軽減)」した「穏やかな最期の実現」という目的を果たしたのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 確かに、心肺停止の瞬間に娘さんはその場にいませんでした。だからといって、「いい看取りではなかった」と悲嘆する必要はありません。その種の嘆きや苦しみは物理空間に囚われた思考が生みだす幻に過ぎないからです。

そのことを理解しながら(空観)、あえて情動を味わう(仮観)のはかまいません。それは中観だから。一方で、理解できずに味わう情動は、たとえ世間的にポジティブなものであったとしても、迷いであり無明といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

娘さんの心(情報空間)には、いつも「全人的苦痛の克服」「穏やかな最期の実現」というビジョンがありました。そして、それを医療者とも共有し、やり遂げたのです。だから、娘さんはしっかり母親を看取ったといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 過去の選択は「縁」であり、「縁」は別のたくさんの「縁」と結びつき合って「起」を起こします。そして、現在という刹那はすぐに過去となり、その評価・解釈は未来が行うことになります。だから、未来が「因」で過去が「果」です。

それが「因果」であり、「縁起」とはまったく別のもの。

 

 娘さんの無意識はおそらく、「私が家に帰ったから→母親がなくなった」と評価・解釈したはずです。その“評価・解釈”もすぐに過去になります。そして、その「『私が家に帰ったから→母親がなくなった』という“評価・解釈”」の新たな評価と解釈を、さらなる未来が行うことになります。

 

その未来に、ゴール設定を通じて働きかけるのがコーチング。縁起による無限の可能性から(一念三千)、自ら望む現実を選びだし構築していくことがコーチングです(一期一会)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 存在も出来事もすべて縁起。自分以外のいろいろなものとの関係のつなぎ目です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 選択は人生における大切な縁を生みだす行為なので、必ず自分自身でベストと思う選択をするべきです。徹底的に思考して。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

それが「自己責任」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

Q-206につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 選択は人生における大切な縁を生みだす行為なので、必ず自分自身でベストと思う選択をするべきです。徹底的に思考して。それが「自己責任」ということです

 

 縁起の理解や自己責任(自責)の実践は「人間関係の悩みを克服する鍵」となるものです。詳しくはこちらで↓

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

-追記2

 今回の文章は、認知科学者 苫米地英人博士の著書「洗脳力」(アスコムBOOKS)を参考に書きました。Kindle版はこちら↓

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Q-206:「縁起」と「因果」 vol.3;家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?-前編-

 

 医師としてたくさんの「老病死(+生で四苦)」と向き合ってきました。ポカポカとあたたかく感じられるときもあれば、ヒリヒリ・ジリジリするような厳しい感じばかりのときもあります。

あるケースでは、家族からは「なんで私がいないときに死んでしまったの?」と問われ、スタッフからは「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」と相談されました。そんな疑問について考えてみたいと思います。

 

 

 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26486822.html

 vol.2;縁起と因果の違いを理解する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26507222.html

 vol.3;家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?-前編-

 

 前回、「未来とは縁起による無限の可能性」と書きました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その「未来」とは、自由意思で設定するゴールにより自ら生みだすものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 よって、「家族に対してどんな声掛けをすればいいだろう?」という疑問が浮かんだら、まずはゴールを考えてください。原点に戻るのです。

そのゴールが“最高の答え”を導きだしてくれるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールを再考するときには、このようなセルフトークを行うことをお勧めします。「本当に自由意思で望んでいること(want to)だろうか?」「本当にunselfishだろうか?」「本当に達成不可能だろうか?」「ゴールのバランスはとれているだろうか?」。

詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-198:“あの人”の言葉はなぜ心に響くのだろうか? Vol.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26493850.html

 

 ゴールと並行して、コンフォートゾーン(CZ)もチェックしてみましょう。CZとは「セルフイメージにより決められる、その人にとって心地がよい空間」のことです。

 (詳しくは追記で。“教科書”から引用します)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 

 「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」と相談されたとき、そのスタッフはとても辛そうにしていました。「ファイト・オア・フライト」ではありませんでしたが、悲しみ、怒り、不安、恐怖、悔恨、落胆、空虚感 そんなネガティブが入り乱れた感情に苦しんでいるように見えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 きっとエフィカシーが下がっていたはず。エフィカシーとは「自分のゴールに対する達成能力の自己評価」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 エフィカシーが下がったままだと、無意識はゴールを引き下げてしまいます。気づかないうちに。その結果、かつてのゴールはwant toからhave toに変わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

あんなにワクワクしていたのに、もはやときめきは感じられず、どんどん気力を失っていく そして、いつの間にかno energy

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

私自身は「FOG」に気をつけています。「Fear(恐怖)」「Obligation(義務感)」「Guilty(罪悪感)」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 相談してくれたスタッフは、とくに罪悪感に苦しんでいるようでした。「自分を責める」という破壊的な行為は、人生を苦痛に満ちた辛いものに変えてしまいます。

その「自分を責める」とは、私が重要視している「自責」とは異なります。「自責」は、突き詰めれば、「ゴールを自分で決めるという意思(覚悟)」のこと。対して「自分を責める」とは、「自己否定」「自己非難」であり、「過去に囚われ、未来(ゴール)を放棄する」ことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

では、今回のケースに戻りましょう。

親の最期に立ち会えなかった場面での心の声(セルフトーク)は、だいたいこんな感じでしょう。

 

 不在中に親が亡くなった

A:とても残念で悲しい

  B:あの時帰らなければよかった

  C:私のせいだ。申し訳ない

  D:〇〇のせいだ。許せない

 

  

 …Aは単なる感想であり、問題はありません。「残念」「悲しい」という自身の思考をしっかり把握することはモニタリングであり、むしろ望ましいことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 Bはすでに過ぎ去った過去への囚われ。その過去はどんどん遠ざかっていくのですから、後悔するだけ無駄です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 Cは真面目な人にありがちなパターンですが、「縁起」と「因果」を混同しています。詳しくは前回の記事を参照してください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26507222.html

 

Dは「他責」。その先に待つのは「人間関係に軋轢を生じ、自分自身の心の傷を深くしてしまい、いつまでも変化(進化、向上)することができず、チームの足を引っ張り、さらには“本当の幸せ”を感じることができない“悲しい人生”」です。

下記シリーズに詳しくまとめました↓

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

 ところで、上記のセルフトークには、それ自体に重大な改善点があります。「〇〇〇〇(カタカナ4文字。漢字なら2文字)」が欠けているのです。不協和を感じましたかw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

次回、その説明を行いながら、「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」について考えます。

 

Q-207につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 ゴールと並行して、コンフォートゾーン(CZ)もチェックしてみましょう。CZとは「セルフイメージにより決められる、その人にとって心地がよい空間」のことです。

 (詳しくは追記で。“教科書”から引用します)

 

 その“教科書”とは、田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社)。

田島さんは苫米地式認定グランドマスターコーチであり、コーチの養成も担当されています。「マインドの教科書」では「セルフコーチング技術がつまった21のレッスン」を学ぶことができます。さらには「無限の可能性を引き出す門外不出の50のワーク」まで。

コーチ必読の理論と実践の書です。強くお勧めします!

 以下、巻末のコーチング用語集からの引用です。

 

コンフォートゾーン(Comfort Zone

人が緊張せずにいられる物理的または精神的に限定された範囲。慣れ親しんだ物理的・情報的な範囲。

 

 それぞれの人にとって、心地よいと感じられる領域であるコンフォートゾーンは、自己イメージによって決められています。自己イメージはその人にとって重要なものの集まりですので、コンフォートゾーンも自分にとっての重要なものの集まりによってできています。

 人間は、コンフォートゾーンの中にいれば無意識にとって快適なので、それを維持しようとします。人は、自然とコンフォートゾーンの中で思考し、行動しているのです。もし、コンフォートゾーンの外側に出てしまうと、コンフォートゾーンに戻ろうと無意識が働きます。コンフォートゾーンを維持したり、コンフォートゾーンの外側に出た時に戻ろうとする力が働いたりするのは、ホメオスタシスの機能によるものです。

 コンフォートゾーンの外側にいると、記憶の入出力が妨げられ、肉体的な緊張も生まれます。その結果、コンフォートゾーンの外側では、パフォーマンスが大きく下がることになります。スポーツにおいてホームに比べてアウェイで力が発揮できないのは、アウェイがコンフォートゾーンの外側だからです。

 こうしたコンフォートゾーンによる作用は、セルフレギュレーション(自己調整機能)として働き、可能性を制約することに繋がります。そのため、パフォーマンスを高めるためには、コンフォートゾーンを高める必要があります。

 ここで、コンフォートゾーンの範囲は自己イメージが決めますので、自己イメージを高める必要があるということです。パフォーマンスを決める自己イメージとしては、エフィカシー(自己のゴールに対する達成能力の自己評価)が大きく関係しています。そのため、パフォーマンスを高めるためには、エフィカシーを高める必要があります。

 

 

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Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

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-告知-

 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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2021年度セミナー予定はこちら↓

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 第4回目は202188日(日)開催。テーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。詳細はこちらから↓

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マインドの教科書

 

Q-207:「縁起」と「因果」 vol.4;家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?-後編-

 

 医師としてたくさんの「老病死(+生で四苦)」と向き合ってきました。ポカポカとあたたかく感じられるときもあれば、ヒリヒリ・ジリジリするような厳しい感じばかりのときもあります。

あるケースでは、家族からは「なんで私がいないときに死んでしまったの?」と問われ、スタッフからは「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」と相談されました。そんな疑問について考えてみたいと思います。

 

 

 vol.1;なんで私がいないときに死んでしまったの?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26486822.html

 vol.2;縁起と因果の違いを理解する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26507222.htmlL

 vol.3;家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?-前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26540949.html

 vol.4;家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?-後編-

 

親の最期に立ち会えなかった場面での心の声(セルフトーク)は、だいたいこんな感じでしょう。

 

 私のいない間に親が亡くなった

A:とても残念で悲しい

  B:あの時帰らなければよかった

  C:私のせいだ。申し訳ない

  D:〇〇のせいだ。許せない

 

 前回はケース別に考察し、A以外は改善点があることを指摘しました。特にDは「他責」であり大問題です。詳しくはこちらで↓

S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

じつは、このセルフトークには、そもそも重大な改善点があります。「親の最期に立ち会えなかった」というデータ(事実)とA~Dのクレーム(主張)しかなく、ワラント(根拠)が欠けているのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

「データ(事実)」「ワラント(根拠)」「クレーム(主張)」の3つに加え、「バッキング(裏付け)」「クオリファイアー(限定・確率)」「リザベーション(反駁・例外)」までがそろって1つの論理です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12504855.html

 

トゥールミンロジックの6要素

 政治家の発言にとくに感じるのですが、クレーム(主張)ばかりでデータ(事実)がはっきりしないことがとても多いのではないでしょうか?

(↑このように主張そのものを疑問形にすることで、わざと曖昧にしているケースが目につきます。とくに菅首相の発言において)

残念なことに、ワラント(根拠)やバッキング(論拠)はほとんど明らかにされていません。これは民主主義国家としては大問題です。

 (↑こちらはケースサイド。その問題に対しての解決がプランサイドです)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 今回のケースでのセルフトークをあらためて可視化すると

 

 データ(事実):不在中に親が亡くなった

 →ワラント(根拠):

 A:最期まで一緒にいたかった

  B:病院にいれば看取ることができた

  C:私がいれば急変することはなかった

  D:誰かが外出を止めてくれれば(ちゃんと予測してくれれば)、こんなことにはならなかった

  →クレーム(主張):

  A:とても残念で悲しい

   B:あの時帰らなければよかった

   C:私のせいだ。申し訳ない

   D:〇〇のせいだ。許せない

という感じでしょう。 

 

 

 ディベートの目的は「最短時間で最適解を見つけるようになる」こと。現代ディベートはトゥールミンロジックと呼ばれています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

不完全性を是とするトゥールミンロジックを使いこなせるようになると、「論理という系の外に出て自由になる」ことができるようになります。つまり、ディベートは、説得ではなく、自由のためにあるということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そんなディベートには「ターンアラウンド(T/A)」という技術があります。それは「相手のデータ(事実)をそのまま利用してワラント(根拠)を逆向きにひっくり返し、クレーム(主張)もひっくり返す」というもの。

 詳しくは苫米地博士の著書「ディベートで超論理思考を手に入れる 超人脳のつくり方」(サイゾーから再販)をお読みください。Kindle版もあります↓

 ディベートで超論理思考を手に入れる 超人脳のつくり方・増補版 DVD付 | 苫米地 英人 |本 | 通販 | Amazon

 

 苫米地式コーチ&ヒーラーとして、私は時間観までもターンアラウンドすることを意識しています。「過去から未来へ」という時間の流れを「未来から過去へ」と変えるイメージです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 そのはじまりがゴール設定。すると、ゴール→クレーム(主張)→ワラント(根拠)→データ(事実)という流れになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

  

 通常、ゴールはより抽象度の高い次元にあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その高い抽象度では、下の次元での細かい違いをひとまとめにして一気に書き換えることができます。「チワワ」「ブルドック」「ダックスフンド」「ラブラドールレトリーバー」をまとめて「犬」として書き換える感じです。

 Q-061~:犬好きではいけないですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_284899.html

 

 今回のケースでいうと、ゴールが生みだすエンドステートは「全人的苦痛を克服(可能な限り軽減)」「穏やかな最期を実現する」というものでした。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 前々回(Q-205)述べたように、未来とは「縁起による無限の可能性」のことです。母娘の選択により私たちとの新たな関係が生じ、エンドステートを共有した双方向の関係性の中で(可能世界の1つとして)“緩和ケア”が行われました。その共有の中心には、もちろん、母親が存在します。縁起の中心点として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その母親の願いが「娘を悲しませたくない」だったとすると、娘不在の間の心肺停止は、本人&娘さんの心理・精神的苦痛を含む「全人的苦痛の克服(可能な限り軽減)」や「穏やかな最期を実現」のために必然だったと考えることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 それらを娘さんが受け入れたら

 

 ゴールが生みだすエンドステート:「全人的苦痛の克服(可能な限り軽減)」「穏やかな最期を実現」

→クレーム(主張):母娘の苦痛を最小化した穏やかな看取りになった

ワラント(根拠):娘はとてもナーバスで、母はそんな娘を過度に悲しませたくなかった

→データ(事実):(だから)娘不在の間に心肺停止

 

と書き換えることができます。 

 

 

 楽観的過ぎると思われるかもしれません。確かにそうかもしれませんが、そもそも「世界はすべて情報であり幻」です。だから、情報処理主体の認識次第。つまり、すべてマインド次第であり、ゴール次第であるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

 (「情報処理主体の認識次第」の一例として、こちらをどうぞ↓)

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 

 今回のように「家族に対してどんな声掛けをすればよかったのでしょうか?」といった相談を受けたとき、私は必ず相談者のゴールを確認します。

 

 何をしたいですか?

 どうありたいですか?

 

ゴールが自分中心を捨てたものであり、その上で相手にちゃんと共感(compassion)しているのであれば、必ず(その時点での)ベストを尽くすことができます。だから大丈夫。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24495212.html

 

 はじまりはいつもゴール

その原点をつねに意識に上げておくことが秘訣です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

 政治家の発言にとくに感じるのですが、クレーム(主張)ばかりでデータ(事実)がはっきりしないことがとても多いのではないでしょうか?

(↑このように主張そのものを疑問形にすることで、わざと曖昧にしているケースが目につきます。とくに菅首相の発言において)

残念なことに、ワラント(根拠)やバッキング(論拠)はほとんど明らかにされていません

 

その具体例です↓

 F-035~:クライシスの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_395184.html

 F-056~:「不摂生が理由で病気になった人の医療費を健康のために努力している人が負担するのは『あほらしい』」ことなのだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_277070.html

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_411502.html

 

 

-追記2

残念なことに、ワラント(根拠)やバッキング(論拠)はほとんど明らかにされていません。これは民主主義国家としては大問題です。

 (↑こちらはケースサイド。その問題に対しての解決がプランサイドです)

 

 プランサイドとして、私の師である認知科学者 苫米地英人博士が“ある提案”をされています。下記記事内にリンクを貼っていますので、ぜひ確認してください↓

 Q-197:前代未聞の国会愚弄事件をなぜ衆参両院の憲法審査会は取り上げなかったのでしょうか? クズ政府の他責にせず自己責任なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26238799.html

 

 

-関連記事-

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F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

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F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html

F-184~:「新型コロナ感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410505.html

Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

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 今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。

 F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~antiwithwellpart

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 第4回目は202188日(日)開催。テーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」です。詳細はこちらから↓

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